ダイソー「動物風船」の虜になる人が続出…“フォアグラ化”したニワトリに大爆笑!

 便利グッズからオモシロアイテムまで、さまざまな商品を取り揃える100円ショップ。時に大きな話題を呼ぶこともあるなかで、先日、ダイソーの“動物風船”が注目の的になった。インターネット上では「可愛いけどシュールすぎ」「すべてにジワる」と、爆笑の声が上がっているが、一体、何がそんなにおもしろいのだろうか。

 話題の渦中にあるのは、ダイソーの「ぽっちゃりアニマルバルーン」(各種100円/税抜)。文字通り動物をモチーフにした風船で、最大サイズは約26cm。ブタやクマ、アザラシ、ニワトリなど、多様な種類がある。

 袋に入っている時点では動物の原型をとどめているが、膨らませると動物たちの体はパンパンになる。その“まん丸フォルム”に魅了される人が後を絶たず、買い求める人が続出しているようだ。

 なかでも爆笑をかっさらったのは、“ニワトリの風船”。ほかの動物たちは全体的にまん丸になるのに対し、ニワトリは顔と羽根の部分が膨らまない。おかげで“パンパンの胴体に顔がちょこんとついている姿”となり、なんともいえないシュールなビジュアルになる。

 これにはネット上も「いや、待って。ニワトリだけ明らかにおかしい」「フォアグラ化しててワロタ」「この姿はさすがにズルい」など、虜になる人が続出している。

 気になる方は、ぜひ直接、その愛らしい姿を見てほしい。
(文=編集部)

※商品の価格は記事作成時の実売価格です。

飲食店支援サイト「さきめし」 サントリーが賛同し、新たな取り組みをスタート

“新しい価値観”を世界に発信する会社 Gigi(福岡市・今井了介社長)は3月、昨今のコロナウイルス禍による営業自粛などで厳しい環境におかれている飲食店への支援を目的に、将来の飲食代を先払いする「さきめし」プロジェクトを開始した。
「さきめし」は、“アプリを通じて・人さまに・お食事をごちそうできる”サービスとして同社が展開する「ごちめし」の機能を使い、外出自粛などで今は行けないお気に入りの店に、食事代を先払いしておき、事態が落ち着いた後に食事に行こうという支援活動。

その後同プロジェクトは、活動に賛同したサントリーホールディングスからの支援資金拠出やウェブサイト開発、マーケティング活動についての支援を得て、5月25日から手数料無償化、寄付施策、サイトリニューアルなど、新たな取り組みを開始することになった。
Gigiでは「これにより、コロナウイルス禍鎮静後の営業通常化を待たずに、飲食店の手元に現金を迅速に届ける仕組みを強化し、政府・自治体による支援だけでなく、消費者主役の支援の輪を大きくしていきたい」としている。

支援は、「さきめし(および、ごちめし)」に登録している飲食店に、一律で現金の寄付を行うもので、サントリーの拠出金の一部と、5月25日から31日まで支援者から寄付を受け付け、その合計額を6月上旬に分配する予定だ。
支援者の「先払いチケット」購入時に発生する決済手数料をサントリーが負担することで無償化し、支援金がそのまま飲食店に届く仕組みになっている。無償化は25日から開始し、サントリーが拠出する寄付金とチケットの手数料負担額の合計が1億円に達するまで実施する。
現時点での登録店は、プロジェクト発表前は約2000店だったが、サントリーの国内営業網や公式SNS・アカウントなどの活用で、約7000店に増加しているという。
「さきめし」サイト:https://www.sakimeshi.com/

 

JRA日本ダービー(G1)兄は「ダービー1番人気」ヴェルトライゼンデが8年前の雪辱を期す! ワールドプレミアは“未経験”の「左回り」への対応がカギ

 31日、東京競馬場で競馬の祭典・日本ダービー(G1)が開催される。コントレイル、サトノフラッグ、サリオスの3強対決で盛り上がった皐月賞(G1)で離れた4番人気に支持されていたヴェルトライゼンデ(牡3歳、栗東・池江泰寿厩舎)に注目したい。

 前走の結果は、中団追走から直線で荒れたインコースに進路を取ったことが響いたのか、伸びを欠き8着に敗れた。日本ダービー(G1)では2ハロン伸びるが、血統的に距離延長は歓迎。良馬場なら前走からの巻き返しは必至だろう。

