パチンコ「今後の旅打ち」を模索する。「ご当地感」をパチンコにもたらすにはどうすれば良いか

 パチンコ雑誌の編集部員だった頃、とにかく仕事と称して遠くに行きたかった私は、さまざまな旅打ち企画を考えては編集長を抱き込み、出張旅行に出かけたものです。

 出張といっても、大作家でも大御所ライターでもない私が考案したごく私的な一色ページの企画モノの取材費が出るわけもなく、持ち出しの部分も多かったのですが、普段薄給でこき使っていた負い目からか、慢性的な企画不足による「ページ埋め」への恐怖からか、わりと私の旅打ち企画案がすんなり通りました。

 ただ、旅打ち企画といってもマンガ「美味しんぼ」をパロディー化した「究極と至高」と題した、マルハンとダイナムがわりと近い位置で居を構える場所に出向いて実戦勝負するといった「旅打ち」テイストの希薄なものも多かったのです。

 もちろん、当初は古い機種や希少価値の高い台を目的に出かけていましたが、マンネリズムと需要の減少と人気のなさによって、単純な旅打ち企画は成立させるのが難しくなったので、単に旅行に行ければなんでも良いといった面持ちでした。

 そんな旅打ち大好き芸人だった私に「みなし機問題」の悲劇が襲いかかります。昔の機種、いわゆる珍古台が市場から一掃されたのです。そして、旅打ちの理由はなくなった。

 イリーガルなパチスロ機も昔を懐かしむパチンコ台も、もう触ることができない過去のもの。唯一の地域性が残されている沖縄県と季節行事がある三重県を除けば、日本全国どのパチンコ屋に行ってもまったく変わり映えしない風景が広がるばかりです。

 では、どうすれば私は旅打ちをできるのか。つまりは、地域性なりご当地感をパチンコにもたらすにはどうすれば良いか。

 これはもう「海物語の名産演出をリアルにその土地限定にする」みたいな演出面からのアプローチしかないわけですよ。とはいえ、『海物語』を打つためにわざわざ地方に出かけるのか問題の表出も懸念されますよね。

 そこで私が妄想したのが『パチンコJリーグ』です。日本プロサッカーリーグ、略称Jリーグは、J1、J2、J3のカテゴリーで55クラブ存在します。ほぼ全国を網羅。基本的に自チームはその都道府県に設立してあるチームに設定され、対戦相手はそのチームが所属するカテゴリー内のチームに限定されます。

 しかし、この縛りを打破できる方法があるのです。それが旅打ち。相手チームの所在地で打てば演出が切り替わり、ブーイングを浴びたり理不尽な判定を下されたりします。また、カテゴリーの枠を超え、例えばJ3所属の自チームがJ1チームと対戦できるようになるのです。

 これはいわゆる「打-WIN」や「マイスロ」などの実機連動サービスを活用してプレイデータの保存を前提としていますので、まさに打ちながら自チームを育てるゲーム要素も加わります。そうすることで、地元で打つことのインセンティブを与えるのです。

 あとは、京都の太秦にあるパチンコ店で打てば釜本邦茂を、秋田の鹿角市なら奥寺康彦を、広島市南区に木村和司、などピンポイントの地域で打つことでプレミアムレジェンドキャラを獲得できるといったポケモン要素も加えたりします。

 プログラムや機能面で大変かもしれませんが、同一型式で全国展開し、地域性を持たせるための施策なので、そんなまどろっこしいことはしないで、単純にその地域だけでしか打てない機種を製造販売もできるんじゃないでしょうか。むしろ、そっちのほうを望みます。

 ホールPB機を複数の企業が組むことによって得られるスケールメリットや製造台数の安定的確保を成し遂げられた『オリスロ2』のように、各都道府県遊協レベルで有志を募って地域PB機を生み出すことも可能性として、できなくはない? はずです。知らんけど。

 とにかく、「その場所に行かないとできない」をデメリットではなく、どこでもできる以上の価値があるものとして提供してほしいし、このフィジカル、体験・経験をリアルに所有することが逆にバリューを発揮すると思うし、期待したいのです。
(文=大森町男)

JRA「6億円馬」アドマイヤビルゴが最後の砦!? セレクトセール「最高額落札馬&3億円超え」全馬の“トホホ”な末路……

 今週行われる京都新聞杯(G2)は日本ダービーの前哨戦だ。過去にキズナやロジャーバローズがこのレースをステップに日本ダービーを勝利しており、今年もどんな馬が結果を出すか注目が集まる。

 出走メンバーはなかなかの素質馬が揃ったが、際立っているのは2017年のセレクトセールで最高額となる5億8000万円(税込6億2640万円)で取引されたアドマイヤビルゴだ。当時同馬を落札した近藤利一オーナーは故人となってしまったが、日本ダービーを勝利すれば最高の恩返しとなろう。

 しかし「セレクトセールの最高落札馬は走らない」という格言めいたものがあるように、統計的にみると最高額で落札された馬は厳しい成績となっている。そこでセレクトセールが誕生して以降、毎年の最高落札馬、そして3億円以上の高額落札馬の成績を調べてみた。

■セレクトセール開催年ごとの最高落札馬および3億円以上で落札された馬とその成績
 1998 ファデッタの98 
 落札額:1億9000万円(近藤利一)
 馬名:アドマイヤセレクト(中央18戦2勝・地方4戦0勝・2859万円)

 1999 バレークイーンの99
 落札額:1億8000万円(金子真人)
 馬名:ピタゴラス(1戦0勝・0円)

