パチスロ「まさかの設定6」ゲット!? 「あのレア台」で激闘……高設定挙動の結果は

 日付によって「アツい日」のあるホールは珍しくない。店名を文字った日や7のつく日、規制前の「旧イベント日」などは、設定状況が通常営業日より良い場合がある。

 近所のホールにもアツい日があり、やはり設定状況は普段より格段に良さそうだ。前回はパチスロ『ハナビ通』で痛い目にあってしまったので今回こそはと並ぶ。

 抽選番号は201番、お世辞にも良い番号ではない。狙い台には座れないだろう。この番号ならば前回のように『ハナビ通』狙いが勝率が高そうだ。設定H狙いの人が1000円だけ回してヤメている台が毎回あるのだ。このホールは設定Hの隣もどちらか挙動が良い傾向にある。

 入場するとまさかの『ハナビ通』全埋まりである。全員1000円でヤメず普通に打っている。恐らく上記の傾向が浸透したのだろう。さて、どうしたものか。

 アツい日は『パチスロ北斗の拳 天昇』と『Re:ゼロから始める異世界生活』も強い傾向がある。両方ではなくどちらかが強い。今はまだ前者が旬だろうと考え打つことにする。

 本機の設定推測要素は多々あるが、まずはモードだ。高設定ならばモードC以上を期待したいところだ。450ゲームを超えれば超えるほど期待が薄くなっていく。

 そしてサッと600ゲー厶に到達。初回からこれはサムい。激闘ボーナスに当選するも昇舞魂は2個、小役レベル1、バトルレベル2の状況。流石に勝てない。高設定ならば2回目の激闘ボーナスは勝ちやすい傾向にあるが、240ゲームで当たるも華麗にスルーしてしまう。

 周りを見ると、隣もその先も600ゲー厶を超えていた。恐らく本日『パチスロ北斗の拳 天昇』はハズレだ。早くも20000円の負債を抱えてしまった。

 なんとかならないものか、とホールを見回ると『パチスロ 亜人』が朝から68ゲーム回された状態でやめられていた。

 前日のデータを見るとART間611ゲームハマりだった。据え置きならば320ゲームほど、リセットであっても532ゲームで天井なので悪い勝負ではない。

 打ち出すと5000円ほどでチャンスゾーン『脱出ジャッジ』からARTに突入、早い当りで助かった。枚数こそ大したことはなかったが終了画面に違和感がある。

 設定3以上濃厚の終了画面である。そういえば設定差の大きい「ストーリー高確率」にも突入したし、チャンスゾーンも設定差のある「脱出ジャッジ」の方であった。

 まさかと思い続行すると、示唆画面こそ出現しないものの「ストーリー高確率」には異常に突入する。特にリプレイでの突入率は設定1〜5は0.39%に対して設定6のみ1.17%と差が特大。これも複数確認できた。

「これはもう設定6なのではないか」、と思い1日打ち込んだ結果の履歴が以下になる。

 通常ゲームが4112ゲーム、総ゲーム数は6983ゲームだ。ARTは19回の約1/216、設定6は1/230なので近似値といえる。ストーリー高確率でのART直撃も6回ほどあるので設定の恩恵はかなり受けているといえるだろう。

 最後まで示唆画面はでなかったが、設定推測としては設定6が一番濃い状況だ。しかし気になる結果は投資235枚、回収1184枚のプラス949枚という奮わない結果に。ARTには入りまくるが最大でも200ゲームを超えず全く伸びなかった。

 しかも朝の『パチスロ北斗の拳 天昇』の結果を加味すると本日はプラスマイナスゼロ。滅多にお目にかかれない「亜人の高設定」を打てたから良しとしよう。

 因みに『Re:ゼロから始める異世界生活』の方は高設定挙動が多数確認できた。50%の選択は苦手なようだ。
(文=大松)

映画レビュー「男と女 人生最良の日々」

恋愛映画の傑作「男と女」が公開されて53年。あのカップルの再会劇がついに実現した。監督はもちろんクロード・ルルーシュ。

投稿 映画レビュー「男と女 人生最良の日々」映画遊民 映画をもっと見たくなる! 映画ライター沢宮亘理の映画レビュー、インタビューetc に最初に表示されました。

パチンコ初当りで「4500発」の超一撃! 噂の「斬新システム」もスタンバイ!?

