ドラム×ドラムの衝撃!「新たな発想」で生み出された革命的パチンコ!!

 目下絶好調の『Pフィーバーガンダムユニコーン』や、最新機種『Pフィーバーマクロスフロンティア4』さながらの勢いで業界を加速し続ける三共。今回はその三共の伝統であり、代名詞とも言えるドラム機にスポットを当ててみました。

 今回の主役は『CRフィーバーキングブレイド』。「覚えているぞ!」と言う方は流石です。 

 2009年にリリースされたライトタイプですが1.5万台も導入されたれっきとしたヒット機種です。小台数の設置で甘デジコーナーを、長く支え続けた縁の下の力持ちといったところでしょうか。

 私が激写した画像にはパワフルシリーズで大活躍する『ジャム、ムム、ナナ』の三人娘が映し出されていますが、そのルーツはそれまでの2倍近い巨大ドラムを装備し1992年に登場するや大ブレイクした『フィーバーキングII』です。

 この後継機にして更に巨大なドラムを搭載した『CRFザ・キングFX』や一大ブームを巻き起こした『フィーバークイーン』シリーズなど派生したヒット機種は多岐にわたります。

 このブレイドはパチスロタイプのドラムの上にスケルトンドラムを重ねた8ラインタイプで大当り確率は約1/151。終了後には10回転のST(約1/18)に突入します。ラウンド振り分けは4種類で、16Rだと約2000個を獲得できるのも大きな魅力でした。

 2000年代に登場すると瞬く間に普及した『甘デジ』でしたが、それに物足りなさを求めるユーザーも多かった印象。当時はまだ少なかったミドル機と甘デジの中間を担う存在として登場したのが、こういったライトスペック機でした。

 そして常に業界をリードし続ける三共の目論見は見事に的中し、このブレイド以降もコンセプトは《遊べてアツイデジ魂》シリーズと銘打った1/150~1/199帯のスペックを多数投入していきます。

 その第一弾でもあったブレイドは、従来のドラムの楽しさにパワフルの要素を加えた欲張りな仕様でファンのハートを鷲掴みに。画像は三人娘揃い踏みのブレイドフラッシュという予告で「発生すれば激アツ! 大当りは目前!」本機最強の予告でした。

 原点回帰とも言える約4年ぶりのドラム機でもありましたが、重なり合うツインドラムの千差万別な動きは予測不可能。飽きが来ませんでしたが、大当り終了後も全く目が離せない興奮必至の瞬間でした。

 三共のドラム機には代々保留玉による連チャンが大きな特徴でしたが、それをSTにて上手く再現。その保留玉連チャン機たちはリーチになるだけで激アツと言う法則もありましたが、ブレイドにもST中のリーチは約50%近くが大当たりになると言う法則があったのですね。

 これを機に他社もライトスペック機に力を入れていくのですが、この遊びやすさの中にも適度な瞬発力を兼ね備えた機種を創り出す三共の開発力は確かなものだったのです。

 年末には『パチスロ戦姫絶唱シンフォギア 勇気の歌』も控えておりますが、本当に勢いがありますね。是非このまま、止まることなく加速し続けてほしいものです。

(文=電撃しらっち)
<著者プロフィール>
業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や、業界関係者への取材記事も担当。羽根モノや一発台を特集するなど、オールドファンにも響く内容も積極的に作成している。

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甘デジ屈指の破壊力!? 保留変化が「癖」になるタイアップ機を振り返り!!

【2021年10月版】ネット銀行金利ランキング、3位東京スター銀行、2位あおぞら銀行BANK支店、1位は?

生活をもっと楽しく刺激的に。 オトナライフより】

アナタは自分のお金をどのように運用しているだろうか? リスクのある株やFXなどの投資で下手に損失を出すくらいなら、リスクゼロで安心なネット銀行の預金を利用してみては? ネット銀行ならメガバンクの100~200倍もの高金利を実現しているところもあるのだ。そこで今回は、編集部独自調査による、2021年10月14日時点でのネット銀行高金利ランキングを発表しよう。果たして今回1位に輝くのはどの銀行なのか?

ネット銀行なら金利が大手銀行の200倍も高い!!

長引く低金利時代、アナタは自分のお金を大手銀行に預けたままにしていないだろうか? もしそうなら大損しているかもしないぞ! 現在、大手銀行の普通預金金利は0.001%で、100万円を預けても1年後にもらえる利息はたったの10円(税引き後は約8円)しかない。定期預金金利も0.002%なので、100万円でもらえるのは20円(税引き後は約16円)なのだ。これでは、大手銀行にお金を預けておく意味などないだろう。

そこでオススメしたいのがネット銀行である。「店舗のないネット銀行って大丈夫なの?」と思う人もいるだろうが、ネット銀行も大手銀行と同じで1,000万円までは国の預金保険制度の対象になる。万一破綻しても補償されるので安心してほしい。

もちろん、ネット銀行は基本的に店舗を持たないこともあり、通常の100~200倍もの高金利を実現できるほか、ATM利用料や他行宛振込手数料の無料化など、大手銀行には真似できないサービスも魅力的。そこで今回は、ネット専業ではない銀行も含め、2021年10月現在で、金利が高い銀行のランキングをまとめてみたぞ。

【第6位】楽天銀行 普通預金で0.1%の高金利

第6位の「楽天銀行」は普通預金金利を0.1%にすることができる。お金を拘束されない普通預金で、大手銀行の100倍もの高金利を得られるのは大きなメリットだろう。

ただし、普通預金金利0.1%を得るには、楽天証券の口座を開設してスムーズに投資資金を移動できる「マネーブリッジ」設定をする必要がある。その方法は→こちらで確認してほしい。

もちろん、楽天経済圏の中核となる楽天銀行の口座を持っていれば、楽天カードの引き落とし口座、楽天ペイへのチャージ、楽天証券への入金用としても活用できる。

【第5位】オリックス銀行 1…

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パチンコ超大物が「怒涛の情報解禁」! 激アツの冬到来予告!!

