清原果耶、松岡茉優、綾野剛…朝ドラの脇役でブレイクした女優&イケメン俳優8人

 かつて、NHKの連続テレビ小説(以下、朝ドラ)は「若手女優の登竜門」と言われていた。しかし、ここ数年は、すでに実力と知名度を兼ね備えている女優(俳優)が主人公に起用されていて、2018年度後期作品『まんぷく』から6作連続で、オーディションではなくキャスティングにより決定している。

 それに伴い、2013年度前期作品『あまちゃん』で能年玲奈が大ブレイクしたようなスター発掘要素はなくなりつつあるように思える。その代わり、脇役が注目される機会が増え、そこで視聴者に鮮烈な印象を残した女優(俳優)がブレイクするという流れが生まれている。2021年度前期作品『おかえりモネ』のヒロインを務める清原果耶も、2019年度前期作品『なつぞら』でヒロインの妹役を演じて注目を集めていた。

 現在、好評放送中の『エール』でも、SNSで話題に上るのは脇役たちであることが多い。早稲田大学応援部団長の田中隆(三浦貴大)、新聞社の社長令嬢である堂林仁美(春花)など、まだ世間一般に浸透していないニューフェイスの話題で盛り上がっている印象がある。

 そこで今回は、朝ドラに脇役で出演した後にブレイクした女優・俳優たちを紹介したい。

十代田八郎役/松下洸平(スカーレット)

 まずは、前作の『スカーレット』でヒロインの夫・十代田八郎を務めた松下洸平だ。八郎の誠実でまっすぐな好青年っぷりに魅了される女性が続出して、ツイッターでは「#八郎沼」というハッシュタグが生まれた。『スカーレット』放送後は、一時中断していたシンガーソングライターの活動も再開。今後のバラエティ豊かな活躍が期待されている。

五代友厚役/ディーン・フジオカ(あさが来た)

 2015年度後期作品『あさが来た』でディーン・フジオカが演じた五代友厚も、多くの女性を虜にした名脇役だ。端正なルックスとバツグンのスタイル、紳士的な人柄で「五代様」と呼ばれ、ドラマ内で五代が亡くなると「五代ロス」が続出した。

安東もも役/土屋太鳳(花子とアン)

 2014年度前期作品『花子とアン』で、ヒロインの妹の安東もも役を務めた土屋太鳳。北海道へ嫁いだ後にすぐに夫が亡くなり、冷遇された末に東京に逃げてくるという不遇な役柄を演じて一躍有名に。また、『花子とアン』放送中に2015年度前期作品『まれ』のヒロインに選ばれたことも大きな話題となった。

若き日の天野春子役/有村架純(あまちゃん)

 近年で類まれな大人気作となった『あまちゃん』では、まだヒロインのオーディションが行われていた。そのため、ヒロインの天野アキ役をつかんだ能年玲奈はシンデレラガールとなり、日本中の注目の的となった。

 そんな能年玲奈に負けじと存在感を発揮して人々の記憶に残ったのが、ヒロインの母親・天野春子の若き日を演じた有村架純だ。聖子ちゃんカットが似合う“ザ・アイドル”といったかわいさで注目され、後に2017年度前期作品『ひよっこ』でヒロインの谷田部みね子役に選ばれた。

入間しおり役/松岡茉優(あまちゃん)

 松岡茉優も、『あまちゃん』に出演して大きく飛躍した女優の1人。ヒロインの天野アキが所属するアイドルグループ(GMT47)のリーダー・入間しおり役を演じた。個性的なメンバーをまとめる若干空回り気味な熱血漢アイドルとして視聴者の目を引き、『あまちゃん』放送終了後には大河ドラマ『真田丸』(NHK)にも出演した。

安岡信郎役/松坂桃李(梅ちゃん先生)

 2012年度前期作品『梅ちゃん先生』で、ヒロインの幼なじみで夫の安岡信郎役を演じた松坂桃李。ヒロインの下村梅子(堀北真希)は同じ医学生に恋をしており、誰もがこのままゴールインするのだと予想していた。しかし、まさかの大どんでん返しが起こり、幼なじみの信郎と結ばれて視聴者を驚かせた。

 その後、松坂は2017年度後期作品『わろてんか』でもヒロインの夫役に選ばれている。

周防龍一役/綾野剛(カーネーション)

 2011年度後期作品『カーネーション』はギャラクシー賞大賞をはじめとする数々のドラマ賞を獲得するなど、「朝ドラ史上最高傑作」と言われた話題作だ。注目の的となったのはヒロインの小原糸子を演じた尾野真千子だが、その不倫相手となる周防龍一役の綾野剛にも、多くの女性から熱い視線が送られた。

 それまでは、やや癖のある役どころを演じることが多かった綾野剛だが、健気でひたむきな好青年の周防役がフィットして、2013年の『空飛ぶ広報室』(TBS系)ではさわやかな好青年の主人公・空井大祐役を、2015年には『コウノドリ』(同)で心優しい医師・鴻鳥サクラ役などを演じている。

 以上、朝ドラに脇役として出演してブレイクした女優・俳優たちを紹介した。きっと、「言われてみれば、朝ドラに出ていたな」と思う人ばかりだっただろう。

 果たして、今作からは誰がブレイクするのだろうか? ストーリーや登場人物だけでなく、それを演じている女優・俳優にも注目しながら、今後の『エール』を楽しもう。

(文=安倍川モチ子/フリーライター)