『ルパン三世』を筆頭に人気シリーズを多く有している平和。そんなヒットメーカーは、2020年も新機種を続々と発表している。

 注目したいのはパチンコ分野。1月には『キュインぱちんこ P南国育ち デカパトver.」(アムテックス製)を導入した。シリーズ史上最大のデカパトを搭載した最新作が絶賛稼働中だ。

 大当り確率1/315.0の確変ループタイプ。確変突入率は55%で、全ての通常大当り後に100回の電サポが付与される。図柄揃い時は出玉オール1500発と安心感のあるスペックだ。

 金図柄が揃えばプラスでスーパー小当りRUSHが発動。突入すれば確変終了まで小当りRUSHが継続と、まとまった出玉にも期待できる。連続予告は非搭載など時間効率を重視した点も注目したいポイントだ。

 今後も人気シリーズ『黄門ちゃま』の最新作が登場予定。高い連チャン性とリーチ絵柄で大当り期待度が変化するゲーム性で大ヒットを記録した『CR黄門ちゃま2』を踏襲した仕様が話題だ。

『P真・黄門ちゃま』

 

 初代で高い人気を博した大当り2回ループのゲーム性を1種2種タイプで再現。大当り確率1/319.6のミドルタイプで、出玉は「オール1500発」とまとまった出玉が期待できる。

 本機の特徴は「初当りが赤図柄ならばプラス2回の大当りが確定する」という点。初当り時の53%で、最低でも「4500発」の出玉獲得が可能という強力な仕様だ。

 演出面も注目したいポイント。右打ち中は2つのモードを搭載している。シリーズのらしさが楽しめる賑やかな「お祭りモード」と、懐かしい演出が楽しめる「初代モード」2種類から選択することが可能だ。

「伝説の力」をまとって再臨。『黄門ちゃま』は、新時代でも旋風を巻き起こせるのだろうか。新機種『P真・黄門ちゃま』の導入は3月を予定している。


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プレミアム「超特急体験」に続き「噂の斬新システム」!?
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 平和はパチンコ新台『P銀河鉄道999 PREMIUM』の予告ページを公開中。プロモーションムービーでは「プレミアムなひとときを」「999は加速する」「超特急(プレミアムクラス)体験」といった興味を掻き立てられる文言を紹介している。

 お馴染みのテーマ曲と共に流れる映像は迫力満点。ファン心をくすぐる出来栄えだ。さらに、高い出玉性能を秘めていることも認識できる。プレミアムボーナスは最低「4000発」の獲得が可能。期待出玉は「約7200発」と、一撃に期待できる仕上がりのようだ。

 今後の情報公開が待たれるところだが、スタンバイしている新機種も大きな話題だ。すでに検定を通過している『Pホームランキング』が「斬新な新システムを採用!?」「設定を活かせる仕様」と囁かれている。

「今後のパチンコを視野に入れて作成?」と予想されている『Pホームランキング』。こちらの動向からも目を離すことができない。

中国人観光客が日本に大挙する理由…日本は「物価も賃金も安い国」になったという現実

 日本の相対的な経済力の低下によって、日本が世界から見て「安い国」になっているという話は、国内でも徐々に認知されるようになってきた。モノやサービスの値段が安いことは、外国人観光客を呼び寄せる材料となるが、それはウラを返せば、国内の賃金が低く推移していることを意味している。人口減少によって国内経済の縮小が予想されるなか、私たちはもっと内外価格差について敏感になっておく必要があるだろう。

同じダイソーの商品が、外国では150円から200円で売られている

 政府が積極的に受け入れ拡大策を進めたこともあり、日本には年間3000万人もの外国人観光客がやってくるようになった。彼らは日本文化楽しむためや、日本料理を食べに日本に来ているのだろうか。もちろん、人によって来日目的はさまざまなので一概には言えないが、訪日客の7割を占める中国、韓国、台湾、香港からの観光客に限っていえば、最大の目的は買い物である。

 観光庁の調査によると、中国人は日本を訪問するにあたって、1人あたり約20万円の消費を行っているが、このうち買い物代が約半分を占めており宿泊費や飲食代を大きく上回る。韓国人は買い物の比率が低いという特長があるが、中華圏の人たちはとにかく買い物である。

 彼らがこぞって日本で買い物をするのは、日本の物価が極めて安いからである。特に中国は近年、物価上昇が著しく、なかでも沿岸部の大都市では何もかもが高いという状況だ。

 日本では多くの人が100円均一のお店を利用しているが、業界大手のダイソーは積極的に海外進出しており、中国などアジア地域にも多くの店舗を構えている。店舗によって事情は異なるが、ダイソーの場合、中国の店舗ではたいてい10元均一で商品を販売している。1元=15円とすると150円均一ということになる。

 ダイソーは米国にも多数、店舗を出しているが、米国のなかでも物価が高いニューヨークは1.9ドル均一、他の都市では1.5ドル均一になっていることが多い。1ドル=110円と仮定すると、165円から209円の範囲で商品を販売していることになる。ダイソーの海外店舗はどの地域でも概ね、日本の1.5倍から2倍の価格になっているのが実状だ。

