「ステイホーム」の今こそ学びたい! 夫婦の危機を回避するために知っておきたい英語



 国内での緊急事態宣言は解除されたが、いまだ新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、世界中の多くで「ステイホーム」を強いられている人たちは多く、リモートワークやオンライン授業、ショッピングなど、さまざまなオンラインサービスの利用が急増している。なかには動画配信やゲームなどを通じて、英語に触れたり、実際に英語圏の人とオンラインで交流したりする機会が増えたという人も少なくないはずだ。

 ただ、英語には、使い方を間違えると、ひどい誤解や怒りを招き、たったひと言でも人生を棒に振りかねない表現や、セクハラ、パワハラ、差別と認識され、大問題になる表現が多々ある。

 実社会を渡るための英語力を身につけることは、危機管理を徹底し、その背景にある英語圏の文化をも学ぶことにつながるだろう。

 そこで今回、類例のない教養本『あぶない英語』(幻冬舎新書)を上梓した岩田雅彦さんに、いま話題の海外ニュースから、ステイホームで夫婦や家族間で飛び交う「あぶない英語」について解説していただくことで、そうした危機管理を徹底し、日米問わず、コミュニケーションを円滑にするヒントをもらうことにした。

ロックダウン後、DVは本当に減っているのか?

 長引く自粛生活のなかで、何かとイライラしている方が増えています。ステイホームによってイライラした夫婦やカップル、家族が「あぶない英語」を発し、ときには暴力沙汰になるケースが伝えられ、DV(ドメスティック・バイオレンス)など、人間関係の不和が問題になっています。

 アメリカでは、Stay the fuck at home./ Stay the fuck inside. (家に居やがれ)という表現を目にする機会が増えました。他国でも、いまだに自宅待機、ロックダウンが継続され、人々のストレスは爆発寸前です。

 日本も同様です。マスクをめぐる争奪戦で口論になったり、新型コロナウイルスの影響で仕事が減った夫が、妻から「稼ぎが少ない」と言われ腹を立て、頭を平手打ちし、死亡させてしまう事件が起きたりしました。

 病院や保健所へ「なぜPCR検査をしてくれないんだ!」と怒鳴り込む人もいるでしょう。営業を自粛しないお店へ電話や貼り紙で怒りをぶつける人もいるでしょう。社会全体が疲弊して、その怒りの矛先が弱いところ、文句を言いやすいところ、たとえば家庭、医療現場、お店に向かっているのです。

 国連によると、6カ月のロックダウンで世界では3,100万(平時のケースを除く)のDVが生じるのではないかと予想されています。各自が独立した部屋を持ち、プライバシーが保たれていれば良いのですが、そんな家は多くありません。どんなに仲が良くても四六時中一緒にいたら、文句のひとつも言いたくなることもあるでしょう。仲が悪ければなおさらで、一触即発です。

 The New York Timesは、“ロックダウン後、DVの統計上の数字は減っているが、実際のところはどうなのか”と疑問を呈しています。つまり、ロックダウンでabuser(暴力をふるう人)と一緒に家にいる(監視下にある)ため、警察やホットラインに通報できない、させてもらえない可能性があるのではないかと危惧しているのです。

 実際、同紙は “social distancing and stay-at-home orders have fueled incidents of domestic violence in New York City” (ソーシャルディスタンシングとステイホームによってニューヨーク市のDVは加速した)として、いくつかの事例を挙げています。

 このThe New York Timesの記事は示唆に富んでいて、統計で騙されないための礎になると思います。統計に表れるDVの件数は、何を基準とするのか、どのように収集されるのかを考えなければなりません。ホットラインの相談件数か? 警察への相談件数か? その両方を合算したものか? 訴訟件数か? 被害届の数か?

 いずれにせよ、実態は反映されていないことがわかります。もしも、行政が、コロナパンデミック以前に予算を計上しDV対策をしていた場合、コロナによるロックダウンによってステイホームしているにもかかわらず、DV件数が減ったと、自画自賛することでしょう。まさに統計は、「正しいこと以外はすべて表現できる」(統計は恣意的に作られ、無知な人を騙すための手段となりうる)のです。数字は大切ですが、あくまでも参考資料のひとつでしかありません。

夫婦間で言ってはいけない「あぶないNG」ワード

 ニューヨーク市の委託でホットラインを運営しているNPOによれば、(電話による)相談件数は11%減ったものの、オンラインチャットによる相談件数は増えているそうです。

 また、CNNによると、ロックダウン中、ニューヨーク市のDV相談に関するウェブサイトへのアクセスは急増しており、チャットやテキスト(ショートメッセージ)での相談が増えているそうです。これらのことから、DV被害者は、電話などの手段では通信できない状況にあることがわかります。

 さらに、NEW YORK POSTによると、Massachusetts sees spike in domestic abuse 911 calls during coronavirus lockdown(マサチューセッツではコロナウイルスによるロックダウン中、DVによる911への電話が急増)と報じています。

