六代目山口組分裂騒動が迎えた大きな岐路…神戸山口組から中心勢力が相次ぎ離脱した影響

 7月22日、神戸山口組からの離脱を正式に表明した五代目山健組が、兵庫県高砂市で決起集会とも受け取れる会合を開催したのは既報の通りだ【参考記事「新生・五代目山健組がついに誕生」】。さらに27日には、神戸山口組発足の中心人物のひとりである池田孝志組長率いる池田組が、神戸山口組から離脱することが明らかになった【参考記事「神戸山口組の「大御所」が離脱…」】。そんななか28日には、五代目山健組内で神戸山口組への残留を決めたと見られる勢力が、兵庫県明石市で会合を開催した。

 この会合には、高砂市での決起集会に参加しなかった直参組長をはじめ、22日の会合を途中退席した組長が複数出席したことが捜査当局によって確認されている。

「この会合に出席した神戸(山口組)残留派は、10数名と見られており、数では、神戸を抜けた勢力のほうが上回っていると聞いている。まだ会合の内容までは漏れ伝わってきていないが、離脱騒動に関係していることは間違いないだろう」(業界関係者)

 ただ神戸山口組では、拘置所から離脱を指示したとされる五代目山健組・中田浩司組長になんらかの処分を下すことを現在までしていない。それについて、ヤクザ事情に詳しい専門家はこのように指摘する。

「2017年に絆會の織田絆誠会長らが神戸山口組を離脱した際は、すぐに神戸山口組執行部からの絶縁処分が関係各所へ伝えられています。しかし、今回の中田組長のケースは明らかに違います。中田組長は現在、接見禁止状態ですが、それが解除され、弁護人以外の組織の人間が面会ができるようになれば、社会や組織の状況を正確に把握することができるわけです。そうなった時に中田組長が心変わりすることも考えられると見ているのではないでしょうか。実際、これまでも山健組内部からはそうした声が漏れ伝わってきていました。それに山健組といえば、神戸山口組の軸となる勢力です。その勢力の多数派が、中田組長の意向に付き従い離脱したのですから、その扱いについては、否が応でも慎重になる必要があるのではないでしょうか」

 特に中田組長は、現在、六代目山口組分裂抗争の事件に関与したとして社会不在を余儀なくされている。いうなれば、組織のために身体を賭けた功労者となるのだ。だからこそ、今回の中田組長の離脱の意向は多くの支持を集めたともいえるだろう。そんな山健組だが、今後の動向はどうなるのか。前出の業界関係者はこう話す。

「神戸山口組から離脱した勢力も、残留の意向を示している勢力も、いったんは袂を分かつ形になったといえ、五代目山健組として、どうにかひとつにまとまることはできないかという考えは同じではないだろうか。ただ、どちらの会合にも出席していない組長らが存在しており、そのなかには、この機会に引退する意志を示している組長もいるといわれているようだ」

 確かに、山健組がこうした状態になるとは誰が予想できただろうか。自身が心血を注いで支えてきた、一時は「山健にあらずんば、山口にあらず」といわれたほどの名門組織が2つに分かれるという前代未聞の出来事を受けて、渡世から身を引くことを考える親分がいてもおかしくはないのかもしれない。特に、神戸山口組設立後、数年間は神戸山口組のトップである井上邦雄組長が、山健組の四代目組長を兼任していたのだ。その後、2018年に若頭を務めていた中田組長に五代目を継承したのだが、トップの出身母体ということは、神戸山口組において中枢のなかの中核ということになる。つまり、神戸山口組の顔は山健組であったのだ。

「井上組長から代目を継承した中田組長が、拘置所から神戸山口組の離脱を決めた背景には、当初問題視されていた、上層部に収める高額な組費(会費)以外の事情もあったのではないか。現にその後、組費が減額されたらしいのに、離脱は回避できなかった。そのほかにも余程のことがあったのではないか」(同)

 今回の五代目山健組の騒動は、今後の神戸山口組の運営にも大きく影響していくだろう。直接的な因果関係は定かではないが、現に神戸山口組随一の資金力を誇っていたといわれた池田組も神戸山口組を離脱している。今後も離脱する組織が出てくるのではないかと噂されるのは、必然ともいえるだろう。

