かくれた思い込み「アンコンシャス・バイアス」は、なくすものではなく、気付くもの

「アンコンシャス・バイアス」という言葉を最近よく耳にしませんか?

私たちには、思い込みがないという「思い込み」がある

電通ダイバーシティラボ(以下DDL)は、アンコンシャス・バイアスをテーマとした体験型企業研修プログラム「アンバス・ダイアログ」を開発しました。

舞台演出メソッドを取り入れ、研修参加者が実際にさまざまな役割を演じる「ロールプレイ」が大きな特徴です。

今回は、アンコンシャス・バイアスという概念と、研修の目的について、DDLメンバーの江口露美が紹介します。 

<目次> 
今の時代、なぜアンコンシャス・バイアスという概念が注目されているのか?
「あって当たり前」なアンコンシャス・バイアスとの付き合い方
役を演じながら学ぶ研修プログラム「アンバス・ダイアログ」へ

今の時代、なぜアンコンシャス・バイアスという概念が注目されているのか?

人間にはさまざまな「かくれた思い込み」がある。相手の属性や、考えていることなど、目に見えない要素は、ほとんどの場合、自分の中で解釈してつくり上げている「思い込み」だったりする。「自分には思い込みがある」と気づくことが、研修の目的だ。
人間にはさまざまな「かくれた思い込み」がある。相手の属性や、考えていることなど、目に見えない要素は、ほとんどの場合、自分の中で解釈してつくり上げている「思い込み」だったりする。

2018年ごろから徐々に広まりつつある「アンコンシャス・バイアス」という言葉。

「無意識の偏見」と訳されることが多いようですが、私たちDDLでは「かくれた思い込み」という日本語の方が、ニュアンスとしてより本質に近いのではないかと考えています。

実際にどんな“思い込み”があるのでしょうか。具体例を見てみましょう。

子どもがいる女性社員に対して、上司から「お子さんがいるから、出張は他の人にお願いするね」という言葉。

思いやりや気遣いから発せられた言葉であることは予想できます。しかし、この優しい言葉の中には

「家事・育児は母親の役割のはず」
「子どもがいる女性社員は育児で忙しいから出張したくないはず」


というアンコンシャス・バイアスが存在していることにお気付きでしょうか。

そして受け手側がこの気遣いに対して感じる思いも、一様ではありません。

「育児が大変だから助かった!よかった…」

と思う人もいる一方で

「私のプロジェクトだから、最後までやりたいのに…」
「夫が一緒に育児しているから問題ないのに…」


と思う人もいるかもしれません。
このように、自分の中にある「きっとこうだろう」という、かくれた思い込みがアンコンシャス・バイアスです。これに気付かずにコミュニケーションを行うと、たとえそれが善意であっても、受け取る側には不満が残ってしまう可能性があります。

特にビジネスにおいて、アンコンシャス・バイアスは女性活躍やコミュニケーションの阻害、モチベーションの低下につながりかねない、

解決されるべき課題

として扱われるようになってきました。

コミュニケーションの中で、「この相手はきっとこうに違いない」「どうせこう思っているだろう」などと無意識に決めつけてしまうこと自体は、もともと人類の歴史上ずっとあったものでしょう。

それが「アンコンシャス・バイアス」という概念として確立され、注目されるようになったのは、2000年頃からです。特にアメリカのシリコンバレーという、さまざまな人種、職種、宗教が交わる社会において、必要な概念として研究されてきました。

さらにこの考え方が世界的に注目されるきっかけとなったのは、2018年5月にスターバックスが行った、人種差別に関するアンコンシャス・バイアスのトレーニングです。

事の発端はスターバックスの店舗において、人種による接客・対応の差が発覚したこと。それも「悪意を持った意識的な差別」ではなく、「無意識の偏見による悪気のない差別」が問題になったのです。事態を受け、スターバックスはアメリカ全店舗の一斉閉鎖を決定しました。

スターバックス、ハワード・シュルツ会長の声明文
https://stories.starbucks.com/stories/2018/an-open-letter-to-starbucks-customers-from-howard-schultz/


店舗閉鎖中には、17万人以上の従業員を対象に、人の意識の深いところに眠る偏見を見直すための研修を実施。ニュースでも話題となり、より多くの人々が、善意でも悪意でもなく人の意識の中に自然に存在する「アンコンシャス・バイアス」という概念を知る第一歩となりました。

さて、アンコンシャス・バイアスは一部の人にだけあるものではなく、私たちの誰の中にもあって当然のものです。悪意のない思い込みが招いてしまった人間関係のこじれや、仕事のミスなど、誰しも経験したことがあるのではないでしょうか。

ダイバーシティとインクルージョンをテーマとするDDLでも、多様な個性をいかす社会づくりを目指す一環としてアンコンシャス・バイアスに注目。より多くの人にその認知を広めるための発信方法を模索し続けてきました。

「あって当たり前」なアンコンシャス・バイアスとの付き合い方

ソフトバンクとの越境ワーカープロジェクトがきっかけで、DDL内にアンコンシャス・バイアスに向き合うチームが生まれた。
ソフトバンクとの越境ワーカープロジェクトがきっかけで、DDL内にアンコンシャス・バイアスに向き合うチームが生まれた。

