『ゼロイチ』女性視聴率で『王様のブランチ』に完敗の裏側…日テレが指原莉乃に賭けた理由

 この4月から、日本テレビの土曜昼が大きく変わった。指原莉乃がメインMCを務める新番組『ゼロイチ』がスタートしたのだ。プレスリリースによると、同番組は「トレンドや次世代のスターを“ゼロイチで生み出す”、どこよりも“今っぽい&今がわかる”エンタメ情報バラエティー」だという。

久本雅美から指原莉乃に賭けた日テレ

 この『ゼロイチ』のために犠牲になったのが、それまで25年にわたって親しまれてきた人気トーク番組『メレンゲの気持ち』だ。さらに日テレは、この長寿番組を終わらせただけでなく、同じく土曜の10時30分からの1時間、地方の系列局制作の旅番組や過去の番組の傑作選を放送してきた枠も撤廃した。

「2部構成の『ゼロイチ』は合計165分、2時間45分の超大型番組です。第1部は10時30分から11時45分の75分。そして、料理番組『キューピー3分キッキング』を挟んだ後に始まる第2部は、11時55分から13時25分の90分です。

『メレンゲ』を終わらせてここまでの時間を『ゼロイチ』に割いたのは、コアターゲット層の取り込みを狙ったからだと言われています。『メレンゲ』は打ち切りが報じられていた当時から、主にF3層(女性50歳以上)しか見ていないという現実がありましたから。その『メレンゲ』も、打ち切られる1年ほど前からは若者向けの情報に特化したつくりをしていました。それが最後の悪あがきだったのか、次の番組に向けてのテストだったのかはわかりませんが、落ち込んでいる番組の次に入れる第2、第3のコンテンツを考えている日テレですから、すでにプロジェクトは動いていたのではないでしょうか。

 いずれにしても、日テレは久本雅美ではなく、次の10年、20年を見据えて指原莉乃に“ベット”したということでしょう、ちなみに、『ゼロイチ』のチーフプロデューサーには『ZIP!』や『ザ!鉄腕!DASH!!』を手がけるクリエイターが入っています」(テレビ局関係者)

『ブランチ』に追いつけない『ゼロイチ』

 王者・日テレが大改革に踏み切った裏には『王様のブランチ』(TBS系)の存在がある。同番組は、奇しくも『メレンゲ』と同じ1996年4月6日にスタートした老舗の情報バラエティだ。初代司会を務めたのは寺脇康文と田中律子。その後、女性司会者はさとう珠緒、優香と変わり、本仮屋ユイカ、新川優愛をはさみ、現在は佐藤栞里へとバトンが引き継がれている。男性司会者は、寺脇と同じ俳優の谷原章介が2代目を務めた後、お笑い芸人のアンジャッシュ・渡部建へ。変化を恐れないキャスティングで、常に新しさを追求してきた。

「『ブランチ』は司会の交代もドラスティックに断行してきました。事情が若干違いますが、昨年にはスキャンダルで活動休止に追い込まれた渡部を降板させています。また、番組に華を添える若手女性タレントの“ブラン娘”、現在で言うブランチリポーターも、25年間で約100人が入れ替わっています。かつては坂下千里子や“姫”として人気を博したはしのえみも輩出するなど、女性タレントの登竜門にもなっています」(芸能ライター)

 この『ブランチ』が独占してきたのが、F1(女性20~34歳)、F2(女性35~49歳)である。日テレとしては、その奪取をもくろんで当代ナンバー1女性司会者の指原を起用して殴り込みをかけたわけだが、その『ゼロイチ』の最近の視聴率はどうなのだろうか?

「5月22日の『ゼロイチ』の第1部(10時30分~11時45分)は、世帯5.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人は2.4%でした。対して『ブランチ』の第1部(9時30分~11時45分)は世帯5.6%、個人2.9%。世帯・個人ともに『ブランチ』がやや有利ですが、『ゼロイチ』も決して戦えていない視聴率ではありません。

 続く『ゼロイチ』の第2部(11時55分~13時25分)は世帯3.6%、個人1.8%。対して『ブランチ』の第2部(11時59分~14時)は世帯4.8%、個人2.6%と、こちらもやはり『ブランチ』が優勢です」(前出のテレビ局関係者)

『ゼロイチ』の差別化戦略が不発?

『ゼロイチ』はスタートしてまだ約2カ月。全体的な比較で見ると可もなく不可もなくといったところだが、世代別ではどうなのだろうか?

「世代別となると、やはり『ブランチ』が強いということがわかります。同じく5月22日の『ブランチ』の第1部のF1視聴率は3.0%、F2は3.8%、F3も4.7%と、各世代で安定して獲得していますが、対して同日の『ゼロイチ』の第1部のF1は1.7%、F2は1.6%、F3は3.5%となっています。この差は、第2部に移った後も変わりません。ちなみに、男性視聴者も『ゼロイチ』にはほとんど見向きもせず、『ブランチ』にチャンネルを合わせています」(同)

 この現状を、どう評価すればいいのだろうか?

「これは、ある意味仕方ないところもあるでしょう。『ゼロイチ』の第1部は『ゼロイチ経験旅』というコーナー名のもと、関東近郊の日帰り旅企画が大半を占めています。一方、第2部は『ゼロイチワードランキング』ということで、注目しておくべきトレンドをランキング形式で紹介しています。

 これを見てわかるのが、『ブランチ』とは徹底的に差別化しているということです。たとえば、『ブランチ』なら阿部寛や川口春奈といった放送中のドラマの俳優が番宣で来たり、話題の映画や本の紹介、最近話題のグルメスポットでのロケなどさまざまなコーナーが配置されていますが、『ゼロイチ』はこうした“かぶり”を一切排除しているのです。

 似たようなコーナーで同じ映画や本を紹介するわけにはいかないですし、またドラマの出演者をゲストで仕込むこともできますが、たとえば裏の『ブランチ』に同じ事務所の俳優が出ていたら、生放送ということもあり、何かと調整なども必要になってきます。日帰り旅企画は『ブランチ』の第2部で時々オンエアされていますが、基本的には『ブランチ』にはないコーナーを展開するのが『ゼロイチ』の戦略のようです」(同)

 では、そんな『ゼロイチ』が『ブランチ』に勝つための秘策はあるのだろうか?