 ヴェルトライゼンデにとって“カギ”は初めての東京競馬場、そして初めての左回りへの対応になるだろう。半兄には重賞2勝、皐月賞2着のワールドエース、そして昨年の菊花賞馬ワールドプレミアがいる良血。偉大な兄2頭を含め6頭の兄姉が中央で走っているが、そろって左回りコースでの成績が振るわない。

 ヴェルトライゼンデも含めた兄姉7頭の通算成績は、右回りの「9-5-3-15」に対し、左回りは「1-2-1-10」。数字が示す通り、明らかに左回りでは安定感を欠く血統といえるだろう。ワールドエースは2012年のダービーで1番人気に支持されたが、ディープブリランテの4着に終わった。そのワールドエースもダービーで初の左回りを克服できなかったことになる。通算でも「0-1-0-5」と左回りでは一度も勝てなかった。ちなみにワールドプレミアはデビューから7戦連続で右回りコースだけを使われている。

 果たしてヴェルトライゼンデは、兄姉が苦手とした「左回り」で好走は可能だろうか。

 ヴェルトライゼンデを管理する池江厩舎にとっては2011年以来のダービー制覇を狙うが、今年に入って勝ち鞍が伸びていない。池江厩舎は今年ここまで15勝で、全国リーディング15位にとどまっている。

 開業1年目の2004年が203位、2年目が55位だった池江厩舎。開業当初は今では考えられないほど低迷していた。しかし3年目に全国リーディング10位に躍進すると、昨年まで14年間にわたってリーディングトップ10入りを続けている。リーディングトレーナーにも3度(2008年、2012年、2017年)輝いたまさに名門厩舎といえる存在である。

 その池江厩舎とともに9年ぶりのダービー制覇を目指すのがヴェルトライゼンデに騎乗する池添謙一騎手だ。

 2走前のスプリングS(G2)から手綱を託された池添騎手も今年はなかなか勝ち鞍を伸ばせずにいる。先週のオークスを迎える前週の時点で16勝と低迷。しかし先週は京都競馬場で土日合わせて5勝の固め打ちを見せた。日曜メインレースで挙げた5勝目は区切りの通算1200勝。リーディングも30位から21位に急上昇した。不振から一転、気分良くダービーウイークを迎えることになりそうだ。

 東日本大震災が発生した激動の2011年、オルフェーヴルで三冠を達成した「池江×池添」の黄金タッグ。あれから9年、コロナ禍で混乱する日本に再び希望の光を照らすことはできるだろうか。

パチンコ新台『北斗無双3』ついに始動。ホール営業再開後の「覇者」となれるか


 5月25日、緊急事態宣言が全国で解除。各施設の休業要請も解かれ始め、多くのパチンコ店も感染防止を徹底したうえで営業を再開することが可能になった。全国のホールに対する休業要請が解除されたわけではないが、業界にとっては明るい話題だろう。

 自粛を続けていたユーザーからも喜びの声が上がっている状況。すべてのホールが営業再開される瞬間の訪れへ、期待は高まっている。

 今後が楽しみになるニュースは他にも存在。魅力的な機種たちが、間もなく登場しそうな気配だ。

 パチスロでは人気漫画とのコラボ機『SATアカメが斬る!』や、登場を予想する声が絶えなかったシリーズ最新作『S笑ゥせぇるすまん絶笑』が検定を通過。

 パチンコでも『海物語』や『必殺仕置人』といった大物が名を連ねている。さらには関係者の間で話題になっていた『ナムココレクション』も加わるなど、楽しみなラインナップだ。

 その中でも特に注目を集めているのは、現行ホールの“覇者”と評される「あのコンテンツ」だろう。

 予てより開発の噂が浮上していた『北斗無双』が、ついに検定を通過し熱視線を浴びている。

「パチンコ現行機の中で圧倒的な人気を誇る『北斗無双』。最新作に間もなく動きがあると予想されていましたが、ついにサミーさんの『P真北斗無双3 SFB』が検定を通過しました。目玉機種となりそうですね。

気になる仕上がりに関して現時点で明らかにはなっていませんが『新内規タイプ!?』『一種二種との情報もあり』『新筐体の可能性が高い』といった興味深い情報が浮上。関係者のトーンは高いですよ。初代を超えるのは難しいでしょうが、新規則最高峰の一撃を期待したいですね」(パチンコライター)

 2016年のデビューから高稼働を見せ続けている初代『北斗無双』。後続機は成功を収めたとは言い難いが、シリーズへ期待を寄せるファンは今なお多い。最新作の検定通過は、今後の期待を高める情報であることは間違いないだろう。スペックを含めた続報に注目だ。

JRA 日本ダービー(G1)は「NEWS・手越祐也」の“芸能活動休止サイン”で決まり!? 国歌独唱担当歌手からも強烈なヒントが?

