“雇用保険は破綻寸前”というデマを検証…保険料引き上げのための世論誘導か

 厚生労働省が雇用保険の保険料を引き上げる方針を固めたと11月25日、全国紙が一斉に報じた。

 コロナ禍によって、休業手当を助成する雇用調整助成金(雇調金)の支給額が急増。急激に財政状態が悪化したためだとするが、このニュースを受けて「実質増税か!」「これからますます厳しくなる!」といった声が巻き起こった。

 ところが、この保険料引き上げ観測が報じられた裏で、国民からの反発を抑えるための世論工作が疑われるような巧妙な動きがあったことがわかった。

 雇用保険制度は、破綻の危機に瀕してなどいなかった。暫定措置として下げられていたものを元に戻すことが、いつのまにか「財政が極度に厳しい」→「給付カットもやむをえない」という論調にすりかえられつつあるのだ。

 今回は、その経緯について詳しくレポートする。

 このままでは、雇用保険財政が破綻する――。インターネット上に、そんなデマとも事実とも判別しづらい情報が流れたのは、11月18日のこと。口火を切ったのは、“中央官庁の元官僚”を自称するアカウント。その人物が「雇用保険財政がヤバイ」と、ツイッターで発言したのだ。

 積立金の残高推移のグラフを示しながら「リーマンとか就職氷河期より積立金が枯渇していて、保険制度としてはかなり厳しい」とのツイートは、たちまち1500件以上リツイートされ、3000を超える「いいね」が付いた。反発も少なくなかったが、これにより「雇用保険は破綻寸前」との認識が一気に広がっていった。

 情報源は、 “自称元官僚”がツイートする少し前に、厚労省のサイトにアップされていた翌日開催の審議会資料である(11月19日開催の労働政策審議会・職業安定分科会雇用保険部会の資料)。確かに、そのグラフを見れば、コロナ禍前の令和元年に4兆4000億円あった積立金が、令和3年末には4000億円まで激減していることが一目瞭然。平成14年以来の危機なのは間違いない。

 ところが、元官僚が指摘しているリーマンショックが起きた2008年の積立金は5兆円を超えていて、枯渇などしていないことも、これまた一目瞭然だったが、直近の危機に目を奪われて、誰もそのことには気づいた様子はなかった。

 この情報を、国会議員の文書通信交通滞在費(文通費)について発言していた橋下徹氏が「こういう改革も文通費に敏感な者たちの集団でないと無理」と引用リツイートして、文字通り賛否両論の意見がさらに広がっていったのだった。

 ここで、雇用保険制度に関する事実関係をあらためて整理しておきたい。

 まず、雇用保険の保険料率は現在、給与の0.9%である(一般事業の場合、以下同) 。厚生年金の18.3%や健康保険の11.6%(東京、介護保険第2号被保険者該当者)と比べると、文字通りケタ違いに安い。

 保険料率0.9%のうち、事業主のみが負担する雇用保険二事業(雇用安定事業、能力開発事業)の0.3%分を除いた0.6%が労使折半となるので、実際の本人負担は0.3%となっている。しかも、この労使共同負担となる総額0.6%のうち0.4%は、昨年度から別勘定とされた育児休業給付に充てられることになっていて、純粋に失業給付に充てられるのは0.2%にすぎない。 

 

 新聞報道によれば今回、この失業給付に充てる部分の0.2%を0.6%まで引き上げることを検討しているという。固定されている育児休業給付の0.4%と併せて総額1.0%になる見込み。労働者負担は、その半分の0.5%のため、月給30万円の人ならば、給与から天引きされる雇用保険料は、これまで900円だったのが1500円になる見込みだ 。

 この程度の負担で、失業時には給与の原則5~8割を3カ月以上(会社都合・20年以上加入なら最高330日)給付を受けられる。賃上げ要求してくれない労組の組合費が給与の1%天引きされるのと比べたら、0.5%の雇用保険料負担は依然として激トクであることに変わりはない。

 また、これとは別に、事業主だけが負担する雇用二事業の保険料0.3%を0.05ポイント引き上げて0.35%にすることも同時に検討されているという。

 そうしてみると、失業給付にかかる部分を0.2%から一気に0.6%(労働者負担0.1%→0.3%)と3倍増というのは、その事実だけ見れば、確かに大幅アップといえるかもしれない。しかし、これまでの経緯を知っていれば、その評価は大きく変わってくるだろう。

 もともと、2016年までは失業給付にかかる分の保険料率は0.8%(労使0.4%ずつ負担)だったが、それまでに毎年度積み増しされていた積立金が6兆円と、空前の黒字を計上していたため、2017年から2020年までの暫定措置として、同保険料率を0.2ポイント引き下げ0.6%(労使3%ずつ負担)になることが決定。これにより、一時的に下げられていた保険料は、コロナ禍に関係なく来年度から元に戻す、つまり0.2ポイントアップして0.8%(労使0.4%ずつ負担)になることが規定路線だったのである。

