米国、黒人男性の1千人に1人が警察官により殺害…全米で殺人事件急増、警察改革に壁

 5月25日、米ミネソタ州で黒人男性が白人警官に首を押さえつけられて死亡した事件から1年が経った。白人警官には殺人罪の有罪評決が下ったが、米国では今も人種差別と警察の暴力をめぐる戦いが続いている。

 ジョー・バイデン大統領は6月1日、白人暴徒による黒人虐殺が100年前に起きたオクラホマ州タルサを訪れ、300人ともいわれる犠牲者を追悼した。現職の大統領がタルサに訪れたのは初めてである。バイデン大統領は「これは暴動ではなく、史上最悪の大虐殺の一つだ」とした上で、人種間の経済格差の是正に取り組むとともに、人種差別に基づく暴力への対策強化を約束した。

 警察官による暴力行為は黒人が多く居住する地域で頻繁に起きている。ラトガーズ大学等の研究によれば、黒人男性は1000人に1人の割合で警察官に殺害されている。一方、権利擁護団体が行った分析によれば、2013年から2019年の間で殺害行為を行った警察官の99%が起訴すらされなかったという(6月1日付クーリエ・ジャポン)。

 このような状況を改めるためにバイデン政権が強く後押ししているのは「ジョージ・フロイド警察活動の正義法案」である。首締めなどの危険な拘束術を制限するほか、差別的な取り締まりや違法行為が疑われる警察官を刑事裁判にかけやすくし、警察官の実力行使に対して広く認められてきた民事面の免責範囲を狭めるといった野心的な内容である。この法案は事件直後に民主党が議会に提出し、今年3月に下院で可決されたものの、共和党と勢力が拮抗する上院では審議が難航している。支持者に警察官が多い共和党は「警察による治安維持力が弱められる」と危惧している。

 米NPOによれば、昨年までの10年間に米国の警察官の515人が銃撃を受け殉職しており(5月27日付東京新聞)、「この法案は我々の仕事を困難にする」と考えている警察官は少なくない。逮捕時などに抵抗する容疑者は珍しくなく、「常に相手が銃を持っているかもしれない」と教えられている警察官は、この法案が成立すれば、いざという時に力の行使をためらう可能性があるからである。

 連邦レベルでの警察改革が難航する一方、警察を管轄する各州や自治体は相次いで改革に乗り出している。メリーランド州は今年4月、警察官にカメラの装着を義務付け、家主に無断で家宅捜索を行うことを制限する法律を成立させた。

 米国の警察のあり方が問われるなかで、現場からは「良い警察官も悪い警察官も一緒くたにされている」と反発する声が聞こえてくる(6月1日付AFP)。多くの米国人、とりわけ白人が抱いてきた警察に対する崇高なイメージが傷つき、離職する警察官が後を絶たない。米国で最大の人員を擁するニューヨーク市警では、定年退職者を除く2019年の離職者が約1500人だったのに対し、昨年は約2600人に上った。各地の警察署はミネソタ州の事件後、人事採用に苦労している。

ニューヨーク市では殺人事件が43%増加

 警察改革をめぐり米国社会が分断されていることで生じているのは、皮肉なことに凶悪犯罪の急増である。昨年の米国全体の殺人事件数は2019年に比べて約25%増加した。2万人以上の米国人が殺害されたのは1995年以来である。ニューヨーク市では昨年の殺人事件が43%増加し、「犯罪多発に苦しんだ1980年代後半に戻った気持ちになる」との声が聞かれる(5月26日付日本経済新聞)。昨年の犯罪増加は、主に白人が暮らす地方都市から多民族が入り交じる大都市に至るまであらゆる場所に及んでおり、大半の都市で今年はすでに昨年よりも治安状況が悪化している。

 警察官が目立つ場所では犯罪が減少することが統計で示されているように、アフリカ系住民を含め、大半の米国人は「警察予算の削減」を望んでいないとされるが、ミネソタ州の事件を契機に「警察予算を削減せよ」とする活動が盛り上がり、一部の自治体では警察予算が大幅削減となった。「因果応報」なのかもしれないが、昨年の抗議活動で警察官が事実上職務停止に追い込まれた都市では飛び抜けて殺人事件が多い。例えば、ミネソタ州のミネアポリスは75%増、オレゴン州のポートランドは60%増である。

