JOC経理部長の飛び込み自殺で囁かれる「五輪招致買収」との関係…竹田恒和前会長、森喜朗前会長、菅首相も疑惑に関与

 衝撃的な一報が飛び込んだ。本日9時20分ごろ、東京都品川区の都営浅草線中延駅で、日本オリンピック委員会(JOC)幹部である50代男性が電車に飛び込み、搬送先の病院で死亡が確認されたと報じられたからだ。電車の運転士は「男性がホームから線路に入ってきた」と話しており、警視庁は...

パチスロ「前代未聞の攻略法」で有名に!? 【レトロスロット実戦『ムサシ』】

 裏モノを積極的に導入する行きつけのホールに「ある機種」が導入されました。パイオニアのパチスロ2号機『ムサシ』です。

 今でこそ30πの代表的機種『ハナハナ』シリーズで確固たる地位を気づいた同社ですが、1990年以前は当時の高砂電器と提携関係にあり、パイオニアとしての完全オリジナルで開発された初めてのパチスロ機がこのムサシでした。

 このムサシ、オーソドックスなBBとRBでメダルを増やすタイプ。他はオマケ程度のフルーツの集中が搭載されているシンプルなマシンでした。

 しかし、いきなり話題をさらいます。

 初モノの悲しさか、不具合が多くあり「アノ手コノ手」で攻略されてしまうのです。最初に発覚したのが通称『ムサシ抜き』とも呼ばれた小役抜きでした。

 4号機以前のマシンには『当倍返し』なるものがあり、ボーナス成立から揃えるまでにメダルのロスを抑えるため、小役の確率がアップするというもの。

 同機においてはBBが成立するとMUSASHIと書かれた10枚役の確率が大幅(リーチ目の役割も兼ねている)にアップするのですが…これに欠陥があり、ボーナスを外しつつ1枚がけで揃え続ける事が可能なのでした。

 決して簡単な目押しではなかったムサシ絵柄を毎回狙い、揃え続けるのは楽な作業ではありませんが、手練れであれば時間当たり400~500枚抜けたらしいので時給としては悪くないでしょう。

 ただし、これはノーマルのムサシにおける話。マイホに導入されたのはリリースから半年遅れで対策済み、そして激しい連チャン性をまとった「バリバリの裏モノ」でした。

 ただでさえ裏モノが溢れかえっていた時代に、導入開始から半年遅れで導入されたのですから「何かある」と考えるのは必然だったのかも知れません。

 その裏ムサシはリールが大きくズルりと滑れば…ボーナス。当然ボーナス終了後は連チャンに期待が膨らみます。フルーツの集中もカットされていたと思います。そんな連チャンとハマりに一喜一憂していた私でしたが…。

「さらなる悲劇」がムサシを襲います。

 何とリールパネルを強引に押す事によりリールパネル内側とリールを接触させ777絵柄を強制的に揃えるという、それは正に「力技」でした。

 パネルを力任せに押す事から別名『どすこい打法』とも。何ともはや…。

 しかし、対策は非常に簡単なものでした。それはリールユニット自体をかなり奥側にズラすというもの。そして事なきを得たように思えたのですが、「3度目の悲劇」がムサシに襲いかかります。

 今度は今でいうホッパー系ゴトで、ホッパーを誤作動させ内部のメダルを全て吐き出せるというこれまた荒技でした。

 この時代はそういったハード、ソフトのミスをついた攻略法が、それこそ度々あったのですから、今では考えられないですね。

 とは言えそういった攻略系の情報は、対策がされた後に出回ってくることがほとんど。そのため、一般ユーザーがそれで大金を掴むまでには至らなかった事が大半なのでした。それでも、おこぼれ程度にあやかれる事はたまにあったのもまた事実なんですね。

 それにしてもこの『ムサシ』、懐かしいです。
そしてやっぱりやっちゃう訳なんですよ。

 何をかって? 決まっているじゃないですか!

『どすこい打法』です!

 レトロ台につきデリケートな扱いが求められますので、強く押す事はしませんが「やっぱり777揃うかな~」と軽く押したりしちゃうのは、その時代を知る者としての当然の心理なんでしょうね。

 1度くらいはこれで揃えてみたかったです(笑)。

(文=電撃しらっち)
<著者プロフィール>
業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や、業界関係者への取材記事も担当。羽根モノや一発台を特集するなど、オールドファンにも響く内容も積極的に作成している。

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発言炎上の竹中平蔵氏はパソナ会長=五輪の利害関係者…1社独占契約、9割中抜き報道も

「お願いだからもう黙っていてもらえないものでしょうか……」

 ある電通関係者は7日朝、「東京オリンピック(五輪)」「竹中平蔵」の2つの言葉が並んだ複数のネットニュースの見出しを見てそう嘆息した。ニュースは6日、関西圏で放送された『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)に出演した竹中平蔵・パソナグループ(東京2020オフィシャルパートナー)取締役会長の発言を取り上げたものだった。

五輪開催めぐる議論に竹中氏「世論は間違ってますよ」

 竹中氏は政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が今月2日と3日の衆参厚生労働委員会で、「本来は、パンデミックの所で(五輪を)やるのは普通ではない。やろうとするのなら、かなり厳しい責任をオリンピック委員会や政府が負って、強い覚悟でやってもらう必要がある」などと見解を示したことに、竹中氏は番組内で以下のように猛反発したのだ。

「分科会がオリンピックのことを決めるわけじゃないのに、明らかに越権」(発言内容ママ、以下同)

「本当にエビデンスがないと私も思いますけど、人流を止めればいいんだとか、なってるでしょ。しかし、人流を止めてロックダウンした国でも抑えられなかったんですよ」

「なんでやるか、やらないか、あんな議論するか、私はわからない。だって、オリンピックってのは、世界のイベントなんですよ。世界のイベントをたまたま日本でやることになっているわけで、日本の国内事情で、世界に『やめます』というのは、あってはいけないと思いますよ。世界に対して、『やる』と言った限りはやる責任がある」

