JRA「遅れてきた大物」バーデンヴァイラーが9馬身圧勝! 福永祐一「かなりの将来性」骨折から復帰戦の勝ち時計はすでに重賞級

 粒ぞろいといわれる3歳ダート戦線に、またも新星が現れた。

 31日、新潟競馬場で行われた7R・3歳以上1勝クラス(ダート1800m)は、1番人気バーデンヴァイラー(牡3歳、栗東・斉藤崇史厩舎)が9馬身差で圧勝。遅れてきた大物が単勝1.6倍の圧倒的人気に応えた。

 15頭立てのレースで好スタートを決めたバーデンヴァイラーは、鞍上の福永祐一騎手の「主張する馬がいれば控えたかったですが、並び的に行く形になった」というコメント通り、2コーナーでハナに立った。

 単勝1.6倍の大本命馬がハナに立ったということもあって、後続もぴったりとマーク。最後の直線を迎えるまでほとんど差はなかったが、ここからがバーデンヴァイラーの独壇場だった。

 福永騎手が軽く促すと、一気に後続を突き放すバーデンヴァイラー。残り200mを切った時には、すでに5馬身以上の差をつけて独走しており、最後は流したままゴールした。

「非常に強い勝ち方でした。昨年11月に初ダートとなった未勝利戦を6馬身差で圧勝したことからも将来が期待されていた馬ですが、骨折で長期休養に。今回が復帰戦でしたが、1勝クラスでは格が違いすぎましたね。

勝ち時計の1:51.4は、同日同舞台で行われた9R・麒麟山特別(2勝クラス)の1:52.5より1.1秒も速い時計。自らハナに立って記録した時計には価値があります。

福永騎手が『これから砂を被ったり、揉まれたりした時がどうかだが、素直な馬なので大丈夫だと思う』と話している通り、2勝クラスも通過点になる可能性が高そうです」(競馬記者)

 なお、麒麟山特別を勝ったキタノインディは、前走でサンライズグリットとクビ差の接戦を演じていた馬だ。しかし、そのサンライズグリットがこの日、バーデンヴァイラーに9馬身千切られた2着馬である。

 また、舞台となった新潟ダート1800mは来週に行われる3歳限定重賞レパードS(G3)の舞台としても知られているが、勝ち時計1:51.4は一昨年から0.1秒遅いだけ(昨年は不良馬場での開催だった)。

 レパードSが創設された2009年以降、良馬場で開催された8回の内、このタイムを上回ったのは、一昨年を含めてわずか3回しかない。この事実だけでも、すでにバーデンヴァイラーが重賞級の器であるといえるだろう。

「かなりの将来性があるし、今後が楽しみ」

 そうバーデンヴァイラーの将来性に太鼓判を押す福永騎手は今春、シャフリヤールとのコンビで3度目のダービージョッキーに輝いた。昨年、コントレイルで無敗の三冠を達成するなど充実著しいトップジョッキーが、芝だけでなく、ダートでも有望な手駒を手にいれたのかもしれない。

(文=大村克之)

<著者プロフィール>
 稀代の逃亡者サイレンススズカに感銘を受け、競馬の世界にのめり込む。武豊騎手の逃げ馬がいれば、人気度外視で馬券購入。好きな馬は当然キタサンブラック、エイシンヒカリ、渋いところでトウケイヘイロー。週末36レース参加の皆勤賞を続けてきたが、最近は「ウマ娘」に入れ込んで失速気味の編集部所属ライター。

パチスロ目押しで勝てる「激甘スペック」! その初代「〇〇」にフィーチャーした動画が話題沸騰中!!

 7月5日導入を開始した、エレコの『新ハナビ』。言わずとしれた『ハナビ』シリーズの最新作で、5号機『ハナビ』のゲーム性を進化継承させた技術介入マシンである。

 機械割を押し上げる技術介入要素は通常時の小役狙いやRT中のハズシ、ビッグ中に行う1回だけのビタ押しに加えて、今作ではREG中にも存在。消化手順は難易度が異なる3パターンが用意され、左リールからの全リールフリー打ちは平均71枚の獲得、右リールからの左リールのみ3連ドン図柄狙いは平均89枚の獲得、上級者向けとなる中リールからの全リール氷図柄狙いはMAX112枚の獲得が見込める。

 そんなハナビの初代、4号機『ハナビ』の登場は1998年。消灯やフラッシュといったバックライト演出に多彩なリーチ目が絡み合う、同じく4号機の『サンダーV』や『バーサス』の優秀遺伝子を受け継いだだけでなく、チェリーorボーナス成立ゲームで発生する「遅れ」やボーナス告知ランプを追加することで、ゲーム性の幅を一気に拡大させた名機中の名機である。

 当時はアルゼ、現在はユニバーサルエンターテインメントの社名に変更した『ハナビ』シリーズの生みの親は先日、同社の公式YouTubeチャンネル「ユニバチャンネル」内の「A PROJECTチャンネル」にて、初代『ハナビ』をフィーチャーした「素晴らしきスロットデザインの世界【初代ハナビ編】」を公開した。

 進行はお馴染み、元オノルの名でライター活動をしていた小野Pで、今回もマニアックなネタに終始している。

 まず、ビッグ図柄は『新ハナビ』と同じく赤七とドンちゃんの2種類がある。小野P曰く、赤七はパチスロ史上初めて漢字で使用した図柄だそうで、和風テイストに「バッチリ合った」絵柄と絶賛。

 2画目ラスト、1本の「はね」は4号機『オオハナビ』だと2本ラインだそうで、鉢巻についても『ハナビ』は青色水玉鉢巻、『オオハナビ』は赤ドンの捻り鉢巻、『ドンちゃん2』は緑ドンの緑色水玉鉢巻と、それぞれ違いがあるという。

