トヨタが打ち出した「AA型種類株式」は買い得か – 山崎元のマルチスコープ

トヨタ自動車が特殊な株式を発行する。投資家には魅力的に映りそうな内容だ。企業の資金調達手段としても注目に値する。ただし投資家は注意すべき点もあり、またどの企業でも真似できる類いのものではない。

システム思考はものを見る レンズのひとつである – DHBR

『世界はシステムで動く』の訳者・枝廣淳子さんと東京糸井重里事務所CFOの篠田真貴子さんによる対談の最終回。人間関係から人生の生き方まで、メンタルモデルの重要性を語る。(構成:加藤年男、写真:引地信彦)

ある小さな町の広報紙がヤバすぎる!写真にスマホをかざすと音声と映像が!

埼玉県三芳町 公式サイト」より

ARとは?


 近年、広報映像の発信方法が多様化している。いわゆる広報番組や広報ビデオというかたちだけでなく、インターネットの活用が当たり前になってきた。そして最近、さらに新たな技術の応用が加わった。AR(オーグメンテッド・リアリティ、拡張現実)技術だ。

 すでに馴染みのあるVR(ヴァーチャル・リアリティ、仮想現実)は、コンピュータによる五感への働きかけによって、人工的な現実感をつくり出す。

 一方、ARは現実のコンテンツに、現実にはない情報を付加することでインパクトを与える。いわば現実の一部を改変するわけで、具体的には目の前にある現実空間にデジタル情報を重ね合わせて表示するのだ。

 5月8日、地方自治体の広報活動向上に寄与することを目的に実施されている「全国広報コンクール」の結果発表があった。筆者は、その映像部門で審査委員を務めているが、2席に入選したのが埼玉県三芳町(人口約3万8,000人)である。

AR技術導入で「手話講座」


 同町では、全国の自治体に先駆けて広報にAR技術を導入し、広報紙『広報みよし』の写真や絵にスマートフォン(スマホ)やタブレット端末をかざすと、映像と音声が流れてくる仕掛けを施した。受賞映像は動画による「手話講座」だ。

 ここでは、手話による季節の挨拶や単語を動画で学ぶことができる。出演しているのは町内の手話サークルのメンバーだ。紙媒体での図解などでは伝えきれないニュアンスも、動画ならよりわかりやすく伝えることができる。全体が軽快で明るく、楽しい映像であることも評価された。

 また、『広報みよし』は、印刷以外、つまり動画撮影や編集をはじめARにかかわるすべての作業(取材、写真撮影、デザインレイアウトなど)を、ほぼ一人の職員が行っていることも特色だ。外部委託ではないため、ARの導入費や運営費用は0円なのである。

 もちろん、他の市町村がそのまま踏襲することはできないかもしれない。しかし、すでにこうした先進的な広報の取り組みが行われていることは、しっかりと認識しておきたい。

 ちなみに映像部門では2席だった同町だが、『広報みよし』は内容や写真のクオリティーが認められ、コンクールの最高賞である内閣総理大臣賞に輝いた。
(文=碓井広義/上智大学文学部新聞学科教授)

あの元トップAV女優の危機?ファンから酷な質問連発、飯島愛との致命的な違い

「Thinkstock」より
 トップAV女優麻美ゆまが5月20日、多くのファンに惜しまれつつも歌手本格デビューを機にあらためて“AV引退”を宣言した。女性グループ・恵比寿マスカッツ2代目リーダーとしてバラエティ番組でも活躍したが、2013年3月に境界悪性腫瘍で両卵巣と子宮を全摘出したため、傷が残っていることなどを引退の理由に挙げた。

 この日、アコースティックギターの弾き語り曲である最新シングルCD『Re start~明日へ~』を発売。13年8月に退院して2カ月後には、米ロサンゼルスの音楽学校に3週間短期留学していた彼女。さらにもともと趣味で弾いていたギターも1年前から本格的にレッスンを受け始め、作詞も自ら手掛けた渾身の一曲だ。本人がこの曲にかける思いが強いのと同時に、MV制作では世界的に著名な映像作家を起用し、英ロンドンで撮影を行うなどスタッフの力の入れ具合もなかなかのもの。

 CD発売日の1カ月前から始まったCD予約キャンペーンでは各地をまわり、駆け付けたファンたちとコミュニケーションをとる中で、「AV復帰はしないんですか?」という質問がとにかく多かったという。発売日の記者会見では涙をこらえながら「みなさんの期待に応えたいという気持ちもあって、本当に本当に悩んだんですが、手術をして傷も残っていますし、やりたくてもできない。だからきょうでAVは卒業します」と宣言した。

