レジ袋有料化、逆にビニール袋消費量&プラごみ増えてる?企業にも消費者にもメリットなし

 今年の3月上旬、デパ地下で勤務しているという人物のあるSNS投稿が注目を集めた。その内容は、レジ袋を有料化した代わりに、エコバッグの汁漏れ防止のため持ち手のないビニール袋を使う枚数が激増してしまっている……というものだ。

 昨年7月1日にスタートしたプラスチック製レジ袋有料化は、日本国民のライフスタイルの変化を否応なしに促した。しかし、それによって小売の現場では混乱が起こり、この投稿のように有料化の対象外であるビニール袋の消費量が増加するといった問題が発生しているようだ。

 投稿者は商品の汁漏れや弁当の中身こぼれを防ぐために、包装にも手間がかかるようになったとも続けている。さらに、この投稿に同調したコンビニやスーパー、ドラッグストアで勤務しているという人々からも、似たような対応を行っているという声が相次ぐこととなった。

 スタートからまだ1年も経っていないレジ袋有料化だが、対象外となっている袋の消費量が増加しているという本末転倒な事態が起きている現状、はたして本当に効果は出ているのだろうか。サステナビリティ・コンサルタントとして企業支援を行っている安藤光展氏に話を聞いた。

啓蒙・啓発の効果は大きいもののごみ削減については望み薄

 そもそもレジ袋有料化の義務は、2019年12月27日に改正された容器包装リサイクル法の関係省令で定められたもので、その目的は国民の環境問題やエコへの意識を高めることにある。つまり、最初からプラスチック製品の消費量削減というよりは、啓蒙・啓発に重点が置かれているのだが、啓蒙・啓発においては予想を超える成果が上がっているのだという。

「環境省が2020年に実施したレジ袋使用状況に関するウェブ調査結果によれば、1週間以内に店舗でレジ袋をもらわなかった、あるいは購入しなかった人の割合は3月が30.4%だったのに対し、11月が71.9%と倍以上に増えています。環境省としてはキャンペーンを通じてレジ袋を1週間使わなかった人の割合を60%以上にすることを目標としていたので、それ以上の成果が出たというわけですね。

 プラスチックごみ問題への関心が高まって行動や意識に変化があったと答えた人も29.5%と3割近くを占めていて、ここまで行動変容があったのは驚くべき結果です。

 環境省のこういったキャンペーンは今まで何度も行われていたのですが、目立った成果が出たのは2005年から始まったクールビズくらいでした。社会的に影響が出ているという意味では、現時点でも過去のキャンペーンと比べて充分に成果が出ているといえます」(安藤氏)

 本来の目的は一定の成果を収めているようだが、小売の現場で起きている諸問題を考えると、プラスチックごみの削減としては逆効果な側面はないのだろうか。

レジ袋有料化以降のプラスチックごみの発生量についてのデータはまだ出ていないのですが、デパ地下などに限らず飲食店の持ち帰りやUber Eatsなどでも包装を厳重にしているので、以前よりも増えているように感じますね。

 また、100円ショップなどで発売されたレジ袋がそれなりに売れているという話も聞きます。小さなごみをまとめてごみ出しするときなどレジ袋が必要な場面はなくなったわけじゃないですし、プラスチックごみの発生量まで含めたこの1年でのトータルの成果については、期待できないというのが正直な印象です。

 そもそもこの政策の一番の問題点は、消費者にも企業にもメリットがないことにあります。消費者や企業にとって利点がある形で展開することができればプラスチックごみ問題の状況が一変するかもしれませんが、そうでなければ企業が問題の解決に注力することは今後もないでしょう」(安藤氏)

有料化してもプラスチックスプーン・フォークは使われ続ける?

 プラスチックごみ削減に関する動きとしては、3月9日のプラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律案の閣議決定が記憶に新しい。この法案ではプラスチックのスプーンやフォークの有料化が検討されており、報道された直後から大きな話題を呼んだ。安藤氏は、レジ袋有料化と同じ進め方では成果は上がらないと語る。

「レジ袋有料化が啓蒙・啓発のキャンペーンとして成功していることを受けて、今度はプラスチックスプーン・フォークの有料化に乗り出したのだと思うのですが、実は10年ほど前にも同じ議論は起こっていました。当時は割り箸の使用量を減らすことを目的として、マイ箸を持ち歩くことが推奨され、一時期はさまざまなところでマイ箸用の箸が売られるほどの大きなムーブメントになりました。しかし、箸を持ち歩く手間や衛生面の問題もあって、一部の人たちが積極的に取り組んだだけで、今はメインストリームから外れてしまっています。

 レジ袋と同じように消費者にも企業にも利点がないかたちで施行されるのであれば、プラスチックスプーン・フォーク有料化の試みはマイ箸と同じ道をたどって、最終的にはほとんどの人が有料でもらうようになるのではないでしょうか」(安藤氏)

 仮に新法案が成立したとしても、その前途はレジ袋有料化のとき以上に多難といえそうだ。では、国民の意識・行動変容の面では一定の結果を出したレジ袋有料化のほうはこのまま継続していくのだろうか。