 また、六代目山口組と神戸山口組が抗争状態にあると見て、両組織を特定抗争指定暴力団に指定している警察当局は、今回の離脱劇をどのように見ているのか。

「五代目山健組の一部勢力も池田組も、神戸山口組から出たとはいえ、すぐに特定抗争指定の対象外とはしないと思われます。しばらくの間はその動向を見つつ、ゆくゆくは独立組織として指定暴力団に指定し、官報に公示することも検討していく考えではないでしょうか」(ヤクザ事情に詳しい専門家)

 分裂問題は、大きな分岐点を迎えているといえるだろう。

(文=山口組問題特別取材班)

某テレビ局、PCR検査数拡大のための情報操作が露呈…村中璃子医師のツイートが話題

 京都大学大学院医学研究科ゲノム医学センター非常勤講師で、ジャーナリストとしても活動する村中璃子医師のツイートが話題を呼んでいる。

「以前PCRの検査キャパシティを上げることには賛成ですが、無症状にどんどんやって実施件数増やせとは言えませんと言ったら『じゃあ出演は結構です』といってきた番組が2つくらいありました。同じ局でした。結局その局の番組には出たことがありません」

 あるテレビ局が、村中医師に番組出演を打診しながら、意に沿う見解を示さないことから出演を断ってきたというのだ。この発言を受け、「専門家の見解を求めるのではなく、結論ありきで番組をつくっているのがよくわかる」「感染者数を増やして不安を煽りたいというテレビ局の意向が透けて見える」「番組にとって都合の良い発言をしてくれる人しか出演させないというのは情報操作ではないか」など、インターネット上にはテレビ局に対する批判の声が渦巻いた。

 実際に、無症状の人にまでPCR検査を拡大することに対しては、デメリットが多いと指摘する医師が少なくない。

 くしくも、2週間に一度、定期的にPCR検査を行っているJリーグで、選手全員の陰性を確認した3日後に、名古屋グランパスの宮原和也選手が新型コロナウイルスに感染していることが判明し、無症状の感染者を見つけることの難しさが露呈したばかり。

 クラブによると宮原は、22日にPCR検査で陰性と確認されたが、24日の朝に発熱および頭痛の症状を訴え、同日に再度PCR検査を実施したところ、25日に陽性と確認されたという。つまり、症状が出た後でようやくウイルスへの感染が確認されたわけで、無症状の人に定期的にPCR検査を行い、陰性だったからといって安心できない状況が浮き彫りになったといえる。

 そんななかで、「無症状の人にまで検査を拡大させるべき」との見解を持つ医師のみに照準を絞って番組に出演させるテレビ局の実態が明かされたことで、情報番組に対する不信の声が高まっているのだ。

 ただでさえ、インターネットで多くの情報が瞬時に広まるようになったことで、テレビ番組の発した情報の正誤がすぐに判断されるようになった。それにより、誤情報が多い局は信頼度が落ちてきている。そんななか、情報操作を行っているようにとれるキャスティングをしていれば、視聴者のテレビ離れはさらに加速していくのではないだろうか。

(文=編集部)

JRA「千直マイスター」がかえって裏目!? ライオンボスはなぜアイビスS(G3)で控える競馬を試したのか

 26日、新潟競馬場で行われたアイビスサマーダッシュ(G3)は菱田裕二騎手の2番人気ジョーカナチャンが制して重賞初制覇を飾った。

 相棒の力を信じて真っ向勝負に徹した菱田騎手の好騎乗も光った。同馬を管理する松下武士調教師によると、次走は8月23日に小倉競馬場で行われる北九州記念(G3)を目標に予定しているとのこと。

 その一方、単勝オッズ2.4倍の1番人気に支持されたライオンボス(牡5、美浦・和田正一郎厩舎)にとっては非常に厳しい結果となった。2番人気とはいえジョーカナチャンの単勝は7.8倍であり、戦前の下馬評ではライオンボスの勝利が濃厚と見られていたなかでの敗戦だ。

