ローソン「マチカフェゼリーラテ」が復活!「飽きない美味しさ!」「毎日飲みたい」と絶賛

 バラエティー豊かなフレーバーメニューが自慢のローソンマチカフェ」。4月14日からドリンクメニューに「MACHIカフェゼリーラテ」(260円)が復活し、ファンから「相変わらず飽きのこない美味しさ!」「ずっと待っていたので毎日飲みたい」と、喜びの声が巻き起こっている。

 同商品のオリジナルコーヒーゼリーには、ミルクと相性抜群なマチカフェのコーヒー豆を使用。さらに、沖縄産のサトウキビでつくられた黒糖液によって、ミルクの甘みとコーヒーゼリーの香ばしさを引き立てているのが大きな特徴。

 ほろ苦くさっぱりした中にも、ゼリーの食感とコクをしっかり楽しめる同商品。購入者からは絶賛の声が相次いでいて、「ラテの甘さとゼリーの苦さが絶妙なバランス」「コーヒーゼリー好きにはたまらないドリンク!」「ガムシロップとミルクをもらってきたけど、そのままでも飲みやすい!」「めっちゃ好みの味。ローソンへ行くたびに注文しそう」といった反応が相次いでいる。

 ちなみにマチカフェでは、カフェゼリーラテとともにフローズンドリンク「マチカフェ フローズンパーティー」(ストロベリー・マンゴー・チョコレート/各340円)も同時復活。気温が上昇するこれからの季節、マチカフェのドリンクで喉を潤してみてはいかがだろうか。
(文=編集部)

※商品の価格は記事作成時の実売価格です。

Classiが「全然使えない」と悲鳴…多くの高校で授業停止、情報流出でも原因非公表

 全国の高校で授業が受けられない異常事態が発生した。ベネッセホールディングスとソフトバンクの合弁会社「Classi」が提供する教育機関向けインターネットプラットフォーム「Classi」でゴールデンウィーク明けの7日から断続的にアクセス障害が発生している。ネット上では全国の高校生からは「試験を受けられない」「出席できない」など、悲鳴が相次いでいる。

「Classiがずっとcrashing」

 Classiは2500以上の高校で116万人が使っているとされる教育プラットフォームで、動画教材の配信や教師と生徒間の連絡、学習の記録付けなどができる。トラブルは今月7日、新型コロナウイルス感染症の影響で登校きない高校生らが、課題を提出したり、試験を受けたりしようと同スマホアプリを使おうとしたところ、接続できない事例が相次ぎ発覚した。11日、Twitter上では「#Classiを許すな」というハッシュタグが拡散を続けていた。タグがつけられた投稿には、接続ができないなど学生たちの悲痛な声で溢れていた。

「朝からずっと入れんくて笑うしかない」

「Classiがずっとcrashing」

「は???

理科の課題が出てるからやろうと思ったら開かないし、しかもトレンド入りしてんじゃんw

マジで使えんw」

「いやさテスト配信されるはずなのにClassi使えないんだけど……..」

「マジでいい加減にしてくれ

今日からオンライン授業だって時にさ?」

「授業プリントを確認しようとしたのにずっとこの状態だし!benesse、正直こんなアプリいらないんですけど。なんでこれにお金払うの?」

「18時までにメッセージ送んないと欠席扱いになるんすけど

小学校1年生のときから学校休んだこと1回も無いのに(ガチ)、こんなんで欠席になるとか堪ったもんじゃないっすわ」

 同社公式ホームページ上の「Classiのサービス稼働状況」によれば、11日午後5時ごろにはWEBに関しては通常の稼働状態に復旧していたものの、iOSアプリやandroidアプリでは「やや遅延」「大幅に遅延」の状況が続いていた。

 Classiでは4月、第三者による不正アクセスを受け、約122万人分のユーザーIDなどが流出した恐れがあると発表するトラブルが発生していた。

 いったい、同サービスで何が起こっているのか。ITジャーナリストの三上洋氏は一連のトラブルについて次のように解説する。

三上氏の解説

 今回問題になっているClassiは、高校や専門学校で導入されている学習支援システム(LMS)のひとつです。公式発表によると同社は私立を中心に、高校生の生徒数で全国の3分の1以上をカバーしていることになっています。

 4月の不正アクセスでは、約120万件の個人情報の流出があったということですが、同社のサービスを利用している生徒数は116万人なので、ほぼ全員のデータが流出してしまった可能性があります。暗号化されたパスワードを使用していたとのことですが、どのレベルの暗号化なのかは現在まで明らかにされていません。

 また、この流出トラブルが発生した際、どんな問題点があったのかについて同社からアナウンスはありませんでした。個人情報流出トラブルなどが発生した際、すべてのIT企業が公開しているわけではありませんが、ユーザーに安心感を与え、同様のトラブルが他者のサービスで発生することを防ぐ意味でも、原因を公表するべきだと思います。

 4月時点でこうしたトラブルが発生していたわけですが、ゴールデンウィーク明けの7日以降、接続ができない状況になりました。同社はこのトラブルのため、ホームページ上に接続に関するステータスページを開設し、パソコン、スマホの混雑状況をアナウンスしていますが7~8日はほぼ不通の状況が続き、11日も午前8時~10時には不通になりました。夕方になってウェブでの混雑は解消されているものの、スマホは依然として混雑しています。