 ドンちゃん図柄は『ハナビ』から初採用で、実は1996年にデビューした『シーシーエンジェル』の「フラップくん」がベースになっているとの噂。頭に巻く鉢巻も小野Pは同年発売『タコスロ』の「八っちゃん」からの引用と予想しているそうで、ドンちゃん図柄は「ユニバの集合体」のようなイメージと熱弁している。

 小役については、風鈴図柄は「ベルを和風にすると風鈴」と、開発者のセンスに脱帽。以降、青ドンが主役のマシンには風鈴図柄が使われているそうで、赤ドン系では三尺玉図柄、緑ドン系では提灯図柄に変化するそうだ。
 
 このほか、動画ではリプレイ図柄や氷図柄、チェリー図柄などについても言及。チェリー図柄は3号機時代のあのマシンから流用していたなど、パチスロマニアにはたまらないネタが詰め込まれている。

 わずか13分ほどの短尺ながらも、内容は非常に濃厚。『新ハナビ』をより楽しむためにも、ルーツを探ってみてはいかがであろうか。 

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JRA「最強の未勝利馬」がまさかの自滅KO……史上初の快挙達成から中1週で再登場も「前回の雰囲気はなかった」

 夏競馬が本格的に始まり、続々と2歳新馬がデビューを果たしている。今のところ新馬戦、未勝利戦以外の2歳戦は多くは組まれないが、これから徐々に2歳重賞も増えていく。

 ここまで行われた2歳重賞は先月17日の函館2歳S(G3)のみだが、今年は2歳重賞で未勝利馬が馬券圏内に入る史上初の出来事が起こった。

 その立役者は、グランデ(牡2歳、栗東・吉田直弘厩舎)だ。

 グランデは、スタートで少し遅れたものの、行き足がつくと徐々に前へと上がっていった。そして多くの馬が直線外を選択するなか、インコースを選択。前が塞がることなく、メンバー最速上がりを記録し見事3着を確保した。

 また、3着であるため総賞金は加算されない。つまり、グランデはまだ未勝利クラスだ。この実績だけを評価すれば、「最強の2歳未勝利馬」と言えるだろう。

 そして31日、グランデは「重賞3着」の実績を引っ提げて、中1週で函館2歳Sと同じ函館・芝1200mで行われる2歳未勝利戦へ出走した。

 93年にダービーTR青葉賞(当時はOP)へ未勝利の身で3着に入ったロイスアンドロイスは、次走の未勝利戦で単勝オッズ1.2倍の圧倒的な支持を受けた。それだけに、グランデがどの程度の人気になるか注目が集まっていた。

 今回のグランデの最終オッズは単勝2.6倍の2番人気であった。単勝1番人気こそ、新馬戦で1番人気ながら4着に敗れて巻き返しを図るコラリン(牝2歳、美浦・岩戸孝樹厩舎)に譲ったが、複勝では僅かに1番人気だった。

 函館2歳Sと同じ1枠1番でスタートしたグランデは、前走と打って変わって好スタートを決めてハナに立った。レースの主導権を握ったグランデは、軽快に飛ばしていく。しかし、飛ばしすぎた影響か、前半3ハロン通過が33秒5と速くなってしまった。

 このペースは、逃げ馬と番手の馬が崩れた先日の函館2歳Sよりコンマ2秒速い。案の定、グランデも直線半ばで力尽きズルズルと後退して6着に終わった。

 レース後、ネットやSNS上では「重賞3着なのに未勝利戦6着って…」「今日一番堅いと思ったのに」とグランデのまさかの着外に驚きを隠せないファンが多数見られた。

 一方、前走に引き続き騎乗した坂井瑠星騎手は、「返し馬から前回の雰囲気はなかったです。4角では脚がなくなっていました」と状態面に言及した。

 グランデの敗因については定かではないが、次走こそ「重賞3着馬」の名に恥じないレースに期待したい。

(文=寺沢アリマ)

<著者プロフィール>
大手スポーツ新聞社勤務を経て、編集部所属のライターへ。サラ系・ばん馬のどちらも嗜む二刀流で「競馬界の大谷翔平」を目指すも収支はマイナス。好きな競走馬はホクショウマサル。目指すは馬券的中31連勝だが、自己ベストは6連勝と道は険しい…。

JRA「最強の未勝利馬」がまさかの自滅KO……史上初の快挙達成から中1週で再登場も「前回の雰囲気はなかった」

 夏競馬が本格的に始まり、続々と2歳新馬がデビューを果たしている。今のところ新馬戦、未勝利戦以外の2歳戦は多くは組まれないが、これから徐々に2歳重賞も増えていく。

 ここまで行われた2歳重賞は先月17日の函館2歳S(G3)のみだが、今年は2歳重賞で未勝利馬が馬券圏内に入る史上初の出来事が起こった。

 その立役者は、グランデ(牡2歳、栗東・吉田直弘厩舎)だ。

 グランデは、スタートで少し遅れたものの、行き足がつくと徐々に前へと上がっていった。そして多くの馬が直線外を選択するなか、インコースを選択。前が塞がることなく、メンバー最速上がりを記録し見事3着を確保した。

 また、3着であるため総賞金は加算されない。つまり、グランデはまだ未勝利クラスだ。この実績だけを評価すれば、「最強の2歳未勝利馬」と言えるだろう。

 そして31日、グランデは「重賞3着」の実績を引っ提げて、中1週で函館2歳Sと同じ函館・芝1200mで行われる2歳未勝利戦へ出走した。

 93年にダービーTR青葉賞(当時はOP)へ未勝利の身で3着に入ったロイスアンドロイスは、次走の未勝利戦で単勝オッズ1.2倍の圧倒的な支持を受けた。それだけに、グランデがどの程度の人気になるか注目が集まっていた。