 米国の殺人事件の多さの原因は、人口以上の数の銃(約4億丁)が出回っていることにあるとして、バイデン政権は銃購入者の素行調査の厳格化や犯罪に使われやすい自作銃の規制などに乗り出している。米国では1994年から10年間、自動小銃の所持が法律で禁じられたが、この法律の成立に中心的な役割を担ったのは当時上院議員だったバイデン大統領である。現在の米国の状況をかんがみれば、警察改革以上に銃規制は難題といえるが、「バイデン政権の誕生は非合法だ」と考えている勢力は反発を強めていることだろう。

 前述のタルサでの演説でバイデン大統領は、自らの政策に反発しているいわゆる「白人至上主義者」のことを「精神を病んだ危険な人々」とし、「米国内で最大の脅威は、イスラム国でもアルカイダでもなく、白人至上主義者によるテロだ」と非難した。米国の情報機関を統括する国家情報長官室は今年3月「人種差別に基づく過激主義者などが国内のテロに関する最も致命的な脅威となっており、その脅威は今年さらに拡大する可能性がある」との見解を示していたが、5月下旬にニューメキシコ州在住の男がバイデン大統領の殺害を予告する内容のメッセージを複数の相手に送信したとして訴追された。

 バイデン大統領の就任以来、ワシントンでは「『0』で終わる年に当選または再選した大統領は在任中に不慮の死(暗殺<または未遂>や病死)を遂げる」とする不吉なジンクスが密かに広まっているが、2020年当選のバイデン大統領がこの悪しきジンクスと無縁であることを祈るばかりである。

(文=藤和彦/経済産業研究所コンサルティングフェロー)

●藤和彦/経済産業研究所コンサルティングフェロー

1984年 通商産業省入省

1991年 ドイツ留学(JETRO研修生)

1996年 警察庁へ出向(岩手県警警務部長)

1998年 石油公団へ出向(備蓄計画課長、総務課長)

2003年 内閣官房へ出向(内閣情報調査室内閣参事官、内閣情報分析官)

2011年 公益財団法人世界平和研究所へ出向(主任研究員)

2016年 経済産業研究所上席研究員

2021年 現職

JRA「馬なり調整」グランアレグリアにアーモンドアイの悪夢再び!? 安田記念(G1)コントレイル、ソダシ、エフフォーリア……、大本命馬連敗の春競馬で次なる刺客は?

 6日、東京競馬場では春のマイル王決定戦・安田記念(G1)が行われる。昨年はヴィクトリアマイル(G1)を楽勝のアーモンドアイが、単勝1.3倍の圧倒的支持を集めたが、2着に敗退。同馬は19年にも3着に敗れており、無類の強さを誇った名馬も安田記念を勝てないまま現役生活に別れを告げた。

 その安田記念で絶対女王を完膚なきまでに叩きのめしたのが、2馬身半という決定的な差をつけて勝利したグランアレグリア(牝5、美浦・藤沢和雄厩舎)だ。

 今年の始動戦・大阪杯(G1)では、コントレイルに次ぐ2番人気に推されたが、集中的な雨でぬかるんだ馬場に自慢の末脚を封じられ4着に敗退。陣営が最大目標に掲げる秋の天皇賞(G1)を見据えた初の2000mで勝利は叶わなかった。

 だが、ホームグランドともいえるマイルに戻った前走のヴィクトリアマイルは、モノの違いを見せつける大楽勝。東京芝1600mは最も得意とする条件である。同じ舞台の安田記念参戦なら、絶対的な存在ともいえるだろう。

 にもかかわらず、どこか危うさを感じてしまうのは、これまで大事に使われてきたからだ。

 本格化前の3歳だったとはいえ、桜花賞(G1)勝利から中3週で臨んだNHKマイルC(G1)は5着(4位入線からの降着)、昨年の高松宮記念(G1)は2着(3位入線2着繰り上がり)からヴィクトリアマイルを予定していたものの、熱発により回避した経緯がある。

