スターバックスが少ない都道府県ランキング、同率1位で鳥取県・島根県に次ぐ2位はどこ?

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かつて、「スタバはないけどスナバ(砂場)はある」という自虐ネタで注目を集めた鳥取県。2014年当時、鳥取県にはスターバックスが1店舗もなく、「日本で唯一スタバがない県」として話題になったものだ。

その後、2015年にスターバックス鳥取1号店がオープン。全国どこの都道府県もスタバが飲めるようになってしばらく経つが、各都道府県の店舗数は現在どのようになっているのだろうか。

スタバが少ない都道府県1位鳥取&島根に次ぐのは…

 全国で最もスターバックスの店舗が少ないのは、鳥取県と島根県が4店舗で同率に。2013年までスタバのない都道府県は鳥取県と島根県の2カ所だったが、島根県が2013年に1号店をオープンして抜け駆け。しかし鳥取県も負けじと2015年に1号店をオープンし、今では肩を並べている。
 そんな2トップに次ぐのは、県内に5店舗を有する徳島県。余談だが、徳島県といえば百貨店の店舗数が最も少ない(0店舗)都道府県としても知られている。そんな徳島県に次ぐのが、高知県で6店舗。四国から2県が上位にランクインした。

 逆に、スターバックス店舗数が最も多いのは…

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ジェンダーのこと、教えてください!

gendercreative

企業にとっても、生活者にとっても、ジェンダーの視点が不可欠な時代になりました。

ジェンダーを扱ったコミュニケーションが称賛される一方、誤った対応をすれば、問題視されることも増えています。

ジェンダーに向き合い、その可能性を広げるために、クリエイティブには何ができるのか。

それを探るために、電通のコミュニケーションプランナー・権すよん(以下:スー)とコピーライター・岩田泰河(以下:岩田)は「ジェンダークリエイティブユニット」を立ち上げました。

若手クリエイターの2人が、なぜジェンダーが気になるのか、クリエイターとしてジェンダーとどう向き合っていきたいのか、その思いを等身大で語ります。

今だから話したい、ジェンダーのこと

スー:「ジェンダー」って言葉、本当によく聞くようになったね。

岩田:メディアで取り上げられることも増えてるし、クライアント含めてジェンダーに対する意識がすごく高まっているよね。ただ、コミュニケーションとしては、問題が起きることも多くて、課題もあるなと感じてます。

スー:最近、特に「ジェンダーとコミュニケーション」周辺でいろんな問題が起きているけど、実際どういうふうに企画を考えたり、物事を捉えたりすればいいのか、誰も答えやヒントを持ってない気がしてる。それを見つけたいなと思って、岩田くんに声をかけたのがこのユニット結成の始まりだったね。

岩田:そうそう。炎上している事例を見ても、批判される理由が分かるものもあるし、「なんでだろう?」と思うものもあった。「答えがない」という感覚は、本当にその通りだなって思う。僕はジェンダーの専門家じゃないし、コミュニケーションの作り手としても、普通に暮らしている個人としても、悩むことが多いです。スーはどう?

ジェンダー×クリエイティブ01_01

男も女も超えて、みんなの話だから

スー:私は当事者としての悩みが多いかな。実際、自分も性別によって不当な待遇を受けているのでは?と感じたことが何度もある。例えば、SNSでも話題になってたけど、一部のタクシーの運転手の方から失礼な態度を取られたり。不動産会社で自分の名義で契約しようとしたら「夫の名義にしたほうがいいのでは?」と当たり前のように言われたり。最初は気に留めなかったんだけど、徐々に、あれ?これってもしかして私が女性だから……?と気付いて。
まあ、それでジェンダーというテーマに興味を持っていろいろ勉強し始めたの。

最近は、コミュニケーション周りでジェンダー問題が取り沙汰されることがすごく多いと感じていて、当事者としてだけでなく、作り手としても、この状況をなんとかできないかなと思ったんです。

岩田:ジェンダーっていうと、「女性だから……」とか「LGBTQ+が……」みたいに、特定の「性」の問題として取り上げられがちだけど、男性としても「変だな」と思うことは多い。結局、ジェンダーによって何かを決めつけられる社会って、誰にとっても窮屈だと思います。

ジェンダー×クリエイティブ01_02

スー:最初の頃は、自分が女性だから「女性」のことばかりで悩んでいたんだけど。実際は、男性だっていろんな「男性らしさ」を無理強いされてたりするじゃないですか。この前、とある女性お笑い芸人が「男性の生きづらさ」について語っているYouTubeを見たんだけど、男性からの共感がすごく多かったんです。
これは、女性だけの話ではなく、みんなが関わるもっと大きな話だと思ったんだよね。

岩田:確かに、ジェンダーの問題で違和感を表明している人って、SNSを見ても、女性だけではないですよね。だから「ジェンダーって女性の問題でしょ」みたいなことじゃなくて、もっと大きいテーマだと感じて欲しい。その意識がないと、これからのコミュニケーションは、全くうまくいかないと思う。

ジェンダーから逃げずに向き合い続けたい

スー:私としては、世の中に「いいね!」って思ってもらう企画を通して、みんながより生きやすい社会にしたいという想いが大前提にあります。そういう社会は、自分が生きやすい社会でもあるので。その上で、ジェンダーの問題が、いま世の中でものすごくホットな話題だからこそ、私たちが頑張って勉強してクライアントのサポートや一緒に伴走していけるパートナーになれるといいなあと思っています。

岩田:そのためには、本気で勉強しなければいけないと思う。実は僕は、自分としては結構勉強してきたつもりだったのに、つくった広告が炎上した経験があります。クライアントとも何度も協議した上でのコミュニケーションだったので、とてもショックでした。一方で、ジェンダーと向き合ったからこそ、うまくいった経験もあります。いろんな層の人たちに共感してもらえてうれしかった。だからこそ、もっと良い事例をつくっていきたいと思ったんだよね。

