広告というよりパブリシティー:YouTubeクリエイターとの“あるべき協働のかたち”とは

本連載ではUUUMと電通の共同調査プロジェクトの結果を紹介しながら、YouTubeクリエイターが生活者に受け入れられている理由を考えてきました。

今回は、UUUMのバディ・プランニングユニット統括である取締役・市川義典氏との鼎談を通じ、YouTubeクリエイターのソリューション力について考えます。前編は、近年のYouTubeクリエイターの動向、インフルエンサーマーケティングのトレンドについてディスカッションしました。

UUUM市川義典氏、電通・天野彬氏(左下)、電通・田村昌一氏(右下)
オンラインで鼎談を実施。上からUUUM市川義典氏、電通・天野彬氏(左下)、電通・田村昌一氏(右下)。

YouTubeで今、何が起きているのか

天野:近年、YouTubeクリエイターに対する社会的な注目度が高まっています。その背景について、市川さんはどう考えていますか?

市川:当社の鎌田(和樹氏/代表取締役社長CEO)は、2013年の創業当時から「個人がメディア化する時代が来る」と予見していました。実際、スマートフォンの普及により、今や誰もが24時間情報を入手できる時代に。それに伴い、YouTubeをはじめとするデジタルメディアに触れる機会も急速に増えたことが背景にあります。その中で台頭したのが、HIKAKINさんやはじめしゃちょーさんといったYouTubeクリエイターです。

さらに、コロナ禍でデジタルトランスフォーメーションが加速し、YouTubeクリエイターのコンテンツがより身近になり、タレントやモデル、俳優といった方々もデジタル領域への進出に力を入れるようになりました。従来のマスメディアとデジタルメディアの垣根がなくなり、シームレスになったと感じています。

天野:YouTubeのユーザーも変化しているのでしょうか。傾向、特徴があれば教えてください。

市川:クリエイターもユーザーも膨大に増え、クリエイターのチャンネルごとに視聴者がついています。キャンプをする女性、男性の料理愛好家など、新しいクリエイターが次々に現れ、さまざまなジャンルに特化したコンテンツを見られるのがYouTubeの魅力です。そのため、チャンネルごとに視聴者属性も異なっています。

また、年齢層の広がりも感じます。今は、若年層だけでなく40代、50代でもYouTubeを見ることが当たり前になりました。

天野:広告クライアントはYouTubeという大きな枠組みではなく、チャンネルごとの視聴者を見る必要がありますね。

市川:はい。しかも、各チャンネルの視聴者の幅が広がっています。例えばゴルフのチャンネルの場合、従来はゴルフをすでに楽しんでいる方に向けて情報を発信していました。でも、当社のゴルフチャンネル「UUUM GOLF-ウーム ゴルフ-」は、これからゴルフを始めようという方から、スコア90を目指す上級者まで、幅広く視聴されています。釣りやキャンプなど、他のチャンネルも同様です。

田村:YouTubeクリエイターが配信する動画について、近年変化を感じるポイントはありますか?

市川:抽象的な表現になりますが、コンテンツが幅広くなったと感じます。クリエイターも長年YouTubeで活躍する方がいれば、芸能界から進出してきた方もいて、顔触れはさまざま。制作するコンテンツも、テレビテイストのもの、自撮りのVlog(映像や動画のブログ)形式、制作費をかけて映画のように仕上げた有料動画などもあります。

田村:卵が先か鶏が先かは分かりませんが、視聴者とコンテンツ双方の多様化が進んでいて、それによってコンテンツも質的、量的に多様化しているということですね。

テレビ番組は1対n、YouTubeコンテンツは1対1のコミュニケーション

天野:では、多くのフォロワーを持つYouTubeクリエイターと、そうでない方の違いはどこにあるのでしょうか。

フォロワーイメージ

市川:少し質問の回答としては逸れますが、僕としてはどのクリエイターが支持されているのか、フォロワー数では測れないと思っています。それよりも重要なのはエンゲージメント。例えばフォロワー数が10万人でも、カードゲーム愛好家のコミュニティーでは非常に有名というカードゲーム動画のクリエイターもいます。こういった方は、コミュニティー内においては、他ジャンルのフォロワー数100万人のYouTubeクリエイターよりも大きな影響力を発揮します。

それを踏まえた上で、フォロワー数の多いクリエイターの傾向をお話しすると、コンテンツに対してこだわりを持つ方が多いという特徴が挙げられます。もちろん編集や撮影を他のスタッフに依頼するケースもありますが、基本的に自分で企画を考え、撮影・編集に携わり、サムネイルを作成し、配信タイミングまで計算する。テレビの番組編成のようなことまで含めて考えているんですね。しかも、そういった動画を継続的に配信しています。

その代表例が「HikakinTV」。分かりやすくて本当に面白いからこそ、老若男女に愛されているんでしょう。このチャンネルに、YouTube動画の秘訣が隠されていると思います。

天野:お話を聞いていて、改めて“YouTubeらしい動画”とはどういうものなのか疑問が湧いてきました。例えば“Instagramらしい写真”と言えば、皆さんイメージを共有できますよね。多様化しているとはいえ、“YouTubeらしい動画”というものもある気がするのですが。

市川:定義が難しいですね。ただ、これまでのデバイスは1対nで見るものが多かったように思います。テレビは1台を家族で見ますし、映画館なら100人を超える観客が同時に一つのスクリーンを見ます。一方YouTubeは、PC、タブレット、スマホ、どのデバイスでも、多くの場合1対1のコミュニケーションになっています。こうした環境下で受け入れられやすいコンテンツ、クリエイターと視聴者がつながりやすいコンテンツは、“YouTubeらしい動画”といえるかもしれません。

田村:先ほどのお話と関連しますが、動画の企画や編集に工夫を凝らすYouTubeクリエイターほど、1対1のコミュニケーションに気を配っているという解釈も成立しますか?

