異端の“中卒”作家・沖田臥竜が15年かけて世に問う純愛小説『忘れな草』とは?

当サイトでは、山口組分裂騒動に関するレポートや犯罪分析など、社会派の書き手として活躍する作家・沖田臥竜氏。だが、同氏の物書きとしての出発点は「見知らぬ人を涙させる小説が書きたい」という想いにあったという。そんな想いを載せた小説が15年間の執筆期間を経て上梓されるにあたり、沖田氏本人が、今日までの道程をエッセイとして寄せた――。

『鉄道員』に受けた衝撃

 学生時代を振り返ってみても、哀しくなるくらい勉強というものをしたことがない。そもそも、学生時代と偉そうなことを書いているが、中卒だから、たった9年間しかない。その短い期間すら、宿題なるものに触れた覚えがまったくない。決して宿題がない学校ではなかったのに、それらに向き合う気さえなかったのだ。

 そのくせ、小学校1年生から、姉と一緒に塾に通わされていた。だが、そこでも勉強を教わった記憶がない。

 「お母さんが先生にお金を払ってるんやろう!だったら、怖い話してや!」
 「今なんて言うた !?」
 「うるさい! ばばあ! お金もらっといて、怖い話もできんのか!」
 「なんて! 誰に、ばばあなんて言ってるの!」

 鬼の形相で睨みつけてくる女性講師に、泣きながら踊りかかっていった記憶くらいしかない。

 学校でも塾でもノートにマンガばかりを書いていた。プロ野球選手になるものとばかり思っていたので、読み書きと、後は足し算引き算、かけ算割り算さえできていれば、なんとか社会で生きていけると考えていたように思う。そんな考えだから、おかげさんでろくな大人にならなかった……。

 ただ小さな頃から、作文だけは、褒められるというよりも、先生にびっくりはされていた。

 「これ、本当にあなたが1人で書いたの? お母さんかお姉ちゃんに手伝ってもらってない?」

 ばあちゃんが亡くなった時の思いを描いた作文は、学校に貼り出されたこともあった。はっきりと自覚したことはないが、物を書くのが嫌いではなかったと思う。好きと言うよりも、物を書いていると時間を忘れ、退屈な授業をやり過ごすことができると考えていたといったほうが適切だろう。

 作家になろうとはっきりと意識したのは、今から19年前の25歳の時だった。二十歳過ぎから読書を覚えたのだが、そこで出会ったのが浅田次郎著『鉄道員(ぽっぽや)』であった。それは衝撃的な出会いでもあった。文字だけで、読み手の脳裏へと入り込み、さまざまな場面を想像させて、挙げ句の果てには、泣かせて見せてくるのである。涙を流させるのである。

 早くに父親を亡くした私は、どんなことがあっても男は涙を流してはいけないと心に決めて生きていた。そんな決意すらも太刀打ちできずに、涙が止まらなかったのだ。

 それも、ノンフィクションならまだわかる。実在した登場人物に感情を移入させるのは、そこまで難しいことではない。だが小説は違う。完全な創作の世界だ。ひとりの書き手の頭の中で作り上げた物語で、泣かせにくるのである。そこに私はいたく感動させられてしまったのだ。そして誓った。自分も、ペンを武器に世に出てやろうと。

 当時のレベルは、多分人よりも作文がうまい程度だったと思う。それだけで勉強なんて全くしてこなかった。

 「オレは、作家になるねん!」

 そう周囲に宣言してみても、鼻で笑われるだけであった。誰ひとり本気にしていなかった。ただ自分自身だけは、ようやく夢を見つけることができた気がしていた。とにかくそこから、書く、読む、写すを延々と7年間繰り返すことになった。それが私の基礎になっていくのだが、書くことがしんどくて辛い時には、何度も挫けそうになりもした。

――そんなことをしてもムダムダ。やめとけ、やめとけ――

  隙を見ては、そんな感情が鎌首を擡(もた)げてくるのである。それでも、諦めたりはしなかった。それまでの人生は、途中で投げ出し、何度も諦めてきた結果がその時の現実であった。努力といっさい無縁だったのだ。一度くらい本気で努力してみてもいいのではないかと考え続けていた。

 どうしても、書くのが辛くて苦しい時には、ただひたすら空想していた。いつか自分が書いた小説が書店に並び、映画化されて、見ず知らずの人たちが、本を読んで、映画を観て、涙を流すシーンだけを想像して、自らを奮い立たせた。

