セブン、開発努力に敬意を払いたい食品5選…名店の味を完全再現のカレー&ラーメン

 今年3月末時点で国内2万1301店舗を誇るコンビニ業界最大手のセブン-イレブン。そんな業界トップをひた走り続けるセブンだが、4月初旬からオリジナル商品の一部値上げを実施。食糧需要の世界的な増加による原材料の価格高騰、物流コストの上昇などにより価格改定に踏み切ったという。「お好み幕の内」は464円(税込、以下同)から496円、「セブンプレミアム さばの塩焼」は289円から321円に上がるなど人気、商品の値上げも避けられなかった。

 値上げによる今後の展開が注目されているセブンだが、今春も数多くの商品がラインナップ。なかには値上げによる不安を吹っ飛ばすような出来の“神商品”も少なくない。そこで今回は“この春、買うべきセブン商品”を5つ選出。実際に食レポをしていくのでセブンでの買い物時の参考にしていただきたい。

セブンプレミアムゴールド とみ田つけめん/451円(税込、以下同)

「セブンプレミアム」の最上級ブランドである「セブンプレミアム ゴールド」は、コンビニとは思えないクオリティの高い商品を発売する人気シリーズ。なかでも、千葉県松戸市の人気ラーメン店「中華蕎麦 とみ田」とコラボした「7プレミアムゴールド とみ田つけめん」は、本店の味を再現できていると太鼓判を押すファンがいるほど優れた商品なのだ。

 本品内には極太麺と焼豚が入った袋とスープの袋が入っている。それぞれ電子レンジで温めた後、スープをお椀に注ぎ、麺は軽く水洗いをしてぬめりを取り皿に盛り付けていく。この工程は少々手間に感じたものの、いざ実食してみると麺は小麦の風味が存分に感じられるモチモチとした食感で食べ応え抜群。豚骨と魚介の香りが漂うドロドロの濃厚スープとも良く絡み、肉と魚の旨味を堪能できた。焼豚も脂身と肉のバランスが良く、味が染み込んでおり満足度は高い。

 ラーメン店に足を運ぶ労を考えれば作る工程の手間もそこまで気にならず、ラーメン店で食べるのに近いクオリティの満足度をお手軽に味わえる逸品。セブンの開発努力と技術に敬意を払いたくなる商品だ。

ナイルレストラン監修 ナイルチキンカレー/594円

 銀座の老舗カレー店「ナイルレストラン」が監修を務める「ナイルレストラン監修 ナイルチキンカレー」。じっくりと炒めたオニオンとナイルレストラン直伝のスパイスの香りが漂う食欲をそそられる期待大な商品である。

 実食してみると、甘口ながらも後から辛さがジワジワとやってくる味わい。トマトとココナッツミルクが入っているため、バターチキンカレーのようなクリーミーさ、かつコク深い後味となっている。付け合わせのマッシュポテトとしんなりとした食感のキャベツもカレーとの相性が良く、最後まで飽きずに食べ進められる工夫がされていた。

 SNS上では「思ったよりスパイシーで美味しい」「辛さが鋭く効いているが胃もたれはしない」と、本品の辛さについて好意的に言及している声が非常に多かった。ちょっとピリ辛なカレーを食べたいときはぜひお試しあれ。

胡麻とラー油の旨辛担々麺/572円

 4月6日に新発売された「胡麻とラー油の旨辛担々麺」。セブン公式からは“唐辛子とラー油の辛味が効いた”商品と紹介されており、見た目も真っ赤なスープであることから辛そうな印象を受ける。

 しかし、実際に食べてみるとスープは舌に少し刺激があるくらいでそこまで辛くはなく、代わりにまろやかなゴマの風味が味わえる。またシコシコとした食感の中細麺はスープと良く絡まり、ズルズルとすすることができ美味。甘辛い肉そぼろはスープと一緒に食べることで旨味と辛さがより強調され、全体の味をキリっとまとめてくれた。

 もっと辛さが欲しいという人は花椒も別添えで付属されているので、食べ進める途中で味変してみるのもいいだろう。唐辛子系のピリっとくる辛さとは異なった痺れる辛さを楽しめるのでおすすめである。

石臼挽き蕎麦粉のコシざるそば/388円

 2019年8月17日付当サイト記事『セブン-イレブン、買うとガッカリな商品5選!ミニ冷し中華、冷しちく玉天うどん…』で紹介した「コシとのど越しが自慢 ざる蕎麦」は、持ち上げるだけで蕎麦がブチブチと切れるという微妙な評価を下した商品であった。しかし、現在発売中の「石臼挽き蕎麦粉のコシざるそば」は、その評価を覆すほど美味しい商品へと変貌していた。

 まず前回の記事で問題としていた蕎麦のコシだが、本品の蕎麦は強く持ち上げても切れることはなく、しっかりと製麺されていることが窺える。実食してみても、蕎麦本来の素朴な香りと弾力のある食感が楽しめるのでどんどん箸が進んでしまった。つゆの濃さもしょっぱすぎず、出汁の旨味が存分に抽出されたものであった。

 SNS上では「コンビニの蕎麦はセブンが一番!」「コシの強さと蕎麦の香りが絶品」など本品を愛している人の声も少なくない。ファンが満足できるように日々の商品開発に努めているセブンは、質の向上に抜かりがないようだ。

銀座デリー監修 タンドリー風チキン/486円

 

 上野に本店を構えるインド・パキスタン料理専門店「デリー」とコラボした「銀座デリー監修 タンドリー風チキン」。10種類以上のスパイスを使用したソースにしっかりと漬け込んだチキンが売りの商品となっている。

 SNS上では「スパイスの風味が効いていて旨い」「チキンが柔らかくて最高」と絶賛する声がある一方、「コンビニでこんな本格的な味が楽しめるなんて……」と本品のクオリティに驚く声もあった。

