世界一達成のスパコン「富嶽」、すでに人類的課題の解決に活用…AIとDXで社会を幸福に

 前回(第6回)記事『 図らずもテレワーク普及で企業のデジタルトランスフォーメーションが一気に推進』では、NVIDIA社がたったの2100万円で5PFlopsと、あの「京」の半分の性能の超小型スーパーコンピューターを発売し、世界のAI開発を加速したことに触れました。AI開発基盤の独占という懸念を和らげてくれる良いニュースと筆者は評価しています。少し安堵するとともに日本勢が絡んでいない寂しさも感じました。

 そこへ、「京」の後継である「富嶽」が9年ぶりに日本のスーパーコンピューターとして世界一、それも4種類の評価指標で同時に1位の、世界初の四冠王となりました。4種類目は新設のAI向けの性能指標HPL-AI。これはAIの計算処理などで求められる低精度の(bit数の少ない)演算の性能で、1.421 Exa Flops。1秒に142京回と、上記NVIDIAの新製品の300倍に迫る速度です。「富嶽」は、ソフトバンクが買収したアームのプロセッサを大量に使っていることから、部品レベルまで日本のものといっていいでしょう。

 さらに、もう一冠は、いかに低消費電力で計算できるかを競うGreen500で、こちらも日本勢、プリファードネットワークスのMN-3が初の世界1位となりました。素晴らしい! 実は「富嶽」の富士通側のリーダーは筆者の高校の同級生で、理化学研究所側にも高校の後輩が関わっていて嬉しさもひとしおです。また、プリファードの西川徹社長は大学の学科の後輩ですし、東大の理工学研究科長を務めた平木敬先生(高校の先輩;拙著『人工知能が変える仕事の未来』の帯に推薦の言葉)が入社されていて、いつも力いっぱい応援したい気持ちです。

スーパーコンピューターで新型コロナウイルスと闘う

 現場に残されたガムの噛みかすの唾液中のDNAをAIが解読して、その人の顔をかなり忠実に再現するようなことができるようになりました。遺伝子やその周辺の研究により、その個人専用に、適切な効能を発揮する薬を開発する、パーソナライズド・メディシンも急速に発達しようとしています。

 新型コロナウイルスの感染の仕方、感染後の体内への拡がり方、そして、さまざまな症状を引き起こすあり方には、大きな個人差があります。その違いを遺伝子のレベルで解明するのもパーソナライズド・メディシンの役割であり、それには膨大な計算が必要です。「一刻も早く次世代スーパーコンピューターを持ってこい!」という声を東大医科学研究所などから聞きます。体内でコロナウイルスがどのように動き、「拡散」するかなどのシミュレーションにもスーパーコンピューターが必要となるでしょう。開発途上のワクチンを片端からヒトに打って危険にさらすわけにもいかないので、計算、シミュレーションで済むものは計算機に任せたいという事情もあります。

「富嶽」の優先活用テーマ

「富嶽」は、実はフルスケールで完成するより前倒しで実践に投入されました。学徒出陣みたいのようですが、非常に高い完成度、高性能で喫緊の人類的課題の解決に活用され始めています。理研の発表「新型コロナウイルス対策を目的としたスーパーコンピュータ『富岳』の優先的な試行的利用について」では、次の5つの課題を挙げています。

(1)新型コロナウイルスの性質を明らかにする課題

(2)新型コロナウイルスの治療薬となりえる物質を探索する課題

(3)新型コロナウイルス診断法や治療法を向上させうる課題

(4)新型コロナウイルスの感染拡大及びその社会経済的影響を明らかにする課題

(5)その他、新型コロナウイルスの対策に資することが想定される課題

 新型コロナウイルスの対策につながるあらゆる研究テーマの提案を受け付けているとのことです。「我こそは!」という人はぜひこのページに記載の問い合わせ先にメールを送ってみてください。

 すでに実施している研究はこのページで紹介されています。「医学的側面からの研究」として、「『富岳』による新型コロナウイルスの治療薬候補同定」他2つ、新型コロナウイルスの性質を明らかにする研究が走っています。医学的側面というのは、ヒトの1個体を相手にしますが、室内空間でのウイルスの拡散や、多人数の社会でどう感染が広がるかの研究も重要です。こちらは、「社会的側面からの研究」とされ、各1つの研究が、富嶽の膨大な計算パワーを駆使して進行中です。

 すでに進行中のテーマには、あまりAI的なものはないようです。ただ、先述のように、ビッグデータからなんらかの法則性を見いだすような役割はAIが担います。ウイルスや治療薬候補の性質を解明する手段として、AI的な手法が使われることはあるでしょう。そのようなAIが機能するためにもスーパーコンピューターは欠かせません。

AIと、DX、オープンイノベーションの関係

 時事ネタが長くなりました。人類の一大事への取り組みということでご容赦ください。今回の表題に絡めて、「AIと、DX、オープンイノベーションの関係」を簡単に整理して締めくくりたいと思います。

 まだ人類が持たざる知識を発見し、それを使って真理の探究や課題を解決するのが「研究」の役割です。一方、産業界で使われる「イノベーション」という言葉は、革新的な技術開発や、斬新なビジネスモデルの考案と実践の両面を指します。研究は必ずしも役に立たなくてもいいのですが(新型コロナウイルス関連の課題は役立つものばかりですが)、ビジネスにおける技術開発は産業上のメリットを生まなくてはなりません。

