9.12 WEリーグ開幕

日本で「女子サッカー選手」という職業がついに誕生!

9月12日に開幕する日本初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」。WE(みんな)は、サッカーというものを通じて、社会におけるさまざまなカタチのWomen Empowermentの実現を目指している。このリーグについて、岡島喜久子チェアとマーケティング部マネージャーとしてリーグを支える中倉あかね氏に話を聞いた。

岡島チェア

──お二人ともサッカーをされていたそうですが、なぜ、サッカーを選ばれたんですか?

岡島:やって面白い、見ていて面白いスポーツだからです。私がサッカーをやり始めた当時は、「三菱ダイヤモンドサッカー」というテレビ番組があって、ヨーロッパなどのサッカーを放映していたんですよ。で、スポーツとしてこんなに面白いものはないというほど、サッカーにすごく魅力を感じました。私は、もともと運動神経がよかったので、男子の中でサッカーをしていても、別に違和感はなかったんです。蹴れない、走れないという感じはなかったので、サッカーをやっていたというところがあります。

中倉:みんなの応援を背負って戦う選手がかっこいい!最初に親に連れていってもらったJリーグの試合でサポーターの熱気とか、その応援の声を背負って戦う選手がすごくかっこよく見えて、そのとき男女の境目がなくて、「わたしもああなりたい!」「サッカー始めたい!」と思いました。

中倉あかね氏
中倉あかね氏

中倉:もし、最初の試合で見たのが「女子サッカー選手」だったとしたら、本当に自分の将来の夢として捉えて、ずっとサッカーを続けたかもしれません。私は高校生になって「サッカー選手」というのが職業として現実的じゃなかったというのが正直あるんですね。そういう意味でWEリーグができて私みたいに途中であきらめちゃう子じゃなくて、最後まで職業としての「サッカー選手」を目指す女の子たちが増えるといいなと思っています。

──サッカーをするにあたって、どんな苦労がありましたか?

中倉:中学校では女子一人で、試合も出られなかったですし、たまに練習試合に出たりすると、「あそこのサイド女子だから狙え」と相手のチームの監督から言われたり、悔しい思いもしました。女子一人なので更衣室もなくて、服の中で服を着替えるというのをやっていて、なぜやめようと思わなかったかというと、純粋にサッカーが好きでサッカー選手がかっこいい、ああなりたいという気持ちがあったからだと思います。

高校では、たまたま女子サッカー部があって。ちょうど、2011年でなでしこジャパンが優勝して、女子サッカーの認知やサッカー部が増えていった時期だったんです。トップが強くなることで、普及の裾野拡大に与える影響を肌で感じましたね。私は、高校以降競技そのものからは遠ざかりましたが、だからこそ、サッカーにたくさんの女の子が触れたり、プレーできる環境づくりをしたいと思っています。

中倉あかね氏 学生時代

岡島:一番初めに壁にぶつかったと感じたのは、1977年にアジアサッカー連盟主催の国際大会に出場したときでした。台湾で行われたその大会にFCジンナンという単独チームで参加したのですが、その当時、女子はいないものとされていたので、サッカー協会には登録がなかったんです。

日本を代表していたのに、胸に日の丸をつけることができず、袖につけて出場しました。シンガポールやタイなどは代表チームがあるのに、日本にはなぜ代表チームがないんだろう。これがきっかけになり、台湾から帰って、女子の日本代表チームをつくろうと思いました。台湾の試合から2年後、私が大学2年生のときに、日本女子サッカー連盟をつくりました。

岡島氏 選手時代

もちろん、私一人でつくったわけではありません。その当時、三菱重工が女子チームをもっていたので、三菱重工にお力添えいただいて、三菱を中心に女子サッカー連盟が誕生し、私がその初代理事メンバーになったのです。初年度の1979年は、女子チームの登録が51チームで900人ちょっとの規模でした。

他に苦労したことでいうと、グラウンドがありませんでした。河川敷で着替えるところもありません。泥がついたまま電車に乗って帰るか、3人でバスタオルを持ってもらってその中で順番に着替えるということをしていました。

「ジェンダー平等」「女性活躍」「みんなが主人公」を実現するリーグへ

──WEリーグは日本初の女子プロサッカーリーグですが、どんなリーグか教えていただけますか?

岡島:今まで「なでしこリーグ」というアマチュアのリーグが30年ほどありました。その中で、プロ契約をしているのが十数人。あとは、アマチュアとして仕事をしながら、サッカーをやっていくカタチでした。それが、今年からは250名のWEリーガーが生まれて、「女子サッカー選手」という仕事ができるようになりました。

スポーツリーグとしての特長は、社会的な意義をはっきり打ち出しているところです。Jリーグが始まるときも、スポーツを文化にするという意義を持っていたんですが、WEリーグの場合は、「ジェンダー平等」「女性活躍」を目指しています。

中倉:WEリーグは、女子サッカーがスポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ一人一人が輝く社会の実現、発展に貢献するという理念を掲げています。WomenをEmpowermentする、WomenがEmpowermentされるリーグでありながらも、女性やWEリーグから社会へ矢印を向けて、社会全体をポジティブな方向へ回していこうという気持ちを込めてつくったリーグ名および理念です。この社会的意義をサッカーリーグ、サッカー事業としてだけではなく、社会的な側面も含めて両輪で回していくことが大切だと思っています。

──具体的なアクション、活動について今どういう計画をされていますか?

岡島:まずクラブの参入基準として、スタッフの50%を女性にすることを定めています。さらに、役員、取締役など意思決定をする人にかならず女性を1名入れる。監督、コーチもかならず1人女性を入れることも参入基準に含めています。試合会場には、託児所を作るなど女性目線を入れています。

さらに、WEリーグには理念推進部という部が事務局にあって、クラブには理念推進担当をつくってもらっています。11クラブでリーグ戦を戦いますから、1クラブは必ずお休みになります。その1クラブは、理念推進活動ということで、地域のコミュニティとまず話をして、課題を見つけたり、始めは小学生や中学生にサッカーを教えるなど、選手が中心となって活動していきます。

また、WEリーガークレドというものを選手とともにつくりました。選手の言葉で、行動規範を定めています。初めは、「一人の女の子のためにプレーをする」と言っていたんですが、選手がミーティングを繰り返すうちに、一人の子供や女の子だけじゃないよね、大人もいるし、男性や男の子もいるよねということで、「みんなが主人公になるためにプレーする」になりました。議論を繰り返す中で選手の意識もどんどん進化しています。SNSの発信を見てもわかるように、そういった結果がもう出ていると思います。

みんなで、コレクティブインパクトを生みたい

──岡島チェアのお話にあるアクションを通して、どんなムーブメントをつくりたいですか?

中倉:「WE ACTION」という名称で社会活動を行っていくんですが、クラブ・選手が行う理念推進活動「WE ACTION DAY」の他に、パートナー企業の各社のみなさんと社会課題を把握し、何ができるかを考える「WE ACTION MEETING」という活動を予定しています。選手、クラブ、WEリーグ、パートナーがインクルーシブに横に手を取り合って、輪を広げていくような社会的パワーをつくっていくプラットフォームになることをWEリーグとしては目指しています。

──サッカーの魅力って、ずばりなんでしょうか?

中倉:ボールが1個あれば始められます。ルールも比較的簡単なので、初めての人でも観戦しやすいですよね。世界を見渡したときに競技人口が多いというのも魅力の一つだと思います。

岡島:プレーする面でいいますと、足でボールを扱うというのはサッカー以外ではあまりやらないですよね。やっているうちにどんどんできるようになっていくんですね。そして、足でボールを蹴ることは非常に気持ちいいことです。

もう一つは、サッカーの戦術的なところです。将棋みたいに、「次の次」の一手を考えてパスをします。この選手にパスをすればセンタリングをあげやすいなど自分のプレーがどう流れをつくるかを頭で考えながら、(監督に言われてやるのではなく)自分で考えて判断していくんです。これがサッカーの大きな魅力だと思います。

会見に臨む岡島喜久子チェア
会見に臨む岡島喜久子チェア

──開幕に向けて、楽しみにしていること、注目していることは?