 そこでさっそく食べてみると、チキンは噛むとほろっと崩れる柔らかさで絶品。ソースにはヨーグルトも入っているため、辛さだけではないマイルドな口当たりとなっている。ソースの味付けが肉の旨味を格段に引き立てているので、美味しさは倍増。あっという間に完食してしまった。ご飯のおかずだけではなくお酒のつまみにもなりそうな病みつきになる味わい。リピート待ったなしの商品だろう。

 セブン-イレブンの商品は以前食べたものがより美味しくなっているということが珍しくなく、サービス向上の姿勢が読み取れるため非常に好感が持てる。今回紹介した商品を食べてみたいと思った人は、お近くのセブンまで足を運んでいただきたい。

(取材・文=A4studio)

※情報はすべて4月13日時点のものです。

●A4studio

エーヨンスタジオ/WEB媒体(ニュースサイト)、雑誌媒体(週刊誌)を中心に、時事系、サブカル系、ビジネス系などのトピックの企画・編集・執筆を行う編集プロダクション。

 

印象操作&批判封殺?二宮和也『マイファミリー』絶賛のネット記事だらけの不気味さ

 嵐・二宮和也が主演を務める、TBS系「日曜劇場」枠の連続テレビドラマ『マイファミリー』第1話が4月10日に放送された。初回の平均世帯視聴率は12.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好発進。各種ニュースサイトでも、基本的にはポジティブな論調で報じられているようだ。

 二宮が在籍する嵐は、2020年の大みそかをもってグループ活動を休止。以降、リーダーの大野智は休業に入り、二宮、櫻井翔、相葉雅紀、松本潤はそれぞれ個人での活動を継続中だ。

 21年4月期に櫻井と広瀬すずのダブル主演作『ネメシス』(日本テレビ系)、同10月期に相葉主演の『和田家の男たち』(テレビ朝日系)、今年1月期には松本主演の『となりのチカラ』(同)と、メンバーの主演ドラマが順々にオンエアされ、今期は“嵐きっての演技派”といえる二宮の『マイファミリー』が満を持してスタート。「日曜劇場」枠はTBSの“看板枠”とあって、同局やジャニーズ事務所の気合いも感じられ、ニュースサイトなどでも放送前から同ドラマの内容、また二宮の演技力に期待するような記事が多くみられた。

 そんな『マイファミリー』の主人公は、ゲーム会社「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」の社長・鳴沢温人(二宮)。妻・未知留(多部未華子)との間には小学生の娘・友果(大島美優)がいるのだが、ある日、その娘が誘拐されてしまう。犯人が要求する身代金は5億円。大切な娘を攫われた温人が、妻と力を合わせて誘拐犯と戦っていく“ノンストップファミリーエンターテインメント”となっている。なお、二宮と多部は07年7月期放送の同局ドラマ『山田太郎ものがたり』以来、15年ぶりに共演を果たした。

『マイファミリー』の登場人物はほかに、鳴沢夫妻の親友で弁護士の三輪碧(賀来賢人)に元刑事の東堂樹生(濱田岳)、神奈川県警捜査一課の警部・葛城圭史(玉木宏)、新人刑事・梅木司(ジャニーズJr.内ユニット・美 少年の那須雄登)、警視・吉乃栄太郎(サンドウィッチマン・富澤たけし)、「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」の最高執行責任者で温人のビジネスパートナー・立脇香菜子(高橋メアリージュン)、ネットサービス企業・NEXホールディングスの最高執行責任者である阿久津晃(松本幸四郎)など。

 友果が誘拐され、温人の通報によって葛城ら警察が鳴沢家にやって来たり、未知留が三輪&東堂にSOSを求めたりした第1話。ネット上には、

「ニノと多部ちゃんの組み合わせも最高だけど、ほかのキャストも豪華!」

「ミステリー要素が多くて引き込まれた。今後の展開が楽しみ」

「謎解きしながら視聴するドラマは流行ってるし、やっぱり面白いよね」

といった声が寄せられた。

 実際、最近は日テレ系連ドラ『あなたの番です』(19年4~9月放送)や『真犯人フラグ』(21年10月~22年3月放送)のような“視聴者もネット上で考察合戦を繰り広げられるミステリー作品”が話題。最終回に近づくにつれて徐々に物語の真相が明らかになっていくため、視聴率も後半の伸びが期待される。『マイファミリー』は初回から好成績を記録しただけに、終盤はかなりの高視聴率を獲得できるかもしれない。

積極的な広報活動のたまもの?

 しかし、ネット上にはネガティブな書き込みもみられる。たとえば、

「伏線が多すぎて、最終回までに全部回収されるのか心配」

「結局ドラマで収まらず、結末は映画で! とかになりそう」

「謎解き系は面白いけど、飽きてきた。1話完結だと気楽に見られるのにな~」

というような意見だ。また、実は主演の二宮に対しても、

「二宮さんの演技力ってやたら絶賛されてるイメージだけど、改めて見てみるとそうでもなくない?」

「このドラマの役に合ってないだけかな? なんか演技に違和感あった」

「二宮さんの演技ってこんなにわざとらしいのか……」

など、首をかしげる者もいたようだ。

「ネット上には否定的な意見も書き込まれているのですが、ほとんどのメディアはそれらを無視していて、ポジティブな記事ばかりが溢れている状況。そのため、“二宮和也やジャニーズに対する忖度がエグい”という声もみられます」(テレビ局関係者)

 また、別のテレビ局関係者はいう。

「放送前から放送直後、そして翌日に視聴率が2ケタ台に乗ったことが報じられた直後にいたるまで、各ネットニュースサイトはドラマへの賛美一色で、ちょっと不気味な印象を受けるほどだった。どの記事もTBSから提供された劇中シーンの写真を掲載しており、番組情報や第1話のあらすじ、オフィシャル写真を放送前に提供されているため、批判的なことは書けないので当然といえば当然だろう。

