パチスロ「1万6000枚」オーバーの「大爆発」!! まるで『ミリオンゴッド』の破壊力!?

 5号機AT爆裂時代を牽引した『パチスロ鉄拳デビルVer.』は、パチスロユーザーの記憶に深く爪痕を残した。

 6月7日、その遺伝子を受け継いだ6号機『パチスロ鉄拳4デビルVer .』が登場。前作以上の悪魔的な出玉性能を搭載し全国で大暴れしているようだ。

 愛知県の某ホールでは「16000枚オーバー」という、5号機でも滅多に確認できない大爆発を記録。その他「万枚オーバー」の報告は数知れず、現役最強マシンと呼ぶに相応しいパフォーマンスを見せている状況だ。

 本機は純増約2.7枚のAT「デビルラッシュ」で出玉を得る仕様。CZからもATを目指せるが、本マシンのセールスポイントは「フリーズ」からのATである。

 基本的にはAT終了後など「有利区間リセット」のタイミングでフリーズ高確「デビルゾーン」へ突入。約1 /800でフリーズを抽選し、当選すれば平均獲得約2000枚のATをゲットできる。

 フリーズ時はシリーズお馴染みの最強特化ゾーン「鉄拳アタック」からスタート。平均上乗せゲーム数は約360Gとなっており、AT中の上乗せを加味すれば完走必至の威力だ。

 従って本機の大勝ちパターンはAT終了後にゾーンでフリーズ、さらにそのAT後に再度フリーズというループが達成される場合が多い。

 このループが一度でもキマると約5000枚の出玉に期待できる。これは4号機『ミリオンゴッド』における「GOD揃い」に匹敵する威力だ。

 フリーズについて触れてきたがCZからのATも侮ることは出来ない。性能はやや下がるものの平均約1500枚オーバーという破格の威力を誇る。

 本機の注意点は「デビルゾーン」だ。AT終了後やデビルゾーン準備モードから突入するが、突入タイミングがやや複雑なため、ゾーン手前でヤメてしまう可能性も否定できないだろう。

 フリーズを味わいたい方、「期待値」を取りきりたい方は「デビルゾーン終了」までプレイすることをオススメしたい。

 また、本機は非常に出玉の波が荒いマシンとなっている。過度な投資には是非ご注意いただきたい。

(文=大松)

<著者プロフィール>
 4号機『大花火』でホールデビューし、『パチスロ北斗の拳』でドハマリ。6号機は『パチスロ モンスターハンター:ワールド™』がお気に入り。G&Eビジネススクール卒業後、プログラマーや事務職を経験。現在はライティング業務に従事する傍ら「パチスロガチ勢」として活動中。パチMAXでは主にハイエナ実戦記事や動画レビュー記事を担当。常に攻略情報に注目しており、「6号機でも勝てる」を心情に有益な情報を紹介中。

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【2021年上半期インスタ流行語大賞】あの“死語”がウケるって本当? 1位になったのは?

生活をもっと楽しく刺激的に。 オトナライフより】

流行先取りメディア・Petrelが発表した「2021年上半期インスタ流行語大賞」で、1位に「うっせぇわ」が輝いた。2位以降には話題となっている漫画キャラクターのセリフや、韓国関連の言葉がランクイン。「インスタグラム」を利用する世代は比較的若いため、毎年12月に発表される新語・流行語大賞とは一味違うラインナップとなっている。知らない言葉ばかりだなと思った人は「おじさん・おばさん化」の兆候かも。あなたはいくつ知っているだろうか?

【Ado】の「うっせぇわ」がダントツの認知度で1位を獲得

 Petrelが2021年上半期のインスタ流行語大賞を発表した。Petrelがインスタのストーリーを利用してアンケートを集計した結果、第一位に輝いたのは2020年10月にリリースされたAdoの楽曲「うっせぇわ」で、認知度98%にも上った。社会への不満を一切オブラートに包んでいない歌詞はインパクトが大きく、2021年上半期も引き続きヒットしているようだ。好きな人は中毒性のある歌に引き込まれ、嫌いな人は上品とはいえない流行を批判。子どもが口ずさみやすいリズム感もあり、好き嫌いや年齢によらず話題に…

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甘デジ「継続率83%」「激熱ループ」の爆発力!「激甘スペック」とも評される話題の新台に迫る!!

