スポーツ庁とビル&メリンダ・ゲイツ財団 2020大会に向け、新プロジェクト発表

スポーツ庁とビル&メリンダ・ゲイツ財団は11月9日、東京2020オリンピック・パラリンピックに向け、国連が目指す持続可能な開発目標「Sustainable Development Goals」(SDGs)への関心を高め、参加を促すことを目的に、スポーツの力を活用したパートナーシップを締結し、新プロジェクト「Our Global Goals」を発表した。

同プロジェクトは、2019年を開始年として、同財団が参画する初のオリンピックプログラムであり、スポーツを通して社会課題を解決するスポーツ庁推進のプログラム「スポーツSDGs」の一環として位置付けられる。また東京大会の公認プログラムでもあり、国内外のアスリートがアンバサダーとなって、NGOと協力しながら大会のレガシーづくりを目指す。

財団は、アンバサダーが実施するプログラムに、資金と専門知識を提供する。プログラムには、貧困の撲滅、飢餓ゼロへの挑戦、健康と福祉の向上、質の高い教育の提供、ジェンダーの平等の実現、安全な水とトイレといった6つのSDGsに焦点を当てた現地訪問やワークショップ、学習機会が含まれる。

千代田区の東京ガーデンテラス紀尾井町で行われた記者会見には、浮島智子文部科学副大臣、財団のビル・ゲイツ共同議長、東京オリンピック・パラリンピック組織委の森喜朗会長、元女子マラソン日本代表の有森裕子さんが出席した。

冒頭、浮島副大臣は「スポーツ庁は、スポーツを通じた社会課題の解決に対し最大限の貢献を目標としている。スポーツには人を集める力、巻き込む力がある。この力を使って、より多くの人にSDGsについて知ってもらい、共に行動するきっかけにしたい」とあいさつ。パートナーシップの締結について「『Our Global Goals』という、スポーツを活用したSDGs達成を目指す活動に取り組む財団と一緒に、より良い社会づくりを進められることは心強い」と述べた。

 ゲイツ共同議長は「スポーツにまつわる活動を通じてより良い世界を実現するため、アンバサダーとして目標に向かって光を当てる仕事ができることをうれしく思う」と話し、東京大会の開催を前に、世界の目が日本へ向けられていることに触れ「日本はSDGsに大きく貢献することができると思う。日本が国際社会に貢献するため、このプロジェクトがどう活用されるか楽しみだ」とコメントした。

 森会長は「東京大会は、SDGsに本格的に取り組む初めてのオリンピック・パラリンピックになる」と述べ、具体的な活動として、小型家電のリサイクル金属から大会メダルを製作する「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」などを紹介。「こうした活動に対し、ゲイツ氏が自らイニシアチブを取って今回のプロジェクトの枠組みを構築されたことに敬意を表したい。大会以降も多くのアスリートと活動を継続し、誇れるレガシーにしたい」と話した。

有森さんは「スポーツを通して、さまざまな可能性があること、その可能性を自分の国だけでなく、さまざまな国の人のために生かすべきだということを教えられた。社会に応援されてきたアスリートが感謝の思いを持って活動できるSDGsの流れが、このパートナーシップによってできることをうれしく思う。これを機に、多くのアスリートが賛同し行動を起こすことを願っている」と期待を語った。

スポーツ庁とビル&メリンダ・ゲイツ財団 2020大会に向け、新プロジェクト発表

スポーツ庁とビル&メリンダ・ゲイツ財団は11月9日、東京2020オリンピック・パラリンピックに向け、国連が目指す持続可能な開発目標「Sustainable Development Goals」(SDGs)への関心を高め、参加を促すことを目的に、スポーツの力を活用したパートナーシップを締結し、新プロジェクト「Our Global Goals」を発表した。

同プロジェクトは、2019年を開始年として、同財団が参画する初のオリンピックプログラムであり、スポーツを通して社会課題を解決するスポーツ庁推進のプログラム「スポーツSDGs」の一環として位置付けられる。また東京大会の公認プログラムでもあり、国内外のアスリートがアンバサダーとなって、NGOと協力しながら大会のレガシーづくりを目指す。

財団は、アンバサダーが実施するプログラムに、資金と専門知識を提供する。プログラムには、貧困の撲滅、飢餓ゼロへの挑戦、健康と福祉の向上、質の高い教育の提供、ジェンダーの平等の実現、安全な水とトイレといった6つのSDGsに焦点を当てた現地訪問やワークショップ、学習機会が含まれる。

千代田区の東京ガーデンテラス紀尾井町で行われた記者会見には、浮島智子文部科学副大臣、財団のビル・ゲイツ共同議長、東京オリンピック・パラリンピック組織委の森喜朗会長、元女子マラソン日本代表の有森裕子さんが出席した。

冒頭、浮島副大臣は「スポーツ庁は、スポーツを通じた社会課題の解決に対し最大限の貢献を目標としている。スポーツには人を集める力、巻き込む力がある。この力を使って、より多くの人にSDGsについて知ってもらい、共に行動するきっかけにしたい」とあいさつ。パートナーシップの締結について「『Our Global Goals』という、スポーツを活用したSDGs達成を目指す活動に取り組む財団と一緒に、より良い社会づくりを進められることは心強い」と述べた。

 ゲイツ共同議長は「スポーツにまつわる活動を通じてより良い世界を実現するため、アンバサダーとして目標に向かって光を当てる仕事ができることをうれしく思う」と話し、東京大会の開催を前に、世界の目が日本へ向けられていることに触れ「日本はSDGsに大きく貢献することができると思う。日本が国際社会に貢献するため、このプロジェクトがどう活用されるか楽しみだ」とコメントした。