岡島:一つは、外国人選手です。9月12日に7名をお披露目します。リーグとして世界一を目指すには、海外からトップ選手に来てほしいです。名前のすごく知れた選手はまだですが、その国の代表レベルの選手は来ます。ここは、今までの「なでしこリーグ」とは少し違うところだと思います。

もう一つは、パートナーとの取り組みです。Yogiboさんがタイトルパートナーなんですが、Yogiboクッションを選手のすぐ横に置いて、砂かぶりならぬ、「芝かぶりシート」をノエビアスタジアム神戸の開幕戦の試合から始めます。

それから、センサリールームというものを作ります。発達障がいのあるお子さんで、例えば知らない人の中に入ると怖い、光や大きな音に反応してしまい大声を出してしまう。そういったファミリーにもサッカーを楽しんでいただくために、ノエビアスタジアム神戸の防音設備のある部屋に2ファミリーずつ招待して、Yogiboのクッションシートに座ってゆったり試合を見てもらう取り組みを始めます。試合が始まると一旦サッカーが中心になるのですが、各クラブの理念推進活動もとても楽しみにしています。

パートナー企業とのさまざまなコラボも

中倉:今回、X-girlさんがオフィシャルサプライヤーとして7クラブにユニフォームを提供していますが、今までサッカーに興味がなかった方でもファッションを通じての情報発信など違う情報の届け方もあるので、そこも注目していただきたいです。そして、やはり開幕するとサッカーリーグのパフォーマンスも見どころです。選手のポジティブなパワーをWEリーグとしてみなさんにとどけることができたらと思っています。

──スポーツの力を、どのように伝えていきたいですか?

岡島:サッカーの面では、サッカーをする女の子を増やしたい。それには、選手が目の前でプレーする姿を見てほしいというのはもちろんあります。スタジアムまで来ていただくために、サッカースクールや理念推進活動などを通じて、選手と接する機会をクラブとつくっていきたいと思っています。

選手の面では、引退後の道筋をちゃんとつくってあげたいと思っています。例えば、C級ライセンスを選手のうちに取るために、JFAの方から講師を派遣して、どこにも行く必要がなくC級ライセンスを取得できるカタチをつくっています。このような仕組みがあれば、選手時代にB級を取り、引退してすぐにA級を取得することで「なでしこリーグ」で監督ができるようになります。

また、女子サッカーをやろうという国が増えてきました。女子サッカーの先進国である日本に指導者の派遣要請がすごく多くきていると聞いています。引退した選手には、数年アジアの国に行って指導者としてサッカーを普及させ、アジアの国のサッカーを強くしてほしいと考えています。選手にとっても、全く違う国で数年生活するのもすごくいい経験だと思うので、道筋を整えているところです。

開幕直前のWEリーグ

女性が、一生サッカーとともに生きられる道を

──WEリーグの未来に向けて一言、お願いします。

岡島:女性にいっぱいスタジアムに来てほしいと思っています。アメリカだとファミリーが一番多いんですね。だから、歓声が高い声なんですよ。「なでしこリーグ」の試合を見に行くと、まだまだ30〜60代の男性がほとんどなので、歓声の声がすごく低いんです。

もっと高い声の応援も増えていくように、女性、子供、ファミリーがたくさんいるスタジアムの雰囲気をつくっていきたいと思っています。そのためには、サッカー以外のコンテンツがスタジアムにあるのも大切です。例えば、食べ物や服、お子さんが楽しめるイベントなどがあるスタジアムにしていきたいと思っています。

中倉:30年、50年、100年、WEリーグが続いていくことを常に目指し考えるリーグにならないと、女の子たちが目指したいと思えるリーグになれないと思っています。スポーツリーグでありながら、WE(Women Empowerment)リーグという名前を持っていますよね。

「Women Empowerment」は、「女性活躍」と訳されることが多いですが、私は「女性活躍」という言葉がしっくり来ていないんです。ジェンダー平等もそもそも女子とか男子とかじゃなくて、一人一人の個人を見ようよということをWEリーグでは伝えたいなと思っています。「Women Empowerment」の日本語訳が「女性活躍」にならない社会になる。そもそもなんで「WE」という名前にしたんだっけ、と社会から思われるくらいに、日本が変わっていく未来をWEリーグとしては目指していきたいと思っています。

WEアクション発表会

JRA 藤田菜七子「不発」得意の新潟で僅か2勝……頼みの綱コパノキッキングは武豊から「あの騎手」に乗り替わりで苦境に更なる追い討ちか

 暑い、熱い競馬が繰り広げられた夏開催も先週末をもって終了。各場のリーディングは札幌・横山武史騎手(20勝)、小倉・松山弘平騎手(21勝)、そして新潟は福永祐一騎手が15勝を挙げてそれぞれ獲得した。

 一方、夏の新潟開催でイマイチ振るわなかったのが、現在関東リーディング24位の藤田菜七子騎手だ。

 同騎手にとって新潟は、2019年に年間リーディングも獲得している得意の舞台。今夏も7週間フルに参戦し、奮闘が期待されていた。だが、63戦して僅か2勝と不発……。特に1番人気馬への騎乗はゼロ。開催を通して非常に厳しい戦いを強いられることとなった。

「今年は東京オリンピックが行われた影響もあって、小倉開催が一旦休止に。そのため例年であれば小倉をメインに騎乗していた福永騎手、川田将雅騎手、松山騎手らの関西のリーディング上位騎手が新潟競馬に参戦したため、一気に激戦区と化しました。

菜七子騎手が不振に終わった理由、また人気馬に騎乗できなかった背景には、あるいはそういった事情も含まれているのかもしれません」(競馬誌ライター)

 そもそも今年の菜七子騎手は今回の新潟開催に限らず、年間を通じて苦戦が続いている。

 先述の通り、新潟の年間リーディングを獲得し、自身のキャリアハイでもある43勝を挙げた19年は、夏競馬が終了した時点で27勝。それが今年は同時点で14勝と、勝ち星は約半分にまで減少。2月にはサウジアラビアに遠征したコパノキッキングがW.ビュイック騎手に乗り替わってリヤドダートスプリントを勝つなどの憂き目にもあっている。

 そのコパノキッキングは帰国後も菜七子騎手に手綱が戻らず、武豊騎手とのコンビで今月1日のサマーチャンピオン(G3)に出走。2番人気に支持されたが、勝ち馬のラプタスから1秒4と大きく差をつけられた3着と敗退した。

 だが同馬は昨年も武豊騎手とのコンビで同レースに出走しており、その後は再び菜七子騎手の元に戻っている。しかし、残念ながらコパノキッキングは次走の東京盃(G2)で、C.ルメール騎手と新コンビを結成することが先日発表された。

「もともと武豊騎手とコンビ続行のプランもあったようですが、同騎手の凱旋門賞(仏G1)参戦が決定。騎乗不可となったことから、同じエージェントでもあるルメール騎手に白羽の矢が立った格好です。

とはいえ、菜七子騎手も今年の成績がもう少し奮ってさえいれば、もしかしたらコパノキッキングの手綱が戻ってきていた可能性もあったかもしれませんね」(同)

 コパノキッキングは東京盃の後は、11月に金沢競馬場で行われるJBCスプリント(G1)に3年連続で参戦する予定。そちらの鞍上はまだ明らかにされていないが、実力で同馬の手綱を取り戻すためにも、菜七子騎手の秋競馬での奮闘に期待したいところだ。

(文=冨樫某)

<著者プロフィール>
キョウエイマーチが勝った桜花賞から競馬を見始める。まわりが学生生活をエンジョイする中、中央競馬ワイド中継と共に青春を過ごす。尊敬する競馬評論家はもちろん柏木集保氏。以前はネット中毒だったが、一回りして今はガラケーを愛用中。馬券は中穴の単勝がメイン、たまにWIN5にも手を出す。

パチンコ新台「7万発」「140連」の鮮烈デビュー! 悪魔の出玉力で覇権スペック最高峰を狙う!!

