パチンコ新台「100%RUSH」「超時短」で天下を狙う! 高い“安定感”と“出玉性能”に熱視線!!

 昨年からパチンコ分野で怒涛の快進撃を見せている実力メーカー藤商事。ミドルスペックとして登場した『Pとある魔術の禁書目録』は、100%STの安定感と高い出玉性能を武器に成功を収めた。

 そんな同社はミドル分野に続き、ライトミドルでも覇権を勝ち取りに行く気配だ。

 2月1日からの週には『P FAIRY TAIL2』がデビュー。パチンコ史上初となる「ランクアップバトルシステム」を搭載した本機は、約1000発or約2000発が約70%でループする強力なRUSHで絶賛稼働中だ。

 そして来月には『P戦国†恋姫 Vチャージver』が導入予定。「Vチャージ」をストックし続ける事で連チャンを伸ばすゲーム性となっている。また、ストック上限となる「Vチャージ4個」を獲得した際の継続率は「約95%」と驚異の連チャン性能を誇り、斬新な継続システムに注目が集まっている状況だ。

 藤商事の勢いはこれだけに留まらない。4月には「ライトミドル新世紀宣言」と題した期待の最新台『P緋弾のアリア ~緋弾覚醒編~』のリリースを発表。右打ち中はSTとVストック特化ゾーン「V Attack STOCK TIME」を行き来して出玉を増やす斬新なゲーム性となっている。

 特に「V Attack STOCK TIME」に関しては継続率「約87%」を誇り、更に右打ち中の大当りは約半数が「1300発」の払い出しとなるため、出玉面の火力は極めて高い。そんな本機を含め、先述した3機種に共通して言える事は打ち手の心をくすぐる魅力的なスペックという事だ。

 まさにライトミドル分野を席巻する勢いの藤商事。その実現を予想する声は多いが…。

 その激アツ戦線に名乗りを上げたメーカーが存在する。それは敏腕で知られる西陣だ。

 同社は人気コンテンツ最新台『PモンキーターンV』のリリースを発表。1種2種×遊タイムの最強システムとして生まれ変わった本機は、ボートレースさながらの超速RUSHを搭載している。

 大当り確率は1/199.20でヘソからの初当りは大半が4R、440発となり「電サポ1回+残保留4回」が付与される。ここでの最大5回転で1/7.67となる図柄揃いを引き当てる事ができれば「SG RUSH」に突入だ。

「SG RUSH」は「電サポ7回or251回+残保留4回」となり継続率は約80%を誇る。更に右打ち中は70%が最大出玉「10R約1100発」であるため、トップギアに入った際の瞬発力はライトミドル最強クラスだ。

 注目の遊タイムは500回転消化後に発動。「電サポ251回転+残保留4回」の「超速EXTREME∞」へ突入だ。「大当り+RUSH突入」濃厚となり、救済処置としてこの上ない恩恵と言えるだろう。西陣の本気度が十分に伝わる仕上がりとなっている。

 ただ、本気度という意味では同社が誇る人気シリーズ最新作も負けてはいない。リリースが発表された『P織田信奈の野望 全国版』は、RUSH突入率100%×激アツ遊タイムによって天下統一を虎視眈々と狙っている。

『P織田信奈の野望 全国版』(西陣)

■大当り確率:1/199.80
■天下布武モード時 図柄揃い確率:1/80.91
■天下布武モード突入率:100%
■天下布武モード継続率:約73%
■電サポ回数:100回+残保留最大4回
■遊タイム突入条件:500G到達時
■遊タイム性能:電サポ759回+残保留4回
■賞球/カウント:1&1&4&6&1&14/10C
○○○

 シリーズ3機種目となる本機は大当り確率1/199.80の1種2種混合機。特筆すべきはヘソからの大当りが全てRUSH「天下布武モード」へと突入する点だ。

「天下布武モード」は「100回+残保留最大4回」が付与され、ここで1/80.91の図柄揃いを射止めるゲーム性となっている。その継続率は「約73%」を誇り、更に右打ち中は52%が10R1400発となるため、安定した出玉に期待できる仕様だ。

 そして遊タイムに関しては状態を問わず500G到達で「電サポ759回+残保留4回」に突入。大当り獲得がほぼ濃厚となるだけではなく、RUSH終了後であれば通常時396回を消化で発動する点もストロングポイントとなっている。

 まさにライトミドルの覇権を握らんとする話題の最新台。導入予定日など、その他の情報に関しては近日公開となっている。詳細情報は追って報告させていただく。

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JRA「立て直しは簡単やない」ランドオブリバティに“暴走”の前兆……。きさらぎ賞(G3)安藤勝己氏の「懸念」が現実に?

「物見ってレベルの逸走やないし、よっぽど気性的なもんか、状態的に苦しがってたのか。ただ、ここからの立て直しは簡単やないと思うな」

 これは元JRA騎手として活躍した安藤勝己氏が昨年12月のホープフルS(G1)後に自身のTwitterに投稿したツイートの一文だ。もちろん主語は、7日に行われるきさらぎ賞(G3)に出走するランドオブリバティ(牡3歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)のことである。

 ダノンザキッドに次ぐ2番人気という高い支持を集めてG1獲りに挑んだランドオブリバティ。好スタートからハナを切ると、1000m通過61秒9というややスローな流れを作りだした。道中は終始、外へ逃避する仕草を見せながらも、4コーナーまでの手応えは決して悪くなかった。

 しかし、「事件」は最終コーナーで発生。3~4角のカーブで外に膨れると、大きく逸走……外ラチに突っ込もうとしたところで鞍上の三浦皇成騎手が落馬し、競走中止という結果に終わった。

 もちろんランドオブリバティには平地調教再審査が課され、中間は厩舎一丸となって立て直しを図ってきた。そして先月20日に美浦北Cダートコースで行われた再審査に一発で合格。陣営のコメントからも手応えありの雰囲気が漂う。

 そんな陣営の立て直しに一役買ったのが『ジェーンビット』というハミの一種だ。あまり聞き慣れない馬具だが、このハミに替えたことで、操縦性は格段にアップしたという。

「ジェーンビッドは、もたれ癖がある馬にしばしば使われ、口向きを矯正する役割があります。ただ、このハミは左右の動きに対応しやすくなる一方で、前後の制御が難しくなるという欠点があります」(競馬記者)

