JRAスプリンターズS(G1)タワーオブロンドンが回避! 意外な形で「鞍上問題」解決も、新たな課題が浮き彫りに……

 鞍上問題は意外な形で解決を迎えた……。

 8日、タワーオブロンドン(牡5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)がスプリンターズS(G1)へ向かわないことが『スポーツ報知』の報道で明らかになった。同記事によると、爪の状態が良くなく、最近になって牧場で乗り出したため、レースに間に合わないと藤沢和調教師が話しているようだ。

 昨年、サマースプリントシリーズのチャンピオンに輝いた勢いそのままに、スプリンターズSを制したタワーオブロンドン。今年は夏を休養にあてて、スプリンターズSへ直行することが予定されていた。

 しかし、体調面が整わないことで、無念の回避となった。

 先日、僚馬グランアレグリアの鞍上がC.ルメール騎手ということが明らかになり、タワーオブロンドンの鞍上問題が発生したばかり。だが、スプリンターズSに出走しないとなれば解決となる。

 だが、タワーオブロンドンの今後は不安が増すばかりだ。

「短距離馬にとってスプリンターズSは秋の大一番です。今年の社会情勢を考えると、暮れの香港国際競走への参戦は難しく、使える1200m戦のビッグレースはなくなってしまいます。短距離G1を勝っているタワーオブロンドンにとっては、苦難の秋になりそうですね。

もし、秋に出走するとしたらマイルCS(G1)、阪神C(G2)あたりの定量戦が選択肢になりそうですね」(競馬記者)

 これまでに1400m以上の距離で5勝しているタワーオブロンドンだが、直近は1200mを中心に出走して結果を残している。もし、マイルCSに参戦となれば、5着に敗れた昨年の東京新聞杯(G3)以来となる。

「4歳初戦まではマイルを中心に走ってきましたが、NHKマイルC(G1)以降は思うような結果が残せずに距離短縮の判断が下されました。これが功を奏して、短距離路線で大活躍しています。それだけに、5歳秋の距離延長は歓迎できるものに思えません。1400mはまだしも、マイル戦は厳しそうですね。

もし、マイルCSに出走するとしても、鞍上問題は解決しません。グランアレグリアも参戦する可能性が高く、ルメール騎手の確保は難しいと思いますよ」(別の記者)

 グランアレグリアも短距離路線を歩むため、バッティングは避けて通れないだろう。そうなれば、必然的にルメール騎手とコンビを組むのは困難になる。これまで17戦のうち13戦でコンビを組んだパートナーだけに、タワーオブロンドンにとっては死活問題だ。

 この秋、「出走レース」「鞍上」という2つの課題を抱えることになったタワーオブロンドン。困難を乗り越えてG1馬の威厳を見せることができるだろうか。

JRAルメール「3歳無冠」濃厚で来年は苦戦必至!? アーモンドアイ引退後のリーディングに暗雲

 9月6日現在、ここまで132勝を挙げてJRAリーディングの首位に立っているのはC.ルメール騎手。これに続くのが12勝差の120勝で2位の川田将雅騎手だが、このままルメール騎手のリーディングがほぼ決まりそうな雰囲気である。

 今週からは秋競馬が始まり、大きなレースが控えていることを考慮すると、重賞で勝負弱さを露呈している川田騎手が逆転する見込みはかなり薄いだろう。2017年から続いている連続リーディングジョッキーの称号は今年もルメール騎手が手にしそうだ。

 だが、圧倒的な馬質で他騎手を凌駕しているルメール騎手も、来年のリーディング争いは思わぬ苦戦をするかもしれない。

 今年の開催も約3分の2を終え、重賞戦線でも3歳馬と古馬の対決が本格化する時期に入るだけに、ここでの結果が来年の重賞戦線でもそのまま直結してくる。リーディングを争う騎手にとっては有力な3歳馬の確保が急務となるが、ルメール騎手は3歳馬にこれといったお手馬がいないのである。