 2000 フランクアーギュメントの2000 
 落札額:3億2000万円(岡田美佐子)
 馬名:カーム(中央3戦0勝・地方27戦14勝・757万円)

 2001 ロッタレースの2001 
 落札額:1億9000万円(John Ferguson Bloodstock)
 馬名:Dubai Sunday(海外で40戦6勝)

 2002 ダンシングキイの2002
 落札額:3億3500万円(島川隆哉)
 馬名:トーセンダンス(1戦0勝・0円)

 2003 セトフローリアンIIの2003
 落札額:3億3000万円 関口房朗
 馬名:フサイチジャンク(16戦4勝・8909万円)

 2004 エアグルーヴの2004
 落札額:4億9000万円(関口房朗)
 馬名:ザサンデーフサイチ(41戦3勝・7196万円)

 2005 マストビーラヴドの2005
 落札額:2億1000万円 ((株)ダノックス)
 馬名:ダノンマスターズ(24戦1勝・1643万円)

 2006 トゥザヴィクトリーの2006
 落札額:6億円(グローブエクワインマネージメント(有))
 馬名:ディナシー(未出走・0円)

 2006 ブルーアヴェニューの2006
 落札額:3億円(ダーレー・ジャパン(株))
 馬名:ブルーアヴェニューの2006(未出走・0円)

 2007 マイケイティーズの2007
 落札額:3億円(近藤利一)
 馬名:アドマイヤハーレ(2戦1勝・690万円)

 2008 ブルーアヴェニューの2007
 落札額:2億4500万円(近藤利一)
 馬名:アドマイヤスコッチ(1戦0勝・0円)

 2009 ウインドインハーヘアの2009
 落札額:1億6500万円(島川隆哉)
 馬名:トーセンロレンス(未出走・0円)

 2010 アコースティクスの2010
 落札額:1億1200万円(島川隆哉)
 馬名:トーセンパワフル(中央11戦1勝・地方37戦1勝・3330万円)

 2011 エアグルーヴの2010
 落札額:3億6000万円(グローブエクワインマネージメント(有))
 馬名:ラストグルーヴ(1戦1勝・600万円)

 2012 アドマイヤキラメキの2011
 落札額:2億5000万円(島川隆哉)
 馬名:トーセンスターダム(中央14戦5勝・海外15戦2勝・1億2975万円 ※海外賞金含まず)

 2012 スカイディーバの2012
 落札額:2億5000万円(里見治)
 馬名:スカイディーバの2012(未出走・0円)

 2013 アゼリの2013         
 落札額:2億4000万円 ((有)デスクバレット)
 馬名:ロイカバード(18戦4勝・8567万円)

 2014 リッスンの2013        
 落札額:2億6000万円(David Redvers)
 馬名:New World Power(海外10戦1勝・賞金不明)

 2015 ジョコンダIIの2014      
 落札額:2億3500万円(里見治)
 馬名:サトノヴィクトリー(13戦2勝・1630万円)

 2016 イルーシヴウェーヴの2016
 落札額:2億8000万円(里見治)
 馬名:サトノソロモン(7戦2勝・3199万円)

 2016 マルペンサの2016
 落札額:2億8000万円(里見治)
 馬名:サトノジェネシス(3戦2勝・1701万円)

 2017 イルーシヴウェーヴの2017
 落札額:5億8000万円(近藤利一)
 馬名:アドマイヤビルゴ(2戦2勝・2628万円)

 2017 ドナブリーニの2017      
 落札額:3億7000万円 ((株)DMM.com)
 馬名:ダブルアンコール(3戦0勝・557万円)

 2018 キングスローズの2017
 落札額:2億5000万円((株)ダノックス)
 馬名:ダノンレガーロ(未出走・0円)
 ※2012年と2016年はトップ2頭とも掲載。
 ※2018年で落札された当歳馬はまだデビューしていないので1歳最高落札馬を掲載

 上記の成績を見てもらえばわかるように、セレクトセールの最高落札馬や3億円を超える落札馬は散々な成績だ。数億円を払って落札した時の関係者の期待は、まさかの結果となっているといっていいだろう。

 2012年のトーセンスターダムが初めて重賞(きさらぎ賞G3・チャレンジカップG3)を勝利し、しかも海外のG1レースを2勝しているが、なんと目立った成績はこれしかない。25頭中、未出走が5頭、JRA未勝利が5頭、1勝のみが5頭、2勝が5頭。皐月賞3着のフサイチジャンクなどもいたが重賞は未勝利。ジェンティルドンナやサトノダイヤモンドの弟という良血馬であっても例外ではない。

 この成績から見ても、その年のセレクトセール最高落札馬や3億円を超える高額落札馬は、残念ながら国内のG1どころかG2も勝利できていないのが現実だ。

 この中で現役なのはサトノヴィクトリー、サトノソロモン、サトノジェネシス、アドマイヤビルゴ、ダブルアンコール、そしてデビュー前のダノンレガーロ。この6頭は過去のジンクスとも戦わなければならないが、古馬条件クラスにとどまっているサトノヴィクトリー、サトノソロモン、長期休養中であるサトノジェネシスの将来性は疑問だ。

 現時点でデビューしていないダノンレガーロや3歳未勝利のダブルアンコールも厳しそう。つまり最後の砦は、京都新聞杯に出走するアドマイヤビルゴなのである。同馬がまず京都新聞杯でG2の壁を突き抜けるか。そして過去どの馬も成しえなかった日本ダービーの頂点に立つことができるのか。その前哨戦となる今週の京都新聞杯は注目の一戦だ。