 つまり、ハミ交換によって、前走のように逸走する可能性は低減できる。だが、もし引っ掛かってしまった場合は、暴走につながる可能性が高まるということだ。

 これまで逃げ・先行の競馬しかしていないランドオブリバティ。今回はタガノカイという逃げ馬がいるため、2番手に控える競馬が濃厚だ。しかし、枠と両馬のスタート次第ではランドオブリバティが再び逃げざるを得ない展開も考えられるだろう。もしそうなったとき、ランドオブリバティに“暴走スイッチ”が入る可能性は否定できない。

 陣営は順調さをアピールしているが、調教とレースは別物。陣営の懸命の努力は実るのか、それとも真っすぐ走ることに気を使い過ぎて、新たなハミが暴走を引き起こしてしまうのか。

 安藤氏の「立て直しは簡単やない」という懸念が杞憂に終わることを願うばかりだ。

時短営業より深刻な“安すぎる問題”に苦しむ飲食店のジレンマ…間違いだらけのブランド戦略

 みなさん、こんにちは。元グラフィックデザイナーのブランディング専門家・松下一功です。

 2回目の緊急事態宣言に伴う飲食店への営業時間短縮要請が、大きな話題となっていますね。もともと、日本の飲食業界は料金が安すぎることが問題だったのですが、そこに時短営業という問題も発生したことで、さらなる窮地に追い詰められたお店も少なくないようです。一方、要請に従わないお店もチラホラあるようですが、そうしたくなる気持ちはよくわかります。

 飲食店の経営難問題はテレビなどでもよく特集されていて、世間的にも同情の声が上がっています。厳しい状況を打破しようと、新たにオンラインショップを開いたり、朝営業を始めたりする飲食店もありますが、本当に取り組むべきは「単価アップ」だと思います。

 しかし、単価を上げれば収益構造は改善しますが、客足がさらに遠のく可能性もあります。馴染み客の来店回数が下がることを恐れて、なかなか踏み出せないというケースも多いでしょう。

 そこで今回は、飲食店の2大目標である「リピート率の向上」と「単価アップ」をする前にやっておきたい下準備や、心得ておきたいポイントについてお伝えします。

日本の飲食店が「安すぎる」2つの理由

 その前に、なぜ日本の飲食業界は料金が安すぎるのかについて、ご説明します。

 まず、海外と日本の飲食店には、「チップ」文化の有無という大きな違いがあります。海外では良いサービスをしてくれた店員にチップを渡すのは当たり前ですが、日本はそうではありません。しかし、過去を振り返ると、一部でチップ制が生きていた時代もありました。

 現在放送中の朝ドラ『おちょやん』(NHK)の時代が、まさにそうです。ヒロインの女給としてのお給料はお客さんからのチップで、彼女たちはそれを稼ぐために、お客さん一人ひとりを丁寧にもてなしています。

 この頃の日本には、海外と同じようにサービスの対価としてお金を払うという文化がありましたが、いつしか廃れてしまいました。これが、現在のサービス軽視=飲食店の客単価低下につながっているのではないかと考えられます。

 そして、もうひとつが「POSレジ」の普及です。POSレジとは、会計時に使うレジのことです。POSレジの登場で、いつ、どんなお客さんが、どの商品を買ったのか、という販売情報が蓄積・分析できるようになりました。これによって、お店側は商品の発注・開発や在庫管理がしやすくなり、人気の商品を大量に仕入れておいて売れるタイミングで販売したり、人気のない商品を値下げして売り出したりして、効率的に収益を上げられるようになりました。

 こういった飲食店が登場したことで、お客さんは「高くておいしいもの」よりも「安くておいしいもの」を求める傾向が強くなり、市場全体が自然と「価格競争」をするようになりました。そして、お店側は、客単価を下げた分、多くのお客さんを入れようという発想になり、一人ひとりのお客さんに対するサービスが画一的になってきたのです。

 サービスが二の次になり、低価格な商品を多くのお客さんに効率よく提供する飲食店が増えた結果、業界全体の単価が安くなり、薄利多売の事業となってしまったのです。

飲食店は「味」より「サービス」で勝負すべき?

 続いて、飲食店のブランディングで気をつけるべきポイントについて説明します。はじめに伝えたいのは、飲食店を含めたサービス業のほとんどは「商品を売りにしてはいけない」ということです。ブランディングの基本的な理論や考え方は同じなのですが、手元にモノが残る場合と残らない場合とでは、軸にするものが違うのです。

 たとえば、iPhoneやインテリアなどの製品は手元に残り、使うたびに価値を感じることができます。しかし、フードやドリンクのような「消え物」は、食べたり飲んだりしたらなくなってしまいます。

 飲食店がお客さんに提供できる要素には、「味」「体験」「接客」の3つがあります。そして、最も大切なことは「食を接点にして何を提供できるのか」ということです。中には「味」だけで勝負する飲食店もありますが、実際にはごくわずかです。また、再現性は低く、事業継続や拡大する前に経営が行き詰まってしまう可能性が高いでしょう。そのため、飲食店のブランディングは「体験」「接客」などのサービス部分を軸にするのが正しいと言えます。

 では、どんなサービスでお客さんをおもてなししたらいいのでしょうか? まず、お店に来てくれたお客さんを席へ案内する、ご飯を提供する、会計をする、といった一連の作業はサービスとは言いません。ご飯を食べるだけなら、スーパーやコンビニで好きなものを買って、家で食べればいいのです。食事の準備や配膳も、誰だってできます。

 また、不要不急の外出自粛要請が出されている今、ご飯を食べるためだけに飲食店に行くという人は少なくなってきていると思います。自宅とは違う空間で、リラックスしながらご飯を食べたい。在宅勤務での気疲れを癒したい。次の仕事に全力で向かうために、食事と気分転換を兼ねたい。そういった理由で飲食店に足を運ぶ人が増えているのではないでしょうか。

 飲食店はどんなサービスを提供すべきか。その答えとなる5つのポイントや、これからの時代に求められる飲食店については、次回ご説明します。

(松下一功/ブランディング専門家、構成=安倍川モチ子/フリーライター)