 春のクラシックでは皐月賞(G1)をサトノフラッグ、日本ダービー(G1)をワーケア、桜花賞(G1)、オークス(G1)をサンクテュエールとのコンビで挑んだものの、いずれも馬券圏外に敗れた。また、NHKマイルC(G1)ではサトノインプレッサの先約があった武豊騎手から強奪するような格好でレシステンシアに騎乗するも、ラウダシオンの2着と惜敗している。

 先日、行われた新潟記念(G3)でもワーケアとのコンビで1番人気に支持されたが10着と、大きく人気を裏切った。3歳馬の世代レベルに疑問が残るとはいえ、物足りない結果に終わったといえるだろう。

 これから秋華賞(G1)、菊花賞(G1)を見据えたトライアルレースが控えているが、サンクテュエールの動向は不鮮明、まだ秋華賞のパートナーも不明である。牡馬にしても菊花賞でコンビを組む馬の確保には至っていない。

「春2冠の内容からもコントレイル、デアリングタクトの力が抜けている印象です。順調ならいずれも3冠達成が濃厚でしょう。ですが、ルメール騎手に3歳の有力馬がいないことも確かです。

深刻なのは、年内での引退が確定しているアーモンドアイがいなくなってからの来年ですね。グランアレグリアは池添騎手からルメール騎手に戻って来ましたが、短距離路線が濃厚ですから中長距離の王道路線が手薄になりそうです」(競馬記者)

 また、札幌リーディングこそ取れたとはいえ、人気馬での取りこぼしが目立った。

 夏競馬の2歳戦でトップの勝ち鞍をあげ、サマージョッキーズシリーズ王者となった福永祐一騎手はコントレイルで3冠に挑む。

 これに対し、ルメール騎手は2歳馬、3歳馬ともにこれといった有力馬がおらず、もうひとつ波に乗り切れていないだけに、アーモンドアイが引退後の来年は劣勢に立たされそうだ。

JRA安田隆行厩舎が“自己ワースト”を更新中……セントウルS(G2)「鉄板級」ダノンスマッシュは窮地を救えるか

 13日(日)、スプリンターズS(G1)の前哨戦、セントウルS(G2)が中京競馬場で行われる。7日現在、『netkeiba.com』の予想オッズで単勝1.9倍の断然人気に支持されているのがダノンスマッシュ(牡5歳、栗東・安田隆行厩舎)だ。

「周知のように、ダノンスマッシュは前哨戦にめっぽう強く、ここは鉄板級とみられています。すでに重賞を5勝していますが、すべてG2かG3でその成績は『5-1-0-2』。しかしG1になると途端に力を発揮できず、その成績は『0-0-1-6』です。得意の前哨戦に加え、距離も1200mに戻るここはまず負けられないでしょう」(競馬誌ライター)

 安田記念(G1)以来、約3か月ぶりのレースとなるが、坂路を中心に乗り込み量は豊富。3日(木)の1週前追い切りでは、栗東坂路でこの日の一番時計をマークするなど、調整過程はすこぶる順調だ。

 不安があるとすれば、今年のセントウルSが中京競馬場で開催される点だろう。ダノンスマッシュは、左回りコースを通算「1-1-0-5」とやや苦手にしている。しかし、2走前の京王杯SC(G2)を快勝し、この課題をすでに克服したといってもいいだろう。三浦皇成騎手とも2度目のコンビで、悲願のG1制覇へ向けて、前哨戦では格の違いを見せたいところだ。

 鞍上の三浦騎手にとってもG1制覇は同じく悲願。これまでJRAの重賞を通算13勝しているが、G1制覇には至っていない。

「1年目に91勝を挙げるという衝撃のデビューから早12年。これまでG1制覇のチャンスは何度かありましたが、惜しい2着が2回、3着が7回とその壁を破れないまま30歳を迎えてしまいました。そろそろビッグタイトルを手にしたいところでしょう」(同)

