パチンコ「残り0秒」で“6750発”ゲット!! 斬新システムで「役物機ブーム」が巻き起こる!?【新台分析-パチンコ編-】

 玉の動きがダイレクトに大当りへと繋がる「役物機」。主流の液晶演出とは異なり、アナログな楽しみ方ができるカテゴリとして今なお根強い人気を誇っている。

 役物内に存在するいくつもの障壁をかいくぐり、大当りとなる一点のVゾーンを目指す。玉の行く末を見守りつつ、緊張と興奮が入り混じった刹那の間に魅せられたユーザーは多いだろう。

 そんな役物機において、従来の“常識を覆す”全く新しいゲーム性を実現。そんな話題の最新作が間もなくホールへと降臨する。

『ワイルドロデオ6750だぜぇ』(豊丸産業)

■ロデオチャレンジ発生確率:1/49.9→1/10.0
■Road to Victory(電サポ)突入率:100%(5回リミット)
■賞球:1&3&4&15
■出玉:6750発
(9R×10c×15発×5SET)
○○○

餃子の王将』や『すしざんまい』など、バラエティ豊かな役物機を手掛ける豊丸産業の最新作。お笑いタレントのスギちゃんがイメージキャラクターを務める本機は、制限時間が0になるまで役物内で玉を滞在させるという斬新なゲーム性を実現している。

 通常時は盤面左上にある飛び込み口を狙い、スタートに入賞させて1/49.9の図柄揃いを狙う。図柄が揃えば役物内での制限時間が表示される。その後は手に汗握る「ロデオチャレンジ」に突入だ。

 ロデオチャレンジ中は、中央に存在する回転体が常に玉を弾いている状態。ハズレ穴に入ることなく指定された制限時間を耐えきる事が出来れば、回転体が止まってVルートが解放(大当り)となる。

 制限時間に関しては「60秒」「40秒」「20秒」の振り分けがあり、短いほど大当りの期待度が高まるゲーム性。更に役物内には「残り時間10秒」まで無敵状態となる「聖域ゾーン」が存在。制限時間が長くとも聖域ゾーンに入賞すれば一気に大当りが近づくのだ。

 見事に大当りを射止める事ができれば「Road to Victory」へ突入。「9R×10C×15個×5SET」の計「6750発」の払い出しを得られる。斬新なゲーム性と十分な出玉感を実現した本機。幅広い層が楽しめる仕上がりとなっている。

『ワイルドロデオ6750だぜぇ』の導入予定日は2021年1月12日。かつてのスギちゃんを彷彿とさせる「役物機ブーム」に期待したい。

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JRA種牡馬フィエールマン「二軍スタート」の冷遇に疑問の声……実績はコントレイルに次ぐNo.2も問われる「3000m級」G1の価値

 6日、昨年の天皇賞・春(G1)を勝ったフィエールマン(牡6歳、美浦・手塚貴久厩舎)が、右前脚球節の繋靭帯炎のため引退。種牡馬入りすることがわかった。本馬が所属するサンデーレーシングの公式ホームページで発表されている。

 キャリアわずか4戦で菊花賞(G1)を制し、古馬になってからも天皇賞・春を連覇。12戦5勝ながら、国内で4着以下に敗れたのは一昨年の有馬記念(G1)のみ。それもアーモンドアイら好位組が総崩れとなる中、唯一の粘り腰を見せての4着と非常に強い内容だった。

 この日、JRAは2020年度のJRA賞を発表。最優秀4歳以上牡馬に選出されたフィエールマンだが、同日に引退発表となっただけに輪をかけて惜しまれる状況だ。

 ただその一方、フィエールマンが北海道日高町のブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬入りしたことには、多くのファンが疑問を呈している。

 ノーザンファームで生まれ、一口馬主クラブのサンデーレーシングに所属したフィエールマンは、生粋の社台系だ。順当に行けば、日本最高峰の種牡馬たちが繋養されている社台スタリオンステーション入りが妥当なところだろう。

 ちなみに昨年のリーディングサイヤーの1~9位は、すべて社台スタリオンの繋養馬。10位になって、やっとヘニーヒューズ(優駿スタリオンステーション)が登場するが、獲得賞金は1位ディープインパクトの1/5にも満たない。将来を嘱望されるエリート種牡馬は、すべて社台スタリオンのお抱えといっても過言ではないだろう。