JRA雨予報で「超大穴」急上昇!? 調教師「楽に行かせてもらえれば、開ける道はある」5年3連対”単騎逃げ”に今年も激走気配

 7日、東京競馬場で行われる安田記念(G1)。今年は史上最多となる芝G1・8勝目を狙うアーモンドアイを筆頭にG1馬10頭が集う歴史的な豪華メンバーとなった。

 だが、ハイレベルなライバルが多ければ多いほど、マークが薄れるのが「逃げ馬」である。

 実際に、過去5年の安田記念でハナに立ってレースの主導権を握った馬は3度も連対している。当たり前だが、道中で先頭に立つ馬は1年に1頭。つまり5頭中3頭が馬券に絡んでいるということだ。前が止まりにくい、この時期の東京コースの“恩恵”に最大限活かせるのは、紛れもなく逃げ馬だろう。

「スタートを決めて、ハナに行きたいね――」

 そんな中、今年も「逃げ宣言」が飛び出した。一発を狙うのは昨年の高松宮記念(G1)を制したスプリント王ミスターメロディ(牡5歳、栗東・藤原英昭厩舎)だ。

 もしかしたらG1馬10頭の中で、最も注目されていないかもしれない。しかし、人気がないことは逃げ馬にとってアドバンテージでしかないことは、競馬ファンなら誰もが知るところだろう。

「入った枠もいいですね。6枠10番は、ここ10年で3勝の好枠。今年はこれといった逃げ馬がいませんし、内にいる先行馬の動向を見ながら、すんなりハナに立てれば面白い存在になりそうです。

京王杯スプリングC(G2)で逃げたダノンスマッシュが大外枠に入ったのも、楽に逃げたいミスターメロディにとっては追い風。藤原調教師も『楽に行かせてもらえれば、開ける道はある』と意気込んでいましたよ」(競馬記者)

 ミスターメロディにとって、高松宮記念と同じワンターンの左回りはベストの条件。実際に昨秋には、陣営が左回りを求めてダートのJBCスプリント(G1)に出走させたほどのサウスポーだ。

 それでも人気薄に留まっている最も大きな要因は、主戦場が1400m以下でマイル実績がほぼないことに尽きるだろう。

「ただ、それこそが逆にミスターメロディにとってはプラス材料になるかも。人気薄の逃げ馬が残る最大の理由は、追走するライバルたちに『どうせ、止まるんでしょ?』と可愛がってもらえることですから。

ただミスターメロディの場合、最後にマイル戦を走ったのは2年前のNHKマイルC(G1)。それも後方15番手にいたケイアイノーテックが1着、12番手のレッドヴェイロンが3着、15番手のプリモシーンが5着する中、2番手から粘り込んで0.2秒差の4着でした。

これだけを見てもミスターメロディは『ただマイルを走ってないだけ』で、能力的にはこなしても不思議ではないですよ」(同)

 さらに“天”までミスターメロディに味方するかもしれない。気象庁の週間天気予報によると、週末は雨模様。安田記念が行われる東京では土日とも降水確率60%と、それなりに雨が降りそうだ。

「ミスターメロディ自身は、芝の稍重で阪神C(G2)2着があるだけですが、芝の右回りに限定すれば唯一の好走歴。父スキャットダディの産駒は全体的に雨巧者ですし、ミスターメロディにとって雨は歓迎材料でしょう。

昨年11月以来の休み明けになりますが、もともとドバイに出走するつもりだった馬。追い切りはかなり動いていますし、いきなりの大駆けも期待できるかもしれません」(別の記者)

 昨年の高松宮記念以来、勝利から遠ざかっているだけに、この超豪華メンバーでは見劣りしてしまうかもしれないミスターメロディ。しかし、競馬は馬の強さだけでなく、展開や馬場コンディション、天気などで結果が大きく左右する。

「走り慣れたこの条件に替わるのはプラス」

 陣営がそう力強く話す通り、左回りのワンターンなら重賞2勝に加え、掲示板(5着以内)を外したことがない安定感。“舐められ過ぎた”スプリント王に激走の気配が漂っている。

ウェブ電通報×WASEDA NEO 両者が連携し、オンライン講座シリーズ開始

次の時代を創るリーダーが、真のイノベーションを起こすための“共創の場”を提供する「WASEDA NEO」と、電通のニュースサイト「ウェブ電通報」が連携し、電通のクリエーターらを講師にした、社会人向けのオンライン講座「ウェブ電通報×WASEDA NEO 連携講座シリーズ」を7月から開始する。
 

WASEDA NEOは、早稲田大が運営する“知の更新とアウトプット、応援し合える仲間づくりのための、未来に向けた前向きな学びのコミュニティ”として2017年にオープン。東京・中央区に日本橋キャンパスを設けている。同所では、各種セミナーやワークショップなどを開催するとともに、交流イベントなど、会員同士の交流の場も提供している。
公式サイト:https://wasedaneo.jp/