 一方、ダノンスマッシュを管理する安田隆行調教師はJRAのG1を通算10勝している名伯楽だ。しかし、その10勝はすべて2010年12月から13年9月の約2年10か月という短い期間に挙げたもの。

 もともと安田隆調教師も1995年の開業後はなかなかG1を勝てず、初制覇はトランセンドで制した2010年のジャパンカップダートだった。開業16年目、G1通算33戦目での悲願達成だった。

 その後は、カレンチャンとロードカナロアという名馬を育て上げ、G1タイトルを次々に獲得。そんな安田隆調教師も国内G1制覇は13年のスプリンターズSを最後に丸7年遠ざかっている。

 この7年間でG1レースにのべ37頭を送り込んできた安田調教師だが、G1の高い壁に阻まれてきた。気付けば、開業から初G1制覇までの32連敗を更新する37連敗中である。

 1か月後に迫ったスプリンターズSで久々の勲章を手に入れるためにも前哨戦では負けるわけにいかない。

日産への政府保証1300億円は『半沢直樹』のモデル日本航空の倍! 背景にゴーン逮捕から続く菅官房長官と経産省の日産支配

 総裁選のスローガンで、国民に真っ先に「自助」を求めた菅義偉官房長官だったが、どうやら大企業は別ということらしい。  昨日7日、日産自動車への融資1300億円に、なんと日本政府が保証をつけていたというニュースが飛び込んできたのだ。  カルロス・ゴーン会長逮捕とその後のゴ...

ホリプロ、オスカー、トップコート…大手事務所でも“ブレイクできない”不遇の3人とは

 一時期「ゴリ押しではないか」と言われた剛力彩芽が、18年間在籍していたオスカープロモーションを飛び出したのは8月31日のことだ。退所に関しては「円満」と発表されているが、一部では「リストラに近い」と報じられるなど、さまざまな臆測を呼んでいる。いずれにしても、剛力が一時代を築いたことは間違いないだろう。

 しかし、中には、ゴリ押しともいえるプッシュを受けながら、いまいちブレイクできない芸能人もいるはずだ。そこで今回は、露出が多いわりにくすぶり続ける“不遇”の時を過ごす芸能人を挙げてみたい。

キャラが迷走?第2のこじるり?

 まずは、ホリプロタレントスカウトキャラバンで受賞するという輝かしい経歴を持ちながら、くすぶっている女性タレントだ。

「井上咲楽は2015年の第40回スカウトキャラバンで『#kawaii ソフトバンク賞』を受賞し、ホリプロからデビューしました。彼女の認知度を高めたのが『ワイドナショー』(フジテレビ系)の出演でしょう。17年2月から1年間、“ワイドナ高校生”として不定期出演していました。『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(集英社)の両津勘吉を思わせる太眉とお団子ヘアをトレードマークに、明るい元気なキャラクターで受け入れられました」(芸能ライター)

 しかし、以降は目立った活躍がみられないという。

「事務所の大先輩である和田アキ子の『アッコにおまかせ!』(TBS系)に出たり、同じく先輩の小島瑠璃子と関ジャニ∞・丸山隆平が司会を務める『サタデープラス』(同)にリポーターとして出たものの、思ったほど爪痕を残せていません。それどころか、『サタプラ』出演時にはロケ現場と土曜朝のスタジオの空気を読み間違えてハイテンションキャラで暴走し、『うるさい』と叩かれたこともあります」(同)

 そもそも、井上は天下のホリプロタレントスカウトキャラバンから輩出された人材である。美少女キャラという方向性はなかったのだろうか?

