アベノマスクで不良品続出、戦場と化した「保健所」に大量の検品を“押し付け”…現場の怒り

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、政府が妊婦向けに配布した布製マスクのうち数千枚に汚れなどが見つかり、配布が一時中断している問題で、全国の自治体保健部局は混乱を極めている。厚生労働省に返品するために、地域の保健所や自治体職員がマスクの検品を行わなければならないからだ。ただでさえ感染拡大防止の要として業務が集中しているのに、不必要な負荷がかかっている。

検品させられる自治体の保健部局

 妊婦向けの布マスクは14日から全国の市町村に向けに、計50万枚が発送された。ところが自治体から不良品の報告相次ぎ、その総数は20日までに計117市町村約6700枚に上った。こうした事態を受けて、各自治体は22日ごろから順次配布を中止。政府からの返品指示もあり、順次返品作業を行う予定だった。

 そんななか、日本テレビ・フジテレビ両系のクロスネット局であるテレビ大分(大分市)は23日夕方のニュースで次のように報道した。

「大分市保健所には先週、2100枚が届いていてきょうは点検作業が行われました。この中には黒い染みがあったり髪の毛のようなものがついているといった不良品がおよそ640枚確認されました」

 つまり、保健所が布マスクの検品作業を行っているというのだ。政府は27日、妊婦用布マスクの製造を伊藤忠商事、マツオカコーポレーション、ユースビオ、興和の4社に発注していたことを明らかにした。そもそも検品は出荷時にメーカーが責任をもって行う業務のはずだ。なぜ、そんな作業を多忙な保健所や自治体の保健部局の職員が行わなければいけないのか。

「検品するのはメーカー、監督は政府の仕事では?」

 当サイトでは首都圏近郊の複数の自治体に対して、妊婦用のマスクに関する検品作業を行っているかを聞いた。千葉市保健福祉局健康福祉部健康支援課の担当者は次のように話す。

「今、まさに検品作業を行っているところです。厚生労働省の指示では『不具合があるものを返品してほしい』ということでした。つまり、自治体で検品して『返品する不良品』を見つけなくてはならないということです」

 東京都福生市福祉保健部健康課の担当者は「当市では配布を行う前にあらかじめ検品を行いました。箱だしから封詰め、枚数チェックなどの作業の必要があり、一通りチェックしたところ不具合はありませんでした」と話す。

 一方、横浜市こども福祉保健部こども家庭課の担当者は「検品作業はしていません。先週、国から指示があったとおり、返品しています」と回答した。

 埼玉県内の保健所関係者は次のように憤る。

「自治体の大きさによって業務量も異なるとは思いますが、当市では数千枚のマスクの検品を行っています。毎日、新型コロナウイルス関連のさまざまなお問合せや病院との折衝、感染源の特定や消毒計画の策定など戦場のような有様なのに、なぜ自分たちは検品をしているんだろうと腹が立ちます。検品するのはメーカーの仕事で、それを監督するのは政府でしょう。

 例えば大地震や大津波などの大規模災害時に、国が緊急支援物資として不良品の医療機器や不潔な包帯を送付した上で、『その中に不良品があるかもしれないから現場の職員で検品して使って』という指示をしたらおかしいでしょう? そんな暇が現場にあると思っているんでしょうか。

 国がメーカーに対し、責任をもってちゃんと清潔な製品をつくり出荷するよう監督指導してほしいです」

 首相官邸や厚生労働省が「国民の不安を解消するための政策」を立案するのは大いに結構だが、不備が生じたとたん、責任や後処理を現場に丸投げするのはいかがなものか。

(文=編集部)

 

今、パチンコ店に行くのはギャンブル弱者の“カモ”ばかり…元パチプロが明かす勝てない理由

 大阪府が休業要請に応じないパチンコ店の店名を公表し、波紋を呼んでいる。「店名を出すのは抜群の広告効果」という声もあるように、営業を続ける店には多くの客が押し寄せていることも報じられた。東京都も、4月28日には小池百合子知事が営業を続けるパチンコ店の店名を公表する予定だ。

「新型コロナの感染拡大を防止したい」という行政の意見もわかるし、「飲食店は営業OKなのに、どうしてパチンコ店はダメなのか」という店側の主張もわかる。ライバル店が休業すれば、その客を奪えるのがパチンコ業界でもある。ただ、十分な休業補償をせずに営業自粛を要請しても、体力のある大型チェーン以外は応じられないのが実情だ。