 パチンコメーカー「西陣」といえば、導入前から「激甘スペック」と話題になっていた『P織田信奈の野望 全国版』が絶賛稼働中だ。大当り確率1/199.80の1種2種混合機で、RUSH突入率100%の安心設計。遊タイム発動条件が格段に低く設定されている点も特徴だ。

 大当り後に必ず突入するRUSH「天下布武モード」は、「100回+残保留最大4回」が付与。大当りの50%以上が最大ラウンド1400発と、一撃にも期待できる仕様だ。マイホでも「3万発オーバー」の出玉をちらほら目撃した。

 そんな『P織田信奈の野望 全国版』が好調の「西陣」が、甘デジ分野でも大きな反響を得ている状況だ。「激甘スペック」との声もあがる話題作を今回は特集したい。

『P結城友奈は勇者であるGC250Ba』(西陣)

■特図1大当り確率:1/88.8
■特図2大当り確率:1/1
■賞球数:1&1&5&6&5
■カウント:10カウント
■BONUS出玉:10R約500発 or 7R約350発
■RUSH突入率:40%
■RUSH継続率:83%
○○○

「ゆゆゆ」の略称で知られる有名コンテンツとのタイアップ機。パチンコ『P結城友奈は勇者である』の甘デジver.は、1種2種混合ツインループタイプとなっている。通常時は大当り確率「1/88.8」の当りを目指す。オール7Rの出玉を得られる初回大当りの40%で「勇者RUSH」がスタートする。

 出玉獲得のメインとなる「勇者RUSH」の実質継続率は「83%」。オール10Rの出玉が獲得でき、50%がツインループ大当りの「満開勇者ボーナス」という振り分けだ。「勇者ボーナス」を2連続で引くと勇者RUSHが終了する。

 つまり、2回のうち「50%」を引いていれば「ツインループを再セット」 → 「大当りを消化」 → 「50%を引いてツインループを再セット」…このような流れで大量出玉を狙うわけだ。

 本機は遊タイムも搭載されており、通常時「250回転」消化で「勇者RUSH」に直行する。大きなハマリを食らうことがないという意味で「安心設計」と言えるだろう。個人的には、「遊タイムをなくして突入率を底上げした方が優秀では?」とも感じた。

RUSH突入率は「40%」と低めという点も気にはなるが、上手く4割を引き続けることができれば「万発」クラスの出玉も十分に期待できる。十分に魅力的だと思っている。

 スペックを見る限り、かなり甘めな機種と言っていいだろう。最近では甘デジでも破壊力のある機種が反響を得ているが、本機も同等のタイプと考えてもいいだろう。今後の動向に注目したい。
 

(文=ひろ吉)

<著者プロフィール>

 IT業界の世界に興味を抱き、iPhoneアプリの開発を4年程経験。その後、WEBマーケティングの知識や経験を重ねてきた。パチンコ・パチスロのヘビーユーザーであり、機種のスペック等の研究に時間を注いでいる。現在はパチMAXにて、パチンコやスロットの考察記事・実戦記事をメインに作成中。自身が好む低純増・低ベース機の動向にも注目している。

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横山武史「スランプ突入」は“ダービーロス”だけが理由ではない!? 6月に入って26連敗の長いトンネル、新たな悩みも増えて「疑心暗鬼」の裏事情

 ダービー敗戦による精神的なダメージは相当大きかったのかもしれない。

 昨年、史上最年少で関東リーディングに輝いた横山武史騎手が不振に喘いでいる。

 皐月賞(G1)を3馬身差で圧勝したこともあり、コントレイルに続く無敗二冠が濃厚と見られていたエフフォーリア(牡3、美浦・鹿戸雄一厩舎)とのコンビで挑んだ今年の日本ダービー(G1)。ゴール寸前で強襲したシャフリヤールの末脚に屈し、ハナ差の2着と敗れた。

「ジョッキーもうまく乗ってくれました」エフフォーリアを管理する鹿戸雄一調教師も心中を思いやった紙一重の敗戦。横山武騎手は「人気に応えることができなくて、申し訳なかったです」とコメントを残したものの、敗戦の悔しさを消化するにはまだ時間を要しそうだ。

 思い切りのよかった騎乗にも影響が出ているようで、6月に入って現在26連敗中。得意の北海道開催でも初週未勝利に終わったように、「ダービーの後遺症」からまだ抜け出せないでいる。

「以前に比べて諦めるのが早くなったし、走らない馬の時は乗り方も少し雑になっていますよね。また、これには馬質の変化も影響していると思います。最近ではノーザンファーム系の馬の割合が増えていて、かなりの番組を抑えられています。

1頭の馬で土曜と日曜の両睨みをされたりするので、一方のレースには他の依頼を入れられない状況でうまく馬を回せてないです。しかも、あくまでC.ルメール騎手がいない時の代役であって、そこに川田将雅騎手や福永祐一騎手などが来ると更に序列は下がってしまいます」(競馬記者)

 とはいえ、先週の札幌開催ではリーディング上位が不在で騎乗した15鞍全てが5番人気以内というラインアップだったが、結果を出せなかった。若手騎手の泉谷楓真や鮫島克駿、関東の秋山稔樹などの勢いの前に存在感もなかった。

