JRA【朝日杯FS(G1)予想】「厳選4点」でジオグリフ、ドウデュースは余裕の消し! 阪神JF「◎→〇→△」で万馬券ゲット、2週連続的中の絶好調予想が推奨の「穴馬」とは

 今回は2歳G1第2弾・朝日杯FS(G1)を予想していく。

 先週の阪神JF(G1)は◎→○→△で的中。○に推したラブリイユアアイズが穴を開けた格好になったが、牡牝混合戦のG2で好走しており、ローテーション的にも過去に前例があっただけにワケなく買えた1頭だったが、幸い人気の盲点になった。

 1番人気に推されたナミュールが出負けしたのも大きい。この馬は阪神JFも含めて3戦すべてで出遅れており、気性面での成長が必須だ。最後方から追い込んで4着まで来ているので、実力はあるのだろうが……。

さて、予想に戻ろう。
いつものように過去10年馬券に絡んだ30頭の前走データになる。

京王杯2歳S、デイリー杯2歳S、サウジアラビアRC 各5頭
東スポ杯2歳S、ベゴニア賞(1勝クラス) 各3頭
きんもくせい特別(1勝クラス)、未勝利戦 各2頭
その他1勝クラス特別 計3頭
オープン特別、新馬戦 各1頭
となっている。京王杯・デイリー杯は伝統ある2歳重賞なので、そこをステップに参戦するのは至極当然と言えよう。注目はサウジアラビアRC(G3)だ。創設が2015年と歴史が浅い重賞だが、その2年後にあたる17年以降、毎年必ず1頭は馬券に絡んでいる。

続いて人気順の成績が以下だ。
1番人気 4-2-2-2
2番人気 2-2-1-5
3番人気 0-1-2-7
4~6番人気 2-2-1-25
7~9番人気 2-2-1-25
10番人気以下 0-1-3-69
となっている。1番人気は手堅く馬券に絡んでいる印象で、2番人気もそれほど人気を裏切ってはいない。一方、3番人気はとても信用できる数字ではない。近5年に絞っても馬券に絡んだのはわずか1回。16年は人気馬がすべて飛んでいるが、それ以降は1番人気・2番人気が仲良く馬券に絡み、そこに人気薄が割って入るといった構図だ。

 これを踏まえて「◎」は4番セリフォスとする。

 前走はデイリー杯2歳S(G2)で、中団やや後ろから直線の叩き合いを制しての3連勝。ローテーション的には前述の通り朝日杯の王道を行っているもので、マイル戦ばかりデビューから3戦使っているところからも、照準が最初からここにあったと見える。

 陣営は気性面を課題に挙げているようだが、とは言え危なげなく重賞を連勝するあたり、やはり現時点の完成度が違うのだろう。上述したナミュールの出遅れをやらかしたC.デムーロ騎手への乗り替わりを不安視する声もなくはないが、前走も結果的にはテン乗りの格好になり、乗り替わりに不安はなかろう。

 続く「○」だが、今回も穴っぽいところで12番のトウシンマカオを推す。

 前走はデイリー杯と同じく重要ステップレースとなる京王杯2歳S(G2)。好位差しを狙っての位置取りだったが、先行したキングエルメスを捉えきれずに0.2秒差の2着だった。

 詳しくは本サイトのこの記事に詳しいが、この京王杯2歳S、トウシンマカオに続く3着に入ったのが、先週波乱を演出したラブリイユアアイズだ。牝馬とはいえG1 2着馬に先着した実績とレースレベルの高さは疑いようがない。

 陣営は1400mが現時点のベストと言いつつ、やはり前走の内容の良さに自信をのぞかせており、ここでの一発を狙っている気配。この馬も実績の割に人気していないので、狙い目の1頭となるはずだ。

「▲」には、これまた人気のない3番アルナシームを挙げる。

 前走は東スポ杯2歳S(G2)。今年からG2に昇格したこのレースだが、3番人気に推される程度には評価のあった1頭。ただ、出遅れが響いて最後方からの競馬を強いられ、直線では先頭に並ぶも伸び脚なく6着に敗れている。

 朝日杯の過去において、東スポ杯を経由して3頭が馬券に絡んでいるが、勝ってここに挑んだのは12年のコディーノ1頭。残り2頭は東スポ杯を大敗しての巻き返しで好走している。

 陣営はやはり気性難を前走敗退の理由に挙げているが、一方で出遅れながらもここまで上がってきたところを評価しており、色気たっぷりのコメントを残している。

 こちらは前走の負けっぷりが嫌われて人気していないが、鞍上はレジェンド武豊騎手から「代打職人」池添謙一騎手にスイッチ。今秋は今ひとつ代打成績が冴えないのは気がかりではあるものの、こちらも人気の盲点になっている1頭。人馬ともに侮れない。

「△」は14番のトゥードジボンを指名する。

 前走は未勝利戦ながら、デビュー戦ではセリフォスが相手で、勝ち馬が強すぎたせいもあるが0.5秒差の3着に好走。続く未勝利戦は阪神1400mと1ハロン短縮したが、それが裏目に出たのか12着と大敗している。そこからの前走はマイル戦。前2戦と異なり、逃げを打ってゴール前ハナ差だけしのぎ、勝ち上がった。

 実績だけ見れば、無敗馬が何頭もいる中で「なぜ未勝利勝ち馬が」という話になる。だが、昨年の勝ち馬グレナディアガーズが未勝利からG1制覇を成し遂げている。未勝利からの好走例もあるので、敢えてのピックアップだ。

