パチスロ「2400枚」を目指せる6号機最強特化ゾーン特集!!

 9月から開始されたパチスロ6.2号機の導入。マイナーチェンジされた6.2号機は従来通り、一撃での上限出玉は「2400枚まで」となっているが、有利区間が1500Gから3000Gに変更されたことにより、しっかり2400枚取り切れるようになった。これはプレイヤーに非常にありがたいことである。

 とはいえ、完走(2400枚獲得)させるまでの道のりは容易ではなく、ほとんどのAT機が、1000枚獲得するのでさえも特化ゾーンなどを絡めないと厳しい印象だ。

 そこで今回は、完走を目指す上で必要不可欠な最強特化ゾーン(6号機編)をご紹介しよう。なお、ここで紹介する機種以外にも強烈な特化ゾーンは存在するので、ご理解した上で読んでいただきたい。

『バイオハザード7 レジデント イービル』(アデリオン)

 まず始めに紹介するのは、5号機時代から絶大な人気を誇る『バイオハザード』シリーズの最新台『バイオハザード7 レジデント イービル(以下、バイオ7)』だ。

 通常時は規定G数到達時に突入する「クライマックスバトル(以下、CB)」を目指すゲーム性で、CBはATを賭けた自力突破型バトル。毎ゲーム全役で抽選を行い、2ステージ突破することができればAT突入だ。

 AT「ハザードラッシュ」は純増約5.0枚、上乗せ特化ゾーン「シューティングアタック」や「エヴリンインパクト」、上乗せ時の一部で発生する「増殖」などを絡めながら大量出玉を狙う。

 最強特化ゾーンと呼ばれる「エヴリンインパクト」の平均獲得ゲーム数は約140G。一見さほど強くないように見えるが、純増5枚に加え、AT中の上乗せ性能も高いので、十分に完走を狙える性能を備えている。

『ノーゲーム・ノーライフ THE SLOT』(北電子)

 アニメ・映画が絶大な人気を誇った故に生まれたタイアップ機『ノーゲーム・ノーライフ THE SLOT』。

 通常時はレア役による直撃抽選や、1000pt到達ごとに「ストラテジーゲーム」の抽選を行う仕様。

 ストラテジーゲーム は「前半:国王選定戦」「後半:ホイール オブ フォーチュン」の2部構成で、前半パートは優勢メーターレベル(後半パートが優遇される)を上げ、後半パートでは前者のレベルを参照し、報酬の振り分け率が決定する。

 AT「ラブ・オア・ラベッド2」は純増約2.5枚で、消化中はピースを獲得し、上乗せ特化ゾーン「キングズ ギャンビット」を目指すのが出玉増加の王道ルートだ。

 大量出玉のトリガーとなるのが、通常時のベル入賞時に突入抽選が行われる「バグモード」で、AT開始時は最強特化ゾーン「キングオブキングズギャンビット」へ突入。AT性能はそのままで、差枚数管理からG数管理へと変わる。突入時の期待枚数は平均2000枚overと破壊力抜群だ。

『頭文字D』(サミー)

 最後に紹介する機種は、6号機屈指のハイスペックマシン『頭文字D』だ。通常時はレア役からボーナスやCZに突入させ、AT当選を目指す。

 AT「レジェンドラッシュ」は純増約2.5枚。レア役によるゲーム数上乗せのほか、対戦相手ごとに決められた弱点役を引き、次セットに繋げるのが出玉増加の鍵となる。

 そして完走を目指す上で、なんとしても絡めたいのが「覚醒モード」だ。「拓海覚醒」と「文太覚醒」の2種類のモードが存在し、後者なら平均上乗せゲーム数は約240G。外見では判断できないが、内部的に「超」なら約450Gと凄まじい破壊力を秘めている。

(文=ひろ吉)

<著者プロフィール>

 IT業界の世界に興味を抱き、iPhoneアプリの開発を4年程経験。その後、WEBマーケティングの知識や経験を重ねてきた。パチンコ・パチスロのヘビーユーザーであり、機種のスペック等の研究に時間を注いでいる。現在はパチMAXにて、パチンコやスロットの考察記事・実戦記事をメインに作成中。自身が好む低純増・低ベース機の動向にも注目している。

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【競馬ライター募集】在宅テレワークOK! 副業希望OK、マイペースで副収入ゲットのチャンス

 いつもGJをご愛顧くださり、誠にありがとうございます。

 この度、当サイトにて競馬記事の「ライター」を募集しております。

 募集要項は以下の通りです。

【契約ライター】
◆募集人数
・若干名

 

◆雇用形態
・契約ライター(試用期間あり:3か月間)

 

◆仕事内容
株式会社サイゾー「GJ」での記事作成

 

