甘デジST中の大当り「設定1でも82%」! シリーズ最高峰まである「最新作」に大注目!!

 一昔前、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』という本が151万部を売り上げる大ヒットで話題になったが、『竹屋はなぜ潰れないのか』と思うのがパチンカーである。めぼしいヒットは『CRモンスターハウス』だけ。その遺産で細々と食いつないでいる。非常に失礼ながら、そういうイメージを持たれているのも事実だろう。

 実際は、パチンコ玉の補給システムといった遊技施設の設備をメインとしていて、遊技機製造に軸足をおいていないというだけの話なのだが、関心が低いくせにあれこれ想像でいい加減なことをいう世間の怖さでもある。まあ、太宰治は言いました、「世間というのは君じゃないか」と。

 ただ、間違ってほしくないのは、私は竹屋が好きなのである。『CRフリテンくん』『CR Mr.Bean』、そしてなんといっても『CR KISSワールドツアー』である。ハードロック好きの私にはたまらないマシン。

 最高なのが、機種HPに掲載されているポール・スタンレーからのメッセージで、「1977年に日本を始めて(原文ママ)訪問したが、そのときからパチンコがとても気に入っていて、大阪ではパチンコをやりまくったよ」と思わず「ウソつけ!」とつっこんでしまいたくなるような激アツの内容なのである。

 そんな愛すべき竹屋の看板機種『モンスターハウス』シリーズの最新作がリリースされた。その名も『Pミニミニモンスター4』である。本機は、1/250くらい(LM)と1/100付近(a)の大当り確率帯で設定された2つのタイプが用意されているが、今回は甘デジタイプのほうに焦点をあてて紹介したい。

 大当り確率に6段階の設定が設けられ、詳細な数字は以下のようになっている。確変システムはV-STで、ヘソ抽選時は50%、電サポ中なら85%の割合でSTに突入する。初当りがST非突入の場合は40回転の時短モードに移行する流れである。

【Pミニミニモンスター4a 大当り確率】


設定1:1/125.8(高確率 1/58.6)
設定2:1/117(高確率 1/54.5)
設定3:1/115.6(高確率 1/53.9)
設定4:1/110.1(高確率 1/51.3)
設定5:1/105.7(高確率 1/49.3)
設定6:1/99.9(高確率 1/46.6)

 ST突入時の大当り期待度は設定1でも約82%と高いが、電サポ中でも通常大当りするので、トータルのST連チャン率は約74~80%ほどの確率に落ち着く計算となる。しかし、甘デジの特性である高い大当り確率を活かした時短による引き戻しによって初当り時の確変突入率に上積みがなされるので、トータルでみれば魅力的なスペックといえるだろう。

 また、電サポ中の大当りでは最大ラウンドとなる10R確変が15%も組み込まれているので、ツボにはまった時の出玉感も充分である。

 とはいえ、より勝利にこだわるならもちろん高設定を掴むことがポイントとなる。本機にも設定判別要素がいくつか用意されているが、非常に興味深いパターンが搭載されている。それが「夜おばけ」である。

 これはスーパーリーチ中のおばけの色によって設定を示唆する演出となるが、何と19時以降にしか発生しないものとなっているのである(開店から9時間経過が発動条件なので、地域の開店時間によって発動タイミングは前後する)。

 しかも、設定を暗示してくれる上に出現すれば大当り濃厚となる超激アツの演出となっている。おばけが黒になれば設定2以上が、金なら設定4以上、レインボーカラーなら最高設定の期待度がゲキ高なのである。ちなみに、金や虹は確変大当りも濃厚となる。

「夜から高設定がわかっても……」と否定的にとらえる向きもあろうが、当りが軽く適度な連チャン性を持つ本機なら、夜からでも充分に満足のいく出玉を獲得する期待値も高い。

 何より通常時でも右打ち中でも演出がシンプルなので時間効率も良好、ガンガン回して短時間でもある程度結果を出せるマシンなのである。

(文=大森町男)

ダイソー「テント型ペットハウス」で熟睡する犬&猫が続出!「うちの子かわいすぎ」と好評

 ダイソーにて発売中の「テント型ペットハウス」(税抜500円)は、文字通りペット専用の簡易テント。まるでキャンプをしているようなペットの姿を楽しめます。ネット上では「ウチのにゃんこがぎゅ~って収まっててかわいい~!」「ウサギ用に買ってみたらサイズがジャストで驚き。本人も気に入ってくれて大満足」など、さまざまな“うちの子”画像がアップされています。

 同商品は、約38.0(幅)×38.0(奥行き)×28cm(高さ)ほどのペットハウス。一般的なテントと同じように、テントの生地をフレームで支える本格的な設計です。見た目の小ささに反して、室内の広さはなかなかのもの。小さな子猫なら2匹同時に入れるくらいのスペースがあります。

 テントの入り口がカーテンのように開閉可能なのもポイント。入り口が大きく広がるため、ワンちゃんや猫ちゃんも入室がラクチンです。中には入り口を締めきって、ぐっすりお休みする猫ちゃんまであらわれているよう。ほどよい暗さが気持ちを落ち着かせてくれるのかもしれませんね。

 実際に購入した人からは、「最初は警戒して使ってくれなかったけど、今ではすっかりお気に入りの昼寝スポットです」「テントの中でくつろぐ姿がかわいすぎる! 写真を撮る手が止まりません」など好評の声が続出。

 キャンプ気分を満喫できる、ペット憩いの場をぜひともチェックしてみては?

(文=編集部)

※商品の価格は記事作成時の実売価格です。

「兎味ペロリナ」が「タレント採用」!? パチスロ業界へ「スター輩出」??