スー:炎上したとき、岩田くんものすごい落ち込んでたよね...…。
コミュニケーション領域で炎上が増えるのを見ていると、もう「女性」や「ジェンダー」というテーマを企業コミュニケーションがそもそも扱わない、という方向に世の中が走りそうで、私はそれがとても心配です。

岩田:そうそう。「ジェンダー=炎上」というイメージが付きすぎて、過剰にリスクを避ける場面も、すでに出てきています。このままだとジェンダーについて建設的な議論をするのも難しくなる。でも、本気でより良い社会をつくるためには、ジェンダーのこともオープンに議論し続ける必要があると思うんです。

スー:だから、この連載のタイトルは「話そうよ、ジェンダーのこと。」にしています。一方的に語るのでもなく、話を聴き続けるのでもなく、話し合いたい。逃げずにちゃんと向き合って、お互いに理解し合いたい。そして、コミュニケーションの受け手側にとっても、新しい気付きを与えられたり、背中を押してあげたり、勇気がもらえたりするものをつくりたいです。

岩田:諦めずに対話することが大事。批判されるものだけじゃなくて、いい事例は何が良いのか、そこからどんな学びを得られるかも対話のヒントにしていきたいです。

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ジェンダーって、バトるものですか?

スー:今の世の中って、ジェンダーにまつわる対立構造ができている気がする。
Aという主張をする側と、それに反対するB。そしてそれを傍観しているCたち。
その対立構造では、お互いの正義をロジックでぶつけ合っているんだけど、そもそも前提となる価値基準が違うので、話が噛み合わないし、バトルが収まることはないと思うの。

さらには、それを見ているCの人たちがジェンダーって「こわいもの」「争うもの」「関わりたくないもの」として見ちゃうことも大きな問題だと思うんだよね。

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だから、戦い続けても、たぶん素敵な未来はなくて。結局はお互いに、ゆっくり対話をしながら、相手の話を聞いて、自分の話もして、さらには相手のことを想像して、理解すること。同じ世界に住んでいるんだから、しっかりお互いに理解できる流れがつくれたら、幸せな社会になると思う。めちゃくちゃ理想論ですが。

岩田:それ、すごく共感できるな。異なる正義が対立していて、世の中がまだ良い方向に向かっていない気がする。結局、一人一人の価値観が違う中で、一つの正解を決めることなんてできない。だからこそ、この対立を乗り越えるために、「良いコミュニケーション」が大切なんだと思います。

スー:その「良いコミュニケーション」をつくるヒントになるものを、私たちがこの連載で何かしら見つけたい!

「性別にとらわれない方が幸せな社会になる」を証明する

岩田:「ジェンダーは、グラデーション」ってよく言われるじゃないですか。男性と女性にシンプルに分けられる話じゃないから。そう考えると、ジェンダーって、一人一人に向きあって考えるものだと思ったほうがいいよね。

スー:人類を「男」か「女」かでシンプルに分類されたら、たまったもんじゃない。マーケティング的にも、そんな雑な二分法的分類と、「男だからこうだろう」「女だからこうだろう」な勝手な妄想でプランニングすると、ハズれてしまうのは当たり前かなと。多様化している社会だし。

岩田:「女性向けの新商品」とか、「男性が好きそうな表現のCM」とか、今まで当たり前にあったけど、それだとうまくいかない時代になっているよね。商品のコンセプトも男女だけで考えると、広すぎて誰にも刺さらなかったり、表現も時代遅れになったりする。

スー:だから私たちは、「性別にとらわれず、一人一人に向き合う方が社会は幸せになれる」ということを活動の中で証明したいなと思います。その前にまずはジェンダー についてもっと考えて勉強したいと思った。だから今回の連載は「教えてください!」な姿勢で挑もうと思ったのです。

岩田:僕はいわゆる「男らしい」ファッションが好きだったり、異性におごることも嫌じゃないし、ジェンダー的にすごくフラットな思想というわけでもなさそうで。「それって良くないのかな?」と、ふだんから悩んでます。

スー:いろんな考え方の人がいていいよね。ダメなのは、他人にそれを強要することだと思う。「男なんだからこうしなさい」とか「女なんだからこうしなさい」とか。

ただ、コミュニケーション(広告など)で、多くの人に向けて表現することは、また別問題。そこで「何がよくて、何がいけないのか」が、まだ誰も明確に分かってない気がする。私たちも毎週議論しても結論は出ないしね。難しい......。

岩田:難しい……。2人で話しても答えは出ないからこそ、この悩みを、他の人にも話してみたいね。

スー:そうだね!!

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この連載では、さまざまな分野の方と「ジェンダーとコミュニケーション」をテーマに対話し、これからのコミュニケーションのヒントを探っていく予定です。
企業のコミュニケーションを、一人一人の人生を、この社会をより良くするために。

みなさんも、ジェンダーのこと、一緒に考えてみませんか?

イラストレーション : 萬田 翠

 

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アート思考から生まれる未来とは?(長谷川愛×ドミニク・チェン)

2020年12月7日から五夜連続で「アートとビジネスがつくる未来を妄想する夜」と題するウェビナーが「アートとビジネスをつなぎ、豊かな未来を描く」をテーマとした電通社内ラボ、Dentsu Art Hubの主催により開催された。アート×ビジネスにそれぞれの立場で深く関わる猛者たちによる対談&鼎談は、いずれの回も「三つのキーワード」のもとで行われた。ご本人により事前に設定された「妄想トーク」のテーマは、それだけで聴く側の妄想が掻き立てられる。
この連載では、ウェビナーを通じて見えてきたアートの本質、ビジネスの本質、さらにはそのアートとビジネスが「掛け算」されることで創造される未来という大きなテーマに、編集部ならではの視点から切り込んでみたい。

