甘デジ「1000発×超ループ」の完璧スペックで10万発に挑む!!

 1年に登場する新機種の1/4、へたをすると1/3は甘デジタイプになるのではないだろうか。それほどまでにパチンコ界にその文化が根づいている甘デジであるが、どうなんだろう、昨今の出玉・連チャン至上主義の流れによって「遊べる」イメージはかつてほどなくなったのかもしれない。

 つまり、甘デジといえども「勝負」の意識が強く打ち出され、必然、出入りの激しい勝敗であったり収支に反映される。

 そういった意味では、伝統的な甘デジのゲーム感を正しく守っているこの甘デジ10万発。1000発、2000発ほどの出玉の出し入れで甘デジをエンジョイしているといえなくもない。

 ただ問題なのは、そんなことは企画の趣旨もたぶん読者も望んでいない。もちろん、当事者であるこの私が1番こんな展開をまったく希求していないのである。

 この状況を打破すべく、今回は1発目に”やれる”機種を持ってきた。『ぱちんこ仮面ライダーGO‐ON LIGHT』である。この機種、個人的には完璧に近いスペックではないかと思っている。

 まず、100%でRUSHに入る点がすばらしい。しかも、そのRUSHの継続率が70%と申し分のない数値である。たとえば同じように必ず連チャンモードに突入する100%ST小回転数+時短のセットではトータルの平均連チャンは65%ほどであろう。

 それだけでも充分に可能性を感じさせるうえに、さらにループ率85%の上位モードが存在するのである。たしかに割合が5%と突入率は非常に限定された高い壁とはなっているが、意外に引ける感覚もあり、本機のスペック的な優位性を際立たせている印象となる。

 最上位モードは連チャン性だけでなく、大当りの半分が最大出玉10ラウンド約1000発になる出玉感も見逃せない。このスペックターボモードによる一発逆転や満塁ホームランを狙えるゲーム性は夢しかないではないか。

 これだけでも満足度が高いのに、そのうえ遊タイムが搭載されている驚愕の汎用性。遊タイム発動時には電サポ370回転が付与され、ここで大当りする割合は約97.6%とほぼほぼ引き戻しが濃厚となる。ハマリの保証もされている安全性の高さも持ち合わせているのである。

 スペックだけみれば、「これでやれないわけがない」というまったくスキのない性能なのである。それを証明するかのように、実戦でも爆発してくれた。

 運良く165回転で放置されていて、遊タイムまで130回ちょっとという最高の条件でスタートさせた本機。ハマリ救済以外の特典はない遊タイムなので別にいいといえばいいのだが、遊タイム発動残り7回転で大当りし、少し嫌な印象を残した初当りであった。

 だがしかし、ここから怒涛の8連チャンとその威力を見せつけ、9連チャン目には待望の強7図柄揃いを引き当て最上位モード「ショッカー殲滅RUSH強」に突入したのである。

 これはイケイケ、一撃万発もありえるかとひとりほくそ笑んでいたのが機械の癇に障ったのか、85%のST120回がまさかのスルー。上位モードに入ると途端に連チャンが終わる町男あるあるも発動した格好となってしまった。

 とはいえ、1回だけでも1000発当りを獲得し、トータル4000発ほどの出玉となったので文句はあるまい。やっぱり『ぱちんこ仮面ライダーGO‐ON LIGHT』はやれるマシンなのである。

【F店】
・今回のトータル出玉 +2943発(シーズン総収支 +9945発)
・実戦機種 1台(計35台/50台)

これまでの結果
A店【実戦機種26台、コンプリート(大当りさせた)台、16台/33台中・収支 -12249発】
B店【実戦機種21台コンプリート、収支 -16314発】
C店【実戦機種40台コンプリート、収支 +3917発】
D店【実戦機種20台コンプリート、収支 +12249発】
E店【実戦機種20台コンプリート、収支 -803発】

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

【注目記事】

パチスロ6号機で最も「遊びやすい」AT機の最新攻略情報! 「特殊ステージ」移行頻発は高設定に期待!?

甘デジ新台「ST突入率100%×87%ループ」の神スペック!? RUSHを”低投資”で狙える遊タイム性能も要必見!

パチスロ「ボーナス確率約1/117」の激甘スペック!?

JRA武豊「朗報」と「悲報」に心中複雑!? ヴィヴァン、トゥデイイズザデイ、アドマイヤビルゴがスタンバイ、反撃の秋に立ちはだかった相手は予想以上の難敵揃い

 今週の開催は18日~20日の3日間開催。日曜中京ではローズS(G2)、月曜中山ではセントライト記念(G2)が予定されている。3着以内に入った馬に秋華賞(G1)や菊花賞(G1)の優先出走権が与えられる重要なトライアル。ラスト一冠を狙う3歳馬にとって重要な一戦となるだろう。

 そして、なかでも特に注目したいのは、武豊騎手が騎乗を予定している3鞍だ。今年3月にはチューリップ賞(G2)をメイケイエール、翌週の中山牝馬S(G3)をランブリングアレーで制するなど、2週連続の重賞勝利もあったものの、その後は連敗続き。気がつけば重賞の勝利騎手インタビューから半年遠ざかっている。

 反撃の秋を迎えるためにも、実力馬の揃った3日間開催でG1勝ちの足掛かりとしたいところである。この3日間に勝ち負けを期待できる馬が集まったことは朗報といえる。

 土曜中京9R金山特別(2勝クラス)のヴィヴァン(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)は、デビュー戦で後のダービー馬シャフリヤールとクビ差の接戦を演じた。骨折により、春のクラシックには間に合わなかったが、先月15日に復帰戦となった小倉の1勝クラス(芝2000m)を4着。道中は勝ち馬を見る形で進んだものの、勝負所でついていけなかったのは、休み明けの影響もあったのではないか。一度使われた上積みの期待できる今回、前進必至だ。