 ここにきてビッグタイトルに関する情報が続々と登場し、ファンを賑わせている。

 まずは藤商事から。1年前に導入された『Pとある魔術の禁書目録』の大ヒットが記憶に新しいところだが、そのシリーズ機の発売が決定した。

 その名も『Pとある科学の超電磁砲』である。通称「とある」シリーズと呼ばれる作品群のひとつで、「禁書目録」とはスピンオフの関係になる。「レールガン」の略称で親しまれるこの人気作品がモチーフとなっている。

 藤商事の公式YouTubeチャンネルで公開されたPVでは「大当り確率1/239」「右打ち中の約50%が約2000個OVER!?」「最大出玉約4700個」「継続率約80%」といったスペックに焦点を当てた内容を紹介。新たにトレンドの出玉性能を持たせるのか、注目が集まる。

 メディアを席巻する超人気アイドルグループ「乃木坂46」がパチンコになると大きな注目を集めた「ぱちんこ乃木坂46」だが、いよいよその詳細が明らかになってきた。

 ホームページでは機種情報が公開。大当り確率が約1/229.9のライトミドルタイプで、連チャンモードとなる「ぐるぐるRUSH」は突入率約51%。継続率が約84%の高ループマシンとなっている。

 また、RUSH中に「7」図柄が揃うと大当り×3回が濃厚となる「LEGEND Vストック」なる爆裂トリガーが準備され、出玉感も兼ね備えた強力なRUSH性能が装備されているようだ。

 演出面では、推しメンとデートできる「乃木ドキATTACK」、3回のジャッジで大当りを狙う「LIVE ATTACK」、MVを堪能できる「MUSIC ATTACK」の3つの演出モードを搭載。全モード共通の「ありがとうフリーズ」が発生すれば7図柄揃いが濃厚となっている。

 さらに、RUSHチャレンジ失敗時やRUSH終了後に突入する50or100回の時短「帰り道モード」が搭載されているのも見逃せない。従来ならチャレンジ失敗やRUSH終了で通常時に戻る機種が大半だが、本機では引き戻しのチャンスを用意。これは相当甘いスペックか!?

「ついに公開!」はこの機種も同じ。適合が発表されていたキラーコンテンツ『北斗の拳』最新作『P北斗の拳9闘神』の機種サイトが公開され、スペシャルムービーが閲覧できるようになった。

 1分19秒の映像にはファンを興奮させる激アツワードがこれでもかと詰め込まれている。

「全演出リニューアル」の「完全最新作」、「シリーズ最高峰スペック」となる連チャンモードでは「突入率約66%、継続率約81%」「ALL1500個+秘孔チャッカー」と『北斗』シリーズならではの破壊力を期待できそうだ。

「ケンシロウが次世代の闘神となる」と、現役最強の座を狙うに充分なポテンシャルとメーカーの意気込みが感じられる言葉で締めくくられている。

 導入時期が明言されているのは『ぱちんこ乃木坂46』の11月22日だけであるが、ほかの2機種も年末商戦の主力機種として、そのあたりに導入されるはず。超激アツの冬がやってきそうな気配だ。

(文=木戸範孝)

<著者プロフィール>
 Webメディアに掲載されるスポーツ関連記事の作成および編集業務を経験。その後はGJにて競馬やパチンコ・パチスロ、スポーツなどを担当している。現在はパチンコ・パチスロ分野に力を入れており、自身が好む爆裂タイプの動向に注目している。業界ニュースも担当。業界関係者への取材を元に、新台関連の記事も多く作成している。

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「思い出深いマシン」や「印象に残っている機種」を取り上げる本コラム。今回は、漫画やアニメで絶大な人気を誇る『サイボーグ009』のタイアップ機『CR 009 RE:CYBORG NR‐K』について書いていく。

■大当り確率:1/99.9
■確変中の大当り確率:1/47.8
■確変システム:特図1:0.5% 特図2:100% 70回転まで
■遊タイム:なし
■時短システム:大当り後70回(ST含む)
■平均連チャン数:3.3回
■賞球数:3 & 2 & 8 & 10 & 10
■大当り出玉:約360 ~ 1430個
■ラウンド/カウント:3 or 4 or 5 or 7 or 8 or 9 or 10 or 11 or 12 or 13 or 14 or 15 or 16/10C
○○○

 本機は時短突破型スペックで、初当り時の99.5%(9以外の図柄揃い)がチャンスタイムへ突入する仕様(9図柄で大当りした場合は、RUSHに直行)。

 流れとしては、初当りを引く→チャンスタイム中の引き戻しで、メインの「加速RUSH」へ突入させるのが王道ルートとなる。

 甘デジ界の爆裂マシンといえば、サミーの『デジハネCR聖戦士ダンバイン』『CR真・北斗無双 夢幻闘乱』などが挙げられるが、本機もそれらに匹敵するポテンシャルを秘めている。

『009』シリーズは、過去作やスペック違いを合わせて18機種もリリースされているが、その中でも筆者が一番よく打っていたのが本機だ。もちろん、他のシリーズも打ったことはあるが、個人的には「009といえば甘デジ」という印象が強い。

 本機を打ったことがある人なら分かるかもしれないが、赤保留から熱い演出が絡んで「これはいける」と思っていても、当然のように外れることも珍しくなかった。要は、同じ図柄が3つ揃うまで一切気が抜けないのである。

 逆に「熱くなれる演出はどこか?」と聞かれると、保留変化するかしないかの時である。「え?保留変化?」って思う人もいるかもしれないが、本機の保留変化は本当に癖になるのだ。

 簡単に説明すると、画面頭上から降りてくる人物が、残保留に目掛けて着地しようとするのだが、見事着地できればその人の色に対応した保留に変化、保留手前で横に避けられたら保留変化に失敗といったような流れだ。

 その中でも「009保留」は期待度70.9%の激アツ保留で、これが頭上から降りてきたときは、心の中で「来い!来い!」と強く叫んでしまう。

 加速RUSHは継続率約77%のSTタイプ。ややもの足りなさを感じてしまうが、電チュー大当り時のラウンド振り分けは3R~16Rで、3Rが50%、それ以外は細かく振り分けられており、1000発以上獲得できるラウンドが9%弱ある。そのラウンド振り分けと連チャンがうまく絡めば、甘デジらしからぬ一撃を体感することもでき、実際筆者も「万発」近い出玉を出したことがある。その爆発力は甘デジ界随一といっても過言ではないだろう。