 今回のグランデの最終オッズは単勝2.6倍の2番人気であった。単勝1番人気こそ、新馬戦で1番人気ながら4着に敗れて巻き返しを図るコラリン(牝2歳、美浦・岩戸孝樹厩舎)に譲ったが、複勝では僅かに1番人気だった。

 函館2歳Sと同じ1枠1番でスタートしたグランデは、前走と打って変わって好スタートを決めてハナに立った。レースの主導権を握ったグランデは、軽快に飛ばしていく。しかし、飛ばしすぎた影響か、前半3ハロン通過が33秒5と速くなってしまった。

 このペースは、逃げ馬と番手の馬が崩れた先日の函館2歳Sよりコンマ2秒速い。案の定、グランデも直線半ばで力尽きズルズルと後退して6着に終わった。

 レース後、ネットやSNS上では「重賞3着なのに未勝利戦6着って…」「今日一番堅いと思ったのに」とグランデのまさかの着外に驚きを隠せないファンが多数見られた。

 一方、前走に引き続き騎乗した坂井瑠星騎手は、「返し馬から前回の雰囲気はなかったです。4角では脚がなくなっていました」と状態面に言及した。

 グランデの敗因については定かではないが、次走こそ「重賞3着馬」の名に恥じないレースに期待したい。

(文=寺沢アリマ)

<著者プロフィール>
大手スポーツ新聞社勤務を経て、編集部所属のライターへ。サラ系・ばん馬のどちらも嗜む二刀流で「競馬界の大谷翔平」を目指すも収支はマイナス。好きな競走馬はホクショウマサル。目指すは馬券的中31連勝だが、自己ベストは6連勝と道は険しい…。

JRA「毛色の再現が困難」で落選!? アイドルホースオーディション堂々の「トップ10入り」ソダシ母が“諸事情”でまさかの無念……

 31日、ファン投票の上位5頭が「ぬいぐるみ化」される『京都競馬場Presents アイドルホースオーディション』のSTEP2の投票が始まった。わずか5日間の投票期間ながら17万票を超える票数を集めたSTEP1を通過した10頭は下記の通りだ。

オグリキャップ
カレンブーケドール
キセキ
サイレンススズカ
ステイゴールド
トウカイテイオー
メジロマックイーン
メロディーレーン
ヨシオ
ライスシャワー
※五十音順

 先日900万ダウンロードを突破した大人気競馬アプリ『ウマ娘 プリティーダービー』(Cygames)の登場キャラクターからはオグリキャップ、サイレンススズカ、トウカイテイオー、メジロマックイーン、ライスシャワーの5頭が選出。従来の人気も然ることながら、やはりメガヒットを続ける『ウマ娘』の影響は小さくはないだろう。

 ただ、この5頭は当然ながら「すでにぬいぐるみ化されているが、現在ターフィー通販クラブで販売されていない競走馬」である。

 一方で「これまでにぬいぐるみ化されていない競走馬」として、ファンにとっては今回の投票に懸かっているのがカレンブーケドール、メロディーレーン、ヨシオなどの面々だ。

「G1・2着が3度もあるカレンブーケドールは『いつ重賞を勝ってもおかしくない存在』と言われ続けながらも、3歳春のスイートピーS(L)を最後に2年以上、勝利から見放されています。

また小柄で有名なメロディーレーンも、主な勝ち鞍は海の中道特別(2勝クラス)。重賞では得意の長距離戦でも掲示板(5着以内)がやっとという状況です。

昨年のジャパンC(G1)とチャンピオンズC(G1)を連闘するなど、積極的な挑戦が話題を呼んでいるヨシオも、主な勝ち鞍はジャニュアリーS(OP)と競走成績としては目立った活躍ができていません。

必ずしもというわけではないと思いますが、伝統的にJRAでぬいぐるみ化されるのは重賞勝ち馬のみ。そう考えると、この3頭のぬいぐるみ化を希望するファンからすれば『ここしかない』という思いでしょうね。

実績面では他7頭のライバルたちに劣るかもしれませんが、ファン投票なら思わぬ善戦も十分に期待できると思います」(競馬誌ライター)

 一方で、ファンの「ここしかない」という猛プッシュを受けながらも“特殊な事情”で、無念の落選となってしまった馬がいる。第9位にランクインしたブチコだ。

 今春、史上初の白毛のクラシックホースに輝いた桜花賞馬のソダシの母として、再びファンの注目を集めたブチコ。その名が示す通り、白毛に茶色のブチ模様が交ざった極めて珍しい毛色を持つだけに、競馬ファンにとってもぬいぐるみ化は待望だったようだ。

 だが、JRA(日本中央競馬会)の京都競馬場によると「毛色の再現が困難であり、アイドルホース(ぬいぐるみ)を製作した場合の類似性が著しく低下することが判明した」とのことで、代わって11位の馬が繰り上がり。9位のブチコは無念の落選となったようだ。

 ただ、実は一方でブチコは「すでに、ぬいぐるみ化されている」という声もあるから驚きだ。

「どうやら過去に、サンリオの人気キャラクター・ハローキティとのコラボ商品となる『お馬deキティちゃん』シリーズで、ブチコがぬいぐるみとして登場したことがあるそうです。それも、見事にあのマーブル模様が再現されていたとか……。

そうなるとJRAの『“毛色の再現が困難”という話はどうなんだ?』ということになりますが、どうやら規格的な問題があるようですね。

というのも、今回ぬいぐるみ化されるのは『アイドルホース(レギュラーサイズ)』と同規格で『お馬deキティちゃん』よりも一回りほど大きいサイズになるとか。予算的な問題もあるでしょうし、JRAにとっても断腸の思いだったのではないでしょうか」(同)

