販売台数日本一のミニバンに…「アルファード」がここまで売れる車になった理由

 トヨタの次期型「ノア」および「ヴォクシー」の情報がメディアで飛び交うようになった。本来ならば年内に発表予定ともされていたが、デビュー予定は2022年1月13日と、若干延びた形となっている。この背景には、世界的なサプライチェーンの混乱があるのではないかと考えられる。

 なお現行モデルでは3兄弟を形成していたが、「エスクァイア」の次期型はラインナップされない。現行ノアとヴォクシーが属するのは“5ナンバーハイト系ミニバン”などとも呼ばれるカテゴリーとなり、最近の日本車では珍しく、日産「セレナ」、ホンダ「ステップワゴン」というガチンコでキャラクターのかぶる他メーカーライバル車が存在し、日本国内では売れ筋クラスといわれている。

 そもそもは、「タウンエース バン」や「ライトエース バン」など、キャブオーバーバンの乗用車版として、「タウンエース ワゴン」「ライトエース ワゴン」、そして日産では「チェリー/サニーキャブ」、そして後継の「チェリー/サニーバネット」などを源とし、その後ミニバンスタイルを採用するノアやヴォクシー、セレナ、そしてステップワゴンも加わり、今日に至っている。

 しかし、次期ノア&ヴォクシーは、現行モデルでも一部3ナンバー仕様があるものの、次期型では全車本格3ナンバーサイズとなるとのことなので、セレナやステップワゴンも今後フルモデルチェンジを経て、それに追随するのかどうかも注目に値するところ。

 しかし、近年では、このカテゴリーは今ひとつ元気がない。グラフ1はヴォクシー、セレナ、ステップワゴン、そして、参考としてトヨタ「アルファード」の暦年(1月から12月)締め別の年間販売台数の推移を表したものであるが、アルファード以外はなだらかな下降線を描いているのがわかる。

 そもそもコロナ禍前より、新車販売の世界では、世界的にもサイズの小さいモデルや小排気量エンジンを搭載するモデルへの“ダウンサイズニーズ”というものが顕著となっていた。そのなかで、ノア&ヴォクシーの属するクラスは一世代前のモデルでは2Lエンジンの搭載がメインとなり、実用燃費も7~8km/Lとなっており、「排気量が大きく、燃費も良くない」と敬遠する傾向が目立ちつつあった。

アルファードが日本一売れるミニバンに

 現行モデルでは、ノア&ヴォクシーはTHS(トヨタ ハイブリッド システム)、セレナはe-POWER、ステップワゴンは1.5Lターボやe:HEVをラインナップするようになり、ガソリンエンジン搭載車(セレナはスマートシンプルHEV)であっても、カタログ数値(WLTC値)では13㎞/L台までに改善しており、おおむねカタログ数値の燃費が実用燃費でも達成されているようである。

 ただ、ステップワゴンでは、排気量を1.5Lに小さくしたこともあり、ターボエンジンとすると、一部女性配偶者などから「ターボを搭載している」と大昔のスポーツモデルに搭載していたターボエンジンのイメージを持たれてしまい、販売面ではダウンサイズユニット搭載という効果を十分発揮できていないといった話も聞いている。

 このカテゴリーのミニバンユーザーのメインは現役子育て世代となるので、子どもがある程度成長すれば、このカテゴリーから離れるユーザーも目立ってくるが、逆に子どもができたからといって、このカテゴリーのクルマを選ぶユーザーが昔ほど多くないのではないかとも考えられる。

 新たにこのカテゴリーを選ばなかった場合は、軽自動車のハイト系ワゴン、トヨタ「シエンタ」やホンダ「フリード」といったコンパクトミニバン、トヨタ「ルーミー」やスズキ「ソリオ」といったコンパクトMPV(多目的車)、そして、最近では大型ラグジュアリーミニバンとなるアルファードへ流れているといえよう。

 グラフ2はアルファード、ヴェルファイア、ヴォクシー、ノアの暦年締め別年間販売台数の推移を表したものだが、ヴェルファイア、ヴォクシー、ノアが横ばいからやや下降を描いているのに対し、アルファードだけ右肩上がりになっているのがわかる。

 自販連(日本自動車販売協会連合会)統計によると、2020事業年度(2020年4月から2021年3月)締めでの年間販売台数では、アルファードは10万6579台を販売している。ヴォクシーより約3万台多く、トヨタだけでなく、ミニバンとしては日本一売れたモデルとなっている。2.5L直4ベースのHEVがあるものの、2.5L直4そして3.5LV6までラインナップする大型ラグジュアリーミニバンが、コロナ禍にありながらも、日本一売れているミニバンとなったのである。ダウンサイズニーズとは真逆の消費行動がコロナ禍で目立ったのである。

アルファードがここまで売れる理由

 アルファードがなぜここまで売れるようになったのかを、おさらいしておこう。現行アルファードはもともと人気が高く、納車待ち半年という日々が続いていた。そのなか、販売現場で聞いたところでは、コロナ禍直前に生産ラインの増強が行われたことにより、納期遅延が一気に解消されることとなった。そして、コロナ禍となったばかりの2020年5月にトヨタ系ディーラー全店でトヨタ全車の併売がスタートし、アルファードも全店併売となった。

 1回目の緊急事態宣言の解除直後となる2020年6月からは、兄弟車のヴェルファイアがあるにも関わらず、販売現場ではアルファード一本に的を絞ったかのような販売体制となり、新車販売の急速な回復の波にも乗って、まさに爆発的に売れるようになったのである。

 納車半年待ちが2~3カ月で納車可能となっただけではなく、販売現場には一時ディーラー在庫車まで登場するほど需給体制が極めて良好なものとなったことで、売りやすくなったことは間違いない。

 さらに、圧倒的なリセールバリューの高さがある。残価設定ローンを組むと、残価率は36回払いで60%近くに、60回払いでも40%近いものとなり、もともと全般的にリセールバリューの良いトヨタ車のなかでも高い水準を誇っていた。ただし、近年の設定残価率は控え目、つまり“安全マージン(確実に保証できる残価率)”を意識したものとなっているので、アルファードは残価率以上の高いリセールバリューを維持するとされている。

 さらに、値引き額もかなり拡大しており、複数のトヨタ系ディーラーで聞くと、サプライチェーンの混乱が起こる前は、50万円引きからスタートし、70万円引きもそう珍しくはなかったとのこと。サプライチェーンの混乱で、アルファードでも納車待ちは現状で半年ほど覚悟しなければならないのだが、それでも50万円引きぐらいはそう珍しくなく提示されるとの話もある。