 警察や消防に電話しなければならない深刻な状況になって、初めて顕在化するのでしょう。多少殴られたりするくらいでは通報できず、どうにもならなくなって通報されるのですから、手遅れ感は否めません。

 ちなみに、このspikeという単語は、コロナ禍におけるニュースでよく見かける単語です。スパイクというと、辞書では「大きな釘」が筆頭にあげられることが多く、一般的にはスパイクシューズのスパイクを思い浮かべる人が少なくないかもしれません。しかし、spikeとは、スパイクのような先端が尖った形状のもの、グラフの波形では尖頭を指します。つまり、急増している(ピーク近くにある、もしくはその過程にある)という意味になります。

 JAPAN TODAYは、コロナウイルスの影響は ‘catastrophic’ impact on women with domestic abuse up 20%(DVが20%増加し、女性に大打撃を与える)としています。コロナウイルスによるDV被害を “shadow pandemic” とも呼んでいます。

 New York州ではDV専用のホットラインを設置しています。

 DVと言うと、“酒乱の夫がちゃぶ台をひっくり返して妻に暴力をふるう”という昭和的なイメージを思い浮かべる人がいるかもしれませんが、DVは夫から妻へというパターンだけではありません。妻から夫、親から子、子から親など、さまざまなパターンがあります。配偶者の不当な扱いをspousal abuseと言います。暴力を受ける夫はmen who are being abusedと言います。

 夫婦間で言ってはいけないNGワードがあります。離婚(divorce)は夫婦にしか使いませんが、それ以外にも、夫婦に限らず、親子、友人でも気をつけて使わなければならない英語を紹介します。

divorce(離婚):夫婦間では最後のカードです。軽々しく使ってはいけません。
always(いつも):100%そうだと相手を完全否定してしまうので避けましょう。
never(決して~ない):100%ないと相手を完全否定してしまうので避けましょう。
shut up(黙れ):聞く耳を持たないという態度が良くありません。
calm down(落ち着いて):相手は自分が冷静だと思っていますから、そこに「落ち着け」というのは火に油を注ぐようなものです。
I don’t care.(気にしない):相手は突き放された感じがします。気にしてほしいのです。
You are not my mom.(あなたは私のお母さんじゃないでしょ):これはよく使われるフレーズで、喧嘩の原因になります。あれしろこれしろとうるさくお母さんのように言ってくることに対して発せられる言葉で、しばしば夫婦喧嘩の原因になる言葉です。
You are such as idiot.(バカみたいだな):バカと言われてしまうと返す言葉がなく、暴力に発展するかもしれません。
You have to do this.(これをしなさい):義務だと押し付けてはいけません。

言外の意味が発生してしまう「あぶない英語」に気をつけろ


 男女差への言及がはばかられる時代ですが、未だ男性が主たる収入を得ている家庭が多く、たとえ収入が対等であったとしても、自分こそが大黒柱だと自負する男性は少なくないでしょう。

 世の中には、“嫉妬は女性のするもの”というステレオタイプなイメージを抱いている人も少なくありませんが、もちろん男性も嫉妬します。なかでも、おじさんの嫉妬ほど恐ろしいものはありません。「プライドが」「メンツが」なんて言っているのはたいてい男です。男はプライドで生きているのです。

 そんな男性に、誰かと「比較」して評価することは、絶対にしてはいけません。比較をしたつもりはなくても、結果的に比較になってしまうケースがあります。

 たとえばお隣同士、二組の夫婦でバーベキューをしたとします。そして、A家の妻がB家の夫に対して以下のように言ったらどうでしょうか。

You are a dependable person.(あなたは頼りになりますね)

 悪気はなくても、A家の夫は、B家の夫より頼りにならないと受け止め、嫉妬する可能性があります。またB家の妻から、「色目を使っているのでは」とあらぬ疑いをもたれてしまう可能性もあります。

 同様に、下記のような発言も避けたほうが無難です。意図せずとも、言外の意味が発生してしまうため、「あぶない英語」になってしまいます。

I wouldn’t be stressed out, if I lived in a bigger house.(広い家ならストレスたまらないよね)
→この家は狭いからストレスがたまる。

Ted has a bigger house.(テッドさんちは広くていいよね)
→この家は狭いから嫌だ。

It seems that Cathy is able to get face masks anytime.(キャシーはいつでもマスクが手に入るらしいよ)
→うちはマスクが手に入らない(マスクを手に入れる能力がない)

If we have more money…/ I wish I had more money…
→お金があれば(うちにはお金がない)

Government employees have a stable income during the shutdown.
(公務員は安定していていいよね。こんなときでも給料もらえるんだから)
→うちは公務員ではないから安定していない。こんなときは給料をもらえない。

考えすぎ! そんなこと言ったら何も言えないじゃないか! と怒られそうですが、相手がキレてしまうのは、決まって些細なことなのです。

 以下は、相手を評価し、状況を的確に伝えるストレートな表現です。

The pay is way too low.
Your salary is low.
You earn little.
You make little money.
Your salary is nothing.
Your salary is peanuts.
Your salary is for the birds.
◎すべて「稼ぎが少ない」という意味です。

We cannot pay the bill.(光熱費を払えない)
We are going to broke.(破産しそうよ)
We are broke.(お金がない)

 時として、これら直截的な表現よりも、悪気のない表現のほうが、神経を逆なでする場合があります。ステイホームで、多くの人々がイライラしているので、ぜひ注意してください。

ステイホームで“コロナベイビー”世代が誕生する!?

