ドコモ「エコノミーMVNO」の申し込みでiPhoneを一括10円で購入する方法があった!

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いよいよドコモショップで取り扱いが開始された「エコノミーMVNO」。月0.5GB+月最大10分無料通話付きで月額550円という破格のプランだが、ネットでは「いくら安くても月0.5GBじゃあ使い物にならない!」と否定的な意見が多かった。しかし、実はスマホを1円で購入するための飛び道具として使えることが分かってきたのだ。そこで今回は、エコノミーMVNOの意外な使い道を紹介しようと思う。

エコノミーMVNOを利用すればスマホを1円で買える!

2021年10月21日からドコモショップで取り扱いが開始されたOCN モバイル ONEの「エコノミーMVNO(500MB/月コース)」。月0.5GB+月最大10分無料通話付きで月額550円という破格のプランだが、詳細は→こちらで確認してほしい。

当初、ネットでは「ahamoの3GBプランじゃないの?」「いくら安くても月0.5GBじゃあ使い物にならない!」と酷評されていたが、実はスマホを1円で購入するための飛び道具として使えることが分かってきた。

そこで今回は、月550円のエコノミーMVNOを契約することで、iPhoneやAndroidスマホをたった1円で購入する方法を紹介したいと思う。

OCN モバイル ONEでスマホを1円で買う方法があった!

そもそも「エコノミーMVNO」はOCN モバイル ONEの新コース「500MB/月コース」のことである。当然、OCN モバイル ONEの公式サイトでも申し込むことが可能で、そのときスマホを同時に購入することもできる。

実はこのとき、電話番号を維持してキャリアを変更する「MNP(携帯電話ポータビリティ)」で乗り換えると、2021年11月12日までのキャンペーンで、スマホが1万3,000円オフ、対象オプション(ABEMAプレミアム)に申し込むと2,000円オフとなり、計1万5,000円(税込1万6,500円)オフで購入できるのをご存じだろうか?

たとえば、「OPPO A73」は1万6,501円で販売されているが、MNP+対象オプションの申し込みで計1万6,500円引きされ、たった1円で購入できるのだ。ただし、これは1GB/月コース以上の場合のみで、500MB/月コースのセットで買えるスマホは限定されており、税込1万6,500円の割引も受けられない。

しかし、OCN…

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パチスロ新台、立て続けの「名機復刻」に熱視線! マニア必見の新情報も話題に

A PROJECT」シリーズ第14弾、パチスロ6号機では第4弾目となるアクロスの『CCエンジェル』。1996年に初代が登場して以来、実に25年ぶりの復活となるだけに、オールドファンを含む多くのプレイヤーから早くも期待の声があがっている。

 スぺックはボーナス+RTタイプで、約206枚獲得できるBIG後は30GのRT「ANGEL GAME」へ突入する仕様。加えて、ボーナス合算確率は設定6で1/118.7、設定1でも1/149.3と驚異的な軽さを誇る。RT中のボーナス当選はもちろん、100G以内の連チャンにも十分期待できる設計だ。

 初代を踏襲した演出面も要必見で、代表的なリーチ目のほか、一見ハズレ目のように見えるマニアックなリーチ目も搭載されるなど、先代の特徴をしっかり継承。さらに、通常時に発生する予告音には、さまざまな法則性が隠されており、停止出目や打ち方によってアツくなれる要素も満載のようだ。

 本機について詳しく知りたい方は「ユニバチャンネル」内の「A PROJECTチャンネル」で公開中の「CCエンジェル最速解説動画(マニアック編)」をぜひご覧いただきたいが、そんな「ユニバチャンネル」はこのほど、同じく「A PROJECT」シリーズ最新作となる「バーサスリヴァイズ」のPVを公開、さらに「A PROJECTチャンネル」内では本機の最速解説動画がアップされており、ファンの注目を一身に集めている状況だ。

「4号機、5号機ともに絶大な人気を誇る『バーサス』シリーズですが、その6号機版となる『バーサスリヴァイズ』も前作と同じく、スぺックはボーナス+RTタイプ。BIG後に必ず突入するRTは二部構成で、前半のRTは技術介入を駆使することで滞在ゲーム数を延命することができます。

一方、新要素としては、ボーナス図柄が『V→X』へ変更され、通常時は予告音なし時の場合、左・右リーチともにフリー打ちで消化できるようになったそう。後者に関しては、左リールの配列が一新され、どの位置から押してもスイカをフォローできるようになったようですね。これで通常時の消化は一気に楽になる上、打ち方のバリエーションも格段に増えることでしょう。その他にも注目ポイントが目白押しなので、詳しくは動画をご覧になっていただきたいです」(パチスロライター)

 オールドファンの探求心を呼び覚ますゲーム性は、まさに改新(リヴァイズ)。来年1月のデビューが今から待ち遠しい限りだが、そんな本機の登場を盛り上げるべく、同社は「Twitterフォロー&クイズキャンペーン」を実施中だ。

 応募方法は【ユニバ公式】ユニバフリークをフォローし、該当ツイートのクイズに答えれば完了。正解者の中から抽選で「オリジナルQUOカードPay(1000円分)」が当るという。

 なお、第一回目となるクイズは「新しいボーナス図柄は?」という内容で、これ以外の問題も用意しているとのこと。先ほど紹介した「最速解説動画」を見れば、すべて答えられるクイズになっているそうなので、本機のゲーム性を予習しつつ、キャンペーンに参加してみてはいかがだろうか。

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眞子さま報道がきっかけ? ヤフコメの誹謗中傷「一括非表示」機能お披露目。これでネット炎上もなくなるのか?