 同日メイン・11RケフェウスS(OP)のアドマイヤビルゴ(牡4、栗東・友道康夫厩舎)は、故・近藤利一さんの忘れ形見の6億円馬(税込)。遺言で「豊に乗せてくれ」と頼まれた期待馬も、近2戦は岩田望来騎手とコンビ。再び主戦に戻る今回、重賞からオープンに変わり、相手関係も楽になるだけに結果を残しておきたい。

 日曜中京5Rの2歳新馬はトゥデイイズザデイ(牡2、栗東・池江泰寿厩舎)とコンビで挑む。同馬は前述したヴィヴァンの半弟。父もハーツクライからディープインパクトになり、当初の馬名ランスロットから改名されたように、オーナー期待の1頭だ。

 ただ、「朗報」ばかりという訳でもなく、「悲報」もある。

「ヴィヴァンの出走する金山特別には、ディヴィーナも出走を予定しています。この馬は武豊騎手とのコンビでローズSに向かうと見られていましたが除外。日曜の木曽川特別(2勝クラス)にも登録して両睨みでしたが、川田将雅騎手とのコンビで2頭が激突することになってしまいました。

また、トゥデイイズザデイが出走する2歳新馬戦には、アリストテレスの半弟ソクラテスがC.ルメール騎手とのコンビで出てきます。頭数こそ7頭ですが、最大の強敵となりそうです」(競馬記者)

 武豊騎手としては、自身が騎乗を予定していたディヴィーナには木曽川特別に出て欲しかったところだが、残念ながらライバルとなったことは誤算だったかもしれない。

 さらには、秋の始動戦に神戸新聞杯(G2)を予定していたヨーホーレイク(牡3、栗東・友道康夫厩舎)も目の外傷により回避。菊花賞でのコンビが決定しているが、直行で使わざるを得なくなっている。

 立ちはだかった相手は難敵揃いだが、まずは目の前のレースで最高の結果を出すのみ。充実のラインアップが揃ったこのチャンスをモノにして、反撃の秋となることに期待したい。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

【解説】社員24万人・パナソニック、経営体制を全面刷新へ…新役員人事&経営戦略の内幕

 パナソニックは2022年4月の持ち株会社移行を見据え、21年10月に変更するグループ体制の役員人事を発表した。楠見雄規社長が率いるパナソニックホールディングス(HD)傘下に、8つの事業会社がぶら下がる。白物家電や電設事業、成長が著しい中国事業などを統合して新パナソニックとして独立する「くらし事業本部」の最高経営責任者(CEO)には家電部門を担う社内カンパニー、アプライアンス(AP)社社長の品田正弘専務執行役員が就く。新パナソニックの売上高は8事業会社のなかでもっとも大きく、4兆円規模が見込まれる。

 新パナソニックと共に中心事業と位置付けられている3事業の舵取り役も決まった。企業向けシステム事業のCEOには現コネクティッドソリューションズ社社長の樋口泰行氏が就任する。樋口氏は日本マイクロソフト社長などを経てパナソニックに戻った。買収する米ソフトウェア大手、ブルーヨンダーとの連携も樋口氏が指揮する。

 電子部品事業のCEOに就くのは現インダストリアルソリューションズ(IS)社社長の坂本真治氏。電子部品事業の売上高営業利益率は20年度の時点で5%と低かった。坂本氏は「22年度に10%を目指したい」と意気込む。

 電池事業のCEOにはIS社副社長の只信一生氏が就任する。電気自動車大手、米テスラへのバッテリーの供給はここが担う。テスラ向けの米電池工場「ギガファクトリーI」に投資をしており、テスラ向けビジネスできちんと利益を上げるのが課題だ。片山栄一氏はCSO(最高戦略責任者)から外れ、楠見社長がCEOとCSOを兼務する。これが22年4月に持ち株会社へ移行した後の経営体制の基本形となる。

【パナソニックの新体制】(21年10月1日付)

氏名         新担当

社長執行役員

楠見雄規      グループCEO(最高経営責任者)、同CSO(最高戦略責任者)

副社長執行役員

佐藤基嗣      グループCRO(最高リスク管理責任者)

本間哲朗      中国・北東アジア総代表

専務執行役員

宮部義幸      東京代表

柴田雅久      オートモーティブ営業担当(車載機器事業) 

樋口泰行      コネクティッドソリューションズ社CEO(企業向けシステム事業)

坂本真治      インダストリー社CEO(電子部品事業)

梅田博和      グループCFO(最高財務責任者)

品田正弘      くらし事業本部長CEO(白物家電や電設資材事業など)

常務執行役員

ローレンス・ベイツ グループGC(最高法務責任者)

道浦正治      くらし事業本部副本部長(建設業・安全管理担当)

片山栄一      くらし事業本部副本部長(スポーツマネジメント事業担当)

松岡陽子      くらしソリューション事業本部長

永易正吏      オートモーティブ社CEO

新パナのトップ、品田氏のミッション

 品田氏とはどんな人物か。19年4月の役員人事で“ポスト津賀”を選ぶ最終レースの号砲が鳴った。津賀社長は続投する一方、カンパニーのトップに複数の50代の役員を昇格させた。いずれも次期社長候補とみられた人々だ。

 家電の社内カンパニー、AP社は品田氏が社長に就いた。品田氏は住宅関連のエコソリューションズ(ES)社で赤字続きの太陽電池事業を担当した。米テスラと太陽電池工場を米国で共同運営する。テスラに独占供給する方針を転換し、収益確保の道筋をつけた。「人心掌握に長けたリーダー」と評された。

 新設のオートモーティブ社(車載機器)は楠見氏が社長になった。津賀氏も、かつて所属した研究所出身の技術者。歴代社長を輩出したAV(音響・映像)機器部門に在籍し、18年1月から車載電池の事業部長を務めていた。「論理的な切れ者」で通っていた。