 森会長は「東京大会は、SDGsに本格的に取り組む初めてのオリンピック・パラリンピックになる」と述べ、具体的な活動として、小型家電のリサイクル金属から大会メダルを製作する「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」などを紹介。「こうした活動に対し、ゲイツ氏が自らイニシアチブを取って今回のプロジェクトの枠組みを構築されたことに敬意を表したい。大会以降も多くのアスリートと活動を継続し、誇れるレガシーにしたい」と話した。

有森さんは「スポーツを通して、さまざまな可能性があること、その可能性を自分の国だけでなく、さまざまな国の人のために生かすべきだということを教えられた。社会に応援されてきたアスリートが感謝の思いを持って活動できるSDGsの流れが、このパートナーシップによってできることをうれしく思う。これを機に、多くのアスリートが賛同し行動を起こすことを願っている」と期待を語った。

『勇者に学ぶ 難題に立ち向かう「戦略思考」-才能よりも努力よりも問題解決に必要なこと』刊行

勇者に学ぶ 難題に立ち向かう「戦略思考」-才能よりも努力よりも問題解決に必要なこと』(発行:日本経済新聞出版社、著:工藤拓真 /電通)が、10月29日に発行された。

書籍
四六判並製、196ページ、1500円+税、ISBN978-4-532-32220-5

「仕事や人生で直面するさまざまな問題を、まるでゲームのように楽しみながらクリアできたなら……」。そんな思いから生まれたのが戦略思考「ゲームマップ」だ。

「ゲームマップ」とは、ゲームに隠された問題を前向きに解決していくメカニズムを明らかにし、現実の問題に応用したもの。電通のクリエーティブ・ストラテジスト(戦略家)として日々、企業の問題解決に挑む著者だからこそ見えてきた「戦略づくりの型」を、誰もが使えるツールとして紹介している。

この「ゲームマップ」を使いこなすのに必要なのは、ゲームプレイヤーとして「勇者」になりきることだけ。このマップに沿って冒険を進めれば、さまざまな解決プロセスを経験しながら、迷うことなくゴールへとたどり着くことができる。

「ゲームマップ」を支える根底の理論は、古今東西でプロフェッショナルたちが活用してきた「戦略論」をアップデートしたもの。そのため、営業やマーケティング、人事など、業務で戦略の策定に関わるビジネスパーソンにとっても「戦略の基本のキ」を見直し、レベルアップさせる機会になる。

概念的な説明だけでなく、ゲーム感覚の事例を通じて、問題解決までのステップが具体的かつ丁寧に説明されているため、紙とペンさえあれば読んだその日から実践できることが本書の特長だ。解決したい課題を持つすべての人に読んでもらいたい一冊である。

『勇者に学ぶ 難題に立ち向かう「戦略思考」-才能よりも努力よりも問題解決に必要なこと』刊行

勇者に学ぶ 難題に立ち向かう「戦略思考」-才能よりも努力よりも問題解決に必要なこと』(発行:日本経済新聞出版社、著:工藤拓真 /電通)が、10月29日に発行された。

書籍
四六判並製、196ページ、1500円+税、ISBN978-4-532-32220-5

「仕事や人生で直面するさまざまな問題を、まるでゲームのように楽しみながらクリアできたなら……」。そんな思いから生まれたのが戦略思考「ゲームマップ」だ。

「ゲームマップ」とは、ゲームに隠された問題を前向きに解決していくメカニズムを明らかにし、現実の問題に応用したもの。電通のクリエーティブ・ストラテジスト(戦略家)として日々、企業の問題解決に挑む著者だからこそ見えてきた「戦略づくりの型」を、誰もが使えるツールとして紹介している。

この「ゲームマップ」を使いこなすのに必要なのは、ゲームプレイヤーとして「勇者」になりきることだけ。このマップに沿って冒険を進めれば、さまざまな解決プロセスを経験しながら、迷うことなくゴールへとたどり着くことができる。

「ゲームマップ」を支える根底の理論は、古今東西でプロフェッショナルたちが活用してきた「戦略論」をアップデートしたもの。そのため、営業やマーケティング、人事など、業務で戦略の策定に関わるビジネスパーソンにとっても「戦略の基本のキ」を見直し、レベルアップさせる機会になる。

概念的な説明だけでなく、ゲーム感覚の事例を通じて、問題解決までのステップが具体的かつ丁寧に説明されているため、紙とペンさえあれば読んだその日から実践できることが本書の特長だ。解決したい課題を持つすべての人に読んでもらいたい一冊である。

「エラー」による可能性と進化を探る!

「アルスエレクトロニカ・フェスティバル」って何?

皆さんはアルスエレクトロニカ※フェスティバルを知っていますか?