 リセールバリューの良さと破格ともいえる値引き額が提示される結果、残価設定ローンを組むと、月々の支払い額がヴォクシーのそれに数千円ほど上乗せするだけでアルファード(特別仕様車や売れ筋グレード)が買えることとなり、当初ヴォクシー本命で商談を進めていたお客のかなりの数がアルファードに流れているのが現状となっている。

 アルファードは海外でも日本から輸出される中古車が大人気となっており、コロナ禍直前で海外への中古車輸出が盛んだった頃は、高年式のアルファードならば、下取り査定をすると新車時のメーカー希望小売価格を超えた査定額が算出されたこともあったそうだ。

 表現はあまり良くないが、納車後半年や1年でアルファードを“転がす”ユーザーが多数出現する事態にまで発展している。パールホワイトまたは黒系ボディカラーで、廉価グレードとエグゼクティブラウンジ(中古車では意外なほど人気がない)に手を出さなければ、ある意味資産価値の高い“財産”を所有していることにもなるのである。まるで、メルセデスベンツやポルシェなど高級輸入車に見られる購買感覚と同じようにアルファードを購入する人が、ここのところ特に目立っているようである。

 また、ノア&ヴォクシーのリセールバリューもかなり高いものとなっているのだが、それについては次回に詳述したい。

(文=小林敦志/フリー編集記者)

ダイソー&セリア、衣類の収納グッズで家の中がスッキリ!ビフォア&アフター

 すっかり冬めいてきましたね。もうさすがに夏服や秋服をしまわなくちゃいけないな……と思いつつも、重たい腰をあげられない方も多いのではないでしょうか。

 最近の100円ショップには衣類の収納グッズが豊富にあるのをご存じですか? 今回は、お手軽に試せる収納グッズで衣替えのモチベーションをアップさせる方法をお伝えします。

 まず、衣替えのやる気を失う原因の一つが、衣類が多すぎて収納が足りないという問題です。近頃はオシャレで素敵な洋服が安価でいくらでも手に入るので、ついつい衝動買いしてしまうことも。基本的に衣類は、かける収納よりも畳んでしまう収納のほうが、よりたくさんの枚数をしまうことができます。その際に仕切りを使うと、一目でどんなアイテムかがわかり、雪崩を防ぐことも可能です。何より、見た目がスッキリするのでモチベーションアップにはもってこいのアイテムです。

 本文冒頭の写真はダイソーの不織布仕切りケース(2枚入り)。

 タンスや衣類ケースの高さに合わせて、折って使用します。不織布なので幅も調節できるのが魅力。

 私が購入したサイズはマチが小さめなので、子ども服や靴下、ハンカチなどにぴったりでした。

 子ども服で試してみるとこんな感じ。

 他に空間をうまく使う方法として、パイプを2段にするという方法があります。使うのはこちらのセリアのジョイント付プラスチックチェーン。

 このチェーンを2本、それから突っ張り棒とS字フックを使うと――。

 上と下の空間がうまく使え、背の低い子どもでも手が届くので、上には大人の衣類、下には子どもの衣類と分けて収納することもできます。他にも上にはトップス、下にはスカートなどとアイテムで分けると、さらに使いやすくなります。

 我が家ではごちゃごちゃしがちな靴下は、ニトリの引き出し整理ボックス(24マス)を使用しています。

 これがあれば片方がなくなるということはなく、しまうのも取り出すのもストレスフリーです。

 そしてこの時期、寝具の入れ替えをするお宅も多いかと思います。夏用の薄くて軽いシーツなどはこちら、ダイソーの衣料用収納袋がおすすめ!

 シングルサイズのシーツやタオルケットが3、4枚は余裕で入ります。

 取っ手がついているので取り出すときもすぐに引き出して使うことができます。

 ここまで衣替えや衣類の入れ替えに役立つ収納グッズを紹介しましたが、我が家では衣替えは行うことなく、クローゼットに1年分の衣類をしまっています。モノが多ければ多いほど、管理に時間や手間がかかり、把握できないものが増え、余計な出費にもつながる場合があります。この機会に3年着ていない洋服は処分するなど、自分にとって必要な枚数にも注目してみてくださいね!

(文=高桐久恵/整理収納アドバイザー)

●高桐久恵/整理収納アドバイザー

鹿児島県種子島出身。岐阜県大垣市在住。バスガイド、ウェディングプランナーを経て結婚、出産。東京に単身赴任中の夫と小学生男児2人の4人家族。

無印良品、口コミ微妙な5品…壊れやすいサンダル、肌触り悪いトイレットペーパー

 生活雑貨や食料品を扱うブランドとして1980年に誕生して以来、実に41年もの間、ユーザーの生活に寄り添い続けてきた「無印良品(以下、無印)」。海外にも着々とその店舗を拡大しており、2020年8月の時点で、国内外の店舗数は合計1029店舗にまで到達している。

 また、無印は「感じ良い暮らしと社会」をブランドテーマに掲げ、さまざまな取り組みを行っている。たとえば毎週火曜日には、運営する良品計画の本社ビルを開放して、大学合格に向けた無償の学習支援を行う団体「カフェ塾テラコヤ」の活動をサポート。そこで行われるワークショップでは、学生たちが自分たちで考えた商品を良品計画の商品開発担当者へ提案する、といった試みが実践されているのだ。企業と消費者という枠だけにとどまらない社会へのこうした取り組み姿勢は、大きな注目を浴びている。

 そんな無印では、テレビやネットで紹介され話題となる注目の商品が日夜販売されているが、数多くの優れた商品のなかには、購入時に少々注意しなければならない商品も紛れ込んでいる様子。そこで今回は、そうした“要注意な商品”を独自に5つピックアップ。そのポイントをレビューしてみた。

不揃い レモンとポピーシードのスコーン/150円(税込、以下同)

 クオリティの高さに定評があり、熱心なファンも多く抱えている無印のお菓子シリーズ。定番商品としては、スコーンなどが人気だが、そのなかの「不揃い レモンとポピーシードのスコーン」には、ややネガティブな口コミも多く見受けられた。

 実際に食べてみたところ、その味はレモンのさっぱりとした酸味やナッツのようなポピーシードの香ばしさが感じられ、美味しい。味の面で難点は感じられなかったものの、食べていて不評の原因と思しき部分がわかったのも、また事実だ。それは、口に入れたときのパサパサ感、そしてスコーンをひと口かじるだけでボロボロとこぼれてしまう食べにくさだ。

 自宅で人目を気にせず食べる分には、あまり問題ないかもしれないが、仮に外出先や職場のデスクで休憩中に食べるような場面では、食べかすが落ちないかと気になってしまうだろう。こちらを気兼ねなく味わいたい方は、家で紅茶を片手にゆっくりと楽しむことをおすすめする。