 パチンコ・パチスロ動画で人気爆発中のマルチタレント「兎味ペロリナ」。Twitter上では、彼女の「新人タレントを採用した」という発言が話題を呼んでいる。

 兎味ペロリナは動画出演の他、声優やデザイナー、歌手などで活躍を見せるインフルエンサーで、多方面にファンを抱える存在だ。

 パチスロ実戦動画では、ブレイクのきっかけとなった「NEW GENERATION」や、「ツギハギファミリア」「ペロ執事」など数多くのレギュラー番組に出演している。

 朝日放送の人気バラエティ番組「相席食堂」に出演した際にはパーソナリティの「千鳥」が絶賛する快進撃を見せ、注目を浴びた。

 2019年に法人化し、事業主としての顔も存在することが明らかになった。今回の発言は、事業の一環として新人タレント採用を決定したものと見られている。

 タレント採用である以上はメディアに姿を現すはずだ。性別や特徴、どのような形で登場するかは未だ明らかになっていない。

 自身が運営する「ペロリナチャンヘル」にて出演する、或いはパチンコ・パチスロ動画に登場するか意見が分かれるところだ。

 しかし、ファンの間では「兎味ペロリナが裏方に専念するのでは?」という懸念が生まれている印象だ。

 来店実戦や出演動画を楽しみにしているファンは多い。多忙のなか、管理業務を追加するとなれば動画の出演回数は減少せざるを得ない。

 先日、「ペカる☆TV」の看板演者「ゆうちゃろ」が後任育成のため、条件付きで動画出演を控える旨の発言をしたばかり。一線で活躍するスターは、後継者を意識する段階なのかもしれない。

 いずれにせよ、兎味ペロリナは本件に関してモチベーションが上昇中の様子だ。

 ツイートでは採用条件を明示した上で「長く付き合わないと分からない。雇う側もギャンブル」としながらも、「タレントを大事にする事務所を目指す」と目標を明らかにした。

 発言の裏側には、4社のプロダクションに所属し、経営や育成方針に疑問を抱いた過去が影響しているようだ。

「事務所」や「タレントを入れ始めた」という文脈から、複数人を採用した可能性もあり、今後は大手プロダクションに成長…といった展開もあり得るのかもしれない。

 法人として本格的に動き出す形となり、勢いは増すばかりである。今後の兎味ペロリナから目が離せない。

JRA川田将雅デュードヴァンに死角あり! レパードS(G3)の傾向と現在の新潟は真逆!? 条件一致のアノ馬から爆穴で万馬券を狙う

 9日、新潟競馬場では3歳ダート重賞・レパードS(G3)行われる。

 ジャパンダートダービー(G1)の優勝馬ダノンファラオ、ユニコーンS(G3)の優勝馬カフェファラオの出走はないが、多数の期待馬が出走を予定しているだけに、熱い戦いが繰り広げられそうだ。

 夏の新潟の地で争われる難解なレースではあるが、自称・馬場マイスター(仮)与田飛鳥が担当する。

 予想に入る前に重視しておきたいのは、やはりレースの傾向だろう。

 過去10年のレパードSで勝ち馬の前走は、JDD組が最多の5勝をあげている。次にユニコーンS組が3勝、青竜S組が1勝をあげているが、いずれも東京ダート1600m条件のため、まとめても大筋に無理はないだろう。

 残りの1勝は中京ダート1800mの濃尾特別(2勝クラス)を勝利して挑んだ13年のインカンテーションだが、G1でも勝ち負けしていた素質馬だけに前走ローテとしては保留としたい。

 傾向としては非常にシンプルになるのだが、最多の勝ち馬を出しているJDDからの臨戦はただ1頭のみ。

 「◎」にミヤジコクオウ(牡3、栗東・川村禎彦厩舎)を推しても問題はなさそうだ。

 勿論、ただ単純に前走でJDDを使われたからというだけの理由ではない。出走した馬のJDDで敗れた馬の巻き返しが目立っている。今年のJDDでは1番人気のカフェファラオが7着に凡走したが、これは中央の軽いダートと地方の深いダートとの違いが敗因となった可能性がある。

 ミヤジコクオウも5着に敗れたとはいえ、優勝したダノンファラオも2着のダイメイコリーダも鳳雛S(L)で楽勝した相手だけに、ミヤジコクオウが大井で力を発揮できなかったと考えても理屈は通るだろう。

 「〇」はライトウォーリア(牡3、栗東・高野友和厩舎)に期待したい。

 レパードSとしては差しが決まる傾向にあるが、今年の新潟のダート1800mは7月と8月で9鞍が行われたが、勝ち馬はすべて4コーナーの位置取りが3番手以内だった馬だった。ライトウォーリアの先行力は、現在のこの傾向に合致している。

 前々で競馬が出来るだけに展開も味方になりそうだ。時計の出やすいダートの重馬場だったとはいえ、前走のインディアトロフィー(2勝クラス)の勝ち時計1分50秒0は出走メンバー中で最速なのは魅力だ。

 「▲」はラインベック(牡3、栗東・友道康夫厩舎)とした。

 父ディープインパクト、母アパパネだけに、血統的な期待からクラシック路線を歩むことになった馬だが、芝では力不足を露呈してしまった。むしろ見どころがあったのは、初ダートだった前走の西脇特別(2勝クラス)の勝利だ。

 すんなりと先手を奪うとゴールまで脚色は衰えず、素質馬ミステリオーソの追撃を振り切った。また、安定して先行できるセンスとスピードも持っているだけに、今回も積極策から粘り込みを図りたい。

 「△」はケンシンコウ(牡3、美浦・小西和男厩舎)でどうか。

 かつて甲斐の虎・武田信玄公に由来するシンゲンという馬が、2009年の新潟大賞典(G3)を優勝したこともあったが、ケンシンコウはライバルといわれた越後の龍・上杉謙信公に由来する馬名の持ち主である。

 ダート1800mの勝利実績もあり、ユニコーンSでも3着に入ったように力をつけている。2着だったデュードヴァンに人気が集中するようなら、この馬を狙ってみる手もありそうだ。

 「★」はバンクオブクラウズ(牡3、栗東・石坂公一厩舎)に激走の予感がある。

 派手さはないのだが、地味に穴を開けているのは見逃せない。1着に来るようなタイプではない一方で、近走は大崩れもしていない。人気馬が凡走するようなら、3着に入るのはこの手の馬となる可能性がある。

 今回重視したのはレパードS優勝馬のダート1800mの経験だ。過去10年でマイルまでの距離経験しかなかったのは18年のグリムのみだが、人気のデュードヴァンやブランクチェックはこれに該当する。

 中途半端に狙ったところで配当的にも期待はできないだけに、ここは思い切って消してみたい。

 買い目は以下の通り。

 3連複 ミヤジコクオウ1頭軸→ライトウォーリア、ラインベック、ケンシンコウ、バンクオブクラウズに流して6点

 馬連  ミヤジコクオウからライトウォーリア、ラインベック、ケンシンコウ、バンクオブクラウズに流して4点

 断然人気が濃厚のデュードヴァンが、凡走するようなら万馬券も狙える組み合わせだ。

(文=与田飛鳥)

パチスロ『サラリーマン番長』の「思い出」…窮地を「救った」爆裂マシン!!

