黒いセーターに丸眼鏡…「反権威的でかっこいい」とされた100年前の「マルクス・ボーイ」とは – ニュースな本

小林多喜二のプロレタリア小説『蟹工船』が発禁になった頃、都会では「マルクス・ボーイ」と呼ばれる若者たちが注目を集めていた。彼らは闘争に身を投じるというより、インテリ風の装いで思想を語ることに憧れた。一方、「モダン・ボーイ/モダン・ガール」は最新の洋装をまとい、街を歩いていた。さらに時代が下ると、「まったり革命」など新たな若者像も語られるようになる。時代ごとに名前は変わっても、若者を分析し、その生き方を語ろうとする大人たちのまなざしは変わらない。※本稿は、批評家のパンス『「いまどきの若者」の150年史』(ちくまプリマー新書)の一部を抜粋・編集したものです。

100年前にもZ世代?「最近の若者は」と嘆いた大人たちが理解できなかった「大正青年」とは – ニュースな本

「最近の若者」を分類し、その特徴を語る。そんな若者論は現代に始まったものではない。明治から大正にかけても、「煩悶青年」「成功青年」「無色青年」など、時代独自の言葉で若者像が語られていた。「若者は何を考えているのかわからない」という大人たちの悩みは、100年以上前から変わっていないのかもしれない。※本稿は、批評家のパンス『「いまどきの若者」の150年史』(ちくまプリマー新書)の一部を抜粋・編集したものです。