 またマスコミ各社の世論調査で五輪開催の賛否が2分されていることに関して「世論は間違ってますよ。世論はしょっちゅう間違ってますから」と言ってのけたのだ。

 番組での一連の発言は7日午前、Twitterのトレンドに入り、竹中氏が言うところの“間違っている世論”の激しい批判にさらされている。本来であれば五輪開催に向けて強固なタッグを維持すべき電通関係者ですら冒頭のように絶句し、次のように語った。

「事業を行うのに、世の中すべての人の賛同を得られるとは思っていません。ただ、このタイミングで世の中すべてを敵に回すような発言をしなくても良いじゃないですか。パソナさんはどんな形であれ、開催されれば良いのかもしれませんが……。

 国際的な信義を果たすために、一人でも多く、五輪に前向きな考えを持つ日本国民を増やすべきだと思います。五輪組織委(東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会)のスタッフもアスリートも、世間から猛バッシングを受けているウチ(電通)やスポンサーも、少しでも五輪に対して前向きな気運が高まるように努力していきます」

五輪運営業務でパソナは9割中抜き

 五輪の大会運営業務を委託されているパソナといえば、5月26日の衆議院文部科学委員会で大幅な中抜きが指摘されて物議を醸したばかりだ。

 同委員会での立憲民主党・斉木武志衆院議員による質疑で明らかになった「パソナと東急エージェンシーが締結した業務委託契約書」によると、パソナは運営スタッフ1人あたりに支払われる日当が最高で35万円、管理費・経費を入れて42万円で受託していたのだという。各社報道によると実際の日当との乖離は激しく、中抜き率は9割に及ぶようだ。しかもパソナ一社の独占契約なのだという。

 ちなみに2021年5月期のパソナは売上高3300億円、営業利益175億円、純利益62億円。本業の儲けを表す営業利益は過去最高を記録している。自民党衆議院議員秘書は苦虫をかみつぶしたように話す。

「安倍晋三前首相の時代から少しずつ首相官邸への影響力を強めていった竹中さんですが、菅義偉首相の代になって、国家戦略特別区域諮問会議有識者議員に就任し、全盛期と同レベルの発言力になっていると思いますよ。

 あくまで結果論ですが、五輪関連では電通さんですら大打撃を受ける中、パソナさんだけがオリンピックバブルで独り勝ちです。『そこまで言って委員会NP』での発言も、利害関係者としてそのように発言されたのかもしれませんが、正直、首相官邸や我々に対する援護になっていない。五輪の一連の政策の肝は、日本経済全体にプラスの影響を及ぼすことです。『諸外国にやると宣言したから開催する』のでは決してありません。開催したほうが日本の国益になるからやるのです。

 また竹中さんはずっと前から、小泉純一郎元首相時代の“薫陶”を小泉進次郎環境相に授け続けていると党内では噂になっていますよ。もはやキングメーカーですね。それが吉と出るか凶と出るかはまた別の話ですが」

「官僚制は終始雇用だから問題」「官僚は選挙されていない」

 前出の議員秘書の話す小泉環境相に対するキングメーカーとしての“薫陶”の一端は、竹中氏の公式YouTubeチャンネル「平ちゃんねる」6月5日に公開された動画『竹中平蔵【国民が知らない】危険!官僚政治の実態』(以下)で伺い知ることができる。

 動画で竹中氏は、初めて衆議院選挙に出る小泉進次郎氏に「官僚主導の何が問題ですか?』と問われ、以下のように答えたのだと訥々と語った。

「一つは官僚というものは実は終身雇用年功序列の典型、官僚の皆さんももちろん専門的な知識を持って日本を良くしたいと思って官僚になっている。

 しかしながら、だんだん歳をとるとともに官僚というのは終身雇用、年功序列でやっているから、国民のために良い政策もやりたいけれども、自分の組織を守るために良い政策もやりたいという風に実はなってきます。天下り先の確保というのはその典型ですよね。

 これが終身雇用、年功序列だから自分が局長の時に作った新しいポスト、天下り先、そこに自分がいける、ないしは自分の先輩が行ける。

(中略)

 もう一つ大きな問題があります。それは官僚というのは国民の選挙という洗礼をうけてない。国民に選ばれたんだという政治家であるならば、これは思い切ったことができますけども、官僚というのは別に国民の選挙の洗礼を受けていませんから、国の土台に影響するようなものすごく大きな政策って、やっぱりできないんですね。

 知恵がありますから、ここをちょっと変えよう、あそこをちょっと変えようというような知恵は、官僚からは結構出てきますけども、例えば皆さん旧郵政省が郵政の民営化を提言すると思いますか。そんなこと絶対しません。

(中略)

 そういう点が実は官僚政治官僚による政策の問題点です。だからこそ、国全体のことを考えられるような総理主導の政策でやっていかなければ、そういう風に考えています」

 この動画を見た立憲民主党衆議院秘書は次のように突っ込みを入れる。

「もはや、終始雇用制に対する“憎悪の化身”のように見える動画ですね。確かに組織至上主義や縦割り行政の非効率性の是正と、国民の負託を受けた政治主導での国家運営は自民党だけではなく、多くの政党の基本方針です。効率化すべきものはすべきでしょう。

 天下りを防ぐために職員の終身雇用を取りやめたとして、まさかパソナさんが代わりに『職員を派遣し業務を代行する』とか言い出さなければ良いのですが。つまり五輪の運営業務のようにできれば、パソナさんが利権を独占できるために、こういう主張をしているのではないかとも思えてしまいますね。