 大都技研の傑作『押忍!サラリーマン番長』が撤去期限を迎える。期限は地域によって異なり、8月上旬まで設置可能な地域も存在するようだ。

 本機は5号機爆裂ATを代表する機種の一つで、純増2.8枚の「頂RUSH」で出玉を形成してゆく。

 様々な特化ゾーンを搭載しており、特に上乗せ性能が4倍となる「頂SSRUSH」と、平均200G以上の上乗せが期待できる「絶頂ラッシュ」が非常に強力だ。

 爆裂契機として「超番長ボーナス」も忘れてはならない。主にフリーズから突入するATで、通常の疑似ボーナスよりも7揃い性能が飛躍的にアップしている。

 特化ゾーンやレア役での上乗せだけでなく、ポイントによる上乗せも存在。AT突入時の文字が青ければ2倍のポイントを獲得できる。

 ゲーム数ではなく「マップ」による疑似ボーナスの抽選を行っており、リリース当時では斬新なシステムであった。

 本機は非常に出玉の波が荒く、高設定であっても悲惨なスランプグラフを生むことも珍しくないが、低設定においても「万枚」が充分射程に入る。

 ハイエナ稼働においても、その日の負債を一撃でひっくり返すパターンを経験している。  

 ある日、夕方まで「泣かず飛ばず」の状態で約6万円の負債を背負っていた時のこと。190Gヤメの『押忍!サラリーマン番長』が目に飛び込んできた。

 201Gから高レベルのマップが選ばれやすいため、「ゾーン狙い」が可能である。負債を取り戻すべく本機に挑んだが…。

 打ち出すとすぐに、マップとは関係なく最強チェリー(約1/16384)が降臨。恩恵は青7のみだが、大チャンスであることは間違いない。

 この疑似ボーナス中にATへ当選し、チャンスを零さず掴んでゆく。更に天国へ移行していたのか、間もなく疑似ボーナス当選の告知が出現する。

 ここで「ヒキ」の異変に気がつく。疑似ボーナスの準備中に再度最強チェリーが降臨。このタイミングは最強特化ゾーン「絶頂RURH」突入濃厚と激アツである。

 特化ゾーンでは約380Gを上乗せ。波は止まらず上乗せに上乗せを重ね、出玉は3000枚を突破し、負債が塵と消えたのだ。

 結局は3500枚ほどで終了したが、大満足のATである。「ヒキ」が噛み合えば恐ろしい威力を発揮する本機。もう一度あの高揚感を味わいたいと思わせるマシン出会った。

(文=大松)
 

【多摩川レディースチャンピオン】”怪力美人レーサー”守屋美穂が準優12Rの1号艇をゲット! 昨年覇者の大山千広は無念のフライングで戦線離脱

 最強女子レーサーを決める『プレミアムG1 多摩川レディースチャンピオン』が8日、勝負掛けの予選最終日を終え、準優進出18選手が決まった。

得点率トップの守屋美穂(31・岡山)が、ポールポジションの準優12Rの1号艇をゲット。平山智加(35・香川)が11Rの1号艇、遠藤エミ(32・滋賀)が10Rの1号艇を手にした。昨年覇者の大山千広(24・福岡)は6Rでフライングに散り、連覇の夢は消えた。

 最後に予選トップ通過を自力で決めたのは守屋だった。インから危なげなく逃げ切り、準優12Rの1号艇をゲット。「(12Rは)思うような掛かりではなく大反省ですが、明日も明後日も、いつもと変わらないメンタルで走れたらいいかなと思います」と前を向いた。

 予選4日間の「殊勲賞」と言える守屋は倉敷商業高校時代、重量挙げ48キロ級で活躍。2006年の全国高校女子ウエイトリフティング競技選手権で優勝した実績を持つ”怪力美人レーサー”だ。昨年7月の芦屋モーターボート大賞(G2)では、男子トップ相手にイン逃げVを飾るなど、実力は折り紙付きだが、まだ女子戦のG1優勝はない。「集中して頑張ります。見ていて下さい!」と画面越しにファンにアピールした。

 予選の「敢闘賞」は、迫力あるレースで魅了した地元の櫻本あゆみ。4号艇だった4日目8Rでは、3コースの出口舞有子が差しに構えたその上を豪快に握って、イン土屋千明をまくり切る値千金の勝利。2日目7Rのカドまくりに続く白星は、ファンへのアピール度満点だ。この勝利で初の準優進出を決め、好枠の12R2号艇を手に入れた櫻本は「しっかり前に押してくれていました。1着取って優勝戦に乗れるように、気合を入れて頑張ります!」と宣言した。 

 また、もう一人の「敢闘賞」は、勝負掛けの4日目に見事連勝を飾った福岡の渡邉優美。1Rは逃げ、後半6Rは大山(フライング)のまくりに乗った差し(決め手は恵まれ)で連勝。今節のオープニングの初日1Rを、2コースからまくり勝ちと、持ち味のきっぷのいい走りが随所に見て取れた。準優は11Rの4号艇。昨年に続く準優進出に、「結果を求めてきた」と前を向く。

 そして、ぜひ「技能賞」を贈呈したいのは参加最年長の日高逸子だ。フライング2本持ち(F2)のハンデをはねのけ、3勝、2着1回と奮戦。準優11Rの2号艇を手にした。特に3勝目となった3日目9Rは、F2でインからコンマ05の気迫のスタート。”闘将”日高らしい腹をくくった攻めのレースで結果を出した。パワーは節一級。準優組でも屈指だ。(準優11Rの)2号艇なら”仕事”ができる。

 それでは準優勝戦3レースの予想をお届けする。準優の舟券3連勝で猛暑を吹き飛ばしたい。 

準優勝戦10R
1号艇 遠藤 エミ(32・滋賀)
2号艇 櫻本あゆみ(32・東京)
3号艇 細川 裕子(38・愛知)
4号艇 川野 芽唯(34・福岡)
5号艇 高田ひかる(25・三重)
6号艇 土屋  南(23・岡山)