 コロナの負の側面ばかり誇張した感じになってしまいましたので、最後に少し明るいニュースをお伝えしましょう。

 ステイホームで家にいる時間が増え、セックスをする人が増えているため、英語圏では、出生率がアップして、“ミレニアムベイビー”ならぬ、“コロナベイビー”世代が誕生するのではないかと言われています。コロナ禍で世界最大のゴムの産地で、コンドームの主要生産国・マレーシアのゴム生産が縮小し、コンドーム不足にもなっていますから、可能性としては充分あり得ると思います。

 また、Newsweekは “New York City Releases Guide to Safe Sex During COVID-19 Pandemic(ニューヨーク市は新型コロナパンデミック下における、安全なセックスの指針をリリースした)という記事を掲載しています。

 コロナ時代のセックスを特集するくらいですから、それだけ、ステイホームでセックスしている人が多いと言えるのでしょう。

 妊娠・出産時の医療体制や母子感染などといった懸念材料はあるものの、コロナで多くの尊い命が失われ、希望を失う人が多いなか、新たな命が生まれることは、希望の光のように感じます。さて、日本ではどうでしょう。ステイホームで出生率がアップすると思いますか?
(文=岩田雅彦)

●岩田雅彦(いわた・まさひこ)
1972年静岡県生まれ。大阪府立大学非常勤講師、近畿大学非常勤講師として英語を教える。英検1級。大学で採用される一般教養英語教科書の常連執筆者。イギリスの大学院と大阪大学大学院医学研究科(単位取得満期退学)で公衆衛生を学ぶ。その後は医療関連の会社、およびIT関連の会社を経営。著書に『あぶない英語』』(幻冬舎新書)、『ネットで儲ける! 輸出ビジネス』』(すばる舎)、『海外投資&海外オークションの英語』』(明日香出版社)、『医学部入試英語の戦略的勉強法』』(エール出版社)、など。



【参考記事】

https://www.nytimes.com/2020/04/17/nyregion/new-york-city-domestic-violence-coronavirus.html
https://edition.cnn.com/2020/04/07/us/nyc-domestic-violence-website-surging/index.html
https://nypost.com/2020/04/29/massachusetts-sees-spike-in-domestic-abuse-911-calls-during-coronavirus-lockdown/
https://japantoday.com/category/world/coronavirus-to-have-%27catastrophic%27-impact-on-women-with-domestic-abuse-up-20
https://www.redbookmag.com/love-sex/relationships/g4658/questions-to-ask-your-partner/
https://healthtalk.org/womens-experiences-domestic-violence-and-abuse/coercive-controlling-behaviour

今井絵理子“政務官”、コロナめぐるインスタ投稿に「辞任すべき」「何かしてた?」と批判

 よくわからない写真だった。今井絵理子内閣府大臣政務官(参議院議員、自民党麻生派、比例区)は26日、自身のInstagram上で写真と新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言解除に関する所感を公開した。この写真に対し、「フォロワーから『かっこいい』『がんばって』などと声援が寄せられている」という一部報道もあったのだが、公開から2日、同アカウントのコメント欄は大荒れの様相を呈している。

 インスタ画像一覧には、ベタ黒白抜きの明朝体で記された「内閣府大臣政務官」と記された政務官席で、イヤホンを着用の上、パリッとスーツを着こなした今井氏がパソコンに向かう姿があった。今井氏は画像と合わせて次のように所感を述べている。

「皆さんのご協力のおかげで本日、緊急事態宣言が全国で解除されることが発表されました。これまでの日常を取り戻すには時間がかかると思いますが、医療体制の強化・経済支援・雇用対策など政府一丸となって頑張っていきたいと思います。引き続き、手洗いやうがい、マスクの着用など感染予防にご協力よろしくお願いします」(原文ママ、以下同)

 今井氏のインスタ公開を受け、スポーツ報知インターネット版は26日、記事『元SPEEDの今井絵理子参院議員、「内閣府大臣政務官」としての仕事姿を公開「カッコいい」「頑張って」の声』で、この写真と文章を紹介。そのうえで、「フォロワーからは『政務官としての仕事風景初めて見ました』『政治家として仕事してる姿見るとかっこいい』『絵理ちゃん、お疲れ様です!いつも頑張ってくれてありがとうございます』『絵理子さんも健康に留意してお仕事頑張ってください』などのコメントが寄せられている」と報じた。