生姜ほうじ茶(14g)/390円

 豊かな香りと甘みが人気を呼んでいる“ブレンド茶”も、無印の注目商品のひとつだ。この「生姜ほうじ茶」はその名の通り、ピリッとした辛さと爽やかさが心地良い生姜と、浅煎りにして甘みを引き出した香ばしいほうじ茶を組み合わせた商品。ティーバッグタイプなので、ちょっとした休憩の時間でも手軽に飲めるのだが、その味に対しては否定的な意見も多いようだ。

 ネット上の口コミでは“好みが分かれる”と評されている本品。生姜とほうじ茶という、あまり馴染みのない組み合わせには、意外な味のマリアージュを期待してしまうところだが、実際に飲んでみると、これといった特徴的な風味は感じられず、生姜の味もほうじ茶の味もぼんやりとしている印象である。

 ハトムギとレモングラスなど、無印のフレーバー茶は、意外な組み合わせと絶妙な味のバランスが魅力。そのため、お互いの味がイマイチぱっとしない本品は、賛否が分かれるのも納得だ。どちらか一方の風味を少々強めるだけでも、商品の印象が大きく変わる予感もあるだけに、非常にもったいない一品といえるかもしれない。

足なりサンダル/990円

 オフホワイト、ブラック、マスタード、カーキグリーン、ネイビーの5色が展開されている「足なりサンダル」。男女問わず着用できるシンプルかつモダンなデザインや、その履きやすさに対しては高い評価も寄せられている。その一方で、不満の声が上がっている商品でもあるのだ。

 購入者たちの声で圧倒的に多かったのは、“壊れやすい”という意見。数カ月でベルト部分が裂けたという人もいれば、なかには2週間も経たずに破けてしまったという人もいる。使用する頻度や履いて歩く距離などによってサンダルの寿命が変わる可能性もあるが、壊れやすいという声が多く寄せられているのには、それなりの理由があるのだろう。

 990円という値段はリーズナブルだが、耐久度を考えると、必ずしもコストパフォーマンスが良いとは言いづらい。ファストファッションブランドのサンダルには同価格帯で耐久度が高いものもあるので、長く使いたいのであれば、そちらを買うほうが賢明だろう。

アカシア プレート/650円

 無印の木製食器「アカシア プレート」。商品名にもあるアカシアは、衝撃や曲げに強い性質を持っており、食器への加工にも適した木材だ。濃淡の強い木目からは、シンプルな磁器食器にはない暖かみが感じられる。直径約15cm×高さ2cmという使いやすいサイズ感は、食器棚に重ねてもかさばらないだろう。プレートタイプのほかにも、ボウルや深皿などのレパートリーも豊富なため、ついつい集めてしまう方も多いのではないだろうか。だが、取り扱いに注意が必要な一面もある。

 それは、長く使うためには使用後すぐに水洗いをし、しっかりと自然乾燥させる必要があるということ。また、カビが発生する原因になるため、水や洗剤での漬け置きはNG。ほかにも、急激に温度を変えると割れたり劣化したりするので、冷蔵庫や電子レンジには入れてはいけないなど、配慮しなければいけないポイントが多いのである。

 アカシアのデザインや質感に惹かれて購入を検討していた方は、自分でもしっかり管理できるかどうか判断してから購入に至ってほしい。

トイレットペーパー長巻ダブル(125m)/150円

 無印の「トイレットペーパー長巻ダブル」は、スーパーで販売されている一般的なトイレットペーパーより、かなり長いのが特徴の商品。その長さは125mにも及ぶので、トイレットペーパーが無くなっていちいち交換するのが面倒だという、忙しい方におすすめである。

 だが、本品は紙質に少々難がある印象。スーパーなどで手に入る一般的なトイレットペーパーは柔らかな紙質のものが多いが、本品は古紙を使った再生紙なので肌触りがガサガサなのだ。

 もちろん、量や値段を重要視するのであれば問題はないのだが、肌触りにこだわりたいという方は、取り替えの手間は多少かかるが、柔らか素材のトイレットペーパーを購入するほうが無難だろう。

 環境にも配慮した高品質な商品ラインナップが魅力の無印。多くの商品は満足度の高いものだが、なかには賛否が分かれるものがあるのもまた事実。ぜひこの記事を参考にして、無印で賢い買い物を楽しんでいただきたい。

(文・取材=A4studio)

※情報は2021年11月11日現在のものです。

NHK『紅白』 大谷翔平と新庄剛志が夢の共演?大谷の出演に複雑なハードルか

 今年、日本中にフィーバーを巻き起こしたメジャーリーガーの大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)と日本ハムファイターズ新監督の新庄剛志が、大みそか放送のテレビ番組『第72回 NHK紅白歌合戦』で共演する可能性が浮上しているという。

「すでに局からは2人に出演オファーを出していると聞いている」(NHK関係者)

 大谷はメジャー4年目の今シーズン、相変わらずの“二刀流”で投手としては9勝、バッターとしてはホームラン46本でア・リーグ本塁打数3位という成績を残し、シーズン途中まで熾烈な本塁打王争いを繰り広げ、全米を沸かせた。そして日本人としてはイチロー以来2人目となるMVP(最優秀選手)にも選出されるという快挙を成し遂げた。

 一方の新庄は11月、日ハムの監督に就任することが発表され、秋季キャンプで独特のスタイルで選手を指導する様子が連日にわたりメディアを賑わせ、“新庄劇場”ともいえる現象を起こしている。

「日ハムはここ数年Bクラスが定着して成績が低迷し、今年は選手への暴行事件を起こした中田翔を、球団がなんの説明もないままジャイアンツに放出して批判を浴びるという失態も重なり、球団としての人気低迷ぶりが際立っている。再来年には札幌市郊外の新球場エスコンフィールド北海道への本拠地移転も控えているため、球団サイドとしては新庄に監督兼“球団の広告塔”として人気を浮上させてくれることを期待している。

 その効果は早くも出ており、新庄の監督就任後に日本ハムのファンクラブ新規入会申し込み者数が昨年の8倍にも上っているという報道も出ているが、来シーズンに向けてテレビ出演も積極的にこなしていく方針だ」(スポーツ紙記者)

 実際に新庄は12月から1月にかけ、すでに明らかになっているだけで『中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞』『アウト×デラックス』(共にフジテレビ)、『しゃべくり007』(日本テレビ系)、『芸能人格付けチェック!』(テレビ朝日系)に出演予定で、まさに“出演ラッシュ”の様相。『紅白』出演へのハードルは低いと考えるのが自然だろう。