「海外のトレンドとしてはレジ袋を有料化して使用量を減らすのではなく、完全に禁止にして使用しないようにしている国が多く、ヨーロッパを中心に50~60カ国ほどあります。ただ、日本では当面の間は法律でレジ袋自体が禁止されるということはまずないでしょう。

 日本でのレジ袋有料化、ひいてはプラスチックごみ規制の動きは、ちょうど今が過渡期にあたります。衛生面とのバランスといった方法論だけでなく、このキャンペーンが根付いていくのか、あるいはフェードアウトしていくのかといった部分もまだ誰も明確な答えを持っていません。ですので、自分がどの方向を向いてこのルールを受け入れていくのか、『自分はこうしよう』という考えをいかにして持つかは、この過渡期のなかでは大事かもしれませんね」(安藤氏)

 日本の消費社会の行く先を占う分水嶺に立っているともいえる現在。レジ袋有料化政策、そしてプラスチックスプーン・フォーク有料化の法案がどうなっていくのか、より注目していくべきだろう。

(文=佐久間翔大/A4studio)

山手線30駅で家賃相場が最も安いのはどこ?日暮里を抑えて8.5万円で3駅が1位に

 リクルートが運営するニュースサイト「SUUMOジャーナル(スーモジャーナル)」が発表した「山手線30駅の家賃相場が安い駅ランキング 2021年版」(駅徒歩15分以内、10平米以上~40平米未満、ワンルーム・1K・1DKの物件)によると、1位は田端駅、目白駅、西日暮里駅の3つが並んだ。

 近年、特に人気が高まっているという山手線沿線の住まい探しについて、「SUUMO」副編集長の笠松美香氏に話を聞いた。

最安値は8.5万円、最高値は原宿

――ランキングの結果から教えてください。

笠松美香氏(以下、笠松) 以下の通りです(順位/駅名/家賃相場/駅所在地)。山手線の南北で大きな幅がある結果になりました。私鉄では急行停車駅の家賃相場が高くなる傾向がありますが、山手線はどの駅も必ず停まり、どこに住んでも30分もかからず主要な駅に行くことができます。また、今は共働きの夫婦が増えているため、通勤面での利便性が高い山手線沿線の人気が高まっています。

1位 田端 8.50万円(北区)

1位 目白 8.50万円(豊島区)

1位 西日暮里 8.50万円(荒川区)

4位 日暮里 8.60万円(荒川区・台東区)

5位 駒込 8.80万円(豊島区)

5位 高田馬場 8.80万円(新宿区)

7位 大塚 8.90万円(豊島区)

7位 池袋 8.90万円(豊島区)

9位 新大久保 9.10万円(新宿区)

9位 鶯谷 9.10万円(台東区)

11位 巣鴨 9.15万円(豊島区)

12位 大崎 9.60万円(品川区)

13位 五反田 9.90万円(品川区)

13位 高輪ゲートウェイ 9.90万円(港区)

15位 品川 10.30万円(港区)

16位 目黒 10.70万円(品川区)

17位 上野 10.95万円(台東区)

18位 神田 11.00万円(千代田区)

19位 代々木 11.10万円(渋谷区)

20位 東京 11.20万円(千代田区)

21位 新宿 11.25万円(新宿区・渋谷区)

22位 田町 11.30万円(港区)

23位 秋葉原 11.40万円(千代田区)

24位 浜松町 11.65万円(港区)

25位 御徒町 11.70万円(台東区)

26位 恵比寿 12.40万円(渋谷区)

27位 有楽町 12.50万円(千代田区)

28位 新橋 12.55万円(港区)

29位 渋谷 12.80万円(渋谷区)

30位 原宿 13.50万円(渋谷区)

――1位は田端駅、目白駅、西日暮里駅が並びました。

笠松 田端駅は山手線の中で唯一、北区に位置します。住宅街が広がっていて落ち着いた雰囲気の地域で、池袋に近く、JR京浜東北線の快速も停車するため東京駅や品川駅方面に出るにも便利です。

 20年の同率3位から1位にランクアップした目白駅は山手線のみですが、隣は池袋駅で駅間距離は1.5km弱。場所によっては両駅とも利用可能なので、目白寄りのエリアで家賃を抑え、穏やかな住環境とにぎやかな繁華街の両方を楽しむこともできます。田端駅と同様に穴場感が高い駅です。

 西日暮里駅は、4位の日暮里駅とともに谷中・根津・千駄木周辺のエリアである「谷根千」に近接し、古くからのカルチャーが愛されている街です。古い建物をリノベーションした趣のある施設や雑貨屋など若者に人気のあるスポットが増えており、興味深い街並みが連なっています。

――続いて、駒込駅と高田馬場駅が同率で5位となっています。

笠松 駒込駅は東京大学から近いこともあり、学生も多く住む街として知られています。近隣には六義園があり、古くは大名屋敷が連なっていた落ち着いた雰囲気の地域です。高田馬場駅は早稲田大学が近いこともあって学生街のイメージが強いですが、おいしくて安い飲食店が多いため、一人暮らしのビジネスパーソンにとってはコストパフォーマンスの高い地域といえるでしょう。