 AV女優出身で過去に芸能界で大成功した人といえば、故・飯島愛さんなどごく少数。CDのリリース記念イベントといえば、レコード店やレコード会社、ライブ会場や屋外イベントスペースなどが定番だが、20日の麻美のイベント会場は、グラビアアイドルやAV女優たちの聖地でもある東京・秋葉原ソフマップのアミューズメント館。芸能記者が語る。

「歌であれバラエティであれ、彼女のファンはAV時代のファンがほとんどです。かつてその枠組みを飛び出して飯島愛さんが活躍しましたが、ジャンルを超えての活躍を期待するのは難しいでしょう」

活躍のカギとは?


 また、芸能事務所関係者も語る。

「日本の芸能界で売れるには、やっぱり所属事務所の力が大きいです。麻美さんほどの知名度があれば、もっと幅広く活躍することも可能でしょうが、今の事務所はほとんどAV女優専門といえる状況です。飯島さんがあれだけ活躍ができたのは、大手芸能事務所ワタナベエンターテインメントに所属していたから。麻美さんの人脈がどれくらいあるのかは知りませんが、本気で芸能界での活躍を望んでいるなら、現在の事務所のままでは厳しいといえるでしょう」

 このほかにも麻美のブレイク策として雑誌記者はアジア進出を勧める。

「同じAV女優出身で恵比寿マスカッツ初代リーダーである蒼井そらのように活動の場をアジア全体にシフトすれば、歌手としても案外成功できるかもしれません。特に台湾や香港はアダルト業界の規制が厳しいので、日本のグラビアアイドルやAV女優は大人気なのです」

 多くのファンのためにも、ぜひ麻美の活躍を願いたい。
(文=編集部)

ライブドア立ち上げメンバーが語る「悟りとコミュニケーションの科学」! 大手企業が注目する、石山喜章の最新ビジネスとは?

【不思議サイトトカナより】

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 グーグルやインテルなど欧米の大手企業がこぞって社員研修に瞑想を取り入れていることが広く知られるようになってから、日本の大企業でも瞑想を取り入れる流れが進んでいる。


■日本でも各企業で再評価される「瞑想」

 最近では、楽天のグローバル人材育成研修に瞑想プログラムが取り入れられるようになり、日本郵船の幹部研修でも3日目には京都のお寺で一日座禅を組むようになった。

続きは【トカナ】で読む

        
    	

イルカ追い込み漁は残酷じゃない? だったらテレビはなぜ漁の詳細を報道しないのか

【本と雑誌のニュースサイトリテラより】

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イルカ追い込み漁問題に揺れる水族館業界(YouTube「ANNnewsCH」より)

 先日来、テレビのワイドショーやニュース番組が例のイルカ追い込み漁問題をやたら興奮して取り上げている。きっかけは、世界動物園水族館協会(WAZA)が和歌山県・太地町の「イルカ追い込み漁」で捕獲したイルカを飼育・展示している日本の水族館に入手をやめるよう圧力を加えたこと。最終的には日本動物園水族館協会(JAZA)も、それに同意せざるを得ない状況に追い込まれた。

 この背景にはもちろん、欧米諸国による「イルカ追い込み漁は残酷」といういつもの批判があったのだが、これに猛反発したのが、普段、当たり障りのないことしかいわないワイドショーの司会者やコメンテーター達だった。

 普段の弱腰ぶりはどこへやら。「他国の文化にそこまで干渉する権利があるのか」「欧米の鹿狩りはOKで、なぜ日本のイルカ漁はダメなのか」「何が残酷なのかをはっきり言わないのはおかしい」と、まるで憂国の士のごとく声をはりあげたのだ。


イライラ大国・日本 今すぐ手軽にできる解消法?なぜモテる男はストレスをためない?