第二夜にあたる本稿では、アーティストでありデザイナーである長谷川愛氏と研究者 ドミニク・チェン氏の対談内容から、アートの思考がもたらす未来について掘り下げていく。

文責:ウェブ電通報編集部


「もしも4億年前の石炭紀に能楽があったとしたら、一体どのような演目になるのだろう?」(長谷川愛)

その発想の源は、一体どこにあるのだろうか。本稿を読み進めていただくことで、徐々に明らかになっていくと思う。今宵もまた、「妄想夜会」というタイトルに相応しい対談となった。

長谷川氏の専門は「スペキュラティブ(思索)デザイン」というもの。通常デザインは問題解決、アートは問いを発するものと考えられているが、問題提起や議論などのための従来考えられていたデザインに対して、オルタナティブな価値観や態度のデザインだという。このスペキュラティブデザインには、「〇〇デザイン」といったようなメソッド(方法)はないらしい。例えば「アート思考」などと言われると、ともすれば私たちは「社会が抱える問題を、瞬時に解決してくれる魔法のようなメソッド」であるかのように思いがちだが、そういうことではない、というのだ。

ウェビナー時の長谷川氏。長谷川氏によれば、「スペキュラティブ・デザインとは、問題を提起するデザイン」のこと。「例えばバイオテクノロジーやナノテクノロジーといった最先端の技術がデザイナーやアーティストの手に入ったときに何が起こるのか。私たちはどのようにそれを扱うべきなのか、どのような問題が起こるのだろうか。そういう問題を提起するデザインが、スペキュラティブ・デザインなんです」
ウェビナー時の長谷川氏。長谷川氏によれば、「スペキュラティブ・デザインとは、問題を提起するデザイン」のこと。「例えばバイオテクノロジーやナノテクノロジーといった最先端の技術がデザイナーやアーティストの手に入ったときに何が起こるのか。私たちはどのようにそれを扱うべきなのか、どのような問題が起こるのだろうか。そういう問題を提起するデザインが、スペキュラティブ・デザインなんです」

見出しで紹介した疑問の他にも、長谷川氏はこんなことを考える。「どれだけ言葉を尽くしても、行動に訴えても、人と分かり合えない時がある。いっそ人間から遠いサメとコミュニケーションしてみるとどうなるのだろう?」そんな思いから長谷川氏はサメを誘惑する香水を作った。「デザインに対する一つの態度」ということの正体が、徐々に分かってくる。同じようなことが、対談相手のドミニク氏の発言にも見てとれる。

「実は今、ぬか床との会話を楽しんでるんですよ」(ドミニク・チェン)

こちらも「妄想夜会」というタイトルに相応しいエピソードである。ドミニク氏も長谷川氏と同様に、コミュニケーションの可能性が未知のものと繋がろうとしている。「ぬか床との会話」というのは、ぬか床の状態を人の言葉に翻訳してくれるロボットを通じて、ぬか床の気持ちを知るという試みのことだ。

ドミニク氏の研究者としての専門領域はデジタルツールを用いたコミュニケーションで、とりわけ、「翻訳」ということにかける情熱は、並ならぬものだ。分かりやすい事例を挙げるならば、ドミニク氏がGoogle Creative LabとStudio The Green Eylと手掛けた二十数カ国の言語を同時通訳するインスタレーション作品「Found in Translation」。これなどは「翻訳」という行為そのものが「表現」となりうることを実証してみせた好例だ。

ウェビナー時のドミニク氏。「Found in Translation」とは、「21_21 DESIGN SIGHT」で催された「トランスレーションズ展」における企画のこと。パネルに映し出された質問にマイクを通じて答えると、瞬時に二十数カ国の言語に翻訳される作品。「翻訳された結果」をみせるだけでなく、その裏側にある「機械翻訳のプロセス」をビジュアライズするインタラクティブな作品である。詳細は、本稿末尾のリンク先にてご覧いただけます。
ウェビナー時のドミニク氏。「Found in Translation」とは、「21_21 DESIGN SIGHT」で催された「トランスレーションズ展」における企画のこと。パネルに映し出された質問にマイクを通じて答えると、瞬時に二十数カ国の言語に翻訳される作品。「翻訳された結果」をみせるだけでなく、その裏側にある「機械翻訳のプロセス」をビジュアライズするインタラクティブな作品である。詳細は、本稿末尾のリンク先にてご覧いただけます。

「翻訳」の対象は、なにも外国語にとどまらない。過去の人間と、あるいは、未来の人間と、時空を超えてコミュニケーションをする。相手がぬか床に住みつく微生物であろうと、石ころであろうと、「翻訳」を試みることによって心躍る発見が必ずある。そう、ドミニク氏は言うのだ。

今宵のキーワード (その1)家族の境界

いよいよ今宵の妄想夜会が始まった。一つ目から、不思議なテーマだ。これは、将来父と母という2人の親からではなく、3、4、5人などの多数の遺伝的親を持つ子供をつくれる技術が開発されたら?ということを考えるための長谷川氏のShared Baby というプロジェクトでワークショップをした時のエピソードだ。

テクノロジーの力で生まれた「複数の親をもつ子供の家族」に、どのような問題や喜びが待っているのか考えるために、長谷川氏、ドミニク氏、友人2人の計4人で2人の子供を作ったという前提でのシミュレーション的即興劇を3時間演じたのだという。家族に起こりうるハッピーイベントやトラブルを、各々数枚のカードに記入し、シャッフル。子供が成人するまで、カードの山から一枚ずつ引いては演じ、引いては演じることで、20年にわたる家族の歴史を作り上げた。

「あれは、静かな衝撃というか、ワークショップが終わってからというもの、なにかモヤモヤした感情が2カ月もの間、じわじわと続くという不思議な経験でした」そう振り返るドミニク氏。長谷川氏によると、4人の間に生まれた子どもの親権を四分割してみたら、なにが起こるのだろう? その子どもの名前は、だれがどうやって決めるのだろう?といった不思議な実験を、淡々と続けた3時間だったのだという。