「今のところは見つかりません(笑)。『ブランチ』優位の状況については、『ゼロイチ』に先行して朝9時半から始まっている点も大きいでしょう。特に『ブランチ』は、『ゼロイチ』が始まる10時半前後に豪華な番宣ゲストをスタジオに登場させたりしています。業界では、ある番組の裏に似たような番組をわざと当てて、一方をつぶす手法が採られたりしますが、今のところ『ゼロイチ』には『ブランチ』以上の魅力が見当たらない。指原1人の力ではどうにもならないということです」(同)

 しかし、数字のためなら番組をどんどん進化させることで知られるという日テレだけに、今後は民放王者の意地をかけて同時間帯1位を貪欲に獲りにいくに違いない。

(文=編集部)

平井卓也デジタル相のヤクザ恫喝はオリパラアプリのデタラメ発注をごまかすため! 不自然な契約、異常な金額、いまだテストできず

 陰湿極まりない「恫喝内閣」の実態が暴かれた。巨額の契約が問題視されてきた「オリパラアプリ」の費用削減をめぐり、平井卓也デジタル改革相が内閣官房の幹部に「(発注先を)脅しておいたほうがいい」などと指示してことが発覚した件だ。  この「オリパラアプリ」というのは、東京五輪の...

パチンコ新台『牙狼』の全国デビューに匹敵の激アツ!? パチスロには「2万枚」も余裕だった爆裂タイトル降臨…注目新台が続々始動!!

 パチンコ・パチスロ分野に導入された新台は激熱スペックが目白押し。話題の爆裂マシンや激アマ機など、名だたる新機種がホールへ活気を呼び込んでいます。

 パチスロ新台で爆裂を披露している機種といえば『パチスロ鉄拳4デビルVer.』。AT「デビルRUSH」の期待枚数は驚異の「約1600枚」を誇る高火力スペックです。前作で好評だった強力なフリーズも健在。各地のホールで5000枚クラスの出玉報告が続出しています。

 もう一つの注目機種『パチスロ ガメラ』は、フル攻略で「機械割102%」という激アマ仕様で登場。平均で560枚を獲得できるBIG BONUSは、技術介入によって出玉が変動する特徴があります。綺麗な右肩上がりのグラフを形成するケースも多く、目押しを好むユーザーから好評を得ている印象です。

 そして、特に熱い展開となっているのがパチンコ分野。ファンの期待を一身に背負った新台『P牙狼 月虹ノ旅人』が、満を持してデビューしました。

 現時点では西日本のみの導入ですが、早くも爆裂で名を馳せた「牙狼らしさ」が炸裂。景気の良い出玉報告がネット上に飛び交っています。5万発クラスの出玉は通過点に過ぎないといった印象で、早くも「7万発」という大記録も達成したとか。

 東日本の導入予定日は週明けの6月14日。初代がもたらした「出玉の祭典」が、再び全国で展開されるのか。大いなる期待を胸に遊技を待ち望んでいるファンは、私だけではないでしょう。

 6月は激アツ新台が一挙に登場。パチンコ・パチスロ両分野が盛り上がりを見せる状況ですが、先述した大物タイトルに負けずとも劣らない新たなライバルが続々と検定を通過しております。

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・『S コードギアス反逆のルルーシュ3 KZ』(銀座)

・『P世界でいちばん強くなりたいMU』(サンセイR&D)

・『Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーンb』(ビスティ)

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 個人的に注目しているのはパチスロ新台『S コードギアス反逆のルルーシュ3 KZ』ですね。設定1でも万枚を狙えた初代は、好きでよく打っていました。強力な上乗せ性能とボーナスが噛み合った際の爆発力は驚異的。ストックが把握しきれないほどの大事故が、2万枚レベルの出玉を生むこともあった名機です。

 そんな初代の遊技性が、シリーズ最新作にもしっかりと受け継がれているみたいですね。純増2.0枚のATとリアルボーナスで出玉を増やす「A×ATタイプ」。「自力要素」と「偶発性」が特徴で、「ギアス高確」「ギアストリガー」「ギアスロック」といった3種のフラグが搭載されています。その仕上がりに期待したいですね。

 またパチンコ分野では『P世界でいちばん強くなりたいMU』が検定を通過。メーカーは過去作を手掛けた藤商事から、サンセイR&Dへバトンタッチされています。既にPVも公開されており、大当り確率1/199のライトミドルタイプで、RUSH継続率は驚異の「95%」。爽快な連チャンを味わえそうです。

 そして『Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーンb』も注目すべきマシン。人気シリーズ最新作は、1種2種混合の「真バトルスペック」で登場予定です。詳細は明らかにされていませんが、公開されたPVでは「スピードの覚醒」「デストロイの性能 RUSH」といった興味深いワードで紹介されています。続報が待ち遠しいですね。

 今回はパチンコ・パチスロから計3機種をピックアップしてご紹介しました。それぞれ詳細は分かり次第、当サイトにて紹介させていただきます。

(文=HIRA.777)

<著者プロフィール>

 飲食店やホテルマン、営業など幅広い職種にチャレンジ。どれも長続きせずにいたが、趣味であったパチンコ関連業界へ就職し現在に至る。今では自身の体験談や、業界関係者から入手した情報などを元に記事を作成中。パチスロ4号機にハマっていたいわゆる「北斗世代」で、長きに亘り活躍するシリーズの動向に注目している。主に検定通過情報や、動画レビュー記事を担当。動画は大量出玉を実現した内容を好んで紹介している。

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JRA「武豊愛」キーファーズの大物はデビュー前から「特別連載持ち」?「迷走」サリオス安藤氏VS堀調教師、「屈辱」コメでグランアレグリアのプライド崩壊!?【週末GJ人気記事総まとめ】

 様々なGORAKUを心から愛する「GJ」。今週人気だった競馬記事を、下手の横好きライター「A」と、当サイトの酔いどれデスク「Y」が徒然なるままに振り返ってみた!!