――都内は再開発の真っ只中ですが、再開発で印象が変わった駅はありますか。

笠松 大崎駅ですね。もともとソニーの本社や関連会社などの建物が多かったのですが、本社機能が湾岸地域に移された後、巨大なビルやタワマンが立ち並び、スーパーマーケットや飲食店も増えたので、街の雰囲気は一気に変わりました。ビジネスと生活が一体化した雰囲気の街で、いわゆるパワーカップルに人気です。また、隣接する五反田駅も、目黒駅方面にかけて再開発が行われる予定です。

 今後、さらに注目されていくのは山手線南側の目黒から五反田周辺、そしてリニア中央新幹線を予定している品川駅から高輪ゲートウェイ駅あたりです。周辺には大規模なマンションやオフィスビルの計画もあり、今以上に都会的なイメージになっていくでしょう。

 山手線でも、古くからの雰囲気を残す北側の方と、再開発で新しい変貌を遂げる南側と、さまざまです。住む街によって日々の生活も大きく変わるので、まずはその駅周辺で休日を過ごしてみて、どんな1日が過ごせるかをイメージしてみるのもいいですね。

(構成=長井雄一朗/ライター)

面接解禁前なのに内定獲得者も…「就活」に大異変、昨年までの常識・対策は通用せず

 新型コロナウイルス感染症拡大を受け、政府は東京、大阪、兵庫、京都の4都府県に緊急事態宣言を発令することになった。街中から人の姿が減り始めている一方、真新しいリクルートスーツに身を固め、あくせくと歩きまわる“就活生”の姿が散見される。日本経済団体連合(経団連)などが定める新卒採用方針では、本格的な採用活動は6月1日からだが、企業・業界説明会やリクルーター面接はすでに始まっているようだ。コロナ禍での2回目の新卒採用が間もなく本格化しようとしている。

コロナ禍でも飲食伴うリクルーター面接?

 早稲田大学文学部4年の女子大生は疲れた口調で次のように話す。

「去年、先輩たちが体験したような大混乱はさすがにないみたいですが、正直手探り感はぬぐえないです。今の活動の大半はリモートでの企業説明会、業界説明会が中心ですが、OBOG訪問や一部金融機関などのリクルーター面接などでは、リアルで社員の方と飲食店で会うことを求められることも多くて……これってコロナ禍で大丈夫なんでしょうか。

 先輩たちから聞いていた話も、去年と今年ではまったく状況が違うように見えます。所属しているサークルに代々伝わっている『あの企業・業界はこれくらいの時期にOBOG訪問を始めれば良い』というような話も、去年は『まったく違った』ということですし、以前の就活の話はほとんど参考になりません」

 一方、明治大学法学部4年の男子生徒は次のように頭を抱える。

「すでにオンライン面接を受けて、内々定をもらったという友人がいて、面接解禁って6月1日じゃなかったの?と焦っています。リモート状態でOBOG訪問やリクルーターにどうやれば接触できるのか、さっぱりわかりません。すでに敗色濃厚です」

10年間で激変した就活日程に翻弄され続ける学生

 実は国や経団連などが定める4年制大学の新規卒業者の採用活動方針はこの10年間で激変していた。

 経団連などの資料によると、2015年卒までは採用情報の発信や採用説明会などを行う「広報活動」は大学3年生の12月1日解禁、「採用選考活動」は4年生の4月1日解禁だった。ところが、16年卒で「広報活動」解禁は3年生の3月1日、「採用選考活動」は4年生の8月1日からに変更。17~21年卒では「広報活動」の解禁は同じく3月1日だったが、「採用選考活動」は6月1日に変わった。

 さらに経団連が18年10月、各社一斉に説明会や面接などを開始する「就活ルール」の廃止を表明したことも記憶に新しい。採用ルールの自由化、通年採用化の動きは留学先から帰国してくる学生らに選択の幅を広げるメリットがある一方、大学生の間で代々受け継がれてきた「テッパンの就活対策」が通用しなくことも意味する。

就活生の冬の時代は続く

 求人広告大手リクルートの元キャリアアドバイザーは次のように話す。

「経団連の就活ルール撤廃宣言を受けて、政府が新しいルールの策定を目指していますが、コロナ禍の混乱でそれどころではないようです。大学生が混乱しないよう、各企業は17年卒以来のルールをおおむね踏襲する方針を示していますが、もともと通年採用が基本だったベンチャーや外資系金融などは大学生が『就活モード』に入った4月から本格的に採用を始めています。コロナ禍でオンライン面接などが主流になりつつある現状は、日本の多くの一般企業より強固なITインフラを持つベンチャーや外資にとって、むしろ追い風でしょう。リクルーターが水面下で学生に接触するのも容易ですしね。

 毎年同じ時期に就職説明会をやり、面接が始まるというのは採用する側も、採用される側もスケジュールを作りやすく、双方にとって準備や対策がしやすい面があったとは思います。しかし、今後は学生たちに『社会・経済の風潮やニーズを読む力』や『企業・業界の分析力』が強く問われることになるのだと思います。