興味深いのは、「子供共有契約書」といった架空の法文書までわざわざ作成しているという点だ。「恥ずかしいので、今まで内緒にしていたのですが、ドミニクさんのリアルな娘さんのことが、わが子のように思えてきたりするんです。そう考えると、家族であるかないかの境界って、果たしてどこにあるんだろう?という妄想が妄想を呼んで、不思議な発見があったりするんですよね」

そう語る長谷川氏に「それこそがまさに『ごっこ遊び』の強さだと思う」と答えるドミニク氏。リアルな世界で「家族の関係性」が弱まり、あるいは歪みはじめていることを考えると、ある意味『ごっこ』の方が現実よりもはるかに深いし、さまざまな発見も期待できる、という意味だ。

長谷川愛 (アーティスト/デザイナー):現代美術家として、テクノロジーと人が関わる問題にコンセプトを置いた作品を制作。 IAMAS、Royal College of Art、MIT Media Lab卒。現在早稲田大学非常勤講師、自治医科大学と京都工芸繊維大学にて特任研究員。著書に「20XX年の革命家になるには──スペキュラティヴ・デザインの授業 」がある。
長谷川愛 (アーティスト/デザイナー):現代美術家として、テクノロジーと人が関わる問題にコンセプトを置いた作品を制作。 IAMAS、Royal College of Art、MIT Media Lab卒。現在早稲田大学非常勤講師、自治医科大学と京都工芸繊維大学にて特任研究員。著書に「20XX年の革命家になるには──スペキュラティヴ・デザインの授業 」がある。

今宵のキーワード(その2)more-than-human(人以外の生命種)

「話が少し飛ぶんですが」二つ目のキーワードが示されるやいなや、長谷川氏はこんなことを語り出した。「能楽の人と新作をつくるにあたって能の勉強をしているのですが、能には神様に奉納する演目があるらしく、それって神様が観客ってことなんだな、と。だとするならば、4億年前の世界に能楽があったならば、そこでは一体、どんな演目になりうるのだろうか。4億年前の世界に私たちがいたら、どんな神様を見出していたのか」。それが、本稿最初の見出しで紹介した長谷川氏の疑問だ。

そんな長谷川氏の疑問に、能楽師に個人的に稽古をつけてもらっているというドミニク氏が答える。「能には、ツチグモとか、亡霊とか、鬼とか、酒呑童子といったmore-than-humanな存在がたくさん登場するんです。おもしろいのは、彼らと旅の僧侶との会話が、結構な割合で破綻しているということ。あなたは誰ですか?という問いに一切答えない、みたいな。でも最後には、いわゆる共話(きょうわ)が成立する。これは、すごく面白いしインスパイリング。人が頭で決めた方法以外の手段で、人以外の何者かと通じ合えているわけですから」

「脱人間中心主義」というくくりでは、動物を擬人化することの是非といったものにも長谷川氏は関心を寄せる。たとえばパンダに言葉をしゃべらせることが妄想であるかのように思われているが、それは大きな間違いで、パンダに人の言葉をしゃべらせている時点で、人間中心の考え方にガチガチに縛られている、というわけだ。そうした呪縛から自身を自由に解き放ってくれるものが、長谷川氏にとってのアートの意義なのだという。

ドミニク氏の「しゃべるぬか床」も、しゃべらせることに意味があるのではない。神経系を持たない微生物と心を通わせようとするプロセスから、見えないものが見えてくるのだ、とドミニク氏は言う。「たとえば、ぬか床型の社会とか、ぬか床型の家族とかあったとしたら。そんなふうに考えてみると、人間社会を別の見方で捉えられるような、不思議な感覚が呼び起こされるんです」。その先に、人間を自由にしてくれる宝が見つかりそうな、心踊る妄想だ。

ドミニク チェン (研究者):学際情報学博士、早稲田大学文学学術院・准教授、NPOクリエイティブ・コモンズ・ジャパン理事、公益財団法人Wellbeing for Planet Earth理事。主な著書に『未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために』(新潮社)、訳書に『ウェルビーイングの設計論』(BNN新社)など。
ドミニク チェン (研究者):学際情報学博士、早稲田大学文学学術院・准教授、NPOクリエイティブ・コモンズ・ジャパン理事、公益財団法人Wellbeing for Planet Earth理事。主な著書に『未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために』(新潮社)、訳書に『ウェルビーイングの設計論』(BNN新社)など。

今宵のキーワード(その3)テックヒッピー

今宵のお題目も、あと一つとなった。長谷川氏から出てきた最後のキーワードは、「テックヒッピー」。「このワードは、ドミニクさんから私にリクエストいただいたもので、本当はノマディックテックヒッピーと言いたかったのだけれど、やや長いので、テックヒッピーにしました」と言う長谷川氏。話はどうやらノマド(遊牧民)に飛ぶようだ。「ヒッピーマインドで一番重要なのは、コミュニティーをつくりながらも、移動する、移動し続ける、ということなんです」

戦後の混乱期に一世を風靡したヒッピー。やがてそれは、ヤッピー化のような形骸化のプロセスを経て、デジタルテクノロジーの潮流へとつながっていく。そこに流れているのは、反体制という思想や行動規範。ところが、デジタルテクノロジーやSNSの作り出す世界が体制を凌駕するようになってくると、ヒッピー的な思想の骨の部分が空洞化していくことになる。なぜなら反抗しようにも、その相手である体制が脆弱なものになっているわけだから。「コロナのようなパンデミックや気象変動による自然災害などと共にこれからを生きていく上で、ヒッピー的な思想とテクノロジーを、今、このタイミングで再結合させる必要が、あるのではないでしょうか」。ドミニク氏が妄想する未来は、あくまで冷静かつ緻密な分析の先にある。