ほりえりく、さんこいち解散に号泣。インスタから写真全削除で「闇が深すぎる」

ほりえりくInstagramより

正解のないWEBマガジン〜wezzyより】

 人気ユーチューバーグループ「さんこいち」のほりえりくが、新事業「RAISE(レイズ)」を立ち上げたことを発表した。「RAISE」は次世代のインフルエンサーのプロデュースを行っていく事業。読者モデルやYouTuberとして活動した約8年間で得たほりえりくのノウハウや人脈を活かし、次世代のインフルエンサープロデュースに力を入れていくという。株式会社ミクシスが支援している。

 さんこいちは、ほりえりく、やっぴ、古川優香の読者モデル出身の3人で立ち上げたYouTubeチャンネルだった。活動歴は8年。東京の狭いアパートからたった1台のカメラで活動を開始した。ほりえりくが率先して編集作業やカメラを担当し、悪戦苦闘しながらチャンネルを大きくするための戦略を練ったという。どうすれば女性視聴者が観てくれるのかと韓国ドラマを研究したり、人気の男性芸能人を見たり、努力を重ねた結果、さんこいちはチャンネル登録者数145万人を抱えるまでに育った。

 しかし今年1月1日に突然、解散を発表する動画を公開。ほりえりくがYouTubeをやめる件について真剣な面持ちで語る横で、古川優香が「フー、息が止まっちゃう。そういう話聞いてたら」と笑い、やっぴも「こっからの動画、暗いものではないので」と真剣な空気を茶化すなどして、3人の気持ちに温度差が見えたことで、動画は大炎上してしまった。

パチスロ6号機「手堅く食える」と話題!「準備モード狙い」で勝率UP!?

 疑似ボーナスで初代のゲーム性を再現したアムテックスの『南国育ち-30』が、ガチプロたちの間で「手堅く食える」と熱視線を浴びている。

 本機は40G継続のビッグ、20G継続のREGを搭載し、どちらも1G純増約6.2枚。レバーONで効果音「キュイン」と共にパトランプが回ればボーナス確定で、ボーナス消化中にバタフライランプが点灯すればボーナス1G連が約束される。

 ボーナス1G連は天国モードへ移行することで発生する流れで、通常時のモードは大別して「通常モード」「準備モード」「天国モード」の3種類。通常モードと準備モードにはそれぞれA~Eと5種類があり、上位ほどモード移行率が優遇される。

 つまり、上位モードを狙い打てれば、ボーナス当選時の1G連期待度が高まるということ。本機は有利区間リセットのタイミングが特殊であることから、このタイミングに注目すれば次回に天国へ移行しやすい「準備モード」を狙うことができるのである。

 方法は非常に簡単で、ボーナス単発後、37G未満で捨てられている台を探し出すだけ。ボーナス後、通常Aor準備A滞在の台は「37~100G」、通常Bor準備B滞在の台は「137~200G」の間にランダムで有利区間がリセットされる。

 一方、通常Cor準備C以上滞在時はAT当選までリセットされないので、200Gまでにリセットされなかった場合は準備C以上確定=ボーナス当選時の天国移行に大きな期待が持てるというわけだ。

 ちなみに、「遅れからの小役成立」「リプレイ入賞時の派手なフラッシュ」といった演出は上位モード示唆となる。

 もちろん、準備C以上のボーナスで天国へ移行しないケースもあり、この場合は再び37G以降の有利区間ランプに注目。200Gまでにリセットされなければ続行しよう。

 もうひとつの立ち回り術としてあげられる天井は、最大996G消化で到達。本機は100Gごとにモードアップ抽選が行なわれるようなので、大ハマリ台は天国移行への期待が高まる。

 なお、本機は蝶飛翔でのリール逆回転時のみ、サブモニターで設定示唆画面が表示される可能性があり、「黄金の蝶通過」は設定2以上、スタンプ「良」は設定4以上、スタンプ「優」は設定5以上、スタンプ「極」は設定6が濃厚だ。

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ディズニー、非情な大量リストラの本当の問題点…自らブランド価値を毀損、夢の国が崩壊?

 みなさん、こんにちは。元グラフィックデザイナーのブランディング専門家・松下一功です。

 長引くコロナ禍を受けて、多くの企業が事業規模縮小・リストラ・ボーナスカットなどを余儀なくされています。新型コロナの影響による解雇が8万人を超えたという報道もありましたが、コロナ解雇の中で最も世間の注目を集めたのは、昨秋に報じられたディズニーの大量リストラではないでしょうか。

 米国のウォルト・ディズニー社が、2021年3月までに米国内のテーマパークのスタッフを中心に3万2000人の雇用契約を打ち切るというものです。また、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドも、約4000人の正社員と嘱託社員の冬のボーナスを7割カットし、ダンサーら約1000人に対しては配置転換や退職を求めたことが報じられました。その結果、辞めることを選択する人も少なくなかったようです。

 ディズニーはコロナの影響で入園者数の制限や営業時間の短縮が行われ、パレードやショーのプログラムも減らして営業しています。当然ながら、経営への悪影響は不可避であり、テーマパーク業界全体が追い詰められる中、何らかの手を打つ必要があるということは理解できます。

 しかし、一連の報道を受けて、ディズニーは外資系企業のひとつにすぎないという事実を突きつけられた気がしました。そして、「ディズニー=夢の国」ではないということを実感させられ、悲しい気持ちになりました。

 なぜなら、こういった経営判断は、確かに外資系企業としては一般的なことなのですが、日本社会にとってはまだまだ馴染みがないやり方なので、関係者に大きな衝撃を与えてしまうからです。また、素晴らしいブランド価値を有するディズニーだからこそ、ブランディングの視点から見ても、決してほめられるものではありません。

 そこで今回は、外資系企業と日本企業の人材に対する意識の違いや、このリストラがブランディング的に失策だと考えられる理由を、お伝えしたいと思います。

日本社会に馴染まない外資系企業のやり方

 一口に「外資系企業」と言っても、外国の企業が日本で会社を設立する場合、外国の企業と日本の企業が共同出資で会社を設立する場合、外国の企業が日本の企業を買収する場合など、いろいろなパターンがあります。そうした背景によって性質が異なるため一概には言えないのですが、外資系企業にとって「人材」の重要性はそこまで高くない場合がほとんどです。