 人気どころでいくと、ジオグリフ、ダノンスコーピオン、ドウデュース、ドーブネは切り。

 4頭すべてが好走ローテーションに当てはまっていないのが最大の理由だが、中でもジオグリフは強く「消し」としたい。過去10年で休み明け初戦で好走した例がないからだ。確かに前走・札幌2歳S(G3)は強い勝ち方をしており実力はある。だが、だからと言って休み明け初戦で2歳G1の好走は容易ではないだろう。

 ということで、今回は3番、4番、12番、14番の4頭で3連複BOX4点とする。狙ったわけではないが、データ的に買えない馬が多すぎて結果としてセリフォス以外がすべて穴馬になってしまった。

 セリフォスが来ても、残り3頭のいずれかが馬券に絡めば余裕の万馬券ではなかろうか。

(文=トーラス神田)

<著者プロフィール>
オグリ引退の有馬記念をリアルタイムで見ている30年来の競馬好き。ウマ娘キャラがドンピシャの世代。競馬にロマンを求め、良血馬にとことん目がない。おかげで過去散々な目に遭っている。そのくせ馬券は完全データ派。座右の銘は「トリガミでも勝ちは勝ち」。

 

JRA朝日杯FSは「超大穴」が第1位!? サークルオブライフ、アカイイトに共通した「魔境」阪神競馬場の法則…セリフォス盤石もダノンスコーピオンに死角あり?

 19日には、2歳王者決定戦の朝日杯フューチュリティS(G1)が行われるが、舞台となる「阪神競馬場」は現在“未知の領域”に突入している。

 同じ阪神競馬場で開催された先週の阪神JF(G1)は、3番人気サークルオブライフが勝利したものの1番人気ナミュール、2番人気ステルナティーアがそろって敗れ、三連単は10万馬券を超える波乱の結果となった。

 この結果には様々な要因があるが、中でも注目したいのが「馬体重」だ。

 勝ったサークルオブライフの478キロは出走メンバー18頭で1位だった。さらに3着馬ウォーターナビレラの470キロも同3位である。一方で、ナミュールは下から5番目となる13位、ステルナティーアも12位だった。

 無論、428キロのラブリイユアアイズが2着に健闘したのだから一概には言えないが「馬体重の大小」が人気馬の明暗を分ける結果になったとは言えそうだ。この結果は、たまたまなのだろうか。

「阪神JFだけの結果なら『たまたま』でしょうが、実は今秋の阪神、特にここ1か月の開催では同様の傾向が多々見られています。その背景には、京都競馬場の改修工事により、異例のロングランを強いられいることが挙げられるでしょうね。

開催経過によって芝のコンディションが悪化すれば、より『パワー』が求められる馬場になります。我々競馬ファンが競走馬のスピードやスタミナを推し測ることと同様に、パワーも例えば『欧州血統はパワー型』など血統の傾向からを推測することができますが、中でも『馬体重』も重要な判断材料だと思います。基本的には人と同じで、馬も身体が大きい方がパワーがある傾向にあるようです。

毎年、阪神は長くとも2か月開催が通例ですが、今年は10月9日の開幕からすでに3か月目に突入。厳寒期で芝が育ちにくい状況ですから、今後もよりパワーが求められる傾向が強くなると思いますね」(競馬記者)

 実際に、阪神競馬場で先月行われたエリザベス女王杯(G1)は、三連単が339万馬券という歴史的な大波乱に終わった。だが、実は勝った10番人気アカイイトの514キロは出走メンバー1位。7番人気で2着したステラリアの490キロも同4位だったというから驚きだ。

 それだけでなく、翌週のマイルCS(G1)でも勝ったグランアレグリアは牝馬ながら500キロを超える雄大な馬体の持ち主であり、3着の5番人気ダノンザキッドも528キロと3歳馬としては、かなりの大型馬だった。

 配当こそ三連単5460円と平穏な決着だったが、上位着までの7頭中5頭が500キロを超える馬だった一方、8着以下はすべて500キロ未満だったっことには注目しておきたい。

 また、G1でなくとも4日に行われたチャレンジC(G3)では勝った1番人気ソーヴァリアントと3着ペルシアンナイトが、それぞれ2位と4位。一方で2番人気ながら4着に終わったジェラルディーナの馬体重は、メンバー最下位だった。

 その上で注目したいのは、やはり今週の朝日杯フューチュリティSだろう。

 現段階では調教後の馬体重しか確認できないものの、第1位は504キロのセッカチケーン(牡2歳、美浦・高柳瑞樹厩舎)だ。

 初の芝挑戦に加え、前走10着に大敗……『netkeiba.com』の事前予想で下から2番目の14番人気、単勝万馬券に想定されている通り、本来なら買える要素は皆無かもしれないが、今の阪神の「傾向」通りだと急浮上する。芝よりもパワーを要するダートの実績がモノをいう、まさかの結末があるかもしれない。

 また、人気が予想されるセリフォス、ジオグリフ、ドウデュース辺りも488キロ、496キロ、496キロと頼もしい数字が並ぶ。一方でダノンスコーピオンの460キロはやや気になるところだ。馬格のある上位人気馬から、馬体重が大きな穴馬を狙ってみるのが有効かもしれない。

(文=銀シャリ松岡)

<著者プロフィール>
 天下一品と唐揚げ好きのこってりアラフォー世代。ジェニュインの皐月賞を見てから競馬にのめり込むという、ごく少数からの共感しか得られない地味な経歴を持つ。福山雅治と誕生日が同じというネタで、合コンで滑ったこと多数。良い物は良い、ダメなものはダメと切り込むGJに共感。好きな騎手は当然、松岡正海。

JRA朝日杯FSは「超大穴」が第1位!? サークルオブライフ、アカイイトに共通した「魔境」阪神競馬場の法則…セリフォス盤石もダノンスコーピオンに死角あり?