 今回、財政状況の悪化によって、この引き上げ幅を0.2ポイントプラスして1.0%(労使0.5%ずつ負担)にしたにすぎず、その経緯を知っていれば、“大幅アップ”ではないことがわかるはず。

 もうひとつ、雇用保険財政にとって保険料よりも影響が大きいのが、国庫負担だ。こちらも、2002年以降は右肩上がりに積立金が増えていたことから、本来、失業給付にかかる部分の4分の1を国が負担することになっていた(国庫負担率25%)が、2007年からは本則の55%(同13.75%)に抑制。さらに2017年からは、10%(同2.5%)まで下げていた。

 誤解のないように書いておくと、25%だったのを10%まで下げたわけではない。国庫負担率が本則で規定されている25%の10%になったということである。たとえば、失業給付金100万円のうち25万円負担するべきところを、積立金がたくさん貯まっているとして、その10分の1の2万5000円でいいとしたのである。

 この国庫負担の異様な引き下げも、今年度末までの予定だったため、積立金が枯渇した状態になれば、来年度から本来の4分の1に戻すのは当然のことだ。それなのに、この点についても、新たに国庫負担が増えるかのような印象を与える報道がされて、読者のミスリードを誘っている。

 この問題をさらにややこしくしているのは、コロナ禍で支出が急増したのが失業給付ではなかったことである。実は、激増したのは雇用調整助成金(雇調金)だった。雇調金とは、経営が悪化しても社員に休業手当を支給して解雇しなかった事業所に対して支給されるもの。

 先述した使用者側だけが保険料を負担する雇用二事業の保険料によって賄われることになっているのだが、そちらの勘定の積立金がすでに昨年度で枯渇しており、足りない部分を労働者も負担する失業給付から賄っている状態だった。

 2019年度には約1兆5000億円あった雇用安定資金は、翌2020年には完全に底をついた。以後、足りない部分を失業給付の積立金から借り入れて賄っていた(総額約1兆6000億円)ために、今度は失業給付の積立金が枯渇しそうになったという顛末である。

 ちなみに、今回激増した雇調金に充てる、企業のみが負担する雇用二事業の保険料は、0.3%から0.35%と0.05ポイントしか引き上げを予定していない。この雇用二事業の保険料は、1993年からもう30年近くも0.3%台と極端に低く抑えられている。しかも、失業給付と違って、この雇用二事業に対する国庫負担はゼロである。

 そもそも、雇用保険料率を極端に下げたり、また雇用保険財政の国庫負担も本来25%負担するところを、その10分の1の2.5%に減らすという極端なことをしなければ、今回のような100年に一度の危機が到来しても、問題なく乗り切れたはずである。事実、雇用安定事業に1兆6000億円を貸し付けなければ、失業給付の積立金は、いまだに2兆円は確保されていたのだから。

 平時に積立金を貯めて、もしものときに備えるのはおかしいことではない。それにもかかわらず、「積立金が貯まったのなら負担を減らせ」という政治的な圧力(いずれ国庫負担の大幅削減をめざす与党の政策)に屈した結果として招いた危機という側面が大きい。

 下げ過ぎた保険料を元に戻し、国庫負担も本来の規定通り4分の1に戻す。また、企業のみ負担する雇用二事業の保険料も失業給付にかかわる保険料と同程度の比率で引き上げれば、難無く乗り切っていけるはずだ。

 急場をしのぐためには、一時的な税金投入は必要かもしれないが、国庫負担ゼロのままにしてきた雇用二事業にも、いざというときには雇用対策を担っている国が責任を持つのは当然のことだろう。必要以上に保険財政の危機を煽り、大幅負担増がイヤなら給付カットもやむなしとの論調に与するメディアや有識者たちは、あまりにも見識がなさすぎるのではないか。

 情報の一部分のみを切り取り財政危機を煽ることは、セーフティーネットの機能を整備するという本来の目的と掛け離れた成果しかもたらさない。

(文=日向咲嗣/ジャーナリスト)

自分の愛猫に好かれると話題のネコモテバスボール、使って見えた驚きの効果と難点

“猫ブーム”真っただなかの昨今、SNS上で毎日可愛い猫の写真や動画がバズっていたり、いろんな企業から猫をモチーフにしたグッズが発売されたりしている。猫の魅力といえば、なんといってもあのツンデレな態度。そっぽを向かれたと思いきや、こちらが忘れた頃に突然甘えてくるなんてこともある。そんな自由気ままな態度に振り回されるのもこのうえない幸せなのだが、本心では“もっと猫にモテたい!”と思っている愛猫家も多いことだろう。