 AP社長の本間哲朗氏は、新設の「中国・北東アジア社」の社長となった。津賀社長が「中国で勝たなければ将来はない」という重点分野で家電や住宅などの強化が必要だった。台湾に留学した経験があり中国語が堪能。経営企画部で津賀社長の改革を支えた。「ソフトな人格者」とされ、早くからポスト津賀の有力候補とされてきた。この時点で車載の楠見、中国の本間、家電の品田の3人に絞られたとみられていた。

 車載事業を黒字に導いた楠見氏が結果的に社長の座を射止めた。21年4月1日付でCEOとなった楠見氏は6月24日の株主総会を経て代表取締役社長に就任。名実共に「楠見新体制」が本格始動した。約24万人の社員を擁しながら長期停滞から脱け出せない巨船、パナソニックを成長路線に回帰させることが、強く求められている。

 今回、楠見氏はライバルだった品田氏に最大事業会社のトップを任せる決断をした。連結売上高の過半を占める新パナソニックを成長させるには、家電と電設事業の融合という長年の宿題をやりとげる必要がある。

 品田氏は入社以来、テレビや家電にかかわる部門を長らく歩んできた。17年、初めて土地勘のない事業を任され、旧松下電工を源流とする電設事業を担うエコソリューションズ社(現ライフソリューションズ)の副社長となった。

 旧松下電器と旧松下電工との融和が喫緊のテーマである。パナソニックは11年に4000億円を投じてパナソニック電工(旧松下電工)を完全子会社にしたが、長年のライバル意識が抜けず、連携の実が上がっていなかった。新体制では別々の社内カンパニーだった家電と電設を新パナソニックでひとつに括る。

 このほか中国や台湾の家電事業を担う中国・北東アジア社など複数の社内カンパニーが新パナソニックに集約される。品田氏が融和に向けて陣頭指揮を執るが、独立独歩でやってきた各事業をまとめるのは容易ではない。楠見・新体制が十全に機能するかどうかは各トップ(CEO)の手腕にかかっている。

(文=編集部)

JRA福永祐一「疎遠」が意味するものは……シャフリヤール、コントレイルという現実と、最愛シーザリオの忘れ形見の行方

 16日、菊花賞トライアル・セントライト記念(G2)へ向けた最終追い切りが行われ、世代屈指の良血馬ルペルカーリア(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)が栗東の芝コースで軽快な動きを見せた。

 進化の軌跡を示す時が来た。母に日米オークス馬のシーザリオ、兄にサートゥルナーリアやエピファネイアといったG1馬を持つ大器。春は京都新聞杯(G2)で2着に敗れるなどクラシック出走は叶わず、同世代のトップクラスとの差を見せつけられる格好に終わった。

 しかし、元々が奥手と評価されてきた存在。ここまでキャリア4戦と大事に扱われてきた。ひと夏を越し、陣営も「まだ良くなるのは先だと思いますけど、バランスが良くなりました」と成長に手応えを掴んでいる。

 今度こそトップ戦線に食い込む飛躍の秋へ。8月6日に帰厩したルペルカーリアは、ここまで約1か月間入念に乗り込まれており、この日の追い切りを見守った友道調教師も「いい感じで(最終追い切りが)できた」と好評価。5月以来のレースだが、休み明けという仕上がりではなさそうだ。ここで結果を残せば、一気にG1が見えてくる。

 そんな中、複雑な立場にいるのが主戦の福永祐一騎手だ。

「シーザリオの名前を残していきたい――」

 福永騎手がそう語ったのは、ルペルカーリアが3月の毎日杯(G3)を迎えた時だった。ちょうど1カ月前に母シーザリオが他界。「シーザリオの名を残したい」ということは、即ちその息子ルペルカーリアで、種牡馬入りできるような成績を残したいということだろう。

 元々強かった福永騎手の“忘れ形見”への思いが、さらに強くなったことを印象付ける言葉だった。

「しかし、この毎日杯の結果は4着。同世代のトップクラスに完敗を喫したばかりか、福永騎手にとっては“騎乗しなかった方のお手馬” シャフリヤールが勝つという皮肉な結果でした。

そして、その後ルペルカーリアは京都新聞杯(G2)で2着しましたが、中間の追い切りでは福永騎手が騎乗していないんですよね。陣営の方針もあるかもしれませんが、それまでは必ずレース前に一度は騎乗して感触を確かめていたハズなんですが……」(競馬記者)

 記者がそう話すのも、実は今回のセントライト記念の追い切りでも、福永騎手が一度も騎乗していないからだ。ちなみに一方、翌週の神戸新聞杯(G2)に出走するシャフリヤールには、2週続けて騎乗する熱の入りようだ。

「実際、複雑だと思いますよ。結局、春は毎日杯で乗らなかったにもかかわらず、シャフリヤールの鞍上に戻って日本ダービー(G1)を勝ったわけですからね。

このシャフリヤールですが、このまま福永騎手とのコンビで来週の神戸新聞杯に出走、その後は菊花賞(G1)や天皇賞・秋(G1)などで流動的ですが、前者が濃厚と見られています。というのも、福永騎手の最高のお手馬コントレイルが天皇賞・秋の出走を予定しているからです。

こうなってくると立場がなくなるのが、ルペルカーリア。仮にこのセントライト記念で菊花賞の出走権を得たとしても、本番で福永騎手が騎乗する見込みは薄いと言わざるを得ません。福永騎手にしても同世代のダービー馬の主戦を務めている以上、今後どうルペルカーリアと付き合っていくかは難しいところです」(別の記者)

 ただ記者曰く、今年の菊花賞はルペルカーリアにとっても小さくはないチャンスだという。

「単純にエフフォーリアなど同世代のトップクラスの一部が不在ということもありますが、それ以上に阪神で開催されることが大きいと思いますね。

阪神3000mといえば、今春の阪神大賞典(G2)でディープボンドが圧勝した舞台。あの馬は先日のフォワ賞(G2)で見せたような粘りと持続力が持ち味ですが、デビュー戦で福永騎手から『(末脚が)切れない』と宣告されたルペルカーリアも同じようなタイプ。例年の京都よりは阪神でチャンスがある馬だと思います」(同)

 記者が話す通り、陣営からも「スパッと切れるタイプではないので、自分のストライドで走れるかどうか」と評価されるルペルカーリア。果たして菊花賞へ駒を進められるのか、そして、その鞍上に福永騎手の姿はあるのか。

 理想と現実の狭間で、シーザリオを誰よりも思ってきた三冠ジョッキーがどう決断を下すのか見守りたい。

(文=大村克之)

<著者プロフィール>
 稀代の逃亡者サイレンススズカに感銘を受け、競馬の世界にのめり込む。武豊騎手の逃げ馬がいれば、人気度外視で馬券購入。好きな馬は当然キタサンブラック、エイシンヒカリ、渋いところでトウケイヘイロー。週末36レース参加の皆勤賞を続けてきたが、最近は「ウマ娘」に入れ込んで失速気味の編集部所属ライター。

コロナ禍でもOOHは成功する!