 折りしもこの日のWIN5は、先週19日の対象レースが大波乱に終わり、的中者なしのキャリーオーバーとなっていた。4億6409万1040円が繰り越されたこともあり、この日の売上はWIN5史上2位となる約33億8133万円を記録した。それだけに対象5レース目となったアイビスサマーダッシュのライオンボスでWIN5的中を狙ったファンが大勢いたであろう。

 レースは好スタートを決めたジョーカナチャンが外ラチ目掛けて積極果敢に先手を主張した。これに対してライオンボスはスタートこそ決めたものの、鞍上の鮫島克騎手は逃げには拘らなかった。ライバルを先にやり、内から外を狙ってきたラブカンプーよりも後ろの位置取りだった。

 勝負の分かれ目となったのはおそらくここだろう。ライオンボスが主張しなかったことでジョーカナチャンはまんまと大外のポジションを奪い取ることに成功したのである。気分良く先頭を走るジョーカナチャンに対し後手に回ったライオンボスはアタマ差で勝利を逃がしてしまった。

 惜敗の結果に鮫島克騎手は「前半はジョーカナチャンの方が速く、行けませんでした」と振り返ったが、強気に乗った菱田騎手と控える競馬を選択したライオンボスとの差が明暗を分けたかもしれない。

 迫力十分だった昨年の追い切りに対し、今年は軽い調整に留めていた。陣営は予定通りとジャッジしたが、前に馬を置いて交わす追い切りを危惧する声も少なからずあったことは確かだ。

「追い切り後に和田調教師がハナに行ければそれでいいが、番手の形もありうるとコメントしていたことからも、控える競馬を想定していた可能性が高く、鮫島克騎手のハナ争いに拘らなかったことにも合点がいきます。

これは1000m戦の距離しか勝ち星のないライオンボスの距離延長を見据えての作戦だった可能性が高そうです。千直のエキスパートといえども新潟の舞台しかないのでは、どうしても活躍の場が限られてしまいますからね」(競馬記者)

 ライオンボスの戦績は新潟の千直に限れば【4.2.0.0】とほぼ完璧な結果を残している。ダートの1000mで4戦2勝とはいえ、未勝利と1勝クラスでのもの。また、1000mを超える距離では見せ場すらない惨敗ばかりと極端だ。

 唯一、輝ける場所として辿り着いたのが新潟の千直だったが、結果を残したがために今度は斤量を背負わされるリスクが立ちはだかった。秋のルミエールAD(L)にしても昨年は58キロのハンデを背負って2着に敗れた。今年出走した場合は60キロを背負うことになる。

 韋駄天S(OP)では外枠でハンデも軽かったジョーカナチャンを捉え、アイビスSDではライオンボスが外枠の上にハンデも4.5キロ差から3キロ差に縮まり、条件は好転していた。

 にもかかわらず、先を見据えたがための控える競馬で2着に敗れたことは、陣営にとっても大きな誤算となったのではないだろうか。

「安住の地」だったはずの新潟で花開いた千直マイスターにとっては苦難の秋が待っていそうだ。

小倉優香がラジオの降板訴え「辞めさせて」 朝倉未来との熱愛が影響?

正解のないWEBマガジン~wezzyより】

小倉優香Instagramより

 タレントの小倉優香が、7月29日放送のラジオ番組『アッパレやってまーす!水曜日』(MBSラジオ)で、生放送中に「事務所に言っても辞めさせてくれない。辞めさせてください」と、降板を願い出た。小倉は昨年5月から同番組に水曜レギュラーとして出演している。

 小倉優香は番組の一番最後、終了まであと1分ほどというところでケンドーコバヤシから「お知らせの方はいかがですか?」と振られ、番組を辞めたいと話した。

<(自分は最近)朝早く起きて、夜早く寝るという生活をしていて、ラジオがつらくなったので辞めたいと事務所に言ったんですけど、3~4カ月(番組スタッフに)話してくれないので、ここで言います。辞めさせてください>

 共演者にとって寝耳に水の申し出だったようで、共演のケンドーコバヤシのみならずAKB48の柏木由紀とアンガールズの二人は驚きのリアクション。山根良顕に「卒業したいってこと?」と問われた小倉は、「卒業したいんです。はい」と明言した。

ハザードマップの色の濃いエリアに家を買ってはいけない!浸水被害の大半が想定地域!