 ただ、あまりに多くのメディアが横並びで“絶賛の声続出”“二宮の迫真の演技”といったトーンとなり、一般の人々からは“印象操作”されているかのように受け止められてしまった。TBSとしては、宣伝のために積極的にメディアに売り込んだ結果なのだろうから、テレビ局の広報の姿勢としては100%正しいのですが……」

 手に汗握る今後の展開とともに、視聴率の推移も気になるところである。

(文=Business Journal編集部)

 

パチンコ「一日の平均投資金額」はどれくらい? ブーミングネットがパチンコ遊技客の“懐事情”を調査

一日の「予算」と「実際の投資額」についてアンケート

 各種データによると、ここ数年、パチンコファンは減少の一途を辿るものの、1人あたりの投資金額は増加傾向にある。

 パチンコ業界の顧客分析やマーケティング戦略などを行うブーミングネットはこのほど、そんな遊技客の懐事情を調査。ホールで遊技する際、1日どれくらいの予算で遊ぼうと考えているのか。実際に1日でどれくらいの金額を使用しているのかをまとめた。

 これによると、まず予算は「3,000円未満」が15.4%、「3,000円以上~5,000円未満」が33.5%、「5,000円以上~1万円未満」が33.8%、「1万円以上」が17.4%。回答者全体の82.6%が1万円の範囲内で楽しもうと考えているようだ。

 一方、実際の使用金額について見ると、「3,000円未満」が11.1%、「3,000円以上~5,000円未満」が30.0%、「5,000円~1万円未満」が30.4%と、それぞれ4.3ポイント、3.5ポイント、3.4ポイント減少。対して、「1万円以上」の項目は28.5%と11.1ポイントも増加しており、約3割の遊技客は1日あたり1万円以上を使用しているだけでなく、そのうちの1割の遊技客は予算の枠を超えていることが分かった。

予算以上に使ってしまう要因は……

 この結果について同社は、「あと少しで遊タイムへ到達する」といった状況での予算オーバーなどを推察。新台で言えば全滅アタッカーを搭載した京楽産業.の『ぱちんこ 仮面ライダー 闇のライダーver.』や、定番マシンで言えば一撃50,000発以上を軽く吐き出すこともあるSANKYOの超速マシン『Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン』など、投資に対する見返りが期待できる機種が多いことも投資が増えた理由として挙げている。

 これは即ち、「手軽に安く、安心して楽しめる環境」ではないという状況にあるともいえる…とは同社の分析。当サイトでも先日、遊技機規則の技術上の規格解釈基準が改正され、出玉が一定数に達した時点で遊技を停止できる「安全装置」的な機能を搭載できるようになったことについて報じたが、適度な射幸性を持たせつつ、「安心して遊べる手軽さ」を両立させることが、パチンコ業界の永遠の課題であるということなのであろう。

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JRA皐月賞(G1)2戦2勝ダノンベルーガは「危険」な人気馬!? ワグネリアンとワンアンドオンリー、後のダービー馬2頭も屈した2つの「最悪データ」とは…?

 17日、中山競馬場では牡馬クラシック1冠目、皐月賞(G1)が行われる。今年の皐月賞は近年では類を見ない混戦模様。それに加えて、出走メンバー間のこれまでの直接対決が少なく、実力差を計ることが難しい。どの馬が上位に食い込んでもおかしくない、このような状況であれば「人気馬の取捨選択」が予想においては重要なポイントになる。

 そこで今回、「危険な人気馬」候補として注意したいのがダノンベルーガ(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎)だ。

 

皐月賞「4強」ダノンベルーガに足りないものとは

 

 前走の共同通信杯(G3)では、札幌2歳S(G3)を制したジオグリフ、後にスプリングS(G2)を制したビーアストニッシドといった重賞級の馬を相手に余裕の差し切り勝ち。2戦2勝で一躍クラシックの有力候補に浮上したニュースターだが、実は皐月賞に関する2つの「最悪データ」に該当してしまっている。

 皐月賞までに11頭立て以下の「少頭数」のレースの経験しかない馬の成績は、過去10年で(0-0-0-7)と全滅。この中にはワグネリアン(18年・1番人気7着)、スワーヴリチャード(17年・2番人気6着)、トーセンスターダム(14年・3番人気11着)といった人気馬も含まれている。

 少頭数のレース、特に2・3歳の場合は極端なスローペースになりやすいが、一方で皐月賞はG1らしい厳しい流れになることが多い。この「ペースへの戸惑い」が多頭数の経験が無い人気馬が苦戦する主な要因だろう。

 ダノンベルーガは新馬戦が8頭立て、共同通信杯が11頭立てでこのデータに該当。さらにこの2レース共にかなりのスローペースであった。それに加えてダノンベルーガは馬群に揉まれた経験がなく、18頭立ての1枠1番に入ったことで思わぬ脆さを見せる可能性もある。多頭数レースでの経験不足が露呈し、力を発揮できないケースは十分に考えられる。

 これに加えて、ハーツクライ産駒は過去10年で(0-1-0-13)と不振。好走したのは2年前のサリオスのみである。こちらも人気馬が多く含まれており、1つ目のデータにも該当したスワーヴリチャードの他に、ワンアンドオンリー(14年・4番人気4着)やヴィクティファルス(21年・4番人気9着)が該当していた。ダノンベルーガにとっては、こちらも厳しいデータと言える。

 ワグネリアンとワンアンドオンリー、後にダービーを制した2頭も屈した2つの「最悪データ」。奇しくもその両者に該当してしまったダノンベルーガは「危険な人気馬」と言わざるを得ないだろう。

 果たしてダノンベルーガは、かつての名馬たちを苦しめたデータに屈するのか、それを撥ね退けてクラシックホースの称号を掴むのか。その走りに注目したい。

(文=エビせんべい佐藤)

<著者プロフィール>

98年生まれの現役大学院生。競馬好きの父の影響を受け、幼いころから某有名血統予想家の本を読んで育った。幸か不幸か、進学先の近くに競馬場があり、勉強そっちのけで競馬に没頭。当然のごとく留年した。現在は心を入れ替え、勉強も競馬も全力投球。いつの日か馬を買うのが夢。