 そんな願望を叶えてくれるというのが、今年10月に発売された入浴剤「NEKOMOTE Bath Ball(ネコモテバスボール)」。こちらは、猫好き界隈で話題の「NEKOMOTE Bath Powder(ネコモテバスパウダー)」のバスボールバージョン。基本的には入浴時に浴槽に入れて香りを楽しむ入浴剤なのだが、猫が好むまたたびとキャットニップ(イヌハッカ)風の香りを調合していることで、入浴後の身体の香りで“ネコモテ”が期待できるというアイテムとのこと。しかし、その触れ込みだけを鵜呑みにしてもいいものだろうか――。

 そこで、2匹の猫を飼っている筆者が「ネコモテバスボール」を使用し、愛猫たちのリアクションなどをリポートする。

「ネコモテバスボール」で愛猫たちにモテモテになるのか

 ネコモテバスボールは株式会社ドリームズが販売している入浴剤。「ローズ」「カモミール」「ローズマリー」と3つの香りの製品が展開されており、価格は418円(税込)だ。

 バラエティショップでも購入可能だが、今回は同社の公式オンラインショップから購入。それぞれの香りを1つずつ購入したので、代金は1254円に送料660円がプラスされた1914円だった。

 注文から約1週間後、商品が到着した。香りによって色分けされていてカラフルなので、見た目にも華やかだ。しかも、バスボールが猫の頭の形になっていて可愛らしい。

 では、さっそく使っていこう。まず手に取ったのは、ピンクのカラーが可愛らしい「ローズ」。袋を開けた瞬間からバラの良い香りが漂った。またたびやキャットニップが配合されているとのことだが、それによる香りの違いは特に感じられない。

 使い方は普通の入浴剤と同じく、約200Lのお湯を張った湯船に入れてよく混ぜるだけ。バスボールを湯船に入れてみると、投入直後はブクブクと泡が立ったものの、あっという間に溶けていった。また、ピンク色のバスボールが溶けたお湯からはあまり色味を感じられず、ほとんど無色透明。入浴剤としては意外と地味だな……というのが正直な感想だ。

 しかし、無色でありながらもバラのフレッシュな香りはほどよく感じられた。入浴中はこの香りに癒され、日々の疲れをリセットすることができるだろう。

 さて、「ネコモテバスボール」を投入した湯船に1時間浸かってみたが、愛猫たちの反応は……? 心なしか、いつもより筆者の指を舐めたり匂いを嗅いだりしてくる回数が多い気はする。ただ、期待していたほどわかりやすい効果は実感できなかった。

 もしかしたら、香りによって結果が変わってくるのかもしれないため、日を改めて残りの2つの香りでも試してみることに。

明らかに反応はしているがモテモテというほどではない?

 次に使ってみたのが、黄色の「カモミール」。こちらは「ローズ」よりもクセが少なく爽やかな香りで、“誰にも嫌われない香り”という表現がイメージに近いかもしれない。

「カモミール」のバスボールを開封すると、愛猫が鼻をクンクンとさせながら近づいてきた。バスボールを動かすと連動するように首を動かしており、興味津々の模様。やはり、バスボールの香りに反応しているのだろうか。

 さて、カモミールは湯船のお湯をわずかに黄色く染めたものの、こちらは湯船に入れてしまうとカモミールの香りがあまり感じられなくなってしまった。

「ローズ」のときと同じように1時間湯船に浸かって風呂場を出る。すると、普段は濡れている床を怖がって風呂場には近づかない愛猫が、すかさず入り込んできて湯船をじっと見つめ始めたのである。これは香りに反応している可能性が高そうだ。

 その後、ソファでくつろいでいると、「ローズ」を使ったときよりも愛猫が寄ってくる回数が増え、そばに寄ってきて筆者の体の匂いを嗅ぐという行動も。普段はあまりしてこないことだったので、やはりバスボールの効果が発揮されていると考えるのが自然だろう。

 最後に使ってみたのが、ブルーの「ローズマリー」。嗅いでみると少しクセのある甘い香りで、「カモミール」とは打って変わって人によって好き嫌いがわかれそうな匂いである。

 こちらも「カモミール」と同様に開封後の反応は良好。鼻をクンクンとさせながらバスボールに吸い寄せられて来ていたため、やはり猫を惹きつける力はありそうに思えた。お湯に入れると、わずかにお湯を青く染めたが、お湯はほとんど無色透明のまま。開封直後にあれほど香っていた香りも、入浴時にはあまり感じられなかった。

 さて、肝心の愛猫の反応はどうだろうか。「カモミール」のときと同じようにソファで過ごしてみたものの、愛猫たちは寄って来ず。むしろ、抱っこをしようとしてもジタバタされたりして、嫌われている気さえする。「カモミール」のときと比較すると、悪い意味で明らかな違いを感じた。

 不思議に思ったので調べてみると、「ローズマリー」は“猫が嫌う”“猫よけに使える”と言われることもある香りとのことで驚いた。それでは、今回の目的である“ネコモテ”の対極にある香りではないか。開封直後に興味を示していたように見えたのは、匂いが自分にとって危険なものなのか否かを判断する行動だったのだろうか……。