 能力を発揮するには「十分な間隔」を空ける必要があるというのは精神面、体質の弱さを物語る内容だ。中間に左前脚を気にして、馬場入りを休んだことからも、状態への不安は少なくともありそうだ。美浦の坂路で行われた2日の最終追い切りは、ほぼ馬なりの軽い内容にとどまった。

 勿論、このクラスの馬ともなれば絶好調である必要はない。出走を予定しているメンバーは、ほぼ勝負づけの終わっている相手。不気味な存在といえば、3歳のシュネルマイスターくらいか。

 唯一、この最強マイラーに一矢報いる可能性があるとすれば、それはインディチャンプかもしれない。

 2頭が直接対決した昨年のマイルCS(G1)は、完璧なレース運びをしたインディチャンプに対し、スムーズな進路を取れなかったグランレグリアがねじ伏せるように差し切り。昨年の安田記念に続いて連勝中なら分が悪いようにも感じる。

 しかし、女王に体調の不安が付きまとうのなら、展開次第で負かせる可能性は出て来る。何しろ、昨年のアーモンドアイのときも、大方の見方は確勝級での敗戦。さらにヴィクトリアマイル経由だったのは今年のグランアレグリアも同じ。

 そして、昨年のグランアレグリアと同じくインディチャンプは、高松宮記念経由での参戦。2頭の臨戦過程はアーモンドアイが敗れたときと奇しくも一致するのだ。

 馬優先の藤沢厩舎だけに、出走してくるからには問題なしということは、十分にあり得る。とはいえ、大阪杯は三冠馬コントレイルですら疲れが抜けず、宝塚記念(G1)回避に追いやられた雨中の大激戦。これは牝馬のグランアレグリアとて例外ではないだろう。

 ヴィクトリアマイルの楽勝で、確勝ムードに益々拍車が掛かったこの状況ゆえに、かえってそれが盲点とならないだろうか。

 今年の春競馬は1倍台の支持を受けた大本命馬にとって受難続き。大阪杯は1.8倍のコントレイルが3着、オークス(G1)は1.9倍のソダシが8着、日本ダービー(G1)は1.7倍のエフフォーリアが2着と裏切ったばかり。

 例外はヴィクトリアマイルで1.3倍に応えたグランアレグリアのみ。

 はたして女王は、この悪い流れに抗うことが出来るか。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

パチスロ「激甘マシン」好調なヒットメーカーが新作PV公開! ゲーム性が切り替わるATにファン大注目!!

 目押しが完璧であれば、設定1でも機械割は最高で「103%」まで到達。先代のゲーム性を6号機で完全再現した『パチスロ ひぐらしのなく頃に祭2』が好調なオーイズミは5月21日、最新タイトル『パチスロ東京レイブンズ』のティザーサイト及びティザーPVを公開した。

 東京レイブンズはあざの耕平によるライトノベル作品で、2010年に刊行。同年に漫画化されると、2013年にはエイトビットによる制作でアニメ化もされた。

 そのテレビアニメをモチーフとした本機のティザーPVでは、「表裏一体」「二つのエネルギー」との文言の後、「陰(ストック)から陽(プレミアム)へ」とのワード。背景には「純増2.7枚」「完走後即CZ」「レア役当選」「ミドルベース」「AT中、性能差なし」などが記され、「NEXTフェーズAT」とのキャッチフレーズへと続いた。

 その後、映像では「闇鴉タイム」や「喼急如律令チャンス」といったシステムが紹介され、液晶演出の一部やリールアクションもアップ。「+10」「+20」「+50」「+100」と連発する「プレミアム闇鴉タイム」なる要素も映し出された。

 果たして、本機はどのようなゲーム性なのか。ネット上では「オーイズミは期待できる」「PVの時点で面白そう」との意見とともに様々な憶測が飛び交う中、同社は5月31日にプロモーションムービーを公開。その概要を明らかにした。

 先述した闇鴉タイムは1G純増約2.7枚のセット継続型ATで、セット開始時は特定絵柄揃いでラウンドをストック。セット前半は1ラウンド8Gの「ラウンドパート」、後半は20Gの「STパート」…と2部構成のようで、ST中は毎ゲームVストック抽選→Vストックで次セット継続が確定するようだ。

