JRA川田将雅「暴走してしまった」阪神大賞典(G2)キセキ大出遅れ響きまさかの惨敗! 春の天皇賞に暗雲

 22日、日曜阪神メインは阪神大賞典(G2)が行われた。春の天皇賞(G1)を占う重要なステップを制したのは岩田康誠騎手の2番人気ユーキャンスマイルだった。単勝オッズ160円の圧倒的な支持を受けた川田将雅騎手の1番人気キセキ(牡6、栗東・角居勝彦厩舎)は7着に敗れた。

目を疑う光景というよりほかない。

「ゲートが開いても出る気がなく、出た後もひたすら暴走してしまいました」と、キセキに騎乗した川田将雅騎手は渋い顔でコメントするのが精いっぱいだった。

 ゲートが開き、各馬一斉にスタートするも、そこにいるはずのキセキの姿はない。鞍上に促されてようやくゲートから出たときには、前を行く集団からはすでに7馬身ほど離されていた。

 徐々に前を追いかけて、馬群の最後方に位置していたレノヴァールに追いついたときには1周目の3コーナーを過ぎていた。

 ところが、キセキは1000m通過して以降もそのまま加速を続けたのである。

2周目に差し掛かったあたりには先頭に並びかける位置までポジションをあげた。この動きに合わせて前を行くタイセイトレイルとドレッドノータスはペースアップ。キセキは3番手で直線を迎えることになった。

 一瞬は先頭に立つ勢いを見せるも、それまでのビハインドが大き過ぎた。キセキにはもはや抵抗するだけの余力は残っていなかった。残り200mから後退、勝ち馬ユーキャンスマイルから0.6秒遅れてゴールした。

 元JRAの安藤勝己氏も自身のTwitterで「キセキはゲートでじっとしてるのに出ない厄介なパターン」と触れた。

「キセキは昨年の有馬記念でも出遅れていましたから、スタートには注意していましたが、ここまでとは……。宝塚記念のゴールドシップのような大出遅れになってしまいました。

ただ、今回のみならいいのですが、次回も安心はできません。ルーラーシップも出遅れ癖が酷かっただけに、父の難しい気性が出て来ているのかも……」(競馬記者)

 昨年の宝塚記念(G1)以来のコンビ結成で、必勝を期して臨んだレースだった。春の天皇賞を前に、キセキ陣営にとっては想定外のアクシデントだったかもしれない。

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JRA・L.ヒューイットソン「非常に光栄」スプリングS(G2)で重賞初制覇! 皐月賞へ「2000mが限界かな」伏兵ガロアクリークが「不安」を残す理由

 22日、中山競馬場で行われたスプリングS(G2)は、6番人気のガロアクリーク(牡3歳、美浦・上原博之厩舎)が優勝。鞍上のL.ヒューイットソン騎手は嬉しいJRA重賞初制覇となった。

「アリガトウ!」

 覚えたての日本語でヒューイットソン騎手が喜びを爆発させた。

 10頭立てで行われたレースは1000m通過が63.1秒という超スローペース。中団やや後方からの競馬となったガロアクリークは、1番人気のヴェルトライゼンデや2番人気のサクセッションがまくりを掛ける中で、ヒューイットソン騎手は決して慌てなかった。

 有力馬が横一線となって迎えた最後の直線。先に抜け出しを図ったヴェルトライゼンデに、ガロアクリークが堂々の真っ向勝負。最後は1馬身1/4差退けて、重賞初制覇を飾った。

 南アフリカの若き天才が、ついに魅せた。10頭中6番人気の伏兵とあって「メンバー的に強敵が多かった」と振り返ったヒューイットソン騎手。しかし、「(最終)追い切りの感触がすごくよかったので自信を持って乗った」と相棒の力を信じていたようだ。

「日本のG2という大きなレースを勝ったので、僕にとっては非常に光栄です」

 これで皐月賞(G1)の優先出走権を獲得したが、「次のG1に強い馬とコンビ組めて嬉しい」とガロアクリークとのコンビ継続を熱望。勝利騎手インタビューでは「アリガトウゴザイマス!」を何度も口にして喜びを噛みしめていた。

