竹田恒泰氏“BTSをボロクソ”発言カット騒動…読売テレビはなぜ、何をカットしたのか?

 11日放送の読売テレビ『そこまで言って委員会NP』で、ラーメン店を経営する作家の竹田恒泰氏がいったい何を話そうとしたのか――。インターネット上で、さまざまな憶測が流れている。

 この日、同番組では、韓国男性音楽グループ「BTS(防弾少年団)」に関する討論が行われていた。テーマは米ビルボードのシングルチャート1位の金字塔を打ち立てた「BTSの最大の功績は」。出演者らはそれぞれパネルに記載する方式で、各人の見解を発表した。

 女性学研究者の田嶋陽子氏は「平和的手段でアメリカに打ち勝った」と絶賛。元衆議院議員の豊田真由子氏は「韓国の暗部を歌い若者に自己受容の精神を広めた」とし、元東京都知事の舛添要一氏も「現代韓国の魅力を世界に発信」と主張した。いずれも、おおむね好意的な内容だったが、竹田氏のみ「(功績は)ない」との立場を表明した。

 しかし、なぜ竹田氏が「功績はない」としたかについて、放送されることはなかった。竹田氏は11日、自身の公式Twitterアカウント上で次のように投稿した。

「【そこまで言って委員会】私があまりBTS をボソくそに言ったせいか、一言もオンエアで使われなかった」(原文ママ)

 番組の編集権は当然、放送局にある。公序良俗に反する言動や風説の流布、差別発言などは放送倫理の規定によって編集される。不適当な発言部分がカットされることはままある。だが、発言そのものがなかったことになるのはよほどのことだ。

BTSの功績に関しては韓国内でも賛否がある

 BTSがこれまでのK‐POPミュージシャンとは一線を画す音楽性やスター性があることは、全世界にこれほど多くのファンを獲得していることをみれば明らかだろう。

 だが、単純に今回の「全米ビルボードチャート1位」の件に関して言えば、異論も少なくない。ビルボードの評価基準が、BTSと引き合いに出されるビートルズや坂本九の時代と様変わりしているからだ。

 現在はCDなどの売上に加え、YouTubeの公式ミュージックビデオの再生回数なども加味される形になっており、組織的なファンを効率的に動員すればある程度の効果が見込めるようだ。韓国政府は国策としてBTSなどのミュージシャンの海外展開を後押ししていることもあって、本来、権力から自由であるべき文化・芸術活動を国策として使用することに対する反論や、過激なファンによる動員への懐疑論も韓国内で聞かれ始めている。当サイトが記事『BTSのビルボード1位、韓国内でアーミーの操作行為・音源総攻撃」と懐疑論浮上のワケ』(2020年9月15日)で報じた通りだ。

 一方、日本ではどうなのか。キー局記者は次のように語る。

BTSの批判なんて企画しようものなら、絶対に編成局から呼び出しを受けますよ。音楽系の番組つぶす気かって。BTSなどのキャスティングに響けば、視聴率に直結しますからね。また、ダイバーシティが叫ばれている昨今、下手な報道をすれば差別だという批判が殺到します。だから、ポジ(賞賛)でもネガ(批判)でもBTSは基本的に触れないようにしています。私個人はBTSのファンですが、暗黙の了解で自由な批評ができない状況というのは、BTSアンチの人を逆に勢いづかせるだけだと思います」

発言がカットされた理由とはなんだったのか

 当サイトは、読売テレビ経営企画局総合広報部に「BTSのコーナーのコメントが『すべてカットされた』という竹田氏の発言は事実か」「カットの理由は一般的な編集権の行使にあたる、差別発言など放送倫理に反する発言をしたからなのか」の2点に関し問い合わせた。それに対して、同局は以下のように回答した。

「番組の制作過程に関わることですので、回答は差し控えさせていただきます」

 当サイトは竹田氏にも、番組で発言した内容はなんだったのかを問い合わせているが13日午後3時現在、回答はない。回答があり次第、追記したい。

(文=編集部)

 

いまや絶滅寸前 競輪場の予想屋稼業から見る競輪業界

 

 1948年、競輪は九州の小倉(現・北九州市)で始まり、その歴史は70年以上にもなる。時代の流れとともに大きく変わってきたが、競輪は「庶民のもの」という変わらない性格も色濃く残っている。そして、この競輪場の風景で欠かせない存在が「予想屋」だ。

■その歴史70年 競輪を彩った予想屋たち

 『親子二代予想屋 「競輪」七十年史』(松垣透著、彩流社刊)では、「夕刊フジ」記者の松垣透氏が、予想屋・青木親子を軸に競輪の「歴史」を紐解いていく。

 予想屋とは、どんな職業なのか。予想屋という呼び名も一部では、予想屋から「コンサルタント」に変わった。

 ただ、その仕事の内容はまったく変わっていない。レースの予想を売って、当たればお客さんからご祝儀をもらう。そもそも、どうして予想屋がいるのか。昔から誰かに頼りたい、情報を得たい、教えを乞うということがあり、予想屋は存在する。

