関水渚、実家の愛犬はトイプードル、父親との微笑ましい関係性

犬や猫のペット投稿情報メディア いぬねこ+より】

 俳優の関水渚が5月16日放送の『ノンストップ!』(フジテレビ系)にゲスト出演。実家で飼っている愛犬や父親との仲睦まじいエピソードを語る場面がありました。父親は愛犬のトリミング後、綺麗になったワンちゃんの写真を見せるために、必ず関水に写真付きのメールを送ってくるそうです。

土屋太鳳、家族をつなぐトイプードル

 関水が実家で飼っているワンちゃんは、トイプードルのうみちゃん。関水のInstagramに度々登場しています。ストーリーズでお披露目することが多く、「うみ吉」と称した専用ハイライト欄も設けています。以前、母親のアイデアで撮影したと思われる、押し入れでのうみちゃんとのツーショット写真の投稿では、「二人とも可愛い」「うみちゃんカワイイ なぎちゃんはもっとカワイイ」といった反響が多く寄せられていました。

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【パチスロ5号機回想】「リプレイ頻出」で激アツ! 技術介入CT搭載の超豪華タイアップ機!!

パチスロ界の超豪華タイアップ機

 おぎやはぎやアンタッチャブル、ドランクドラゴンや北陽など、プロダクション人力舎所属のお笑い芸人たちによる懐かしのユニット・ビジトジ。そのビジトジとの強力タッグによって完成した銀座の5号機『ビジトジ』は、パチスロ史上の中でも非常に豪華なタイアップマシンのひとつ言えるのではなかろうか。

 搭載されたボーナスはビッグ、ハイパービジトジチャンス、ノーマルビジトジチャンスの3種類で、赤7揃いのビッグは約310枚の獲得が可能だ。

「リプレイ・たらい・リプレイ」で始まるハイパービジトジチャンスと「たらい・たらい・リプレイ」で構成されるノーマルビジトジチャンスはいずれもCTで、それぞれ出現率は全設定共通1365分の1、910分の1となる(どちらもフリー打ちで揃う)。

 これらボーナスは主に小役と同時成立し、最も期待度が高い小役は約6回に1回の割合でボーナスと重複する1枚役。この1枚役の完全フォローは困難だが、通常時は左リール上段にカボチャが上にあるBAR絵柄を狙うことで、停止型から成否を見極められる。

CT中は技術介入で獲得枚数がアップ

 また、ハイパービジトジチャンス&ノーマルビジトジチャンス中には技術介入要素があり、まずは中→右→左の変則押しでカボチャを2回入賞。以降は順押しフリー打ちで15枚役を揃え続ければOKで、これを駆使すれば獲得枚数アップが見込める。

 人気芸人たちが活躍する演出には笑いの要素がふんだんに組み込まれており、基本的には「校門ステージ」「教室ステージ」「ウエスタンステージ」「ハワイステージ」「ジャングルステージ」と5つのステージを行き来しながら展開。ステージごとにメインキャラが変化し、固有の連続演出へ発展すればチャンスを迎える。

 加えて、リプレイ成立を機に「バカ爆走モード」へ突入すれば大チャンス到来で、その後はステージルーレットが始動。スクロールが続けば続くほどボーナス期待度が高まり、最終的にボーナスorビジトジチャンスで停止すればボーナスが約束される。

 ちなみに本機はボーナスが成立すると揃えるまでの間、リプレイ確率が大幅にアップする。よって、これら演出時にリプレイが頻出した場合は、ボーナスに大きな期待が持てるというわけだ。

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坂上忍が超毒舌な猫ちゃんの動画を公開 「しのぶ心底気持ち悪い」

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 俳優の坂上忍が5月13日にYouTubeチャンネルを更新。坂上家のワンちゃん、猫ちゃんの可愛らしい日常を公開しました。

坂上忍、余命宣告された愛犬の現状

坂上家の愛猫は毒舌!?

 今回の動画で最初に登場したのは犬の「サンタ」。坂上忍はサンタの頭の上に顔を乗せ<サンタくん。ん~~~>と名前を呼びますが、サンタは無反応。サンタはクールなワンちゃんのようです。

 また、お庭では「ハル」と「テン」が元気に追いかけっこ。闘病中の「コウタ」と「太陽」が、ゴミの発泡スチロールをお庭に持ち出し、遊ぶ場面もありました。

 坂上家の動画といえばワンちゃんの印象が強いですが、今回は猫ちゃんも沢山登場しています。

 まずは「4朗」。4郎は木の枝をまとめたものをおもちゃに。4郎は何でもおもちゃにする子のようで、坂上は<いろんなおもちゃがあるけど、こういうおもちゃでいいよね。これが1番楽しいもんね>と話していました。

 猫ちゃんの中では長男の「ちくわ」は、お庭で犬の「高橋」にちょっかいを出しますが、高橋は無視。ちくわはフリーズしてしまいます。

 そして、「がんも」「こんぶ」「わらび」の猫…

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コロナ禍休業中に講じた苦肉の策とは… 社会貢献活動をしたパチンコ店

当初は営業すら許さない状況……

 今回は、2年前の緊急事態宣言下でのあるパチンコ店の行動についてまとめました。

 あの時、パチンコ店の約9割がコロナ禍の緊急事態宣言下で休業しており、当時はマスコミでも取り上げられ、営業すること自体がよろしくない風潮でした。とある自治体の首長は、“パチンコ店は密になる”という専門家の見解だけで営業自粛を促し、それに従わない場合は「屋号を公表する」といった措置も取られていましたよね。

 私の勤務していたパチンコ店も、その流れで休業していました。基本的に自宅で待機していましたが、正直家の中でじっとしていられず、暇を持て余すようにネットを観ていると、とあるパチンコ店の行動に目がいきました。