「確かに髪の毛をおろすと清楚な感じに見えるのですが、彼女自身は太眉を幸運の証だと思っているようです。というのも、そのスカウトキャラバンで、眉毛を活かして『Mr.ビーン』のモノマネをして大ウケした過去があるというのです。事務所もトレードマークは大切にしたいという方針なのか、特に細くすることもなく、いわば年中“イモト状態”です。今年3月の『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の企画で金髪に染めた際も、眉は太いままでした」(テレビ局関係者)

 それが功を奏したのか、はたまた災いしたのかは定かでないが、サバイバル番組『陸海空 こんなところでヤバいバル』(テレビ朝日系)の「虫の力だけで3泊4日離島一周ヤバいいね!の旅」では、支給された虫を食べながら伊豆半島で3泊4日という過酷な生活を送るなど、井上の姿は今やバラエティでしか見かけない。

ホリプロとしては、小島瑠璃子の勢いが落ちている中で“第2のこじるり”というべき存在、あるいはランクは違いますが、足立梨花のようなバラエティでもちょくちょく呼ばれる人材にしたいのでしょう。しかし、起用する側としては、正統派として見ればいいのか、イジってもいいタレントとして扱えばいいのか、よくわからない。事務所としても、女優にするのかバラエティタレントにするのか、育成方針を決めかねている感があります」(同)

浜辺美波に先を越されたオスカーの若手女優

 オスカー所属の高橋ひかるも、井上と似たような状況だという。

「14年の『第14回全日本国民的美少女コンテスト』でグランプリを受賞して華々しくデビューし、さらに17年度の第96回全国高等学校サッカー選手権大会の13代目応援マネージャーに就任しました。これは、広瀬すず、永野芽郁、清原果耶、森七菜といった、今をときめく女優の登竜門的な肩書きです。しかし、これがブレイクポイントとなることはありませんでした。

 18年には、石原さとみ主演の水曜ドラマ『高嶺の花』(日本テレビ系)に単独出演。コスプレ好きの美少女という、およそストーリーには関係のないキャラで登場しましたが、ドラマ自体の低迷もあり、そこまで話題になりませんでした。もしドラマがヒットしていれば、かなりインパクトがあったはずですが、いわば“コスプレ損”でしたね」(同)

 3年ほど前までは、11年の東宝シンデレラオーディションでニュージェネレーション賞を受賞した同世代の浜辺美波(東宝芸能)と「どちらが先にブレイクするか」と注目されていた高橋だが、現時点では浜辺の後塵を拝している感は否めない。

「もともとバラエティ対応能力はあるようなので、最近はその方向で積極的に売り出そうとしているフシが見られます。9月1日の『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)にも、何の番宣もないのに出ていました。米倉涼子や剛力など諸先輩が相次いで退社している今、女優としてはバーターでも出られないという壁があるだけに、思い切ってバラエティ路線で売っていくしかないのかもしれません」(同)

松坂桃李&菅田将暉の後輩も

 最後に名前が挙がるのは、男性芸能人だ。

「杉野遥亮は、松坂桃李、菅田将暉、中村倫也などの注目株が揃う芸能プロダクション・トップコートに所属しています。彼も、松坂と菅田のダブル主演映画『キセキ ―あの日のソビト―』(17年)や松坂主演の映画『居眠り磐音』に出たり、松坂と菅田、さらには他事務所の賀来賢人、間宮祥太朗と5人で花王の洗剤『アタックZERO』のCMに出ていますが、知名度は今ひとつです」(同)

 また、杉野は8月5日に最終回を迎えたドラマ『ハケンの品格』(日本テレビ系)に出演していたが……。

「母親の強力なコネで食品会社に入社した男という役柄でしたが、思わず彼の現状と重なって見えてしまいましたね」(同)

 ゴリ押し、バーター……。いかにも日本的な“お付き合い”文化から生まれた風習といえるが、今やそれだけで売れる人材は少ないだろう。そこに“ウソ”を感じ取った視聴者が拒絶反応を示すからだ。今後、この3人が真のブレイクを果たす日は来るのだろうか。

(文=編集部)

田中圭は警察沙汰、「料金高い」と苦情も…タクシー運転手にとって最も迷惑な泥酔客の実態

 8月上旬に俳優の田中圭さんが泥酔してタクシーに乗り、警察に保護されていたとのニュースを目にした。車内で寝込んでしまった田中さんはドライバーが声をかけても会話ができず、料金が支払えない状態だったという。結局、通報により警察で保護されたそうだ。