 その時のイメージの中にあった小説が、まもなく発売される小説『忘れな草』となる。

ヤクザが主人公のピカレスク・ロマン

 これまで何千冊と小説を読んできた中で、やはり文芸の王道となるテーマは、出会いと別れの恋愛。そして、究極は生と死。

 『忘れな草』は、この2つのテーマをとり入れたのだが、これまでの名作と呼ばれる恋愛小説にはどう考えても太刀打ちできないし、世の藻屑へと埋もれてしまうだろう。そこで考えたのが、主人公をヤクザとした、リアルな恋愛小説。その上で、小説だからこそ描ききることのできる、ピカレスクな世界を取り入れた。

 29歳の時に書き始めた小説なので、かれこれ15年の付き合いになる。この間、何度も何度も書き直している間に、1カ月や3カ月で書き上げた本、半年かけた本、10年かけた小説などが、私の元を飛びたっていった。一方で、気がつけば、『忘れな草』を読み直しては、書き直すという作業に戻っていたのである。

 そんな物書きとしての原点であり、ライフワークだった『忘れな草』がついに出版される。やれることをやろうと心に決めた。なんせ、15年も付き合ってきた小説なのだ。上梓させて、漠然と呑気に売れるのを待っているだけというわけにはいかない。そんなことで売れるほど、今の出版業界は甘くない。

 自分の足を使い、書店回りの営業から『忘れな草』が遠い存在になるまで、やれることはやろうと思っている。心許ない小説かもしれない。だけど、ずっと夢みてきたシーンをこの小説で叶えてやりたい。

 劇場で、主題歌が流れ、まったく知らない人たちが涙を流す。

 すまぬ。バカ売れして、家が建つかもしれんな(笑)。

 『忘れな草』の発売に関して、出版社や担当編集者、デザイナー、校閲者などの方々に、この場をお借りしてお礼を申し上げます。

 結局、作家みたいなものは、こういう裏方の方々がいてくれて成り立つ商売である。たまたまクレジットに代表的な立場みたいに作家名が出るだけで、異なる持ち場にいるそれぞれの人たちが一生懸命やってくれるからこそ、時に輝ける瞬間があるのだ。作家だからと言うよりも、人として、そういった裏方の方々のことを忘れてはならないと思っている。

 そして、『忘れな草』が出たからと、一段落している場合ではない。年内にあと3冊は出す。まだまだ走り続けることになりそうだ。
(文=沖田臥竜/作家)

『忘れな草』刊行記念 シークレットイベント開催!

『忘れな草』の発売を記念して、限定30名のシークレットイベントを開催します。沖田氏が東京でイベントを行うのは初めて。一般人とは異なる視点から社会や芸能界を見続けて、圧倒的な情報網から各メディアで情報発信してきた著者ならではの、過激かつ裏情報満載の濃密トークが展開される120分です。
【詳細、申込はこちらまで→サイゾー・ブックストア

 

●沖田臥竜(おきた・がりょう)
2014年、アウトローだった自らの経験をもとに物書きとして活動を始め、『山口組分裂「六神抗」』365日の全内幕』(宝島社)などに寄稿。以降、テレビ、雑誌などで、山口組関連や反社会的勢力が関係したニュースなどのコメンテーターとして解説することも多い。著書に『生野が生んだスーパースター 文政』『2年目の再分裂 「任侠団体山口組」の野望』(共にサイゾー)など。最新小説『忘れな草』が3月中旬発売予定。

パチスロ界の大物「速攻」で勝負を決める!『ミリオンゴッド』で驚愕の展開!!


 2019年7月に「弟子募集」で話題になった大物パチスロライター「しんのすけ」。110通の応募から2名が選ばれた。

 両名は現在「しんのすけサブチャンネル」で実戦動画やトーク動画などを配信中だ。大物の弟子とあって、これからの活躍を期待されている。

 そして師匠であるしんのすけはメインチャンネル「しんのすけ」で実戦動画を意欲的に配信している。同氏は大都技研製品の機種に詳しいことで知られており、「番長シリーズ」を実戦する「番バカ」は特に人気の高い動画シリーズだ。

 人気の「番バカ」以外にも多種多様な機種を実戦しており、今回はその中の『【神頼み】(凱旋)開始20分で勝負あり』をご紹介したい。

 今回の実戦機種はタイトル通り『ミリオンゴッド〜神々の凱旋〜』だ。ホールの設定傾向を予想しつつ高設定を狙っていく。

 設定変更はされているようで、液晶の図柄の並びは悪くはない。天国モードスタートではないが、通常以上のモードには滞在していそうだ。

 しかし開始100ゲームを過ぎてもレア役が1度も引けない。開始から苦戦の雰囲気を漂わせるが、すぐにリプレイが4連する。「レア役なんて要らない」と言わんばかりにG-STOPに気合いが入る。

 この日のしんのすけはG-STOPでとにかく魅せる。この1発目のチャンスゾーンにおいても英字図柄を確実にテンパイさせていく。しかも第1停止はほぼ確実に鏡を射止めている。