 ホットな新台をユーザーの感想を交えつつ掘り下げていくこのコーナー、【激アツ新台実戦JUDGEMENT】。今回のピックアップマシンはスピード狂時代で新たな覇権を狙わんとするニューカマー。悪魔の力で巻き起こす圧巻の出玉性能で高速連射タイプの最強を目指す『Pデビルマン~疾風迅雷~』(以下デビル疾風)だ。

 秒で当たって大連チャン。いま1番ホットなゲーム性が90%を超える継続率と3カウントで大当りが決着するスピードを武器にとてつもない連チャンと出玉を生み出すマシンとなる。その最高峰が大ヒットを記録した『P大工の源さん超韋駄天』(以下、韋駄源)である。

 この高速連射タイプである以上、この『韋駄源』との比較は避けられないのだが、ではニューギンが放つ最新機種『デビル疾風』はどうであろうか。まずは基本をおさらいしておこう。

 大当り確率が1/319.69のミドルタイプ。初当りの60%で時短3回転+残保留1個の「真悪魔RUSH」に突入。右打ち中の確率が1/2.04なのでRUSHの継続率は約93.2%という破格のループを手にすることができる。

 さらにそのRUSH中は最短1秒で大当りが発生する超速展開が持ち味で、まさに怒涛のごとく連チャンが押し寄せるのである。また、右打ち中大当りの30%が最大出玉となる1ラウンド約770発となり、一回あたりの出玉出力にも満足感が伴うようになっている。

『韋駄源』との比較においてはこの最大出玉比率がひとつのポイントで、『韋駄源』のほうが出玉数としては9ラウンド990発と200発ほど多くなっているが、割合が10%と違うと体感でも「よく引ける」と感じるファンは多いようで「フルラウンド30%はデカい」「けっこう引けるから源さんよりいいかも」との声も聞かれる。

 ただ、本機と『韋駄源』における最大の相違点は遊タイムである。この事実をもって「源さんの上位互換」「確実に当る遊タイムがあるの尊い」と評価の意見も見受けられた。

 遊タイムの発動契機は通常確率959回転消化とミドルタイプでも最も深いポイントに設定しているが、先述のとおり、電サポ回数が250回転なので実質的には遊タイム中の大当りが約束される。もちろん、右打ち中の大当りなので「RUSH突入」付き。

 遊タイムの到達に関しては残り300回転からカウトダウンしてくれるとの情報もあり、わりと良心的な設計といえよう。しかもボーダーを上回る台なら、まるまる950回転残っていてもプラスを期待できるという試算もあり、その出玉性能の優秀さを示している。

 大当り100回達成はもちろん、「終日で大当り201回到達」報告や「一撃140連超えで6万発」「7万発出た」といった驚異的な連チャン・出玉記録が続々と寄せられている。もちろん、スピード感も圧倒的で「15分で1万発軽く超える」「一瞬で3万5000発出た」と『疾風迅雷』の名前は伊達ではないことを証明している。

「遊タイムのある源さん」といった評価もあり、その優劣を決定的に量れるものではないが、確かなインパクトをファンと市場に与えたことは間違いない。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

 

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JRA「内枠先行有利」の中山は横山武史の独壇場!? 中京は福永祐一VS川田将雅の争い……芝はノーザンファームが席巻か【秋競馬攻略のポイント】

 東京パラリンピックと共に激戦の夏競馬も終了し、今週からいよいよ待望の秋競馬が開幕する。

 スプリンターズSから始まる12のG1レースを筆頭にビッグレースが目白押し。フランスの凱旋門賞(G1)には日本のクロノジェネシスとディープボンド、そして武豊騎手の挑戦が決定。さらにラヴズオンリーユーはアメリカのブリーダーズカップへ参戦も発表された。

 また年間リーディングを競うC.ルメール騎手と川田将雅騎手、関東リーディングを争う横山武史騎手と吉田隼人騎手の争いも熾烈を極めるだろう。まさに盛りだくさんのドラマティックな競馬が見られそうだ。

 今年の秋競馬は中山と中京の2場所のみで開幕。京都競馬場の改修工事のため開催日程が大幅に変わっており、今年も昨年も同様の中京スタートとなる。この秋競馬でしっかり勝ち抜くためにも、様々な馬券ポイントを検証したい。


■芝の狙い

 秋競馬の特徴として、まず中山の芝コースに関して言えば圧倒的に内枠や逃げ・先行馬が有利ということが挙げられる。夏の日差しを浴びて青々と育った芝は緑の絨毯とも呼ばれ、その走りやすさから前に行った馬が止まらない傾向となる。スタートを決めた内枠の馬や逃げ先行馬がスイスイと進み、そのまま粘り込むのは秋の中山の定番だ。

 昨年の開幕週を見てみると、芝のレースは12レース行われ8枠の勝利はゼロ。初日の土曜は逃げ馬もしくは2番手で先行した馬が6頭中4勝をあげ、中には8番人気や5番人気の人気薄馬もいた。開幕週2日間の芝で1枠の馬は、11番人気2着や13番人気3着など、12レース中6頭が馬券圏内に好走。逆に8枠の馬は重賞で3頭が馬券圏内の走りを見せたが、重賞以外では1頭も3着以内に入ることができなかった。

 特に注意したいのは、これまで逃げて惨敗していたような馬が波乱を起こすパターンがあること。中でも乗り替わりで顕著にみられ、前走まで逃げて結果が出なかった馬であっても、逃げ先行が得意なジョッキーに乗り替わり、そのまま穴を開けるといったケースが何度も見られた。横山武史騎手、柴田大知騎手、菅原明良騎手、三浦皇成騎手の4人に関しては、その傾向があるのでぜひ押さえておいてほしいポイントだ。

⇒1枠は買い
⇒8枠は軽視
⇒横山武騎手、柴田大騎手、菅原明騎手、三浦騎手に乗り替わった逃げ先行馬は買い


■芝はノーザンファーム

 次に中山も中京も共通して言えることは、芝コースはノーザンファーム生産馬の独壇場になる可能性が大きいことだ。速い時計の出やすい秋の芝は、ディープインパクトを筆頭とするノーザンファームの生産馬が特に力を発揮できる条件。昨年の開幕週も中山は芝全12レース中7頭、中京でも12レース中9頭のノーザンファーム生産馬が馬券圏内に好走している。今週も芝のレースに多くのノーザンファーム生産馬が出走するが、いきなりその圧倒的な存在感を見せてくれそうだ。

⇒中山も中京も芝はノーザンファームの生産馬に要注意


■休み明け

 休み明けの馬も絶好の狙いどころだ。以前は休み明けの馬は反動を懸念して仕上がり途上という印象もあり、馬券的には積極的に買えないという風潮があった。しかし今は外厩設備がしっかりしており、放牧中でもトレセンと同じような調整が可能。その結果、放牧先で仕上げてから入厩し、休み明けから勝負をかけるケースが増えた。

 特にその傾向が強いのはノーザンファームや社台ファーム系列のクラブの馬である。クラブ馬は上限90頭の入厩制限でやりくりをしなければならず、オープン馬でなければゆとりを持って使うということがしにくい。そのため放牧先のノーザンファーム天栄や山元トレセンなどで仕上げ、休み明けでも勝負をかけてまたすぐに放牧させるといった戦略を取るケースが多々ある。そういった手法が広がった結果、外厩の育成牧場も増え、今では多くの厩舎や馬主が同じような戦略を取るようになってきた。

 昨年の開幕週で勝利した新馬戦を除く40頭のうち、2か月ほど間隔が開いていた馬はなんと18頭もいる。特に特別戦に絞れば12レース中7レースの勝ち馬が、前走は約2か月以上のレース間隔が開いていた。今年もその傾向は変わらないだろう。

⇒休み明けの馬でも軽視は禁物
⇒特に特別戦は要注意


■騎手

 次に騎手も重要なポイントになる。2場所開催になるとレースが減るため、トップジョッキーに有力馬の騎乗依頼が集中し、中堅以下のジョッキーの騎乗数がぐっと減る。昨年9~10月の中京開催は、9日間の108勝中48勝を、川田将雅、松山弘平、福永祐一、武豊、北村友一の5人であげているほどだ。

