新型コロナ感染拡大に負けない中小企業は何をしている?――コンサルタントが語る、営業の本質

 

 新型コロナウィルス流行によって、私たちのビジネスの仕方は大きく変わろうとしている。そして、各社がリモートワークを推奨し、ミーティングも実際に顔を合わせるのではなく、ZoomやSkypeなどを使ったリモート会議に移行するなど働き方も変化している。


 こうした変化は、新しいビジネスモデルを生み出すきっかけになるものだ。


 展示会・見本市を活用した営業方法を提唱し、中小企業の支援を行っている展示会営業Rコンサルタントの清永健一さんは、強力な営業ツールの一つとして動画によるインターネット展示会の活用を推進している。


 実は3月1日に『展示会のプロが発見! 儲かっている会社は1年に「1回」しか営業しない!』(ごま書房新社刊)を上梓したばかりの清永さん。新型コロナウィルスで展示会が軒並み中止となっているこの状況でも「展示会営業」の手法は通常の営業活動でも使えると言い切り、その上で新たな営業方法を提案する。


 ここでは、本書の内容にふれながら、このような状況下でも忘れてはいけない営業の本質について清永さんにうかがった。


※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

 

■仕事をしている意味、感じていますか? 営業の本質に迫る


――3月に上梓された新刊『展示会のプロが発見! 儲かっている会社は1年に「1回」しか営業しない!』について伺います。今回で清永さんにとって6冊目となる本ですが、最も読んでほしかった部分はどこですか?


清永:2つありまして、まずは展示会に出展するならば会社の売上アップに貢献してほしいということです。ただ出展するだけではなく、売上の増加に直結させましょう、と。これは以前からの変わらないメッセージですね。


 もう1つが本書の特徴で、展示会を上手く使えば売上が伸びるのは当然で、それ以外にもいろいろなプラスの面があるということです。それは最終章の「ムダな営業をしないことが会社にもたらす13個の幸せ」にまとめているのですが、例えば長期ビジョンを持つことができたり、部門間の垣根を越えてセクショナリズムを打破できたり、顧客視線の思考力が強化できたり、セルフイメージが高まったり、優秀な人材の採用につながったり、ということがあります。


 展示会は、上手く活用すると、こうした売上アップ以外の課題をも解決するきっかけにすることができます。そうしたことを本書では踏み込んでお伝えしています。


――「1年に1回しか営業しない」というタイトルの言葉は強いなと。


清永:自分でも強い言葉だなと思っています(笑)。展示会出展にきちんと取り組めば、それくらい効果を発揮できるんだよということですね。無理な営業で利益が出ない案件を受注してしまったり、無茶な営業で営業パーソンを疲弊させて人材が定着しなかったりするくらいなら、展示会出展にリソースを集約した方がよっぽどいいですよと。


 本書では「株式会社名井内(ないない)」という架空の企業を通して、プロジェクトチームの立ち上がりから展示会出展を経たポジティブな変化を書いていますが、まさにそういうことが事例として起きています。


――例えば、新規開拓のテレアポのみしかやっていないという営業だと、数をこなすことが目的化し、本質的にはクリエイティブではないように感じます。顧客と人間関係を築き上げていって、問題解決を促し、何度も仕事をもらえるようになるのが本質的な仕事ではないかと。展示会はそうした営業をするための入り口としてうってつけなように感じます。


清永:おっしゃる通りです。そして、私の展示会営業Rノウハウでは、展示会出展にあたってまず、自社が顧客に対してどう役に立てるかを考えるところから始まります。そこから成約に結びつくと役に立つ感覚を得られやすいんです。やっぱり顧客には喜んでほしいじゃないですか。


――確かに仕事をしている意味を感じられますよね。本書では「来場者の問題解決を支援する」というスタンスで展示会営業での商談に臨むことをすすめていますが、これは仕事をする意味を大きく感じられる方法だと思います。具体的にどうすればいいのでしょうか?


清永:まずは、社内で見込み客の悩みを想像して出し合ってみることです。次に、既存顧客に意見を聞いてみるとよいですね。


 私は、展示会営業コンサルタントですが、クライアントの皆さんはみんな一様に売上アップだけに悩みを抱えているわけではないんです。採用や社内コミュニケーション、働き方の改善。今ならば新型コロナウィルスでどう舵を取ればいいのか、ということもあるでしょう。そうした問題にも対応できるツールとして、私は展示会の活用を提案するんです。だからこそ、問題解決になる。


 最初の話に戻ると、自社で想像した課題って、自社商品を通して顧客を見た際の悩みばかりが出てくるんですね。でも、既存顧客に自社の商品をどのように使っているのか、どんな効果を発揮しているのか聞いてみると、それ以外の意見がたくさん出てくるんです。「意外にこういうことにも使えたよ!」みたいな声もあれば、「ちょっと使いにくいね」という声もあるでしょう。


 つまり、商品が想定外の働きをしていることって結構あるし、相手がきちんと中身を把握していないまま商品を購入するケースもあって、その後全然使われていないパターンもあるんです。