 地球温暖化による気候変動の影響もあって、近年のわが国では大規模水害が常態化、毎年のように尊い命が奪われ、多くの人が住まいや田畑、仕事場などを失っています。ただ、調べてみると、その被害のほとんどはハザードマップの被害想定地域内で発生していることが分かっています。改めて、ハザードマップの重要性を確認しておく必要があります。

大規模水害が常態化している日本の現実

 2020年7月、九州や中部地方を中心に激しい豪雨に見舞われ、気象庁は、「令和2年7月豪雨」と命名しました。7月18日現在、死者は77人、心肺停止1人、行方不明7人、家屋の全壊585棟、浸水被害1400棟以上に達しています。

 わが国では、図表1にあるように、このところ毎年のように大規模な豪雨被害に襲われています。地球温暖化による気候変動の影響ともいわれ、今後もますます豪雨被害が増えるのではないかといわれています。

 新型コロナウイルス感染症では、最近は「ウィズコロナ」といわれ、ワクチンなどによって完全にコントロールできるようになるまで、「うつらない」「うつさない」の「新しい生活様式」が求められています。豪雨に関しても、気候をコントロールできない以上、豪雨に襲われても負けないだけの対策を立てておく必要があります。

水害に遇わないための住まいづくりは簡単じゃない

 そのためには、洪水に見舞われても流されない頑丈な家を建てる、浸水しても垂直避難できる3階建て、4階建てなどの高い建物にする、そもそも土台部分を嵩上げする――などの対策が想定されます。しかし、水害に負けないそんな住まいにするには、新築だと通常の建物の2倍以上の予算が必要になるかもしれませんし、リフォームではいくらお金をかけても、実現性は難しいかもしれません。

 いまひとつ、東日本大震災の津波被害に遇った地域の多くがそうだったように、集団で高台移転するなどの対策も考えられます。しかし、これは行政が主導して大胆な予算措置をしないと、現実性は乏しいでしょう。南海トラフなどによる大規模地震、津波が想定されるエリアでは、市町村などが集団で高台移転を計画するケースもありますが、実現は簡単ではありません。津波対策といっても、先祖代々住み続けてきた住まいを放棄するわけにはいかないという人も多いでしょう。それは水害対策においても同様です。

過去の水害の多くはリスクの高いエリアで発生

 そうなると、個人の判断で水害の可能性の低いエリアに引っ越すしかありません。政府は水害被害を少しでも減らすために、全国の自治体にハザードマップを作成して、住民にそれを周知底するように呼びかけています。そのハザードマップで安全なエリアを見つけて引っ越すのが、自己責任における安全・安心の確保につながります。

 というのも、ハザードマップの信頼性は高く、最近の水害被害の多くは、そのハザードマップにおいてリスクが高いとされているエリアで発生しているのです。図表1にある「平成30年7月豪雨(西日本豪雨)」に関する中央防災会議の報告書では、次のように記載されています。

「多くの被害は、災害リスクが高いと公表していた地域で発生した。例えば、岡山県倉敷市真備地区の浸水範囲は、ハザードマップで示されている浸水想定区域と概ね一致しており、犠牲者のほとんどが非流出家屋の屋内で被災した可能性がある。また、土砂災害の死者のうち、約9割が土砂災害警戒区域内等で被災した」

 逆にいえば、ハザードマップでリスクが低いとされるエリアに住んでいれば、絶対とはいえないまでも、概ね被害に遇わないと考えていいわけです。

令和2年7月豪雨でも被害はほとんど危険エリア

 これは、20年7月の「令和2年7月豪雨」にもあてはまります。ある防災の専門家は、「まだ調査途上」としながらも、「死者や行方不明者は、ほとんどハザードマップ等で示されている危険箇所で発生しており、予想もつかないところで、多数の被害が生じてるわけではない」としています。

 つまり、水害に遇わないためには、水害が想定されるエリアに住まなければ、ほとんど心配はないとしているのです。実際、熊本県球磨村の特別擁護老人ホーム「千寿園」では、14名の死者を出しましたが、自治体のハザードマップでは、被害想定エリアのなかに入っています。死者を出したり、そのほか床上・床下浸水した家屋のあるエリアは概ねリスクの高いエリアに指定されていました。

 逆にいえば、同じ球磨村でもハザードマップでリスクが低いとされているエリアでは、さほど深刻な被害を受けていない場所もあります。

 このため、国土交通省では、20年7月17日、宅地建物取引業法施行規則の一部を改正、不動産取引時において、水害ハザードマップにおける対象物件の所在地を事前に説明することを義務付ける命令を公布しました。施行は8月28日となっています。

リスクの高いエリアの物件は売りにくくなる?