 揃ったのは4ゲーム目、S図柄が3つ並び赤7図柄が天から神々しく降りてくる。このSGGも大きな見せ場の1つだ。中段リプレイからセット上乗せが発生、その2ゲーム後に押し順黄7でもセット上乗せが発生する。

 なんと上位の上乗せ特化ゾーンSGG-EXを直撃していたようだ。昇格無しのEX直撃には設定差もあり、設定6であれば他設定の約2倍(設定3を除く)なので設定にも期待できる要素だ。

 

 この上位上乗せ特化ゾーンに到達するまで実戦から約20分、この速攻で「勝負を決める」とレバーを叩く腕に力が入る。

 AT中には更に赤7揃いを決めて「赤7ナビ発生せず」を達成、50%か75%のループストックも獲得する。こうなってくると、どこまで伸びるのか分からなくなるのが「凱旋」である。

 果たしてATはどこまで伸びたのか、実戦の結果は、それは是非ご自分の目で確認していただきたい。

JRA大阪杯(G1)アーモンドアイ参戦も!? サウジ「日本人入国停止」新型コロナウイルス影響続くか……

 新型コロナウイルスは日本馬の海外挑戦にも影響を及ぼし始めている。

 27日、サウジアラビアの日本国大使館は「サウジアラビアの入国停止措置対象国に日本が含まれることを確認した」と発表した。対象は観光ビザだけでなく、商用ビザの取得者も停止措置に含まれており、競馬関係者にも不安が広がる。

 サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で、28日には世界のトップジョッキー14名によって争われる「2020 STCインターナショナルジョッキーズチャレンジ」、29日には世界最高賞金レース・サウジCをはじめとした複数のビッグレースが実施される。そのため今もっとも、競馬界で注目を集めている国だ。

 日本馬ではクリソベリル、ゴールドドリーム、ディアドラ、フルフラット、マテラスカイの5頭がレースに向けて現地入りしている。また武豊騎手、C.ルメール騎手、M.ミシェル騎手もすでに日本からサウジアラビアに入国済みだ。

 ただ、ミシェル騎手は入国停止措置発表の前に到着したが、入国の際には2時間ぐらい留められ、健康状態のチェックを受けたと明かしているなど、決してスムーズな入国というわけにはいかなかったようだ。


 サウジアラビアは昨年9月に日本を含む49ヶ国を対象に観光ビザを解禁し、観光客の受け入れに積極的な姿勢を見せてきた。しかし、新型コロナウイルスの感染防止策として、日本を含む拡散の恐れのある国の入国停止、ウムラと呼ばれる巡礼者の受け入れ、モスクへの訪問を一時的に制限すると発表している。

 一方、今回のサウジアラビアの措置で気になるのは、3月に行われる「ドバイワールドカップデー」である。

 ドバイワールドカップが開催されるアラブ首長国連邦(以下UAE)は、サウジアラビアの隣国。もしUAEでも同様の措置が取られてしまうと、日本馬の出走が叶わなくなってしまう可能性が高い。

「すでにアーモンドアイをはじめとした14頭がドバイ国際競走の招待を受諾し、各陣営は調整に入っている。もし渡航できないとなると、仕上げを修正して、レースを変更する必要がある。うまくいかないと、調整が水の泡となり、春シーズンを棒に振ってしまうこともあるだろう。

 またドバイの1週後に行われる中距離G1・大阪杯に有力馬が殺到するかもしれない」(競馬記者)

 大阪杯が豪華メンバーになれば、それはそれで楽しみではある。だが、ドバイは例年日本馬が活躍している舞台。今年も日本馬の活躍に期待したいところだ。

 今後、新型コロナウイルスによる国際情勢の変化は、競馬界にどのような影響を与えるだろうか。

JRAディープインパクト国内「最後の産駒」誕生!母親はあの「おてんば娘」

 27日、ディープインパクトの日本国内最後の産駒が、北海道安平町のノーザンファームで誕生した。

 昨年、ディープインパクトは頸部の痛みなどから2月18日に種付けを中止しており、そのまま7月にこの世を去ってしまった。昨年の種付け頭数は24頭しかおらず、そのうち半数以上が海外所有の繁殖牝馬。ラストクロップとなる20年生まれの国内産駒は、希少な存在だ。

 ディープブリランテ、キズナ、マカヒキ、ワグネリアン、ロジャーバローズと5頭のダービー馬をはじめ、数々のG1レースをディープインパクト産駒が制している。また海外では、サクソンウォリアーが英2000ギニー(G1)、スタディオブマンが仏ダービー(G1)を制し、世界中でディープインパクトの子供が活躍している。