 しかも、Vストック後の残りゲームはラウンドストック超高確率となる模様。映像によると特定絵柄揃いのほか、チャンス役によるストックもあると思われる。

 このラウンドストックとSTのループでラウンドを進め、最終24ラウンドに到達すればゲーム性がNEXTフェーズ。差枚数管理型ATのプレミアム闇鴉タイムへと切り替わり、ボーナスやチャンス役を引くことでゲーム数が上乗せされまくるようだ。

 また、映像では2,400枚到達からの画面破壊→「陰陽チャンス」発展といった流れも確認。察するに、完走後からのさらなる出玉上乗せチャンスが搭載されているということであろう。

 残念ながら、現時点で導入予定日等は不明。新たなゲーム性を含めて、詳細が分かり次第、当サイトでもお届けしよう。

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 前にも書いたと思うが、自分は東京へ移住した当初、生活の糧を得るためにバンドメンバーからの紹介で、パチンコ店を専門とする清掃会社でアルバイトをしていた。

 仕事は基本的に、閉店後の深夜。床清掃だけだと2~3時間程度で終わるが、規模の大きな店舗で壁やガラスも含めたフルコースとなると、スタッフ総動員体制でも明け方までかかる。

 ハードな肉体労働だった。しかし、受験勉強などで十代の頃から夜行性な生活には慣れていたし、何より「昼間に好きなだけパチンコが打てる」というのは大きなメリットだった。

 それに…である。一般の客の立場ではけして踏み入ることの出来ない、パチンコ店の裏側を垣間見ることができる。パチンコやパチスロを趣味とする者として、これほど心躍らされることはなかった。

 そもそも、自分が掃除屋のバイトをしていた頃というのが、いままさに本連載で書き綴っている、裏モノ連チャン機の全盛期。

 狂乱の時代を掃除屋の立場から生々しく体験できたことは、いまもこうして昔話に花を咲かせることを生業としている者として、本当によかったと思っている。

 さて、深夜の現場ではよく、翌朝の「モーニング」を仕込んでいる場面に遭遇した。

 念のために説明しておくと、モーニングとは朝イチ1回転目に777が揃うようビッグのフラグを立てておく、パチスロでは古くから定番のサービスのこと。

 1996年夏に「業界健全化のために」といった、いつの時代にもありがちな陳腐な大義をもって自主規制の名目で禁止となってしまったが、「とにかく朝イチはモーニングを完全奪取!!」することが、昔からのパチスロ攻略の「はじめの第一歩」だった。

 バイトの中には、モーニング台を覚えておいて翌朝、それを取りに行くという不届き者もいたが、自分はさすがに良心が咎めたので…というか、万が一、会社にバレてしまってはタダじゃ済まなくなるので、「ぐっ」と我慢をした。

 さて、一般的にモーニングを仕込む場合、対象となる台に専用の打ち込み機をセットしてフラグが立つまで回すのだが、渋谷のH店で見た光景は意外なものだった。

 地下のパチスロコーナーでひとり床掃除をしていると、店長さんが文庫本くらいの大きさの「謎の機械」を手に現れた。

 シマに並ぶ『コンチネンタル』の中の1台のドアを開け、慣れた手つきでその「謎の機械」をドアの裏側に取り付け、ボタンを操作する店長さん。すると……

「トルゥトルゥトルゥ、ピロリロ…ピポッ、ピポッ、ピポッ、ピーーーーー」

 一連の遊技操作を10倍速で消化したかのような音が鳴ったと思ったら、アッという間にセット完了。その日は確か5台にモーニングを仕込んでいたが、ぜんぶセットするのに3分とかからなかった。

 第38回でも書いたとおり『コンチネンタル』は、コインセレクタに付けられたCS-90なるパーツから発信される4枚目の信号によって、ビッグの連チャンを誘発させていた。その原理を応用して、簡単にモーニングを仕込むことができたのである。