 それに比べて、フィエールマンが向かうことになったブリーダーズ・スタリオンは、言葉を選ばなければ、社台スタリオンの「二軍」といった扱いだ。

 実際に、現在繋養されているジャスタウェイ、ディープブリランテなどは元社台スタリオンの繋養馬。激しい種牡馬争いに敗れて“都落ち”した馬ということになる。

 また、昨年他界したディープインパクトは歴史的な名牝を何頭も輩出した一方、牡馬の後継者には恵まれておらず、産駒のフィエールマンのG1・3勝は昨年の三冠馬コントレイル(4勝)に次ぐNo.2の実績だ。

 その上で一体なぜ、フィエールマンの繋養先はブリーダーズ・スタリオンが選ばれたのだろうか。

「スピードが重要視される現在の競馬界で、フィエールマンはG1・3勝といっても菊花賞に天皇賞・春連覇と、すべて3000m超えの長距離戦。昨年の天皇賞・秋(G1)でアーモンドアイに迫ったように『本質は中距離馬』という声もありましたが、記録として残るのは、やはり種牡馬として評価されにくいステイヤータイプということになります。実際に、近年では天皇賞・春を勝ちながら種牡馬入りできなかった馬も少なくないですからね。

またフィエールマンは昨年もわずか3走と、現役時代から体質の弱さが課題となっていました。その辺りが、社台スタリオン入りが嫌われた理由ではないでしょうか」(競馬記者)

 現にフィエールマンの引退が発表された際、サンデーレーシングの吉田俊介代表は「凱旋門賞遠征や、長距離にこだわらなければ、もっとG1を勝たせてあげられたと思うと残念」と、やや不完全燃焼だった旨のコメントを残している。

 さらに「スピードの血も内包しているし、産駒の活躍を期待します」と、やはりステイヤータイプとして評価されることに少なからぬ懸念を抱いているようだ。

 ただその一方、フィエールマンの前途は決して暗くないという声もある。

「ブリーダーズ・スタリオンは主に日高地方の牧場に種付けを行っていますが、貴重なディープインパクトの後継種牡馬として人気を集めると思います。またコントレイルを始め、ディープインパクトの成功馬の多くが米国血統との配合馬である一方、フィエールマンは欧州血統との配合馬。他のディープインパクト系の種牡馬よりも、繁殖牝馬を選ばないことは大きなアドバンテージになると思います。

社台スタリオンに行けなかったのは、急遽の引退で単純に“枠”がなかったかもしれません。来年辺り、初年度産駒のデビューを待たずに“栄転”という可能性もあるのではないでしょうか」(別の記者)

 この日、手塚貴久調教師から「よく頑張ってくれました。今は感謝でいっぱいです。いずれフィエールマンに近い素質馬をその仔で作れたらと思います」と惜別の言葉を送られたフィエールマン。第2の馬生は厳しい状況からのスタートとなったが、多くのファンが2世の活躍を待っているはずだ。

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もはやグーグル無しでは生活できない! Googleが世界を変え続ける本当のわけとは

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加速度的に進化を続ける情報社会で、世界的企業のGoogleの存在感は年を追うごとにどんどん大きくなっていることは、読者のみなさんも実感しているのではないだろうか。日本語でも「Webで検索する」ことを企業名にかけて「ググる」と呼んでいるように、もはや私たちの日常生活でGoogle無しの生活は成り立たないと言えるレベルにまで浸透してきている。
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世界中の情報へのアクセスを可能にするGoogle

 アメリカの誇る4大IT企業“GAFA”の一角にも名を連ねるGoogleは、様々なインターネットサービスを提供する大企業だ。1998年の創業時から掲げられている「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」というミッション(使命)を実現するため、日夜サービスの利便性を高める努力を続けている。  Googleの代名詞でもある検索機能はもはやHPの情報だけでなく、地図と連動させた検索や画像・動画検索すらも可能にしていることは読者のみなさんもご存知のことだろう。近年は「…

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テレワークで気をつけたいNGメール5つのポイントとは!