ヒロシのYouTubeチャンネル、なぜ大人気に?お笑い以外の特技で参入する芸人が続出

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために緊急事態宣言が5月末まで延長され、まだまだ巣ごもり生活は続きそうだ。不要不急の外出は控えなければならないとわかってはいるけれど、テレビも特におもしろくないし、家でやることもない、という人もいるだろう。

 それなら、お笑い芸人のYouTube動画を見て時間を潰すのはどうだろう? 今回紹介するYouTubeチャンネルは、定番の「やってみた」系やネタが大量にストックしてあるものではなく、芸人たちがお笑い以外の特技や趣味を生かしたチャンネルばかりだ。彼らの意外な趣味・特技に驚くのはもちろん、お気に入りのチャンネルが見つかることだろう。

中堅から若手まで百花繚乱の芸人YouTube事情

●ヒロミ『Hiromi factory チャンネル』

 まず紹介するのは、ここ数年で見事に芸能界に返り咲いたヒロミの『Hiromi factory チャンネル』。昨年12月に開設されたばかりだが、すでに53.3万人の登録者数を誇る人気チャンネルだ。

 内容は、ヒロミの趣味であるDIYやバイクいじりなどが多く、まさに大人のオトコにピッタリ。B-21スペシャルメンバーを探す回などもあって、1980~90年代のバラエティ黄金時代に青春時代を過ごした人には、なつかしさもあるはず。

ヒロシ『ヒロシちゃんねる』

 哀愁漂う自虐ネタでブレイクしたヒロシの『ヒロシちゃんねる』は、キャンプ界では有名なチャンネルだ。2015年開設で、チャンネル登録者数は68.4万人にものぼる。近年、キャンプをテーマにした漫画やドラマなども注目を集めていて、キャンプが気になっているという人もいるのでは?

『ヒロシちゃんねる』は、キャンプ時にオススメなアイテムの紹介から、キャンプ仲間と行った記録など、ビギナーでも楽しめる内容になっている。また、国内だけでなく無人島や海外でもキャンプを決行している。その心意気に、深いキャンプ愛を感じるだろう。

●ゴー☆ジャス『ゴージャス動画』

 ゲーム好きにオススメしたいのが、ゴー☆ジャスの『ゴージャス動画』。もともとピン芸人として活動していたが、現在ではゲーマーとしての知名度のほうが高い、変わり種芸人だ。

 バイオハザードなどのホラーゲームやモンスターストライクなどのRPG実況が多く、一度見始めるとクリアするまで止まらないのが正直なところ……。

●ロザン『ロザンの楽屋』

 西の高学歴コンビのロザンの2人が、楽屋で普段と同じようにトークする様子をYouTubeチャンネルに昇華した『ロザンの楽屋』。

 時事ネタや視聴者からの質問など、幅広いテーマについて持論を語り合うというシンプルな内容だ。賢い2人が鋭い視点から繰り出す話に、ついうなってしまう人もいるだろう。たまに出てくる、ピリリとした辛口トークも必見。

●マルセイユ『マルセイユチャンネル』

 次は、大阪を拠点とする若手コンビのマルセイユの『マルセイユチャンネル』。『そろそろ にちようチャップリン』(テレビ東京系)のお笑い王決定戦2017グランドチャンピオン大会で優勝したこともある、実力派漫才コンビだ。

 オススメは、ボケの別府貴之が1000円以内で3品をつくってゲストをおもてなしするという「別府飯」シリーズ。芸人になる前に某居酒屋で店長を務めていたこともあり、料理の腕は確かなのだが、説明下手がたたって相方の津田康平とゲストから猛ツッコミを受けるのがお約束。酒のつまみになるラインナップなのもうれしい。

●祇園・櫻井『祇園・櫻井チャンネル』

 最後も、大阪を拠点とする若手コンビから、祇園の櫻井健一朗による『祇園・櫻井チャンネル』。35歳の独身男性の何気ない暮らしが垣間見られるチャンネルだ。

 ミニマルライフを実践する櫻井の生活は、シンプルで清潔感があふれまくっているのが特徴。さらに、動画自体が5分以内と短いのでサクッと見られる。自粛期間中に自宅の掃除をしようと思っている人にはうってつけだ。

 このほかにも、自分の特技を生かした芸人YouTubeチャンネルはたくさんある。テレビに飽きて、やることがないと時間を持て余しているのなら、こういったマニアックな世界をのぞき見するのも悪くないだろう。

(文=安倍川モチ子/フリーライター)

中国経済、文化大革命以来の44年ぶり年マイナス成長か…日本、倒産1万件との予測

 中国の今年1~3月期(第1四半期)の国内総生産(GDP)は、前年同期比でマイナス6.8%となった。前の3カ月を12.8ポイント下回る。四半期ごとの統計が公表されている1992年以降、初めてマイナスに陥った。この原因は新型コロナウイルスの感染拡大で湖北省武漢市が都市封鎖され、北京、上海、深センなどの大都市圏も事実上の都市封鎖措置が敷かれたためだ。