近隣の飲食店数店舗と提携し、駐車場を有効活用

 それは栃木県にあるB店。このチェーン店は現在、同県に2軒と都内に1軒で営業展開しており、ひと昔前は都内でも数軒あって、攻略雑誌などでも話題に上がるほどのパチンコ店でした。

 近年では、同店の熊をモチーフにしたキャラクターが評判。またネットの繋がりから、法人の壁を越えて店舗のキャラクター同士の交流も盛んです。

 そんなB店では、近隣の飲食店数店舗と提携し、ドライブスルー方式でのテイクアウト弁当を販売することになりました。毎日ではなかったと記憶していますが、時間を限定して駐車場で販売していましたね。

 その時はお昼前から弁当の販売をスタート。すぐに買いに行かず、近くのコンビニの駐車場で様子見していると、その開始時間を待っていたかのように数台の車が販売場所に集まってきました。

 しばらくして私もそこへ向かい、4種類の弁当を購入。その時は合計50個の弁当を用意したそうですが、開始1時間弱で完売したそうです。ちなみに、弁当販売時には、購入した数と同じくマスクもプレゼントしてくれました。

 B店と同じく、パチンコ店の駐車場の有効利用は各地で行なわれ、私が知る限りでは、福岡県、富山県、石川県、三重県などです。石川県のパチンコ店駐車場ではキッチンカーを並べてドライブスルー方式の販売を行なっていたようです。

 この時期は、パチンコ店に対するバッシングが本当に多かったです。そんな中、B店のように、一部のパチンコ店は提携店舗と支えあって社会貢献していく姿勢をみせていました。ひと昔前のパチンコ店では考えられないはずです。今後も身近な大人の遊びと同時に、パチンコ店は地域に溶け込める存在であってほしいですね。

(文=四本コーヒー店.)
<筆者プロフィール>
 パチンコ好きが高じて異業種から転職し、長年パチンコ店の一般正社員としてホール現場を見てきた。単にパチンコを打つだけでなく、新規グランドオープンなどの市場調査やレトロ台探訪、のめり込み防止のための依存症考察など様々な遊技関連を日夜追っかけている変態パチンカー。そのため、大御所ライターや遊技機メーカーや周辺機器の幹部、他ホール法人の幹部などとの交流がある。ちなみに「四本」の読み仮名は(よんほん)ではなく(よつもと)である。


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JRA「ウマ娘」藤田晋オーナーだけじゃない! オークスにエリカヴィータ、ダービーにも2頭出し目前…注目の「新興馬主」にダートの大物候補誕生!?

 15日に行われたヴィクトリアマイル(G1)は白毛馬のソダシが優勝。2020年阪神JF(G1)、21年桜花賞(G1)に次いでG1・3勝目を挙げた。

 ソダシを所有するのは強運オーナーとして知られる金子真人氏(名義は金子真人ホールディングス)。ソダシ以外にもアカイトリノムスメで昨年の秋華賞(G1)、ポタジェで今年の大阪杯(G1)を制しており、直近1年半の間に個人馬主としては驚異的なG1・5勝をマークしている。

 そんな金子氏の“ライバル”となり得る存在として頻繁にメディアに取り上げられているのが、大人気ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』(Cygames)でお馴染みの藤田晋オーナーだ。

 先月のニュージーランドT(G2)でジャングロが重賞初制覇を飾ると、敗れはしたがNHKマイルC(G1)でも上位人気に推された。他にもドーブネ、デュガなど初年度の所有馬5頭のうち4頭が中央で勝ち上がっている。今後も各セリで億単位の爆買いが期待される“新興馬主”の筆頭格といえる存在だ。

 そんな藤田氏に負けじと存在感を発揮している人物がいるのが、靴の小売りチェーン「ABCマート」の創業者で、19年秋に馬主デビューを飾った三木正浩氏だ。

 三木氏の強運ぶりも金子氏や藤田氏のそれに負けていない。初めて所有した現5歳のジャスティンリーチは、19年10月のデビュー戦でいきなり勝利。2世代目にあたる現4歳にも先日3勝クラスを突破したジャスティンカフェがいる。

 そして、その一つ下の3世代目が驚異的な成績を残している。

注目の「新興馬主」にダートの大物候補誕生!?

 牡馬には、昨秋の京都2歳S(G3)で三木氏に初重賞制覇をもたらしたジャスティンロック、さらにホープフルS(G1)で2着に食い込んだジャスティンパレスがいる。どちらも皐月賞(G1)に出走し、7着と9着に健闘。両馬は引き続き、来週末の日本ダービー(G1)に出走を予定している。

 牝馬を代表するのはエリカヴィータだ。先月のフローラS(G2)を制し、混戦模様のオークス(G1)でも上位争いが期待されている。

「三木氏は、この(現3歳)世代に牡馬12頭、牝馬4頭の合計16頭を抱えています。そのうちの3頭をオークスとダービーに出走させるとなると、これは快挙といってもいいでしょう。

そして将来的にこの3頭を上回る活躍も期待できそうな3歳馬も登場しました。15日のヴィクトリアマイル(G1)直前に行われた青竜S(OP)を制したハセドンという牡馬です。芝のデビュー戦は6着に敗れましたが、ダートに替わって未勝利と1勝クラスを2連勝。青竜Sでは5番人気でしたが、その勝ちっぷりが本当に鮮やかでした」(競馬誌ライター)

 横山典弘騎手を背にスタート一息だったハセドン。鞍上も無理に位置を取りにいかず、13頭立ての13番手、最後方をポツンと進んだ。4コーナーでも逃げ馬からは15馬身ほど離された最後方にいたが、直線を向いて外に出されると、グングンと加速。残り200m地点でもまだ後ろの方にいたが、鞍上の左ムチが飛ぶと、一気に他馬を飲み込んだ。