 外資系企業にとって最も大切なのは「株主」で、社員などの「人材」は会社の資産ではあるものの、経営不振の際にはカットする候補のひとつとなります。

 外資系企業のリストラ話でよく耳にするのは、プロジェクトが終了もしくはなくなった場合にチームのメンバーも同時に解雇される、というような内容です。日本企業であれば配置転換などで雇用を維持し、むやみに人員削減策には手をつけません。そして、万策尽きたときに、ようやく早期退職や希望退職を募るのが普通です。また、その場合も退職金を多めに設定したり、次の就職先を斡旋したりするケースが多いです。

 もちろん、外資系企業は日本企業にはない魅力をいくつも持っていますが、「人材の価値」や「雇用・リストラ」については、やや冷淡な一面を持っているのは確かです。

 かつて、日本社会では「社員はみんな家族」「定年までひとつの会社で働き通す」という考え方が当たり前とされていました。この働き方のモデルは、バブル崩壊をきっかけに変わってきてはいますが、まだまだ日本社会の根底にあると言ってもいいでしょう。そのため、日本人はディズニーのリストラ策にも大きなショックを受けたのだと思います。

自らブランド価値を損なうディズニーのリストラ

 続いては、ブランディングの視点から、ディズニーのリストラについて説明しましょう。前述したように、この経営判断は決してほめられるものではありません。

 なぜなら、ディズニーのキャストというのは、訪れたゲストに夢の国で楽しんでもらうための重要な要素のひとつだからです。もちろん、「ディズニーの魅力はアトラクション」と考えている人も多いでしょうし、それも間違いではありません。新しいアトラクションができるとスタンバイパスはすぐ配布終了になり、パスが取れなかった人たちは長蛇の列をつくります。

 ただ、「アトラクションが好き」という人もいれば、「パレードやショーが好き」という人もいます。人気キャラクターやたくさんのキャストが楽しく歌って踊るショータイムも、アトラクションに負けないディズニーの大きな目玉なのです。

 しかし、今回のリストラでは、そのイベントを担う人材にメスが入りました。これは、ディズニーの魅力、さらにはディズニーがディズニーである所以を自ら失わせることに他なりません。

 イベントが中止されていることに対して、ツイッターでは「パレードが見たい」「ショーやってないから行くの悩む」などの声が多数見られます。パレードやショーの休止で空いた心の穴を埋めるように、1月にはディズニーの名曲を集めた音楽ゲームアプリが配信されましたが、こちらの事前登録者数は20万を超えて好調のようです。

 こういったことからも、ディズニーとイベントが切っても切れない関係であることがわかるでしょう。そのため、イベントに必要不可欠なキャストの削減は、長い目で見ればブランド価値の大きな損失につながりかねないのです。

 そして、忘れてはならないのが、「キャストは一番のディズニーのファン」だということです。キャストのほとんどが、ディズニー好きが高じて、働くことを決めた人たちです。ディズニーとしては、遊びに来るお客さんも大切にしなければならないのはもちろんですが、絶対的なファンと言えるキャストたちも大切にしなければならなかったのではないでしょうか?

 コロナのために大きな犠牲を払い、窮地に立たされているのは、どの企業も変わりません。そして、外資系企業の性格からして、経営状況が悪くなればリストラを決行するというのも理解できます。しかし、ブランドはファンに支えられている経営形態であり、ファンコミュニティこそブランドの本質です。ディズニーのキャストたちも、「苦しいときこそディズニーに貢献したい」と考えていたはずですし、リピーターたちもそうだったはずです。

 これからもディズニーがディズニーとして存在し続けるために必要なのは、キャストを解雇することではなく、一緒に危機を乗り越える方法を考えることだったと思います。「言うは易し」という言葉通り、それは決して簡単なことではありませんが、ディズニーが夢の国であり続けるためには必要なことだと思えて仕方ありません。

(松下一功/ブランディング専門家、構成=安倍川モチ子/フリーライター)

横浜市長選、三原じゅん子氏が出馬か…菅首相、地元・横浜に経済損失のカジノ誘致ゴリ押し

「顔はやばいよ、ボディやんな、ボディを」――。

 この名台詞の主、元女優の三原じゅん子参議が7月の横浜市長選に出馬するという観測が浮上している。林文子現市長が、市民からの反対が根強いカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致の道筋を付けた後、4期目に出馬せずに引退するという。新型コロナウイルス対応の遅れや与党議員による自粛期間中の「夜の会食」問題が政権に大打撃となった菅義偉首相は、「菅チルドレン」で中高年層を中心に知名度の高い三原氏を候補に立てることで、地元横浜での権勢を保つ狙いがある。

自民、三原氏出馬でイメージ回復狙う

 三原氏は、約40年前の1979年、不良の「ツッパリ」の中学生役として往年の人気ドラマ『3年B組金八先生』(TBS系)に出演したことでブレイクした。三原氏の公式ホームページなどによると、不遇な子供時代を過ごした後、女優としてデビュー。2008年に子宮頸がんを患った経験から医療制度改革の必要性を実感し、政治家を志した。野党時代の2010年の参議院選挙で自民党の公認候補として全国比例区で出馬し、当選。2期目の16年の参院選では神奈川県選挙区から比例で出馬し当選し現在に至る。厚生労働副大臣、自民党女性局長などを歴任し、リベンジポルノ法などの成立に尽力。最近では、インターネット上の誹謗中傷・人権侵害等の対策PTの座長を務めている。

 今回の出馬観測は、三原氏が次回の22年参院選での改選のため、時期的にちょうどいいことや、神奈川県選挙区で横浜市長選に地理的に近いことが主な理由だ。三原氏が所属する自民党にしても、19年の参院選での河井克行・案里夫婦による大型買収事件や、鶏卵業界をめぐる吉川貴盛元農相の贈収賄事件、離党にまで追い込まれた松本純衆議らによる夜の会食問題など、連続する不祥事によるイメージダウンを食い止めたい思惑がある。「永田町ではそれほど目立ってなくても、悪い事をしない、知名度がある、オッサンに逆風の中での女性候補、これだけで出馬には十分だ」(横浜政界関係者)との声が出るのも無理はない。