市川:クリエイターは、自分のファンのことを最も深く理解しています。言葉尻のニュアンス、テロップの付け方など、われわれも気づかないような実に細やかなことまで気を配っているんですよね。そこまで視聴者と向き合い、1対1のコンテンツを作っているクリエイターは、フォロワー数も伸びやすい傾向にあると思います。

利用シーンイメージ

広告クライアントもインフルエンサーへの情報感度を上げるべき

天野:話題を広げ、SNSマーケティングのトレンドについて伺います。現在、広告クライアントは、デジタルマーケティングにどのような課題を抱えていると感じますか?またYouTubeを中心としたソーシャルメディアは、その中でどういった役割を担うべきだとお考えでしょうか。

市川:コロナ禍で社会状況が激変したので、現在に特化した話をしますね。従来のコミュニケーションプランが大きく変わった今、デジタル上で何が流行しているのか、広告クライアントも把握する必要が生じています。しかし、テレビタレントには詳しくても、100万フォロワーを超えるInstagramクリエイターの名前は知らないというケースは少なくありません。これが、インフルエンサーマーケティングの現在の課題です。われわれとしても、周知活動を続けていきたいと考えています。

天野:確かに広告クライアントによって、普段からデジタルに触れている人と触れていない人ではリテラシー、肌感の差がありますね。

市川:コミュニケーションプランを考える上では、広告クライアントがKPIにセットするターゲットがどのメディアを見ているのか、その中でどのチャンネル、どのアカウントを見ているのか、そのチャンネルやアカウントで日々どんな情報が発信されているのか、深く理解する必要があります。チャンネルごと、アカウントごとにプランを考えることが重要です。

天野:その一方で、動画広告の市場は拡大し、SNSマーケティング全体が動画にシフトしています。動画は、広告クライアントの課題解決に対してどのような効果が見込めるのでしょうか。

市川:動画は尺の制限がなく、表現の制限もあまりありません。商品のディテールを紹介し、機能を訴求するケースは、非常に相性がいいと感じています。とはいえ、僕としては動画に限定する必要もないと感じています。

UUUMでは、クリエイターとファンをつなげる有料プラットフォーム「FOLLOW ME」、音声配信ソーシャルアプリ「REC.」、双方向LIVE配信アプリ「SUGAR」を運営しています。「FOLLOW ME」で提供するのは静止画ですし、「REC.」は音声に特化したプラットフォームです。動画に限らず、各プラットフォームに即したコンテンツを作ることが広告クライアントの課題解決につながるのではないかと思います。

リーチ率が高いのは、クリエイターとクライアントがワンチームで作ったコンテンツ

天野:では続いて、インフルエンサーの影響力について伺います。例えば、多数のフォロワーを擁するトップインフルエンサーひとりと複数のミドルインフルエンサーを比較すると、後者の方が高いリーチを有するという説があります。つまり、100万人のフォロワーを持つ方ひとりと、10万人のフォロワーと持つ方10人だと、後者の方が視聴者にリーチしやすいということです。これについてはどう思われますか。

市川:実はわれわれも約3年前に同様の調査を行い、複数のクリエイターを活用した方がリーチしやすいという結果になりました。広告クライアントへの営業活動も、この調査を元に提案ロジックを組んでいます。とはいえ、それもケースバイケースです。広告クライアントや商材によっては、多数のフォロワーを抱える人を起用した方がメリットが大きい場合もありますし、フリークエンシー(広告への接触頻度)に対する考え方も異なります。そのあたりをしっかりヒアリングしながら、プランニングすることが重要だと思います。

田村:へぇー、そうなんですね!マーケティングという視点で、UUUMの「中の人」に、そういうことが聞きたかったんです。

天野:近年、インフルエンサーの影響力、情報発信力をスコア化して、選定基準や広告の効果測定に活用する動きがあります。この点に関し、UUUMではどのような取り組みを行っていますか?

市川:YouTube上のアナリティクスデータは、国内トップだと自負しています。開示は難しいのですが、社内で独自に活用していきたいと考えています。企業案件については、広告クライアントに納得いただけるよう動画再生回数、エンゲージメント率をアウトプットしたいと考え、今まさに取り組んでいます。

田村:企業案件は、単発で終わることも多いですよね。継続していただくケースと、どのような点に違いがありますか?

市川:広告クライアントと広告会社が、そのクリエイターのコンテンツを理解した上でキャンペーンに使っていただいたかどうかが鍵になります。もともとYouTubeのコンテンツを視聴し、そのクリエイターの特性を理解している方だと、「日頃の動画よりも再生回数が伸びましたね」と効果を実感してくださいますし、いろいろな切り口の会話もできます。その結果、「次はこうしましょうか」と継続的な話にもつながります。逆に、これまでコンテンツやクリエイターに触れてこなかった方、インフルエンサーマーケティングをトライアルで実施した方は、単発で終わるケースが多いですね。

田村:コンテンツやクリエイターについて理解しているクライアントは、しかるべき指標を持って施策を継続してくれるわけですね。

市川:はい。中には、「今回はA、Bのクリエイターにお願いしよう。次はC、Dのクリエイターでいこう」と一緒にトライアルしてくださり、同じ商材で3、4回施策を打ち、「最も相性が良かったのはこのクリエイターだね。新サービスはこの方を起用しよう」というところまで考えていただける、ありがたいクライアントも。そういう方々とは、継続的に話をさせていただいています。

田村:広告クライアントは、何をもって効果の指標としているのでしょうか。

市川:クライアントによって異なります。「来店促進になった」「ダウンロード数が伸びた」というクライアントもあれば、「商品認知がポイントアップした」「若年層離れしていたテレビ番組の宣伝をしたところ、視聴率がアップした」というケースも。多岐にわたって、さまざまな効果を出すことができています。

田村:各クライアントの目標値は、事前に共有されるのでしょうか。

市川:事前に共有していただき、一緒に取り組んでいただくのが大前提です。僕としては、クリエイター、広告クライアント、広告会社、UUUMが、ワンチームでクリエイティブコンテンツを作ることが重要だと考えています。そういうチームは、動画の再生回数が伸びたり、効果が跳ね上がったりする傾向があります。

そもそもインフルエンサーを活用したプロモーションは、“広告”というより“パブリシティー”の文脈で捉える方が近いと僕は捉えています。広告クライアントのやりたいことだけを成し遂げようとすると、メディアや視聴者に適していないコンテンツが出来上がってしまうことも。インフルエンサー、クリエイターのコンテンツはパブリシティーと捉えていただき、インフルエンサーのカラー、視聴者の属性を考えた上で一緒にコンテンツを考えていただくことが、良い結果につながると思います。

天野:UUUMでは、YouTubeに限らずInstagramマーケティングの「LMND」、TikTokやライブ配信サービスも含めてソーシャルメディア全体にマーケティングやプロデュースの領域を広げています。ノウハウや方法論の進化について教えてください。

市川:タレントが、ある商材のテレビCMに起用されると、広告クライアントがスポンサーになっている番組に出演し、店頭POPにもキャラクターとして露出しますよね。僕らとしては、YouTubeクリエイターやインフルエンサーも全く同じことができると思っています。冒頭でもお話ししたように、今は既存のマスメディアとデジタルメディアの垣根がなくなり、シームレスになりました。