パワーでスリット突き抜ける選手は不在で、遠藤が高速モンキーで逃げ切り濃厚。問題は相手探しだが、好枠の櫻本、細川、川野はともに2着を意識したハンドルで混戦模様。ここは思い切りのいいターンが魅力の高田、土屋の外枠勢が絡む展開になる。

舟券は
「1-56-234」(本線)、「1-234-56」(押さえ)


準優勝戦11R
1号艇 平山 智加(35・香川)
2号艇 日高 逸子(58・福岡)
3号艇 佐々木裕美(40・山口)
4号艇 渡邉 優美(27・福岡)
5号艇 水野 望美(31・愛知)
6号艇 松本 晶恵(33・群馬)

ここもセンター&アウト筋から一気に伸び切る艇が不在で、平山が手堅く逃げる展開になる。平山は日高以外には負けない足色。パワー上位の日高はF2の身だが、スタート遅れなければ、強力な回り足を生かして差し切りがある。

舟券は
「1-245-2453」(本命党)、「2-1-453」(穴党)


準優勝戦12R
1号艇 守屋 美穂(31・岡山)
2号艇 小野 生奈(31・福岡)
3号艇 塩崎 桐加(28・三重)
4号艇 山川美由紀(53・香川)
5号艇 寺田 千恵(51・福岡)
6号艇 深川麻奈美(33・福岡)

ここは準優3レースの中で最も波乱の目がある一戦。順当なら守屋が逃げるが、意外性のある塩崎はパワー上位で、山川にはカド一撃の怖さがある。本命筋と穴の2パターンを考えておいた方がいい。

舟券は
「1-23-2356」(本命党)
「34-134-1345」(穴党)

【多摩川レディースチャンピオン】”怪力美人レーサー”守屋美穂が準優12Rの1号艇をゲット! 昨年覇者の大山千広は無念のフライングで戦線離脱

 最強女子レーサーを決める『プレミアムG1 多摩川レディースチャンピオン』が8日、勝負掛けの予選最終日を終え、準優進出18選手が決まった。

得点率トップの守屋美穂(31・岡山)が、ポールポジションの準優12Rの1号艇をゲット。平山智加(35・香川)が11Rの1号艇、遠藤エミ(32・滋賀)が10Rの1号艇を手にした。昨年覇者の大山千広(24・福岡)は6Rでフライングに散り、連覇の夢は消えた。

 最後に予選トップ通過を自力で決めたのは守屋だった。インから危なげなく逃げ切り、準優12Rの1号艇をゲット。「(12Rは)思うような掛かりではなく大反省ですが、明日も明後日も、いつもと変わらないメンタルで走れたらいいかなと思います」と前を向いた。

 予選4日間の「殊勲賞」と言える守屋は倉敷商業高校時代、重量挙げ48キロ級で活躍。2006年の全国高校女子ウエイトリフティング競技選手権で優勝した実績を持つ”怪力美人レーサー”だ。昨年7月の芦屋モーターボート大賞(G2)では、男子トップ相手にイン逃げVを飾るなど、実力は折り紙付きだが、まだ女子戦のG1優勝はない。「集中して頑張ります。見ていて下さい!」と画面越しにファンにアピールした。

 予選の「敢闘賞」は、迫力あるレースで魅了した地元の櫻本あゆみ。4号艇だった4日目8Rでは、3コースの出口舞有子が差しに構えたその上を豪快に握って、イン土屋千明をまくり切る値千金の勝利。2日目7Rのカドまくりに続く白星は、ファンへのアピール度満点だ。この勝利で初の準優進出を決め、好枠の12R2号艇を手に入れた櫻本は「しっかり前に押してくれていました。1着取って優勝戦に乗れるように、気合を入れて頑張ります!」と宣言した。 

 また、もう一人の「敢闘賞」は、勝負掛けの4日目に見事連勝を飾った福岡の渡邉優美。1Rは逃げ、後半6Rは大山(フライング)のまくりに乗った差し(決め手は恵まれ)で連勝。今節のオープニングの初日1Rを、2コースからまくり勝ちと、持ち味のきっぷのいい走りが随所に見て取れた。準優は11Rの4号艇。昨年に続く準優進出に、「結果を求めてきた」と前を向く。

 そして、ぜひ「技能賞」を贈呈したいのは参加最年長の日高逸子だ。フライング2本持ち(F2)のハンデをはねのけ、3勝、2着1回と奮戦。準優11Rの2号艇を手にした。特に3勝目となった3日目9Rは、F2でインからコンマ05の気迫のスタート。”闘将”日高らしい腹をくくった攻めのレースで結果を出した。パワーは節一級。準優組でも屈指だ。(準優11Rの)2号艇なら”仕事”ができる。

 それでは準優勝戦3レースの予想をお届けする。準優の舟券3連勝で猛暑を吹き飛ばしたい。 

準優勝戦10R
1号艇 遠藤 エミ(32・滋賀)
2号艇 櫻本あゆみ(32・東京)
3号艇 細川 裕子(38・愛知)
4号艇 川野 芽唯(34・福岡)
5号艇 高田ひかる(25・三重)
6号艇 土屋  南(23・岡山)

パワーでスリット突き抜ける選手は不在で、遠藤が高速モンキーで逃げ切り濃厚。問題は相手探しだが、好枠の櫻本、細川、川野はともに2着を意識したハンドルで混戦模様。ここは思い切りのいいターンが魅力の高田、土屋の外枠勢が絡む展開になる。

舟券は
「1-56-234」(本線)、「1-234-56」(押さえ)


準優勝戦11R
1号艇 平山 智加(35・香川)
2号艇 日高 逸子(58・福岡)
3号艇 佐々木裕美(40・山口)
4号艇 渡邉 優美(27・福岡)
5号艇 水野 望美(31・愛知)
6号艇 松本 晶恵(33・群馬)

ここもセンター&アウト筋から一気に伸び切る艇が不在で、平山が手堅く逃げる展開になる。平山は日高以外には負けない足色。パワー上位の日高はF2の身だが、スタート遅れなければ、強力な回り足を生かして差し切りがある。

舟券は
「1-245-2453」(本命党)、「2-1-453」(穴党)


準優勝戦12R
1号艇 守屋 美穂(31・岡山)
2号艇 小野 生奈(31・福岡)
3号艇 塩崎 桐加(28・三重)
4号艇 山川美由紀(53・香川)
5号艇 寺田 千恵(51・福岡)
6号艇 深川麻奈美(33・福岡)