 19日には、2歳王者決定戦の朝日杯フューチュリティS(G1)が行われるが、舞台となる「阪神競馬場」は現在“未知の領域”に突入している。

 同じ阪神競馬場で開催された先週の阪神JF(G1)は、3番人気サークルオブライフが勝利したものの1番人気ナミュール、2番人気ステルナティーアがそろって敗れ、三連単は10万馬券を超える波乱の結果となった。

 この結果には様々な要因があるが、中でも注目したいのが「馬体重」だ。

 勝ったサークルオブライフの478キロは出走メンバー18頭で1位だった。さらに3着馬ウォーターナビレラの470キロも同3位である。一方で、ナミュールは下から5番目となる13位、ステルナティーアも12位だった。

 無論、428キロのラブリイユアアイズが2着に健闘したのだから一概には言えないが「馬体重の大小」が人気馬の明暗を分ける結果になったとは言えそうだ。この結果は、たまたまなのだろうか。

「阪神JFだけの結果なら『たまたま』でしょうが、実は今秋の阪神、特にここ1か月の開催では同様の傾向が多々見られています。その背景には、京都競馬場の改修工事により、異例のロングランを強いられいることが挙げられるでしょうね。

開催経過によって芝のコンディションが悪化すれば、より『パワー』が求められる馬場になります。我々競馬ファンが競走馬のスピードやスタミナを推し測ることと同様に、パワーも例えば『欧州血統はパワー型』など血統の傾向からを推測することができますが、中でも『馬体重』も重要な判断材料だと思います。基本的には人と同じで、馬も身体が大きい方がパワーがある傾向にあるようです。

毎年、阪神は長くとも2か月開催が通例ですが、今年は10月9日の開幕からすでに3か月目に突入。厳寒期で芝が育ちにくい状況ですから、今後もよりパワーが求められる傾向が強くなると思いますね」(競馬記者)

 実際に、阪神競馬場で先月行われたエリザベス女王杯(G1)は、三連単が339万馬券という歴史的な大波乱に終わった。だが、実は勝った10番人気アカイイトの514キロは出走メンバー1位。7番人気で2着したステラリアの490キロも同4位だったというから驚きだ。

 それだけでなく、翌週のマイルCS(G1)でも勝ったグランアレグリアは牝馬ながら500キロを超える雄大な馬体の持ち主であり、3着の5番人気ダノンザキッドも528キロと3歳馬としては、かなりの大型馬だった。

 配当こそ三連単5460円と平穏な決着だったが、上位着までの7頭中5頭が500キロを超える馬だった一方、8着以下はすべて500キロ未満だったっことには注目しておきたい。

 また、G1でなくとも4日に行われたチャレンジC(G3)では勝った1番人気ソーヴァリアントと3着ペルシアンナイトが、それぞれ2位と4位。一方で2番人気ながら4着に終わったジェラルディーナの馬体重は、メンバー最下位だった。

 その上で注目したいのは、やはり今週の朝日杯フューチュリティSだろう。

 現段階では調教後の馬体重しか確認できないものの、第1位は504キロのセッカチケーン(牡2歳、美浦・高柳瑞樹厩舎)だ。

 初の芝挑戦に加え、前走10着に大敗……『netkeiba.com』の事前予想で下から2番目の14番人気、単勝万馬券に想定されている通り、本来なら買える要素は皆無かもしれないが、今の阪神の「傾向」通りだと急浮上する。芝よりもパワーを要するダートの実績がモノをいう、まさかの結末があるかもしれない。

 また、人気が予想されるセリフォス、ジオグリフ、ドウデュース辺りも488キロ、496キロ、496キロと頼もしい数字が並ぶ。一方でダノンスコーピオンの460キロはやや気になるところだ。馬格のある上位人気馬から、馬体重が大きな穴馬を狙ってみるのが有効かもしれない。

(文=銀シャリ松岡)

<著者プロフィール>
 天下一品と唐揚げ好きのこってりアラフォー世代。ジェニュインの皐月賞を見てから競馬にのめり込むという、ごく少数からの共感しか得られない地味な経歴を持つ。福山雅治と誕生日が同じというネタで、合コンで滑ったこと多数。良い物は良い、ダメなものはダメと切り込むGJに共感。好きな騎手は当然、松岡正海。

なぜオーケストラには指揮者が必要?指揮者なしでも正確な演奏は可能という事実

指揮者なんて、最初だけ振ってテンポを教えてくれたら、あとはオーケストラだけで演奏できるよ」

 僕が米ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団の副指揮者を務めていた時期に、親しくなった楽員が冗談交じりに言った言葉です。確かにその通りで、20世紀以降の込み入った曲では難しいですが、通常はテンポが変わることがない限り、指揮をしなくてもオーケストラは演奏を続けることができます。

 指揮者はホールの客席に行ってオーケストラのサウンドをチェックすることがあるのですが、指揮者なしでもオーケストラは正確に弾き続けています。それどころか、自分が指揮をしているよりも良い音が出ていて、少しがっかりすることもあるくらいです。

「指揮者が客席に行く時に、むしろもっと良い音を出そうとがんばったりするんだよね」と、親しいコンサートマスターが笑いながら話してくれました。指揮者とオーケストラのプライドがぶつかり合うような丁々発止を繰り返しながら、リハーサル、本番と進んでいくのです。

 オーケストラの音を良くすることは、指揮者の大事な能力のひとつです。もちろん簡単な話ではありませんし、特に優秀なオーケストラであればあるほど、常日頃の演奏自体が素晴らしいわけで、それ以上のクオリティをつくるのは至難の業となります。