パチスロ「ハマリの向こう側」まで追いかけるのは…【濱マモルののほほんコラムVol.144~無駄遣い~】

【濱マモルののほほんコラムVol.144~無駄遣い~】

 阪神タイガースが勝てない。

 この原稿を書いている4月15日現在、勝ち数はわずか1。17試合を終えて勝率0割6分3厘は1979年の西武ライオンズを抜いてプロ野球ワーストであり、まさしく泥沼の状態だ。

 とにかく勝ってほしい。翌週には横浜スタジアムで子供たちと観戦する予定だし、それまでにはどうにか調子を取り戻してほしいと虎歴37年のアタシは切に願うばかりだが、その一方で、どうせならば行くとこまで行ってしまえと、どこかで真逆のことを考えている自分がいるのも事実である。

 決して、破滅型なわけではない。むしろ平凡な日常を壊すなんて以ての外、現状維持こそ美徳とする超保守的人間あるが、パチスロでクソ負けした時などにも、その感覚がふいに現れることがある。

もうハマリの向こう側まで追いかけるのは…

 一体、どこまでハマるのか。はたして、どれだけお金がなくなるのか。なぜだか急にどん底を味わいたい衝動にかられ、ひたすら投資しまくることもあるが、もちろん、そんなことは身体にも懐にも良くないことも知っている。

 とある記事によると、お金持ちは節約力に長けているらしい。例えば車の購入時、凡人はどうせ高価な買い物だし、少しの上乗せなど気にしないとばかりに無駄なオプションを付けがちだが、お金持ちはそんなことなどしない。しっかりと自主規制できるだけに、みるみると資産が貯まっていくのだそうだ。

 確かに300万円が305万円になってもさほど変わらないように思えるが、よくよく考えたら5万円はデカい。7万円負けからの追加1万円投資も同様で、庭の土を掘っても1万円など出てこないのだから、クソ負けで妙なテンションになっても一旦深呼吸、心を静めるべきなのである。

 春から息子は中学校へ進学したし、公立とは言え、今後はいろいろとお金がかかる。もうハマリの向こう側まで追いかけるのはやめよう、今日は手堅く遊タイム狙いでもしよう…などと決意しながらATMでお金を引き出そうとしたら、年金や固定資産税などの各種支払いで、そもそも残高が全くないことに気付きました。しばらくは塩でも舐めてます。

(文=濱マモル)
〈著者プロフィール〉
神奈川県横浜市出身。レコード会社勤務の後、フリーライターへ転身。パチンコ・パチスロやギャンブル系を中心に、野球、音楽、街情報など幅広い分野で執筆する。特技は料理と飲酒で、超常現象好き。ドラマーとしての顔も持つ。
Twitter(@hamamamoru777):濱マモル

JRA皐月賞(G1)「三冠の法則」ナリタブライアン、ディープインパクト、オルフェーヴルも…歴代三冠馬8頭中4頭に共通点、2022年が示す「66.7%」とは

 17日、中山競馬場では皐月賞(G1)が行われる。「最も速い馬が勝つ」といわれる牡馬三冠の第一関門、先頭でゴールを駆け抜けるのは果たしてどの馬になるのか。

 下馬評では好枠12番を引き当てたドウデュースがやや抜けた人気を集めるという声もあったが、上位人気は拮抗している。

 16日午前11時現在の1番人気はドウデュースで5.7倍、次いでデシエルト(6.0倍)、イクイノックス(6.6倍)、ダノンベルーガ(6.7倍)、ジオグリフ(8.7倍)、キラーアビリティ(8.8倍)と、6頭が単勝オッズ1桁台。さらにアスクビクターモア(11.7倍)、オニャンコポン(11.9倍)の2頭が僅差で続く混戦模様になっている。オッズ通りなら、今年の3歳牡馬クラシック路線には飛び抜けた存在がいないといえそうだ。

 ところが、今年は皐月賞を制した馬がそのまま日本ダービー(G1)と菊花賞(G1)を制する可能性が高いという。どういうことか。

 

5月29日のダービー開催は「三冠馬誕生」の予兆?

 

「オカルト的なものですが、5月29日にダービーが行われる年は三冠馬が生まれやすいんですよ。今年のダービーはまさに5月29日に開催です。三冠レースのうち最後に創設された皐月賞(当時の名称は横浜農林省賞典四歳呼馬)が始まったのは1939年です。それ以降、ダービーが5月29日に開催された年は10回ありました。そのうち、なんと4回で三冠馬が誕生しています」(競馬誌ライター)

 JRA史上、8頭いる牡馬三冠馬のうち半数の4頭が5月29日にダービーが開催された年に三冠馬に輝いている。特に1983年以降は、1983年ミスターシービー、1994年ナリタブライアン、2005年ディープインパクト、2011年オルフェーヴルの4頭が達成。“三冠率”は異常なほど高い。

 その期間で、三冠馬が生まれなかったのは1988年(ヤエノムテキ、サクラチヨノオー、スーパークリーク)と、2016年(ディーマジェスティ、マカヒキ、サトノダイヤモンド)の2回だけ(カッコ内は順に皐月賞馬、ダービー馬、菊花賞馬)。つまり、過去40年ほどに限れば、5月29日にダービーが開催された年の三冠馬誕生率は6分の4で、66.7%ということになる。

 逆説的に考えれば、今年は三冠達成に近い馬を探すことが皐月賞的中の近道となりそう。そういう点でドウデュースはやや厳しいかもしれない。昨年は2歳マイル王に輝いたように、スタミナよりスピードがやや勝ったタイプで、秋には凱旋門賞(G1)への登録を予定している。陣営も現時点で菊花賞まで眼中にはないだろう。

 血統的に3000mまで持ちそうなのが、菊花賞馬キタサンブラック産駒のイクイノックス、そしてディープインパクト産駒で2000m戦の勝ち鞍があるキラーアビリティ、アスクビクターモアあたりか。