 31日(日)に東京競馬場で開催される日本ダービー(G1)。このような国民的なレースでは、世相を示した「サイン」と結果がリンクすることがまれにある。そこで今回は今週世間を賑わせたニュースから、その「サイン」を読み取っていきたい。

 今週のトピックスとして挙げられるのは、NEWS・手越祐也の芸能活動休止ではないだろうか。手越は不要・不急の外出を控えるべきとされていた緊急事態宣言期間中にもかかわらず、飲食店に出向き、さらに友人や女性たちと宴席をともにすることもあったという。所属するジャニーズ事務所は再三再四に渡って咎めたものの、手越は同様の行為を繰り返したといい、このことを重く見た事務所は彼の芸能活動休止を発表した。

 今回の一件からも分かる通り、手越といえば、“ジャニーズの夜の帝王”と呼ばれるほどの遊び人。流した浮名は数知れず。これまでもAKB48や、その系列グループメンバーとも“火遊び”を繰り返してきた。そのため、4枠8番に入った馬は押さえた方がいいかもしれない。またベタ中のベタだが、手越の誕生日も忘れてはいけない。彼は11月11日生まれ。これは1枠1番、もしくは6枠11番に入った馬が熱いということだろう。

 また手越は「NEWS」に所属。「NEWS」には“新しい情報”を「North」「East」「West」「South」の東西南北に向けて発信するという意味も込められている。今回のダービーでは、コントレイル、コルテジアら“ノース”ヒルズ生産馬がエントリー。これは本命視されているコントレイルの牡馬2冠馬誕生を後押ししているのか。それともコルテジアの激走を示しているのか……。

 そしてNEWSでの手越のイメージカラーは「8枠」ピンク。内枠が有利とはいわれるものの、18頭がフルゲートとなった1992年以降では、2018年にワグネリアンが勝利するなど4勝をあげている。おいそれと切るわけにはいかないが、今週は果たして。

 手越から目線を変えると、今年の日本ダービーでは平原綾香が国歌を独唱することが決定している。平原といえば、ホルスト作曲の『木星』に日本語詞をつけた『Jupiter』を代表曲に持つ歌手だ。今回は惑星を由来に持つ馬の出走はない。だが宇宙繋がりだと考えると、ゴールドシップ産駒のブラックホールが浮上する。札幌2歳S(G3)以来、勝ち星から遠ざかっているが、大舞台で輝くことができるだろうか?

 競馬の常識から逸脱するのがサイン馬券の妙。頭の片隅に入れておくと、いいことが起こるかも!?

甘デジよりも「アマかった」!? パチンコ史に刻まれる「激レア」作の思い出

 パチスロ、パチスロ、パチスロ、パチンコ、パチスロ、合体。パチスロの中にパチンコが一人入っちゃってるぞ。これはいったいどうなっちゃうんだ? パロット~ !

 パチンコがコリントゲームに着想を得たように、ドラム機はたぶんスロットマシンを参考に開発されたのであろうことを考えるのであれば、ドラムマシンとパチスロは兄弟のような関係であり、いわんや「パロット」はドラム機の一形態と呼べるのである。

「パロットってなんやねん」というファンも多いであろう。最後に登場したのが2008年。いま25歳の若者なら当時中1である。若年層は、ほとんど見たことも触ったこともないのが実情だ。

「パロット」とは、パチンコ玉でプレイするパチスロだ。知らない人間が聞くと意味がわからないと思うが、見た目はパチスロの筐体で、従来メダル投入口やベットボタンがある平らになっている部分にパチンコの上皿のようなパチンコ玉投入口が搭載され、パチンコ玉を投入することでベットがかかりプレイが可能となる。

 1ベットは5玉で、通常のパチスロのように3枚がけ、要は15玉を使用して1ゲームを回せる。1玉は4円なので1メダル20円のパチスロと同じレート。

 この一連の手順は、上皿に玉を入れ、マックスベットを1回押すことでリール回転まで進むので、パチスロよりは簡単である。

 リールが回転すればストップボタンで3つのリールを停止させ、役が揃えばそれに対応する玉が払い出されると、後の流れはパチスロと一緒となる。スペックはパチスロに準拠し、BIGやREGの確率に設定差が設けられ、ボーナスの連打によって出玉を増やしていくタイプが主流。