マーケティングに限らず、YouTubeクリエイターやインフルエンサーがより活躍できる市場をつくっていくために、さまざまな展開を行っています。簡単にいえば、インフルエンサー、クリエイターに関することは何でもやりたい。「インフルエンサーマーケティングといえばUUUM」と言っていただけるようになりたいですね。

(後編に続く)

研究の可能性を広げる、理系就活の新しい選択肢

理系学生の就活に潜む問題と、それを解消する取り組みを紹介する本連載。今回は、理系学生の研究を企業の経営課題解決に応用するインターンシップ「LabMeets」についてお伝えします。

「LabMeets」は、研究者と社会をつなぐスタートアップ企業POL(※)と電通ワカモン(電通若者研究部)が共同で立ち上げたプロジェクト。

POLの代表・加茂倫明(かも みちあき)氏と、電通ワカモンの西井美保子氏、用丸雅也氏に、理系学生の就活の課題と「LabMeets」への思いを語ってもらいました。

※POL:研究関連市場をテクノロジーで革新するスタートアップ企業。科学技術人材のキャリアプラットフォームと技術探索プラットフォームを運営し、国内最大規模の理系学生採用サービス「LabBase」を展開している。


LabMeets

理系学生の「働く」をもっと前向きにしたい

西井:加茂さんは、どうしてPOLを立ち上げられたのでしょうか?

加茂:僕自身も理系の学生でした。きっかけは、大学2年生の時、先輩が「研究が忙しくて就活ができないから、大学の推薦で行ける企業でいいか」と、半ば投げやりに就職先を決めていたこと。優秀な先輩だったので、もっと活躍できるところがあるはずだと思いました。「理系の学生が、本当に自分の望む会社で、活躍できる仕事に就けるようにしたい」と考えたのです。

そもそも、理系学生の採用は、総合職や技術系採用といった枠での募集がほとんどです。でもそれは学生側からすると、「入ってから何するの?」「自分の力がどう生かせるの?」と、将来像が見えないまま入社することになりかねません。それでは、“就職”ではなく“就社”です。だから僕は、専門的なスキルを評価するジョブ型採用を推進していきたいと考えました。

さらに研究開発市場を俯瞰すると、研究費や産学連携の課題なども見えてきました。今は「研究領域におけるあらゆる課題を解決して、科学と社会の発展に貢献する」ことを、POLでは目指しています。

西井:私も、理系学生の就活環境が全く整っていないのは、日本全体の課題だと思っていました。企業の採用活動のリデザイン、そして学生の就職活動に選択肢を増やすアクションを行う電通ワカモンとしても、この課題を解決していきたいと考えています。

多くの企業が求める理系学生。でも求める人材には伝わっていない⁉

用丸:連載1回目でお伝えした通り、理系学生の研究は「研究室のため」という傾向が強く、自分の意思と内容が乖離している場合があります。しかも、専門性が高過ぎて、学生自身が研究を俯瞰的に見られなくなってしまうことも多々あります。

また、「教授が薦めた企業以外には入りづらい」「先輩が入った企業しか選択肢がない」というように、選択肢が狭められているケースもあります。いわば、キャリア形成が民主化されていないというのが、理系学生が抱えている課題だと考えています。逆に、企業側はどのような課題を抱えているのでしょう?

加茂:企業からは、「欲しい人材になかなか会えない」という悩みをよく聞きます。技術力は優れているのに、学生からの知名度があまり高くないBtoB企業からの相談が特に多いですね。

ではBtoC企業は、というとやはり課題を抱えています。有名な家電メーカーからは、「ソフトウエアやAIにも力を入れているのに、機械系や電気系の学生ばかりが集まり、情報系からは全く応募が来ない」といった相談を受けました。要は学生の認知が企業のブランドイメージに左右され過ぎていて、本当に求めている人材とうまくコミュニケーションできていないのです。

西井:同感ですね。私たちも似たような相談を受けています。加茂さんのお話とは逆の例ですが、例えばAI技術を扱う企業ですと、本来は、技術に特化したスペシャリストと、その技術をビジネスに昇華できるゼネラリストが必要で、両者は思考が異なります。しかし現実は、理系学生を一くくりで採用してしまい、うまく活用できていない。このようなミスマッチは今、多くの企業で起こっているのではないでしょうか。

用丸:僕も、「伝える」と「伝わる」の違いが結構大きいなと感じています。実際のところ、今ほとんどの企業が、なにかしら理系の人材を求めていると思うんですよね。この企業が実は生体認証の人材を求めているとか、実はAIに特化した人材を求めているとか。専門性を持った人材を必要としているけれど、その人材に伝わっていないというのが実情ではないでしょうか。

西井:そういった、企業と理系学生の双方が抱えている課題を解決したいと考え、POLと電通ワカモンは一緒に「LabMeets」を立ち上げました。

LabMeets

自分の研究を企業の課題解決に役立てる体験を「LabMeets」で

用丸:LabMeetsは、理系学生の研究を企業の課題解決に応用するインターンシップです。採用活動の場ではないのですが、「『研究のための研究』から『社会のための研究』へ」をコンセプトに、理系学生がリアルな現場、人、課題を通して社会とつながり、自らの研究が想定外の領域にも寄与できることを知る機会を提供したいと考えました。

西井:第1期は、子どもとその家族向けにアミューズメント施設を運営するイオンファンタジーに課題提供企業として参画いただきました。テーマは、エデュテインメント(エデュケーション×エンターテインメント)領域におけるAI活用。この領域を研究している大学3年生または大学院修士課程1年生に、実際にイオンファンタジーが抱える経営課題の解決に挑んでもらいました。

加茂:LabMeetsでは今後、特定の理系人材とコミュニケーションを取りたい企業がメンターとして参加できる制度も設けることを検討しています。専門性のある学生にアプローチしたいことを企業がアピールすることで、企業の採用活動の課題解決にもつながると考えています。

「就職の選択肢は無限に広がっている」ことを理系学生に知ってほしい

用丸:理系学生の強みは、研究という武器を持っていることです。メンバーシップ型からジョブ型の働き方が当たり前になっていく中で、その武器を生かせる選択肢は多いほどいい。だからこそ、自分の研究で解決できる課題が世の中にあることや、先輩や教授が推薦する企業以外にも研究を生かせる選択肢があることを知ってほしい。LabMeetsがそのきっかけになればと考えました。