メディアに“出ない”大谷

 気になるのが大谷のほうだが、同記者はいう。

「大谷は10月に帰国後、11月15日の日本記者クラブのメディア各社合同会見に出た以外、メディア出演はほぼなく、基本的には“出ない”という方針とみられている。どこか一社の番組に出てしまうと、他の局との間で不公平が生じてしまうため全キー局に出なければならなくなるので、それを避けるためだろう。

 大谷クラスの一流メジャーリーガーともなれば、もし日本に帰国中にガンガン、メディアに出てコロナに感染したりすれば、米国内でバッシングを浴びる恐れもあるし、球団はじめ各方面に計り知れない影響を及ぼす。そう気軽にメディアに出ることが許されない状況もあるのだろう。

 しかし、国民的番組である『紅白』だけに出演するというかたちであれば、他局からも文句は出ない。出演はあり得ない話ではないが、そもそも大谷本人のモチベーション的に『紅白』に出たいという気持ちがあるのかは疑問。今年は2年ぶりの有観客開催となるのに加え、大勢のスタッフも集まりコロナ感染リスクが高いところに、大谷がわざわざ出向いていくとは考えにくい」

 やはり2人揃っての出演は難しいのだろうか――。

「今年の『紅白』は裏番組でこちらも大みそか恒例だった『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけない』(日本テレビ系)が休止するため、ここ数年は遠のいている平均世帯視聴率45%超えを狙っている模様。ただ、今年はただでさえヒット曲が少なく、話題を呼ぶ“目玉”となるような企画がなかなか決まらず制作陣は頭を悩ませているという話も漏れ伝わってくる。もし大谷と新庄が出演するとなれば、当然ながら“夢の共演が実現”的な演出にするだろうから、話題性としては十分だが、実現の可能性は未知数だろう」

 果たしてサプライズはあるのだろうか。

(文=編集部)

 

パチスロ新台『番長』最新作は「漢気ループ“零式”」が大量出玉を創出!

 いかなる場面でもベルのヒキが重要となる秀逸なゲーム性。大都技研の5号機『押忍!番長3』は、導入から4年以上が経過した今なお、ホールの主軸として活躍し続けている。

 出玉増加の主軸を担うのは、1G純増約2.0枚のART「頂JOURNEY」。主な初当り契機は規定ベル回数到達などで発動する「対決」で、ART中も対決に勝利することでセット数ストックを獲得できる。

 ART当選時、あるいはストック当選時は継続率によるループストックの可能性もあり、予測不能な連チャンも魅力のひとつ。「絶頂対決」突入などによる大量ストック時は一撃数千枚はおろか、一撃万枚突破も十分に狙え、その破壊力の高さは既存機屈指と言っても過言ではない。

 だが、そんな当機は旧規則機が故に、ほどなくして撤去期日を迎える。あの興奮をもう味わえないのか……。そう落胆するファンも少なくないだろうが、どうやらそれは杞憂に終わりそうだ。何故なら、『押忍!番長』シリーズの最新作『押忍!番長ZERO』の導入が来年1月31日に予定されているからである。

【注目記事】

パチスロ「強烈なボーナス連チャン」一撃万枚も狙える看板シリーズ機がまもなく撤去…

パチンコ店「高稼働時の注意事項3選」…大胆不敵な犯行を行う極悪人も!?

 大都技研のグループ企業であるパオン・ディーピーが手掛ける当機は、1G純増約2.7枚のAT「頂ROAD」を搭載。このほか「頂CHA RGENCE」や「番長ボーナス」などといった要素もあり、これらが連鎖する「漢気ループ“零式”」が大量出玉を生み出す仕組みだそうだ。

 液晶演出について触れると、今作の舞台は激動の「昭和」。主人公は「轟金剛」の祖父である「轟鋼鉄」で、大日本高校に通う轟鋼鉄が日本の未来を背負って立つ真の漢となるべく、「煉獄のチャンクソン」「狂犬のノリマロ」「疾風のミキ」「粛清のマザワ」「挽歌の潮(うしお)」といったライバルたちとの勝負に挑むストーリーだ。

 また、当機は筐体のサイドに振動を感知するデバイスを採用しており、これを「叩け」との指示が出た場合は大チャンスとなる模様。筐体上部に鎮座する上部ロゴも可動するようだ。
 
 まだまだ謎に包まれた当機だが、続報が入り次第、当サイトでもお伝えしよう。

JRA「このままでは終われない」救世主は武豊か、それとも…名門厩舎がまさかの重賞“ゼロ”勝で緊急事態!? 現役最長16年連続記録へ黄色信号

 名門厩舎が窮地に追い込まれている。

 時は遡り2006年12月、そこには朝日杯FS(G1)をドリームジャーニーで制し、開業3年目で初重賞制覇にして初G1制覇を挙げた当時37歳の若き調教師がいた。あれから15年、史上7頭目の3冠馬オルフェーヴルをはじめ数々の名馬を育て上げ、毎年重賞勝利を手にしてきたのが名伯楽・池江泰寿調教師だ。

 しかし、そんな名門厩舎が今年は異例の苦戦を強いられている。

 これまで数多くのタイトルや名誉を獲得してきた池江厩舎だが、気づけばここまで重賞勝利は“ゼロ”。最後の重賞勝利は、昨年12月に行われた中日新聞杯(G3)のボッケリーニまで遡る。今年のG1戦線においても、上位人気での参戦はスプリンターズS(G1)のジャンダルムのみと、役者の少なさが浮き彫りとなっている。

 思い返せば、先週行われた京都2歳S(G3)は今年初の重賞制覇へ千載一遇のチャンスだった。鞍上には池江師と同級生で親交が深い武豊騎手を配し、1番人気の支持を得たトゥデイイズザデイは盤石の状態かと思われた。

 しかし、悪い流れを断ち切ることは出来なかった。スタートで出遅れた上に、3コーナー過ぎの仕掛けどころで前の馬のアクシデントも重なり、結果6着。何とも後味の悪い敗戦となってしまった。

 残すところあと1か月とチャンスも限られるなか、今週末行われるチャレンジC(G3)には、アルジャンナ(牡4、栗東・池江厩舎)とペルシアンナイト(牡7、栗東・池江厩舎)の2頭を送り込む。人気の中心はソーヴァリアントやジェラルディーナなど勢いのある3歳馬となりそうで、ここは古株の意地を見せたいところだ。

 実は、池江厩舎は阪神芝2000mの重賞にめっぽう強く、2012年からの約10年間の成績は(8-2-4-12/26)で勝率30.8%、複勝率53.8%と破格の数字だ。事実、過去のチャレンジC においても2017年のサトノクロニクルで勝利、2018年のマウントゴールドで2着と好走例がある。得意な条件だけに、1発の期待がかかる。