ここは準優3レースの中で最も波乱の目がある一戦。順当なら守屋が逃げるが、意外性のある塩崎はパワー上位で、山川にはカド一撃の怖さがある。本命筋と穴の2パターンを考えておいた方がいい。

舟券は
「1-23-2356」(本命党)
「34-134-1345」(穴党)

怒る東京三菱銀行、翻弄される日興証券…半沢直樹もびっくり?銀行と証券会社の危険な関係

銀行から見た、証券業界の“再編史”

 2020年7月19日より、2013年に放送され大好評だったドラマ『半沢直樹』(TBS系)の続編が放送開始された。8月2日に放送された第3話の視聴率は23.2パーセント(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、今回も大ヒットを予感させられるが、この第2シリーズの舞台は、銀行の子会社、証券会社である。

 いまやメガバンクは金融持株会社の頂点として、銀行・信託・証券・クレジットカードなど、幅広い業態の会社を傘下に持っている。しかし1990年代までは持株会社が解禁されておらず、異業態への参入も規制されていたので、銀行としては証券業への参入に色目を使ってはいたものの、大手証券会社との業務提携、中小証券会社の事実上の買収という手を使うほかなかった。

 メガバンク再編以前、大手銀行といえば、六大都市銀行(三井・三菱・住友・富士・三和・一勧)であり、大手証券会社といえば、四大証券(野村・山一・日興・大和)だった。住友銀行が大和証券、三菱銀行が日興証券と山一証券、富士銀行が山一証券と提携していた。四大証券トップの野村証券は、三井銀行・三和銀行と「親しい」といわれていた。どこが違うかというと、野村以外の三社は銀行が主、証券会社が従の関係だったが、野村と三井・三和は、むしろ野村に主導権があったというニュアンスのようだ。

 さらに大手銀行は、中小の証券会社を事実上買収していった。

 通常、買収とは株式の過半数を取得することをいうのだが、銀行は他業態とは比べものにならないくらいカネを持っているので、これで企業を買収していくと、やがては産業を支配し、いびつな産業構造になってしまう危惧がある。そこで、他業態の株式は上限10%(のち5%に改正)までしか所有できないのだ。そこで、親密な企業に名義を貸してもらって(=株式を持ってもらって)、実質的に支配。社長をはじめ、役員を天下りさせていたのである。

中小証券会社は合併、合併、また合併の憂き目に

 ところが、こうした銀行と証券の関係は、1990年代に大きな変化を迎える。

 バブル経済が崩壊し、資本市場としての東京の世界的な地位が低下していくと、国内経済を活性化するために大胆な規制緩和を実施すべきだという気運が盛り上がり、「日本版金融ビッグバン」と呼ばれる大規模な規制緩和が実施された。そのひとつに、業態別子会社による異業種参入および業務分野規制の撤廃があった。より具体的にいうと、銀行が証券子会社を設立。証券会社が銀行子会社を設立して、互いに異業種参入しようというものである。

 そして1997年11月、「四大証券」の一角、山一証券が破綻し、証券業界はかつてない危機感に包まれる。銀行も証券も合併再編・業務提携の大きな波に呑み込まれていった。

 周知の通り、大手銀行はまず4つのメガバンク、そして、さらに3つ(三井住友・三菱UFJ・みずほ)に集約された。そして証券会社の場合は、大手はさらに踏み込んだ業務提携、中小は銀行の都合で合併、合併、また合併という憂き目を見た。

東京三菱銀行は激怒? 銀行に翻弄される「四大証券」

「四大証券」のひとつ、日興証券は、1998年5月に米トラベラーズ・グループ(のちに米シティグループに合併。以下、米シティグループ)との資本提携に踏み込んだ。

 この業務提携発表を聞いて、東京三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)首脳が激怒する。

 東京三菱銀行としては、証券会社と手を結ぶなら日興証券だと考え、日興証券もその気を見せていたらしい。ところが、諸説あって真相は五里霧中なのだが、どうやら多少の行き違いがあったらしく、日興証券は米シティグループとの業務提携になびいてしまったのだ。

 東京三菱銀行は、日興証券の業務提携発表から10日もたたないうちに、事実上傘下におさめていた菱光証券と大七証券を合併させて東京三菱パーソナル証券を設立し、これに証券子会社の東京三菱証券(旧・三菱ダイヤモンド証券)も合同させると発表。独自に三菱グループの証券会社を育成する意思を表明した。さらに当時、もっとも優良な中堅証券と名高かった国際証券を買収し、2002年に傘下の証券会社(東京三菱証券、東京三菱パーソナル証券、一成証券)を合併させて、三菱証券を設立する。

 日興証券の顧客には三菱グループ企業が名を連ねていたから、米シティグループもそれをアテにしていたのに、提携して早々に反目を買ってしまったのだから、困惑することこの上ない。

 一方、三菱証券はその後モルガン・スタンレー証券を吸収合併し、三菱UFJモルガン・スタンレー証券となって、いまでは「五大証券」の一角と呼ばれるほどの地位を占めるまで育っていったのだから、日興証券からすれば目も当てられない。

 同じく「四大証券」のひとつ、大和証券は、1999年12月に住友銀行(現・三井住友銀行)との提携を選んだ。

 大和証券はリテール分野(大和証券)とホールセール分野(大和証券SBキャピタル・マーケッツ[略称・大和証券SBCM、のち大和証券SMBCに改称。SMBCは三井住友銀行の略称])をそれぞれ子会社として分離し、自らは大和証券グループ本社と改称して持株会社になった。さらに、大和証券SMBCに住友銀行から40パーセントの出資を受け入れ、合弁会社とした。

 もともと住友銀行は証券部門への進出に積極的な都市銀行として知られ、この業務提携を機に大和証券SMBCに行員を出向させ、証券戦略を積極化していった。

 一方、大和証券は住友銀行に主導権を渡さないように抵抗し続けたようだ。このことが住友銀行からの不満を招き、さらなる証券業界再編への伏線となっていく。

三井住友FG、最終的に大和証券とオサラバ

 米シティグループもリーマン・ショックで経営不安に陥り、日興コーディアルグループ(旧日興証券)の所有株式売却を決断し、入札を実施する。

 その最有力候補はみずほフィナンシャルグループで、三菱UFJフィナンシャル・グループとの一騎打ちが予想されたのだが、最終的に手に入れたのは三井住友フィナンシャルグループ(旧・住友銀行。以下、三井住友FG)だった。