今回、WASEDA NEOとウェブ電通報は、コロナ禍でリモートワークが加速する中、“社会人の学びに変化が起きつつある”との認識に立ち、仕事、ひいては人生に、より希望が持てるきっかけとして、両者の「知」を活用してもらいたいと、オンライン講座の開設に至った。
シリーズを通したキーワードは「希望は、学びの先にある」。
早稲田大総長を務めた大隈重信氏が、1909年に行った演説の一節「人間は希望によって生活している。希望そのものは人間の命である」にちなんだ。
キーワードには、“学びたい、という気持ちが芽生えると、人は謙虚になる。他人に対して、やさしくなれる。先人を、心から敬うことができる。その気持ちが、生きていく上での希望に変わっていく”という意味を込めた。


初回の講座は「なぜか面白い企画のヒミツ」(7月22日:午後6時30分~8時)。
講師は、電通のクリエーティブディレクター・武藤新二氏(https://dentsu-ho.com/people/347)が務める。

講座概要(以下、WASEDA NEO講座案内から)

人を引き寄せる企画はどんなプロセスで磨かれるのか?その秘密を学んで、企画力を鍛えよう。
「企画する=企画書を書く」ことって、思っていませんか?どんなに見栄えが良く、分厚い企画書を書いても、それだけでは、人を引き寄せることはできません。面白い企画を構想し実現させるためには、それを何度も何度も磨いて、いつも輝かせ続ける必要があります。あくまでも企画書を書くことはその一端にしか過ぎないのです。このプロセスを実践し続けている電通の現役クリエイティブディレクターが、自ら手がけた事例の裏側を大公開。

・事例1)世界初の「一芸手当」で会社を変える企画
     (グッドデザイン賞2019受賞)
・事例2)10年続く広告会社の「ダンス」事業企画
     (キッズデザイン賞2014受賞)
・事例3)おじいとおばあの「ロックンロール」で泣ける企画

これらは、どんな思考&アクションから発想したのか?その発想をどのように広げて、企画を仕立てたのか?実現するまで、実現した後に、どう磨き続けたのか?その要所要所で、どう人は引き寄せられたのか?など、ふだんは覗き見できないプロセスを詳しく知り、学ぶことができます。さらに、事例を通して抽出できる「企画の磨き方」のポイントも分かりやすく伝授します。簡単に実践できそうなことから、企画力を鍛えるためにトライできることまで、明日から使えるヒントが満載です。
同講座の参加費は3300円で、開催当日の午後1時まで申し込みを受け付ける。
申し込み先:https://wasedaneo.jp/course/course-detail/2478/

 

 

パチンコ新台『北斗無双3』に「革命システム」!? 今後の期待を高める「気になるウワサ」が浮上

 多くのホールが営業を再開。稼働状況は完全に戻っていないようだが、業界にとっては明るい話題と言えるだろう。以前のような日常が、少しでも早く戻ることを願いたいところだ。

 そのような状況で話題に取り上げられているのは、スタンバイしている新台に関する情報。特に、パチンコ業界を牽引する大手サミーへの注目は高い印象だ。

 人気シリーズ最新作『パチスロ<物語>シリーズセカンドシーズン』や『P真・北斗無双 第2章 頂上決戦』を発表するなど、2020年も抜群の存在感を放っている同社。

 そんなヒットメーカーは魅力的な新機種を導入予定だ。中でも両分野で活躍する人気コンテンツ「エウレカ」への反響は大きい。

「現在『P交響詩篇エウレカセブン HIーEVOLUTION ZERO』の製品サイト及びスペシャルムービーが公開中。ライトミドルスペックであることや、『新しいシステム』や『新しいスペック』を採用しているということが確認できます。

やはり新機能『遊タイム』は搭載されている様子。『ライトミドルの覇権を勝ち取る』と宣言しているように、スペックには相当な自信があるのではないでしょうか。仕上がりが非常に楽しみです」(パチンコ記者)

 本機のキャッチコピーは「新タナ波ヲ。」。サミー製となって登場するパチンコ「エウレカ」が、どのような評価を得られるかに注目したい。

 さらには同社の一大コンテンツへと成長した『北斗無双』が、いよいよパチスロとして登場予定。『パチスロ真・北斗無双』は純増約8枚のATタイプで、高確率で継続する仕様。ユーザーを興奮の渦に巻き込んでくれそうな仕上がりだ。

 大ヒット作『ぱちんこCR真・北斗無双』のインパクトや遺伝子を受け継いだ本機。パチスロ『北斗の拳』シリーズに、新たな風を呼び込みそうな気配だ。

『北斗無双』といえば、やはり注目度が高いのは検定を通過した『P真北斗無双3』だろう。その仕上がりに関しては、様々な情報が浮上していたが…。

「6月5日時点で詳細は明らかになっていませんが、『一種二種との情報もあり』『新筐体で登場!?』と囁かれています。そして最近になって『遊タイム搭載の可能性もある』との情報が浮上。『エウレカ』も評判は良いですし、事実であれば期待せざるを得ないですよね。

気になる発売時期に関しては『秋頃には動きがありそう』と予想されています。パチンコ現行機の中で圧倒的な人気を誇る『北斗無双』が、どのような進化を遂げているのか。非常に楽しみですね。続報に注目です」(パチンコ記者)

 2016年のデビューから高稼働を見せ続けている初代『北斗無双』。スタンバイしている最新作は、どのような仕上がりとなっているのだろうか。ヒットメーカーの手腕に期待したい。