 実際にJRAからも「今回のアイドルホースにつきましては、製作過程の都合上、定められた仕様からの大きな変更が難しく、その再現性には限界があることから、このようなご報告をすることとなりました」との説明が。

「ご投票いただきました皆様のご期待にお応えできず、誠に申し訳ございません」と、やはり断念せざるを得なかったようだ。

 そのあまりに複雑すぎる毛色から、まさかの落選となってしまったブチコ。残念ながら、一部のファンの思いが届かない結果となってしまったが、最終的な上位5頭のぬいぐるみ化は今後も小さくはない注目を集めることになりそうだ。

(文=銀シャリ松岡)

<著者プロフィール>
 天下一品と唐揚げ好きのこってりアラフォー世代。ジェニュインの皐月賞を見てから競馬にのめり込むという、ごく少数からの共感しか得られない地味な経歴を持つ。福山雅治と誕生日が同じというネタで、合コンで滑ったこと多数。良い物は良い、ダメなものはダメと切り込むGJに共感。好きな騎手は当然、松岡正海。

JRA「毛色の再現が困難」で落選!? アイドルホースオーディション堂々の「トップ10入り」ソダシ母が“諸事情”でまさかの無念……

 31日、ファン投票の上位5頭が「ぬいぐるみ化」される『京都競馬場Presents アイドルホースオーディション』のSTEP2の投票が始まった。わずか5日間の投票期間ながら17万票を超える票数を集めたSTEP1を通過した10頭は下記の通りだ。

オグリキャップ
カレンブーケドール
キセキ
サイレンススズカ
ステイゴールド
トウカイテイオー
メジロマックイーン
メロディーレーン
ヨシオ
ライスシャワー
※五十音順

 先日900万ダウンロードを突破した大人気競馬アプリ『ウマ娘 プリティーダービー』(Cygames)の登場キャラクターからはオグリキャップ、サイレンススズカ、トウカイテイオー、メジロマックイーン、ライスシャワーの5頭が選出。従来の人気も然ることながら、やはりメガヒットを続ける『ウマ娘』の影響は小さくはないだろう。

 ただ、この5頭は当然ながら「すでにぬいぐるみ化されているが、現在ターフィー通販クラブで販売されていない競走馬」である。

 一方で「これまでにぬいぐるみ化されていない競走馬」として、ファンにとっては今回の投票に懸かっているのがカレンブーケドール、メロディーレーン、ヨシオなどの面々だ。

「G1・2着が3度もあるカレンブーケドールは『いつ重賞を勝ってもおかしくない存在』と言われ続けながらも、3歳春のスイートピーS(L)を最後に2年以上、勝利から見放されています。

また小柄で有名なメロディーレーンも、主な勝ち鞍は海の中道特別(2勝クラス)。重賞では得意の長距離戦でも掲示板(5着以内)がやっとという状況です。

昨年のジャパンC(G1)とチャンピオンズC(G1)を連闘するなど、積極的な挑戦が話題を呼んでいるヨシオも、主な勝ち鞍はジャニュアリーS(OP)と競走成績としては目立った活躍ができていません。

必ずしもというわけではないと思いますが、伝統的にJRAでぬいぐるみ化されるのは重賞勝ち馬のみ。そう考えると、この3頭のぬいぐるみ化を希望するファンからすれば『ここしかない』という思いでしょうね。

実績面では他7頭のライバルたちに劣るかもしれませんが、ファン投票なら思わぬ善戦も十分に期待できると思います」(競馬誌ライター)

 一方で、ファンの「ここしかない」という猛プッシュを受けながらも“特殊な事情”で、無念の落選となってしまった馬がいる。第9位にランクインしたブチコだ。

 今春、史上初の白毛のクラシックホースに輝いた桜花賞馬のソダシの母として、再びファンの注目を集めたブチコ。その名が示す通り、白毛に茶色のブチ模様が交ざった極めて珍しい毛色を持つだけに、競馬ファンにとってもぬいぐるみ化は待望だったようだ。

 だが、JRA(日本中央競馬会)の京都競馬場によると「毛色の再現が困難であり、アイドルホース(ぬいぐるみ)を製作した場合の類似性が著しく低下することが判明した」とのことで、代わって11位の馬が繰り上がり。9位のブチコは無念の落選となったようだ。

 ただ、実は一方でブチコは「すでに、ぬいぐるみ化されている」という声もあるから驚きだ。

「どうやら過去に、サンリオの人気キャラクター・ハローキティとのコラボ商品となる『お馬deキティちゃん』シリーズで、ブチコがぬいぐるみとして登場したことがあるそうです。それも、見事にあのマーブル模様が再現されていたとか……。

そうなるとJRAの『“毛色の再現が困難”という話はどうなんだ?』ということになりますが、どうやら規格的な問題があるようですね。

というのも、今回ぬいぐるみ化されるのは『アイドルホース(レギュラーサイズ)』と同規格で『お馬deキティちゃん』よりも一回りほど大きいサイズになるとか。予算的な問題もあるでしょうし、JRAにとっても断腸の思いだったのではないでしょうか」(同)

 実際にJRAからも「今回のアイドルホースにつきましては、製作過程の都合上、定められた仕様からの大きな変更が難しく、その再現性には限界があることから、このようなご報告をすることとなりました」との説明が。

「ご投票いただきました皆様のご期待にお応えできず、誠に申し訳ございません」と、やはり断念せざるを得なかったようだ。

 そのあまりに複雑すぎる毛色から、まさかの落選となってしまったブチコ。残念ながら、一部のファンの思いが届かない結果となってしまったが、最終的な上位5頭のぬいぐるみ化は今後も小さくはない注目を集めることになりそうだ。