 だからといって、常に秘密裏に技術開発をすればいいというのではありません。アップルのような徹底した秘密主義の会社もありますが、世界中の知恵を結集し、データを出し合い、要素技術開発や実証評価を分担するような「オープンイノベーション」の重要性が昨今、叫ばれています。あのIBMですら、「うちの会社規模ではすべての要素技術を自社開発するわけにはいかない」と公然と唱えるくらいです。

 AIの歴史をたどってみると、その時代その時代の最先端の「怪しげな」情報関連の研究をAIと呼んでいたフシがあります。数理最適化や情報検索の技術など、のちに当たり前になった技術は初期の頃はAIと呼ばれていたりしました。大半は論文発表され、その知識がオープンに共有されていました。今日のAIも、斬新な技術開発であり、最先端知識やビッグデータに支えられていることから、オープンイノベーションの形で重要な役割を果たします。論文がWeb上に迅速に投稿される上に、AIの実態そのものであるソースコードや学習済のモデルさえもオープンに共有され、イノベーションを支えています。

 イノベーションが成功し、使われて、経済・社会に根付くには、それが使われるインフラが整備され、十分低コストで普及している必要があります。9年前の「京」でしか動かず、他のコンピュータとインターネットを介して連携できないプログラムでは、なかなか産業界で常時使われるようにはならないわけです。ネットを介して互いにいつでもデータを安全にやり取りし、加工し、ビジネスを100倍速(もっと大げさに「光速商取引(CALS=Commerce At Light Speed)」といわれたこともありました)にする。それに必要な企業内情報システム、組織体制の変革も含め、DX=デジタルトランスフォーメーションととらえる人が多いでしょう。

AIとDXによる幸福の増大を信じましょう

 B2Cのビジネスでは、AI搭載のスマホアプリに象徴されるように、個人のサービス利用の利便性を飛躍的に高めるためにAIが直接使われることがあります。一方、B2Bのビジネスでは、企業間のデータ、情報のやりとり、承認のプロセスなどのデジタル化のために、デジタルでつながるAPI (Application Programming Interfaced)を互いに公開しあうことが重要になります。そして、従来どうしても人間の判断、介入が必要だったところをAIで置き換えることができて初めて、100倍速が実現します。FAXを人が読んだり電話で聞き取ったりする作業などは、前世紀の遺物ですね。何割もの間違い、ミスが積み重なって、集計結果が10倍も狂ったりすることが現実に起きています。

 DXの結果、生産性が上がり、正確で個人に寄り添えるパーソナライズされたサービスが実現する。だから、冒頭、タイトルで「 AIとDXで社会を幸福に」と記しました。各論、たとえば金融業界のフィンテック(Fintech)など各業界の尖った技術X-techのことなど、7月2日発売の拙著『人工知能が変える仕事の未来 [新版]』をぜひご参照ください。文庫本なので税込み990円と、千円札でおつりが来ます(笑)。各産業ごとの詳細は、数年前の状況と予測にはなりますが、単行本のほうが役に立ちます。

 必ずしも全部のX-tech、DXの尖った要素がAIというわけではありませんが、AIがきめ細かく人間の判断や作業を代替したり、業務フロー自体を一新したりすることで社会の平均的幸福があがっていく。このイメージはぜひ皆さまと共有してまいりたいと思います。

(文=野村直之/AI開発・研究者、メタデータ株式会社社長、東京大学大学院医学系研究科研究員)

なぜ“三菱財閥”は再結集できた?愛された岩崎家当主と、遠ざけられた三井家当主の戦後史

【前編より続く】

三菱は大きくなりすぎた

 住友グループで住友吉左衛門が大株主となり、大倉喜七郎が大倉財閥の再編成を目論んでいる時、三菱グループは岩崎家の手に届かない存在になっていた。1956年当時の各グループ直系企業の株式発行総数を以下にまとめてみよう。

 三菱グループが群を抜いて大きくなっていることがわかる。三菱:三井:住友の比率が5:3:2くらいになり、大倉にいたっては住友の10分の1くらいのスケールしかない。7社合計した発行株数が、三菱グループの1社平均より少ない。規模が小さかったから、大倉喜七郎は財閥の再編を夢見ることができた(=傘下企業の急成長によりその夢が頓挫した)のだ。

・三菱 21社  10億858万1000株   (1社あたり4802万8000株)
・三井 18社    5億9715万5000株 (1社あたり3317万5000株)
・住友 14社    4億6480万株        (1社あたり3320万株)
・大倉   7社         4735万株      (1社あたり676万4000株)

 なぜこんなに三菱グループが突出して大きくなってしまったかといえば、三菱が重化学工業に重点を置いていたからだ。

 戦前の三井・三菱・住友財閥は、貿易・加工業・素材産業ですみ分けしていたという噂がある。戦時中の日本は、戦争に勝つためにまず加工業に重点的に支援し、次いで素材産業に力を入れた。三井財閥は親米的で重工業を傘下に持たないので、軍からにらまれたという。

 その結果、三菱が三井を追い抜き、住友が三井を切迫するほど急成長を遂げたのである。その上、三菱・住友はグループを大きくすることで個々の企業も成長していく戦略をとったのに対して、自由主義の三井は「みんな勝手にやったらイイ」と放任した結果、団体戦で後手に回ってしまったのだ。

三菱の本社復興構想

 それでもなお、三菱グループには「御家大事」「年功序列」の気風があふれていた。つまりは旧財閥本社のOBたちが隠然として影響力を持ち、岩崎家を尊重していたのだ。

 旧財閥本社のOBたちは、組織的に岩崎家と財閥本社役員の復帰を考え、実行した。

 三菱地所は「丸の内の大家サン」として有名だが、戦前はその半分くらいは三菱本社(財閥本社)が所有する土地だった。ところが、財閥解体で本社が解散に追い込まれたので、新たに2つの不動産会社(陽和不動産、開東[かいとう]不動産)を設立して、本社が所有する不動産を継承した。