ただ、ジャグラーやハナハナのような、いわゆるノーマルタイプではなく、ボーナス当選後に50ゲームや100ゲームのリプレイタイムが搭載されたRT機が多かった。

 この「パロット」は5号機に規定されていたので、出玉性能は極力抑えられていたのである。

 ちなみに、歴史上、市場投入されたパロットは『CRP花月伝説』『CRPカリブの海賊』『ドラスロ』『パロット湘南爆走族』『パロット電車でGO!2』『パロットコードネームアスカ』『美ら花』『CRレディマーメイド7』の8機種のみ。

 当初から導入店舗がかなり限られていたのと、初パロット『CRP花月伝説』を実際打って大盛りの「これじゃない」感というか、「いや、パチスロ打ったらええやん」感が怒涛のごとく押し寄せたので、その後見向きもしなかったこともあって、ほとんどパロットに触れていないのだが、波の荒い甘デジよりはまったり遊べた。

 いうなれば「雀球」のような趣きで、いま思えば後学のために全機種実戦しておけばよかったと後悔もしているし、このご時世にあえてパロットを打ってみたい気にもさせられるのである。

 しかし、このパロットの普及を志していた「日本新遊技機開発工業会」なる業界団体も同年に解散しているという。

 となると、「パロット」復活は夢のように感じるが、じつは2018年に6号機基準のパロット『SパロットブルーハワイKD』が検定を通過しているなど、水面下で活動しているようなのである。

 パロットを再びホールで打てる日も近いかもしれない。

(文=大森町男)

JRA日本ダービー(G1)暴れん坊の血が騒ぐ!? オークスの結果で「急浮上」ブラックホールが有力馬を飲み込む波乱を起こすか

 今週末はいよいよ競馬の祭典・日本ダービー(G1)を迎える。

 24日に東京競馬場で行われたオークス(G1)は1番人気デアリングタクトが優勝し、無敗の2冠馬となり、この勝利でエピファネイア産駒は桜花賞(G1)に続いてG1・2勝目をあげた。

 また10日に行われたNHKマイルC(G1)は9番人気ラウダシオンが重賞初勝利をG1で飾る波乱の結果となった。それと同時にリアルインパクト産駒としても、G1で初の重賞制覇となった。

 エピファネイア、リアルインパクトに共通する点は、2019年に2歳馬がデビューした新種牡馬という点だ。新種牡馬による覇権争いはキズナ産駒が重賞5勝を挙げて1歩リードしていたが、春のG1シーズン開幕とともにエピファネイア、リアルインパクトが大舞台で巻き返しを図り、甲乙つけ難い状況になっている。

 だが、忘れてはいけない新種牡馬がもう1頭いる。現役時代にG1・6勝を挙げたゴールドシップだ。これまで産駒による重賞制覇は1勝にとどまっている。だが、今週の日本ダービーに唯一の重賞勝ち馬ブラックホール(牡3歳、美浦・相沢郁厩舎)を送り込み、起死回生の一発を狙う。

 昨年の札幌2歳S(G3)の勝ち馬であるブラックホール。皐月賞(G1)では最後方からの競馬で、大外を回して追い込むも9着に敗れた。だが、上がり3ハロン35秒7は3着ガロアクリークと並んで3位タイの記録。立ち回り次第では、上位入線も十分にありえたと感じられる走りだった。また弥生賞(G2)では4着に敗れたが、青葉賞(G2)勝ち馬オーソリティにアタマ差まで迫っている。

『netkeiba.com』の日本ダービー予想オッズでは18番人気とかなり低評価だが、実績馬とそこまで大差はないはずだ。

 なによりブラックホールが日本ダービーで激走を予感させるのは、オークスで同じくゴールドシップ産駒のウインマイティーが3着入ったことが大きく影響している。

「ウインマイティーは稍重の忘れな草賞(L)を勝ってオークスへとコマを進めました。そのため、陣営はオークスでも馬場が渋ることを望んでいました。しかし、良馬場での開催となったにもかかわらず見事に3着に粘り込みました。

 和田竜二騎手の好騎乗もありましたが、ゴールドシップ産駒が東京の高速馬場に対応できたという非常に価値のある内容でした。ウインマイティーに続いて、ダービーでブラックホールが風穴を空けてもおかしくないでしょう。

 近2走は追い込みに徹しているブラックホールですが、札幌2歳Sでは中団からの競馬で勝利しています。スタートが下手なわけではないので積極策に出れば、人気馬を出し抜くこともありえますね」(競馬記者)

 父ゴールドシップは日本ダービーで5着、13年と15年に出走したジャパンC(G1)はともに2番人気だったが15着と10着に大敗しており、東京2400mという条件を苦手としていた。だが、産駒のウインマイティーの好走は“いい意味”で期待を裏切るものだ。