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コロナ禍でのテレワークの普及もあり、ビジネスシーンでのコミュニケーションにおいてメールの重要性が増した1年となった2020年。テレワークを実施していたあなたも、これまで以上に同僚とメールでやりとりを繰り返したことだろう。しかし注意してもらいたいのは、メールには相手に嫌がられるタイプの文面もあるということ。不必要な一言で、相手を不快にさせてしまってはコミュニケーションとしてはあまり望ましくないはずだ。
今回は、そんなメールでのコミュニケーションのNGポイントをご紹介していく。

必ず気をつけたいメールの5大NGポイント

相手に嫌われるタイプのメールにはいくつかのパターンがあるという。

1.本文が長すぎる

あなた自身に置き換えて考えたらわかることだが、受け取ったメールを開いたら文字がびっしりと並んでいたらそれだけで読む気が数割削られることだろう。それは当然、他人が見ても同じこと。自分がメールを出すときには、本文は簡潔にして何を伝えたいのかを明確にする文章を心がけたい。

2.求めていることがあいまい

チームでプロジェクトを進めているとき、円滑な進行には「誰が何をすべき…

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パチンコ「高ループ×右打ち50%最大ラウンド」納得の性能!「まさに胸躍る」マシン…演出にも「徹底的」にこだわった意欲作!!

 初詣。日本の文化に根付いた伝統的な行事のように思えるが、実は明治におこった鉄道会社のプロモーションだったといった言説もある。こういった古来からの習慣だと考えられてきた事柄が「何を隠そう」的にわりと最近の事象だと明かされるようなパターンも散見される。

 ただ、そんなことには関係なく、初詣を含めた寺社仏閣巡りは楽しいもので、霊験あらたかな場所を訪れ、心身ともに浄化される感覚を味わうとともに建造物の美しい造形に眼福を得る醍醐味に満たされるのである。

 最近ではそれだけに飽き足らず、神事や祭礼にも興味が出てきて、厳粛に行わる祈念祈祷といったものに参加してみたい思いも湧いてきた。特に「御神楽」と呼ばれる宮中の賢所で行われるものを一度は実際に見てみたいものである。

 まあそんな機会はそうそうないので、パチ屋の神楽でひとまず間に合わせよう。『P閃乱カグラ2 胸躍る199Ver.』である。

 本機は大当り確率が1/199.8となるライトミドルタイプの1種2種混合機で、初当り後に執り行われるRUSH突入を賭けたチャレンジ、多くが時短1回+残保留4回で展開されるチャンスモードで大当りすることができれば継続率約82%の高ループRUSHに突入するという王道のゲーム性となっている。

 そのRUSHは、時短10回+残保留4回の「爆NEWパイパニック」と時短181回+残保留4回の「超爆NEWパイパニック」の2つのレイヤーに分かれているのである。前者が継続率約80%、後者がほぼ次回大当り濃厚となる約99.9%の継続率で、トータルの数値が82%となる。

 ただ、この2つのRUSHは互いを行き来するような接続性が備わっているわけではなく、電サポ中に獲得した大当りの振り分けによってどちらかが選択されるようになっていて、「超爆NEWパイパニック」は約10%の割合なので、基本的には80%ループのRUSHであると考えたほうがよい。

 ちなみに、初当り時はわずか1%ながらこの連チャン濃厚RUSHを直撃できる可能性があるのも見逃せない。また、本機には遊タイムも搭載されていて、条件を満たして発動されるのがこの「超爆NEWパイパニック」となっているので、遊タイムの恩恵は大きなものがある。

 遊タイムの発動条件は大当り間で599回転消化。ライトミドルタイプということで比較的浅めの設定となるし、1種2種混合機なのでデータ表示器で示された数字がそのまま消化回転数になる立ち回りやすさが存在する。

 こういったスペック的な特徴はもちろん重要だが、本機で触れなければならないポイントは偏愛あふれる特殊な演出であろう。あるモチーフに対して徹底的に焦点を合わせた演出の熱量は他機種の追随を許さない圧倒的なもので、多くのファンを陶酔させる力を持つのである。

「正直出玉なんてどうでもいい。演出だけ見ていたい」といった向きのファンもいるのではないだろうか。スペックの機能性だけを追求し、演出を置き去りするような風潮も見られる昨今の機種において、ほとばしる情熱とエネルギーを一点に詰め込めた演出群でも勝負するマシンとなっている。