(文=銀シャリ松岡)

<著者プロフィール>
 天下一品と唐揚げ好きのこってりアラフォー世代。ジェニュインの皐月賞を見てから競馬にのめり込むという、ごく少数からの共感しか得られない地味な経歴を持つ。福山雅治と誕生日が同じというネタで、合コンで滑ったこと多数。良い物は良い、ダメなものはダメと切り込むGJに共感。好きな騎手は当然、松岡正海。

クラシックオーケストラ、なぜ超厳格な感染対策?ウーバーイーツで生計を維持する音楽家も

 東京2020オリンピック競技大会が開幕し、日本選手のメダルラッシュに僕も感動の毎日です。新型コロナウイルスの感染が拡大するなかで大会が開催されたことについて、各メダリストがインタビューの際に感謝の言葉を述べていることにも心が動かされます。

 スポーツ選手も、オリンピック開催前の中止論議のなかでトレーニングを積むのは、苦しい時間だったと思います。かく言う指揮者の僕も、特に昨年、コンサートがキャンセル続きだった頃には本当に参りました。

 開催されるかわからないコンサートのために、なんとかモチベーションを保ちながら、必死に一日中スコアを勉強する日々がずっと続き、公演ギリギリになって、マネージャーからコンサート中止の連絡が届く。僕はがっくりと肩を落として、勉強をしていたスコアを楽譜棚に戻す――。そんなことが連続しました。

 それは、ほかの指揮者や、朝から晩まで練習をしているソリスト、オーケストラの団員や歌手も同じだったと思います。

 運悪く感染してしまったら仕方がないわけですが、同じく怖いのは濃厚接触者になることです。2週間の外出自粛となり、感染していなくても仕事はすべてキャンセル。もちろん、指揮者やソリストは収入がゼロになります。そんなわけで、音楽家の感染症対策は一般の方よりもしっかりとやっているように思いますし、僕が知る限り、日本人の指揮者やソリストで新型コロナに感染した人はいません。

 これはオーケストラ楽員も同じです。それこそ本番直前になって、特に管打楽器奏者の1人でも欠けてしまったらオーケストラは演奏できなくなるだけでなく、そもそもコンサート自体も中止になってしまいます。

オーケストラの感染対策

 もちろん現在では、新型コロナ感染症への対処法もわかってきたので、オーケストラも盛んに演奏を繰り広げて多くの音楽ファンの耳を楽しませていますが、読者の皆様がオーケストラコンサートに行かれた場合、「ちゃんと感染症対策をしているの?」と疑問に感じるかもしれません。

 会場に着いた観客は、チケットの半券を自分でちぎって所定の箱に入れるだけでなく、別紙に住所や電話番号を座席番号と一緒に書いて提出し、プログラムすらも自分で取るので、ホール係員との接触はありません。入場する際の検温消毒は言うまでもなく、演奏会中もマスク着用が求められます。そんななか、ステージを見てみると、オーケストラはマスクもなく、これまで通り密集して弾いているように見えるのです。

 しかしながら、それは見た目だけです。もし、ドローンで上から眺めたとしたら、しっかりと感染症対策が施されていることに気づくでしょう。

 まず、オーケストラの場合は楽員全員が指揮者を向いて演奏しているので、楽員同士は対面しません。弦楽器や打楽器奏者であっても政府基準の1m程度の間隔をあけ、楽器に呼気を吹き込む管楽器奏者は1.5m程度の間隔を取ることが多いのです。これは通常の配置よりもかなり広げているため、演奏に支障が出るか出ないかギリギリで、最初のころは戸惑いも多くありました。オーケストラを使った実証実験では、演奏を通して、それほど飛沫が飛ばないことがわかっているのですが、やはり念には念を入れて厳しい対策をしています。

 ただ、例外は指揮者で、すべての楽員と対面することになるので、オーケストラとは2m近く距離を取ることとなり、普段よりも孤独感が増しています。

 オーケストラは一般的に、演奏会中には会話をしないためマスクを着用していないのですが、時にはマスクをしなくてはならないコンサートもあり、見ていると苦しそうです。音楽も体力勝負なのです。

 もちろんリハーサル中には、マスクをすると演奏が不可能な管楽器も、自分の出番ではない時にはできるだけマスクをします。ステージ以外では一般社会と同じようにマスク着用していることは言うまでもありません。会場入りする際の検温・消毒はもちろん、本番直前の舞台裏では、まるでスーパーマーケットのレジ前のように、楽員が間隔をあけて並んでいます。管楽器奏者はステージにタオルなどを持っていき、そのタオルで楽器にたまった水分を吸い取り、決して舞台上には落とさないくらいの徹底ぶりなのです。

 舞台スタッフも、演奏前後に楽員が使用する椅子の消毒に大忙しです。病院ほどではないにせよ、かなり厳しい基準を設けており、オーケストラ内での感染拡大の例は、日本で聞いたことがありません。そんな努力のお陰で、毎晩のように日本のどこかで大感動のオーケストラコンサートが繰り広げられているのです。

音楽家の目に見えない”報酬”

 やっと通常に戻ってきつつあるオーケストラですが、この1年間、音楽だけでなく演劇も含めた舞台芸術は大きな打撃を受け続けました。今年2月までの1年間で公演中止、入場者制限により失われた売り上げは、音楽で3800億円、演劇やミュージカルのステージでは1600億円に上ります(ぴあ総研調査)。これは大きな打撃で、音楽は90%、舞台では76%の収入が失われたことになります。

 僕も回答した昨年秋に行われた文化庁のアンケート集計では、昨年3月から8月の間、収入がまったくなくなった文化芸術関係者は40%にも上り、79.8%は「決まっていた仕事がなくなった」と回答したそうで、フリーの音楽家はウーバーイーツなどで配達をしながら、食いつないでいると聞くことがあります。