5日オープンのツタヤ図書館、官製談合疑惑浮上…不正だらけの実態を暴く内部告発資料

 南海電鉄和歌山市駅前にできた「関西初進出のツタヤ図書館」は、昨年秋の開館予定が何度も延期になっていたが6月5日、ついにグランドオープンした。5月18日に一部オープンしていたものの、1階のカフェエリアや4階のキッズエリアなどは閉められたままだったため、ようやく全館フルアクセスが可能になった。

 図書館の運営を担っているのは、TSUTAYAを全国展開しているカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)。日本で6番目のツタヤ図書館としてデビューを飾ったわけだが、その裏で、これまで隠蔽されていた新事実が次々と暴かれ始めた。

 一昨年7月、筆者が同市に請求して開示された新図書館建設までのプロセスがわかる1400枚の会議録は、97%が黒塗りで中身の解読はほぼ不可能だったが先日、ついにその原本数十枚のコピーを入手。そこから、官製談合などの不正を疑わせる記述が何カ所も見つかったのだ。

 5月18日付当サイト記事『和歌山・ツタヤ図書館、市が公募前にCCCを内定か…事前に市長と面談、内部資料を独自入手』でも報じたように、和歌山市が図書館の運営者を公募する1年以上前に、CCCが市長にプレゼンをしていたことが記録されていた。

 この件について担当部署に問い合わせてみると、「当時の記録が何も残っていないので、詳細はわからない」とのことだった。だが、これから事業者を公募しようという時期に、特定候補だけがフライングして市長にプレゼンしていた事実は、明らかに市がCCCを優遇していたことを示す、動かぬ「証拠」ともいえる。

 行政問題に詳しい関係者は、こう指摘する。

「公募前に入札情報を漏洩すると、独占禁止法違反や刑事罰に問える可能性があります」

 実は、これは筆者が入手した会議資料原本コピーのほんの一部にすぎない。数十枚にわたる“爆弾資料”には、不正を疑わせる記述がほかにも何カ所も見つかったのだ。

 黒塗りなしの会議録原本コピーを見て筆者が真っ先に違和感を覚えたのは、関係者会議の初回となった2014年6月3日の会議録にある、以下の記述だ。

<アール・アイ・エーとは再開発のコーディネーター・景観を意識したトータルデザイン、竹中工務店とはオフィス棟の設計施工を中心に契約する>

 この発言者は、南海電鉄。アール・アイ・エー(RIA)が正式に設計業務を落札したのは、2年後の16年8月15日。竹中工務店が再開発エリアの施工者(南海辰村建設と浅川組のJV)に正式に選定されたのは、3年後の17年3月だった。

南海電鉄とRIAが主導してツタヤ図書館を誘致か

 南海電鉄は「自社のプライベートな部分について契約した」としているが、私設部分を担った事業者が、そのまま巨額の補助金が投入される公的部分の設計・施工を担う事業者として選定されていことに、あらためて驚く。

 和歌山市駅前の再開発に関して、県と市に南海電鉄を加えて発足した調整会議は、尾花正啓市長が初当選する2カ月前の14年6月からスタートした。賑わいの象徴だった高島屋の撤退が決まり、寂れつつある駅ビルをどうするかが大きな課題で、耐震改修も含めてさまざまなプランが検討された。そこに、にわかに浮上してきたのが、市民図書館を駅前に移転するプランだった。

 スタートしたばかりの時期の会議録からは、南海電鉄が積極的に図書館を誘致することで集客したいという意欲が、ひしひしと伝わってくる。同社の発言の一部を以下に引用する。

「市民図書館を誘致したい。タイミングを逸したくない思いがある。新市長に直接話しをさせていただいて、トップダウンで決断をお願いしたいと思っている」(平成26年6月27日)

「本社の意向として、市民会館と市民図書館の両方あったほうがコミュニティをつくりやすいが、優先順位が高いのは市民図書館」(平成26年6月27日)

 一方、和歌山市のほうは、駅前に市民図書館を持ってくると、専用駐車場の収容台数が現状よりも大きく減って不便になることなどから、当初、南海電鉄の提案に難色を示していたが、そのほかの条件が整っていったためか、次第に軟化していくさまが会議録から見てとれる。

 財政再建を優先したため、保守系議員から、その在任期間を「失われた12年」とまで揶揄された大橋建一前市長の退任に伴って市長選が行われたのは、この翌々月のこと。県の土整備部長から転身した尾花正啓氏が当選し、ここから大規模な開発プロジェクトが次々と立ち上がっていくのだった。

 ある図書館関係者は、この間の経緯をこうみる。

「14年6月3日と27日、7月3日の調整会議では、市民図書館を(再開発エリアに)組み込むかどうかは“新市長の判断”と、市は述べています。一方で、南海電鉄のほうは新市長に直接話してトップダウンで決断してもらおうと、図書館移転を強く求めています。それからすれば、ツタヤ図書館誘致は南海電鉄とRIAによってもたらされたといえるのではないでしょうか」