 しかし反対に、クオリティを壊すのは簡単です。音楽大学出たてのひよっこ指揮者であっても、世界的な大巨匠であっても、以下の方法を使えば、オーケストラはあっという間に演奏不可能に陥るのです。

オーケストラが簡単に演奏不可能に陥る方法

 そのやり方を明かす前に、少し説明が必要でしょう。オーケストラの楽員は、目の前の譜面台に置かれた楽譜を見て演奏しています。重要な場所では、楽譜から目を離して指揮者を見ることもありますが、楽譜を見ないことには演奏ができませんし、一時も目を外すことができないような複雑な楽譜を演奏することもあります。しかし、常にどこかで指揮者を見ているのが不思議です。指揮台からは、誰も見ていないようであっても、指揮に即座に反応するのです。

 もちろん、指揮がよく見えるように、すべての楽員が指揮者のほうを向いて演奏しているのですが、もしかしたらベテランの楽員などは、無意識に近い状態で指揮者を見ているのかもしれません。指揮を“見る”というよりも、“見えてしまう”と言ったほうが正確かもしれません。

 たとえば、熟達したタクシードライバーが、前方の信号や周りの車に注意を集中して運転しながらも、どこかで手を上げている乗客を目で追っているのと似ています。ほかにも、夜にパトロール中の警察官が、パトカーを運転しながら、すれ違ったクルマのドライバーの目線を不審に感じて職務質問をしたりするという話を聞いたこともありますが、それも同様でしょう。

 さて、そんなオーケストラですが、指揮者が演奏をめちゃくちゃにする方法は至って簡単です。演奏も始まり、「指揮者なんていなくても演奏できる」という状態になったとします。そこで指揮者がまったく違うテンポで指揮をするだけで、オーケストラは総崩れするのです。どんなに著名なオーケストラでも、間違いなくめちゃめちゃになるでしょう。楽員は、長年の経験により、見ているつもりでなくても見えてしまう指揮のテンポに、体が勝手に合わせるようになっているので、混乱してしまうのです。

 実は、もうひとつ方法があります。これも簡単で、拍子と違う方法で指揮をすると、テンポが正しくても、これはこれで大変なことになってしまうのです。

 音楽には「拍子」があることはご存じだと思います。代表的なものに、2拍子、3拍子、4拍子、6拍子とありますが、各々、指揮をする形が決まっています。たとえば、3拍子の音楽なのに4拍子の形で指揮をしたら、大変なことになります。拍子にはほかにも5拍子や7拍子などもありますが、5拍子なのに三角形の形で指揮をする3拍子のやり方で指揮をしたら、世界最高峰のベルリン・フィルハーモニー交響楽団であっても、自分が演奏している拍がわからなくなってしまって、ほどなく総崩れしてしまうでしょう。

 そうなると、「指揮しなくても演奏できるよ」ではなく、むしろ「頼むから指揮をしないでくれ。自分たちで勝手に演奏するから」と言われることは間違いありません。

なぜ指揮者がいなければならないのか

 では、指揮者とは、いったい何なのでしょうか。なぜ必要なのでしょうか。

 オーケストラは、時に100名を超えるメンバーが一緒に演奏します。しかし、毎年12月になればいやになるほど演奏するベートーヴェンの『第九』であっても、一人ひとりの曲に対する考え方やイメージが異なるのは当然です。たとえば、一人ずつ別室で『第九』を演奏する実験をしたとしたら、100人が100人とも、異なるテンポ、異なる雰囲気で演奏するに違いありません。そこで指揮者の出番となります。「今回はこれでいきます!」という言葉が適切かどうかはわかりませんが、指揮棒を振りながらテンポや音楽的雰囲気を伝えて統一していきます。

 ここで疑問に思われたと思います。テンポは指揮を振るだけで伝わりますが、音楽的雰囲気をどうやって伝えるのでしょうか。指揮を柔らかく振ったり、固めに振ったり、時には顔の表情を使ったりと、さまざまな方法があるのですが、テンポの速い遅いだけでも、音楽的雰囲気はがらりと変わります。

 そこで思い出したのは、ビートルズの出世作『Please Please me』です。ビートルズ初アルバムの1曲目を飾り全米チャート第1位を取ることになった、「ビートルズといえばこの曲」と言えるような、軽快な曲です。

 しかし、ジョン・レノンが当初作曲したときは、スロー・テンポな曲だったそうです。当時のレコーディング・プロデューサーのジョージ・マーティンは、「テンポが遅く退屈で、ヒットしそうな見込みはない」と感じたそうですが、思いつきで「テンポを上げてみたらどうか?」と提案した結果、世界的な大ヒット曲になりました。テンポひとつで音楽の印象が大きく変わるのは、どの音楽の世界でも一緒なのだと思います。

 テンポを決めるのは、指揮者にとっては腕も見せ所です。速ければ良いというわけでもなく、ゆっくりとしたテンポで、聴衆の心にしみじみと音楽の良さを伝えることもあります。しかも、オーケストラもどんなテンポでも演奏できるわけではないですし、作曲家の意図も考えながらテンポを決める作業には毎回、僕も頭を悩まされ続けています。

(文=篠崎靖男/指揮者)