少しさかのぼって、DDL内にアンコンシャス・バイアスを考えるチームができた経緯をお話しします。実は、2年以上の長い構想期間がありました。

もともとのきっかけは、電通とソフトバンクの共同プロジェクトである2018年の“越境ワーカー”(※)です。このとき、多様な個性を“価値”として生かす社会に向けたアクションを考える中で、「アンコンシャス・バイアス」という言葉に出合い、この概念と向き合うことになったのです。

※越境ワーカー
参加企業が相互に社員を受け入れて課題解決を目指すオープンプロジェクト。電通とソフトバンクは、本社所在地が近隣であることを縁に、お互いの社内のプロジェクトチームに相手企業の社員を受け入れ、課題解決に取り組んだ。


アンコンシャス・バイアスとは一体どんなものなのか。どうして広めたいのか。何を広めたいのか。

当初私たちは、

「アンコンシャス・バイアスは良くないものだ」
「アンコンシャス・バイアスのことを教えて、やめてもらうための研修をつくろう」

と考えていました。

しかし、資料を集め、何度も話し合いを重ねる中で、チームにひとつの疑問が生まれました。

「そもそもアンコンシャス・バイアスは、単に“良くないもの”なのか?」

アンコンシャス・バイアスは多くの場合、セクハラやパワハラ、人種差別などと同様に、

「とにかくいけないもの」
「なくすべきもの」

として扱われています。しかし、チームで話し合えば話し合うほど、アンコンシャス・バイアスは

「人間が生きていくために必要なこと」
「本能的に持っていること」

だという理解に変わってきました。完全になくすことなどできないし、無理に根絶しようとすると、別の障害が出てくるのではないかと考えるようになったのです。

ここで、前述の例をもう一度見てみましょう。

お子さんがいるから、出張は他の人にお願いするね

という言葉は「お子さんがいるから、女性社員は大変だろう」という思い込みであると同時に、気遣いや思いやりでもあります。実際、前述の例では「ありがたい、子どもの面倒を見なくてはならないので、出張がなくて助かった」と感じる人もいるわけです。

もしアンコンシャス・バイアスを全て「悪いもの、なくすべきもの」とした場合、この上司は「相手の性別や暮らしのハンディキャップなど特に考慮せずに、同じ指示を出す」のが正しいことになってしまいます。しかしそれでは世界は良くならず、別の不満やトラブルが増えることでしょう。

私たちは、本当に改善すべきなのは、

「アンコンシャス・バイアスを持っていること」

ではなく、

「お互いのアンコンシャス・バイアスの可能性に気付かないままコミュニケーションを終わらせてしまうこと」

なのではないかと考えるようになりました。

みんなが「自分にもアンコンシャス・バイアスがあるはず」と気づき、意識できるようになれば、
  • 発言する側は……「最初から決めつけずに確認してみよう」
  • 受け取る側は……「誤解をされているかもしれないから伝えてみよう」

といったケースが増え、コミュニケーションの活性化につながります。

ちなみに、アンコンシャス・バイアスは対人コミュニケーションに限った概念ではありません。イノベーションにおいても「かくれた思い込み」によって可能性が阻害されてしまっているケースは多々あります。

新しい企画の立案、商品開発、営業など、さまざまなビジネスシーンで、多くのアンコンシャス・バイアスが働いています。多数の人が、当たり前だと信じて疑わない“かくれた思い込み”で、新しい発想に歯止めをかけてしまう可能性もあります。

つまり、「自分の中にはアンコンシャス・バイアスがある」と気付き、意識することは、人間関係の改善だけでなく、新しいビジネスアイデアや発見のきっかけにもつながるはずです。

アンバスはなくすことはできない。

役を演じながら学ぶ研修プログラム「アンバス・ダイアログ」へ

 世の中にはアンコンシャス・バイアスのチェックテストや研修が多数あります。その多くは、アンコンシャス・バイアスをネガティブなものと捉え、思い込みを「なくす」ために実施されています。

また、企業で行われる研修は「部下とのかかわり方」のような視点から、経営者や管理職に向けて「こういうシーンではこう対処すべき」というものが主流です。

しかし、DDLの考えるアンコンシャス・バイアスは、ネガティブなだけでなくポジティブな要素も含むもの。そして、立場が上の人に限らず、どんな人でも持っているもの。

そこで、この概念を広めるために最適な発信方法は、新人やベテラン関係なく参加できる研修なのではないかという結論に。

いろいろ方法を検討した末に、「シアターラーニング」に出合いました。舞台演出のメソッドを生かしたワークショップ的な研修形式です。この手法を提唱する音楽座ミュージカルの協力を得て、研修「アンバス・ダイアログ」の開発を進めました。