 狙い目は、前走夏の3場所開催でいい騎手を確保できず敗退した実力馬が、トップジョッキーに乗り替わって好走するパターン。中でも関係者にとって勝負気配の高いジョッキーが以下の5名だ。

・中山
C.ルメール
横山武史

 ルメール騎手はどの競馬場で乗っても好成績だが、美浦の手塚貴久厩舎とは勝率55.6%・連対率77.8%という好成績。関東の厩舎と抜群の相性を誇っている。

 横山武騎手は昨年中山で21勝をあげたが、今年はすでに21勝と昨年に並ぶ好成績。そして今年の21勝のうち10勝が乗り替わり。しかも乗り替わりの場合、過剰な人気を集めずオッズ的にも美味しい状況もあるので、ぜひとも覚えておいてほしい。


・中京
松山弘平
川田将雅
福永祐一
C.ルメール

 今年もっとも中京で勝利しているのは川田騎手でも福永騎手でもなく松山騎手だ。36勝は2位福永騎手の26勝を大きく上回っている。上記の4名は連対率も30%を超えており、馬券的に外せない存在といえる。芝ダート問わず安定した成績を残しているが、川田と福永は「芝」、松山とルメールは「ダート」で良績を残しているので、迷ったときにはそれを思い出してほしい。


 秋競馬に関して様々なポイントをまとめてみた。これから盛り上がる秋競馬を楽しむためにも、そして馬券の勝ち組となるためにもぜひ参考にしていただければと思う。

(文=仙谷コウタ)

<著者プロフィール>
初競馬は父親に連れていかれた大井競馬。学生時代から東京競馬場に通い、最初に的中させた重賞はセンゴクシルバーが勝ったダイヤモンドS(G3)。卒業後は出版社のアルバイトを経て競馬雑誌の編集、編集長も歴任。その後テレビやラジオの競馬番組制作にも携わり、多くの人脈を構築する。今はフリーで活動する傍ら、雑誌時代の分析力と人脈を活かし独自の視点でレースの分析を行っている。座右の銘は「万馬券以外は元返し」。

なぜオーケーとH2Oの間で「関西スーパー」争奪戦勃発?三菱商事ら多様な利害関係者からむ

 大阪府や兵庫県を地盤とする中堅スーパーの運営会社である関西スーパーマーケット(関西スーパー)をめぐって、大手百貨店と食品スーパーの運営企業による争奪戦が鮮明化しはじめた。

 事の発端は2016年にさかのぼる。同年9月、首都圏を地盤にスーパー「OK」を運営するオーケーが大量保有報告書を関東財務局に提出し、関西スーパーの発行済み株式の5.60%を取得したことが明らかになった。同年10月に関西スーパーはエイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)との資本業務提携を発表した。

 オーケーは関西スーパーを傘下に収めたい。関西スーパーは自社の事業運営体制を維持したい。そのために関西スーパーは自社の考えをサポートしてくれる“白馬の騎士=ホワイトナイト”を探し、H2Oが救いの手を差し伸べた。これが争奪戦の構図だ。食品スーパー事業の強化を重視するH2Oにとっても、関西スーパーとの経営統合の意義は大きい。

 関西スーパーをめぐる争奪戦には、総合商社など多様な利害関係者の意向が影響する。目先は、関西スーパーとH2Oが、どのようにして利害関係者の賛同を獲得するかが注目点だ。

関西スーパーを傘下に入れたいオーケー

 関西スーパーは、生鮮食品など食料品の販売を中心にスーパーマーケット事業を展開している。出店地域は大阪と兵庫が中心であり、奈良県にも店舗を持つ。H2Oとオーケー以外の株主構成を見ると、取引先持株会や自社による保有、従業員持ち株会などが上位の株主に並ぶ。

 2016年、オーケーは関西スーパーの株式を取得し、同年9月の時点で取引先持ち株会に次ぐ第2位の株主に浮上した。大量保有報告書に記載された保有目的は「重要提案行為等を行うこと」と明記された。当初からオーケーは関西ストアを傘下に収めることを目指していた。

 オーケーは関東にて低価格戦略を強化して出店を増やし、売上高は増加している。その背景には、オーケーが消費者の好みに耳を傾け、低価格でより良い品物を販売することに注力してきたことがある。具体的な低価格戦略の手法として、同社は業界の2番手企業からの大量仕入れによって価格交渉を優位に進める。また、弁当のケースの種類を絞り、大量に仕入れることによって原価を引き下げる。オーケーの店舗に行くと飲料が段ボールで積み上げられ、冷蔵せずに販売されている。それもコストの削減に寄与する。そうしたノウハウは、すでに独自の販売方法を確立した他のスーパーが模倣することは困難だ。オーケーはこれまで進出してこなかった関西地方に進出し、シナジー効果の発現によってさらなる成長を目指したい。それが2021年6月9日に同社が関西スーパーに買収を提案した理由だ。

 オーケーは新しい業態にも取り組んでいる。それは今回の争奪戦に影響を与える要素だ。コロナ禍の発生によってドラッグストアの利用客が増えたことに着目し、同社は消費者がワンストップで日常生活に必要なすべてのモノを揃えることのできる店舗運営をめざしている。変化を機敏にとらえ、積極的に業態を転換する姿勢に学ぶべき点は多い。また、オーケーでは三菱商事から出向した二宮涼太郎氏が代表取締役社長を務め、他の取締役にも三菱商事出身者がついている。総合商社との関係強化も同社の成長を支える一つの要素だ。

関西スーパーの“ホワイトナイト”H2O

 2016年、関西スーパーはオーケーが第2位の株主に浮上した直後に、阪急・阪神百貨店やイズミヤなどの食品スーパー事業を運営するH2Oとの資本業務提携を発表した。同年11月にH2Oは大量保有報告書を提出し、資本業務提携に基づく両社の関係強化のために関西スーパーへの出資比率を10.02%に引き上げ、筆頭株主になった。その実態は、経営の意思決定権を守りたい関西スーパーに、H2Oが支援の手を差し伸べたということだ。

 つまり、H2Oは関西スーパーに友好的な買収を提案する“ホワイトナイト”である。2021年8月31日にH2Oが公表した関西スーパーとの経営統合契約などに関する公表文書では、統合後も関西スーパーの役員は現在の地位にとどまることが記されている。関西スーパーもH2Oとの経営統合を撤回する意向がないと表明している。関西スーパーの組織全体でオーケーによる買収への反発感や不安は強いといえる。

 H2Oが株式交換による関西スーパーとの友好的な経営統合を目指す背景には、現在の百貨店業界を取り巻く事業環境の厳しさがある。新型コロナウイルスの発生によるインバウンド需要の消滅や百貨店への客足が遠のいた結果、2021年3月期の同社の百貨店事業は営業赤字に陥った。国内の感染再拡大によって動線が寸断された状況下、百貨店業界では富裕層の需要獲得を目指して外商ビジネスが強化されている。

 ただし、インバウンド需要の回復には時間がかかる。2021年4月にH2Oは中国浙江省寧波市に寧波阪急を開業したが、共産党政権は貧富の格差の解消への姿勢を示すために「共同富裕」の考えを重視している。それによって、高級ブランドをはじめ高額消費への社会全体での忌避感は高まる恐れがある。 

 その一方で、2021年3月期、巣ごもり消費の増加に支えられてH2Oの食品スーパー事業は増益だった。それに加えて、スーパー業界ではイオンによる愛媛県を地盤とするフジの買収など、再編が進んでいる。業界再編が進むなかで関西地域におけるドミナント戦略を強化し、食品スーパー事業の収益力を強化するために、H2Oにとって関西スーパーとの経営統合の重要性は一段と増している。