 指揮者も、基本的にはフリーの音楽家です。ソリストはそもそも独りぼっちです。音楽事務所に所属していても、そこから毎月の給料をもらうのではなく、演奏会がなければ収入はゼロ。演奏会のための楽譜代、研究費、リハーサル場レンタルなどの必要経費をどこかに請求できるわけでもありません。

 もし演奏会の準備として研究や練習時間に長い時間を費やしたとしても、その分を時給換算して報酬として得られるわけではありませんし、あくまでもコンサート出演料が唯一の収入です。つまり、コンサートがキャンセルとなることは、演奏ができないというだけでなく、収入がなくなるどころか、むしろマイナスとなるのが指揮者やソリストという職業なのです。

 給料、ボーナス、退職金などフリーの音楽家には無縁ですし、定休日や有給休暇に至ってはなんのことやら。深夜になるまで必死で練習しても、タイムカードがあるわけでもありません。仮にあったとしても、当然ながら残業代が出るわけではないのです。

 しかし、そんな大変な仕事をなぜ続けているのかといえば、目に見えない報酬があるからなのです。特に現在、なんとかコンサートを開催できたときに、これまでとは違う強い観客の反応や、なかには涙ぐむ人までいるのを見ていると、心が震えるくらい感動します。そんな観客の方々ためにも今こそがんばろうと思いますし、観客の感動が、出演料にも増して大きなご褒美であり、舞台芸術家の役得でもあります。

 それでも、ひとつだけ会社員の方をうらやましく思うことがあります。指揮者は個人事業主である以前に、そもそも定年がないので、退職金は最初から考えていませんが、一度くらいはボーナスをもらってみたいものです。
(文=篠崎靖男/指揮者)

●篠﨑靖男
 桐朋学園大学卒業。1993年アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクールで最高位を受賞。その後ウィーン国立音楽大学で研鑽を積み、2000年シベリウス国際指揮者コンクール第2位受賞。
 2001年より2004年までロサンゼルス・フィルの副指揮者を務めた後、英ロンドンに本拠を移してヨーロッパを中心に活躍。ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、BBCフィルハーモニック、ボーンマス交響楽団、フランクフルト放送交響楽団、フィンランド放送交響楽団、スウェーデン放送交響楽団など、各国の主要オーケストラを指揮。
 2007年にフィンランド・キュミ・シンフォニエッタの芸術監督・首席指揮者に就任。7年半にわたり意欲的な活動でオーケストラの目覚ましい発展に尽力し、2014年7月に勇退。
 国内でも主要なオーケストラに登場。なかでも2014年9月よりミュージック・アドバイザー、2015年9月から常任指揮者を務めた静岡交響楽団では、2018年3月に退任するまで正統的なスタイルとダイナミックな指揮で観客を魅了、「新しい静響」の発展に大きな足跡を残した。
 現在は、日本はもちろん、世界中で活躍している。エガミ・アートオフィス所属
オフィシャル・ホームページ http://www.yasuoshinozaki.com/

クラシックオーケストラ、なぜ超厳格な感染対策?ウーバーイーツで生計を維持する音楽家も

 東京2020オリンピック競技大会が開幕し、日本選手のメダルラッシュに僕も感動の毎日です。新型コロナウイルスの感染が拡大するなかで大会が開催されたことについて、各メダリストがインタビューの際に感謝の言葉を述べていることにも心が動かされます。

 スポーツ選手も、オリンピック開催前の中止論議のなかでトレーニングを積むのは、苦しい時間だったと思います。かく言う指揮者の僕も、特に昨年、コンサートがキャンセル続きだった頃には本当に参りました。

 開催されるかわからないコンサートのために、なんとかモチベーションを保ちながら、必死に一日中スコアを勉強する日々がずっと続き、公演ギリギリになって、マネージャーからコンサート中止の連絡が届く。僕はがっくりと肩を落として、勉強をしていたスコアを楽譜棚に戻す――。そんなことが連続しました。

 それは、ほかの指揮者や、朝から晩まで練習をしているソリスト、オーケストラの団員や歌手も同じだったと思います。

 運悪く感染してしまったら仕方がないわけですが、同じく怖いのは濃厚接触者になることです。2週間の外出自粛となり、感染していなくても仕事はすべてキャンセル。もちろん、指揮者やソリストは収入がゼロになります。そんなわけで、音楽家の感染症対策は一般の方よりもしっかりとやっているように思いますし、僕が知る限り、日本人の指揮者やソリストで新型コロナに感染した人はいません。

 これはオーケストラ楽員も同じです。それこそ本番直前になって、特に管打楽器奏者の1人でも欠けてしまったらオーケストラは演奏できなくなるだけでなく、そもそもコンサート自体も中止になってしまいます。

オーケストラの感染対策

 もちろん現在では、新型コロナ感染症への対処法もわかってきたので、オーケストラも盛んに演奏を繰り広げて多くの音楽ファンの耳を楽しませていますが、読者の皆様がオーケストラコンサートに行かれた場合、「ちゃんと感染症対策をしているの?」と疑問に感じるかもしれません。

 会場に着いた観客は、チケットの半券を自分でちぎって所定の箱に入れるだけでなく、別紙に住所や電話番号を座席番号と一緒に書いて提出し、プログラムすらも自分で取るので、ホール係員との接触はありません。入場する際の検温消毒は言うまでもなく、演奏会中もマスク着用が求められます。そんななか、ステージを見てみると、オーケストラはマスクもなく、これまで通り密集して弾いているように見えるのです。