 現在は新型コロナウイルスの影響で、全国の高校の多くがオンライン授業を余儀なくされています。その際、同システムを使わないと授業に参加できません。そもそも時間割すら開けない深刻な状況です。

 今回のトラブルの原因として考えられるのは2つです。1つは同時接続数の問題です。同社のネットワークが100万人規模のユーザーをさばき切れていない可能性が高いです。

 2つ目はサーバーの処理能力の問題です。同社は一部報道の取材に対し、システムの効率化と処理を見直す方針を示しています。つまり、もともと処理能力が貧弱である可能性が高いと思われます。

 今回は新型コロナウイルスによる緊急事態であるため、仕方のない面もあるでしょう。全国の高校が休校になり、すべての授業をClassi上で行うことは想定していなかったのではないでしょうか。

 とはいえ、ゴールデンウィーク明けの月曜日(事実上の新学期スタート)の1限目に接続が集中することは容易に想像できます。コロナがあろうとなかろうと、学校の年間スケジュールの中で集中する日時は自明ともいえます。あまり使われないことが前提の準備しかできていなかったのではないでしょうか。やはり見通しの甘さは否定できないと思います。

 Classiがどこで動いているのか明らかになっていませんが、グーグルクラウドプラットフォーム(GCP)やAmazon Web Services(AWS)のようなクラウドを利用しているのであれば、サーバーの増強などは比較的柔軟に対応できるはずです。しかし、仮にソフトバンクなどの自社サーバーで稼働しているとなれば、一朝一夕には増設はできません。また、またもともとのシステム設計がクラウド活用を想定していなかった場合、問題解決までに時間を要する可能性があります。

政府のギガスクール構想に影響も

 大学ではだいぶ前からLMSは普及していました。現在までにmanaba(朝日ネット)、course power (富士通)、海外製のblackboard、google classroomなどが活用されています。やはり新学期の4月には講義を受ける大学生も多く、接続が集中して混雑することがありますが、まったく動かないということはありません。

 また各大学が様々なLMSを採用し、場合によっては複数を運用しているため、1つのLMSが問題を起こしても、日本の大学教育全体がストップすることはありません。

 それに対して、高校ではベネッセとソフトバンクの合弁会社であるClassiが日本の高校の半数をカバーするガリバー状態です。Classiがアクセス集中で止まることで、高校教育全体が危機的状態になっています。

 Classiは昨年1月、EDUCOMを買収し子会社化しました。EDUCOMは約30年にわたり校務支援をしてきた企業です。全国の小中学校や教育委員会向けに、教職員の校務を効率化するシステム「EDUCOM マネージャーC4th」をクラウド・オンプレミスの双方で提供していました。このシステムでは、成績処理や出席確認や健康診断票、保健室管理、指導要領や学校事務などの機能を統合的に利用できるもので、校務支援システムを導入する学校のうちの約5割を占める業界トップシェアを持っていました。それに加えてClassi独自の授業のオンラインシステムを含め、全国の学校のシェアを独占する形になりました。

 そもそも日本の小中高の教育現場では米国や欧州、中国と比較してICT化の遅れが指摘されていました。そこで登場したのが、今年4月から実施されている政府のギガスクール構想です。同構想では次の4つが大きな柱として据えられています。

・生徒1人に1台端末を配布すること

・学校内のネットワーク化

・ICTの全面活用

・学習ツール、校務のクラウド化

 つまり、ベネッセはClassiとEDUCOMを統合することで、この4つ目の柱を実現させようとしていたのです。しかし、今回のトラブルでその柱の一つが大きく揺らいでいます。実際に多くの高校で授業ができずに機能停止していることを考えれば、これはもはや1企業のトラブルではなく、日本の学校教育全体を揺るがす大きな問題だと思います。文部科学省が動かなければいけない事態だと考えます。

(文=編集部、協力=三上洋/ITジャーナリスト)

 

 

甘デジで「斬新システム」登場も話題に。名物メーカー「自宅内で楽しめる新情報」へ注目

「気軽に遊べる」という特徴が好評を得ている「甘デジ」。そんな甘デジの需要は年々高まっている。2020年も多くの新機種が登場した。

 SANYOが誇る人気シリーズ「海遊パチ」の最新作『PAスーパー海物語IN地中海』は、シリーズ史上最高の継続期待値を実現している。MY海カスタムによって自分好みの『海物語』を作れる仕様も好評を得ていた印象だ。

 大都技研の小当りRUSHの新たな可能性を示した『Pガンスリンガー ストラトス』甘デジスペックも注目を集めた1台。『PAガンスリンガー ストラトス 遊撃ver.』は、継続率「MAX約92%」を誇る。「早くも完売!?」といった情報が浮上するなど、導入前より大きな話題となった。

 ヒットメーカーSANKYOの『フィーバーマクロスデルタ V-ラッシュver.』は、RUSHの継続率が魅力の仕上がり。サンセイR&Dの『P GOD EATER-ブラッドの覚醒-アマデジ神撃90VER』は、ヘソの大当りは「全て10R」、RUSHの継続率は「約90%」と高い一撃性を持つ。