●篠﨑靖男
 桐朋学園大学卒業。1993年アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクールで最高位を受賞。その後ウィーン国立音楽大学で研鑽を積み、2000年シベリウス国際指揮者コンクール第2位受賞。
 2001年より2004年までロサンゼルス・フィルの副指揮者を務めた後、英ロンドンに本拠を移してヨーロッパを中心に活躍。ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、BBCフィルハーモニック、ボーンマス交響楽団、フランクフルト放送交響楽団、フィンランド放送交響楽団、スウェーデン放送交響楽団など、各国の主要オーケストラを指揮。
 2007年にフィンランド・キュミ・シンフォニエッタの芸術監督・首席指揮者に就任。7年半にわたり意欲的な活動でオーケストラの目覚ましい発展に尽力し、2014年7月に勇退。
 国内でも主要なオーケストラに登場。なかでも2014年9月よりミュージック・アドバイザー、2015年9月から常任指揮者を務めた静岡交響楽団では、2018年3月に退任するまで正統的なスタイルとダイナミックな指揮で観客を魅了、「新しい静響」の発展に大きな足跡を残した。
 現在は、日本はもちろん、世界中で活躍している。エガミ・アートオフィス所属
オフィシャル・ホームページ http://www.yasuoshinozaki.com/

なぜオーケストラには指揮者が必要?指揮者なしでも正確な演奏は可能という事実

指揮者なんて、最初だけ振ってテンポを教えてくれたら、あとはオーケストラだけで演奏できるよ」

 僕が米ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団の副指揮者を務めていた時期に、親しくなった楽員が冗談交じりに言った言葉です。確かにその通りで、20世紀以降の込み入った曲では難しいですが、通常はテンポが変わることがない限り、指揮をしなくてもオーケストラは演奏を続けることができます。

 指揮者はホールの客席に行ってオーケストラのサウンドをチェックすることがあるのですが、指揮者なしでもオーケストラは正確に弾き続けています。それどころか、自分が指揮をしているよりも良い音が出ていて、少しがっかりすることもあるくらいです。

「指揮者が客席に行く時に、むしろもっと良い音を出そうとがんばったりするんだよね」と、親しいコンサートマスターが笑いながら話してくれました。指揮者とオーケストラのプライドがぶつかり合うような丁々発止を繰り返しながら、リハーサル、本番と進んでいくのです。

 オーケストラの音を良くすることは、指揮者の大事な能力のひとつです。もちろん簡単な話ではありませんし、特に優秀なオーケストラであればあるほど、常日頃の演奏自体が素晴らしいわけで、それ以上のクオリティをつくるのは至難の業となります。

 しかし反対に、クオリティを壊すのは簡単です。音楽大学出たてのひよっこ指揮者であっても、世界的な大巨匠であっても、以下の方法を使えば、オーケストラはあっという間に演奏不可能に陥るのです。

オーケストラが簡単に演奏不可能に陥る方法

 そのやり方を明かす前に、少し説明が必要でしょう。オーケストラの楽員は、目の前の譜面台に置かれた楽譜を見て演奏しています。重要な場所では、楽譜から目を離して指揮者を見ることもありますが、楽譜を見ないことには演奏ができませんし、一時も目を外すことができないような複雑な楽譜を演奏することもあります。しかし、常にどこかで指揮者を見ているのが不思議です。指揮台からは、誰も見ていないようであっても、指揮に即座に反応するのです。

 もちろん、指揮がよく見えるように、すべての楽員が指揮者のほうを向いて演奏しているのですが、もしかしたらベテランの楽員などは、無意識に近い状態で指揮者を見ているのかもしれません。指揮を“見る”というよりも、“見えてしまう”と言ったほうが正確かもしれません。

 たとえば、熟達したタクシードライバーが、前方の信号や周りの車に注意を集中して運転しながらも、どこかで手を上げている乗客を目で追っているのと似ています。ほかにも、夜にパトロール中の警察官が、パトカーを運転しながら、すれ違ったクルマのドライバーの目線を不審に感じて職務質問をしたりするという話を聞いたこともありますが、それも同様でしょう。

 さて、そんなオーケストラですが、指揮者が演奏をめちゃくちゃにする方法は至って簡単です。演奏も始まり、「指揮者なんていなくても演奏できる」という状態になったとします。そこで指揮者がまったく違うテンポで指揮をするだけで、オーケストラは総崩れするのです。どんなに著名なオーケストラでも、間違いなくめちゃめちゃになるでしょう。楽員は、長年の経験により、見ているつもりでなくても見えてしまう指揮のテンポに、体が勝手に合わせるようになっているので、混乱してしまうのです。

 実は、もうひとつ方法があります。これも簡単で、拍子と違う方法で指揮をすると、テンポが正しくても、これはこれで大変なことになってしまうのです。

 音楽には「拍子」があることはご存じだと思います。代表的なものに、2拍子、3拍子、4拍子、6拍子とありますが、各々、指揮をする形が決まっています。たとえば、3拍子の音楽なのに4拍子の形で指揮をしたら、大変なことになります。拍子にはほかにも5拍子や7拍子などもありますが、5拍子なのに三角形の形で指揮をする3拍子のやり方で指揮をしたら、世界最高峰のベルリン・フィルハーモニー交響楽団であっても、自分が演奏している拍がわからなくなってしまって、ほどなく総崩れしてしまうでしょう。

 そうなると、「指揮しなくても演奏できるよ」ではなく、むしろ「頼むから指揮をしないでくれ。自分たちで勝手に演奏するから」と言われることは間違いありません。

なぜ指揮者がいなければならないのか

 では、指揮者とは、いったい何なのでしょうか。なぜ必要なのでしょうか。

 オーケストラは、時に100名を超えるメンバーが一緒に演奏します。しかし、毎年12月になればいやになるほど演奏するベートーヴェンの『第九』であっても、一人ひとりの曲に対する考え方やイメージが異なるのは当然です。たとえば、一人ずつ別室で『第九』を演奏する実験をしたとしたら、100人が100人とも、異なるテンポ、異なる雰囲気で演奏するに違いありません。そこで指揮者の出番となります。「今回はこれでいきます!」という言葉が適切かどうかはわかりませんが、指揮棒を振りながらテンポや音楽的雰囲気を伝えて統一していきます。