アルスエレクトロニカ・フェスティバルとは、オーストリアのリンツにて毎年開催される芸術・先端技術・文化の世界的な祭典です。

ここでは、未来の問題にクエスチョンを投げかけるメディアアート作品や、最新のテクノロジーが取り入れられた研究、横断的な分野から語られる先見性のあるカンファレンスを通して、未来の風景を垣間見ることができます。

そのため、芸術分野が中心ではありながらも、ビジネスの分野からも未来につながるヒントがないのかを探しに訪れる方が増えてきています。今年は500以上のイベントが開かれ、1000以上のアーティストが参加し、5日間で10万5000人以上を動員しました。

今回、自分自身でメディアアートの作家活動もしている新人コピーライターの油井が、アルスエレクトロニカ・フェスティバルのレポートを2回にわたってお送りします。

私は、ずっとこの祭典に行きたいと願っていました。実際に行ってみると、5日間では見切れないほどの想像以上の作品数に圧倒されました。また、第一線で活躍する作家やキュレーターの方々とも接することができ、貴重な経験を得ることができました。

そして、この視察で何よりも印象に残ったことが、今年の祭典のテーマでした。

今年のテーマは「エラー~不完全のアート~」

エラーロゴ

祭典では毎年、時代にあったテーマを一つ掲げます。例えば、昨年のテーマは「AI ~もう一人の私~」 というもので、人間の存在意義や正体は何かをAIを通して探っていくテーマでした。

そして、今年のテーマは「ERROR : The Art of Imperfection」(エラー:不完全のアート)です。

このコンセプトを意訳すると、

デジタル中心の社会は完璧を求め、不完全性は切り捨てられている。しかし、この不完全性、つまりエラーにこそ可能性が眠っている。予測できない余地を残さぬことは、より良いアイデアのための新たな道筋を閉ざし、エラーは予測もしなかった理論値からの誤差として、新しい道筋を切り開く。また、AIと私たちの違いや、人間らしさはエラーにあるかもしれない。このエラーへの寛容性やエラーによる創造性は、私たちが未来を生きる上で最も大事なスキルかもしれない。どこまでエラーを受容するべきかを考えよう

というテーマであり、昨年のAIのテーマともつながるものでした。

祭典では、このテーマに関する作品展示やカンファレンスが開かれており、エラーとはどんなものでどんな影響を与えるのか、どんなエラーが今後出てくるのかなど、テーマの枠を広く捉えた議論が交わされていました。

第1回の記事では、このエラーに関する展示作品を数作品取り上げて紹介していきます。

さまざまな「エラー」と出合う~作品群紹介

■機械が描画する映画的フィルター:“Inaccurate Collaborations”
Authors: Cristóbal Valenzuela and Anastasis Germanidis.
Developed with: Runway (runwayapp.ai)

映画的

この作品は、ウェブカメラに映った景色を、ある映画の世界風にリアルタイムで機械が描き直す作品です。例えば、「雨に唄えば」の映画を学習した上で描かせると、カメラに映った自分は帽子をかぶった映画の主人公のような風貌に変わります。

この作品では、決まった出力をするような今までの機械とは違い、エラーをわざと入れ不正確な結果を出すようにしています。それによって人と機械による新たな創造的なコラボレーションを探っているようです。

確かに、映画の世界しか知らない機械にとって何に見えたのかという情報は、曖昧な描写でしか伝えてくれません。その答えがはっきりとしていない分、人の想像力を膨らませる作品でした。

■機械が人の異常行動を検知する監視社会:“False Positives”
 Esther Hovers 

監視社会

カメラ映像から犯罪の可能性のある異常行動を検出する監視社会を取り上げた作品です。タイトルにあるFalse Positivesとは、“正常なものを誤って不正と判断する誤検知”を意味します。

ここでは、公共空間で突然走りだしたり、道に長く滞在するという、たまに私たちが行なってしまうような行動でも異常行動として取り上げています。

世界では監視社会が進んでいる国もありますが、この作品が提示するようなエラーによって、誤認逮捕につながるような問題が起きるのも、遠い未来の話ではないのかもしれません。

■政治的傾向も取れてしまう顔認識:“Smile to Vote  political physiognomy analytics” 
Alexander Peterhaensel

政治傾向

顔認識からそんなことまで分かってしまうのか、という驚きと疑問をくれた作品です。投票ブースに入り顔を撮影すると、その顔画像からどの政党の傾向が強い顔なのかをAIが判断し、投票をしてくれるというものです。展示では、2019年にある欧州議会議員選挙をシミュレーションとして、この手軽な投票システムを体験できます。

この作品からは、ブラックボックス化しているAIシステムにエラーが含まれている可能性や、そもそもAIが学習したデータに偏りがある可能性を考慮しないまま、重大な意思決定を機械に委ねてしまってもいいのかという問題提起を感じました。

■データによるパスポートを作る体験:“Sensible Data” 
Martin Hertig

パスポート

三つのデバイスを通して、個人データのパスポートを作るという作品です。最初に自分の顔写真を撮り、自分の電子メールを送ります。そうすると、自分の顔写真から年齢、性別、気分、美しさ度が評価され、ロボットがパスポートへと情報を記していきます。そして、最後に確認印としてボタンを体験者が押し、パスポートがもらえるという作品です。

ただ、この作品、実はボタンを押すと同時に指紋を取られています。さらに、体験後しばらくすると自分のメールアドレス宛に、今までに取られた他人のデータがいくつか送られてきます。

ちょっとした楽しい体験のように見えて、多くの個人データが簡単に取れてしまう恐ろしさを伝えている作品でした。

■公的書類から隠れたラブストーリーを見つける: “Wikileaks: A Love Story” 
Anna Ridler

ラブレター

匿名による機密情報を公開するウェブサイトWikileaks。そこで公開されている書類をかき集めて、中に隠れている職場での愛の物語を浮き彫りにする作品です。タブレットを書類にかざすと、実際の電子メールに描かれた愛の表現がARで現れ、隠された愛の物語を見ることができるというものです。

Wikileaksは自由や権利を主張するために使われるため、その中は公的な内容のものしかないかと思われています。しかし、この作品を通すと、実はプライベートな文書も中には入ってしまっているという、仕組みのエラーが見えてきます。また同時に、公的な職場であっても恋愛のメールでやりとりを思わず書いてしまう、人間らしいエラーも感じる作品でした。