 ところが、この不動産会社が買い占めに遭ってしまった。そこで、三菱グループがカネを出し合って、高値で株式を買い戻して事なきを得た。丸の内の土地が人手に渡ってしまっては大変と、この2つの不動産会社を三菱地所に吸収合併させた。三菱地所としては万々歳であるが、本社の土地にはいらない老人たちがくっついてきた。

 それまで三菱地所は会長職が空席だったが、会長に元三菱本社常務・石黒俊夫が就任した。ほかにも監査役に元本社常務・鈴木春之助、相談役に元三菱銀行頭取・加藤武男、元本社専務・永原伸雄、そして、取締役に弥太郎の直系の孫・岩崎彦弥太(ひこやた)が就任した。いわば、三菱地所の一角に旧財閥本社OBが間借りして、あたかも本社が復活したような構図となったのだ。

 現在、三菱グループには三菱金曜会という社長会があるのだが、その社長会をつくって初代トップ(世話人)になったのが、三菱地所会長に就任した石黒俊夫なのだ。

 しかも、石黒は人脈に恵まれていた。三菱は年功序列なので、終戦後の三菱重工業・三菱電機・三菱鉱業の社長には石黒の同期入社が揃っており、彼らの支持を得やすかった。とはいえ、企業を抑えるには、結局はカネが物を言うのだが、三菱銀行は元頭取・加藤武男が隠然たる影響力を発揮していた。石黒の入社時の配属先は銀行の京都支店だったのだが、その支店長が加藤だったので、石黒が加藤に物事を頼みやすかったのも有利に働いた。

 旧財閥本社の土地を継承した会社に岩崎家の当主を迎え、その会長が社長会を主催してグループ企業に号令する――石黒の構想はうまくいったが、石黒―加藤コンビが1964年に死去し、岩崎彦弥太が1967年に死去すると、三菱地所の特異性は忘れられてしまう。結局、人的な支配は、それを担う人間のリタイヤで終了してしまうのだ。

三井では起こらなかった財閥復活の動き

「御家大事」で再結集しようとする三菱に対して、三井にはそんな気運がまったく盛り上がらなかった。

 三井財閥のオーナー・三井一族は11家から構成されていた。三井家の事実上の祖である三井高利(たかとし)は子だくさんで、その子どもたちが分家を成し、増減を繰り返して明治以降は11家に落ち着いた。

 本家の三井八郎右衛門サンは、静かな性格の中にも日本一の財閥を背負っていこうとする責任感をたたえていたようだが、分家の方々にはそんなものはない。三井のサラリーマンのトップは、株主対策(=三井家からのクレーム対応)におおわらわ。三井を退社した後、日本銀行総裁、大蔵大臣を歴任した池田成彬(せいひん)は、三井のトップだった時は自分の力の7~8割を三井家対策に使ったと述懐している。

 そんな訳だから、財閥解体で三井家の支配力から解き放たれると、サラリーマン経営者たちは生き生きと仕事を再開した。

 一方、三井家の人々は、終戦後に創設された財産税という重税に悩まされた。岩崎さんや住友さんは、旧財閥本社OB、グループ企業のトップの支援があり、そこまでは困らなかったらしい。しかし、三井グループの経営者は一切支援の手を伸ばさなかった。三井家の窮状なんか見て見ぬふりである。

 一部で、グループ各社に、戦前に役員を務めていた三井11家の当主をそれぞれ引き取って、顧問や相談役として遇してはどうかと提案があったらしい。ところが、各社の反発が強く、大反対を受けて頓挫。三井不動産が三井八郎右衛門を相談役に迎えたくらいしか実現しなかった。

 そこで、対案として考えだしたのが、「三井」という社名(商号)、「丸に井桁(いげた)三(文字)」の商標の使用料を集めて、三井家の人々に還元しようという案である。これには、旧財閥本社OBの方々も賛同し、各社を説得に回って実現にこぎつけたという(筆者は10年くらい前に、三井グループの公益財団法人の方から、その習慣がまだ続いていると聞いたことがある)。

 こんな逸話があるくらいだから、財閥の復活はおろか、再結集もできなかった訳である。1960年代になって、三菱・住友の再編がうまくいって、三井も再結集しないと乗り遅れるとあわてて再結集に動いた次第だ。

三井は「先生抜きのゼミ同窓会」

 当時、再結集した三菱住友古河財閥はいずれも、戦前、財閥家族とサラリーマン経営者の仲が良好だった。旧財閥本社OBたちは、武家時代の忠臣のように、財閥を復活させて財閥家族に大政奉還しようと真剣に思っていたフシがある。ところが、当時の状況はそれを許さず、財閥家族抜きで企業集団に再編せざるを得なかった。サラリーマン経営者たちは財閥家族への恩義を忘れず、その子孫たちをグループ企業に就職させ、各社でヒラ取締役や監査役として遇していった。

 一方、三井安田浅野財閥は財閥家族とサラリーマン経営者の仲が良くなかったので、財閥解体後に再結集の動きが起こらなかった。

 終戦後しばらくの間は、財閥家族との関係をおざなりにしたまま、旧財閥系企業が再結集するという選択肢はなかったようだ。三井グループは、いわば「先生を呼びたくないから、ゼミの同窓会はやめようぜ」という人的なしがらみが、再結集を遅らせた一因になったのだ。