ファン「政治家むいていない」

 ところが27日午前現在、今井氏のインスタアカウントには次のようなコメントが並び、それぞれのコメントに対して「いいね」ボタンが連打される様相を呈している。

「残念ながら政治家にむいてないので1秒でも早く辞めたほうがいいと思います」

「こんな時言うのはあまりよくないかもだけど、絵里ちゃんは政治より、歌とダンスをしてる姿の方が多くの人に何かを伝えられると思うんです。ごめんなさい、SPEEDとして、歌手として一人の母親として、ダンサーとして、個人としての、今井絵里子さんは本当に大好きです、けどやっぱり政治家としての今井絵里子さんだけはファンでも受け入れられません」

自民党関係者「今井さんって今回何かやりましたっけ?」

 自民党関係者は次のように困惑する。

「今井さんって、今回のコロナ対策で何かしていましたっけ? 広報も仕事のうちなので、インスタグラムで政府の一員として、所感を公開されることは良いことなのですが。

 政務官という仕事は縁の下の力持ちの役割です。だから目立たないのは仕方がないのかもしれませんが、少なくとも今回のコロナ騒動で党内で存在感があったように思えません。政務三役(大臣、副大臣、政務官)の椅子は座り心地が良すぎて、デスクに根を生やしてしまいがちです。若手議員として期待している方も多いので、椅子の座り心地をアピールするのではなく、具体的な成果をあげて、選挙で票を取り、ちゃんと目立てるようにがんばっていただきたいですね」

 一連の新型コロナウイルス感染症対策では、政治家の力量の有無が平常時以上につまびらかになった。今井氏も「かっこいい写真」ではなく、具体的な成果で目立つことができればいいのだが。

(文=編集部)

JRA日本ダービー(G1)に「10年周期の法則」、今年も“発動”ならコントレイル・サリオスは大ピンチ!かわって浮上するのは7番人気の馬?

 3歳馬の頂点を決める日本ダービー(G1)が今年も東京競馬場で行われる。第1回が開催された1932年から、太平洋戦争の影響で2回の開催休止(1945-46年)を挟み、今年で87回目を迎える。

 その「第87回日本ダービー」で1番人気濃厚なのが、皐月賞(G1)を制したコントレイルだ。そしてそのコントレイルに半馬身差に迫ったサリオスが対抗格と目されている。コントレイルが父ディープインパクト以来、15年ぶり無敗の2冠馬に輝くのか、それともサリオスの逆襲はあるのか、あるいは昨年のロジャーバローズのような伏兵が台頭するのか、目が離せない。

 今年は区切りの2020年ということで、西暦の下1ケタが「0」年のダービー馬に注目してみた。1940年から2010年までのダービー馬8頭は以下の通りだ。

【西暦の下1ケタが「0」年のダービー馬】
 1940年 イエリュウ(4番人気)
 1950年 クモノハナ(1番人気)
 1960年 コダマ(1番人気)
 1970年 タニノムーティエ(2番人気)
 1980年 オペックホース(2番人気)
 1990年 アイネスフウジン(3番人気)
 2000年 アグネスフライト(3番人気)
 2010年 エイシンフラッシュ(7番人気)

 エイシンフラッシュが制したダービーからちょうど10年。その年は、ヴィクトワールピサ(単勝オッズ2.1倍)とペルーサ(同2.6倍)の“2強ダービー”と言われた。結果はヴィクトワールピサが3着、ペルーサは6着に沈み、7番人気エイシンフラッシュと5番人気ローズキングダムで決着。馬連配当は1万6720円という波乱となった。

 もう一度話を戻そう。1940年から10年ごとのダービー馬8頭の単勝人気を見てみると、1960年のダービーを制したコダマを最後に1番人気は5連敗中ということがわかる。さらにもう一つ興味深いのが、1950年のクモノハナから「1→1→2→2→3→3→7」と単勝人気が推移している。この法則に従えば、今年は7番人気の馬が先頭でゴール板を過ぎる可能性を考えなければいけない。

 27日時点の『netkeiba.com』の予想オッズから7番人気“候補”として以下の5頭を挙げたい。

 5番人気 ガロアクリーク(32.8倍)
 6番人気 ダーリントンホール(35.3倍)
 7番人気 ヴェルトライゼンデ(37.5倍)
 8番人気 ビターエンダー(49.3倍)
 9番人気 アルジャンナ(53.0倍)

 ガロアクリーク、ダーリントンホール、そしてヴェルトライゼンデの3頭が単勝オッズ30倍台で拮抗している。中間の動きや当日の気配などを加味して上記5頭の何れかが7番人気になる確率が高そうだ。果たして日本ダービー10年周期の法則は発動するのか、注目したい。

木村花さんの死の責任はSNS 以前にフジ『テラスハウス』にある! フジのリアリティショーでは過去にも自殺者が

 リアリティショー『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』(以下『テラスハウス』)にも出演中だった女子プロレスラー・木村花さんの突然の死。『テラスハウス』内での言動について、SNSで激しい攻撃を受けていたことが死に追い込んだのではないかとされ、ネット・...