今後買収劇の展開で重要な3つのポイント

 今後の注目点として、以下の3点を指摘したい。1つ目として、当面の焦点は10月末に関西スーパーが開催する臨時株主総会だ。同社はH2Oグループとの経営統合案の是非を株主に問う。現時点で、H2Oは株式交換による経営統合を目指している。その一方でオーケーは一株2250円でのTOB(株式公開買い付け)を目指す。

 関西スーパーとH2Oに求められることは、オーケーの事業戦略を上回る成長期待を株主などのステークホルダー=利害関係者に与え、賛同を獲得することだ。例えば、H2Oが関西スーパーと傘下の食品スーパーとの統合にとどまらず、IT先端企業との提携などによってネット通販を強化し生鮮食品の物流網を整備する。または、百貨店のノウハウを食品スーパーに応用して、百貨店や既存の食品スーパー事業とは別に、高価格帯の食品を取り扱う小売りブランドを確立して、ネットとの融合も目指す。このように、既存の業態からの転換を目指す成長戦略が提示されることは、利害関係者の支持獲得に欠かせない。

 2つ目は、今回の争奪戦に大手総合商社の考えが影響しうる点だ。関西スーパーの主要株主には伊藤忠食品が入っている。伊藤忠食品の筆頭株主は伊藤忠商事だ。他方、オーケーの株主には、伊藤忠食品(保有比率5.3%)に加えて三菱食品(5.1%)と三菱商事(4.5%)が名を連ねる。臨時株主総会後の展開次第ではあるものの、仮に関西スーパーがH2Oと経営統合すれば、伊藤忠商事および伊藤忠食品のビジネスチャンスは拡大する可能性がある。それとは反対に、オーケーが関西スーパーを買収することが現実のものになれば、三菱商事の食品関連事業には追風だろう。総合商社の意向も、臨時株主総会およびその後の展開に影響を与える可能性がある。

 3つ目が、企業の成長と株式の上場の関係への関心の上昇だ。オーケーは種類株式を発行しているが、上場はしていない。そのため、上場企業である関西スーパーに比べ、オーケーはスピーディーに大胆な意思決定を行いやすい。それは、オーケーの成長を支える重要な要素だ。関西スーパーをめぐるH2Oとオーケーの争奪戦がどういった展開になるか、目が離せない。

(文=真壁昭夫/法政大学大学院教授)

●真壁昭夫/法政大学大学院教授

一橋大学商学部卒業、第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。ロンドン大学大学院(修士)。ロンドン証券現地法人勤務、市場営業部、みずほ総合研究所等を経て、信州大学経法学部を歴任、現職に至る。商工会議所政策委員会学識委員、FP協会評議員。

著書・論文

『仮想通貨で銀行が消える日』(祥伝社、2017年4月)

『逆オイルショック』(祥伝社、2016年4月)

『VW不正と中国・ドイツ 経済同盟』、『金融マーケットの法則』(朝日新書、2015年8月)

『AIIBの正体』(祥伝社、2015年7月)

『行動経済学入門』(ダイヤモンド社、2010年4月)他。

53万馬券演出「ピリナちゃん」と挑む紫苑S(G3)! 前代未聞の「幅寄せ」事件で“恫喝”されたアノ騎手は、ひと夏越えて“覚醒”の秋を迎えるか?

 11日に中山競馬場で行われる紫苑S(G3)は、牝馬3冠最後の秋華賞(G1)の挑戦権をかけたトライアルレース。桜花賞(G1)3着馬のファインルージュや、フラワーC(G3)勝ち馬のホウオウイクセルらの実績馬に対して、フィエールマンを全兄に持つエクランドール、ワグネリアンの全妹にあたるミスフィガロなど、潜在能力を秘めた良血馬が激突する興味深い一戦といえる。

 そのなかに割って入ることができるか注目したいのが、オークス(G1)の波乱の立役者ハギノピリナ(牝3歳、栗東・高野友和厩舎)だ。

 前走オークスでは、単勝215.4倍の16番人気ながら3着に入り、3連単53万2,180円の高配当を演出。ひと夏を越えて「肉体的な成長はあると思います」と語る高野調教師のトーンも高い。

 一方で現状2勝クラスの同馬は、紫苑Sで勝利するか3着以内に入らなければ、秋華賞への出走が不透明になりかねない状況。当然ながら、騎乗する藤懸貴志騎手の手綱さばきにも注目が集まる。

 藤懸騎手といえば、今春は思わぬ場面で競馬ファンの耳目を集めてしまった。

 4月24日の阪神競馬6R、返し馬で同騎手が乗る馬に岩田康誠騎手が「幅寄せ」。さらに恫喝されたというショッキングなニュースは、記憶に新しいところだろう。藤懸騎手をラチ沿いまで追い詰め、自らの馬をステッキで叩くなどした岩田康騎手には、14日間(開催4日)の騎乗停止処分が下された。

 しかし競馬の神様はそんな“不幸”を見ていたのか、藤懸騎手は後日「幅寄せ」事件で被害を受けたテイエムマジックに再び騎乗して勝利。勝利の女神が微笑んだ。

 その後の藤懸騎手は、6月のマーメイドS(G3)で10番人気のシャムロックヒルに騎乗。デビュー11年目での初重賞勝利を記録したほか、7月には現役98人目となるJRA通算100勝を達成するなど、なにかと「記録ずくめ」の夏を過ごした。

 ただ、一連の「幅寄せ」事件から、藤懸騎手は “覚醒”したのか……と評するのは時期尚早だろう。

 実際に6月の月間勝利数はわずか2勝で、7月は1勝、8月は2勝止まり。通算100勝到達とはいえ、ブレイク中の同期・横山和生騎手はすでに通算200勝超えと、ダブルスコアの差をつけられているのが現状だ。

 ただしこの夏の藤懸騎手が“覚醒”するきっかけを掴んでいるのは事実だろう。ハギノピリナでアッといわせたオークスでの好騎乗がもたらしたのか、前出の高野厩舎からの騎乗依頼も増加傾向にあるからだ。

 6月の新馬戦では、ハギノモーリスに騎乗して2着。また7月には、9番人気ハギノオーロで3着と好走。両馬とも同厩舎の管理馬であり「ハギノ」の馬だ。

 ほかにも8月の未勝利戦では、こちらも同厩舎のラピスデラビオスで11番人気ながら未勝利を脱出。月間勝利数は少ないものの、コツコツと実績を積み上げ、厩舎や馬主らの信頼を得ようと努力する姿が垣間見える。

 紫苑Sの意気込みを尋ねられた藤懸騎手は「(ハギノ)ピリナちゃんを応援してください」と返答。果たして、同騎手と「ピリナちゃん」のコンビは、オークスの激走がフロックでないことを証明できるか。

 さまざまな人や馬との出会いで、一流ジョッキーになった例は数え切れない。地道に努力した夏を越えた藤懸騎手が、秋競馬で本当の意味での“覚醒”を遂げることに期待したい。

(文=鈴木TKO)

<著者プロフィール> 野球と競馬を主戦場とする“二刀流”ライター。野球選手は言葉を話すが、馬は話せない点に興味を持ち、競馬界に殴り込み。野球にも競馬にも当てはまる「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」を座右の銘に、人間は「競馬」で何をどこまで表現できるか追求する。

国家のIT運営を担うデジタル庁、その危険すぎる呆れた実態…必ず失敗する「3つの理由」

 9月1日にスタートしたデジタル庁の評判が散々だ。

「初日からデジタル庁のウェブサイトが繋がりにくくなったことで、“不安”な船出であることを印象づけました。公式サイトが簡素すぎることでもわかる通り、構想1年で立ち上げた見切り発車中の見切り発車がデジタル庁なのです。会見で紙が配られたり、初登庁する幹部級の民間職員が東京ガーデンテラス紀尾井町前のコンビニで集合させられたり、備品パソコンではZoomもSlackも使えないことなどが話題になったように、とにかく仕切りの悪さが目立つスタートでした」(全国紙社会部記者)