「馬を作っている段階でこういう競馬ができたのは大きいです。相当難しい馬ですが、このまま順調に育っていって欲しいです。まだまだですけどね」

 レース後の横山典騎手のコメントからもハセドンには無限の伸びしろがあることがわかるだろう。勝ちタイムの1分35秒5は、稍重で開催された3歳限定の東京1600mダート戦では、2年前のユニコーンS(G3)でカフェファラオがマークした1分34秒9に次ぐ2位である(1986年以降の対象171レース中)。

 ハセドンはダート路線に転向後、無傷の3連勝。一度波に乗ったら止まらないモーリスの産駒だけに今後の活躍も楽しみだ。続々と活躍馬を出している三木氏のダート部門はハセドンにお任せあれ。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

パチンコ最大級のファンイベントがリアル開催決定! 人気タイトルへと登り詰めた偉大なる初代を振り返る

最大級のファンイベント今年も開催

 待望のリアル開催に沸き立つファンも多いことだろう。ニューギンはこのほど、「花慶の日2022 東奔西走 人繋ぎ」の特設サイトを公開し、その概要を明らかにした。

 これによると、今年度は「パチンコ・パチスロ花の慶次シリーズ」15周年を記念して、花の慶次に縁が深い4箇所での開催が決定。

 6月5日(日)の壱の陣は前田慶次「終生の地」である米沢の堂森善光寺、9月19日(月・祝)の弐の陣は前田慶次「最後の大傾奇の地」である大阪の堂島リバーフォーラム。

 11月27日(日)の参の陣は前田慶次「新章開幕の地」である熊本の熊本城シビックホール。

 12月11日(日)の肆の陣は花慶の日「スタートの地」である東京のベルサール秋葉原が舞台となる。いずれも入場は無料だ。

 壱の陣では熱き魂を持つ真の武士・角田信朗氏、戦国ロックの貴公子・大西洋平氏、前田慶次に命を吹き込む漢・藤沢としや氏、戦国の愛を叫ぶ歌姫・信岡愛氏、奥村助右衛門の声優・今村一誌洋氏、連れ慶応援団長・林家キリん氏、同・立川かしめ氏が出演予定となっている。

 また前日には特別企画として「前田慶次供養祭」も執り行われ、その模様は同社の公式YouTube「ニューギンチャンネル」で生配信されるという。

 ちなみに、大阪会場、熊本会場、東京会場の詳細は後日発表するそうだ。

パチンコ『花の慶次』の人気に火を付けた偉大なる初代

 愛されて15周年。振り返れば、『花の慶次』シリーズは初代から大ヒットを記録した。

 記念すべき初代『CR花の慶次』は2007年に登場。大当り確率は399.25分の1のフルスペックタイプながらも、確変突入率は80%(次回まで継続)と非常に高く、導入当初こそ設置台数は多くなかったものの、その連チャン性の高さと原哲夫作画による原作漫画の世界観を組み込んだ各種演出が人気を博し、増台に次ぐ増台で天下を獲った伝説のマシンだ。

 また、本機は図柄揃い以内に「大ふへん者」が画面上に出現した場合も大当りがスタートする特徴もあり、その後は上アタッカーが開放。1回につき約2.6秒の開放は16・32・48回の3パターンで、慶次が玉を斬れば上位段階へ移行→最大約1,660個の出玉を得られる。

 襖が開いて慶次がキセルを鳴らす「キセル予告」や、城門突破で大当りへと繋がる「城門突破演出」といったシリーズお馴染みの演出も、この初代から搭載。これらゲーム性から分かる通り、花の慶次シリーズは第1作から非常に高い完成度を誇っていたのである。

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JRA繰り返される「危険騎乗」に賛否!? 落馬負傷から復帰1カ月も「鳴かず飛ばず」松山弘平に焦りの影

 3月12日、阪神競馬場で行われた9Rのゆきやなぎ賞(3歳1勝クラス)で起きた衝撃的な落馬事故は、いまだ多くの競馬ファンの脳裏に焼き付いているはずだ。

 最後の直線で、松山弘平騎手のハイコーストが前を走っていたゼンノインヴォークと接触して転倒。その後、競走中止となった同馬は頚椎関節脱臼により予後不良となり、落馬した鞍上も外傷性脳損傷、右鎖骨骨折、頚椎骨折などの大怪我を負い、戦線離脱を余儀なくされた。

 それからおよそ1カ月経った4月23日、阪神競馬場にはターフに戻って来た松山騎手の元気な姿が見られた。復帰初戦となった2Rの3歳未勝利では、騎乗したソクラテスでいきなり復帰後初勝利をあげ、昨年の全国リーディングで3位となった“頼れる男”のカムバックに多くのファンが歓喜したはずだ。

 ところが復帰して1カ月ほど経過した現在までの成績を振り返ると、予想外に調子が上がってきていない。3月の落馬負傷前が「27-15-13-129/184」勝率14.7%、複勝率29.9%であるのに対し、復帰後は「4-3-4-30/41」勝率9.8%、複勝率26.8%と勢いは以前と比べ失速気味にも映る。特に芝レースに限っては23戦して1勝のみと、勝ち切れないレースが続いている。

「鳴かず飛ばず」松山弘平に焦りの影

 そして、この不調が焦りを生んでいるのか、先週には更なる悪循環も目に留まった。

 14日、中京競馬場で行われた11Rの都大路S(L)では、5番人気のパトリック(牡6、栗東・岡田稲男厩舎)に騎乗した松山騎手。7頭立ての芝2000mで行われた一戦は、前半1000m通過タイム1分2秒1のスローペースで流れるなか、道中は後方2番手を追走する。