 しかしながら、それは見た目だけです。もし、ドローンで上から眺めたとしたら、しっかりと感染症対策が施されていることに気づくでしょう。

 まず、オーケストラの場合は楽員全員が指揮者を向いて演奏しているので、楽員同士は対面しません。弦楽器や打楽器奏者であっても政府基準の1m程度の間隔をあけ、楽器に呼気を吹き込む管楽器奏者は1.5m程度の間隔を取ることが多いのです。これは通常の配置よりもかなり広げているため、演奏に支障が出るか出ないかギリギリで、最初のころは戸惑いも多くありました。オーケストラを使った実証実験では、演奏を通して、それほど飛沫が飛ばないことがわかっているのですが、やはり念には念を入れて厳しい対策をしています。

 ただ、例外は指揮者で、すべての楽員と対面することになるので、オーケストラとは2m近く距離を取ることとなり、普段よりも孤独感が増しています。

 オーケストラは一般的に、演奏会中には会話をしないためマスクを着用していないのですが、時にはマスクをしなくてはならないコンサートもあり、見ていると苦しそうです。音楽も体力勝負なのです。

 もちろんリハーサル中には、マスクをすると演奏が不可能な管楽器も、自分の出番ではない時にはできるだけマスクをします。ステージ以外では一般社会と同じようにマスク着用していることは言うまでもありません。会場入りする際の検温・消毒はもちろん、本番直前の舞台裏では、まるでスーパーマーケットのレジ前のように、楽員が間隔をあけて並んでいます。管楽器奏者はステージにタオルなどを持っていき、そのタオルで楽器にたまった水分を吸い取り、決して舞台上には落とさないくらいの徹底ぶりなのです。

 舞台スタッフも、演奏前後に楽員が使用する椅子の消毒に大忙しです。病院ほどではないにせよ、かなり厳しい基準を設けており、オーケストラ内での感染拡大の例は、日本で聞いたことがありません。そんな努力のお陰で、毎晩のように日本のどこかで大感動のオーケストラコンサートが繰り広げられているのです。

音楽家の目に見えない”報酬”

 やっと通常に戻ってきつつあるオーケストラですが、この1年間、音楽だけでなく演劇も含めた舞台芸術は大きな打撃を受け続けました。今年2月までの1年間で公演中止、入場者制限により失われた売り上げは、音楽で3800億円、演劇やミュージカルのステージでは1600億円に上ります(ぴあ総研調査)。これは大きな打撃で、音楽は90%、舞台では76%の収入が失われたことになります。

 僕も回答した昨年秋に行われた文化庁のアンケート集計では、昨年3月から8月の間、収入がまったくなくなった文化芸術関係者は40%にも上り、79.8%は「決まっていた仕事がなくなった」と回答したそうで、フリーの音楽家はウーバーイーツなどで配達をしながら、食いつないでいると聞くことがあります。

 指揮者も、基本的にはフリーの音楽家です。ソリストはそもそも独りぼっちです。音楽事務所に所属していても、そこから毎月の給料をもらうのではなく、演奏会がなければ収入はゼロ。演奏会のための楽譜代、研究費、リハーサル場レンタルなどの必要経費をどこかに請求できるわけでもありません。

 もし演奏会の準備として研究や練習時間に長い時間を費やしたとしても、その分を時給換算して報酬として得られるわけではありませんし、あくまでもコンサート出演料が唯一の収入です。つまり、コンサートがキャンセルとなることは、演奏ができないというだけでなく、収入がなくなるどころか、むしろマイナスとなるのが指揮者やソリストという職業なのです。

 給料、ボーナス、退職金などフリーの音楽家には無縁ですし、定休日や有給休暇に至ってはなんのことやら。深夜になるまで必死で練習しても、タイムカードがあるわけでもありません。仮にあったとしても、当然ながら残業代が出るわけではないのです。

 しかし、そんな大変な仕事をなぜ続けているのかといえば、目に見えない報酬があるからなのです。特に現在、なんとかコンサートを開催できたときに、これまでとは違う強い観客の反応や、なかには涙ぐむ人までいるのを見ていると、心が震えるくらい感動します。そんな観客の方々ためにも今こそがんばろうと思いますし、観客の感動が、出演料にも増して大きなご褒美であり、舞台芸術家の役得でもあります。

 それでも、ひとつだけ会社員の方をうらやましく思うことがあります。指揮者は個人事業主である以前に、そもそも定年がないので、退職金は最初から考えていませんが、一度くらいはボーナスをもらってみたいものです。
(文=篠崎靖男/指揮者)

●篠﨑靖男
 桐朋学園大学卒業。1993年アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクールで最高位を受賞。その後ウィーン国立音楽大学で研鑽を積み、2000年シベリウス国際指揮者コンクール第2位受賞。
 2001年より2004年までロサンゼルス・フィルの副指揮者を務めた後、英ロンドンに本拠を移してヨーロッパを中心に活躍。ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、BBCフィルハーモニック、ボーンマス交響楽団、フランクフルト放送交響楽団、フィンランド放送交響楽団、スウェーデン放送交響楽団など、各国の主要オーケストラを指揮。
 2007年にフィンランド・キュミ・シンフォニエッタの芸術監督・首席指揮者に就任。7年半にわたり意欲的な活動でオーケストラの目覚ましい発展に尽力し、2014年7月に勇退。
 国内でも主要なオーケストラに登場。なかでも2014年9月よりミュージック・アドバイザー、2015年9月から常任指揮者を務めた静岡交響楽団では、2018年3月に退任するまで正統的なスタイルとダイナミックな指揮で観客を魅了、「新しい静響」の発展に大きな足跡を残した。
 現在は、日本はもちろん、世界中で活躍している。エガミ・アートオフィス所属
オフィシャル・ホームページ http://www.yasuoshinozaki.com/