■注意度で映画のシーンが変わる:“The MOMENT” 
Rachel Ramchurn, Richard Ramchurn

映画のシーン

鑑賞者の脳波の注目度合いから見せるべきシーンを変える新しい映像体験の作品です。この映画では全てで180億通りの可能な組み合わせがあります。

私が見た時には、実写の映像が少し怖いと感じていた時に、明るいCGの映像へと切り替わりホッと一息をつく、という体験をしました。

何がエラーだったのか、という点でいうと、正直分かってはいないのですが、脳波を用い予測と違った展開を起こすことができる可能性という意味でエラーだったのかと感じました。

また、脳波で意図的に操作ができない分、ただ受動的に見ているだけで最適なコンテンツを提供してもらえる、体験者としての手軽さを感じました。

ちなみに、今年のフェスティバルではハッカソンを含め脳波を使った作品が至る所で展示されており、一つのトレンドとして取り上げられていました。

■予測不可能な動きをする人工的な生物: “πTon”
Cod.Act

トーン

日本の文化庁メディア芸術祭では2度の大賞をとったグループ Cod.Actの作品です。彼らは以前から予測不可能な動きをする構造体について研究を重ねてきました。

この作品では、ループ状のホースの中のモーターがランダムに動くことで、ホース全体が無脊椎動物のように、ねじれ、波打って動いていきます。その動きを元に、四隅にいる人から人工の合成音声が発せられるという作品です。この予測不可能なエラーともいえる動きと声から、うごめく生命感や恐れを感じました。

「エラー」は進化のキッカケかもしれない

AIに関するものやデータ、脳波や生命を取り上げる作品などを一通り紹介しました。この他にも、エラーというテーマで展示されていたバイオアートや、社会問題や環境問題を取り上げた作品がありました。気になる方はアルスエレクトロニカのサイトで作品の説明も載っているので、ぜひ見てみてください。

エラーの良い面も悪い面も批評的に捉えた作品ばかりでしたが、この展示全体を通して強く印象に残ったことは、エラーの生む効果を生かし、エラーをわざと組み込む作品がいくつかあった点です。

私たちの祖先が遺伝子配列を変えて今の形へと進化してきたように、枠を超え、新しい手法や表現につながる力がエラーにはあるのでしょう。

このアルスエレクトロニカフェスティバルでは、ビジネスの新しい形を探るために、ビジネスの枠の外であるアートに予期せぬ答えを求めに大勢の方が訪れていました。その行為自体も、エラーを求める行為だったのかもしれません。

今回はエラーというテーマの海外作品を中心に取り上げました。次回は日本から出品されていた作品を中心に取り上げて行きます。

※ アルスエレクトロニカは、フェスティバルだけではなく、美術館であるアルスエレクトロニカセンター、研究組織のフューチャーラボ、コンピュータ界のオスカー賞ともいわれるコンペのプリ・アルスエレクトロニカという四つの柱で活動を行っています。その活動の一つ、フェスティバルは1979年から今年で39年も続く歴史があり、他の3本の柱、アルスの美術館や研究組織、受賞作も巻き込んで祭典を行います。

「エラー」による可能性と進化を探る!

「アルスエレクトロニカ・フェスティバル」って何?

皆さんはアルスエレクトロニカ※フェスティバルを知っていますか?

アルスエレクトロニカ・フェスティバルとは、オーストリアのリンツにて毎年開催される芸術・先端技術・文化の世界的な祭典です。

ここでは、未来の問題にクエスチョンを投げかけるメディアアート作品や、最新のテクノロジーが取り入れられた研究、横断的な分野から語られる先見性のあるカンファレンスを通して、未来の風景を垣間見ることができます。

そのため、芸術分野が中心ではありながらも、ビジネスの分野からも未来につながるヒントがないのかを探しに訪れる方が増えてきています。今年は500以上のイベントが開かれ、1000以上のアーティストが参加し、5日間で10万5000人以上を動員しました。

今回、自分自身でメディアアートの作家活動もしている新人コピーライターの油井が、アルスエレクトロニカ・フェスティバルのレポートを2回にわたってお送りします。

私は、ずっとこの祭典に行きたいと願っていました。実際に行ってみると、5日間では見切れないほどの想像以上の作品数に圧倒されました。また、第一線で活躍する作家やキュレーターの方々とも接することができ、貴重な経験を得ることができました。

そして、この視察で何よりも印象に残ったことが、今年の祭典のテーマでした。

今年のテーマは「エラー~不完全のアート~」

エラーロゴ

祭典では毎年、時代にあったテーマを一つ掲げます。例えば、昨年のテーマは「AI ~もう一人の私~」 というもので、人間の存在意義や正体は何かをAIを通して探っていくテーマでした。

そして、今年のテーマは「ERROR : The Art of Imperfection」(エラー:不完全のアート)です。

このコンセプトを意訳すると、

デジタル中心の社会は完璧を求め、不完全性は切り捨てられている。しかし、この不完全性、つまりエラーにこそ可能性が眠っている。予測できない余地を残さぬことは、より良いアイデアのための新たな道筋を閉ざし、エラーは予測もしなかった理論値からの誤差として、新しい道筋を切り開く。また、AIと私たちの違いや、人間らしさはエラーにあるかもしれない。このエラーへの寛容性やエラーによる創造性は、私たちが未来を生きる上で最も大事なスキルかもしれない。どこまでエラーを受容するべきかを考えよう

というテーマであり、昨年のAIのテーマともつながるものでした。

祭典では、このテーマに関する作品展示やカンファレンスが開かれており、エラーとはどんなものでどんな影響を与えるのか、どんなエラーが今後出てくるのかなど、テーマの枠を広く捉えた議論が交わされていました。