 総評すると、3種類ある香りのなかで2匹の愛猫から反応が良かったのは黄色の「カモミール」で、逆に青色の「ローズマリー」は反応が悪かった。だが個体差によって好みの違いもあるだろう。

“猫にモテるかも?”という商品の切り口自体は面白く、お風呂から出た後は、愛猫がどんなリアクションを見せてくれるのかというワクワク感もある。過剰な効果は期待せず、自身の愛猫が興味を示すかというお試し感覚であれば、買ってみてもいいかもしれない。

(取材・文=泥沼蛙/A4studio)

グラドル情報サイト『グラッチェ』オープン記念! 応募者全員に新海まき年賀状プレゼント

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(文=グラッチェ編集部)
日本が誇るグラビア文化の担い手である旬のグラドルたちの情報を日々発信するグラドル情報サイト「グラッチェ」編集部。SNSやリアルイベント、特製アイテム販売などでグラドルとグラビアファンが相互に感謝(グラッチェ)を伝えられる「場」の提供を目指す。公式サイトはこちら/公式Twitter@GravureGrazie/公式Instagram@gravuregrazie

パチスロ敏腕メーカーに夢中…魅力に取りつかれ『山佐の館』を築き上げた強者!!

 私が日々お世話になっているレトロ台マニアの方達ですが、世の中には本当に物凄い方がいるものです。 その一人が今回ご紹介する、一貫して山佐のパチスロ機のみを収集されているという「jog@」さん。

 今回は先に書いちゃいますけどその所持台は全て山佐と旧ニイガタ電子(過去に提携関係)。

1.5号機=4台、2号機=5台、3号機=4台
4号機=117台(25πタイプはパネル違いも含めてコンプリート)
5号機=89台、6号機=2台  合計221台

 といった具合ですがどうですか? 4号機はフルコンプとかスゴ過ぎませんか? これは山佐に表彰されても良いのではないでしょうか? もしかしたら山佐自体にも、これだけの遊技機は保管されていないのかもしれませんね。

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 そんな究極の山佐好きであるjog@さん。山佐に関してはAタイプのみを打つという現役スロッターでもあります。

 初めて手にした実機はショップで偶然見かけたアラジンⅡなのだとか。そのアラジンが現役で稼働していた時代なので30年くらい前なのかも知れません。

 それから何気なくはオークションを見ていると『ゲッターマウス』を発見し、何と1500円で落札してしまったそうです。そこから「こんなにも安く手に入るのか!?」という驚きと共に、jog@さんのレトロ魂に火がつきます。

 そこからはもう止まりません。そして収拾がつかなくなることを危惧したjog@さんはメーカーを絞ることに。そして愛する山佐の台に集中し、他メーカーの台は手放してしまったのです。

 この200を超える台数を、自宅マンションに保管してあるというのもまた驚きです。100台クラス以上を所持している方は「倉庫にて保管」というのが大半なんですけどね。

 その理由ですが「倉庫に入れると二度と遊ばなくなるから」とのこと。そこにはjog@さんのこだわりがあり、所有する実機はホールで稼働していたままの状態を保っていたいからなのだそうです。

 パネルの証紙類やオーバーフロータンク等の備品類は勿論のこと、細かいウェッジ球に至るまで。そして家庭用実機の大半はメダル不要機に改造されて販売されるのがほとんどですが、jog@さんの台は全てメダル遊技が可能という徹底ぶり。 

 いやはや何とも…もうこまでくると陳腐な表現ですが「凄い!!!」という言葉しか見つかりません。しかし、これだけ集めていても「意外とお金はかかっていない」と申しております。

 正確には不明ですが安く購入できたものが多く、特に4号機はかなりのお手頃価格だったそうで、現在の家スロブームに乗っかった高騰ぶりが信じられないそうです。一番高かった台でも5号機『タイムクロス2』で、それでも12万円ほどだとか。

 4号機フルコンプにあたっては、最後のピースだった『ツーペアー』という希少台を海外オークションで落札して逆輸入までしちゃったそうです。

 ただ、さすがに最近は置き場が少なくなっており、収集はストップしつつあるようですが…『ケロット4』と『ハイパーリノ』は購入予定なんだそうです。

最後はjog@さんの好きな台BEST3!
1位 キュロゴス
2位 クレイジーシャーマン
3位 メガマックス

 と全て4号機ですがマニアックですね~。私自身メガマックスなどは見たこともありません。といったところですが、どうでしたか?