 独自の路線をひた走る名物メーカー豊丸産業の新機種『PAコマコマ倶楽部@エイジセレクト Y2F』も、一部ファンから熱い視線が注がれていた。

 2018年11月に発売された『CRコマコマ倶楽部@エイジセレクト』の新基準タイプで、6段階設定搭載という仕様で登場。年代ごとに異なる演出を楽しめるユーモア溢れる「エイジセレクトシステム」を搭載している。遊びやすい確率ながら、連チャンを十分に期待できるスペックも特長だ。

 他とは一線を画す独創的なマシンを創造し続けている豊丸産業。「餃子の王将」や「すしざんまい」など異業種とのコラボも話題になったが、ゲーム性やシステムなど一風変わった仕上がりを評価するユーザーは多い。業界を大いに盛り上げているわけだが…。

 そんな名物メーカーの「外出自粛」をサポートする新情報が話題だ。自宅内で楽しめる「魅力的な動画」を公開し反響が寄せられている。

 同社が運営するフィットネスクラブ「らくちんフィットネス アピタ長久手店」は、新型コロナウイルス感染拡大により休業中。それに伴い、ステイホームしている会員向けに自宅内でも運動ができる動画を公開した。

 “おうちでもできる「らくちん運動」”と題した本作は、5分程度のエクササイズ動画となっている。「らくちんフィットネス・公式YouTubeチャンネル」内にて定期的に順次アップしていく予定とのことだ。「皆様の健康維持のためのご活用いただければ幸いです」とコメントしている。

■定期配信日:毎週【月曜・木曜】
■各運動動画:およそ3~5分程度
※らくちんフィットネス会員のみならず誰でも視聴可能。

【詳細は豊丸産業HPでご確認ください】

JRA京王杯スプリングC(G2)前走“体当たりスタート”レッドアンシェルに追い風!? 悪天候ならば上位進出も濃厚?

 5月16日(土)、東京競馬場で京王杯スプリングC(G2)が開催される。今年はタワーオブロンドン、ダノンスマッシュらG1馬が4頭も集結する豪華な1戦となるが、そこで、レッドアンシェル(牡6歳、栗東・庄野靖志厩舎)が上位進出を狙う。

 これまで勝ちきれない競馬が続いていたレッドアンシェルだったが、昨年スプリントに転向を果たすと、福永祐一騎手を背に2連勝でCBC賞(G3)を制覇。勢いそのままでシルクロードS(G3)に向かった。

 レースでは、S.フォーリー騎手を背に1番人気に支持されるも、まさかの殿負け。レース後、同馬を所有する東京サラブレッドクラブのHPで、フォーリー騎手は「ゲートを自ら開ける勢いでジャンプするような形で出てしまいました」と明かし、そのときにレッドアンシェルがどこか痛めたようにも感じ、追い出してからも違和感が拭えず、「ダメージを残さないよう無理はしませんでした」と振り返っていた。

「実況のアナウンサーも思わず、『おおっ』と声をあげるほど、非常に際どいスタートでした。ただこれはあくまで馬が自発的に前に出たのでしょう。狙ってできることではないですし、人の手で制御できるものでもなかったと思います。

 この”体当たりスタート”でフォーリー騎手は異変を感じたようですが、後日の検査では異常はなく、エコーでも目立ったダメージはなかったようです。前走は予想外の事態が発生しましたが、ちゃんと走ることができればライバルたちにも見劣りしない能力は持っているはず。期待したいですね」(競馬誌ライター)

 レッドアンシェルは、今回からまたタッグを組む福永騎手を背に1週前追い切り。栗東の坂路を強めに追われて4F51秒1、ラスト12秒3を記録。福永騎手も「反応も動きもよくて気になるところはありませんでした」と東京サラブレッドクラブのHPにコメントを寄せている。

「今週末、東京競馬場は天気が崩れると予想されています。レッドアンシェルは不良馬場で行われたCBC賞を勝ち、またこれまでも渋った馬場で結果を残すなど、道悪に高い適性を見せています。荒れれば荒れるほど、レッドアンシェルに展開が向くかもしれませんね」(競馬記者)

 フライングにも見えかねない体当たりスタートで、前走を棒に振ってしまったレッドアンシェル。ここで重賞2勝目をあげたい。

パチンコ「時代の寵児」が紡ぎ出す「モンスターマシン」。リメイクを切に願う一台!!

 前々回の羽根物コラムで『モーニング娘。』を扱ったが、今回もアイドルが登場する羽根物となる。『CRAはねものUFOwithピンク・レディー』である。コンセプトとしては、『モー娘。』と同様、あくまで中心は羽根物であり、ゲーム性を盛り上げるためにバックの液晶でピンクレディの2人が活躍するというスタンスである。

 ところで、ピンクレディーといえば、従来のアイドルとは一線を画するような存在で、楽曲の振り付けを子どもたちがマネをするといった現象から人気に火が付き、老若男女を問わず幅広い世代に愛される、まさに国民的アイドルとなったのだ。

 さて、『CRAはねものUFOwithピンク・レディー』である。『CRピンクレディー』『CRピンクレディー・セカンドツアー』とデジパチとして大ヒットを飛ばした後なので、どうしても「ピンクレディー」に名前に引っ張られてしまいがちだが、役物の出来も秀逸であった。