 現役時代はファンを幾度となく驚かせてきたゴールドシップ。競馬の祭典で父の血が騒いだブラックホールが激走しても、そこまで驚くべき内容ではないのかもしれない。

株式時価総額国内2位、利益率50%のキーエンスとは何者?無敵の“現金リッチ”経営

 株式時価総額(株価×発行済み株式数)は企業の価値を評価する指標である。東京株式市場での5月15日(5月第3週)終値での時価総額ランキングは次の通りだ。

・1位:トヨタ自動車 20兆3904億円

・2位:NTTドコモ 9兆8570億円

・3位:ソフトバンクグループ(G) 9兆5588億円

・4位:キーエンス 9兆4534億円

 トヨタは別格としても、ドコモ、ソフトバンクG、キーエンスが2位争いを繰り広げている。キーエンスは一般にはなじみがないが、省力化の先兵となるファクトリーオートメーション(FA)機器向けのセンサーや研究開発に使う計測器などのメーカーだ。

 キーエンスの抜群の財務力がプロの投資家から高く評価されている。2020年3月期の連結決算は売上高が前期比6%減の5518億円、営業利益は13%減の2776億円、純利益が12%減の1981億円だった。決算期変更の影響を考慮すると実質的に最終減益となるのは10年ぶりのことだ。

 米中貿易戦争の影響で、世界の主要地域で企業の設備投資の意欲が減退した。20年1月以降は中国を中心に新型コロナウイルス感染拡大による工場稼働率の低下が響いた。高収益会社として知られるキーエンスでさえ、外部環境の激変の影響を受けた。

 21年3月期の通期予想は公表していない。4月27日時点での市場予想平均(QUICKコンセンサス)は、売上高が7%増の5902億円、営業利益が11%増の3070億円と増収増益を見込んでいる。配当は年200円とする方針だ。19年11月に1株を2株に株式分割しており、実質的に100円の増配となる。

 今後は新型コロナの感染防止のために生産現場で密閉・密集・密接の「3密」を避ける動きが広がる。人手を介さない自動化につながるセンサーの需要増が見込めると、アナリストは分析している。新型コロナウイルスの影響が広がる20年3月期でも、キーエンスの売上高営業利益率は50.3%と高収益体質を維持した。3月末の現金・預金と短期有価証券の合計は9441億円にのぼる。自己資本比率は実に95.8%に達する。

 コロナ禍のような非常事態で、最後に頼りになるのはキャッシュ(現金)である。「キャッシュが王様」という古くて新しい教えが繰り返されるようになった。キーエンスは無借金。手元資金(現金・預金・短期有価証券)は年間売上高の1.7倍だ。コロナに抗する耐久力で抜きんでている。

 創業者である滝崎武光取締役名誉会長がキーエンスを耐久力のある高収益企業に育て上げた。倒産を2度経験した滝崎氏は、リスクを抑えるため生産設備を持たず、代理店を介さない直取引という事業モデルを貫徹した。

 米経済誌「フォーブス」の2020年版の日本人の長者番付によると、ユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長が保有資産額2兆3870億円で2年連続の1位。2位はソフトバンクGの孫正義会長兼社長の2兆1940億円。3位がキーエンスの滝崎名誉会長の2兆1190億円だった。

 5月20日の東京株式市場。キーエンスの株価が一時、前日比1220円(3.0%)高の4万870円まで上昇、上場来高値を更新した。21日も高かった。同日、内閣府が発表した3月の機械受注統計を受けて、「設備投資の落ち込みは想定ほど厳しくない」との見方が広がったためだ。FAセンサーの大手、キーエンスが真っ先に買われた。時価総額は9兆9034億円。東証1部の時価総額ランキングでNTTドコモを抜き、トヨタ自動車に次ぐ第2位に浮上した。5月26日には一時、4万1940円(1090円高)まで買われ、21日につけた史上最高値をさらに更新した。

SMC

 SMCもキャッシュリッチ企業である。工場の自動化設備の空気圧制御機器で世界首位(国内シェア6割、世界シェア3割)のメーカーである。ドイツのフエスト社と世界2強を形成する。

 SMCの21年3月期の連結決算は、売上高が前期比14%減の4500億円、営業利益は37%減の920億円、純利益は35%減の720億円となる見通し。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で自動車メーカーの工場稼働率が低下しており、生産ラインで使う産業ロボット向け空気圧制御機器の需要が落ち込んでいる。 工作機械向けも前年に続き振るわない。売上高営業利益率は20.4%と20年3月期に比べて7.4ポイント低下する。

