鴻海が狙うEV構想とは?事業責任者の元日産副COO関氏を元日産COOの志賀氏が直撃!クルマは「半導体型の水平分業」へ向かうのか – 志賀見聞録 自動車産業の半世紀とミライ

4月上旬、日産自動車時代の元同僚であり、台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業でEV事業を率いる関潤氏に会ってきた。iPhoneの受託生産で世界的企業に成長した鴻海は今、「AI・半導体・次世代通信」を武器に、EV分野で自動車産業の変革に挑もうとしている。その鍵を握るのが、設計・開発と製造を分ける「水平分業」という考え方だ。半導体業界では、台湾TSMCのような受託製造企業と、設計に特化したファブレス企業の分業が世界標準になった。では、クルマも同じ道を歩むのか。「擦り合わせ」こそが自動車産業の競争力の源泉だと考えてきた筆者が、鴻海のEV戦略と「自動車ファブレス化」の可能性を考察する。