 もちろん各国で商品構成は異なっているが、日本国内で販売しているのと同じ商品もあり、基本的には同一、もしくはそれに近い商品を売っていると思ってよい。そうなると、100円という低価格で販売しているのは日本だけという話になってしまう。

 海外では同じモノが1.5倍から2倍の値段になっているということは、日本にやってきた外国人が日本国内の店舗で買い物をすると、何もかもが安いという感覚になる。実際、中国人観光客の多くは、日本の商品の安さに歓声を上げており、この安さが買い物への支出を支えている。

日本のディズニーランドは激安

 こうした内外価格差はサービスにもあてはまる。ディズニーランドは世界各国にあるが、実は国によって入場料には大きな差がある。日本では1日入場券は7500円だが、上海では同様の入場券は399元から575元(ピーク時には665元)で販売されている。1元=16円とすると6384円から9200円である。香港では639香港ドルで、1香港ドル=14円とすると8946円になる。

 カリフォルニアにある本場のディズニーランドは、104ドルから149ドルの範囲になっている。1ドル=110とすると、1万1440円から1万6390円の価格設定であり、パリのディズニーランドも米国とほぼ同じ水準である。日本のディズニーランドは世界でもっとも入場料が安いと考えてよいだろう。

 海外旅行のついでに現地のディズニーランドに行くという人は多いが、外国から来た観光客は日本の入場料が安いので大喜びしているはずだ。日本のディズニーランドがここまで安い理由は、日本の消費者の購買力が他国と比較して弱く、このくらいの価格設定にしないと他のテーマパークとの競争に負けてしまうからである。

 ディズニーランドは、圧倒的なブランド力があり、どんなに高くても来場するように思えるが、そうではない。価格が高いとリピーターの頻度が減り、全体の来場者数は減ってしまう。顧客を囲い込み、高いブランド力を維持するためにも、適切な価格設定が必要であり、日本の価格設定はまさに日本経済の現状を反映した水準となっているのだ。

 マクドナルドも全世界に展開しているので、価格比較にはよく使われる店舗といってよい。国際的な価格比較サイト「Numbeo」によると、日本のマクドナルドにおけるセット販売の平均価格は695円である。これに対してニューヨークは986円、シドニーは853円、パリは1055円なので、先進各国は総じて日本よりもかなり高い。アジアに目を移すと、香港が493円、上海が556円 バンコク(タイ)617円、シンガポールは651円となっており、日本と同レベルか日本より少し安い程度である。

 カフェはどうだろうか。日本ではカプチーノの平均価格は388円だが、上海では466円、香港では506円、パリは416円、バンコク253円、シドニーでは302円、ニューヨークでは515円、シンガポールでは444円だった。バンコクとシドニーの価格は安いが、それ以外の都市では基本的に日本よりも高いと考えてよいだろう。

日本人の賃金が低いことが最大の原因

 日本は諸外国と比べて、なぜここまで物価が安くなっているのだろうか。基本的にモノやサービスの価格は、消費者の購買力に比例するので、端的に言ってしまうと日本の賃金が安くなったことが最大の原因である。

 OECDの調査によると、購買力平価でドル換算した日本の平均賃金は約4万ドルだが、米国は6万3000ドル、フランスは4万4000ドル、オーストラリアは5万3000ドルとなっている。日本は先進諸外国のなかでは圧倒的に賃金が安いので、日本の消費者の購買力も低くなり、結果として国内物価も安く推移している。

 当然のことながら、中国やタイの平均賃金は日本よりも低いが、平均値が低いからといって、購買力が小さいとは限らない。近年、企業活動のグローバル化が進んでおり、一定水準以上のグローバル企業の場合、どの地域の社員にもほぼ同じ賃金を支払うのが当たり前となっているからだ。

 こうしたグローバル企業の初任給は40~50万円が相場といわれており、日本の平均的な初任給と比較するとかなり高い。アジア地域の労働者でも、相応の大学を出てグローバル企業、もしくはそれに類する企業に就職した人の場合、数百万円の年収を稼ぐのはザラである。そうなると、全体の一部とはいえ、日本と同レベルの物価であっても、モノやサービスをバンバン購入する人が一定数存在してもおかしくない。

 特に中国の場合、14億人もの人口があるため、仮にそうした所得層が5%しかいなくても、7000万人の市場規模になる。上海や香港に行くと物価が高いと感じるのはそのためであり、こうした階層の人たちであれば、逆に日本にやってきた時には、物価が安いと感じるはずだ。

デフレで自動車価格が決して下がらない理由

 現代社会は以前と比較して、全世界的に価格平準化が進みやすい環境にある。自動車の価格は国内事情とは一切関係なくグローバル市場の需要やコスト構造で決まってしまう。日本ではデフレが進んでいるとされてきたが、過去20年、自動車価格が安くなったことは一度もない。クルマは次々モデルチェンジするので、同一車種と装備のクルマで比較することはできないが、基本的にクルマの価格は一貫して上昇していると考えてよい。