第1回の記事では、このエラーに関する展示作品を数作品取り上げて紹介していきます。

さまざまな「エラー」と出合う~作品群紹介

■機械が描画する映画的フィルター:“Inaccurate Collaborations”
Authors: Cristóbal Valenzuela and Anastasis Germanidis.
Developed with: Runway (runwayapp.ai)

映画的

この作品は、ウェブカメラに映った景色を、ある映画の世界風にリアルタイムで機械が描き直す作品です。例えば、「雨に唄えば」の映画を学習した上で描かせると、カメラに映った自分は帽子をかぶった映画の主人公のような風貌に変わります。

この作品では、決まった出力をするような今までの機械とは違い、エラーをわざと入れ不正確な結果を出すようにしています。それによって人と機械による新たな創造的なコラボレーションを探っているようです。

確かに、映画の世界しか知らない機械にとって何に見えたのかという情報は、曖昧な描写でしか伝えてくれません。その答えがはっきりとしていない分、人の想像力を膨らませる作品でした。

■機械が人の異常行動を検知する監視社会:“False Positives”
 Esther Hovers 

監視社会

カメラ映像から犯罪の可能性のある異常行動を検出する監視社会を取り上げた作品です。タイトルにあるFalse Positivesとは、“正常なものを誤って不正と判断する誤検知”を意味します。

ここでは、公共空間で突然走りだしたり、道に長く滞在するという、たまに私たちが行なってしまうような行動でも異常行動として取り上げています。

世界では監視社会が進んでいる国もありますが、この作品が提示するようなエラーによって、誤認逮捕につながるような問題が起きるのも、遠い未来の話ではないのかもしれません。

■政治的傾向も取れてしまう顔認識:“Smile to Vote  political physiognomy analytics” 
Alexander Peterhaensel

政治傾向

顔認識からそんなことまで分かってしまうのか、という驚きと疑問をくれた作品です。投票ブースに入り顔を撮影すると、その顔画像からどの政党の傾向が強い顔なのかをAIが判断し、投票をしてくれるというものです。展示では、2019年にある欧州議会議員選挙をシミュレーションとして、この手軽な投票システムを体験できます。

この作品からは、ブラックボックス化しているAIシステムにエラーが含まれている可能性や、そもそもAIが学習したデータに偏りがある可能性を考慮しないまま、重大な意思決定を機械に委ねてしまってもいいのかという問題提起を感じました。

■データによるパスポートを作る体験:“Sensible Data” 
Martin Hertig

パスポート

三つのデバイスを通して、個人データのパスポートを作るという作品です。最初に自分の顔写真を撮り、自分の電子メールを送ります。そうすると、自分の顔写真から年齢、性別、気分、美しさ度が評価され、ロボットがパスポートへと情報を記していきます。そして、最後に確認印としてボタンを体験者が押し、パスポートがもらえるという作品です。

ただ、この作品、実はボタンを押すと同時に指紋を取られています。さらに、体験後しばらくすると自分のメールアドレス宛に、今までに取られた他人のデータがいくつか送られてきます。

ちょっとした楽しい体験のように見えて、多くの個人データが簡単に取れてしまう恐ろしさを伝えている作品でした。

■公的書類から隠れたラブストーリーを見つける: “Wikileaks: A Love Story” 
Anna Ridler

ラブレター

匿名による機密情報を公開するウェブサイトWikileaks。そこで公開されている書類をかき集めて、中に隠れている職場での愛の物語を浮き彫りにする作品です。タブレットを書類にかざすと、実際の電子メールに描かれた愛の表現がARで現れ、隠された愛の物語を見ることができるというものです。

Wikileaksは自由や権利を主張するために使われるため、その中は公的な内容のものしかないかと思われています。しかし、この作品を通すと、実はプライベートな文書も中には入ってしまっているという、仕組みのエラーが見えてきます。また同時に、公的な職場であっても恋愛のメールでやりとりを思わず書いてしまう、人間らしいエラーも感じる作品でした。

■注意度で映画のシーンが変わる:“The MOMENT” 
Rachel Ramchurn, Richard Ramchurn

映画のシーン

鑑賞者の脳波の注目度合いから見せるべきシーンを変える新しい映像体験の作品です。この映画では全てで180億通りの可能な組み合わせがあります。

私が見た時には、実写の映像が少し怖いと感じていた時に、明るいCGの映像へと切り替わりホッと一息をつく、という体験をしました。

何がエラーだったのか、という点でいうと、正直分かってはいないのですが、脳波を用い予測と違った展開を起こすことができる可能性という意味でエラーだったのかと感じました。

また、脳波で意図的に操作ができない分、ただ受動的に見ているだけで最適なコンテンツを提供してもらえる、体験者としての手軽さを感じました。

ちなみに、今年のフェスティバルではハッカソンを含め脳波を使った作品が至る所で展示されており、一つのトレンドとして取り上げられていました。

■予測不可能な動きをする人工的な生物: “πTon”
Cod.Act

トーン

日本の文化庁メディア芸術祭では2度の大賞をとったグループ Cod.Actの作品です。彼らは以前から予測不可能な動きをする構造体について研究を重ねてきました。

この作品では、ループ状のホースの中のモーターがランダムに動くことで、ホース全体が無脊椎動物のように、ねじれ、波打って動いていきます。その動きを元に、四隅にいる人から人工の合成音声が発せられるという作品です。この予測不可能なエラーともいえる動きと声から、うごめく生命感や恐れを感じました。