 11月には「009」の最新台がライトミドルスぺックでリリースされる予定。ぜひこちらも注目したいところだ。

(文=ひろ吉)

<著者プロフィール>

 IT業界の世界に興味を抱き、iPhoneアプリの開発を4年程経験。その後、WEBマーケティングの知識や経験を重ねてきた。パチンコ・パチスロのヘビーユーザーであり、機種のスペック等の研究に時間を注いでいる。現在はパチMAXにて、パチンコやスロットの考察記事・実戦記事をメインに作成中。自身が好む低純増・低ベース機の動向にも注目している。

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JRAソダシ二冠の「カギ」はマカヒキの復活にあり!? 秋華賞(G1)ブエナビスタの悲劇「回避」へ! 阪神開催で天運も味方に

 17日、阪神競馬場では牝馬三冠のラストを飾る秋華賞(G1)が開催される。オークス(G1)の敗戦で一度は躓きかけた白毛の才媛が、雪辱の二冠達成となるか。今年も目が離せない注目の一戦となりそうだ。

 断然人気が予想されるソダシ(牝3、栗東・須貝尚介厩舎)については、二冠濃厚を予感させる好材料が集まった。

 オークス敗退で巻き返しが急務とされた札幌記念(G2)では、古馬牝馬の代表格であるラヴズオンリーユーを撃破。これにはクロフネ産駒が、一度も勝てたことのなかった芝2000m以上の重賞で初勝利というオマケまでついた。呪いともいえた父のデータを覆したソダシがいかに「規格外」なのかを裏付ける材料といえる。

 札幌記念をステップに秋華賞へ出走した過去の事例には、2009年に単勝オッズ1.8倍という断然人気で3着(2位入線から降着)に敗れたブエナビスタがいる。

 しかし、同馬は札幌記念で2着に敗れていた上に、追い込み一手という脚質的な不安も抱えていた。ソダシについては、負けなかった上に強気な積極策での押し切りが武器であるため当てはまらないか。

 さらに追い風となりそうなのは、今年の3歳世代のレベルが例年に比してハイレベルといわれていることだ。なんと7月のアイビスSD(G3)を制したオールアットワンスから毎日王冠(G2)のシュネルマイスターまで、古馬を相手に早くも重賞6勝の大活躍。10月半ばのこの時期でここまでの好戦をした世代は、2000年まで遡っても存在していない。うち1勝がソダシの札幌記念によるものだけに信頼度も上がる。

 そして、そんなソダシが最も「持っている」と考える理由は、今年の秋華賞が例年の京都ではなく、阪神での開催ということである。コース経験のない京都より、阪神JFと桜花賞でG1を2戦2勝の舞台なら不安はないに等しい。

 また、京都大賞典(G2)を制したマカヒキの復活もソダシの好走を後押ししてくれそうだ。土日の阪神は開幕週の馬場ながら、上がりの掛かるレースも多かった。このことは、全盛期に誇った抜群の末脚が衰え、不振に陥っていたマカヒキの激走を呼んだ理由にもなったはずである。一瞬の切れで出し抜かれるケースを避けたいソダシ陣営としては、多少力を要する馬場は歓迎だろう。

 過去には1999年ブゼンキャンドル(12番人気)、2000年ティコティコタック(10番人気)、08年ブラックエンブレム(11番人気)などの超大穴が激走したこともあり、秋華賞といえば荒れるイメージも強かった。

 だが、かつては荒れたレースも、近年はどちらかというとむしろ堅いレースへとモデルチェンジ。それを証明するかのように、過去10年の勝ち馬の人気は3番人気以内の馬が9勝。残る1勝も4番人気なのだから、人気サイドの決着が続いていると見ていい。

 阪神開催という天運も味方につけたソダシは、総合的に最も死角の少ない馬といえそうだ。

 とはいえ、近年の秋華賞が堅くなったといっても、この傾向はあくまで勝ち馬のみ。昨年も単勝オッズ1.4倍の断然人気に支持されたデアリングタクトが無敗の牝馬三冠を成し遂げた一方で、2着に10番人気マジックキャッスル、3着に9番人気ソフトフルートが入った3連単の払戻が4万4110円の高配当だったことは覚えておきたい。

 やはり気になるのは、ソダシ安泰ムードが濃厚だったとしても、穴馬を探す余地が残されていることだ。2番手以降の馬には、オークスからの直行や乗り替わりなどの不安要素も多いことを考えると、大穴の割り込む余地もありそうだ。

 だが、そうはいっても我々のような一般のファンにとって、フルゲート16頭の中から波乱の使者を見つけ出すことはそう簡単ではない。上記でマカヒキの話をしたが、先週の京都大賞典で一体どれだけの人が、あの馬の1着馬券を買えただろうか。

 そんな難解な大穴馬でも、我々素人とは比較にならないほどの高確率で「馬券的中」という勝利に結び付けているのが、いわゆる馬券のプロ組織である。

 元競馬関係者も多く、現場サイドと密接な関わりを持つ彼らの武器は何といっても、その情報の正確さ。新聞やメディアで公開されている情報は、どの馬の追い切りが良かったなどに留まりやすい。レースが終わってから「実はこんな不安があった」というコメントを見掛けることもあるが、後で知っても何の役にも立たない

 実際に先週のマカヒキは追い切りで、京都大賞典の2番人気だったヒートオンビートと併せ馬を行い、互角の動きで併入していた。陣営のトーンも明らかに上がっていたはずだが、ニュースではほぼ取り上げられず、結局9番人気の穴馬だったのだ。

 今回、的中へのヒントを教えてくれたのは創業25年を誇る『競馬セブン』の関係者。同社は元JRA競馬学校の教官である徳吉一己氏、社台スタリオンステーション荻伏場長を務めた林勲氏など、競馬界との強いパイプを持つ業界の最大手である。