 すでに働いている社会人ですら、経済のトレンドや消費者のニーズを察知するのは難しいことですし、しかもこのコロナ禍です。日本経済全体が右肩上がりの状態で、どこの企業もそれなりに求人が出せる状況であれば、適当な就活でも内定にこぎつけることができたかもしれません。経済活動の停滞に伴い新卒求人そのものが減っているとの指摘もありますし、当面、就活生の冬の時代は続くのではないでしょうか」

(文=編集部)

 

 

知られざる男性不妊の実態…「自転車やサウナが原因」は都市伝説?数少ない専門医に聞いた

 晩婚化・晩産化の進行に伴い、「子づくり」に苦労する夫婦が増えている。不妊という問題は女性側に原因が求められがちだが、近年の調査によると、不妊の約50%は男性側の問題が関係するという。

 不妊を自分自身の問題と考える男性に対して、2020年12月には日本初の男性向け妊活サイト「Bable」が開設された。男性不妊の相談窓口として人気を集め、「不妊治療は女性が受けるもの」という社会通念も変わろうとしている。また、不妊治療への保険適用は菅義偉政権の目玉政策のひとつでもある。

 そこで、男性不妊治療の専門家である泌尿器科医の湯村寧氏に、不妊問題の現状や正しい向き合い方についてうかがった。

男性不妊の8割は「造精機能障害」

 友人や家族に相談しづらい、デリケートな問題である男性不妊。ED(勃起不全)に代表される性機能障害も原因疾患のひとつだが、それは全体の1割程度にすぎず、約8割は健康な精子をつくり出す際の生理的トラブルである「造精機能障害」に起因するとされている。

 健康な精子は、「精子量」「精子濃度」「精子運動率」「正常形態率」という4つの項目が一定のレベルを超えている。しかし、「造精機能障害」と診断された人の精子は、すべての項目において低い数値を示したり、または何かの数値だけ著しく低かったりするなど、バランスを欠く場合が多いという。

「男性不妊の患者の約80%が『造精機能障害』にカテゴライズされますが、その原因は特定できないことが多いんです。体に一切異変がないにも関わらず、なぜか精子の数や運動率が著しく低い。このようなケースを『特発性』と呼んでいます。自覚症状は皆無ですから、パートナーと一緒に産婦人科を訪れた人が試しに精子を検査してみた結果、特発性の症例だったと判明するケースが多い。治療法としては、手術では治せないものなので、薬物療法がメインになります」(湯村氏)

 原因不明の「特発性」と診断された患者は、主にビタミン剤や漢方薬を服用することで改善を目指す。高額な治療費がかかるのではないかと心配してしまうが、不妊治療に用いる薬は比較的安価であり、1カ月あたり2000円から3000円で済むことが多いという。

「原因がよくわかっていないとなると、治療が難しいのではないかと危惧する方も多いですが、私が勤めている病院では、薬物治療によって『特発性』の患者の約半数に改善が見られています。最近になって“亜鉛”が精子の質を向上させることが示唆されましたが、今後も有効性の高い成分が発見されれば、改善率は上がっていく可能性はあります。また、喫煙や過度なアルコール摂取、食生活の乱れも精子に悪影響を与えるので、生活習慣を健全に保つことも治療の上では大事になってきます」(同)

「自転車やサウナが原因」は都市伝説?

 薬物治療や生活習慣の改善によって克服可能なケースが多い男性不妊だが、「不治の病」であるとか「治療に莫大なお金がかかる」といった臆測や、「サウナ好きには不妊が多い」といったエビデンスのはっきりしない情報を耳にする機会も多い。

 こうした臆測のひとつに、「頻繁に自転車に乗る人は睾丸に負担がかかり、不妊に陥る可能性が高い」というものがある。

「この『自転車原因説』は昔からある都市伝説ですが、実際にそのような事実を示したデータはありません。ただし、長時間座る人ほど前立腺に炎症を起こしやすく、精巣内に白血球が増えて、精子の動きが不活性化することはわかっています。デスクワークなどで座る時間がどうしても長くなってしまう人は、30分に一度は立ち上がって、軽い運動をするといいでしょう。また、サウナ利用が精子に与える影響もよく話題になりますが、これも実際に検証した論文は非常に少ない。精巣を温めすぎると精子の数が減少し、動きも鈍化することが判明していますが、週に1~2回のサウナ通い程度で精子の状態が悪化するとは考えにくいですね」(同)

 原因の半分がいまだわかっていないこともあり、根拠のないデマや噂話が流布しやすい男性不妊。一方で、最新の研究によって明らかになったことも多いという。

「1週間以上精子をため込むと、数は増えていきますが、運動率は下がり、精子の中のDNAも壊れていくことが明らかになっています。長期にわたる禁欲は、妊活をする上で明らかにマイナスです。なるべくため込まず、2、3日に一回は射精した方がいいでしょう。また、酸素が精子に結合することで運動率を低下させたり、受精後の細胞分裂を妨げたりすることも判明しています。これを防ぐには、抗酸化物質を摂取するのが一番。βカロチン(人参)に含まれるポリフェノールや、トマトの成分であるリコピン、魚介類に含まれるEPAやDHAを日頃から摂ることは、良質な精子をつくる上で極めて効果的です」(同)