 リーディングサイヤーランキングでは、2012年に初めて首位に立ち、2019年まで8年連続トップに君臨。今年も28日現在、51勝を挙げ、2位ハーツクライに25勝差をつけ首位を独走している。まさにディープインパクトは「優等生」の大種牡馬である。

 27日に国内最後の子供を産んだ母は、名牝スイープトウショウだ。

 スイープトウショウは04年に秋華賞(G1)、05年に宝塚記念(G1)、エリザベス女王杯(G1)を制し、G1・3勝の実績を持つ。宝塚記念は11番人気ながらも、強敵ハーツクライ、ゼンノロブロイを破る大金星。同年、ハーツクライは有馬記念(G1)で、ディープインパクトに国内唯一の黒星をつけているだけに、スイープトウショウのポテンシャルの高さは言うまでもない。

 また気性難の「問題児」だったことも有名だ。スタートで出遅れたり、馬場入りを嫌がったり、調教でも立ち止まってしまい数十分動かなかったというエピソードもある。それでも、レースでは強烈な末脚を繰り出す。やんちゃな面と強さが共存していることが、多くのファンを魅了したのだろう。

 スイープトウショウとディープインパクトは現役時代に、06年の有馬記念で一度だけ対戦している。この時、スイープトウショウは初の中山コースのためか、ゲートに入るのを嫌がった。多くの観客がハラハラしながら見守り、無事ゲート入りしたときには歓声が上がるほどだった。レースは出遅れ、勝ったディープインパクトからタイム差1.0秒の10着に敗れる。

 そんな「問題児」が「優等生」ディープインパクト最終産駒を出産したことに、競馬ファンの期待は高まるはず。スイープトウショウはこれまで2頭のディープインパクト産駒を輩出しているが、未だに重賞未勝利。最終産駒が両親譲りの末脚で追い込みを決められるか楽しみだ。産駒は早ければ22年のデビューとなる。

甘デジ「最高峰スペック」降臨!継続期待値「シリーズ史上最高」の約78%!!【新台分析―パチンコ編ー】

 国民的パチンコ『海物語』シリーズで知られるSANYO。そんな同社が誇る「海遊パチ」の最新作が間もなく登場だ。

 あの人気タイトルがフルリニューアルで復活。シリーズ史上最高の継続期待値を実現した仕上がりに熱い視線が注がれている。

『PAスーパー海物語IN地中海』

※3月2日導入予定

■大当り確率:約1/89.8(約1/32.5)
■賞球数:3&2&3&4&12
■ラウンド数:4or6or10R(7カウント)
■ST突入率:100%
■ST回数:20回
〇〇〇

 大当り確率約1/89.8で、大当りラウンドは4R・6R・10Rの3種類。ヘソ当りからの98%は時短なしのST20回となる。ここで大当りを引ければ、ST20回+時短80回の「地中海チャンス」へ突入だ。

 突入期待度は約50%で継続期待度は約78%。遊びやすい確率ながら「連チャン性能」も併せ持ったスペックとなっている。10Rに当選した場合は、その時点で地中海チャンス突入が濃厚だ。

 演出モードは「海モード」「海底神殿モード」「地中海モード」の3種類。お馴染みの海モードは、変動中図柄が明滅を繰り返すとリーチ期待大の「明滅変動予告」が新搭載されている。

『地中海』の代名詞となる「ミラージュチャンス」が復活している点も注目したいポイントだ。発生すれば保留内が大チャンス。サム出現の「ウルトラミラージュチャンス」に発展した場合は、10R大当りが期待できる。

 MY海カスタムによって自分好みの『海物語』を作れるなど、ファン必見の要素は満載。フルリニューアルで復活する本機の活躍に期待したい。

「劇団☆新感線」を人気劇団に成長させた「影の立役者」とは?

 

 演劇ファンならもちろんのこと、芸能に興味がある人であれば「劇団☆新感線」の名前を聞いたことがあるかもしれない。多くのテレビドラマや映画でも活躍している古田新太さんが所属している劇団として覚えている人が多いかもしれない。

■「劇団☆新感線」を有名にした「影の立役者」

 演劇の世界はなかなかビジネスとしてうまくいかず、旗揚げしたはいいものの、継続できない劇団も多い。1980年に大阪芸術大学の4回生を中心に旗揚げされた「劇団☆新感線」も、旗揚げ当時はビジネスとして成立していなかった。そんな時代に一人の演劇プロデューサーが劇団☆新感線に加入する。

 彼は演劇プロデューサーの仕事を「演劇を通して雇用を生み出すこと。そして、可能な限り継続すること。結果として、優れた演劇作品を目指す」と考えていた。その言葉通り70万人興行を成し遂げるまでにこの劇団を飛躍させた。そのプロデューサーこそが細川展裕氏だ。