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「Yahoo!ニュース」に掲載された眞子さんと小室圭さんのご結婚に関する記事に、ヤフーが定めた基準を超える誹謗中傷コメントが集まったとして該当記事の「ヤフコメ」が閉鎖された。これまで個別コメントに対する対応は取っていたが、コメント欄全体を閉じる機能は19日に実装されたばかりだった。コメント欄閉鎖によってSNSではさらなる批判も招いているが、誹謗中傷コメントはかねてから問題になっており、もしかするとこれを機にネット上での誹謗中傷の対策がさらに進むことになるかもしれない。

ヤフコメの誹謗中傷をAIが判断、一括非表示に

10月26日、元皇族の眞子さんと小室圭さんが役所に婚姻届を提出しご結婚した。コメント欄が荒れることで有名な「Yahoo!ニュース」では、ご結婚にまつわる一部の記事で短時間のうちに基準を超える量の誹謗中傷コメントが殺到したと人工知能(AI)が判断。個別のコメントを非表示にする対応から、さらに厳しいコメント欄自体を非表示にする対応へと移行したのだった。

ふたりのご結婚に対してはもとより批判が多かったが、眞子さんが複雑性PTSDを発症したと公表されると世論はやや軟化。婚約発表から4年という歳月を耐えて愛を貫いたという姿勢を評価する風潮も生まれていたが、匿名性の高いインターネットでは批判的な意見の勢いは衰えないのが現実だった。

AIを使ったヤフコメの誹謗中傷「一括非表示」機能は、10月19日に実装されたばかりのものだった。まさかとは思うが、ヤフコメが荒れると予想されて眞子さんのご結婚を狙って対策をした……というのは考えすぎだろうか。

実際、コメント欄が閉じられたことについてSNSでは「表現の自由の侵害」「情報操作だ」という主張が山のように見受けられた。ヤフコメが閉じても場所を変えて批判は続くが、企業としては誹謗中傷に加担する“場”を提供することはもう避けたかったのだろう。

ネット上での誹謗中傷は、眞子さんのご結婚に限ったことではない。例えばタレントの中川翔子さんをネット上で脅迫・侮辱した犯人は警察沙汰になっている。また2020年に女子プロレスラーの木村花さんがネット上での誹謗中傷を苦に自殺した事件はショッキングであり、ネット上でその原因を作った人の中には書類送検された者も出ている。

タレントでは心身を病むどころか命がかかっ…

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藤井直毅著『新消費 デジタルが実現する新時代の価値創造』発売

電通マクギャリーボウエン・チャイナ の藤井直毅による著書『新消費 デジタルが実現する新時代の価値創造』(プレジデント社)が10月28日に発売された。

『新消費 デジタルが実現する新時代の価値創造』(プレジデント社)
プレジデント社、328ページ、2420円(税込)、ISBN:978-4833424301

【書籍の内容】
デジタルによって人々の消費行動がどのように変貌していき、企業がどのように対応していくべきかを、「DX先進国」中国で行われているさまざまな先進的事例をもとに、消費の「価値」や「手段」という視点から解説。 
これまで中国のニューリテールやデジタルエコノミーに関する解説書は中国書籍の翻訳が多かったが、本書は、世界各国との仕事を手がけ現在は中国をベースに活動する日本人現役プランナーによる執筆が特徴。単なる中国事例の紹介にとどまらず、今後の世界的な消費トレンドの考察を試みる。 さまざまな業界で、広告・PR、新事業創出などに携わるビジネスパーソンに役立つヒントが満載。 

【著者紹介】

藤井直毅

藤井 直毅(ふじい なおき)
電通マクギャリーボウエン・チャイナ 
Group Account Director 

早稲田大学在学中から欧米系PR会社に勤務。投資ファンドから消費財まで幅広いクライアントに対する広報コンサルティングを中心としたコミュニケーション&マーケティング支援に携わる。クラシック音楽事務所にて海外市場を含む新ビジネス開拓、ファンドレイズなどに携わった後、広告業界へ。PRとデジタルを出発としながらマス広告や事業開発の経験も持つ統合型のマーケッター/プランナーとして、メディアや人々のインサイトを捉えた「拡がる」キャンペーン・ビジネスをさまざまな立場で仕掛けてきた。特に日本からのアウトバウンドマーケティングや新規事業開発など既存の知識や経験をそのまま展開できない分野に強みを発揮する。 
近年は中国現地でのマーケティング支援に注力しており、2021年より二度目の中国生活として北京に居を移す。「日経ビジネス」電子版、「東洋経済オンライン」などに寄稿多数。 
 

甘デジ高継続&超スピード新台を発表!激熱タイトル『冥王復活』に続く朗報!!