対談の最後に、「所有」という概念に対する、お二人の意見交換が行われた。ドミニク氏はいう。「ノマドの人々と生活を共にしたことがあるんですが、一番衝撃的だったのは、彼らの所有という概念が極めて異質で、観光客にもびっくりするくらいたくさんのものをシェアしてくれるということ。彼らと接していると、ここは俺の土地だといったように、所有権を主張すること自体がなんだか小さいことのように思えてくる」。テクノロジーの進化によって、ようやく私たちの社会も「シェア」という概念を意識するようになった。しかしながら、彼らは遥か以前からそのことの重要性に気付いていた、ということだ。

長谷川氏もまた、権利ということに対する「脱人間的で自由な視点」を持っている。「たとえば、死者にも投票権を持たせようとか、これから生まれてくる未来人のために今を生きる権利が与えられているのだとか、川にも人格を持たせよう、といったような動きが世界では起きていたりしますよね。法の整備からなにから、今を生きる人間中心に考えざるを得ないことへのある種の贖罪の気持ちがそうさせるのかもしれませんが、一言で言うなら『人間だけの力では、この世界はもはや背負いきれない』ということなんだと思います」

リモート会議中の長谷川氏とドミニク氏
リモート会議中の長谷川氏とドミニク氏

長谷川氏の作品は、こちら

長谷川氏によるワークショップ「SHARED BABY」の詳細は、こちら

ドミニク氏による「Found in Translation」の映像は、こちら

本連載は、「アートとビジネスがつくる未来を妄想する夜」と題されたウェビナーの内容を主催者であるDentsu Art Hubの笠間健太郎氏(株式会社アーツ・アンド・ブランズ代表取締役)監修のもと、ウェブ電通報独自の視点で編集したものです。
 

企業のビジネスチャンスはどこにある?消費者が実践したい「エシカル消費」とは

先日、電通は「エシカル消費 意識調査2020」(以降、本調査)の結果を発表しました(リリースはこちら)。その結果を踏まえ、本連載ではこれから企業や社会が「エシカル消費」に取り組んでいく意義や方法について連載形式で説明します。

今回は、調査結果から見えてきたエシカル消費に関する消費者の意識を紹介しながら、企業にとってのビジネスチャンスを探っていきます。

<目次>
エシカル消費は、企業と消費者をつなぐビジネスチャンス
「エシカル度」が高いのは、食品・自動車・日用品業界
消費者が買いたいエシカルな商品・サービスはどんなもの?
エシカル消費は、「身近さ」と「メリット」がキーワード

 

エシカル消費は、企業と消費者をつなぐビジネスチャンス

前回の記事でお伝えしましたが、私たちはエシカル消費を、「消費者それぞれが社会的課題の解決を考えたり、社会的課題に取り組む事業者を支援するなどして、消費活動を行うこと」と定義しています。ちなみに「エシカル(ethical)」とは、「倫理的な」という意味を持つ形容詞です。私たちの生活に欠かせない消費という行動は、最も身近なエシカルにつながる行為の一つと言えます。しかもエシカル消費は、SDGs(持続可能な開発目標)が掲げる17の目標のうち、12番目の「つくる責任つかう責任」に直結するものです。

しかし、「エシカル消費を実践したい!」と消費者が思っても、そのような商品・サービスが企業から提供されていなければ買うことができません。一方で企業の視点に立つと、エシカルな商品・サービスを提供することで、売り上げはもちろん、社会的責任を果たしている企業としてのイメージ向上にもつなげることができます。今回の調査結果を見ても、全体の54.0%が企業イメージの向上につながると回答。中でも40~59歳女性の数値が最も高く、64.0%にも上ります。

エシカル消費調査2020
では、企業がエシカル消費をビジネスチャンスとして捉え、企業イメージを高めつつSDGsに貢献するためには具体的にどうしたらいいのでしょうか?そのヒントを探るために、
・業界ごとのエシカル消費の実態
・消費者が買いたいと思うエシカルな商品・サービス
について、本調査から見えてきたことを紹介します。

「エシカル度」が高いのは、食品・自動車・日用品業界

まず、消費者から見た業界ごとの「エシカル度」の実態を見てみましょう。調査結果から、食品業界、自動車業界、日用品業界が、「エシカル消費に積極的に取り組んでいる」と思われていることが分かりました。一方で、電力・火力・水道といったエネルギー/インフラ業界、金融業界、旅行業界は、現状の取り組み度と消費者の期待度に差があり、今後の取り組みへの期待が大きいことが分かりました。

エシカル消費調査2020

エシカル度が高いと思われている前述の3つの業界は、有機食品、エコカー、環境に優しい洗剤など、身近な商品・サービスが多い業界です。一方で今後の取り組みへの期待度が高い3つの業界は、社会へのインパクトや環境への影響が大きいイメージが先行していることが考えられます。

次に、「実際どのくらい買っているのか?」「買いたいと思っているのか?」というエシカル消費の実態について見てみましょう。調査結果から、購入意向・購入経験ともに最も割合が高いのは食品業界、購入意向の割合はかなり高いものの購入経験が少ないのは電力・火力・水道といったエネルギー/インフラ業界ということが分かりました。

エシカル消費調査2020

日常生活で購入機会が多い食品業界では、「エシカル消費」という言葉の定義をよく知らなくても、無意識のうちにエシカル消費をしている人が多いことがうかがえます。また、調査結果からは、業界ごとに差はあるものの、全般的に「まだ買ったことはないが、買ってみたい」と思う、つまり、エシカルなベネフィットが「買う理由」になり得る消費者が一定数いることが読み取れます。これらのことから、適切に商品・サービスを提供することで、他社に先行してエシカル消費につなげられるといったことが考えられます。

消費者が買いたいエシカルな商品・サービスはどんなもの?