 それはさておき、今回の騒動では、緊急事態宣言下でもパチンコ店に通う人が多くいることが浮き彫りになった。しかし、元パチプロのA氏は、そんな人たちについて「基本がわかっていない“ギャンブル弱者”」と切り捨てる。その理由を聞いた。

「カド台しか出さない」と断言した店長

 今から35年前。大学生だった筆者は、A氏と行動を共にしていた。パチンコで食うための「イロハ」を教わり、一時はパチンコで月30万円ほどを稼いでいたが、大学卒業とともに足を洗った。

 一方のA氏は5年前までパチプロを続け、少ない月で25万円、多い月で50万円を稼いでいた。そして、勝った金は畳の下に隠していた。貯金をすると不都合なため、タンス預金ならぬ「畳下預金」をしていたのだ。その額は2000万円を超えるという。

 そんなA氏に「今の時期、パチンコに行きますか?」と聞いてみた。

「行くわけないじゃん。感染したらどうすんだよ。しかも、行ったって勝てないぞ。考えてもみろよ。店はいつ休業するかわからない状態で、ただでさえ店を開けていれば客が来るんだから、思い切り出玉を絞るぞ」

「出玉を絞る」とは、釘を閉めて回転数を減らすことである。「釘はいじれなくなったのでは?」と思うかもしれないが、それは建前であり、現実は「メンテナンス」という名目でいじり放題だ。釘調整により出玉=還元率を操作しなければ、パチンコ店は成り立たない。いわば、三店方式(景品交換所を挟んだ換金方式)で法律の網をかいくぐっているのと同じ理屈である。

「通常なら25日前後は一番出る時期だけど、今は別だ。ある店長に聞いたら『先が見えないだけに、店の出口に近いカド台(一番、目につく端の台。ここを出すことで、通りすがりの客への絶好のアピールとなる)だけを出して、ほかは釘を閉める』と言っていたよ」

今、パチンコ店に通うのは“ギャンブル弱者”

 また、A氏は以下のように事情を語る。

「昔と違い、今のパチンコで食うのは難しいよ。俺がパチンコを辞めたのも、運の要素が高くなりすぎたから。5年前までは、回る台を打っていればよかったんだ。基本的に、パチンコ台は株価チャートのように1日の大当たり回数が変化する。3日間フルに回したと仮定して、3日前が6回、2日前が12回、1日前が14回とかだと、爆発する可能性が高かった。1店に1台あるかないかの『回りが良い爆発台』に座るか、『当たり頃』を見抜けば勝てたんだ。

 しかし、多くの機種が出玉と確変継続率を少なくしたことで運の要素が大きくなり、狙って勝つのが難しくなった。俺のやり方も終わりだな、と感じたので足を洗ったんだ。今は貯金を使いながら、細々とバイトしているよ」

 筆者がA氏に教わったのは、勝率を高める考え方だった。

「ギャンブルは確率で考えなければダメだ。1000円で15回転よりも20回転、25回転する台に座ること。なぜなら、それだけ抽選回数が増えて勝率も高まる。こうした基本中の基本すらわかってない奴らが、パチンコ店に通ってるんだな。いわゆる“ギャンブル弱者”だ」

パチプロの代わりに増えた“カモ客”の実態

 筆者が現役だった時代は、一発台や権利モノがメインだった。釘調整を見抜いたり台を叩いたりすれば、大当たりにありつけた。やり方次第で勝率を高められたのである。A氏は、そんな時代から「1日1万円」を目標にジグマ(同じ店に通い続けるパチプロの略)として生活していた。もちろん負ける日もあるが、不調な日は早めに見切りをつけていた。財布には常に20万円入れているが、使っていいのは3万円まで、と決めていた。

 そんなパチプロも、今や絶滅危惧種である。代わりに増えたのが「何も考えずに打っている人たち」だ。

「スーパーリーチが手前で止まると台を叩く奴とか、1000円で10回ぐらいしか回らないのに(台のスペックや換金率にもよるが、狙えるのはおおむね1000円で20回以上)金を注ぎ込む奴とか、3日連続で爆発した台を1000回転もさせる奴など、パチンコというギャンブルを理解していない奴ばかり。まさにカモだよ。そんなカモが多い店ほど潤う。今は、どの店もカモだらけだ」

 今、営業を続けるパチンコ店に殺到している人たちには、この元パチプロの金言がどのように響くだろうか。

(文=井山良介/経済ライター)