 突出した爆発力を武器に、人気機種へと登り詰めた『パチスロ聖闘士星矢 海皇覚醒』。そんな本機に続くシリーズ最新作『パチスロ聖闘士星矢 冥王復活』の速報ムービー第2弾を三洋物産が公開した。

 第1弾では「本命適合」として紹介されていた本機。新たな情報として、筐体デザインや演出の一部などが紹介されている。また、激アツの展開を呼び込む火時計ギミック(ボタン)や、一輝のフェニックス幻魔拳も健在のようだ。

 また冥王(ハーデス)編が舞台となる本機には、新トリガーとなる「第八感 -阿頼耶識(あらやしき)-」が搭載されている模様。原作ではセブンセンシズ(第七感)を超える位置づけだけに、その仕様に期待が高まるばかりである。

 なお、注目のゲーム性に触れた公式PVは近日公開予定とのこと。三洋物産の動向に注目が集まっているわけだが…。

 そんな同社といえば、パチンコ分野でも激アツ新台のリリースを発表。絶対王者『海物語』シリーズの最新作が、優れた連チャン性能を有した甘デジとして降臨だ。

『PA海物語3R2スペシャル』(三洋物産)

■大当り確率:約1/99.9→約1/9.9
■賞球:3&2&12&1&4
■カウント・ラウンド:6カウント・10R o r4R
■確変割合:75%
■確変タイプ:次回まで
■時短:20回
■トータル継続率:約80.4%
○○○

『PA海物語3R2』に続く新スペックとして登場する本機は、大当り確率が約1/99.9の確変ループタイプ。前作に比べ、確変割合が50%→75%と連チャン性能が大幅に強化されている点が特徴だ。

 大当りの内訳はヘソ・電チュー共通で、「10R確変・出玉720発」2%、「4R確変・出玉288発」73%、「4R通常・出玉288発」25%。なお通常大当りを引いた際は時短20回が付与され、時短引き戻し(残保留4個含む)を考慮したトータル継続率は約80.4%を誇る。

「確変中の変動秒数は約1.5秒(+停止0.7秒)と、スピード感もパワーアップしています。高継続による大当りの連打に期待できるだけでなく、確変中をサクサクと消化できる点は魅力でしょう。好反響を得られそうです。

また、本機は確変中の大当り確率が約1/9.9かつ8個保留を採用しているため、保留連の発生頻度が高めとなっています。この特性を活かした『海史上いちばん金魚群に出会える』という即連重視のゲーム性も、ファンの心をグッと掴むのではないでしょうか。新感覚の海物語を楽しめそうですね」(パチンコ記者)

『PA海物語3R2スペシャル』の導入予定日は2022年1月11日(北海道は2021年12月20日)。同シリーズの遊パチ史上初の「確変ループ×高継続スペック」がどのような活躍を見せてくれるのか。導入が楽しみである。

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 ホットな新台をユーザーの感想を交えつつ掘り下げていくこのコーナー、【激アツ新台実戦JUDGEMENT】。気は早いが今年も終わりが近づきつつあるので、これまでの激アツな新台を月ごとに振り返りたいと思う。スピンオフ企画となる今回は、2021年2月の登場機種をピックアップしたい。

 当時は最初の導入週となる2/8に大型入れ替えがあり、目玉となるような台はこのタイミングで導入された。当コラムで紹介したのは『P JAWS3 SHARK PANIC~深淵~』『Pフィーバーアイドルマスター ミリオンライブ!』『Pひぐらしのなく頃に~瞬~』である。

 特に注目していたマシンは『アイマス』。継続率72%のRUSHを複数ストックするという新規の連チャンシステムを搭載したスペックが話題を呼び、その仕組みとともに連チャン力、出玉性能に関心が集まった。

 5、6万発クラスを狙える爆発力でファンを獲得する一方で、複雑なシステムに対して及び腰になったり、言うほど連チャンしないとすぐに見切られるようなケースもままあるといった状況。好き嫌い、甲乙と評価が二分するような機種となった。

 それでも導入台数は紹介した3機種のなかで圧倒的に多いし、某掲示板のスレッドは37まで続いている。もともとのコンテンツに強力なパワーがある、パワコミのミッションによるやりこみ要素など、特定のファンを堅実に取り込んでいる印象である。

 残りの2機種『P JAWS3 SHARK PANIC~深淵~』『Pひぐらしのなく頃に~瞬~』だが、人気や注目度で導入当初は両者にそれほどの違いはないように見受けられた。しかし、時間とともに少しずつ差が開いてきて、いまでは『ひぐらし瞬』のほうがファンの付きは良い印象となっている。

『JAWS3』は右打ち中オール1500発というボリューム感が武器となるものの、基本的にはオーソドックスなRUSH機能を搭載した王道1種2種混合機。あまり新味を打ち出せなかったというところか。