 既存の機構に当てはまらないようなオリジナリティーの高い役物で、役物内部下方にUFOをかたどった巨大なギミックが鎮座し、その上部を経路としての役割を有する円形アクリルルートが左右に可動しているのである。

 玉が羽根に拾われると、動くルートによって役物の中央部に運ばれ、UFOギミックの円盤部分に乗っかるのである。この時、UFOギミックはロデオの暴れ馬よろしく機体が激しく揺れるのだが、タイミングよくUFOに中心部に設けられたVゾーンに入れば大当りとなる。

 Vを外すと玉が機体から落下し、ハズレとなるのだが、実は本機にはもうひとつVゾーンが用意されているのである。先に紹介したアクリルルートは役物下方までアクリルで繋がっていて、その一番下の部分にVゾーンが搭載されている。

 この2つ目のVゾーンには、UFOに仕込まれたチャンスポケットからの落下が必要で、Vの手前にあるチャンスポケットから下段の貯留ポジションにいったん収まった玉が、音楽に合わせて押し出されたタイミングで左右に揺れるVゾーンの位置が真下に来れば大当りとなるのである。

 このダブルチャンスがアツすぎた。

「地球の男に飽きたところよ」ドン、でリリースされるある種の音ゲー的要素といい、期待が持続できる仕掛けといい、「私はいちころでダウン」である。

 好みでいえば『レレレにおまかせ』よりも本機のほうが何十倍も「くちずけするより甘」いのである。リメイクを切に願う一台である。

(文=大森町男)

JRAヴィクトリアマイル(G1)サウンドキアラ×松山弘平「重賞3連勝」コンビが「最強女王」アーモンドアイ狩りに挑む!

 最強女王アーモンドアイの参戦が注目されるヴィクトリアマイル(G1)だが、デアリングタクトを無敗の桜花賞馬に導いた松山弘平騎手とコンビを組むサウンドキアラ(牝5、栗東・安達昭夫厩舎)が女王打倒に挑む。

 サウンドキアラは今年に入って、京都金杯(G3)、京都牝馬S(G3)、阪神牝馬S(G2)と重賞を3連勝と無敗の快進撃を続けているように絶好調だ。現在の勢いなら4連勝でのG1初勝利を遂げても不思議ではないほど力をつけているといえそうだ。

 陣営にとって最大のピンチとなったのは4月26日京都1Rで主戦の松山騎手が落馬負傷したことだろう。負傷の度合いによってはオークス(G1)のデアリングタクトの騎乗も危ぶまれたが、幸いにも症状は軽度で済み、9日の京都で復帰した。復帰するやいなや早速4勝をあげ、負傷の影響を感じさせない好調ぶりを証明している。

 サウンドキアラのヴィクトリアマイル挑戦は今年で2度目となる。六波羅特別(1000万・当時)を勝ったばかりの身で出走した昨年は、18頭立てのレースで15番人気という低評価ながらも勝ち馬ノームコアと0.7秒差の7着と大健闘だった。

 自己条件馬をいきなりG1レースに使ったことも、サウンドキアラに対する陣営の大きな期待の表れだったといえるだろう。

 また、この1年で力をつけたのは鞍上の松山弘平騎手も同様だ。昨年は年間を通しても毎日杯(G3)のランスオブプラーナ、中京記念(G3)のグルーヴィットと重賞勝利は2勝だったのに対し、今年は早くも重賞6勝をあげている。

 勿論、松山騎手のキャリアハイとなる成績である。5月10日現在で重賞6勝は、C.ルメール騎手と並ぶもので、勝率に至っては同騎手の28.6%を凌ぐ33.3%となり、特筆すべき好成績といえそうだ。

「サウンドキアラの3連勝の内容は非常に安定しています。強調したいのは、スタートしてすぐ好位につけられるセンスの良さですね。連勝中の勝ち方も好位抜け出しで徹底しており、これは現在のサウンドキアラの必勝パターンといえるでしょう。

 鋭い末脚を持つアーモンドアイを倒すには、同馬を後ろから交わすのは至難の業です。勝算があるとすれば、やはり先に抜け出しての逃げ切りが最善でしょう。そういう意味ではサウンドキアラの好位差しの脚質はうってつけではないでしょうか」(競馬記者)

 過去10年のヴィクトリアマイルの傾向でも1番人気馬の優勝は2010年のブエナビスタ、13年のヴィルシーナの2勝のみと、1番人気馬には鬼門ともいえる。

 サウンドキアラの父ディープインパクトの産駒は最多の3勝をあげているように、東京の芝1600m条件への適性も高い。さらに前走が阪神牝馬S(G2)だった馬も最多の4勝をあげており、この条件をどちらも満たしているのは大きい。

 女王打倒に向けて、人馬ともにブレイクしたコンビの準備は整った。

JALとANA、燻る経営統合案…ANA、経営危機の足音、政府保証付き融資は実現せず

 業界首位のANAホールディングス(HD、片野坂真哉社長)の20年1~3月期連結最終損益が587億円の赤字になった。前年同期は39億円の黒字である。四半期としての赤字額は開示を始めた03年度以降で最大となった。ライバルの日本航空(JAL、赤坂祐二社長)は229億円の最終赤字。ANAHDの赤字はJALの2.56倍だ。