JRAコントレイルの真逆!? 福永祐一「イメージ通りの競馬ができました」インディチャンプ「完璧レース」も本番に残る「不安」とは……

「フィアーノロマーノが取消して、ヴァンドギャルドが出遅れた時点で勝負あり」

 26日、京都競馬場でマイラーズC(G2)が開催され、福永祐一騎手のインディチャンプ(牡5歳、栗東・音無秀孝厩舎)が優勝を飾った。このレースについて、元ジョッキーの安藤勝己氏が自身のツイッターで回顧した。

 レースは発走直前に上位人気馬フィアーノロマーノが、右前肢跛行を発症したため競走除外になった。さらに2番人気のヴァンドギャルドはスタートで大きく出遅れた。しかし、圧倒的1番人気に支持されたインディチャンプの福永騎手は、周りとは打って変わって冷静だった。

 インディチャンプは好スタートを切ると、ハナを主張するランスオブプラーナ、ベステンダンクの2頭から離れた4番手で折り合いをつける。直線を向いてからは馬なりのまま先頭に並ぶと、楽な手応えで後続に2馬身差をつける圧勝だった。

「直線入って手応えが違うもんやから、ユーイチが前の2頭を可愛がった。ああなるとベステンダンクが残ってまうわ」と、インディチャンプのレース運びについて安藤氏はツイート。やはり昨年のマイル王はこの舞台では力が違ったようだ。

 また福永騎手は「イメージ通りの競馬ができました。先行馬2頭が行くと思っていたし、その後ろのいいポジションでプレッシャーのない形で追走できました」とレース内容に満足げなコメントを残した。

 福永騎手と言えば、1週間前の皐月賞(G1)で真逆のコメントを残したことが思い出される。

 皐月賞でも、同じく1枠1番で1番人気のコントレイルに騎乗した福永騎手。予想以上に後方の位置取りでのレースを強いられたが、大外を回す競馬で勝利した。「ちょっと想定外のレースになりました。ヒヤヒヤさせて申し訳なかったのですが、強い内容で勝ってくれたと思います」とレースを振り返った。

 マイラーズCでは、全く正反対の思い通りのレースとなり喜びもひとしおだろう。

「皐月賞はコントレイルが久々の実戦、不安視された稍重の馬場、さらに福永騎手自身が皐月賞未勝利だったこともあり、1番人気のプレッシャーが大きかったはずです。それに対して、マイラーズCはインディチャンプの力が抜けていたことに加えて、有力馬の“脱落”で気楽にレースができたはずです。これが好騎乗につながったのではないでしょうか」(競馬記者)

 本番・安田記念(G1)に向けて、これ以上ないレース内容となった福永騎手とインディチャンプのコンビ。だが、ひとつだけ「不安」がある。

 安田記念、マイルCS(G1)を制した昨年は、前哨戦をそれぞれ4着、3着に敗れてからの戴冠だった。叩き2戦目で好走する傾向にあっただけに、今回の前哨戦勝利が安田記念にどのような影響を与えるか気になるところだ。

「インディチャンプはもともと香港で開催されるチャンピオンズマイル(G1)に出走予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で回避しました。そのため、急遽同日開催のマイラーズCへ出走することになりました。

 もともと香港を目標に仕上げていたため、3月の中山記念(G2)を叩きとして使っていました。それが予定変更により、マイラーズCが叩き2戦目となってしまいました。まさかの万全の態勢での前哨戦となったわけです」(別の記者)

 ちなみに昨秋はマイルCSを制した後に、3戦目で香港マイル(G1)に出走するも7着に敗れている。今春3戦目の安田記念では、どのような結果が待ち受けているだろうか。

 完璧な内容で前哨戦を制した福永騎手とインディチャンプのコンビが連覇をかけて挑む安田記念に注目したい。

JRA松山弘平やっぱり「骨折」だった!? 「すでに退院」軽傷を強調も天皇賞・春(G1)メイショウテンゲン騎乗は絶望的か

 27日、先週落馬した松山弘平騎手が精密検査を行い、仙骨の骨折が発覚した。松山騎手が所属する『Risy』の公式Twitterが発表している。

 26日の京都1Rで、5頭が競走を中止する大きな落馬事故に巻き込まれてしまった松山騎手。

 JRAから骨盤骨折の疑いがあるとの発表があったが、その数時間後、天皇賞・春(G1)で騎乗予定だったメイショウテンゲンを管理する池添兼雄調教師から「本人から連絡があって、骨は大丈夫ということでした」との報道があり、事なきを得たと思われていた。

