オキシトシンとは
オキシトシンは「幸せホルモン」「抱擁ホルモン」とよばれています。セロトニン(多幸感)やドーパミン(興奮・やるき)の分泌を促す。血圧低減効果があリ、認知機能を促進させるといわれています。
良好な対人関係を築いたり、恐怖心をなくす、ストレスを緩和させる、同胞意識が強くなるなどのは、オキシトシンの分泌が大きく関わっていると言われています。
オキシトシンの分泌の促進
このホルモンの分泌を促進させる方法は、スキンシップです。またペットなどに触れる等でも促進されます。
ある一定の方法で手や足背中などのマッサージすることでオキシトシンを分泌させ、認知症の行動障害を緩和させようとするのがスウェーデン式ハンドケア、タクティールです。
認知症緩和ケアとスウェーデン式ハンドケア
スウェーデン式ハンドケア、タクティールは「認知症緩和ケア」の補完的技術として日本に輸入されました。
「認知症緩和ケア」はスウェーデン、シルヴィアホームにて発祥しました。自分の母親が認知症にかかったシルヴィア・グスタフ王妃はその処遇に失望し(それまでのスウェーデンにおける認知症ケアは目に余るものがあった)、国家的事業として認知症ケアに取り組むよう専門家チームが組織されました。バルブロ・ベック=フリーズ教授の指揮のもとモデルとなる施設を設立、そのホームはシルヴィアホームと命名され理想的なケアの研究と実践が行われました。このホームで行われたケアは、「認知症緩和ケア」と名付けられ、日本に10数年前に輸入されました。
スウェーデンハンドケア、タクティールはオイルを使って、両手、両足、背中をある方式、方法に従って触れるようにソフトタッチする特殊なマッサージ方法です。
1カ所の施術には20分ぐらいかかります。一カ所、手のマッサージだけでも十分効果が期待できます。
個人的施術後の感想
ものすごくゆったりした気分になります。眠たいに似てるけどちょっと違う感覚です。でも決して不快じゃないです。イライラや不安感がなくなるというのは本当かもしれません。
認知症の方も同じ気分になるのなら、徘徊や行動障害が起きる前に、20分その方に寄り添うことが、より効果を生むような気がします。
実は私、日本ハプティク協会という団体のインストラクター認定を受けております。お試しになりたい方はお気軽に連絡ください!
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