 スマホも同様である。スマホはどこでつくってもコストはほぼ同じであり、最終的な販売価格も似たような水準となる。スマホを使って行うネット通信や通話についても同じことがいえる。通信会社というのは典型的な設備産業であり、コストの多くは、交換機、基地局などの通信機器類である。

 どの国の通信会社であっても、ほぼ同一の通信機器を使って回線を構築しているので、コスト構造もほぼ同じになる。政府が通信料金に対して規制をかけない限り、同じような料金になることが多い。飲食についても、人件費こそ違うだろうが、原材料はほぼすべてが輸入なので、やはりグローバル価格の影響を受けてしまう。

 社会のIT化の進展はこうした傾向をさらに顕著にする効果をもたらすので、相対的に賃金の安い国は不利になる。日本は物価が安いので住みやすいという考え方もあるが、それは賃金が安いことの裏返しであり、グローバルに価格が決まる製品やサービスを購入する負担が大きいことを意味している。

 価格が安いことは、インバウンド・ビジネスには効果があるが、消費者の生活にはマイナス面が多い。日本は安い国のままでよいのか、もう一度、真剣に考え直す必要があるだろう。

(文=加谷珪一/経済評論家)

吉野家“伝説の裏メニュー”「ねぎだく」復活…ネット上にファンの歓喜の声あふれる

 この時を待っていた! かつて「吉野家 築地店」で独自に提供されていた裏メニュー「ねぎだく」が、全国店舗で「ねぎだく牛丼」(並盛/税抜454円)として販売され、愛好家の舌を唸らせている。

 吉野家1号店としても知られ、2018年10月に惜しまれつつ営業を終了した築地店。同店で、牛肉の量は変えず、玉ねぎを通常より多く盛りつけていたのが「ねぎだく」だ。他店舗でも「ねぎだく」の注文は可能だったものの、築地店とは異なり牛肉の配分が変更されていたという。

 閉店により幻の存在となっていた築地店独自の「ねぎだく」。復活を望むファンの声に応えるべく登場した「ねぎだく牛丼」は、並盛のほか小盛(税抜434円)から超特盛(税抜824円)まで全6サイズが用意されている。

 ちなみに並盛の場合、玉ねぎの量は「牛丼並盛」と比較して4倍増し。増量分の玉ねぎはサイズによって別鉢での提供となる。実際に食べた人からの反応も好評で、ネット上には「ずっと気になっていた築地店のねぎだく。ようやく食べることができて感謝しかない」「牛丼の玉ねぎが大好きな自分にとって夢のようなメニュー」「甘くて美味しい玉ねぎをたっぷり味わえて最高ですね」と歓喜の声が続出。

 正規牛丼メニューとして、奇跡の復活を遂げた「ねぎだく」。このチャンスを逃さず、奥深い玉ねぎの味わいを楽しんでほしい。
(文=編集部)

※商品の価格は記事作成時の実売価格です。

なぜエクセルの売上は、たった4年で3割に落ち込んだのか?

 電子部品商社エクセル(東証一部)は2020年4月に同業の加賀電子(同)の完全子会社となり、上場を廃止することが決まった。

 電機業界の動きを追うこの連載においても、15年7月にエクセルのことは一度採り上げた。同年の時点で、エクセルは14年3月期の5割増収に続き、15年3月期も8割増収と続伸したが、その増収を支えた取引先の倒産(会社更生法申請)で赤字に転落したということに危惧と違和感を覚えていた。結果的には、やはりと言うべきだろうが、15年3月期の2,352億円という売上高が同社のピークとなった。

 その後は急落。4年間で実に7割落ち込み、前期の19年3月期は売上高674億円にまで低下している。そして昨年末の19年12月についに加賀電子によって買収され、同社の全額出資子会社として生き延びる道を選んだということになる。

 そのジェットコースターのような経過を改めて振り返る。

2年間で2.6倍増、その後の4年間で7割減収

 エクエルは13年3月期には888億円という売上高だったが、2年後の15年3月期には2.6倍増の売上高2,352億円となった。この躍進を支えたのは台湾のタッチパネル大手、勝華科技(ウィンテック)向けの液晶デバイス販売である。同社向け販売が急成長を支えた。

 しかし14年にウィンテックが台中地方法院(地裁)に会社更生法の申請を行い、エクセルの業績は一転する。ここから一気に急落するわけだが、この時点ではエクセルはそれほど弱気ではなかった。取引先の会社更生法申請を織り込んでも、エクセルは16年3月期の期初には微減の売上高2,100億円程度を維持するとみていたのだ。