「ホープフルS・2着馬のヴェルトライゼンデを負かしたという意味でも、ガロアクリーク陣営にとって非常に大きな収穫のあるレースだったと思います。

これで本番の皐月賞が楽しみになりましたが、問題は『距離』ですね」(競馬記者)

 記者がそう語る通り、ガロアクリークの父キンシャサノキセキは現役時代、高松宮記念(G1)連覇などを飾ったバリバリのスプリンターだった。代表産駒にもシュウジ(阪神C)やサクセスエナジー(黒船賞)など、やはりマイル以下での活躍が目立つ。

 実際にヒューイットソン騎手も「距離の部分に関しては2000mが限界かなと思います」と発言。「馬の能力でカバーできると信じています」と語ったが、不安は決して小さくないようだ。

「厩舎に感謝したいです、アリガトウゴザイマス!」

 そう勝利騎手インタビューを締めくくったヒューイットソン騎手。ここまで重賞では苦戦が続いていたが、ついに待望の初勝利を挙げ、春のG1戦線に大きな一歩を踏み出した。

JRA【高松宮記念(G1)展望】グランアレグリア、タワーオブロンドン、ダノンスマッシュの三つ巴「乗替りがカギ」……ディープインパクト産駒初のスプリントG1制覇なるかも注目

 29日、春のG1シーズン到来を告げる高松宮記念(G1)が中京で行われる。昨年は3番人気ミスターメロディが、福永祐一騎手に導かれてG1初勝利を飾った。今年はドバイに遠征するため、同馬の連覇はなくなった。

 その一方で、遠征を取りやめた今年のフェブラリーS(G1)を勝ったモズアスコット、昨年の阪神C(G2)圧勝のグランアレグリア、ヴィクトリアM(G1)勝ち馬ノームコアの参戦など多彩なメンバーが揃った。

 注目となるのは、昨年の桜花賞馬のグランアレグリア(牝4、美浦・藤沢和雄厩舎)と、昨年のスプリンターズSの覇者タワーオブロンドン(牡5、美浦・藤沢和雄)のG1ホース2頭が出走する藤沢和雄厩舎だろう。

 グランアレグリアは昨年の桜花賞を圧勝した昨年の最優秀3歳牝馬だ。NHKマイルC(G1)は5着(4位入線からの降着)に敗れたが、12月の阪神C(G2)では、古馬の強豪相手に5馬身差をつける大楽勝。一躍、最有力候補へと浮上した。

 18日の1週前追い切りでは、C.ルメール騎手から乗り替りとなった池添謙一騎手を背にウッドチップコースで、単走で追い切りを消化した。

「前走阪神Cのレース振りなら1200mでもスピード負けしないと思います。競馬を経験するにつれて、精神的にだいぶ大人になってきました。体高が伸びて体も大きくなっています。東京も走っていますので、左回りも問題ないでしょう。楽しみです」と、陣営は初の中京コースも心配はしていない。

 L.ヒューイットソン騎手が騎乗するタワーオブロンドンも同じく18日に、ウッドを単走で追い切った。

「前走オーシャンS(G3)は、休み明けの影響なのか、後ろのポジションになりました。
他馬とは斤量の差がありましたし、それを考えれば上々の内容だったと思います。1度使っての上積みはありますし、左回りも大丈夫なので、楽しみです」と、こちらも休み明けを叩かれて良化必至だ。

 2頭の対決に待ったをかけるのはオーシャンSでタワーオブロンドンを破ったダノンスマッシュ(牡5、栗東・安田隆行厩舎)だろう。昨年の高松宮記念は1番人気に支持されるも、4着に惜敗。

 雪辱を期した秋のスプリンターズSでもタワーオブロンドンの前に3着に敗れた。今年こそ、あと一歩のところで逃がしているG1タイトルを勝ち取りたい。今回は主戦の川田将雅騎手がドバイ遠征のため、乗り替りとなる三浦皇成騎手にはJRA・G1初勝利の期待もかかる。