加茂:自分の技術や研究を社会のために生かしたいという思いは、理系学生の皆さんが持っていると思います。その思いを生かす先を見つけるチャレンジの場として、LabMeetsを捉えていただけるとうれしいですね。

西井:加えてもうひとつ。LabMeetsは、世の中を俯瞰的に見る力や人を動かすコミュニケーション力なども学べる内容になっています。理系学生は、「課題があったら解く」ことは得意だと思います。さらにLabMeetsを体験することで、ビジネス視点を持ちながら、今までとは違った問いの解き方も身につけていただけるのではないでしょうか。

「LabMeets」を通じて、アカデミアと産業の新しい関係をつくる

西井:第1期はAIをテーマにしましたが、世の中には無限といっていいほどの技術分野と社会課題があります。今後もさまざまな社会課題に学生と企業が協力して挑む機会を、LabMeetsは提供し続けていきたいと考えています。

加茂:僕も、こういったプロジェクトをもっと増やしていきたいですね。多くの企業に、今まで社内からは出てこなかった、学生ならではの新しい発想で経営課題を解決する体験をしていただきたい。なので、少しでもLabMeetsに興味を持った企業には、どんどん参加してほしいと思っています。

学生にとってLabMeetsは、1回参加すれば自身が抱えている課題がすべて解決するというものでもないとは思います。しかし、何か一つ成功体験を収めることで、自分の研究に対する情熱や、やりたいことが変わるかもしれない。だからこそ、どんどん参加して「研究室のための研究」ではなく、社会に貢献していくことの楽しさやワクワク感を体験してほしい。

用丸:LabMeetsの立ち上げに当たり、僕は、「君の研究で、経営を解こう。」というコピーを考えました。参画いただいたイオンファンタジーは、LabMeetsで出てきた視点やアイデアをきちんと中長期的に生かしていくという意思をお持ちです。学生たちの研究が経営課題解決にきっと役立つはずです。

今後、第2期、第3期と続けていく中で、企業と学生がしっかりと向き合い、中長期的に産業とアカデミアの新しい関係性をつくっていけたら、学生の研究やチャレンジが自然と就職につながる状態になるのではないかと考えています。

西井:インターンシップだけで終わらせずに、そこで出たアイデアを企業の課題解決に結びつけるところまでサポートするのが私たちの役割です。次回はLabMeets第1期の様子をお伝えしますので、ぜひご覧ください。

研究の可能性を広げる、理系就活の新しい選択肢

理系学生の就活に潜む問題と、それを解消する取り組みを紹介する本連載。今回は、理系学生の研究を企業の経営課題解決に応用するインターンシップ「LabMeets」についてお伝えします。

「LabMeets」は、研究者と社会をつなぐスタートアップ企業POL(※)と電通ワカモン(電通若者研究部)が共同で立ち上げたプロジェクト。

POLの代表・加茂倫明(かも みちあき)氏と、電通ワカモンの西井美保子氏、用丸雅也氏に、理系学生の就活の課題と「LabMeets」への思いを語ってもらいました。

※POL:研究関連市場をテクノロジーで革新するスタートアップ企業。科学技術人材のキャリアプラットフォームと技術探索プラットフォームを運営し、国内最大規模の理系学生採用サービス「LabBase」を展開している。


LabMeets

理系学生の「働く」をもっと前向きにしたい

西井:加茂さんは、どうしてPOLを立ち上げられたのでしょうか?

加茂:僕自身も理系の学生でした。きっかけは、大学2年生の時、先輩が「研究が忙しくて就活ができないから、大学の推薦で行ける企業でいいか」と、半ば投げやりに就職先を決めていたこと。優秀な先輩だったので、もっと活躍できるところがあるはずだと思いました。「理系の学生が、本当に自分の望む会社で、活躍できる仕事に就けるようにしたい」と考えたのです。

そもそも、理系学生の採用は、総合職や技術系採用といった枠での募集がほとんどです。でもそれは学生側からすると、「入ってから何するの?」「自分の力がどう生かせるの?」と、将来像が見えないまま入社することになりかねません。それでは、“就職”ではなく“就社”です。だから僕は、専門的なスキルを評価するジョブ型採用を推進していきたいと考えました。

さらに研究開発市場を俯瞰すると、研究費や産学連携の課題なども見えてきました。今は「研究領域におけるあらゆる課題を解決して、科学と社会の発展に貢献する」ことを、POLでは目指しています。

西井:私も、理系学生の就活環境が全く整っていないのは、日本全体の課題だと思っていました。企業の採用活動のリデザイン、そして学生の就職活動に選択肢を増やすアクションを行う電通ワカモンとしても、この課題を解決していきたいと考えています。

多くの企業が求める理系学生。でも求める人材には伝わっていない⁉

用丸:連載1回目でお伝えした通り、理系学生の研究は「研究室のため」という傾向が強く、自分の意思と内容が乖離している場合があります。しかも、専門性が高過ぎて、学生自身が研究を俯瞰的に見られなくなってしまうことも多々あります。

また、「教授が薦めた企業以外には入りづらい」「先輩が入った企業しか選択肢がない」というように、選択肢が狭められているケースもあります。いわば、キャリア形成が民主化されていないというのが、理系学生が抱えている課題だと考えています。逆に、企業側はどのような課題を抱えているのでしょう?

加茂:企業からは、「欲しい人材になかなか会えない」という悩みをよく聞きます。技術力は優れているのに、学生からの知名度があまり高くないBtoB企業からの相談が特に多いですね。

ではBtoC企業は、というとやはり課題を抱えています。有名な家電メーカーからは、「ソフトウエアやAIにも力を入れているのに、機械系や電気系の学生ばかりが集まり、情報系からは全く応募が来ない」といった相談を受けました。要は学生の認知が企業のブランドイメージに左右され過ぎていて、本当に求めている人材とうまくコミュニケーションできていないのです。

西井:同感ですね。私たちも似たような相談を受けています。加茂さんのお話とは逆の例ですが、例えばAI技術を扱う企業ですと、本来は、技術に特化したスペシャリストと、その技術をビジネスに昇華できるゼネラリストが必要で、両者は思考が異なります。しかし現実は、理系学生を一くくりで採用してしまい、うまく活用できていない。このようなミスマッチは今、多くの企業で起こっているのではないでしょうか。

用丸:僕も、「伝える」と「伝わる」の違いが結構大きいなと感じています。実際のところ、今ほとんどの企業が、なにかしら理系の人材を求めていると思うんですよね。この企業が実は生体認証の人材を求めているとか、実はAIに特化した人材を求めているとか。専門性を持った人材を必要としているけれど、その人材に伝わっていないというのが実情ではないでしょうか。