『演劇プロデューサーという仕事』(細川展裕著、小学館刊)は、第三舞台や劇団☆新感線のプロデューサーとして、35年間生きてきた細川氏の自叙伝だ。

「演劇プロデューサー」とは、具体的にどんな仕事なのか。劇場を押さえ、俳優をキャスティングし、演目と公演規模を決めるのが主な仕事だ。劇団の主宰・演出家のいのうえひでのり氏と制作スタッフと共に意思決定しているという。

 そして、重要なのがメインの俳優のキャスティング。メインの俳優ありきの企画からスタートする場合もあり、役に合っていて、集客ができる人を選ばなければならない。日頃の人付き合いやリサーチ、飲み会などから縁や運を紡ぎながら、メインキャストを含む公演の準備をしていく。

 細川氏の場合、具体的には

「稽古後の小栗旬を飲み屋で捕まえたり、公演を観に来た堺雅人夫妻と世間話したり、芝居後の飲み会で酔っぱらう前の森山未來に先々のやりたいことをしゃべらせたり、劇場のタバコ場で古田新太の健康状態を確認したり…」(p.10より引用)

 というコミュニケーションを日々とっているという。

 メインキャストが決まると、次は他の役のキャスティングが始まる。もちろん、ただ有名な俳優を並べればいいわけではない。稽古・本番の4カ月間は同じ釜の飯を食う仲間。相性も大事なのだ。お客さんから新感線に出て欲しいと思われている俳優や細川氏や新感線のスタッフが面白いと考える俳優など、さまざまな理由からキャスティングしていく。

 そして、番手(出演俳優の名前の順番)やヴィジュアル(ポスターなどの写真のサイズとその配置)などの調整をする。最後にプロデューサーである細川氏の勘による集客予想を加味して、公演に向かうカンパニーが作られるのだ。それらが決まると、所属の劇団員を配置していく。

 公演をしてもお客さんが見込めなければ、劇団は成り立たない。演劇プロデューサーになる前、レコード会社などでサラリーマン経験のある細川氏は、「演劇を通して雇用を生み出す」ために、集客目標を決め、徐々に大きな劇場に進出して動員数を増やしていく。細川氏が演劇プロデューサーとなった80年代の小劇場では、このビジネス的な考え方は当時珍しいことでもあったという。

 演劇界で常に新しいことに挑戦し、演劇プロデューサーとして長年生きてきた細川氏の考え方や生き方を知ることができる本書。本書をきっかけに、劇団☆新感線をはじめ、演劇を観に劇場に足を運んでみてはどうだろう。生の俳優が目の前で演じる姿は、テレビや映画とはまた違う、演劇ならではの魅力を楽しめるはずだ。
(T・N/新刊JP編集部)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

Amazonの「Fire TV Stick」が再起動を繰り返すときの対処方法、実は電力不足が原因かも?

生活をもっと楽しく刺激的に。 オトナライフより】

 Amazonの「Fire TV Stick」は、テレビに接続するだけで映画や音楽といったコンテンツを楽しめる人気の周辺機器だ。そんな人気の「Fire TV Stick」だが、再起動を繰り返すというトラブルが起きることがある。この症状が発生したときの対処方法を紹介しよう。

再起動を繰り返す最も大きな原因は電力不足

 大画面のテレビで映画や音楽を手軽に楽しめる「Fire TV Stick」。プライム会員なら多くのコンテンツが楽しめるとあって、利用している人も多いだろう。Amazonで開催されるセールの定番アイテムで、非常に安価に手に入るのも魅力のひとつだ。

 そんな「Fire TV Stick」だが、勝手に再起動を繰り返すというトラブルの報告があり、特にリモコンの操作を始めたときに起こることが多い。この症状の原因だが、多くは「電力不足」によるもの。Fire TV Stickが電力不足になると、システムが不安定になり再起動が発生してしまう。

 電力不足になる原因だが、最も可能性が高いのが電源不要のHDMI切替器に接続している場合。また、Fire TV Stickを接続している電源がたこ足配線になっている場合も電力が安定せず症状を起こしてしまうことがある。このような環境に該当する場合は、Fire TV StickをテレビのHDMIポートに直接接続し、電源をコンセントから直接とる。これで症状が改善するか試してみよう。

続きは【オトナライフ】で読む

3COINS「MCメイクパレット」が“超優秀”と人気…必須コスメがパレットに集約!

 300円商品を中心に販売している3COINSの「MCメイクパレット」が、めちゃくちゃ優秀なのでご紹介します!