(文=大森町男)

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JRA武豊「次は川崎でアウォーディー」大先輩から迷言も!? ダービー馬の弟が復活かけて新天地挑戦…… 近年流行りの路線変更に乗れるか

 10日、中山競馬場で行われるポルックスS(OP)に、意外な馬が登録をしている。ダート1800m条件で行われるレースはフルゲート16頭立てながら、登録馬は31頭と約2倍にあたる馬が集まった。

 多くはダートの中距離路線でよく見る顔触れではあるが、ひときわ異彩を放っているのが2019年のエプソムC(G3)の勝ち馬レイエンダ(牡6、美浦・藤沢和雄厩舎)だ。ひとつ上の全兄レイデオロは17年の日本ダービー(G1)、18年の秋の天皇賞(G1)を勝利した名馬。祖母レディブロンドはディープインパクトの従姉にあたる良血馬である。

 偉大な兄と同じく美浦の名門・藤沢和雄厩舎に預託されたレイエンダ。17年7月に札幌でデビューするとそこから3連勝。だが、鳴り物入りで出走した菊花賞トライアルのセントライト記念(G2)を単勝1.9倍の圧倒的1番人気を裏切って2着に敗れると、続くチャレンジC(G3)でも1番人気に支持されながら6着と重賞の壁が立ちはだかった。

 その後は、何とか超スローの前残り決着となった19年のエプソムC(G3)をC.ルメール騎手の好判断で制して初重賞勝ちを収めたが、6歳を迎えた現在は成績もやや頭打ちの現状となっている。

 今回、ポルックスSに登録はしたものの斤量は59キロと楽ではないため、出走については不鮮明なものの、24日に中京競馬場で行われる東海S(G2)への出走も次走の候補に入っている可能性がある。

 その一方、芝で成績が下降気味の馬がダートに活路を見出すのは、近年のトレンドにもなりつつある。昨年の東海Sで重賞初勝利を遂げたエアアルマスも芝では3勝クラスを勝ち切れない馬だった。

 また、昨年のフェブラリーS(G1)を優勝したモズアスコットも、18年の安田記念(G1)を勝っている馬とはいえ、以降は勝利に恵まれず、新味を期待して出走した根岸S(G3)を快勝しての連勝でもあった。

 それ以外でもタイムフライヤーやクリンチャーなど、かつて芝のG1戦線で活躍した馬がダートへ転戦して好結果を残したことも後押しとなりそうだ。

 なかでもダート転戦で水を得た魚の如く快進撃を見せたのがアウォーディーだろう。2歳の冬にデビューして5歳夏まで芝のレースに使われていた馬が、ダート戦を使われて一変した。そしてついには重賞を含む破竹の6連勝。JBCクラシック(G1)を制する前の日本テレビ盃(G2)を勝利した際には、主戦の武豊騎手から「次は川崎でアウォーディー」という迷言も飛び出した。

 近走精彩を欠いているレイエンダだが、ダートで好走している兄弟もいるように適性は十分ありそうだ。もしかしたらダートで大変身を見せる可能性もあるかもしれない。

JRA杉本清「前の2頭なんてどうでもいい!」コントレイル馬主の“脇役”の歴史。史上初、年度代表馬に選ばれなかった三冠馬……屈辱の「迷実況」から29年

 6日、JRAは『2020年度JRA賞』の各部門受賞馬を発表。年度代表馬にはアーモンドアイが選出され、最優秀3歳牡馬を満票で受賞したコントレイル(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎)は、牡馬三冠を達成しながらも年度代表馬に選ばれなかった史上初めての馬になった。

 無論、矢作調教師や福永祐一騎手ら関係者にとっては残念だろうが、「世紀の一戦」と称された昨年11月のジャパンCを直接対決で敗れたのだから、納得といったところだろう。

 ちなみに年度代表馬投票ではコントレイルの44票に対して、アーモンドアイは236票と圧倒的な差をつけられた。ジャパンCでは1馬身1/4差だったが、結果的に大きく明暗を分けることとなった。

 言ってしまえば、コントレイルは歴史の不幸な“犠牲者”になったといえるだろう。だが、筆者の勝手な思い込みで恐縮だが、コントレイルを生産した「ノーヒルズ」にとっては、なんとも「らしい」と言えなくもない。