林市長が8月までに事業者を決め、天下り

 林氏は本サイトの記事でも批判したように、IR誘致をゴリ押しした。1月の横浜市会で住民投票を求める条例案が否決されたため、7月の市長選で反対派の市長が当選し、国に対して誘致を取り下げない限り、IR誘致は強行される見通しだ。

 横浜市は1月21日、IR誘致に向け事業者の公募を開始し、2~5月に資格審査、6月提案審査書類の受付、夏頃に事業者を選定、秋頃に基本協定を締結するといった想定スケジュールを発表した。公募する事業者には、国内事業者のセガサミーホールディングスのほか、ギャラクシー・エンターテインメント・ジャパン(マカオ)、メルコリゾーツ&エンターテインメント・リミテッド(米国)、ゲンティン・シンガポール・リミテッド(シンガポール)などの名前が挙がっている。

 この「夏ごろの事業者の選定」が重要な意味を持つという。先の横浜政界関係者の解説。

「結局のところ、国だの県だのは⼿続き的に話を通すだけで、横浜市の中で話がまとまってしまえば、もう決まったも同然だ。この夏ごろというぼかし方がクセモノ。林氏は8月が任期のため、事業者を決めるワルモノを演じた後は財団などに天下るというシナリオが、菅氏が掌握する自民党神奈川県連の中で出来ている」

もはや誰も必要としない横浜カジノ

 林⽒は今年始めに配信された地元紙のインタビューで、IR誘致を「税収確保の上で有力な手段」と改めて強調している。ただ、カジノは国際的にコロナ禍で壊滅的な打撃を被っており、今後も3密事業として入場制限などの規制が強まるのは目に見えている。世界中のセレブをあてこんだとしても、コロナ禍以前から「ラスベガスやマカオならいざ知らず、わざわざ博打を打ちに来るような知名度や魅力は横浜にはない」(自民党ベテラン議員)との見方が大勢だった。

 そもそも、このIR誘致にしても、「安倍晋三前⾸相がトランプ前⽶⼤統領から⽀援者のカジノ事業者であるラスベガス・サンズを参⼊させてほしいと頼まれたのがきっかけ」(先の関係者)であり、今回のカジノ事業にしても外資系の事業者が選定された場合、収益の半分以上が外国に流れる仕組みで、地元経済の活性化に何の意味もないどころかむしろマイナスなのは明らかだ。

 しかも、ラスベガス・サンズは撤退を表明しており、安倍氏も首相を辞任した以上、本来の「不純な動機」すらなくなっており、IR誘致を取り下げてもおかしくなさそうなものだ。神奈川県選出の国会議員はこう解説する。

「菅氏は自分も肝いりで旗を振ってきた以上、メンツの問題が大きい。ここで横浜が撤退ということになれば『首相になっても地元に大型案件一つ持って来れないのか』と支援者の地元業者から白い目で見られ、権威は失墜する。菅氏は地元の土建業者など利害関係者にこれまで事業の配分などを取り決めているとみられ、今さら後には引けないんでしょう。『ゴリ押しの菅』の面目躍如というわけです」

 今やコロナ禍で損失しか生み出さないことが確実となったハコモノを税金でつくる方針を強行するのは、どう考えても横浜市のためにならない。林氏も7月の市長選に出馬しないにしても、しっかり撤退を表明してから身を引くべきだ。三原氏が出馬しイメージを刷新し、仮に横浜市政を引き続き牛耳れたとしても、政府・与党の蛮行のツケは後の世代が負担することを忘れてはいけない。菅氏周辺の利害関係者しか潤わない事業からは、さっさと撤退すべきだろう。

 三原氏は、夜の会食問題で衆院議員を辞職した公明党の遠山清彦氏の神奈川6区から自民党の公認候補として出馬するとの観測も出始めており、注目を集めている。

(文=松岡久蔵/ジャーナリスト)

●松岡 久蔵(まつおか きゅうぞう)
Kyuzo Matsuoka
ジャーナリスト
マスコミの経営問題や雇用、農林水産業など幅広い分野をカバー。特技は相撲の猫じゃらし。現代ビジネスや文春オンライン、東洋経済オンラインなどにも寄稿している。ツイッターアカウントは @kyuzo_matsuoka

ホームページはhttp://kyuzo-matsuoka.com/

処女作「日本が食われる」(彩図社)が好評発売中!

JRA武豊「番狂わせを演じてくる」想像しなかった凱旋門賞(G1)の結末……。 再始動するあの馬と再び夢の舞台に参戦濃厚か

 武豊騎手が夢見た舞台・凱旋門賞(G1)で1年越しのリベンジ騎乗がありそうだ。

 熱烈な『武豊信者』として知られている松島正昭オーナーが代表を務める株式会社キーファーズの公式サイト・キーファーズサロンでジャパン(牡5、愛・A.オブライエン厩舎)の近況が伝えられている。

 サイト内の『THE EUROPEAN JOURNAL』の情報によると、冬場を順調に過ごしたジャパンは、現在は軽いキャンターを行っているとのこと。

 同馬を管理しているA.オブライエン調教師も「休養を経て、なんとか今年復活させたい」と意気込みを語っており、具体的なローテーションについては未定であるものの、最大目標の凱旋門賞に向けて春からの始動を予定しているようだ。

 昨年は17年、18年と凱旋門賞を連覇したエネイブルが、世界的な名手L.デットーリ騎手と史上初となる3勝目に挑戦したものの、6着と敗れる波乱の結果に終わった。そして、本来なら武豊騎手もジャパンとのコンビで参戦を予定していた。

 日本では秋のG1シーズン真っ只中ではあるが、武豊騎手にとって凱旋門賞は「夢のレース。毎年乗りたいと思いますし、いつか必ず勝ちたいです」と話すように夢の舞台でもある。自身の公式サイト武豊日記でも「迷いなく参戦」、「番狂わせを演じてくる」とジャパンの騎乗依頼に喜びを見せていた。

 だが、そんな武豊騎手にとって思いもよらなかったアクシデントが発生したのである。直前になってオブライエン調教師の管理馬が摂取していた飼料から禁止薬物のジルパテロールが検出され、尿検査を行ったところ陽性が判明。ジャパンのほかソヴリン、モーグル、サーペンタインの4頭が取消となってしまった。

