2024年の衆議院選挙は、自民党が少数与党に転落する大きな転換点となった。単なる政権不信や不祥事の影響だけではなく、右派市民の投票行動に変化が生じ、従来の支持構造が揺らぎつつあったという。※本稿は、中京大学現代社会学部教授の松谷 満『「右派市民」と日本政治 愛国・排外・反リベラルの論理』(朝日新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。
国や伝統を重視する右派市民に対して「強い主張を持ち、積極的に政治に参加している」というイメージを抱く人は少なくないだろう。しかし実際のデータを見ると、必ずしも活発とはいえない側面も浮かび上がる。右派市民の行動特性を分析する。
近年、日本政治は「右傾化している」としばしば指摘される。しかし、その変化は単純ではなく、新たな右派勢力の台頭、さらには有権者の関心とのズレなど複数の要因が絡み合っているという。社会学者の松谷 満氏が、日本政治に起きている変化の構造を読み解いていく。※本稿は、中京大学現代社会学部教授の松谷 満『「右派市民」と日本政治 愛国・排外・反リベラルの論理』(朝日新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。