最初にプロ俳優によるスキットが行われ、それを参考に受講者もロールプレイに挑戦します。ロールプレイの後には受講者同士の振り返りパートがあり、

「自分にはこう見えていたが、相手は本当はこう考えていたのか」

ということを知り、自然と自分の中のアンコンシャス・バイアスの存在に気付いていくことができます。

「ロールプレイ」と「振り返り」をセットにしたことによる「気付き」の経験は、思った以上に新鮮かつインパクトのあるもので、まさに私たちの考えていた「受講者のその後の人生に影響を与える研修」にぴったりな手法でした。

その後、企業研修の知見やコネクションを多く持つ日本マンパワーにも加わってもらい、3社の提携という形で研修「アンバス・ダイアログ」をリリースすることができました。

今の世の中にあるアンコンシャス・バイアスの研修は、ネガティブへの「ブレーキ」として生まれたものだと思います。対して、今回私たちが開発したアンバス・ダイアログは、視点を変えて、コミュニケーションの「アクセル」として機能できればうれしく思います。

次回は研修開発の道のりと、予想以上だった成果について、音楽座ミュージカルの藤田将範氏と、DDLの海東彩加氏の対談でお届けします!

かくれた思い込み「アンコンシャス・バイアス」は、なくすものではなく、気付くもの

「アンコンシャス・バイアス」という言葉を最近よく耳にしませんか?

私たちには、思い込みがないという「思い込み」がある

電通ダイバーシティラボ(以下DDL)は、アンコンシャス・バイアスをテーマとした体験型企業研修プログラム「アンバス・ダイアログ」を開発しました。

舞台演出メソッドを取り入れ、研修参加者が実際にさまざまな役割を演じる「ロールプレイ」が大きな特徴です。

今回は、アンコンシャス・バイアスという概念と、研修の目的について、DDLメンバーの江口露美が紹介します。 

<目次> 
今の時代、なぜアンコンシャス・バイアスという概念が注目されているのか?
「あって当たり前」なアンコンシャス・バイアスとの付き合い方
役を演じながら学ぶ研修プログラム「アンバス・ダイアログ」へ

今の時代、なぜアンコンシャス・バイアスという概念が注目されているのか?

人間にはさまざまな「かくれた思い込み」がある。相手の属性や、考えていることなど、目に見えない要素は、ほとんどの場合、自分の中で解釈してつくり上げている「思い込み」だったりする。「自分には思い込みがある」と気づくことが、研修の目的だ。
人間にはさまざまな「かくれた思い込み」がある。相手の属性や、考えていることなど、目に見えない要素は、ほとんどの場合、自分の中で解釈してつくり上げている「思い込み」だったりする。

2018年ごろから徐々に広まりつつある「アンコンシャス・バイアス」という言葉。

「無意識の偏見」と訳されることが多いようですが、私たちDDLでは「かくれた思い込み」という日本語の方が、ニュアンスとしてより本質に近いのではないかと考えています。

実際にどんな“思い込み”があるのでしょうか。具体例を見てみましょう。

子どもがいる女性社員に対して、上司から「お子さんがいるから、出張は他の人にお願いするね」という言葉。

思いやりや気遣いから発せられた言葉であることは予想できます。しかし、この優しい言葉の中には

「家事・育児は母親の役割のはず」
「子どもがいる女性社員は育児で忙しいから出張したくないはず」


というアンコンシャス・バイアスが存在していることにお気付きでしょうか。

そして受け手側がこの気遣いに対して感じる思いも、一様ではありません。

「育児が大変だから助かった!よかった…」

と思う人もいる一方で

「私のプロジェクトだから、最後までやりたいのに…」
「夫が一緒に育児しているから問題ないのに…」


と思う人もいるかもしれません。
このように、自分の中にある「きっとこうだろう」という、かくれた思い込みがアンコンシャス・バイアスです。これに気付かずにコミュニケーションを行うと、たとえそれが善意であっても、受け取る側には不満が残ってしまう可能性があります。

特にビジネスにおいて、アンコンシャス・バイアスは女性活躍やコミュニケーションの阻害、モチベーションの低下につながりかねない、

解決されるべき課題

として扱われるようになってきました。

コミュニケーションの中で、「この相手はきっとこうに違いない」「どうせこう思っているだろう」などと無意識に決めつけてしまうこと自体は、もともと人類の歴史上ずっとあったものでしょう。

それが「アンコンシャス・バイアス」という概念として確立され、注目されるようになったのは、2000年頃からです。特にアメリカのシリコンバレーという、さまざまな人種、職種、宗教が交わる社会において、必要な概念として研究されてきました。

さらにこの考え方が世界的に注目されるきっかけとなったのは、2018年5月にスターバックスが行った、人種差別に関するアンコンシャス・バイアスのトレーニングです。

事の発端はスターバックスの店舗において、人種による接客・対応の差が発覚したこと。それも「悪意を持った意識的な差別」ではなく、「無意識の偏見による悪気のない差別」が問題になったのです。事態を受け、スターバックスはアメリカ全店舗の一斉閉鎖を決定しました。

スターバックス、ハワード・シュルツ会長の声明文
https://stories.starbucks.com/stories/2018/an-open-letter-to-starbucks-customers-from-howard-schultz/