OOH

2021年3月、渋谷と新宿で、大規模なOOH(Out Of Home:屋外広告)を掲出した、デジタルハリウッド大学。

平手友梨奈さんの春らしいグラフィックが、渋谷のハチ公ビッグシートファイナル(※1)や渋谷憲章シート(※2)、QFRONT Q'sWall(※3)などに登場。テレビやSNSで大きな話題になりました。

コロナ禍でOOHの出稿が低下する中で、大規模なOOH展開を行った理由を、デジタルハリウッド株式会社(※4)執行役員・広報室室長の山本隆三氏に伺いました。

※1 ハチ公ビッグシートファイナル:旧・東急百貨店東急東横店ビルの壁面を利用した、幅 25.4m×高さ 17.0mの巨大なシート広告。圧倒的な存在感がある。

※2 渋谷憲章シート: 渋谷駅西口ハチ公広場に設置されているシート広告。テレビ番組などで背景として放映されることが多く、非常に注目度が高い。

※3 QFRONT Q'sWall:渋谷スクランブル交差点のランドマーク施設「QFRONTビル」の外壁に掲出されるシート広告。

※4 デジタルハリウッド株式会社:デジタルハリウッド大学をはじめ、デジタル社会に対応するスキルや力を育む複数の教育事業を展開している。


OOH

本質を捉えたシンプルなタグラインで、ブランドイメージを高める

──まず、今回のキャンペーンの趣旨や狙いを教えてください。

今回、キャンペーンを行ったのはデジタルハリウッド大学のポジション、ひいては大学院や社会人向けスクールも含め、グループ全体のポジションを変えていきたいと考えたからです。本学は、大学受験世代からはその名前のキャッチーさから、「模試の際に冗談で志望校欄に記載する学校」など、なかなか本質に目を向けてもらえない課題感がありました。その受験世代が将来デジタルクリエイティブを学びたいと思ったときに、そのイメージが想起されるのは好ましくありません。

そこで、2017年から私どもが何者であるかを世の中に伝えていくブランドコミュニケーションを始めました。「みんなを生きるな。自分を生きよう。」というタグラインは、大学進学を控えた高校生に対して自分らしい進路を考えて、時代の変化を生き抜いてほしいという願いが込められています。このタグラインは4年間変えずに使っており、大学としての考え方や価値観を伝えるためのシンプルなメッセージ訴求を、OOH、テレビCM、デジタル広告を組み合わせて、毎年行っています。

OOH
新宿駅東南口にあるファッションビル「Flags」に、2021年3月に掲出したOOH。本来であれば、桜とともに明るい気持ちで新生活を迎えるはずの学生に向けて、春を感じさせつつ、平手さんの表情が印象的なキービジュアルを作成。

──広告は、大学のロゴがあまり大きくなく、タグライン以外の情報もありません。掲載時、気になりませんでしたか。

みんなが持っている強みを生かして自分らしく生きようというメッセージを伝えるには、美しいビジュアルとシンプルなタグラインで十分だったと思っています。私たちが扱っている学校という“商品”は、あれこれ“商品特徴”を広告で伝えたところで、広告を見た人がそれを記憶して、即、コンビニに行って買うようなものではありません。ですから、本質的なところに訴えかける必要があると考えています。

よく他の方から「ベンチャーをたくさん輩出している大学」など、実績で訴えかけた方がいいんじゃないかとも言われます。しかし、それは興味を持った高校生がオープンキャンパスへ来たときに知りたい内容であって、たまたま触れたOOHやCMを見て知りたい内容ではないでしょう。そういった情報はサイトにありますし、OOHからの流入を受け止める連動グラフィックとコピーを用意することで、役割分担を意識しました。

高校生が今の時代をどう捉えているのか。硬直的な受験というシステムや、少しでも偏差値が高い大学に行く方がいいという旧態依然とした感覚は、大人から見ても息苦しさを感じます。高校生自身が積極的に関われる領域を持ち、経験値を増やせる場として進学先を選んでほしい、という願いを広告に込めました。

想定以上のリーチを獲得。受験生はもちろん、親世代や卒業生、従業員の間でも話題に!

──なぜOOHへ出稿されたのでしょうか。OOHに求めた役割を教えてください。

どうすれば限られた予算で広告が話題になるかを考えていました。広告は難しい時代になったと思います。情報過多な時代ですし、自分が子どもの頃と比べると、好きなCMはYouTubeで見られるようになり、コンテンツの価値は相対的に下がっています。広告で初めて接触させるより、知り合いを介して伝わる方がいい。そこで、ターゲットの高校生が多く、テレビでもよく抜かれる渋谷でのOOH掲出を決定しました。

例年は、CMオンエア直後に連動したグラフィックを数カ所でOOH掲出していました。しかし、今年はオンエアのタイミングでコロナの第三波があり、緊急事態宣言が出るなど日々状況が変化していました。このご時世だからこそできるコミュニケーションの追加検討を始め、不安定な環境下で進学や進級を控える学生に向けて、OOHをメインに再設計しました。緊急事態宣言で人出が減少したことにより、都心部のOOHの人気枠に空きが出ていること、また、渋谷の旧・東急百貨店東急東横店のビル壁面に、日本最大規模の新しい枠が予定されているとの情報を聞き、OOHに大規模掲出することにしました。

電通から提案いただいた媒体は、新宿・渋谷の大型スペース、渋谷を中心としたデジタルサイネージ、高校の最寄り駅や通学路の媒体をカバーした「青春ボード」(首都圏の高校生向けの屋外広告)です。社内では、「東京近郊だけの広告展開でいいのか」という意見もありました。しかし、「すごいなぁ、なんなんだろう、目に入るなぁ」という状態を作るには、限りあるリソースを集中的に出さないとその状態は実現できないと考え、このプランに決めました。

──実際に出稿した反響はいかがでしたか?