西井:そういった、企業と理系学生の双方が抱えている課題を解決したいと考え、POLと電通ワカモンは一緒に「LabMeets」を立ち上げました。

LabMeets

自分の研究を企業の課題解決に役立てる体験を「LabMeets」で

用丸:LabMeetsは、理系学生の研究を企業の課題解決に応用するインターンシップです。採用活動の場ではないのですが、「『研究のための研究』から『社会のための研究』へ」をコンセプトに、理系学生がリアルな現場、人、課題を通して社会とつながり、自らの研究が想定外の領域にも寄与できることを知る機会を提供したいと考えました。

西井:第1期は、子どもとその家族向けにアミューズメント施設を運営するイオンファンタジーに課題提供企業として参画いただきました。テーマは、エデュテインメント(エデュケーション×エンターテインメント)領域におけるAI活用。この領域を研究している大学3年生または大学院修士課程1年生に、実際にイオンファンタジーが抱える経営課題の解決に挑んでもらいました。

加茂:LabMeetsでは今後、特定の理系人材とコミュニケーションを取りたい企業がメンターとして参加できる制度も設けることを検討しています。専門性のある学生にアプローチしたいことを企業がアピールすることで、企業の採用活動の課題解決にもつながると考えています。

「就職の選択肢は無限に広がっている」ことを理系学生に知ってほしい

用丸:理系学生の強みは、研究という武器を持っていることです。メンバーシップ型からジョブ型の働き方が当たり前になっていく中で、その武器を生かせる選択肢は多いほどいい。だからこそ、自分の研究で解決できる課題が世の中にあることや、先輩や教授が推薦する企業以外にも研究を生かせる選択肢があることを知ってほしい。LabMeetsがそのきっかけになればと考えました。

加茂:自分の技術や研究を社会のために生かしたいという思いは、理系学生の皆さんが持っていると思います。その思いを生かす先を見つけるチャレンジの場として、LabMeetsを捉えていただけるとうれしいですね。

西井:加えてもうひとつ。LabMeetsは、世の中を俯瞰的に見る力や人を動かすコミュニケーション力なども学べる内容になっています。理系学生は、「課題があったら解く」ことは得意だと思います。さらにLabMeetsを体験することで、ビジネス視点を持ちながら、今までとは違った問いの解き方も身につけていただけるのではないでしょうか。

「LabMeets」を通じて、アカデミアと産業の新しい関係をつくる

西井:第1期はAIをテーマにしましたが、世の中には無限といっていいほどの技術分野と社会課題があります。今後もさまざまな社会課題に学生と企業が協力して挑む機会を、LabMeetsは提供し続けていきたいと考えています。

加茂:僕も、こういったプロジェクトをもっと増やしていきたいですね。多くの企業に、今まで社内からは出てこなかった、学生ならではの新しい発想で経営課題を解決する体験をしていただきたい。なので、少しでもLabMeetsに興味を持った企業には、どんどん参加してほしいと思っています。

学生にとってLabMeetsは、1回参加すれば自身が抱えている課題がすべて解決するというものでもないとは思います。しかし、何か一つ成功体験を収めることで、自分の研究に対する情熱や、やりたいことが変わるかもしれない。だからこそ、どんどん参加して「研究室のための研究」ではなく、社会に貢献していくことの楽しさやワクワク感を体験してほしい。

用丸:LabMeetsの立ち上げに当たり、僕は、「君の研究で、経営を解こう。」というコピーを考えました。参画いただいたイオンファンタジーは、LabMeetsで出てきた視点やアイデアをきちんと中長期的に生かしていくという意思をお持ちです。学生たちの研究が経営課題解決にきっと役立つはずです。

今後、第2期、第3期と続けていく中で、企業と学生がしっかりと向き合い、中長期的に産業とアカデミアの新しい関係性をつくっていけたら、学生の研究やチャレンジが自然と就職につながる状態になるのではないかと考えています。

西井:インターンシップだけで終わらせずに、そこで出たアイデアを企業の課題解決に結びつけるところまでサポートするのが私たちの役割です。次回はLabMeets第1期の様子をお伝えしますので、ぜひご覧ください。

河野太郎が「ワクチン接種5月」をデタラメ呼ばわりした裏 ワクチン供給の遅れをごまかしマスコミに責任転嫁する卑劣

 菅義偉首相から「発信力」を買われてワクチン相に抜擢された河野太郎・規制改革担当相が、さっそくお得意のマスコミ攻撃を繰り広げている。  まず、19日夜に共同通信が「一般へのワクチン接種5月想定と政府関係者」と題した記事を配信すると、河野大臣はそれをリツイートして〈いや、ワ...

『ミリオンゴッド』ファンに朗報が続々!? パチスロ大手ユニバーサル「必見情報」が話題!!

 多くのファンを魅了する一撃性。パチンコ・パチスロ分野において、強力な性能を有したマシンが登場しホールを大いに盛り上げてきた。

 昨年も多くの爆裂情報が浮上。パチンコ分野では「45分で3万発」「最大持ち玉が約9万発」、パチスロでも「あわや万枚」といった景気の良い報告が話題になり、各マシンに大きな反響が寄せられていた。

 この流れは2021年も続きそうだ。現在ホールでは1月にデビューを果たした機種が絶賛稼働中。その中には、人知を超えた出玉性能でユーザーを魅了してきた『ミリオンゴッド』シリーズも存在する。

 ユニバーサルグループ「第3の神」がパチンコ分野へ再臨。右打ちの出玉に特化した「超重量級」スペックが魅力の本機は、上々の稼働を実現している状況だ。

『ゴッド』シリーズの名に恥じぬ一撃を有した新機種『Pアナザーゴッドポセイドン‐怒涛の神撃‐』。大当り確率1/319.68、継続率約83%で大当り80%が1500発出玉という強力なRUSHを搭載している。

 その期待出玉は「約8000発」。爆発力は現行機でもトップクラスと言えるだろう。遊技したユーザーからは「2万発クラスは十分に狙える」「42連の4万発」といった声もあがっている。

 もちろんネガティブな意見も存在するが、まずまずのスタートを切ったという印象だ。時間が経過した際に、どのような評価を得ているかに注目したい。

 パチンコ分野での活躍を予想する声も出ている海皇だが、パチスロ分野での注目も上昇中だ。『アナザーゴッドポセイドン‐海皇の参戦‐』が再評価されており、導入を視野に入れるホールが徐々に増えている。