 先述したように、三井住友FGは大和証券グループ本社との業務提携で証券部門への足がかりを築いていたが、主導権を握ることができず、業を煮やしていた。なので、買収によって完全に支配下に置ける日興コーディアルグループは魅力的だったわけだ。

 こうして、三井住友FGは傘下に旧・日興証券、提携相手に旧・大和証券を持つことになった。旧・日興証券を完全な支配下に置いた三井住友FGにとって、主導権を握らせない証券会社は無用の長物でしかない。2009年に大和証券グループ本社との提携を解消。2011年に日興コーディアルグループを完全子会社としてSMBC日興証券と改称させたのだ。

 ドラマ『半沢直樹』では、親会社である銀行による理不尽な証券子会社イジメが繰り返されるのだが、子会社が親会社のいうことを唯々諾々と聞いていたとは限らない。

 昭和のバンカーにとって、怖い者は株主ではない(当時はまだ株主の力が弱かった)。役所(大蔵省[現・財務省、金融監督庁])とOBだ。これは証券子会社の話ではないのだが、大物OBが関連会社に天下ったまま、居座って銀行と対立し、現役役員を困らせる……という話は皆無ではない。もちろん関連会社の人事は銀行が握っているのだが、大物OBを更迭できるような大物バンカーなど、そうそうはいなかったであろう。

(文=菊地浩之)

●菊地浩之(きくち・ひろゆき)
1963年、北海道札幌市に生まれる。小学6年生の時に「系図マニア」となり、勉強そっちのけで系図に没頭。1982年に國學院大學経済学部に進学、歴史系サークルに入り浸る。1986年に同大同学部を卒業、ソフトウェア会社に入社。2005年、『企業集団の形成と解体』で國學院大學から経済学博士号を授与される。著者に、『日本の15大財閥 現代企業のルーツをひもとく』(平凡社新書、2009年)、『三井・三菱・住友・芙蓉・三和・一勧 日本の六大企業集団』(角川選書、2017年)、『織田家臣団の系図』(角川新書、2019年)など多数。

ユニクロの倉庫で約10日間、派遣社員として働いて得た“かけがえのない体験”

 国内ファストファッションの最大手で、2020年2月末現在、国内で811店を展開する「ユニクロ」。他の小売業と同様に新型コロナウイルス流行の影響を受けて既存店売上高のダウンに見舞われていますが、6月5日には“リアルとバーチャルを融合させた最新型の店舗”を標榜する「ユニクロ原宿店」(東京都渋谷区)をオープン。同月19日には国内最大級の店舗「UNIQLO TOKYO」(東京都中央区)をオープンさせるなど、厳しい環境下でも攻めの姿勢を崩していません。

 私はそんなユニクロの物流倉庫で約10日間、派遣社員としてピッキング業務に従事する機会を得ました。日本を代表する流通企業である同社で働くという機会を偶然にも得たわけですが、そこで味わった貴重な体験の数々を今回は紹介したいと思います。

“異種混合”の寄り合い所帯

 ある派遣会社に登録した私の元に、期間限定のピッキング作業者募集のメールが届き、応募する旨の返信を出したところ、採用通知が。そして勤務初日、シーンと静まりかえるバスに揺られて倉庫に向かったのでした。

 のちに親しくなった派遣仲間に聞いたところ、その物流倉庫への派遣元は1社だけではなく、多いときは10社前後が乗り入れることもあるといいます。また、同じ仕事をしても、派遣会社によって時間給も異なるといいます。一緒に働く派遣社員の顔ぶれは毎日変わり、「今日が初めて」という“新人派遣さん”もいれば、派遣歴10年以上の人、シニアや学生、外国人、パートの掛け持ちの主婦など“異種混合”の寄り合い所帯さながらで構成されていました。

 働いてみて実感したのが、ベテラン派遣社員から選ばれた指導役の中には、指導スキルが非常に高い人がいることでした。高いお金を出してリーダー育成セミナーを受講するより、よほど勉強になると痛感しました。

 派遣先ではピッキング業務のマニュアルはあるものの、派遣社員一人ひとりに手渡されるわけではありません。そこで本領を発揮するのが指導役です。派遣元会社の責任者が選んでいるようですが、マニュアルをただ読んで伝えるわけではないので、教え方のスキルに差が出てきます。

 優秀な指導役の教え方には共通点があり、まずは穏やかな口調で誰に対しても公平に接するということ。さらに最初に取り組む業務の目的を伝えるのです。たとえば、最初に「一度で覚えられるわけはない」「必ずできるようになる」「いきなり叱ることはありません」と不安を解消する。その上で、「早さより丁寧さ、確実性を求めている」「自己判断をしない」「あとのフォローが大変になるから、トラブルの時点で伝えてほしい」「あえて非効率的なやり方をするのは、皆さんが確実にステップを終えているかどうか、それを把握するためです。ですから、全員が終えるまで次の作業に勝手に行かないでください」と、しっかり注意喚起も行ないます。

 さらに新人がよく間違う点や防止策も実際に作業をやりながら伝え、重要なポイントは節目節目で繰り返し伝える。説明はともかくわかりやすく、シンプルに徹する。情報を漏れなく伝える工夫も忘れていない。同じ現場の作業を何日もしていると、その作業に慣れてきますが、「聞いた説明の中で、違っているところ、抜けていたところはありませんでしたか?」と情報の漏れの確認をしてくれる。

 こんな説明をされると、覚えの悪い新人といえども、説明が頭にすっと入ってくる。こうした指導役が指導したチームは、ほかのチームと比較すると失敗やトラブルが極めて少なかったのです。

 もちろん、失敗する人もいます。その人たちに「どんなふうに注意されたのか」と聞いてみると――。

「『すみません、こういう時は、こういうやり方って説明は聞いてないですか?』と、まずは確認してくれる。『忘れていました』と言えば、『次から覚えておいてもらえればいいですから。最初は僕たちもよく失敗しました』とプライドを損なわないように、なぜ間違ったか、次回から間違えないようにするためにはどんな点に気をつければいいか、丁寧に説明もしてくれました」