 一方の『ひぐらし瞬』はトータルの継続率だと『JAWS3』と同率になるが、3段階のループ率が異なるRUSHを搭載するなどゲーム性にアクセントがある分、「飽き」の面では優位に働いたのかもしれない。

 また、『ひぐらし』も『アイマス』同様にコンテンツ自体に強みを持ち、原作経由の固定ファンが少なからず存在する。こういったファンが長期的な稼働や人気を支えている側面もあるのではないだろうか。

 そういった意味でも、パチンコがなぜこれだけ版権にこだわるのか。その答えの一端を垣間見る2月の激アツ新台JUDGEMENT機種の現在地と言えそうである。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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JRA天皇賞・秋“ワケ有り”カレンブーケドールは要割引!? 秋華賞・菊花賞次々的中“新鋭予想家”の格言は再び炸裂するか?

競馬予想TV!』(フジテレビONE)でもお馴染み、新進気鋭の競馬予想家、キムラヨウヘイ氏の予想が冴えわたっている。

 先週の菊花賞(G1)では、4番人気のタイトルホルダーを本命に指名。「菊の舞台に直結するのはダービー実績よりも皐月賞実績」という見解が見事に炸裂した。

 その前週の秋華賞(G1)では、「桜花賞(G1)上位勢(ソダシ・ファインルージュ・アカイトリノムスメ)が圧倒的な力で(新興勢力を)制圧する」と断言。本命に推したのは「距離適性面で最も信頼の置ける」という4番人気アカイトリノムスメだった。結果はご存じの通り、1着アカイトリノムスメ、2着ファインルージュのワンツーフィニッシュを決めた。

「キムラ氏は、秋華賞前日の府中牝馬S(G2)でも、4番人気シャドウディーヴァと5番人気アンドラステの決着を的中させていました。2桁着順に沈んだ人気馬2頭(デゼル、マジックキャッスル)を軽視していたのもさすがですね。

『競馬予想TV!』では、ベテラン陣から厳しいツッコミを受けることもありますが、クールに対処している姿が印象的です。理路整然とした説明もわかりやすく、謙虚なところもいいですよね(笑)」(競馬誌ライター)

 そんなキムラ氏が構築した予想スタイルの一つがプロファイリングポイントと呼ばれる手法だ。馬・騎手・厩舎などの傾向を基に妙味馬の買い時と人気馬の消し時などを分析している。

 本サイトでも、先月の神戸新聞杯(G2)の回顧記事で、キムラ氏の格言を1つ紹介した。それが「藤沢和雄厩舎の馬は、道悪の芝レースではパフォーマンスを落とす」というもの。実際に藤沢和厩舎の馬は芝の道悪成績はサッパリで、キムラ氏のこの格言は競馬ファンにも浸透しつつある。

 キムラ氏の代表的なプロファイリングポイントの一つに、名門・国枝栄厩舎に関するものも存在する。国枝厩舎の調教パターンが「(美浦南)Wコース追いは勝負時、坂路追いは何らかのワケ有り時」というものだ。キムラ氏の分析によると、Wコース追い中心の時は好走パターンで、坂路追い中心の時は凡走が多いという。

 国枝厩舎のこの格言がドンピシャだったのが2週間前。Wコース追いのアカイトリノムスメと坂路追いのマジックキャッスルで明暗が分かれたのはまさに象徴的だった。

 その国枝厩舎が31日の天皇賞・秋(G1)に送り込むのがカレンブーケドール(牝5歳、美浦・国枝栄厩舎)だ。注目の追い切りは坂路主体で、27日の最終追い切りも同様だった。キムラ氏の格言通りなら、カレンブーケドールの調教パターンは「ワケ有り」で、凡走パターンということになる。

 実際、国枝師は1週前追い切り後に「爪の状態は春より全然いい」と話していたが、深読みすれば、まだ爪に少なからず不安を抱えている可能性もあると考えられる。調教が坂路主体だったのも合点がいく。

 3度のG1・2着を誇るカレンブーケドールだが、コントレイル、グランアレグリア、エフフォーリアの“3強”以上にキムラ氏の格言が大きく立ちはだかることになるかもしれない。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

JRA天皇賞・秋、コントレイルに不安要素で波乱か…3強対決に隠れた裏事情とは

決戦は日曜日!

 世の中は衆議院選挙と天皇賞・秋の話題で持ちきりだが、これほど日本中が注目するのも珍しい。事実上の政権選択選挙とも呼ばれる衆議院選挙は、日本の政権与党と総理大臣を決める重要な一戦。

 そして天皇賞・秋もまた、日本中央競馬会(JRA)の最強馬を決める一戦であり、勝ち馬は競馬界の総理大臣のような位置付けともいえるだろう。ともにトップを決める一発勝負で、それぞれの陣営の必死さが伝わってくる。特に天皇賞・秋に出走するコントレイルとグランアレグリアは、いずれも絶対に負けられない事情を抱えているからだ。