「ポスト凱旋」としての活躍を期待する関係者も目立っている状況。こちらの動向も気になるところだが…。

『ゴッド』シリーズに関する興味深い情報は他にも存在する。

 一部関係者の間でパチスロシリーズ最新作が話題だ。詳細は明らかになっていないが、その仕上がりに期待する声は多い。事実であれば目玉機種となることは必然。続報を楽しみに待ちたいところだ。

 さらには公式Webショップ「UNI-MARKET(ユニマーケット)」で、シリーズを題材にした「開運グッズ」が発売中。【サイコロクッション】GODシリーズ-おみくじver.や、ゼウス像にいろいろなものを掛けられる【アクリルマルチスタンド】など魅力的なラインナップだ。興味のある方はチェックしてみてはいかがだろうか。

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ゆきぽよ、テレビ各局が起用自粛の動きか…自宅で知人が違法薬物使用、反社勢力との交際

 大ブレイク中の“ギャルキャラ”タレントの、まるでテレビドラマのような衝撃的なスキャンダルが飛び出した――。

 21日発売の「週刊文春」(文藝春秋)は、「ゆきぽよ」(木村有希)の知人男性が「ゆきぽよ」の自宅で違法薬物を使用して昏睡状態に陥り逮捕され、有罪判決を受けていたと報じた。「文春」によれば、「ゆきぽよ」の自宅にも警察の強制捜査が行われ、彼女自身は身の潔白が認められたという。

「ゆきぽよ」といえばモデル活動をしていた2017年にアマゾン・プライム・ビデオで配信された『バチェラー・ジャパン』に出演。その後、地上波のバラエティ番組などに出演してブレイクを果たし、今では「みちょぱ」(池田美優)、藤田ニコルと並ぶ“人気ギャル系タレント”として人気を集めている。

「『ゆきぽよ』は歯に衣を着せぬ発言やヤンキー気質な部分を隠さないキャラが世間から好感を得ていますが、それがアダになったことも。たとえば2019年には上沼恵美子がMCを務める『快傑えみちゃんねる』(関西テレビ)内で、過去に交際した5人の男性のうち4人に傷害罪や詐欺罪などでの逮捕歴があるという話を面白おかしく語り、批判を浴びたこともありました。こうしたエピソードはキャラづくりのためでネタ半分くらいかなと思っていましたが、今回の報道で、世間のイメージ以上に実際のプライベートの生活は破天荒なものであることが証明されてしまいました。

 また、昨年は『サンデージャポン』(TBS系)内で安倍首相(当時)の収入が4000万円だと指摘し、『4000万円に見合う働きをしてない』『ちょっと小池(百合子東京都知事)さんにわけてあげたらいいなって』などと“政治的な発言”をして炎上したこともありましたが、今回の事件もあり、今後テレビなどでの発言が炎上しやすい土壌ができてしまったことは、彼女のキャラを考えるとマイナスでしょう」(週刊誌記者)

 また、テレビ局関係者はいう。

「『文春』によれば、知人男性は過去に詐欺容疑で逮捕された過去を持つ元暴力団組員で、『ゆきぽよ』は他にも詐欺で逮捕歴のある複数の知人らと親交があったということですが、反社会的勢力の人物たちと交際をしていたという事実は重いです。反社との交際が問題視され芸能界引退に追い込まれた島田紳助や入江慎也の例もありますが、会見を開くなりして『ゆきぽよ』本人がしっかりとした釈明する必要があります」

活動休止状態に陥る可能性

 そんな「ゆきぽよ」の今後について、別のテレビ局関係者はいう。

「今回の件があるだけに、『ゆきぽよ』がテレビでこれまでどおり“チャラいキャラ”“パリピなキャラ”を見せれば、視聴者の反感を買うのは必至で、“やりづらくなった”といえます。テレビの番組制作サイドとしても、視聴者から批判を浴びかねないというリスクを負ってまで『ゆきぽよ』を起用する必要はなく、“だったら『フワちゃん』や『みちょぱ』を使おう”となるのは自然な流れです。そのため、CMなどは論外として、徐々にテレビ番組からも声がかからなくなり、事実上、芸能界を干された格好になり活動休止状態に陥る可能性もあると思います」

 さらに、報道のタイミングも「ゆきぽよ」にとっては不運といえるようだ。

「今、コロナ禍で多くの人々が外出自粛で自宅にステイすることを余儀なくされ、収入減などによる生活苦も重なりストレスを抱え込み、不祥事を起こした有名人へのバッシングがこれまで以上に高まりやすい傾向にある。昨年、不倫騒動で活動自粛中のお笑いタレント・渡部建(アンジャッシュ)が12月に釈明会見を開いて大バッシングを浴びましたが、もしコロナ禍下でなければ、果たしてここまで批判を浴びたのか。もしかしたら今頃は活動を再開できていたかもしれません。

 こうした状況下なので、もし『ゆきぽよ』が釈明会見などをすっ飛ばしてテレビなどに出演すれば、相当リスキーだと思いますよ」(同)

 果たして「ゆきぽよ」の口から今後、何が語られるのだろうか――。

(文=編集部)

 

今泉佑唯とワタナベマホトの結婚に祝福と懸念の声…DV事件の再犯を心配するファンも

 元欅坂46でタレント・女優の今泉佑唯と、ユーチューバーのワタナベマホトが結婚を発表した。今泉は同時に妊娠していることも明らかにした。

 今泉は公式サイトでファンに向けて、マホトについて「真摯にお仕事と向き合う姿に惹かれました」と説明し、「どんなときも優しく包み込んでくれる彼とこの先もずっと一緒にいたい」「そう思える方に出逢えたことがなによりも嬉しい」と心境を述べている。

 一方のマホトは、YouTube界では有名なユーチューバー。

「BEMAの名義でラッパーとして活動したり、サシマンの名義でニコニコ動画やYouTubeで動画を出し、10~20代の女性から圧倒的な支持を受けていました。現在のチャンネルの登録者数は70万人ほどですが、かつては270万人ほどいました。

 2019年に、当時交際していた元アイドルの女性に対して酒に酔って暴力を振るい、傷害容疑で逮捕されたことから、20年2月まで活動を休止して所属事務所の事務作業などを行っていたようです。その後、現在のチャンネルであらためて活動を再開したことで登録者数は目減りしましたが、1年弱で70万人を超えるところまで増やしているのは、根強いファンがいることを改めて示したといえます」(芸能記者)