 航空業界は2月後半から世界各国が入国制限をし、全日本空輸(ANA、平子裕志社長)の国際線は9割超の減便。国内線も4月は5割の減便で、5月以降の減便はさらに広がり、収入は激減した。

 東京五輪やその後の訪日客増などを見込んでパイロットなどの採用や新機材の導入を増やしてきたため、人件費や航空機のリース代など毎月1000億円の固定費がかかる。今春の羽田空港の発着枠拡大を契機に新路線の開設を計画していた。夏のダイヤから中国・深圳、トルコ・イスタンブール、スウェーデンのストックホルムの3都市に乗り入れる予定だった。日本のエアラインとして初めての定期路線である。加えてANAとして初のイタリア・ミラノ、ロシア・モスクワに就航させるなど、一挙に14路線の新規開設・増便計画を進めていたが、コロナ禍ですべて暗転した。

 手元資金は3000億円近くあるが、このまま収入減と固定費負担増が続けば、数カ月で手元資金が枯渇し、資金繰りが破綻しかねない危機に直面している。ANAHDはメガバンクなど民間金融機関7行の協調融資で1000億円を調達。日本政策投資銀行(DBJ)の制度も利用し3000億円を借り受け、手元資金の確保を目指した。

 さらにANAHDが水面下で要請したのが、政府の保証付きの融資枠(コミットメントライン)の確保だ。DBJに1兆円、民間銀行に3000億円の融資枠を求める。

 政府との交渉窓口となる定期航空協会(平子裕志会長=ANA社長)は主力メンバーのANAHDとJALと協議し、政府保証での無担保融資の要請を決めた。同協会は減便が1年程度にわたれば業界の減収幅が2兆円規模になると試算している。ANAの減収は、その半分の1兆円にのぼる。

JAL破綻で利益を享受したANA

 19年3月期のANAHDの固定費は8807億円。JALは4872億円だから、およそ2倍だった。19年12月末の有利子負債残高はJALの1562億円に対してANAは8481億円。JALの実に5.4倍である。

 JALは2010年の経営破綻時に5000億円規模の借金を棒引きしてもらった。ANAのトップは5000億円棒引きの話を今でも持ち出すが、いまさらこれを持ち出しても、ANAの借金膨張の言い訳にはならない。「JALの経営破綻で、最も利益を享受したのはANAだった。JALをしり目に国際線の拡大に邁進した」(航空業界の長老)との歴史的事実があるからだ。

 法的整理されたJALを尻目にANAは国際線を次々と開設、パイロットや客室乗務員ら人材を大量採用し、固定費が膨らんでいった。この強気の拡大路線が、コロナ・ショックで強烈な逆回転をしているのである。

 ANAは安倍晋三政権下で事業を拡大してきた。政府の人事案件であるNHK経営委員会の経営委員長に浜田健一郎・ANA総合研究所会長が就いたのは象徴的な出来事だった。19年4月から、政府専用機の整備などを担当する航空会社はJALからANAに変わった。安倍政権と密接な関係にあるANAは完璧な「安倍銘柄」である。

 その人脈を頼りに、政府保証付き融資に動いた。民間企業の借金に政府保証をつけることは禁じ手、ルール違反である。「信用不安にならないためにも政府保証は大事」とANAHD幹部は言うが、政府保証は「民間企業が民間金融機関から資金を借り入れるための仕組みではない」(財務省幹部)。

 安倍首相は4月16日、ANAHDの片野坂社長ら経営者とテレビ会議で懇談し、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、各地で不足している医療機材の生産拡大に向け協力を要請した。片野坂社長は「地上職員や乗務員に余力がある」と述べ、「医療用ガウンの縫製作業の協力の準備に入った」と説明した。

 ガウン製作に協力するのは一時帰休するスタッフで、1日あたり最大30人を想定。医療用ガウンを生産している縫製会社のヴァレイ(奈良県北葛城郡、谷英希代表社員)が指導し、羽田空港近隣にあるANAグループの総合訓練施設で作業をする。ANAでは客室乗務員(CA)の8割に当たる約6400人の一時帰休が始まった。現在では間接部門やグループ会社の地上係員にも対象が広がり、約2万人が一時帰休の対象となっている。

「CAを人身御供にして融資の政府保証を取り付けようと必死だ」(別の航空業界の首脳)と揶揄された。だが、政府が4月7日にまとめた緊急経済対策では、政府保証は見送られた。減免・免除措置を要請していた着陸料や保留料などの空港使用料に関しても、盛り込まれたのは支払い猶予だけ。それも猶予期間は最大半年程度。「ゼロ回答」に近いものだった。結局、DBJによる融資上限なしの「危機対応融資」を活用して、ANAの資金繰りを支援することになった。

ANAとJAL、経営統合はあるのか

 だが、コロナ禍が長期化すると、ANAもJALもともに立ち行かない状況になる。否応なしにANAとJALの統合の可能性が出てくる。「週刊現代」(講談社/2009年2月7日号)の巻頭に有森隆の署名入りで『「JAL・ANA」大統合で日本の空が変わる!』を書いた。