 同厩のダイアトニック(牡5、栗東・安田隆行厩舎)も巻き返したい。前走阪急杯(G3)は2位入線からの3着降着となったが、18日の1週前追い切りでは栗東・坂路で4F49秒9-11秒9とこの日の一番時計を叩き出したように馬は絶好調だ。

 ほかにもシルクロードS(G3)を強い勝ち方だったアウィルアウェイ(牝4、栗東・高野友和厩舎)、淀短距離S(L)を制したアイラブテーラーの勢いも侮れない。

 安田記念(G1)とフェブラリーS(G1)を制し、芝ダート両G1制覇を決めたモズアスコット(牡6、栗東・矢作芳人厩舎)、スプリント初挑戦となる昨年のヴィクトリアM勝ち馬ノームコア(牝5、美浦・萩原清厩舎)がどういう走りを見せるかも興味深い。

 モズスーパーフレア、セイウンコウセイ、ステルヴィオ、ナックビーナスなど伏兵も多数が出走を予定している。

 また、昨年死亡したディープインパクトは2020年生まれがラストクロップで、残された期間はあとわずか。グランアレグリアが勝利すると、同馬産駒としては初のスプリントG1優勝になる。

 豪華メンバーが集まった第50回高松宮記念は、29日、15時40分の発走を予定している。

海外では東京五輪延期は既定路線の情勢…安倍首相、決断遅れるほど世界中からバッシング

 安倍晋三首相は、16日のG7首脳テレビ電話会議後、記者団に対し「人類がウイルスに打ち勝った証しとして、完全なかたちでの(東京五輪の)開催を目指したいと表明し、各首脳から支持を得た」と語った。

 この発言をめぐり「今年の開催では完全なかたちで実施することは無理」なので、延期するのではないかという憶測が広がった。この発言について菅義偉官房長官は17日の記者会見で、「予定通りの開催に向けて準備を着実に進めていく」と開催延期を否定した。しかし、萩生田光一文科相は「仮に日本国内で収束しても、参加国が減ってしまえば、完全と呼べない」と述べている。東京都の小池百合子知事も、19日の記者会見で「具体的にどうこうという段階ではない」と、今は延期を検討していないと述べている。

 一方、IOC(国際オリンピック委員会)は17日、ビデオ会議で理事会を開き「東京五輪を開催する立場に変わりはない。大会まで4カ月もあるのに抜本的な決定をする必要はない」という意思を表明している。

 事ここに及んで、日本側とIOCが本気で開催するつもりがあるとすれば、あまりにも浮世離れした話だ。日本も含め世界中の人の多くが「東京五輪は今年は無理」と思っている。特に欧米の人々にすれば、新型コロナウイルスのことで頭がいっぱいで、五輪どころの話ではないだろう。

 五輪に参加する、あるいは参加しようとしているアスリートの大半も「延期やむなし」というより「延期してほしい」と願っているだろう。代表選考のための大会が、延期、中止されていることもあって、まだ出場枠の43%の代表が決まっていないという。

中止・延期すべき3つの理由

 こういう状況を考えれば、当然、東京五輪の中止または延期という結論になる。中止・延期の理由は、大きく分けて次の3つある。

(1)アスリートの立場

 すでに代表が決まっている人と、五輪直前に決まった人では、五輪に望む準備という点で不公平になる。各国の事情により、アスリートの練習環境に大きな差が出ている。万全の状態で、東京五輪に臨めるアスリートは数少ない。

(2)日本の立場

 7月までに各国の新型コロナウイルスの感染が終息するとは考えられない。終息したとしても、世界中の人が日本の東京を中心とした大都市に集中することは、コロナウイルスのクラスター(集団感染)を形成する可能性がある。いったん収まった新型コロナウイルスが、東京を起点として世界中に広がる可能性がある。そうなれば、無理に東京五輪を開催した日本に非難が殺到する。