 近年、ユーチューバーと女性タレントやアイドルとの結婚が相次いでいるが、そのなかでもマホトの恋愛遍歴は特に派手だ。

「マホトはこれまで、AKB48の市川愛美、グラビアアイドルの都丸紗也華のほか、元アイドルやモデルなど、数々の熱愛が取り沙汰されてきました。19年に逮捕された後はしばらく浮いた噂は流れてきませんでしたが、活動休止中にもっとも仲良くしていたのが、同じUUUM所属の『そら(アバンティーズ)』です。昨年、そのそらと元欅坂46の志田愛佳が熱愛との報道がありました。2人は交際を否定していますが、ユーチューバーに友人の多い志田が、マホトと今泉をつなげるキューピッド役になったようです。

 マホトは昨年2月に活動再開した際、『彼女はいない』と明言していたので、その言葉通りであれば、その後に2人は交際したことになります。秋ごろに今泉は妊娠しているので、急速に距離を縮めた様子がうかがえます」

 2人のファンからは祝福の声が上がる一方、マホトの過去の傷害事件について懸念する声も後を絶たない。それは、DVは克服が困難だといわれ、交際相手や結婚後の伴侶に暴力を繰り返すことが多いためだ。DVについて詳しい精神科医に話を聞いた。

「マホトさんの傷害事件は、酒に酔ったうえで口論になり暴力を振るったと報じられていますが、裏を返せば、酒に酔うと再び同じような事件を起こす可能性もあります。とはいえ、DVは比較的容易に克服できるタイプと、治療が困難なタイプがあります。普段から女性を軽視し、言葉の暴力があるような人は、DVの克服には長い時間がかかります。一方、普段は女性に優しく、酒を飲んだ勢いで、一度だけカッとなって暴力を振るってしまった、ということであれば、再犯を防げる可能性は高いと思います。

 しかし、いずれにしても、真摯に反省してカウンセラーの指導を受けて、感情をコントロールする術を学ぶ必要があります。女性に暴力を振るう男性は、さらに言うことを聞かない乳幼児に対しても暴力を振るうケースが多々あるので、しっかりと治療すべきです」

 マホトは21日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、今泉との結婚をファンに報告。「今泉さんに対しては、僕の過去もすべてお話しし、そのうえで一緒にいてくれると言っていただきました」と語り、今泉と過去の事件についても話し合ったことを示唆。マホトは、活動再開にあたって自分の犯した罪を深く反省している様子を見せていたが、くれぐれも妻子に対して暴力をぶつけるようなことがないように祈るばかりだ。

(文=編集部)

JRA武豊「何とも言えない大物感」ディープモンスターの次走は「破滅への道」!? 「ダービー3番人気」「菊花賞2着馬」が餌食に……

 21日、梅花賞(1勝クラス)の勝ち馬ディープモンスター(牡3歳、栗東・池江泰寿厩舎)がすみれS(L)へ向かうことが明らかになった。鞍上は引き続き武豊騎手が務める。

 8月の小倉でデビュー戦を迎えたディープモンスターだったが、レース前に放馬して競走除外。圧倒的1番人気の馬がデビュー戦から競走除外となったことは、多くのファンに強烈なインパクトを残した。

 10月に仕切り直しの新馬戦を快勝し、次走のエリカ賞(1勝クラス)は超スローペースが災いして、脚を余す形の2着。梅花賞は荒れた馬場をものともせず、抜群の末脚で制した。

 3戦2勝という成績で、クラシックにも期待がかかる注目馬について武豊騎手も高く評価している。

  梅花賞を制したことについて、自身のホームページの日記で「聞かれるたびに『なんとも言えない大物感がある』と表現していましたが、あの1戦でそれが少しわかってもらえたかもしれません。無事に行ってほしい馬です」とコメント。なんとも言えない大物感という独特の表現ではあるが、これまでに数多の名馬に跨ってきた名手がそう口にするだけでも、かなり期待できそうだ。

 ただ、次走にすみれSを選択したことで、悪夢がよぎる……。

 オーナーであるDMMドリームクラブと池江厩舎のタッグと言えば、3年前のすみれSを制したキタノコマンドールと同じだ。

 セレクトセールで1億9000万円という高額落札され、ビートたけしさんが命名したことで話題となったキタノコマンドール。馬主事業に参入したばかりの同クラブにとって広告塔としても大きな期待が寄せられた。

 じっくりと調整され、12月のデビュー戦を優勝すると、次走にすみれS(L)を選択。前評判は高かったが、追い切りの動きがイマイチということもあり、レースでは3番人気に甘んじた。だが、上がり最速の末脚を繰り出し、見事に優勝。念願のクラシックへとコマを進めることになった。

 ここまでは順風満帆な競走生活だったが、皐月賞(G1)を5着に敗れて初黒星を喫する。その後、優先出走権を獲得した日本ダービー(G1)に挑戦することが発表されるも、調整期間はデビュー前にも症状が見られたコズミが再び出たことで、陣営は調整に苦慮した。

 迎えた本番は3番人気の支持を集めるも、12着に惨敗。さらにレース後には右前脚浅屈腱炎を発症したことが判明し、長期休養を余儀なくされた。復帰を目指していたが、昨年6月に再び屈腱炎を発症して引退が決定。結局、わずか4戦で現役生活に幕を下ろした。

 DMMドリームクラブ×池江厩舎のディープモンスターとしては、キタノコマンドールの無念を晴らすためにも、すみれSを制してクラシックで結果を残すことが期待される。

 さらに池江厩舎のすみれS勝ち馬にはサトノルークスもいるが、こちらも“曰くつき”だ。菊花賞(G1)で2着に好走するも、その後骨折が判明。8か月の休養を経て復帰するも、重賞に3度出走してすべて掲示板を外す凡走に終わっている。

 池江厩舎のすみれS勝ち馬がいずれもケガに泣いているというジンクスはディープモンスターにとって他人事ではないだろう。

 このレース選択が吉と出るか凶と出るか……。長い目で見れば、注意が必要かもしれない。

パチンコ機の取付けを「スポーツ」に!? 業界に光をもたらす福音か…激アツの取り組みが行われていた!!

 以前から暗い話題が先行するパチンコ業界でしたが、コロナ禍によってさらにそれが加速され、体悪い自慢を繰り返す中年男性のように、口を開けば「景気が悪い」「もうダメだ」などとつい言ってしまいたくなるような状況だったりそうじゃなかったり。知らんけど。

 そんな沈んだ空気のなかで、とびきり笑え、いやいや、明るくみんなが幸せを感じられるニュースが飛び込んできました。それは、パチンコ機の取付けを一定のルールで競技化してスピードと技術を競うスポーツにするという試みが発表されたのです!