 昨年無敗の三冠を達成したコントレイルは、その後ジャパンカップでアーモンドアイに敗北し、今年の大阪杯でも1番人気で3着と苦杯をなめている。同馬はこの天皇賞と11月のジャパンカップを走って引退することが発表済み。ゆえに、この2レースで結果を出さなければ、“古馬になってG1を勝てなかった”というレッテルが貼られ、ディープインパクトの後継種牡馬としての価値が下がってしまう。

 そして大阪杯の内容から「コントレイルは早熟ではないか?」と半信半疑のファンもいる様子。実際に早熟型であれば、この天皇賞は黄色信号が点滅といっても過言ではない。それだけに管理する矢作芳人調教師、そして鞍上の福永祐一騎手の巻き返しに向ける意気込みは相当なものと思われる。

 対するグランアレグリアは、G1レース5勝をあげている現役最強牝馬。安田記念、マイルチャンピオンシップ、スプリンターズステークスなどで牡馬相手に圧倒的な走りを見せてきた。しかし、天皇賞の2000mは未勝利。ここで結果を残すことが、自身の評価を上げ、引退後の繁殖牝馬としての価値もグッと高めることになる。

 また、管理する藤沢和雄調教師は、来年2月で定年による引退が決まっており、この天皇賞は最後の挑戦。過去にゼンノロブロイやシンボリクリスエス、バブルガムフェローなどで5勝をあげているが、厩舎スタッフにとっても藤沢厩舎では最後の挑戦なだけに、是が非でも結果が欲しいところだろう。そして鞍上のクリストフ・ルメール騎手は、現在この天皇賞・秋を3年連続で勝利。勝てば前人未到の4連覇となるわけで、その手綱さばきにも関心が集まる。

 さらに、今年の皐月賞を制したエフフォーリア、天皇賞春秋制覇を狙うワールドプレミア、安定感抜群のカレンブーケドール、4連勝中のヒシイグアスなどもエントリーしているが、コントレイルに早熟の不安、グランアレグリアに距離の不安があるだけに、他陣営もチャンスは十分にあると思われる。

マスコミでは入手できない裏事情

 この天皇賞・秋はコントレイルとグランアレグリアの事情から、見た目以上に難解なレースとなっているが、実際はもっと奥が深い。というのも、今年は一般競馬ファンやマスコミでは想像もできない裏情報が数多くあり、それが馬券の的中につながるというのだ。それを教えてくれたのが、競馬情報のプロとして知られるレジェンド集団の「シンクタンク」である。

表向きはコントレイル、グランアレグリア、エフフォーリアの3頭が中心ですが、あえてここに出走しない実力馬もいます。それは騎手との兼ね合いや、同じ陣営で潰し合わないためなど、さまざまな内情があります。また出走頭数が揃わなかったこともあり、上からの要請で大敗を覚悟で出走させる陣営、状態に不安はあるもののオーナーサイドの意向で無理に出走させる陣営など、出走馬の何頭かには走る前から苦戦が見込まれている馬もあります。これらの情報で狙いは絞れるでしょう」(シンクタンク関係者)

 シンクタンクが語るレースの裏事情は、確かに一般競馬ファンが知ることができない衝撃的なものばかりだ。当然、これらはスポーツ紙やテレビを見ていても公開されておらず、やはりプロでなければ入手するのは不可能といえよう。

「我々シンクタンクには、ハイセイコーの増沢末夫元JRA調教師、マルゼンスキーの中野渡清一元JRA調教師、サクラスターオーの平井雄二元JRA調教師といった競馬界の大物OBに加え、馬主関係者、各エージェント、そして牧場関係者など、あらゆるジャンルのスタッフが情報ルートとして在籍しています。その結果、表に出ないさまざまな情報が入手可能であり、それが馬券につながることは日常茶飯事です」(同)

 このように、シンクタンクは実際に競馬界で活動していた、レジェンド級の競馬関係者が多数在籍している。そしてその人脈や影響力は、どんなマスコミでも到底及ばない。彼らが入手した情報とは何か、非常に興味深い。

「この天皇賞は現在4年連続で的中させていますが、今年も早い段階で有力な情報が入ってきており、すでに平井雄二がトップとなり指揮をする【重賞メイン特捜部】が、5年連続的中に向けて自信を深めています。この秋はG1開幕のスプリンターズステークスで、10番人気3着の穴馬シヴァージの情報で3万8610円の万馬券を仕留めるなど完全的中をお届けしましたが、この天皇賞はそれ以上の手応えと、かなり上機嫌です」(同)

 競馬界の重鎮と断言できる大物調教師が「万馬券を的中させたスプリンターズステークス以上の手応え」と自信を深める天皇賞の情報とは何か。

「すべての関係者の思惑、今までの情報、レース内容、放牧先での調整具合、トレセンに戻ってきてからの調整内容、レース当日の状態、土曜や当日の天候を考慮した馬場適性など、平井雄二が率いる【重賞メイン特捜部】が、あらゆる要素を精査して厳選した5頭を、今回特別に一般公開いたします。一般の競馬ファンでは絶対に知り得ない、ここだけの情報は必見です。ソダシが敗退した秋華賞でも、1着アカイトリノムスメ、2着ファインルージュ、3着アンドヴァラナウトと上位すべてを当てており、重賞メイン特捜部の厳選5頭は必見ですよ」(同)