 今回武騎手が騎乗するアルジャンナは、先週引退したコントレイルと同じ現4歳世代で、デビュー当初から期待も大きく重賞でも好走を続けていた。日本ダービー(G1)では最下位と結果を残せなかったが、その後マイル路線に切り替え今年のマイラーズC(G2)では2着と好走。しかし近2走は鞍上にC.ルメール騎手を起用するも、期待を裏切る凡走が続いている。

 今回は前走の富士S(G2)から一気に400mの距離延長となる。管理する池江師は「元々、中距離を走っていた馬。状態も悪くないですよ」と不安はなさそうだ。新馬戦以来の2000mという距離が、復調への起爆剤になる可能性はある。

 一方で岩田望来騎手が騎乗するペルシアンナイトは、2017年のマイルCS(G1)の覇者で、芝2000mのG1でも2着が2回と実績十分の古豪だ。

 前走の天皇賞・秋(G1)では、上がり3ハロン2位の33秒1を繰り出し7着とまだまだ衰えは感じない。池江師も「今は2000mの方がいい」と手ごたえを感じている。

 同日の中山メイン・ステイヤーズS(G2)に出走するシルヴァーソニックも含め、今週は3頭での重賞挑戦となる池江厩舎。先週の雪辱も踏まえ、悪い流れに終止符を打つことが出来るか目が離せない状況だ。

 今年も残すところあと9日間の開催で、JRAの競馬は終了となる。現役調教師としては最長記録となる16年連続重賞勝利を目の前に足踏みが続いている池江師だが、胸に秘める「このままでは終われない」という思いがきっとあるはずだ。

(文=ハイキック熊田)

<著者プロフィール>
ウオッカ全盛期に競馬と出会い、そこからドハマり。10年かけて休日を利用して中央競馬の全ての競馬場を旅打ち達成。馬券は穴馬からの単勝・馬連で勝負。日々データ分析や情報収集を行う「馬券研究」三昧。女性扱いはからっきし下手だが、牝馬限定戦は得意?

パチンコ「約81%継続×ALL1500発+α」の超強力RUSH搭載…突入率も優秀な激アツ仕様!新台分析- P北斗の拳9 闘神-

 サミーが誇る超人気タイトル『北斗の拳』。パチスロ史上最高の販売台数を記録した『パチスロ北斗の拳』を皮切りに、今ではパチンコとしても活躍を続けているのは周知の事実だ。

 そんな同シリーズといえば、スピンオフ作品として大ヒットを記録した『ぱちんこCR真・北斗無双』のDNAを継承した新台『P真・北斗無双 Re319ver.』の機種サイトが公開され話題となっている。

 筐体デザインや演出構成、ゲームフローに至るあらゆる要素を忠実に再現した登場する本機。初代が間もなく撤去されるという状況に、希望を照らす救世主と言えるだろう。

 そんな話題沸騰中の『北斗の拳』シリーズと言えば、最新ナンバリングを冠した本家タイトルが間もなくホールへ導入予定。「高突入(約66%)・高継続(約81%)・高出力(ALL1500発+α)」の激熱スペックに熱い視線が注がれている。

【注目記事】

パチンコ「RUSH1回継続で新たなモード」へ昇格!? アノ名作が約91%ループで登場!!

パチスロ新台『牙狼-黄金騎士-』の激アツ解説…「本気出し過ぎ」と大絶賛!?

『P北斗の拳9 闘神』(銀座製)

■大当り確率:約1/319.7
■右打ち時図柄揃い確率:約1/29.5
■バトルモード突入率:約66%
■バトルモード継続率:約81%
■転落小当り確率:約1/105.1
■賞球数/カウント:1&4&7&15/10C
■時短回数:1回or900回
■大当り出玉:10R約1500発+秘孔チャッカー 3R約450発+秘孔チャッカー
○○〇

 大当り確率は約1/319.7のミドルスペック。お馴染みのバトルモードは健在で、今作は転落抽選タイプとなっている。大当り出玉をアシストする秘孔チャッカーが新たに追加されている点も特徴だ。

 初当り時の出玉は「3R・約450発+秘孔チャッカー」で、その内訳は「バトルモード(時短900回)」が50%、「七星チャレンジ→バトルモード(時短900回)」が9.4%、「七星チャレンジ(時短1回)」が40.6%となっている。

 仮に50%(バトルモード)に漏れてしまっても、「時短1回+残保留」での引き戻しに期待できる点は魅力。これらを含めたトータルRUSH突入率は約66%と、間口が広めに設定されている。

 RUSH「バトルモード」では時短900回が付与。ここで約1/105.1で抽選される転落小当りよりも先に、約1/29.5となる図柄揃いを引くことで連チャンを伸ばすゲーム性。バトルモード継続率は約81%と、連チャン性能も申し分のない仕上がりだ。

 更に、右打ち時の大当り出玉は「ALL10R・約1500発+秘孔チャッカー」となるため出玉面も充実。「王道不変の最強証明」と紹介されている通り、高い突入率とパワー溢れるRUSH性能を有した最強クラスのスペックと言えるのではないだろうか。

『P北斗の拳9 闘神』の導入予定日は12月6日。完璧なる革新を遂げた本機の活躍に期待したい。

元JRA藤田伸二氏「さすがにないわ」後輩騎手の“奇策”に苦言!? 武豊、事実上「降板」の可能性も……「57億円の損失」コントレイルは本当に“期待ハズレ”だった?【週末GJ人気記事ぶった斬り!】

 様々なGORAKUを心から愛する「GJ」。今週も人気だった競馬記事を、下手の横好きライター「A」と、当サイトの酔いどれデスク「Y」が徒然なるままに振り返ってみた!!

JRA「57億円の損失」コントレイルは本当に“期待ハズレ”だったのか。「英雄」ディープインパクトらとの比較と、ジャパンC(G1)売上から見る無敗三冠馬の「現在地」

ライター「A」:もうジャパンC(G1)も終わって、すっかり冬ですね。それはそうと、先週のジャパンCで、ついに引退となったコントレイルですが結局、父ディープインパクトのような社会現象を起こすことはできませんでした。ジャパンCの売上が前年比約57億円のダウンということもあって、その人気を疑問視する声もあったそうです。

デスク「Y」:最近、急に寒くなったね。福永祐一騎手も言ってたけど、この馬はほとんど無観客でレースをしてきたこともあって、実際の影響力とか人気が見えにくい存在だったよね。

ライター「A」:確かに、昨年はアーモンドアイと、コントレイルとデアリングタクトの三冠馬3頭が初めて顔を合わせるなど特別なレースでした。売上は2000年以降のジャパンCで最高だったそうです。ちなみに今年のジャパンCの馬券売上約215億円は、過去10年で3番目の好結果だったとか。