「日本ダービーが5月29日に行われる年は三冠馬が誕生する」――。盲目的にこの“オカルト”を信じるなら、皐月賞は“見”を決め込んで、ダービーと菊花賞で大勝負をかけるのも有りかもしれない。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

JRA皐月賞(G1)「三冠の法則」ナリタブライアン、ディープインパクト、オルフェーヴルも…歴代三冠馬8頭中4頭に共通点、2022年が示す「66.7%」とは

 17日、中山競馬場では皐月賞(G1)が行われる。「最も速い馬が勝つ」といわれる牡馬三冠の第一関門、先頭でゴールを駆け抜けるのは果たしてどの馬になるのか。

 下馬評では好枠12番を引き当てたドウデュースがやや抜けた人気を集めるという声もあったが、上位人気は拮抗している。

 16日午前11時現在の1番人気はドウデュースで5.7倍、次いでデシエルト(6.0倍)、イクイノックス(6.6倍)、ダノンベルーガ(6.7倍)、ジオグリフ(8.7倍)、キラーアビリティ(8.8倍)と、6頭が単勝オッズ1桁台。さらにアスクビクターモア(11.7倍)、オニャンコポン(11.9倍)の2頭が僅差で続く混戦模様になっている。オッズ通りなら、今年の3歳牡馬クラシック路線には飛び抜けた存在がいないといえそうだ。

 ところが、今年は皐月賞を制した馬がそのまま日本ダービー(G1)と菊花賞(G1)を制する可能性が高いという。どういうことか。

 

5月29日のダービー開催は「三冠馬誕生」の予兆?

 

「オカルト的なものですが、5月29日にダービーが行われる年は三冠馬が生まれやすいんですよ。今年のダービーはまさに5月29日に開催です。三冠レースのうち最後に創設された皐月賞(当時の名称は横浜農林省賞典四歳呼馬)が始まったのは1939年です。それ以降、ダービーが5月29日に開催された年は10回ありました。そのうち、なんと4回で三冠馬が誕生しています」(競馬誌ライター)

 JRA史上、8頭いる牡馬三冠馬のうち半数の4頭が5月29日にダービーが開催された年に三冠馬に輝いている。特に1983年以降は、1983年ミスターシービー、1994年ナリタブライアン、2005年ディープインパクト、2011年オルフェーヴルの4頭が達成。“三冠率”は異常なほど高い。

 その期間で、三冠馬が生まれなかったのは1988年(ヤエノムテキ、サクラチヨノオー、スーパークリーク)と、2016年(ディーマジェスティ、マカヒキ、サトノダイヤモンド)の2回だけ(カッコ内は順に皐月賞馬、ダービー馬、菊花賞馬)。つまり、過去40年ほどに限れば、5月29日にダービーが開催された年の三冠馬誕生率は6分の4で、66.7%ということになる。

 逆説的に考えれば、今年は三冠達成に近い馬を探すことが皐月賞的中の近道となりそう。そういう点でドウデュースはやや厳しいかもしれない。昨年は2歳マイル王に輝いたように、スタミナよりスピードがやや勝ったタイプで、秋には凱旋門賞(G1)への登録を予定している。陣営も現時点で菊花賞まで眼中にはないだろう。

 血統的に3000mまで持ちそうなのが、菊花賞馬キタサンブラック産駒のイクイノックス、そしてディープインパクト産駒で2000m戦の勝ち鞍があるキラーアビリティ、アスクビクターモアあたりか。

「日本ダービーが5月29日に行われる年は三冠馬が誕生する」――。盲目的にこの“オカルト”を信じるなら、皐月賞は“見”を決め込んで、ダービーと菊花賞で大勝負をかけるのも有りかもしれない。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

【パチスロ名機列伝】設定ごとに出玉推移が大きく異なる「A-Cタイプ」、ビッグ非搭載の集中役特化型マシンを回想…

かつてブームを呼んだ「集中役搭載機」

 首尾よく高設定を掴み取れれば終日で5,000枚超の出玉も十分に可能。その並外れた出玉性能でホールを盛り上げるサミーの『アラジンAクラシック』の元祖『アラジン』は、2号機時代に集中役搭載機「A-Cタイプ」として大ヒットしたことで知られている。

 一方、「A-Cタイプ」として最も早く市場に出回ったのはバルテックの2-1号機『ジャンプ』。奇数or偶数設定で各種抽選確率が異なる、一風変わった仕様のマシンだ。

 数値を詳しく述べると、まずビッグ&REG確率は設定1:512.0分の1、設定2&3:409.6分の1、設定4:292.6分の1、設定5:341.3分の1、設定6:256.0分の1で、集中役確率は設定1&2:4766分の1、設定3:2383分の1、設定4:7944分の1、設定5:1702分の1、設定6:3972分の1となる。

 このように、奇数設定は集中役、偶数設定は両ボーナスがメインのゲーム性。ビッグorREG当選を含めた集中役のパンク確率も設定1:243分の1、設定2&3:196分の1、設定4:142分の1、設定5:171分の1、設定6:125分の1と異なることから、集中役1回の期待出玉も設定ごとに違った出玉推移(設定1:約1700枚、設定2&3:約1300枚、設定4:約980枚、設定5:約1130枚、設定6:約850枚だと言われている)を辿るのが大きな特徴と言える。

 ちなみに、シングルボーナスはリンゴとレモンで、集中役突入後はこれらが約4.6Gに1回の割合で成立。シングルボーナス1回あたりの払い出し枚数は純増26枚と多く、コイン増加速度が非常に速い点も特筆すべき要素のひとつだ。

BIG非搭載の集中役特化型

 この『ジャンプ』が両ボーナスと集中役を搭載した「A-Cタイプ」だったのに対して、同社の2-2号機『タッチダウン』はビッグボーナスを持たないCタイプ。出玉トリガーは「スーパーボーナス」と銘打たれたシングルボーナスの集中役で、パンク確率が全設定共通55分の1と非常に高く設計されているだけでなく、こちらも全設定共通416.0分の1で成立するREGでもパンクしてしまうことから一撃性には欠けるが、集中役突入後は約2分の1と超高確率でシングルボーナスが成立し、平均して約300枚のコインを獲得できる。

 また、集中役継続時はリール制御が変化し、シングルボーナスや小役に当選していないゲームでは必ず「TD」絵柄、もしくは「77」絵柄が停止する。よって、本機は出目で集中役か否かを判別できるのである。

 なお、集中役確率は設定1:454.0分の1、設定2:312.0分の1、設定3:263.0分の1、設定4:227.0分の1、設定5:196.0分の1、設定6:175.0分の1となる。

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楽器演奏でダイエット効果…指揮者のコンサート1回当たりのカロリー消費量は?