◆給与
1記事4000円~(試用期間中は一律4000円)
※随時昇給あり。試用期間後、過去の実績・貢献に応じて報酬が決まります。月間30万円以上稼ぐライターさんもいます。

 

◆勤務時間
週3本以上希望(1000~1500字)、基本的にマイペースで執筆いただけます。
※ネタを編集部より依頼することもあり。本数相談可

 

◆勤務地
在宅テレワークを推奨していますが、業務場所(渋谷区道玄坂)を提供することは可能です。

 

◆応募資格
【必須】「競馬」記事のライティングができる(興味がある)方、未経験者も歓迎
編集・ライティング経験(新聞・雑誌・WEBなど、特に競馬関連の媒体)者は優遇します
※学歴不問
※自宅にPCがあり、Wordを扱える方
※業務中は即時対応、メール・LINEを通じて編集部と密に連絡を取り合える方
※競馬が好きで興味を持っている方

 

◆応募方法
・下記メールアドレスに「写真つき履歴書・経歴書」を添付して送信してください。書類選考通過後、採用テスト並びに面接のご連絡をいたします。

gj_recruit@biz-journal.jp

 ふるってのご応募、お待ちしております!

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甘デジ新台「100%ST×右半分1000発」も話題…王道を往く大手メーカーの活躍に期待!!

 平和(アムテックス)から『Pピンク・レディー』の甘デジバージョンがリリースされる。ミドルタイプは次回ループの確変システムを搭載し、図柄揃いの大当りはすべて1500発出玉となる王道スペックだったが、甘デジではスペックチェンジがなされている。

 大当り確率が1/99.9で大当りすれば100%突入するSTを搭載。ST回数は15回で、その後に20回、50回、100回の時短が付与される「定番ST」仕様となっている。

 電サポ中だと最低時短が50回にアップし、トータルの継続率が約67%になるなど連チャン性も充分。さらに右打ち中の大当りは半分が最大出玉となる10ラウンド1000発とスペック性能の高さが光る内容である。

 ところで、平和のタイアップ機といえば『ルパン三世』に代表されるアニメ版権に強いイメージがある。ほかにも『シティーハンター』『めぞん一刻』『銀河鉄道999』など一流どころのタイトルが並ぶ。

 また、世間的にはあまり馴染みがないかもしれないが、アニメファンにとっては定番の名作『カウボーイビバップ』など、センスが光る版権のチョイスをみることができる。

 その『CRカウボーイビバップ』はMAXタイプのロングSTでループ率85%、オール16ラウンド約1300発という強力なRUSH性能を持つマシンで、この『399ver.』のほかに、ミドルタイプの『299ver.』、甘デジタイプの『99ver.』などの兄弟機も存在した。

 一方、近年のアニメ版権を見てみると『泣き虫ペダル』や『亜人』、そして『ガール&パンツァー』など”わかっている”ラインナップをリリース。特に『ガルパン』は熱狂的なファンが多いタイトルなので、新規ユーザーを業界に呼び込む導線的な役割も果たしたのである。

『CRガールズ&パンツァー 319ver.』は次回ループの王道スペックで、新たなパチンコファンが安心して打てるスペックを採用。さらに後継機となる『Pガールズ&パンツァー 劇場版』においては、大当り確率が1/199.8と当たりやすさも考慮された。

 そのうえ、継続率が約83%で大当りの半分が10ラウンド約1000発。連チャンや大当りの出玉感といったパチンコとしての魅力も存分に伝えられる内容で、原作を知らないパチンコファンにも訴求できるマシンたり得たのである。

 このように、老舗のトップメーカーとして正しく「王道」も歩んでいく平和。今後もその活躍が期待される。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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 大当り確率が1/99.9で大当りすれば100%突入するSTを搭載。ST回数は15回で、その後に20回、50回、100回の時短が付与される「定番ST」仕様となっている。

 電サポ中だと最低時短が50回にアップし、トータルの継続率が約67%になるなど連チャン性も充分。さらに右打ち中の大当りは半分が最大出玉となる10ラウンド1000発とスペック性能の高さが光る内容である。

 ところで、平和のタイアップ機といえば『ルパン三世』に代表されるアニメ版権に強いイメージがある。ほかにも『シティーハンター』『めぞん一刻』『銀河鉄道999』など一流どころのタイトルが並ぶ。

 また、世間的にはあまり馴染みがないかもしれないが、アニメファンにとっては定番の名作『カウボーイビバップ』など、センスが光る版権のチョイスをみることができる。

 その『CRカウボーイビバップ』はMAXタイプのロングSTでループ率85%、オール16ラウンド約1300発という強力なRUSH性能を持つマシンで、この『399ver.』のほかに、ミドルタイプの『299ver.』、甘デジタイプの『99ver.』などの兄弟機も存在した。