 それでも「強固な財務体質を生かし、苦境の時こそ次に備える」(太田昌宏取締役)と強気だ。今期の設備投資は400億円を予定。前年より4%増額する。年間配当は「未定」(前期は400円)だが、「どれだけ業績が悪くとも安定配当は続けたい」としている。20年3月期連結決算の売上高は前期比9%減の5260億円、営業利益は19%減の1462億円、純利益は15%減の1105億円だった。

 抜群の財務力が強気の裏付けとなっている。20年3月期の売上高営業利益率は27.8%、自己資本比率は89.9%だった。手元資金(現金・預金・短期有価証券)は5607億円。長短借入金は115億円。手元資金から有利子負債を引いた「ネットキャッシュ」は5492億円。年間売上高を上回る。SMCも、まごうことなきキャッシュリッチ企業なのである。SMCの株価は5月26日、5万5850円(1860円高)と急騰した。2017年1月につけた高値5万5830円を抜き、株価は天井圏に突入した。

コロナ耐久力の決め手はキャッシュ(現金)

 需要の急減や店舗の営業自粛といった非常事態に陥っても、企業は人件費や借入金の利息などの支払いを続けなければならない。資金繰りを確保するため、守りの財務に徹すること、これがリーマン・ショックの生きた教訓である。リーマン・ショック時には「黒字倒産」が続出した。

 リーマン後、日本の大企業はキャッシュを積み増してきた。どの程度の手元資金を持てば十分なのかは業種によって異なるが、現金・預金と短期の有価証券を合わせた金額が有利子負債を上回れば、実質無借金といえる。資金繰りの不安は小さくなる。

 コロナ禍に直面した企業の耐久力を判断する指標が手元資金の潤沢さなのだが、製品開発や設備投資を、まったくせずに豊富なキャッシュを持ち続けた場合、それは死に金(しにがね)となる。物言う株主の恰好のターゲットになる。株主還元を錦の御旗に、多額の増配や巨額の自社株買いを要求されるリスクも高まる。緊急事態に備えてため込んでいたキャッシュを吸い上げられてしまうことはままある。コロナ禍で増えるかもしれない。

(文=編集部)

レナウン倒産は対岸の火事ではない…オンワードや三陽商会、アパレルは軒並み苦境

 アパレル大手のレナウンが倒産した。同社は5月15日、東京地方裁判所より民事再生手続き開始決定および管理命令を受けたと発表した。負債総額は3月31日現在で138億7900万円。今後はスポンサーを探し、事業の維持・再生に取り組む考えだ。

 主要販路の百貨店の低迷で、レナウンは厳しい状況に置かれている。日本百貨店協会がまとめた2019年の全国百貨店売上高(全店ベース)は、前年比2.2%減の5兆7547億円で6年連続のマイナス。ピークとなる1991年の9兆7130億円からは4割も減った。「ZARA」などファストファッションの台頭や、米アマゾン・ドット・コムなど電子商取引(EC)の拡大などで顧客離れが進んだ。

 退潮著しいが、レナウンは百貨店売上高が占める割合(単体ベース)が55%(19年12月期)にもなる。百貨店に依存しているわけだが、その百貨店の退潮でレナウンの業績も低迷するようになった。

 19年12月期(決算期変更で10カ月の変則決算)は連結最終損益が67億円の赤字(前期は39億円の赤字)と、2期連続で最終赤字を計上。今期(20年12月期)も新型コロナウイルスの感染拡大で百貨店やショッピングセンターの休業で収益が上がらず、既存店売上高は3月が前年同月比42.5%減、4月が81.0%減と大きく落ち込んだ。

 こうした厳しい状況のなか、レナウンは取引先に対する売掛金の回収が滞る事態となった。親会社で中国繊維大手の山東如意科技集団の子会社に対する19年12月期に支払期日が到来する売掛金の回収が滞ったため、同期に貸倒引当金53億円を計上。資金が入らず、5月中旬以降の債務の支払いができなくなった。こうしたことから民事再生手続き開始の決定を受けて経営破綻するに至った。

 レナウンは、1902年に大阪で繊維卸売業を創業したのが始まりだ。「ダーバン」「アクアスキュータム」「アーノルドパーマータイムレス」などのブランドで知られる。23年に「栄光」などの意味を持つ「レナウン」を商標に採用。60年代にレナウンのテレビCMソング「ワンサカ娘」が流行し、脚光を浴びた。バブル景気に沸いた90年代初頭が最盛期で、世界最大の事業規模を誇った。しかし、バブルが崩壊し景気は低迷、90年代後半以降に「ユニクロ」などファストファッションが台頭するようになり、次第にレナウンの業績は下降するようになった。