未完成の宮城県多賀城市のツタヤ図書館を“成功事例”として紹介

 駅前の再開発について話し合う調整会議が発足して3カ月後の14年9月6日、民間コンサルタントによる新図書館の事例紹介が行われていた。

 説明に立ったのは、RIA。同社は、CCCのフラッグシップである代官山蔦屋書店の開発を手掛けるなど、とりわけCCCと関係が深い。そのRIAが語ったのは、多賀城市立図書館の事業計画についてだったのだから、筆者はひどく驚いた。

 というのも、この時点では、多賀城市の新図書館は、まだこの世に存在すらしていないからだ。同図書館の完成は2年後の16年1月、開館は同年3月。13年7月に多賀城市がCCCと連携協定を発表した際に決まっていたのは、「東北随一の文化交流拠点づくり企画提案」にすぎず、かろうじてこの3カ月前にCCCが指定管理者に決まったばかりだった。

 その事業計画立案と建築設計の実務を担当したRIAが、まだ存在していない図書館を成功事例として紹介していることには、違和感しかない。

 またこのとき、13年に新装開館した元祖ツタヤ図書館である佐賀県武雄市の事例も少し紹介しているが、そちらはあくまで既存の建物の改修であって新築ではない。駅前に集客した事例でもないため、和歌山市のケースとは直接関係してこない。

 適切とは思えない事例を、同社が南海電鉄サイドのコンサルタントとして和歌山市と和歌山県の関係者に披露していたのだから、すでにこの時点で何か着地点が用意されていたのではないかと考えざるを得ない。

 南海電鉄側のコンサルタントとして14年9月以降、調整会議に毎回出席するようになったRIAは同時に、和歌山市からも仕事を依頼されていたことがわかっている。

 同社は12年度から15年度まで、市が依頼していた国交省系列の公益社団法人・全国市街地再開発協会の下請けとして、市のまちづくりに関する計画策定に携わっていた。驚いたことに、市がその報告書を基に14年9月に発表した都市計画(『まちなかエリア 公共施設の課題整理と再整備の方向性について』)でも、このときの会議と同じく、まだ存在していない多賀城市の事例が詳しく紹介されていた。

 つまりRIAは、利害が一致しないはずの南海電鉄と和歌山市(協会を通して)双方からカネをもらって仕事をしていたわけで、どちらの利益を優先しているのかわからない。

 建物完成後に買い取る約束で、和歌山市は新しい市民図書館の建設を随意契約で南海電鉄に委託した。その点で、下の図に示すように和歌山市は発注者、南海電鉄は受注者の立場なのだが、同じ時期に双方に助言行為をしたRIAの行為は、いわゆる「利益相反」にあたるのではないのかとの疑念も湧いてくる。

 南海電鉄は、巨額の補助金がもらえて集客ができそうな図書館の駅前移転を望んでいたが、和歌山市民とすれば、移転せずに耐震補強して、図書館の中身を充実させたほうが、利便性もよく、はるかに負担が少なかったかもしれない。それにもかかわらず、税金を使って南海電鉄だけが得をする計画が立てられたわけだ。

公募を装い、実態はデキレースにする筋道を画策

 この日の会議録の最後には、同社のアドバイスとして、こんな仰天発言も記録されていた。

「CCCと連携するには、市長と社長をグリップさせて始まるイメージで、積み上げていく話ではない」(平成26年9月8日)

「市長と社長をグリップ」とは、いったいどういう意味なのだろうか。また、一般的な行政の手続きとして行われている、市民の声を聞いたり、図書館を管掌する教育委員会に諮ったりといった「積み上げていく話」を全否定しているようにも解釈できる。

 ある図書館関係者は、これらの発言について、こう分析する。

「RIAの担当者は、CCCと連携するには、こんな会議で検討する次元の話ではない。市長が直接CCCに申し入れて、手を携えて協同で進めるようにしろと言っているのでしょう」

 13年の武雄市がそうだったように、市長とCCCの増田宗昭社長による“トップ会談”だけでツタヤ図書館の誘致を決めてしまえというわけだ。さらに、この図書館関係者は、会議録の末尾にある記述を、こう解釈する。

「『海老名市みたいにコンペ方式も探っていければ。コンペで通ったから、指定管理者については随意契約をしますの方がよいのでは』との発言もあります。これは、表面上は公正を装い、裏では筋書き通りに進めるというやり方をアドバイスしたものだと思われます」

 15年にCCCと図書館流通センター(TRC)のJVを、中央図書館の指定管理者にして新装開館した神奈川県海老名市の場合、14年にプロポーザル方式で公募は行ったものの、結果的にこの二者しか応募がなかった。それを念頭に置いた発言であることは明白だ。

 現実に、先述の通り、図書館の指定管理者が公募される1年度以上前の16年7月8日、CCCのみが市長プレゼンに訪れていたことが会議録にしっかり記録されていたのだから、これこそ言い逃れのきかない不正な事業者選定の証拠だろう。

巨額の税金を投入する再開発事業を、市民の意見も聞かずに断行

 この会議が行われた翌々月の11月には、調整会議のメンバー総勢15名が大挙して13年4月にオープンした元祖ツタヤ図書館のある佐賀県武雄市に視察に出掛けていたことが判明している。