JRAダノンキングリー「屈辱」コメントでグランアレグリアのプライド崩壊!? 安田記念(G1)前走「最下位馬」に偉業阻止された女王の誤算、絶対に負けられない秋のリベンジマッチ

ライター「A」:先週の安田記念(G1)では、ダノンキングリーが待望のG1制覇。大本命のグランアレグリアが敗れる、まさかの結果でした。

デスク「Y」:前走最下位(天皇賞・秋12着)から巻き返してのG1制覇は、JRA所属馬としては初の快挙らしいね。川田将雅騎手の騎乗もさすがだけど、立て直した萩原清厩舎も良い仕事。それにしても、ソダシ、エフフォーリアと大本命馬が負ける流れはグランアレグリアでも止められなかったか。

ライター「A」:おかげでデスクもG1・3連敗でしたね。

デスク「Y」:もう何を信じていいのかわからないくらいボコボコに……(泣)。

ライター「A」:勝ったダノンキングリーですが、萩原調教師は「どの距離が一番いいのか掴めてない」と話しています。安田記念を勝ちましたが、1600mは昨年の安田記念(G1)以来。生粋のマイラーというわけではないのかもしれません。

デスク「Y」:ダービー2着馬だもんね。ただ、昔から「東京マイルのカギはスタミナ」って言われてる通り、グランアレグリアよりダノンキングリーの方が最後の勝負どころでスタミナ面でアドバンテージがあったのかも。

ライター「A」:確かに、この安田記念だけを見ても、ウオッカやディープスカイといったダービー馬が連対していますもんね。ダノンキングリーと同じダービー2着馬でも、ダンツフレームやジェニュインが2着。スワーヴリチャードやスマイルジャックも3着に好走しています。

デスク「Y」:同じ東京コースだからかもしれないけど、意外に関連性があるんだよ。ダービー2着馬といえば、サリオスも出走してたね。

ライター「A」:そのサリオスについては、次の話題に行きましょう。


JRA「迷走」サリオス安藤勝己氏VS堀宣行調教師で意見真っ二つ……「何度も言うけど、マイルじゃ忙しい」「能力を出すのに何の問題もない」世代No.2の本当の姿は

ライター「A」:先週の安田記念に出走したサリオスですが、ほとんど見せ場をつくることもできずに8着に敗れています。

デスク「Y」:ダノンキングリーと同じダービー2着馬だけど、明暗が分かれたね。松山弘平騎手は「取りたいポジションを取れなかった」って話したけど。

ライター「A」:2歳時に朝日杯フューチュリティS(G1)を勝っているサリオスですが、スタミナ自慢のハーツクライ産駒ということもあって、早くからベスト距離が話題になっていました。安藤勝己さんは2歳の頃から「2000m以上」と話していますね。

デスク「Y」:ジャスタウェイ(2014年安田記念1着)みたいな例もあるから、ハーツクライ産駒ってだけで一概にマイラーじゃないとは言えないんだけどね。ただ、アンカツさんは血統だけじゃなくて、馬そのものを見て判断してるからなあ。

ライター「A」:一方、サリオスの堀調教師は「能力を発揮するのに問題ないコース」と東京マイルに自信を持っている様子でした。結果はショックだったと思いますが、いつもよりも後方からの競馬になりましたし、この一戦だけでマイル適性がないとするのは早計かも。

デスク「Y」:アンカツさんは「何度も言うけど、サリオスは基本マイルじゃ忙しい」って言ってるけどね。いっそのこと、秋は天皇賞・秋(G1)→ジャパンC(G1)→有馬記念(G1)って王道を歩んでみてほしいな。それで結果が出なければ、みんなも納得するかも。

ライター「A」:ファンや安藤さんは納得するかもしれませんけど、(サリオスの権利を持ってる)シルクの会員さんは納得できないんじゃ……。

デスク「Y」:お姉ちゃん(サラキア)みたいに覚醒するかもよ。早くコントレイルと戦う姿が見たい!

JRAキーファーズ「武豊愛」の証明はマイラプソディ妹だけじゃない!? 「面白いですね」レジェンドも絶賛の好素材、デビュー前から「連載持ち」売れっ子の正体とは

ライター「A」:今週のエプソムC(G3)でマイラプソディに騎乗する武豊騎手ですが、19日にデビュー予定の妹マイシンフォニーにも騎乗することが決まっているそうです。

デスク「Y」:キーファーズの武豊愛は凄いよね。松島正昭代表はずっと「武豊騎手と凱旋門賞(G1)を勝つのが夢」って話してるけど、着実に近づいてることだけは確かだよね。去年は出走取消で叶わなかったけど、欧州の一流馬ジャパンの権利を買って、凱旋門賞で武豊騎手を騎乗させるなんて“ウルトラC”をやっちゃう辺り、めちゃくちゃ行動派ってイメージ。

ライター「A」:記事に出てくる2歳馬のゲーテも、雑誌『GOETHE』(幻冬舎)が武豊騎手を取材する中で急遽決まったとか。

デスク「Y」:それで『GOETHE』の方も、馬のゲーテの連載企画を組むことにしたんでしょ? まさにWIN-WINの関係だよね。松島代表もそうだけど個人馬主さんって、ホント器がデカいというか大物な人が多い。それにしてもゲーテなんてストレートな名前がよく馬名審査通ったな。

ライター「A」:もともと雑誌の『GOETHE』がドイツの文豪ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテを由来としていますからね。「人名」ということでパスしたんでしょう。

デスク「Y」:物は言いようってわけか。上手くやれば高須克弥院長の「イエスタカス」も通ったんじゃ……。

ライター「A」:結局、通らずにダッシングブレイズになったんでしたよね。

デスク「Y」:今週末にはエプソムCがあるけど、2017年にこのレースを勝って重賞初制覇を飾ったのがダッシングブレイズ。ここまで出世するんなら、高須院長もイエスタカスでごり押ししたかっただろうなあ。「北海道の鷹栖町から取りました」とか言って(笑)。

ライター「A」: CMでめっちゃ「Yes!高須クリニック!」って言っちゃってますからね……(笑)。

 さて、今週も毎度バカバカしいお話にお付き合いいただきありがとうございました。『GJ』では今週末に開催される重賞関連の記事も多数掲載しております。お手すきの際にご笑覧いただけたら幸いです。
(構成=編集部)

甘デジ「万発」製造マシンの誕生!?「高継続&出玉感」が魅力の「大人気シリーズ」を考察!!