 馬群がギュッと縮まったところで最後の直線に入ると、鞍上は最内を突いて追い出しを開始。残り200mを切ったあたりで、前にいた2番人気アラタと1番人気ソフトフルートの間を半ば強引にこじ開け3着に入線した。

 一瞬、危険を感じたこの騎乗に対し、すぐさまネットの掲示板やSNSなどでは「あぶない騎乗」「また落ちちゃうよ」などの3月の落馬事故を彷彿とさせる危険騎乗にヒヤッとしたファンの声もあがるなか、「あれだけの落馬事故をして、あの強引な騎乗ができるのは逆に凄い」とした肯定的な意見も出ていたように賛否を呼んだ。

「パトロールビデオを確認しましたが、最後の直線で内ラチ沿いを伸びようとしていた松山騎手とパトリックの前に、浜中俊騎手のアラタが内側に寄れてきたので、これを回避しようと外側に進路を切り替えています。

そして、前のアラタを今度は外側から交わそうとしたところに、岩田望来騎手のソフトフルートがさらに外から寄ってきて一度接触しています。すると玉突き事故のような形で、今度はパトリックが内にいたアラタにも接触してしまい、板挟み状態となりました。

あわや落馬事故になっても不思議ありませんでしたし、一瞬ヒヤッとした方も多かったのではないでしょうか。人馬共に無事だったのは何よりですが…」(競馬誌ライター)

 実際、レース後には「最後の直線コースで十分な間隔がないのに先行馬を追い抜いた」としてJRAから過怠金1万円の制裁を受けた松山騎手。3月の落馬事故の際も「最後の直線コースでの御法(前の馬に接触した)」により過怠金3万円の制裁を受けており、今年は繰り返し処分を下される場面が目立っている。

 戦線離脱した1カ月間を取り戻すべく、あくまで勝ちに行く強気なスタイルはファンとしては頼もしい限りだが、再び落馬事故に繋がりかねない危険な騎乗には十分気を付けてほしいと願うばかりだ。

(文=ハイキック熊田)

<著者プロフィール>
 ウオッカ全盛期に競馬と出会い、そこからドハマり。10年かけて休日を利用して中央競馬の全ての競馬場を旅打ち達成。馬券は穴馬からの単勝・馬連で勝負。日々データ分析や情報収集を行う「馬券研究」三昧。女性扱いはからっきし下手だが、牝馬限定戦は得意?

デジタル化が公務員の不祥事隠蔽に利用されている…逆に行政サービスのアナログ化も

マイナンバーカードでアナログな行政サービスへと逆戻り

 鳴り物入りで始まった「デジタル庁」だが、国民目線から見て、同庁がいったい何をやりたいのか、わからない。同庁のホームページによれば、デジタル庁はデジタル社会形成の司令塔として、他国に比べて大きく遅れをとっている日本のデジタルインフラを、今後5年間で整備し、「徹底的な国民目線でのサービス創出やデータ資源の利活用、社会全体のDX(デジタル・トランスフォーメーション。デジタルによる変容)の推進を通じ、全ての国民にデジタル化の恩恵が行き渡る社会を実現すべく、取組を進めて」(カッコ内は筆者の補足)いくのだという。

 そんな同庁が自らに課したミッション(任務)は、「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化」である。しかし、誰一人取り残されないことなど、本当に達成できるのか。全ての国民にとっての「デジタル化の恩恵」とは、平たく言えば「今よりもずっと便利になること」に尽きる。「国民目線」から見て、以前より不便になったと感じる国民がいるなら、それはお仕着せ&思い上がりの“恩恵”でしかない。「国民目線」から見て、かえって迷惑だったりもする。その最たる例が「マイナンバーカード」事業だろう。

 今年4月1日現在のマイナンバーカード交付枚数は5487万枚で、交付率は43%。つごう2万円分の「マイナポイント」を大盤振る舞いしても、まだ人口の半分に達していない。問題は、マイナンバーカードを持っていない人(マイナンバーカード不保持者)に対する“仕打ち”が、陰湿であるうえに、社会のDX推進の流れにあからさまに逆行していることにあると、筆者は考えている。

 以前、当サイトでも指摘したことだが、「マイナンバー」制度が施行されてからというもの、行政サービスのなかには明らかに後退しているものが目につく。なかでも典型的なのが「住民票や印鑑登録証明書の交付」手続きだ。

 同制度以前は、印鑑登録カードや住基カードを使い、役所や支所、そして鉄道の駅などに設置されたデジタル発行端末で容易に住民票や印鑑登録証明書を入手することができた。だが、マイナンバーカードが登場して以降はそうした端末が一斉に撤去され、マイナンバーカード不保持者は役所の窓口まで出向き、紙の申請書に手書きで氏名等を記入し、混雑している時間帯であれば20~30分は待たないと入手できなくなった。

 もともとデジタルでやっていたものが、アナログな行政サービスへと逆戻りしているのだ。つまり、大変不便になった。なぜ、印鑑登録カードや住基カードで入手できていたのを、わざわざできなくしたのか。下々に喧嘩を売って無理矢理従わせるようなやり方は、「人に優しいデジタル化」というデジタル庁のミッションを真っ向から否定するものであり、頭が悪いとしか言いようがない。第一、撤去されたデジタルの発行端末が壮大な無駄(=ゴミ)になってしまったではないか。税金の使い方としても、いかがなものかと思う。本当に「国民目線」を徹底するのなら、マイナンバーカードでも印鑑登録カードや住基カードでも、住民票や印鑑登録証明書がデジタル端末で入手できるよう、今からでも改めることだ。デジタル庁に集うITのプロたちのスキルをもってすれば、大して難しいことではないだろう。