デスク「Y」:単純に、馬券売上がコントレイルの人気と直接つながったかは置いといて、少なくとも、それだけの注目度を持っていたということだろうね。ただ、同じ無敗の三冠馬としてディープインパクトのような社会現象を起こせなかったという点は残念だね。

ライター「A」:ディープの時は凄かったですもんね。僕の周りでも「ディープインパクトを見て競馬を始めた」って人が何人もいますよ。

デスク「Y」:結局、本当の意味での歴史的名馬って、そういう影響力を如何に大きく持ってたかってことなんだろうな。

イター「A」:ディープインパクトとコントレイルの違いは、やはり三冠達成後の成績でしょうか。

デスク「Y」:いや、そこも大きいと思うけど、それ以上にコロナ禍だったことが大きいよ。やっぱり実際に競馬場で観た人のパワーって凄いもん。現地の感動とか熱気がそのままパワーになって、ネットとかでバンバン発信されて注目度が爆発するっていう競馬の強みを活かせなかったのは、コントレイルにとって不幸だったね。

ライター「A」:なるほど。あとは、やはりディープインパクトの主戦が、国民的な知名度を誇る武豊騎手だったことも大きい。

デスク「Y」:それは間違いないね。でも、逆に考えれば、じゃあ「武豊騎手がいなくなったらどうするの?」ってこと。福永騎手はポスト武豊の大本命というか、武豊騎手が引退した後に競馬の顔として、業界を背負っていく存在。その福永騎手が無敗の三冠を達成しても、ディープインパクトと武豊騎手のフィーバーには遠く及ばなかった事実は、JRAにとっても厳しい現実だったと思うよ。

ライター「A」:競馬界にとって、長年の課題ですよね。確かに武豊騎手が引退した後の競馬界って、考えただけでも恐ろしいです。

デスク「Y」:そうそう。プロ野球でもイチローや松井秀喜の後、ちょっと低迷したけど大谷翔平が出てきたじゃん? サッカーでもカズ(三浦知良選手)の後に中田英寿が出てきて、本田圭佑。でも、その後が続いてないから、今ちょっと低迷してるもんね。

ライター「A」:久保建英選手とか、ワールドクラスの選手はいるんですけどね。

デスク「Y」:それを言うなら、福永騎手や川田将雅騎手だって同じだよ。ただ上手い、強いだけじゃダメなんだよね。そこが難しい。オレみたいなユーモアが必要だね(笑)。

ライター「A」:GJの顔がこれかと思うと、ホント恐ろしいわ……。


元JRA藤田伸二氏「さすがにないわ」ジャパンC(G1)後輩騎手の“奇策”に苦言、コントレイル消して狙った本命は健闘も……。

ライター「A」:次もジャパンCの話題ですが、向正面で見せたキセキの強烈なまくりはスタンドを沸かせました。

デスク「Y」:超スローペースだったし、和田竜二騎手の好判断だったんじゃないかな。ああいう展開は何度見てもドキドキするよね。「おお、行ったあああ」みたいな(笑)。

ライター「A」:キセキのファンの皆さんにも概ね好評だったそうです。ただ、それに「さすがにないわ」と苦言を呈したのが、元JRAの藤田伸二さんでした。

デスク「Y」:またまた~、自分の馬券がハズレたからじゃないの?(笑)

ライター「A」:失礼なことを言わないように(笑)。

デスク「Y」:まあ、藤田さんからすれば、自分のYouTubeで好き勝手喋ってるだけだもんね。あれが面白いんだけど!

ライター「A」:結果だけを見ればキセキは10着に敗れたわけですから、藤田さんの見解は正しいですよ。 でも、じゃあ「普通に競馬してれば何着だったの?」というところには疑問が残りますね。

デスク「Y」:幸い、有馬記念(G1)に続戦するんでしょ? そこでキセキが普通に好走すれば、藤田さんの意見が正しかったってことになる。

ライター「A」:そういうことになりますね。ただ、放送中はほとんどお酒を飲みながらなので、発言にどこまで信憑性があるか……。

デスク「Y」:そこが面白いんだよ! お酒飲みながらでいいから、ウチのインタビュー受けてくれないかなあ。北海道(藤田さんのバー)まで行ってみるか!

ライター「A」:北海道まで行って、公開説教されるだけだと思いますよ……。

JRA 武豊、事実上「降板」の可能性も……ノーコントロールで大暴走「あの有力馬」が福永祐一騎手と新コンビで暮れのG1出走へ

ライター「A」:11月の東京スポーツ杯2歳S(G2)で武豊騎手が騎乗したアルナシームですが、福永祐一騎手との新コンビで朝日杯フューチュリティS(G1)に向かうことになりました。

デスク「Y」:そして、その福永騎手が香港に遠征するから池添謙一騎手に決まったわけね。

ライター「A」:正確には、朝日杯FSが帰国後の隔離期間と被ってしまう可能性が高まったからですね。それにしても、それでも武豊騎手にお声が掛からないとは。

デスク「Y」:武豊騎手にはアイビーS(L)を勝ったドウデュースがいるからね。ききょうS(OP)を勝ったドーブネもいたし、引く手あまたの武豊騎手としてはお手馬を整理できて、ある意味よかったんじゃないかな。

ライター「A」:確かに武豊騎手としては、いい意味でアルナシームとの縁が切れたことはよかったかもしれません。ここ1年はメイケイエールで散々手を焼きましたからね……。

デスク「Y」:そういえば、あの馬もスプリンターズS(G1)では池添騎手だったなあ。これはあくまで個人的な意見なんだけど、メイケイエールは一度ダートに行ってほしいんだよねえ。

ライター「A」:ダートですか? 父はミッキーアイルも芝馬でしたが、祖父はダート苦手のディープインパクトですよ。

デスク「Y」:ディープ産駒のダート苦手は否定しないけど、ミッキーアイル産駒って実は結構ダートで勝ってんのよ。もしかしたら芝より多いかも。それになんといっても、白毛一族じゃない。

ライター「A」:ああ、そうでしたね。白くないから、すっかり忘れていました(笑)。でも、あの馬の場合って適性うんぬんより、まず気性面の戦いですよね。

デスク「Y」:そうなんだけどね。でも、芝からダートに足元が変わることで、馬の気持ちにも変化というか、気性面にいい影響が出るパターンもあるんだよ。慣れてないから、走ることへの集中力が増すっていうか。