 ここで疑問に思われたと思います。テンポは指揮を振るだけで伝わりますが、音楽的雰囲気をどうやって伝えるのでしょうか。指揮を柔らかく振ったり、固めに振ったり、時には顔の表情を使ったりと、さまざまな方法があるのですが、テンポの速い遅いだけでも、音楽的雰囲気はがらりと変わります。

 そこで思い出したのは、ビートルズの出世作『Please Please me』です。ビートルズ初アルバムの1曲目を飾り全米チャート第1位を取ることになった、「ビートルズといえばこの曲」と言えるような、軽快な曲です。

 しかし、ジョン・レノンが当初作曲したときは、スロー・テンポな曲だったそうです。当時のレコーディング・プロデューサーのジョージ・マーティンは、「テンポが遅く退屈で、ヒットしそうな見込みはない」と感じたそうですが、思いつきで「テンポを上げてみたらどうか?」と提案した結果、世界的な大ヒット曲になりました。テンポひとつで音楽の印象が大きく変わるのは、どの音楽の世界でも一緒なのだと思います。

 テンポを決めるのは、指揮者にとっては腕も見せ所です。速ければ良いというわけでもなく、ゆっくりとしたテンポで、聴衆の心にしみじみと音楽の良さを伝えることもあります。しかも、オーケストラもどんなテンポでも演奏できるわけではないですし、作曲家の意図も考えながらテンポを決める作業には毎回、僕も頭を悩まされ続けています。

(文=篠崎靖男/指揮者)

●篠﨑靖男
 桐朋学園大学卒業。1993年アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクールで最高位を受賞。その後ウィーン国立音楽大学で研鑽を積み、2000年シベリウス国際指揮者コンクール第2位受賞。
 2001年より2004年までロサンゼルス・フィルの副指揮者を務めた後、英ロンドンに本拠を移してヨーロッパを中心に活躍。ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、BBCフィルハーモニック、ボーンマス交響楽団、フランクフルト放送交響楽団、フィンランド放送交響楽団、スウェーデン放送交響楽団など、各国の主要オーケストラを指揮。
 2007年にフィンランド・キュミ・シンフォニエッタの芸術監督・首席指揮者に就任。7年半にわたり意欲的な活動でオーケストラの目覚ましい発展に尽力し、2014年7月に勇退。
 国内でも主要なオーケストラに登場。なかでも2014年9月よりミュージック・アドバイザー、2015年9月から常任指揮者を務めた静岡交響楽団では、2018年3月に退任するまで正統的なスタイルとダイナミックな指揮で観客を魅了、「新しい静響」の発展に大きな足跡を残した。
 現在は、日本はもちろん、世界中で活躍している。エガミ・アートオフィス所属
オフィシャル・ホームページ http://www.yasuoshinozaki.com/

パチスロ「シークレットボーナス」を搭載した5号機初頭の話題作!昭和の名作漫画をパチスロへ完全移植【5号機回想~魁!!男塾編~】

 目押しができる液晶リールに、いきなり始まる「愕怨祭モード」。2007年3月にロデオより登場した『魁!!男塾』は、5号機初頭における各種マシンたちの中でも、かなりのインパクトを残したマシンのひとつと言っても過言ではないだろう。

 その名の通り、宮下あきらの大ヒット漫画をモチーフとした当機は、2種類のビッグ、ミドル、先述した愕怨祭モードと、計3種類のボーナスを搭載。ATやART、RTといった付加機能はなく、これらのボーナスのみで出玉を増やすシンプルな仕様だ。

 各種ボーナスの獲得枚数はビッグが約312枚、ミドルが約96枚で、愕怨祭モードは96枚と204枚の2パターン。ビッグ&ミドルはスイカやベルと重複する可能性があり、強スイカ(スイカ・スイカ・BAR)や強ベル(ベル・ベル・BAR)は大チャンス到来だ。

 一方、愕怨祭モードはベルの連続が突入示唆で、その後、液晶画面上で告知が発生する。ベル8回=96枚獲得で継続演出へと発展し、「祝」の看板が落下すれば継続=204枚の獲得が確定。基本的に「閉店」だと愕怨祭モード終了となり、終了と思いきやの復活パターンもある。また、愕怨祭モード中の強ベル揃いは継続に大きな期待が持てる。

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 ちなみに、愕怨祭モードは特定絵柄の入賞でスタートする仕組みで、いわゆるシークレットボーナス。かなり面倒だが、毎ゲーム液晶上部にある1ラインのメインリールをチェックしていれば、愕怨祭モードのショートorロングを瞬時に見極められる。

 演出は東or南に向かってひたすら直進する「直進行軍」、塾長の頭に男マークを付ける「頭墨印」、塾生たちに襲い掛かる鉄球を砕く「鉄球割」、男と男の橋をかける「万人橋」など、原作の名場面を完全再現。連続バトルはJVS卍丸の「先鋒戦」、伊達臣人VS羅刹の「次鋒戦」、剣桃太郎VS大豪院邪鬼の「大将戦」と発展するほどチャンスで、次鋒戦や大将戦からスタートするパターンもある。

 設定推測要素はボーナス出現率及びベル出現率で、とりわけ単独ビッグの出現率は設定差大。ベル出現率は設定1→3→2→5→4→6の順に数値が高まるのが特徴で、数値が12.5分の1以上を示せば設定4or6の可能性が高まる。