 もうこれだけの山佐コレクションを個人のモノだけにしておくのは勿体ないくらいです。どこかに出資してもらって山佐博物館にしてほしいくらいですね。

リンク
↓ ↓
こだわり山佐の館 – 楽天ブログ (rakuten.co.jp)

 

(文=電撃しらっち)
<著者プロフィール>
業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や、業界関係者への取材記事も担当。羽根モノや一発台を特集するなど、オールドファンにも響く内容も積極的に作成している。

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(文=グラッチェ編集部)
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JRA阪神JF(G1)「大ブーイング」のG1勝利から5年、どん底を味わった浜中俊がナムラクレアで恩返し

 2016年のマイルCS(G1)をミッキーアイルで勝利した浜中俊騎手だったが、ゴール後にいつもの笑顔は見られなかった。まるで自分のした事の重大さをわかっているようであった。

「全て自分の責任です」

 最後の直線でムチを入れた際、ミッキーアイルが外側に斜行し他馬の進路を妨害。最終的に降着こそなかったものの、浜中騎手は、23日間(開催8日間)にも及ぶ重い騎乗停止処分を受けた。この日は、亡くなった祖父へ捧げるG1勝利となったのだが、なんとも後味の悪さが残った。

 被害を訴える騎手も多く、一部のファンからも厳しい言葉が投げられたこともあり、当事者となってしまった浜中騎手にとっては、どん底を味わう謹慎期間だったに違いない。

 あれから5年が経ち、そのミッキーアイル産駒のナムラクレア(牝2、栗東・長谷川浩大厩舎)とともに阪神JF(G1)に挑戦する。

 振り返ること9月5日、小倉2歳S(G3)が行われた日に出逢いは突然やってきた。当初、和田竜二騎手が騎乗予定だったナムラクレアだが、前日の落馬負傷により急遽浜中騎手に騎乗依頼が舞い込んできたのだ。

「今朝乗り替わりを知りまして」

 突然の依頼にもかかわらず、初顔合わせのコンビは最高の結果を残した。レースでは好スタートを切り、道中は中団外目で上手く折り合った。4コーナーに差し掛かった時、鞍上がGOサインを出すと、大外から豪快な差し切り勝ちを決め、見事に代役を果たした。意外にも冠名「ナムラ」での重賞勝利は初めてとなった浜中騎手。ここに新生タッグが誕生した瞬間だった。

 現在の「ナムラ」軍団を率いる奈村睦弘オーナーは、ナムラリコリスでも函館2歳S(G3)を制しており、今年の牡馬牝馬混合の2歳重賞において牝馬で勝利したのは、このナムラリコリスとナムラクレアのみなのだからその価値は高い。今回、ナムラリコリスも阪神JFへ参戦予定で、ナムラクレアとの2頭出しで臨むこととなる。

 古くから「ナムラ」軍団を率いていた奈村信重オーナーは、ナムラクレセントやナムラマースなど多くの重賞活躍馬を輩出したが、G1制覇にはあと一歩及ばなかった。現在所有馬はゼロとなっており、その多くは親族である睦弘オーナーが後継している。今年は2歳馬の活躍が目立つため、「ナムラ」軍団悲願のG1制覇へ期待がかかっている。

 ナムラクレアは前走のファンタジーS(G3)を2着と好走し、G1へと夢を繋げた。騎乗した浜中騎手も「折り合いひとつで距離はこなせると思います。加速する時の脚は良かったですし、ポテンシャルのある馬です」と上々の評価だ。

 直前の追い切りでは、浜中騎手を背に栗東坂路で4ハロン52秒2-11秒6をマークし、古馬3勝クラスのトウカイオラージュに先着した。管理する長谷川師も「前に馬を置いて折り合いを確認した。回転力が上がって、いい瞬発力だった」と鋭い切れ味を絶賛。本番へ態勢は整った。

 ちょっとしたキッカケから始まるドラマを、幾度となく生んできたのが競馬だ。血統、馬主、騎手による巡り合わせの数々。大ブーイングを受けたミッキーアイル産駒で、浜中騎手は恩返しできるだろうか。

(文=ハイキック熊田)

<著者プロフィール>
ウオッカ全盛期に競馬と出会い、そこからドハマり。10年かけて休日を利用して中央競馬の全ての競馬場を旅打ち達成。馬券は穴馬からの単勝・馬連で勝負。日々データ分析や情報収集を行う「馬券研究」三昧。女性扱いはからっきし下手だが、牝馬限定戦は得意?

パチスロ夢の「3G連」が6.2号機で登場!! オールドファン待望の新台に対する評価は…

 パチスロ4号機『主役は銭形』は一世を風靡し、現在でも語り継がれる名機として知られている。

 初代の3G連を踏襲したAT機『主役は銭形2』もスマッシュヒット。即連を目指せるゲーム性だけでなく、特化ゾーンや上乗せなど威力の高い疑似ボーナスも人気であった。

 前作の登場から7年。ついにシリーズ最新作『主役は銭形3』が登場。初代『主役は銭形』のゲーム性を色濃く受け継いでおり、オールドファンを中心に話題となっている。

 今回は、そんな本機をピックアップ。実際に遊技してきたファンからの実戦報告や感想をご紹介させていただく。

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甘デジ確率帯ながら「右ALL1000発」の激アツRUSHに突入! 当る気しないモードから事態は一転!?