 以前はどんな馬でも勝つために色々な策を講じるなど、競馬を楽しむ姿勢も伝わっていたが、最近は何か焦っているような騎乗も見受けられるようになっている。

 推測の域を出ないが、これには外的要因も無関係ではないのかもしれない。

 横山武騎手はエージェントの常木翔太氏とデビューから二人三脚でやってきたが、常木氏が先週から正式に大野拓弥騎手も受け持つようになった。これにより、常木氏は横山武、大野、丹内祐次、宮崎北斗と枠一杯の4人を抱える事に……。

 丹内騎手はマイネルの主力だったので仕事的にはあまり苦労はなかったようだが、大野騎手となると少し話が違ってくる。

「彼は真面目な性格や実直さなどで東西から依頼のある関東の売れっ子。常木氏の仕事量が激増するのは当然で、明らかに横山武騎手に関わる時間などが減っているようです。ジョッキーというのは何気に孤独で繊細な仕事なので、今までより自分にかける時間が少なくなっているなというのは機微に感じるものなんです。

本人からすれば大野は先輩騎手にあたる訳で、常木氏が大野騎手を担当するといえば、嫌という事は言いづらかったでしょう。本人もあまり影響はないと踏んでいたと思いますが、これからは段々とそういう悩みも出てくる事でしょう」(同記者)

「大野騎手が今まで以上に活躍して、横山武騎手が乗っていた馬などが大野に回り始めると余計に疑心暗鬼になったりするんです。過去にもそういう騎手を何人も見てきましたから……。しかも、横山武、大野、丹内はみんな北海道に滞在していますから、この辺の乗り替わりには注目した方がいいかもしれません」(別記者)

 スランプ気味の三男・武史騎手とは逆に、6月5勝のロケットスタートを決めたのは長男の和生騎手。5月終了時点で1勝差にまで詰め寄っていたが、6月に入ってリーディング11位の弟を抜いて7位にまで急上昇している。

 一時は低迷した兄が復活を果たしたように、武史騎手の奮起に期待したい。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

「帝人」の高度なケミカルリサイクル事業、世界経済全体の環境対策で重要度高まる

 現在、環境や半導体生産など世界経済の先端分野で、日本企業が生産する高機能、高純度の素材への需要が一段と高まっている。その基礎になっているのは、日本企業が磨いてきた“モノづくりの力”の強さだ。その一つの例として、繊維分野における帝人ケミカルリサイクル事業の展開がある。

 同社は世界市場のニーズに呼応して、ケミカルリサイクル分野での取り組みを強化している。その目的は、世界的に問題が深刻化しているマイクロプラスチック汚染対策などの需要を取り込むことにある。そのために、帝人は異業種との連携を進め、自社のモノづくりの力がより良く発揮される体制を目指している。

 見方を変えれば、帝人は、自社の祖業である繊維分野のモノづくりの力にさらなる磨きをかけることによって、長期の視点での成長を実現したい。世界経済全体で環境対策への取り組みが進む中、同社のケミカルリサイクル事業がどのように競争力を発揮するか、より多くの注目が集まるだろう。

日本繊維・素材産業の競争力を支える帝人

 帝人は、東レなどと並び、繊維分野における日本のモノづくりの強さを象徴する企業だ。その強さは、手触り、着心地、耐久性、軽量化、微細さ、環境負荷の軽減など、人々、企業、社会の多様なニーズを満たす繊維製品を生み出すことにある。

 それは、日本繊維産業だけでなく、第2次世界大戦後の日本経済の復興などに大きな影響を与えた。第2次世界大戦後の日本経済の復興にとって、繊維産業が果たした役割は大きかった。なぜなら、当時の世界経済、特にアジア経済では、工業化の初期段階が進んだ繊維産業を有する国は、日本が唯一の状況だったからだ。1950年頃、日本の輸出の約半分が繊維製品だった。その後、韓国、中国、台湾などの工業化が進展し、繊維製品の生産は日本からアジア新興国地域にシフトした。

 そうした変化に伴って、日本では繊維製品の輸出によって得られた資源が重工業分野に再配分された。経済環境が変化するなかで、もともとレーヨンなどの生産を行っていた帝人は、代表的な化学繊維であるポリエステルの生産技術を海外から導入し、成長を実現した。さらに、高度経済成長期に帝人は積極的に海外進出を強化して、化学繊維メーカーとしてのさらなる成長を追求した。それは、第2次世界大戦後の日本経済が、軽工業から徐々に石油化学など重工業へとシフトしたことと符合する。

 しかし、1973年の第1次石油ショックの発生によって事業拡大を重視した事業戦略は行き詰まり、同社の成長のペースは鈍化した。その後、帝人は、化学繊維の生産で培った技術を生かして航空機向けの炭素繊維など産業用素材や医療分野での事業運営に取り組み、今日に至る。

 現在、多くの株式投資家は、帝人を産業用の高機能素材と医療分野に注力する企業とみなしているようだ。そのため、直近の決算説明会では、コロナショックの発生による航空機需要の減少が炭素繊維事業の収益に与える影響や、医療分野での成長戦略に関する質問が多くなされた。