――そうなると、アフターフォローが必要です。


清永:はい。なので、商品を購入していただいたら、3カ月後くらいにフォロー面談をしてみる。「どうですか?」と聞いてみる、そういう風にしていくことが大事です。もし「全然効果が出てないよ」と言われたら、一緒に悔しがればいいんです。「マジですか!わたしも悔しいです!」と。そして、「一緒に改善していきましょう」と言えばいい。共通の目標像を持ち、それを顧客とともに目指していく。上手くいってないからこそ、より踏み込む必要があるんです。


――確かにそうすると必要とされる営業になっていけますよね。


清永:そうですね。ただ、どの営業マンにもそういう会社って1、2社はあると思うんですよ。それを意識的に広げていくことが大事ですし、そういう関係を顧客と築きあげていくためのきっかけとして、展示会は最適なんです。


――清永さんは多くの中小企業をクライアントに持っていますが、近年、そうした企業の抱える悩みや課題について変化は見られますか?


清永:採用と人材の定着は悩んでいるところが多いですね。中小企業だと優秀な人材を採用するのは難しいという思い込みがあるようなんですが、そうとは限りません。


 経営者が志をちゃんと持って、未来を語ることができれば、若くて優秀な人材を引き付けることができます。例えばFacebook社って20年前にはなかった企業ですよね。今、すでに会社があるだけでFacebook社よりリードしている。だから自社が20年後、Facebook以上に影響力のある企業になる可能性も0ではないんです。


 経営者の皆さんには、前を見て大きな未来を描くということをしてほしいです。そのきっかけとして、部門横断的に力を合わせることができる展示会営業の手法は有効です。


――新型コロナウィルスで経済の冷え込みが懸念されていますが、これからどんなことに気を付ければいいと思いますか?


清永:この状況は仕方がないので、今できることをやるということだと思います。「なるようになる」、いや「なるようになる」だと他力な若干諦めが入ったニュアンスになるので、「なしたようになる」と考えたいですね。


 新型コロナによって外出自粛となり、できないことも増えていると思います。ただ、だからこそ時間もあるわけで、そのタイミングで長期ビジョンを社内全体で考えたり、Zoomなどを使って訪問しなくても顧客や見込み客と対話できる仕組みをつくるとよいでしょう。


 手前みそですが、私自身も展示会が軒並み中止になり、いろいろな中小企業の経営者の方から相談をいただくなかで、「新型コロナウィルスなんかに負けない! 中小企業 応援 WEB展示会プロジェクト」というインターネット展示会を企画しました。


――新しい時代の売り方、働き方に一気に舵を取るチャンスですね。


清永:そうですね。それに、みんなこの状況に困っていると思うんです。その中で、自社のリソースで解決できる困り事は何かを考えることも有効です。


 私の顧客の中に刺繍業の方がいるのですが、あまった布を使ってマスクを作るとか、自分でマスクを作るための方法を指南する動画をアップするということをしています。世の中に役立つことですから、社員さんはモチベーションが上がりますよね。


 こういう不気味さが漂う状況下では、人間って集まりたくなるんです。でも、集まることができない。だからこそ、自分に何ができるか考えることが大事なのかなと思います。


――最後に、中小企業の経営者の皆さんにエールをお願いします。


清永:下を向いても事態は好転しませんし、右往左往しても仕方ないです。今できることをしましょう。「なしたようになる!」そのために私にできることがあれば、ぜひお手伝いしたいと強く思います。
(新刊JP編集部)

JRA浜中俊「最近、心不全を起こす馬が多くなっている」過去にもサンデーサイレンスやアグネスタキオンなどが死亡……考えられる原因

「それにしても最近、心不全を起こす馬が多くなっているように思います」

 浜中俊騎手は、『中日スポーツ』に掲載している自身のコラムにて、心不全を起こして死亡する馬の多さについてそう振り返った。

 先週日曜の中山12Rでは、1番人気に支持された北村宏司騎手のサトノテラスが好スタートを決めるも、向こう正面で突然ジョッキーがバランスを崩すほどの後退。そのまま崩れるように転倒してしまった。

 幸いにも北村宏騎手は無事だったが、サトノテラスは死亡。診断の結果、死因となったのは急性心不全だった。

 浜中騎手の説明によると、急性心不全を発症するといきなり全身の力がフッと抜けてしまう感じで、乗っている方はどうしようもなくなるようだ。同騎手が落馬負傷の原因となった昨年の京阪杯(G3)でファンタジストが心不全を発症して競走中止となっている。

 軽種馬育成調教センターHPの説明によると、心不全は心臓が機能不全に陥り、心筋の収縮力が減退ないし消失し、全身性の血液循環障害を伴って心臓に還流する血液が完全に心室内から拍出できないために起こる。前日まで元気だった馬が翌朝に馬房や放牧地で死亡していたといった事例もある。

 サンデーサイレンスは蹄葉炎の後に、衰弱性心不全で死亡。幻の3冠馬アグネスタキオン、稀代のスプリンター・サクラバクシンオー、名マイラー・ノースフライトも心不全が原因で死亡している。

 また、浜中騎手は、「はっきりしたことは言えませんが」と、ことわりを入れつつ「カイバの栄養価が高くなっているのが原因なのでしょうか」と、同騎手なりの見解を述べた。

 確かに調教や育成技術の向上、進化の一方で競走馬の飼い葉の改良なども因果関係が全くないとは言い切れないかもしれない。我々人間にしても一昔前から随分と食生活は変化を遂げている。

「いずれにしろ、このようなケースがなくなることを祈りたいです」と、浜中騎手は最後に競走馬の無事を案じた。

 レースでは常に全力で駆け抜ける競走馬にとって、突然の骨折や心房細動などで競走中止となることは珍しくはない。また、現役を引退した後も突発的に死亡することもある。

 これからもひとつでも不幸な事故が減ることを願うばかりだ。

JRA有馬記念(G1)「上位陣壊滅」の危機!? アーモンドアイ、ワールドプレミアらにアクシデント続々……唯一順調なのは「アノ馬」だけ?