 挨拶代わりに秋華賞トライアル・紫苑S(G3)を的中したときの裏話を披露してくれたので紹介したい。

「紫苑Sでは8頭出しの大攻勢をかけていたノーザンファームに注目し、秋華賞の権利獲得に勝負態勢だったスルーセブンシーズを◎に抜擢しました。これまでコンビを組んでいたC.ルメール騎手と戸崎圭太騎手から大野拓弥騎手に乗り替わったことで、人気も下がりましたが、厩舎サイドは本気でした。戸崎騎手も『アカイトリノムスメと遜色ないですよ』と非常に高い評価を与えていたことも決め手でしたね。

さらに、大野騎手は10番人気だったマジックキャッスルを2着に導いた昨年の秋華賞(3連単4万4110円的中)でも狙った腕利きです。エージェントサイドの筋からも『チャンスがあるんじゃないか』という情報が入っていたため、絶好の狙いどきでした(結果は2着で、狙い通り優先出走権を確保)」(競馬セブン関係者)

 これでも圧倒的な情報力を誇る彼らにすると、まだ氷山の一角に過ぎないという。関係者によると、今回の秋華賞にはまだまだ公開できないお得な情報が山ほどあるというのだから、何とか手に入れる方法はないのだろうか。

 実は、『競馬セブン』の関係者がその実力の一端を披露してくれたのは、この記事をご覧の読者を対象に、17日の【秋華賞・3点勝負買い目】を特別に無料提供してくれるからだという。

「人気が予想されるソダシをはじめ、秋華賞出走馬に関しては全頭の状態・厩舎の思惑・馬主関係者の思惑や騎手の本音なども入手していますが、オッズへの影響を考慮した完全オフレコ情報ということもあり、残念ながらこの場での公開はできません。

勿論、有力馬を脅かす人気薄の穴馬の激走情報も極秘入手しています。公にならない『とっておきの裏情報』ですので是非ご期待ください。もしこの3点で獲れなければ、年末の『有馬記念までの全G1の情報も無料で公開』する覚悟で勝負します」(競馬セブン関係者)

 初回の方に限ってはなんと「無料」というのだから、相当な自信も見え隠れする。これからまだまだ続く秋のG1戦線。アッと驚くような夢馬券を手に入れるためにも、「無料」でプロの見解を知ることができるこのチャンスを利用しない手はない。

CLICK→【無料公開!秋華賞・3点勝負買い目】競馬セブン
※本稿はPR記事です。

JRA「雨模様」の秋華賞(G1)なら激走必至!? ソダシに劣らぬ重適性、前走ドン詰まりでノーマークの「特注馬」が波乱の使者に急浮上

 17日、阪神競馬場では牝馬のラスト一冠となる秋華賞(G1)が開催される。例年なら京都で開催されるレースだが、今年は阪神が舞台。コースが異なることで、レース展開も変わってくるだろう。

 阪神内回りのAコースといえば、同条件のG1には大阪杯(G1)がある。開催時期は春と秋で同じとはいえないにせよ、頭の片隅には入れておきたい情報だ。

 ちなみに今年の大阪杯は、下馬評でコントレイル、グランアレグリア、サリオスが三強を形成していたが、レースを制したのは4番人気のレイパパレ。2着モズベッロに4馬身の差をつける圧勝だった。

 その一方で、本来のポテンシャルならレイパパレにより格上であったはずのコントレイルやグランアレグリアは、力を発揮できないまま不完全燃焼。重馬場に伸びを欠き、2着に食い込んだ6番人気の「重巧者」モズベッロにすら先着を許してしまった。

 レース後、それぞれの陣営からは「良馬場なら……」というコメントも出たように、「重の巧拙」が明暗を分かつ結果ともなった。

 力通りの決着になりやすい良馬場に比して、適性を問われる道悪ではレースの紛れも出やすいことは確か。それは不良に近い重で行われた今年の凱旋門賞(G1)でも、良馬場のフォワ賞(仏G2)を快勝したディープボンドが凡走したことからも、決して無関係ではないといえるだろう。

 なぜこんな話をするのかというと、今週末の関西地方の天気が流動的な状況となっているからに他ならない。

 14日現在、阪神競馬場のある宝塚市の天気は、土曜が晴れの予報ながら、日曜の降水確率は50%。午前中は良馬場だった大阪杯当日も、午後からの雨で一気に馬場が悪化しただけに、気になるところである。

 そこで、もし馬場が悪化した場合でも、晴雨兼用で狙える馬がいないかと考えた結果、急浮上したのがスルーセブンシーズ(牝3、美浦・尾関知人厩舎)だ。

 今年の秋華賞出走予定馬で、重または不良馬場で開催された芝1800m以上のレースで勝利実績がある馬はミモザ賞(1勝クラス)のスルーセブンシーズと新馬のユーバーレーベンの2頭のみ。

 ただ、ハナ差の辛勝だったユーバーレーベンは、すでにオークス(G1)を制して人気の一角。それなら2馬身半差の楽勝を決めたスルーセブンシーズを評価したい。

「スルーセブンシーズは、デビュー戦をC.ルメール騎手、その後も戸崎圭太騎手が交互に騎乗していたように、陣営の評価は元々高かった馬です。オークスこそ9着と崩れましたが、それでも8着のソダシとは0秒1しか変わりません。

特に評価したいのは前走の紫苑Sの内容です。1枠1番という最内だったこともあってインから追走して追い上げたレースですが、直線では完全に前が塞がって行き場をなくすシーン。むしろあの状況からよく巻き返して2着を確保できたと思います」(競馬記者)

 確かに改めてレース映像を確認してみると、一度ブレーキを踏むような格好から、体勢を立て直して猛然と追い上げる2着。勝ち馬のファインルージュは、福永祐一騎手がほぼ完璧な騎乗したため、見た目的に圧勝にも映るが、スルーセブンシーズがもしスムーズな競馬をしていればと思える内容でもあった。

 加えて同馬には、血統的に力の要る馬場が得意と考えられるソダシ同様、クロフネの血が流れていることも追い風となる。おそらく道悪巧者の背景には、母父クロフネの影響もありそうだ。