 荒川区にあったP店の『アラジンⅡ』のモーニングセットも、同様に裏モノならではのものだった。

 シマの上に上がって天井のガラスを磨いていると、午前2時頃になると必ず、店の奥からスウェット姿の店長さんが眠そうな目をこすりながら、「謎の装置」を手に現れる。雑誌に載っていたのとよく似た、怪しげなボタンやらスイッチの付いた装置だった。

「おーい。ブライドを下ろしてくれ」

 そう言いながら店長さんは先のH店の例と同様、次から次へと台のドアを開けて装置をセットしてはボタンを「ピッポッパ」と操作し、「何か」をセットしていった。だいたい、いつも3分から5分程度の早業だった。

 裏バージョンの多彩さから「闇の帝王」などと呼ばれていた『アラジンⅡ』。「この店のは、どんなバージョンなんだろう」「ひょっとして、連チャン数とかもセットしていただろうか」などと、よく想像を膨らませたものだ。

 余談だが、先のH店では、『リバティベルⅢ』に「11ゲームの台」を仕込むための「SP打ち込み機」が事務所の片隅で埃をかぶっているのも目撃した。

「こ、これは確か、パチスロ必勝ガイドに載ってた、あの…!?」

 そんな風に、ひとり興奮したことを、いまでも鮮明に憶えている。

 ところで当時は、裏モノ全盛期だったのとともに、様々な機種にセット打法など破壊力ある攻略法が次々と発覚した時代でもあった。

 当然のことながら、それらに対処する現場の裏側というのも、いくどとなく目撃している。

 前出の第38回では、『コンチネンタル』で世を騒がせた「4枚入れセット」についての話を、現場の店長さんから聞かされたことを書いたが、あとになってから「あの時、バタバタしてたのは、このことだったのか」ということは、よくあった。

 件のコンチの店とは別の、水道橋の駅前にあったG店でのことである。2階フロアのパチスロコーナーには、青いパネルの『リバティベルⅢ』が設置されていた。

 その夜も、例によってシマの上にあがって天井のガラスを磨いていると、背中にメーカーのロゴが入ったジャンパーを着た男が数人、アタッシュケースを手に現れた。

 男たちは我々のことなど意に介さず、次々と手早く台のドアを開けると、神妙な顔をしてなにやら作業を始めた。男たちの背後には、険しい表情で仁王立ちする店長さん。

「…ったく、よう。どうしてんくれんだよ、ほんとに」

 時折、そんな風に店長さんが吐き捨てるのが聞こえてきた。

「なにか不具合でもあったのかな?」

 その日は、明け方にふらふらになってアパートに帰ったのだが、気になって気になって一睡もすることができなかった。

 事の真相が明らかになったのは、それから2週間ほど経った頃のこと。パチスロ必勝ガイドに掲載された、スクープ記事だった。

「ユニバーサル系2-2号機にセット打法発覚!!」「ビッグボーナスが自由自在!!」

 いまも伝説として語り継がれる攻略法、「21世紀世界全滅打法」。その対策の現場に居合わせていたのである。

  他にも、「いまだから話せるアレコレ」があったりするのだが。今回は文字量をすでに大きくオーバーしてしまっているので、ここまで。

 またの機会を楽しみにしていただくとして、次回からは再び、乱世を彩った伝説の爆裂連チャン機たちについて綴るとしよう。

(文=アニマルかつみ)

パチンコ新台「謎の販売延期」を乗り越えて念願のデビュー! 「超跳躍役物降臨!!」約6分に1回は何かが当たるアナログ役物搭載機誕生!

 2年の沈黙を破り、あの孤高のメーカーが復活の狼煙を上げる。

 スタートチャッカー入賞で開く羽根役物に拾われた玉がV入賞すれば大当りとなる『CR GoGoピラミッド』、3段クルーンと時短を搭載した連チャン機『CR RIZINMAN』などでお馴染みのパチンコメーカーA-gonは5月24日、最新タイトル『PビッグポップコーンA』のティザーPVを公開した。

 当機は5月6日、東京都公安委員会の検定を通過。玉の動きに一喜一憂できるマシンの製造に定評がある同社の最新機種とのことで、一部の熱狂ファンたちの間では大きな盛り上がりを見せていた。