 このハザードマップ、国土交通省のハザードマップポータルサイトでチェックすることができます(国土交通省ハザードマップポータルサイト)。都道府県名、市区町村名をクリックしていけば、そのエリアのハザードマップを見ることができます。今後は、不動産取引に当たっては、図表2のガイドラインにあるように、そのハザードマップの最新版を印刷の上、重要事項説明時にそのマップのどこに売買の対象物件があるかを示すことを義務付けるわけです。

 ハザードマップでは、浸水の可能性のあるエリアは赤などが色濃く塗り分けられていますから、そのど真ん中に位置するような物件だと、かなり売りにくくなるのではないでしょうか。場合によって、そうしたエリアの物件の価格が下がる可能性すらありそうです。それぐらい、インパクトが大きい今回の説明の義務化だと考えられます。 

人気が高まっている下町方面は要注意?

 たとえば、東京都の江東5区(江東区、江戸川区、墨田区、葛飾区、足立区)では、荒川と江戸川が氾濫した場合、ほとんどの地域が水没し、人口の9割以上、250万人が被害に遇うとされています。最大で10m以上の浸水に見舞われ、長いところだと2週間以上浸水が続く――とされています。

 最近は下町人気が高まり、江東区の豊洲や門前仲町、足立区の北千住などが各種の「住みたい街ランキング」などで上位に入るようになっていますが、こうした水害のハザードマップをチェックすれば、ちょっと住むのをためらう人も出てくるのではないでしょうか。

 いずれにしても、これからマイホームを選ぶのであれば、必ずハザードマップをチェック、安全・安心に暮らせる場所選びを心がけるのがいいでしょう。

(文=山下和之/住宅ジャーナリスト)

JRA クイーンS(G3)藤岡康太騎手カリビアンゴールド「継続騎乗」はプラスとなるか!? 激走を予感させる「反撃材料」とは

 8月2日、札幌競馬場で開催されるクイーンS(G3)に昨年の3着馬カリビアンゴールド(牝6歳、栗東・鮫島一歩厩舎)が乗り込んできた。

 前走の巴賞(OP)では3着に敗れたとはいえ、積極的なレース運びで粘り込んだ。昨年好走した舞台でさらなる前進も期待できそうである。

 その一方で、藤岡康太騎手の調子が上がってこないのは気になる材料だ。

 藤岡康騎手は、2017年、2018年に函館リーディング5位と、函館を得意としていたジョッキーだったが、今年は11位と落ち込んでいる。

 また、人気馬での取りこぼしも多く、ファンや関係者にいまひとつアピールが出来ていない。全国リーディングでも23位ということもあり、「騎手買い」するには心許ないと思われても仕方がない部分もあるかもしれない。

「実は藤岡康騎手ですが、札幌の重賞成績はそれほど悪くないんですよ。2017年から19年の3年間で【1.1.1.5】なら、騎乗馬の人気を考えるとむしろ得意といえるくらいです。

先日の函館記念(G3)では13番人気のドゥオーモを思い切った最後方待機策から2着に持ってきたように、大胆な騎乗も持ち味です」(競馬誌ライター)

 カリビアンゴールド自身も札幌コースは【1.0.1.1/3】、函館コースは【0.3.2.0/5】と洋芝のコースの適性は高い。2つを合わせた場合【1.3.3.1/8】となり、馬券外に凡走したのは1回のみと抜群の相性を誇っている。

 休み明けだった前走の巴賞ではズブい面をみせていたが、レース後に「使って(次走は)変わってくる」と藤岡康騎手がコメントを残したように、休み明けを使われて反応も良くなりそうだ。

 それだけに、人馬ともに条件が好転するクイーンSでこのコンビが好走しても決して不思議ではないだろう。

 藤岡康騎手としてもスワーヴアラミスで制したマーチS(G3)以来となる重賞勝利を北の大地でつかみたいところだ。

JRAドゥラメンテに種牡馬成功の兆し見えた!? 適性は父キングカメハメハではなく、まさかのアノ馬そっくり?