思っていたことが全部できてラッキーだったという印象です。OOHに出稿して良かったことは主に三つあります。

一つは、出稿料から想定していた以上に広くリーチできたことです。スクランブル交差点前は渋谷の人出が主要キー局で抜かれ、ニュースにもたくさん取り上げてもらえました。今回は、これまで以上の規模でOOHを掲出しましたが、外出自粛が呼びかけられた時期だったのでキャンペーンのリリースを出しませんでした。

しかし、平手友梨奈さんのファンの間で、「こんなに大きい広告が出ている」と話題になり、SNSに熱心に投稿してくれたので、後から新宿、渋谷の掲出場所をネットで公開しました。「東京まで遠征して見たかった」という声もあり、首都圏のファンの方が、「じゃあ写真撮ってアップします」というやりとりもありました。ファンの方にとっては、祝うようなものなんだなとうれしく思ったことを覚えています。

OOH

「青春ボード」は、「あれ、私の地元になんかある!」という声が生まれ、コミュニケーションが多層的になって良かったです。あまり費用が高くないので、他の広告と組み合わせて出すにはいい媒体です。今回のキャンペーンも、渋谷の駅前媒体だけではこんなに話題にならなかったと思いますし、CMだけ出稿しても、同じ予算でデジタル広告を出してもこの効果は得られなかったと思います。

OOH
首都圏の高校の通学路などに設置された「青春ボード」。

二つ目は、ターゲットとその周囲で本学が話題となったことです。

定量的な話ではないですが、高校生の母親ぐらいの世代が熱心に写真を撮っていて、そんな世代にもリーチできるのかとうれしく感じました。今は、パソコンに詳しい世代が親世代になりつつあります。以前に比べ、親世代にもデジタルクリエイティブへの理解が浸透しつつあると感じており、この世代への訴求も大事です。また、本学の卒業生たちがOOHをきっかけに、語りだしてくれたことも予想外の喜びでした。

高校生は周りの大人から大きな影響を受けますから、親世代や卒業生が広告をポジティブに捉えて積極的に発信してくれることは、本学を志望してもらう大きなきっかけになります。

三つ目は、エンゲージメントの向上です。私は採用活動にも携わっているのですが、社員の意欲がものすごく上がりました。当社はライセンス提供する学校拠点が全国に約20カ所あります。九州や東北などのエリアで働く方々、従業員、運営スタッフも含め、気持ちを一つにして「こんなことをやっている学校なんだ」「こういうことをやれるブランドとして仕事しているんだ」と思ってもらうことができ、会社的にはすごく良かったです。リモートワークで会社への帰属意識が希薄になる傾向があるので、従業員のエンゲージメントを上げる意味でも、OOHは効果的です。

──今回の結果を踏まえ、今後はOOHをどのように活用したいと考えていますか?

我々のような小さな会社でも反響があることがわかったので、今後もポジティブな驚きがあり、喜んでもらえるようなコミュニケーション展開をしていきたいです。企画やタレントのアサインは毎回変わっていくかもしれませんが、ご一緒させていただくクリエイティブディレクターが本学や会社の考え方に深くコミットし、言語化やビジュアル化してくださるので、基本的なコンセプトは変えずにいきたいです。世の中の気分や媒体のあり方、アドテクは、これからも変化していくでしょう。その中で、普遍的な本質をどのように表現し、どのタイミングで発信するか、工夫していきたいです。


インタビューを終えて……
今年の春、渋谷駅構内を歩いていたところ、女子高校生2人が本キャンペーンのOOH広告を写真撮影している場面に遭遇しました。桜色の大きなグラフィックはひときわ目立ち、通りすがりの私の気持ちも明るくさせるものでした。

OOHはバズメディアといわれますが、全てが話題になるわけではありません。デジタルハリウッド大学のキャンペーンは、時流をうまく捉えたことが成功につながったと思います。今後に不安を抱える高校生のインサイトを捉え、前向きな気持ちになれるシンプルで強いメッセージを空き枠だったOOH媒体を通して効果的に発信しました。

withコロナと呼ばれる状態が長期化しています。緊急事態宣言下でも通勤・通学で外出せざるを得ない人たちがいます。街のランドスケープ化はOOHならではの使い方なので、広告主にはうまくブランドコミュニケーションに活用していただきたいです。

【検証】東京五輪パラ、コロナ感染者174人発生の原因…無症状感染者のリスク、改めて浮き彫り

 9月5日、東京パラリンピックが閉幕した。7月23日に東京五輪が開幕してから45日間のすべての日程を終了した。東京五輪・パラリンピックは、世界的パンデミックの真っ最中に、国際的な大イベントを行う人類史上初めての試みだ。果たして、安全に実施できただろうか。

 東京五輪については、すでに感染者数や、その詳細が開示されている。本稿は、そのような公開情報をもとに、東京五輪開催の安全性を検証したものだ。中心となって分析したのは、医療ガバナンス研究所でインターンを経験した、国際医療福祉大4年生の八塩知樹君だ。本稿は八塩君との共著だ。

参加者数と感染対策

 東京オリンピックは7月23日から8月8日までの17日間行われ、選手1万1,656人、関係者約4万3,000人(海外関係者、国内関係者の人数は不明)が参加した。関係者とは、競技関係者、メディア、事務局職員、契約社員、ボランティアのことを指す。このうち、海外からの関係者は競技関係者とメディア関係者が大部分だ。