JRA「ギューン!バキューン!」意外なところも父そっくり!? 岩田望来にブレイクの兆し!若手のホープは横山武史だけじゃない

 そう遠くない将来、リーディングの勢力図に変化が訪れる可能性が大きくなっている。

 長らく競馬界をけん引してきた武豊騎手や蛯名正義騎手、横山典弘騎手らベテラン勢も現役騎手として活躍を見せているが、競馬界全体を考えると若い世代の成長は欠かせない。活性化を進める意味でも世代交代の必要性があるだろう。

 そんななか、最近目立って来たのは2世騎手の活躍だ。競馬において2世騎手というのは珍しくない。武豊騎手や横山典騎手、福永祐一騎手らも父は元騎手だった。

 ブレイクの予感があるのは岩田康誠騎手の次男・岩田望来騎手(19歳、栗東・藤原英昭厩舎所属)だ。昨年3月にデビューしたばかりの若手だが、早くもリーディング上位に顔を出すなど、次代を担う若手のホープとして確かな存在感を見せつつある。

 3週間という短期間ながらも新潟開催では9勝をあげリーディングを獲得。全国リーディングでも6位となる36勝をあげている。これはデビュー2年目の騎手としては異例の活躍といえるだろう。

 デビュー当初は消極的な競馬も目につくこともあって伸び悩んでいたが、今年は父の岩田康騎手を彷彿とさせる積極的なポジションを取りで、直線もうひと脚使わせるような競馬が増えたのが好調の理由だろう。また、結果がついてくることでも騎乗に自信が持てるようになり、相乗効果となっているようだ。

「ロスなく運べる内枠が当たると本人も嬉しそうにしています。経験を重ねたことで馬込みを捌く自信も付いたのでしょう。レース後には自分からマスコミの方に歩み寄ってコメントしてくれる事もありますし、受け答えにも好感が持てます。そのあたりは師匠の藤原英調教師や厩舎スタッフの教育がしっかりしているからだと思います。

 コメントが面白いところもお父さんとよく似ています。ギューンとかバキューンと伸びたとか、バチッと折り合いがついたなど表現が独特です。そして何よりそっくりなのが、歩き方です。やや前屈みの歩き方はお父さんと間違える程。無観客競馬が解除されたら競馬場で是非見てみて下さい(笑)」(競馬関係者)

 岩田望騎手の他にも団野大成騎手、西村淳也騎手がリーディング10位以内に入り、関東では横山典騎手の次男・横山武史騎手が活躍しているように若手騎手が台頭してきている。

 順調なら数年後には全国リーディングを争う”期待のホープ”といえるのではないだろうか。

JRA坂井瑠星「モズアスコットの屈辱」から2年。日本ダービー(G1)サトノインプレッサで“藤田菜七子世代”初のダービー騎乗!

 今週31日に東京競馬場で行われる日本ダービー(G1)は、無敗の皐月賞馬コントレイル、逆転を狙うサリオス、一発逆転に燃える皐月賞組やトライアル組も参戦し、今年も熱き戦いが予想される。

 そこへNHKマイルカップ(G1)から一頭、サトノインプレッサ(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎)も出走する。前走は3番人気に支持されながらも13着に惨敗したが、展開も向かず不完全燃焼の一戦であった。

 レースの疲労も少ないことからダービー出走を表明した矢作調教師は、鞍上に厩舎所属で今年5年目の坂井瑠星騎手を指名した。坂井騎手は、藤田菜七子騎手、荻野極騎手らと同期であり、彼らの中で初の“ダービー騎乗”となる。

 安定した騎乗を見せるようになった坂井騎手だが、成長のきっかけになったのは、やはり長期遠征となったオーストラリアの武者修行だという。

「デビューして2年の秋から『あえて厳しい環境に身を置かせる』という矢作調教師の方針により、坂井騎手はオーストラリアへ海外遠征に出ました。当初半年で帰国する予定を、自ら遠征期間を1年に延ばし、合計200レースくらいに乗って16勝しました。矢作調教師は、彼に“ハングリー精神”を学ばせたかったのかもしれませんね」(競馬記者)

 帰国前のコーフィールドCは、ソールインパクトでG1初騎乗も経験する(結果は18頭立て14着)。坂井騎手はひと回り大きくなって、一昨年11月に日本へ帰国した。帰国後の昨年は重賞を3勝し、すべて人気薄を持ってきている。

「坂井騎手は、このダービーが今までやってきた事の成果を見せる絶好の舞台です。オーストラリアで培ったハングリーさを身につけて、日本の競馬で揉まれてきた今、このダービーで殻を破って一気にブレイクする可能性があります。最終的に決めるのはオーナーのサトミホースカンパニーですが、絶好の大舞台を矢作調教師が用意した、ということなのかもしれませんね」(同)

 また坂井騎手と矢作調教師といえば、やはり2018年の“モズアスコット事件”を記憶しているファンも少なくないはずだ。

 2017年に4連勝して翌年も重賞で連続2着と、まさに本格化の兆しを迎えていたモズアスコット。陣営の春の大目標は安田記念(G1)だった。そこで確実に出走するために、陣営は1週前の安土城S(OP)で賞金を加算することを決断。必勝を期した一戦に白羽の矢が立ったのが、厩舎所属の坂井騎手だった。