 日本人は世界の人に「とても礼儀正しい国民」だと思われている。しかし、その礼儀正しさを守るために、ストレスを溜め込んでいるのかもしれない。つまり、裏を返せば「イライラ先進国」でもあるのだ。満員電車でイライラ、仕事のちょっとしたトラブルや上司との衝突でイライラ、満員電車で後ろの人が押されたフリして押してくることでイライラ……。

 そのようなイライラの解消には、口を動かすのが有効とする説がある。その1つの方法としてガムを噛む人は少なくない。メジャーリーガーをはじめとした、欧米のスポーツ選手がガムを噛んでいる姿をよく見かけるが、それはイライラした状態からの気分転換を図ることで集中力を高める目的がある。

ノンスタ井上が「イライラ撲滅大使」就任

「イライラ撲滅大使」に就任した井上裕介(NON STYLE)

「クロレッツ」「リカルデント」「ストライド」などのガムブランドを有するモンデリーズ・ジャパン株式会社は、お笑いタレントの井上裕介(NON STYLE)を「イライラ撲滅大使」に任命し、「キレちゃう前にガム!」キャンペーンを始動した。5月13日、「よしもと∞ホール」にて「イライラ撲滅大使就任式」が行われた。

「イライラ撲滅大使就任式」は、お笑いタレントの石田明(NON STYLE)と女優で整体師の九嬢由起子が司会を務め、よしもとクリエイティブ・エージェンシーを代表する“イライラしがちな芸人”として、Q太郎(ハイキングウォーキング)、村上健志(フルーツポンチ)、トレンディエンジェル、グランジが駆けつけて井上の「イライラ撲滅大使」就任を祝った。

 それぞれにイライラするシチュエーションを尋ねられると、トレンディエンジェルは小学生に「ハゲオ」と言われた“イライラヘアー”を挙げ、グランジ佐藤大は椿鬼奴と結婚したが、なぜがヒモ扱いされていることでイライラしていると話して笑いを誘った。また、Q太郎は離婚騒動でイライラしているといい、村上はお酒を飲んだ時にイライラしやすいと明かした。

 モンデリーズ・ジャパン第一営業本部・本部長の山本康之氏が、「世の中にはイライラしている人が沢山いますので、ガムを噛んでイライラを解消していただけるように、このキャンペーンを一緒に盛り上げてほしい」と井上にガムが入った「ガムボックス」を授与した。

 就任式終了後、井上は「ストレスをため込まない男性は大人っぽく見えます。落ち着いているところを女性に見せて、モテる男を演出したい時にガムを噛んでいただければと思います。イライラしたと思ったらガムを噛んで気分をスッキリした状態にすれば、周りにいる人も自分もハッピーになりますので、ぜひ皆さんでガムを噛んでストレスをなくしていければと思います」とコメントした。

どんなイライラにも「ポジティブ返し」で、イライラ撲滅

「キレちゃう前にガム!」キャンペーンに際し、特設サイトが開設されている。サイト内では、Twitterアカウントと連携した「イラッときた」内容をツイートできる投稿コンテンツを用意している。「#キレちゃう前にガム」のハッシュタグをつけて、イライラエピソードをツイートすると、「イライラコンテンツ」が特設サイト上に掲載され、その中から抽選で1名に、モンデリーズ・ジャパンから100万円が当たる大盤振る舞いだ。さらに一部のツイートには、井上が「ポジティブ返し」をしてくれる。

「ポジティブ返し」とは、井上が自身のアカウントに送られてくるネガティブなツイートに対してポジティブな返しをすることを表しており、その絶妙なツイートに注目が高まっているのだ。

 例えば、「2歳半の息子が、テレビに出ている井上さんを見て、『パパ見て、変な顔している』と言っていました」というツイートに「自然と子どもを楽しませてしまう」と返し、「おーい。髪型が井上だよ。サイアク」というツイートには「同じ髪型なら一生オレには勝てないからね」と返すなど、どこまでもポジティブだ

 石田に言わせれば「ポジティブ返し」とは、「ああいえば井上」だそうだ。「イライラ撲滅大使」は、ナルシストな井上には“ハマリ役”だ。「キレちゃう前にガム!」キャンペーン特別サイトで、どのような「ポジティブ返し」を見せてくれるのか期待したい。

ガムがあなたと日本を救う?

クロレッツのオリジナルミント

 日本チューインガム協会の調べによると、日本国内のチューインガムの生産量および販売額は、2004年をピークとして05年から共に減少している。その背景の1つとしては、大きな社会不安が05年以降に解消されたからだと考えることもできそうだ。

 05年は、1997年の山一証券の廃業、北海道拓殖銀行の経営破綻に代表される、日本国内の金融システム不安から脱出し、大手銀行の不良債権比率が大幅に改善。4月から、元本1000万円までの預金と利息の払戻保証額を定めたペイオフが導入された年だ。大きな社会不安のストレスが去ったことで、ガムの生産量、販売額も減少に転じたのかもしれない。