 しかし、この日「念のための検査入院」した結果、仙骨の骨折が発覚……ただ、松山騎手はすでに退院しており、自力で歩くこともできるほどの軽傷のようだ。

「骨折は残念ですが、軽傷だったのは何より。しかし、本人が『Risy』の公式Twitterを通じて『1日でも早く復帰できるように頑張ります!』とコメントしていることからも、しばらくは離脱を余儀なくされそうです。

少なくとも、今週末の天皇賞・春におけるメイショウテンゲンに騎乗するのは難しいかと。陣営は代役を探すほかない可能性が高そうです」(競馬記者)

 この春、松山騎手には大事な騎乗が数多く存在している。特に無敗で桜花賞(G1)を制したデアリングタクトには、牝馬三冠や日本ダービー(G1)挑戦の期待が懸かっているだけに松山騎手としても是が非でも乗りたい気持ちがあるに違いない。

「5月17日のヴィクトリアマイル(G1)のサウンドキアラは、ここまで重賞3連勝中。今の勢いならG1制覇の可能性も十分にあるだけに、松山騎手にとってはこちらも逃せないところ。軽傷だったことを鑑みれば間に合う可能性があるだけに期待したいですね」(同)

「もちろん心は折れていません」

『Risy』の公式Twitterには、前向きな言葉が残っている。松山騎手は間違いなく、この春G1開催の主役の1人だけに、1日でも早く元気な姿を見せてほしいところだ。

JRA【青葉賞(G2)展望】日本ダービー(G1)トライアルにフィリオアレグロ、オーソリティら良血馬が集合! 夢の舞台のキップを掴むのは……

 5月2日(土)、すべてのホースマンが目標に掲げる日本ダービー(G1)のトライアルレース、青葉賞(G2、芝2400メートル)が開催される。

 本番と同じ距離とコースということもあり、ファンも熱視線を送っている。その1戦でまず注目されるのは、共同通信杯(G3)で3着と好走したフィリオアレグロ(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎)だ。

 半兄は道悪巧者として知られ、17年の宝塚記念(G1)などを制したサトノクラウン。新馬戦は重馬場での開催だったが、それを苦にしない力強い走りで、半馬身差で勝利。兄同様のパワフルな走りで、将来を嘱望されていた。

 続く共同通信杯(G3)では、武豊騎手のマイラプソディに次いで2番人気に支持されるも3着。最後の直線では外からじわじわと伸びてきたものの、ダーリントンホール、ビターエンダーには届かなかった。

 その後は青葉賞を目標に、十分に乗り込まれてきたようだ。追い切りでは手綱を任されたD.レーン騎手を背に軽やかな動きを見せている。昨年、旋風を巻き起こしたレーン騎手とともに、優先出走権を手に入れて、大舞台へ歩を進めたい。

 素質馬オーソリティ(牡3歳、美浦・木村哲也厩舎)は、今度こそ結果を残したいところだ。

 オーソリティは父が三冠馬オルフェーヴル、母方の祖母には日米のオークスを制したシーザリオがいる良血馬。デビューから2連勝を飾るとホープフルS(G1)に向かった。だがスタート直後に他馬と接触。後方からの競馬を強いられ、3角過ぎから早めに上がって見せ場を作ったものの、力を使い果たしたのか、最後の直線で伸びきれず、5着に終わっていた。

 今年は報知杯弥生賞ディープインパクト記念(G2)から始動。池添謙一騎手からL.ヒューイットソン騎手に乗り替わって迎えた1戦は、中団追走から早めに仕掛けると、直線の入り口で先団に並びかける。だが抜け出したサトノフラッグを捉えきれず、さらに後続から伸びたワーケアにも交わされて3着に終わっていた。

 皐月賞(G1)の優先出走権を獲得したものの、陣営は回避を表明。青葉賞に出走し、日本ダービーを目指すことを明らかにした。ここで権利を獲得して、最高峰の舞台に出走できるか。

 今年に入って評価が急上昇しているフライライクバード(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)も侮れない。

 昨年は3戦連続で1番人気に支持されるも、それを裏切り続けてきた。だが、距離延長して臨んだ今年の始動戦3歳未勝利(芝2400m)では、3番手で進むと上がり最速の脚を使い、2着に5馬身差をつけて勝利を飾った。