 今週、昨年の天皇賞・春(G1)を制したフィエールマン(牡5歳、美浦・手塚貴久厩舎)が、連覇を目指して同レースから始動することがわかった。なお、鞍上は主戦のC.ルメール騎手が務める。

 世間が、そして日本競馬が新型コロナウイルス拡大の脅威にさらされる中、ここまで特に動きがなかった「遅れてきた大物」が、昨年の有馬記念(G1)上位組で“唯一”順調な姿を見せようとしている。

 昨年の競馬の総決算となった有馬記念。年末のグランプリらしくG1馬10頭の超豪華メンバーが集ったが、激闘を戦った馬たちの「現在」は決して順調とは言えなさそうだ。

 勝ったリスグラシューを始め、6着シュヴァルグラン、7着レイデオロはすでに引退。2着サートゥルナーリアは始動戦の金鯱賞(G2)を快勝したものの、大本命確実だった大阪杯(G1)を回避。さらに3着ワールドプレミアも体調が整わず春全休の可能性が高い。5着キセキ、8着ヴェロックスは始動戦で1番人気に推されるも信じられないような惨敗を喫している。

 また9着とキャリア初の惨敗を喫したアーモンドアイも、巻き返しが期待されていたドバイターフ(G1)が新型コロナウイルスの影響で中止になったため、帰国を余儀なくされるというアクシデント……。

 昨年の有馬記念が非常にハイレベルなレースだったことは誰もが認めるところだが、激闘を戦った有力馬たちが尽く“不幸”に巻き込まれている。

 その上で、1ケタ着順組で唯一順調なのが4着だったフィエールマンというわけだ。

「引退したリスグラシューらはともかく、昨年の有馬記念で上位を賑わせた馬、つまりは今年の競馬の主役になるべき有力馬たちが、最近はとにかく順調に行っていない印象です。

もちろんハイレベルなレースだった有馬記念の“ダメージ”という見方もありますが、ドバイ中止騒動に巻き込まれたアーモンドアイらを見ていると、昨年の有馬記念自体が“呪い”のようなレースだったのかもという気も……。せめて4着だったフィエールマンだけでも、なんとか順調に行ってほしいですね」(競馬記者)

 有馬記念上位の現役馬に次々と“ケチ”が付いている中、フィエールマンは至って順調だという。天皇賞・春には約5か月ぶりの出走となるが、もともと間隔をあけて結果を残している馬だけに、大きな問題はなさそうだ。

 また、昨年の天皇賞・春でフィエールマンとクビ差の接戦を演じたグローリーヴェイズが、予定されていたドバイシーマクラシック(G1)が中止になったことを受け、今年の天皇賞・春の出走が難しい状況。

 昨年はこの2頭が3着以下を6馬身以上突き放していたこともあり、フィエールマンは大本命として今年の天皇賞・春を迎えることになりそうだ。

 仮に連覇が達成されればメジロマックイーン、テイエムオペラオー、フェノーメノ、キタサンブラックに続く史上5頭目の快挙。来週には美浦へ帰厩し、管理する手塚貴久調教師も「ふっくらして、馬はすごくいい状態」と手応えを感じているようだ。今年の競馬を彩る“看板”として、まずは順調にレースを迎えてほしい。

パチンコで「あの伝説」復活のウワサ……熱視線を浴びる「超絶」朗報!!


 高い人気を誇るシリーズ最新作の活躍が目立つパチンコ。現在ホールでは『花の慶次』や『北斗無双』といった人気タイトルの新台が絶賛稼働中だ。

 今後も『大工の源さん』や『シンフォギア』などビッグコンテンツが登場予定。ホールは、さらに盛り上がりを見せそうである。

 新台『P大工の源さん 超韋駄天』は、RUSH継続中が時短変動約1秒、平均3.5秒という驚異的な連チャンを可能にした。その出玉スピードは「現行機トップレベル」とも評されている。

 ファン待望の最新作『Pフィーバー戦姫絶唱シンフォギア2』は1種2種混合タイプで、大当り確率は約1/199.8。連チャンモード「シンフォギアチャンスGX」は、突入率が51.2%で継続率82%と前作以上の連チャンが期待できる仕様だ。

 ビッグコンテンツ『牙狼』シリーズも始動。シリーズで登場する絶狼を主役としたスピンオフ作品が熱視線を浴びている。

 新機種『P10カウントチャージ絶狼』は、1セット約148秒という高速消化を実現した。さらに右打ち時の大当りはALL1500発、継続率は約77%と「大量出玉」の獲得が可能。「時速約3万発」との情報も話題になり、日に日に期待は高まっている。