 演奏会後に、「指揮は全身運動ですね。あれだけの運動をすると大変ではないですか?」と、聴きに来てくれた知人から尋ねられることがよくあります。

 しかし、実はそれほど大変ではないのです。もちろん体力は使いますが、例えるならば、大音響のクラブで2時間踊ったあとに同じ質問をされても、「疲れてなんかいないよ。楽しかった!」と返事するのとよく似ているかもしれません。

 ところが、クラブでも音楽がなければ30分も踊ることはできないでしょう。指揮者も同じで、2時間近くも指揮をすることができるのは、オーケストラが音を出してくれているからです。オーケストラなしで本番さながらに腕を動かそうとしても、10分間も続かないに違いありません。では、なぜ音楽があれば苦になることなく、1時間でも2時間でも指揮を振ったり、踊ったりできるのでしょうか。

 オーケストラを指揮したり、クラブで踊ることはなくても、ジョギングやウォーキング、ジムでのトレーニングなどの運動時に音楽を聴く方は多いと思います。東京大学の池田祐二教授によると、運動時の音楽は体に多くのメリットをもたらし、脳を活性化させてドーパミンを分泌させるそうです。ドーパミンは体に心地よさを与える効果があるので、運動のつらさが鈍り、疲労を感じにくくさせます。しかも、ダイエット効果も高めるそうです。

 楽器を演奏するオーケストラ楽員はどうでしょうか。オーケストラのなかでも代表的な楽器であるヴァイオリンを例に取ります。見た目はいかにも上品に、優雅そうに演奏していますが、よくよく観察すると、実際には、右腕を大きく動かして弓で音を出し、左手の腕は楽器を支えながら、親指以外の指をめまぐるしく動かしています。仮に、1小節の中に16個の音符があり、それが100小節の曲だったとしたら、1600回も指を動かすことになります。

 こんなことを長時間できるのは、音楽を演奏することによって発生するドーパミンの助けがあるからこそでしょう。大阪大学大学院の木下博教授の研究によると、ゆっくりとウォーキングするのとヴァイオリンを弾くのとでは、カロリーの消費量は変わらないそうです。

 体重が60キロあるヴァイオリン奏者が、約75分かかるベートーヴェンの交響曲第9番を演奏したとします。もちろん、個人差はあるにせよ、約200キロカロリーの消費となるそうです。ウォーキングに換算すると、4キロも歩いたのと同じです。演奏をするためには、カロリーを多く必要とする脳もフル回転するので、その分も合わせて200キロカロリーですが、ヴァイオリン奏者の方々にスリムな方が多いのは納得します。ちなみに、このデータには基礎代謝も含まれているので、ヴァイオリンを弾けばエネルギー消費量が200キロカロリー増えるというわけではありません。

楽器演奏でダイエット?

 楽器演奏をしながらダイエットができるとなれば、一石二鳥です。肺活量も必要な管楽器にダイエット効果があるのは当然ですが、管楽器以上にヴァイオリンが飛び抜けてエネルギー消費量が多いことは、僕も意外でした。

 また、ピアノ演奏もダイエット効果があります。たとえば、音大受験やリサイタルに備えて毎日6時間練習するとすれば、体重45㎏の女性なら560キロカロリー消費し、65㎏の男性ならば、800キロカロリーの消費となります。決して少ない運動量ではないので、十分なエネルギー補給が必要だそうです。

 そんななか、もっともダイエット効果がある楽器を調べてみると、打楽器でした。特に大きな和太鼓などは、1時間叩くと400キロカロリー。ジョギングと同じくらいのカロリー消費量となります。とはいえ、これは極端な例ですし、そこまでやるとやはりくたくたになってしまうので、軽いウォーキング程度のオーケストラ楽器の演奏だからこそ、オーケストラコンサートのような長時間にわたる演奏が可能なのでしょう。

 ところで、音楽を聴きながらドーパミンも出して気持ち良く運動する際に、さらにダイエット効果が高まる方法があります。それは簡単な話で、曲のチョイスです。まずは、速いテンポの曲を選べば、無意識で運動のスピードを上がり、苦にならずにダイエット効果も上がるそうです。1分間に120回から140回のテンポを刻む音楽がもっとも効果的とのことで、クラシック音楽であればモーツァルトなどはおすすめです。そして、クラシックやポップス、ジャズなどジャンルにこだわらずに、自分の好きな音楽を聴くことが、ますます効果的だそうです。

 しかし、速いテンポの曲を聴きながら運動していると、心拍数、血圧、呼吸数が無意識のうちに増加してカロリーを消費するので、運動後には疲れてしまうこともあるでしょう。そんなときは、ゆっくりした曲を聴けば、心拍数、血圧、呼吸数を下げる効果があり、それだけでなくストレスホルモンまでも減少させるそうです。そんなクールダウンの時間には、バッハの『G線上のアリア』や、マーラーの交響曲第5番第4楽章『アダージェット』など聴かれると良いと思います。

指揮者は1回のコンサートでどのくらいカロリーを消費する?