 さらに続くアザレア賞(1勝クラス、芝2400m)も中団追走から、直線の追い比べを制して勝利。長距離適性の高さを証明し、一気に注目を集める存在となっている。

 芝2400m戦で2連勝中。阪神競馬場から東京競馬場へのコース替わりがどう影響するかが注目される。

 他にも京成杯(G3)3着の実績を持つディアスティマ(牡3歳、栗東・高野友和厩舎)や、ゆきやなぎ賞(1勝クラス、芝2400m)を危なげない走りで勝ったヴァルコス(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)、「1勝・2着4回」と安定感抜群のダノンセレスタ(牡3歳、栗東・音無秀孝厩舎)などの実力馬が出走予定だ。

 夢の舞台への切符はどの馬がゲットするのか。日本ダービー(G1)へ繋がる重要な1戦、青葉賞(G2)は5月2日(土)15時45分発走となっている。

ほめ上手で仕事力アップ! 正しいほめ方、誤り方とは!?

 

 いい人間関係を築きたかったら、相手をほめることが大切、とよく言われるが、「ほめる」のは簡単そうで難しい。

 仕事ができる人、そもそも人間関係構築が得意な人は、ほめるのも上手いし、部下の能力をを引き出すのに長けている上司も、よく観察すると部下をさりげなくほめている。ただ、相手の心を開くほめ方は、相手との関係性にもよる。若手社員や新人が、先輩や上司をむやみやたらにほめたら「なんだか上から目線な奴だな」と思われることもあるだろう。

■「ほめる」とは「持ち上げる」ことではない

『ほめ本 こころ通わすコミュニケーション』(前田安正著、ぱる出版刊)は、仕事を依頼するためのメールの書き方、失敗したときの謝罪の仕方、仕事の確認・変更の仕方など、仕事の基礎をおさえながら、うまく「ほめ」を取り入れて、上手にコミュニケーションを取る方法を紹介する。

 そもそも「ほめる」とは、どういうことか。

 一般的には、相手のどこかに着目し、そこに肯定的なコメントをするのが「ほめる」という行為だとされる

 ただ、かならずしもあからさまに持ち上げる必要はない。本書の中でいう「ほめる」とは、「真摯に相手を受け止め、しっかりと理解し、丁寧に話をすることが大切であり、そうすれば、必然的に発することばは相手を思う丁寧なものになる」ということ。そして、相手を「評価」するのではなく、「敬意」を持って接することがポイントだ。

 この考え方でいくと、たとえば謝罪をしながらでも「ほめる」ことができる。その際の注意点は8つ。

1.謝罪するときには、相手側の情報を整理しておく
2.相手側が不審に思った原因をしっかり分析しておく
3.緊張しすぎない
4.自らの非を認めて、ことばに気持ちをどう添わせるかを考える。自分のことばで誠心誠意、心を込める
5.「誤解を与えたなら」という言い方は、自分に非がなく、相手側の解釈に問題があると受け取られる可能性もあるので注意
6.「遺憾に思う」も、自分の思い通りにならなかったことを残念に思っていると受け取られる可能性がある
7.相手にお土産を渡すときに「くだらないものですが」は使わない。「心ばかりの品ですが」を使うといい
8.いい仕事をするためには自分を捨て、徹底的に相手に寄り添う

 これらに気をつけて、謝罪をするのだ。ただ、自分の誤りを認めるのは勇気がいるもの。そこで、謝罪で使えることばをもっと増やしておくのもいい。

「申し訳ありません」は、「申し開きできない」「重ねてお詫びします」などの言い方もある。「大変失礼しました」は、「不徳のいたすところ」「至らぬばかりに」「失態を演じる」といったバリエーションがある。誠心誠意、心を込めて謝罪をすると同時に、使える言葉も増やしておくべきなのだろう。

「ほめる」とはどういうことなのかを本書から学び、仕事の中で実践してみてはどうだろう。ほめ上手になることで、仕事も人間関係も向上するはずだ。

(T.N/新刊JP編集部)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

「岡江久美子の息子」なりすまし動画が乱立…「YouTubeポリシー」に違反の可能性大

 4月23日に新型コロナウイルス肺炎で亡くなった俳優の岡江久美子さんをネタにするかのような動画が、ユーチューブ上に続々と投稿され、物議を醸している。

 特に、訃報に便乗するかのように「岡江久美子の息子」を名乗る動画が相次ぎ、一時はツイッターでトレンドワードになるほど話題になった。

「岡江久美子の息子です。今まで母をありがとうございました」などと、さも本物の岡江さんの息子であるかのように語るが、岡江さんに息子はいない。明らかな“なりすまし”だが、話題性も相まって、いずれの動画も多くの再生回数を稼いでいる。なかには、27日14時現在で30万回を超えているものもある(「勇者ナリボン」など)。