 一方、近年のアニメ版権を見てみると『泣き虫ペダル』や『亜人』、そして『ガール&パンツァー』など”わかっている”ラインナップをリリース。特に『ガルパン』は熱狂的なファンが多いタイトルなので、新規ユーザーを業界に呼び込む導線的な役割も果たしたのである。

『CRガールズ&パンツァー 319ver.』は次回ループの王道スペックで、新たなパチンコファンが安心して打てるスペックを採用。さらに後継機となる『Pガールズ&パンツァー 劇場版』においては、大当り確率が1/199.8と当たりやすさも考慮された。

 そのうえ、継続率が約83%で大当りの半分が10ラウンド約1000発。連チャンや大当りの出玉感といったパチンコとしての魅力も存分に伝えられる内容で、原作を知らないパチンコファンにも訴求できるマシンたり得たのである。

 このように、老舗のトップメーカーとして正しく「王道」も歩んでいく平和。今後もその活躍が期待される。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

【注目記事】

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パチスロ「3日連続で万枚」も実現の強烈な出玉力を堪能!! 超人気シリーズで体験した天国と地獄!?

元JRA藤田伸二氏「勝ちにいってない」のに武豊の代打・池添謙一に賛辞を送った理由。メイケイエール“アドバイス通り”のレースぶりにご満悦?

 3日、中山競馬場で行われたスプリンターズS(G1)は、3番人気ピクシーナイトが優勝。07年のアストンマーチャン以来、14年ぶりに3歳馬が秋のスプリント王に輝いた。

 2馬身差の2着にはレシステンシア、さらにアタマ差の3着に伏兵シヴァージが入った。そして、やや離れた4着に追い込んだのが7番人気のメイケイエール(牝3歳、栗東・武英智厩舎)だった。

「これまで少なくない“被害馬”を生んできただけに、メイケイエールのレースぶりに注目していたファンは多かったと思います。今回はまずまずのスタートを切りましたが、すぐに首を横に振って鞍上に抗う素振りを見せると、外にいたタイセイビジョンに猛然とタックル。さらに外のエイティーンガールも、そのあおりを受け弾き飛ばされるという不利を与えてしまいました」(競馬記者)

 実際、武豊騎手から“代打”を託される形になった池添謙一騎手だが、レース後にはこのタックル(斜行)に対して、JRAから戒告処分が下されている。

 池添騎手といえば、これまでオルフェーヴルやスイープトウショウなど数々の癖馬を扱ってきた名手だ。しかし、この斜行には、「スタートして、タイセイビジョンとエイティーンガールに迷惑をかけてしまいました」と平身低頭。池添騎手をもってしても、メイケイエールを制御するのは難しかったようだ。

 一方で『スポーツ報知』によると、「いかに、リラックスできるかだと思っていたが、馬自身が行く競馬を覚えている。それでも、我慢させたし、コントロールできている方だと思う。一度、我慢を経験させたので、それが次に生きると思う」ともコメント。レース途中からは今後につながる内容の競馬ができたと前を向いた。

 そんな池添騎手とメイケイエールに注目の眼差しを送っていたのは一般のファンだけではない。元JRA騎手の藤田伸二氏もこのコンビに熱い視線を注いでいた。

 レース前日には、「個人的に着順ともかく3枠に入ったメイケイエールの謙一の乗り方に注目だ」とツイート。

 先月24日のYouTube配信では「(メイケイエールが)行きたがっても無理してでも抑えて、上がりの3ハロンでどれくらいの脚を使えるのか。後ろから残り600mまで我慢して、そこから大外ブン回してどれくらいの脚を使えるか。そうしたら次のレースにつながると思う」と、前半に我慢させれば次につながるという趣旨の“アドバイス”を池添騎手に送っていた。

「実際に、レース前半は持っていかれる場面がありましたが、外に出してからは何とかなだめて、我慢が利いていたように見えました。イン有利な馬場、さらに前残りの展開で4角7番手から大外を回し、4着に追い上げた競馬は今後に向けて大きな収穫になったと思いますよ」とは記者の言葉だ。

 藤田氏はこの日も15時から自身のYouTubeチャンネルでライブ配信を行っていたが、メイケイエールの走りを見届け、「いい意味で勝ちにいっていない。馬に勉強できるレースができたんじゃないかな」と自身のアドバイス通りメイケイエールに我慢の競馬を実践した後輩に賛辞を贈った。

 他馬に迷惑をかけた上、暴走気味にハナを奪って最下位に敗れた2走前の桜花賞(G1)。同じような競馬で1番人気を裏切った前走のキーンランドC(G3)。この2戦に比べると、今回の騎乗が次につながるのは間違いない。