 欧米や日本の統計手法と同じ「前期比」では、マイナス9.8%。これが1年続いた場合に換算した「年率」では、マイナス30%を超える水準になる。

 中国はこれまで、数々の危機に直面してもプラス成長を維持。2003年に「重症急性呼吸器症候群(SARS)」が拡大した際、成長率が最も落ち込んだ第2四半期でもプラス9.1%だった。また、08年のリーマンショックのあとは、09年第1四半期にプラス6.4%まで落ち込んだあと、10年にかけてV字回復を果たしている。四半期のデータがない1991年以前でも、通年の成長率がマイナスになったのは76年までさかのぼる。この年は中国の社会・経済に大混乱をもたらした文化大革命の最後の年だったことから考えても、今回のマイナス成長は極めて異例だ。

 中国大陸の経済的影響を強く受けている香港も深刻だ。ポール・チャン財務長官は4月下旬、立法評議会(議会に相当)で、香港特別行政区政府の予算の最新の進捗状況を報告し、「香港経済は新型コロナウイルス大流行による深刻で持続的な影響のために、2月の予想よりもさらに悪化し、4〜7%の間で縮小する可能性がある」ことを明らかにした。

 チャン氏は今年2月、今年のGDPは前年比1.5%の下落か、成長しても0.5%程度だと述べていたが、今回の報告で予想を修正した。チャン氏は「第1四半期の香港の景気後退の大きさは、2008年の世界経済の停滞、または1999年のアジア金融危機よりも悪化する可能性がある」と指摘している。

「大恐慌以来の経済悪化」の危険

 一方、日本はどうか。日本経済研究センターが民間エコノミストの予測を集計したESPフォーキャスト調査(回答期間:4月6~8日)によると、コロナ禍以前の元の水準に戻るまでの期間は2年という。

 日本政府は4月の月例経済報告で景気の基調判断を「新型コロナウイルス感染症の影響により、急速に悪化しており、極めて厳しい状況にある」と分析。「悪化」の表現が使われたのはリーマンショックで世界経済が停滞していた09年5月以来、約11年ぶりとなる。

 全国中小企業団体中央会が発表した3月の中小企業月次景況調査によると、9指標中8指標が悪化。ほぼすべての業種で景況は急速に低下している。今年1年間で中小企業を中心とした倒産は約1万件との予測も出ている。

 新型コロナウイルス感染による死者数が最も多い米国でも、経済への影響は深刻だ。1-3月期の実質GDPが前期比年率換算で4.8%減少。米議会予算局は4-6月期の成長率が年率換算で前期比39.6%のマイナスになるとの予測を明らかにしているほどだ。

 米労働省によると、3月22日以降の6週間で、3000万人を超える労働者が失業保険を新規に申請。米国での失業率は、世界大恐慌時を上回る30%まで上昇するとの予測すら出ているほどだ。

 国際通貨基金(IMF)は4月14日、「世界経済見通し」を発表し、「大恐慌以来の経済悪化」の危険に直面していると警告しており、1929年10月から39年まで続いた大恐慌が再び世界を襲う可能性も無視できない状況であることは論をまたない。

(文=相馬勝/ジャーナリスト)

PCR検査件数、五輪延期決定後に急増…五輪開催のため検査制限し感染拡大→緊急事態宣言

 東京五輪の延期が決定されたのは3月24日だが、それ以降新型コロナウイルスの感染者数が急増した。そのため「感染者数が増大すると東京五輪開催の大きな弊害になるので、国や東京都は意図的にPCR検査を少なくしたのではないか」という疑念が広がった。検査をしなければ感染者は判明しない。検査を絞れば絞るほど感染者が増えないのは当たり前である。

 新型コロナウイルスのデータについては、同じ人が何回も検査をすることがあるので、検査件数と検査人数がハッキリしていない。しかし、公表されているデータから推測すると、やはり「五輪延期前は検査を絞っていた」と思わせる結果となった。

 筆者は、厚労省が公表している「国内における新型コロナウイルスに係るPCR検査の実施状況」と「新型コロナウイルスに関連した患者等の発生について」の2種類のデータから、検査数と感染者数の推移を調べた。検査数は、検査人数ではなく検査件数だが、日ごとの経過はおおよそわかる。その結果が下記の表である。1日ごとの数字ではわかりにくいので、1週間ごとの検査件数と感染者数の推移を比較した。なぜ火曜日から月曜日を1週間としたのかは、公表されている検査件数の最初の日が2月18日の火曜日で、延期の発表があった3月24日も火曜日なので、きりが良かったからだ。

 検査件数は一目瞭然で、延期が決まった途端に件数が増えている。3月24日以前の3週間は、毎週ほぼ1万件だった。ところが、3月24日~30日までの1週間は、それまでの約1.6倍の1万6,536件、その翌週は3.4倍の3万4,074件、その翌々週からは24日以前の週に比べ、なんと5倍強の5万件以上検査をしている。

 これは全国の合計件数だが、東京都の数字を見ると、もっとハッキリわかる。3月23日から、いきなり検査件数が増えているのだ。安倍首相が延期を公表したのが24日だから、当然、その前に東京都にも延期の情報は伝えてあっただろう。

 国も東京都も、延期決定までは「検査を絞って感染者を多く見せたくなかった」という思惑が見て取れる。一方、感染者数も3月24日以降、急速に増加している。検査をすればするほど、感染者を見つけることができ、より多くの感染者を隔離することができる。感染者が増えれば医療崩壊が起きるといって、検査数を絞りに絞った結果、今、人口が多い都道府県ほど新規感染者数が思うほど減らず、終息の見通しが立っていない。