 2010年1月19日、JALは東京地裁に会社更生法を申請した。負債総額は2兆3221億円、事業会社として戦後最大の倒産となった。JALが経営破綻することを見据えたかたちの記事だ。

<再編のシナリオはいくつかある。最初のシナリオは(JALの行き詰まりを前提に)ANAがJALを救済するというかたちになる。JALは分割され、国際線はANAと統合。新会社の名前は「JANA」。貨物(JALカーゴサービス)は総合商社などへ売却。JALは国内線だけになる>

<別のシナリオはJAL、ANA共に赤字転落した場合の国際線の統合だ。双方痛み分けとなり、形式上は“対等統合”になるので、国際線の新会社の名前は、やはり「JANA」だろう。大不況の中から新時代を切り開く翼が生まれるのかもしれない>(一部、掲載時と表現変更)

 発刊当時は「大ボラ、ガセネタ」という声があった。現在、この「週刊現代」の11年前の記事が、一部クロウト筋の間で注目されているのだ。ANAHDの片野坂社長は「日経ビジネス」(日経BP/4月13日号)のインタビューで、「仮にそうなっても救済される立場ではなく、残る会社でないといけない」と語る。ナショナル・フラッグ・キャリアはANAであって、JALを飲み込むことになると宣言したのと同じだ。

 現時点での統合の見通しはこうだ。統合する場合、国内線をどうするかだ。国内線まで統合すると、事実上、国内の大手航空会社は1社だけになってしまう。国際線のみ統合して「JANA」、あるいは「新ANA」とし、国際、ANA国内、JAL国内の3社にする案が水面下で進行している、との情報もある。

「ANAはJJ統合(JALとJAS)の時に、会社が潰れる可能性も想定したほどの危機感を持った。だから、JALが破綻後、必然的に規模を縮小し、ANAが規模でJALを上回った時の社内の高揚ぶりはすごかった。その経緯から考えても、JALとの対等合併は絶対にNOのはずだ」(航空業界担当のアナリスト)

 ANA首脳と安倍官邸は「ANAがナショナル・フラッグ・キャリア」で押し通そうとするだろうが、ことはそう簡単ではない。「(今でも)日本のナショナル・フラッグ・キャリアはJAL」と考える世界のエアラインが少なくないからだ。

 折しも、豪航空2位のヴァージン・オーストラリア・ホールディグスが4月21日、日本の民事再生法に相当する任意管理手続きに入ったと発表。事実上、経営破綻した。負債は約50億豪ドル(約3400億円)。2019年の豪国内線のシェアはカンタス航空(60%)に次ぎ2位(30%)。運航は継続する。ヴァージンはANAと提携して日本路線に参入する計画だったが、新型コロナの直撃で墜落した。豪の現地紙は「ヴァージン・オーストラリアに対し、中国東方航空と中国南方航空、中国国際航空の大手3社が買収を検討している。検討は初期の段階で、正式な交渉には至っていない」と報じた。

 世界の航空業界に経営破綻に直結するような暴風雨が吹き荒れ始めた。ポスト・コロナの世界で生き残る日本の翼はどっちだ。

(文=有森隆/ジャーナリスト)

日産、再び経営危機か…大幅赤字転落の懸念浮上、日産・ルノー連合が空中分解寸前

 日産自動車が再び経営危機の瀬戸際に立たされている。業績不振に陥っているところに新型コロナウイルス感染拡大の影響が直撃、大規模リストラが避けられない。5月28日にアライアンスを組むルノー、三菱自動車と連携して経営を再建する中期経営計画の見直しを発表する予定だが、両社ともに経営が悪化しており、利害も対立する。カルロス・ゴーン元会長を追放し経営体制を刷新した日産、そして3社アライアンスは早くも試練を迎える。

 日産は4月28日、2020年3月期の連結業績の下方修正を発表した。今年2月に公表した業績見通しでは、最終利益が650億円の黒字になると予想していたが、予想から1500億~1600億円悪化する可能性があるとしており、通期業績がリーマンショック以来、11期ぶりに最終赤字になる見通しだ。新型コロナウイルス感染拡大で、新車販売台数が大幅に落ち込み、サプライチェーン(部品供給網)の問題や生産調整のため、国内外で工場の稼働を停止したためだ。

 ただ、日産は新型コロナウイルス感染拡大の前から業績は悪化していた。ゴーン元会長時代に無理な拡大戦略を推進して新興国を中心に生産拠点を拡張してきた。一方で、新型車開発にまで投資が回らず、日米欧の各市場で販売しているモデルが高齢化して販売が低迷。主力市場である米国では、販売不振を補うため、多額の販売奨励金(インセンティブ)を投入したことで収益力が低下した。そのせいでブランド力が低下してさらに販売が落ち込み、インセンティブを増やすという悪循環に陥っていた。

 日産は前任社長の西川廣人氏が2019年7月、2023年までにグローバルで稼働率の低いラインの閉鎖などを進め、生産能力を年間720万台から660万台にまで削減、人員も全体の約1割にあたる1万2500人を削減するなどの中期経営計画をまとめた。これによって全世界の工場の稼働率を69%から86%に引き上げ、売上高営業利益率6%台を達成する計画だった。