 コロナに限らず、感染対策の基本は検査、隔離、ワクチンだ。選手と関係者の対応は異なるが、選手に関しては、おそらく人類の歴史で経験がないレベルでの徹底的な管理を実施した。

 まずはワクチンだ。7月14日のバッハ国際オリンピック委員会(IOC)会長の発言によると、選手及び関係者のいずれも接種率は85%だ。今春、米大リーグの大谷翔平選手が、コロナワクチン接種後に調子を落としたり、ワクチン接種後に心筋炎・心膜炎の副反応が発生することが報告されて以降、私の周囲には「五輪が終わるまでワクチンは打たない」という五輪参加選手がいたが、全体としての接種率は高かったようだ。

 検査については、選手と関係者の対応は異なる。選手は毎日の検査が義務づけられていたが、関係者は、そこまでではない。詳細は不明だが、毎日、4日に1回、あるいは7日に1回である。7月1日から8月11日までに、合計67万件の検査が実施されており、一人当たり12.4回だ。かなりの検査回数といっていい。

 問題は、PCR検査でなく、抗原検査を用いていたことだ。今年6月、米プロフットボールリーグ(NFL)に所属する医師たちが、昨年8~11月までに実施した約63万回の検査結果をまとめ、抗原検査は、無症状感染や感染早期などの42%の陽性者を見落としていたと「米内科学会誌」に発表している。

 隔離については、「バブル方式」を採用した。この方式では、選手や関係者の行動を競技会場、練習場、選手村・ホテルなど最小限に制限し、移動は専用車両を用いる。違反した場合には、制裁金や出場停止などの処分を課す。

 感染者との接触を断つことを、「バブル」になぞらえているのだが、五輪開幕前から感染者が出て、「『バブル』の防御、限界」(毎日新聞7月23日)などの批判を浴びた。これに対し、東京五輪組織委員会は「15分ルール」を撤回することで対応した。

「15分ルール」とは、『アスリート・チーム役員公式プレイブック』で認められている、15分以内の単独での外出のことだ。東京五輪では、選手やスタッフの外出には、監視スタッフの同行が義務付けられているが、15分以内は例外的に認められていた。組織委員会は、このような規制緩和が「バブル」を崩壊させると考えたのだろう。

感染者数

 では、実際の感染者数はどうだろうか。東京オリンピック・パラリンピック組織委員会およびIOCが情報を開示している。このような情報によれば、選手の感染者数は28人、海外からの関係者の感染者数は146人だ。陽性率はそれぞれ0.24%と0.33%となる。

 ちなみに、この期間の東京都内の感染率は0.77%だ。検査を抑制し、多くの無症状感染者を見過ごしているため、都内の感染率は過小評価されているのだが、選手・関係者の感染率は、それよりも大幅に低い。感染対策を強化することで、コロナの拡大が抑制されていることがわかる。

 注目すべきは、選手と関係者の感染率の差だ。選手の感染率は関係者の約7割にすぎない。両者のワクチン接種率に大きな差はないから、これこそが検査と隔離の差によるものだ。検査や隔離を徹底することで、感染はある程度まで予防できる。ただ、東京五輪で用いられた方法は完全ではない。

クラスターの抑制

 今回の調査で特記すべきは、クラスターの発生が少なかったことだ。選手間では、ギリシャのアーティスティックスイミングチームの5人のクラスターがあっただけだ。残る23例は弧発例である。これは、同一チーム内での感染拡大の抑制に成功したことを意味する。

 また、感染は特定の日に集中せず、大会期間中に満遍なく発生していた。これは同一チーム内だけでなく、選手村で共に生活した異なる国やチーム間で感染が拡大しなかったことを意味する。

 夏の高校野球では東北学院や宮崎商業が集団感染で試合を棄権したし、大相撲秋場所では宮城野部屋で2人の力士の感染が確認され、横綱白鵬を含む全員が休場となった。東京五輪の規模は高校野球や大相撲とは桁が違う。このなかで、クラスターが1件しかなかったことは高く評価されるべきである。

孤発例はどうやって感染したのか

 では、まったく問題がなかったかといえば、そんなことはない。問題は、23例の弧発例の感染経路だ。このことを明らかにするには、感染者から得られたウイルスをシークエンスし、感染者のゲノム配列を比較しなければならないが、この分析を担当する国立感染症研究所は情報を開示していない。また、選手村では下水に含まれるコロナウイルスも分析しており、この面からも感染者を同定しようとしているが、こちらも調査結果は未公表だ。

 さらに、日本入国から診断までの日数は公開されていないので、選手・関係者は出国時にPCR検査で陰性を確認したとしても、母国で感染し、検疫をすり抜けた人がいることは否定できない。

 ただ、現時点で公表されている情報からも、いくつかのことは言えそうだ。23人の孤発例のうち、17人の詳細が公開されているが、16人が競技前または競技の日程中に陽性と診断されていた。このことは、彼らが選手村で感染した可能性が高いことを示唆する。前述したようにメディアは、選手や関係者が街中を出歩き、外部から感染を持ち込んだと指摘していたが、競技前に出歩くことは考えにくいためだ。

 では、どうやって感染したのだろう。私は、コロナに感染した無症状の大会関係者(主に日本人)が、外部から選手村に持ち込み、それが空気感染した可能性が高いと考えている。

 東京五輪での感染の主体はデルタ株だ。デルタ株はワクチン接種者も感染し、さらに周囲にうつす。また、感染力が強く、水疱瘡と同じくらいという報告もある。感染経路の中心は、飛沫感染ではなく、エアロゾルによる空気感染であるため、バブル方式による隔離には限界がある。

 東京五輪で採用された抗原検査は、無症状感染者の約半分を見落とすことが知られている。選手村に出入りする関係者の中には、一定数の無症状感染者がいたはずだ。換気が不十分なら、選手村に入った関係者が排出したコロナを含むエアロゾルを、あとで選手が吸い込む可能性がある。