 はっきり言ってノーヒルズの物語は、競馬界の名脇役の歴史だ。

 1984年に前田幸治さんが「日本一美しい牧場をつくる」という意気込みで前身となるマエコウファームを開設。今でこそオーナーブリーダーとして日本屈指の名門に上り詰めたが、その歴史は常に競馬界の絶対王者・社台グループの間隙を縫うような活躍に過ぎなかった。

 1998年にファレノプシスで初のG1制覇(桜花賞)を飾ってから、皐月賞馬ノーリーズン、牝馬ながらに天皇賞を勝ったヘヴンリーロマンス、宝塚記念を勝ったアーネストリーなど、ノーヒルズ軍団の活躍馬を挙げれば枚挙に暇がない。

 しかし、ヴィクトワールピサが日本競馬史上初のドバイワールドカップ制覇を成し遂げた2011年。東日本大震災に揺れた日本へ競馬が明るいニュースを届けたものの、トランセンドがその2着に甘んじるなど、ノースヒルズにはどこかバイプレーヤー的なイメージが付きまとうのだ。

 そんなノースヒルズの名脇役の歴史の始まりといえる象徴的な珍事が、1992年の産経大阪杯(当時G2)の“迷”実況だ。

「前の2頭なんてどうでもいい――」

 この年の大阪杯におけるファンの視線は、前年に無敗で春二冠を達成しながら無念の故障離脱となったトウカイテイオーに注がれていた。ここまでデビュー6連勝、日本ダービー以来の出走となった本馬だが、単勝は1.3倍というズバ抜けた人気だった。

 それもそのはず。次走に予定されている天皇賞・春では、現役No.1ステイヤーのメジロマックイーンが待ち受けていた。この戦いは後に「世紀の一戦」と呼ばれ、つまりは昨年のジャパンCに匹敵する注目度だったのである。その前哨戦となる大阪杯は「トウカイテイオーが、どう勝つのか」だけが多くのファンの興味だった。

 そして、そんなファン心理を代弁したのが、レースの実況を担当した杉本清さんだ。

 最後の直線を迎えた際、カメラは必然的に先頭を争うイクノディクタスとゴールデンアワーを大写しにした。しかし、ファンの興味は、やはりトウカイテイオーに尽きる。そこで杉本さんが思わず「前の2頭なんてどうでもいい!」と叫んだのだ。

 結果的にレースはトウカイテイオーが復活の勝利を挙げ、杉本さんの実況はまさにファンの気持ちを代弁することとなった。

 しかし、一方で「どうでもよくなかった」のが、イクノディクタスとゴールデンアワーの関係者たちだろう。ゴールデンアワーは、後にコントレイルで三冠オーナーとなる前田晋二さんの所有馬だったのだ。後に、杉本さんは前田さんから「ウチの馬も出てたんだよ……(笑)」とお叱りを受けたという。

 そんな前田さんにとってコントレイルの出現は、まさに待ち焦がれた競馬界の主役になれる存在だ。

 本馬を管理する矢作芳人調教師は、7冠馬ディープインパクトの正統後継種牡馬として、父に並ぶべく「あと3つはG1を勝ちたい」と公言している。「日本一美しい牧場」から「日本一素晴らしい牧場」へ、取り逃がしてしまった年度代表馬の座は、2021年の最大のテーマとなるだろう。(文=浅井宗次郎)

JRAグラスワンダー以来の特別賞……。春秋グランプリ制覇クロノジェネシスが“無冠回避”も、「21年前」とは大きな変化が!?

 6日、JRAは「2020年度JRA賞競走馬部門」の受賞馬を発表した。

 年度代表馬はG1・3勝を挙げ、史上初となる芝G1・9勝を達成したアーモンドアイが受賞。安田記念(G1)でアーモンドアイを破り、G1・3勝を挙げたグランアレグリアは最優秀短距離馬に輝いた。

 昨年の競馬界はまさに牝馬が大活躍した1年だった。古馬芝G1は天皇賞・春を除いて、すべて牝馬が優勝。牡馬として唯一のタイトルを守ったフィエールマンが最優秀4歳以上牡馬に輝いたことからも、牝馬は非常にハイレベルな争いとなった。