 行政サービスの基本は、紙での手続きも、デジタルでの手続きも、両方できることであるのは論を俟たない。サービスの利用者(国民・市民)にとって、より使い勝手が良いと思うほうを自由に選ぶことができるのが、国民一人ひとりの目線に立った「便利」なのである。それすら徹底できないようなら、「誰一人取り残されない」ミッションは間違いなく失敗する。

 しゃにむに「デジタル化」を突き進むのではなく、これまでの制度にデジタルのいい部分を加えていく「デジタル“加”」を目指すべきなのだと、筆者は思う。そうであれば、きっと誰一人取り残されることもなくなるだろう。

便利な機能がいっぺんに使えなくなる不便

 デジタルにすれば何でも解決するというわけではなく、デジタル化と同時に新たな悩みや心配事も生まれる。例えば、自然災害や原発の過酷事故といった災害時に、行政や民間のデジタルサービスが一斉に機能しなくなる――という事態である。こうした不具合は、すでに過去の大災害の発生時や大型台風の襲来時、大水害の際などに発生しており、決して空想次元の話ではない。デジタルサービスで必要不可欠なのは「電気」「電源」であり、そうしたインフラが根こそぎ使用不能になってしまうケースだ。でも、アナログが主流だった時代には、大して心配する必要がなかったことでもある。

 携帯電話の回線障害が発生すれば、買い物の際のスマホ(スマートフォン)決済ができなくなる。デジタル化の恩恵が、逆に「何も買えない」事態を招くのだ。DXを信奉した結果、現金を一切持ち歩かなくなっていた人などは、どうやって対処すればいいのだろう。同時に大規模停電が発生していれば、ATMでお金をおろすこともできなくなる。

 スマホにマイナンバーカードや運転免許証、健康保険証の機能が搭載されたとしても、回線障害によってスマホが使えなくなれば、途端に不便な生活を強いられる。スマホが壊れたり、トイレに水没させたり、バッテリー切れになったりした場合でも、同様の問題は発生する。対処不能に陥りたくなければ、デジタル庁が唱える「便利」を鵜呑みにせず、面倒であっても現金や運転免許証、健康保険証を常に持ち歩くほかない。甘く見ていると、免許不携帯で反則金を払わされたり、病院受診時に10割負担を強いられたりといった損をすることになる。デジタル庁がそうした損を補填してくれる可能性は、まずない。

 行政が持つさまざまな個人データが、サイバー攻撃のために流出する可能性や、改竄、捏造、消去されるといったケースも覚悟しておく必要がありそうだ。データ流出は何も国や自治体などの機関だけで起きるのではなく、ウイルス等で貴方のスマホが悪意ある者に乗っ取られた場合にも発生する。そうした危険に対し、私たち国民・市民は、デジタル庁を信頼し、任せておくだけで大丈夫なのか。そもそも、デジタル庁の対策は万全なのか。

 国から言われるまま、次々とスマホに証明書機能や決済機能等を移してしまうと、ある時、そのすべての機能がいっぺんに使えなくなってしまう――というリスクも一緒に抱え込むことになるのだ。そのリスクは、不便を通り越して恐怖でさえある。そのリスクを回避したければ、スマホには多くの機能を入れておかないことだ。本来であればデジタル庁は、そうした「万が一」の問題の周知にも努めるべきところだが、そうした気配はない。

悪用される「デジタル化」

 これまで触れてきたことで、「デジタル化」はいいこと尽くめ、というわけではないことを理解していただけたかと思う。この際、「デジタル化」したおかげで失敗した例もあることも、多少は知っておいたほうがいいだろう。

 2007年に発覚した、いわゆる「消えた年金」問題は、年金の加入記録をデジタル化する過程で発生していた。保険料を納付したにもかかわらず、国の社会保険庁(当時)に納付の記録がないケースがあることがわかったのである。単純な入力ミスや、結婚して姓(苗字)が変わった人の間で、この「消えた年金」問題は発生していた。

「デジタル化」が、行政の犯したミスを隠蔽するために悪用されているケースもある。2021年10月に東京都調布市で発生した、東京外郭環状道路(外環道)工事による道路陥没事故では、調布市に対して情報公開請求をした地元住民の個人情報(請求者の住所や氏名、電話番号が記載された情報公開請求書)が、あろうことか、事故を起こした当事者である国土交通省・東京外環国道事務所や、東日本高速道路(NEXCO東日本)、中日本高速道路(NEXCO中日本)などに対し、メールで転送される「個人情報漏洩事件」まで発生していた。

 内部告発によって発覚したこの事件では、調布市の担当職員によって、情報公開請求書が個人情報を隠さぬまま、国交省などに9回にわたってメール送信されていた。こうした請求の際、請求者の個人情報は、情報の開示を求められている当事者に対して伝える必要はないし、伝えてはならない性格のものだ。

 おまけに事件発覚後、調布市が問題のメールを確認しようとしたところ、削除されていたのだという。さらには、メールを受け取っていた国交省東京外環国道事務所でも、メールは削除済み。役所間のメールのやり取りなので、メールは公務に伴うものであり、紛うことなき「公文書」である。

 デジタル化以前のやり取りであれば、郵送かFAXで行なわれていたので、公文書管理法に基づき、文書の保存が義務付けられていた。実はメールも同様に保存義務が課せられているのだが、この事件ではこの義務が蔑ろにされていた。公文書管理法違反と個人情報保護法違反、さらには地方公務員法違反(守秘義務)の恐れもある。調布市職員に至っては、同市の個人情報保護条例違反にも問われるだろう。

 だが、今のところ、この個人情報漏洩事件による法律違反で刑に服した官僚や公務員は一人もいない模様で、調布市が担当課長ら3人を懲戒処分(戒告)にした程度。事件に関与した市職員は、外環道の担当からすでに外されているものの、東京新聞が報じたところによれば、同市としては「(削除された)メールの復元はしないとの方針が確定している」のだという。問題のメールを確認しようとしたところ、確認できなかったというのに、なぜだろう。