 その後、日産の業績は想定以上に悪化する。米国事業を立て直すため、インセンティブと在庫の削減に着手したものの、販売は低迷。19年10-12月期(第3四半期)は赤字に転落している。

 昨年12月に社長に就任した内田誠氏は着任早々、抜本的な経営改革に向けて中期経営計画の見直しに着手した。このカギとなるのが今年1月に合意したルノー、三菱自との新たな枠組みだ。地域や技術など、分野ごとにリーダーとなる1社が残りの2社を支援するというもの。これによって例えば稼働率の低い工場を閉鎖して、生産モデルを同じ市場にあるリーダーの工場に委託するなど、アライアンスで生産効率化を図るというものだ。

 日産の現行計画では生産能力を削減しても660万台。これに対して19年度の世界販売台数は493万台で、70万台近いギャップがある。このため、中期経営計画の見直しでは、ルノー、三菱自と協力しながら日産がどこまで踏み込んだ成長戦略を示すことができるかが焦点になる。

3社アライアンス、対立する各社の利害

 ところが3社アライアンスによる生産効率化は人員削減などの痛みを伴うだけに、各社の利害も対立するケースが多く、簡単ではない。

 日産はインドネシアで「ダットサン」ブランド車の販売から撤退した。日産のインドネシア工場はダットサンしか生産していないため、撤退で閉鎖するしかない。しかも、インドネシア市場では三菱自が強く、日産が現地に生産拠点が必要なら三菱自のインドネシア工場を活用すればいいはずだ。しかし、日産はインドネシア工場を存続するため、三菱自向けにエンジンの製造を検討している。しかし、三菱自としてはエンジンを自社生産したほうが経営上のメリットは大きく、日産の要望に簡単にはのれない。

 実際、ルノー、三菱自はもともと日産ほどではないものの、業績が低迷していたところに新型コロナウイルス問題で経営が急激に悪化している。三菱自は販売不振によって20年3月期に最終赤字に転落する見通し。ルノーも上級モデルの販売低迷と日産の業績不振の影響から、19年12月期業績は最終損益が09年以来、10期ぶりに赤字となり、20年1-3月期も売上高が前年同期比19%の減収となっている。先行き不透明な中で、両社ともに日産の支援どころではないのが本音だ。

 日産は業績見通しの下方修正について中期計画の見直しに伴う影響を含んでいないため、追加的な引当金を計上する可能性があるとしており、大幅赤字となる可能性が高い。アライアンスのバックアップも受けられず、日産の経営が危機的な状況になる可能性も否定できない。

 ゴーン元会長の側近だった日産の西川氏、ルノーのティエリー・ボロレ氏という2人のCEOが退任するなど、旧経営体制を刷新した3社アライアンスは、現在の資本関係を維持したまま連携を強化して再び世界トップの自動車メーカーグループを目指していた。しかし、想定以上の業績悪化でリストラをめぐるせめぎ合いが本格化しており、早くもその目論見はほころびつつある。5月28日に発表される中期経営計画の見直しによっては、3社アライアンスが空中分解することになりかねない情勢だ。

(文=河村靖史/ジャーナリスト)

キャデラックの「ナイトビジョン」が驚愕の高性能!米軍の軍事技術を転用、暗闇でも鮮明な画像

 キャデラック「CT6」に採用されている「ナイトビジョン」が秀逸である。深夜の暗闇でも、建物や停車中のクルマなど市街地の形状を認知する。人の姿もはっきりと浮かび上がる。この暗視装置が、クルマの安全性を飛躍的に高めているのだ。

 すべての物質からは赤外線が放出されている。キャデラックは、その赤外線をフロントグリルに埋め込まれたカメラで感知、画像処理したのちにバーチャルイメージとしてメーター内に映し出すのだ。これにより、へッドライトが障害物を照射する前に、ドライバーは対象物の存在を知ることができる。事前に身構え、余裕を持った回避行動が可能だ。

 映像はモノクロに近く、色彩的な識別は曖昧だ。だが、形状は驚くほど鮮明に浮かび上がる。およその形も理解できる。歩道に立つ人と、人型の看板の違いも認知可能だ。大人と子供の区別すら識別できるという精度である。もっと鮮明で、女性か男性かの性別も判断できるし、手にしたバッグの形状すらも認識できる。

 感知した対象物は、画面上に黄色い枠で表示される。モニターを凝視しなくとも認識できるのもメリットだ。

 ロービームでは認知できない暗がりの人までも素早く見つけてしまう。ハイビームよりも認知が早い。というよりも、ライトが照らさない暗がりの黒い衣服の人すらも発見してしまうのだ。仮にモニターだけでの夜間走行が許されるとしたら、それも可能のような気がした。高精度のバーチャルゲームの世界なのである。

 どこかで見たことがあると思い記憶を辿ってみたら、湾岸戦争で米兵が深夜の戦闘で使用していたナイトスコープの映像と酷似していることに気がついた。イラク戦争の夜襲で米軍は圧倒的な支配力で敵を制した。その際の最大の武器になったのがナイトスコープであると、かつて報道されていた。相手が見えている兵士と、見えていないゲリラ側の優劣は火を見るより明らか。キャデラックのそれは、米軍の軍事技術の応用なのである。