国民に負担ばかり押し付ける政府

 検査数の推移を見ても明らかなように、増やそうと思えば増やすことができている。医療崩壊が起きると言いながら、軽症者用の宿泊施設を増やそうと思えば増やすことができた。世界中の多くの国々で大規模検査ができたのに、日本だけができないということはない。やろうと思えばできたのに、やろうとしなかっただけのことだ。おそらくその一番の理由は「東京五輪開催」だったのだろう。

 せめて1カ月前倒しして、2月下旬頃から「毎週3万件から5万件の検査をしていたら、感染拡大を防ぐことができたのではないか」と残念でならない。政治は結果である。政府も地方自治体も「自宅にいろ。他県には行くな。○○には行くな。貯蓄でしのげ」と、国民に負担ばかりを押し付け、「こういうことはできないか」と国民が言うと「できない、できない」の一点張りだ。

 やろうと思えばできるのに、できないことの理由ばかりを見つけて、ひたすら国民に負担を押し付ける。そればかりか、緊急事態宣言を1カ月延ばし、罰則を設けたり、事実上の都市封鎖をするなど、今まで以上の負担を国民に要求しようとする動きまである。そんなに国民をいじめてうれしいのか。国民に負担を押し付けるなら、行政としてやるべきことをやってから言うべきだ。

(文=垣田達哉/消費者問題研究所代表)

パチンコ・パチスロ「出玉キング」を自宅で目指す! 話題の「ランキングイベント」開催中!!


 緊急事態宣言により、多くの人々が不要不急の外出自粛を控えている状況。大半のパチンコユーザーも心がけており、再びホールへ通える日を待ちわびている。

 そのようなこともあり、自宅でも遊技を楽しめるアプリへの注目が急上昇。京楽産業.は、Android向けサイト「KYORAKUサプライズらんど」内のアプリダウンロードを期間限定で無料にするキャンペーンを実施中だ。

 このように各社が在宅支援を始めているわけだが、その中でも注目が高いのはサミーネットワークスのPC向けパチンコ・パチスロオンラインゲーム「777TOWN.net(スリーセブンタウン・ドットネット)」だ。「在宅支援30日間無料キャンペーン」を実施するなど、ファンからは上々の反響が寄せられた。

 そんな「777TOWN.net」にて、自宅PCから参加できる出玉バトルが開催中だ。2020年5月8日(金)より出玉ランキングイベントがスタートし、熱い戦いが繰り広げられている。

「777リーグ May 2020」

 ルールは単純明快で、パチンコ・パチスロの遊び方の原点「持ち玉を増やす」というバトル。パチンコ2日間、パチスロ2日間、制限時間は毎日5時間となっている。※有料会員、無料会員ともに参加可能

 スタート時の持ち玉はパチンコが「7500発」、パチスロが「1500枚」となっており、なくなるとゲームオーバーだ。※持ち玉は毎日リセット

 ランキングは下記の3つ。

1)パチンコ総合ランキング: 2日間で日毎の最終持ち玉数を比較。最も多いものをランキングに反映。

2)パチスロ総合ランキング: パチンコと同様。

3)デイリーランキング:日毎の持ち玉数。

それぞれに賞品がプレゼントされる予定だ。パチンコ・パチスロ総合ランキングの1位は「Amazonギフト券50000円」&「777リーグ May.2020限定アバター」、デイリーランキング1位は「5000WAT(ゲーム内通貨)」など魅力的な内容。参加賞が用意される点もポイントだ。

■開催期間
パチンコ:2020年5月8日(金)~9日(土)
パチスロ:2020年5月10日(日)~11日(月)

【詳細は特設ページでご確認ください】

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 イベント対象アプリは『パチスロ蒼天の拳朋友』や『パチンコCR化物語』など充実したラインナップ。実機さながらの機能を存分に堪能できそうだ。

 また、4月~6月に開催される777リーグでパチンコ・パチスロそれぞれ50位以内に入れば「777リーグ 2020 4-6 チャンピオン」へ出場できるとのこと。優勝者には、様々な賞品・特典が用意されている。

和田政宗議員、『モーニングショー』自民党“3密”会議報道に誤報だと猛反論…真相は?

 自民党が7日に開いた新型コロナウイルス対策本部などの合同会議(写真上)に、多数の議員が詰めかけた。この模様は複数のメディアで報じられ、会議室に隙間なく着席する自民党関係者らの姿に、感染リスクの高い密閉、密集、密接の「3密」状態だったのではないかとの疑念が高まっていた。情報番組『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)でもその模様を報じたところ、自民党参議院議員の和田政宗氏(宮城県選挙区)が8日、Twitterに以下のような投稿をした。

「テレビ朝日『モーニングショー』でまた事実誤認の放送。

昨日の自民党の会議に多くの議員が出席し3密では?との映像の中で、議員からも『ちょっとこれ3密だよ』と声が挙がったと、この音声込みで紹介したが、これは私の前に座っていた議員が、会議室内で密集していたメディア記者達に対し発言したもの」(原文ママ)

 平常時に比べれば人数は減ったが、こうした与党の会議などの重要取材案件には今もなお新聞、テレビ各社の記者が大勢おしよせている。だが、仮に和田氏の指摘する通り、議員の発言が密集して取材を行うマスコミに向けられたものだったとしても、議員が間隔も開けずに着席し、長時間室内で続けられた会議が『3密』だったかどうかの懸念の払しょくにはならないのではないか。