 前出の図書館関係者は、このときに和歌山市がツタヤ図書館誘致を内定したのではないかと指摘する。

 調整会議が始まった翌年の15年5月、和歌山市と南海電鉄は記者会見を開いて「南海和歌山市駅活性化構想」を発表した。

 駅ビルを建て替えてホテルや商業施設の入る建物に市民図書館も入居させる、総事業費123億円の一大プロジェクトだった。そのうち64億円が補助金で、図書館の建築費用30億円も含めると、公金は合計94億円にも上るが、事業計画の詳細については、このときにはまだ明らかにされていなかった。

 当初、南海電鉄とは「随意契約するほうが安くついて効率的と、和歌山市は主張していた。だが、市の負担だけでも補助金18億円、図書館建設自己負担15億円(国が半額負担)の計33億円は、本当に有利な条件だったのだろうか。しかも、それとは別のランニングコストとして、図書館運営そのものを民間委託したため年間3億円を超える指定管理料がかかってくる。

 それだけの費用をかけて和歌山市が水面下で推進しようとしていたのが、武雄市で年間入館者のべ90万人の“賑わい創出”に成功したといわれているツタヤ図書館だった。

 だがCCCの図書館運営は、大量の古本購入が問題になったり、巨額の費用がかかるわりに利便性に貢献していない独自分類や、貸出カードに「Tカードを導入するなど、専門家たちの評価は、お世辞にも高いとはいえない。

 それどころか、指定管理者としての適性を問われるような不祥事が続出している。昨年2月、CCCは、100%子会社で基幹事業のTSUTAYAが、景品表示法違反を消費者庁から認定されて1億円を超える課徴金を課せられている。

 動画配信サービス「TSUTAYA TV」で、2016年4月から2年以上にわたって、全作品を見放題であるかのように宣伝ていたことが違法認定された。このとき、同社が運営する図書館についても「年間何十万人」とした来館者数は、施設全体の来場者数にすぎないのに、あたかも図書館だけの来館者数にようにアピールしているのは、誇大広告ではないのかとの声も出てきたが、進出自治体は、どこもCCCのこうした表示を問題視しなかった。

 この市民図書館を移転・新築する計画の発表までに和歌山市は、市民の意見を聞いた形跡は、どこにも見られない。いったい誰のための再開発事業なのか。市民は、「開館してしまった今となっては、プロセスはどうであれ、きれいな図書館ができてよかったと、割り切れるのだろうか。

(文=日向咲嗣/ジャーナリスト)

JRA M.デムーロの“おこぼれ”!? 帝王賞(G1)昨年の“強奪”から一変、D.レーンはルヴァンスレーヴと新コンビ結成!

 24日に大井競馬場で開催される帝王賞(G1)に出走を予定しているルヴァンスレーヴ(牡5歳、美浦・萩原清厩舎)が、D.レーン騎手との新コンビで挑むことが明らかになった。

 5月5日のかしわ記念(G1)で1年半ぶりに待望の復帰を果たしたルヴァンスレーヴ。だが、結果は久々の実戦が響いて7頭立ての5着に敗れた。それでも、2018年には3歳でチャンピオンズC(G1)を制し、最優秀ダート馬に輝いた逸材を見限るにはまだ早いだろう。

 過去には、カネヒキリも約2年半ぶりの復帰レースでは9着に敗れたが、その後はG1・3連勝を飾ったということもある。ルヴァンスレーヴも叩き2戦目の帝王賞では期待が持てるはずだ。

 今回、新コンビを組むレーン騎手の存在もルヴァンスレーヴにとって心強いだろう。

 昨年、初来日したレーン騎手は2か月間でG1・3勝を含む重賞7勝の大暴れ。その来日最終騎乗となった帝王賞も制しており、今年は2連覇がかかっている。初めての大井競馬場にもアジャストしたことを考えれば、2回目の今年はさらなる上積みを期待してもいいはずだ。

 だが、このコンビに不安要素がないわけではない。

 今年もレーン騎手は来日して2か月足らずで、28勝を挙げる大活躍。勝率も.280と申し分ない数字だが、重賞での成績はパッとしていない。実際に、昨年の同時期にはすでに重賞4勝を挙げていたが、今年はわずか1勝。大舞台での勝負強さが鳴りを潜めているのが不安に挙げられるのだ。

「今回のルヴァンスレーヴとレーン騎手のコンビ結成の裏には、M.デムーロ騎手の存在があります。ルヴァンスレーヴの主戦はデムーロ騎手ですが、帝王賞ではオメガパフュームに騎乗する予定です。2頭の主戦を務めるデムーロ騎手がオメガパフュームを選択したという見方ができるため、ルヴァンスレーヴにはあまり期待できないかもしれません。

昨年はデムーロ騎手から“奪う”形でオメガパフュームに騎乗して帝王賞を勝ったレーン騎手ですが、今年はデムーロ騎手の“おこぼれ”をもらう形になったとも捉えられてしまいますね」(競馬記者)

 短期免許期間を7月21日まで延長したことで、今年のレーン騎手の日本で騎乗期間はすでに確定している。残るG1挑戦機会は、安田記念(G1)、帝王賞、宝塚記念(G1)の3回。昨年と同じG1勝利数を確保することはかなり難しい状況になっている。