「エシカルな商品・サービスを届けたい!」と一口に言っても、対象となる社会課題はさまざま。そこで、食品、日用品、衣料品、家電、化粧品・美容関連品、自動車、電力・火力・水道、旅行、家具、住宅、金融の11業界において、消費者がエシカル消費を実践したいと思う商品・サービスについて調査しました。

エシカル消費調査2020
全体のトップは「エコ・省エネ家電製品」で、38.8%の人が買ってみたい・興味があると答えました。環境への影響はもちろん、節電・節約など、自分へのメリットが分かりやすいことが理由として考えられます。2位は「再生可能な容器に入った食品」、3位は「再生可能な容器に入った商品」と続きました。最近、メディアなどで「海洋プラスチックごみ」や「脱プラスチック」という言葉を耳にする機会が増えたことや、購入頻度が高い身近な商品であることが理由として考えられます。

次に、購入意向・購入経験ともに最も割合が高い食品業界について見てみます。「再生可能な容器に入った食品」「食品ロス削減につながる食品」「遺伝子組み換えではない食品」が上位。「フェアトレード食品」「動物福祉に配慮した食品」「ヴィーガン・ベジタリアン対応食品」は下位でした。下位の商品は、以前よりは認知されつつあるものの、購入したいと思う人は限定的であるといえます。

エシカル消費調査2020

最後に、衣料品業界の結果も紹介しましょう。先日、クールビズに次ぐキャンペーンの展開を目指して、環境省とアパレル・繊維業界の11社が「ファッションと環境に関する企業コンソーシアム(仮称)」を立ち上げるなど、エシカル消費の観点で話題となっている衣料品業界では、「国産の衣服」「自然由来素材の衣服」「資源節約に配慮した衣服」が上位。

一方で、「地域の伝統技術が使用された衣服」「サステナビリティーをコンセプトとした衣服」「レンタル衣服」が下位となりました。「サステナブルファッション」や「サブスクファッション」という言葉を耳にする機会も増えているものの、実際に購入したいと思うのはムーブメントに敏感な一部の消費者にまだ限られていることがうかがえます。

エシカル消費調査2020



 


 

エシカル消費は、「身近さ」と「メリット」がキーワード

今回の調査から、消費者が実践したいエシカル消費は、「メディアや実際の店頭などで知っていて自分にとって身近なもの」「自分と社会、両方のメリットが理解できるもの」であることが示唆されました。

エシカル消費へのアプローチは、業界によってさまざまな切り口が考えられると思いますが、
・メディアなどで注目度が高まっている社会課題から取り組みをスタートすること
・自社の事業と親和性が高く、消費者にとって納得感のあるプロダクト・コミュニケーションになっていること
・消費者と社会にとってのメリットについて丁寧なコミュニケーションを行うこと
などが、消費者に受け入れられていくための第一歩となるでしょう。

「エシカル」というエッセンスを取り入れたからといって、すぐに大ヒット商品となり、企業イメージが向上する、といったことは難しいかもしれません。しかし、サステナブルな社会の実現に向けて世界がさまざまな取り組みを進める中で、エシカル消費が今後より浸透し、商品・サービスの購入の大きな決め手の一つになっていく可能性があります。企業は早めに取り組みを始めることで、社会貢献につながることに加え、長期的には、「エシカルな企業」として消費者の心をつかむことができるのではないでしょうか。

次回は、本調査から見えてきた消費者の傾向について、クラスター分析の結果を紹介し、企業がエシカル消費に取り組む際の重要なポイントを探ります。

【エシカル消費 意識調査2020の概要】
・対象エリア:日本全国
・対象者条件:10~70代の男女
・サンプル数:性年代別に各125人ずつ、計1000人を人口構成比でウエイトバック集計
・調査手法:インターネット調査
・調査期間:2020年11月18日~25日
・調査機関:電通マクロミルインサイト
※構成比(%)は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100%にならない場合があります。

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フジテレビ『みんなのKEIBA』痛恨の「三連単14459.0倍」払戻し!? 2→3→1番人気の決着に佐野瑞樹アナ「違うと思います。ごめんなさい」100万馬券ゲットから数秒でぬか喜びに

 競馬はオッズゲームである。1番人気は1番強い馬がなるのではなく、単勝馬券が1番売れた馬が機械的に選ばれる。

 したがって、単勝人気と三連単などのその他の馬券の配当が、必ずしも完璧に連動しているわけではない。レースが1・2・3番人気の順に決まったからといって、三連単が1番人気の配当になるとは限らないのだ。

 その結果、三連単などの馬券が的中して「思ってたより配当がついたな」と二重の喜びを味わう経験も競馬の醍醐味の1つといえるだろう。

 だが、この日の100万馬券的中は、残念ながら“ぬか喜び”になってしまったようだ。

 27日、宝塚記念(G1)の発走時刻まで、あと20分弱といったところだった。裏開催の札幌ではメインの大沼S(L)が行われ、2番人気の「2番」ダンツキャッスルが中団から抜け出しての勝利。

 2着に3番人気の「3番」スワーヴアラミス、3着は1番人気の「9番」アルドーレと4番人気の「6番」ペイシャキュウによる際どい争いとなっていた。レースは3着が写真判定となったが、いずれにせよ上位人気の決着で堅い配当が予想された。

 しかし、レース中継を行っていた『みんなのKEIBA』(フジテレビ系)がゴール前のレースリプレイと共に表示した字幕には「三連単最終オッズ 2-3-9 14459.0倍」という文字が……。つまり144万馬券である。

 上位人気の決着とはいえ、1着から3着馬までの人気を正確に把握してレースを見ている人はごく少数派だろう。

 この三連単の馬券を買っていたファンの多くが、なんとなく上位人気の決着とは把握していただろうが、冒頭で述べた通り、競馬はオッズゲームである。例え、単勝上位馬同士の決着であったとしても、単純にそれらの組み合わせの馬券が売れていなければ「えっ、そんなにつくの!?」と、思わぬ配当になることは物理的にあり得るのだ。