中国・山東如意との提携も不発

 そうしたなか、2004年にレナウンとダーバンが経営統合し、事業のてこ入れを図ったが、再成長はできず業績は低迷したままだった。そこで頼ったのが中国の繊維会社大手、山東如意だ。10年に山東如意と資本業務提携を締結、約40億円の出資を受けた。13年には子会社となった。

 レナウンは11年、山東如意が持つ中国での販売・物流ネットワークなど経営資源を活用し、中国市場でレナウンブランドの商品の販売を始めた。しかし、展開ブランドの知名度の低さや山東如意との連携がうまくいかないなどで中国での展開は難航。結局、撤退に追い込まれた。

 近年は中国の景気減速や米中貿易摩擦で中国経済が厳しくなり、アパレル業界も苦境に立たされ、山東如意も厳しい状況に置かれている。山東如意はレナウンのほかにもイギリスの「アクアスキュータム」など海外ブランドを買収して規模を拡大したが、苦戦を強いられていたとみられる。

 こうしたさなかに、山東如意の子会社から売掛金の回収が滞る事態となった。山東如意が連帯債務者となっているが、債務保証が履行されなかった。そして追い討ちをかけるように新型コロナが直撃し、販売不振でこの面からの現金も入らなくなった。資金が枯渇に近づくなか、資金調達を試みるも実現せず、資金繰りに行き詰まった。

 レナウンは今後も店舗の営業は続ける。ただ、不採算店の整理や不採算ブランドの撤退が避けられないだろう。また経営破綻でブランド価値の毀損は免れず、スポンサー探しは難航しそうだ。

百貨店向けアパレルは軒並み苦境

 百貨店向けアパレルは、レナウン以外も厳しい。オンワードホールディングスは20年2月期の連結最終損益が521億円の赤字(前期が49億円の黒字)に転落した。特別退職金や店舗などの減損処理に伴う特別損失を計上したほか、繰り延べ税金資産の取り崩しで法人税等調整額を計上したことが響いた。同社は厳しい状況にあり、20年2月期に国内外で約700店を閉店したほか、21年2月期にも約700店規模を閉店する方針だ。21年2月期の連結業績予想は新型コロナの影響を合理的に算出することが困難なことから「未定」としている。

 三陽商会は20年2月期(14カ月の変則決算)の連結最終損益が26億円の赤字(前期は8億1900万円の赤字)だった。最終赤字は4期連続となる。さらに新型コロナが追い討ちをかけた。新型コロナの感染拡大を受けて臨時休業したことが響き、店頭売上高は3月が前年同月比44%減、4月が81%減と大幅減収が続いている。21年2月期の連結業績予想は新型コロナの終息時期に関して不確定要素が多いことから、未定としている。

 ワールドは21年3月期の連結最終損益(国際会計基準)が60億円の赤字(前期は80億円の黒字)になる見通しだ。新型コロナで臨時休業したことが響いた。既存店売上高は3月が41.9%減、4月が84.5%減と大幅減が続いている。

 このように各社厳しい状況にあり、レナウンの倒産を対岸の火事とすることはできない。各社とも抜本的なてこ入れが必要だ。
(文=佐藤昌司/店舗経営コンサルタント)

●佐藤昌司 店舗経営コンサルタント。立教大学社会学部卒。12年間大手アパレル会社に従事。現在は株式会社クリエイションコンサルティング代表取締役社長。企業研修講師。セミナー講師。店舗型ビジネスの専門家。集客・売上拡大・人材育成のコンサルティング業務を提供。

求む、失敗人財。「石の上に3年も待てない」時代の就活の形。

<目次>
これから「当たり前」になる価値観を表舞台に
ガクチカではなく、ガクシツを
いまの若者は「石の上に3年も待てない」
就「社」活動から本当の就「職」活動へ

 

これから「当たり前」になる価値観を表舞台に

「若者から未来をデザインする」をスローガンに掲げる電通若者研究部(電通ワカモン)は、若者を年齢や世代論で捉えるのではなく、「最初に新しくなる人」として定義しています。

日本のイノベーション能力の総合ランキングは、ここ数年間で低下しているという調査結果(内閣府 平成30年度年次経済財政報告)があります。UberやAirbnbのようなイノベーティブなサービスが、なぜ日本から生まれないのか?