 パチンコ分野には『牙狼』『バジリスク』といった大物シリーズ最新作が降臨。特に西日本でデビューを果たした『P牙狼 月虹ノ旅人』は、初代を彷彿とさせる一撃を炸裂させている状況だ。

 他にも魅力的な新台がデビュー。上々の反響を得ているわけだが、筆者が特に注目しているのは甘デジとは思えぬ“爆発力”を有した機種である。

 当りが軽く打ちやすいだけではなく、短時間決戦や投資が嵩んだ時などにも攻められる存在。まさに万能機種といった印象だ。

 そこで今回は6月7日導入された、人気シリーズの甘デジ最新作を紹介したい。秀逸な演出かつ、強烈な一撃を堪能できる高レベルの仕上がりとなっている。

『P戦国乙女6 暁の関ヶ原 甘デジ』(アムテックス)

「戦国乙女」シリーズの甘デジ最新作は、遊タイムを搭載した1種2種混合機。まずはスペックとRUSH突入までの流れを振り返ってみよう。

■特図1大当り確率:1/99.9
■特図2大当り確率:1/51.5
■賞球数:1&3&4&10
■カウント/ラウンド:10カウント / 10R or 4R or 2R
■BONUS出玉:10R約1000発 or 4R約400発 or 2R約200発
■RUSH突入率:44.5%
■RUSH継続率:約77%
■時短回数:時短71回+残保留4個 or 時短25回+残保留4個
○○○

 通常時は大当り確率「1/99.9」の当りを目指す。通常時の「98%」は4R(時短25回+残保留4個)の当りとなり、引き戻し確率は「38.7%」。ここで引き戻せるかが、勝負の分かれ道になるだろう。

 出玉獲得のメインとなるRUSHのトータル継続率は「約77%」。RUSH中の1000発比率は50%となるため、偏り次第では「万発」クラスの出玉を生み出すことも可能だ。甘デジとは思えぬ一撃に期待できる。

 本機の遊タイムは「777回転」で発動と甘デジスペックの中では厳しめだ。多くの機種は、「確率×2.5~3倍」が一般的である。本機に関してはオマケ程度の印象だ。直当りのみの確率を考慮し、このような仕様にしたのではないかと推測している。

 とりあえず、万発も狙えるスペックは高く評価できる。秀逸な演出を気軽に楽しめる点も魅力だ。

 短時間で出玉を出したいユーザーにも好評を得そうな機種と言えるだろう。台のコンディション次第にはなってくるが、個人的には積極的に狙ってみたい機種である。
 

(文=ひろ吉)

<著者プロフィール>

 IT業界の世界に興味を抱き、iPhoneアプリの開発を4年程経験。その後、WEBマーケティングの知識や経験を重ねてきた。パチンコ・パチスロのヘビーユーザーであり、機種のスペック等の研究に時間を注いでいる。現在はパチMAXにて、パチンコやスロットの考察記事・実戦記事をメインに作成中。自身が好む低純増・低ベース機の動向にも注目している。

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大井競馬「史上最高」2億2813万165円馬券の「50円販売」に羨望の声……売り上げ“伸び悩み”JRA WIN5との「大きな違い」とは

 10日に行われた大井競馬で地方競馬史上最高配当が飛び出した。

 券種は3つのレースの馬単を全て的中させる『SPAT4LOTO トリプル馬単』(三重勝馬番号二連勝単式)と呼ばれるもの。7→4番人気、12→3番人気、4→5番人気という人気薄が絡み、的中は5口。最低購入金額の50円が2億2813万165円になる超万馬券となった。これは2018年2月に同じく大井競馬で出た1億5056万3990円を大きく更新している。

「前日まで2日連続で的中がなく、7000万円以上がキャリーオーバーになっていました。中央のWIN5と同じで、やはりキャリーオーバーが発生するとトリプル馬単の売り上げは跳ね上がります。今回は稀に見る人気薄決着となって、『億り人』が誕生しました」(競馬誌ライター)

 このニュースに対し、SNSなどで「50円が2億って夢ありすぎません?」というファンの声が聞かれた一方、「地方は10円単位で購入できるのか?」と勘違いするファンも少なからずいたようだ。

「2014年6月から始まったトリプル馬単ですが、現在は南関4場と門別競馬で発売しています。1組につき50円以上から購入可能なのですが、同じ組み合わせを複数購入する場合、60円や70円というふうに、10円単位で増やすこともできます。そのため、『10円から買える』と勘違いする人もいたようですね。

JRAも地方も馬券購入は100円単位というのは、競馬ファンならよく知っていると思います。ただ、点数が増えがちなWIN5は『10円単位で購入できるようにしてほしい』という声は、以前から根強くあります。私もたまにWIN5にも手を出しますが、とにかく当たりません(笑)。本気で当てに行くには200点、300点は当たり前。いや、1000点買っても当てる自信はありませんが……」(同)

 振り返ると、今年に入ってからWIN5では高配当が連発している。1月にはJRA史上最高の4億8000万円超が飛び出すと、その2か月後には5億5000万円超が出て記録を更新。さらにこの4週間で3度の「億超え」が発生している。

 それでもWIN5の売上額は、始まった当初(2011年)に比べるとかなり減っている。1年目(2011年)は物珍しさもあって、ほぼ毎週のように売上額は10億円を超えていた。その後は徐々に低迷。14年6月には払い戻しの上限がそれまでの2億円から6億円に引き上げられたが、起爆剤にはならず。2015年ごろからは毎回5億~7億円で推移している。

 コロナ禍とウマ娘効果で馬券の売り上げは絶好調のJRA。WIN5も今年に入ってからは、ほぼ毎週のように8億円前後を売り上げており、徐々に人気を高めているのは間違いない。

 しかし、さらなる売り上げ増のためには、単価を10円に下げることも検討すべきだろう。

 10円単位なら100点でも1000円、500点でも5000円で購入できる。もちろん配当額は「0」が1つ減ってしまうが、間違いなくファン層拡大にはつながるはず。インターネット投票のみのWIN5なら障壁も低いだろう。

「10円単位なら毎週買いたい」と思っているファンは決して少なくないはずだ。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

パチスロ新台『まどか☆マギカ』は「万枚」も期待できる!? 驚異的「パワーアップ」に期待の声が続出!!