 昨年亡くなった2大種牡馬ディープインパクト、キングカメハメハの後継種牡馬争いは、新種牡馬を含め混戦となっている。とりわけ、その中でも大きな注目を集めていたのがドゥラメンテモーリスだった。

 ドゥラメンテは父キングカメハメハ、母系にはダイナカール一族の血が流れている。対するモーリスは父スクリーンヒーロー、母系はメジロの名門が連なるようにいずれも日本競馬を代表する血統といえるだろう。

 だが、現実は厳しい結果が待っていた。6月に入り新馬戦が始まると下馬評の高かった新馬がことごとく凡走し、ドゥラメンテ産駒は【1.0.0.13/14】、モーリス産駒は【0.4.3.11/18】と期待を大きく裏切る結果となった。

 変化の兆しが表れたのは7月に入ってからだ。モーリス産駒がようやく1勝を挙げたとはいえ【1.2.1.7/11】と低空飛行を続けたのに対し、ドゥラメンテ産駒は【4.4.4.5/17】の快進撃を見せたのである。

 一気に低評価を覆したドゥラメンテ産駒に一体何が起こったのだろうか。

 6月の開催は東京、阪神、函館の3場、7月の開催は福島、阪神、新潟の3場で出走している。開催競馬場でどのような変化があったのか。競馬場ごとに成績を振り返り、傾向を探ってみたい。

函館【0.0.2.3/5】、勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率40.0%
福島【1.1.0.2/4】、勝率25.0%、連対率50.0%、複勝率50.0%
新潟【2.1.2.0/5】、勝率40.0%、連対率60.0%、複勝率100.0%
東京【0.0.0.0/6】、勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率0.0%
阪神【2.2.0.7/11】、勝率18.2%、連対率36.4%、複勝率36.4%

 目立ったのは6戦未勝利で馬券内の好走すらなかった東京での不振と、出走した5頭すべてが馬券内に入った新潟での好走だ。同じく長い直線と高速決着になりやすい競馬場にもかかわらず、明暗を分ける結果となった。

「新潟適性が高いことは間違いなさそうですが、かといって東京が全くダメという訳でもなさそうなんです。6月の東京開催は梅雨の影響もあって渋った馬場での開催も多かったです。対して7月の新潟開催は天気にも恵まれて良馬場での開催でした。

福島や函館のようなローカルの平坦小回りや短距離のレースは、器用さがない産駒が多いこともあって苦手にしている可能性がありますが、東京や阪神、新潟のような伸び伸びと走れるコースは得意でしょう」(競馬記者)

 総合的に考えると良馬場開催で広いコースの切れ勝負を得意とし、小回り平坦の忙しいコースや渋った馬場は苦手の傾向が強い。

 このような産駒の傾向から種牡馬ドゥラメンテのイメージは父のキングカメハメハよりも、ディープインパクトの特徴に通じるものがありそうだ。

横浜銀蝿、NHK生出演で政権風刺たっぷりの大暴れ!「昔よりカッコイイ」「最高すぎる」と絶賛の嵐

 結成40周年を機にオリジナルメンバー4人が期間限定で再結集したものの、新型コロナウイルスの影響でほとんどの活動が延期になっていた横浜銀蝿

 そんな彼らが28日に放送された音楽番組『うたコン』(NHK総合)に「横浜銀蝿40th」として生出演。風刺の効いた『ツッパリHighSchool Rock’n Roll (在宅自粛編)』をブチかまし、Twitterでトレンドワード入りするなど大反響を呼んでいる。