新しい成長分野として注目されるケミカルリサイクル事業

 それに加えて、帝人はケミカルリサイクル事業にも取り組んできた。長めの目線で考えると、ケミカルリサイクル事業は帝人にとっての新しい成長事業になる可能性がある。

 ケミカルリサイクルとは、化学繊維などを再生し、新しい原料として利用することをいう。2002年に帝人は、世界に先駆けてケミカルリサイクル事業をスタートさせ、廃棄された繊維製品からポリエステル繊維を再生してきた。それは、プラスチック製品が海洋など自然環境に与える影響を軽減し、より循環的かつ持続的な事業の運営を目指す取組みだ。日本からアジア新興国に繊維製品の生産地がシフトした後も、同社は繊維分野でのモノづくりの力をひたむきに磨いてきたといえる。

 注目したいのが、2021年4月に帝人が、繊維分野に強みを持つ総合商社の伊藤忠商事とプラント大手の日揮ホールディングス(日揮)とポリエステルのリサイクル技術のライセンス事業に向けた協議書を締結したことだ。帝人にとってその意義は、今後の事業運営の効率性を高めることにある。

 まず、帝人のケミカルリサイクル事業を取り巻く世界経済の環境は追い風の状況にある。現在の世界経済では、自然環境や人々の健康のためにマイクロプラスチックの排出対策が強化されている。一例として、伊グッチなど世界的な高級ブランドがリサイクルプラスチックを素材として重視している。そうした企業の増加は、帝人のケミカルリサイクル事業の成長機会の増加を意味する。

 その一方で、米中の対立やコロナショックの発生によって、世界経済の環境変化のスピードが一段と増している。そうした激動の時代に対応するためには、個社の取り組みだけでなく、他社の強みを取り込むことが欠かせない。そのために、帝人は、世界のヒト、モノ、カネの動きをいち早くとらえ、それを結合することによって成長してきた総合商社、世界のエネルギー利用などを支えてきた日本のプラント技術と自社のモノづくりの力を結びつけることによって、ケミカルリサイクル事業の成長力を高めようとしている。

帝人が目指す繊維分野でのイノベーション

 現時点で、帝人、伊藤忠商事、および日揮の共同事業に関して、具体的な内容は公開されていない。一つのシナリオとして考えられるのは中国など環境分野での取り組みを進めている国や地域において、3社が現地の企業とも連携することによって、合弁事業を運営する展開だ。

 そのために帝人が取り組むべきことは、国内の生産の現場で培われてきた繊維生産の技術にさらなる磨きをかけることだ。そう考える理由は、第2次世界大戦後の帝人の成長が示す通り、同社の繊維生産技術は海外の企業に容易に模倣できないからである。

 それは、現在の日本産業全体の収益獲得の状況からも確認できる。半導体の部材をはじめとする素材分野、製造装置、精密機械、自動車などの分野で日本の企業は世界の需要を取り込んでいる。原材料の生産やその調合、さらには部品と部品の精緻なすり合わせに関して、日本企業が比較優位性を持っているからに他ならない。そうしたモノづくりを支える現場の力を伸ばし、さらなる磨きをかけることが、帝人をはじめ日本の繊維や素材関連の企業の成長には欠かせない。

 そう考えると、帝人が今回の協議書締結に込めた真意がわかる気がする。帝人の経営陣は、自社の技術をより積極的に世界に発信し、需要を取り込みたい。ただし、情報の獲得や事業機会の模索、政策当局との交渉などに関しては、総合商社に強みがある。また、プラントの設計、建設、運営は、自社で取り組むよりも専門家に任せたほうがよい。

 そうした他社の強みを活用することは、帝人が、国内の生産拠点や研究所において、より集中して繊維関連の生産技術の開発に取り組み、イノベーションの発揮を目指すために欠かせない。そう考えると、帝人の成長戦略の基礎は、国内の生産拠点や研究所にて新しい繊維の創出により集中して取り組む組織体制を整えることだといえる。それは、同社だけでなく、マイクロプラスチックの排出削減など先端分野での日本企業の競争力発揮にも無視できない影響を与えるだろう。

(文=真壁昭夫/法政大学大学院教授)

●真壁昭夫/法政大学大学院教授

一橋大学商学部卒業、第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。ロンドン大学大学院(修士)。ロンドン証券現地法人勤務、市場営業部、みずほ総合研究所等を経て、信州大学経法学部を歴任、現職に至る。商工会議所政策委員会学識委員、FP協会評議員。

著書・論文

『仮想通貨で銀行が消える日』(祥伝社、2017年4月)

『逆オイルショック』(祥伝社、2016年4月)

『VW不正と中国・ドイツ 経済同盟』、『金融マーケットの法則』(朝日新書、2015年8月)