(3)日本以外の国の立場

 各国の新型コロナウイルスの感染状況、終息状況が異なるなかで、世界中の人々が集まる東京に、五輪だからといって観戦に来るだろうか。たとえWHO(世界保健機関)が終息宣言を出したとしても、未知なことが多い新型コロナウイルスである。危険を承知の上で、東京に来る人は、アスリートの家族や関係者に限られるだろう。

 送り出す各国の立場としても、せっかく収まった新型コロナウイルスを再び持ち込まれるようなことがあってはならない。東京五輪を観戦に行くこと自体を自粛するよう国民に呼びかける可能性もある。

決断が遅くなれば世界から批判

 日本側が開催にこだわる理由は、世界中から観光客が集まる五輪の経済効果を期待しているからだろう。箱物はすべて完成しているので、箱物の経済効果は終わっている。もし、観光客が半減、あるいは、ほとんど来ない五輪を開催するなら、開催する意味がなくなる。それなら1年あるいは2年後に、世界中の人々が安心して来日できる環境をつくって迎えることこそ、本当の「おもてなし」といえるのではないだろうか。

 政府も関係者も、国民も、皆、東京五輪開催はほとんど無理だと思っている。そうであれば、延期または中止の宣言をできるだけ早くしたほうが良い。それは、アスリートのためでもあり、日本のためでもある。早ければ早いほど、痛みは小さく済み、処置も早くできるので回復も早くなる。

 五輪がなくなれば、北海道は札幌で予定通り北海道マラソンを開催すればよい。開幕が延びたプロ野球は日程に余裕ができる。開催しないことで救われる面もある。「まだ4カ月ある」のではなく「もう4カ月しかない」のだ。もしも安倍首相が3月中に「東京五輪延期」を宣言すれば、世界中から称賛されるだろう。しかし、それが遅くなればなるほど「そんなこと当然じゃないか。なんでもっと早く言わなかったのか」ということになる。WHOやIOCに期待していても、おそらく何も結論は出ないだろう。開催国の責任として、一刻も早く延期を表明するべきである。

(文=垣田達哉/消費者問題研究所代表)

【ドバイワールドC(G1)展望】日本ダート最強布陣で2011年以来の勝利めざす! サウジC上位馬回避で大きなチャンス

 28日、UAEのメイダン競馬場では、ドバイワールドカップデーが開催される。今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、無観客で行われることが決まっている。また、JRAはドバイで4競走の発売を予定していたが、馬券発売が実施できない可能性もあるとしている。こちらについては今後も引き続き検討を重ねるようだ。

 新設されたサウジCの1着賞金は約11億円。ドバイワールドC(G1)の約8億円を抜いて世界最高賞金となった。1位の座を明け渡したとはいえ、世界トップクラスの賞金であることに変わりはない。

 目玉となるドバイワールドC(G1)には、日本馬4頭が出走を予定しており、サウジCに続き注目度の高いレースである。

 サウジCの1着マキシマムセキュリティ、2着ミッドナイトビズーは回避が決定している。圧倒的な強さを見せた2頭がいなくなったことで、日本馬にも大きなチャンスとなる。

 最有力と目されているのは3着ベンバトルだろう。これに4着のムーチョグストと5着のタシトゥスが続く。

 他にも前哨戦となるアルマクトゥームチャレンジラウンド3(G1)を楽勝したマッターホルン、サウジCでは10着と崩れたが昨年のドバイワールドCの2着馬グロンコウスキーも侮れない。

 日本からは6着ゴールドドリーム(牡7、栗東・平田修厩舎)、7着クリソベリル(牡4、栗東・音無秀孝厩舎)がスタンバイ。サウジCのレース前に陣営からは「日本の馬は5着に入れれば……」といった声もあったが、期待以上の走りだったのではないだろうか。

 ゴールドドリームに騎乗したC.ルメール騎手は「米国馬は本当に強い。でも、ドバイには出てこないかも。だからドバイワールドCはもっといい結果が出せると思う」と前向きなコメント。管理する平田師も「ドバイに向けていい経験になった。ほぼ世界最強のそろった中での6着。価値がある」とドバイでの巻き返しを誓った。