 この商品、リップ、アイシャドウ、チークが1つのパレットに収まっている上、ミラーとメイクチップまでついているというスグレモノ。カラーはピンク系とブラウン系の2種類で、各550円(税込)での販売となっています。

 インターネット上でも、

「公式サイトでチェックしてた時から『カワイイ!』と思ってたけど、何よりもリップ、アイシャドウ、チークがひとまとめになってて持ち運びに便利なのが良い!」

「時間がなくて急いで家を出なきゃいけない日も、とりあえずファンデーション塗って眉毛だけ描いておけば、あとはこのメイクパレットさえ持って行けばなんとかなるっていう安心感」

「ピンク系は優しい印象のメイクができるし、ブラウン系もオトナな華やかさを出せる」

「個人的にはどちらもチークが良い感じ! ピンク系のほうはくすみカラーでカワイイし、ブラウン系のチークも絶妙で、探すとなかなか見つけられない色だから重宝しそう」

「どっちのパレットも、使いやすい色ばかり入ってて最高!」

と、話題になっている「MCメイクパレット」。荷物を少なくしたい時にピッタリなのはもちろん、やっぱり550円でリップ、アイシャドウ、チークが揃うのが嬉しいです。パレット自体もシンプルなのに“高見え”するデザインで、お泊りなどにも堂々と持っていけちゃいます!
(文=編集部)

中国人観光客激減で老舗旅館が経営破綻…新型コロナ、日本企業への影響拡大で倒産増加か

 新型コロナウイルスの感染拡大が日本企業にも打撃を与えている。愛知県蒲郡市の観光旅館「冨士見荘」は近く裁判所に破産手続きの開始を申請する見込みで、新型コロナウイルスの影響で経営破綻する初のケースとなる。収益の柱だった中国人観光客のキャンセルが相次ぎ、1月下旬に中国政府が海外への団体旅行を禁止したことが決定打になったという。

 東京商工リサーチの調査によると、新型コロナウイルスによる企業活動への影響について、「現時点で影響は出ていないが、今後影響が出る可能性がある」「現時点ですでに影響が出ている」と答えた企業が約7割(66.4%)を占めるなど、企業活動への影響が顕在化している。「多業種にわたって影響があり、収束の見通しが立たないことから、今年の倒産件数は前年を上回るのではないか」と語る、東京商工リサーチ情報本部情報部の原田三寛部長に話を聞いた。

サプライチェーンの乱れが製造業を直撃か

――新型コロナウイルスの影響で、愛知・西浦温泉の旅館の経営破綻が明らかになりました。

原田三寛氏(以下、原田) 1956年設立の冨士見荘は三河湾を望む景観と新鮮な魚介類を売りに、2005年12月期には約5億5000万円の売上高を計上していましたが、その後、業績不振により資金ショートを起こしていました。近年は中国人ツアー客の受け入れに注力していましたが、新型コロナウイルスの影響で中国からの団体ツアー客のキャンセルが相次ぎ、先行きの見通しが立たなくなったことから事業継続を断念しました。

 このように、インバウンドに売り上げを依存しているようなケースは、今回の影響が資金繰りに直結します。今後、短期的には体力のない宿泊業、小売業、飲食業などで経営破綻が増えると見ています。

――1万2348社の国内企業を対象にした調査結果の概要を教えてください。

原田 新型コロナウイルスの影響について、66.4%が「今後影響が出る可能性がある」「現時点ですでに影響が出ている」と回答しています。「すでに影響が出ている」と答えた企業のうち、35.9%が「現地サプライヤーからの仕入が困難となった」と回答。また、感染拡大による懸念については、51.3%の企業が「中国の消費減速、経済の低迷」を挙げています。

 企業規模別では、「すでに影響が出ている」は大企業(資本金1億円以上)で31.5%、中小企業(同1億円未満)は20.6%。グローバルに事業を展開し、中国との取引密度が高い大企業のほうが影響が大きいことがわかります。

――産業別では、どのような結果でしょうか。

原田 卸売業、運輸業、製造業で「すでに影響が出ている」が、それぞれ3割近くを占めました。「今後影響が出る可能性」は製造業が51.7%で最多、次いで卸売業の47.3%です。国際的なサプライチェーンを構築する製造業や、価格競争の面から国境をまたいで商品を輸入する卸売業などへの影響が色濃く出たかたちです。宿泊業や旅行業が含まれるサービス業他は38.3%でした。

――日本企業への影響が拡大していることが顕在化しましたね。

原田 濃淡はあるにせよ、観光、小売、製造、建設・不動産など、多くの業種に影響が波及していることがわかりました。中長期的にはサプライチェーンの乱れによる小・零細の製造業者への打撃が懸念され、今後は生産調整などの影響も出てくるでしょう。また、中国の取引先の経営状況を懸念する声も上がっており、中国では企業の信用度に大きな変動が生じているようです。