 菅義偉首相が昨年9月の自民党総裁選で公約に掲げたのがデジタル庁(以下・デジ庁)創設だった。政権発足から5カ月足らずで閣議決定し、1年あまりで実現にまで漕ぎつけた肝いり政策だ。デジ庁では省庁の縦割りを打破し地方自治体も巻き込み統合システムを作ることなどが構想されている。組織としては内閣直属組織となりトップには首相、その下にデジタル大臣という形態をとる。500人のスタッフのうち約100人を民間から採用するという、政府が“明治維新以来の大改革”と意気込んだ一大プロジェクトなのである。

 しかし、である。デジタル庁の周りから聞こえてくるのは不安の声ばかりだ。

「業界ではデジタル庁の組織図を見ただけで『これは伏魔殿だ』との声が上がっています。組織の新味を出すためかCA、CIO、CDOなど8つの“C”職をアドバイザー的な位置に並べてますが、何の権限もないC職に意味はあるのか? と業界から失笑されています。デジタル監の位置もそう。デジタル大臣の下という微妙なポジションであり、かつ内閣が変わればデジタル監は1回辞表を出さないといけないと聞いて『そんな仕事受ける人いないでしょ』との声が上がっていた。実際にオファーを受けた業界の有名人たちは、軒並みデジタル監就任を断わっていたそうです」(IT企業経営者)

 政府関係者も「まずデジタル庁のデジタル化が必要だ」と嘆くほど、その先行きが不安視されているデジタル庁。なぜ上手くいかないのか。3つの問題点を上げて論じていきたい。

調達の問題

 1つ目の問題は、「調達」の問題だ。デジタル庁は5000億円ともいわれる巨額予算を執行する調達庁という側面を持つ。この調達をめぐっては発足前から問題が噴出していたのはご存じの通りである。

 例えば6月に朝日新聞が報じた『事業費削減「脅した方が」 五輪アプリ請負先巡り平井大臣指示」(6月11日付)という問題、そしてNTTから接待を受けていたという「週刊文春」(文藝春秋)報道は、いずれも調達をめぐってのトラブルと疑念なのである。

「デジタル庁の最大の改革ポイントが調達改革であることは間違いない」と語るのはデジ庁職員である。そこで不安視されるのが平井卓也大臣の“調整力”のなさ、だという。平井氏を知る人物はこう語る。

「平井氏はよくNECなどの大手ベンダーを敵視した発言を行います。確かに発注が独占的になり高額になるというベンダーロックイン問題はあった。しかし、この問題の本質は官僚の丸投げ発注体質にあり、ベンダー側がそれに乗じてリスク代込みで高額受注していた部分もあったわけです。そこで平井氏のように『場合によっては出入り禁止にしないとな』とか『完全に干すから』と叩くだけでは対立が深まるだけ。大手ベンダー側はいま平井氏周辺のネガティブ情報を集めて徹底抗戦しよう、という動きもあると聞いてます」

 つまりは時代後れの恫喝だけでは改革は進まない、というのだ。

 別の問題点を自民党議員はこう指摘する。

「NEC恫喝やNTT接待などの問題が浮上するのも、調達を可視化する仕組みがないことに問題があるのです。大手の企業はそうしたルール作りと可視化が普及している。誰が関わってどのような議論をしてそこに見積もりを出したか、記録が残るようになっているべきなのです。それが本来のデジタル庁が目指すべき姿なのですが、まったく準備が進んでいない」

 大きな権限を持ち巨額調達を行うことになるデジタル庁。このままでは魑魅魍魎の利権争奪戦になりはしないか、と懸念されているのだ。

セキュリティー意識の欠如

 2つ目の問題が「セキュリティー意識の欠如」である。昨年、ある調達が話題になった。高市早苗総務相が2月14日の閣議後記者会見で明かした、「政府共通プラットフォーム」を外資企業が手掛けるクラウドサービスを採用する方針を示したのだ。政府共通プラットフォームとは、各省庁がそれぞれ管理しているシステムを一元的にクラウド化するというもの。採用された企業はアマゾンの子会社である「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」だった。

「この政府共通プラットフォームクラウドの調達には、AWS出身のCIO補佐官の暗躍が大きかったと噂されています。だが、採用にあたっては、もっとセキュリティーと安全保障の議論があってよいはずでした。政府情報を外資に託して良いのか? 国産では本当に無理なのか。クラウドを外資に託すベンダーロックインになってしまう可能性もあるわけですし、情報が海外に流出する可能性もないわけじゃないからです」(政府関係者)

 ところが懸念とは別の次元で「共通プラットフォーム」はその運用が打ち切られることになった。利用が約40件と低迷したことが原因だった。現在の共通プラットフォームはデジタル庁には引き継がず、数年の移行期間を経て廃止される。政府共通システムはデジタル庁でイチから作り直すことになるという。

 では、デジタル庁でセキュリティー対策を万全に行えるのかというと、こちらも同様に不安満載なのである。

「デジ庁幹部はセキュリティーについて、『システムを作ってから考えればいい』という認識でしかなく意識が低い。そもそも音声が外部流出するような大臣がデジタル庁のトップなのだから、『これからはあらゆるルートで情報がダダ漏れになるんじゃないか』とみな不安がっています」(同)

 政府サイトなどが海外からサイバー攻撃を受けることが日常茶飯事となっている昨今。デジタル庁が目指す政府情報を中央で一元管理することが実現したとき、その情報がサイバー攻撃に遭って流出したときの被害もまた甚大となる。

政治力の欠如

 3つ目の問題となるのが、「政治力の欠如」である。省庁を超え地方自治体を巻き込んだ大改革を行うのには強大な政治力が必要とされることは論を待たないだろう。

「デジ庁の結果が出るまでは少なくとも4年はかかるとされています。理想を実現させるためには、限られた時間のなかで官僚組織を合理化するなど大改革しないといけない。例えば官僚には各種天下り先があり、そこが行政情報や行政情報に関連する業務を扱っていたりする。こうした構造を一つ一つ打破することで初めてDX(デジタルトランスフォーメーション)は成立する。当然、官僚は抵抗をするでしょうから、強い指導力を持ってDXを進めていかないといけない。よくデジ庁周辺では『アーリーハーベスト(手っ取り早い成果)』を出すという声が聞こえますが、そんな生やさしい考えではデジタル庁の掲げる理想は実現できないでしょうね」(経済紙記者)

 デジタル庁を発足させた菅首相は今月退任することが決まった。平井大臣は党内基盤も脆弱で、選挙も決して強くない政治家だ。いまや自民党政権すら続くのか見通せない状況にあるのは周知の通りだ。そのような状況で改革に必要な推進力が出てくるとは考えにくい。「未来志向のDXを大胆に推進し、デジタル時代の官民のインフラを今後5年で一気呵成に作り上げる」と高らかに謳うデジ庁だが、その周辺から浮かび上がってくるのは矛盾ばかりなのだ。

「『すべての行政手続きがスマートフォンで60秒以内にできる』ことを目指すと言ったり、平井大臣をはじめデジ庁はベンチャー起業等の“シャイニー”なところばかりを真似していますが、本来は銀行や政府のシステムの世界はベンチャーの世界とは違い『地道な世界』です。各官庁との折衝からルール作りというところに重きを置いてやるべき仕事なのです。リーダーシップをとりながら長く問題に取り組める政治家、コツコツと改革の為に尽くせるデジ庁職員がどれくらいいるのか、ということが今後問われていくでしょう」(同)

 日本政府のDXは一朝一夕には進めることができない、ということなのだろうか。

(文=赤石晋一郎/ジャーナリスト)

●赤石晋一郎/ジャーナリスト

南アフリカ・ヨハネスブルグ出身。講談社「FRIDAY」、文藝春秋「週刊文春」記者を経て、ジャーナリストとして独立。

日韓関係、人物ルポ、政治・事件など幅広い分野の記事執筆を行う。著書に「韓国人韓国を叱る 日韓歴史問題の新証言者たち」(小学館新書)、4月9日発売「完落ち 警視庁捜査一課『取調室』秘録」(文藝春秋)など。

Twitter https://twitter.com/red0101a

Note https://note.com/akaishi01

 