 キャデラックが採用するのは、アメリカのレイセオン・システムズ社の赤外線技術。物体が放出する遠赤外線を画像処理する技術であり、ゼネラルモーターズ(GM)と共同で開発を進めていた軍事技術の転用だ。

 実際にナイトビジョンが世界で初めて採用されたのは2000年。キャデラックCT6の前身であるキャデラック「ドヴィル」に採用されたものの、軍事技術の流失を心配するアメリカと、流入を不安に感じた日本側で混乱があった。日本での認可を得るまでに時間を要した。それほど重要な機密なのである。

 あまりの高性能ゆえに、停車中のライトオフ時にはモニターがシャットダウンし、ドライバー以外の横からの目線では認識できないように、盗撮や覗きなどの悪用防止措置が施されている。つまり、それほど鮮明だともいえなくもない。

 昨今、ヘッドライトの性能は飛躍的に高くなった。ハイビームでの走行も推奨されている。アダプティブハイビームは、対向車の幻惑を避けるために、そこだけを切り取るように遮光して暗闇に光を当てる。それによって視認性は高まった。

 だが、それらはあくまで、光を当てることで対象物を認識する技術である。キャデラック「CT6」のナイトビジョンは、光の届かないところすら対象物を浮き立たせてしまうのだ。軍事技術は一方で殺戮の技術であるが、平和への転用ならば歓迎したい。
(文=木下隆之/レーシングドライバー)

●木下隆之
プロレーシングドライバー、レーシングチームプリンシパル、クリエイティブディレクター、文筆業、自動車評論家、日本カーオブザイヤー選考委員、日本ボートオブザイヤー選考委員、日本自動車ジャーナリスト協会会員 「木下隆之のクルマ三昧」「木下隆之の試乗スケッチ」(いずれも産経新聞社)、「木下隆之のクルマ・スキ・トモニ」(TOYOTA GAZOO RACING)、「木下隆之のR’s百景」「木下隆之のハビタブルゾーン」(いずれも交通タイムス社)、「木下隆之の人生いつでもREDZONE」(ネコ・パブリッシング)など連載を多数抱える。

JRAヴィクトリアマイル(G1)“今”の東京コースは「庭」同然!? コントラチェックがアーモンドアイを出し抜くための条件とは

 17日、東京競馬場でヴィクトリアマイル(G1)が開催される。ドバイ中止の影響で、予定外の始動戦となったアーモンドアイが注目の的だろう。そんな牝馬のマイル王決定戦は、前走の大敗で人気を落とすことが予想されるコントラチェック(牝4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)に注目したい。

 前走の中山牝馬S(G3)は3月の中山で、季節外れの雪が降りしきる中で行われた。これまで逃げのレーススタイルだったコントラチェックは、キャリア初の4番手を追走する展開となる。直線に向いて追い出しを図るも、手応えなく他馬にどんどん追い抜かれ最下位の16着に沈んでしまった。

 2番人気に支持されながらも、まさかの惨敗にC.ルメール騎手は「この馬場は全然ダメでした。直線はやめてしまいました」と当日の馬場状態が「不良」だったことを敗因に挙げた。

 これまで中山コースで重賞2勝を挙げているコントラチェックだが、どちらも良馬場での開催。同じく中山で行われたサフラン賞(1勝クラス)で2着に敗れたときも稍重だったことを考えれば、良馬場が一番向いていることは間違いないようだ。そうなるとヴィクトリアマイル当日の馬場状態には注意が必要だろう。

 また中山巧者のイメージが強いコントラチェックだが、東京コースの適性は未知数だ。唯一東京で出走したオークス(G1)は9着に敗れているが、距離が守備範囲外のため度外視していいだろう。実際に半兄のムーンクエイクは京王杯スプリングC(G2)を勝利しており、血統的にも東京が苦手ということはなさそうだ。

 そして最もコントラチェックの後押しとなるのは、先日行われたNHKマイルC(G1)のレース結果だ。

「現在の東京競馬場の芝コースは、かなりの高速馬場になっています。NHKマイルCの結果も、逃げた馬と2番手につけた馬の2頭によるワンツーでした。マイル適性というよりも、スピードのある馬に有利な状況であることは違いないでしょう。

 NHKマイルCではラウダシオンがレシステンシアにハナを譲ったことで、見事勝利を収めました。もし競り合っていたら、違う結果になっていたでしょう。ヴィクトリアマイルでハナを主張するのは、コントラチェックとトロワゼトワルの2頭が予想されます。今回もこの2頭が鍵を握るのではないでしょうか」(競馬記者)

 ターコイズS(G3)を前半3ハロン33秒9のハイペースで逃げ切り勝ちを収めているコントラチェック。前に行った馬の好走が目立つ現在の東京コースはこれ以上ない条件といえるだろう。

 昨年の安田記念(G1)は懸命に追い込むも、スタートの不利が響いて3着に敗れたアーモンドアイ。ヴィクトリアマイルがもし、先週のNHKマイルCのような前残りの展開となった場合、昨年敗れた安田記念のように前の馬を捉え切れないことがあってもおかしくないはずだ。

 あくまでも先週と同条件という点では「良馬場」は必須条件といえるだろう。コントラチェックのジャイアントキリング達成は、お天道様の協力次第となりそうだ。