(文=菊地浩之)

●菊地浩之(きくち・ひろゆき)
1963年、北海道札幌市に生まれる。小学6年生の時に「系図マニア」となり、勉強そっちのけで系図に没頭。1982年に國學院大學経済学部に進学、歴史系サークルに入り浸る。1986年に同大同学部を卒業、ソフトウェア会社に入社。2005年、『企業集団の形成と解体』で國學院大學から経済学博士号を授与される。著者に、『日本の15大財閥 現代企業のルーツをひもとく』(平凡社新書、2009年)、『三井・三菱・住友・芙蓉・三和・一勧 日本の六大企業集団』(角川選書、2017年)、『織田家臣団の系図』(角川新書、2019年)など多数。

高齢者による交通事故「年々減少」という事実…29歳以下、事故件数の多さ際立つ

 新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言と、それに伴う外出自粛や休業要請により交通量が減少し、高齢者の交通事故多発問題はすっかり影を潜めていた。ところが6月15日、千葉県船橋市で82歳の男性が運転する乗用車が女性2人をはね、ビルの1階に突っ込む事故を起こした。そこで、高齢者の交通事故を改めて検証したところ、意外な事実が判明した。

 新型コロナの影響により今年1~4月の交通事故発生件数は劇的に減少している。

<月別交通事故発生状況>

    発生件数      前年同期比

1月 2万7523人  -3841人(12.2%減)

2月 2万7443人  -2620人(8.7%減)

3月 2万7763人  -5932人(17.6%減)

4月 2万0805人  -1万1827人(36.2%減)

 2019年4月に東京都豊島区池袋の交差点で発生した、当時87歳の男性が運転する乗用車が、わずか3歳の子どもとその母親をはね死亡させ、多数の負傷者を出した事故は大きな社会問題となり、高齢者の運転免許制度のあり方に大きな波紋を投げかけた。メディアでは高齢者の運転免許証返納が話題として取り上げられ、実際に高齢者の運転免許更新時の検査は一段と厳しいものになった。

 ところが、高齢者の交通事故を詳細に調べてみると、意外な実態がみえてくる。原動機付自転車以上の運転者が第1当事者となった交通事故件数の推移と、65歳以上の高齢者の事故の割合は、以下のようになっている。なお、第1当事者とは、最初に交通事故に関与した事故当事者のうち最も過失の重い者を指す。

<原付以上運転者(第1当事者)の交通事故件数の推移>

2015年    2016年   2017年    2018年    2019年

51万0050件 47万4776件 44万7089件 40万6755件 35万7821件

<65歳以上の高齢者の事故割合>

2015年    2016年   2017年    2018年    2019年

19.7%    20.4%     21.3%    22.1%     23.3%

 これでわかるように、交通事故件数は年々減少をたどっている一方で、65歳以上の高齢者の事故割合は、年々上昇している。これが高齢者の運転は危険だと指摘されている根拠でもある。

24歳以下は85歳以上よりも事故件数が多い

 だが、より詳細にデータを検証すると、別の姿が見えてくる。

<原付以上運転者(第1当事者)の10万人当たり交通事故件数の推移>(単位:人)

2015年  2016年  2017年  2018年  2019年

65歳以上  588.0   547.9   523.1   483.3   441.9

―以下、各年齢層別―

65~69歳  510.5   488.9   478.4   438.4   399.1

70~74歳  597.6   545.4   497.6   458.6   413.3

75~79歳  662.0   600.8   581.8   533.3   495.1

80~84歳  740.0   683.8   630.5   604.5   546.7

85歳以上  811.3   744.1   712.2   645.9   616.0

全年齢層   620.9   577.5   543.5   494.1   435.5

16~19歳  1888.8  1822.2   1649.9  1489.2  1251.4

20~24歳  1144.9  1070.1   979.7   876.9   754.5

25~29歳  814.1   752.7   697.4   624.0   528.0

 以上より、65歳以上の10万人当たり交通事故件数は年々減少していることがわかる。特に、全年齢層の平均件数と比較するとわかるように、74歳以下の高齢者は全年齢層を下回る事故件数となっている。

 では、29歳以下の年齢階層別の件数をみてみると、すべての年齢層で全年齢層を上回る事故件数となっている。特に24歳以下は85歳以上よりも事故件数が多く、事故を起こす確率が高いということだ。以下は、65歳以上の運転免許保有者数の推移だ。

 <65歳以上の運転免許保有者数>(単位:人)

2015年   2016年    2017年   2018年   2019年

1710万0846 1768万0387 1818万3894 1863万4865 1885万1637

 高齢化の進展とともに、65歳以上の運転免許保有者は増加の一途をたどっており、今後も増加が続くだろう。一方で“若者の免許離れ”がいわれるように、若年層では免許保有者数が減少している。

 それでも、74歳以下の高齢者の事故件数は少なく、“優良ドライバー”であることがわかる。高齢者と一括りにするのではなく、事故発生件数の多い年齢層である24歳以下や、75歳以上という対象を明確にした上で、きめ細やかな対策を取っていく必要があるのではないか。

(文=鷲尾香一/ジャーナリスト)

それでも映画館は死なない…コロナ禍、新作ネット先行配信で激変する映画業界の今

 2020年、新型コロナウイルス感染症の流行によって、エンタメ業界は壊滅的ともいえる大打撃を受けた。多くのイベントやコンサートは中止となり、営業が再開できる状況となったエンタメ施設も、ガイドラインに則った感染症対策を講じなければならない。