 帝王賞ではルヴァンスレーヴを復活勝利に導いて、再度レーン騎手の存在感を示して欲しいところだ。

映画レビュー「お名前はアドルフ?」

「子供の名はアドルフだ」。突然の告白に、一同は震撼。「正気か!」。楽しかるべきディナーが、激しいバトルの場へと化した。

投稿 映画レビュー「お名前はアドルフ?」映画遊民 映画をもっと見たくなる! 映画ライター沢宮亘理の映画レビュー、インタビューetc に最初に表示されました。

キッズライン、男性ベビーシッター中止が物議…元登録者が男児へのわいせつ容疑で逮捕

 ベビーシッターマッチングアプリの「キッズライン」(東京都港区)が男性シッターの新規予約の受付を停止し、インターネット上で物議を醸している。キッズラインは4日、公式サイト上に「弊社の取り組みに関して」と題し、次のように社としての方針を説明した。

「本日2020年6月4日14時から、男性シッターによる新規予約受付を一時停止いたしますので、お知らせいたします。

 5月3日に弊社よりお知らせをさせていただきましたが、過去に登録していた男性サポーターが逮捕されたことを重く受け止め、様々な安全管理の対策のみならず、性犯罪撲滅のためにも、社内に安全対策委員会を設置し、専門家とも度重なる協議を重ねてまいりました。

 弊社としましては、国や自治体との性犯罪データベースの共有が実現することや、安全性に関する充分な仕組みが構築されるまで、また、専門家から性犯罪が男性により発生する傾向が高いことを指摘されたことなどを鑑み、男性サポーターのサポート(家事代行を除く)を一時停止することといたしました。

 現在、男性サポーターをシッター利用されている方で、同じ方に引き続き利用を希望されるご家庭は、サポートセンターにご相談ください。

 弊社のベビーシッターはほとんど全ての方が高い評価を受け、創業依頼100万件を超える依頼を受け運営してまいりましたが、一部風評が広がってしまっていることも誠に遺憾で、サポーターの皆様にも安心して活動していただけるよう、またお客様にも安全安心でご利用いただけるよう断腸の思いで一時停止させていただきます。

 弊社としては、お客様へのアンケートやヒアリングなど調査を重ねるとともに、性犯罪防止や安全管理に関する十分な仕組みを構築し、男性サポーターの活動も再開できるよう、今後も安全対策委員会、また専門家とともに引き続き検討を重ねてまいる所存です。

 大変ご迷惑をおかけし恐縮ではございますが、ご理解いただきますようお願い申し上げます」(原文ママ)

 同社は今回の判断に関し、弁護士や労働基準局などの相談も踏まえたものであることも合わせて説明した。

 一方で、Twitter上では以下のような疑問が噴出している。

「キッズラインは男性ベビーシッターを無くすのね。子育てに関することは女性がするしかない世の中みたいですね」

「キッズラインで男性シッターとして働いています。私は男性も当たり前のように子育てをする社会を作りたいという思いで、ベビーシッター以外にも活動をしていますが、今回の対応は本当残酷ですね。男性保育士を世の中から消したいんですかね?」

「男性も育児に参加せよと言う割にコレですからね。男性にやらせないならやはり女性がやるしかないですね」

事の発端は男性シッターの不適切行為

 同社のベビーシッターサービスに登録していた元ベビーシッターの男性が、保育していた男児の下半身を触ったとして強制わいせつの疑いで逮捕されたことが原因だった。同社は5月3日、「一部報道に関しての報告および弊社の対策につきまして」と題するプレスリリースを公表。登録時のサポーターの経歴チェックや資格保有の状況チェックを、登録終了後も定期的に行うことなど、いわゆる「シッター候補者の審査厳格化」を図る方針を示していた。

 そもそもベビーシッターの派遣事業は子ども・子育て支援制度の一環として、内閣府の肝いりで推進されてきた。夫婦共働き世代の急増で、保育園の待機児童数は増加の一途をたどっていて、新しい形の企業主導型保育のあり方としてベビーシッターが着目されていたからだ。

そもそも男女共同参画推進の一環だったはずが…

 与党関係者は次のように頭を抱える。

「キッズラインさんはネットマッチング型ベビーシッター派遣事業のひな型として、政界でも注目されていたこともあり、非常に痛手です。そもそも社会、経済への男女共同参画推進が一連の事業の根底にあったわけで、どんな理由があったにせよ、性差でシッターを使用しないというのは政策そのものへの疑念が湧いてもおかしくない事態です。いずれにせよ、一連の施策は自民党や公明党、一部野党などの要望を受けて首相官邸が主導したので、政府関係者は気をもんでいるようです。

 当然、お子さんたちの安全が守られることは最も大事です。一方で、こうしたマッチング事業では、どれほど審査を厳格にしても悪意のある人を完全に排除することも、被害をゼロを食い止めることも難しいのが実情だと思います。果たしてこうしたトラブルが発生することを見越して、政府として各種施策を設計できていたのかどうか疑問は残ります」

 保育のあり方の多様化は、男女を問わず子どもを持つ多くの会社員にとって切望されている。国を挙げて、対策を考える機会になればいいのだが。

(文=編集部)

 

人見知りに優柔不断……本当に自分を変えたい人のための「科学的な方法」とは

 