プロ美容師が厳選!オススメ“クール系シャンプー”3選!内部補修、カラーの退色抑制も

 日中の仕事中はもちろん、夜寝るときは、せめて頭はひんやりスッキリさせて快適にすごしたいものですよね! 今回は、そんなリクエストを叶えてくれる、クール系ヘアケア商品のご紹介です。

ミルボン「クロナ アイススパシャンプー オレンジ エクストラクール」

 こちらの商品は泡で出てくる炭酸系のクールスパシャンプーで、ニオイ、ベタつきの原因である汚れや皮脂をクレンジングする、オレンジオイル配合の氷点下炭酸泡シャンプーです。

 従来のクール系シャンプーだと、シャンプーし始めはクール感はわかりにくく、あとからじわじわクール感を実感するイメージだったと思います。ですが、こちらの商品は瞬間冷却効果と冷感持続効果で、付けた瞬間から冷感が続く氷点下処方となっていますので、より一層クール感が得られて気持ちいいです。

 そしてクールで気持ちいい上にミョウバン配合で、カラーの退色を抑えてくれるのでカラー毛との相性もバッチリです。

デミ「ハレマオ シャンプー ミント10」

 こちらの商品の一番の特徴は、「3」「5」「8」「10」とクールレベルが選べるのですが、やはりオススメはMAXのミント10。他のクール系の商品と比べても圧倒的なクール感なので、暑がりの方や今までのクール系じゃ物足りず、さらなるひんやり効果を実感されたい方はこちらを選んで間違いないかと思います。

 香りのマスキングにより、嫌なニオイを爽快感のあるさわやかな香りに変えてくれるニオイシールド効果もgood。

セフティ「夏乃香」リフレッシュシャンプーC&リペアトリートメント

 この商品はクール系シャンプーでありながら

・紫外線防止

・ダメージケア

・速乾性

など、夏の髪にも優しい効能がたくさんあり、バランスの良い商品です。清涼感も強すぎず程よいクール感が長持ちするタイプなので、クールシャンプー初心者の方や、ちゃんと髪の毛もケアしたい方にオススメのシャンプーです。

 高機能ケラチンによる内部補修や各種植物オイルにより保湿と指通り・ツヤ感をUPしつつ、紫外線から守ってくれるなど多機能なシャンプーですが、一番の特徴は独自のシールドテクノロジーです。

 この機能により内部補修成分を逃がさず、外部の余計な湿気を吸うのを防ぎます。さらにドライ時の速乾性が40%UPするので、せっかくお風呂に入ったのにドライヤーで汗だく……なんてことも防げて便利です。

 以上、それぞれ特徴の異なるクール系シャンプーをご紹介させていただきました。毎日使うのはもちろん、普段使っているお気に入りのシャンプーと併用して、気分や気温によって使い分けるのもオススメです。

 ぜひ参考にしてみてください。

(文=福島康介/美容師、スタイリスト、sugar.c代表)

●福島康介/美容師、スタイリスト、sugar.c代表

都内2店舗を経て、表参道のサロンオープンに伴い店長として参加。2017年6月1日に独立し、美容室「sugar.c」プレイングオーナーとして勤務。現在は、サロンワークを中心に、all aboutヘアガイド、雑誌撮影、各種講師活動、スタイリング剤やパーマ剤等の商品開発など、多岐にわたり活躍中。

sugar.c

【お客様史上最高のキレイ・カッコいい】を提供し【どんなお客様に愛される居心地の良いサロン】をテーマに、老若男女問わず全てのお客様に喜んで頂けるメニューやサービスを試行錯誤しながら、新しい物や事にどんどん挑戦し取り入れております。

カット技術はもちろん、髪の状態や生活スタイルにあわせた多彩なメニューを提供し全てのセット面に仕切りがある個室風のリラックス空間も好評なサロンです。

sugar.c

〒104-0052 東京都中央区 月島3-14-8 1F

03-3520-8611

ヤマダ電機で見つけた“残念な洗濯家電”5選…使い勝手が悪く口コミで不評が噴出

 まだまだ汗をかく日々が続き、洗濯の回数も増えてしまうが、急な夕立ちなども起こりやすいので、外に干しっぱなしにするのは危険だし、部屋干しすると湿気が充満……。夏から秋にかけての洗濯の悩みは尽きない。

 最近では、こうした悩みに対応する速乾性や脱臭力を売りにする洗濯家電が増えているが、なかには効果が疑問視される商品もいくつか存在する。今回は大手家電量販店のヤマダ電機から、せっかく購入しても期待を裏切られてしまいそうな洗濯家電を紹介する(価格は税込み、各種情報は調査時点)。

象印「ふとん乾燥機 スマートドライ」/1万946円

 汗ばむ夜が続くと、布団もこまめに洗いたい。そんなときに重宝するのが、ふとん乾燥機だ。従来のふとん乾燥機は、温風が吹き出すホースを布団の中へ入れたり、温風で膨らんだエアマットを使用するなど、大がかりなものが多かったが、本製品はマットやホースが不要でセットの手間がかからない。さらに、従来のモデルよりコンパクトな設計となっており、置き場所に困る心配もない。

 これだけ聞くと手軽に使えそうだが、デザイン性を重視したためなのか、持ち手がついていないという欠点がある。3.8kgというそこそこの重さを毎回抱きかかえて持ち運ぶのは、少々しんどいだろう。

 さらに、口コミでは「うまいこと布団の中全体を温められない」との声もあり、慣れるまでは試行錯誤が必要かもしれない。準備に手間がかからない設計は好評でも、使いやすさが抜きん出ているというわけではなさそうだ。

アイリスオーヤマ「衣類乾燥機」/9300円

 洗濯後、服をハイスピードで乾かしたいときに、風を当てることで乾燥時間を短縮してくれるという本商品。パッと見た感じは単なるサーキュレーターだが、温風をスパイラル気流に乗せる機能がついており、乾燥時間を無風時の約3分の1まで短縮できる。風力も過去モデルよりパワーアップしており、こもりがちな部屋干し臭も防止できると、いいことづくめだ。

 しかし、高さが34.2cmとコンパクトなため、洗濯物を干している位置まで風が届きにくいという声が多い。スペック通りの乾燥力を求めるには、洗濯物を干す位置を調整するか、本体を台などに載せて近づけないといけなさそうだ。

パナソニック「ナノイーX搭載 コンパクト脱臭機」/8210円

 せっかく自宅でケアした清潔な衣類も、真夏日ともなるとすぐに汗臭くなってしまう。そこで、職場や出先でも気軽にニオイを除去できるのが、この衣類脱臭機だ。

 手のひらほどのコンパクトサイズで、カバンに入れて職場や旅先にも手軽に持ち運べる。脱臭力に優れた「ナノイーX」を搭載しており、衣類についた汗のニオイだけでなく、タバコや焼肉のニオイまで分解脱臭できるという。

 いいことづくめの商品だが、ひとつだけ気になるのが、バッテリー内蔵の充電タイプではないため、使うたびにわざわざケーブルにつながないといけない点だ。しかも、使用時に必要なACアダプターが同梱されておらず、別途用意するしかない。高い脱臭効果は魅力だが、使用シーンまで考えると、いまいち使い勝手が悪い微妙なアイテムといえそうだ。

コンエアー「衣類スチーマー エクストリームスチーム ライト」/7223円

 洗濯後のシワ取りや除菌などにも威力を発揮する「衣類スチーマー」。本商品は全米で最も売れているという衣類スチーマーブランド「コンエアー」のものだが、口コミには辛辣な評価も散見される。問題はスチームの“キレ”にあるようで、スイッチを切り替えるたびに噴出口から水滴がポタポタと垂れてきてしまい、せっかく乾いた洗濯物を濡らしてしまうという。

 本体は900gと軽量で、持ち手もスリムで握りやすいという、使い勝手の良さについては評価が高いが、仕上げの段階で台無しになってしまう可能性があるのは、心理的にもキツい。使いこなせる自信のある人にはオススメできる商品といえるだろう。