 それは映画を上映する映画館も同様だ。緊急事態宣言の解除に伴って、全国各地の映画館が営業を再開しているが、観客同士の間隔の確保のために席を空けて販売する、20時以降の上映を休止する(取材当時。現在はほとんどの映画館で再開)などの対応が取られており、休業以前の状態に戻るにはまだまだ時間を要する状況にある。

 このまま映画館カルチャーが衰退してしまうのではないかという懸念も出ているが、はたして映画館はウィズ・コロナ時代を生き抜くことができるのだろうか。そこで今回は、「極上爆音上映」など数々の斬新な企画を成功させ、近年の映画業界を盛り上げてきた東京都・立川の映画館「シネマシティ」の企画室室長・遠山武志氏に、シネマシティの現状や、今後の映画館文化の未来について話を聞いた。

※この記事は2020年6月10日に行った取材をもとに執筆されました。

マニア向け企画であえてのスロースタート

 シネマシティは4月3日から6月5日までの約2カ月間、営業を休止していた。まず、営業休止中に行っていた業務内容と、営業再開後の感染症対策について尋ねた。

「経理部は営業していた時期の取引がありましたので休業中も動いておりましたが、それ以外の従業員は5月半ばまで、店番のようなかたちで代わる代わる1人だけが出社している状況でした。

 ほかには一部劇場の座席交換や、上映機材の細かな部分に至るまでの手入れ、チケッティングシステムの改修など、普段はできないような仕事を行っていましたね。営業再開の日程が近づいてからは、新型コロナウイルス感染予防対策に必要な資材の手配や設置、マニュアルの作成に取り組んでいました。

 シネマシティでは、手指消毒用のアルコールはもちろん、お客様がご自身でもアルコールを染みこませて消毒できるようにペーパータオルを設置する、券売機、予約発券機、チケット窓口を1台空けて稼働するなどの対策を講じております。また、対策内容は映画館というくくりだけではなく、小売店や飲食店などの他業種の対応も鑑みて考案しました」(遠山氏)

 公開を予定していた新作映画が次々と公開延期となっていたため、営業再開直後は大手シネコンチェーンでも、往年の名作や近年のヒット作を上映している状況だった。シネマシティでは、どのようにして上映ラインナップを決定したのだろうか。

「シネマシティは【極上音響上映】や【極上爆音上映】を可能とする音響設備や、チケッティングシステム、会員料金が話題になることが多いですが、ひと味違う作品選びによる上映作品のバラエティもセールスポイントのひとつです。

 そこで6月の営業再開にあたっては、まず4月頭で止まっていた作品や企画を再開し、映画ファン向けのマニアックな作品を揃えて静かにスタートさせました。いきなりロケットスタートを切り、お客様から心配の声が漏れてもいけませんから、あえてのスロースタートです。

 そのため、6月時点ではまだ様子見で、時々刻々と変化する世情を伺いつつ、次の一手の準備を進めています。7月からはこれまでシネマシティで大人気を博した作品を、ラインナップに組み込んでいくことを検討しています」(遠山氏)

映画ファンがいる限り映画館は死なない

 新型コロナウイルス感染症の流行によって映画館が営業を休止している国は、日本だけではない。アメリカでは、メジャースタジオの「ユニバーサル」が新作映画をデジタル配信で先行して公開したことが波紋を呼び、大手シネコンチェーンがユニバーサルの作品を上映しないと宣言するなど、大きな問題となった。

 日本においても今後、新作映画のデジタル配信での先行公開が続々と開始されるなど、映画館とデジタル配信サービスの関係に変化が起きるのだろうか。

「新作映画のデジタル配信やソフトリリースタイミングの問題は、実は10年も前から浮上している話です。日本でも劇場公開とネット配信やソフト発売を同日に行うという例は存在し、特に動画サブスクリプションサービスが映画業界に進出してきてからは、配信と劇場公開のタイミングがむしろ逆転するということも起こっており、問題は複雑化しています。

 ただ、映画製作会社・配給会社と、映画館は別会社でなくてはいけないという法律が存在しているアメリカとは異なり、日本では大手シネコンチェーンを大手配給会社が運営していることが多い状況です。そのため、日本では新作映画のデジタル配信と劇場公開に関する問題がやや顕在化しにくい、というところがあるのではないでしょうか。

 現在の騒動後の具体的な数字はまだ出ていないので断定的なことはいえませんが、日本で本格的に動画サブスクリプションサービスが始まってからのこの5年間では、むしろ映画館の興行収入は上がり続けていました」(遠山氏)

 また、映画館の興行収入は好調な傾向にあり、2019年には2000年以降の調査では最高額である約2611億円という記録を打ち立てていた。しかし、1カ月以上にも及ぶ各地の映画館の営業休止や、相次ぐ新作映画の公開延期によって、今年の興行収入の大幅減は免れない。

 新型コロナウイルス感染症の流行によって、これまで好調下にあった映画館が一転し、衰退の危機を迎えるのではないかという声も決して少なくない。だが、遠山氏は映画館文化が途絶えることはないと力強く語る。

「短期的な予想をするなら、年に1~2回程度映画館を訪れていたライト層やファミリー層、シニア層のお客様の来場が激減するのは確実かと思われます。座席空け販売が続くと、デート需要も減少するかもしれません。ただし、あえてこういう言い方をしますが、大局で見れば大きな変化はないと私は考えています。なぜならば映画館は“モノ”ではなく“場”を売るものであり、どうしても人は“場”を求めるからです。