 クリアリーフ総研の取材に対しても会社側では、この時点では「(アップルなど)最終販売先は変わらないので(ウィンテックの会社更生法申請の)影響は限定的」と強気のコメントだった。しかし結果的には、期初に2,100億円としていた同年度の売上高は1,489億円にとどまっている。

 その後さらに減収が止まらなかったのは前述の通りだ。無論、エクセルの減収の原因はウィンテックの会社更生法申請がすべてではない。エクセルは液晶デバイスの取り扱いを主力としていたため、液晶市場低迷の影響が大きい。液晶を搭載するスマホやテレビ市場の停滞に加え、スマホもテレビも画面を液晶から有機ELに切り替える動きが続き、液晶市場は厳しい情勢が続く。こうしたなかでエクセルは車載用液晶デバイスやほかの電子部品販売を強化して展開したが、最後まで活路を見いだすことはできなかった。

 利益面でも、ウィンテックの会社更生法申請で、エクセルは同社への多額の売掛債権焦げ付きが発生。15年3月期には最終で78億円あまりの大幅欠損転落となっている。その後は15年3月期に関連損失を吐き出したことから、黒字こそ維持していたものの停滞基調が続いており、利益面でも厳しい状態が続いた。

 こうしたなかで、ついには自主再建を断念して、加賀電子の完全傘下に入る道を選んだということになる。

再編、統合が止まらない電子部品商社

 一方、加賀電子の側にも買収するにはそれなりの背景があった。

 電子部品商社業界はかつてないほど再編の流れが加速している。クリアリーフ総研では、外資などを除いた上場企業のなかで電子部品商社の売上高トップ10を毎年集計しているが、その順位は目まぐるしく変わる。エクセルのように売り上げが何かのきっかけで大きく落ち込むということもあるが、最大の変動要因は経営統合などによる業界再編である。

 20年3月期においておそらくトップ3を形成すると思われるのは、マクニカ・富士エレ ホールディングス(HD)、レスターHD、そして加賀電子だが、この3社はすべて再編を行っている。

 マクニカ・富士エレHDは、さかのぼること5年前、15年4月1日付でマクニカと富士エレクトロニクスが経営統合して現在の形となり、その持株会社が上場を維持している。レスターHDは19年4月1日付でUKCホールディングスとバイテックホールディングスが経営統合し、現在の形になった。そして加賀電子は、富士通系列の電子部品商社、富士通エレクトロニクス(横浜市港北区)を買収、完全子会社化は21年末になる見通しだが、すでに昨年から連結対象子会社としている。

 マクニカ・富士エレHDは上場2社の経営統合により業界トップに躍り出ており、さらにレスターHDも経営規模がほぼ同じだった2社が統合している。加賀電子も非上場ながら富士通系列でほぼ同規模の売上高があった富士通エレクトロニクスを傘下に収めて前述2社に迫っている。

 こうした経営規模拡大によるスケールメリットの強化を図る動きが、電子部品商社業界では止まらない。こうした加賀電子側の思惑と、すでに単独ではジリ貧になっていたエクセルの状況が一致して、今回の合意となった。

 エクセルの凋落と電子部品商社再編加速の流れが重なったのが今回の経営統合である。こうした動きは20年もさらに続くことは間違いない。

(文=高橋潤一郎/クリアリーフ総研代表取締役)

日産、ボロボロの内情…新モデル不在、販売奨励金積み増しでも売れず、米国事業一時休業

 2019年12月25日、日産自動車の関潤副最高執行責任者(COO)が辞任すると発表された。関氏は日本電産の社長に就任する。関氏の退社が日産の今後に与える影響は軽視できない。関氏は、日産の事業改革計画の策定を担い、実質的な改革の推進役と目されてきた。

 これからの事業改革の進捗動向は、日産の将来を左右するだろう。まず、世界の自動車業界は電動化をはじめとする大きな変革期を迎えている。加えて、日産の業績はかなり厳しい。さらに12月1日に日産は、内田最高経営責任者(CEO)、グプタCOO、関副COOによる“3頭体制”をスタートさせたばかりであり、組織全体への衝撃もはかり知れない。

 今後、ルノーとその筆頭株主であるフランス政府は、日産に対してより強い影響力を手に入れようとすることも考えられる。日産の経営陣は、ルノーとの良好な関係を維持すると同時に、自社の改革をやり遂げ、新しいモデルの開発などを進め収益の柱を育成しなければならない。

重大な変革期を迎える自動車業界

 日産をはじめとする世界の自動車産業のすそ野は広い。1台の完成車には3~5万点もの部品やパーツが用いられ、研究・開発、設備投資など自動車業界の動向は多くの産業に影響する。それを組み立てるために多くの労働力も必要となり、雇用への影響も大きい。