 クリソベリルはこれが自身初の敗戦となったが、スタートで後手を踏み、終始外を回らされたのが痛かった。初の海外遠征だったことを考慮すれば、さらなる前進が期待できそうだ。

 これらに加え、川崎記念(G1)を圧勝したチュウワウィザード(牡5、栗東・大久保龍志厩舎)、3歳時に米三冠に挑戦したマスターフェンサー(牡4、栗東・角田晃一厩舎)も出走を予定している。

 現在の日本ダート界オールスターといってもいい豪華布陣となった。

 東日本大震災直後に開催されたドバイワールドCでヴィクトワールピサとトランセンドがワンツーフィニッシュを決め、復興を願う日本に勇気を与えてくれた2011年から9年の月日が流れた。

 再びドバイの地で「君が代」が鳴り響くことに期待したい。

責任者は「新型コロナウイルス開発者」と報道の人物…中国、科学者1千人集めワクチン開発

 世界各国で新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、中国と米国によるワクチンの開発競争が激化している。感染源とされる中国では、習近平国家主席の肝いりで国家のメンツをかけて、中国人民解放軍直属の軍事科学院軍事医学研究院を中心に、約1000人もの科学者や疫学者、ウイルス学者、医師らが研究に取り組んでいる。

 対する米国も国防総省傘下の研究機関がワクチン開発に参画ししのぎを削るなか、思わぬ伏兵が現れた。それが米製薬大手モデルナで、短期間で開発した新型コロナウイルスのワクチンを米政府研究機関に提出。中国で発生した同ウイルスの感染拡大阻止に効果があるかどうかを確かめるため、初の臨床試験が実施されており、同社の株価は急騰している。

米中間のワクチン開発競争が激化

 中国人民解放軍軍事科学院軍事医学研究院(アカデミー)は中国の軍事医学研究機関の最高峰で、1951年に上海で設立。解放軍総後勤部衛生部に所属する。1958年から北京に拠点を置き、いまでは北京、天津、上海、吉林省、黒竜江省などに11の研究機関と直属の病院を擁している。

 このなかでも、ウイルス研究部門は天津にある「康希諾生物」で、軍直属の製薬会社も設けている。研究所の責任者は人民解放軍の生物戦を担当する最高の専門家の陳偉少将だ。彼女は2002年秋に中国本土で重症急性呼吸器症候群(SARS)が発生した際、コロナウイルスのワクチン開発に参画し「鼻スプレー」を開発し、一定の効果が確認されている。また、アフリカで発生したエボラウイルスのワクチンの共同開発者の1人として名前を連ねている。

 今年1月に湖北省武漢市で新型コロナウイルスの感染が拡大した際、米メディアが、ウイルスは武漢市の中国人民解放軍武漢ウイルス研究所で生物兵器として開発されたもので、それが外部に漏洩し感染が拡大したとの観測を報じた。陳氏は武漢研究所に在籍中に炭疽菌の研究を続けていたことから、「新型コロナウイルスを開発した当の本人」と名指しされたこともある。いまだに、この報道を裏付ける根拠は示されていないが、いずれにしても彼女は中国で有数の疫学者であることは間違いなく、「軍最高指導部から一刻も早くワクチンを開発するよう命じられている」と香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは伝えている。

 なぜならば、マーク・エスパー米国防長官が軍傘下の米軍生物学防衛研究所(米メリーランド州フォート・デトリック)やウォルター・リード陸軍研究所にワクチンの開発を命じていると伝えられているからだ。

 中国最高指導部としては、中国を感染源として激しく批判しているトランプ米政権には絶対負けられない。このため、陳氏を筆頭に解放軍内の1000人の専門家をつぎ込んでいるのに加えて、半年間から1年の特別招聘研究員として中国内の研究機関の専門家を軍内の研究チームに加えているほどだ。

 中国の研究チーム研究員の間では「我々が最も早くワクチンと開発できるはずだ。なぜならば、我々専門家が自らワクチンのモルモットとして、人体実験に加わることができるからだ」との冗談とも本気ともつかないコメントが伝わっているという。