その原因の一つとして、若者が社会にアクセスする機会が少ないことが考えられます。「社会人」という言葉が象徴するように、社会の「前」と「後」で若者(学生)と社会の間に断絶があるのではないでしょうか。

UberもAirbnbも、「モノをわざわざ所有しなくていい」といった、若者にとっては当たり前になりつつあった価値観をビジネスに転換したものでした。

まだ当たり前ではないけれど、これから当たり前になる。

そんな半歩先の未来を象徴する若者が、社会に働き掛ける機会をもっとつくることができたら、日本のイノベーション力向上にもつながるはず。

そこで、若者が失敗を恐れず挑戦できる社会の実現を目指し、電通ワカモンは、キャリア支援NPO法人エンカレッジと「失敗人財プロジェクト」を発足。皮切りとして、2020年1月、企業と学生が失敗談のみを語り合うキャリアイベント「失敗説明会」を開催しました。

イベントには、エントリーシートで事前に選考した約40人の「失敗人財」の学生と、日系大手企業から外資系企業、気鋭のスタートアップまで計7社が集まりました。

失敗説明会
「失敗説明会」に参加した企業は、サイバーエージェント、セイノーホールディングス、セールスフォース・ドットコム、TBM、電通、Voicy、三井物産(50音順)。

ガクチカではなく、ガクシツを

注目したのが、就職活動を中心に定番化した「ガクチカ」という言葉。

「ガクチカ」とは「学生時代に力を入れたこと」の略で、検索すると「ガクチカの書き方」「ガクチカの例文10選」といった結果が表示されます。

メイクや服装といった就活スタイルの「見た目」の同調圧力だけでなく、就職活動には実は「話す内容」にも同調圧力がある。表面的な美辞麗句や紋切り型の自己アピールに終始しがちです。

本イベントで学生に話してほしいのは、「ガクチカ」ではなく「ガクシツ」。すなわち「学生時代に失敗したこと」です。もちろん、失敗を正当化してほしいわけでも、自慢してほしいわけでもありません。その時、世の中をどう捉え、どう変えたかったのか。そんな意志ある挑戦をしたけれど失敗してしまった人を「失敗人財」と名付けることで、失敗を恐れずに挑戦する若者を増やすことを目指しました。

失敗説明会2




 





 

いまの若者は「石の上に3年も待てない」

電通ワカモンが独自に全国の大学生に調査した結果、就職した企業で仕事にやりがいを感じられなかったら、8割以上の学生が3年以内に退職すると考えていることが明らかになりました。

サークルアップ調査
出典:サークルアップ調査、調査時期:2020年2月16~20日、調査対象:大学生サークル専用アプリ「サークルアップ」に登録する大学1~4年生186名


いまの若者は「石の上に3年も待てない」。

だからこそ、就職活動において、企業が学生を選ぶ構図ではなく、企業も学生も対等な立場で、合う/合わないを判断できる場をつくっていく必要があります。

失敗説明会では、「何を・どう取り組んでいるのか」というWhatでもHowでもなく、失敗談を語り合うことで、その根底にある「なぜ挑戦したのか」のWhyの部分で企業と学生がマッチするきっかけをつくることも目指しました。

オンライン面談も浸透しつつある中で、オフライン面談のようには相手の熱量や人間性を測りきるのが難しいからこそ、企業は一層、画面の目の前の学生のWhyの部分を掘り下げていくことが重要です。

就「社」活動から本当の就「職」活動へ

新型コロナウイルスの影響で在宅ワークもあっという間に浸透し、「働く」にまつわる常識や当たり前が急速に変化している昨今。正解のないこれからの働き方は、ただ選ぶのではなく、一人一人が発明する時代へ向かっていくと考えられます。

これまでの就職活動が、企業に入社することを目指す「就社」活動だとすると、これからは一人一人の意志や問いに根差した職に就く本当の「就職」活動が加速する。企業に勤めない働き方も多様化していき、「就職とは企業に入ること」という考え方は古いものへ。自分の職能を定めてフリーランスの選択肢を選んだり、新卒入社のタイミングから一社で働くのではなく、複数社でパラレルワークするといった「就職」も増えていくでしょう。

電通ワカモンでは、合同説明会やインターンシップ、採用コミュニケーション開発など、就職活動のリデザインを通して、若者と社会の新しい関係性づくりに挑戦しています。

ワカモン
高校生・大学生を中心に10〜20代の若者の実態にとことん迫り、若者と社会がよりよい関係性を築けるようなヒントを探るプランニング&クリエーティブユニット。
https://dentsu-wakamon.com/