 近年では科学的知見に基づいた有効な治療法や予防法が徐々に確立され始めているが、検査方法にも変化が見られている。湯村氏は、市販の簡易精子検査キットを使って精子の状態をチェックする方法が一般化してゆく可能性もあると語る。

「現在、日本国内の男性不妊の専門医は約60名とされており、対応している病院は約20都道府県に限られています。これは少ないと言わざるを得ず、検査をしたくてもアクセス面で足を運びづらい人も多いんです。さらに、男性不妊の治療を請け負う施設のほとんどはレディースクリニックですから、入るのに心理的な抵抗を覚える男性も多いでしょう。そのような人は、まず精子検査キットで調べてみて、異常があった場合に病院に足を運んで本格的な検査をする。今後は、このような流れも増えてゆくのではないでしょうか」(同)

 8割以上に自覚症状がない男性不妊。近いうちに子づくりを計画している人も、いずれは子どもが欲しいと思っている人も、まずは一度検査キットで自らの精子の状態をチェックしてみてはいかがだろうか。

(文=清談社)

「数字」が語るSnow Man人気の正体…ファンクラブ会員数でNEWS、セクゾを圧倒

 ジャニーズ事務所の有料サイト「Johnny’s web」が先日リニューアルし、新機能としてお気に入りメンバーのブログがリスト化できる「フォロー」と、気に入ったブログ記事にリアクションできる「LIKE」が追加された。

 この新機能についてファンは「便利になった」と好意的に受け止めているが、一部からは「フォロー」や「LIKE」の数によってメンバーの人気や注目度が明確に表れることを懸念する声も出ている。これらの数はファン側には公開されないものの、事務所がその数字を把握することで、誰をプッシュするか決める際の参考材料にするのではないかとの見方があるのだ。

 とはいえ、数字や売り上げは人気を示す指標のひとつでもある。このところ、“数字を持っている”と評判なのがSnow Manだ。

「Snow Manは、2020年1月にリリースした『Snow Man vs SixTONES』名義のデビューシングル『D.D./Imitation Rain』、同年10月リリースの2ndシングル『KISSIN’MY LIPS/Stories』の2作連続でミリオンを達成。さらに、今年1月リリースの3rdシングル『Grandeur』も初週だけで80万枚以上売り上げるなど、メガヒットを記録しています。

 ちなみに、Snow Manと同時デビューを果たしたSixTONES(ストーンズ)のシングル売り上げは、2ndシングル『NAVIGATOR』が約72万枚、3rdシングル『NEW ERA』が約50万枚。CD不況が続くなか、この数字を記録しているSixTONESはかなり売れているといえますが、Snow Manはそれを上回っているのです」(芸能ライター)

 4月28日付けの『オリコデイリー シングルランキング』によると、1位は、吉本興業などがしかける男性アイドルグループ・JO1の「CHALLENGER」で、推定売上枚数は約2万7000枚。この数字を見れば、Snow Manの売上が桁違いであることがよくわかるだろう。

「3月に発売された2021年度の公式カレンダーの売り上げも、ジャニーズグループの中ではSnow Manがぶっちぎり。2月10日発売の『週刊文春』(文藝春秋)によれば、Snow Manのカレンダーは予約時点から20万部超えでトップを記録。次点でKing & Prince(キンプリ)が約15万部という予約数だったのですが、キンプリは2020年度のカレンダー売り上げがトップだったこともあり、キンプリファンはSnow Manの大躍進にざわついていました」(同)

Snow Manのファンクラブ会員数予想人数は約42万人…すでにNEWSやSexy Zoneを抜いた

 こうした現象には、Snow Manファンのある傾向がかかわっているという。

「Snow Manファンは、とにかく課金するという形で応援したいと考える人が少なくないようです。例えばシングルリリース時には、ミリオン達成のために複数枚購入・追加購入したことをSNSで報告しているファンが少なからず見受けられます。また、4月25日から緊急事態宣言下に入ったことから、Snow Manが座長を務める舞台『滝沢歌舞伎ZERO 2021』の一部公演が中止となり、チケットの払い戻しが行われることになった際には、3rdシングル『Grandeur』のミリオン達成に向けて『払い戻し分で追加購入した』というファンもいたようですね」(前出・芸能ライター)

 なお、ジャニーズ事務所は各グループの公式ファンクラブの会員数を公表してはいないものの、ファンがSNSなどで報告している会員番号によって、おおよその人数が推測できる。それによれば、ファンクラブ会員数1位は嵐(約300万人)、2位は関ジャニ∞(約73万人)、3位はキンプリ(約66万人)、4位はHey!Say!JUMP(約63万人)、5位はKinki Kids(約58万人)、6位はKis-My-Ft2(約51万人)で、Snow Manは7位(約42万人)となっている。NEWSやSexy Zoneといった先輩グループを抜いており、まさに破竹の勢いである。

 シングルやカレンダーの売り上げを見る限りでは、Snow Manは“ポスト嵐”の有力株として期待できる存在ともいえるが、さて、このまま人気を伸ばし続けることはできるのだろうか?