 このティザーPVでは「超跳躍役物降臨!!」とのワードと共に役物が映し出され、「準備はよいか」とのメッセージ。その役物内で跳ねまくる玉の動きはまさしくポップコーンのようで、それだけでアナログマシン好きには垂涎ものの映像といえるだろう。

 その流れのまま、5月28日には公式プロモーションPVをアップ。本機の気になるゲーム性を明らかにした。

 この公式プロモーションPVによると、本機は10回転/分という「とにかく回る」超速スタート値を実現し、約6分に1回は何かが当選するとのこと。約99分の1で図柄が揃えば「ポップコーンチャレンジ」が発生し、先述の役物内で玉が70秒耐えられれば手前の巨大V扉がオープン→V入賞でスーパーポップコーンボーナスがスタートする…といった流れだ。

 スーパーポップコーンボーナスは10R×9カウント。1回の大当りで約1,221個の出玉を得られるという。

 大当たり消化後は時短抽選(50%)が行われ、これに当選すれば「ポップコーンRUSH」に突入。その後は最大3回(時短2回+保留1回)のチャンスがあり、約83%でスーパーポップコーンボーナスがループすることとなる。遊びやすくも爆発力を兼ね備えた、理想的なマシンといえそうだ。

 ちなみに、実のところ当機は2020年3月に一度、発売を発表した後に販売が延期されていた。その際にお披露目したマシンは6段階設定機であったが、どうやら本機は設定非搭載の模様。役物確率も高く変更されたようだ。

 肝心の導入は8月上旬を予定しているとのこと。それまでは先の映像を見ながら玉の動きや出玉のイメージを膨らませておこう。

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 その出玉性能は、まさしく初代の再来と言えるであろう。5月24日より一部地域で先行導入(全国導入は6月7日)を開始したネットの最新鋭機『チバリヨ』が、早くもホールで大暴れしている。

 本機は70G継続、純増約210枚のビッグ、30G継続、約90枚獲得のREGと2種類の疑似ボーナスを搭載したAT機で、主なボーナス当選契機は毎ゲームの抽選、ゲーム数天井、チェリー天井の3種類。4号機時代の初代と同じく通常時はチェリー成立でチャンスを迎え、チェリーの頻出はボーナス前兆の可能性が高まる。

 連チャンを司るモードは通常A・通常B・天国チャンスA・天国チャンスB・パトランプ準備の通常モード5種類と、天国・超天国・パトランプの天国モード3種類。天国モード以上へ移行すれば32G以内のボーナス連チャンが濃厚となり、天国ならば70%以上、超天国ならば80%以上、パトランプならば90%以上で同モードがループすることとなる。

 よって、ひとたび天国以上へ昇格させられれば一気大量出玉が狙えるわけだが、当機は6号機が故に一撃出玉には上限がある。

 それにも関わらず先行導入店では一撃4,000枚以上、最終的にはトータルで9,000枚超の出玉を確認。6号機の常識を覆す超6号機級の挙動を示しているのである。

 その一撃出玉を可能にするのが、天国チャンスの存在だ。

 本機は有利区間移行後、50%超で天国チャンスへ移行し、しかも、その移行率に設定差はなし。それにより、ボーナス連で2,400枚獲得→天国チャンス移行→ボーナス当選で天国移行→ボーナス連で2,400枚獲得→天国チャンス移行→ボーナス当選で天国移行…といった強烈なループが発生することもあるというわけだ。

 滞在モードはボーナス告知時の「花笠ランプ」点灯パターンなどで示唆され、「超スロー点滅」「徐々に高速点滅」「点灯」「通常点滅+下パネル消灯」は天国チャンス示唆となる模様。

「逆渦巻点滅」や「右だけ点滅」は天国以上が濃厚となるようで、上パネルの「パトランプ」点灯はパトランプモードが確定するようだ。

 また、ボーナステンパイ時に「アンちゃん」ボイスが聞こえた場合も上位モード示唆と思われる。

 ちなみに、ボーナステンパイ時に沖縄県の有名人ボイス「ちょっちゅね~」が聞こえたら高設定の可能性大。出現率はかなり低いようなので、聞き逃さないようにしたい。

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ネット銀行満足度ランキング、3位PayPay銀行、2位ソニー銀行、を上回る1位となったのは?