 また、住宅設備機器は中国で製造されたものを輸入しているケースが多く、生産が滞るとマンションなどの全体工期や引き渡しが遅れる可能性があり、デベロッパーにも影響が及びます。さらに、高額の投資用マンションなどはチャイナマネーが流入して活況を迎えていましたが、今後は相場が弱含みになる可能性もあるでしょう。

新型コロナの影響で企業倒産が増える可能性も

――今後、さらに大型の倒産が発生する可能性もあるのでしょうか。

原田 今回、大きな懸念は供給能力の落ち込みよりも、中長期的な需要がどれだけ落ち込むかです。影響が長引けば、大型の倒産もあり得るでしょう。特に、インバウンドに依存していて不動産などに大きな投資をし、資金繰りに不安がある企業はリスクが高いです。

 企業倒産は19年に対前年比で11年ぶりに増加(8383件)しました。また、19年12月、20年1月は対前年比で10%以上増えています。最悪のケースを想定すると、20年は対前年比で15~20%増え、9000~1万件に迫るかもしれません。

――企業は中国頼みの経営戦略からの変更を迫られそうですね。

原田 日本はすでに市場が成熟していることもあり、中国の成長に頼る側面もあったことは否めません。中国は世界の工場であると同時に約14億人という巨大市場でもあり、製造と消費の両面で大きなマーケットになっています。今回、懸念材料として多くの製造業がサプライチェーンの乱れを挙げた背景には、中国への依存度が高まっている事情があります。ホテルや旅館などの宿泊業も、中国人頼みの状況では、今回のような事態が起きたときに一気に経営が傾いてしまいます。

 与信の世界では1社傾注の取引は危険だというのが常識ですが、いわば1国傾注になりかけている企業も多いわけです。そこで、リスクヘッジのためにビジネスモデルを転換できるかどうかが鍵となるでしょう。

――政府の対応についてはいかがでしょうか。

原田 政府は緊急対策案として、日本政策金融公庫などに5000億円の緊急貸付・保証枠を設け、観光産業などの中小企業を支援する姿勢です。これはいい政策だと思いますが、新型コロナウイルスの影響がいつまで続くかわからないため返済計画も不透明にならざるを得ず、いわば経営者が借りる勇気を持てるかどうかが課題になりそうです。

(構成=長井雄一朗/ライター)

JRAモズアスコット史上6頭目の芝ダートのダブル王者! 過去の5頭と実績比較、将来性は?

 2020年最初のJRA・G1レース・フェブラリーSを制したのは、安田記念馬モズアスコットだった。つまり同馬は芝とダートのG1レースをそれぞれ制したわけだが、これはグレード制が始まった1984年以降、史上6頭目の快挙でもある。

 チャンピオンズC(旧ジャパンカップダート)が誕生したのが2000年。さらに地方交流重賞も増え、以前よりもダートのG1レースは増加したが、それでも6頭しかいないのは、やはりダートのプロフェッショナルも増えたことで、一介の芝馬が簡単には勝てないという事情もあるだろう。

実際に芝のG1レースを制し、ダートのG1レースに挑戦した馬も少なくはない。例えばタイムフライヤー、レッツゴードンキ、カレンブラックヒル、ローレルゲレイロ、エイシンプレストンなどがそうだ。そういった意味でもモズアスコットの快挙は非常に価値がある。

 そこで今回はモズアスコット以前に芝ダートのG1レースを制した5頭を紹介しよう。


■クロフネ

 アメリカから輸入された外国産馬だったが、まさに「黒船」の名に相応しいインパクトを残した。3歳時にNHKマイルCをレコードで勝ち、2番人気の日本ダービーは5着。しかし秋のダート初戦の武蔵野S、ジャパンカップダート(当時)もレコードで勝利した怪物。脚部不安でジャパンカップダート後に引退となったが、現役であればダートのビッグレースを総なめにしたであろう。この2戦だけでJRA賞最優秀ダートホースにも選ばれている。種牡馬となってもカレンチャンやアエロリットが芝のG1を勝ち、ホワイトフーガがJBCレディスクラシックなどを勝利、さらにアップトゥデイトが中山大障害を勝つなど多方面で活躍している。