 翌週に安田記念本番を迎えた負けられないレース。格上の存在であるモズアスコットは単勝1.5倍の圧倒的な人気に推された。しかし、蓋を開けてみれば、スタートは出遅れて、外、外を追走し、最後も上がり3ハロン32.9秒の豪脚で追い込むも2着に敗れてしまった。

「レース後、坂井騎手も『結果を出すことができず申し訳ない気持ち』と謝罪していましたが、これには陣営も焦ったでしょうね。特に弟子を抜擢した矢作調教師としては、立場がなかったと思います。

 さらに主戦のC.ルメール騎手に乗り替わったモズアスコットが翌週の安田記念を勝利。そうなると坂井騎手は『G1を勝てるほどの馬でオープンも勝てなかった騎手』として、ファンからレッテルを貼られることに……。この件は師弟とも苦い思い出だと思います」(別の記者)

 あれから2年。坂井騎手の騎乗技術も向上し、昨年30勝であった彼の成績もすでに21勝で、全国リーディング21位につけている。当時は、師匠の期待を裏切ってしまった坂井騎手だが、このダービーで結果を出して名誉挽回と行きたいところだ。

苦しい時間をどう克服していけばいいのか 発達障害を乗り越える生き方とは

 

 なぜ自分は他の人のようにできないんだろう。そんな苦しい思いを抱え、人生に生きづらさを感じてはいませんか?

 仕事で、ケアレスミスを何度も注意され、直そうと思っても直せない。その度に自信が崩れていってどうすることもできなくなる。周囲はみんなできているのに、自分だけ……。なりたい自分とのギャップに悩み、体調を崩してしまう人もいます。

 現在、ヨガインスタクターとして活躍している岩渕玄太さんもその一人でした。学生の頃はストリートダンスのコンテストで優勝。一流のビジネスマンになりたいと、希望を持って就職するも、同じミスを何度もして自信を喪失。「自分はダメなんだ」と自分自身を追い詰めてしまい、何度も転職を繰り返しました。

■クラウドファンディングで出版。自分の思いを伝えるために

 今年30歳の岩渕さんは、現在「ADHDという診断が降りるラインまではいかないが、ADHD傾向にある」という診断を受けています。そして、自分自身を「グレーゾーン」だと表現し、会社員時代ならばADHDの診断を受けていただろうと述べます。

 以前の自分を克服し、ダンスの経験を活かし、ヨガのインスタクターに。日本最大手のホットヨガスタジオにて業務委託インストラクターの準グランプリに輝き、さまざまなヨガイベントを開催しています。

 サラリーマン時代は仕事や職場に適応できずに苦しみ、うつのような状態になった岩渕さん。

「ダメな自分」は、本当はダメじゃない。自分自身が本当に輝ける場所はある。そうした自分になるための方法をいろんな人に伝えたい。その思いを形にするためにクラウドファンディングに挑み、見事、資金調達を実現させ生まれた一冊が『発達障害グレーゾーンでも夢を実現して幸せに生きる』(セルバ出版刊)です。

■自分自身を少しずつカミングアウトし、理解者を増やしていく

 本書で、岩渕さんはこのうちのどれか1つでも実践してほしいと述べます。

・心の中で自分の成功体験を褒める
・親友にカミングアウトする
・職場の変更を検討する
・1日1分ヨガの呼吸法を実践する
・夢・目標リストをつくる
・本の中で紹介されている「発達障害/ADHD知恵リスト」を実践する

 例えば、2つ目の「親友へのカミングアウト」。

 こんな自分を認めたくないという思いや、他の人からダメな人だと思われるんじゃないかという不安や恐怖から、なかなか言えないかもしれません。

 しかし、岩渕さんはすべてをさらけ出す勇気を持って、打ち明けられる人を探そうとアドバイスします。

 岩渕さんの場合は、ADHDで苦しんでいた経験のある友人に相談し、話を聞いてもらっていたそうです。そして、彼のアドバイスでヨガのインストラクターとして働くようになりました。

 自分自身のことをカミングアウトし、理解してもらう。誰も少しずつその理解者を増やしていく。職場の周りの人たちから自分がADHDであると理解してもらえれば、支援やフォローを得られることもできるようになるはず。そして、自分が一番成果を発揮できるところで、頑張る。そういう環境づくりができていくのです。

 岩渕さんの考えのベースになっているのが、「フィロソフィー・オブ・ファイブエレメンツヨガ(以下、FEY)」という、ヨガの考え方です。

 FEYは、自然の法則性をその哲学や体の動きに取り入れたヨガのこと。岩渕さんはFEYには発達障害を持つ当事者が学ぶべきことが詰まっていると述べ、上に箇条書きであげたことには、それぞれ「空・地・水・風・火」という5つの要素が当てはめられているといいます。

 この本は、自分自身に悩み苦しんだ岩渕さんの経験から、苦しむ人たちに「大丈夫だよ」と語り掛けるようにつづられています。今の状況を、少しずつ変えていく。そのために何をすればいいのかを知ることができる一冊です。(新刊JP編集部)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

JRA日本ダービー(G1)ワーケアはフィエールマン級!? 「ルメール×手塚」だけじゃない! 先輩僚馬と同じ臨戦過程で大舞台に挑む!