 横浜銀蝿(正式名称:THE CRAZY RIDER 横浜銀蝿 ROLLINGSPECIAL)は、リーゼントに革ジャン、サングラスというツッパリ衣装をまとい、1981年にリリースした『ツッパリHighSchool Rock’n Roll (登校編)』などで一世を風靡。わずか3年ほどで解散したが、現在も伝説のカリスマ不良バンドとして語り継がれている。

 今年で全メンバーが還暦超えとなるが、コワモテな雰囲気は今も健在。久々の地上波生演奏でド派手なパフォーマンスを披露した。

 『在宅自粛編』は、出だしの名フレーズ「行ってきまーす!」が「在宅でーす!」に代わり、今日も元気にドカンをきめるわけではなく、早起きしてコロナ対策をしっかりしながらテレワークに励むという歌詞の内容に。

 この時点で、ネット上では「面白すぎ!」「やっぱ銀蝿かっこいい」「在宅で―すって笑」などといったコメントが数多く飛び交っていた。

 視聴者たちがもっとも沸いたのは、途中に挿入される“語り”のセリフ。『登校編』では母親に「勉強きらいな俺だけどさ、人にはそれぞれあった道ってもんがあるんだよ」などと呼びかける内容だが、それが以下のように風刺たっぷりに変更されていたのだ。

「母ちゃん、そんなに心配すんなよ。悪いニュースでいろいろ不安だろうけどさ、アベノマスクだって特別定額給付金の10万円だって、もう届いてるわけでしょ…えっ? どれもまだ届いてないの? え~~~!」

 ネット上では「ロックすぎる!」「横浜銀蝿のロックンロール魂を見た」「昔よりカッコイイんじゃない?」「アベノマスクと給付金で死ぬほど笑った」「見かけはツッパリなのに歌詞が超マジメ笑」「これにOKを出したNHKもスゴい」などと絶賛コメントが殺到。当日の出演者の中でも別格の大反響となった。

 昭和から平成、令和に時代が変わってもパワー全開で、コロナをぶっ飛ばしてくれそうな大暴れを見せてくれた4人。騒動が収束したら、生でライブを体感したいと思った視聴者も多そうだ。

JRAディープインパクト没後1年。ナッソーS(G1)に海外最後の「大物候補」が出走! “近代競馬の結晶”の娘がディアドラに立ちはだかる

 30日、ディープインパクトが他界してから丸一年となる。

 現役時代は14戦12勝(うちG1・7勝)を挙げ、種牡馬としては8年連続リーディングサイヤーに輝いており、今年もトップを独走中。競走馬としてのみならず、種牡馬としても超一流と呼ぶに相応しい名馬だった。

 今年のクラシックではディープインパクト産駒のコントレイルが無敗の2冠を達成。残された産駒も数が限られているため、後継として3冠の達成に期待が高まっている。

 その一方、日本から遠く離れたイギリスで1頭のディープインパクト産駒が父の命日にG1に挑戦する。

 30日、日本時間23時15分にイギリスのグッドウッド競馬場で行われるナッソーS(G1)にファンシーブルー(牝3歳、愛・D.オブライエン厩舎)が出走する。

 父ディープインパクト、母Chenchikova(母父Sadlers Wells)という血統のファンシーブルー。クールモアグループが母を日本に送り込んでディープインパクトと配合させて誕生したという経緯がある馬だ。同馬を管理するD.オブライエン調教師は、世界のA.オブライエン調教師の次男で、昨年11月に21歳という若さで騎手を引退し、調教師に転身したばかり。だが、早くもトップトレーナーの仲間入りを果たしている。

 昨年、A.オブライエン厩舎からデビューしたファンシーブルーは無傷の2連勝。今年からD.オブライエン厩舎に転厩し、初戦として愛1000ギニー(G1)に挑戦するも、2番人気ピースフルの2着に敗れた。勝ち馬を管理しているのは父。息子の初G1制覇に大きな壁が立ちはだかった。

 次走の仏オークス(G1)ではピースフルの他にも、コロネーションS(G1)勝ち馬アルパインスターら強力なメンバーが集結。だが、ゴール前で上位人気馬による激しい追い比べをファンシーブルーがクビ差で制し、人馬ともに待望の初G1制覇を飾った。