 難解な今週末の天皇賞だが、シンクタンクの無料情報によって活路が開けたといっていいだろう。完全な無料公開とのことなので、ぜひ多くの方に利用してもらいたい

 またシンクタンクは、11月のジャパンカップや、12月の2歳G1、有馬記念などについてもかなりの手応えを掴んでいる様子。有馬記念は3年連続的中、2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズではなんと8年連続で的中という快挙を成し遂げており、非常に楽しみである。そしてG1情報以外にも、さまざまな無料コンテンツが開放されているので、この機会にシンクタンクを利用してはいかがだろうか。

(文=編集部)

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※本稿はPR記事です。

渋沢栄一設立の第一国立銀行“裏面史”…みずほ銀行に至る合併の弊害と巨大トラブルのワケ

渋沢栄一、日本初の“銀行”、第一国立銀行を設立す

 NHK大河ドラマ『青天を衝け』第31回(10月17日放送)で、渋沢栄一(演:吉沢亮)は上司の井上馨らとともに大蔵省を退官。三井組・小野組に共同出資を仰ぎ、第一国立銀行を開業する(日本初の銀行)。時系列でたどると以下のようになる。

1873/5/7    栄一と井上馨らが大蔵省に辞意を表明
1873/5/23  栄一と井上馨らが大蔵省を退官
1873/6/11  第一国立銀行の創立総会を開催
1873/7/20  第一国立銀行が開業免状を得る
1873/8/1    第一国立銀行が開業式を行い、正式に発足

 頭取は三井家と小野家当主の2人、副頭取も三野村利左衛門(演:イッセー尾形)と小野組の番頭・小野善右衛門(演:小倉久寛)の2人が選任され、月番で交替した。そして、栄一がそれらの上に総監役として就任した。ところが、翌1874年11月に小野組が破綻してしまったため、1875年8月に渋沢栄一が頭取に就任。栄一が実権を握った。

日本銀行が設立され、国立銀行は普通銀行への転換を余儀なくされる

 この国立銀行は、「国立銀行券」という紙幣の発行権を持っていた。しかも、この国立銀行とは1行2行ではなく、全国各地に百数十行が設立された。各行が独自に紙幣を発行するので、当然インフレを助長することになる。

 そこで政府は1882年に日本銀行を設立して、紙幣の発行を日本銀行のみとした。国立銀行は設立20年後に発行権を喪失し、普通銀行に転換することを余儀なくされた。かくして、1896年に第一国立銀行は第一銀行へと普銀転換したのである。

第一銀行、三井銀行と“結婚”す……「もともと三井資本同士、一緒になりましょ」

 1939年に第二次世界大戦が勃発すると、金融当局の強い指導のもと、巨大銀行に合併が勧奨される。1942年12月、第一銀行と三井銀行は合併交渉を始め、わずか2時間で基本条件に合意したという。第一銀行は創立時に三井家に出資されたこともあり、シンパシーがあったのだろう。1943年4月に帝国銀行発足。今だったら「第一三井銀行」になるところだろうが、当時は2社の名前をくっつける風習があまりなく、帝国銀行と改称した。

第一銀行、三井銀行と“離婚”す……大卒行員の少なさが招いた悲しき“学歴差別”

 戦後、1948年に帝国銀行は第一銀行と三井銀行(当時の名称は帝国銀行)に再分離した。

 1945年に第二次世界大戦が終結し、日本が敗戦国となると、GHQ(連合国軍総司令部)による日本占領が始まり、財閥解体の嵐が吹き荒れた。しかし、帝国銀行の再分離は財閥解体とは関係がない。これは財閥解体の謎のひとつといわれているのだが、財閥解体は軍需産業(つまりは製造業および商社)を徹底的に解体したものの、金融機関についてはまったく手を触れなかった。帝国銀行の再分離は、同行の自発的な解体だったのだ。

 ではなぜ再分離したのか。

 分離に至った理由は、第一銀行のほうが店舗数は多かったが、三井銀行に比べて大卒行員が少なかったため、徐々に支店長職が三井銀行出身者に浸食されていったからだといわれている。また第一銀行の顧客も、三井銀行の顧客に比べて融資面で冷遇されたようだ。

第一銀行、三菱銀行と“婚約”するもあっという間に“破談”…そして日本勧業銀行と合併へ

 1969年元日、読売新聞は第一銀行と三菱銀行の合併交渉をすっぱ抜き、1月7日に第一銀行と三菱銀行は正式に合併を発表した。これより少し前に古河家と岩崎家の結婚式があり、席を並べた両行の頭取が「銀行も一緒になっちゃいましょうか」とうそぶいたことから合併交渉が始まったのだという。

 第一銀行頭取・長谷川重三郎(じゅうざぶろう)は渋沢栄一の隠し子といわれ、行内ではエリート・コースを歩み、あたかもオーナー頭取のように権勢を振るった。独断で合併推進した長谷川には、行内を抑えきる絶対の自信があったようだ。