 五輪組織委の運営業務委託の件はさすがに自民党内でも、『やりすぎではないのか』という声が上がっているようですよ。森喜朗元首相、安倍前首相、菅首相の肝いりの竹中氏の顔もあって、誰も表だって声にしませんが。

 中央省庁にはパソナから派遣されている職員もたくさんいますが、もっと増やせというのでしょうか。正規の基幹職員の不足で新型コロナ対策が従前に回っていないのは周知のとおりです。派遣職員と正規職員の間に漂う職場の有形無形の緊張感も前から課題になっています。また竹中氏は一度、選挙出ていますよね(編集部注:竹中氏は2004年7月の参院選で比例区で当選)。一度でも国民の負託を受けたことがあるのに、『世論は間違っている』と言えてしまうのはある意味すごいですね」

 竹中氏の次の問題発言はなにか――。注目しているのは、野党関係者やマスコミだけではなく、“味方”であるはずの与党や五輪関係企業も同様のようだ。

(文=編集部)

 

パチンコ「超速出玉」時代に登場の「最速決着1.0秒」マシン…「悪魔」再臨と予想する声も!?「伝説的」タイアップ機も話題の人気メーカーへ熱視線!!

 今、パチンコは超速出玉時代である。

 そのきっかけは2018年の規則改定。「確変継続率65%以下」が撤廃されたことで、2019年以降のマシンは連チャン期待度が著しくアップした。

 加えて、1種2種混合機は一般的な確変タイプの確変中大当り確率よりも高い設定が可能で、より速い出玉性能を実現。1種2種混合機とは端的に言えば「大当りルートが2種類ある」仕様のことで、V入賞による小当り確率が実質的にV入賞大当り確率となる。

 その代表格が、2020年に登場したSANYOの『P大工の源さん 超韋駄天』だ。RUSH継続率は現役最高峰の約93%、次回大当りまでに要する時間は「平均11秒」で、「時速36,000発」とも言われる圧倒的なスピード感は多くのファンに衝撃を与えた。

 6月7日より西日本で導入を開始(東日本は6月14日)したサンセイR&Dの『P牙狼 月虹ノ旅人』は、なんとそれ以上の出玉速度と評判。突入率50%、継続率約81%と初代を彷彿とさせる「魔戒CHANCE」の実力は、一部では「時速45,000発」とも噂され、「ヒットは約束されたも同然」とホール関係者たちも鼻息が荒い。

 先日は、伝説的な人気を誇る刑事ドラマとのタイアップ機『Pあぶない刑事』の特設サイトを公開したニューギンが、公式Twitterで瞬速マシンの適合を発表。その刺激的すぎる内容を、既に確認したファンも多いことであろう。

「本命適合」と題したわずか29秒の動画では、「唯一無二の領域へ 侵略開始」との文言の後、「疾風迅雷 HIGH SPEED」とのメッセージ。その後、「全てを置き去る超スピード」「最速決着1.0秒」「RUSH実質継続期待値約93.2%」といった本機の特徴が紹介されている。

 また、ラストでは「1種2種スペック史上最上位の悪魔機械(モンスターマシン)」とのワードと共に、キャラクターのシルエットが登場する。同キャラクターは眼だけが異様に光り、「見付けたぞ、これを求める者が」と叫んでいるのだが、その特徴と画面左下に記された©表示から、SNS上では「このマシンは『デビルマン』シリーズ最新作ではないか?」との憶測が広まっている。

 初代『CRデビルマン』は2002年に誕生した。2009年には『CRデビルマン~悪魔聖戦~』を、2015年にはエキサイト名義で『CRデビルマンから覚醒めし悪魔人間~』を製造。スピンオフとして『デビルマン倶楽部』シリーズもある。

 いわば同社における定番コンテンツのひとつであり、仮に憶測が正しければ6年ぶりの復活となる。事実であれば久しぶりに降臨する最新作は、どれほどの悪魔的スペックなのか。まずは正式な発表を待ちたいところだ。

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JRA ケイデンスコール「大激走」にファンはぬか喜び!? 安田記念(G1)川田将雅ダノンキングリー感動戴冠の裏で……、大本命グランアレグリア「ノーマーク」が招いた大誤算

 先週、東京競馬場で開催された春のマイル王決定戦・安田記念(G1)は、8番人気の伏兵・ダノンキングリーが優勝した。

 また、同馬は最下位に敗れていた昨秋の天皇賞(G1)以来の休み明け。昨年、5番人気で7着に敗れた同舞台で1年越しのリベンジを決めた。3歳時はクラシック候補として人気を集めた実力馬もG1タイトルには縁がなかった。

 川田将雅騎手としては、これまで大舞台で幾度も苦杯を嘗めさせられてきた、天敵・C.ルメール騎手の大本命グランアレグリアの連覇を阻んだ大金星。初騎乗ながら見事な手綱捌きで1年3カ月ぶりとなる勝利へと導いた。

「これまで沢山共に競馬をしてきましたし、ずっと見ていました。元々能力の高い馬、なかなかG1で結果を得ることはできませんでしたが、こういうメンバー相手でも勝ち切れる能力の高さがこの馬本来の姿だと思います」

 クラシックを争ったライバル・ヴェロックスの背中でダノンキングリーの走りを見ていた経験も、初コンビとは思えない息の合ったプレーに繋がった。

 そんな名勝負が繰り広げられた一方で、残念な実況をしてしまったのが『KEIBA BEAT』(関西テレビ)内での放送だ。

「さあ、グランアレグリアの連覇なるか、それとも逆襲の刃か?安田記念、今スタートが切られました」

 レースが始まり、各馬の位置取りを視聴者に説明していく。

 断然人気グランアレグリアの動向も「五分のスタートです」としっかりチェック。前から順にインディチャンプ、シュネルマイスター、ダノンキングリー、サリオスなどの名前を挙げていく。