「エラー」は進化のキッカケかもしれない

AIに関するものやデータ、脳波や生命を取り上げる作品などを一通り紹介しました。この他にも、エラーというテーマで展示されていたバイオアートや、社会問題や環境問題を取り上げた作品がありました。気になる方はアルスエレクトロニカのサイトで作品の説明も載っているので、ぜひ見てみてください。

エラーの良い面も悪い面も批評的に捉えた作品ばかりでしたが、この展示全体を通して強く印象に残ったことは、エラーの生む効果を生かし、エラーをわざと組み込む作品がいくつかあった点です。

私たちの祖先が遺伝子配列を変えて今の形へと進化してきたように、枠を超え、新しい手法や表現につながる力がエラーにはあるのでしょう。

このアルスエレクトロニカフェスティバルでは、ビジネスの新しい形を探るために、ビジネスの枠の外であるアートに予期せぬ答えを求めに大勢の方が訪れていました。その行為自体も、エラーを求める行為だったのかもしれません。

今回はエラーというテーマの海外作品を中心に取り上げました。次回は日本から出品されていた作品を中心に取り上げて行きます。

※ アルスエレクトロニカは、フェスティバルだけではなく、美術館であるアルスエレクトロニカセンター、研究組織のフューチャーラボ、コンピュータ界のオスカー賞ともいわれるコンペのプリ・アルスエレクトロニカという四つの柱で活動を行っています。その活動の一つ、フェスティバルは1979年から今年で39年も続く歴史があり、他の3本の柱、アルスの美術館や研究組織、受賞作も巻き込んで祭典を行います。

北海道産新米発表会 ブレンド米のネーミングに、マツコさんが辛口コメント

ホクレン農業協同組合連合会と北海道米販売拡大委員会は11月7日、東京・港区のシェラトン都ホテルで、平成30年産北海道米の新米発表会を行った。

冒頭、同連合会の内田和幸代表理事会長は「今年の北海道米は6月から7月にかけて、低温や長雨、日照不足など天候不順の影響を受け、作柄が心配されている。作柄の良否を示す作況指数も90と厳しい見通しだが、ブランドを維持しながら組織一丸となっておいしい米を届けたい。北海道が誇る食と農業の未来を担うべく、安全・安心な農畜産物を届けるため、誠実に取り組みたい」とあいさつした。

「北海道米の新たなブランド形成協議会」の東廣明会長は、「天候不順で、記念すべき10周年を迎えた『ゆめぴりか』も収穫量の減少が見込まれている。このような状況の中でも、品質の基準はしっかりと守りたい。より多くの方に北海道米を届けるため、改めて努力する」と決意を述べた。

同連合会米穀事業本部の熊谷和也課長は、北海道米の現状や取り組み、流通量が減少しても品質基準を変更しないことなどを説明し、「少しでも多くの北海道米を味わっていただくために、やや基準に満たない『ゆめぴりか』と『ふっくりんこ』の2種をブレンドした新商品を開発した」と発表した。

トークセッションでは、2014年からイメージキャラクターを務め、新テレビCM「ななつぼし 大丈夫」編にも出演しているマツコ・デラックスさんが登場した。

11月10日から東京・愛知・大阪で放送されるCMは、マツコさんがおかみを務める料理屋に、マルチタレントのリリー・フランキーさんが客として訪れ、静かながらも味わいのある掛け合いを見せるストーリー。
リリーさんと初共演したマツコさんは、「失礼がないよう気を付けた。普段は失礼があっても問題ない人とばかり会っているから。たまには緊張感をもって仕事しないとダメ」と撮影現場を振り返り、リリーさんがマツコさんの横顔を「色っぽい」と褒めたエピソードについては「ああいうモテる男は、優しいことを言うのよ」と少し照れた表情を見せた。

この日発表された新ブレンド米を試食したマツコさんは、「ゆめぴりかと比べてモチモチ感や甘さが強くなく、いいとこ取りでおいしい」と高く評価し、「今年の北海道は大変だったけど、いいお米できてよかった」と生産者を労った。

ブレンド米の名称が「合組(ごうぐみ)」と発表されると、マツコさんは呆気にとられた表情で「は?何だこれ?ヒドい名前」と、超辛口のリアクションを見せ、会場の取材陣を驚かせた。

ネーミングの由来は、異なる産地や品種の茶葉をブレンドして価値を高める製茶業界の言葉「合組」で、円と六角を組み合わせたロゴは、人の心と六画の米をイメージしたデザインと説明を受け、再び試食。
「おかずがあってもなくてもいける、ちょうどいい味。家でおかずを作らないから、お米がおいしいのは本当にありがたい」と、絶妙な味わいを評価しながらも「『ごうぐみ』は認めない。味は本当においしいけど、名前はひどい」と辛口コメント。しかし「いいものは、最初は拒否されやすい。ヒット商品やロングセラーは拒絶反応があるもの。これは、何かがあるに違いない」とフォローし、「ずっと見ているとかわいくなってくる。味がいいからぜひ1回、買ってほしい」と呼び掛けた。

公式サイト:
https://www.hokkaido-kome.gr.jp/

北海道産新米発表会 ブレンド米のネーミングに、マツコさんが辛口コメント

ホクレン農業協同組合連合会と北海道米販売拡大委員会は11月7日、東京・港区のシェラトン都ホテルで、平成30年産北海道米の新米発表会を行った。

冒頭、同連合会の内田和幸代表理事会長は「今年の北海道米は6月から7月にかけて、低温や長雨、日照不足など天候不順の影響を受け、作柄が心配されている。作柄の良否を示す作況指数も90と厳しい見通しだが、ブランドを維持しながら組織一丸となっておいしい米を届けたい。北海道が誇る食と農業の未来を担うべく、安全・安心な農畜産物を届けるため、誠実に取り組みたい」とあいさつした。