(文=田口るい)

『ウマ娘』最大の謎…払った「マニー」はどこへ行っているのか?トレセン学園への手数料?

 トウカイテイオーやメジロマックイーンなど、実際の競走馬を美少女キャラクター「ウマ娘」として描くキャラ育成スマホゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』(Cygames)が人気沸騰中だ。史実の競走馬のエピソードをもとにしつつ、当時の競馬ファンが誰しも望んだ「ifストーリー」を織り込むことで幅広い世代のファンを獲得。リリースからわずか2カ月でダウンロード数は500万人を超えた。

 騎手の勝負服や競走馬の姿を巧みに織り込んだキャラクターデザインや、操作しやすいユーザインタフェースなどの完成度はもとより、厳しい勝負の世界で懸命に走り、仲間でありライバルでもあるウマ娘たちが切磋琢磨するそれぞれのキャラクターストーリーに胸を打たれる人は後を絶たない。

マニーがトレセン学園に吸い込まれている?

 そんなウマ娘だが、ゲームをしている人間が必ず直面する一つの不可解な謎があるのだという。同ゲームのトレーナー(プレーヤー)でもある、FPSゲーム実況者が話す。

「このゲームはいわゆる育成ゲームです。それぞれのウマ娘の育成ストーリーを進め、皐月賞や天皇賞(春)、日本ダービーなどのレースに出走させ、スピード、スタミナ、パワー、根性、賢さの各パラメーターや『末脚』『コンセントレーション』といったスキルを習得していきます。

 そこでキモとなるのが『継承』というシステムです。新たにウマ娘を育成しようとする場合、すでに育成終了したウマ娘(殿堂入りウマ娘)2人から能力やスキルを受け継ぐことができます。ちなみに継承に使用するウマ娘は、ゲーム内フレンドが育てた殿堂入りウマ娘をレンタルすることができます。

 この時、ゲーム内のナビゲーターキャラで、ウマ娘たちが通うトレセン学園理事長秘書の駿川たづなにレンタル料としてマニー(ゲーム内通貨)を支払うのですが……。そのマニー、フレンドのところには一切いかず、行方がわからないのです。ちなみにマニーは、『ガチャ』で使う『ジュエル』とは違うものです。ウマ娘の『覚醒レベル強化』で10万マニーくらい軽く飛んでいくので、地味に痛いです」

 ゲームの設定では、フレンドから自分の殿堂入りウマ娘をレンタルされた対価として、ゲーム内売店で利用できる「フレンドポイント」が一定数付与される。だが、マニーは一切付与されることはなく、レンタルすることで文字通りどこかに消えていく。まさかトレセン学園に吸い込まれているのか。

絶妙なゲームバランスの賜物

 やはり、同ゲームをプレーしている大手ゲームメーカー関係者は次のように推測する。

「それは、たずなさんの懐に……。というのは冗談で、この種類のフレンドシステムはむやみやたらに利用できてしまうと、ゲームバランスが崩れるので、プレーヤーに一定の負荷や制限を与えるのがゲームメーカーの常識です。ウマ娘の場合は、レンタルによって貴重なマニーを荒稼ぎし、特定のプレーヤーが強くなりすぎることを避けるというバランス調整を図ろうとしているのかもしれません。ただウマ娘の場合、フレンドの利用制限も1日3回という上限があるので、そこまでする必要があるのかはわかりませんが。

 もしかすると、当初はマニーを対価としてフレンドに支払う設定だったのを、開発途中でフレンドポイントに変えたのかもしれません。いずれにせよマニーはゲーム内の資源で、課金をしても手に入らない資源なので、誰の財布も痛みません。ゲーム内ストーリーの解釈としては、ウマ娘を仲介するトレセン学園に手数料として支払っていると思えばいいのではないでしょうか」

 ゲーム内で不足しがちなマニーだが、Cygamesは4月26日、現在開催中の「春のGI記念プレゼント」を延長し、実際のNHKマイルカップやヴィクトリアマイルなどの開催日にマニー5万をプレゼントすることを発表した。またゴールデンウィーク期間限定キャンペーンとして、「ゴルシちゃんモード」を実装。通常より難しい育成モードをクリアすると、追加報酬として累計120万マニーを獲得できるという。果たして、トレーナーたちのマニー不足は解消するのだろうか。

(文=編集部)

 

大阪で昨年度123の病床が削減! コロナ医療崩壊でも菅政権が強行「ベッド減らした病院に税金でご褒美」制度による医療カット

 4月29日44人、5月1日41人、2日16人、3日19人、本日4日20人と、コロナによる死者数が凄まじい数になっている大阪府。この数字は、大阪ではコロナに感染して重症化しても満足な治療を受けられず、見殺しにされてしまう状況になっていることを物語っている。  それだけでは...

パチンコ「規格外のコラボ」がついに「実現」!! 視聴者から「歓喜」の声が多数!!