 タクシードライバーにしてみれば、これほど困る乗客はいない。何より、泥酔客と対応している時間が無駄になり、その分の売り上げが減るからだ。

運転手が乗客の体に触るのはNG

 タクシードライバーには泥酔客を断る権利がある。乗客が目的地も言えないほど泥酔している場合は、行き先不明により断ってもいいことになっているのだ。しかし、乗客が少ない夜や、駅付けで後ろのタクシーに迷惑がかかりそうな場合は、仕方なく乗せることもある。その際は、最初に目的地を聞いてナビを入れながら、乗客と話をしてなるべく眠らせないようにするが、それでも眠ってしまった場合は、まず目的地近くの警察署をナビで探し、頭に入れておく。

 そして、目的地に到着しても乗客が起きない場合は、いくつかの方法を試してみる。まず、冬なら冷房を、夏なら暖房をMAXにする。数分経っても起きない場合は、ボンネットをガンガンと叩き、大きな音を聞かせてみる。

 中には急ブレーキをかけて乗客を起こそうとするドライバーもいるが、これはご法度だ。なぜなら、乗客がケガをした場合に責任を問われるからだ。また、ドライバーは基本的に乗客の体には触れられない。後から「財布がなくなった」などと言われるケースもあるからだ。女性客の場合は、性犯罪にもつながり得る。今はドライブレコーダーがあるため証拠映像も残るが、余計なトラブルは避けなければならない。

田中圭と他の泥酔客の“最大の違い”

 いくつかの方法を試しても起きない場合は警察に行くしかなくなるが、夜の交番は警官がパトロール中でいないことも多く、仕方なく警察署を目指すこともある。

 この間も私はメーターを入れて走るが、警察署や交番に到着後、警察官に起こされてもなかなか目を覚まさないことも多く、なんだかんだと時間のロスは大きくなる。

 また、警察に行く前に起きたとしても、ドライバーにからんでくる乗客も面倒くさい。「いつもより料金が高い」などと言われたら、「お客様が起きないからです」と答える。それで脅し文句など言われようものなら、「業務妨害ですので、警察に行きます」と言って、乗客の反応を見ることになる。

 ごくまれにだが、泥酔客の寝息が聞こえないケースもある。この場合は命の危険もあるので、すぐさま110番しなければならない。

 私はタクシードライバーにとって最も面倒な泥酔客を数名乗せた経験があるが、仕事やプライベートでうまくいかず、ネガティブな人ばかりだった。今回の田中さんのように、仕事が順調な有名人が泥酔して警察沙汰になるのは、極めてレアケースだ。

(文=後藤豊/ライター兼タクシードライバー)

JRA「地方転厩」「デビュー延期」悲劇の主役に朗報!? 新潟記念(G1)ブラヴァス勝利に、アノ馬たちも続けるか

 6日、新潟競馬場で行われた新潟記念(G3)は2番人気ブラヴァス(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)が優勝。3度目の重賞挑戦で、ついに初タイトルを獲得した。

 この勝利でサマー2000シリーズのチャンピオンに輝き、秋の大舞台に向けて弾みをつけることができた。福永祐一騎手が「伸びしろがあると思いますし、楽しみです」とコメントしていることからも、更なる飛躍に注目が集まる。

 また、新潟競馬場に駆けつけて、レースを生観戦した佐々木主浩オーナーも「G1を狙えるくらいになってくれればうれしい」と愛馬の今後に期待を寄せている。ブラヴァスの母は佐々木オーナーに初のG1タイトルをもたらしたヴィルシーナ。オーナーゆかりの血統馬が重賞制覇したことに喜びもひとしおだろう。