 中団からはケイデンスコール、「この後ろからこの後ろから紅一点の女傑、G1・5勝グランアレグリア後方4番手」と、“しっかり”伝えることに成功していた。

 3コーナーを過ぎ、各馬の動きが激しくなり始めたあたりで、徐々に綻びを見せ始める。

 最後の直線入り口で「1番人気のグランアレグリア、クリストフ・ルメール前は壁になる!外に持ち出せるか」と叫ぶと、続いて前を行く先行勢の説明。もう一度「グランアレグリア間隙を縫えるかどうか」と、触れたの最後にグランアレグリアを全くのノーマーク扱いに……。

 進路取りに苦しむ大本命馬より、先頭の行方が気になったのは無理もない。

「先頭まだわからない!8番のインディチャンプか8番のインディチャンプか!最内なんと武豊カデナかカデナか!」

 インを突いた武豊騎手のカデナに気付く余裕がありながらも、後方から物凄い勢いで追い込んでくるグランアレグリアの存在には、気づくことが出来なかった。レース実況はリアルタイムで伝える必要があるため、余裕がなくなってしまうのは分かる。

 だが、最後の最後で“致命的な失態”を犯してしまった。

 なんと、ゴール前で差して来た13番“シュネルマイスター”と“ケイデンスコール”を誤って実況。さらには“放置” したグランアレグリアが先頭に立つ勢いで巻き返していることに、まったく触れることがなかったのである。

 ゴール前で「ダノンキングリー!ダノンキングリー!川田将雅ようやく手にした王冠、その名に恥じない一等賞ダノンキングリーだ」と、激戦の中で勝ち馬を瞬時に判断したのはお見事だったが、3着馬と画面に映っていない10着馬を間違えたのは大誤算だった。

 グランアレグリア、シュネルマイスター、ケイデンスコールと、サンデーレーシングの所属馬3頭が同じレースに出走していたこともあり、非常に難しい判断には違いない。

 しかし、この実況により、ケイデンスコール絡みで的中したと思った馬券が、実はハズレだったというぬか喜びに終わったファンも、少なからずいたようだ。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

ガソリン価格、高騰の兆候…中東の地政学的リスク高まる、世界の「石油離れ」に拍車か

 原油市場を強気ムードが支配し始めている。米WTI原油先物価格は6月7日に一時1バレル=70ドル台に達した。2年7カ月ぶりの高値である。米国で新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、今年の夏は旅行を楽しむ人が増加してガソリン需要が増えるとの見方が広がっているからである。OPECとロシアなどの大産油国からなるOPECプラスが、協調減産の縮小を急がない方針を維持していることも「買い」を促している。

 ロシアのノバク副首相が5月26日、「世界の原油市場は現在日量100万バレルの供給不足が生じている」との見方を示していたが、OPECプラスは6月1日の閣僚会合で、協調減産を7月まで段階的に縮小する路線を再確認した。OPECプラスは4月、協調減産幅を5月と6月にそれぞれ日量35万バレル、7月は44.1万バレル縮小することで合意している。サウジアラビアの独自減産の縮小分と合わせて6月の減産幅は日量620万バレルとなる。コロナ禍で原油需要が急減した昨年半ばには、世界の原油供給の1割に当たる970万バレルの大幅減産に踏み切っていた。

 OPECプラスは「次回の閣僚会合は7月1日に行う」と述べたものの、8月以降の方針を明らかにしなかった。OPECプラスにとって悩みの種はイラン産原油の世界市場への復帰である。イランは核合意復帰に向けた交渉を精力的に進めており、米国による制裁が解除されれば、今年8月に日量100~200万バレルのイラン産原油が世界市場に戻ってくるとの観測がある。世界の原油市場は再び供給過剰になるリスクがあることから、OPECプラスは8月以降の方針が立てられないでいるのである。

 OPECプラスが逡巡する姿勢を見せていることから、市場では「今後供給不足が進み、原油価格は年央にかけて1バレル=70ドルを大きく上回る」との見方が強まっている。OPECプラスの閣僚会合終了後にロシアのノバク副首相は「国際エネルギー機関(IEA)が最近発表した報告書のせいで、原油価格は1バレル=200ドルにまで高騰する懸念が生じている」とする異例のコメントを出した。

 IEAは5月18日、2050年までに世界の温暖化ガス排出量を実質ゼロにするための工程表を公表した。その主な内容は(1)化石燃料関連の新規投資の決定を今年中に停止する、(2)2035年までにガソリン車の新車販売を停止する、(3)2040年までに石炭・石油発電所を廃止する、(4)2050年までにエネルギー供給に占める再生可能エネルギーの割合を約7割に引き上げる、などである。

IEAの思惑

 2050年までに温暖化ガス排出量を実質ゼロにすることは、地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」が定める「産業革命からの気温上昇を1.5度以内に抑える」という目標と合致する。今年11月に英国で開かれる第26回国連気候変動枠組み条約締結国会議(COP26)を前に、IEAとしては具体的な道筋を示すことで「温暖化対策に後ろ向き」との批判をかわす狙いがあったのだろう。

 原油需要についてもIEAは「2023年まで新型コロナウイルスのパンデミック以前の水準に戻らない」との見方を今年3月に示していたが、最近になって「今後1年で世界の原油需要は回復する可能性がある」と修正している。

 そもそもIEAは、1973年の第1次石油危機を契機に米国のキッシンジャー国務長官(当時)の提唱により、石油危機を再発させないことを目的として1974年に設立された国際機関である。IEAは2010年代後半に「原油開発への投資の減少から2020年代初めに深刻な供給不足が生じ、原油価格は急上昇するリスクがある」と警告していたが、今年中に新規投資を停止すれば、原油価格の高騰は現実のものになってしまうのではないだろうか。