 しかし、競輪場が賑やかだった時代は、場内に予想屋の姿も多かったが、今ではどこの競輪場でもほとんど見かけることはなくなっているようだ。予想屋が減った一番の理由は、競輪場に来るお客さんが減ったこと。

 さらに、昔は競輪の情報が手に入りにくかったが、今では簡単にネットで詳しい情報を瞬時に手に入れることができるようになった。また、レースの映像も過去に遡って簡単に何度も見ることができる。競輪場で、オッズの出ているモニターを見ながら、自身のスマホで調べて、車券を予想できる。予想屋を頼ることがなくなったのだ。予想屋は予想を1枚100円でコツコツ売る商売なので、お客さんが多ければそれだけで売れるので商売になるが、お客さんが少ないとそうはいかないので、廃業する人も増える。

 平塚競輪場でも、かつては10人以上いた予想屋も、今ではわずかに7人ほど。その中の一人である62歳の青木利光氏は、年配の予想屋が多い中で、まだまだその世界では若手の一人。青木氏は神奈川県で予想屋になり、現在は、平塚競輪場、小田原競輪場を中心に活動している。予想屋が激減している今、なぜ、青木氏は続けているのかといえば、それは、「競輪が好きだから」に他ならない。「思った通りの予想が当たった時の快感がいいんだろうね」と青木氏は語る。

 そんな青木氏と父親の青木満氏の親子2代の予想屋から競輪の歴史を描いていく本書。40年以上に渡り、競輪場に通う松垣氏は、「人間が走るから競輪であり、また、それを支えている熱い人たちがいるから、競輪だった」と述べ、その人たちの人間ドラマも競輪の魅力の一つと言う。

 競輪をやったことがある人はもちろん、そうでない人にとっても普段見ることのない世界を垣間見るいい機会になる一冊である。

(T・N/新刊JP編集部)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

パチスロ人気ライターの「苦しむ姿」がてんこ盛り!? 全ての企画が“地獄”のガイドワークス「ウルトラMIX鬼」発売

 たとえば、誰もが驚くデカ盛りの料理を食べ終わるまで帰れない企画、誰もいない無人島で自給自足をする企画、絶対に勝てないであろう格闘家に勝負を挑む企画などなど。人々の多くは、自分ではない他の人間が無茶苦茶な指令に挑戦する姿に喜びを覚える傾向にある。

 豪快な失敗は笑えるし、仮に目標をクリアできれば感情移入して涙がこぼれる…か否かは分からないが、こういった傾向はパチンコ・パチスロの誌面及び動画企画でも同様。

特定フラグを引き当てるまで帰れない、指定玉数・枚数に達するまで終われない…などといった企画は人気なのだという。

 10月9日にガイドワークスが発行した「パチスロ必勝ガイドウルトラMIX鬼」は、そんな無茶ぶり企画の宝庫。過酷、熾烈を極めた無理難題にライター陣が挑んだ。

 ウルトラMIXとはパチスロ必勝ガイド、パチスロパニック7、パチスロ実戦術と、同社3誌のライターが入り乱れる増刊号。今回も各誌の人気女子ライターをはじめ、様々なライターが集結した。

 まず、誌面では巻頭企画として、パチスロ必勝ガイドでの長寿企画「91時間バトル」を対決方式にした「182時間バトル」を掲載。スロガイ軍に河原みのりやグレート巨砲、ガイドワークス連合軍に井上由美子や中段ちぇりこなどが名を連ね、プライドと鬼のコスプレをかけて1週間のリレー実戦を敢行した。

 また、「鬼勝ちビクトリーシーズン」と題した女子ライター陣の大勝ちエピソード漫画や、コスプレ写真館「激写の鬼」なども掲載。もちろん、大都技研の『吉宗3』、エンターライズの『パチスロ モンスターハンター:ワールド』などといった話題機種、最新機種の攻略情報も満載だ。

 総尺460分の付属DVDでは、橘リノや矢部あきのらがミッションに挑戦する「鬼ミッション100 全部当たるまで終われまテン×テン」、みさおや政重ゆうきらが賞金を奪い合う「銭のためなら鬼になる 女のアタック49」などを収録。