実際、自民党の会議はすし詰め状態だった

 ちなみに、産経新聞インターネット版は7日午後10時44分に配信した記事『自民が「3密」状態でコロナ対策協議 懸念の声も』で、以下のようにこの会議を報じている。

「党関係者によると、会議は『3密』を避けるため、通常使用している党本部の会議室より広い場所に移して開催した。間隔を空けて着席するよう指示があったが、想定以上の出席者で会場は満席となった。約2時間を見込んでいた会合は、発言者が相次いだため4時間以上も続いた。

 途中退席したある閣僚経験者は『後ろの方は、すし詰め状態で明らかに『3密』だった。1人でも感染者が出たら全員自宅待機になるのではないか』と自嘲気味に語った」

 おおむね産経新聞もモーニングショーと同じような論調だ。また毎日新聞インターネット版が8日に公開した記事『「3密どころか酸欠」自民のコロナ対策会議 議員殺到 席詰めて白熱4時間超』でも写真付きで、「立ち見が出るほどの満員状態となり、期せずして『3密』に近い状態となった」と会場の様子を伝えている。

 産経の記事の「閣僚経験者」の発言も、和田氏が指摘するようにマスコミに向けられたものだったのだろうか。そもそも、なぜこの状況下で実際に議員を大量に集めて会議を行う必要があるのか。オンライン会議ではダメだったのか。自民党議員秘書は次のように話す。

「とにかく『今は有事』ということもあって、どの先生も存在感を示したがっているんです。オンライン会議でマスコミに報じられないような場で、発言しても目立たないでしょう?秘書仲間もあの会議は心配していました。議員もマスコミも大量に出席し、すし詰め状態でした。だから、どちらかがどうのということではないでしょう。

 自民党内の会議は昔から、『誰が出席し、どこに座り、何をしゃべったのか』をみんなで把握することで、各派閥の勢力状況や党内のパワーバランスを確認するための場でもあるんです。だから、直接議員が集まる必要があります。

 当然、オンラインですべてやるにはセキュリティーの問題なども出てきます。ただ、秘密保持に関わるような案件を話し合うクローズド(取材・傍聴不可)の会議であれば、そうした指摘もあるでしょうが、今回のような会議であれば、オンラインでも良かったのではないでしょうか。我々としては、有事だからこそ先生たちの間でコロナ感染症が広まらないか心配です」

 「隗より始めよ」ということわざにある通り、まずは国会が一連の感染症対策での範を示したほうがいいのではないか。

(文=編集部)

 

JRA馬場造園課「レコードは決して望んでいない」。NHKマイルC(G1)歴史的「超高速決着」濃厚も、まずは「安全第一です」

 今週末10日には東京競馬場で3歳マイル王決定戦・NHKマイルC(G1)が開催されるが、気象庁によるとレース当日の予報は曇り。一時、危惧されていた降雨による馬場の悪化は、大きな心配にはならなさそうだ。

 2歳女王レシステンシア、3連勝中の無敗馬サトノインプレッサら有力馬の陣営の多くが「良馬場」での開催を望むコメントを発表していることからも、良好な馬場状態で迎えられることは何よりだろう。

 そんな中、JRA東京競馬場の永野圭馬場造園課長が『スポーツ報知』のインタビューに応じている。

 詳細は記事をご覧いただきたいが、東京競馬場は毎年、この5月、6月開催を最後に年に1度の芝の張り替えを行う。だからこそ、本開催は“総決算”として馬場造園課の腕の見せ所だ。永野課長も「できることはキッチリやりたい」と改めて意気込みを語っている。

 実際に、春開催の東京は馬場コンディションが非常に良好で、レコードが出やすいことで有名だ。昨年もヴィクトリアマイル(G1)でノームコアが1:30.5で走破し、従来のレコードを1秒も更新する“スーパーレコード”を叩き出したことは記憶に新しい。

 そして今年も、先週2日にNHKマイルCと同じ東京のマイルで行われた1勝クラスでは1:32.1という「超」高速タイムで決着。これは近5年のNHKマイルCの勝ち時計を上回る時計だ。なお、勝ったピーエムピンコは、3月のチューリップ賞(G2)で3着レシステンシアから0.4秒差の8着だった。

 この事実からも今年のNHKマイルCは、かなりの高速決着が予想される。レコードは2010年にダノンシャンティが記録した1:31.4だが、それ以来の1分31秒台の決着も視野にいれるべきだろう。

「毎年、高速決着することで有名な春の東京開催ですが、今年は例年に輪を掛けて速い。昨秋の東京開催では京王杯2歳S(G2)や、東京スポーツ杯2歳S(G3)などでレコードが連発。その影響が、そのまま春開催にも出ている印象です。

 NHKマイルC当日の予報は曇りで、もしかしたら少し雨が降るかもしれません。ですが、雨の影響が残った昨年も1:32.4で決着(発表は良馬場)。今年も高速決着になることは、ほぼ間違いなさそうです。有力馬に高速馬場を得意とする馬が多いので、ハイレベルなレースが期待できそうですね」(競馬記者)

 しかし、その一方で競馬ファンの間では「超高速決着=馬の故障につながるのでは」という見方が根付いている。

 明確な根拠はないが、好タイムで決着したレースの出走馬が後日、故障を発表するたびに「高速馬場による影響」を懸念する少なからずファンがいるのは紛れもない事実だ。

 実際に、2日の青葉賞(G2)でレコード勝ちしたオーソリティが後日、左前脚に骨片が見つかり、予定していた日本ダービー出走断念が報じられた際も、ネット上の一部のファンからは高速馬場を問題視する声が聞かれた。