 そのため「iスポーツ(遊技機の取付け競技)を通じてスポーツ精神の向上、健やかな社会とスポーツ文化の発展に貢献していく」ことを目的に、一般社団法人日本iスポーツ機構という団体を去年の11月に作ったようです。

 今後はiスポーツの競技大会の普及やiスポーツ傾向アドバイザー・健康マスターのプロライセンス発行、選手育成支援を展開していくと会見で意気込みを語っていました。

 もう激アツです! 最高です! iスポーツという呼称から「eスポーツ」に触発された感じもありますが、むしろエクストリームスポーツの分野ですよね。活火山の内側をロープ付きのボードで滑降したり、ワニが集まる池にむかってバンジージャンプしたりするアレです。

 そのパロディとして険しい山の上でアイロンがけをしたり、早朝から海水浴や登山をこなしたあとに定時までに出社するエクストリーム出社など、ともすればそっち方面を想像するような向きもあるかもしれませんが、iスポーツはマジですよ。

 これは派生として一般のファンも参加できる競技を考案してほしいところです。例えばLスポーツ。iスポーツのiは取付け・入れ替えを意味する「install」から来ているらしいので、こちらは「line up」、つまり「並び」を競技化したものです。

 川とか森とかがある広大な敷地を舞台に決められた区画で整列順を競うクロスカントリー的な要素を含ませる並びだったり、ビルや商業施設のゴミゴミしたところを謎解きしながら決められたルートを進み集合場所に集結したり、風雲たけし城やSASUKE的な障害物をクリアして並び順を決める。

 こういったスポーツとエンターテイメントが融合した「並び」。アリじゃないですか。あるいは、スイム2キロ、自転車40キロ、マラソン10キロをこなしたゴールで特殊景品を交換するS(Special prize)スポーツ。

 Sスポーツはサバイバルゲームで勝ち残れば交換できるとか、水曜どうでしょう的サイコロの旅でを完遂するとかいろいろバリエーションを付けられそうでこれもアツい。

 ちなみ本家iスポーツはすでに「~GENNOUカップ~第一回入替屋選手権」の開催が予定されていて賞金総額は20万円だそうです。ね、マジなんですよ。

(文=大森町男)

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JRA武豊は何故AJCC(G2)でスペシャルウィークに騎乗しなかったのか。明かされた当時の「事情」と、幻の天皇賞馬“ナリタサンデー”とは

 24日に中山競馬場で開催される今年のAJCC(G2)は、昨年の牡馬クラシックを賑わせたアリストテレス、ヴェルトライゼンデ、サトノフラッグが注目を集めている。

 彼ら明け4歳世代には三冠馬コントレイルという断然の主役がいるが、古馬になっても脇役に甘んじるつもりはないはずだ。打倒コントレイルへ、ここで弾みをつけるのはどの馬だろうか。

 古くから中距離路線で確固たる地位を築いているAJCCは、明け4歳馬の素質馬にとって飛躍の舞台となることも少なくない。1999年に天皇賞・春秋制覇を成し遂げたスペシャルウィークもまた、このレースから大きく飛躍した1頭と言えるだろう。

 アリストテレス、ヴェルトライゼンデ、サトノフラッグらと異なり、3歳で日本ダービー(G1)を制したスペシャルウィーク。しかし、決して世代の頂点に立っていたというわけではなく、彼らと同じようにチャレンジャーという立場だった。

 何故なら、前年の牡馬クラシックはセイウンスカイが皐月賞(G1)と菊花賞(G1)の二冠を達成していた上に、2歳王者のグラスワンダーが有馬記念(G1)を制覇。さらにNHKマイルC(G1)とジャパンC(G1)を勝ったエルコンドルパサーが最優秀3歳牡馬に輝くなど、とんでもない世代だったからだ。

 そんな”黄金世代”の頂点に立つため、1月のAJCCから早めの始動となったスペシャルウィーク。だが、その鞍上はキャリア17戦の内、15戦で手綱を執った武豊騎手ではなく、フランスの名手O.ペリエ騎手が務めている。

 スペシャルウィークといえば、武豊騎手に初めてダービージョッキーの栄光をプレゼントした馬。そういった意味で武豊騎手の思い入れも強い存在だが、何故AJCCで騎乗しなかったのか――。その理由を覚えている人は意外に少ないのかもしれない。

「今週がAJCCということもあって、記者の間でもスペシャルウィークが少し話題に挙がりましたが、何故武豊騎手が乗らなかったのかを覚えている人は少数派でしたね。

一番多かったのが、アドマイヤベガの新馬戦の斜行による騎乗停止中だったという意見。後に武豊騎手へ日本ダービー2勝目をプレゼントする馬ですが、新馬戦では斜行による降着と波乱のデビューでした。

ただ、それで武豊騎手がスペシャルウィークに騎乗できなかったのは、3歳秋のジャパンC(G1)。ちなみにその時は、岡部幸雄騎手が代役を務めて3着に敗れています」(競馬記者)

 記者曰く、武豊騎手がAJCCでスペシャルウィークに騎乗できなかったのは、シーキングザパールと共に米国のG1(サンタモニカH)に挑戦していたからだったという。

「ちなみにスペシャルウィークを管理していた白井寿昭調教師ですが、当初は臼田浩義オーナーではなく、ナリタやオースミの冠名で有名な山路秀則オーナーに購入してもらうつもりだったそうです。

しかし、山路オーナーは『サンデーサイレンスの仔は相性が悪い』という理由で断ったとか。やはり三冠馬ナリタブライアンが有名でしたし、当時の山路オーナーはサンデーサイレンスよりもブライアンズタイムの仔を探していたそうです」(同)

 山路オーナーにとっては、なかなか痛恨の“運命のいたずら”となってしまったが、もしこのキャンペンガールの5番仔を購入していれば、スペシャルウィークならぬ「ナリタサンデー」が、シーザリオやブエナビスタの父になっていたかもしれない。

 また、「オースミサンデー」はスペシャルウィークが誕生した1年後の1996年にデビューし、弥生賞(G2)で2着して皐月賞でも4番人気に推された素質馬だったが、そのレース中に骨折……予後不良となってしまった。

 競馬の「一寸先は闇」は日常茶飯事だが、やはり山路オーナーとサンデーサイレンス産駒は相性が良くなかったのかもしれない。