 発売されるだけで注目度が高いシリーズ機。昨今はコンテンツ力だけで長期稼働を実現するのは困難な傾向だが、シリーズ機に期待を寄せるユーザーは今なお多い。

 先述した新機種たちも、導入後は大きな反響が寄せられることだろう。その動向に注目していきたいが……。

 パチンコ・パチスロ化されている人気シリーズに関する激アツな噂が浮上した。

 パチンコ分野に「あの天才」が降り立つ!? 一部ファンから好評を得ていたシリーズの「復活」を示唆する声が目立つようになってきた。

「伝説の麻雀漫画『アカギ』ですね。高い人気を誇る本作は、両分野でタイアップ化されるなどユーザーにも馴染みのある存在。大ヒットしたとは言い難いですが、それなりの反響は得ていた印象です。

話題になっているのはパチンコの後継機。すでに事業撤退をしている奥村遊戯の人気シリーズでしたが、『別メーカーが開発中!?』といった噂が浮上しました。復活を期待していたファンにとっては朗報でしょう。時期的に新時短システム『遊タイム』を搭載している可能性もあります。続報に注目ですね」(パチンコ記者)

 コミックスの累計発行部数は1200万部を超えるなど、人気は同ジャンルにおいて抜きん出ていた「アカギ ~闇に降り立った天才~」。天才・赤木しげるが、パチンコ新時代へ降臨するのだろうか。まずは正式な発表を待ちたい。

ダイソー「フレグランスボディミスト」が話題沸騰…人気「ボディファンタジー」が手がける

 100円ショップ・ダイソーの「フレグランスボディミスト」が、SNSユーザーの間で話題沸騰中!しかもこれ、人気フレグランスブランド・ボディファンタジーが手がける“プチプラ&ミニサイズ”のボディミストなんです。

 ダイソー限定で購入できるミニサイズの「フレグランスボディミスト」は、フリージア(フリージアの香り)、ジャパニーズチェリーブロッサム(桜の香り)、スウィートピオニー(ベリー×フローラルの香り)、ピュアソープ(せっけんの香り)、ウェディングデイファンタジー(フローラルブーケの香り)というラインナップ。それぞれ29ml入り、各300円(税別)となっています。

 SNS上では、

「ボディファンタジーのミニボトルがダイソーに売ってた! どれもめっちゃ良い香りだし、小さくてカワイイ!」

「ボディファンタジーのフレグランスって、つけてると周りの反応が良いんだよね。ダイソーのミニサイズなら全部買っても邪魔にならないし、値段的にも試しやすくて嬉しい」

「髪にシュッてふりかけて出かけたら、歩いてるだけで幸せ気分。フリージアと桜がお気に入り」

「お花の香りって春らしくて良いよね~。せっけんの香りも万人受けしそう」

「ボトルが小さくてかさばらないから、外出時も持って行きやすい」

「軽~くハンカチとかにふっておくのもオススメ!」

「普通の香水よりも、においがキツくない気がして好き」

などと評判が広まっています。売り切れる前に、ぜひチェックしてみてください!

(文=編集部)

 

無印良品、この春買ってはいけない日用品5選…汚れが落ちない洗剤、高額スケッチブック

 生活に必要なものを、幅広く取り揃えている無印良品。SNSやメディアでもたびたび話題になっており、自社製品へのこだわりは、万人の知るところではないだろうか。

 そんな企業姿勢は、業績にも表れているようだ。1月10日に発表された2020年2月期第3四半期(2019年3~11月期)決算によると、売上高は3282億円で、前年同期と比較して7.9%増。営業利益は前年同期比で14.5%減だが、商品の販売においては好調だといえるだろう。

 しかし、もともとの期待値が高い無印良品だからこそ、“良品”とは呼びがたいハズレ商品に出合ってしまったときのショックは大きいかもしれない。そこで今回は、巷の口コミに耳を傾け、とりわけ不評なアイテムを「買ってはいけない商品5選」としてリストアップした。この春、無印良品で買い物する際の参考になれば幸いである。

しゃもじ置き付き炊飯器・3合/6990円(税込、以下同)

 無印良品では家具から生活雑貨までオールジャンルに取り扱っているため、春から新生活をスタートさせる人は、家電までまとめて購入したくなるところだが、炊飯器には注意するべきかもしれない。

 無印良品の「しゃもじ置き付き炊飯器・3合」は、主張のないボタンや丸いフォルムを採用することによって、洗練されたデザインに仕上がっている。しかし、肝心の機能面については「炊きムラがある」「買って2~3年で壊れてしまった」などと、あまり良くない評判も目立つのだ。

 昨今は、専門メーカーからもデザインにこだわった炊飯器が登場しているので、無印良品で即買いするのではなく、ほかの選択肢もチェックしてみてほしい。

ハンドシュレッダー(約182×L50×H30mm)/990円

 かゆいところに手が届く商品が目白押しの無印良品。個人情報を含む書類を処分したいときに重宝する、この「ハンドシュレッダー」も例外ではない。だが、この商品を便利だと評価するユーザーが一定数いる半面、不満を抱いている人もちらほらと見受けられる。

