「就職率100%」の大学が数字をつくるエゲツないやり口 – ニュースな本
就職率100%──それは本当に「誰もが希望の進路に進めた」という意味なのだろうか。受験生や保護者にとっては安心材料にも見えるこの数字だが、その裏には、就職希望者の定義や進路の取り扱い方によって大きく変わる“見え方”がある。数字が重視されるほど、本来の学生支援よりも「その数字をどう保つか」が意識されやすくなる側面もある。就職率や合格率という指標の仕組みと、その影響を考える。※本稿は、早稲田大学文学部学術院教授の小塩真司『「数値化」中毒 なぜ手段が目的に変わるのか』(PHP研究所)の一部を抜粋・編集したものです。