 レース後に戒告を受けてしまったこともあり、池添騎手にとって今回の代打騎乗は満点とはいかなかった。だが、少なくともメイケイエールの未来に繋がる競馬をすることには成功したのではないだろうか。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

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 3日、中山競馬場で行われたスプリンターズS(G1)は、3番人気ピクシーナイトが優勝。07年のアストンマーチャン以来、14年ぶりに3歳馬が秋のスプリント王に輝いた。

 2馬身差の2着にはレシステンシア、さらにアタマ差の3着に伏兵シヴァージが入った。そして、やや離れた4着に追い込んだのが7番人気のメイケイエール(牝3歳、栗東・武英智厩舎)だった。

「これまで少なくない“被害馬”を生んできただけに、メイケイエールのレースぶりに注目していたファンは多かったと思います。今回はまずまずのスタートを切りましたが、すぐに首を横に振って鞍上に抗う素振りを見せると、外にいたタイセイビジョンに猛然とタックル。さらに外のエイティーンガールも、そのあおりを受け弾き飛ばされるという不利を与えてしまいました」(競馬記者)

 実際、武豊騎手から“代打”を託される形になった池添謙一騎手だが、レース後にはこのタックル(斜行)に対して、JRAから戒告処分が下されている。

 池添騎手といえば、これまでオルフェーヴルやスイープトウショウなど数々の癖馬を扱ってきた名手だ。しかし、この斜行には、「スタートして、タイセイビジョンとエイティーンガールに迷惑をかけてしまいました」と平身低頭。池添騎手をもってしても、メイケイエールを制御するのは難しかったようだ。

 一方で『スポーツ報知』によると、「いかに、リラックスできるかだと思っていたが、馬自身が行く競馬を覚えている。それでも、我慢させたし、コントロールできている方だと思う。一度、我慢を経験させたので、それが次に生きると思う」ともコメント。レース途中からは今後につながる内容の競馬ができたと前を向いた。

 そんな池添騎手とメイケイエールに注目の眼差しを送っていたのは一般のファンだけではない。元JRA騎手の藤田伸二氏もこのコンビに熱い視線を注いでいた。

 レース前日には、「個人的に着順ともかく3枠に入ったメイケイエールの謙一の乗り方に注目だ」とツイート。

 先月24日のYouTube配信では「(メイケイエールが)行きたがっても無理してでも抑えて、上がりの3ハロンでどれくらいの脚を使えるのか。後ろから残り600mまで我慢して、そこから大外ブン回してどれくらいの脚を使えるか。そうしたら次のレースにつながると思う」と、前半に我慢させれば次につながるという趣旨の“アドバイス”を池添騎手に送っていた。

「実際に、レース前半は持っていかれる場面がありましたが、外に出してからは何とかなだめて、我慢が利いていたように見えました。イン有利な馬場、さらに前残りの展開で4角7番手から大外を回し、4着に追い上げた競馬は今後に向けて大きな収穫になったと思いますよ」とは記者の言葉だ。

 藤田氏はこの日も15時から自身のYouTubeチャンネルでライブ配信を行っていたが、メイケイエールの走りを見届け、「いい意味で勝ちにいっていない。馬に勉強できるレースができたんじゃないかな」と自身のアドバイス通りメイケイエールに我慢の競馬を実践した後輩に賛辞を贈った。

 他馬に迷惑をかけた上、暴走気味にハナを奪って最下位に敗れた2走前の桜花賞(G1)。同じような競馬で1番人気を裏切った前走のキーンランドC(G3)。この2戦に比べると、今回の騎乗が次につながるのは間違いない。

 レース後に戒告を受けてしまったこともあり、池添騎手にとって今回の代打騎乗は満点とはいかなかった。だが、少なくともメイケイエールの未来に繋がる競馬をすることには成功したのではないだろうか。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

JRA毎日王冠&京都大賞典、万馬券決着か…衝撃の穴馬含む馬券候補5頭!

 新型コロナウイルスの国内感染者が大きく減少し、緊急事態宣言が解除された。このままコロナ禍は終息に向かうのか、それとも第6波がやってくるのか、それは誰にもわからない。それでも、「スポーツの秋」や「芸術の秋」が到来し、これからプロ野球や競馬、そしてコンサートなどで、さまざまなビッグイベントが行われる。ファンとしては感染対策をしっかりと継続しながら、それらのイベントを楽しみたいものだ。

 特に10月からは日本中央競馬会(JRA)にとって最大の繁忙期を迎えるG1シーズンが開幕する。秋華賞、菊花賞、天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念など、秋のG1は日本プロスポーツにおいても、もっとも大きなビッグイベントでもある。特に暮れの有馬記念は、日本全国1000万人以上のファンが参加し、たった1レースで400億円を超える馬券が売れるのだ。そんな秋競馬をただ楽しむだけでなく、本気で馬券の利益を追及していく、そんな目標を立ててみてはいかがだろうか。