生活をもっと楽しく刺激的に。 オトナライフより】

ネット銀行の満足度調査が発表された。ネット銀行は近年一気にユーザー数を伸ばしてきており、街中に店舗を構える既存の都市銀行に勝るとも劣らない存在感を放つようになってきている。スマホで各種銀行手続きを行なえる利便性や、比較的都市銀行よりも高い金利などを武器に、各サービスがさらなる勢力拡大を狙っていることは確実だ。はたして、そんな戦国時代を迎えているネット銀行の中で満足度1位に輝いたのはどこなのだろうか。

ユーザーのリアルな声が反映された満足度調査

 顧客満足度調査を実施するoricon MEは6月1日、「ネット銀行」「ネットバンキング」「外貨預金」の満足度調査の結果を発表した。ネット銀行の満足度調査では、実際にネット銀行を利用しているユーザーにアンケートを実施し、全11個の評価項目と総合値でランキング化している。

 その結果、総合ランキング2位となったのは「ソニー銀行」だ。ソニー銀行は「サイトの使いやすさ」「アプリの使いやすさ」等3項目で1位を獲得。家電やデジタル方面でユーザビリティの大切さを熟知しているソニー系列だからこその評価と言えるかもしれない。  総合3位には「…

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Twitterの「いいね」変更のウワサ、ライバルFacebookを真似た?

生活をもっと楽しく刺激的に。 オトナライフより】

ツイッターは迷走しているのだろうか。今回報じられた内容によると、現在ツイッターは「いいね」にフェイスブックのようなリアクション機能の実装を目指しているとされ、そのリアクションの種類には既存のハートマークだけでなく「うーん」「悲しい」といった感情も表現が可能になるようだ。この機能が実現すれば、これまで「いいね」でしか伝えられなかった感情の機微をより正確に伝えられるようになりそうだ。しかし、それはフェイスブックの真似とも言えそうで…。

今回は、ツイッターの目指す未来は正しいのか、迷走しているのかを考えていきたい。

ツイッター、フェイスブック風のいいねを導入?

 アメリカのWebメディア・9to5Macが現地時間の5月29日に報じたところによると、現在ツイッターに実装されているいいね機能に様々なリアクションが追加される、という情報がリークされているという。引用されたリーカーの投稿では、既存のハートマークのいいねや「面白いね」、さらには「うーん」「悲しいね」のようなネガティブな感情を表す内容も追加されることが伝えられている。

 ツイッターでは2015年に☆マークの「ファボ(…

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パチスロ6号機「有利区間ゲーム数」完全撤廃が濃厚? 次世代の「メダルレス機」は来年春に登場か

 平成から令和へと年号が変更された前年の2018年。パチスロは規則改正によって6号機へとシフトチェンジした。

 6号機は5.5号機をベースとしながらも、純増2枚以上のAT機能、天井機能の搭載が可能に。AT・ART機をボーナスとみなせばこれらに関する各種抽選にも設定差を設けられる一方、射幸心を抑えるべくボーナスの払い出し枚数や出玉率の上限は低下し、出玉試験にも中短期の1,600Gが加えられた。

 このほか、5.9号機で採用された小役等をナビゲートできる「有利区間」のリミッターは継続。この有利区間は最大1,500G、もしくは純増2,400枚で終了することから、一撃の最大値は2,400枚となる。

 ただし、この最大1,500Gはゲーム性の拡充を目的として、日本遊技機工業組合(日工組)と日本電動式遊技機工業協同組合(日遊協)が「3,000G」までの規制の緩和を決定。一般財団法人保安通信協会への型式申請は5月20日以降の持ち込み分からとのことで、早ければ秋頃には市場に登場する可能性がある。

 また、この規制緩和の決定時には、今後は有利区間のゲーム数規制を「廃止」する方向性であることも発表。型式申請時期は未定とのことだが、かねてより論議中の「メダルレス遊技機」から実施する方針としていた。