 これには武豊騎手も「まさか、勝負服を着ないで観戦するとは想像もしていませんでした」と振り返った一方で「調教師、オーナーほか、関係者の落胆を思うとボクだけが沈んでいるわけにもいきません。どうしても勝ちたいレースを生観戦できたのも、貴重な経験になることでしょう」と前を向くよりなかった。

「ジャパンは取消となった凱旋門賞後に出走した英チャンピオンS(G1)で9着と精彩を欠きましたが、管理しているのは世界のオブライエン調教師です。年齢的にも5歳とまだまだ期待できる馬ですから何かしら手は打って来るでしょう。

師の言うように『復活』さえすれば、3歳時に3連勝で凱旋門賞に挑んで4着した実力はトップクラス。何とかいい結果を残して、武豊騎手と再び夢の舞台へ参戦することに期待したいですね」(競馬記者)

 先週行われた日曜東京の新馬戦では、キーファーズの期待馬マンインザミラーとのコンビで4着に敗れた武豊騎手。今年の開催初日を3連勝と最高のスタートを決めたが、腰痛による騎乗キャンセルを境に精彩を欠いている現状だ。

 今回、ジャパンの凱旋門賞再挑戦という朗報が、復活のきっかけとなることに期待したい。

これこそ「不要不急」! 国旗損壊罪は提出すべきではない…江川紹子の提言

 自民党は、日本を侮辱する目的で日の丸を傷つけたり汚したりする行為を処罰する「国旗損壊罪」を新設する刑法改正案を、今国会に議員立法として提出する方針を固めた、と報じられている。同法案によれば、違反した者は「2年以下の懲役又は20万円以下の罰金」。コロナ禍をなんとか収めることに全力を尽くすべきこの時期に、表現の自由と真っ向から対立するイデオロギー法案を出そうという発想自体が理解しがたい。

自民党による党利党略のため?「国旗損壊罪」法案の国会提出

 現在の菅政権は支持率が続落傾向にあり、与党議員やその秘書による会食や深夜のクラブ出入りなどが政権の足を引っ張っている。さらに、河井案里参院議員への有罪判決、収賄罪で在宅起訴された吉川貴盛元農相の議員辞職など、「政治とカネ」を巡る問題も相次ぐ。とてもではないが、日の丸の扱いを巡る法案を、じっくり審議している時間などあるまい。それに、今急いでこの法案を審議しなければならない事情は何もない。

 同党は、野党時代の2012年にも同じ法案を提出。その後、衆議院解散で廃案となった。その総選挙で自民党は大勝し、政権に復帰した。今年も、秋までには総選挙があることが確実。「不要不急」の法案の提出を急ぐのは、安倍政権を支えた岩盤支持層である右派へのアピールだろう。コロナ対策で、思想信条を超えた多くの国民の協力が必要な時期の国会に、このような“分断の素”を放り込もうというのは、まさに党利党略の所行ではないか。

 同法案提出を求める高市早苗前総務相は、刑法に外国国章損壊罪があることを挙げ、「外国の国旗と同等の刑罰で対応するのが重要だ」と主張。自身のブログに「いずれの国旗も、平等に、尊重して扱われるべき」と書いている。

 確かに、刑法第92条は「外国に対して侮辱を加える目的で、その国の国旗その他の国章を損壊し、除去し、又は汚損した者」を「2年以下の懲役又は20万円以下の罰金」に処すると定めている。

 こうした行為が処罰の対象になるのは、それが外交問題に発展したり、最悪の場合に国際紛争の火種となったりして、日本の安全や国際的地位を危うくしうるからだ。

 だからこそ、同条は当該外国政府の要請がなければ起訴できない親告罪になっている。では、日本人が日本の国旗である日の丸を傷つけた場合は、どうするのか? 特定の行為や表現に、「日本国に対して侮辱を加える目的」があるかどうかを、誰がどうやって決め、告発するのだろうか。

 法案の条文にはそれが書かれていない。ということは、警察や検察、いわば当局の判断次第で立件したりそうでなかったり、ということになるのだろう。

 日の丸を「損壊」した場合、現行法ではまったく処罰がなされない、というわけではない。よく知られているのは、1987年第42回国民体育大会(沖縄海邦国体)で、読谷村のソフトボール競技会場センターポールに掲げられた日の丸が、1人の男性に引きずり下ろされ、焼き捨てられた事件だ。

 これには背景がある。当時政府は、文部省(当時)を通して学校での国旗掲揚・国歌斉唱を強力に指導していたが、沖縄での実施率は低かった。沖縄戦で多くの犠牲者を出し、本土復帰後も米軍基地が存続し続け、さまざまな差別も経験した沖縄では、日の丸や君が代への抵抗が強かったのだ。

 読谷村では、村議会が日の丸・君が代の「押しつけに反対する要請決議」をあげ、日の丸・君が代抜きの国体を目指していた。すると、日本ソフトボール協会の会長が「日の丸・君が代がなければ会場を変更する」と主張。県が仲裁に入り、日の丸は掲揚するが、君が代はなし、という形で行われることになった。

 事件後、読谷村は地元の知花昌一さんを建造物侵入と器物損壊で告訴。那覇地検は、別件の威力業務妨害・公務執行妨害を加えて起訴し、那覇地裁は懲役1年執行猶予3年の有罪判決を下した。この判決は控訴審で確定している。競技場に立ち入ったことが建造物侵入、日の丸を焼いた行為は器物損壊に当たるとされた。

 つまり、公共の場などに掲揚されている日の丸への毀損行為は、現行法で処罰できる。しかも、「日本国に対して侮辱を加える目的」などという内心に立ち入る必要はなく、外形的事実で客観的に判断ができる。

高市早苗前総務相の言うように、刑事罰で脅さなければ「国家の存立基盤を損なう」のか?