『AIIBの正体』(祥伝社、2015年7月)

『行動経済学入門』(ダイヤモンド社、2010年4月)他。

元JRA藤田伸二「暴露しまくってやるよ」激怒の宣戦布告!? 「なんぼでも立ち向かってやるよ」と怒り心頭、競馬界のご意見番が“ブチ切れ”の理由とは

 近い将来、JRAと全面対決となる可能性すらあるかもしれない。

 14日、療養中の松岡正海騎手の近況について、復帰までにまだ時間が掛かりそうだという連絡が入ったと、ファンに知らせてくれていた元JRA騎手の藤田伸二氏。

 同氏は元騎手という人脈もあることから、レースの予想や一般メディアで報じられないような話も発信してくれる存在だ。騎手を引退した今でも、藤田氏を慕う後輩騎手は多い。競馬界のご意見番として、そのツイートを楽しみにしているファンが多いことでも知られている。

 しかし、藤田氏が15日夜にTwitterでつぶやいた内容に、驚きを隠せないファンも多かったのではないだろうか。

 藤田氏は「コロナ禍の中、競馬関係者も自粛を余儀なくされているようだ」と現在の取材規制に触れた後、「ある後輩から俺のTwitterやYouTubeには関わるな!と競馬会から圧力がかかってるらしい…」とツイート。

 続けて「俺が競馬会から嫌われるのは何てことないが人との繋がりまで絶たれる事は人権暴力だろう!ムカつくわ!改めて競馬村を辞めて良かったよ」と怒りを爆発させたのである。

 藤田氏の怒りは収まらなかったようで「頭に来すぎて今後、YouTube、Twitterなどなど、今まで言えなかった事など暴露しまくってやるよ!何と言ってもワシは嘘つかん!なんぼでも立ち向かってやるよ!」と宣戦布告にも受け取れる言葉が続き、「そりぁ後輩達からあまり連絡も来ないはずや!」と感情を露わにした(「」の部分は原文ママ)。

 藤田氏のツイート内容によると競馬会とはおそらくJRAのことだと考えられる。

 おそらく、この騒動に関係がありそうなのは、JRAが公式に発表していない情報について、藤田氏がSNSやYouTubeで自身の見解や想いを公開していることだろう。

 藤懸貴志騎手への「粗暴な行為」で騎乗停止となった岩田康誠騎手に対する歯に衣着せぬ発言や先輩騎手にあたる田原成貴氏とのやりとりを警戒したJRAが、現役騎手の藤田氏と距離を置くように指示があったのかもしれない。

「関係者が言い難いことをズバッと言ってくれる藤田氏ですが、ファンにとっては頼もしい存在でも、JRAからは煙たがられていた可能性が高いですね。“臭い物に蓋をする”ような感じで箝口令が敷かれた感じでしょう」(競馬誌ライター)

 ただ、これに黙っていられないのが漢・藤田だ。「今まで言えなかった事など暴露しまくってやるよ!」とブチ切れたように、このまま大人しく引き下がるとは思えない。

 むしろ、これをきっかけに競馬関係者を巻き込んだ全面戦争にも突入しかねない雰囲気さえある今回の一件。怒りに燃える藤田氏の動向を今後も見守りたい。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

日本人は「理想の働き方」と現状のギャップが大きい?

電通総研電通未来予測支援ラボは、東京経済大学・柴内康文教授の監修のもと、「クオリティ・オブ・ソサエティ調査2020」を、2020年11月に日本全国1万2000人を対象に実施しました。本調査は、社会に関する人びとの意識・価値観を把握することを目的として、2019年12月に第1回調査を実施。今後も毎年データを収集・蓄積していく予定です。

この連載では、調査から得られた主要なファインディングスから、社会に関する人びとの意識・価値観の現在地と、人が生きがいを感じられる社会の実現に向けた道筋を探ります。 

本調査では、人びとの社会に関する意識・価値観を「個人視点」「家族・コミュニティー視点」「社会視点」の3つの視点で調査しました。連載2回目は、「個人視点:個人の能動性・自律性」の視点から調査結果を紹介します。

<目次>
身体、心ともに6割程度が「健康」と回答 昨年との変化はわずか
生活者が求めている「理想の働き方」と現状とは乖離
デジタルを介したコミュニケーションへの低い期待
子どもに身に付けてほしいのは「思いやり・自立心」
よりよい人生のために、人びとは前向きで自律的であるか?
 