店舗閉鎖中には、17万人以上の従業員を対象に、人の意識の深いところに眠る偏見を見直すための研修を実施。ニュースでも話題となり、より多くの人々が、善意でも悪意でもなく人の意識の中に自然に存在する「アンコンシャス・バイアス」という概念を知る第一歩となりました。

さて、アンコンシャス・バイアスは一部の人にだけあるものではなく、私たちの誰の中にもあって当然のものです。悪意のない思い込みが招いてしまった人間関係のこじれや、仕事のミスなど、誰しも経験したことがあるのではないでしょうか。

ダイバーシティとインクルージョンをテーマとするDDLでも、多様な個性をいかす社会づくりを目指す一環としてアンコンシャス・バイアスに注目。より多くの人にその認知を広めるための発信方法を模索し続けてきました。

「あって当たり前」なアンコンシャス・バイアスとの付き合い方

ソフトバンクとの越境ワーカープロジェクトがきっかけで、DDL内にアンコンシャス・バイアスに向き合うチームが生まれた。
ソフトバンクとの越境ワーカープロジェクトがきっかけで、DDL内にアンコンシャス・バイアスに向き合うチームが生まれた。

少しさかのぼって、DDL内にアンコンシャス・バイアスを考えるチームができた経緯をお話しします。実は、2年以上の長い構想期間がありました。

もともとのきっかけは、電通とソフトバンクの共同プロジェクトである2018年の“越境ワーカー”(※)です。このとき、多様な個性を“価値”として生かす社会に向けたアクションを考える中で、「アンコンシャス・バイアス」という言葉に出合い、この概念と向き合うことになったのです。

※越境ワーカー
参加企業が相互に社員を受け入れて課題解決を目指すオープンプロジェクト。電通とソフトバンクは、本社所在地が近隣であることを縁に、お互いの社内のプロジェクトチームに相手企業の社員を受け入れ、課題解決に取り組んだ。


アンコンシャス・バイアスとは一体どんなものなのか。どうして広めたいのか。何を広めたいのか。

当初私たちは、

「アンコンシャス・バイアスは良くないものだ」
「アンコンシャス・バイアスのことを教えて、やめてもらうための研修をつくろう」

と考えていました。

しかし、資料を集め、何度も話し合いを重ねる中で、チームにひとつの疑問が生まれました。

「そもそもアンコンシャス・バイアスは、単に“良くないもの”なのか?」

アンコンシャス・バイアスは多くの場合、セクハラやパワハラ、人種差別などと同様に、

「とにかくいけないもの」
「なくすべきもの」

として扱われています。しかし、チームで話し合えば話し合うほど、アンコンシャス・バイアスは

「人間が生きていくために必要なこと」
「本能的に持っていること」

だという理解に変わってきました。完全になくすことなどできないし、無理に根絶しようとすると、別の障害が出てくるのではないかと考えるようになったのです。

ここで、前述の例をもう一度見てみましょう。

お子さんがいるから、出張は他の人にお願いするね

という言葉は「お子さんがいるから、女性社員は大変だろう」という思い込みであると同時に、気遣いや思いやりでもあります。実際、前述の例では「ありがたい、子どもの面倒を見なくてはならないので、出張がなくて助かった」と感じる人もいるわけです。

もしアンコンシャス・バイアスを全て「悪いもの、なくすべきもの」とした場合、この上司は「相手の性別や暮らしのハンディキャップなど特に考慮せずに、同じ指示を出す」のが正しいことになってしまいます。しかしそれでは世界は良くならず、別の不満やトラブルが増えることでしょう。

私たちは、本当に改善すべきなのは、

「アンコンシャス・バイアスを持っていること」

ではなく、

「お互いのアンコンシャス・バイアスの可能性に気付かないままコミュニケーションを終わらせてしまうこと」

なのではないかと考えるようになりました。

みんなが「自分にもアンコンシャス・バイアスがあるはず」と気づき、意識できるようになれば、
  • 発言する側は……「最初から決めつけずに確認してみよう」
  • 受け取る側は……「誤解をされているかもしれないから伝えてみよう」

といったケースが増え、コミュニケーションの活性化につながります。

ちなみに、アンコンシャス・バイアスは対人コミュニケーションに限った概念ではありません。イノベーションにおいても「かくれた思い込み」によって可能性が阻害されてしまっているケースは多々あります。

新しい企画の立案、商品開発、営業など、さまざまなビジネスシーンで、多くのアンコンシャス・バイアスが働いています。多数の人が、当たり前だと信じて疑わない“かくれた思い込み”で、新しい発想に歯止めをかけてしまう可能性もあります。

つまり、「自分の中にはアンコンシャス・バイアスがある」と気付き、意識することは、人間関係の改善だけでなく、新しいビジネスアイデアや発見のきっかけにもつながるはずです。

アンバスはなくすことはできない。

役を演じながら学ぶ研修プログラム「アンバス・ダイアログ」へ

 世の中にはアンコンシャス・バイアスのチェックテストや研修が多数あります。その多くは、アンコンシャス・バイアスをネガティブなものと捉え、思い込みを「なくす」ために実施されています。