「北海道米の新たなブランド形成協議会」の東廣明会長は、「天候不順で、記念すべき10周年を迎えた『ゆめぴりか』も収穫量の減少が見込まれている。このような状況の中でも、品質の基準はしっかりと守りたい。より多くの方に北海道米を届けるため、改めて努力する」と決意を述べた。

同連合会米穀事業本部の熊谷和也課長は、北海道米の現状や取り組み、流通量が減少しても品質基準を変更しないことなどを説明し、「少しでも多くの北海道米を味わっていただくために、やや基準に満たない『ゆめぴりか』と『ふっくりんこ』の2種をブレンドした新商品を開発した」と発表した。

トークセッションでは、2014年からイメージキャラクターを務め、新テレビCM「ななつぼし 大丈夫」編にも出演しているマツコ・デラックスさんが登場した。

11月10日から東京・愛知・大阪で放送されるCMは、マツコさんがおかみを務める料理屋に、マルチタレントのリリー・フランキーさんが客として訪れ、静かながらも味わいのある掛け合いを見せるストーリー。
リリーさんと初共演したマツコさんは、「失礼がないよう気を付けた。普段は失礼があっても問題ない人とばかり会っているから。たまには緊張感をもって仕事しないとダメ」と撮影現場を振り返り、リリーさんがマツコさんの横顔を「色っぽい」と褒めたエピソードについては「ああいうモテる男は、優しいことを言うのよ」と少し照れた表情を見せた。

この日発表された新ブレンド米を試食したマツコさんは、「ゆめぴりかと比べてモチモチ感や甘さが強くなく、いいとこ取りでおいしい」と高く評価し、「今年の北海道は大変だったけど、いいお米できてよかった」と生産者を労った。

ブレンド米の名称が「合組(ごうぐみ)」と発表されると、マツコさんは呆気にとられた表情で「は?何だこれ?ヒドい名前」と、超辛口のリアクションを見せ、会場の取材陣を驚かせた。

ネーミングの由来は、異なる産地や品種の茶葉をブレンドして価値を高める製茶業界の言葉「合組」で、円と六角を組み合わせたロゴは、人の心と六画の米をイメージしたデザインと説明を受け、再び試食。
「おかずがあってもなくてもいける、ちょうどいい味。家でおかずを作らないから、お米がおいしいのは本当にありがたい」と、絶妙な味わいを評価しながらも「『ごうぐみ』は認めない。味は本当においしいけど、名前はひどい」と辛口コメント。しかし「いいものは、最初は拒否されやすい。ヒット商品やロングセラーは拒絶反応があるもの。これは、何かがあるに違いない」とフォローし、「ずっと見ているとかわいくなってくる。味がいいからぜひ1回、買ってほしい」と呼び掛けた。

公式サイト:
https://www.hokkaido-kome.gr.jp/

第66回「民放大会」開く

日本民間放送連盟(民放連)は11月7日、第66回「民間放送全国大会」を東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で開き、民間放送関係者や来賓、招待者らが参加した。大会式典と二つのシンポジウム、記念講演などを行った。

式典では、今回から日本民間放送連盟賞と日本放送文化大賞が統合された「日本民間放送連盟賞」の表彰を行った。

冒頭、大久保好男会長(日本テレビ放送網社長)が「放送の公共的役割はこれまで以上に重要になっている。今年は自然災害が多数発生したが、民放事業者は国民の生命と財産を守る情報の発信に全力を挙げてきた。フェイクニュースや真偽のはっきりしない情報に惑わされず、事実に基づいた正確で公平な情報を送り届ける私たちの社会的責任は重大だ。サイバーセキュリティー対策、テレビの媒体価値を高めるための指標、ラジオの将来像など目前の課題は複雑で困難だが、来月からは新4K8K衛星放送も始まる。共に連携し勇気と使命感をもって、民放事業の明るい未来を築いていこう」とあいさつした。

大久保会長のあいさつ
大久保会長のあいさつ

来賓からは、安倍晋三首相からのビデオレター、石田真敏総務相(代読:佐藤ゆかり総務副大臣)と日本放送協会(NHK)の上田良一会長から祝辞が贈られた。

宮内正喜大会委員長(フジテレビジョン社長)が「大会宣言」を読み上げ、これを採択した。

大会宣言

全国で、過去に経験したことのないような自然災害が頻発する中、民間放送の基幹メディアとしての役割がますます重要になっている。われわれは、常に放送サービスの向上に努め、迅速で正確な情報を提供することで、視聴者・聴取者の安心・安全に寄与してきた。これからも民間放送は多様化する価値観に応え、信頼されるメディアであり続けるために、自らが未来像を描き、社会的役割と責任を果たしていくことを誓う。

宮内大会委員長による大会宣言
宮内大会委員長による大会宣言

続いて、平成30年民放連賞の表彰が行われた。この1年間の民放界を代表する番組など4部門93件が表彰され、受賞各社の代表にトロフィー・盾が授与された。

グランプリは、静岡放送「SBSスペシャル 罠師~片桐邦雄・ジビエの極意」(テレビ部門)とニッポン放送「ニッポン放送報道スペシャル『My Dream』」(ラジオ部門)に贈られた。