 それから10年の月日が流れ、世界から「とても礼儀正しい国民」と尊敬されるようになった一方で、社会不安とは違うさまざまなストレスをため込むようになった日本。そんなイライラした日常から気分転換を図るには、身近な店舗で簡単に購入できるガムを噛むのも手軽にできる有効な手段のひとつといえよう。

「キレちゃう前にガム!」キャンペーンと「ポジティブ返し」は、日本中のイライラを撲滅してくれるはずだ。イライラしたと感じたら、ガムを噛もう。それが明るい未来への扉を開けてくれる第一歩となるはずだ。

 ちなみに、編集部も仕事柄イライラするような事案が毎日発生するため、ガムは手放せない。当編集部では、長時間スッキリ感を味わえるクロレッツが一番人気。気分に合わせてオリジナルミント、クリアミント、グリーンライムミント、シャープミントを使い分けると、さらに爽快な気分で仕事にのぞめるのでお勧めだ。
(文=大坪和博/ライター、PLAN G 代表)

キレちゃう前にガム!
クロレッツ

TERU&HISASHI曲に見る「GLAYらしさ」とは? 52ndシングルが示すものを考える

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【リアルサウンドより】

 昨年5月からメジャーデビュー20周年を祝して、シングルやアルバムのリリース、『GLAY EXPO』の10年ぶり開催、アリーナツアーと精力的な活動を展開してきたGLAY。その締めくくりを飾るにふさわしい52ndシングル『HEROES / 微熱(A)girlサマー / つづれ織り~so far and yet so close~』が5月25日にリリースされ、その数日後の5月30、31日には10年ぶりの東京ドーム公演『20th Anniversary Final GLAY in TOKYO DOME 2015 Miracle Music Hunt Forever』も開催される。

 シングル』HEROES / 微熱(A)girlサマー / つづれ織り~so far and yet so close~』にはTERU(Vo)の作詞・作曲による「HEROES」、HISASHI(G)が作詞・作曲を手掛けた「微熱(A)girlサマー」の新曲2曲に加え、10年前に発表されファンから今なお愛され続けているバラードナンバー「つづれ織り~so far and yet so close~」が「つづれ織り~so far and yet so close~〈Live from Miracle Music Hunt 2014-2015〉」として収録される。既発曲の「つづれ織り~so far and yet so close~」は別として、今作のために制作された新曲2曲がどちらもバンドのメインソングライターであるTAKURO(G)作の楽曲ではない点は非常に興味深いといえる。

 そもそもこの1年間に発表されたシングル3作では、表題曲をTERUが手がけているという点がかなり面白いと思うのだ。昨年7月リリースの『BLEEZE~G4・III~』ではオープニングを飾る「BLEEZE」を書き下ろし(ちなみにこれがTERUにとって初のシングル表題曲となる)、続く10月発売の『百花繚乱 / 疾走れ!ミライ』では表題曲の1つ「疾走れ!ミライ」を作詞作曲。そして今回の「HEROES」へとつながるのだ。

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血圧測定よりも握力検査で死亡リスク予測!? 握力低下が死亡リスクに大きく関連

健康・医療情報でQOLを高める~ヘルスプレスより】

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握力は強力な早期死亡の予測因子? Graphs/PIXTA(ピクスタ) 

 "握力検査"で、心臓発作、脳卒中、早期死亡のリスクが高い人を特定できる可能性がある――。そんな研究が、有力医学誌『The Lancet』(5月13日号)に掲載された

 カナダ、ハミルトン・ヘルスサイエンス/マクマスター大学公衆衛生研究所(PHRI)のDarryl Leong氏らは、17カ国の成人14万人弱(35~70歳)を平均4年間にわたり追跡調査した。

 その結果、握力が5 kg低下するごとに全原因死亡リスクが16%、心臓関連死が17%、非心臓関連死が17%上昇することが分かった。また、握力が5 kg低下するごとに、脳卒中リスクが9%、心臓発作リスクが7%上昇した。

 ちなみに、握力と心臓発作・脳卒中・早期死亡リスク上昇の関連性は、年齢、学歴、喫煙、飲酒、運動、雇用状況などの因子を考慮しても変わらなかった。

 この研究は、握力と心臓発作・脳卒中・早期死亡リスクの関連性を示したが、因果関係を証明するようにはデザインされていない。それでも、「握力は、収縮期血圧(最高血圧)よりも強力な早期死亡の予測因子であるようだ」とLeong氏らは話している。