芝G1レース
・NHKマイルC=芝1600m

ダートG1レース
・ジャパンカップダート=ダート2100m


■アグネスデジタル

 レース内容でいえばクロフネに譲るが、実績で言えばこちらが上。3歳時(現2歳)にダート交流重賞の全日本3歳優駿(当時)を勝ち、翌年秋には13番人気でマイルCSをレコード勝ち。その後は南部杯を勝ち、天皇賞(秋)ではテイエムオペラオーを差し切って勝利。12月は香港カップに勝利し、翌年はフェブラリーSを勝ち、その後も1年ぶりのレースとなった安田記念をレコードで勝利と、現在では信じられないような使われ方と実績を重ねている。特に4歳秋~5歳の南部杯~天皇賞(秋)~香港カップ~フェブラリーS~安田記念のG1レース5連勝は圧巻。競走馬には様々なタイプがいるが、間違いなく今後同じような馬は出てこないと思わせる実績だ。2001年のJRA賞最優秀4歳以上牡馬でもある。種牡馬となっても、ヤマニンキングリーが父同様に芝ダートで重賞を勝つなど活躍した。

芝G1レース
・マイルCS=芝1600m
・天皇賞(秋)=芝2000m
・香港カップ=芝2000m
・安田記念=芝1600m

ダートG1レース
・MCS南部杯=ダート1600m
・フェブラリーS=ダート1600m

■アドマイヤドン

 デビューから3連勝で朝日杯FS(G1)を制したものの、クラシックは皐月賞7着・日本ダービー6着・菊花賞4着と及ばず。陣営はダート転向を決断し、菊花賞から中1週で行われたJBCクラシックを勝利。するとダート適性が開花し、南部杯、フェブラリーS、JBCクラシック3連覇、帝王賞などダートG1を6勝と勝ちまくった。2003年のJRA賞最優秀ダートホースでもある。菊花賞からの強行ローテーションは当時賛否あったが、しっかり結果を出したあたり、さすが名伯楽の松田博資調教師といえるだろう。

芝G1レース
・朝日杯FS=芝1600m

ダートG1レース
・MCS南部杯=ダート1600m
・フェブラリーS=ダート1600m
・帝王賞=ダート2000m
・JBCクラシック2002=ダート2000m
・JBCクラシック2003=ダート2000m
・JBCクラシック2004=ダート2000m


■ホクトベガ

 牝馬ながら牡馬相手にダートで圧勝を続けた女傑。3歳時はフラワーC(G3)を勝つなどクラシック戦線で活躍し、秋のエリザベス女王杯で見事芝のG1レースを勝利。翌年も札幌記念(当時G3)を勝利したが、その後芝で9戦して一度も勝てず、陣営は交流重賞のエンプレス杯を選択し見事圧勝。その後芝のレースを使うも5戦して未勝利。6歳から本格的にダート戦線へ転向し、川崎記念から7連勝を達成。その合間にエリザベス女王杯と有馬記念に挑戦するも敗退。再び川崎記念を圧勝すると、次走でドバイワールドカップに遠征。しかしレース中に故障を発症し競走中止、無念の予後不良となってしまった。

芝G1レース
・エリザベス女王杯=芝2200m

ダートG1レース
・川崎記念1996=ダート2000m
・川崎記念1997=ダート2000m
・帝王賞=ダート2000m
・MCS南部杯=ダート1600m
・フェブラリーS=ダート1600m ※当時G2


■イーグルカフェ

 アメリカから輸入された外国産馬で、3歳時には共同通信杯を勝利。そしてNHKマイルCも堂々勝利した。しかしその後は芝もダートも20連敗と不名誉な成績を残し、早熟かと疑われたが5歳夏の七夕賞で久々の勝利を挙げると、11月のジャパンカップダートを快勝。これは鞍上ランフランコ・デットーリの巧みな手腕が光ったレースでもあった。その後はまた連敗が続き引退、種牡馬となったが活躍馬に恵まれなかった。

芝G1レース
・NHKマイルC=芝1600m

ダートG1レース
・ジャパンカップダート=ダート1800m


 以上、芝ダートのG1レースを勝利した5頭の名馬をまとめた。モズアスコットを含め共通するのは、ホクトベガを除いた6頭中5頭に芝のマイルG1レースで勝利実績があること。スタミナが要求されるダートだが、マイルG1を勝ちきるスピードも求められているといっていいだろう。さらに6頭中4頭がアメリカ産の外国産馬ということ。芝ダート路線がともに充実しているアメリカ産の馬は、やはり芝ダート兼用が多いのかもしれない。

 モズアスコットはこの両方に当てはまり、芝では頭打ちの感じがするものの、ダートに絞ればまだまだ活躍が期待できそうだ。ただし勝ったフェブラリーSにはクリソベリル、ゴールドドリーム、ルヴァンスレーヴといった過去3年のJRA賞最優秀ダートホース馬が不在。さらにチュウワウィザード、エアアルマス、オメガパフュームといった強豪とも未対戦であり、本当のダート界最強馬と戦っていない。彼らと戦い結果を出してこそ、本当の強さが分かるだろう。