 あまり議論されることはないが、日本の建築物は換気に問題がある。真夏の日本では冷房が欠かせないからなおさらだ。多くの建築物では、省エネのために、排気の7割を、3割の新たな外気と混合して循環させる空調設備を運用している。2003年7月に改正された建築基準法では、新築建築物には24時間換気システムの設置が義務化され、1時間で空気の半分以上を入れ換えることが求められているが、これでも欧米と比較して換気の基準は緩い。例えば、米国では1時間に12回室内の空気を入れ換えることが求められている。

 筆者は選手村の換気対策の詳細を知らないが、通常の国内基準で建築されていたのであれば、空気感染のリスクは高いと考えていいだろう。これだけ、徹底的に感染対策を施しても、孤発感染例が出たことは納得がいく。

 日本での換気対策は、まだ議論が始まったところだ。十分なデータが存在する東京五輪選手村の経験を用いて、研究を進めてほしいものだ。

総括

 東京五輪で選手村の感染者が少なかったことは、ワクチン・検査・バブル方式の隔離が有効だったことを示唆する。しかしながら、19人(0.16%)が棄権を余儀なくされたことは重く受けとめ、感染対策の見直しが必要である。

(文=上昌広/特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長)

●上昌広/特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長

1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の診療・研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(後に先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。2016年3月退職。4月より現職。

八代弁護士らの共産党攻撃の根拠「公安調査庁」が“失笑”の報告書! 暴力活動の記載なく「コロナ政策提言で存在感」とまるで共産党PR

『ひるおび!』(TBS)レギュラーコメンテーターの八代英輝弁護士による日本共産党デマ発言だが、当の八代弁護士にも、同じ見解を持つ自民党政権や応援団にもまったく反省はないらしい。  八代弁護士は10日放送回のなかで「共産党はまだ『暴力的な革命』というものを、党の要綱として廃...

櫻井翔、木村拓哉の登場に舌打ち…木村は櫻井を「ショウ」と呼び捨て、ファンがザワつき

 あの大物ジャニーズタレントの共演に歓喜の声が広がっている――。

 有吉弘行と嵐の櫻井翔がMCを務めるバラエティ番組『櫻井・有吉 THE夜会』(TBS系)が16日放送され、櫻井にとってジャニーズ事務所の先輩である木村拓哉が出演。かつて木村が所属していたSMAP(2016年に解散)と嵐は、ジャニーズの2大看板グループを張っていたこともあり、Twitter上ではファンたちが盛り上がりをみせている。

 もちろん2人の共演は初めてではない。昨年1月には嵐の冠番組だった『VS嵐』(フジテレビ系)に木村が出演し、櫻井が木村について「オンでもオフでも木村拓哉。作品のなかで見る状態で、お会いする感じです」などと語る場面もみられた。

「嵐はジャニーズJr.時代にSMAPのバックダンサーを務めていたこともあり、SMAPは大先輩にあたる。特に相葉雅紀はSMAPにあこがれてジャニーズ入りしたというのは有名な話で、当人たちにライバル意識なんてなかった。

 しかし、SMAPは当時ジャニーズのマネージメント室長で役員だった飯島三智さんの管轄、いわゆる“飯島班”で、嵐は現社長の藤島ジュリー景子さんが担当する“ジュリー班”。飯島さんとジュリーさんの間で事務所の後継者争いがあったことも影響して、飯島班とジュリー班は完全に別部隊だったこともあり、SMAPと嵐が共演することは少なかった」(テレビ局関係者)

 また、業界スタッフはいう。

「事務所内では嵐とSMAPの担当スタッフは完全に分けられ、現場レベルでもほとんどやりとりはなかった。スチール撮影にしても、いつも使う別々のスタジオがあり、2つのグループが鉢合わせないようにしていたというのは、当時の関係者の間では共通の認識だったと思います。ただ、メンバー本人たちがお互いに意識していたというわけではなく、あくまでスタッフたちが勝手に過剰反応していたのでは」

「翔くん緊張のあまり舌打ち」

 そんな“歴史”を持つ木村と櫻井だが、今回の『夜会』は“夜会ハウス”と名付けられた一軒家で、ゲストの女優・長澤まさみを交え4人でトークを展開するという内容。木村と長澤は14日公開の映画『マスカレード・ナイト』の宣伝もかねての出演となった。

 番組放送前には『夜会』公式サイト上で、櫻井が木村を“お出迎え”する様子を収めた動画が公開されていたが(番組では未公開)、リビングで木村の到着を待つ櫻井は明らかに緊張して落ち着かない様子を見せ、「なんか独特の緊張感あるな」などと口にしていた。

 インターフォンが鳴ると櫻井は“チッ”と舌打ちしソファーから立ち上がり、有吉から「舌打ちしなかった?」と指摘されると「違う違う違う違う、“よしっ”ていう。響きが良くなかった」と釈明。そのまま1階の玄関に降りてドアを開けると、「あーい」と言いながら入ってくる木村をお出迎えし、「お久しぶりです。ようこそ。すみません」とあいさつ。木村が大きな紙袋を抱えていることに気づいた櫻井が「あ、持ちます」と言うと、木村は無言でそれを渡し、改めてしっかりとした“先輩後輩の関係”が垣間見える場面もあった。

 この動画を受けTwitter上では放送前から、

<緊張してる翔さんもいい わかるよ翔さんw舌打ちっぽくなっちゃう時あるよねw高速否定が可愛かったです>(本文ママ、以下同)