 5月31日、ユニバーサルエンターテインメントはTwitter公式アカウントで新台『SLOT劇場版魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語/[後編]永遠の物語』のPV解禁を告知し、大きな話題となった。

 PVでは、「魔法少女まどか☆マギカ」のアニメーション映像を交えながら、ソウルジェムが並んだスロット筐体が公開されており、ファンは期待感を高めている。

 本機は、2013年に登場し多くのファンから愛された初代「魔法少女まどか☆マギカ」を踏襲したシリーズ最新作。

 ボーナスや穢れシステム、上乗せ特化ゾーンなど初代のゲーム性を再現しつつも、新システム「ソウルジェムシステム」やランクアップ式上乗せ「マギカアタック」など、新たな要素が多数追加されている。

 上乗せ特化ゾーンの「ワルプルギスの夜」も健在。ソウルジェムシステムが加わり、新たなゲーム性に進化した。

 また、フリーズ発生で突入する「アルティメットボーナス」は超強力。ボーナス後は5G間のST方式上乗せ特化ゾーン「救済の祈り」に突入し、「3桁以上の上乗せが90%以上でループ」という性能で熱視線を浴びている。

 本機に関してYouTubeの人気チャンネル「パチ屋の裏研修」も反応を示し、特集動画を配信。数値設計やゲーム性の解説を行っている。

 その様子は『【速報】まどか☆マギカの新作は初代を再現してるから契約してよ! 出玉率よくご確認の上、契約してよ』で確認できる。

 詳しい出玉率などの数値は動画をご覧頂きたいが、前作『SLOT劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』に比べスペックがパワーアップしている印象。よりユーザーライクな設計と言えるのかもしれない。

「ゲームフローを確認すると、疑似ボーナスからATを目指すゲーム性ではなく、ゲーム数やCZ成功でATへ直行する仕様のようです。前評判は良好ですが『差枚数管理AT』という点で不安を抱くユーザーもいるようですが…。

前作をメイン機種として稼働しているホールも存在します。ヒットの可能性は十分にあるでしょう。出玉の荒さを表す『コイン単価』は前作と比べて、やや暴れる印象。数千枚の波も難しくないかもしれません」(パチスロ記者)

 本機の導入は8月初旬の予定。今後の動きから目が離せない。

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衆議院議員の非常識な対応に呆れ返った…国会議員に半導体政策立案を行う資格なし

衆議院への参考人招致

 最近、永田町界隈が、「半導体、半導体、半導体」と騒がしい。日米首脳会談を行った菅義偉首相が米国のバイデン政権と協力して半導体のサプライチェーンを強化する方針を打ち出し、経済産業省が台湾TSMCへ国内誘致を働きかけ(筆者はTSMCは来ないと確信しているが)、自民党には甘利明元経産相を会長とし、安倍晋三元首相と麻生太郎財務大臣を最高顧問とする「半導体戦略推進議員連盟」なるものが立ち上げられた。

 この半導体議連については、あちこちの記事で「安倍・麻生・甘利」の3人の頭文字をとって、「A・A・A(トリプルエーとかスリーエー)」などと報じられている。これを見た時、「何かの悪い冗談」ではないかと思った。それほど、この3人と半導体は結びつかないのである。そして、この半導体議連の政策は、あまりにも荒唐無稽であることを記事にした

 そして、筆者は6月1日、衆議院の「科学技術・イノベーション推進特別委員会」に、半導体の専門家として参考人招致され、意見陳述を行うことになった。筆者以外にも、理化学研究所の理事、一橋大学名誉教授が招致され、筆者を含めて3人が、それぞれ15分の意見陳述を行った。

 そのテーマを簡単に言うと、「日本半導体産業の過去を振り返り、反省・分析し、未来の政策を考える」というものである。この内容を、半導体の「は」の字も知らないであろう衆議院議員たちに、どう説明したら良いか悶絶する日々を送った。

 筆者の本来の仕事を中断し、この意見陳述用資料作成に10日以上を費やし、知恵を絞り、エネルギーを集中させ、15枚のパワーポイントを作成した。その意見陳述の様子がYouTubeで公開されている。ぜひ一度、視聴してみてください

 本稿では、その後日談をお話ししたい。筆者の意見陳述は、委員会に参加していた衆議院議員たちに大きな衝撃を与えたらしい。その結果、何が起きたかを詳細に説明したい。その上で、このような衆議院議員たちには半導体政策を立案する資格はないことを断じる。

衆議院の2回戦目の招致要請

 衆議院の委員会で意見陳述を行った6月1日(火)から1週間たった6月7日(月)の午後、その委員会に参加していた山岡達丸衆議院議員から、『国会議員・勉強会の講師の依頼について』というタイトルのメールが来た。そのメールから、一部抜粋して以下に示す。

「先日、衆議院の科学技術イノベーション特別委員会(科技特)で、立憲民主会派を代表し、湯之上さんに質疑をさせていただいた者です。先日の委員会の後、科技特の田嶋要委員長と話をする中で『湯之上参考人のお話はとても興味深い。一度、湯之上さんだけをお招きして、立憲民主党と国民民主党の議員の有志の集まりのもとで勉強会を開催したい』ということになりました」

「尚、勝手ながら、6月16日に今国会は終了(現政権は延長を拒んでいるため)する見込みです。国会が終わると議員たちは集まりにくくなる関係で、6月11日、14日、15日あたりの日程で議員会館(国会の隣になります)での開催を念頭に動いております。これらの日程も勘案の上で、是非、前向きにご検討を願いたく、お願い申し上げます」

 山岡議員が自ら書いているように、「国会の閉会までに勉強会をやりたい」というのは、身勝手極まりない言い分である。この時点で、何をどの程度話すかわかっていなかったが、筆者にとっては、あまりにもタイトなスケジュールであり、12日(土)と13日(日)の2日間を、勉強会の資料作りの準備に充てるしかないだろうと覚悟せざるを得なかった。

 ただでさえ本来行うべき仕事を一旦棚上げし、衆議院の意見陳述の準備に膨大なエネルギーを費やしただけに、暗澹たる気分になってきていた。

筆者からの要望

 それでも最善を尽くそうと考えた筆者は、山岡議員に6月7日、以下を要望するメールを出した。

1)どのような内容をご希望なのでしょうか? 半導体と言っても、様々なテーマがあります。議員の皆様が何にご関心があるか、お知らせ願えないでしょうか?