パチスロ「シークレットボーナス」を搭載した5号機初頭の話題作!昭和の名作漫画をパチスロへ完全移植【5号機回想~魁!!男塾編~】

 目押しができる液晶リールに、いきなり始まる「愕怨祭モード」。2007年3月にロデオより登場した『魁!!男塾』は、5号機初頭における各種マシンたちの中でも、かなりのインパクトを残したマシンのひとつと言っても過言ではないだろう。

 その名の通り、宮下あきらの大ヒット漫画をモチーフとした当機は、2種類のビッグ、ミドル、先述した愕怨祭モードと、計3種類のボーナスを搭載。ATやART、RTといった付加機能はなく、これらのボーナスのみで出玉を増やすシンプルな仕様だ。

 各種ボーナスの獲得枚数はビッグが約312枚、ミドルが約96枚で、愕怨祭モードは96枚と204枚の2パターン。ビッグ&ミドルはスイカやベルと重複する可能性があり、強スイカ(スイカ・スイカ・BAR)や強ベル(ベル・ベル・BAR)は大チャンス到来だ。

 一方、愕怨祭モードはベルの連続が突入示唆で、その後、液晶画面上で告知が発生する。ベル8回=96枚獲得で継続演出へと発展し、「祝」の看板が落下すれば継続=204枚の獲得が確定。基本的に「閉店」だと愕怨祭モード終了となり、終了と思いきやの復活パターンもある。また、愕怨祭モード中の強ベル揃いは継続に大きな期待が持てる。

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 ちなみに、愕怨祭モードは特定絵柄の入賞でスタートする仕組みで、いわゆるシークレットボーナス。かなり面倒だが、毎ゲーム液晶上部にある1ラインのメインリールをチェックしていれば、愕怨祭モードのショートorロングを瞬時に見極められる。

 演出は東or南に向かってひたすら直進する「直進行軍」、塾長の頭に男マークを付ける「頭墨印」、塾生たちに襲い掛かる鉄球を砕く「鉄球割」、男と男の橋をかける「万人橋」など、原作の名場面を完全再現。連続バトルはJVS卍丸の「先鋒戦」、伊達臣人VS羅刹の「次鋒戦」、剣桃太郎VS大豪院邪鬼の「大将戦」と発展するほどチャンスで、次鋒戦や大将戦からスタートするパターンもある。

 設定推測要素はボーナス出現率及びベル出現率で、とりわけ単独ビッグの出現率は設定差大。ベル出現率は設定1→3→2→5→4→6の順に数値が高まるのが特徴で、数値が12.5分の1以上を示せば設定4or6の可能性が高まる。

パチンコ新台「超高速変動×最大出玉3000個」の“鬼がかり”スペックが誕生!

 高速変動と最大3,000個の払い出し。大都技研の最新パチンコ『P Re:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりver.』は、まさしく鬼がかったスペックと言っても過言ではなさそうだ。

Re:ゼロから始まる異世界生活」は長月達平のライトノベルを原作とするメディアミックス作品で、初のパチンコ・パチスロ化は2019年のパチスロ『Re:ゼロから始める異世界生活』。純増約8.0枚と瞬発力に長けた仕様で、AT初当り時の獲得期待枚数は約1,300枚(設定1)にも及ぶ。

 2021年11月にはボーナスタイプの『Re:ゼロから始める異世界生活 Apex Vacation』がデビュー。「エミリア」「レム」「ラム」と3種類の最高設定を搭載した当機は、その各設定で同名ボーナス出現率が優遇されることから、機械割はいずれも「105.4%」ながらも異なる展開を楽しむことができる。

 パチンコとして2021年1月に登場した『P Re:ゼロから始める異世界生活』は、主に「白鯨攻略戦」突破で小当りRUSH「ゼロからSPRUSH」へ突入。大当りを含めた突入時の獲得期待出玉は約6,400個を誇り、初代パチスロに勝るとも劣らない強烈な出玉性能が有する。

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 それ以来のパチンコとなる『P Re:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりver.』は、前作からスペックを一新。大当り確率は319.6分の1、初回大当りは「鬼がかり3000BONUS」「チャレンジBONUS」の2種類で、前者は3,000個(1,500個×2)獲得に加えてRUSH突入が約束される。

 一方の後者は演出成功で鬼がかり3000BONUSへ昇格。トータルRUSH突入率は約55%で、昇格せずとも必ず1,500個の出玉を得られる点も大きなポイントのひとつだ。

 RUSHはST144回で、この間の大当り確率は約99.9分の1(大当り/時短図柄合算)までアップ。紫図柄揃いは300個、赤図柄揃いは1,500個、3,000図柄揃いは文字通り3,000個の出玉払い出しで、大当り時は約80%で1,500個以上に振り分けられるといった特徴もある。

 また、RUSH中の「Re:Start」予告成功はST回数が回復するといった特徴もあり、それを含めたトータルRUSH継続率は約77%となる。

 超高速「0.76秒」変動を実現したRUSH中の演出は「ノーマルモード」「違和感モード」「レム告知モード」「先バレモード」「予告無しモード」の5種類からカスタムが可能で、それぞれで固有の演出が発生。「3000図柄図柄チャンス目」「ゼロから乗せ3000」「鬼がかったRe:ゼロZONE」などへの発展は、演出成功で3000図柄揃いが濃厚となるようだ。

 なお、導入は2022年1月上旬を予定している。

パチンコ新台「超高速変動×最大出玉3000個」の“鬼がかり”スペックが誕生!