 もちろん、音楽の力でカロリーを消費しても、それ以上に暴飲暴食を重ねるとダイエット効果は台無しになります。たとえばオペラ歌手などは、歌って、演技して、時には踊って、全身運動そのものなので、ものすごく効果があるはずなのです。歌を歌うだけでもダイエット効果が期待されるので、どんどん痩せていくことは間違いありません。

 彼ら自身、ファンによく「オペラを一本歌えば、毎回2キロは体重が減ります」と言うのですが、それにもかかわらず、多くのオペラ歌手は体格が良く、もう少し突っ込んだ言い方をすると、ほどほどに太っている方が多いのです。彼らの計算では、2日間歌ったら4キロ、3日間歌ったら6キロ減っていくはずなのですが、そうは思えないのです。

 本番後に観客からたくさんの「ブラボー」をもらい、興奮しきった体を冷やすためにビールをがぶ飲みするだけでなく、歌手は食欲旺盛なので、本番中に2キロ痩せても、その後の打ち上げで2キロ戻すのかもしれません。

 最後に、指揮はどうでしょうか。あれだけ動き回っているにもかかわらず、実はヴァイオリンよりも消費カロリーはやや少なくチェロと同じくらいで、60㎏の指揮者がベートーヴェンの『第九』を振っても、180キロカロリーくらいだそうです。

 ずいぶん前になりますが、僕自身を使って実験したことがあります。あるオーケストラを指揮したときのことです。本番直前のホールでリハーサルをした後、一度ホテルに帰って軽くシャワーを浴び、体重を量り、燕尾服に着替えてホールに戻ってコンサートを指揮しました。しかもプログラムの後半は、チャイコフスキー交響曲第4番。最初から最後まで音のエネルギーに満ちあふれたパワフルな作品で、その後にはアンコールを指揮するのも精一杯なくらいくたくたに疲れる曲です。

 加えて、僕が今以上に指揮台上で大暴れしていた若い頃です。休憩中にも水すら飲むことなくコンサートを終え、ホテルに戻ってから楽しみにしていた体重計に乗りました。当時、僕はダイエットをしていたのです。ところが、驚いたことに体重はコンサート前と同じで、全然変わっていませんでした。

 コンサート時にかいた汗の分くらいしか体重は減っておらず、プログラム前半の曲も合わせて250キロカロリー、多めに考えても300キロカロリー消費した程度では体重計の数字は変わらないのです。そしてその後、“打ち上げ”と称して関係者と暴飲暴食したので、むしろ増えてしまったのかもしれません。

(文=篠崎靖男/指揮者、桐朋学園大学音楽学部非常勤講師)

●篠﨑靖男
 桐朋学園大学卒業。1993年ペドロッティ国際指揮者コンクール最高位。ウィーン国立音楽大学で研鑽を積み、2000年シベリウス国際指揮者コンクールで第2位を受賞し、ヘルシンキ・フィルを指揮してヨーロッパにデビュー。 2001年より2004年までロサンゼルス・フィルの副指揮者を務めた後ロンドンに本拠を移し、ロンドン・フィル、BBCフィル、フランクフルト放送響、ボーンマス響、フィンランド放送響、スウェーデン放送響、ドイツ・マグデブルク・フィル、南アフリカ共和国のKZNフィル、ヨハネスブルグ・フィル、ケープタウン・フィルなど、日本国内はもとより各国の主要オーケストラを指揮。2007年から2014年7月に勇退するまで7年半、フィンランド・キュミ・シンフォニエッタの芸術監督・首席指揮者としてオーケストラの目覚しい発展を支え、2014年9月から2018年3月まで静岡響のミュージック・アドバイザーと常任指揮者を務めるなど、国内外で活躍を続けている。現在、桐朋学園大学音楽学部非常勤講師(指揮専攻)として後進の指導に当たっている。エガミ・アートオフィス所属
オフィシャル・ホームページ http://www.yasuoshinozaki.com/

JRA【皐月賞(G1)予想】ダノンベルーガ&イクイノックスは「歴史の壁」に沈む!? 意外なデータから浮かび上がった特選穴馬を狙い撃ち!

 今回は牡馬クラシック1冠目、皐月賞(G1)を予想していく。

 まずは過去10年、馬券に絡んだ30頭の前走データを見ていくことにしよう。
弥生賞、共同通信杯 各7頭
スプリングS 6頭
若葉S(L) 3頭
ホープフルS 2頭
朝日杯FS、京成杯、きさらぎ賞、アーリントンC、毎日杯 各1頭
となっている。さすがにクラシックということもあって、ほぼ全馬が前走重賞。若葉Sはリステッドではあるがトライアルレースなので、ここを経由してくる馬がいるのも当然と言えば当然。その昔は日本ダービー(G1)に直結していた共同通信杯組が、皐月賞で好成績を収めているのも時代の流れか。

 続いて人気順の成績を見ていく。
1番人気 3-1-1-5
2番人気 2-3-0-5
3番人気 1-2-3-4
4~6番人気 1-2-2-25
7~9番人気 3-2-3-22
10番人気以下 0-0-1-82
となっている。印象より1番人気の成績が思わしくない。2番人気と五分五分といったところで、近5年でも1番人気は2勝、3番人気が2着、3着1回ずつ、2番人気1勝と上位人気がそれほどアテにならない。上位人気がすべて飛んだ17年は3連単106万馬券、18年は37万馬券と荒れており、7~9番人気の中穴以上の馬を吟味する必要があるだろう。

 これを踏まえて「◎」は14番ジオグリフとする。

 前走は共同通信杯(G3)。前がしぶとく残った流れで、逃げ馬を交わしたところで勝ち馬に交わされ2着に敗れている。

 前述の通り共同通信杯からの転戦馬はもっとも多く、かつ過去10年で5勝と好相性を見せている。2着からの本番勝利は15年の二冠馬ドゥラメンテが相当するが、ジオグリフも朝日杯FS(G1)こそマイル戦になったが、それ以外は一貫して1800m戦を使ってきたあたり、ドゥラメンテと臨戦過程がよく似ている。加えて、福永祐一騎手が皐月賞と好相性なのも買い要素だ。10年で4回馬券に絡んでおり、一昨年の三冠馬コントレイルでの勝利がある。