 ところが、前頭取の井上薫(もちろん井上馨とは別人)は、三菱銀行との合併に異を唱え、徹底的な反対運動を展開する。

 まず、古河・川崎グループなど古くからの融資先企業に根回しをして、「三菱にのみ込まれる」と外部から合併反対の声を上げさせた。次に支店長たちにも反対の声を上げさせ、さらに総会屋をも煽動して取締役に圧力をかけさせた(総会屋とは、株主総会で暴れたり、総会の議事進行を円滑に進めさせたりすることで、当該企業から資金援助を得る者で、この依頼が後に問題となる)。

 1月13日、第一銀行は行内反対を抑えることができず、わずか1週間で合併を撤回。責任をとって長谷川は辞任。井上が頭取に復帰した。

 巨大銀行の誕生には金融当局も含めて期待する声が大きく、それを阻止した井上に批判が集中した。しかし井上が三菱銀行との合併に反対したのは相手が悪かったためであり、合併自体に反対したわけではなかった。密かに他行との合併を模索し、日本勧業銀行と合併交渉を水面下で進めた。1971年、第一銀行は日本勧業銀行と合併し、国内最大規模の銀行、第一勧業銀行が誕生した。

第一勧業銀行、総会屋とのつながりで利益提供事件勃発、逮捕者、自殺者も

 井上薫が三菱銀行との合併を阻止するため、総会屋・木島力也に協力を依頼したことで、木島は第一勧業銀行に対して隠然たる影響力を持つようになった。

 1997年5月、木島の弟子・小池隆一が野村証券の株式30万株を所有し、大株主という立場を利用して、不正取引を要求していたことが発覚。問題はその原資が第一勧業銀行からの迂回融資だったことだ。木島が小池へ融資を依頼、第一勧業銀行はそれを断り切れなかったのだ。

 6月5日、総務担当の元常務ら4人が逮捕。6月10日に審査担当の元副頭取ら4人、6月13日にも2人が逮捕されてしまう。6月28日に元会長・宮崎邦次(くにじ)が東京地検特捜部の取り調べ後、翌29日に自宅で首を吊って自殺。7月4日に前会長・奥田正司が逮捕され、捜査は終結を迎えた。

 この事件は高杉良の小説『呪縛――金融腐敗列島』のモデルに取り上げられ、映画にもなって、一躍有名となった。

第一勧銀、富士銀行・日本興業銀行から“W求婚”されモテモテ…ついにみずほ銀行誕生す

 1990年代中盤、バブル崩壊で大手銀行が経営不振に陥り、大量増強を図る合併が模索された。

 富士銀行(旧・安田銀行)は、系列の安田信託銀行(現・みずほ信託)の経営危機を単独で救済できないと、第一勧業銀行に救援を要請。この安田信託銀行救済策を通じて、富士銀行は第一勧業銀行に本体同士の合併を申し入れた。同時期に日本興業銀行も第一勧業銀行に合併を申し入れていた。

 なぜ第一勧業銀行がこんなにモテモテだったかというと、利益提供事件で上層部が軒並み逮捕され、口うるさいOBが一掃されてしまっていたからだ。相手にとっては御しやすいとみられたのだろう。

 ところが、第一勧業銀行は合併銀行の悲哀を味わっていたため、合併には慎重であった。

 しかし、第一勧業銀行頭取・杉田力之(かつゆき)は「2行ならダメでも、3行なら旧行対立は生まれないだろう」と判断、富士銀行・日本興業銀行の頭取を引き合わせ、3行合併を提案した。

 1999年8月に3行は、共同持株会社の設立と経営統合を発表。2000年9月に3行が持株会社・みずほホールディングスを設立して、その完全子会社となる。そして、2002年4月にみずほ銀行とみずほコーポレート銀行を設立した。

 この3行を2行に統合するという不可思議な企業再編は、みずほホールディングス、みずほ銀行、みずほコーポレート銀行3社のトップを旧3行で分け合うための対等合併の弊害だと噂された。こんな不自然な体制がうまくいくはずもなく、2011年3月の大規模なシステムトラブルが発生すると、金融庁は業務改善命令を発し、再統合を示唆。

 2013年にみずほ銀行とみずほコーポレート銀行が合併し、新生・みずほ銀行が誕生した。

みずほ銀行は、第一勧銀と富士銀、日本興銀の3行合併ではなく、実は“4行合併”ではないのか

 ご存じの通り、「3行なら旧行対立は生まれないだろう」という希望的な観測は、無残にも打ち砕かれた。

 富士銀行・日本興業銀行の行員は、まず合併交渉でその洗礼を受ける。合併交渉では各行の代表者が一堂に会して協議するのだが、第一勧業銀行は絶対にその場で物事を決めない。協議の場に参加した行員が旧第一銀行出身だった場合は、銀行に戻って旧日本勧業銀行出身者の合意を取り、逆の場合も同様に合意を取った。しばらくして、その実態を知った富士銀行・日本興業銀行の行員は「これでは3行合併ではなく、4行合併だ」と嘆いたという。