 それを象徴するのが特別賞を受賞したクロノジェネシス(牝5歳、栗東・斉藤崇史厩舎)だ。

 特別賞とは特別に表彰すべき対象がある場合に臨時に設けられるもので、2016年に受賞したモーリス以来4年ぶりの受賞である。

 この年はキタサンブラックが年度代表馬と最優秀4歳以上牡馬を受賞したものの、モーリスも海外G1・2勝、天皇賞・秋の優勝が評価されて特別賞となった。これ以前には8歳馬として史上初の平地競走G1を勝ったカンパニー、日本産馬初の海外G1を制したステイゴールドなども受賞している。

 大活躍したがJRA賞の受賞に至らなかった馬、もしくは歴史的な記録を達成した馬に与えられるのが特別賞というわけだ。
 
 昨年のクロノジェネシスは5戦3勝という成績で、春秋グランプリ制覇を達成。敗れたレースも大阪杯(G1)の2着、天皇賞・秋(G1)の3着と、安定した走りだった。

 しかし、今年の牝馬はアーモンドアイ、グランアレグリアがそれぞれG1・3勝を挙げる大活躍ということで、最優秀4歳以上牝馬の投票ではクロノジェネシスに1票も入らないという事態が発生。だが、春秋グランプリ制覇という点が評価されて特別賞が与えられることになった。

 これまでに同一年の春秋グランプリ制覇(グレード制導入後)を達成した馬は以下の通りである。

1989年 イナリワン
1992年 メジロパーマー
1999年 グラスワンダー
2000年 テイエムオペラオー
2006年 ディープインパクト
2009年 ドリームジャーニー
2019年 リスグラシュー

 ほとんどの馬が年度代表馬に輝いており、落選したドリームジャーニーも最優秀4歳以上牡馬を受賞している。この中で唯一、特別賞を受賞したのがグラスワンダーだった。

 この年、5戦4勝で春秋グランプリ制覇を達成したグラスワンダー。年度代表馬を受賞してもおかしくない成績である。しかし、年度代表馬と最優秀4歳以上牡馬を受賞したのは、年間一度も日本で走っていないエルコンドルパサーだった。

 前年にフランスのジャック・ル・ マロワ賞(G1)を制したタイキシャトルが年度代表馬に選出された流れもあり、日本馬初となる凱旋門賞(G1)で2着という大健闘が票を集めたのだった。

 ちなみに、この年は天皇賞の春秋制覇を達成したスペシャルウィークも特別賞を受賞。4歳牡馬が競馬界を盛り上げた1年であったことがよくわかる。

 あれから21年、クロノジェネシスの特別賞受賞は対照的に「牝馬時代」を象徴するものとなったようだ。

「脱ガソリン車」で菅首相の“盟友”日本電産・永守会長、EV用モーターに1兆円投資

 2020年12月23日、菅義偉首相は自民党の木村弥生衆院議員、日本電産永守重信会長と会食した。木村議員は日本看護協会政策秘書室長を務めた看護師。17年の衆院選で、選挙区を鞍替えして京都3区から立候補したが、落選し、比例区で復活当選した。菅氏を支援する無所属議員の集まり「令和の会」のメンバー。菅政権の誕生により、20年10月、自由民主党副幹事長に就任した。永守会長は木村議員の支援者である。

 菅首相と永守会長は脱炭素で歩調を合わせている。菅首相は10月26日の所信表明演説で「経済と環境の好循環」を成長戦略の柱に掲げた。温暖化対策として50年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする脱炭素社会の実現を目指すと述べた。これを受けて経済産業省は30年代半ばに、国内の新車販売は電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)などガソリン車以外にする目標の設定に向けた議論を始めた。

 次世代車の導入では英国が2030年までにガソリン車とディーゼル車の新車販売の禁止を決めるなど欧州が先行。中国や米カリフォルニア州も35年までにガソリン車の新車販売を全廃する方針を打ち出している。欧州委員会は30年の温室効果ガス排出削減目標を1990年比で55%とする計画。カリフォルニア州はすべての新車を排ガスを出さない「ゼロエミッション車」にする。