 その結果、「デジタル化」を悪用し、不祥事の証拠隠滅にまんまと成功している。このまま放置しておけば、「デジタル化」は公務員の不祥事隠蔽にこそ役立つ――と、広く認識されることだろう。

 同様の問題は、国交省や厚生労働省で発覚した国の基幹統計の「書き換え」(改竄)、「二重計上」不正問題でも発生しており、国交省では公文書管理法違反も確認されている。「デジタル化」が脱法の手段や責任逃れの言い訳に使われることをなくすには、どうすればいいのか。どうやらデジタル庁は、「デジタル化推進」の旗を振っていればいいわけでもなさそうだ。

 デジタル庁の「政策分野」の中には、「DFFT(Data Free Flow with Trust:信頼性のある自由なデータ流通)」として、次のような記述がある。

「データがもたらす価値を最大限引き出すには、プライバシーやセキュリティ等への適切な対処により信頼を維持・構築することが、国境を越えた自由なデータ流通を促進することを可能にする」

 政府や自治体の「信頼を維持・構築する」ためにも、デジタル化を逆手に取り、悪用する輩の監視や取り締まりに精を出してもらいたいものだ。ただ、残念なことに、同庁の中には違法行為を摘発したり、取り締まったりする部署が見当たらない。一日も早く設置するべきだ。

「デジタル化」は必ずしも地球に優しいわけではない

「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化」を我が国で進めるためには、スマホの本体を買えない人や、スマホの電話代金、そして充電のための電気代さえ支払えない貧困層への配慮も必要だろう。でなければ、「全ての国民にデジタル化の恩恵が行き渡る社会」を実現することなど、夢のまた夢であり、かけ声倒れに終わる。

「デジタル化」が進むにつれて、「テクハラ」(テクノロジーハラスメント)なる新語も登場している。スマホやパソコンの操作が苦手な人に対する、職場等でのパワハラなのだそうだ。「人に優しいデジタル化」を標榜するなら、こんなことへのきめ細かな配慮も求められる。さらに、である。

 言うまでもなくスマホやパソコンは、プラスチック製品の塊であり、その中では貴金属やレアメタルも使われている。移動通信システムの規格が4G(第4世代)から5G(第5世代)へと変わったり、携帯電話会社のサービスが終了したりすれば、事実上使えなくなるので、数年ごとに買い替えなければならない。

 世界のスマホユーザー数(スマホ人口)は2021年の時点で、世界人口約80億人の半数に当たる40億人に達しているとの調査結果もある日本に限っても、スマホ人口は7000万人を超えているとされる。その皆さんが数年ごとにスマホを買い替えるとなると、その分だけプラスチックやレアメタルの消費量も増え、地球環境への負荷がうなぎ上りで増していくことが予想される。つまり「デジタル化」は、必ずしも地球に優しいわけではないのである。

 果たして、「SDGs」や「地球温暖化」を理由に、プラスチック製のスマホが木製や紙製のものに置き換わる日は来るのだろうか。それ以前に、「地球環境への優しさ」という観点で見るなら、データ管理は「デジタル化」するより紙の書類で管理するほうが、よほど地球に優しいかもしれない。

「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化」への道のりは、かなり険しそうである。

(文=明石昇二郎/ルポライター)

●明石昇二郎/ルポライター、ルポルタージュ研究所代表

1985年東洋大学社会学部応用社会学科マスコミ学専攻卒業。

1987年『朝日ジャーナル』に青森県六ヶ所村の「核燃料サイクル基地」計画を巡るルポを発表し、ルポライターとしてデビュー。その後、『技術と人間』『フライデー』『週刊プレイボーイ』『週刊現代』『サンデー毎日』『週刊金曜日』『週刊朝日』『世界』などで執筆活動。

ルポの対象とするテーマは、原子力発電、食品公害、著作権など多岐にわたる。築地市場や津軽海峡のマグロにも詳しい。

フリーのテレビディレクターとしても活動し、1994年日本テレビ・ニュースプラス1特集「ニッポン紛争地図」で民放連盟賞受賞。

 

JRA川田将雅「理由を探っていきたい」切望の舞台でよもやの大敗! 発馬アクシデントで度外視の声も…今後のレイパパレが前途多難な理由とは

 15日、東京競馬場でヴィクトリアマイル(G1)が行われ、吉田隼人騎手騎乗の4番人気ソダシが圧巻の走りで優勝。芝の舞台で再びG1タイトルを手にした。

 今回は、1年ぶりのレースとなる無敗の三冠牝馬デアリングタクトが復帰戦に選択したことで、現時点では牝馬のベストメンバーに近い顔ぶれが揃った。そしてレースも白毛馬ソダシが見事な走りで勝利を収め、レース前後で大いに盛り上がりを見せた。

 一方で、痛恨とも言える大敗を喫してしまったのが、約2年ぶりとなるマイル戦に参戦したレイパパレ(牝5、栗東・高野友和厩舎)だろう。

 同馬は、近走2000m以上のレースを中心に使われ、その前進気勢の強い気性を、主戦の川田将雅騎手が何とか制御しながら善戦を続けてきた。しかし、なかなか勝ち切ることは出来ずに昨年の大阪杯(G1)から1年以上も勝利から遠ざかっていた。

 そして今回、以前から待望論のあった距離短縮でのヴィクトリアマイルへの参戦を表明。さらにレース前の会見では川田騎手が「ずっと切望していた1600mをやっと走れると。常に我慢を求めないといけない競馬が続いていましたから。1600mで彼女がどういう競馬が出来るのか、とても楽しみです」とコメント。普段あまり多くを語らない騎手が、大きな期待を口にしたことで周囲の期待も一気に高まった。