 リストの商品数と実際のピッキング数が1枚足りない場合も、「『こういう時もあるよね。一緒に探しましょう』と言って、見つけてくれる。だから、二度と失敗して迷惑を掛けないようにしようと思うんだよね」としみじみ言っていました。派遣仲間の中には「学校時代、こんな先生がいたら、きっと勉強が好きになっていたんだと思う」と言っていたのが印象的でした。

優秀な指導役の共通点

 前述のとおり、毎日顔ぶれが違って、しかも年齢も性別も国籍も見事にバラバラ。そんな異種混合の新人の業務が円滑に遂行できるように指導役が教えていくのです。毎日何万点という商品を数十人から100人ぐらいで時間内にピッキングを行うのです。いかに指導役の役割が重要かがおわかりいただけると思います。

 優秀な指導役の方は、「商品はモノではない、作品です」とも言っていました。そうした方々のピッキング作業は、非常にスピーディだけど、丁寧で優雅さを感じさせる手つきで、対象とするものがモノであっても、どんな仕事であっても、志があれば仕事ぶりに表れるのだと思い知らされました。

 まだ20代半ばの指導役の方はこう言います。

「そりゃ、失敗ばかりされたら頭にもきます。自分の感情のままに叱るほうが楽ですよ。でも、それで間違いなくピッキング作業ができるならそうします。大切なことは、そうじゃないと思ったのです。あとで一からやり直すのは、本当に大変です。そうならないためには、どうしたら伝わるのか、思考錯誤を繰り返しながら今のかたちに落ち着きました。

 派遣という働き方が自分に合っているのと、ここで出会った人との会話が楽しくって、ほかに行くつもりは、まだないです。派遣の3年ルール(※1)で、あと1年派遣期間は残されていますが、仲間は直接雇用されたので、そうなればいいなと思っています。正社員で働いたことも、ほかの会社でバイトをしたり派遣に行ったりしたこともありますが、仕事が終わって飲み会などとんでもなかった。でも、今度、ここの仲間と飲みに行くんです。自分の居場所がようやく見つけられました」

(※1:2015年9月の労働者派遣法が改正され、専門26業務の期間制限がない仕組みが見直された。すべての業務で働く派遣社員「個人」単位の期間制限は3年が限度と定められた。しかし3年経過後に直接雇用や1年契約のバイトなどの措置もある)

派遣で働く理由はさまざま

 徐々に仕事に慣れてきた私は、次第に一緒に働く派遣社員たちの人間模様に関心を持つようになり、休憩時間中に派遣で働く理由を聞いてみるようになりました。

「肩があがらなくなって、唯一の運動だったゴルフができなくなった。そこで昨年、ピッキングを経験したところ、1日に2万歩歩くものだから、10日ほどで3キロ痩せた。でもリバウンドしてしまったので、今年も参加した」

「年末年始も特にどこに行くこともない。普段は感じないけど、正月を一人で過ごすのは人恋しくなる。誰とも話さなくてもここにいるだけで賑やかでいい」

 経済的理由を挙げる人も少なくありませんでした。「子どもの教育資金の足しに」という人や、「派遣で得たお金を貯めて、老後の資金の足しにする」という人、「高齢社会が進めば、定年退職後の仕事を見つけるのは、今以上に厳しくなる。余裕を持って仕事を見つけるために、下見を兼ねて今からいろんな派遣を経験したい」という人も。実際に70代でも派遣社員として活躍している人もいて、実績が評価されて指名を受ける例もあるようです。

 泣かせる理由もありました。

「うちの社長は社員にも気を配ってくれるし、社員の気持ちがわかってくれる最高の社長。でも、唯一の欠点は給料が低いこと。給料の高いところを探せばいいのかもしれないけど、社長を置いて他社に行くことは誰も考えなかった。『僕らが社長を支えていきます。ほかで働いて不足分を補いますから、僕らの給料を上げることに時間を使わないでください』と社長に宣言したんだ」

 初心に戻るために派遣として働くという会社員もいました。本業を続けることに迷いが生じて派遣の仕事を始めたというある会社員は、こう言います。

「頭を空っぽにしたくて始めた。週末に派遣を続けることは気分転換にもなっている。本業に行き詰まっていたが、戻る場所がある幸せにも気がついた。派遣と本業を続けているのが、バランス感覚のいい働き方のように思え、自分には合っている気がする。当分は続けていきたい」

 お金の価値を再認識したという人もいました。

「友人に誘われたことがきっかけで、特に深い理由もなく、なんとなく始めた。20年ほどサラリーマン生活を続けていると、特に不満もないけど、すべてが惰性に流されていたことも始めたきっかけだったかもしれない。僕の場合、時給1000円程度なので、派遣の仕事をして改めて1000円の重みを噛みしめるようになった」

 さらに、「『自分の小遣いを少しは稼いでこい!』と妻から言われてきたという人も。派遣は、日本のお父さんの居場所にもなっていたんですね。

正社員を選択しない生き方

 派遣キャリア歴が10年、20年という人も珍しくありませんでした。真面目で几帳面なこの方たちを見て、なぜ派遣という働き方を選んだのか、気になって聞いたところ、正社員登用の誘いを一度ならず受けていた方が大多数でした。派遣という働き方にこだわり続けた理由は、一度は正社員で働いたことがあるものの、企業が倒産したり、パワハラが横行している時代で理不尽な思いをしたりなど、「正社員へのトラウマが残っているから」という理由によるものでした。

「派遣は、良いことばかりでしたか?」と聞くと、「そんなわけないよ」とあるベテランさんは言いました。この方は短期のいろんな派遣を渡り歩いているため、当然、日雇いでボーナスもありません。

「交通費だって出ないという条件が多い。収入だけを考えたら不安だよね。仕事にしても指導役とは名ばかりの人もいるし、倉庫には冷暖房がないから、冬は外のほうが暖かいぐらい寒い場所、夏は汗がしたたり落ちる猛暑での作業だったりする。一日中、引っ越し作業のような業務もあったりと、フタを開けてみないとわからない、当たり外れもあるね。ほかのユニクロの倉庫に行ったことはないけど、いろんな派遣先と比べても、ここは派遣社員から評判が良くってリピーターが多いんだよ。指導役の力量かな」