 ただ、器物損壊罪が適用されるのは、「他人の物」を壊したり傷つけたりした場合のみ。高市氏らが考えている「国旗損壊罪」は自分の持ち物であっても罰するというものだ。これができれば、たとえば国に対する抗議など、政治的な表現行為として日の丸を焼いたり、あるいは芸術表現の中で日の丸を使ったりすることが、罪に問われる可能性がある。

 当人に「侮辱」の目的がなくても、そういう主張が受け入れられるとは限らない。

 思い出すのは、2019年に行われた国際芸術祭『あいちトリエンナーレ』の企画展「表現の不自由展」に出展された大浦信行さんの映像作品を巡る騒動。昭和天皇の写真を含む、自身のコラージュ作品を燃やす場面が「天皇の写真を焼いた」と喧伝され、激しく非難された。河村たかし・名古屋市長が「昭和天皇への侮辱」と断じるなど、国会議員を含めた政治家たちの発言も多かった。

 そのコラージュ作品は、かつて政治家による横やりで美術館への展示がなされなくなった経緯がある。大浦さん自身は、作品を燃やす場面を、「僕自身の『内なる天皇』」を、主人公である従軍慰安婦に託して「昇華させた」と語っている。しかし、そうした文脈は一切無視され、動画作品の一部が切り取られて「侮辱」と決めつけられた。

 国旗も、天皇と同じく日本国の象徴である。日の丸で同じようなことが起きてもおかしくない。裁判で「侮辱」の意図を争い、有罪にならなかったとしても、告発を受ければ、長い時間、捜査や裁判への対応を強いられる。

 韓国には、「国旗冒涜罪」がある。乗員乗客、さらには捜索に当たったダイバーなど合わせて300人以上が犠牲になったセウォル号沈没事故から1年後の2015年、追悼集会で韓国の国旗である太極旗を燃やした青年が、この罪で逮捕・起訴された。青年は裁判で「大韓民国を侮辱する目的で国旗を燃やしたのではない」と主張。警察が集会参加者を過剰に鎮圧していると感じ、突発的に警察車両の太極旗を取ってライターで火をつけただけだと述べた。

 結局裁判所は、国旗冒涜については無罪とし、交通妨害の行為を有罪として、懲役6月執行猶予1年とした。これは2020年11月、大法院で確定した。焼却事件から5年半の歳月を要した。

 この件は、「侮辱する意図」という内心を、客観的な事実から認定することの難しさや、ひとたび当局から「侮辱する意図あり」と見られた市民が、その疑いを晴らすのは容易でないことを教えてくれているように思う。

 表現の自由を萎縮させかねないこのような法律を導入して、いったい何を守ろうというのだろうか。そもそも、個人が自分の国を「侮辱」することによって、いったいどのような損害が生じるのだろうか。人への侮辱は、その人を傷つけ、死に追い込むことすらある。そのような事態にならないよう、刑事罰をもって、そうした行為を禁じる意味はある。では、自国への「侮辱」を刑罰をもって守ることには、どのような利益があるのか。

刑事罰で脅さなければ、「国家の存立基盤を損なう」のか?

 高市議員は、「(国旗)損壊等の行為は、『国旗が象徴する国家の存立基盤・国家作用を損なうもの』であり、『国旗に対して多くの国民が抱く尊重の念を害するもの』」と書いている。

 しかし、今の日本は、刑事罰で脅さなければ、人々が次々に国旗を損壊し、「国家の存立基盤・国家作用を損なう」ような状況にあるだろうか。

 とても、そうは思えない。オリンピックやワールドカップなどスポーツの国際大会で、人々は日の丸を振って応援し、よい成績を収めた選手は大きな日の丸を羽織ってウイニングランを行う。 新年の一般参賀などでは、大勢の人が日の丸の小旗を振って皇族方をお迎えするのが恒例になっている。日の丸を毀損する行為があれば、それを目の当たりにした多くの人は、むしろ眉をひそめるのではないか。

 日本の国を誇りに思い、その象徴たる国旗を敬愛する人は、そのような行為にひどく「尊重の念」を害され、憤るだろう。けれども、それは個人を公の場でさらし者にし、侮辱したのとは異なる。

 何を敬い尊ぶかは、個人の自由である。大多数が尊重するものを、同じように尊重しない個人を罰するのは、全体主義の発想だ。

 それに、人には好まない表現を見聞きしない自由もある。たまたま見聞きしてしまった場合にも、すぐに拒絶し、抗議し、あるいは批判を展開する自由もある。多くの人が拒否する表現は、おのずと発表の場も次第に限られていくだろうから、偶発的に出くわす可能性も低くなるのではないか。

 高市議員や法案に賛同する人々は、「表現の自由」を掲げる他の国々にも、自国の国旗の毀損を禁じる罰則規定がある、と主張し、アメリカやフランス、ドイツなどを挙げている。

 ただ、アメリカではこの条文に対して、表現の自由を保障した憲法に違反するという判決が確定している。

 それに、人権を制限するさまざまな法令は、各国の歴史と深く関わっている。「表現の自由」といっても、そのありようは国によって異なる。

 フランスの場合、教会と王政が一体となった旧権力を革命によって倒したという原点から、宗教を冒涜することも「権力への批判」として容認される。そのため、イスラム過激派による攻撃を受けても、イスラム教の預言者ムハンマドへの風刺画をメディアに掲載する自由を、フランスは譲らない。その一方で、学校でスカーフをかぶったり、十字架をつけたり、あるいは公共の場所で顔をベールで覆ったりして、個々の人が自身の宗教心を表現することは禁じられている。

 またフランスでは、反ユダヤ主義的な表現やホロコーストの否定は処罰の対象となる。SNS上でのテロ、暴力、人種差別の扇動、児童ポルノなどを含む投稿については、運営会社に削除を求め、応じなければ最大125万ユーロ(1億5200万円)の罰金が科される厳しさだ。

 ドイツでも、ホロコースト否定だけでなく、ナチのシンボルやナチズムを称揚するような表現、ヘイトスピーチは禁じられている。SNS上のヘイトスピーチは、運営会社に削除を義務づけ、さらには当局への通報も求めている。

日本を最も貶めているのは誰なのか?「不要不急」の案件に時間を費やすべきときではない

 こうした点では、日本のほうがはるかに規制が緩い。日本の場合、当局が国民のさまざまな自由を規制し、戦争に突き進んだ過去への反省から、法律による自由の制約には慎重だ。ただし事柄によっては、内定していた補助金について「手続き上の不備」があったとして突如不交付を通知したり、「政治的中立に触れる」からと、展示会や公の出版物への出展や掲載を排除するなどの不利益を与えたりして、好ましからざる表現を「自粛」へと誘う。ただし、行政の判断は批判が起きたり裁判に負けそうになったりすると撤回されることもあり、基準やルールが明確でない分、柔軟というか、不透明な面もある。