 そして、鞍上の大野騎手が引き続き手綱を取ることも大きな魅力。初騎乗だった前走で感触を掴んで2度目の騎乗となる今回、昨年の秋華賞で10番人気のマジックキャッスルを2着に導いた手腕は侮れない。

(文=黒井零)

<著者プロフィール>
 1993年有馬記念トウカイテイオー奇跡の復活に感動し、競馬にハマってはや30年近く。主な活動はSNSでのデータ分析と競馬に関する情報の発信。専門はWIN5で2011年の初回から皆勤で攻略に挑んでいる。得意としているのは独自の予想理論で穴馬を狙い撃つスタイル。危険な人気馬探しに余念がない著者が目指すのはWIN5長者。

超優良会社の家庭教師のトライ、元女優・二谷友里恵“社長”が巨額の株式売却益か

家庭教師のトライ」を展開するトライグループ(東京・千代田区、非上場)を、英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズが買収する。買収額は1100億円。新型コロナウイルスの感染拡大下でオンライン教育が浸透するなか、トライは人工知能(AI)関連の投資を増やし競争力を高め、3~4年後の株式上場を目指す。

 月内にも買収契約を結ぶ。CVCは買収のためにSPC(特別目的会社)を設立し、創業者の平田修会長や二谷友里恵社長からトライ株を全株取得する。その後、平田会長と二谷社長は売却で得た資金を活用してSPCに再投資することで経営に関与する。

 二谷友里恵さんは元女優。俳優の故・二谷英明氏と女優の故・白川由美さん夫妻の一人娘。高校生の時に芸能界にデビュー。87年、慶應義塾大学文学部国文学専攻卒業、歌手の郷ひろみさんと結婚、話題を集めた。結婚と同時に女優業を引退。2女をもうける。1998年、郷さんと離婚。2000年、トライグルーブの創業者・平田修氏と再婚。2005年、トライグループの社長に就任した。

 平田修氏は立教大学経済学部卒。個人で塾を経営していたが、1987年1月、富山大学の学生向けに家庭教師教育サークル「富山大学トライ」を設立し、家庭教師の派遣事業を始めた。これがのちに「家庭教師のトライ」となる。

 トライは現在、家庭教師の派遣のほか、個別指導塾を展開し、全国に1100カ所の拠点を持つ。社員はグループ全体で1273名、登録している教師・講師の数は約22万人。トライグループ(登記上本店は大阪市中央区)の20年5月期の決算公告(単体)によると、資本金は5000万円、当期純利益は3億6097万円、利益剰余金は101億2358万円。株主資本(103億2263万円)が総資産(200億269万円)の51.5%を占める超優良会社である。

 損益計算書は開示されていないが、日本経済新聞の報道によると、「21年5月期の売上高は約500億円、EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は80億円強」だという。稼ぐ力に対して買収額1100億円は13倍を超える。買収予定額1100億円と、上場している教育サービス・学習塾の時価総額(10月12日終値時点)を比較してみると、その凄さがわかる。

 通信講座「進研ゼミ」のほか介護事業等を運営するベネッセホールディングス(2585億円)の次に位置する。高校生向け受験塾「東進ハイスクール」のナガセ(550億円)の2倍である。資本金5000万円のトライの株主構成は非公開だが、「平田・二谷夫妻が大半の株式を所有しているとみられる。会社を1100億円で売却すると、超がつく大富豪になる」(関係者)。

 しかも、夫妻はCVCの傘下に入った新生・トライに再投資する。トライが予定通り3~4年後に株式を公開するとなると、次は公開時のIPO(新規上場株)による株式売却益を得ることになる。一部の株式の売却にとどめるなら、持ち株に時価が発生する。つまり、“二度も三度もおいしい果実”を口にできるのである。

東芝の買収騒動で勇名を馳せたCVC

 CVCは、東芝の買収騒動で勇名を馳せた。東芝は4月7日、「CVCから買収提案を受けた」と明らかにした。株式の公開買い付け(TOB)を7月に実施し、10月に上場廃止。企業価値を高めた上で、3年後の再上場を目指す、というシナリオが語られた。買い付け価格は1株5000円。4月6日の終値に3割ほどのプレミアムをつけた。この水準で東芝の全株を買えば、買収総額は2兆円を超える。

 利益の還元を早急に求める投資ファンドなどのアクティビスト(もの言う株主)からのプレッシャーに東芝の経営陣はさらされており、株式を非公開にして株主の攻勢から逃げたいとの思いが強かったようだ。

 CVCがアクティビストに追い込まれた車谷暢昭社長(当時)を救済するホワイトナイト(友好的買収者)の役割を買って出て、うるさ型の株主に退場してもらうという別のシナリオも取り沙汰された。車谷氏の古巣であるCVCによる“救済大作戦”だったのだが、情報の出方が不透明で、結局、車谷氏は退任せざるを得なくなり、CVCもダメージを受けた。

 CVC日本法人代表の赤池敦史氏は東芝の社外取締役だった藤森義明氏(LIXILグループ元社長)が東大在学中に所属したアメリカンフットボール部「ウォーリアーズ」の後輩だった。藤森氏は「車谷氏の盟友」(東芝の関係者)といわれていた。車谷氏は「プロ経営者」の異名をとる藤森氏を東芝の社外取締役に招いた。19年6月のことだった。

 東芝の取締役会議長の永山治社外取締役(中外製薬名誉会長)が車谷氏の解任に動いたため、それを察知した車谷氏は4月14日辞任した。「事実上の解任」(同)である。そのCVCが、汚名返上とばかりにトライグループを買収する。

(文=編集部)

「カーボンニュートラル」は、企業価値向上の起爆剤になる

国内外で関心が高まっている「カーボンニュートラル(温室効果ガス・CO2排出実質ゼロ)」の実現に向けて、各企業での取り組みが加速しています。

2021年8月24日、電通ジャパンネットワーク サステナビリティ推進オフィスと電通Team SDGsは、「カーボンニュートラル最前線ウェビナー 企業に迫るカーボンニュートラル対応の危機とビジネスチャンス」を開催しました。本連載では2回にわたって、ウェビナーの内容をレポートします。