テレビ部門グランプリ表彰風景
テレビ部門グランプリ表彰風景
ラジオ部門グランプリ表彰風景

ラジオ部門グランプリ表彰風景

大会式典に続いて、脚本家の倉本聰氏が「テレビはどこへ行くのですか?」と題して記念講演を行った。

倉本氏による記念講演
倉本氏による記念講演

また、今大会では、次の二つのシンポジウムと関連企画を実施した。

シンポジウム/テレビ

◇テーマ
「放送のアウトバウンド~番組制作の工夫と展開~」

◇パネリスト
 渋谷闘志彦氏(総務省情報流通行政局情報通信作品振興課長)
 君嶋由紀子氏(放送コンテンツ海外展開促進機構[BEAJ]事務局長)
 工藤洋史氏(大分放送メディア局次長兼テレビ編成部長)
 澤田陽氏(山陰中央テレビジョン放送東京支社コンテンツ戦略室長)

◇コーディネーター
 内山隆氏(青山学院大学総合文化政策学部教授)

シンポジウム/ラジオ

◇テーマ
「検証 ラジオとスポーツ」

◇パネリスト
 沼田憲和氏(北陸放送「拝啓、武田勝です」担当ディレクター)
 相良武氏(琉球放送「スポーツフォーカル」担当ディレクター)
 今井隆信氏(富山エフエム放送「体育会系ラジオ」担当ディレクター)
 神吉将也氏(ラジオ関西「GOGO! ヴィッセル神戸」担当ディレクター)

◇コーディネーター
 えのきどいちろう氏(コラムニスト)

関連企画/テレビ

◇タイトル
「カウントダウン 4K新時代」

関連企画/ラジオ

◇タイトル

「情熱ラジオ列島」

第66回「民放大会」開く

日本民間放送連盟(民放連)は11月7日、第66回「民間放送全国大会」を東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で開き、民間放送関係者や来賓、招待者らが参加した。大会式典と二つのシンポジウム、記念講演などを行った。

式典では、今回から日本民間放送連盟賞と日本放送文化大賞が統合された「日本民間放送連盟賞」の表彰を行った。

冒頭、大久保好男会長(日本テレビ放送網社長)が「放送の公共的役割はこれまで以上に重要になっている。今年は自然災害が多数発生したが、民放事業者は国民の生命と財産を守る情報の発信に全力を挙げてきた。フェイクニュースや真偽のはっきりしない情報に惑わされず、事実に基づいた正確で公平な情報を送り届ける私たちの社会的責任は重大だ。サイバーセキュリティー対策、テレビの媒体価値を高めるための指標、ラジオの将来像など目前の課題は複雑で困難だが、来月からは新4K8K衛星放送も始まる。共に連携し勇気と使命感をもって、民放事業の明るい未来を築いていこう」とあいさつした。

大久保会長のあいさつ
大久保会長のあいさつ

来賓からは、安倍晋三首相からのビデオレター、石田真敏総務相(代読:佐藤ゆかり総務副大臣)と日本放送協会(NHK)の上田良一会長から祝辞が贈られた。

宮内正喜大会委員長(フジテレビジョン社長)が「大会宣言」を読み上げ、これを採択した。

大会宣言

全国で、過去に経験したことのないような自然災害が頻発する中、民間放送の基幹メディアとしての役割がますます重要になっている。われわれは、常に放送サービスの向上に努め、迅速で正確な情報を提供することで、視聴者・聴取者の安心・安全に寄与してきた。これからも民間放送は多様化する価値観に応え、信頼されるメディアであり続けるために、自らが未来像を描き、社会的役割と責任を果たしていくことを誓う。

宮内大会委員長による大会宣言
宮内大会委員長による大会宣言

続いて、平成30年民放連賞の表彰が行われた。この1年間の民放界を代表する番組など4部門93件が表彰され、受賞各社の代表にトロフィー・盾が授与された。

グランプリは、静岡放送「SBSスペシャル 罠師~片桐邦雄・ジビエの極意」(テレビ部門)とニッポン放送「ニッポン放送報道スペシャル『My Dream』」(ラジオ部門)に贈られた。

テレビ部門グランプリ表彰風景
テレビ部門グランプリ表彰風景
ラジオ部門グランプリ表彰風景

ラジオ部門グランプリ表彰風景

大会式典に続いて、脚本家の倉本聰氏が「テレビはどこへ行くのですか?」と題して記念講演を行った。

倉本氏による記念講演
倉本氏による記念講演

また、今大会では、次の二つのシンポジウムと関連企画を実施した。

シンポジウム/テレビ

◇テーマ
「放送のアウトバウンド~番組制作の工夫と展開~」

◇パネリスト
 渋谷闘志彦氏(総務省情報流通行政局情報通信作品振興課長)
 君嶋由紀子氏(放送コンテンツ海外展開促進機構[BEAJ]事務局長)
 工藤洋史氏(大分放送メディア局次長兼テレビ編成部長)
 澤田陽氏(山陰中央テレビジョン放送東京支社コンテンツ戦略室長)

◇コーディネーター
 内山隆氏(青山学院大学総合文化政策学部教授)

シンポジウム/ラジオ

◇テーマ
「検証 ラジオとスポーツ」

◇パネリスト
 沼田憲和氏(北陸放送「拝啓、武田勝です」担当ディレクター)
 相良武氏(琉球放送「スポーツフォーカル」担当ディレクター)
 今井隆信氏(富山エフエム放送「体育会系ラジオ」担当ディレクター)
 神吉将也氏(ラジオ関西「GOGO! ヴィッセル神戸」担当ディレクター)

◇コーディネーター
 えのきどいちろう氏(コラムニスト)

関連企画/テレビ

◇タイトル
「カウントダウン 4K新時代」

関連企画/ラジオ

◇タイトル

「情熱ラジオ列島」