2)勉強会の時間はどのくらいを想定されていますでしょうか?(前回のように15分だと、表面的なことしか述べられないと思います)

3)この勉強会は、前回の衆議院の委員会のように、リアルに会議室で行うのでしょうか? コロナ禍でもあるので、私としては、リモートが望ましいのですが、いかがでしょうか?

4)頂いた日程では、6月14日(月)か15日(火)が望ましいのですが、朝に弱いので、午後以降でお願いできないでしょうか? 因みに前回の衆議院の委員会は、朝早くて、私にとってはつらいので、前泊しました。

山岡議員からの返答

 翌6月8日(火)、山岡議員からメールがあり、筆者の3番目の要望については、

「大会場のプロジェクターを設けてカメラとマイクを用意し、双方向で質疑応答を行うという機材を6月15日までに揃えることが難しいということが分かり、完全オンライン形式にするか、開催を先送りするかという点で、明日、企画の発起人で協議を行うことになっています」

ということになった。また、2番目の勉強会の時間については、

「ご講演は、例えば45分程度+質疑応答でトータル1時間+α(最大で1時間半)という時間を念頭においております。湯之上さんのお話を聞くには、これでは短いかと思いますが、何卒、ご理解を賜れれば幸いです」

と書かれていた。テーマにもよるけれど、45分の持ち時間というのは中途半端で、短すぎると思う。たった45分で、何を勉強したいというのだろうか。筆者には、国会議員が何を考えているか、さっぱりわからなくなってきていた。本当に、半導体を勉強したいと思っているのだろうか。

衆議院の勉強会は6月9日(水)に開催決定

 そして、6月9日(水)に、山岡議員から以下の内容のメールが届いた。

「お待たせして大変申し訳ありません。議員の発起人会での話がまとまりました。あらためて、湯之上さんに講演の依頼をお願いをさせていただきます。日時は15日17時から(冒頭に呼びかけ人代表の挨拶等があり、17時10分までには講演を開始します)」

と書かれている。そして、これはリモートではなく、リアルな会議であり、議員会館というところまで足を運ぶように要請された。

 しかし、東京都は緊急事態宣言下にある。東京都の小池百合子都知事は、「県境を越えて移動しないでください」と連日のように警告している。また、筆者の自宅がある埼玉県でも、大野元裕県知事が移動の自粛を要請している。そして、政府が民間企業に「極力在宅勤務、極力リモート」を推奨している。

 にもかかわらず、なぜ国会がリアルな会議にこだわるのか。リアルが好きなのか、リモートが無理なのか(一つ前のメールに技術的に難しいと書かれている)、その両方なのか。

 この衆議院の勉強会にどのくらい人が集まるかは知らないが、民間企業では数十人でも数百人でも、普通にリモート会議や講演会を行っている。その普通のことが、なぜ国会ではできないのか。本来ならリモートを推奨している国会議員が、その範を示すべきではないのか。筆者のなかでは、国会議員に対して不信感が募り始めていた。

筆者から山岡議員への要望

 勉強会の日程と形式は決まったが、そのテーマについては依然として不明である。何度か電話したり、メールで尋ねても、「前回の意見陳述と同じようなお話をしてください」というだけで、一向に埒が明かない。

 例えば、前回の15分の意見陳述を、少し肉付けし、さらに現在は半導体不足が深刻で、このままいくとトヨタ自動車など日本の基幹産業である自動車産業が壊滅するかもしれない、というようなことを言えばいいのだろうかと思い始めていた。

 しかし、それでも45分というのは実に中途半端な時間であり、勉強会の時間としては短すぎる。トランジスタ、微細化、ムーアの法則など、半導体集積回路の基本的なことすら解説する時間を取ることはできないだろう。

 そこで、頭に一つのアイデアがひらめいた。45分の持ち時間では、表面的なことしか述べられない。それならば、筆者の本を購入していただいて、国会が閉会になった6月16日以降に各議員が勉強できるように誘導すればいいのではないか。

 幸い、2012年に出版した『「電機・半導体」大崩壊の教訓』(日本文芸社、1500円+消費税)が20~30冊ほど、筆者の書斎の押し入れの中に眠っている(図1)。これを送付し、議員のポケットマネーで購入して勉強していただき、半導体の政策立案に役立てていただければと思ったのである。9年前の古い本であるが、改めて読み返してみると、自分で言うのも何であるが、面白く、今でも役に立ちそうである。

 そこで、6月10日のお昼ごろ、山岡議員に電話して、「拙著を各議員にポケットマネーで買っていただいて、閉会後に読んで勉強してもらって、半導体の政策立案の参考にしていただきたい」と連絡したところ、山岡議員は拒絶的な反応を示した。山岡議員には「勉強会の前に読んでくださいというのではなく、あくまで各議員がポケットマネーで買ってもらって、閉会後に勉強してほしいのです」ということを繰り返したが、否定的な態度は変わらなかった。そのため、山岡議員には「委員長に伝えて検討してください」と申し出た。

勉強会中止の連絡

 筆者の提案は、悲劇的な結果となった。上記提案を行った同日の午後15時42分、山岡議員から、以下が書かれたメールが送られてきた。

「今回の企画は私一人で進めているのではなく、議員有志で行っていることもあって、あらたな支出が必要な場合は全員に同意を取る手続きに時間を要します。そして期日が迫っている中で、これ以上、お待たせるのはご迷惑になりますので、15日の開催は現段階で見送りといたします」