 それらを踏まえて我々編集部が独断と偏見で、本機の将来性をジャッジ。これから遊技する方、気になっている方は是非参考にしていただきたい。

『主役は銭形3』(HEIWA)

 本機は疑似ボーナスの連打で出玉を形成するマシン。「FUJIKO BONUS(約711枚)」「BIG BONUS(約400枚)」「REGULAR BONUS(約100枚)」の3種類が搭載されており、いずれも純増約6枚の差枚数管理型となっている。

 特化ゾーンも存在し、ボーナス当選時の一部で突入する「ルパン捕り放題」は威力絶大。毎Gで枚数を上乗せ(50枚~最大300枚)を行い、その後突入する「捕り放題ボーナス」自体も上乗せ高確率という仕様だ。

 通常時は主に初代を踏襲した規定ゲーム数でCZ当選を目指すシンプルなゲーム性。レア役成立時の一部で獲得できる「ゼニガ短縮」で規定ゲーム数自体を減算させることも可能となっている。

 CZ「デカ魂」はボーナス当選期待度が約55%オーバーとなっており、3回失敗するまでに1人でも逮捕できればボーナス当選。最大3人まで逮捕可能で、ボーナスストックも3つ獲得可能という夢のあるCZだ。

【プレイヤーからの実戦報告】

 実際に遊技したユーザーの反応は賛否分かれている印象。「通常時が退屈」「REGが多すぎ」といったネガティブな意見も出ているが、「全体的に演出がセンスある」や「AタイプのようなATが良い感じ」といった好意的な内容も多く浮上している。

シリーズと比較した厳しい意見も目立つが、好印象を抱いたユーザーも存在するようだ。

【ヒットの可能性は?】

 他の機種と比べ一撃性能は見劣りするものの「遊べるマシン」として認識するユーザーも少なくない様子。そういった意味ではユーザーを選ぶ機種といえるかもしれない。

 導入台数が控えめなためメイン機種として扱うホールは多くないと思われるが、長く愛されるマシンとなる可能性は十分にあるだろう。今後の動向に注目したい。

JRAヒシミラクルおじさん誕生とアグネスデジタルの「意外」な関係性!? クロフネファンから大ブーイングの天皇賞出走、人馬の運命を変えた名馬の惜しまれる死

 8日、ジャパン・スタッド・インターナショナルアグネスデジタルの死亡を発表した。功労馬として余生を送っていた北海道の十勝軽種馬農業協同組合・種馬所での放牧中に不慮の事故に遭ったという。

 1997年に米国で生を受けたアグネスデジタル。同期にアグネスフライト、1歳下にアグネスタキオンもいた当時、アグネス冠名の馬が全盛を誇った時代だった。

 外国産馬のアグネスデジタルは、当時のルールで牡馬クラシックへの出走権はなく、頭角を現したのは2歳時のダート路線である。

 3歳秋までに中央・地方でダート重賞を3勝していたが、芝では4戦して未勝利。芝重賞でも3着の実績はあったが、あくまでも「芝でもそこそこ走るダート馬」という評価だった。それでも歴戦の古馬マイラーを相手にしたマイルCS(G1)に13番人気で挑戦すると、まさかの大激走。人気薄を侮った多くの競馬ファンを驚かせることとなった。

 しかしその後は、4歳春にかけて芝路線を歩むもスランプに陥ってしまう。本当の意味で快進撃を見せたのは、4歳秋には再びダート路線に舵を切ってからだ。日本テレビ盃(G3)で10か月ぶりの美酒を味わうと、南部杯(G1)、天皇賞・秋(G1)、香港C(G1)、そして翌年のフェブラリーS(G1)まで怒涛の5連勝。国内外の芝ダートG1で次々と強豪馬たちをなぎ倒していった。

 6歳秋まで現役を続けたアグネスデジタルはG1を通算6勝したが、ある人馬の運命を変えたであろう2つのレースを取り上げたい。

 1つ目は4歳秋に4番人気で挑んだ天皇賞・秋である。当時は外国産馬には2枠しか出走権がなく、賞金順で1つ目の枠を確保していたのがメイショウドトウだった。そして、2つ目の枠には芦毛の怪物として絶大な人気を誇ったクロフネが滑り込むものとみられていた。

 ところが、天皇賞・秋を前に日本テレビ盃と南部杯を連勝したアグネスデジタルが、賞金額でクロフネを上回る。そして、陣営は秋の盾取りに急遽参戦を決めたのだ。この判断にはクロフネの出走を待ち望んでいたファンから大ブーイングが飛んだという。

「アグネスデジタルは前年にマイルCSを勝ちましたが、芝での勝利はその1つのみでした。その年の春は安田記念など東京の芝で不本意な結果に終わっており、距離が2000mに延びる秋の天皇賞挑戦に理解を示せなかったファンも多かったですね。しかし、ご存じの通りアグネスデジタルは結果で応えました」(競馬記者)