 詳しくはネタバレを避けて割愛するが、5企画10コンテンツは全て出演自体が罰ゲームともいえる内容で、出演者たちの悶絶、苦悩する表情を楽しむことができる。

 まさしく、ライターたちにとっては「鬼」の一冊。興味のある方は、秋の夜長のお供として手に取ってみてはいかがであろうか。

JRA岩田望来「痛恨」の過怠金10万円から半年……、減量騎手卒業! 恩恵消滅“大歓迎”に裏付けあり! 心配されるのは“格差”広がるアノ騎手か

 JRA若手のホープ岩田望来騎手が減量騎手を卒業することが決まった。10~11日の新潟競馬で、4勝の固め打ち。通算勝利数を102勝(JRA97勝、地方5勝)に伸ばし、規定の101勝をクリアした。達成の翌週から「☆」がなくなり、ついに斤量の特典がなくなる。

 JRAの減量制度は、デビュー5年目未満の騎手に対し、特別戦とハンデ戦を除いたレースで適用され、男性騎手の場合はデビュー時に3kgの特典がある。勝利数に応じて、2kg、1kgとその数が小さくなり、100勝を超えれば卒業という流れだ。

「岩田望騎手は昨年37勝を挙げ、全国リーディング32位でしたが、2年目の今年はすでに60勝で、全国リーディング8位という立派な成績を残しています。これまで平場では1kgの斤量減がありましたが、今後はそれもなくなり、ベテラン・中堅騎手と同じ扱いを受けることになります。

しかし、岩田望騎手はこれまで体重の調整に苦労してきました。今年の3月には体重の調整ができず、公表された52kgの負担重量で騎乗できなかったことで10万円の過怠金も科されました。斤量減の特典がなくなることで、過度な減量の必要がなくなり、岩田望騎手にはむしろプラスに働くのではないでしょうか」(競馬誌ライター)

 確かに岩田騎手にすれば、体重の調整という点でプラスの面はある。しかし、負担重量が1kg違うと、1馬身の差が生まれると言われるこの世界。これまで多くの若手騎手が減量騎手卒業後に成績が低迷するなど苦しんできた。

 しかし、岩田望騎手のこれまでの成績を見ると、その心配はなさそうだ。

【岩田望来騎手の斤量減別通算成績】
3kg減(▲) 7.9%/12.4%/20.6%
2kg減(△) 9.8%/18.7%/24.4%
1kg減(☆) 11.0%/19.2%/29.9%
減量なし   4.2%/11.0%/16.9%
※左から勝率、連対率、複勝率

 特別レースなど斤量減がないレースでは勝率4.2%と苦しんでいるが、3kg減から1kg減にかけて、勝率を上げていることは見逃せない。2年目に飛躍を遂げたことは、斤量減に頼っていない何よりの証しだろう。

 一方で心配なのが、同期のライバル騎手たちだ。今年が2年目の騎手は、騎手課程35期生で有望株が多いことで知られる。団野大成騎手は、昨年の全国リーディング42位(26勝)から、今年は同14位(48勝)に飛躍。しかし、1kg減の現在、2kg減の時に比べると、やや成績を落としており、9月以降は2勝しかしていない。

 もう一人の有望株が、昨年に同期では最多の42勝を挙げた斎藤新騎手だ。7月にはCBC賞(G3)を制し、同期一番乗りで重賞制覇を果たしたが、今年はまだ27勝と思ったほど勝利数が伸びていない。斎藤騎手の斤量減別成績を見ても、1kg減になってから不振に陥っていることがわかる。

【斎藤新騎手の斤量減別通算成績】
3kg減(▲) 7.8%/14.3%/20.2%
2kg減(△) 7.1%/15.4%/24.6%
1kg減(☆) 5.0%/10.7%/16.6%
減量なし 3.3%/8.7%/14.2%
※左から勝率、連対率、複勝率

 ラブカンプーに51kgで騎乗したCBC賞で見せたように、減量特典をフルに生かす騎乗で勝利数を重ねてきた斎藤騎手。単に2年目のジンクスなのか、それとも減量騎手卒業後には、更なる深みにはまってしまうのか、やや心配なところだ。

 この3人以外にも同期の菅原明良騎手や亀田温心騎手なども着実に勝利数を伸ばしている。岩田望騎手が一足先に減量騎手を卒業したが、他の騎手も卒業は時間の問題だろう。35期生の本当の戦いはこれからだ。

認定切れ「旧規則機」の速やかな「撤去」を。ホール5団体が「21世紀会誓約確認機関」を構築

 高射幸性パチスロ『押忍!サラリーマン番長』などが認定期間満了後も、一部のホールで設置され続けている問題。

 ここぞとばかりに増台する悪質なホールもある中、全日遊連、日遊協、同友会、余暇進、PCSAのホール5団体は10月5日、21世紀決議内容を遵守していないホールの通報・確認システム「パチンコ・パチスロ産業21世紀会誓約確認機関」を構築し、10月19日より進めていくことを各会員企業へ通知した。

 この誓約確認機関は、違反ホールに関する情報を収集・共有し、事実確認書を送付。是正確認者の選定などを主にオンラインで行う機関で、通報を受けた場合は真偽を調査したうえで関係諸団体に通知する。業界関係者はもちろん、一般ファンも利用できる。