 こちらは、税抜きで1500円(税込みで1650円)の拙著をポケットマネーで買ってほしいと言っているにもかかわらず、彼ら国会議員は自腹を切ろうとせず、なんらかの予算を使おうとしていると思われる。その予算の出どころは、税金である。そして、その算段が付かないから今回の勉強会は見送りとなったわけである。驚きを通り越して、呆れかえるしかない。

 当初、国会が閉会になる6月16日までに勉強会を行いたいから、国会まで足を運べと命じ、45分では満足な勉強会ができると思えないので、それを補足する意味で、ポケットマネーで拙著を購入していただいて国会閉会後に勉強してくださいと要望した途端に、中止を言い渡されたわけである。

 自分たちを何様だと思っているのだろうか。国会議員に来いと言われれば、誰でも尻尾を振って喜んでくると思っているのだろうか。ちなみに個人事業主の筆者は、今回の意見陳述や勉強会の準備をほとんど手弁当でやっている。高年俸が保証され、その年俸以上の経費を使うことができ、公共交通機関をただ乗りできる議員パスを持っている国会議員とは、わけが違う。通常、企業で講演したら講演料として1回数十万円をいただくのに、国会での意見陳述はほとんどタダ働きとなる。

衆議院議員に半導体政策を立案する資格なし

 6月1日の衆議院の意見陳述に端を発した一連の騒動で筆者が感じたことは、次の通りである。

 最近、永田町界隈で「半導体、半導体、半導体」と騒いでいるのは、一過性のブームにすぎない。東京五輪が開催されるかどうかはわからないが、その前後に行われる衆議院の解散総選挙後に、菅内閣が一掃され、新たな内閣が組閣され、各委員会もいったんターミネートされたら、「半導体? あーそういうこともあったね?」ということになるのではないか。

 今は、米国のバイデン政権を模倣して「半導体は重要だ」などと大合唱しているが、来年の今頃には、このブームは消滅し、また別の話題で持ち切りとなっているのではないか。

 そして、1500円(税抜)の拙著をポケットマネーで買うことすら拒んだ衆議院議員たちに、一言いいたい。

「自分たちがリモート会議をできないくせに、国民にリモートを推奨したりするな」

「1500円程度の本を自腹で買えないような議員は、半導体の政策立案なんかに関わるな」

 はっきり言って、迷惑である。そして、6月1日の意見陳述で明言した通り、政府や経産省が関わって成功した半導体の政策は一つもない。もっとも有効な政策は、政府や経産省が「何もしないこと」である。余計なことをしないでいただきたい。

(文=湯之上隆/微細加工研究所所長)

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●湯之上隆/微細加工研究所所長

1961年生まれ。静岡県出身。1987年に京大原子核工学修士課程を卒業後、日立製作所、エルピーダメモリ、半導体先端テクノロジーズにて16年半、半導体の微細加工技術開発に従事。日立を退職後、長岡技術科学大学客員教授を兼任しながら同志社大学の専任フェローとして、日本半導体産業が凋落した原因について研究した。現在は、微細加工研究所の所長として、コンサルタントおよび新聞・雑誌記事の執筆を行っている。工学博士。著書に『日本「半導体」敗戦』(光文社)、『電機半導体大崩壊の教訓』(日本文芸社)、『日本型モノづくりの敗北』(文春新書)。

公式HP

東京五輪後に“小池百合子首相”誕生シナリオも…“ポスト菅”めぐり二階幹事長と密約か

 東京オリンピック・パラリンピックの開催をめぐって世論が紛糾する中、6月25日には東京都議会議員選挙の告示が行われる(7月4日投開票)。2017年の都議選では、小池百合子東京都知事が率いる都民ファーストの会が大勝し、都議会で最大会派を形成しているが、今回は苦戦が予想されている。一方、小池知事は昨年の東京都知事選挙で歴代2位の366万1371票で再選を果たした。

「小池知事は東京五輪中止を打ち出して都議選を戦い、その後の国政復帰、さらには首相就任のシナリオを描いている可能性もある。また、その裏には“ポスト菅”をめぐる密約があってもおかしくない」と語る、ジャーナリストの横田一氏に話を聞いた。

前編はこちら

五輪強行で「ポスト菅は小池」の密約も?

――都議選を前に、小池知事は東京五輪の開催について、どう判断すると読んでいますか。

横田一氏(以下、横田) 世論の大多数が「中止か再延期」に傾いているため、都議選への影響も大きいことは明らかです。このまま開催強行に突き進めば都民ファの惨敗は避けられず、特別顧問を務める小池知事の政治的な立場も弱まることが必至です。小池知事が、そういう現実を受け入れるとはとても思えません。

 2017年の都議選では、自民党が「モリカケ問題」で野党の攻勢に遭っていることを受けて、都民ファは「情報の透明化」を旗印にして躍進しました。小池知事は、その成功体験を忘れていないと思うのです。そのため、どこかのタイミングで東京五輪の中止・再延期を打ち出し、世論を味方につけて都議選を戦うという戦略を練っているのではないでしょうか。

 そして、都議選を乗り切れば、国民の支持が小池知事に集まり、国政復帰の芽が生まれる可能性もあります。こうしたシナリオに、小池知事が飛びつかないはずはありません。

――やはり、小池知事は首相の座に就くという夢をあきらめていないということですか。

横田 周囲の記者やジャーナリストの方々の話を聞くと、小池知事は女性初の首相の座に就くために、あらゆるシナリオを描いているようです。仮に今回、菅義偉首相と足並みを揃えて東京五輪を開催強行した場合は、裏に「ポスト菅は小池さんに譲る」という密約があっても不思議ではありません。

 17年の衆院選では、結成した希望の党に民進党議員を受け入れる際に、安全保障法制容認と憲法改正を踏み絵にしました。『女帝 小池百合子』(文藝春秋)の著者でノンフィクション作家の石井妙子さんと元政治記者の近藤大介氏の対談では、当時の安倍晋三首相と密約があったという説も取り沙汰されています。安保法制容認と改憲という2つの政策に協力する代わりに、安倍首相の退任時には首相の座を小池知事に禅譲するというわけです。