テクノス「18cm 3枚羽根DCモーター 上下左右首振りフルリモコンサーキュレーター」/9328円

 部屋干し派には、もはや必須といっていい「サーキュレーター」。室内の空気を循環させるだけでなく、洗濯物に風を当てれば早く乾かすことができる。

 このテクノスの商品は、上下左右に立体的に動く自動首振り機能が搭載されており、部屋全体に風を吹きつけるので循環性能を高めている。さらに、小さいながらも風力は十分で、大量の洗濯物を干すときでも効果が高そうだ。

 ただし、本機自慢の首振り機能は「上下左右首振り」一択。「上下だけ」や「左右だけ」は選べないので、タオルなど特に乾かしたい洗濯物にピンポイントで風を当てることが難しいのだ。

 さらに、口コミでは「音の激しさ」も指摘されている。メーカーは「赤ちゃんもスヤスヤの静音設計」をうたってはいるが、風が吹きすさぶような轟音が響くため、気になる人は就寝前に乾燥を終わらせておくのが賢明だろう。

 残暑に役立ちそうな洗濯家電は多いが、なかにはやや残念な点のある家電も存在する。購入する前によく検討してほしい。

(文=清談社)

「KAT-TUN辞めりゃいいじゃん」…上田竜也、また物議醸す言動でファンからも批判続出?

 KAT-TUNのあのメンバーの言動が、また物議を醸しているようだ――。

 人気ジャニーズグループのKAT-TUN。今年でデビュー15周年を迎えたが、その道のりは決して平たんではなかった。2001年に6人でデビューしたKAT-TUNだが、10年には亀梨和也とツートップ的な人気を誇っていた赤西仁が突如、グループを脱退してソロに。12年には女優・黒木メイサとの結婚をジャニーズ事務所に事後報告したとして問題視され、14年に退所。13年にはルール違反が重なったとして田中聖が事務所から契約を解除された。さらに、16年には田口淳之介も事務所を退所し、19年には大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕される事件を起こしていた。

 結果、3人が抜け、現在は亀梨、上田竜也、中丸雄一の3人で活動しているが、週刊誌記者は言う。

「デビュー当時のメンバーの顔ぶれをみてもわかるように、他のアイドル色が強いジャニーズグループとは明らかに違い、ちょっと危険な香りも漂う“ワイルドさ”が感じられるグループだった。そんな異質さが受けたのか、デビュー直後の人気の上がりぶりは凄く、事務所としても大きな期待をかけていた。しかし、人気の要因でもあったメンバー各人の個性の強さが裏目に出たのか、脱退者が相次ぎ、16年には田口の退所を機に1年8カ月のグループ活動休止に入り解散危機も囁かれるなど、苦難を味わうことに。

 一方、そんな苦労を経ているだけに、根強いファンがついているのも事実。今年3月からは全国ツアー『15TH ANNIVERSARY LIVE KAT-TUN』も行われ、ネット上ではファンから多くの歓声があがっています」

チャンカパーナ事件

 そんな3人だが、相変わらず中丸が“優等生キャラ”を貫く一方、他の2人の行いが批判を浴びる事態も起きている。

 昨年、亀梨は山下智久と共に女子高生と飲酒を共にしていたことが発覚し、亀梨は事務所から厳重注意を受けた。

「山下は飲み会後、同席していた女子高生とホテルの同じ部屋に宿泊したと伝えられ活動自粛処分を受けたこともあり、“罪が軽かった”亀梨のほうは悪いイメージが薄まった。厳重注意といっても実質は“お咎めなし”となったわけですが、通常であれば重い処分が下されてもおかしくはない事案。結局、山下は亀梨との処分の差に納得できず、事務所の退所につながったともいわれています」

 また、上田も“チャンカパーナ事件”が記憶に新しい。

 昨年9月、音楽番組『THE MUSIC DAY』(日本テレビ系)で総勢10組のジャニーズグループがメンバーをシャッフルして組み、ジャニーズソングをメドレーでつなぐという企画が放送されたのだが、二宮和也(嵐)、二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)、中間淳太(ジャニーズWEST)と共にNEWSの曲『チャンカパーナ』を歌唱するために登場した上田は、なぜかひとりだけ踊らずに棒立ち状態で口を動かし、さらに明らかにカメラを睨みつけ、時折つまらなそうな様子でプイッと横を向いたり、ズボンのポケットに手をツッコむような仕草まで見せたのだ。

 これを受けインターネット上では、上田がNEWSの曲を歌わされることを嫌がっていたのではないかという声も出るなど、さまざまな憶測を呼んだ。

「冗談でも地獄とか言わないでね、上田くん」

 そんな上田の発言が、再びファンをざわつかせている。

 KAT-TUNの3人は今月2日に放送された『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)に出演。事務所の先輩である嵐の櫻井翔を目の前に、中丸が「嵐のみなさん、めちゃくちゃいい人っすね」「KAT-TUNにはない温かさがある」と言うと、上田は「そうそう」「地獄の住人だった者が、天国にいる人の温かさにすげえ感動する」と発言。まるでKAT-TUNを“地獄”と表現した上田に、Twitter上では次のような声が続出している。

<え、KAT-TUN=地獄 嵐=天国 なの?!>(原文ママ、以下同)

<上田と中丸はさ天国の嵐が良ければ地獄のKAT-TUN辞めりゃいいじゃん 2人とももう嵐に片足突っ込んでるんだからジュリーに嘆願して入れて貰えば?>

<亀梨くんが大事にして守る限りKAT-TUNは大事。3人で大事にしてきたKAT-TUNを冗談でも地獄とか言わないでね、上田くん>

<上田くんのワードなんか怖いのよ>

<夜会見てて上田くんさすがに言いすぎちゃうん?とは思った>

<いや、もう解散してしまえば?と思っちゃう。レギュラーやってるし、ソロでもいいんじゃない?>

<上田くんのたとえ、ちょっと、ひどくない?>

<上田くん 地獄の住人て そんな言わなくて良いと思うよ>

<上田くんの話だとカツン地獄になっちゃうけど大丈夫?>

 一方、以下のように上田の表現に理解を示す声もみられる。

<自分たちと嵐の“優しさ”が(いい悪いではなく)“違う”から感動した、という上田くんほんとに優しいひとなんだけどその表現が「地獄の住人が天国にいる人たちの温かさに触れて」なのめちゃ上田くんだなってにこにこしちゃうしこういうとこが「上田くんだ〜いすき」になる所以かななどと…思ったり>

<嵐は暖かい天国の住人で自分たち(KAT-TUN)のことは地獄の住人って言う上田竜也さんほんと好きだな カツン担なんなんだよ>

<上田くんや中丸くんの『地獄』発言も、嵐のみんなが優しくてそれを『天国』と表現する上での比較だし、本当に『地獄』だと思ってる人たちが、無事に周年送れるのをあんなに喜んでないでしょ>

<中丸の「KAT-TUNで育ったものからすると温かさってあんまない」にめちゃくちゃウケたけどKAT-TUNで育ったオタクからしてもそれはそうだと思ったし上田の食い気味の同意にも笑った 地獄の住人(KAT-TUN)が天国にいる人(嵐)の温かさに触れて感動って例え方よくわかる>

<でも逆にそれが言える KAT-TUNは凄いと思う>

<地獄の住人www上田くんの例えってなんでこんないちいち面白いの>

<上田くんの話にグッと来すぎてる>

 こうした反応について、ジャニーズ関連の取材をする週刊誌記者は言う。

「上田のキャラをよく知っているファンやKAT-TUNの立ち位置を知っているファンの間では、どちらかというと今回の“地獄発言”に理解を示したり、“さすが上田”“そんな上田だからこそ好き”というかたちで受け止められているように感じます。これまでのKAT-TUNの歴史を客観的にみても、“地獄”というか、少なくとも今残っている3人にとっては不運としか言いようがない出来事の連続だったことは明らか。それでも解散せずに15年も続いているという事実自体が、なんだかんだで3人のメンバーの結束が強いことを証明しているのではないでしょうか」

(文=編集部)