また、企業で行われる研修は「部下とのかかわり方」のような視点から、経営者や管理職に向けて「こういうシーンではこう対処すべき」というものが主流です。

しかし、DDLの考えるアンコンシャス・バイアスは、ネガティブなだけでなくポジティブな要素も含むもの。そして、立場が上の人に限らず、どんな人でも持っているもの。

そこで、この概念を広めるために最適な発信方法は、新人やベテラン関係なく参加できる研修なのではないかという結論に。

いろいろ方法を検討した末に、「シアターラーニング」に出合いました。舞台演出のメソッドを生かしたワークショップ的な研修形式です。この手法を提唱する音楽座ミュージカルの協力を得て、研修「アンバス・ダイアログ」の開発を進めました。

最初にプロ俳優によるスキットが行われ、それを参考に受講者もロールプレイに挑戦します。ロールプレイの後には受講者同士の振り返りパートがあり、

「自分にはこう見えていたが、相手は本当はこう考えていたのか」

ということを知り、自然と自分の中のアンコンシャス・バイアスの存在に気付いていくことができます。

「ロールプレイ」と「振り返り」をセットにしたことによる「気付き」の経験は、思った以上に新鮮かつインパクトのあるもので、まさに私たちの考えていた「受講者のその後の人生に影響を与える研修」にぴったりな手法でした。

その後、企業研修の知見やコネクションを多く持つ日本マンパワーにも加わってもらい、3社の提携という形で研修「アンバス・ダイアログ」をリリースすることができました。

今の世の中にあるアンコンシャス・バイアスの研修は、ネガティブへの「ブレーキ」として生まれたものだと思います。対して、今回私たちが開発したアンバス・ダイアログは、視点を変えて、コミュニケーションの「アクセル」として機能できればうれしく思います。

次回は研修開発の道のりと、予想以上だった成果について、音楽座ミュージカルの藤田将範氏と、DDLの海東彩加氏の対談でお届けします!

菅首相のポンコツが止まらない!「変異種」という言葉さえ忘れ、患者を「お客さん」と呼び、やたら机を叩く謎パフォーマンス

 またも菅義偉首相の後手後手ぶりがあらわになった。この間、緊急事態宣言を大阪・兵庫・京都の3府県からも要請を受けていたのに、菅首相は「もう数日、状況を見る必要がある」と言い張っていたが、昨日11日夜になって、政府が緊急事態宣言を出す方向で調整に入ったと伝えられたのだ。  ...

脳波計測で分かったYouTubeクリエイターの“引き付ける”力

YouTube動画は「効く」といわれることが多いですが、何にどう効いているのか分からない方も多いのではないでしょうか。前回の記事では、YouTubeクリエイターの強みには「信頼性」(社会的な信用、伝統)と「信望性」(親しみ、好感、共感性)が関係していることを紹介しました。信頼性はメディアへの露出などにより広く知られことでスコアが上がり、信望性はもっとパーソナルな心の距離感が関係します。

では実際にYouTubeクリエイターがつくった動画は、どのように視聴者との心の距離を縮めているのでしょうか。また、動画を見ることで、視聴者の感情にどのような変化が起きているのでしょうか。

私たちはこの「信頼性」と「信望性」を生み出すファクトをひもとくべく、多くのYouTubeクリエイターが所属するUUUMの協力を得て、「脳波」を用いた感性評価を実施しました。今回は、その調査結果を紹介します。

脳波から感情の変化が分かる!最新のニューロマーケティングを活用

人はさまざまな感情を持った上で判断を行い、行動を起こします。感情が変化する際、大脳では電気が発生します。この電気活動を頭皮表面上に置いた電極で計測するのが脳波です。脳波の周波数の出方は感情の種類によって異なるので、周波数のパターンから感情を定義することができます。

電通サイエンスジャムはこの脳波測定による感性把握技術を活用し、ニューロマーケティングを行っています。「ストレスを感じている」「集中している」「興味を持っている」といった感性を1秒単位で計測し、0~100で数値化します。

今回のような動画コンテンツの評価にはアンケートやインタビューを逐一行う方法もありますが、視聴者の気持ちが頻繁に変動するため、質問される側の負担も大きく、本来の感情の変化が取得できない可能性があります。また、あれこれ思考した上で回答を行うため、本音の部分が見えてこないことも考えられます。

脳波測定は、脳波計を着けているだけでリアルタイムにデータを取得できるので、視聴者も映像に集中することができます。さらに、脳波という自己操作の難しい媒体を介することにより、本能的評価を知ることができます。

以前は脳波計測機も高価かつ大掛かりでしたが、昨今の技術革新により大幅に小型化。いつでもどこでも簡単に計測ができるようになりました。

「Brain Behavior Insight」
「Brain Behavior Insight」

今回の調査では「Brain Behavior Insight」という、電通サイエンスジャム独自のニューロリサーチプラットフォームを活用しました。

協力者の自宅に計測装置を配布し、在宅中のリラックスした状態で動画を楽しんでいただき脳波データを取得、専用サーバーで解析するアプローチです。YouTubeの実際の視聴形態に近い環境で脳波取得が可能で、スピーディーかつコストパフォーマンスに優れた調査を実現しています。

ちなみに、この在宅型の調査プラットフォームは、新型コロナの影響で会場調査がスムーズにできなくなっている中、企業の研究開発やマーケティング支援でも有効活用されています。対象者のリクルーティングから脳波計の装着、実験の実施まで全てリモートで行い、生活者のストレス度、家庭内でのリアルな製品の使用時の感情などを、安全・安心な状態で把握することができます。

脳波測定イメージ
ダッシュボードのイメージ
ダッシュボードのイメージ

YouTubeクリエイターの動画でCM以上に脳が活性化!?