――結果的に、安倍首相の後任は小池知事との確執が噂される菅首相となりましたが、それぐらい裏があってもおかしくなかったということですね。

横田 小池知事としては、今度は東京五輪の中止を訴えて菅政権の息の根を止め、国政復帰を図るというシナリオもあります。そのため、開催と中止の2つのカードを用意し、特に中止のカードをちらつかせながら、相手の出方を見ているのではないでしょうか。

 開催強行で菅政権の延命に協力し、その裏で“ポスト菅”の座をめぐる密約を取り付けている可能性もあり、その場合は二階俊博幹事長と一緒にシナリオを練っていることも考えられます。最近では「菅政権、東京五輪花道論」も囁かれていますから。

 また、小池知事は国政に復帰したときのシナリオをいくつも描いているでしょう。その際、国民民主党を乗っ取り、日本維新の会とも協力し、自民党内からは石破派などを取り込んで勢力を拡大するという動きも考えられます。さらに、憲法改正を旗印にすれば自民党の改憲派も賛同するため、一気に“小池首相”誕生もあり得るのです。

(構成=編集部)

JRA異色の「大トリ新人騎手」が武豊・ルメールを超える大爆発!? 驚異の勝率25%で通算全12勝中5勝……競馬ファン大注目の「最終のタケゾー」とは

 今週12・13日の出走馬と騎手が確定。東京、中京の2場開催から、札幌を加えた3場開催となってレースが増えた分、騎乗するジョッキーの人数も一気に増えた。

 なかでも今年3月にデビューした新人騎手にとって、今週から始まる夏競馬は、さらなる経験を積むための修行の場であると同時に、秋に向けて絶好のアピールの場となる。

 新人騎手といえば福永祐一騎手と並ぶ、デビュー初勝利から4週連続勝利を記録して話題をさらった古川奈穂騎手は現在、左肩の手術を終えてリハビリ中で復帰はまだ先になりそうだ。

 鮮やかなデビューを果たした古川奈騎手の離脱は残念だが、ここまでの3ヶ月を振り返れば、今年は総じてルーキー騎手の「当たり年」といっていいだろう。

 今週からスタートする北海道シリーズには、新人最多の12勝を挙げている小沢大仁騎手を筆頭に横山琉人騎手、西谷凜騎手、永島まなみ騎手が滞在予定。

 松本大輝騎手は騎乗停止中も、角田大和騎手と永野猛蔵騎手は、それぞれ中京と東京の主場開催で騎乗。角田騎手は土・日で15鞍も乗鞍を確保しており、デビュー2〜3年目の先輩若手騎手の嫉妬を受けそうな人気ぶりだ。

 一方の永野騎手は、先に挙げた小沢騎手と並ぶ、新人最多の12勝をマーク。インパクトある名前も手伝って、日に日にその存在感は増している。

 なんといっても、一部の競馬ファンから「最終のタケゾー」といわれるほど、最終レースに強い永野騎手。デビュー以来、12勝のうち5勝を最終レースで挙げているから驚きだ。

 デビューからここまで、最終レースに20回騎乗している永野騎手。そのうち5勝、2着1回、3着2回を記録。勝率25.0%、連対率30.0%、複勝率40.0%は立派な数字で、「最終のタケゾー」の異名は、あながち間違っていないといえる。

 この「最終のタケゾー」の恐ろしさは、ほかのトップジョッキーと比較すれば一目瞭然だ。

 公平に比べるため、3月以降の成績を比較しよう。リーディングトップのC.ルメール騎手の最終レース騎乗数は、現在まで15鞍。その成績は1着と3着はともに0回。2着が5回あるだけとなっている。

 続いてリーディング2位の川田将雅騎手の同期間の最終レース騎乗数は13鞍。3勝をあげているが、2着1回、3着0回と、勝率、連対率、複勝率すべての部門で永野騎手が上回っている。

 最後にレジェンド武豊騎手と比較しよう。ケガなどで途中離脱の影響もあり、3月以降から現在までの最終レース騎乗数はわずか4鞍。2勝をマークしているのはさすがだが、2着。3着ともに0回という成績が残っている。

 つまり、上記のトップジョッキー3人と比較しても、永野騎手の最終レースでの成績は抜きん出ており、堂々と胸を張れる成績といえるのだ。

 さらにデータを紐解くと、「最終のタケゾー」のほか「第7レースのタケゾー」も侮れない。

 第7レースの騎乗回数は17回で、そのうち3勝を記録。2着、3着はまだ記録していないものの、騎乗馬の平均人気は6.6番人気。これは最終レースの平均人気の6.2番人気を、わずかに上回っている。

 4月18日の新潟7レースでは、5番人気アヴァニイで勝利。単勝1,220円の高配当をもたらすなど、永野騎手の第7レースは人気薄で勝利を挙げる傾向が垣間見える。

 気になるところでは、「第2レースのタケゾー」だ。

 第2レースには、最終レースの20回を超える22回も騎乗している永野騎手だが、実はまだ未勝利。2着、3着も記録していないという不吉なデータもある。

 ほか、第5・8・9・10レースでも未勝利の永野騎手。メインレースの第11レースへの騎乗も期待したいが、秋までにはこの未勝利レースで待望の初勝利を記録したい。

 今週の永野騎手の騎乗予定に目を向けると、12・13日ともに9鞍。同期の角田騎手を超える計18鞍に騎乗する予定で、両日とも、最終第12レースにその名を連ねている。

 鬼門は日曜日だろう。13日の東京最終レースは、なんと芝コース。永野騎手はデビュー以来、芝のレースでは未連対というデータもある。

「最終のタケゾー」が競馬ファンに定着するには、芝の最終レースを勝利してこそ。

 永野騎手をはじめ、並み居る先輩ジョッキーと鎬を削るルーキー騎手の姿は、夏競馬を熱く盛り上げてくれるはずだ。(文=鈴木TKO)

<著者プロフィール> 野球と競馬を主戦場とする“二刀流”ライター。野球選手は言葉を話すが、馬は話せない点に興味を持ち、競馬界に殴り込み。野球にも競馬にも当てはまる「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」を座右の銘に、人間は「競馬」で何をどこまで表現できるか追求する。