ライター「A」:そんな話、聞いたことあります。では、まず今週のチャンピオンズC(G1)で同世代のソダシの走りに注目ですね。

デスク「Y」:メイケイエールと同じ、芝の実績がある白毛一族という点で興味深いよね。もし好走するようなら、メイケイエール復活のカギになるんじゃないかな。

ライター「A」:すでに重賞を3勝もしていますし、スプリンターズSでも4着と、元々のポテンシャルは世代トップクラスですもんね。来年のフェブラリーS(G1)でソダシとの競演が見られるかもしれません。

デスク「Y」:ソダシの関係者さんが、この下らない話を最後まで読んでくださってたら(笑)。

ライター「A」:ああ、ないですね、絶対。妄想した自分がバカでした(笑)。

 さて、今週も毎度バカバカしいお話にお付き合いいただきありがとうございました。『GJ』では今週末に開催される重賞関連の記事も多数掲載しております。お手すきの際にご笑覧いただけたら幸いです。
(構成=編集部)

オミクロン株の出現、かえってコロナ収束を早める?過度な警戒に否定的な見方も

 世界は新型コロナウイルスの新たな変異株の出現に揺れている。世界保健機関(WHO)は11月26日、南アフリカで最初に報告された新型コロナの新たな変異株を「オミクロン」と命名し、アルファ、ベータ、ガンマ、デルタなどと同じ「懸念される変異株(VOC)」に分類した。

 南アフリカで再び新型コロナの感染拡大が起きていることから、オミクロン株はこれまでの変異株よりも感染力が高いとの観測が出ている。このため、現段階でオミクロン株が新型コロナのパンデミックを悪化させるかどうかわからないのにもかかわらず、世界各国は水際対策を強化し始めている。

 G7諸国のなかでも日本の動きは際立っている。政府は全世界からの外国人の新規入国を原則として禁止するとともに、日本に到着するすべての国際線の新規予約を12月末まで停止するよう国内外の航空会社に要請した(その後この要請は撤回された)。

 デルタ株の感染拡大による第5波が収束した日本では、医療関係者の間に「呼吸器感染症が流行する冬場に第6波が発生し、再び医療崩壊が生じてしまう」との懸念が生じていた。その矢先に「感染力が高い変異株が出現」との報を受けて危機感を抱いた医療関係者に後押しされた形で、政府は非常に強力な対策を実施した可能性がある。

オミクロン株が警戒される理由

 オミクロン株の感染力が高い理由として、ウイルスの感染を司るスパイクタンパクの部分にこれまで以上に多くの変異があることが指摘されている。忽那賢志・大阪大学教授は11月27日、「スパイク蛋白には32もの変異が見つかっており、このうち3つの変異はスパイク蛋白2箇所の開裂部位の近くの変異であることから、感染力の増加に関わっている可能性があります」と述べている。

 新型コロナがヒトの細胞に感染するには、2つのステップを経なければならない。最初のステップは新型コロナのスパイクタンパクがヒトの細胞表面(ACE2受容体)に結合することだ。このことはメデイアの説明などでおなじみだ。

 2番目のステップは新型コロナがヒトの細胞内に侵入することだ。これ自体は周知のことだが、新型コロナが侵入する際にヒトのタンパク質分解酵素が自らの細胞膜を切り開いて手助けしているという驚くべき事実はほとんど知られていない。

 忽那氏が述べた「開裂部位」のくだりは2番目のステップに関係している。どのタンパク質分解酵素が働くかどうかは、ウイルスの種類によって異なっている。SARSウイルスの場合、TMPRSS2というタンパク質分解酵素が働いていたが、新型コロナではTMPRSS2に加えてフリンと呼ばれる別のタンパク質分解酵素もヒトの細胞への侵入などを促進する働きをしている。

 フリンが、新型コロナのスパイクタンパクに存在する4つのアミノ酸配列、プロリン(P)、アルギニン(R)、アルギニン(R)、アラニン(A)に反応するからだ。新型コロナがSARSに比べて感染力が高い秘密は、2つのタンパク質分解酵素が機能することでヒトの細胞内への侵入等が容易になっていることにある。

 新型コロナの変異種のなかで感染力が高まったのはアルファ株とデルタ株だ。アルファ株では4つのアミノ酸配列の最初のプロリン(P)がヒスチジン(H)に変わり、デルタ株ではこれがアルギニン(R)に置きかわっている。どちらの変化もアミノ酸配列のアルカリ度が上がったことで、フリンの機能がより活性化された。

 このことからわかるのは「このアミノ酸配列がさらに変化すれば新型コロナの感染力がさらに高まる可能性がある」ということだ。世界の科学者たちがオミクロン株に非常に強い警戒心を抱いているのはそのせいではないかと筆者は考えている。

 ちなみにこのアミノ酸配列は、SARSに限らず他のコロナウイルスには存在していない。このアミノ酸配列は高病原性鳥インフルエンザには存在することから、「人工的に挿入されたのではないか」との疑いが持たれている。「中国の武漢ウイルス研究所でSARSウイルスのスパイクタンパクにこのアミノ酸配列を挿入する実験(機能獲得実験)が行われた」との説も浮上している。

ウイルスが不安定化?

 話をオミクロン株に戻すと、「変異の多さは必ずしもウイルスの強さを意味しない」との見方も出ている。オミクロン株にはデルタ株の強力な感染力に寄与した変異の一部は存在しないとの見解もある(12月1日付CNN)。

 重症化のリスクについては、南アフリカ医師会のクッツエー会長は「オミクロン株患者の症状はこれまでのところ軽く、自宅療養が可能でパニックを起こす理由はない」と主張している(11月29日付ロイター)。ワクチンの効果が低下することが懸念されているが、免疫力は中和抗体のみで決まるわけではない。ワクチン接種によりウイルスに感染した細胞を破壊するキラーT細胞などの働きも強められており、総合的な免疫力が大きく毀損することはないだろう。

「一度に多数の変異が起きる」ことは必ずしもウイルスの生存にとって望ましいことではないとの見方もある。南アフリカの医師は「多数の変異が生じたことでウイルスは不安定化している」とみている。「ウイルスが変異しすぎると自滅する」という仮説(エラー・カタストロフの限界)も存在する。

 オミクロン株がデルタ株に置きかわれば、感染力が高くなったとしても重症化のリスクが抑えられることから、新型コロナの収束の時期がかえって早まるとの見方もできる。楽観は禁物だが、オミクロン株を過度に心配しなくてもよいのではないだろうか。

(文=藤和彦/経済産業研究所コンサルティングフェロー)

●藤和彦/経済産業研究所コンサルティングフェロー

1984年 通商産業省入省

1991年 ドイツ留学(JETRO研修生)

1996年 警察庁へ出向(岩手県警警務部長)

1998年 石油公団へ出向(備蓄計画課長、総務課長)