米モデルナ開発のワクチン、臨床試験へ

 このようななか、中国指導部や研究者にとって衝撃的なニュースが伝わった。米製薬大手モデルナが2月26日、新型コロナウイルスの遺伝子構造が初めて解析されてから2カ月足らずで、ワクチンをヒトに投与する臨床試験向けに、米国立衛生研究所(NIH)傘下の国立アレルギー感染症研究所(NIAID)に送られたのだ。NIAIDのアンソニー・ファウチ所長は、モデルナのワクチンを試験する準備は4月下旬までに整うのではないかと説明しており、このニュースが発表されると、同社の株価は一時43%も上昇し、終値は28%高の23.76ドルだった。

 モデルナのワクチンは効果があるかどうかはまだ不明だが、この発表を受けて、中国側もワクチン開発に急ピッチで取り組んでいると伝えられるだけに、来月の臨床試験までに中国がワクチンを開発できるかどうか、最後の最後まで熾烈な開発競争が展開されることは間違いないだろう。

(文=相馬勝/ジャーナリスト)

 

JRAサートゥルナーリア大阪杯「回避」決定……金鯱賞完勝で「大本命」浮上も、春の目標は宝塚記念

 22日、昨年の最優秀3歳牡馬サートゥルナーリア(牡4歳、栗東・角居勝彦厩舎)が、予定されていた大阪杯(G1)を回避することがわかった。所属するキャロットクラブの公式ホームページで発表されている。

「予備登録を行っている香港のクイーンエリザベス2世C(G1)に回る可能性が高まっています。ただ、新型コロナウイルスの影響もあるため微妙な状況。春の目標は宝塚記念(G1)のようで、どこかで1度使うか、直行の可能性もありそうです」(競馬記者)

 今年の始動戦となった金鯱賞(G2)を、単勝1.3倍の圧倒的支持に応えて優勝したサートゥルナーリア。昨年の有馬記念(G1)で敗れたリスグラシューが引退したことで、本馬の期待は高く、大阪杯では1番人気になることが予想されていた。

 昨日、誕生日を迎えたばかりのサートゥルナーリア。世代最強から「真の最強」へ、今年を飛躍の一年にできるか注目が集まっている。

元「楽天市場」プロデューサーが明かす モノを売るための必須ノウハウとは!?

 

 モノが売れない時代と言われているが、それでも毎年ヒット商品は生まれるし、売り上げを伸ばすお店も存在する。


 たとえば、日本最大のインターネットショッピングモール「楽天市場」の出店数4万8000店のうち、1割にも満たないものの月商1000万円を超える店舗が存在するという。

 

■元楽天市場プロデューサーが明かす「売上」の正体


 楽天市場のプロデューサーとして、4000万人分以上の購買データを分析し、モノを売るための企画を立ててきた大原昌人氏が、今すぐ使える売上倍増テクニックを紹介するのが、『4000万人の購買データからわかった! 売れない時代にすぐ売る技術』 (大原昌人著、サンマーク出版刊)だ。


 売上が伸びないのは、「売上の正体」を把握していないからだ、と大原氏は述べる。大原氏のいう売上の正体とは「売上=訪問数×転換率×客単価」というものだ。


 「転換率」とは、商品を見た訪問数のうち何人が買ってくれたという確率のこと。「訪問数」「転換率」「客単価」の3大要素のうち、「転換率」を上げることが、売上アップに繋がるという。これは、転換率が訪問数や客単価にくらべて上げやすいから、という理由。楽天でもこの数字を重視しているという。


 ただし、転換率を上げるにしても、店に人が来なければ話にならない。訪問数を上げるために企業がよく活用するのが、メルマガやプッシュ通知。


 メルマガを配信する場合も、配信時間によって、効果は大きく変わる。メルマガを送るのに最適な時間は「ランチどきの12時と帰宅時間の19時」。実際は、22時~23時くらいが、メルマガの開封率が最高になる。けれど、遅い時間に消費者にメルマガを送るのは非常識であり、企業イメージの低下を招いてしまう可能性がある。総合的に判断した結果が「12時と19時が最適」ということなのだ。