EV用駆動モーターに1兆円投資

 世界的な脱炭素の機運の高まりを追い風に、日本電産は車載事業で攻勢を強め、EV用駆動モーターに最大1兆円規模の投資を行う。永守会長は20年10月26日、オンライン決算説明会で「この事業は50年計画。シェア45%。1兆円の利益を出すような事業」と強調した。

 駆動モーターはガソリン車のエンジンにあたるEVの基幹部品だ。日本電産はモーターとギア、インバータなどを組み合わせたシステム製品「E-Axle(イーアクスル)」を開発し、19年から量産を始めた。これまでに中国の広州汽車集団や吉利汽車系の大手自動車メーカーに採用された。

 攻めの経営を打ち出せるのは業績が急速に回復してきたからだ。日本電産はコロナ禍で稼ぐ力を高めた。20年4~6月期の連結決算(国際会計基準)の売上高は前年同期比7%減の3368億円だった。新車販売台数が低迷したため、車載部品が567億円と25%減少した。ハードディスクドライブ用モーターなど精密小型モーター事業も1044億円で3%減だった。搬送用ロボットなど機器装置事業は6%減の357億円。新型コロナの感染拡大に伴う設備投資の減退の影響を受けた。

 こうした最中でも、本業の儲けを示す営業利益は2%増の281億円だった。営業増益を確保できたのは、新型コロナを契機に構造改革に取り組んでいるからだ。世界の生産拠点で部品の内製化や共通購買の推進、生産ラインの統合などの合理化を進めてコスト削減に努めた。

「連結売上高がピーク時から半減しても営業の黒字化を死守する」「連結売上高がピーク時の75%でピーク時と同水準の営業利益率を確保する」を合言葉にしている。4~6月期の売上高営業率は8.3%。コロナ前の前年同期の7.7%を上回った。20年7~9月期の売り上げは同6%増の4149億円、営業利益は20%増の410億円。営業利益率は9.9%で前年同期の8.7%から1.2ポイント伸ばした。

 収益力が確実についたことで21年3月期の業績予想を上方修正した。売上高は従来予想(1兆5000億円)を500億円引き上げ1兆5500億円、営業利益は150億円上乗せして1400億円とした。営業利益率は9.0%だ。当期利益も従来予想(1000億円)から50億円増え1050億円となる。

 コスト削減で収益力を高めたことに自信を深め、EV用モーターの1兆円投資に挑む。新型コロナによる「巣ごもり消費」でデータセンター向けのHDD用モーターが好調。在宅勤務の拡大でノートパソコンなどに使う超小型モーターの出荷が過去最高となった。

 永守会長はEV用モーターの世界シェアを30年に40~45%へ高める方針を表明。「過去の経済悪化と異なり市場が回復しても需要が元に戻ることはない」と指摘し、「これからは変化に追随できる企業だけが生き残る」と明言した。

経営トップのスカウトは今後も続くのか

 永守氏は後継者として、ライバル企業などから、さまざまな人物をスカウトしてきたが、お眼鏡に適わず、皆、辞めていった。20年4月、日産自動車の副最高執行責任者(COO)の関潤氏をヘッドハンティングして社長COOに就けた。「変化に追随できる」ことを期待してのトップ人事だった。

 関社長は20年12月23日付読売新聞のインタビューで、「23年までに従業員の年収を平均3割増やす」方針を明らかにした。世界的に脱炭素の機運が高まり、EV用モーターを中心に需要が見込まれるためで、待遇改善で優秀な人材を確保する狙いがある。関氏は企業の合併・買収(M&A)を積極的に進める意向を示し、候補は「20社程度ある」ことを明かした。自動車メーカーとの協業も広げる方針で、「将来的に自前でモーターを作る自動車メーカーはなくなる」とした。

 東京証券取引所の20年大納会(12月30日)の終値の時価総額ランキングで、日本電産(7兆7397億円)は9位につけ、初のベスト10入りを果たした。エレクトロニクス企業ではキーエンスが3位(14兆1060億円)、ソニーが4位(12兆9699億円)。日本電産はこれに続く。村田製作所(16位)、ファナック(24位)、自動車部品の最大手、デンソー(25位)を引き離している。

 自動車業界ではトヨタがダントツの1位(25兆9636億円)で、ホンダ(5兆2123億円、23位)が2番手である。日本電産はノーカーボン時代のEV関連銘柄として期待が高まっている。

(文=編集部)