 競馬をギャンブルと捉え、「儲からない」と考えるのは古い思考だ。競馬新聞や競馬雑誌しかなかった一昔前とは異なり、今や競馬はあらゆる情報やデータが得られるようになり、さまざまな馬券術や投資法が存在する。そして年間数億円もの利益を得るような馬券の勝ち組も一人や二人ではないという。つまり、競馬に関しては、単なるギャンブルというよりも、より投資に近い公営競技といっても過言ではないのである。

 そんな競馬で勝つために必要なものは、正確な情報、そして確かな経験と眼ではなかろうか。素人にはサラブレッドの馬体の良し悪しも、どんな状態かもわからない。そして騎手の技術や展開、馬場を読むことも困難。加えて、一般競馬ファンが参考にする競馬新聞やスポーツ紙に掲載されている予想は、レース当日の各馬の状態や天候などはほとんど考慮されず、しかも枠順確定前に作成したもの。果たしてこれがベストの予想ツールなのか、疑問を感じるファンも少なくないだろう。

 そこで、このところ大きな注目を浴びているのが、競馬関係者たちがレース当日まで情報を集め、分析した情報を公開している情報会社だ。なかでも絶大な支持を集めているのが、競馬界の重鎮が所属する「シンクタンク」である。

 数多く存在する情報会社のなかで、なぜシンクタンクが支持を集めているのか。今回はシンクタンクとは何か、彼らが持つ情報、今週末の毎日王冠や京都大賞典、そして秋のG1シーズンに関して、話を聞いた。

――シンクタンクとは、どんな会社なのですか?

担当者 競馬で勝つために、マスコミでは入手できない“本物の関係者情報”を提供しています。弊社には名前を出せる情報ルートとして、最高顧問を務める国民的アイドルホース・ハイセイコーの主戦騎手の増沢末夫(元JRA騎手・元JRA調教師)、元JRA調教師の平井雄二、中野渡清一、畠山重則、境征勝、さらに元JRA騎手の安田富男といった大物競馬関係者が多く在籍しています。そういったプロたちが入手する情報や経験、データ分析もしっかりと行い、精度の高い最終結論を導き出しています。

――なぜこれほどのメンバーがシンクタンクに集まるのですか?

担当者 弊社はすでに創業25年以上の実績があります。業界からも信頼、支持を頂いていることが大きいですね。ファンに本物の情報を届けたいという気持ちに賛同される関係者は少なくないということです。実際に情報を提供していただいている現役の競馬関係者とのつながりは強固で、業界最高峰と自負しています

――どんな情報があるのですか?

担当者 調教師、騎手、厩務員、馬主、大手生産者、外厩牧場、エージェントなど全国の競馬関係者とパイプがあります。また、ひとつの情報に特化した部門があり、その代表例が、平井雄二元JRA調教師が率いる「重賞メイン特捜部」です。

――ファンとしては特にG1レースを的中させたいと思います。そのあたりはいかがですか?

担当者 春のG1レースでも宝塚記念、安田記念、日本ダービー(東京優駿)、NHKマイルカップ、桜花賞、大阪杯、フェブラリーステークスなどのG1レースを的中させており、万馬券も含まれています。特筆すべきは、多くのマスコミがノーマークだった8番人気や9番人気で2~3着に入った穴馬の激走情報を事前に把握していたこと。これには多くの反響を頂きました。

――今週末の重賞レースについては、どんな情報が届いていますか?

担当者 今週末は秋競馬恒例の3日間開催で、重賞レースも毎日王冠、京都大賞典、サウジアラビアロイヤルカップと、注目の3レースが組まれています。重賞メイン特捜部は、このレースを的中させるために1カ月以上前から情報収集を行っており、陣営の思惑や作戦、そして各馬の力関係も正確に把握。馬券になる確率が高い馬も絞り込んでいます。

――それは頼もしいですね。その情報を教えていただくことは可能ですか?