 

身体、心ともに6割程度が「健康」と回答 昨年との変化はわずか

まず、新型コロナウイルスの感染が広がる中で生活者の心身に関わるデータから見てみましょう 。 

心身の健康

身体の健康については61.6%が「健康」、心の健康は56.8%が「健康」と回答し、それぞれ19.0%、20.8%が「健康ではない」と回答しています。心身の健康度はほぼ同じ程度でした。2019、2020年末の二つの時点で数値がほとんど変化していません。ここには記載していませんが、性年齢別に見ても一年間でほとんど変化はありませんでした。人びとの心身の健康意識に関しては、コロナは大きな影響を与えていないようです。

生活者が求めている「理想の働き方」と現状とは乖離

次に働き方に関する意識を見てみましょう。下図は、「理想の仕事や働き方」と「現在の仕事の状況や働き方」について質問した結果です。

「理想の働き方」で求めるのは、上位から順に「雇用が安定している」63.7%、「自分にとって興味がある・好きな仕事ができる」51.7%、「希望に合った収入が得られる」50.7%、「言いたいことが言いやすい雰囲気がある」48.0%、「出産・育児・介護時に心置きなく休暇が取れる」43.4%など。

そして「現在の仕事や働き方」であてはまるのは「雇用が安定している」21.0%、「自分にとって興味がある・好きな仕事ができる」13.1%、「言いたいことが言いやすい雰囲気がある」12.8%、「副業・兼業ができる」10.9%、「事業に自分の能力を生かせる」10.4%が上位にあがりました。

理想の仕事や働き方

「希望に合った収入」の理想と現実の大きな乖離が目立ちますが、総じて見ても、人びとの仕事への期待に対して、働く場の現実が追いついていない現状がみてとれます。

なお、次の図は「仕事に関する能力開発」への取り組み状況について質問したものです。

仕事に関する能力開発
仕事に関わる能力開発については、50.7%の人が上記のいずれかの取り組みをしていると回答していますが、2019年に比べ約4%減少しています。半数以上の人が、仕事に関わる能力開発を行いつつも、コロナ禍によりややブレーキがかかってしまっているようです。

デジタルを介したコミュニケーションへの低い期待

続いて、暮らしや人間関係に関する質問の中から、デジタルを介した人間関係についての意識を紹介します。

「SNS(フェイスブック、ツイッター、インスタグラムなど)での人付き合いは、表面的になりがち」と考える人は61.9%、対して「SNSでの人付き合いは、相手を深く知ることができる」と考える人は5.4%にとどまります。さらに「SNSで、新たな人とのつながりが広がる」と考える人28.4%、「SNSは、これまでの知人とのつながりを強める」と考えた人は、20.5%にとどまるのに対して、「どちらともいえない」と回答した人は51.1%にのぼります。

広く普及したSNSですが、人との関係性を深めたり、広げたりするツールとしてはあまり認識されていない現状が見て取れます。

また、テレビ電話、ビデオ通話や会議などは、実際に会うのと同じように意見疎通を「図れる」と答えた人は、23.8%にとどまるのに対して、「図れない」と答えた人は40.3%。実際に会ったことが無い人とテレビ電話、ビデオ通話やネット会議などで、顔を映して会話することには「抵抗は無い」と答えた人は23.3%、「抵抗がある」と答えた人は52.1%にのぼります。

コロナ禍で利用機会が増えたネットを介した遠隔コミュニケーションですが、利用には抵抗感がある人が多いようです。

暮らしや人間関係に関する意見



 

子どもに身に付けてほしいのは「思いやり・自立心」

続いて、下図「子どもに身に付けてほしいもの」をご覧ください。

子どもに身に付けてほしいもの

「相手を思いやる心」71.5%、「自立心」55.5%、「粘り強さ、努力する姿勢」55.5%、「協調性」53.6%、「ルールを順守すること」53.5%、「自分のやりたいことを見つける力」52.9%が上位に挙がりました。

数値が低かったものは、「競争心」19.1%、「リーダーシップ」19.1%でした。「競争心」など、相手に優越するための資質は最下位にとどまり、「思いやる心」といった、人と人が理解し合うための資質が最上位の結果となりました。

よりよい人生のために、人びとは前向きで自律的であるか?

以上、「個人視点:個人の能動性・自律性」から調査結果を紹介しました。

コロナ禍でも個人の主観的な心身の健康度は、データ上では大きな変動は見られませんでした。依然として予断を許さない感染状況の中、今後も引き続き人びとの心身の健康意識に注視していくべきと考えます。

仕事に関しては、人びとが前向きで自律的な働き方を求めている一方で、職場の現状はまだそれに応えられていないようです。個を支え、活かすために、働く場の改善や個人の能力開発を促す取り組みが重要だと考えられます。

昨今普及したデジタルを介してのコミュニケーションへの期待は必ずしも高くない現状が見てとれます。ニューノーマルの暮らしの中で、生身のコミュニケーション機会が減少する中、これも将来への懸念材料と言えるでしょう。

子どもに求めるのはリーダーシップや競争よりも、思いやりや自身の自立でした。子ども=未来と捉えるならば、人びとが期待する未来の人間像は、相手に優越しようとするのではなく、対等な関係で、人と人とが助け合いながら自己実現を図る個人と言えるのではないでしょうか。経済停滞の影響とも読み取れますが、将来の個人の学びや働き方を考える上で、注目すべき価値観変化の兆しと言えるでしょう。