 これには番組の司会を務める佐野瑞樹アナ(フジテレビ)も「今ちょっと、(字幕)スーパー出ていましたけど、ちょっと……違うと思います。ごめんなさい」と大慌てで謝罪。思わぬ100万馬券ゲットは、わずか数秒でぬか喜びになってしまった。

「一瞬、驚きましたね。自分は(この馬券を)買っていなかったんですが、『こんなにつくの?』とは思いました(笑)。しかし、よく見ると字幕には『阪神10R』という文字が……。調べてみると、阪神10Rは全然関係ない12-4-5で決着しており、番組制作側のミスはミスなんですが、確かに阪神10Rの三連単『2-3-9』のオッズは14459.0倍でした」(競馬誌ライター)

 さらに大沼Sの写真判定の結果、3着は「9番」アルドーレではなく、「6番」ペイシャキュウがハナ差で競り勝ち、三連複・三連単は2-3-9ではなく2-3-6という決着に……。

 誤った字幕スーパーを出してしまった『みんなのKEIBA』にとっては、まさに踏んだり蹴ったりの結果となってしまった。

 無論、いち早く番組調べのオッズを表示することは、番組サイドによる視聴者への親切心に他ならない。しかし、的中馬券の配当というファンにとっては大事なところでのミスは、時としてどちらにとっても“手痛い”結果を生んでしまったようだ。(文=大村克之)

<著者プロフィール>
 稀代の逃亡者サイレンススズカに感銘を受け、競馬の世界にのめり込む。武豊騎手の逃げ馬がいれば、人気度外視で馬券購入。好きな馬は当然キタサンブラック、エイシンヒカリ、渋いところでトウケイヘイロー。週末36レース参加の皆勤賞を続けてきたが、最近は「ウマ娘」に入れ込んで失速気味の編集部所属ライター。

パチンコ「時速4万発」も可能な「超速出玉時代」…全てを置き去る「超スピード機」が参戦!!

 パチンコ分野はスピードに特化した爆速時代へと突入。その先駆けともいえる『P大工の源さん 超韋駄天』は、「時速3万発オーバー」とも言われる驚異的なスピードで瞬く間に人気機種へと登り詰めた。

 そんな本機の登場から1年が過ぎた現在。P機は更なる進化を遂げようとしている。加速の一途を辿る出玉スピードは、もはや「時速4万発」を当然のようにクリアする時代へと変貌しつつあるのかもしれない。

 そのきっかけを作ったマシンと言えば、やはり『P牙狼 月虹ノ旅人』であろう。「81%ループ×ALL1500発」という最強の出玉エンジンを搭載しつつ、大当り決着を僅か3カウントで済ませる圧倒的スピードが加わった最強性能。その実力は、全国から寄せられる出玉記録を見れば明らかである。

「1時間ちょっとで5万発近く出た」「速すぎて払い出しが追い付かない」など、その圧倒的な加速力を絶賛する声が続出。「時速4万発」が標準装備となる激アツの爆速ムーブメントの訪れを、予感しているユーザーも多いのではないだろうか。

 そんな超速出玉時代に悪魔的ハイスピード機が参戦。ニューギンが、激熱タイトル最新作『Pデビルマン~疾風迅雷~』のPVを公開したのだ。

 本機に関しては、適合したタイミングで既に大々的に告知されていた。そこでは「全てを置き去る超スピード」「RUSH実質継続期待値約93.2%」「最速決着1.0秒」といったスペックに関する情報も公開済み。大きな話題を呼んでいた。

 今回のPVでは、美麗な液晶演出で展開される迫力満点のバトルシーンなどが紹介されている。出玉感&演出ともにダイナミックな仕上がりといった様相。ファンのボルテージも最高潮へ達している。

「『デビルマン』は同社における定番コンテンツのひとつ。その最新作という時点で、力を入れている可能性は高いでしょう。適合の段階で公表したことにも『自信の表れ』といった声は多かったですしね。

今、パチンコは超速出玉時代。『P大工の源さん 超韋駄天』の快進撃から勢いが加速し、現在は『時速5万発』といったワードも当然のように聞こえます。この流れで登場する『1種2種スペック史上最上位の悪魔機械』も、衝撃を与えてくれそうな気配。期待しましょう」(記者)

 出玉スピードが加速の一途を辿るパチンコ分野。その流れを汲む本機が、ユーザーに更なる衝撃を与えてくれるのか。期待を胸に続報を待ちたい。

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JRA「メンタル崩壊」大出遅れデビューにファンから悲鳴!? 放馬に絡まれ、鞍上落馬のアクシデント。馬体検査で「異常なし」が確認されたものの……

 27日、阪神競馬場で行われた5Rの新馬戦(芝1800m)は、昨年のダノンザキッドを始め、近年の勝ち馬が次々と出世を果たしていることもあって、戦前から大きな注目を集めていた。

 そんな登竜門を制したのは、1番人気のレッドベルアーム。ゴール前でしっかりと2着馬を捉えた好内容に鞍上の福永祐一騎手も「兄弟で一番いい」と絶賛。共にデイリー杯2歳S(G2)を制したレッドベルジュール、レッドベルオーブ以上の評価ということであれば、いよいよG1制覇も見えてくる。

 一方、そんな華やかな舞台でほろ苦いデビュー戦となったのが、4番人気のローマンネイチャー(牡2歳、栗東・高野友和厩舎)だ。

 単勝7.4倍の4番人気ながら、5番人気が17.1倍だったオッズが示す通り、このレースは上位人気4強の争いになると見られており、ローマンネイチャーへの期待や注目度は決して小さくはなかった。

 しかし、レース前に予期せぬアクシデントが待っていた。出走馬の1頭テーオーコンドルが、藤岡康太騎手を振り落として放馬。あろうことか、そのままローマンネイチャーに絡みに行ってしまったのだ。