 その一方で、これらの動画には批判の声が殺到しており、「低評価」が圧倒的に多い。いくら再生回数を稼げても、持続的に収益を上げることはできないだろう。

 岡江さんのニュースに限らず、ユーチューブ上には、注目を浴びる事件や事故などを取り上げ、「犯人は私です」などと別人になりすまして投稿する動画が連日あげられている。だが、ユーチューブの「なりすましに関するポリシー」を見ると、他人になりすますことは違反行為にも見える。

 だが、このような動画が頻繁に上げられることから、「こういうユーチューブは野放しにせず、排除してほしい」「ユーチューブは管理体制を見直すべき」など、ユーチューブの対応が甘いと指摘する声も少なくない。

 4月27日に放送された『バイキング』(フジテレビ系)でも、俳優の坂上忍が岡江さんの息子を名乗るユーチューバーが相次いでいるニュースに不快感を示した。

「俺、バイキングやり始めてからダントツで頭来ているかも、これ。どういう神経なんですかね」と怒りをあらわにした。さらに、動画にモザイクをかけて放送していることについても、「なんでこんな連中のためにスタッフさんが手間暇かけてモザイク施してやらないといけないのか、さっぱりわからない」と述べ、動画をあげている人物をさらすことで、こういった不快な動画をなくしてほしいという意向を示した。

 ユーチューブでは、規約違反とみられる動画については、視聴者が運営側に通報することができる。そして通報が一定数に上れば、アカウントが削除されることもあるという。

 だが、すでに収益を得られる動画になっている場合、削除されたとしても、一定の回数の再生回数と再生時間を稼げていれば、それによって広告料を得られることになりかねない。このような、見ている人を不愉快にする動画を発見した場合、「動画を再生しないこと」「ユーチューブの運営に通報すること」によって、地道に排除していくしかないだろう。

(文=編集部)

パチスロ「自粛中」に「アノ頃のお宝」発見!?【濱マモルの のほほんコラムVol.42~机の中身~】


 ここしばらく、ずーっと家にいる。取り立ててすることもなく、となると時間のつぶし方をアルコール以外に知らないダメ人間は晩酌のスタート時間が早まるだけであり、連日、昼食と同時に缶チューハイのプルトップを開放。

 必然的に1日の大半はほろ酔い状態で、「嗚呼、気持ちがいいなぁ」「お酒って美味しいなぁ」などとゴキゲン顔でふと家族を見ると、完全に呆れられていた。

 さすがに家族から白い目で見られ続けるのは困る。家長としての威厳がなくなるばかりか、ナメ腐った親の生活習慣を目の当たりにして未来に絶望した子供たちがグレやしないかと心配にもなるわけで、仕方なく部屋にこもって仕事をするフリをしていたところ、あまりに部屋が汚いことに気が付いた。

 当方、かなり雑な性格である。ゴミは「設置場所周辺がゴミ箱」とばかりに放り投げるし、洗濯物は「どうせ着るし」と収納せず。机も原稿執筆に必要な資料が過去のものを含めてタワーの如く積まれており、正直、ゴミ屋敷とは言わないまでも人にお見せできる状態ではない。

「よし、どうせ暇だし掃除でもするか」

 一念発起である。まずはゴミ箱とその周辺のゴミを全て拾い、洗濯物をたたんで収納。この時点で少しばかり疲れたものの、「おお、そこそこ綺麗になったぞ」とすっかり気を良くしたアタシは「このままの勢いで机に山積みされた資料を本棚に並べよう」と考えたのだが、ここで大きな壁にぶち当たってしまった。部屋の本棚を占拠している「パチスロ必勝ガイド」である。

 当方、パチスロライターとしてお世話になる以前からの愛読者である。かなり古くのものは亡き母にうっかりチリ紙と交換されてしまったものの、20年以上前のものがズラリ。増刊を加えると数えるのも面倒なほどの冊数ではあるが、さりとて捨てるのもアレである。ふと懐かしみながら一冊を手に取ると、ここから無限ループが始まった。