 悲願の重賞制覇をしたブラヴァスは遅咲きだった。

 デビュー2戦目の未勝利戦を勝ち上がったが、エリカ賞(1勝クラス)、若駒S(L)と連敗。その後、長期休養に入ったため、クラシックとは無縁だった。3歳夏に復帰を果たし、今年3月に但馬S(3勝クラス)を制してオープン入りを果たす。

 それからは重賞でも、新潟大賞典(G3)4着、七夕賞(G3)2着と好走するがあと1歩勝利に届かないもどかしいレースが続いた。だが、ついに新潟記念で勝利を挙げることができたのだ。

「母ヴィルシーナの3歳シーズンは、常にジェンティルドンナに勝利を阻まれていました。初のG1勝利は4歳のヴィクトリアマイル(G1)です。翌年も同レースを制し、宝塚記念(G1)でも3着に好走しました。

早い時期から活躍するディープインパクト産駒でしたが、古馬になってもしっかり結果を残しています。その成長力は子供にも引き継がれて、ブラヴァスも4歳夏で初重賞制覇となったのかもしれませんね」(競馬記者)

 ブラヴァスはヴィルシーナの初仔で、レヴィオーサ(牡3歳)、ディヴィーナ(牝2歳)という弟と妹が競走馬登録されている。だが、この2頭はブラヴァスとは打って変わって、悲しいニュースが続いている。

 まず弟レヴィオーサは、今年の2月にデビューするも新馬戦を2着に敗れた。その後4戦するも勝ち上がることが出来ず、名古屋競馬へ転厩。地方で力をつけて中央再転入を狙っている。新馬戦は「クビ差」で勝利を逃しているだけに、悔やまれる敗戦だ。

 妹ディヴィーナは8月1日の新馬戦でデビュー予定だったが、お尻の筋肉を痛めたことで放牧へ。検査の結果、軽症だったことが判り、年内デビューを目標に切り替えて調整されている。

 2頭ともにいい話題がなかっただけに、ブラヴァスの勝利は嬉しい知らせとなった。兄が4歳夏に初重賞勝利を挙げたように、本当に良くなるのはまだまだ先だろう。

 レヴィオーサ、ディヴィーナともにじっくりと成長して、大舞台を賑わせる日を楽しみにしたい。

JRA“6億円馬”ディナシー「セレクトセール最高落札馬は走らない」負の格言代表的存在が繁殖牝馬セールへ

 10月27日(火)に北海道苫小牧市のノーザンホースパークで開催予定である「ノーザンファーム繁殖牝馬セール」の上場馬リストが公開された。そこに“6億円馬”ディナシーの名前があり、一部の競馬ファンをざわつかせている。

 これまでノーザンファームは、株式会社ジェイエスが行う繁殖馬セールに繁殖牝馬を上場させていたものの、頭数が多くなりすぎたなどの理由で、2019年から自社での開催を決定。昨年はプリメラビスタ(未供用、4歳、父オルフェーヴル、母ビワハイジ)が6200万円で落札され、ロードカナロアを受胎したアスティル(5歳、父ステイゴールド、母ヒストリックスター)が、受胎馬の最高価格3700万円で競り落とされていた。

 そこに出されることになったディナシーは、父キングカメハメハ、母トゥザヴィクトリーの組み合わせで誕生。絵に描いたような良血馬として注目を集めた同馬は、06年のセレクトセールでグローブエクワインマネージメント(有)が、当時の史上最高額となる6億円で落札していた。

 だが、デビュー前に放牧地で落雷に遭遇。致命傷を負ってしまい、一度も走ることなく無念の繁殖牝馬入り。その後、ディナシーは、初仔のヴェルデホ(父シンボリクリスエス)、アルーシュ(父チチカステナンゴ)、ミッキーディナシー(父ハービンジャー)、ピラータ(父クロフネ)ら7頭を輩出したものの、産駒が挙げた全勝利は現在までで4勝。有望な産駒を送り出せないでいた。