 IEAのレポート発表後、欧米の石油メジャーに対する「脱炭素」の圧力が強まっている。米国ではエクソンモービルでは「物言う株主」が推薦した環境派3人が取締役に選任された。オランダでは裁判所が英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルに対して温暖化ガスの大幅削減を求める判決を下した。

バブル景気にとって大打撃の可能性も

 石油メジャーが窮地に陥るなかで漁夫の利を得ているとされるOPECプラスだが、「価格が高騰すれば石油離れが加速しかねない」との恐怖が頭をよぎる。ワクチン接種が進み経済が急回復しつつある米国のガソリン価格は、1ガロン当たり3ドルを超え2014年10月以来の高値圏にある。ガソリンを運ぶタンクローリーの運転手不足がインフラ施設の老朽化から、価格はさらに上昇する可能性がある。

 原油価格が上昇しても、米国の原油生産量はコロナ禍以前よりも200万バレル以上減少した状態が続いており、掘削活動も半分の水準にとどまっている。米国の原油市場がタイト化する状況下で、中東地域で地政学リスクが高まる事案が発生すれば、原油価格は1バレル=200ドル超えはないものの、100ドル超えとなる可能性は十分にある。経済協力開発機構(OECD)は6月2日、「加盟国の4月のインフレ率が2008年以降で最高の水準に達した」ことを明らかにしたが、原油価格までもが高騰することになれば、コロナ禍で生じたバブル景気にとって大打撃になるだろう。

 2008年7月にWTI原油価格が最高値(1バレル=147ドル)を付けた2カ月後にリーマンショックが起きた。再び同じことが起こるかどうかはわからないが、原油価格の動向には要注意である。

(文=藤和彦/経済産業研究所コンサルティングフェロー)

●藤和彦/経済産業研究所コンサルティングフェロー 

1984年 通商産業省入省

1991年 ドイツ留学(JETRO研修生)

1996年 警察庁へ出向(岩手県警警務部長)

1998年 石油公団へ出向(備蓄計画課長、総務課長)

2003年 内閣官房へ出向(内閣情報調査室内閣参事官、内閣情報分析官)

2011年 公益財団法人世界平和研究所へ出向(主任研究員)

2016年 経済産業研究所上席研究員

2021年 現職

パチスロ新台『まどか☆マギカ』の詳細が判明…「3桁上乗せ×90%ループ」など激アツ要素満載!「初代を継承」「広がる可能性」に期待の声が続出!!

 6月7日。パチンコ分野の爆裂レジェンド『牙狼』シリーズ最新作が、西日本に上陸した。

 偉大なる初代の遺伝子を継承した『P牙狼 月虹ノ旅人』は、魔戒CHANCE中は全て1500発の出玉で継続率が81%という強力な性能を実現。さらにRUSH中は大当り3カウント決着と、スピード感を有している点も魅力だ。

 初代のような大旋風を巻き起こしそうな気配だが、同日に全国デビューを果たした『バジリスク』シリーズ最新作も上々の反響を得ているようだ。

『Pバジリスク~桜花忍法帖』

■大当り確率(低確率):1/319.68
 大当り確率(高確率):1/87.96
■ST継続率:約75%
■ST突入率:100%
■電サポ回数:ST100+20回or時短10000回
○○○

 ユニバーサルエンターテインメント(以下、ユニバーサル)のパチンコ新台『Pバジリスク~桜花忍法帖』は、大当り確率1/319.68のミドルタイプで100%STへ突入する安定感の高さが特徴だ。

 STの継続率は約75%と連チャンにも期待できる仕様。新筐体「SHINOBI7」を採用、斬新な「第2の出玉トリガー」を搭載するなど、他とは異なる魅力を秘めた仕上がりとなっている。

 遊技したユーザーからは「スペックは良い感じ」「演出も面白い」といった声も浮上。ネガティブな意見もあるが、現状ではまずまずの評価を得ていると言えるだろう。長期稼働を実現できるかに注目したい。

『バジリスク』シリーズ最新作へ反響が寄せられている状況だが、同社といえばスタンバイしているパチスロ新機種も熱視線を浴びている。

「ハナビ」シリーズの『新ハナビ』が始動。5号機『ハナビ』のゲームフローを完全継承しており、新演出やレベル別の技術介入要素など様々な要素が追加されたファン必見の仕上がりだ。

 ビッグのみならずREG中にも技術介入要素が用意。全ての技術介入要素を駆使すれば設定1でも機械割は「102%」に達する。「既存機屈指の甘さ」と、早くも期待の声が続出中だ。導入予定の7月が待ち遠しいが…。

 同社の新機種といえば、高い人気を誇るパチスロ『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズも忘れてはならない。

 同社は『SLOT劇場版魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語/[後編]永遠の物語』のティザーサイトと本編PVを公開し大きな注目を集めている。

 熱狂的ファンを獲得しているシリーズ最新作は、「ボーナス」「穢れシステム」「上乗せ特化ゾーン」など長期稼働を実現した初代のゲーム性を再現。そのうえで、レア役変換の超高確率状態「ソウルジェムシステム」やランクアップ型上乗せゾーン「マギカアタック」といった新要素も加えている。

 上乗せ特化ゾーンの「ワルプルギスの夜」は、ソウルジェムシステムが加わり新たなゲーム性へ進化を遂げた。ソウルジェムシステム発動で、追撃や自力継続が目指せるスリリングな上乗せバトルが展開。「枚数上乗せが90%でループ」する「超追撃」が追加された点もポイントだ。

「アルティメットボーナス」は本機最強の一撃トリガー。ロングフリーズ発生時の獲得期待枚数は「約2000枚オーバー」となっている。フリーズ時に突入する5G間のST方式上乗せ特化ゾーン「救済の祈り」は、「3桁以上の上乗せが90%以上でループ」と強力な内容だ。