 実はこのハンドシュレッダー、同時に裁断できるのは、コピー用紙の薄さで2枚分が限度なのだ。ハガキほどの厚みがある用紙に至っては、裁断すらできないらしい。また、A4サイズの用紙でも、縦方向に二つ折りをしてからでないと裁断口に挿入できず、これは結構な手間だといえるだろう。

 もっとも、日々溜まっていくレシートや不要なDMなど、ちょっとした紙類を処理する分には、さほど不便ではないという声もある。大量の書類を一気に片付けたい方はもどかしさを感じるだろうが、“値段相応”として割り切って使うのも手かもしれない。

衣服用洗濯洗剤 約560ml/490円

 無印良品の化学製品は、素材にこだわってつくられていることが多い。たとえば「衣類用洗濯洗剤」は、アブラヤシというヤシの実から取れるオイルを配合しており、手荒れしにくい仕様になっているようだ。

 しかし、その一方で「目盛りが見にくい」「液垂れがひどい」「汚れが落ちにくい」などと、ネガティブな意見も少なくないのが実情である。潔いほど簡素なデザインのボトル目当てで購入し、別の洗剤を詰め替えて使っているユーザーもいる模様だが、あくまでも洗剤が欲しいという方は、薬局へ買いに行ったほうが失敗せずに済むだろう。

ステンレスバスケット スライドタイプ(約幅50×奥行き17×高さ12cm)/2490円

 無印良品の「ステンレスバスケット」は、汚れを溜まりにくくするために、ワイヤーの交差している部分が少なくなるよう改良された商品だという。しかし、それが裏目に出て、かえって使いにくく感じる消費者が続出してしまっているようだ。

 というのも、ワイヤー同士の距離が開きすぎているため、細い皿やスプーン、フォークなどは落ちてしまうとのこと。実際、ワイヤー同士の隙間に指を入れてみたところ、指約1.5本分の開きがあった。この隙間があっても落ちないのは、マグカップくらいではないだろうか。

 確かにデザイン面では、ワイヤー同士の距離を開いたほうがスッキリした印象にはなるが、そのせいで利便性が犠牲になってしまっては元も子もない。さらなる改良がなされるまでは、別メーカーのバスケットに頼ったほうが無難といえそうだ。

スケッチブック/350円~

 無印良品の文房具は、昔から定評がある。特にクラフト素材の表紙のアイテムは鉄板で、シンプルなデザインからくる使い勝手のよさが、ファンの心をつかんで離さない。しかしスケッチブックに関しては、無印良品で買う必要はなさそうだ。

 無印良品のスケッチブックは、小さいものから順に「ハガキサイズ」(20枚350円)、「F1サイズ」(20枚390円)、「F4サイズ」(20枚590円)の3種類。スケッチブックにしてはかなり攻めた値段設定に思うだろうが、その使用感は100均で売られているものと大差ないようである。根っからの無印良品ファンならともかく、ただスケッチブックが欲しいだけなら、他店で購入したほうがお得なのは間違いないだろう。

 各所で好評を博している無印良品だが、なかには今回ピックアップしてきたように、マイナスなウワサが聞こえてくる商品もある。ユーザー側も、各メーカーの得意分野を見極めて買い物する力が求められそうだ。
(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)

パチンコ新台『北斗無双』はヤレる!?「新感覚のゲーム性」で“無双”の出玉感を味わえ!【激アツ新台実戦JUDGEMENT】」

 ホットな新台をユーザーの感想を交えつつ掘り下げていくこのコーナー、【激アツ新台実戦JUDGEMENT】。

 今回のピックアップマシンは、「最強伝説」を打ち立てた現行機随一の爆裂マシンの遺伝子を受け継ぎ、ライトミドルの頂点を狙う『P真・北斗無双 第2章 頂上決戦』(以下、無双2決戦)だ。

 待望の『北斗無双』シリーズにおける新作だが、立ち位置としてはシリーズ第二弾『ぱちんこCR真・北斗無双 第2章』の兄弟機である。前作のミドルタイプから遊びやすいライトミドルと確率帯を変えたもの。

 また、大当り確率だけでなくスペック面も変更。確変ループタイプであるのは同じだが、今作は「小当りRUSH」が搭載されたのである。初代『北斗無双』でもライトミドルバージョンがリリースされ、その際は単純なスペックリサイズでゲーム性に変化はなかったのだが、今回は内部構造にも手を加えた格好となっている。

 しかも、その「小当りRUSH」も一風変わった味付けがなされている。従来であれば、最上位モードとして「小当りRUSH」を設定し、「小当りRUSH」「確変」「時短」を行き来する流れが主流となる。

 それにプラスして、非当選でも規定回数を消化すると小当りRUSHに突入するといった条件突破機能を付随させるパターンもあるが、本機のそれは非常に特殊なものとなっている。

 まず、メインの突入契機は突発フラグを引くこと。確変中に大当りよりも先に小当りRUSH突入フラグを引き当てるのである。これは「プレミアムミッション」と呼ばれる演出で展開され、聖帝十字陵でラオウとサウザーが出会えば成功となる。