 その福永騎手が好感触を掴み、状態の良さを陣営がアピールしていることも心強い。前哨戦の勝ち馬や勝負付けが済んでいない直行組に人気が集まり、実績の割に人気を落としているここが狙い目だ。勝ち負けまである1頭として押さえる。


「○」は13番ビーアストニッシドを挙げる。

 前走はスプリングS(G2)。最内枠を利して逃げを打ち、マイペースの流れを作ってそのまま押し切って勝利した。

 近5年でスプリングSからの転戦馬は2頭馬券に絡んでおり、まずまずの成績を残しているのがポイント。重賞で大崩れしていないところも強調したい。

 未勝利を勝ち上がって京都2歳S(G3)を2着し、3歳初戦のシンザン記念(G3)を4着、共同通信杯を3着と好走を重ねたところでの前走の勝利ということで、実力は世代でも上位。ただ、昨年10月の新馬戦から休みなく使われているので、それがどう出るか懸念される。陣営もここを問題にしており、上がり目が少ないと弱気のコメントだった。

 だが、桜花賞(G1)を勝ったスターズオンアースも新馬戦から休みなく使われての戴冠だったので、案外こういう馬の方が走る傾向にある可能性もある。実績の割に人気がなさそうなので、馬券妙味という意味でも押さえたい1頭だ。


「▲」は穴馬になりそうだが7番ボーンディスウェイを推す。

 前走は弥生賞(G2)。前で粘る勝ち馬を追いかけるも届かずの3着だった。

 2歳シーズンをホープフルS(G1)5着で終え、始動戦の前走でしっかり出走権を確保したというところ。4戦続けて中山2000mを使っており、2勝のほか重賞でも好走しているなど、このコースとの相性は抜群。陣営も万全のデキと太鼓判を捺している。

 さらに後押しするデータとして、4枠7番が5年連続で馬券になっていること。もっと言うと過去10年で4枠に入った7頭の馬が馬券に絡んでいるが、その7頭がすべて4枠7番という共通点がある。オカルトチックでもあるが、無視できないデータということで、実績も推せるだけのものがある以上押さえない手はない。


「△」はG1馬2頭の4番キラーアビリティと12番ドウデュース、弥生賞を勝った2番アスクビクターモアの3頭。

 アスクビクターモアは前走・弥生賞で、終始番手から前を見る競馬で直線脱け出し、後続をシャットアウトして勝利した。

 3歳初戦は自己条件で、中山2000mを完勝。続く弥生賞も連勝してここに臨んできたのだが、キャリア5戦で3勝3着2回と堅実な走りを見せる隠れた実力派。ローテーション的にも買い要素アリなのだが、弥生賞の勝ち馬が本番で好走していないのが引っかかる。

 過去10年で3頭しかおらず、3頭とも2着までということで実績はあれど評価は下げざるを得ない。

 キラーアビリティは前走ホープフルSで3番手から抜け出す横綱相撲で勝利を挙げている。

 ローテーション的には問題なし。実績も重賞勝ちはこの1勝のみではあるが、まがりなりにもG1なので文句の付けようはなかろう。唯一の懸念点は鞍上で高松宮記念、大阪杯、桜花賞とG1 3連戦の1番人気をすべて飛ばした横山武史騎手だ。

 まして、その1番人気になったレシステンシア、エフフォーリア、ナミュールの3頭がいずれもキャロットファームの所有馬。そしてキラーアビリティもまたキャロットファームの持ち馬。実力馬であっても今の横山武騎手は流れが向いていないので、また飛ばす可能性はある。だが、今回は鞍上が得意とする中山、印を下げて押さえたい。

 ドウデュースは前走・弥生賞で、前を行くアスクビクターモアを捉えきれずの2着。

 こちらはレース後の武豊騎手のコメントにもあった通り、明らかに叩きのつもりで使ったレース。ある程度余裕を残した仕上げだったはずで、ここでは日本ダービー(G1)へ向けてお釣りを残す仕上げにするかもしれないが、ほぼメイチに近いはず。

 こちらもG1馬であり、弥生賞もG1馬らしく連対を果たしているうえ、ローテーションは文句なし。人気確実だが、キラーアビリティ以上に切り要素がないので押さえておく。


 切り候補としては、まず1番ダノンベルーガ。共同通信杯の勝ち馬は本番でも好走することが多いのだが、キャリア2戦が引っかかる。グレード制導入以降、キャリア2戦以下の馬は1993年のシクレノンシェリフの3着があるだけで、以降好走歴がない。

 舞台は違うが、1996年のダービーをキャリア2戦で勝利したフサイチコンコルドも「常識を塗り替えた」と実況に言わしめたほど。キャリア2戦でクラシックを好走するのは容易ではないはずだ。

 同じ理由で評判馬の1頭である18番イクイノックスも買えない。こちらはさらに2歳G2から5カ月休養での臨戦で、前例がない。鞍上のC.ルメール騎手の不振も懸念材料だ。

 トライアル若葉S(L)を制して無敗で臨んできた16番デシエルトだが、若葉S組に好走歴はあるものの、この馬に重賞出走経験がないのが引っかかる。この馬以外の全馬に重賞出走歴がある以上、この中に入っては苦戦を免れまい。

 ということで、今回は2番、4番、7番、12番、13番、14番の6頭で3連複BOX20点勝負としたい。

「△」の3頭で決まると配当に期待はできないが、印通りに来れば高配当も見えてくる。

(文=トーラス神田)

<著者プロフィール>
オグリ引退の有馬記念をリアルタイムで見ている30年来の競馬好き。ウマ娘キャラがドンピシャの世代。競馬にロマンを求め、良血馬にとことん目がない。おかげで過去散々な目に遭っている。そのくせ馬券は完全データ派。座右の銘は「トリガミでも勝ちは勝ち」。