次回は「社会集団の協調性・互助性 人びとは、よりよい人生のために、協力し合えているか?」の視点から人びとの意識の現在地と、社会の変化の兆しを紹介します。

※グラフ内の各割合は全体に占める回答者の実数に基づき算出し四捨五入で表記しています。また、各割合を合算した回答者割合も、全体に占める合算部分の回答者の実数に基づき算出し四捨五入で表記しているため、各割合の単純合算数値と必ずしも一致しない場合があります。
 

調査概要
タイトル:「クオリティ・オブ・ソサエティ調査」
調査時期:第1回 2019年12月11日~18日、第2回 2020年11月11日~17日
調査手法:インターネット調査
対象地域:全国
対象者:18歳~74歳の男女 12,000名
調査会社:株式会社電通マクロミルインサイト

 
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エースコック、なぜ“麺なしカップ麺”を発売?森永「チョコボールのなかみ」にハマる人続出

 斬新なアイデアが採用された“変わり種フード”。今回は、本来ならあるはずのものを省いた“○○なし商品”を3つピックアップしました。“○○なし”と言われても理解できないかもしれませんが、実際に“麺のないカップ麺”や“チョコがないチョコボール”といったユニークなフードが販売されています。そんな常識を覆した人気商品をチェックしていきましょう。

麺の代わりに大量のワカメが!?

 最初に注目するのは、今年4月にエースコックから発売された「わかめラー まさかの麺なし ごま・しょうゆ/みそ味」(税別193円)。同商品は冒頭でも少し触れたように、“麺なし”を採用した変わり種のカップ麺です。

 エースコックのプレスリリースによると、「わかめラー まさかの麺なし」は“わかめ”だけを大量に入れた“やりすぎ”な1杯とのこと。実は昨年にも販売されていた商品で、発売後には「わかめのボリュームが半端ない!」「麺がないのに食べ応えアリ」と話題になっていました。

 再登場した“麺なしカップ麺”ですが、味の種類は前回と同じ“ごま・しょうゆ味”と、新たに追加された“みそ味”の2種類。“ごま・しょうゆ味”は魚介の旨味を利かせているのが特徴なのに対し、“みそ味”はカツオだしの旨みを活かしたテイストに。ちなみに、みそ味の開発には人気みそメーカーである「マルコメ」も携わっています。

「わかめラー まさかの麺なし」を購入した人からは「ボリュームたっぷりのワカメがクセになってやめられない」「ニューフェイスのみそ味も優しい味わいで最高においしい」など好評の声が後を絶ちません。

 カップ麺選びに悩んだ際は、大量のワカメが入った“麺なしラーメン”にトライしてみてはいかが?

スティック状のおにぎりが「食べやすい!」と話題

「おにぎり」といえば“三角形の白飯に海苔を巻いたもの”が一般的ですよね。しかし、ローソンから発売された「スティックおにぎり」はその名の通り、スティック状に握ったニュータイプのおにぎりです。

 形の他にも「海苔を使用していない」というポイントが。実は“海苔なし”を気に入る人が多く、「コンビニおにぎりって袋から出すと、海苔がパラパラと落ちてくる印象。“スティックおにぎり”は海苔がないので、何も気にせずに食べられる」などの声が相次いでいました。

 4月には“ひれかつ”に甘めのソースを添えた「胡麻香るソースひれかつ」、とりから揚げに紀州産の梅肉を合わせた「梅しそチキン」(各180円)が新登場。筒状おにぎりの端から端まで具材が詰まっているため、一口目で具材の味わいをしっかりと堪能できます。

 購入者からは「ワンハンドで食べやすいのはもちろん、“ひれかつ”のテイストが意外と濃厚でGOOD」「『梅しそチキン』のさわやかな風味がたまらない」といったコメントも上がっています。

「チョコがかかってないチョコボール」が大好評!?

 ラストにピックアップするのは、昨年6月に森永製菓から販売された「チョコボールのなかみ」。“塩キャラメル味”と“塩バター味”(各108円)の2パターンを展開する同商品は、どちらも“チョコがけの工程”を省いているそうです。

 チョコがかかっていないピーナッツには、小麦粉と糖蜜をまぶして焼き上げる「おのろけ掛け」という加工が。そもそもチョコレートなどの甘いものを敬遠しがちな男性にも「チョコボール」を楽しんでほしいとの願いから開発された同商品。普通のチョコボールとは違って、おつまみに最適な“塩けのあるお菓子”にアレンジしています。

 チョコなしのチョコボールにハマる人は多いようで、「面白半分で塩キャラメル味を買ってみた! 甘すぎずしょっぱすぎないテイストがビールと相性抜群」「普通のチョコボールもおいしいけど、私は断然“チョコなし派”。何回食べても本当に飽きないのが不思議」などの声が続出していました。

「甘さよりも塩けがほしい」と思ったときは、ぜひ「チョコボールのなかみ」をゲットしてみてくださいね。

(文=編集部)

※商品の価格は記事作成時の実売価格です。

BMWの巨大グリル問題に思う、自動車メディアのあるべき姿とは? 