 現在、パチンコ・パチスロのジャンルにおいてYouTubeチャンネル「コンコルドちゃんねる kn【公式】」が注目を浴びている。

 同チャンネルは静岡県を中心にチェーン展開するパチンコホール「コンコルドグループ」が運営しており、配信する動画は新台の機種紹介が中心だ。

 4月17日に投稿を始めた若いチャンネルだが、動画一覧を確認すると再生数が突出している動画が目を引く。

 本サイトでもご紹介した『【新番組爆誕!!】優勝賞金55万円超を賭けたガチ出玉バトル!!』である。

 同動画は新番組の予告編となっているが、動画時間は約22分という本編並みの大ボリューム。話題のタネはその参加メンバーにある。

 レジェンドライター「木村魚拓」をはじめ、「沖ヒカル」「松本バッチ」「青山りょう」といった豪華ライター陣が出演。「55万円オーバー」の賞金をかけたバトルが繰り広げられるという。

 各メンバーはコネクションのある人物を自由にパートナーとして召喚可能となっており、タッグを組み出玉を競う形式のようだ。

 中でも話題となっているのが「木村魚拓」がパートナーに選んだ「大崎一万発」である。

 同氏はパチンコ界では大御所として知られる人物。現在は書籍「パチンコ滅亡論」を執筆したことでも注目を浴び、自身のYouTubeチャンネル「まんぱつ」においても活躍を見せる。

 そんな大人物とレジェンドライターがタッグを組んで実戦を行うパチンコ番組はパチンコファンとして注目せざるを得ないとばかりに動画のコメント欄では大きな盛り上がりを見せた。

 そして4月29日、ついに同タッグの実戦番組が配信を開始。動画のタイトルは『ついに開幕!!【ミリオン☆タッグ】木村魚拓× 大崎一万発 前代未聞のコラボ!!』である。

 予告編において最注目であったタッグを1番に配信する大胆さに視聴者は仰天の様子。コメント欄には歓喜と賞賛の声で溢れている印象だ。

 実戦機種は『PモンキーターンV』。パチンコの名人「大崎一万発」が「相当なもの」「やれそう」と太鼓判を押す。

 実戦もさることながら、動画の見どころはやはりトークだろう。出演両者の普段動画では見ることのできない掛け合いは一見の価値アリ。歯に衣着せぬ衝撃発言も飛び出し動画は大きく盛り上がっていた。

 気になる方、ご興味のある方は是非チェックしてみてはいかがだろうか。

【注目記事】

パチスロ店長「全台設定6だから!」発言に驚愕…「ジャグラーの日」に異例の大赤字!?「伝説」と語り継がれる忘れられないエピソード

パチスロ「超高確率ボーナス」が魅力!「人気スピンオフ」シリーズ最新作が始動!!

甘デジ「時短1000回超」搭載の激熱スペック! 大量出玉の期待度は「○○」レベル!

JRA 古川奈穂騎手「手術決断」へ……現在新人リーディングも、復帰までに約6ヶ月か。かつて同じ箇所に苦しんだアスリートには「あの大横綱」の名前も

 再びターフに戻ってくる姿を心待ちにしたい。

 先月25日のレース後、左肩の違和感により無期限の休養に入っていた古川奈穂騎手。手術も視野に入れているとのことだったが先日、自身の公式Instagramを更新し、手術の決断をしたことを明らかにした。

 Instagramには自身のサインや、パドックでバスラットレオンに跨る写真と共に、「ご心配をおかけしております。万全な状態で競馬に臨むために、手術を受けることに決めました」と投稿。復帰時期は未定とのことだが、5~6ヶ月後になる見込みだという。

 古川奈騎手は今年3月、藤田菜七子騎手以来5年ぶり、栗東では西原玲奈騎手以来、実に21年ぶりとなる女性騎手としてJRAデビュー。師匠である矢作芳人調教師の管理馬バスラットレオンで初勝利を挙げたことを皮切りに、ここまで新人トップの6勝をマークしていた。

 所属する矢作厩舎の馬以外にも騎乗する機会は多く、JRA賞の最多勝利新人騎手も狙える位置に居ただけに、今回の離脱は相当痛いものがありそうだ。

 問題となっている左肩の違和感であるが、恐らくは脱臼だと思われている。古川奈騎手はもともと関節が柔らかく、競馬学校時代にも左肩の怪我で手術を受けており、そのときは3ヶ月間の休養を要した。なお、そのために進級試験を受けることができず、競馬学校を留年するという憂き目にもあっている。

 いまのところ最後の騎乗日となっている先月25日の新潟7Rでは、しきりに肩をグルグルと回す姿がパトロールビデオでも確認できる。仮に馬群が密集した箇所やコーナーなどで違和感が生じれば、馬を御すことが出来なくなり最悪の場合、事故にも繋がりかねない。

 師匠である矢作師も、「万全でなければ迷惑をかけることになる。プロとして完全な形でなければ、中途半端ではダメだと思う」と話しており、今回手術を決断するに至ったのもある意味では仕方のないところだったのかもしれない。