 そういった背景もあってか、インタビューに応じた永野課長も「クッション性や排水性を保てるように作業しております。レコードは決して望んでいないんですが……」とコメント。「人馬が無事であれば」とまずは、安全な馬場コンディションを目指している。

「(馬場を)良いコンディションに整えて、事故さえなければ。安全第一です」

 現在、新型コロナウイルスの影響で交代制で出勤するなど、異例の体制で競馬開催を支えている馬場造園課。競馬は競技の性質上、故障が付き物となってしまうが、1頭でも多くの競走馬が安全にレースを完走するためにも、その手腕に期待するところは決して小さくない。

杏と東出昌大は「離婚」が最善か 「妻が好き」と言わなかった理由

正解のないWEBマガジン~wezzyより】

「GettyImages」より

 女優の杏(34)と俳優の東出昌大(32)がついに離婚の決意を固めた、と報じたのは4月30日発売の「週刊文春」(文藝春秋)だ。東出と女優・唐田えりか(22)の3年不倫がすっぱ抜かれてから、すでに3ヵ月以上が経過した。東出は1月に杏と2人の子供たちと暮らしていた家を出て、現在はビジネスホテルなどを転々としているという。

 不倫発覚後から2人を巡る報道は過熱し、スポーツ紙などもたびたび「離婚確実」と報じてきた。一方で、子どもたちのために杏が復縁を考えている、と報道するメディアもあったが「文春」は、杏に復縁の意思はなく「離婚決定」だとしている。

 3年間に及ぶ不倫、しかも杏の妊娠中(双子の育児中でもあった)にも東出と唐田の密会は続いていた。その間、2人の関係に気が付いた杏は何度か東出に詰め寄っていたそうだが、当の東出は杏に対して「頭おかしいんじゃないの?」との暴言を吐いたとも言われている。

大学生協に届いた困窮学生の悲痛な叫び…「入学を後悔」「オンライン授業でも学費は同じ」

 新型コロナウイルス対策での混迷は、大学生活にも及んでいる。国会でも、大学生支援の声が野党から上がっている。果たして、大学生活の実態はどうなのか。

 全国大学生活協同組合連合会は、4月20~30日に「緊急!大学生・院生アンケート」を実施、ウェブで3万5000件を超える回答を得た。大学生の実情を物語る自由記入欄の回答の中から、筆者が主催者の了解を得て選んだ「学部生の声」が下記である(人物を特定できないように配慮する目的で、声の趣旨を損ねない範囲で一部の表現を加筆修正している)。匿名であるが、それだけに切実さが伝わってくる。真摯に受け止めたい“心の叫び”ばかりだ。

大学1年生の戸惑い

「正直、大学に入学したことを後悔しています。両親もぼく自身も収入が減ったのに対し、支出は変わりません。ぼくの学費が家計を圧迫していることを思うと申し訳なくてたまりません。家にはパソコンも無いのでなんとか映像授業はスマホで対応しています。バイトも勉強も中途半端でなんのために大学に入学したのかわかりません。四六時中不安です。」

「大学1年生ですが、入学式を含め一度も登校の機会がなく、感染予防のため仕方ないが不安です。一人暮らしの予定だったので、3月中旬に部屋を決めて引越しは済ませましたが、コロナの影響でそこには住むことなく実家にて過ごしており、住んではいないが家賃だけ払い続けている状態です。5月の連休明けよりオンライン授業の予定でしたが、学費は通常通りの高額な金額が引き落とされます。コロナの影響で親の収入が半分になるか、ヘタしたら会社が倒産するような見通しで、大変大変厳しいです。自分が大学生を続けられるのかもわからなくなってきました。大学の施設利用費や冷暖房費だけでも、割引いてもらえるとありがたのですが…。あと、家賃も割引など何か救済していだけると少しでも助かります。頑張って受験勉強して合格しましたが、入学式を含めて一度も登校することなく、コロナによる経済的な理由で退学しなければならないかもと思うと、真っ暗で絶望的な気持ちになります。」

「新入生でわからないことだらけの中でWeb授業になり、友達や先輩などと全く知り合えない状態はかなり大変です。半年間休校にして、9月からのスタートにして欲しいです。実家にも帰れず、知り合いもいない、話し相手もいないので、家で一人ぼっちでいるとかなりのストレスが溜まり、体調を崩しました。政府はもっと大学生にも目を向けて、早急に対策を取って欲しいです。生ぬるい対策ではなく、もっとしっかりとした対策を取っていただきたいです。」

「新入生です。パソコンも初めてなのに、設定や履修選択や教科書選択や課題提出など、大学からのフォローがまったく無く、毎日不安です。一度、大学に電話をしたのですが、『授業支援システムを見てください』のみの対応で不親切でした。おそらくパソコン未使用者はかなりいると思いますが、みんな大変な思いをしていると思います。」

「この春からの入学をなかったことにして、秋からの入学にしてほしいです。仮面浪人すると言っている人がすでに多人数います。なんとかしてください。やっとの思いではいった大学をきちんといちからやりなおしたいです。」

「関東から関西に来て知り合いも全くいなくて、新歓とかで友達つくりたかったけど、それもどうなるか分からないです。帰省したいけど、帰省できないです。早く対面授業がしたいです。もう丸一年つぶしちゃったらどうだろうかな、とさえ思っています。2020年の新入生可哀想じゃないですか?」