 訪問数がアップしたら、次に転換率を上げるにはどうしたらいいのか。本書の中ではいくつかその技術を紹介しているが、その中のひとつが「キャッチコピー」だ。パワーワードとなるのは、以下の3種類。


1.時間・期間
「本日限定」「○時までタイムセール」という「今感」を出すことが重要。


2.数
「限定〇個」「先着30人」といった限定感を演出する。この2つを組み合わせて「先着30人、明日締め切り」とすると、相乗効果で転換率も上がる。


3.実利
「送料無料」「半額」「ポイント〇倍」など、消費者にとって嬉しいポイントは、必ず強調して書く。


 この3種のワードは、ネットショップでもリアルな店舗でも有効だという。メルマガの配信時間を決めるにも、キャッチコピーを作るのも、データに基づいた分析など、ちゃんとした理由があるという。


 メルマガの配信時間など、今すぐにできるテクニックが紹介されている本書。売り上げが伸びないと悩んでいたら、楽天市場でもやっている売り上げを伸ばすためのノウハウを参考にしてみてはどうだろう。
(T.N/新刊JP編集部)


※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

東出昌大「どっち好き?」質問のリポーターは“嫌味”で有名!? 高畑裕太にも爆弾投下の過去……

 17日、俳優の東出昌大が不倫騒動後初めて公の場に姿を現して囲み取材に応じたが、その際のやりとりが波紋を広げている。

 その発端となったのはある記者からの「杏さんと唐田さんのどちらが好きですか?」という質問。反省の意を述べていた東出に対するこの厳しい質問に対し、世間では「質問がゲス過ぎるでは」という声が上がってしまったのである。

 囲み取材が記事になってすぐにどの記者がこの質問をしたのかが話題になっていたが、18日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)の放送で発言の主が芸能リポーターの平野早苗であることが判明。メインMCの小倉智昭は「芸能史上に残ります」と絶賛していた。

 ネットやSNSでは「どう答えても責められる内容。本人が悪いんだけど気の毒」「今さら蒸し返すのは夫婦にとってデメリット」「妻ですと答えても、なんで不倫したんですかと言われることが分かってるから答えられない」など東出に同情する声も上がっている。

「『とくダネ!』出演時に平野レポーターは『多分杏さんですと答えると思って聞いたんです』と語り、『杏さんですと答えたら、じゃあなんで浮気になっちゃったの? っていうそういう感じかなと思ってた』と質問の真意を述べました。悪意は感じられないのですが、この件に関する限り東出に対する同情論も飛び出しています。安易に『妻です』と答えたなら、浮気相手の方に対するポイ捨て感が強まり、その点でバッシングに遭ってしまったことでしょうし」(芸能誌ライター)

 平野レポーターは歯に衣着せぬ鋭い切り口の質問で知られている。過去には大物女優から“口封じ”に遭ったというエピソードも残っている。

「17年のこと。前年に長男の高畑裕太が、女性トラブルを起こした女優の高畑淳子の舞台発表で本人に口元を押さえつけられたことがあります。この日は舞台『土佐堀川 近代ニッポン-女性を花咲かせた女 広岡浅子の生涯』の制作発表だったので高畑裕太の件に関する質問はNGだったそうですが、平野レポーターは舞台の粗筋に絡ませ果敢に質問しようとチャレンジしました。当時も『済んだことをさらに聞かなくても』と話題なりましたね。

 取材意欲が旺盛なのは間違いありませんが、この日は舞台の制作発表であり、他の共演者もいる中での出来事ですので舞台に関係のない質問は場違いでした。高畑淳子は事件に関しては既にきちんと記者会見も開いてもいますし、執拗な追い討ちはあまり日本人好みではないのかもしれません」(同)

 この件で得をした人物は一人もいないようである。真実を追求するための質問だったのだろうが、少々勇み足だったのかもしれない。