 法律で厳格にルールを定めるか、「要請」や「自粛」などで対応するか、という人権の制約に関する手法の違いは、「表現の自由」に限らない。コロナ禍でも違いは顕著だった。

 フランスやドイツなどヨーロッパ諸国は、国民の人権を制限する際には、罰則を伴う法律で規制を行う、という原則を徹底する。そのため、規制に不満を抱く人たちの表現行為は「反政府デモ」という形になる。

 一方、日本の場合は極力そうした法規制は行わず、「要請」と「自粛」によって、人権の制約が行われる。自粛生活で生じた不満の矛先は、周辺の個人に向けられ、「自粛警察」などの形で現れる。

 これだけ手法が異なる国を比べて、「フランスやドイツにもあるんだから日本でも」というのは無理ではないか。「どうしても」というなら、現実に被害が出ているヘイトスピーチの問題で、フランス・ドイツ並みの規制を取り入れたり、関東大震災の時の朝鮮人虐殺や日中戦争での市民への残虐行為などの史実を否定する者は罰する規定を作ったりするほうが先だろう。

 さらにいうならば、現在の日本で、国旗や「国旗が象徴する国家」を最も貶めているのは、日の丸をはためかせながらヘイトスピーチや歴史否認の言説を公の場で展開する連中である。

 民族派「一水会」顧問の鈴木邦男氏は、そうした場面を見て、こう語っている。
「ヘイトスピーチ、排外主義に利用される日の丸がかわいそうだ。日の丸が泣いてるじゃないか、と思いました。血の涙を流している」

 高市議員たちが、日の丸を心から大事に思うのであれば、このように日の丸を貶め、日本国の評価を低下させるような連中を諫めるのが先であろう。

 このコロナ禍で、国会が国旗損壊罪の導入のような「不要不急」の案件に費やしている時間はない。そうした法案の提出は控えるのが、「選良」としてのふるまいではないか。

(文=江川紹子/ジャーナリスト)

●江川紹子(えがわ・しょうこ)
東京都出身。神奈川新聞社会部記者を経て、フリーランスに。著書に『魂の虜囚 オウム事件はなぜ起きたか』『人を助ける仕事』『勇気ってなんだろう』ほか。『「歴史認識」とは何か – 対立の構図を超えて』(著者・大沼保昭)では聞き手を務めている。クラシック音楽への造詣も深い。
江川紹子ジャーナル www.egawashoko.com、twitter:amneris84、Facebook:shokoeg

パチンコ「右ALL2400発」に続く“爆連”マシン! 「90%ループ」の甘デジや役物機など“脇役”も際立った激熱シーズン!!

 ウソでしょ、もう2月なんて。一カ月経つの早すぎませんか。この前まで正月だったじゃないですか。こんなん詐欺ですよ。この分だとあっという間に大晦日。やったー! また正月休みだ! ってバカ。

 さて2月。年末商戦の大物機種たちも一回りして落ち着いた頃合いでしょう。このあたりのタイミングでデカめのタイトルが動いたりするシーズンでもあります。今年も来週に新台入れ替えのビッグウェーブが到来するので楽しみですよね。

 去年の同時期でいえば『P花の慶次~蓮』が話題の中心で、『CR真・花の慶次2 漆黒の衝撃』以来2年半ぶりの本格派『慶次』シリーズの登場ということで、大いに期待された一台です。というよりもほとんど一強。ほかが回避したといった印象でした。

『慶次』初のP機は『漆黒』を継承したV確転落抽選で、RUSH継続率が約82%、右打ち中の70%超が最大ラウンド1500発の大当りと初代を彷彿させる爆裂スペック。夢と期待がふくらむばかりのマシンです。

 そんな『P花の慶次~蓮』ですが、その爆連を支える確変機能、転落抽選の確率を知っていますか? 

チッ
チッ
チッ
ブブー、時間です。

 答えは1/520.12。高確中の大当り確率が1/129.77なので、520を引く間に130を当てればいいとか、一生連チャンしそうな雰囲気なのがすごいです。やれそう感を出すのは重要ですよね。そのやれそう感といえば、『鉄拳 極 SWEET COMBO VER.』も負けていません。

 甘デジながらST継続率約90%を実装した連撃タイプ。しかも最大出玉となる10ラウンドが30%も振り分けられているので、出玉感も適度に味わえるスペックと、何気にアツいマシンなのです。ただ、確変突入率が約28.3%と低いので、一か八か感が多少まとわりつくのは否めません。

 まあ連チャン特化型、RUSH入れてなんぼの機種ですので、そちらしか期待しないで打つしかない。そこで、本機のST突入時における平均連チャン数と期待出玉を知っていますか?

チッ
チッ
チッ
ブブー、時間です。

 答えは平均10連チャンで、出玉はおおよそ3000個前後と言われています。甘デジとは思えない破壊力。チャレンジする理由は充分すぎるほどありますよね。

 さて、ほかの2020年2月第1週導入機種で気になるのは、役物機が2機種同時に登場したことでしょうか。『P闘将覇伝』と『PA怪盗おそ松さん』、前者はミドルタイプの1種2種混合機で、後者は羽根物とボリューム感は正反対のマシンですが、役物をゲーム性の中心に置いたマシンが登場するのは嬉しみあふれます。

 ところで両機の役物の特徴覚えていますか? 残念ながらどちらも大きく跳ねることなくアクティブな期間を終えてしまいましたが、非常に面白いゲーム性でしたよね?


チッ
チッ
チッ
ブブー、時間です。

『P闘将覇伝』は「三段スパイラル」という3つのねじり棒が上下に搭載されて、玉が左右に移動しながら下っていく流れでした。

 一方の『PA怪盗おそ松さん』は3つのステージで構成され、上2つのセーフ穴を突破すると一閃役物が待ち構え、V入賞を目指す機構で、最終ステージには一定時間ハズレ穴をふざぐ「無敵時間」が用意されていました。役物機の魅力がもっと多くのファンに伝わってほしいです。

 以上、2020年2月第1週の新台入れ替えでした。ちなみに、この日、2020年2月3日は、鉄球を落としてもバールで叩いても壊れない最強の便器が紹介されていました。トイレ業界もすごいフェーズに突入しているようですね。

(文=大森町男)

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