 このプレミアムミッション成功確率は約1/31。これを高確率1/35.4の間に当選させる、要は転落抽選の逆バージョンである。

 もうひとつの突入条件が確変「南北頂上決戦」を100回転消化させること。この規定回数に到達すると101回転目からは小当りRUSH「南北大将決戦」への昇格が約束されるのである。

 このように小当りRUSHまでのハードルが高そうな印象であるが、一度小当りRUSHに突入すれば以降の確変大当りはすべて小当りRUSH付き。さらに15個賞球+1回の小当りで2開放、つまり1回30個の出玉が約1/1.06の割合で連続する、強力な性能を有しているので、出玉感はトップクラスである。

「ハマれば『北斗8覇王』と同じくらい出る」「100回ハマリで3000発」などの報告があった。なかには、300回転以上大当りまでかかって一撃8000発をマークするなど、その性能に疑いの余地はないようだ。

 一方で、確変(小当りRUSH)のループ率が50%と低いことや確変中の大当り確率が1/35.4と高いことによるスペックへの不満が多く見受けられた。

「小当り性能はいいけど確変50%を引き続けるのが辛い」「小当り特化台なのに1/35はないやろ」「サミーは最近スペック迷走してるな」など、低評価が続く。

『北斗無双 第2章』はその名が示すように、まさに次のフェーズへと移る過渡期となったようだ。

 本機もチャレンジマシンとしての要素が高く、ユーザー動向や市場評価をうかがいながら、今後の『無双』シリーズにおけるコンバージョン率を高めていこうという意図も見え隠れする。

(文=大森町男)

パチスロ『期待値』の見つけ方!「プラス収支」のために「できること」‼


 5号機の生産が終わり、6号機時代へと移り変わって久しい。最大の特徴である「有利区間」だが、ことさらユーザーには不評である。

 確かに「1500ゲーム間での状態リセット」「2400枚制限」など、打ち手が不利に感じる部分が多い。

 しかしながら「勝てないか」と問われれば、「否」と答えさせてもらう。攻め方が無いわけではないからだ。

 6号機は特に「ハイエナ」に適している機種が多い。例えば『Re:ゼロから始める異世界生活』などのハマり台狙いが非常に有効であることは既に常識になっている。

 ハマり台狙いが有効な6号機は多い。しかし最近の新台は「有利区間の序盤」が狙い目だったり、通常時のシナリオが狙い目だったり多様化してきた。

 ハイエナで狙い易いのは新台だ。情報が浸透していない時期には「期待値」がある部分でヤメてしまう人は多い。

 なぜ新台をハイエナ出来るかというと、導入前に「狙い目」を知っている人がいるからだ。そういう人達がTwitterやブログなどで情報を発信する。

「狙い目」を導入前に知ることなど出来るのだろうか。答えは「出来る」だ。今回は事前に「狙い目」を見るコツを書いていきたい。

 パチスロには「出玉率」「機械割」という数値がある。「機械割」はホールから見た数値なので「出玉率」で表記していく。この数値は「どれだけコインを投入して、どれだけ返ってくるか」という割合だ。

 例えば「出玉率97%」というのは10000枚投入すれば9700枚返ってくるという理論値。この場合は差し引きで300枚の負けとなる。

 この「97%」という数字は永遠に「97%」なわけではない。パチスロには「波」があり、コインを飲んだり、吐き出したりして最終的には「97%になる」というものだ。

 例えば「ジャグラーシリーズ」でいえば、通常時は「コインを飲むタイミング」である。フラグが立ち、ゴーゴーランプが光った状態が「コインを吐き出すタイミング」になる。

 この「吐き出すタイミング」を狙い打つのが「ハイエナ」だ。「出玉率97%」でも「吐き出すタイミング」のみを狙い打てば最終的に勝つことが可能。

 言い方を変えれば「コインを飲みこむタイミング」を出来るだけ避けることで「期待値」を得ることが可能になる。

 例えば『パチスロ〈物語〉シリーズ セカンドシーズン』は「傾物語」に遠ければ遠いほど「コインを飲むタイミング」と予測できる。

 本機は約500Gで「傾物語」に当選濃厚の天井周期に到達。この周期が遠ければ遠いほど「コインを飲みこむタイミング」であるし、近ければ近いほど「コインを吐き出すタイミング」に近い。

 天井狙い以外の例を挙げると『エヴァンゲリオン フェスティバル』が適している。もちろん天井狙いも有効だが、それ以外にも狙い目があるのだ。

 本機は周期抽選で、集めた「スタンプ」の数でCZの当否を抽選。そのスタンプは「マップ」によって獲得する数の期待度が違う。

 つまり期待度の低いマップが最も「コインを飲むタイミング」になるし、期待度の高いマップが「コインを吐き出すタイミング」に近いということになる。

 このような情報はメーカーなどによる導入前情報からでも取得は可能。事前に「狙い目」を予想することも「ハイエナ」の醍醐味だ。
(文=大松)

パチスロ新台『サラ番2』「純増10枚』に続く衝撃!? 6号機「最速AT」実現の可能性も……


 2020年も続々とデビューを果たしているパチスロ6号機。大きな反響を得ているのは『パチスロ<物語>シリーズ セカンドシーズン』(サミー)や『バジリスク~甲賀忍法帖~絆2』(メーシー製)といった人気シリーズ最新作だ。