今回は56人に協力いただき、調査を行いました。対象としたのは、UUUMに所属するYouTubeクリエイター2人の動画です。動画A(クリエイターAさん制作:7分弱)はスポンサー協賛によるチャレンジ企画を行い、最後にその協賛会社のサービスを紹介するもの。動画B(クリエイターBさん制作:10分強)は新製品を実際に使ってみた様子を解説し、製品の機能紹介も行うもの。

つまり、YouTubeクリエイターの動画パターンとして王道ともいえる「やってみた系」と「製品レビュー」が題材です。また、比較参考として、同じカテゴリーのサービス・製品のCM動画2本(いずれも30秒)も視聴してもらいました。

まず、最初にポジティブ―ネガティブの感情(Valence)と、脳の活性―不活性の状態(Arousal)を2軸にとり、動画を見ている間1秒ごとの感情の分布比率をマッピングしました。

結果、YouTube動画は視聴者がとても活性的かつポジティブな感情で見ていることが分かりました。一緒に検証したCMも非常にクオリティーの高いもので、極めてポジティブな反応だったのですが、YouTube クリエイターの動画はそれよりも好反応であったことが分かります(四象限時における第一象限の含有率より)。

動画を見ている間1秒ごとの感情の分布比率をマッピング動画を見ている間1秒ごとの感情の分布比率をマッピング_四象限

また、長い動画では通常、飽きてきて後半に集中力が下降するのですが、動画Bは後半も集中が持続し、最後の製品紹介パートまでしっかり見られていたことが分かります。なお、動画Aでは後半に集中度が上昇するという結果になりました。

集中度の時間変化

さらに、動画Aの中で最も活性化したシーンは絶叫系チャレンジ企画のクライマックスシーンで、その前と直後は活性度が低くなっており、まるで本人の感情と連動しているように変化しました。Aさんの動画ではこのような起承転結に沿って、集中するタイミングと感情の起伏にもはっきりとしたメリハリが見られました。

活性度時系列変化

なお、別の調査で「認知度が高いタレント」(=信頼性が高い)が出ている動画は、興味度と満足度が高くなる傾向がありましたが、今回のAさんの動画では、それと同じような効果が表れました。

動画種類による興味度と満足度

さらに、製品やサービスをPRする部分については、通常明らかに「広告メッセージだな」と感じると脳の活性度が落ちるのですが、YouTubeクリエイターの動画はその部分でも高位置を維持。非常にポジティブな反応が見られました。動画後半のPR訴求部分のみを切り取ってCM動画と比較しても、その数値は高く、かつ集中して見られており、これは訴求内容が視聴者の前向きな反応を引き出し、効果的に機能したことを意味しています。

PR訴求部分のみを切り取ってCM動画と比較PR訴求部分のみを切り取ってCM動画と比較_四象限

YouTubeクリエイターの、「信望性」を生み出す能力

第1回で「限定合理性(※)」という考え方に触れましたが、これはできるだけ省エネでいようとする脳の仕組みとしても理にかなっています。脳は、何かを決定付けるときに、自分の中で「条件を満たすもの」を探します。

※=限定合理性
生活者は、“常に選択肢をすみずみまで検討して最適なものを選んでいる”わけではなく、知識・時間・体力の制約から、最初に出合った「条件を満たすもの」に満足して探索を中断しているという考え方。


同じく第1回では、インフルエンサー影響層は、自分に合うかどうかという基準で比較検討する「慎重な買い手」という結果も出ていました。彼らに対して「この人が言うことなら大丈夫」という「信望性」は、まさにその比較検討の際、大きな「条件を満たすもの」となり、購入への後押しとなり得ます。

また、PRの部分においてもポジティブかつ集中して視聴できていることは、「この人の話はいいな、参考にしよう」という「信望性」が影響していると考えられます。おそらく“やらされている感”がない能動的な動画であり、本人が本当にその製品を楽しんでいる・良いと思っていることが視聴者側にも届くからこそ、その感覚を共有でき、インフルエンサーを身近な存在だと感じるのではないでしょうか。視聴者との「感情の共振」を呼び起こしていることが、今回見えたYouTubeクリエイターの“すごさ”のひとつといえるかもしれません。