 しかし、レースでは好位外目でレースを進めるも、直線では見せ場なく馬群に沈み12着と大敗。スタート直後に躓くアクシデントがあったとは言え、その後はスムーズなリカバリーですぐさま好位につけられており、展開も逃げた18番人気のローザノワールが4着に残った前有利の流れを考えると、さすがに負け過ぎの感がある。

今後のレイパパレが前途多難な理由とは

 ネットの掲示板やSNSなどでは、「今回はアクシデントもあり度外視でもよいのでは」といった同情的なコメントも見られる。ただ、レイパパレの実力からすると、あまりにもあっけない失速には、距離も含めて別の敗因が有ることも十分に考えられそうだ。

 また、騎乗した川田騎手はレース後「こういう結果になって申し訳なく思います。改めてこういう走りになった理由を探っていきたいと思います」とコメント。敗因については明言せず含みを持たせた。

 いずれにせよ今回の敗戦で、今後のレース選択が難しくなっただろう。

 距離短縮でレイパパレが輝きを取り戻す事に期待して、陣営が今回の参戦を決断した一方で、長らく中距離で我慢を覚えさせながら走ってきた馬を、今回結果が伴わなかったからと言って再び中距離路線に戻すのは、折り合い面でかなり難渋することも予想される。陣営も今回の参戦がある意味で諸刃の剣であるのは承知の上での決断だっただろうが、ここまでの大敗は予想外だったのではないか。

 管理する高野調教師はレース後に、「スタートで躓いた事でリカバリーが必要となり、そこで心身のバランスが崩れた」とアクシデントの影響は指摘しつつも、「マイルに関しては合っているとは思うが、結果が出なかったので強く言い辛い」とコメント。マイル適性に関する考えは継続しながらも、やや戸惑いも感じられる様子を見せた。

 今回思わぬ敗戦で、レイパパレは今後の進路レース選択では苦しい状況に追い込まれたといっていいだろう。もう一度適性を信じてマイルに挑戦するのか。あるいは大阪杯を制した実績ある中距離に再度活路を見出すのか。今後の進路に注目が集まる。

(文=椎名佳祐)

<著者プロフィール>
 ディープインパクトの菊花賞を現地観戦し競馬にのめり込む。馬券はアドマイヤジャパン単勝勝負で直線は卒倒した。平日は地方、週末は中央競馬と競馬漬けの日々を送る。

医学部人気過熱の裏で合格率が男女逆転…東大理三合格者数で桜蔭がトップに

 4月下旬に、ある在宅医療診療所の医師の葬式が行われた。その医師は身体障害者を対象とするケア医療も実施していたので、葬儀のセレモニーの献花には、車いすだけでなく移動用ベッドの参列者もいた。故人の生前の活動が、いかに多くの人に感謝されていたかを容易に想像できるシーンだった。

 医師という仕事の社会的意義を実感できる現場での経験は、多くの高校生・受験生が「医学」を学ぶ魅力を醸成しているのではないだろうか。医学科の学生の志望動機に関する作文などからは、特に女子学生にそのような傾向がある印象を受ける。

 その意味で、文部科学省の2021年度の医学科男女別調査の結果は興味深い。全国の大学医学部医学科の入学者選抜において、女性の平均合格率は13.60%で、男性の13.51%を上回っていた。現在、合格者(実数)の男女比は8421人対5880人だが、上記の調査結果を見ると、女性が男性と並ぶ日はそんなに遠くはないだろう。

九州の国立大医学部で女子受験生が健闘

 地方国立大学の医学部医学科では、西日本で女性の合格者が多い大学が目立つ。高知大学(男55人/女57人)、佐賀大学(男47人/女58人)、宮崎大学(男52人/女58人)、琉球大学(男59人/女60人)といった具合である。ほぼ拮抗しているのが、島根大学(男52人/女50人)、長崎大学(男64人/女60人)である。一方、公立では女性の合格者の割合が多い大学は皆無だ。私立大学では、東京女子医科大学は別として、日本医科大学(男111人/女120人)と聖マリアンナ医科大学(男116人/女170人)くらいである。

 合格率(合格者数/受験者数)で見ると、女性の合格率が40%を超えているのは、国立大で徳島大学(44.4%)、九州大学(42.6%)、大分大学(49.4%)である。公立大では札幌医科大学(40.0%)、横浜市立大学(43.6%)、和歌山県立医科大学(43.2%)となっている。私立大は併願者が多く、その分受験者数が多いので、合格率40%を上回る大学はない。比較的高いのは、北里大学(24.5%)と東京女子医大(23.7%)である。

 文部科学省が男女別の入試統計を公表しているのは、2018年8月の事務連絡による「医学部医学科の入学者選抜における公正確保等に係る緊急調査について」(調査依頼)以降のようなので、あまり正確に昔と比較はできないが、主に九州地域の国立大医学部医学科において、男女逆転例が出ていることは好ましい現象ではないだろうか。

 一部の私立大医学部で行われた「男子優先」の入学者選抜がなく、公正な入試が行われているという証左になるだけではない。医学生が向き合うべき病気やケガなどはジェンダーレスなのは当たり前で、医師も半数程度が女性であるのは人口構成比からも、誰が見ても自然である。また、高校までの女子児童・生徒は、検診をする校医に女性医師を希望する傾向があるといわれている。

 もちろん、それだけでない。国際支援活動のNPOや国境なき医師団に日本人女性医師の活躍が目立つのは、女性が国際貢献の医師の仕事に向いていることを反映しているともいえるのではないだろうか。他者の命や健康をサポートする仕事に意義を感じ、情熱を傾ける人は女性にも多いといえよう。また、女性医師は、旭川医科大学の前学長のようなワンマンや「白い巨塔」のような権力闘争にも、比較的関係が薄い印象だ。