 アグネスデジタルの参戦で、クロフネは路線変更を強いられ、天皇賞前日の武蔵野S(G3)に回ることになった。それまで芝しか経験がないクロフネだったが、イーグルカフェなど並み居るダートの強豪馬たちを子ども扱い。伝説ともいえる9馬身差の圧勝劇を演じた。

 クロフネは続くジャパンCダート(G1)も7馬身差で圧勝。NHKマイルC(G1)に続く、芝ダートG1制覇を遂げ、アグネスデジタルとともに“二刀流”という称号を手にした。

 もしアグネスデジタルが天皇賞・秋に参戦していなければ、クロフネのダート挑戦はなかったかもしれない。ダート2戦で見せた化け物級の競馬は種牡馬としてのクロフネの評価を大きく上げたのは言うまでもないだろう。

 アグネスデジタルが変えたもう一つの運命。それが最後のG1タイトルを手にした6歳春の安田記念だった。

 この勝利によって運命が変わったのは「2億円おじさん」として知られる人物だ。その素性は今も明らかになっていないが、2億円おじさんはその年の宝塚記念(G1)でヒシミラクルの単勝に大金を投じ、2億円近い払い戻しを受けたことで「ヒシミラクルおじさん」としても知られる。

「2億円おじさん=宝塚記念のヒシミラクル」というイメージが定着しているが、もともとはその年のダービー、安田記念、そして宝塚記念の3つのレースで単勝を転がしてのものだった。

 元手はダービーでネオユニヴァースの単勝に投じた50万円といわれている。まずは堅く2.6倍を的中させると、続く安田記念では4番人気、9.4倍のアグネスデジタルに130万円を投入。これが1200万円以上となり、最後の宝塚記念で“ミラクル”を起こしたというわけだ。

 もしアグネスデジタルが03年の安田記念でクビ差勝利を飾っていなければ、「ヒシミラクルおじさん」は誕生しなかったことになる。

 元祖二刀流として名を馳せたアグネスデジタル。固定観念にとらわれないキャリアを歩み、影響を受けた関係者も少なくないだろう。多くのファンに愛されたアグネスデジタルの冥福を祈りたい。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

パチンコ『無双』の名を知らしめた先駆者…出玉感あふれる連チャンで魅了した初代マシン!!

 パチンコで『無双』と言えば、『真・北斗無双』を真っ先に思い浮かべるだろう。『ぱちんこCR真・北斗無双』は大ヒットを記録し、まさに業界を無双した。次々に続編がリリースされ、このたびそのCR機を彷彿とさせるニュータイトルが発表され話題をさらっている。

 しかし、パチンコにおいて『無双』の名を広げた先駆者は『真・三國無双』なのである。無論、ゲームタイトルである「北斗無双」もこの「真・三國無双」からの派生モデルであり、元祖にして初代なのはこちらなのである。

 ご存知「三国志」をモチーフに武将が単騎で多人数をなぎ倒していく爽快感を売りにした格闘ゲームを初めてパチンコ化したのがビスティから登場した『CR真・三國無双』で、23人の武将がゲームそのままに大暴れする演出と破壊力のある出玉性能で爽快感を味わえる内容になる。

 モチーフがゲームだけにグラフィックの迫力が格別で、実際にゲームをプレイしているかのような映像を楽しめる。また、魏・呉・蜀のなかから好きなステージを選べる機能も搭載。選択した国によってゲーム性が変化するようになっている。

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パチスロ新台『牙狼』低設定でも事故が狙える!?『番長』を超えた名機の予感…

甘デジ「確率1/89×10R比率50%」の超新星が降臨! 新台分析-パチンコ編-

 魏なら役物ステップアップとチャンス目がメイン。呉は斬撃フラッシュとメモリー予告に特徴があり、蜀は液晶ステップアップ予告と大炎スベリが中心となり、リーチではそれぞれの国を代表するキャラが活躍。また、三国をランダムに変化させるオートモードも用意されている。

 大当り後は最強の武将・呂布が1000人斬りを達成すれば大当りとなる「無双モード」に突入。次回ループ式の確変で連チャンとまとまった出玉を獲得できるチャンスとなる。

 この無双モードは内部状態の異なる3つの形態が用意され、無双モードは確変or時短の電サポ100回転だが、真・無双モードになれば次回まで電サポが継続する通常の確変となる。3・7図柄の大当りでは真・無双モードが約束され、最初は無双モードでも内部的に確変であれば真・無双モードに昇格するパターンもある。

 そして、モード終了後に移行する無双準備モードは電サポなしの確変or通常のいわゆる潜確モードとして機能。20回転以降は通常モードへ戻る抽選が行われ、SPリーチハズレ後には通常へ戻る可能性がある。

 ただ、内部確変の場合は20回転を越えてSPリーチが外れた際にも通常モードに戻らないのでしばらく無双準備モードが継続する場合は潜確が濃厚となるので当るまで打ち切る必要がある。