 このベテランさんが会社を辞めた最大の理由は、当時の上司から人格を否定されるようなパワハラが続いたためだそうです。

「今とは時代も違うし、今の自分なら、当時の上司にも上手につきあえたかもなぁ。それでも、派遣を選ぶかな」

 屈託のない笑顔を見せながら、ベテランさんは、「自由気ままな生き方が俺にはあっているかな」と答えたのでした。

 このほかにも、正社員に従事できない理由として、朝が起きられない、遅刻の連絡ができない、欠勤が続く、コミュニケーションに問題がある、仕事について行けないといったものも。

 確かにコミュニケーション能力に欠けた人や、人と接するのが嫌いだという人もいましたが、その人たちが仕事ができないのかといえば、そんなことはなく、みなさん、てきぱきと仕事をこなす人ばかりでした。一方、一見感じが良い人でも正社員がいないところでサボるなど、やたらズルをする人もいました。人は外見がすべてではないとも実感しました。

無形の報酬

 私はいつしか人間ウォッチングを楽しむようになったり、一番早くピッキングをやり終える人と自分とでは何が違うのかの研究をしたりしているうちに、あっという間に派遣期間が終わりました。さまざまな価値感や理由により派遣の仕事を選択する人たちが大勢いることを、身をもって経験できたことは、無形の報酬となりました。

 最終日、ベテランさんから「姉ちゃん、がんばってたなぁ。みんなも褒めていたよ。そろそろ別の仕事の募集が始まるから、どう? 一緒に働こうよ」と言ってもらえたのは、派遣として認められたようで、純粋に嬉しく思いました。

(文=ゾン子/ライター)

JRA武豊エアスピネルは内枠が「割引」!? エルムS(G3)昨年10番人気“激走”の再現なるか!? 「マル秘穴馬」情報から、小点数で高配当を狙う!

 9日、札幌競馬場でエルムS(G3)が開催される。昨年は2着に10番人気ハイランドピークが入ったことで、3連単で14万3000円という高額配当が飛び出した。だが、過去10年のうち、これが最高配当で、4桁配当は3回。傾向としては大荒れとなるレースでないと言えるだろう。

 また、今回は横山親子が3人揃い踏みということも注目される。最先着を果たすのはいったい誰だろうか。今回、「強力現場ネタ」からエルムSをハナビ杉崎が攻略する。

 まず、「◎」はハイランドピーク(牡6歳、美浦・土田稔厩舎)だ。

 本命には横山和生騎手を指名する。函館では弟の武史騎手が開催リーディングを獲得。横山家の長男の意地を見せることに期待したい。

「前走は骨折休養明けだったことを考えれば良くがんばりました。ここまでの調整も順調に来ています。今回は相手が強くなりますが、前走のような立ち回りができれば十分にやれますよ」(厩舎関係者)

 一昨年の勝ち馬で、昨年は2着と札幌ダート1700mと相性が非常にいい。昨年は57キロの負担重量だったが、今年は56キロで出走できるのも魅力的。北海道開催で【1,2,2,1】の堅実な走りを、ここでも見せてくれるはずだ。

 次に「〇」はウェスタールンド(セン8歳、栗東・佐々木晶厩舎)だ。

 前走のアンタレスS(G3)でついに重賞初勝利を挙げた8歳馬。セン馬の特徴として、競走生活の息長いということが言われているように、まだまだ衰え知らずだ。これまでに北海道開催は1戦1勝のため、夏の札幌は問題ないだろう。

「先週の追い切りで速い時計を出してから、スイッチが入った感じがします。鞍上も馬の癖を知っているのも心強いです。いつも通り3、4コーナーあたりから、うまく追い上げるような競馬が理想ですね」(厩舎関係者)

 鞍上は引き続き藤岡佑介騎手が務める。前走の重賞制覇以外にも、一昨年のチャンピオンズC(G1)で2着に入ったときもこのコンビ。好相性ジョッキーの手腕に期待したい。

「▲」はタイムフライヤー(牡5歳、栗東・松田国英厩舎)だ。

 前走、マリーンS(OP)でホープフルS(G1)以来の復活勝利。2着に3馬身半差をつける内容は圧巻だった。ダートに活路を見出したG1馬は侮れない。

「馬体がしっかりしてきた効果か、前走はいい勝ちっぷりでしたね。『中間はしっかり負荷をかけられて、最終追い切りもいい走りだった』と、陣営からは自信が感じられます。最後のしっかりと伸びる末脚は、このメンバーでも強力な武器ですよ」(競馬記者)

 初ダートで挑んだ昨年は6着に敗れたが、今の状態を考えれば度外視できる。来年で定年を迎える松田調教師に、初の札幌重賞制覇をプレゼントすることはできるだろうか。

「△」はアナザートゥルース(セン6歳、美浦・高木登厩舎)だ。

 重賞に9度出走し、掲示板を外したのはわずか1回。安定した走りに加えて、交流重賞で好走歴があることから、小回りコースへの対応も問題ないはずだ。

「叩き良化型ですが、今回は休み明けでの出走です。陣営はそれを踏まえた上で調整してきているので、力の出せる態勢にありそうです。前走で58キロは経験済みですし、時計が速くなっても対応はできるはずですよ」(競馬記者)

 唯一不安となるのが、近走は2000m前後の距離をメインに使われていること。距離短縮の影響が悪い方に出る恐れがあるため、4番手評価とする。

「☆」はサトノティターン(牡7歳、美浦・堀宣行厩舎)だ。

 昨年の3着馬を忘れてはならない。ハイランドピークがリピーターとして穴を空けたように、今年はこの馬に期待したい。

「今週の追い切りは鋭い動きでした。ただ、予定より時計が速くなってしまったので、レースまでにどれだけ回復できるかが鍵になりそうですね。レースで後手に回っては苦しいので、今回はブリンカーを着用します。昨年のように前が流れる展開になればいいのですが」(厩舎関係者)

 展開次第といったところかもしれないが、リアンヴェリテをはじめとした前に行きたい馬が多いため、ハイペースとなる可能性も十分に考えられる。

 今回、武豊騎手とのコンビで注目を集めるエアスピネルは、ダート1戦のキャリアからどこに脆さが隠れているかわからない。砂をかぶったときにどう反応するか未知数なため、内枠に入ったことはマイナスとなるかもしれない。思い切って「消し」とする。

 買い目は以下の通り。

 3連複 1頭軸流し 6点

 軸[12]  相手[3,8,10,13]

 ハイランドピークが3年連続で馬券に絡むことに期待。サトノティターンが馬券に絡めば、高配当間違いなしだ。

(文=ハナビ杉崎)