 なぜ、人は掃除をすると昔のものを読み始めてしまうのだろうか。先輩方の若かりし勇姿に笑い、自身のおでこの浸食具合に嘆く。結局、その日はバックナンバーをひたすら眺めるだけで終わってしまったが、そういえば以前、そんな行為を払拭すべく机のリニューアルを丸々業者にお願いしたことがあった。

 長年、小学校時代に買ってもらった学習机で原稿を書いていた。椅子はネジが抜けてガタガタであり、机自体のサイズも小さい。それでもそこまで不便は感じなかったものの、嫁さんから「買い換えたら?」と言われたことをきっかけに二代目を購入。

 その際、机の中身は「どうせガラクタばかりだろう」と、机ごとの全回収を依頼してアタシはパチスロを打ちにいったのであった。

「こんなものが机の中にあったみたいよ」

 勝ったか負けたかは忘れたが、帰宅すると嫁さんが笑いながら話しかけてきた。どうやら、業者さんは念のため、机の中身を嫁さんに確認させた模様。

 必要、不要を選別したようで、新品の机の上にはマニアックな成人向けビデオのカタログと、工藤静香が属したアイドルグループ「うしろ髪ひかれ隊」のミニポスターが置かれていた。

 どちらも中学校時代の品。言うなれば多感な時期のあまり人に知られたくない繊細な好みなわけであり、長年の時を経た今、バレて恥ずかしいのはどちらか。

 わざわざ保管しやがった嫁さんに質問をされた時は後者と即答したが、実のところ今でも工藤静香は大好きです。
(文=濱マモル)
  

 

JRA落馬事故「大量乗り替わり」の“裏”舞台! 当日アクシデントに西山茂行オーナー「誰でも良いわけではない」

「〇〇騎手が乗らないなら、この馬は買わなかった……」

 毎週のように競馬を楽しんでいる熱心な競馬ファンなら、誰でも経験があるのではないだろうか。先に馬券を購入したものの、レース当日の落馬事故などのアクシデントにより騎手が負傷……自分が馬券を買った馬の騎手が急遽、他の騎手に乗り替わりとなってしまったケースだ。

 昨今、より大きく注目されるようになった“騎手力”。競馬には「馬7、騎手3」という格言があるが、最近では「騎手7、馬3」などという穿った声もある。そんなファンからすれば、まったく予期していなかった決定に「この馬券もういらないから、お金を返してくれ!」と叫びたくなった経験もあるはずだ。

 先週26日にも、京都1Rで合計5頭が巻き込まれる大きな落馬事故があった。岩田康誠騎手と松山弘平騎手が負傷し、後の全レースの騎乗をキャンセル。次々と乗り替わりのニュースが発表され、ファンから大きな注目を集めた。

 そんな中、「ニシノ」や「セイウン」の冠名で有名な西山茂行オーナーが公式Twitterを通じて、落馬による騎手変更の舞台裏を明かしてくれた。

 西山オーナーによると、リーディング上位の騎手が落馬した場合、代役は「誰でも良いというわけではない」そうだ。冒頭で触れた通り、すでにその馬の馬券を購入しているファンを考慮し「同クラス以上の騎手に限定される」とのこと。該当する騎手がいない場合、「過去に騎乗した騎手」が優先して選択される模様だ。

 なお、これらの決定は基本JRAサイドが行い、馬主には確認の連絡が来るものの「意向は通らない」と明かしてくれている。

「場合によっては、次のレースに代役を立てなければならないケースもありますし、迅速に対応するためには、やはり主催者サイドがある程度の舵を握る必要があります。

 また、この日の乗り替わりでは、12Rで松山騎手から武豊騎手に乗り替わったヨドノビクトリーが勝利。勝った騎手は『代役を果たせてよかった』と思うでしょうし、乗り替わりで馬主や関係者に迷惑をかけてしまった騎手も、少しはホッとするのかもしれませんね」(競馬記者)

 ちなみに以下は、26日の岩田騎手と松山騎手から乗り替わった騎手の一覧である。

 ◆岩田康誠(リーディング14位、以下26日現在)からの乗り替わり
 4R ツクバゴールド     →国分恭介(同68位)
 5R タツハグンセイ     →藤岡康太(同21位)
 6R ユウゲン        →川田将雅(同2位)
 7R ミアグア        →武豊(同3位)
 10R テイエムチェロキー →岩田望来(同10位)
 12R ヨハン       →松田大作(同42位、騎乗経験あり)