今回は東京大学未来ビジョン研究センターの高村ゆかり教授による基調講演と、電通Team SDGsの竹嶋理恵氏、林祐氏によるトークセッションの内容をレポートします。

SDGs

「2050年カーボンニュートラル」に向かうビジネス

最初に登壇したのは、気候変動とエネルギーに関する法政策などを研究している東京大学の高村ゆかり教授。カーボンニュートラルをめぐる世界的な潮流と国内の政策、金融市場の動向をもとに、今後企業に求められる対応を次のように解説しました。

世界の気温は19世紀と比べて、2011〜2020年に、すでに1.09℃も上昇し、この数十年で温室効果ガスの大幅な排出削減ができなければ、今世紀中に2℃を優に超える気温上昇が起こる可能性もあります。地球温暖化は大気や海洋、雪氷圏、生物圏に急速な変化を及ぼし、異常気象の頻度や強度にも大きな影響を与えます。

このような背景から、世界ではカーボンニュートラル(脱炭素社会)実現に向けた動きが活発になっています。2℃を十分に下回る水準に世界の気温上昇を抑える、1.5℃までに抑えるよう努力する=今世紀後半の脱炭素社会の実現、をめざす長期目標を明示した2015年のパリ協定のもとで、1.5℃までに気温上昇を抑える目標に相当する「2050年カーボンニュートラル」を目標に掲げる国は120カ国以上に及びます。日本も2020年に「2050年カーボンニュートラル」目標を宣言しました。世界的なカーボンニュートラルの潮流を受けて、国内でも2050年までにカーボンニュートラルを目標とする企業が増えています。

高村氏は、企業がカーボンニュートラルに動く理由について、気候変動が事業に悪影響やリスクを及ぼす可能性があることはもちろん、「金融市場やサプライチェーン全体で脱炭素化やCO2排出削減が求められるようになり、気候変動への対応が企業価値を左右する重要な要素になりつつある」と述べました。実際に金融機関・投資家が企業に気候変動リスクの情報開示を働きかけ、場合によっては議決権を行使することも起きています。

「国内でも、2050年までに投融資先ポートフォリオの温室効果ガス(GHG)排出量を実質ゼロにすることを表明している金融機関があり、この流れは今後も加速していくことが予想されます」(高村氏)

このように、企業や金融市場の動きは国内外のカーボンニュートラルをめざす政策からも大きな影響を受けていることが分かります。高村氏は、日本のGHG排出量の約85%がエネルギー起源であることから、今後は、エネルギー効率のさらなる改善とともに、「再生可能エネルギーの最大限導入」により力点が置かれるようになると予測。住宅・建築物のゼロエミッション化やガソリン車の新規販売停止なども強化される可能性があると言います。

さらに、日本の強みである技術力を発揮できるような新技術の社会実証・社会実装のための制度・ルール・インフラの整備を進める政策が必要であること、企業の温室効果ガスの排出削減をファイナンスで支援する「サステナブル・ファイナンス」の政策動向にも注目すべきとのことです。

最後に高村氏は、今起きている変化の中で企業に求められることを下記のようにまとめました。

「気候変動への対応だけでなく、サーキュラーエコノミーや生物多様性に対する投資家たちの関心は非常に高まっています。カーボンニュートラルをはじめとするサステナブルな製品・サービスをつくることは、取引先や投資家からの評価を高めることに直結するのです。そして、一つの企業がつくる製品・サービスが、他の多くの企業を支えていることを考えると、カーボンニュートラルに取り組むことが取引先のお客さまの企業価値を高めることにもつながると考えることができるでしょう」

「電通カーボンニュートラル生活者調査」からのヒント

続いて登壇したのは、電通Team SDGsでプロジェクトリーダーを務める竹嶋理恵氏と、同チームでSDGsコンサルタントを務める林祐氏。生活者のカーボンニュートラルへの意識や取り組んでいる企業イメージを明らかにする定点調査「電通カーボンニュートラル生活者調査」の結果から、今後企業が取り組むべき施策のヒントを導き出します。

はじめにカーボンニュートラルという言葉の認知状況についてのヒアリング結果では、半数以上の人が聞いたことがあると回答。年代別に見ると、年齢が上がるにつれて認知度も上がる一方で、10代の認知度も高いことが分かりました。林氏は「SDGsの認知度を調査した際も、グラフは同じようなカーブを描いていました。10代の若者はサステナブルへの感度が高い傾向にあることが分かります」と解説しました。

カーボンニュートラル

続いて、カーボンニュートラルの成長が期待できると政府が発表している重点14分野に対する取り組みの認知度調査では、「再生可能エネルギーの主力電源化」「自動車の脱炭素化・蓄電池技術の実現」「資源循環型社会の実現」の3分野の認知度は比較的高かったものの、他の分野の取り組みはまだ生活者にあまり知られていないことが分かりました。

カーボンニュートラル
出典:「2050年カーボンニュートラルに伴う グリーン成長戦略」より
https://www.meti.go.jp/press/2021/06/20210618005/20210618005-4.pdf

さらに、世界の取り組みについてのヒアリングでは、どの分野でも「世界のほうが積極的に取り組んでいる」という認識が多数との結果に。竹嶋氏は、「取り組みの中身を詳しく見ると、日本企業のほうが進んでいる分野もあるように感じます。しかし、一般の生活者は世界のほうが進んでいるというイメージを抱いているため、世界に比べて日本企業がどうなのかをしっかりと伝えていく必要があると思います」と実情とのギャップについても解説しました。

同調査ではさまざまな産業から合計40社の企業をピックアップし、各企業のカーボンニュートラルへの取り組みに対する認知度と期待度を調べています。この結果を業界別にマッピングすると、業界ごとの現在地が見えてくると、両氏は言います。