 最近、派手になるばかりのBMW車の顔つきをめぐって、自動車評論というものについて少しだけ思うことがあった。

 BMW車の伝統であるキドニーグリルについては、現在のデザイン責任者の就任以降、まず左右に分かれていたものが一体化され、シリーズによる程度の違いこそあるけれど、全体が次第に大型化されつつある。

 とくに、2019年にマイナーチェンジ版が国内導入された7シリーズでは実に40%も拡大、さらに同年のフランクフルト・モーターショーで発表された4シリーズのコンセプトカーでは、より劇的な巨大化でファンを驚かせた。

 おもしろいのは、「このデカさはどうなの?」とグリルが話題の中心になる一方で、しかしこれが正面から評論されることはほとんどなく、語られることがあったとしても「思っていたより気にならない」といった程度にとどまっているところだ。

 そうしたなか、今年の1月26日よりBMW M社のハイパフォーマンスモデルである「M3」「M4」シリーズが日本に導入され、この原稿を執筆中の5月中旬、各自動車雑誌ではその高性能ぶりに絶賛の文章が踊っている。

 では、この巨大なグリルについては? と思っていたところ、ある自動車雑誌で興味深い記事があった。当誌では特集としてM2~M5のシリーズ4台が大きく取り上げられており、各々詳細なインプレッション記事が書かれている。

 このうち、日本人ジャーナリストにより書かれた3台は例によってグリルに関する記載はなく、ひたすら走りの性能だけが書かれているのだが、唯一、イギリス在住の外国人ジャーナリストによって書かれたM3だけは違っていたのだ。

 その高性能ぶりはしっかり書かれている一方で、巨大グリルについては「ビーバーの前歯のよう」とし、全体のデザインも煩雑と、スタイルについてもちゃんと言及している。さらに、全方位的に高性能化したことで、かつてのMのドライブフィールが失われつつある、とも。

 この記事を読んで感じたのは、とにかく内容がフェアでフラットであること。書かれるべきことが、ごく普通に書いてある。だから、読んでいていろいろなことがストンと腑に落ち、ストレスがないのだ。

 つまり、「ビーバーの前歯」は特段悪意を持って書かれたのではなく、このフロントフェイスを見れば普通にそう感じるのであって、それをそのまま表現したにすぎない。しかし、そもそも話題になっている案件なワケだから、読者的にも納得感がある。

読者に信頼される正直でフェアな記事

 では、忖度のないこの記事が新しいM3の販売に悪影響を与えるのかといえば、たぶんそうはならないだろう。スタイリングには個人の好き嫌いが入り込める余地があるわけで、気にならない人はスルーするだけだ。

 ドライブフィールに関しても、ある種の感覚が失われるのは、その分別の機能や性能が大きく進化していることを示しているのであって、これもまた販売の障害にはならないはずだ。正直に書かれた文章にはそういう包容力がある。

 逆に、話題になっているにもかかわらず、そのことに一切触れていない他の3人の記事には不自然さを感じてしまう。向上した性能のことだけで必死に誌面を埋めようとしているのが透けて見えるのだ。

 先日、普通の主婦が自費で始めた白物家電の性能比較ブログが、その公平で厳しいテスト内容ゆえ評判になり、ついにはメーカー自身からテストの依頼が来るようになったという話をテレビで観た。番組内の街頭インタビューでは、若者ですらウェブなどで見かける提灯記事を疑問視し、こうした素人の率直なリポートのほうが信じられると答えていた。

 当たり前だけど、ユーザーも読者もお手盛り記事をそのまま信じるほどバカじゃないのである。それより、厳しくともフェアな記事のほうが信頼され、最終的には評価される。それは同時に商品開発にもいい影響を与え、好循環が生まれる。雑誌を含め、多くの自動車メディアはなぜかそこに気づかない。

 そうそう、件のBMWの巨大グリルについてだけど、僕もあまり賛成はできない。大き過ぎてバランスが悪いこともあるけれど、それよりも、フロントフェイスばかりで個性を出そうという発想がカーデザインとして疑問だからである。

(文=すぎもと たかよし/サラリーマン自動車ライター)

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 なし崩しにも程がある。20日にも東京都などに発出されている緊急事態宣言を解除すると見られている菅義偉首相。しかも、政府はイベント開催要件について「観客上限数は最大1万人」などという方針を打ち出した(緊急事態宣言やまん延防止等重点措置がつづいた場合は「最大5000人」)。 ...