<翔くん緊張のあまり舌打ち>

とファンたちの“格好のネタ”になっていた。

「翔って呼ぶ木村パイセンに胸キュン」

 そして地上波での番組本編では、木村櫻井のことを自然な感じで“ショウ”と何度も呼び捨てで話しかけ、Twitter上では次のように“萌える”人が続出。

<木村くんがVTRで櫻井くんって呼んでて、えー。くん呼びかって思ったらちゃんと直接「翔」って呼んでキュンときた>

<木村拓哉さん イタリアでお土産選んでる時、後輩の翔くんの事「櫻井さん」て言ってるでも渡す時は「翔」って呼んでてなんかキュンとした>

<翔って呼ぶ木村パイセンに胸キュンしてるのか木村パイセンに翔って呼ばれる櫻井さんに胸キュンしてるのかわからないけど胸キュンしてる>

<帰宅したら木村拓哉が櫻井翔のこと翔って呼んでて5年分くらい寿命延びた>

<木村兄さんの「翔」呼びやっぱり好きだな〜後輩櫻井翔が見れるの嬉しすぎる>

 このほかにも、長澤がお土産で持ってきた「biossa(ビオッサ)」の食パンと枝豆のフムスに、木村がイタリア土産で買ってきたトリュフ塩をかけて食らいた櫻井が、後ろにのけぞりながら満面の笑みで「うめー」と口にする様子に対し、ファンからは

<木村パイセンからのお土産のお塩をパンにかけてめっちゃ良い顔で枝豆のフムス塗りたくって齧りついて、心から素のうめぇの吐息を吐き出す櫻井君の一連を惜しげもなく放送してて、ツボにクリティカルヒットして涙出た>

<櫻井担は翔くんの「うんめぇ!!!!!!!!」が大好きなので、それを引き出してくれた木村先輩本当にありがとうごさいます>

<すぐに食べてこんなに喜んでくれたら木村さんも嬉しいよね>

などと喜びの声が上がっていた。

 週刊誌記者はいう。

「櫻井が緊張のあまり、うっかり口から舌打ちっぽい音が出てしまったもので、動画を見ればわかるように、木村との対面を嫌がっているという気持ちが現れたものではないことは明らか。トークを聞いていても、木村へのリスペクトがひしひしと伝わってきていましたからね」

 2人の共演は今後も増えるのだろうか。

(文=編集部)

 

JRA競馬界の“七不思議”アールドヴィーヴルは2着まで!? 藤田伸二で女王メジロドーベルとハナ差から23年……あの大物オーナーに続くジンクス

 19日(日)、中京競馬場では秋華賞(G1)の前哨戦・ローズS(G2)が行われる。昨年に続き、今年もフルゲートとなる18頭が集結。牝馬三冠最終関門への3枚の切符を争う。

 18頭のうち、桜花賞(G1)とオークス(G1)の両方に出走していたのはアールドヴィーヴル(牝3歳、栗東・今野貞一厩舎)とエンスージアズムの2頭だけ。前者は両レースで5着に好走しており、このメンバーに入れば地力は一枚上だろう。

 夏を北海道のノーザンファームで過ごしたアールドヴィーヴル。8月20日に帰厩後は坂路を中心に追い切りを重ねてきた。1週前には自己ベストとなる50秒6-12秒8を坂路でマークするなど、万全の状態でトライアルを迎えられそうだ。

 管理するのは、今年が開業10年目の今野調教師。これまで重賞には平地・障害合わせて60回挑戦し、5度の2着はあるものの、いまだタイトルには手が届いていない。

 一方、アールドヴィーヴルを所有するのは近藤英子氏だ。通算201勝を誇るJRA屈指の個人馬主である。ヴィクトリーで07年皐月賞、カンパニーで09年天皇賞・秋とマイルCSを勝ち、これまでG1を3勝している“強運”オーナーだ。

 上記のG1馬2頭以外には、今年のAJCC(G2)を勝ったアリストテレスや17年青葉賞(G2)勝ちのアドミラブルなど総勢9頭が重賞を19勝している。

 だが、実はその全てが牡馬によるもの。意外にも牝馬での重賞勝利はまだゼロである。

「近藤英子オーナーは毎年10頭に満たない少数精鋭ながら、コンスタントに活躍馬を出しています。牡馬と牝馬の割合はほとんど変わらないのですが、なぜか牝馬は重賞を勝っていません。

調べてみたところ、これまでのべ48頭の牝馬が重賞に挑戦していましたが、その成績は『0-6-4-38』。アールドヴィーヴルもデビュー2戦目のクイーンC(G3)で惜しい2着でした。この傾向が今後も続くようなら競馬界の七不思議といわれるようになるかもしれませんね」(競馬誌ライター)

 牝馬に関しては決して“強運”とはいえない近藤氏。重賞勝利に最も近づいた牝馬の1頭がアールドヴィーヴルの3代母にあたるグレースアドマイヤだ。

 96年のダービー馬フサイチコンコルドの半妹として注目を浴び、97年にデビュー。牝馬クラシックとは無縁だったが、4歳春から秋にかけて急成長を見せると、その夏最大の上がり馬として98年の府中牝馬S(G3)に臨んだ。

 鞍上・藤田伸二騎手(当時)を背にグレースアドマイヤは3番人気。断然の1番人気は、当時G1をすでに3勝していたメジロドーベルだった。

 グレースアドマイヤは、メジロドーベルを徹底マークする形で道中は中団を追走。4コーナー手前でメジロドーベルが先にスパートすると、グレースアドマイヤも府中の長い直線で必死に追いすがった。最後は一完歩ずつ差を詰め、2頭が鼻面を並べたところがゴール。写真判定の結果は、メジロドーベルがハナ差先着していた。

 あれから23年。近藤オーナーは節目の重賞20勝目を待望の牝馬で飾ることはできるか。もしその勝利をグレースアドマイヤの曾孫アールドヴィーヴルで達成できれば、感慨もひとしおだろう。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

映画レビュー『スイング・ステート』

大統領選で敗北した民主党の選挙参謀ゲイリー・ジマー。中西部の田舎町で退役軍人を町長選に担ぎ出し、起死回生を図るが――。

投稿 映画レビュー『スイング・ステート』映画遊民 映画をもっと見たくなる! 映画ライター沢宮亘理の映画レビュー、インタビューetc に最初に表示されました。