インフルエンサーと呼ばれる人のうち今回調査したYouTubeクリエイターは、人を引き付ける動画、より面白い構成のコツを知っていて、視聴者の感情をうまく揺さぶっています。その作用を脳波により可視化したことで、いくつかの「証拠」がつかめました。実験実施者としても、想定していたことがはっきり見えた部分、想定以上に表れた意外な特徴、比較して初めて分かった類似・違いなど、大変興味深い結果でした。今後、動画の検証・評価方法のひとつとして応用していければと考えています。

次回は、UUUMでインフルエンサーマーケティングを統括している市川義典氏に話を伺います。どうぞお楽しみに。


【調査概要】
調査会社:株式会社電通サイエンスジャム
調査時期:2019年12月下旬(Brain Behavior Insightを活用した定量調査)
サンプル構成:20〜39歳の男女56人
 

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パチンコホール最大手が「活動と理念」に共感して支援。「心を救う医療」動画が公開

 パチンコホールを中心に総合エンターテイメント事業を展開するマルハンはこのほど、特定非営利活動法人「ジャパンハート」が大切にする「心を救う医療」をより多くの人々に伝える手段としての動画の制作費用を支援し、その動画「わたしたちが大切にしていること-心を救う医療-」が公開されたことを発表した。

 ジャパンハートは2004年の団体設立以来、「医療の届かないところに医療を届ける」をミッションに揚げ、日本国内外で医療、教育、福祉、災害支援等幅広く活動を続ける国際医療NGO。活動を通じて患者の「命」を救うことはもちろん、患者や家族、活動に携わる医療者やボランティアなど、すべての人の「心」を救うことを大切に、活動に取り組んでいる。

 海外活動地のミャンマー、カンボジア、ラオスでは貧困等が理由で十分な医療を受けられない人々に対し、年間約35,000件の治療を無料で実施。日本国内での小児がんの子供と家族との旅行や外出に医療者が付き添いサポートを行う「SmileSmilePROJECT」の運営など、多岐に渡る活動を行っている。

 マルハンは「人生にヨロコビを」という経営理念のもと、明るく楽しい社会づくりに貢献することを目指している。63年の年月を経て培ったオペレーション力を活かし、地域支援、災害被災地支援、国際支援、スポーツ・文化・芸術分野への支援など、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいる。

 カンボジア・ラオス・ミャンマーなどでは、貧困という社会的課題の解決と輝かしい未来に貢献したいという想いから、2008年にカンボジア初の日系商業銀行として「マルハンジャパン銀行(現・サタパナ銀行)」、2013年にラオス初の同銀行「マルハンジャパン銀行ラオス」、2015年にミャンマー初の日系総合マイクロファイナンス機関「サタパナ・リミテッド」を開業。いずれも多くの支店を持つまでに成長し、各国にて国民の生活・仕事の向上と地域経済の発展を支えている。

 そんなマルハンだからこそ、ジャパンハートの活動や理念に共感したとのこと。動画制作費の支援を決め、無事、公開されたというわけだ。

 動画では実際に心が救われたと語る患者や家族、医療活動に携わる医療者の言葉を紹介。「心を救う医療」の意義や大切さを伝えている。

JRA武豊も首を捻った「ぶっちぎり」最下位から約10カ月……淀短距離S(L)2番人気アイラブテーラー「因縁の中京」でまたも悪夢

 苦い記憶が蘇ってしまったのだろうか……。

 9日、中京競馬場で行われた淀短距離S(L)は、3番人気のトゥラヴェスーラ(牡6歳、栗東・高橋康之厩舎)が優勝。最後の直線で前が塞がれる不利を跳ね返し、春の大目標・高松宮記念(G1)へ大きな弾みをつけた。

 一方、まったくレースに参加できないまま終わってしまったのが、2番人気に支持されたアイラブテーラー(牝5歳、栗東・河内洋厩舎)だ。

 16頭立て芝1200mのレースだったが、この日のアイラブテーラーにとって、そんなことは大きな問題ではなかった。何故ならスタートする直前にゲート内で暴れ、致命的な出遅れをしてしまったからだ。

「ゲートイン完了!スタートしま…っちゃ、おっと7番のアイラブテーラー、大きく遅れてしまいました」

 百戦錬磨の実況アナが思わず噛んでしまったのも無理はない。ゲートで暴れたアイラブテーラーはショックを受けたのか、スタートが切られても重心を後ろに残したまま、出ていく気配すらなかった。約5秒後、ようやくスタートを切った時には、すでに集団から20馬身ほど置き去りに……。

 終始最後方を回り、ほぼ何もしないまま大差の最下位でゴールした。

「どうやらゲート内で暴れて、開く前に突進してバランスを崩してしまったようです。昨年の淀短距離Sの覇者であり、連覇が期待されていたアイラブテーラーでしたが、今年の舞台は例年の京都ではなく中京。本馬にとっては、昨年の悪夢が蘇ったのかもしれません」(競馬記者)

 昨春、当時7戦5勝2着2回という連対率100%を誇っていたアイラブテーラーにとって、初の惨敗となったのが昨年の高松宮記念だった。それも最後方からまったくレースに参加できないまま18着の最下位という、あまりにも悲惨な大敗……。