 27日時点のパチンコサイト「パチビー」の全国稼働ランキングでは、他の6号機へ差を付けて1位・2位にランクイン。長期稼働を予感させる稼働を実現している。

 ホールで主役級の活躍を見せてきた『沖ドキ!』や『ミリオンゴッド 神々の凱旋』といった人気機種が撤去予定のパチスロ。そのような状況における6号機の活躍は、業界にとって大きな意味を持つ。その動向に注目したい。

 今後も魅力的な6号機が登場予定。その中で最も熱い視線を浴びているのは、大都技研が誇る『押忍!番長』シリーズだろう。動向に注目が集まっていた新台『押忍!サラリーマン番長2』がついに始動。製品サイトが公開され、大きな反響が寄せられている。

「PVでは轟と鏡の“共闘”がテーマとなっていることが確認できます。『共闘』演出が発生すれば、大当りや上乗せに期待が持てるようですね。ATは差枚数管理型になったことで、新たなゲーム性を実現しています。

通常時は基本的に『番長ボーナス』から『頂ラッシュ』へと、ゲームフローは前作を踏襲。しかしながら、色々な部分で“進化”が感じられる印象です。シリーズのファンは問題なく楽しめるのではないでしょうか。

シリーズの実績を考えれば、どのホールもそれなりの台数を導入するはず。最近はビッグコンテンツでも成功を収めるのが難しい感じになっていますが……。『番長』には、6号機へ勢いを付けるという意味でも期待したいですね」(パチスロ記者)

 絶大な人気を誇る『押忍!番長』シリーズ。待望の最新作は、これまでのような活躍を見せてくれるのだろうか。導入予定の4月が非常に楽しみだ。

 注目度では、コナミアミューズメントの人気シリーズ最新作『戦国コレクション4』も負けてはいない。公開されたティザームービーでは「純増約10枚ストレートAT×天国モード」といった興味を掻き立てられる文言が紹介されている。

 好評を得た『戦国コレクション2』の正統後継機。過去作品と同様に、ホールを盛り上げてくれるのだろうか。続報を楽しみに待ちたいが……。

 熱狂的ファンを持つ「人気コンテンツ」の新情報も浮上。その仕上がりに対し「出玉スピードは6号機最高峰!?」と囁かれ話題になっている。

「高い人気を誇る『ブラックラグーン』ですね。つい先日『BLACK LAGOON4』のリリースを発表。シリーズの4作目となる最新作は、6月の導入が予定されている状況です。

気になるのは仕上がりですが『バトルやRUSHなどはシリーズを継承!?』『6号機最速レベルのATという噂あり』といった情報が存在します。一部関係者の間では『かなり力を入れているスペック』とも囁かれており、期待は上昇中ですね。目玉機種になりそうな気配です」(パチスロ記者)

 続々と浮上する「激アツ6号機」情報。果たしてスタンバイしている新機種たちは、ファンの支持を得ることができるのだろうか。各メーカーの手腕に期待したいところだ。

ワタミ、「ホワイト企業」ぶりを猛アピール…不振の中国から新型コロナ言い訳に鮮やかな撤退

 最近、居酒屋大手ワタミの存在感が高まっている。きっかけとなったのは、休校支援だ。新型コロナウイルスの感染拡大による小中高校の一斉休校要請を受けて、同社は弁当を宅配の料金だけで届けるサービスを実施した。これに対し、称賛の声が相次いだのだ。

 近ごろ同様の動きが広がっているが、早い段階で休校支援を表明して注目を浴びたのがコンビニ大手のローソンだ。同社は3月2日、全国の学童保育施設に子どもたちの昼食支援を目的に、おにぎりを無償配布すると発表した。このことはメディアに大きく取り上げられ、称賛の声が相次いだ。これがきっかけとなり、休校支援の動きが広がっていった。

 だが、ワタミの休校支援表明はローソンよりも早かった。2月28日に、弁当を宅配の料金だけで届けることを表明している。この対応は当初あまり報じられなかったが、同様の動きが広がったことで、徐々に取り上げられるようになった。それに伴い、ワタミが先駆けて休校支援を表明したことが知られるようになり、称賛の声が上がるようになった。「これぞまさにホワイト企業」といった声も聞かれた。

 さらにワタミは、子育て中の家庭を対象として、2食以上の弁当を注文した場合に1食あたり宅配料込みで390円(税込み)と、通常より安い価格で提供する「子育て家族割」を3月に始めている。前述の休校支援を行った際に、子どもだけでなく子育て中の親の食事も注文したいという声が多くあったことから「子育て家族割」の開始を決めたという。また、サービス対象外のエリアのお客からも想定を上回る要望や問い合わせがあったため、冷凍総菜を全国に届けるプランを新たに追加している。

 傘下の居酒屋の存在感も高まっている。新型コロナの感染拡大で外食を控える動きが広がっていることを受け、傘下の居酒屋で一部商品を100円(税別)という通常より安い価格で提供するキャンペーンを期間限定で実施した。第1弾として3月16日から期間限定で「本マグロの天盛り」を100円で提供した。同商品は通常、居酒屋「ミライザカ」で799円(同)、「和民」で790円(同)、「三代目鳥メロ」で699円(同)で提供しており、圧倒的な安さで集客を図った。18日からは第2弾として傘下の居酒屋「炉ばたや 銀政」で、陸前高田産の牡蠣を100円で提供する。100円キャンペーンは好評のため、今後も続けていく予定だという。