 主要国の政府にとって強い自動車産業を育成できるか否かは、自国経済の安定だけでなく、政治的な支持基盤の強化にも欠かせない。ゴーン元代表取締役会長の不正行為発覚以降、日産・ルノーのアライアンス体制の運営に日仏両政府の意向が絡んできたのは、自動車産業の経済に与える影響が大きいためである。特に、産業政策の専門家を自認する仏マクロン大統領の本音は、ルノーと日産の経営統合への道筋をつけたいはずだ。

 さらに、ルノー、日産をはじめとする世界の自動車企業は、100年に1度といわれるほどの急速かつ大きな変化の局面を迎えている。具体的には、世界最大の自動車市場である中国を筆頭に、レシプロ型のエンジンを搭載した自動車から電気自動車(EV)へのシフトが進んでいる。これに伴い、自動車の部品数は約半分までに減ると見られている。

 EV化だけでなく、自動運転技術、コネクテッドカーの開発など、自動車の社会的機能が大きく変わろうとしている。IT先端企業や大手電機企業などもEVやコネクテッドカーの開発に参入し、世界全体で自動車産業は急速かつ大きく変化している。それに対応するために、多くの自動車企業が提携や経営統合に踏み切っている。

 すでにルノーと日産は車体(プラットフォーム)の共通化などによって生産原価の低減などに取り組んできた。両社が世界的な自動車業界の変革に対応するためには、よりアライアンス体制を強化しEVや自動運転技術面での開発体制を強化し、それを収益につなげていくことが求められる。世界全体で自動車業界の競争が激化しているだけに、日産が新しい自動車開発のアクセルを緩めることはできない。

日産再建を任された関氏の役割

 本来であれば競争力向上に向け体力をつけなければならない環境下、日産はゴーンらによる不正行為が発覚し、経営と事業運営の体制が大きく揺らいでしまった。業績もかなり厳しい。構造改革と業績立て直しを進める上で大きな役割を担うとみられたのが、辞任・退社が発表された関氏だった。

 2019年度上期、同社の営業利益は前年同期比85.0%も減少した。業績悪化の背景要因として、ゴーン時代の拡大路線が思うような成果を上げられなくなったことは軽視できない問題だろう。また、ヒットモデルも見当たらない。リーマンショック後の米国において日産は販売台数の増加を追い求め販売奨励金の負担が増えた。一方、新モデルの投入も遅れ、日産の米国事業では販売台数が減少している。2020年の年明け2日間、日産は米国事業の休業を決定するほど業況は厳しい。

 ゴーン時代に日産が市場開拓に注力した中国市場では、マクロ経済環境の悪化などから販売が伸び悩んでいる。米中市場ともに今後、一段と景気が減速するようなことがあれば、日産の販売台数がさらに落ち込む展開も排除できない。さらに、ゴーン時代に新興国向けブランドとして打ち出された“ダットサン”もヒットを出せず、事業縮小が決まった。

 過剰な生産能力が顕在化するなか、日産は経営と生産の現場が同じ方向を向き、事業体制を整え、稼ぎ頭となる車種を生み出し、業績を安定させなければならない。関氏は大掛かりな事業改革計画を策定し、生産能力の合理化と、高付加価値の新車種の投入などによる収益性の改善を目指した。

 生産能力の合理化が進めば、日産の販売台数は減少する可能性がある。そのなかで収益性を上向かせるには、魅力的な新車種の投入や、付加価値の高い新しいテクノロジーの実装が不可欠だ。生産、商品企画、マネジメントに精通した関氏の役割期待はかなり大きかったと考えられる。関氏の退社を受け、一部市場参加者の間では当面の日産が収益確保のためにさらなる構造改革を進めざるを得なくなり、組織全体の不安定感が高まるのではないかと身構える者もいる。

先行き不透明なアライアンス体制

 関氏が取りまとめてきた事業改革の推進は、親会社であるルノーにとっても重要だった。現在、ルノーの業績も悪化している。ルノーとしても、技術面で優位性がある日産の業績安定を早期に実現したいはずだ。両社の収益状況が不安定ななか、ルノーは強硬に経営統合を目指し、日産との関係が一層こじれることは避けなければならない。

 当面、ルノーが日産との資本関係を維持するとしてきた背景には、そうした考えがあるのだろう。同時に、ルノーは日産との人事交流の加速化など、資本面とは別の側面で関係を強化しようとしている。それは、のちのちの交渉を有利に進める布石を打つためとみられる。

 しかし、日産の3頭体制が発足してから1カ月足らずで新体制が瓦解してしまった。今後も資本関係に関して、ルノーが現状維持、あるいは時間をかけて議論することが大切との考えを重視し続けるかは、わからない。ルノーの日産に対する姿勢は変化する可能性がある。内田CEOとグプタCOOはルノーに近い考えを持っている。それを足掛かりに、ルノーの筆頭株主であるフランス政府が再度、ルノーと日産の経営統合に向けた議論を求める可能性は否定できない。