「例えば自動車業界は、カーボンニュートラルへの取り組みの認知度も期待度も比較的高い傾向にあります。これは、各企業の取り組みも、業界としての取り組みも、カーボンニュートラルとの結びつきを理解しやすいことが要因として考えられます」と林氏。逆に不動産業界や建設・住宅業界は、各企業も業界としてのイメージもカーボンニュートラルとして結びつきにくいため、認知度・期待度共に低い傾向にあるとのことです。この結果から、業界ごとに取り組むべき施策のヒントが見えてくることを解説しました。

カーボンニュートラル

①認知度大・期待度大(自動車業界)
カーボンニュートラルをけん引していく業界。業界の垣根を超えた取り組みや、海外に向けた情報発信が求められる。

②認知度小・期待度大(輸送業界、電気機器・機械業界、エネルギー業界)
感度の高い人には伝わっているため、今後はより多くの生活者に認知を広げる活動に注力する。その際、分かりやすく生活者の暮らしに結びつけることがポイント。

③認知度大・期待度小(食品業界、小売業界)
生活者との接点だけでなく、バックグラウンドも含めたチェーン全体でのカーボンニュートラル化を推進する必要がある。同時に、顧客体験でカーボンニュートラルを実感できるような取り組みや情報発信もカギに。

④認知度小・期待度小(不動産業界、建設・住宅業界、通信業界)
業界のカーボンニュートラルへの取り組みが、生活者の暮らしにどう関係するのか、何をもたらすのかを説明することが不可欠。

竹嶋氏は「すでに多くの企業がカーボンニュートラルに取り組み、徐々に生活者の認知も高まりつつあります。今後より理解や共感を高めていくためには、業界の特徴や自社の特性に合わせてコミュニケーション戦略を立てることが大切です」と見解を示しました。

最後に紹介があったのは、カーボンニュートラルに取り組む企業への意識に関する調査結果。生活者はカーボンニュートラルに取り組む企業を「応援したい」「信頼できる」と考えるだけでなく、「長期にわたって利用したい」「商品・サービスを購入したい・利用したい」と考える割合が半数以上いることが明らかになりました。

カーボンニュートラル

「カーボンニュートラルへの取り組みは、実利やエンゲージメントに関わる重要なものだと捉えることができるのです」と林氏は述べて締めくくりました。

今回紹介した基調講演とトークセッションを通して、企業はカーボンニュートラルに取り組むことで、投資家や取引先といったステークホルダーからの評価を高め、商品・売上の拡大や顧客ロイヤルティも向上させる可能性があることが分かりました。カーボンニュートラルへの迅速かつ積極的な対応が求められる一方で、この変化は大きなビジネスチャンスであると捉えることもできそうです。

次回は、カーボンニュートラル社会の実現と企業の成長を両立していくために企業が取り組むべきことについて、実際の事例を交えながら展開されたウェビナーについてレポートします!
 

【参加者募集】
Sustainable d Actions Webinar
Sustainable d Actions Webinar ~vol.3~
「サーキュラーエコノミーを実現する新たな連携とビジネスの可能性」

主催:電通ジャパンネットワーク サステナビリティ推進オフィス/電通Team SDGs
日時: 2021年11月9日(火)・10日(水) 両日とも10:00〜13:00
費用 : 無料(先着500名)
形式: Zoomウェビナー

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なぜ若者はPBのビールを飲まない?ミニスーパーを利用しない?消費行動を分析

 筆者が教授を務める神奈川大学経営学部では毎年、冬にゼミナール対抗の研究大会が開催される。筆者のゼミでもテーマがやっと固まり、大会に向けて本格的な調査を開始しようという段階である。今年は3つのグループに分かれたが、そのうち2つが若者の消費行動に関するものとなっている。

なぜ若者はPBを買わないのか?

「どうして教員である自分がPB(プライベートブランド)のアルコールを飲んでいるのに、お金のないはずである学生がNB(ナショナルブランド)を飲んでいるのか?」という筆者の日頃のぼやきを学生が拾い上げ、研究がスタートしている。

 NBとは、アサヒビール、キリンビール、サッポロビール、サントリービールのようなメーカーにより製造・販売されている商品である。よって、セブン-イレブンやイオンなど、コンビニ、スーパー等さまざまな店で消費者は購入することができる。

 一方PBは、本来は商品を製造するのではなく、メーカーや問屋から購入し、消費者に販売する役割を担うはずの小売業者が製品企画を行い、製造を委託し、自社ブランドで販売する商品である。代表的なPBには、イオンの「トップバリュ」やセブン&アイグループの「セブン・プレミアム」などがある。一般に、卸売業者を介在させず、広告なども行わない、さらに大量の確定発注などによりコストを大きく引き下げ、NBと比較して3分の2から半額程度で販売される商品が目立つ。最近、注目を浴びる業務スーパーの加工食品にも、多くのPBが見受けられる。

若者のPBに対する消費行動

 SNSをはじめとするインターネットは、負の部分に関心が集まる場合もあるが、我々に大きなメリットをもたらしていることも事実である。たとえば、アンケート調査といえば、筆者も経験があるが、以前であれば駅前など路上に立ち、紙の質問票に記載してもらうパターンが主流であった。この場合、そもそも答えてもらえる人を見つけることが難しく、さらに集計にも時間を要した。

 しかし、近年の学生が行うアンケート調査では、自らのSNSでつながっている人を対象にMicrosoft Formsなどの集計アプリを活用し、極めて短時間で行われている。もちろん、サンプルの偏りや代表性などの問題は危惧されるが、学生が行う予備調査レベルであれば有効性は高いといえるだろう。集計結果の分析をはじめ、基本的な考え方や一連の手法さえ、しっかり習得できれば、就職後は勤め先の負担できっちりとした母集団に対して調査を行えばよいからである。

 話を「若者のPBに対する消費行動」に戻すと、学生たちのこうした予備的アンケート調査によると(サンプル数:109人)、9割程度がNBのアルコール(ビールやチューハイ)を好んで飲んでいるようである。さらに、「仮に経済的に余裕があればNBとPBのどちらを飲むか?」という質問に対しては、95%がNBと回答したことは当然のこととして、興味深い点は逆に「経済的余裕がない場合」という質問においても、半数程度はNBと回答している。

 一方、PBに対する味の評価に関しては好意的な意見も多く、仮説の段階ではあるが、やはり知名度やイメージの低さなどが大きな妨げになっているようである(もちろん、他のさまざまな要因についても慎重な検討が重要ではあるが)。この点に関しては、もちろん大々的な広告などを展開すればよいわけだが、それでは低価格というPBの利点を低下させることになってしまう。しかし、研究という視点からは、こうしたPBの持つ制約条件のもと、いかなるマーケティングを展開すべきかという点において、大変興味深い。

なぜ若者はミニスーパーを利用しないのか?