「入学式すらなく、全てがオンラインで進んでいくので、自分が追いつけているのか分かりません。それを相談できる相手もおらず、大学側からもまとまった連絡が来ないです。取りこぼしている情報がありそうで不安です。また、大学からは、このままオンデマンドなどで授業を行なったとしても卒業要件を満たせるのか、テストはどうなるのか、学生生活についてなどのアナウンスがほとんどなく、果たして本当に4年で卒業できるのかとても心配しています。学費などに関わることなので早く発表してほしいです。」

バイト収入減で中退も

「アルバイトをして授業料を支払っていましたが、今回のコロナウイルスの影響で解雇され、今は収入が全くありません。また、今は自宅で過ごしており、下宿先では全く生活していませんが、家賃や共益費等は支払わなければならず、学費も全額、支払う必要があります。収入がない中でこれらのお金を工面できるかどうか、とても不安です。」

「コロナの影響で大学に行くこともできず、キャリア支援のために行くこともできない状況なのに、お金を今までと同額払わなきゃいけないことに疑問を感じます。親に頼らずアルバイトで学費を賄ってきた身として、奨学金の返済が卒業後に控える中、コロナの影響でそのアルバイトすらできず、不安です。どうにか学費減額、免除について考えて欲しいです。」

「経済的に余裕がありません。奨学金とアルバイトで学費を賄っていましたが、映画館アルバイトは出勤日を減らされ、収入がありません。両親の収入も減っているため貯金を切り崩しながらの生活ですが、ギリギリの状態です。なのに、学費はそのままというのに納得がいきません。どうか学費を減額していただけないでしょうか。家賃光熱費を浮かすために実家へ帰ることも考えましたが、実家には高齢の祖父母がおり、不安だから帰らないでくれと言われました。経済的な余裕がないことが1番辛いです。この先もコロナの影響が続く中、生活費も倍かかりますし、政府給付の10万円だけでは正直足りません。どうか学費を減額していただきたいです。心から願いです。ご検討お願いします。」

「経済的不安が大きいです。一人暮らしで、アルバイト代で生計を立てているのに、バイト先は休業していて職がありません。交通手段が限られてきたので、実家に帰ることもできません。いつまで続くかわからないこの状況の中、どれほど頑張っても生活が崩れていく一方です。某大学では、学生一人ひとりに支援金が給付されると聞きました。私が通う大学でも何かしら、対策を取っていただきたいです。」

「アルバイト先(観光客向けの飲食店)が現在休業中で、おそらく緊急事態宣言が解除されない限り休業を続ける、とのことです。普段であれば月5万円ほどあるはずの収入が、もうほとんどお金が入ってこない状況です。今は親の仕送りと奨学金(毎月の家賃の分)と貯金で生活しています。休業補償があるとの連絡もバイト先から来ませんし、政府から10万円給付されるとしても、心許ない状況です。ただ、この状況であえてスーパーやコンビニで働き始めるというのも、正直、感染リスクを高める行動のように思えて、躊躇しています。しかし6月ごろになっても事態が変わらない(バイト先が再開せず休業補償も出ない、授業も開始しない)のであれば、そのようなところで働くしかないと最近は思い始めています(雇ってくれるかは別ですが…)。」

大学への要望

「親元を離れて生活しており、今まで居酒屋でのアルバイトの収入月15万円程と奨学金で、学費含む身の回りのお金の全てを賄ってきました。現在は、コロナの影響でアルバイト先が休業になり、6割の休業補償はあるものの、今後は大幅に収入が減る見込みで、後期以降の学費支払いの目処が経ちません。奨学金は4年間で550万円程を借りていますが、返済が不安なため増額は希望しません。また、新しいアルバイトも決まらなく、このような状況が続けば、大学を退学、休学することも視野に入れて考えなければなりません。私の大学は特に、一人暮らしの友人が多く、親からの支援も限りがあるようで、皆、生活に困り始めています。せめて施設維持費等だけでも、納入金の減額や、一人暮らしの大学生を支援するような制度が出来てくれればいいなと、思います。」

「どこにもマスクは売っていないのに、マスクが無いと対面授業を受けられなかったり、大学内の施設を使うことが出来なかったりすることや、寮のWi-Fiは電波が弱く全く繋がらないのに、遠隔授業に対応できる寮のWi-Fiへの対策を大学が取ってくれないことに憤りを感じています。大学からの連絡が遅く、こちらが行動に移るまでに時間がかかります。大学のホームページに最新情報を載せるのなら、更新情報をその都度メールで知らせて欲しいです。」

「浪人を経て、夢にまで見た大学に合格したのに、このような形で大学に通わずに講義を受けることがままならなくなったのは非常に残念です。大学では、学びだけでなく、友人とのコミュニケーションも大切にしたいと感じているので、それができない現状の大学生活は満足できているものであるとは断言できません。今後の予定についても見通しが立たず、不安です。一方で大学の方はオンライン授業など、対策を取ってくださり、最低限、学びだけでも出来る環境を整えてくださることに感謝しております。」

絶望の声

「酒と薬(睡眠薬)がやめられません。感染症に対して不安だと名目上そう言っていますが。本当は早急に命を絶ちたいです。誰か本当に助けてほしい。だけれど助けてくれる人がいません。苦しいです。涙が止まりません。」

(文=木村誠/教育ジャーナリスト)

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●木村誠(きむら・まこと)
早稲田大学政経学部新聞学科卒業、学研勤務を経てフリー。近著に『「地方国立大学」の時代–2020年に何が起こるのか』(中公ラクレ)。他に『大学大崩壊』『大学大倒産時代』(ともに朝日新書)など。