 3歳馬の頂点を懸けた日本ダービー(G1)が31日に東京競馬場で行われる。大半が皐月賞を経由しての出走となるが、有力馬の1頭ワーケア(牡3歳、美浦・手塚貴久厩舎)は異例の弥生賞(G2)から直行で大一番を迎える。

 ここ2戦は人気を裏切る形となっているワーケアだが、2戦2勝の東京コースで巻き返しを図る。鞍上はデビューから手綱を取っているC.ルメール騎手。管理する手塚厩舎は先週のオークス(G1)でウインマリリンを2着に持ってきており、勢いを感じさせる。

「手塚厩舎×ルメール騎手」という組み合わせは2018年の菊花賞馬で19年、20年天皇賞・春を連覇したフィエールマンと同じ。実はワーケアのダービーに至る臨戦過程も菊花賞優勝時のフィエールマンと重なる部分がある。

 フィエールマンは3歳時、2戦2勝で夏の福島を飾る名物3歳重賞・ラジオNIKKEI賞(G3)に出走。1番人気に支持されたが、直線で差し届かず2着に惜敗。ワーケアもまた、前走の弥生賞で1番人気に支持されるも2着に敗れている。その時の両馬のオッズは偶然にも同じ2.5倍だった。

 フィエールマンはラジオNIKKEI賞で敗れたあと、中15週で菊花賞に向かった。異例のローテーションが嫌われ、7番人気まで評価を落としたが、ご存じの通りキャリア4戦目でG1制覇を果たした。一方のワーケアは、弥生賞から中11週という余裕あるローテーションでダービーに向かう。こちらも前走で人気を裏切り、やや評価を下げており、『netkeiba.com』の予想オッズでは、26日時点で4番人気の単勝オッズ13倍台想定。フィエールマンの菊花賞での単勝オッズ14.5倍と同程度になりそうだ。

 弥生賞からダービーという臨戦過程を語る上で忘れてはならないのが、2年前のダノンプレミアムだろう。当時、圧倒的な強さでデビューから4連勝を果たし、“怪物”とまでいわれたダノンプレミアム。断然1番人気で皐月賞を迎えるはずだったが、直前に挫石で回避。その後、ダービー直行というローテーションが取られた。そして迎えたダービーではそれが響いたのか結果は6着。2冠確実とまで言われた“怪物”は結局、3歳クラシック無冠に終わった。

 一方のワーケアは体質の弱さもあって、陣営は弥生賞前から皐月賞をパスし、ダービー直行を視野に入れていた点がダノンプレミアムと大きく異なる。肝心の弥生賞では敗れたが、早くからダービーに照準を絞り、狙いすましての参戦というのは何とも不気味だ。

 それでも中11週以上空けてのダービー参戦となると、1986年以降、10頭しかおらず、その成績は「1-0-0-9」。唯一の勝利は1996年のフサイチコンコルドで、他の9頭はことごとく馬群に沈んでいる。

 フィエールマンで間隔を空けての調整には実績がある手塚厩舎。ダービーの大舞台で渾身の仕上げを施し、ワーケアを世代の頂点に立たせることはできるだろうか。

パチスロ「経過措置延長」を受けた旧規則機。「新規」で導入される可能性は…

 周知の通り、旧規則機の経過措置が従来の「3年」から「4年」に延長された。

 無論、全台が無条件で延長されるわけではなく、「パチンコ・パチスロ産業21世紀会」が決議した「取り扱い内容」によると、業界6団体が定めた「高射幸性遊技機」は対象外。

 2020年12月31日までに認定及び検定が切れるパチンコの羽根モノ、ちょいパチ、甘デジ、パチスロのノーマルAタイプは当初の期日から最大7ヶ月(210日)、同日に認定及び検定が切れるこれら以外の遊技機は2020年12月までの最大延長が認められる。

 一方、2021年1月以降に設置期日を迎える予定だった遊技機は同年11月30日までの延長が可能だ。

 ただし、2020年12月31日までに認定及び検定が切れる遊技機については5月20日時点、2021年1月以降に設置期日を迎える予定だった遊技機については同年1月31日時点での設置台数を基準に、毎月15%を目途に撤去を進める必要があり、その都度、担当所轄警察署への「新旧遊技機設置比率明細書」提出が義務とも報じられている。

 これらをまとめると、パチスロでいえば高射幸性遊技機に該当する『押忍!サラリーマン番長』『パチスロ修羅の刻』『ミリオンゴッド-神々の凱旋-』などは期日と共に引退。6月撤去予定だった『沖ドキ』は年内いっぱい、同じく『ニューアイムジャグラーEX-KT』に関しては2021年1月18日までの設置が可能となる。

 段階的な撤去が条件ながらも「お気に入りのパチンコ・パチスロをまだまだ打てる」というのは、ファンにとっては朗報。自粛が明けたらどのマシンと対峙しようかと考えているファンも多いことだろうが…。