 レース後、D.オブライエン調教師は「今後についてオーナーと話し合って、計画を立てたいと思います。今日はとてもいい手応えで折り合っていましたし、当然、凱旋門賞も不可能ではありません」と秋の大舞台への挑戦の可能性も示した。

 ナッソーSを優勝すれば、凱旋門賞挑戦も現実味を帯びて来るだろう。だが、そこに立ちはだかるのが、前年覇者の日本馬ディアドラだ。

 ディアドラも今年の最大目標を凱旋門賞に設定。前走のエクリプスS(G1)は5着に敗れたが、ラスト100mでもう一伸びを見せている。叩き2戦目の今回はより良い状態で挑むことになるだろう。ファンシーブルーにとって、父の母国からの刺客が強力なライバルとなりそうだ。

 果たして、天国の“近代競馬の結晶”は自身の命日に行われるナッソーSで娘ファンシーブルーの勝利を後押しするだろうか。

落ち込んだ心は体を動かして回復 元格闘家が教える「心を鍛えるストレッチ」

 

「こんなことでへこたれるなんて!もっと心を強くしたい」
「この鬱々とした気持ちは、どうすれば変えられるの?」
「折れない鋼の心を手に入れたい!」

 安定したメンタルは、毎日を健康的に過ごすためにとても大切なもの。だからこそ、落ち込みやすい人や物事を引きずりやすい人は、「心を強くする方法」、「気持ちを明るくする方法」といったテーマの本を読んだりします。

 でも、忘れてはいけないのが、「心と体はつながっている」ということ。本を読むだけでなく、体にはたらきかけることで、心を整える方法もあります。

■落ち込んだ心は体を動かして回復

 心の状態は、科学的に説いてしまえば、いわば、脳の活動によるもの。そして、脳の活動は神経伝達物質などに支えられています。そして、脳は体から情報を得て、外界の状況を認識し、判断し、反応します。感情も、物事の捉え方も同様です。

 だとするならば、体を使うことで、落ち込んだ心、へこんだ心を動かすことだってできるはず。体を使って、心を強くすればいいのです。

 『科学的に証明された 心が強くなるストレッチ』(アスコム刊)は、こんな観点から書かれた一冊。おそらく、世界でも初めてとなる、心を強くするためのストレッチを紹介しています。体のためではなく、あくまで、明るくて、元気で、へこたれない、折れることのない、しなやかな心を作るためのストレッチです。

 著者のひとりの大山峻護さんは、元格闘家。アメリカの「キングオブザケージ」で、マイク・ボークを右ストレート一撃17秒で倒すという鮮やかなプロデビューを飾り、初参戦の「PRIDE.14」ではヴァンダレイ・シウバと対戦、「PRIDE.21」ではヘンゾ・グレイシーに判定勝ち、「HERO’S」ではピーター・アーツら強豪に勝利、「ROADFC」では初代ミドル級チャンピオンに輝くなど、今もなお語られる熱い戦いを見せた人気格闘家です。

 そんな大山さんは、現役時代、リング上で心が折れそうになった時、とにかく体を動かして、心を奮い立たせていたそうです。心と体がつながっていることを、体験的に悟っていたといいます。この本のメソッドは、彼の実体験がもとにあるのです。

 そこに、科学的な根拠を肉づけていったのが、明治大学の堀田秀吾教授です。「なんとなくそんな気がするけれど、それってホント?」といわれていることを、脳科学や心理学研究など科学的な見地から、鮮やかに説明します。

 ホルモンの動き、自律神経の動き…体で脳を、心をコントロールする方法について、納得できる科学的な説明がなされます。そして、もちろん。実際にやってみれば、効果を実感できるはず。

 紹介されているストレッチは、大山さんの元格闘家としてのキャラクターがふんだんに活かされています。例えば、「ワン・ツー・アッパー」「マグマスクワット」「ポジティブドカーン」など、名称からもわかるように、ユニークで楽しい動きを取り入れ、大人も子どもも思わず笑顔になれるストレッチになっています。さらに、いずれも1分程度~できる簡単なものばかり。

 心が落ち込んだ時は、とにかく、体を動かしてみる。すると、心が動き出し、整っていくのを感じられることでしょう。本書を片手に、それを実感してみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。