 また、かつて左肩の怪我で苦しんだアスリートといえば「ウルフ」の愛称で親しまれた大横綱、千代の富士関がいる。

 左肩の脱臼癖に悩んでいた千代の富士関は、医師から「手術を受ければ半年間は稽古ができなくなる」と告げられたため、1日500回の腕立て伏せを自らに課し、弱点部の補強に取り組んだという。その過程で全身もパワーアップし、結果最強の横綱へと上り詰めることとなった。あの鋼鉄のような肉体は、もともとは左肩の脱臼癖を克服するために誕生していたのである。

 古川奈騎手はInstagramに、「パワーアップして復帰出来るように頑張ります!!」とも綴っている。デビュー前から話題になっていたこともあり、競馬ファンの間でもすでに有名だが、またデビューしてからわずか2ヶ月。ここからが本当の騎手人生と言えるだろう。

 かつて脱臼癖を糧に最強まで上り詰めた千代の富士関のように、古川奈騎手にもぜひパワーアップして戻ってきて欲しいものである。

(文=冨樫某)

<著者プロフィール>
キョウエイマーチが勝った桜花賞から競馬を見始める。まわりが学生生活をエンジョイする中、中央競馬ワイド中継と共に青春を過ごす。尊敬する競馬評論家はもちろん柏木集保氏。以前はネット中毒だったが、一回りして今はガラケーを愛用中。馬券は中穴の単勝がメイン、たまにWIN5にも手を出す。

パチンコ「鉄板コンテンツ」を“華麗に進化”させた名作!「出玉&確変」期待度と演出をリンクさせた革命的マシン!!

 麻雀を題材にしたパチンコは売れる。かつてそんな格言めいたセリフがあったとかなかったとか。実際、麻雀をモチーフにしたヒット機種は多い。名機『麻雀物語』など、すぐに思い浮かべることができるだろう。

 その麻雀パチンコにおいて、革命的ともいえる大きな転換の基点となった機種がある。『CR華牌・井出洋介の華麗なる麻雀』である。これまでの麻雀パチンコといえば、単純に図柄が「牌」になっているなど、イメージを参考した作りになっていて、あくまで「麻雀の雰囲気を楽しめる」だけのものであった。

 しかし、この『CR華牌・井出洋介の華麗なる麻雀』は麻雀本来のゲーム性をパチンコに落とし仕込んだ、もう一段階も二段階も上のゲーム性を誇る機種であり、本格的な麻雀パチンコなのである。

 その麻雀パチンコ、改革の端緒は華牌シリーズの前進機にあたる『CRホットギミック』にあった。麻雀ゲームのタイアップ機として登場したこのマシンは、数千通りの手筋パターンが用意された、まさにリアルな麻雀を思わせる内容であった。

 1回の変動に対して、自キャラと対戦相手が3回のツモ・捨て牌を繰り返すことで演出が進行。自キャラの手牌がテンパイすればリーチ発展となり、ツモやロンで大当りを獲得できるようになっている。

 ただ、ゲームをモチーフにしていることから「稲妻一発ツモ」な理不尽さやぎこちない打ち筋などを内包している娯楽性の高い麻雀であったが、当時の競技麻雀におけるトッププロ・井出洋介が監修によって不自然な打ち筋などが解消され、より実際の麻雀に近づいた質の高いゲーム性に進化したのである。

 また、高い点であがるほど確変の期待度がアップする仕組みも加えられ、さらには安い手でも裏ドラが乗れば一気に確変への望みが急上昇するなど、完璧なまでに麻雀のゲーム性がパチンコに落とし込まれている。

 ちなみに、後続機となる『CR華牌II「ミスター麻雀」小島武夫の戦略』では、あがり役の高さによって出玉の数が変わる出玉変動システムが採用され、よりあがり点に意味を持たせるようになったのである。さらに、親・子の概念も追加され、親番であがると子の時より出玉が多くなるような工夫も施されているのである。

 こうして本当に麻雀を打っているような感覚を持ちながらパチンコをプレイできる真の意味での麻雀パチンコが誕生し、麻雀パチンコの概念を一変させたのである。

 奇しくも規則改正による大爆裂スペックが殺到する時期、圧倒的な出玉性もファンに提供できるパチンコとしても魅力もたっぷり。大当り確率が1/499で継続率約66.6%、出玉オール約2000発のフルスペック。

 他にも出玉が約1100発と当時としては少なめながら大当り確率が1/321.5で継続率が約72.7%と遊びやすさと連チャン性を持ったミドルタイプなど、バラエティに富んだラインナップでの登場となった。

 麻雀としてもパチンコとしても高みを極めた初代『華牌』。文字どおり、『華麗なる麻雀』パチンコなのである。

(文=大森町男)

【注目記事】

パチスロ店長「全台設定6だから!」発言に驚愕…「ジャグラーの日」に異例の大赤字!?「伝説」と語り継がれる忘れられないエピソード

パチスロ「超高確率ボーナス」が魅力!「人気スピンオフ」シリーズ最新作が始動!!

甘デジ「時短1000回超」搭載の激熱スペック! 大量出玉の期待度は「○○」レベル!