 高速変動と最大3,000個の払い出し。大都技研の最新パチンコ『P Re:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりver.』は、まさしく鬼がかったスペックと言っても過言ではなさそうだ。

Re:ゼロから始まる異世界生活」は長月達平のライトノベルを原作とするメディアミックス作品で、初のパチンコ・パチスロ化は2019年のパチスロ『Re:ゼロから始める異世界生活』。純増約8.0枚と瞬発力に長けた仕様で、AT初当り時の獲得期待枚数は約1,300枚(設定1)にも及ぶ。

 2021年11月にはボーナスタイプの『Re:ゼロから始める異世界生活 Apex Vacation』がデビュー。「エミリア」「レム」「ラム」と3種類の最高設定を搭載した当機は、その各設定で同名ボーナス出現率が優遇されることから、機械割はいずれも「105.4%」ながらも異なる展開を楽しむことができる。

 パチンコとして2021年1月に登場した『P Re:ゼロから始める異世界生活』は、主に「白鯨攻略戦」突破で小当りRUSH「ゼロからSPRUSH」へ突入。大当りを含めた突入時の獲得期待出玉は約6,400個を誇り、初代パチスロに勝るとも劣らない強烈な出玉性能が有する。

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 それ以来のパチンコとなる『P Re:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりver.』は、前作からスペックを一新。大当り確率は319.6分の1、初回大当りは「鬼がかり3000BONUS」「チャレンジBONUS」の2種類で、前者は3,000個(1,500個×2)獲得に加えてRUSH突入が約束される。

 一方の後者は演出成功で鬼がかり3000BONUSへ昇格。トータルRUSH突入率は約55%で、昇格せずとも必ず1,500個の出玉を得られる点も大きなポイントのひとつだ。

 RUSHはST144回で、この間の大当り確率は約99.9分の1(大当り/時短図柄合算)までアップ。紫図柄揃いは300個、赤図柄揃いは1,500個、3,000図柄揃いは文字通り3,000個の出玉払い出しで、大当り時は約80%で1,500個以上に振り分けられるといった特徴もある。

 また、RUSH中の「Re:Start」予告成功はST回数が回復するといった特徴もあり、それを含めたトータルRUSH継続率は約77%となる。

 超高速「0.76秒」変動を実現したRUSH中の演出は「ノーマルモード」「違和感モード」「レム告知モード」「先バレモード」「予告無しモード」の5種類からカスタムが可能で、それぞれで固有の演出が発生。「3000図柄図柄チャンス目」「ゼロから乗せ3000」「鬼がかったRe:ゼロZONE」などへの発展は、演出成功で3000図柄揃いが濃厚となるようだ。

 なお、導入は2022年1月上旬を予定している。

過ちを犯した人を許すのは誰か。一人の男の「転落」と「再生」を描く物語

 一人で自分を育ててくれた母親が突然死んだ。

 父親の記憶は4歳の頃から消えている。生活は困窮を極め、小学校の修学旅行にも行かなかった。中学生になっても、決して目立つこともせず、愛だの恋だのと騒ぐクラスメートをしり目に、ひっそりとやり過ごした。

 高校生になると、すぐに引きこもりになった。そして、あの日がやってきた。7月初旬、家でゲームをしていると、電話が鳴った。

「お母さんが職場で倒れて、救急搬送されました」

 それから、人生は大きく転落していくのだった。

 『泥の中で咲け』(松谷美善著、幻冬舎刊)は、「坂本曜」という一人の男の転落と再生を描いた小説である。

 この物語の見方は、「曜」という人物をどう捉えるかで大きく変わってくる。

 未成年だった曜は、脳死状態になった母親の身元引受人になることができず、叔父や、離婚して出て行ったまま行方不明だった父親に連絡をするも、冷淡な態度を取られてしまう。

 結局は父親が支払いや書類への押印などの事務手続きを行ってくれたが、その父は母親の火葬場で「今日から一人で生きていけ。もう一切、俺に頼るな」と請求書を曜に押しつけたのである。

 天涯孤独となった曜に待ち受ける前途は多難だ。高校を中退し、寮のあるリフォーム会社で働きだすが、次々と従業員がいなくなっていき、曜もわずか3ヶ月あまりでクビを宣告される。

 どうにかして次の職場を見つけなければいけない曜は、藁にもすがる思いで寮の部屋の押し入れの中にあったメモに書かれていた電話番号に連絡をする。しかし、連れていかれた古い木造住宅で、危険ドラッグの人体実験の現場を目撃するのだった。

 多感な時期に絶望を経験した曜は、社会に適応できずに職を転々とし、ついには犯罪に手を染めるようになる。誰かの寂しさや弱みにつけ込んで、お金を巻き上げる――「騙される側」だった少年は成長し、「騙す側」にまわるようになっていた。

 曜はその後、逮捕されるのだが、そこからまた物語は動いていく。それは「再生」のストーリーだ。

 ここまでのあらすじを見れば、「孤独な少年」「社会に適合できず詐欺を働いた犯罪者」といった曜の顔が見えてくる。しかし、曜のその後の人生を動かしていくのは、壮絶な人生の中で出会った人々との中で形成された新たな一面である。

 本作は、著者の松谷美善氏が「人がやり直せる機会が増えれば犯罪も減り、今より円滑な人間関係が生まれるのではないでしょうか」とあとがきでつづっているように、人はなぜ過ちを犯すのか、そしてそれを許すのは誰かということが一つの大きなテーマとなっている。

 この物語を読み終えたとき、「曜」に対してどんな印象を持つだろうか。そこで生まれてくる感情が、この物語が読者に提示する最大の問いかけなのだろう。(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。