「初代を継承したゲーム性」「ソウルジェムシステムで広がる可能性」を有した『SLOT劇場版魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語/[後編]永遠の物語』は、ファンを魅了する仕上がりとなっているのだろうか。期待は高まるばかりだ。

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宮迫博之の『有頂天レストラン』が爆死した本当の理由…藤田ニコルの美容番組も苦戦の裏側

 雨上がり決死隊・宮迫博之のYouTubeチャンネル『宮迫ですッ!』。登録者数141万人を誇るこのチャンネルで話題を集めたのが、大型YouTube番組『有頂天レストラン』だ。

“異種格闘料理対決”と銘打ったこの番組では、和のモンスターシェフとフレンチの若き天才がバトル。5分間で料理をつくり上げる「5ミニッツクッキング」、10万円以上の食材で料理をつくる「10万円ワンディッシュ対決」という2つの企画で雌雄を決した。

 しかし、再生回数は6月5日時点で約68万回。ここ最近、低調な宮迫の動画では健闘しているほうだが、「YouTubeの歴史を変える」と予告していたわりには……という印象はぬぐえない。いったい、何が原因なのだろうか?

豪華なセットに対してアンバランスな出演者

「たとえば、宮迫とオリエンタルラジオ・中田敦彦のトーク番組『Win Win Wiiin』の第1回ゲストとして、手越祐也を迎えたときの再生回数は現在、500万回以上です。同番組ではそれ以降、キングコング・西野亮廣、極楽とんぼ・山本圭壱、ヒカル、朝倉未来、そして直近のてんちむと6人のゲストが登場していますが、朝倉の回でも130万再生は稼いでいます。

 6人目のてんちむの回では中田の相方・藤森慎吾が宮迫のパートナーを務めていますが、この番組がここまで人を惹きつけるのは、やはりセンセーショナルなゲストを、これまたマスメディアにはじかれた宮迫と中田が料理するところにある。トークの内容や中田の分析は素晴らしいものがありますが、そもそも宮迫と中田の2ショットだけで強いのです」(テレビ局関係者)

 ニュース性に富んでいるという意味では『宮迫ですッ!』の人気にも言える。自身の報道に対する釈明や説明動画のほうが『有頂天レストラン』より再生回数が多い理由は、その生々しさにあるのだろう。

「もともと地域貢献や食で地方を応援したいという思いがあった宮迫ですが、それがコンテンツとして具現化したのが『有頂天レストラン』ということでしょう。見た通り、かつての人気番組『料理の鉄人』(フジテレビ系)のパクリではあります。本家の『料理の鉄人』はキッチンスタジアムのつくり込みだけで3800万円ほどかかったと聞きます。それに、クレーンカメラや鹿賀丈史の派手な衣装、さらに審査員のギャランティー、スタッフのギャラなどを含めると、制作費は1本5000万円はしたのではないでしょうか。これは『有頂天レストラン』も同様だと思われます」(同)

 そんな莫大な制作費を約68万回の再生回数でペイできるのかは疑問だが……。

「セットの豪華さに比べて見劣りしてしまうのが、宮迫以外のメンバーの名前です。宮迫は『有頂天レストラン』の“支配人”という肩書ですが、副支配人にドランクドラゴン・鈴木拓、審査員の1人にデヴィ夫人、そして現場リポーターに『宮迫ですッ!』のスタッフである、つつみひろきとニシキドアヤトを起用しています。その“せせこましさ”というか、身内感が否めないアンバランスさが狙いであってほしいと思うばかりです」(同)

藤田ニコルの美容番組も“想定外”の低迷

 そんな「YouTube番組」の中で印象的なのが、藤田ニコルがMCを務める美容番組『Beauty Class@nicoroom』だ。これは藤田のYouTubeチャンネルで4月から配信されており、元AKB48・小嶋陽菜を皮切りに、井上咲楽やEXITがゲストで登場している。

「この番組が始まるにあたって、藤田は『大人たちがいっぱいいて、テレビ番組みたいな感じ。YouTubeでやるテレビ番組』と語っており、『今のところYouTube界ではないんじゃないかな』と期待を寄せていました。ただし、再生回数は良くて井上咲楽がゲストのときの約35万回。これまで同チャンネルでは、藤田が1人でメイクをする動画が173万回再生を果たすなどバズってきましたが、それよりも予算をかけた美容番組の再生回数が予想以上に伸びていない。そんな現状を、スタッフたちはどうとらえているのでしょうか」(同)

 これまで、同チャンネルの動画は藤田が自ら編集してきたそうだが、この『Beauty Class@nicoroom』に関してはノータッチで、専門の編集スタッフが行っているという。つまり、本来であれば、もっとヒットしなければならない企画なのだ。

 再生回数などは初期目標をどこに設定するかによっても評価が変わってくるが、宮迫の『有頂天レストラン』にしろ藤田の美容番組にしろ、共通しているのは、その“完璧さ”ゆえの危うさだという。

「YouTubeの魅力は、意外とチープだったり、不完全なところにある。それがかえってリアリティを生むのですが、テレビ番組のようにお金をかければかけるほど、YouTubeの良さが失われる側面がある。ただ、今はメディアの主役がYouTubeに移っている過渡期なので、5~10年後は違うかもしれませんが……」(同)

 ちなみに『有頂天レストラン』は「高評価」2.3万に対し、「低評価」は1384となっている(6月5日時点)。この低評価の数は、最近の宮迫の動画の中では珍しく多い。これが何を意味するのか? 今後も増えるであろう芸能人のYouTube番組を考察する上で、重要なヒントになるかもしれない。

(文=編集部)

JRA 2頭出し「ダノン軍団」の明暗くっきり!? 安田記念(G1)ダノンキングリー激走の陰でダノンプレミアムは「反応が……」、2頭の運命を分けたのは

 競馬界の有名な格言の一つに「2頭出しは人気薄を狙え」というものがある。同じレースに、同厩舎もしくは同馬主の馬が2頭(以上)出走してきた場合は、人気薄の好走が目立つことがその由来だ。