 また、別のチームは若者のミニスーパーの利用度の低さに注目し、研究を行っている。たとえば、イオンが都内・川崎・横浜にて展開する「まいばすけっと」の利用者層において、10~20代が占める割合は1割にも満たない。お菓子やジュースをひとつ買うためだけに大型スーパーを利用しないというのは利便性の観点からも理解できるが、ミニスーパーの場合、店の広さはコンビニとあまり変わらず、しかも価格は普通のスーパーと同程度であり、コンビニと比較するとかなりの低価格であるにもかかわらず、「お金に余裕のないはずの若者の利用率が低いのはなぜか?」という問題意識である。

 先の研究ではPBという商品を、本研究ではミニスーパーという店舗(流通)を対象としているが、ともに現代における若者の消費行動の興味深い特徴、これらに対する有効なマーケティング施策が導き出されることを期待している。
(文=大﨑孝徳/神奈川大学経営学部国際経営学科教授)

海藻の食物繊維がメタボ抑制に効果?特有の“ネバネバ物質”にも意外な作用

海藻」は海で生息する植物の総称です。海藻とその祖先は地球の歴史において10億年近くも水中生物の王者の地位を続け、広範囲に繁殖しています。また、陸上植物の祖先は、大昔、海藻の祖先が地上に進出したものです。海藻は2万種類以上に分類することができますが、そのうち数百種類が世界各国で食用とされています。日本で食用とされる主な海藻には、アオサ、ノリ、コンブ、ワカメ、ヒジキなどがあります。

海藻は栄養豊富でサステイナブルな食品

 東アジアの国々では、有史以前から海藻を食べていたことがわかっています。和食には海藻がそのままで、あるいは練り物のように加工されてしばしば用いられますが、アイルランド、スコットランド、ウェールズの海岸地帯や、中国、韓国、ベトナム、マレーシアでも海藻を食べる習慣があります。

 海藻は思いのほか栄養価が高く、人間の体が必要とするミネラルやアミノ酸を、陸の野菜に比べ、はるかに多く含んでいます。食物繊維が豊富で満腹感をもたらすので、食欲と血糖を抑える効果もあります。海藻特有のネバネバ物質のフコイダンには、抗炎症、抗ウイルス性があり、悪玉コレステロールを減らし、血栓のリスクを抑える作用があるといわれています。

 また、甲状腺が正常に働くために必要なヨウ素も多く含んでいます。多くの場合、海藻は天然物を採取することができ、採取後は自然に再生しますので、究極のサステイナブル(持続可能な)食品だと言えます。

 たとえば、ヒジキは北海道南部以南の潮間帯の岩石上に群生する海藻で、茎は円柱状で岩上をはって生息しています。生のときは褐色ですが、採取して乾燥させると黒褐色となります。若い藻体を食用としますが、葉緑素のほかにカロテノイド色素、特に褐色のフコキサンチンを含みます。粘着性成分としてアルギン酸を含むことも特徴です。

海藻がメタボリックシンドロームを抑制する

 慶應義塾大学などの研究チームは、海藻に含まれる食物繊維のアルギン酸ナトリウムが腸内細菌を介してメタボリックシンドロームを抑制することを明らかにしました。

 食物繊維のアルギン酸ナトリウムは、コンブやワカメ、ヒジキ、モズクなどの褐藻類に含まれている多糖類です。「増粘剤」「ゲル化剤」など食品の品質改良材として広く用いられていることに加えて、水溶性食物繊維としても用いられています。また、肥満モデル動物を用いた試験において、体重増加を抑える、コレステロールを減少させるなど、メタボリックシンドロームに対する効果も報告されています。

 さらに、一部の腸内細菌が食物繊維のアルギン酸ナトリウムを栄養源として利用できることも明らかとなっています。今回の研究で、メタボリックシンドロームを誘発するために脂肪の多いエサを与えたマウスに食物繊維のアルギン酸ナトリウムを摂取させると、特定の腸内細菌が著しく増加することがわかりました。

 抗菌剤で腸内細菌叢を破壊すると、メタボリックシンドロームが進行することが以前からわかっています。そこで、腸内細菌叢を破壊したマウスに食物繊維のアルギン酸ナトリウムを与えたところ、腸内細菌叢が整えられ、メタボリックシンドロームが改善したことから、食物繊維のアルギン酸ナトリウムは腸内細菌叢を整え、その結果としてメタボリックシンドローム抑制に必須の成分であることが明らかになりました。

 さらなる解析によって、食物繊維のアルギン酸ナトリウムは腸管内で炎症を起こす細胞の割合を低下させることがわかり、この作用は腸内細菌を除去すると消失することから、食物繊維のアルギン酸ナトリウムは腸内細菌を介して腸管の炎症性細胞を減少させることによっても、メタボリックシンドロームを抑制することが明らかになりました。

 今後、「腸内環境を健全に保つことでメタボリックシンドロームを予防し得る」という概念が広く浸透していくとともに、メタボリックシンドロームの予防・改善を目的として腸内環境を変化させる食品・医薬品の開発が期待されます。

 外飲みの機会が少しずつ増えているビジネスパーソンのみなさんも、サラダを注文するときには海藻サラダ、つまみを注文するときにはヒジキの煮物を一品加えるなどして、メタボリックシンドロームの予防を心がけてみてはいかがでしょうか。

(文=中西貴之/宇部興産株式会社 品質保証部)

【参考資料】
『マギー キッチンサイエンス -食材から食卓まで-』(共立出版/Harold McGee 著、香西みどり監訳、北山薫、北山雅彦訳)

慶應義塾大学大学ニュースリリース