 ここでもう一つ把握しておきたい点がある。「経過措置期間の延長を受けた旧規則機の中古機移動はNG」という点だ。

 業界6団体で構成される「中古機流通協議会」は、5月21日に経過措置期間の延長を受けた旧規則機の取り扱いについて協議。当初の期間を超える1年間は、中古機流通業務を行わないと決定したと報じられている。その理由として「メーカーからの部品等の供給が困難になる」などをあげ、「適切な中古機流通が確保できない」と判断したそうだ。

 つまり、従来の期日を超えた旧規則機が新規で導入される可能性はゼロということ。打ち足りないマシンがあるファンは、あらかじめ設置店をリサーチしておくべきであろう。

住宅ローンが払えなくなる人が急増…借金地獄にハマる「キャッシングで返済」は絶対NG

 オンライン住宅ローンサービスを運営するMFS(東京・千代田区)によれば、新型コロナウイルスの影響で、すでに住宅ローンの返済が苦しくなっている人は約4割、今後、苦しくなっていくだろうと予想している人まで含めると、約7割の人が住宅ローンの返済に不安を抱いているようです。

 住宅金融支援機構の住宅ローンの支払いに関する相談件数も急激に伸びていて、今年2月にはおよそ20件だった相談件数が3月は200件になり、4月は1200件となって、現状では電話がつながりにくくなっています。

 相談で多いのは、「今月分の支払いができない」という切実なものから、「収入が減りそうなので、ボーナス払いをやめたい」などという今後を案じてのものまで、さまざまなようです。こうした中で、金融機関も住宅ローンの返済相談に積極的に乗り出しています。

 住宅ローンは、借りている側にとっては「返せなくなる」というリスクがあります。一方、貸している銀行などにとっては「貸したお金が回収できなくなる」というリスクがあります。リーマン・ショックのときもそうでしたが、最終的に返済できずに自己破産されてしまうと、金融機関は貸したお金を回収できなくなってします。

 お金を借りているほうが弱いわけではなく、金融機関にとっても「返済されない」ということは弱みになります。だからこそ、「とにかく相談してください。悪いようにはしません」と大々的に呼びかけているのです。

 住宅ローンについて、政府はローン負担の軽減そのものにはほとんどなんの対策も出さず、「自己責任」で押し進めています。ただ、税金面については「住宅ローン控除」の要件の緩和ということで、減税によって、多少でも家計を後押しする政策を取っています。

 そこで、こうした政府の動きや各金融機関が打ち出している対策を見ながら、住宅ローンが家計に負担を与えそうな人がどのような対策を取っていけばいいのかを見てみましょう。

絶対にやってはいけない「キャッシングで返済」

 給料や収入が減ってしまって、住宅ローンが払えないという人も出てきています。住宅ローンは、返済が1日遅れただけでも、借りている銀行から催促の電話がきます。しかも、そのまま支払わないでいると、大変なことになります。

 普通、銀行では2カ月間支払いがないと、事故物件ということでブラックリスト入りしますが、中には1カ月支払いがなかっただけで事故物件扱いになるケースもあります。そうなると、「なんとかしなくては」と思い、自力でお金を工面しようとする人がいます。特に、年配の会社員の場合、体裁もあるので「返せなくなりました」と銀行にはなかなか言えず、手軽に借りられるキャッシングなどでお金を都合して返すケースもあります。

 ただ、「住宅ローンが返せない」からとキャッシングに走ることは、絶対にやってはいけません。なぜなら、今月はなんとかそれで無事返済できるかもしれないけれど、来月、再来月と新型コロナ禍が長引けば、そのたびにキャッシングの残高も増えていくことになるからです。

 いったん下がった給料や収入は、よほどのことがない限り、すぐに元に戻るということはないと思ったほうがいいでしょう。給料を下げるに至るまでには、会社もかなりのダメージを受けているはず。また、取引先も、いったん取引を減らすとコストカット意識も高くなっているので、すぐに従来通りの仕事の発注はできない状況にあるケースがほとんどだからです。

 そうした中で、住宅ローンが返せないからと安易にキャッシングに手を出すと、借金地獄にはまっていく可能性があります。特に、キャッシングの金利は現在のような低金利下でも14%前後。これが雪だるま式に膨れ上がっていくと、最終的には破産して、すべてを失うことになりかねません。

 ちなみに、金融機関にとって「住宅ローンが返せないから、ほかからお金を借りて返済する」というのは、もっともしてほしくないことです。借りる相手が両親や親戚縁者ならいのですが、業者の場合、お金を貸すときに、住宅ローンの残っている家に二番抵当、三番抵当を付ける可能性もあり(一番抵当は借りている金融機関がつけます)、そうなるとトラブルが起きる可能性があり、対処が難しくなるケースもあります。

 余計なトラブルに巻き込まれないためにも、困ったら、すぐにお金を借りている金融機関に相談する。今は、それがベストな方法です。

(文=荻原博子/経済ジャーナリスト)