 そんな中、5月25日に都内文京区の東京ドームホテルで行われた回胴式遊技機商業協同組合(回胴遊商)の令和3年度通常総代表会では、日遊協の理事長が、そのゲーム数規制の廃止について言及したとのこと。業界各誌が報じており、パチスロファンたちを騒がせている。

 これら報道によると、同理事長はパチスロ機について「低ベース化」と「1,500G規制の撤廃」という遊技性のボトムアップに繋がる自主規制の緩和を実施できた点について報告。

 6.2号機に関しては「1,500G規制」の撤廃で6号機のネックであった「プレイヤーのヤメ時」が明確ではなくなるとし、「ATをうまく調整して引っ張ることができる」のは「大きな進歩であり、画期的なこと」と語ったそうだ。

 加えて同理事長は、これら性能基準を有した6.2号機はまだ世に出ていないが、まずは3,000Gまで伸長した低ベース機が「秋から冬にかけて」登場するはずとコメント。さらに、「1,500G規制完全撤廃の低ベースメダルレス機」については「来年の4月、5月くらいにはお目見えする」見通しとも続けた。

 となると来年の4月、あるいは5月くらいには有利区間のゲーム数規制を完全撤廃した新たなパチスロ機が登場する可能性があるということか。こういった噂はあちこちで耳にするが、日遊協の理事長の言葉となれば信ぴょう性が高い。今後の動きに注視したいところだ。

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JRA関東の「勢力図」にもちょっとした異変、躍進したのは横山武史だけじゃない!? C.ルメール追う川田将雅はゴールドシップばりの「大出遅れ」から定位置に復帰

 先週の日本ダービー(G1)に皐月賞馬エフフォーリアとのコンビで無敗二冠を目論んだ横山武史騎手だったが、ダービージョッキーの貫録を見せつけた福永祐一騎手のシャフリヤールの前にハナ差の2着と惜敗した。

 昨年、関東リーディングを手にした関東の若手の有望株にとって、ほろ苦い記憶となったに違いない。

 その関東リーディングは2日現在、吉田隼人騎手が43勝を挙げて1位。白毛馬ソダシ、ステラヴェローチェの活躍も後押しとなっているのか、好調をキープしている。34勝を挙げて2位の横山武騎手に9勝差をつけて単独トップだ。

 だが、ここで注目したいのは、33勝で3位の横山和生騎手の大躍進だろう。同騎手は横山典弘騎手の長男で、三男の武史騎手にとっては兄にあたる。G1で華々しい活躍をする弟に比べて少し地味に映るかもしれないが、騎乗数で100鞍近く少ないながらも二人の差はわずか1勝でしかない。

 勿論、これは和生騎手本人の努力の賜物だろう。昨年は年間通しても30勝だったが、今年はまだ半年も終わらない段階ですでに上回ることに成功。この調子で勝ち星を積み重ねていけば、13年に記録した自身の最多勝39勝超えも時間の問題かもしれない。18年は9勝にとどまっていたことを思えば大変身といえる活躍。再び上昇気流に乗って行けそうな雰囲気だ。

 頑張っている息子たちに父の威厳を見せつけるためにも、横山典騎手はダービーの後方ポツン騎乗で注目を集めている場合ではないだろう。

 また、大きな変化があったとすれば、川田将雅騎手の「定位置復帰」である。

 19年、20年と続いて全国リーディングで、連続ワンツーのC.ルメール騎手と川田騎手。もはやテイエムオペラオーとメイショウドトウのような関係になりつつあるが、平常運転でリーディングを走るルメール騎手に対し、川田騎手は年始から絶不調。15年の宝塚記念(G1)で世紀の大出遅れをしたゴールドシップのようなビハインドからスタートした。

 一時はリーディング圏外まで落ち込んだが、春から一転して復調を見せると、ついには2位争いを続けていた福永祐一騎手や松山弘平騎手を一気に交わして単独2位まで盛り返して来た。クラシック候補といわれたダノンザキッドの離脱もあって、最近は勢いに陰りも見え始めているが、今月の宝塚記念には大阪杯(G1)を圧勝したレイパパレもスタンバイ。

 ダノンキングリーで挑む今週の安田記念(G1)でも存在感を見せておきたいところだ。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。