 第一勧業銀行が合併して、すでに28年が経っていたにもかかわらず、両行は融合できていなかったのである。みずほが合併してまだ20年弱。真の融合への道は、まだまだ遠いのかもしれない。

(文=菊地浩之)

●菊地浩之(きくち・ひろゆき)
1963年、北海道札幌市に生まれる。小学6年生の時に「系図マニア」となり、勉強そっちのけで系図に没頭。1982年に國學院大學経済学部に進学、歴史系サークルに入り浸る。1986年に同大同学部を卒業、ソフトウェア会社に入社。2005年、『企業集団の形成と解体』で國學院大學から経済学博士号を授与される。著者に、『日本の15大財閥 現代企業のルーツをひもとく』(平凡社新書、2009年)、『三井・三菱・住友・芙蓉・三和・一勧 日本の六大企業集団』(角川選書、2017年)、『織田家臣団の系図』(角川新書、2019年)、『日本のエリート家系 100家の系図を繋げてみました』(パブリック・ブレイン、2021年)など多数。

ヤマダとアークランド、巨大ショッピングセンター展開へ…ニトリ+島忠と全面戦争

 家電量販店大手、ヤマダホールディングス(HD)とホームセンターのアークランドサカモトが店舗開発で業務提携した。両社は2022年から、延床面積2万坪の次世代型新業態「総合生活提案型ショッピングスクエア」を展開する。家電量販店、ホームセンターという異業種が協業して、商業施設を開発・運営するのは初めてだ。3年間で6店舗の出店を計画。22年、愛知県一宮市、東京都八王子市、23年、神奈川県平塚市、石川県野々市市、24年、長野県須坂市、大阪府茨木市に出店する予定だ。

 大型駐車場完備の広大な敷地に家電量販店(約4000坪)、広域商圏型スーパー(約1000坪)、アークランドサカモトのホームセンター(約6000坪)、SDGs(持続可能な開発目標)対応型スマートハウス展示場、専門店街を形成する。店舗には超大型の太陽光発電装置を設置し、地域の防災拠点として非常用自家発電装置・給水設備を備え、サスティナブル(環境を破壊せずに維持・継続できる)社会を目指す。

 9月22日の東京株式市場でアークランドサカモト株が一時、前日比104円高の1843円を付けた。ヤマダHDとのコラボが業績に貢献することを期待した買いが入った。新潟県が地盤のアークランド(本社は新潟県三条市、東証1部上場)の2021年3~8月期の連結決算の売上高は前年同期比2.5倍の1614億円、営業利益は47%増の113億円、純利益は3倍の139億円だった。

 20年11月に連結子会社にしたビバホームが寄与し、小売事業の収益が大きく増えた。とんかつ専門店「かつや」などの外食部門も堅調に推移した。22年2月期の連結決算は売上高が3650億円、営業利益223億円、純利益は195億円の見込み(決算期を2月20日から2月末日に変更したため、通期の増減率を会社側は出していない)。便宜上、21年2月期の業績と比較すると売上高は2倍、純利益は2.2倍となる。ビバホームの買収がいかに大きかったか、一目瞭然だ。

ホームセンターは戦国乱世に突入

 ホームセンターは店舗数が増え続けているが、市場規模は4兆円程度で横這いが続く。新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛でDIY用品が伸びたが、ショッピングモールやドラッグストアと激しく競合している。

 業界再編の口火を切ったのがアークランドサカモトである。20年6月、LIXILビバ(現・ビバホーム)を完全子会社にすると発表した。買収金額は1085億円と巨額だった。ホームセンター「ムサシ」(38店)を展開するアークランドは独立系で、超大型店という特徴を前面に押し出してきた。上場子会社でカツ丼専門店「かつや」などを運営するアークランドサービスホールディングス(東証1部上場)が成長のエンジン役を担う。

 LIXILビバはLIXILグループで「ビバホーム」102店を運営。業界11位のアークランドが、2.5倍の店舗数を誇る業界6位のLIXILビバを買収したことから「小が大を呑む」下剋上買収と呼ばれた。

 アークランドは首都圏に店舗を持つLIXILビバの買収をテコに、悲願としてきた首都圏への進出を果たした。この結果、業界4位のコメリ(22年3月期の売上高3820億円の予想)に次ぐ業界5位に浮上する。

 アークランドとヤマダHDの組み合わせは、ニトリが島忠を買収したのに続く異業種によるホームセンター業界への進出となる。ヤマダとニトリは、家電・家具などお互いが得意とする領域に進出しあってガチンコ対決を繰り広げている。ヤマダはいつ、アークランドと資本提携するのか。戦国時代に突入したホームセンター業界の最大の見どころだ。それともう一つ。ヤマダが外食に本格進出するのかと取り沙汰されている。

 両社の連携はいろいろな可能性を秘めながら出発進行する。出足がよければ、提携のウイングは一層広がりを見せるかもしれない。

(文=編集部)