担当者 我々の方針として、体調の変化が著しいサラブレッドや、天候や枠順に左右されやすい芝のレースということも鑑みて、万全に万全を期してレース当日まで裏付けを取っています。今回は馬券候補となる5頭の情報を提供致しますが、そちらもレース当日に実名と情報内容を無料公開いたします。今週末の対象レースは毎日王冠、京都大賞典、サウジアラビアRCですが、ご参加された方には翌週以降の秋華賞や菊花賞、天皇賞、ジャパンカップ、有馬記念など、すべての重賞レースやG1レースも特別に無料で公開しますよ。

――それは驚きです。ファンにとっても素晴らしい企画ですね。

担当者 長年、競走馬を間近で見てきた平井雄二元JRA調教師が率いる重賞メイン特捜部の情報です。競馬ファンが絶対に経験することがない“出走させる側の視点”を基に選び抜く候補馬は、ほかでは見られません。この秋もオールカマーで上位を独占するなど実績は申し分ないですし、ぜひ本物の情報を体験してください。

――有意義な時間となりました。本当にありがとうございました。

 競馬で勝利するには正確な情報と的確な分析が重要だが、“本物中の本物”が集結したシンクタンクであれば、その不安はゼロに等しい。今週末の難解な毎日王冠や京都大賞典、そして来週から始まる秋のG1シーズンは、シンクタンクの情報を参考に馬券で勝負するのがベストだ。ぜひこの機会を逃さずチャレンジしてほしい。

(文=編集部)

CLICK→【今週末の重賞から有馬記念(G1)「厳選5頭」を全て無料公開!】シンクタンク

※本稿はPR記事です。

JRA毎日王冠&京都大賞典、万馬券決着か…衝撃の穴馬含む馬券候補5頭!

 新型コロナウイルスの国内感染者が大きく減少し、緊急事態宣言が解除された。このままコロナ禍は終息に向かうのか、それとも第6波がやってくるのか、それは誰にもわからない。それでも、「スポーツの秋」や「芸術の秋」が到来し、これからプロ野球や競馬、そしてコンサートなどで、さまざまなビッグイベントが行われる。ファンとしては感染対策をしっかりと継続しながら、それらのイベントを楽しみたいものだ。

 特に10月からは日本中央競馬会(JRA)にとって最大の繁忙期を迎えるG1シーズンが開幕する。秋華賞、菊花賞、天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念など、秋のG1は日本プロスポーツにおいても、もっとも大きなビッグイベントでもある。特に暮れの有馬記念は、日本全国1000万人以上のファンが参加し、たった1レースで400億円を超える馬券が売れるのだ。そんな秋競馬をただ楽しむだけでなく、本気で馬券の利益を追及していく、そんな目標を立ててみてはいかがだろうか。

 競馬をギャンブルと捉え、「儲からない」と考えるのは古い思考だ。競馬新聞や競馬雑誌しかなかった一昔前とは異なり、今や競馬はあらゆる情報やデータが得られるようになり、さまざまな馬券術や投資法が存在する。そして年間数億円もの利益を得るような馬券の勝ち組も一人や二人ではないという。つまり、競馬に関しては、単なるギャンブルというよりも、より投資に近い公営競技といっても過言ではないのである。

 そんな競馬で勝つために必要なものは、正確な情報、そして確かな経験と眼ではなかろうか。素人にはサラブレッドの馬体の良し悪しも、どんな状態かもわからない。そして騎手の技術や展開、馬場を読むことも困難。加えて、一般競馬ファンが参考にする競馬新聞やスポーツ紙に掲載されている予想は、レース当日の各馬の状態や天候などはほとんど考慮されず、しかも枠順確定前に作成したもの。果たしてこれがベストの予想ツールなのか、疑問を感じるファンも少なくないだろう。

 そこで、このところ大きな注目を浴びているのが、競馬関係者たちがレース当日まで情報を集め、分析した情報を公開している情報会社だ。なかでも絶大な支持を集めているのが、競馬界の重鎮が所属する「シンクタンク」である。

 数多く存在する情報会社のなかで、なぜシンクタンクが支持を集めているのか。今回はシンクタンクとは何か、彼らが持つ情報、今週末の毎日王冠や京都大賞典、そして秋のG1シーズンに関して、話を聞いた。

――シンクタンクとは、どんな会社なのですか?

担当者 競馬で勝つために、マスコミでは入手できない“本物の関係者情報”を提供しています。弊社には名前を出せる情報ルートとして、最高顧問を務める国民的アイドルホース・ハイセイコーの主戦騎手の増沢末夫(元JRA騎手・元JRA調教師)、元JRA調教師の平井雄二、中野渡清一、畠山重則、境征勝、さらに元JRA騎手の安田富男といった大物競馬関係者が多く在籍しています。そういったプロたちが入手する情報や経験、データ分析もしっかりと行い、精度の高い最終結論を導き出しています。

――なぜこれほどのメンバーがシンクタンクに集まるのですか?

担当者 弊社はすでに創業25年以上の実績があります。業界からも信頼、支持を頂いていることが大きいですね。ファンに本物の情報を届けたいという気持ちに賛同される関係者は少なくないということです。実際に情報を提供していただいている現役の競馬関係者とのつながりは強固で、業界最高峰と自負しています

――どんな情報があるのですか?