 レース後、JRAから「競走中に前進気勢を欠き入線が遅れたことについて平地調教再審査」と“ヤル気”の無さを罰せられるほどのショッキングなレース。今回は、それ以来の中京参戦だった。

「昨年の高松宮記念はスタートこそ出たんですが、そこからまったく加速せず。当時の鞍上・武豊騎手も『走りが本物ではなかった』と首を捻っていました。

管理する河内調教師が以前から『調整が難しいタイプ』と話し、高松宮記念では最終追い切りを控えたほど、気性にデリケートな面を持っている馬。今回は馬が中京競馬場を覚えていたのかもしれませんし、そういった面がモロに出てしまった感は否めませんね」(同)

 レース後、JRAからは1月30日までの出走停止に加え、タイムオーバーによる出走制限で2月9日まで平地競走に出走できない“おかわり”まで食らってしまったアイラブテーラー。

 ちなみに今回は、昨年の高松宮記念の走破時計1:21.9から1:15.3まで時計を詰めたが、アイラブテーラーにとって「中京」は因縁の地となりそうだ。

てんちむの家を俳優・山本裕典が訪問「抱くよ」チャラ男キャラYouTuberに転向

てんちむYouTubeより

正解のないWEBマガジン〜wezzyより】

 人気YouTuberのてんちむが、自身のYouTubeチャンネルに俳優の山本裕典とのコラボ動画を投稿した。実は山本裕典とてんちむは10年来の友達で、1年ほど前の仕事がきっかけで再び連絡を取り合うようになったのだという。てんちむと山本が恋人役を務めるW主演の映画を制作する話が進んでいたが、てんちむの豊胸騒動で立ち消えになったという暴露トークまで繰り広げられた。

 「4年前に所属していた事務所を解雇になりまして……」と自虐まじりに自己紹介した山本。2017年3月に当時の所属事務所から女性問題を理由に解雇されたのだ。当時は絶望し、それから2年ほどは韓国料理店やバーを経営しながら生活していたという。しかし、SNS等でかつてのファンから復帰を望む声が多数寄せられ、「恥かいても泥水すすっても戻んなきゃいけないのかなって勝手に使命感が芽生えてきた」と決意し、19年3月から仕事を再開した。

パチスロ人気番組「最終回」へ!? 有名ライター最後の“激闘”に感動…激アツ「新情報」をご紹介!!

 2020年はパチンコ・パチスロ業界にとって「試練の年」であったといえる。

 新基準によるユーザー離れに加え、感染症の影響を受けてのイメージダウンは、全てのホールやメーカーにダメージを与えた。

 しかし、このようなパチンコ・パチスロ業界が危機と呼べる状況に陥ったのは初めてではない。その一例として挙げられるのが4号機から5号機へ移行した時期の「ユーザー離れ」である。非常に深刻な問題となっていたが、後に回復した実績が存在するのだ。

 状況は違うものの2021年が、そんな「回復の年」となるよう願うばかりだが…。

 そんな中、新年早々に1つのパチスロ実戦番組が最終回を迎えた。それはDMMぱちタウン.chの人気シリーズ「アイツのヒキでどこまでも」である。

 同シリーズ最後の動画は2021年の元旦に配信された。タイトルは『まりもか諸ゲンのアイツの引きでどこまでも# 17〜ANOTHER H1-GP〜』である。

 サムネイルには「元旦にヒキどこ最終回!?」と大きく記載されており、非常に衝撃的なビジュアルだ。

 同番組は人気パチスロライター「まりも」と「諸積ゲンズブール」がパーソナリティを務める実戦動画シリーズ。ゲストを招いてノリ打ちを行う番組である。

 同チャンネルの「お前の財布でどこまでも」のスピンオフシリーズとなっているが、人気や再生数は引けを取らない。

 最終回はゲストを招かず、「まりも」と「諸積ゲンズブール」の2人で実戦を行った。実戦機種は「マイジャグラーⅢ」だ。

 同機種は1人で楽しむことに特化した完全告知機だが、ベテランパチスロライター2人のトーク力は、本機の新たな一面を見せてくれる。

 詳しくは本編をご覧いただきたいが、変則打ちや小役カウントなど、「パチスロ機」を使い、如何に楽しむかを表現した構成といえるだろう。

 番組のエンディングトークも大きな見どころだ。諸積ゲンズブールは「ゲストを招く責任が、良い緊張感を生んでいた。身になった番組だった」という内容の発言をしていた。同番組を経て、更に成長した2人の活躍に期待が高まる。

 同シリーズは最終回を迎えるが、DMMぱちタウン.chでは多くの新番組が始動中だ。

 元BASH.TVのエース「チェリ男」とペカる☆ TVの「ゆうちゃろ」がタッグを組んだ『チェリちゃろ』や、美人ライター「玉ちゃん」の実戦番組『玉ちゃんファクトリー』など、目が離せない。

 どのような分野も同様であるが、終わるものがあれば新たに始まるものもある。これらの番組がパチンコ・パチスロ業界の1つとなっていくことを期待したい。

(文=大松)

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