東大理三の合格者数で女子校の桜蔭がトップに

 女子進学校である桜蔭高校が、東京大学の理科三類(医学科系)の合格者出身校のトップになったことが話題になっている。これまでのトップ男子校における「医学部進学ゲーム」の熱気が薄らいでいるのではないか、という見方も出ているようだ。今や医学部よりも、大学発ベンチャーなどでAIなどを使っておもしろく働けて、株式上場でもすれば大きなキャピタルゲインが期待できる学部に魅力を感じる、という東大生も少なくないのかもしれない。

 逆に言えば、「そこそこのリスクもあるが、おもしろそうで、お金もそこそこ懐に入りそう」という仕事を志向する人が医学部医学科以外の進学先を選ぶことは、本人にとっても、我々患者にとってもありがたい。医師にハイリスク・ハイリターンの選択をされたら、患者はたまったものでないからだ。その意味でも、医師の社会的役割により強く自覚のある女子受験生の合格率が高くなることは、歓迎すべきことである。

 特に、学校や地域を限定した奨学金制度もある「地域枠」が恒久化される地方の国立大で女子医学生が増えることは、地域医療にとってもプラスになるはずだ。自治体や大学によって詳細は異なるが、卒業後に一定期間(初期臨床研修を含む9年間)の従事義務を全うすることで、奨学金の返還義務が免除される制度もある。中には、6年間にわたって月額10万~30万円が貸与され、国公立大であれば仕送りなしで卒業できるケースもあるという。

 半面、「地域枠」で入学しながら地元に就職しないケースも多く、優遇措置は不当だという批判の声もある。全国医学部長病院長会議の「令和元年度 地域枠入学制度と地域医療支援センターの実情に関する調査報告」によると、地元定着率が一番高いのは、「当該県の地域枠・当該県出身・当該県の大学の地元出身者」である。その率は、実に90%を超えている。一番低いのは、「地域枠以外・当該県出身・他県の大学出身者」で、40%を切っている。このように、地元の出身という要素は地元定着に大きく寄与しているのだ。

「地域枠」では、県外出身者は応募資格に含めるか、入試方法は一般選抜と分けるか、志願時の本人と保護者の従事や離脱の条件についての同意書を取り付けるか、などがポイントとなりそうだ。

 設置者が地方自治体の公立大などと違い、国立大では露骨な地元出身者優先となる「地域枠」での選抜自体にも批判があるだろう。そのため、広島大学医学部医学科の「ふるさと枠」のように、大学入学共通テスト必須の医学部地域枠優先の推薦入学などを採用する大学も増える可能性がある。その際、「女子受験枠」の設定も考えられる。現に、大阪大学が工学部に「女子枠」を設定していることも注目に値する。

医学部「地域枠」はどう変わるのか

 厚生労働省の「医療従事者の需給に関する検討会・医師需給分科会」より、医師の働き方改革を背景に、医師の労働時間を週60時間程度に制限するなどの仮定を置いた、最新の医師需給推計の結果が示されている。それによると、2023年の医学部入学者が医師になると想定される2029年頃に需要と供給が約36万人で均衡し、それ以降は医師が過剰になる、との試算を公表している。

 そこで、医学部の入学定員を減らす方針を示したのだ。その論拠としては、2029年以降は人口減で患者数が減り、医師の需要も少なくなると見込まれることだ。

 ところが、昨今の新型コロナウイルス感染が止まらない状況で、地域の保健衛生業務が停滞している。そこで、医学部臨時定員の設定は当面、現状維持されるようだ。しかし、将来的に、2008年から続いてきた医学部入学定員の臨時定員の解消を進めていく方針は変わらない。その臨時増の大半を占める「地域枠」は、恒久定員の中に含める方向なのだ。

 現在、顕著な問題になっている地方の医師不足の背景には、人口や社会資源の一定地域への集中という現象がある。全国の医師数を単純に人口で除した数値を基本とした全国一律の基準や指標に基づく厚労省の方針は、それを軽視するものだ。そこで、地元医療に取り組む医師の養成を重視した「地域枠」を設定したのだ。

 一方で、この「地域枠」について、SNSなどでは勤務地も含めた職業の自由に反するという批判も出ている。また、前述したように、「地域枠」で入学しながら地元に就職しないケースも少なくないが、地元出身者の地域定着度が高い傾向は無視できない。さらに、修業年数の6年間でストレート卒業した率や国家試験現役合格率は、一般選抜枠より全国地域枠の入学者の方が高いことも事実だ。

 国公立大医学部の学費は年約54万円だが、地方なら家賃や仕送りの負担が必要になる。全国大学生活協同組合連合会の「第57回学生生活実態調査(2021年)」によると、1人暮らしの学生への平均仕送り額は月額約7万円だ。この負担は、一般世帯では少なくない。将来の社会を担う医学生への経済的なサポートも、看過できない重要な課題といえよう。

 厚労省が「2035年、日本は健康先進国へ」のキャッチフレーズを掲げる「保健医療2035(JAPAN VISION:HELTH CARE 2035)」も注目に値する。ここまで視野に入れて構想すれば、地域住民の健康を支えるべく地域医療に使命感を持つ地元の女子受験生に国立大医学部への門を広げることができれば、今後の日本の保健医療にも大きな貢献をもたらすだろう

(文=木村誠/大学教育ジャーナリスト)

●木村誠(きむら・まこと)
早稲田大学政経学部新聞学科卒業、学研勤務を経てフリー。近著に『「地方国立大学」の時代–2020年に何が起こるのか』(中公ラクレ)。他に『大学大崩壊』『大学大倒産時代』(ともに朝日新書)など。