担当者 調教師、騎手、厩務員、馬主、大手生産者、外厩牧場、エージェントなど全国の競馬関係者とパイプがあります。また、ひとつの情報に特化した部門があり、その代表例が、平井雄二元JRA調教師が率いる「重賞メイン特捜部」です。

――ファンとしては特にG1レースを的中させたいと思います。そのあたりはいかがですか?

担当者 春のG1レースでも宝塚記念、安田記念、日本ダービー(東京優駿)、NHKマイルカップ、桜花賞、大阪杯、フェブラリーステークスなどのG1レースを的中させており、万馬券も含まれています。特筆すべきは、多くのマスコミがノーマークだった8番人気や9番人気で2~3着に入った穴馬の激走情報を事前に把握していたこと。これには多くの反響を頂きました。

――今週末の重賞レースについては、どんな情報が届いていますか?

担当者 今週末は秋競馬恒例の3日間開催で、重賞レースも毎日王冠、京都大賞典、サウジアラビアロイヤルカップと、注目の3レースが組まれています。重賞メイン特捜部は、このレースを的中させるために1カ月以上前から情報収集を行っており、陣営の思惑や作戦、そして各馬の力関係も正確に把握。馬券になる確率が高い馬も絞り込んでいます。

――それは頼もしいですね。その情報を教えていただくことは可能ですか?

担当者 我々の方針として、体調の変化が著しいサラブレッドや、天候や枠順に左右されやすい芝のレースということも鑑みて、万全に万全を期してレース当日まで裏付けを取っています。今回は馬券候補となる5頭の情報を提供致しますが、そちらもレース当日に実名と情報内容を無料公開いたします。今週末の対象レースは毎日王冠、京都大賞典、サウジアラビアRCですが、ご参加された方には翌週以降の秋華賞や菊花賞、天皇賞、ジャパンカップ、有馬記念など、すべての重賞レースやG1レースも特別に無料で公開しますよ。

――それは驚きです。ファンにとっても素晴らしい企画ですね。

担当者 長年、競走馬を間近で見てきた平井雄二元JRA調教師が率いる重賞メイン特捜部の情報です。競馬ファンが絶対に経験することがない“出走させる側の視点”を基に選び抜く候補馬は、ほかでは見られません。この秋もオールカマーで上位を独占するなど実績は申し分ないですし、ぜひ本物の情報を体験してください。

――有意義な時間となりました。本当にありがとうございました。

 競馬で勝利するには正確な情報と的確な分析が重要だが、“本物中の本物”が集結したシンクタンクであれば、その不安はゼロに等しい。今週末の難解な毎日王冠や京都大賞典、そして来週から始まる秋のG1シーズンは、シンクタンクの情報を参考に馬券で勝負するのがベストだ。ぜひこの機会を逃さずチャレンジしてほしい。

(文=編集部)

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※本稿はPR記事です。

「アベノミクスで格差拡大」という誤った認識が流布した理由…ジニ係数の読み方

実感なき景気回復の裏づけとされる所得格差拡大

 2018年までの日本経済は景気回復が続いてきた。GDP統計によれば、日本経済は2015年度から2018年度まで4年連続でプラス成長を続けている。また、失業率は2017年度に23 年ぶりに3%を下回り、雇用情勢も好転してきた。しかし、格差の拡大を理由に、このような景気回復を体感温度の上昇として実感できている人は必ずしも多くないとする向きもある。

 ただ、あくまでそれは定性的な判断であることが多く、所得の不平等さを測る指標はジニ係数によって算出されることからすれば、格差が実際に拡大してきたかどうかは、実際のジニ係数によって評価すべきと考えられる。

 そこで本稿では、厚労省が実際に算出したジニ係数を基に実際の格差を把握し、今後の政策対応について考えてみたい。

アベノミクスで所得格差縮小

 そもそもジニ係数とは、イタリアの統計学者コラド・ジニにより考案された所得等の分布の均等度合を示す指標である。実際にジニ係数の値は0から1の間をとり、係数が0に近づくほど所得格差が小さく、1に近づくほど所得格差が拡大していることを示す。そして、一般に0.5を超えると所得格差がかなり高い状態となり是正が必要となるといわれている。

 そこで、厚労省が計測した過去の当初所得ジニ係数の推移を見ると、1999年以降に上昇ペースが上がったが、直近2014年から2017年にかけては低下に転じていることがわかる。

 1999年以降に上昇ペースが上がった時期の特徴としては、世界的に経済のグローバル化が加速し、それに伴って生産拠点の海外移転が急速に進んだことがある。そして、雇用機会が海外に流出したことや、海外から安い製品が大量に輸入されるようになったことが、それまでと異なる点である。事実、消費者物価指数を時系列で見れば、当初所得ジニ係数が上昇している期間に物価は下落しており、就業者数も減少傾向にある。