「未出走のうえに産駒の成績も振るわないため、ディナシーはすっかり『セレクトセール高額落札馬は走らない』という格言めいたものの代表的な存在になってしまいました。

 今年デビューしたメイサウザンアワーは、7月の福島新馬戦で戸崎圭太騎手を背に2着と好走。勝利こそなりませんでしたが、久々に面白い産駒が出たと思っていたのですが……。売却されるということはノーザンファーム的に“タイムリミット”だと判断されたのでしょうね。いくらの値がつけられるのかも注目です」(競馬誌ライター)

 だが、ノーザンファームも含まれる社台グループから見限られたとはいえ、ディナシーもこれで終わったわけではない。社台グループはかつて、今年無敗の2冠馬に輝いたデアリングタクトの母馬デアリングバードを繁殖牝馬セールで売却し、またジャングルポケットが日本ダービー(G1)を勝利する前に母馬ダンスチャーマーを他牧場に売却したなど、“失敗の前例”もあるためだ。

 今年デビューしたメイサウザンアワー、または受胎しているマキシマムセキュリティの父でもあるニューイヤーズデーとの産駒が、ノーザンファーム関係者たちの鼻を明かす未来が訪れる可能性もある。ディナシーの巻き返しに期待したい。

ユニクロ・ワークマン、“神コスパ”と人気のサングラス3選…紫外線カット、偏光レンズ

 燦々と輝く太陽のもと、さまざまなレジャーが楽しめる夏。せっかくならバシッと決まったスタイルで、夏のイベントを堪能してみてはいかがでしょうか? そこで今回は、サマースタイルにピッタリな「プチプラファッショングラス3選」をご紹介したいと思います!

 最初にピックアップするのはユニクロの「ウェリントンホールディングサングラス」(税抜1500円)。フレームを折りたたんでコンパクトに持ち運べる“フォールディングタイプ”のサングラスです。

 レンズには紫外線のカットはもちろん、ブルーライトを15%も軽減する機能を搭載。日光だけでなく、スマホやノートPCの光からも目を守ってくれますよ。気軽に装着できるスタンダードなデザインもグッド。カラーバリエーションにはダークグレー・ブラック・ブラウンの3種類があるので、コーディネートにマッチしたアイテムを選んでみて。

 購入した人からの口コミには、

「ブルーライトまでカットできてこの価格は買いだね!」

「小さく畳めるからカバンの中でもかさばらない」

など好評の声が続出。低価格かつ実用的なサングラスを探しているなら、要チェックの逸品といえるでしょう。

「ポラライズドサングラス」(H&M)

 H&Mが販売している「ポラライズドサングラス」(税込1799円)は、光のギラつきを防ぐ“偏光レンズ”を採用したサングラスです。頑丈なメタル製のフレームがなんともおしゃれ。ラインの細いフォーマルなルックスで、他のサングラスにない上品なファッションスタイルを楽しめます。

 耳と接触するテンプル部分にはプラスチック素材が使われていて、装着感もなかなかの快適さ。布製の巾着ポーチもついてくるおかげで持ち運びもラクチンです。偏光レンズでしっかりと陽射しや紫外線を遮断できるため、ネット上では「水面に映る光の乱反射もかなり軽減してくれるよ」「繊細なメタルフレームが最高にカッコいいね」といった反響が相次いでいました。

 ちなみにサングラスのデザインには“ゴールドカラー”と“トータスパターン”が存在。大人の魅力を際立てるハイセンスなサングラスを、ぜひともチェックしてみてください。

「サングラス」(ワークマン)

 最後にご紹介するのは、ワークマンが販売している「サングラス」(税込980円)。人気シリーズ“Find-Out(ファインドアウト)”から登場した、ハイクオリティーなサングラスです。こちらの商品にも“偏光レンズ”が採用されており、雪原やビーチでの使用にはもってこい。フィット感の高いサングラスなので、スポーツシーンでも大いに活躍しますよ。