 6日に東京競馬場で行われた安田記念(G1)。G1・5勝のグランアレグリアが単勝1.5倍の断然人気を集めるなか、野田順弘氏率いる『ダノックス』はダノンプレミアム(牡6歳、栗東・中内田充正厩舎)とダノンキングリー(牡5歳、美浦・萩原清厩舎)の2頭出しを敢行。8番人気のダノンキングリーは先頭でゴールを駆け抜けたが、6番人気のダノンプレミアムは好位から直線伸びを欠き、7着に敗れ、明暗を分けた。

 ダノンプレミアムは、昨年12月の香港C(G1)4着以来、半年ぶり。一方、ダノンキングリーも、昨年11月の天皇賞・秋(G1)以来、7か月ぶり。どちらも得意とする休み明けの一戦で、無視できない存在ではあった。

 レース前から注目されていたのが2頭の“鞍上問題”だ。これまでダノンプレミアムの主戦を務めていた川田将雅騎手はダノンキングリーにテン乗り騎乗。一方のダノンプレミアムには、これまたテン乗りの池添謙一騎手が据えられた。

「通常なら、ダノンプレミアムには川田騎手が騎乗するのが既定路線のはず。しかし、あえてダノンキングリーの方に『ダノン軍団』の主戦を務める川田騎手を配置しました。ファンからの支持が高かったのは代打騎乗に定評がある池添騎手騎乗のダノンプレミアムの方でした。

結果論になりますが、主戦騎手を乗せた時点で、陣営はダノンキングリーの方により色気を持っていたのでしょう。中間はダノンプレミアムの方が明らかにいい動きを見せていたのですが……」(競馬誌ライター)

 騎手の配置以外に2頭の明暗を分けたものがもう一つあるという。それがレース当日の東京競馬場周辺の空模様だった。

「(東京競馬場がある)府中周辺では木曜深夜から金曜の夕方にかけて雨が降り、土曜競馬は稍重からスタート。しかし、午後には馬場も乾き、良馬場発表になりました。前日土曜時点では、日曜午後に少なくない量の降雨が予想されていたと思います。

しかし、実際は心配されていた雨はほとんど降らず。日曜は終日、良馬場のままレースが行われました。もし予報通りの雨が降り、稍重程度に悪化していれば、ダノンキングリーの切れ味は削がれていた可能性もあったでしょう。一方のダノンプレミアムは稍重で通算4戦3勝。多少馬場が渋った方が見せ場を作れたかもしれません。当日の天気も2頭の明暗を分けた一因になったと思います」(同)

 レース後、池添騎手が「進め方は悪くなかったが、反応がもうひとつだった」と敗者の弁を述べた一方、川田騎手は「道中のリズムが良かった」とダノンキングリーの走りを称えた。G1レースで上位人気に支持されながらも、厚い壁に跳ね返され続けた実力馬の初G1勝利は、キャリア最低8番人気で手にすることとなった。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

コロナ第5波が荒れ狂う中、東京五輪の「安全な開催」が宣言されると予想される根拠

 2021年6月上旬、新型コロナウイルスがそれほど猛威を振るっているようにはみえず、むしろ収束に向かっている東京では、だらだらと緊急事態宣言による営業自粛が継続しています。日本経済、とくに個人消費を蝕んできたコロナ禍もいよいよクライマックス。来月、東京五輪が開催されることで大きな節目を迎えます。

 この記事では、東京五輪開催で日本にいったい何が起きるのか、これから2カ月後の未来を予測してみたいと思います。

1.選手村のクラスターは起きない

 日本国民が東京五輪開催に反対してきた一番の理由が、海外から入ってくるウイルス変異種の影響です。15万人ともいわれる大会関係者が東京を訪れ、世界中から集まった1万人規模の参加選手が選手村という狭い宿舎に密集します。

 選手村では酒の持ち込みも基本OKで、これまでのオリンピックの状況から想定すれば連日連夜、宴会が行われるでしょう。なにしろ東京五輪の選手村ではコンドームが16万個配布されるわけです。選手間の密な接触は防げないでしょう。

 メディアの予想では、そこから選手たちが六本木などに繰り出して、ウイルスが都内に大量にバラまかれることを危惧しています。しかし実際にはそんなことは起きないでしょう。さらにいえば、選手村でのクラスター発生もないはずです。

 理由は、この先、東京五輪参加選手にワクチン接種が義務付けられるであろうからです。これは参加選手の安全を考えれば妥当な政治判断です。たとえば柔道の試合でナイジェリアの選手とインドの選手が戦うとして、片方が試合中にひどい咳とくしゃみをしていたとします。相手は当然、審判団にクレームをつけることになります。そうなると審判団は難しい判断を迫られることになるわけです。

 もちろん試合前に体温は測っているわけですが、無症状の感染者はそれなりの強力さでウイルスを感染させることが広く知られています。競技を成立させるためには、やはり参加選手へのワクチン接種は不可欠でしょう。仮に必要なワクチンの数が2万回分だったとしても、高齢者枠から融通するワクチンの量にしてみれば、わずかな量。大会の安全の大義のもとに、選手へのワクチン接種を国は強行するはずです。

 そもそも組織委員会としては参加者にワクチン接種証明書を義務付けたいところですが、今、世界では先進国にしかワクチンが供給されていない。そのことを考慮すれば、接種証明書ルールは途上国に対する参加拒否と同じです。結論として1回目のワクチンは選手団分をあらかじめそれぞれの国へ日本が贈り、2回目のワクチンは東京で接種を行うことになるでしょう。