 しかし、直近2014年から2017年にかけては低下に転じている。この背景には、(1)アベノミクスの異次元金融緩和により極端な円高・株安が是正され、生産拠点の海外移転に歯止めがかかった。(2)結果として就業者数が500万人近く増加し、低所得層の所得が底上げされたこと等がある。

 実際、2015年以降の海外生産比率は頭打になっている一方で、消費者物価指数も上昇に転じている。極端な円高・株安の是正による名目経済規模の拡大、女性や高齢者を中心とした労働参加率の上昇などが相まって、日本国民の稼ぐ力が誘発されたと考えられる。

 こうしたことからすれば、巷で広がっているアベノミクスで格差が拡大したいう噂は誤解であり、むしろ貧困層の雇用・所得環境改善で所得格差が縮小に転じているといえる。

より実感に近いのは再分配ジニ係数

 ただ、当初所得ジニ係数のみで所得格差を判断することには注意が必要だ。というのも、ジニ係数を判断する場合、当初所得で格差を図る場合と、再分配所得で図る場合では、評価も変わってくる可能性が高い。

 当初所得ジニ係数とは、純粋に前年の所得を対象に計算して求められた数値である。ただ、実際に我々が受け取る所得はそこから社会保険料や税金が控除される一方で、年金や医療、介護などの社会保障給付が加えられる。

 このため、実際の所得格差を示すのは、こうした再分配後の所得格差であろう。従って、当初所得を対象に計算して求められた当初所得ジニ係数ではなく、社会保障や税金を控除し、社会保障給付を加えた所得から求められるジニ係数が、より人々の実感に近い所得格差となる。

 特に、再分配後の格差を判断するには「再分配所得ジニ係数」が重要であり、税・社会保険料、現金給付、医療・介護や保育などの現物給付を合わせた所得再分配の状況を反映したほうがより現実に近いものと思われる。例えば、所得税の累進課税は格差縮小に作用する。従って、所得再分配も考慮したジニ係数で判断することは非常に重要といえよう。

再分配所得ジニ係数は2000年代後半以降縮小トレンド

 そこで、実際に厚労省が計算した再分配所得ジニ係数を見てみた。下図は、再分配所得ジニ係数を時系列で示したものである。バブル崩壊以降の局面を見てみると、当初所得ジニ係数は2014年まで上昇トレンドにあったが、再分配所得ジニ係数は2000年代後半以降低下トレンドに転じていることがわかる。これは、社会保険料・税金の支払いや社会保障給付を加味すれば、むしろ所得格差は縮小していることを意味している。

 また年齢階級別にみると、高齢期において改善度が大きく、ジニ係数の改善には高齢化に伴う年金制度の成熟化などが影響していると厚労省は指摘している。そして何よりも、ジニ係数の改善度を税と社会保障に分けると、社会保障による改善度が相対的に大きく上昇していることが重要だ。つまり、公的年金をはじめとする社会保障による再分配が効いており、当初所得ジニ係数の動きのみで判断すると、所得格差が拡大しているとミスリードしてしまうことになる。

需要不足の解消が最優先課題

 このように、当初所得ジニ係数が実際の格差を示さない背景には、日本では手厚い社会保障制度により再分配機能が大きく作用していることがある。このため、こうした所得格差の実態を表さない経済指標を基に安易に所得格差が拡大していると判断すると、経済政策の判断を誤る可能性があり、多くの国民が経済成長の恩恵を受けられなくなる可能性がある。特にコロナショック以降、デフレギャップが大きく残存する現局面では、総需要を持続的に増加させ、一刻も早く経済の正常化に結び付ける政策が優先されるべきだ。

 具体的な処方箋としては、まずは人々が安心して外出したり消費したりできるように、欧米のようにコロナ禍でも行動制限せずに済む医療提供体制の拡充・構築が必要だろう。また、お金を使った家計や人件費を増やした企業が得をする優遇策や支援策も検討すべきだろう。そのためには、経済全体で見た需要不足が完全に解消されるまで財政健全化を棚上げすることも必要になってくるだろう。

(文=永濱利廣/第一生命経済研究所経済調査部首席エコノミスト)

●永濱利廣/第一生命経済研究所経済調査部首席エコノミスト

1995年早稲田大学理工学部工業経営学科卒。2005年東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。1995年第一生命保険入社。98年日本経済研究センター出向。2000年4月第一生命経済研究所経済調査部。16年4月より現職。総務省消費統計研究会委員、景気循環学会理事、跡見学園女子大学非常勤講師、国際公認投資アナリスト(CIIA)、日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、あしぎん総合研究所客員研究員、あしかが輝き大使、佐野ふるさと特使、NPO法人ふるさとテレビ顧問。