 ◆松山弘平(リーディング4位)からの乗り替わり
 4R ゼツエイ        →福永祐一(同5位)
 5R カクシン        →武豊(同3位)
 6R アンコールプレス    →武豊(同3位)
 7R オンワードセルフ    →小崎綾也(同135位、騎乗経験あり)
 8R ミラクルユニバンス   →武豊(同3位)
 9R ディバインフォース   →福永祐一(同5位)
 10R エルリストン    →松若風馬(同29位、騎乗経験あり)
 11R ブラックムーン   →武豊(同3位、騎乗経験あり)
 12R ヨドノビクトリー  →武豊(同3位、騎乗経験あり)

 無論、急遽のアクシデントへの対応であり、完璧とは言い難い。しかし、そもそも騎手が空いていなければ、どうしようもないことを考慮すれば及第点と言える対応ではないだろうか。

 少なくともリーディング4位の松山騎手から、同135位の小崎騎手への乗り替わりなど一見、不可解と思える決定の裏には「過去の騎乗経験」が優先されたということがわかる。

 こういったアクシデントは主に落馬事故絡みだけに、できる限りは見たくないもの。ただ現場では、いつも“ファン・ファースト”が考慮されているということなのだろう。

『とくダネ』スーパー自粛特集でスーパーでロケし批判続出…特定商品の買い占め助長懸念も

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく「緊急事態宣言」が16日、7都府県から全国に拡大された。なかでも感染者が多く「特定警戒都道府県」に位置づけられた東京都は、「3密」による感染の恐れがある業種・施設を対象に営業自粛を要請するなど踏み込んだ対応を見せている。23日には小池百合子都知事が会見を行い、スーパーマーケットなどでの客の密集状態を解消するため、買い物を3日に1回程度に控えるよう呼びかけた。

 この呼びかけの是非については、すでに議論を呼び、メディアでも大きく取り上げられているが、27日放送のテレビ番組『とくダネ!』(フジテレビ系)では、スーパーでの買い物が3日に1回になった場合に何を買うべきかを栄養士がアドバイスするという内容が報じられた。そして、このコーナーでは実際にスーパーでロケを行う映像が放送されたため、インターネット上では次のような疑問の声が上がっているようだ。

「これ大丈夫? またスーパーの棚から特定商品消滅案件じゃない?」(以下、原文ママ)

「免疫力アップの食材選びとかやってる…絶対また品薄になるじゃんね。しかも、混んでるスーパーで実際に買い物ロケしてる。こういう番組見ると、あーあってなっちゃう」

「また、スーパーに人が増えるし、ある一定の品物が消える特集してるよ。こういう特集が品薄発生源なの学習できないの?」

「スーパーの3密を避けるためなるべく一人で買い物しましょうと言いながら、管理栄養士とスーパーにロケに行きカメラマンと入店 マスコミは特別なんだなぁ」

「その為に態々スーパーで買い物するロケとか必要? 一般人にはひと家族1名で来店した方がいいって言っといてロケには何人行ってるの? 本当に常識無くて頭痛い」

「わざわざスーパーでロケ、カメラマン付きって…」

想定できた批判

 こうした声について、テレビ局関係者は言う。

「今はどの局の情報番組でも予算削減のため、ロケなどを制作会社のスタッフ一人でこなすこともザラなので、今回の『とくダネ』も、一般の人々がイメージするドラマの撮影のような大人数で撮影したわけではないでしょう。ただ、いつ撮影したのかはわかりませんが、知事が会見までして“できるだけスーパーに行かないで”と呼びかけているこの時期に、堂々とスーパーでロケをする映像を流せば、やはりこうした批判は出ますよね。

 また、納豆など一部食品の品薄が続くスーパーも多いなか、特定の商品の品薄を助長するという指摘も予想できるので、なぜわざわざこの時期に、こうした内容の企画を流したのかは疑問です。どこかの段階でスタッフのなかかから『この内容、ヤバくない?』といった声が出なかったのかが気になります」

 東京都は26日、新型コロナウイルスの感染者を新たに72人確認したと発表し、一日当たりの新規感染者が13日ぶりに2桁になった。一方、小池知事は都の配信動画で「まだまだ気を抜くわけにはいかない」と“気を引き締める”よう呼びかけており、メディアも報道内容に細心の注意を払うことが求められているといえよう。

(文=編集部)