 カラーの多彩さも同商品の大きな魅力。スタンダードなブラックに加えて、“ネイビーカモ”や“グリーンカモ”といったカラフルな色彩のアイテムも用意されています。男女兼用で利用できる点を活かして、カップルでお揃いコーデを楽しむのもアリかもしれませんね。

 実際に同商品を利用している人は、

「たった980円で偏光レンズ仕様のサングラスが手に入るなんて! ワークマンは神なのか…」

「ランニング用のサングラスにピッタリだね」

と大絶賛。高いコスパを誇るワークマンのサングラスは必見ですよ。

(文=編集部)

※商品の価格は記事作成時の実売価格です。

「7馬身差」快勝も評価に変化なし? 凱旋門賞(G1)エネイブル連覇達成ローテも、宿敵優位が揺るがない理由とは

 5日、イギリスのケンプトン競馬場で行われたセプテンバーS(G3)はエネイブル(牝6歳、英・J.ゴスデン厩舎)が優勝を飾った。

 レースはエネイブルがライバル馬5頭を引き連れて逃げる展開。残り400mでL.デットーリ騎手が追い出しをかけると、後続をどんどん引き離した。最終的には、2着に「7馬身差」をつける圧勝だった。単勝1.07倍という驚異の支持に、満点回答の結果である。

 最大目標である凱旋門賞(G1)まであと1か月。今年の初戦エクリプスS(G1)は2着に敗れたが、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1)、セプテンバーSと連勝して、秋のロンシャンに向けて万全の仕上がりと言えそうだ。

 デットーリ騎手は『ITV Racing』の取材に、「全ての道がロンシャンに続いている。彼女は気分が良さそうだった」「まだ夢の途中」と凱旋門賞を意識したコメントを残した。

 セプテンバーSは2年前に凱旋門賞連覇を達成した前哨戦であり、エネイブルにとっては縁起のいいレースである。前回よりも3キロ重い61キロの斤量を背負いながらも勝利したことで、史上初の凱旋門賞3勝に一歩前進となった。

 しかし、下馬評ではエネイブルの2番手評価に変わりはなかった……。

 6日時点で、英ブックメーカー『ウィリアムヒル社』の凱旋門賞のオッズは英牝馬2冠のラブが2.88倍の1番人気で、エネイブルが2番人気の3.75倍となっている。また、『bet365』はラブを2.9倍、エネイブルを3.5倍に設定していることから、エネイブルの評価はラブを下回っていると言える。

「一昨年のセプテンバーSは久々の実戦だったエネイブルがクリスタルオーシャンとの一騎打ちを制したことで、評価を上げました。それに対して、今年の出走メンバーはエネイブルが勝って当然の相手です。単勝オッズもそれを示していますよ。いくら7馬身差をつけたとはいえ、3歳牝馬ラブの優勢が揺らがないのには納得です」(競馬記者)

 英オークス(G1)を9馬身差、古馬初対戦のヨークシャーオークス(G1)を5馬身差で圧勝したラブ。奇しくも、ヨークシャーオークスは3歳のエネイブルが凱旋門賞を制した時の前哨戦である。勢いに乗る3歳馬がエネイブルにとって脅威の存在となっているのだ。

「凱旋門賞はこれまでに98回行われていますが、3歳馬が最多の60勝を挙げています。それに対して、6歳馬以上での勝利は1932年のモトリコ(7歳)しかいません。3歳牝馬は13勝であまり目立った数字ではありませんが、近10年でエネイブル、トレヴ、デインドリームの3頭が勝っており、そのうち2頭が連覇しています。これも影響して、怪物級の3歳牝馬に注目が集まっているはずです」(同)

 実際に、ゴスデン調教師は「彼女は誰が相手であろうと最後まで戦い抜く。それは自分との戦いということさ。我々はオークス馬(ラブ)を十二分にリスペクトしている」とエネイブル自身の戦いと言いながらも、ラブを意識しているようだ。

 今年の凱旋門賞で実現する新旧・英最強牝馬対決は、どちらに軍配が上がるだろうか。