 マクロン大統領は「2022年までに失業率7%の実現」を目指している。加えて、現在のフランス経済は減速が鮮明だ。マクロン政権にとって、日産とルノーの経営統合を目指すことは、自国の自動車産業の競争力の向上、より良い所得・雇用機会の創出といった点において有権者へのアピールに有用だ。また、マクロン大統領にとって、ルノーと日産の経営統合を通して自国経済の強化を目指すことは、欧州におけるフランスの発言力を高めるためにも欠かせない要素となるだろう。

 今後、ルノーおよびその筆頭株主であるフランス政府の意向は、日産の経営により大きく影響する可能性がある。日産の経営陣に求められることは、経営の効率性を高め、魅力あるEVや自動運転技術を搭載した車種投入による業績安定を実現するために、改革を貫徹することだろう。それが、日産の独自性の確保に向けルノーと冷静に交渉を進めていくために欠かせない要素と考える。

(文=真壁昭夫/法政大学大学院教授)

今年「早慶上智・GMARCHが合格しやすい」は本当か…日東駒専へ志願者流れる

 2021年度大学入試から、センター試験に代わり実施される大学入学共通テスト(以下、共通テスト)。明治以来の教育の大転換とも謳われてきたが、改革の柱であった英語民間試験、国語・数学の記述式問題の導入は見送られることになった。新たな入試を見据えて勉強をしていた受験生は、さぞや混乱に見舞われているのではないだろうか。

 実情を、大手予備校「代々木ゼミナール」教育総合研究所教育情報企画推進室の川崎武司室長から聞いた。

「英語民間試験については、今の高校2年生が3年生になってから、4月から12月までに最大2回の試験を受けて、その結果が成績提供システムを介して、各大学に成績が送られる予定でした。このシステムの導入は見送られましたが、英語民間試験に向けた努力が無駄になるかといえば、そんなことはありません。

 国公立・私立大学ともに、英語民間試験を利用した入試はすでに行われています。英語民間試験の利用方法としては、大学が定める資格・スコアで出願資格を有するものや、基準の資格・スコアに応じて英語の得点を満点とみなす、あるいは得点換算や加点するなどの使い方をします。一般入試だけでなくAO・推薦入試に目を向けると、漢検など他の検定と同様、資格の1つとして願書に記入することもできます。」

 改革の先送りによる影響は少ないと見ていいのだろうか。

「生徒や保護者、高校教員は英語民間試験に備えて準備を進めていましたが、一方で、地域によって試験の受検機会が限られていました。現に、センター試験ですら受験のために長距離移動や宿泊を伴う人はたくさんいます。経済的な状況を含め、英語民間試験に対しての負担が大きくなる不安感については、一旦落ち着いたと感じます」

 そもそも、英語における資格・検定試験導入の目的はなんだったのだろうか。

「様々な社会変化でグローバル化が進み、国際的な見地から日本の英語教育を捉えた時に、コミュニケーション能力の向上が課題となっていました。言語によるコミュニケーションの場面では『読む』『聞く』『話す』『書く』が基本となりますが、日本の英語力は特に『話す』『書く』に課題があるという調査結果もあります。グローバル化時代を担う人材を育成する大学においても英語4技能の習得は重要であり、入試の段階でもその4技能を評価しようと考えたのが出発点です」

志望校から合格校の選択に

 近年、受験生の間には安全志向が広がっているといわれているが、改革の先送りはこれに拍車をかけたということはあるのだろうか。

「昨年の入試で早慶上智、GMARCHはすでに志願者が減っています。その要因の1つに定員厳格化があります」

 2014年度の時点で、私立大の入学者は総数で定員を約4万5000人超過しており、その8割が3大都市圏の私立大に集中していた。その一方で、定員割れをしている地方の私大が多かった。東京一極集中を避ける観点から、文科省は2016年度より入学定員を超過した私立大に対して補助金を交付しないという措置を取ることにしたのだ。

「2016年度入試から上位大学を含め、多くの私立大学で志願者が増加しはじめました。2017年、18年と年を追うごとに受験生1人当たりの出願数が増加し、加えて幅広い難易度の大学に出願する傾向になったと見ています。しかし、難関大学の合格がより厳しい状況となったことから2019年度入試において早慶上智、GMARCHの志願者が減少に転じました。

 幅広い難易度の大学に出願する一例として、GMARCH未満の大学には出願しないといった傾向から、日東駒専レベルの大学にも積極的に出願しているイメージです。2019年度入試では日東駒専レベルの大学はほぼ軒並み志願者が増加しています。

 こうした出願傾向の大きな要因は、やはり受験生の現役志向です。浪人しても第1志望を目指す時代は過去にありましたが、現在は高校卒業時に合格できる・合格した大学に進学すると考える受験生がほとんどです」