 以前から映画館に通ってくださっていた映画ファンの方々は、レンタルや配信などで安く、便利に、気軽に映画が観られる状況でありながら、映画に集中して浸れる、より高い質で観賞できる“場”として映画館が必要であると考え、来場されていました。近年、劇場はそういったお客様の割合が高くなってきていた状況にあり、今後はその傾向がより強くなるでしょう。

 シネマシティでは3月、4月からの引き継ぎ作品と旧作だけのプログラムのため、あまり多くのお客様は来場されないと見積もっていました。しかし、実際には1回の上映で販売数の190席に対して、7割の約130名の方が来場されるような上映回もあり、予想を超えて多くのお客様に来場していただけたのです。

 終映後に拍手が起こる上映回もあり、映画館という“場”を求めている映画ファンは、やがて必ず帰ってきてくれるという確信を抱きました。ですから、映画館が死ぬことはありません」(遠山氏)

 映画館は人生に映画を必要としている人々に支えられてきた“場”であり、またその復調を信じる映画ファンが数多くいる。今は非常に厳しい状況だが、必ずや昨年までのような活気を取り戻す日が訪れるだろう。

(文=佐久間翔大/A4studio)

ローラ、事務所退所の真相…“奴隷契約”騒動で確執か、某有力事務所移籍との見方も

 やはり事務所との確執は解消されていなかったのだろうか――。

 タレントのローラは1日、自身のインスタグラム上で、6月30日をもって所属事務所LIBERAを退所したと発表した。

 ローラは「14年間という道のりの中で、一緒に頑張って歩んできた事務所のみなさんにとても感謝をしています」「そして私自身も夢に向かって楽しく歩んでいきたいなと思っています。これからも応援よろしくお願いします」などと綴っている。

 ローラといえば、2017年に突如、自身のTwitter上で

「最近裏切られたことがあって心から悲しくて沈んでいるんだけど、わたしは人には絶対にしない」(原文ママ、以下同)

「いま誰のことも信じられないないくらい怖いんだ」

「黒い心を持った人とは絶対に一緒にいたくない。10年の信頼をかえしてください」

などと投稿。その直後、ローラがLIBERAに対し、実質20年間の専属契約で不当に拘束されているとして契約終了を求める申し入れ書を送付していたことが発覚。メディアではローラが“奴隷契約”に縛られていたと取り沙汰され、世間の注目を浴びた。

「もともとLIBERAはローラのおかげで急成長したモデル専門の事務所で、社長とローラは同志のような関係でした。その一方、2人とも自分の意見を曲げない性格で、たびたび衝突してしまうこともあった。そのたびにローラを担当していたマネージャーが2人の間を取り持っていたのですが、2016年の映画『バイオハザード: ザ・ファイナル』への出演をめぐり一悶着あり、そのマネージャーが退職してしまった。それによって、ローラと社長がぶつかっても緩衝材的な存在がいなくなり、修復が困難なほど関係が悪化し、17年のローラの独立騒動に発展したのです」(週刊誌記者)

 ローラと事務所の関係がこじれた背景について、テレビ局関係者は語る。

「ローラがブレイクした14~15年頃から、本人はバラエティ番組などにも積極的に出演したいという思いを持っていたものの、事務所がビジネス的な事情を優先してCMなどが中心の活動となり仕事をセーブさせられ、さらには『バイオハザード』への出演は果たせたもののハリウッド進出が思うように進まなかったことで、ローラのなかで事務所に対する不信感が積もっていた。さらにローラが信頼していたマネージャーなど複数のスタッフが事務所を辞めたことも影響していたといわれています」

ローラの移籍先としてベストな場?

 一時は独立が確実視される状況だったが、18年にはローラが事務所との和解をTwitterで発表し、今日に至っており、関係は修復したかにみえていた。

「現在、ローラはアメリカのロサンゼルスに拠点を移していることもあり、内情はよくわかりませんが、今回退所したということは、結局3年前の独立騒動でできた事務所との確執が残ったままだったということでしょう」(前出と別のテレビ局関係者)

 そんなローラの気になる今後について、同関係者は語る。

「独立騒動が持ち上がった当時、ローラはテレビ番組でも共演して慕っていた堺正章に相談し、2人が食事する様子も報じられていました。そして、堺の元マネージャーが会長を務める某有力事務所かその系列のモデル事務所に移籍するという情報が、業界内で流れていたのは事実です。

 今後、ローラがどこの事務所に所属するのか、もしくは独立して事務所を立ち上げるのかはわかりませんが、その有力事務所にはハリウッドで活躍する日本人俳優も所属しており、ハリウッド進出が夢だったローラの移籍先としてはベストな場といえるでしょう。一方、事務所側としても、多くのCMから引っ張りだこの売れっ子でポテンシャルも高いローラを獲得できれば願ったり叶ったり。もしローラがその事務所に移籍すれば、双方にとってこんなに良いかたちはないと思いますよ。そのため以前から、いつかはその事務所に移籍することになるのではないかという見方もありました」

 ローラのさらなる飛躍に期待したい。

(文=編集部)

 

「安倍さんから」…河井元法相が金を渡した地元首長や議員の“告白”にバービーが「安倍首相の名前で金を受け取らせたのは圧力」と喝破

 河井克行・前法相と河井案里参院議員の買収事件で、地元の首長や議員が金銭授受を認め、次々に辞任している。  29日、克行容疑者から「安倍さんから」と言われ現金の入った白い封筒を渡されたと証言していた繁政秀子・広島県府中町議が辞職したばかりだが、本日も、克行容疑者からの金銭...

パチンコ「継続率80%オーバー」のバトルモード!「破格の15R大当り」を内蔵した「役満」ドラムマシン!!