2003年 内閣官房へ出向(内閣情報調査室内閣参事官、内閣情報分析官)

2011年 公益財団法人世界平和研究所へ出向(主任研究員)

2016年 経済産業研究所上席研究員

2021年 現職

【追悼】友である工藤明男のこと(2)…関東連合3部作ヒットを経ての小説執筆への思い

先日亡くなられた関東連合元幹部で作家の工藤明男さんを偲び、生前、同氏と親交が深く、亡くなる直前までやりとりをしていた作家の沖田臥竜氏に、追悼の意を込めて、今の思いを綴ってもらった――(【第1回】はこちら)。

関東連合3部作ヒットを経ての小説執筆への思い

 生きていると、あの時にこうしておけば……と思うときがある。その思いを、私は『ムショぼけ』というドラマと小説にも投影させたのだ。特にドラマ『ムショぼけ』8話では、後戻りできないことの残酷さを描いたが、その回が放送される日に、実社会で同じことが起きようとは想像もしていなかった。

 11月28日、工藤明男と連絡が取れなくなって以降も、私はとにかく彼のLINE電話と携帯電話を鳴らし続けた。同時に、彼とも面識があり、人間として信頼している作家の猫組長と、ある出版社の社長に電話をかけた。2人にそこまでの状況を説明し、彼に何かが起こっているのではないかと話したのだった。

 ただこのとき、私は大きな誤解もしていた。誤字脱字が多く、内容もかみ合わない、彼とのLINEのやりとりの中には、無罪請負人といわれる某弁護士に連絡してほしい、とも取れるメッセージがあったからだ。弁護士に連絡を、といことは、何か事件にでも巻き込まれているのではないか、その直前に電話口から聞こえた「正面から出ます」という言葉と照らし合わせても、なんらかの事情で警察が迎えにでも来ているのではないかと思ったのだ。

 しかし、それにしてはおかしな状態ではあった。普通、身柄拘束なりをされれば、携帯電話の電源は落とされるのだが、「正面から出ます」という言葉以降もこちらから電話すると、呼び出し音は鳴り続けるし、LINEの既読はついていた。時折、返信も返ってきて、これも誤字が目立ったが、「私に味方してください」といった旨のメッセージもあった。そうしたやりとりは、最後に既読がつかなくなるまで、2時間ほど続いていたのだ。

 この時点では、まさかの事態になるとは想像もしていなかったが、猫組長と出版社社長に、その状況をオンタイムで伝えるうちに、なにか深刻な状況が起きているのではないか……となっていったのだった。そのため、猫組長が、彼との共通の知り合いに聞いてくれることになり、また出版社の社長には、翌朝一番で無罪請負人といわれる弁護士に、ありのままの状況を伝えてもらえるようにお願いしたのだった。

 そもそも彼を猫組長に紹介したのが私だった。そして彼と猫組長が意気投合し、『「惡問」のすゝめ』という共著を3人で出したこともあった。

 こうしたやり取りをしつつ、何度もLINEを見直したが、16時32分を最後に、その後のメッセージに既読がつかない。次第に夜も深まっていき、翌日になると携帯電話が鳴った。猫組長からだった。

 電話口の向こうの猫組長の「もしもし」という最初の声色で、嫌な予感がした。そして、彼がこの世にいないことを一瞬で悟った。悲しくも、その予感は的中することになったのだ。

 彼は友人であった。彼が過去にやってきた過ちや行為を、私が批判できるような立場ではない。私だって過去を振り返っても、人に言えないことばかりだった。

 だが、私たちにとった大事なのは、今だった。そして彼は、最期に私は頼ろうとしてくれた。彼の精神状態はどういった状況であったにせよ、私のことを信頼してくれていたのだろう。

 私は、損得だけでどうしても生きられない性格だ。人との付き合いの中には、ときに行き違いだって生じる。私は彼を強く叱責したことがあった。だが彼は私の話を最後まで聞き、いつも理解してくれていた。逆にいつでも、損得ではなく、真正面から感情をわかりやすくぶつけてくる私を信頼してくれていた。そして、小説の出版が決まったり、ドラマ化が決まったりと、何かあれば、いつだって「おめでとうございます!」と言ってくれていた。

 ただ私にはずっと彼に伝えきれない思いがあった。書き手のとしての彼の筆力は一級品だ。ノンフィクションの世界は売上10万部で超一流といわれる中で、彼は『いびつな絆 関東連合の真実』を筆頭に関東連合の内幕を描いた3部作で、それ以上の異例ともいえる部数を売り上げている。私もいち読者としては、どの本も読み応えがあると感じていた。だけど、彼を知れば知るほど、友人としての私の感想は、関東連合の元メンバーをはじめ、多くの人間が複雑な想いを抱くであろう、この3部作は世に出すべき本ではなかったというものだった。

 それでも出版したいという、彼なりの理由はもちろんあっただろう。だが、あの3部作がきっかけで、彼は自らを追い詰めることになっていった。そもそも出版社など薄情なものだ。書かすだけ書かせて、その後の面倒を見てくれるわけではない。

 もちろん、作家をとことん大事にしてくれる出版社や編集者も存在している。私自身の今があるのは、そんな人たちのお陰である。だが、私が知る限り、彼の置かれた環境は違った。だからこそ、彼に「小説を書こうかと思うんですが、どう思いますか」と相談されたときは、大いに賛成し、信頼できる編集者を紹介することにもなっていた。

 ジャンルを問わず物書きいう仕事をしている人の中には、一度は小説を書きたいと思う人が多いのだが、書く中でもっとも労力がかかり、売れないのが文芸の世界だ。そのため、実際に書くならば、相当な気構えと情熱が必要となってくる。小説を20年間書いている私ですら、もう書けないという重圧と毎日戦い続けている。それでも私は、物書きになるなら、初めから小説家になることを志していた。だから今も、苦しい中でも書けていると思う。

 彼は自分が書きたい小説の構想はできていて、緊急事態宣言が解除されれば、そのための取材で海外に行って、その題材をきちんと肌で感じて、見てきたいと話していた。

 そんな思いを抱きながらも、いつからか彼は常に重圧を背負い、見えない敵と戦い続けていたように思う。そして、熱く語ってくれた小説を書くことなく、彼はこの世を後にしたのだった。

(文=沖田臥竜/作家)

●沖田臥竜(おきた・がりょう)
2014年、アウトローだった自らの経験をもとに物書きとして活動を始め、小説やノンフィクションなど多数の作品を発表。最新小説『ムショぼけ』(小学館)を原作にした同名ドラマが現在放送中(ドラマ『ムショぼけ』朝日放送、テレビ神奈川)。調査やコンサルティングを行う企業の経営者の顔を持つ。