 その後、テーオーコンドルがローマンネイチャーに圧し掛かるような状況になって、鞍上の松山弘平騎手が巻き込まれる形で落馬負傷……。ローマンネイチャーは急遽、戸崎圭太騎手へ乗り替わりとなった。

 レース直前の鞍上交代も小さくはないアクシデントだが、それ以上に心配されたのはテーオーコンドルに直接襲われる形になったローマンネイチャーの心身だ。

 JRAは両馬の馬体検査を行い「異常なし」ということでゲートインしたが、案の定というか、両馬とも大きく出遅れ……。特にローマンネイチャーに至っては、歩く様にゲートを出たので致命的な出遅れとなった。

「うーん、放馬したテーオーコンドルはある意味、自業自得というか、仕方ない部分もあったと思うんですが、巻き込まれてしまったローマンネイチャー陣営にとっては気の毒なレースになってしまいました。

なお、落馬負傷した松山騎手は、その後のレースもすべて乗り替わり。宝塚記念(G1)のカデナも浜中俊騎手に乗り替わっています。

放馬した馬が他の出走馬に近づくのはそう珍しいことでもないですが、あそこまで激しく絡むのはレアケースですね。JRAが馬体検査を行った以上、身体的な問題はなかったはずですが、デビュー戦ということもあって、両馬ともメンタル的なダメージは少なからずあったように思います。

特に4着に敗れたローマンネイチャーはゲートが開いてから、しばらく放心していたようにも見えるスタート。最後は勝ったレッドベルアームに次ぐ上がり3ハロン2位の末脚で追い込んできただけに、まともなら馬券圏内もあったかもしれません」(競馬記者)

 この結果に納得できないのは、ローマンネイチャーを応援していたファンだろう。アクシデント後の致命的な出遅れで敗れただけに、SNSや掲示板では「何故、出走させた?」「絶対、放馬で絡まれた影響あるだろ」「出走取消でよかったのでは」「モヤモヤする結果」など、疑問の声が続々……。

 目に見えないメンタル面の問題だけに、放馬したテーオーコンドルに絡まれたことと出遅れたことの因果関係は明らかではない。「これも競馬」と受け止めるしかないということだろうか。(文=銀シャリ松岡)

<著者プロフィール>
 天下一品と唐揚げ好きのこってりアラフォー世代。ジェニュインの皐月賞を見てから競馬にのめり込むという、ごく少数からの共感しか得られない地味な経歴を持つ。福山雅治と誕生日が同じというネタで、合コンで滑ったこと多数。良い物は良い、ダメなものはダメと切り込むGJに共感。好きな騎手は当然、松岡正海。

パチンコ「最大1500発×継続率85%」「MAX3000発ループ」の圧倒的火力、名機の復刻パチスロなどが登場! 7月5日新台スケジュール

 6月、パチンコはサンセイR&Dの『P牙狼月虹ノ旅人』、SANKYOの『Pフィーバーゴルゴ13 疾風マシンガンver.』、メーシーの『Pバジリスク~桜花忍法帖~』、京楽産業.の『ぱちんこ 仮面ライダー GO-ON LIGHT』、マルホン工業の『P天龍∞2』などが登場。

 パチスロはセブンリーグの『パチスロ鉄拳4デビルVer.』、サミーの『パチスロガメラ』、エンターライズの『パチスロ 百花繚乱 サムライガールズ』、ネットの『チバリヨ-30』などがデビューし、ホールを盛り上げている。

 なかでも初代の系譜を継いだ『P牙狼月虹ノ旅人』は一撃「50,000発」や終日「10万発」、5号機時代に名を馳せた爆裂機の続編『パチスロ鉄拳4デビルVer.』は「15,000枚」を突破するなど、景気良い出玉で注目の的。今年一番の豊作月とも言えるが、7月5日導入予定のタイトルも、これらに勝るとも劣らない話題のマシンが揃い踏みだ。

 まず、パチンコはSANYOの『Pスーパー海物語 IN 沖縄5』、サンセイR&Dの『P巨人の星 一球入魂3000』、サミーの『P蒼天の拳 天刻』(製造:銀座)、ビスティの『P宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち』、大一商会の『Pひぐらしのなく頃に~囁~』(製造:ディ・ライト)といったラインナップ。

 沖海シリーズ第5弾となる『Pスーパー海物語 IN 沖縄5』は電チュー大当り時の時短回数120回、引き戻し率を約31%まで高めたことで確変時の期待出玉が約6,610個までアップした点が大きな特徴で、独特なテンションが人気のシリーズ第3弾『P巨人の星 一球入魂3000』はRUSH「一球入魂MAX」で飛雄馬が「3K」を奪えれば「約3,000発」を獲得できる仕様だ。

 サミーが誇る看板タイトル最新作『P蒼天の拳 天刻』は、右打ち時の「V」獲得率に3種類のモードがあるライトミドルスペック。

 同名アニメ作をモチーフに据えた『P宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち』は継続率85%、大当り時の70%が「約1,500発」に振り分けられる「超波動RUSH」がウリで、人気タイトルの甘デジバージョンとなる『Pひぐらしのなく頃に~囁~』は、より明確なゲーム性と当選時の最大出玉(約1,350発)比率約81.8%という強い出玉力が融合した至極の一台だ。

 一方のパチスロはエレコの『新ハナビ』、山佐の『パチスロ零』の2機種で、6号機「A PROJECT」第3弾となる『新ハナビ』は5号機『ハナビ』を進化継承。最大のポイントはREG消化時にも技術介入要素を加えたことで、フル攻略ならば設定1でも機械割は102%に達する。

 最恐和風ホラーゲームとのタイアップ機である『パチスロ零』は、最大5G継続する衝撃告知「逢魔刻」を搭載。ここで怨霊が出現すればAT「ゼロ」確定で、AT「ゼロ」中はベルやチャンス役成立、或いは押し順正解で怨霊にダメージ→ゲージをゼロにできれば次セット継続が約束される。

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