 だいたい「3」なのである。

 日本三景、三大祭り、世界三大発明、闘魂三銃士、母をたずねて三千里、ルパン三世、風間三姉妹。まあ「3」である。三度目の正直や石の上にも三年のような諺とか「松・竹・梅」「陸・海・空」「大・中・小」「報・連・相」「チャー・シュー・メン」など言葉にも「3」が多い。

 これはパチンコにも見られることで、「選べる3つのステージ」とか延田の「パチンコ123」とか三店方、おや、誰か来たようだ。ちょっと行ってくる。

 そんな「3」が盛り込まれたドラム機が『CR麻雀物語99ver. 役満乱舞のドラム大戦』で、風上三姉妹がライバルたちと闘牌を繰り広げる1種2種混合機である。

「三姉妹」だけで「3」が盛り込まれているなどと大言壮語を吐いたなてめえと思われる向きもあろうが、まあだいたい図星であるので、気持ちを切り替えて本機が秘める面白さに迫ろう。

 まずはその連チャン仕様。時短4回+残保留4回で展開される「麻雀GP」は継続率と出玉力を両立させた、魅惑の連チャンモード。右打ち中の最大出玉15Rの振り分けが16%と甘デジでは高い比率となっているうえに、時短4回+残保留4回のトータルループ率は80%を超える破格の出玉性能となっているのである。

 この連チャンモードでは大当りを賭けた麻雀バトルが展開。出現する対戦相手や繰り出す技の強弱によって期待度が変化するというバトル演出では定番の型にそって戦いが繰り広げられるのだが、そこにはさまざまな法則が隠されていて、知ればよりアツくなれるのである。

 例えば対戦キャラが3回連続同じだと勝利濃厚となる。このとき、テンパイせずやデカパイコの場合はカウントされないので要注意。また、最後の8回転目に発展すると大当りが約束される特定の演出が用意されていて、保留変化が発生するとその色に関係なく連チャンとなるのである。

 ところでこの「麻雀GP」、最初だけ従来のRUSHと様相が異なる仕組みとなっている。突入率は初当りの50%、大当り中のチャレンジ演出が成功すれば麻雀GP突入となるが、突入後の初回だけは時短1回+残保留4回の構成で展開され、初回バトル勝利した2回目以降に正規の時短4+残保留4の8回転バトルとなるのである。

 要は、2つのステップをクリアしないと実質的な「麻雀GP」RUSH突入にはならないのである。本当の本機におけるRUSHの実力は2回目から発揮されることになるので気をつけよう。初当りの50%プラス初回RUSHの時短1回+残保留4回=65.2%、これが超えるべき壁となる。

 とはいえ、RUSHの破壊力はピカイチ。甘デジの階級を軽く超越した圧巻の出玉パフォーマンスを思う存分に楽しめること請け合いである。

 ほかにも、存在感抜群の黄金「7」図柄、液晶とドラムの融合が織りなすシンプルながらアツい演出群、ヴァイブスぶち上がりの多彩なランクアップボーナスなど見どころは「3」つどころではない珠玉のドラムマシンなのである。

(文=大森町男)

JRA武豊キセキも危機一髪!? 宝塚記念(G1)劇的復活の“裏”で「アノ馬」にオーナーが下した苦渋の決断……

 クロノジェネシスが圧勝を見せたグランプリ・宝塚記念(G1)の余韻が残る中央競馬だが、2着に入ったキセキの鮮やかな復活劇も大きな注目を集めたといえるだろう。

 同馬は単勝オッズ1.6倍の圧倒的1番人気に支持された今年の阪神大賞典(G2)を、ゲートから1秒以上も出ないという大出遅れを犯し、これにより「発走調教再審査」の処分が下された。管理する角居勝彦調教師は今後についても「白紙です」と話したほど深刻な状況だった。

 陣営は復活への起爆剤として、川田将雅騎手から武豊騎手への乗り替わりを決断。そして、武豊騎手を背にゲート再審査に合格。天皇賞・春(G1)への参戦が正式に決まった。初コンビとなった同レースでキセキは好スタートを決め、結果こそ6着に終わったとはいえ、次走の宝塚記念(G1)に向けての前進を感じられるレース内容を見せた。

 武豊騎手とのコンビ2戦目となった宝塚記念では、好スタートとはいえないまでもしっかりとゲートから飛び出した。我慢の利かなかった天皇賞・春とは一転して後方でピタリと折り合うと、勝負どころとなった3コーナー過ぎから一気に追い上げる。クロノジェネシスに離されたとはいえ、完全復活に弾みをつける復活走を披露した。

 宝塚記念のキセキが懸念されたスタートを克服した一方で、前日の土曜東京9R清里特別(2勝クラス)では関係者をざわつかせる出来事があった。ニシノジャガーズ(騙5、美浦・萱野浩二厩舎)が、ゲートが開いても一向に出る素振りを見せないまま、競走除外となってしまったのである。この件について、過去の発進不良履歴を考慮された結果、6月28日から裁定委員会の議定があるまでの間、出走停止の処分が下された。

 前走の大島特別でも同じく大きな出遅れを犯して出走停止処分を受けていただけに、同馬を所有している西山茂行オーナーにとってもショッキングな結果だったようだ。詳細についてはブログ内の記事をご覧いただきたいが、記事内で萱野調教師、岩部騎手、西山牧場スタッフと話し合った結果、登録抹消して乗馬にすると発表された。

 西山オーナーも「能力のある馬で残念ですが、ゲートが出ないので仕方ありません」と能力を惜しみつつ、「何より馬券を買ってくれた方々に申し訳なく。本当にすみませんでした」とニシノジャガーズの馬券を購入したファンに向けてメッセージを送った。