 連チャン率はスペックによって変化。大当り確率が1/399.6のマックスタイプなら確変63%でオール時短100回のSF-Tと確変72%で時短が50or75or100回のVF-T、大当り確率が1/295.2のミドルタイプで確変55%、時短20or40or60or80or100回となるMF-Tの3種類。

 本機が登場した後に、山佐の『パチスロ戦国無双』やオリンピアの『真・三國無双』をはじめとするパチスロ機や京楽の『CRびっくりぱちんこ戦国無双 MAX EDITION』、サンスリーの『CR真・三國無双』と本タイトルが浸透していく。

 もしかすると、本機のパイオニアとしての役割がなければ名機『ぱちんこCR真・北斗無双』も生まれなかったかもしれないのである。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

JRA阪神JF(G1)あの武豊も達成できなかった「過去2人」だけの快挙!? 新進気鋭の若手騎手が挑む「穴男」襲名

 12日に行われる2歳女王決定戦・阪神JF(G1)。2年前はレシステンシア、昨年はソダシが優勝し、2年連続で無敗馬が誕生している。このレースをあえて出走馬ではなく騎手に注目するなら、記念すべきG1初騎乗を迎える”若武者”にスポットを当てたい。それは若干19歳の泉谷楓真騎手だ。

 6日現在、43勝をマークしているデビュー2年目のホープは、ルーキー時代の昨年19勝を大きく更新中。G1初騎乗となる阪神JFでコンビを組むナムラリコリスはデビュー以来、全レースに騎乗しているパートナーだ。

 札幌で行われた新馬戦こそ、レコード勝ちしたポメランチェの2着に終わったものの、函館に舞台を移して未勝利戦を脱出。次走の函館2歳S(G3)も連勝して、人馬共に初の重賞制覇を果たした。

 世代一番乗りで重賞勝ちを収めたナムラリコリスと、こちらも同期一番乗りで重賞勝利を挙げた泉谷騎手。本人は「(自身6度目の挑戦で)初重賞を取るまでに少し時間がかかってしまった」と語っているが、重賞を勝てないまま現役を引退するジョッキーもいる中で、若手騎手が達成した点は、賞賛すべきだろう。

 競馬界の第一人者である武豊騎手はデビュー2年目の19歳の時に出走した1988年の菊花賞(G1)で、記念すべきG1初勝利を記録。スーパークリークに騎乗して、JRA史上最年少クラシック制覇を遂げた。他方でG1初騎乗となると、実は初勝利からちょうど1年前の同じ菊花賞でのこと。レオテンザンで出走して、6着という記録が残っている。

 レジェンド・武豊騎手も成し得なかった「G1初騎乗初勝利」の”快挙”を達成しているジョッキーは、過去に2人のみ。平地と障害レースで活躍する二刀流・熊沢重文騎手と、人気薄の馬で穴馬券を演出することでお馴染みの江田照男騎手だ。

 熊沢騎手は1988年にコスモドリームに騎乗したオークス(G1)で”快挙”を達成しているが、江田騎手がG1初騎乗を果たしたのは、91年の天皇賞・秋(G1)。デビュー2年目、プレクラスニーとのコンビで出走し、武豊騎手が騎乗するメジロマックイーンに6馬身もの大差をつけられ、ゴールでの通過順位は2着に終わった。

 ところがレース後、1着に入線した武豊騎手に進路妨害の判定が下されて18着に降着。つまり江田騎手は繰り上がりで勝利を収め、想定外の「G1初騎乗初勝利」を達成したのだった。

 江田騎手といえば「穴男」。デビュー2年目のこの一件で、強靱なメンタルが鍛えられたのか定かではないが、後の98年には障害レース帰りのテンジンショウグンで日経賞(G2)を制して重賞レースの馬連最高配当(当時)となる21万3370円を演出している。

 ほかにも2000年のスプリンターズS(G1)では16頭立て最低人気のダイタクヤマトで逃げ切り勝ちして、単勝は2万5750円。01年有馬記念(G1)でも13番人気アメリカンボスで2着となり、年末の大一番でも大波乱を演出した。

 ちなみにもうひとりの「G1初騎乗初勝利」達成者の熊沢騎手も、91年の有馬記念では14番人気ダイユウサクで勝利するなど、数々の穴馬券を生み出している「穴男」だ。

 泉谷騎手に話を戻せば、阪神JFから6日後の今月18日で、ちょうど20歳の誕生日を迎えることになる。果たして”若武者”は、10代最後の挑戦で武豊騎手も達成できなかった「G1初騎乗初勝利」の快挙を達成して、歴代の「穴男」たちと肩を並べることができるか。ナムラリコリスとのコンビに注目したい。

(文=鈴木TKO)
<著者プロフィール> 野球と競馬を主戦場とする“二刀流”ライター。野球選手は言葉を話すが、馬は話せない点に興味を持ち、競馬界に殴り込み。野球にも競馬にも当てはまる「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」を座右の銘に、人間は「競馬」で何をどこまで表現できるか追求する。