パチスロ初代『ミリオンゴッド』で閉店間際が“鉄火場”に!!【濱マモルの のほほんコラムVol.107~閉店間際のミリオンゴッド~】

 取り切れずヤメに関することを書いた前回のコラムは、ありがたいことにそれなりの反響があったようで、いくつかのメッセージをいただいた。

 どれも「取り切れずヤメは絶対に嫌だ」といった内容で、やはり閉店時間での強制終了は大損。つくづく夕方以降は残り時間を考慮しながら押し退きを判断しなければならないなぁと感じた次第だが、4号機時代は閉店補償をしてくれるホールもあった。

 補償のルールはホールによって様々で、足繁く通っていたホールのそれは1G純増枚数×残りATゲーム数。つまり、1G純増8.0枚のATで残りゲーム数100Gならば800枚のコインをもらえたわけで、そうなると取り切れずヤメの心配は一切なく、閉店を迎える瞬間まで迷いなく打ち続けることができた。

 それどころか、仮に閉店ギリギリで大量ATゲーム数を獲得できれば一発逆転の可能性も十分にある。むしろ、懐さえ許せば撤退の理由などないわけで、そんな中、閉店間際に圧倒的な人気を誇ったのが初代『ミリオンゴッド』であった。

 出玉増加の主軸を担うのはゴッドゲーム(GG)と呼ばれるAT機能で、主にリプレイ4連続時、或いは逆押し黄7成立時の抽選クリアで当選する。このGGは50G継続、約500枚の獲得が見込め、これがG-ZONEなどを経て連チャンすることでコインが一気に吐き出される仕組みなのだが、閉店間際に座った客が狙っていたのは無論、このGGにあらず。発動した時点でGG「500G」、約5,000枚の大量コインを得られる「プレミアムゴッドゲーム」の降臨を信じてレバーを叩いていたのである。

 理論上、1G純増は約9.65枚とされていたが、そのホールは10枚で換算。よって、首尾よく引き当てられれば閉店間際でも5,000枚が補償されるわけで、いつの間にやら、この美味しすぎる補償システムを聞きつけた客が集まるようになり、シマは連日、閉店間際とは思えぬほどの鉄火場と化したのであった。

 ただ、閉店時間が迫るとやたらAT性能が跳ね上がるのは取り切れずヤメの悲劇が背中合わせだからこその事象であり、補償という切り札を持ち合わせた場合は、これがまた面白いように引けない。

 その上、当初は数人だったシマが先述のように鉄火場と化したことで一発逆転を狙うならば閉店1時間以上前にシマへ移動しなければ座れなくなり、結果、大逆転どころか4万円以上を溶かして席を立つこともしばしば。そんなことを繰り返すうちに無駄な負債が蓄積され、変な夢を見るのはヤメようと、『ミリオンゴッド』のシマへの移動を自粛するようにしたのであった。

 ご存じの通り、現在、閉店時の補償は禁止されている。振り返れば信じられないサービスだったが、実際にGODを引き当てた猛者は少なかったし、きっとホールは大幅プラスだったように思える。

 人間、欲に駆られるとロクなことがない。そう考えると、閉店補償の禁止による取り切れずヤメのリスクは、意外と悪くないことなのかもしれない。

(文=濱マモル)

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 補償のルールはホールによって様々で、足繁く通っていたホールのそれは1G純増枚数×残りATゲーム数。つまり、1G純増8.0枚のATで残りゲーム数100Gならば800枚のコインをもらえたわけで、そうなると取り切れずヤメの心配は一切なく、閉店を迎える瞬間まで迷いなく打ち続けることができた。

 それどころか、仮に閉店ギリギリで大量ATゲーム数を獲得できれば一発逆転の可能性も十分にある。むしろ、懐さえ許せば撤退の理由などないわけで、そんな中、閉店間際に圧倒的な人気を誇ったのが初代『ミリオンゴッド』であった。

 出玉増加の主軸を担うのはゴッドゲーム(GG)と呼ばれるAT機能で、主にリプレイ4連続時、或いは逆押し黄7成立時の抽選クリアで当選する。このGGは50G継続、約500枚の獲得が見込め、これがG-ZONEなどを経て連チャンすることでコインが一気に吐き出される仕組みなのだが、閉店間際に座った客が狙っていたのは無論、このGGにあらず。発動した時点でGG「500G」、約5,000枚の大量コインを得られる「プレミアムゴッドゲーム」の降臨を信じてレバーを叩いていたのである。

 理論上、1G純増は約9.65枚とされていたが、そのホールは10枚で換算。よって、首尾よく引き当てられれば閉店間際でも5,000枚が補償されるわけで、いつの間にやら、この美味しすぎる補償システムを聞きつけた客が集まるようになり、シマは連日、閉店間際とは思えぬほどの鉄火場と化したのであった。

 ただ、閉店時間が迫るとやたらAT性能が跳ね上がるのは取り切れずヤメの悲劇が背中合わせだからこその事象であり、補償という切り札を持ち合わせた場合は、これがまた面白いように引けない。

 その上、当初は数人だったシマが先述のように鉄火場と化したことで一発逆転を狙うならば閉店1時間以上前にシマへ移動しなければ座れなくなり、結果、大逆転どころか4万円以上を溶かして席を立つこともしばしば。そんなことを繰り返すうちに無駄な負債が蓄積され、変な夢を見るのはヤメようと、『ミリオンゴッド』のシマへの移動を自粛するようにしたのであった。

 ご存じの通り、現在、閉店時の補償は禁止されている。振り返れば信じられないサービスだったが、実際にGODを引き当てた猛者は少なかったし、きっとホールは大幅プラスだったように思える。

 人間、欲に駆られるとロクなことがない。そう考えると、閉店補償の禁止による取り切れずヤメのリスクは、意外と悪くないことなのかもしれない。

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