 難関大学の志願者が減っているなら、合格するチャンスは増えていると見ることはできるだろうか。

「志願者数減少に応じて当然倍率は下がります。しかし、倍率が下がることと入試難易度が下がることはイコールではありません。各大学から公表されている合格最低点を見ると、倍率が下がっていても最低点の変化が少ない大学・学部も数多く存在します。難関大学の受験は是非チャレンジしてほしいですが、合格するための勉強、準備をきちんとしないことにはチャンスが広がらないのは言うまでもありません」

 大学入試改革の先送りに関して、受験生自身が心がけるべきことはあるだろうか。

センター試験から共通テストに変わることで、思考力や判断力を測るための問題が増える見通しです。しかし、センター試験の問題が基本となるので、過去問がないと考えるのではなく、問題傾向や選択肢については知っておきましょう。また、センター試験の大原則である『高校で学習した内容の確認』という点も共通テストでは引き継がれます。まずは高校の授業で習う『基礎・基本』を疎かにせずに勉強を継続しましょう。並行して志望校に関する情報収集はしっかり行いましょう。入試の仕組みが変わる中で、どういう入試を実施するのかを正確に把握することが大切です」

 首都圏と地方の不平等感が改革を先送りにした大きな要因だったが、結局のところ地方は取り残されたと見ることができるかもしれない。この観点からの議論も期待されるところだ。

(文=深笛義也/ライター)

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 本日29日午前、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大に伴い中国・武漢に在留していた日本人を帰国させるためのチャーター機が羽田空港に到着、206人が帰国した。本日おこなわれた参院予算委員会でも安倍首相は「希望するすべての方々の帰国に向け、あらゆる手段を追求していく」と宣言...

川崎記念(G1)JRAチュウワウィザード「6馬身差圧勝」乗り替わり効果抜群

 1月29日、前日の雨とは打って変わって好天で行われた第69回川崎記念(G1)は、川田将雅騎手騎乗の1番人気チュウワウィザード(牡5、栗東・大久保龍志厩舎)が、2着ヒカリオーソ(牡4、川崎・岩本洋厩舎)に6馬身差をつける大楽勝。勝ちタイムは2分14秒1(不良)。

 3着にデルマルーヴル(牡4、美浦・戸田博文厩舎)が入り、2番人気ケイティブレイブ(牡7、栗東・杉山晴紀厩舎)は6着に終わった。

 チャンピオンズC(G1)では4着に敗れたが、上り調子の5歳馬がここでは役者の違いを見せつけた。

 この日の川崎競馬は、前日の雨の影響でダートは不良のコンディション。1Rから好位で競馬した馬が、前残りで穴をあける傾向が目立っていた。

 チュウワウィザードは大外となる12番から抜群のスタート。ハナを主張した1番ケイティブレイブが先頭に立ち、これについていったミューチャリーが2番手、チュウワウィザードは2頭をいったん先に行かせて好位の外目3番手をキープ。その後を3番アナザートゥルース、4番デルマルーヴル、2番ミツバが追走。

 直線を待たずに3コーナー過ぎから早々と手応えが怪しくなったケイティブレイブ、ミツバに対し、外からデルマルーヴルが早めに勝負に出る。しかし、絶好の手応えで追走していたチュウワウィザードが川田騎手の仕掛けにすぐさま反応、前を行く馬たちに一気に襲い掛かった。

 ケイティブレイブを競り落として懸命に粘りこみを図るミューチャリーを尻目に、直線入り口では早くも先頭に立ち、後は突き放す一方。そのまま楽な手応えでゴールを駆け抜けた。

 また、川田騎手の冷静な判断も光った。前走のチャンピオンズC(G1)では、自身は2番人気クリソベリルで優勝。同レースでチュウワウィザードは前が壁となり4着に終わったが、JBCクラシック(G1)で同馬に騎乗していた川田騎手もその力はわかっていたことだろう。アクシデントさえなければ負けないとばかりに、いつでも抜け出せるよう細心の注意を払った騎乗がうかがえた。

 レース後のコメントでも「いい隊列でリズム良く走れていた。1頭になってからは遊ぶ面をケアしながら。精神的に幼い面を出してしまった。もう少しだけ大人になれば」と振り返った。

 今回のワンサイドゲームで、次走はどのレースを使ってくるのか注目されたが、管理する大久保龍志調教師は「選出されればドバイに行く」と明言。フェブラリーSの見送りは既定路線で、今年3月のドバイワールドC参戦の可能性も出てきた。

 チュウワウィザードは父キングカメハメハ×母チュウワブロッサム、母父デュランダルという血統。川崎記念の勝利で昨年11月のJBCクラシックに続くG1・2勝目を飾った。通算成績は15戦9勝。