ブラック企業のイメージ払拭はまだ時間がかかるか

 こうした新型コロナ絡みの施策は、ワタミのイメージアップにつながる。同社は過労自殺者を出したことなどで“ブラック企業”のレッテルを貼られ、それが原因で客離れが起きた。それにより今も厳しい状況が続いているが、これを機に流れが変わる可能性がある。

 もっとも、ワタミはこれまでもブラック企業のイメージ払拭策をさまざまに講じてきた。ブラック企業のイメージが強い“ワタミ”の名を冠した「和民」を、「三代目鳥メロ」や「ミライザカ」に転換したことがそのひとつだろう。この“ワタミ隠し”により、客足は回復するようになった。ただ、これは企業体質が変わったことを意味するものではないので、根本的な問題解決にはならない。そのため、依然としてイメージは“ブラック企業”のままだ。

「ホワイト企業大賞」を受賞することでブラック企業のイメージ払拭も図っている。ホワイト企業大賞は、14年に発足したホワイト企業大賞企画委員会が表彰する賞だ。同委員会はホワイト企業を「社員の幸せと働きがい、社会への貢献を大切にしている企業」と定義している。年に1回選定し、表彰するという。1月に開催された第6回「ホワイト企業大賞」の特別賞に、ワタミ傘下の「三代目鳥メロ」が選ばれたのだ。

 だが、このホワイト企業大賞を受賞したからといって、真のホワイト企業とみなされるわけではない。同賞には権威がないからだ。まだ歴史が浅く、主催団体に高い権威があるわけでもない。また、受賞のハードルがかなり低い。同賞の応募は他薦のみならず自薦も可能で、企業など団体が10万円を払えば応募できるうえ、今回応募した30数団体のなかで、何かしらの賞を受賞した団体は31団体にも上る。ハードルはかなり低いといえるだろう。こうしたことから、特別賞を受賞したからといって、ただちにワタミがホワイト企業になったとはいえない。

ワタミ、新型コロナウイルスの影響は最小限にとどまる

 ただ、ワタミは新型コロナへの対応で評判を高めており、真のホワイト企業に近づいている感が出てきている。これは施策が奏功していると言っていいだろう。

 こうした施策の陣頭指揮をとっているのが、創業者で代表取締役会長兼グループCEOの渡邉美樹氏だ。渡邉氏は6年間の参議院議員生活を終え、19年7月にワタミの取締役に戻り、10月には代表取締役会長に復帰した。グループCEOの肩書も加わっている。

 渡邉氏は、参議院議員時代には目立った実績を残すことができなかった。議員活動と企業経営とでは求められるものが大きく異なるのだろう。ただ、ワタミの経営に復帰してからはなかなかと思える施策を矢継ぎ早に打ち出しているように見える。

 前述したこと以外では、中国で展開する和民の全7店の閉鎖を決めたことが挙げられる。新型コロナの感染拡大で休業している店舗の客数減が長期化するとみて、退店を決めた。もっとも、この発表を額面通りに受け取ることはできない。新型コロナの影響はあるだろうが、もともとワタミの居酒屋は中国で苦戦を強いられており、不採算店の閉鎖を進めていたことから、新型コロナを言い訳に撤退したとみるべきだろう。

 中国での不振もあり、ワタミの19年4~12月期の海外外食事業の業績は思わしくない。売上高は前年同期比5.3%減の50億円、セグメント損益は1億5300万円の赤字(前年同期は1億3900万円の黒字)だった。

 こうした状況のなか、中国での和民の撤退はあざやかといえよう。「業績が悪いから撤退する」というよりも、「新型コロナの影響が長引きそうなので撤退する」と発表したほうが印象は悪くない。タイミングを逃さずにこのような大きな決断を下した渡邉氏の鋭敏さを垣間見ることができた。

 新型コロナは外食産業にとって大きな打撃だが、ワタミは今のところうまく立ち回って影響を最小限に抑えることに成功しているように思う。

 もっとも、同社はブラック企業批判で業績が悪化し、いまだに低迷が続いているので、予断を許さない。19年4~12月期連結決算は、売上高が前年同期比3.1%減の698億円、最終損益は3億5200万円の赤字(前年同期は8億900万円の黒字)だった。厳しい状況が続いている。

 ただ、新型コロナへの対応でホワイト企業への足がかりを得た感があり、今後の対応次第では評判の上昇とともに業績が回復する可能性は低くない。今後、同社の企業イメージがどのように変わっていくかに関心が集まる。
(文=佐藤昌司/店舗経営コンサルタント)

●佐藤昌司 店舗経営コンサルタント。立教大学社会学部卒。12年間大手アパレル会社に従事。現在は株式会社クリエイションコンサルティング代表取締役社長。企業研修講師。セミナー講師。店舗型ビジネスの専門家。集客・売上拡大・人材育成のコンサルティング業務を提供。