料理人が本当に驚くのは、派手な一皿とは限らない。自身も料亭を営む笠原将弘氏の心をつかんだのは、博多の人気店で締めに出てきた一見シンプルな塩むすびだった。だが、そのおいしさ以上に目を奪ったものがある。職人の技と美意識は、料理そのものだけでなく、その手にも表れるのだ。※本稿は、料亭「賛否両論」オーナー兼料理人の笠原将弘『うまい旅 笠原将弘のあちこち出張日記』(光文社)の一部を抜粋・編集したものです。
旅先で本当に心に残る店は、派手な評判のある有名店とは限らない。ふと見つけた小さな店の味や空気が、いつの間にか忘れられないものになることがある。料理人・笠原将弘氏が金沢で出会った町中華は、まさにそんな一軒だった。※本稿は、料亭「賛否両論」オーナー兼料理人の笠原将弘『うまい旅 笠原将弘のあちこち出張日記』(光文社)の一部を抜粋・編集したものです。
「アメリカン」「イタリアン」と聞いても、中華料理とは結びつかないだろう。名古屋の人気店「中国台湾料理 味仙」には、そんな独特の注文方法がある。激辛料理に悶絶しながら食事をしていたある日、思いがけない出来事が起きた。そこにあったのは、ちょっと笑えて、少し心が温まる出会いだった。※本稿は、料亭「賛否両論」オーナー兼料理人の笠原将弘『うまい旅 笠原将弘のあちこち出張日記』(光文社)の一部を抜粋・編集したものです。