 マイナス思考、優柔不断、怠け癖、時間にルーズ、人見知り……直したい性格は誰にでもあるだろう。

「変わりたい」と思ってはいても、その意志だけではなかなか変われないもの。本当に自分を変えたいなら、もっと踏み込んだ方法を取る必要がある。

■優柔分断に人見知り 自分を変えるためにまず知っておくべきこと

『科学的に自分を変える39の方法』(堀田秀吾著、クロスメディア・パブリッシング刊)では、世界中の研究者たちによる心理学・脳科学・言語学などの実験や観察で実証された科学的な方法で自分を変える39のアクションを紹介する。

 たとえば、なかなか決められない優柔不断な性格を直すにはどうしたらいいのか。優柔不断な人がいる一方、なんでもサッサと決めてしまう人もいる。決断力のある人というのは自分の決断に自信を持っている人のことだ。逆に言えば、決断力のない人は「自分に自信がない人」といえる。

 それならば、自信のある人のマネをしてみたらどうだろう。では、誰のマネをするか。
 南デンマーク大学のアナリティスらの研究では、1,4000人のデータから「好みの似た人の選択するものをマネする場合」と「多くの人が選択するものをマネる場合」では、好みの人の選択をマネするほうがパフォーマンスがよいということを明らかにしている。なので、職場の上司や同僚、親しい友人など、信頼できる人、好みの似た人を設定してマネをしてみるといい。もちろん、自信を持って物事に取り組んでいるように見える人の方がいい。

 そうして選んだ対象が、どんな時にどんな行動をとり、どんな選択をするかを見ていくと、彼らの自信がどこから来ているかが次第に掴めてくるはず。そうなれば、マネをすることができる。マネすることを通して決断でのプロセスを身につけ、いつか自身でなんでも決断できるようにすればいいのだ。

 もうひとつ、人見知りを直すにはどうしたらいいか。人見知りの人は、往々にして相手の目を見ることが苦手だ。

 テキサス州にあるコミュニケーション分析を専門とする企業のクォンティファイ・インプレッションズによると、人は会話をしているとき、相手の目を見ている時間帯は30~60%程度だが、アイコンタクトの時間が60~70%になると、より深い心理的つながりを感じ始めるという調査結果が出ている。

 なので、まずはアイコンタクトを増やすことから始めるといい。また、脳は体の動きに騙される特徴があるので、アイコンタクトをしたら会話する、ということを自分の中でルールづけしてみること。すると、目を見たら会話に参加することが臆することなくできるようになるかもしれない。

 短所も含めてありのままの自分。もしかしたら変える必要などないのかもしれないが、もし自分の性格や性質のせいで苦しい思いをしたり、嫌な経験をしているのなら、思い切って本書の方法を試してみるのはアリだ。チャレンジしてもしダメでも、その勇気はきっと後の糧になるはずだ。
(T・N/新刊JP編集部)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

JRA藤沢和雄調教師「最後のクラシック」へ超大物がデビュー間近! 盟友C.ルメール騎手との「黄金コンビ」で盛大なフィナーレへ

 通算1496勝は史上歴代2位、重賞制覇は数知れず……武豊騎手が騎手界のレジェンドなら、藤沢和雄調教師は、間違いなく調教師界のレジェンドだ。

 そんな歴史的名伯楽も、いよいよ再来年の2月に勇退。つまり、今年デビューを迎える2歳馬たちが藤沢和調教師にとっては最後のクラシック挑戦となる。

「これは、いい馬ですよ――」

 毎年のように良血クラシック候補が押し寄せる名門厩舎で、藤沢和調教師がそう絶賛するのが、アークライト(牡2歳、父ディープインパクト)だ。

 祖母に二冠牝馬のベガ、全姉には2014年に桜花賞(G1)を勝ち、凱旋門賞(仏G1)にも挑んだハープスターがいる超良血馬。すでに入厩しており、6月中にもデビューの可能性があるようだ。

「母ヒストリックスターとしては、ハープスター以来となるディープインパクトとの配合。さらに500kgを超える雄大な馬体の牡馬ということもあって、ノーザンファームの期待もかなり高い存在です。

その期待に応えるように、すでに古馬と併せ馬を行って互角の動き。育成牧場時代から抜けて評価の高い馬でしたが、藤沢先生のところに来てまた一段と評価が上がっています。新馬戦からC.ルメール騎手を配して、必勝を期したデビューになりそうです」(競馬記者)

 ここ数年、新馬戦で圧倒的な勝率を誇っているルメール騎手。無論、騎手の腕もあるが、それ以上にデビューを待つ2歳馬にとって「デビュー戦にルメール騎手が乗ってもらう」ことが、1つのステータスになりつつある。

 そんな中、早々に3年連続リーディング騎手のハートを射止めたのが、このアークライトだったようだ。

「デビューは、どうやら6月21日の東京・芝1600mが有力ですね。藤沢調教師は来年が最後のクラシックとあって、周囲もノーザンファームを中心に『最後にいい思い出を』という動きがあるようです。

そんな動きもあって、今年の藤沢厩舎の2歳馬は例年以上の粒ぞろい。その中でもアークライトはトップクラスの評価を得ている1頭で、藤沢調教師も相当期待しているそうです」(別の記者)

 藤沢和調教師とルメール騎手といえば、スペイン語で「黄金の王」と名付けられ、2017年の日本ダービー(G1)を制したレイデオロが思い出される。師にとって初の日本ダービー制覇となった記念すべき勝利だったが、そんな偉大な先輩を超えるような活躍を期待したい。