 にもかかわらず仮に入国する際にコロナに感染していた選手がいたとします。確率的には参加選手1万人の中で数名から十数名は陽性者が出現すると思います。しかし感染が危惧されるほかの選手たちがワクチンを接種すれば、二次感染は抑えられる。いいかえると、いくら選手村でどんちゃん騒ぎが行われたとしても、選手村は危惧されるようなクラスター源とはならないのです。

2.オリンピック開催期間に東京の感染拡大が起きる

 一方で東京五輪開催の結果、日本ではこの夏、新型コロナ感染の第5波が起きるでしょう。理由は観戦ではなく、政府が6月20日、五輪開催の1カ月前に緊急事態宣言を解除することになるからです。

 政府が4月25日からここまで緊急事態宣言を長引かせている最大の理由は、五輪中止論を抑え込むためです。ここまできて世界各国に対していまさら中止は宣言できない。だとすれば世論ももう後戻りできない直前のタイミングまでは万全を期しておきたい。そのための緊急事態宣言の継続が現在進行形で行われているのです。

 しかし7月に入ってもまだ緊急事態宣言が継続しているようだと、今後は逆に海外の主要国から五輪の強硬開催に関してクレームが入る危険性がある。ですから6月下旬には予定どおり、安全宣言をして緊急事態宣言を解除する必要があるのです。

 その結果、繁華街に人が戻ります。居酒屋では当然のようにアルコールの提供が再開されますし、百貨店も営業を完全に再開します。去年の7月と同じ状態に東京の街は戻ることになります。

 では去年の7月、東京で何が起きたでしょうか? 7月2日から新型コロナ感染者数は3桁に増加し、7月末から8月頭をピークとするコロナの第2波が東京を襲ったのです。

 要するに感染を拡大するのは五輪ではありません。無観客で行うか、それとも観客数を減らして行うかが今、関心を集めていますが、そもそも観客数を減らして開催しているプロ野球もJリーグも、これまで新型コロナのクラスター源にはなっていません。感染は競技場で起きるのではなく、街中で起きるのです。

 ですからオリンピックの開会式が行われる7月23日頃は、都民にとっては不安な状況になっているはずです。昨年と同じことが起きると仮定すれば、国内の新規感染者数のグラフは増加に転じて、形としては明らかな第5波を形成している。にもかかわらず政府は安全なオリンピックの開会を高らかに宣言するのですから。

3.パラリンピックに中止の危機

 さて、このように第5波が日本を襲う7月下旬に、まだ誰も指摘していない新たな衝撃が起きる可能性があります。五輪開催から数日後に、日本政府が急遽、パラリンピックの中止を世界に向けて要請するという予測シナリオです。

 このような相反することを政府が決断する場合、論理的な論陣をきちんと張る必要があるのですが、一言で言えば、オリンピック開催を決断したときとは状況が変化したということがその理由になるでしょう。新規感染者が増加に転じ、再び病床が逼迫する中、まずは五輪開催中に緊急事態宣言が発出される。それと同時に、8月24日に開会を予定しているパラリンピックはその状況の危険性を鑑み、中止を決断する、ないしは開催規模を大幅に縮小するという予測です。

 身も蓋もないことをいえば、政治家が恐れているのはIOCによる賠償です。その巨額さと比較すれば、パラリンピック中止や縮小による賠償は政府予算で十分にまかなえる規模になる。賠償を恐れるよりは、国内の不満や不安を恐れる局面になるわけです。

 このような予測について不快感を感じる読者も多いと思いますので、未来予測に関する私のスタンスを述べておきます。私が未来予測をする最大の目的は、そのようなリスクが存在していることを提示することで、未来のリスクを回避することです。

 弱者の利益を軽んじる政治家がいることは事実。そのような未来を回避したいのであれば、五輪熱狂の陰でパラリンピックに魔の手が伸びないように監視の目を強めていくべきです。

4.日本経済は徐々にアフターコロナの局面へ移行

 さて、たとえそのような未来になったとしても、オリンピックはコロナで傷ついた日本経済を癒やすには十分な、景気浮揚効果を生み出すでしょう。なにしろいったん開催されれば、日本国民はオリンピックに熱狂します。そして地元の声援を糧に、多くの日本人金メダリストが大きな感動を生み出してくれるでしょう。

 そしてこの夏、第5波が荒れ狂う中で日本人は徐々に気づいていくでしょう。死者数が恐れていたほど増えていないことに。この夏までに65歳以上の高齢者への無料ワクチン接種は、ほぼほぼ完了するはずです。そうなるとどうなるかというと、高齢者の発症率がこれまでの5%にまで下がることが期待されます。そして新型コロナのこれまでの死者の95%は60代以上の高齢者層ばかり。つまり高齢者へのワクチン接種完了を境に、コロナの死亡リスクは非常に小さいものへと変わるのです。

 こうして五輪も無事終わり、コロナの感染者は増加しても、医療機関は医療崩壊危機からは解放されるようになり、日本経済は徐々にアフターコロナの局面へと移行していくことになる。これが東京五輪が開催される今年の夏に起きると予想される一連の出来事なのです。

(文=鈴木貴博/百年コンサルティング代表取締役)

●鈴木貴博(すずき・たかひろ)

事業戦略コンサルタント。百年コンサルティング代表取締役。1986年、ボストンコンサルティンググループ入社。持ち前の分析力と洞察力を武器に、企業間の複雑な競争原理を解明する専門家として13年にわたり活躍。伝説のコンサルタントと呼ばれる。ネットイヤーグループ(東証マザーズ上場)の起業に参画後、03年に独立し、百年コンサルティングを創業。以来、最も創造的でかつ「がつん!」とインパクトのある事業戦略作りができるアドバイザーとして大企業からの注文が途絶えたことがない。主な著書に『ぼくらの戦略思考研究部』(朝日新聞出版)、『戦略思考トレーニング 経済クイズ王』(日本経済新聞出版社)、『仕事消滅』(講談社)などがある。