 印象的だったのは、「動物と話ができる人ハイジに頼んだらどうでしょうか?」という提案に対し、「ここまでさんざん縛りつけたり、叩いたりして、その上なす術なしと去勢までしたニシノジャガーズが、人間に言うことを想像したら、聞ける言葉は想像がつきます」と触れていた部分だ。

 サラブレッドの生産に携わっている西山オーナーの言葉だけに、考えさせられる内容である。我々も含めて一般のファンは競馬の華やかな部分ばかりに目を奪われがちだが、その裏で関係者の努力やサラブレッドへの想いにまでは気付かないことも多い。

 馬券の的中に一喜一憂するのみではなく、こうした関係者のお陰で競馬を楽しめていることにも感謝の気持ちを忘れずにいたいものである。

JRA川田将雅、G1では“不要”だった!? 宝塚記念(G1)が象徴した上半期すべて「馬券圏外」の大不振。脱却のカギは……

 上半期の総決算・宝塚記念(G1)が終わり、中央競馬は2020年の折り返しを迎えた。

 今年は2月末から無観客競馬がスタートし、3歳ではコントレイル、デアリングタクトがともに無敗でクラシック2冠を達成。また古馬ではアーモンドアイがG1・7勝を飾るなど、競馬の歴史に新しい1ページが刻まれた。

 また、リーディング争いも前半戦が終了し、トップは95勝のC.ルメール騎手。2位の川田将雅騎手が88勝で追いかける形になっている。60勝の武豊騎手が3位のため、2位とは28勝差もの大差がついており、早くもこの段階で上位2名での決戦の様相だ。

 先週はルメール騎手が3勝、川田騎手が2勝とともに勝ち星を上乗せしており、まだまだこの先どうなるかわからないだろう。だが、今年G1・3勝を含む重賞7勝を挙げるルメール騎手に対して、川田騎手はG1未勝利で重賞3勝と大舞台での活躍では水をあけらているのが気になるところだ。

 その不振の象徴ともいえるレースが、先週の宝塚記念である。

 川田騎手のブラストワンピースは16着に惨敗。その一方で、かつて同騎手が主戦を務めていたキセキが復活を印象付ける2着、さらにブラストワンピースの元主戦である池添謙一騎手のモズベッロが3着に入った。かつてのお手馬とブラストワンピースの元相棒が活躍する中、川田騎手は全く見せ場なく終わってしまったのだ。

 今年の川田騎手はチュウワウィザードで川崎記念(G1)、クリソベリルで帝王賞(G1)を勝っているが、JRAのG1での成績は9回騎乗し、すべて「馬券圏外」。最高着順はオークス(G1)のリアアメリアが4着に入ったもので、芝G1は現在「34連敗中」である。また、重賞でも3月にダノンスマッシュで制したオーシャンS(G3)以来、「18連敗中」と不名誉な記録を更新中だ。

「春も重賞では不振にあえいだ川田騎手ですが、秋以降も厳しい戦いとなりそうですね。最後に重賞を制したダノンスマッシュは乗り替わりとなってしまいましたし、芝中距離路線のパートナーであるブラストワンピースも宝塚記念で惨敗。オークスでリアアメリアが好走しましたが、得意な府中でのこと。秋華賞(G1)が行われる京都の内回りコースが合うかは疑問が残ります。

また、皐月賞(G1)をパスしてまで臨んだアンタレスS(G3)では、期待馬ベストタッチダウンに騎乗するも14着に大敗ですし、新コンビを組んだアドマイヤマーズでも結果を残せませんでした。そのため、ダートのクリソベリルを除けば、G1に期待できそうな有力馬がほとんどいない状況です。G1どころか重賞での苦戦も続いてしまいそうですね」(競馬記者)

 昨年は12勝差でリーディングをルメール騎手に譲り、重賞勝利数でも1勝下回っていた川田騎手。だが、今年のこの状況を考えると、重賞勝利数ではさらに差を広げられることになってしまうだろう。

 しかし、これから2歳戦が本格化する。有力なパートナーを確保できれば、2歳重賞で差を縮めることも十分に考えられるだろう。実際に、期待馬シュヴァリエローズで新馬戦を勝利しており、今後の活躍にも期待がかかる。

 下半期の川田騎手の巻き返しは、夏競馬から勝負どころかもしれない。

平野紫耀と中島健人が狙われる? 『未満警察』出演女優にジャニヲタ疑惑浮上で大炎上

正解のないWEBマガジン~wezzyより】

『未満警察 ミッドナイトランナー』(日本テレビ系)番組ホームページより

 Sexy Zone中島健人とKing & Prince平野紫耀のダブル主演ドラマ『未満警察 ミッドナイトランナー』(日本テレビ系)。同ドラマで警察学校の生徒役として出演している女優に“ジャニヲタ疑惑”が浮上し、ファンの間で炎上している。

 ジャニヲタ疑惑が浮上したのは、松井結麻という19歳の女優だ。今月28日、あるTwitterアカウントが松井のアカウントだというTwitter投稿のスクリーンショットを公開。<好きすぎてやばい、、、けんてぃーもしょーくんもかっこよすぎて選べん><わんちゃん他のジャニとも繋がれる説 最高すぎん??><てかはよコロナ収まれーーもっと撮影したいーーはよ会って近くで拝みたいーーー><てかライブで会うのコスパ悪すぎww絶対直で会って繋がった方がいいwwwまじで2人優しいしやばい>といった文章が綴られていた。