 業界紙「グリーンべると」によると、ホール5団体は傘下の組合、会員企業に発した文書で、「いまだ21世紀会決議の誓約書を提出していないホールや、誓約書を提出しているにもかかわらず、約束の期限が切れた遊技機を設置しているホールがある」と言及。同決議の遵守は「業界をあげて取り組むべき課題」とし、「正直者が馬鹿を見ることがあってはならない」と注意喚起した。
 
 そのため、「しっかりと業界全体で連携し対応していけるような仕組みが必要」とし、「今回の通報・確認システムを構築した」と説明したという。

 この問題においては「中古機流通協議会」も同日、同決議に対する違反行為があった場合の措置を決定。運用は、やはり10月19日から開始すると協議会構成団体へ告知したそうだ。

 大まかに述べると、誓約書未提出ホールについては「10月18日までに提出がない場合は、10月19日から確認証紙の発給を留保」「10月19日以降の誓約書提出については、誓約書を提出した日より120日間の確認証紙の発給停止措置を講ずることが可能」とのこと。

「高射幸性機回胴式遊技機」未撤去ホールについては「10月19日以降に設置が確認された場合は、即日、確認証紙の発給を保留」、「高射幸性回胴式遊技機以外の遊技機」の撤去期限に違反した場合については「違反行為を確認した日より確認証紙の発給を留保」としたそうだ。

 11月には多くのホールで今なお主軸として君臨する『ミリオンゴッド-神々の凱旋-』が認定期間を終える。

サラ番以上に同決議を遵守しないホールが現れる可能性があるだけに、いちユーザーとしても今後の動向には注目したいところだ。

マツコ事務所に“リストラ”報道、くりぃむしちゅーもネタにする女性社長のものすごい手腕

 マツコデラックスくりぃむしちゅーが所属している芸能事務所の動向が注目を集めている。「女性自身」(光文社)が「この夏、A社長が突然リストラに着手した」と報じたのだ。

 記事によると、A社長は社員たちに対して正社員から業務委託への契約変更を促し、その理由として「近い将来、この会社もたたむつもりだから」と伝えたという。さらに、マツコのマネージャーを務めていた男性も退職してしまったそうで、やや混乱している状況がうかがえる。

 A社長は、同誌の取材に対して、社員たちの契約変更を認めた上で、その理由や真意について語っている。

「マツコやくりぃむしちゅーが所属しているナチュラルエイトは、もともとくりぃむしちゅーのチーフマネージャーを務めていた女性が独立して立ち上げたもので、2009年に設立されています。当時、ブレイクの最中だったくりぃむしちゅーは女性マネージャーについていく形で新事務所に移籍しました。

 マネージャー時代は『入り時間や番組名を間違える』『海外ロケに同行したがる』などの逸話がくりぃむしちゅーの2人によって広められ、有田哲平は『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)でも“おばさんマネージャーの勘違い”として披露しています。

 さらに、08年12月までレギュラー放送されていたラジオ番組『くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン』でも、散々ネタにされていました。同番組内のリスナーからは愛着も込めて“ババア大橋”と呼ばれており、数々の“やらかし”を報告するコーナーが設けられていたほどです。また、本人もたびたび番組に“乱入”しており、自身のミスをネタにしているほか、『ミニモニ。ジャンケンぴょん!』の替え唄を熱唱した回は伝説と化しています」(テレビ局関係者)

 その後、独立して新事務所の社長に就任したということだ。

「独立後はくりぃむしちゅーを看板タレントにしつつ、人気者の階段を駆け上がっていたマツコも引き入れました。その後、マツコは誰もが知る超売れっ子となりましたが、いわばA社長はマツコが本格的に芸能活動を行っていく道筋をつけた人物でもあるわけです。また、18年3月にNHKを退職した有働由美子アナウンサーが所属したことでも話題となりましたが、かねてから親交があったようですから、幅広い人脈と信頼関係を築く人柄を持ち合わせていることがうかがえます。

 他にもタレントが所属していますが、いわゆる少数精鋭の事務所です。もともとお笑い業界にはあまり馴染みがなかったようですが、業界内では敏腕として知られています。それだけに、今回も冷静な経営判断を下したということではないでしょうか」(同)

 今回の報道を受けて、ネット上では以下のような声が上がっている。

「こんなふうに先を見据えて的確な判断ができるのがすごい」

「もともと芸能の世界は水物だから、確かにサラリーマン的な感覚では生き残るのは難しいと思う。一般企業の経営者でも、こうやって動ける人は少ないのでは」

「社員の立場からしたら複雑だけど、わりとまっとうなことを言っていると思う」

 一方で、もうひとつ注目を集めているのが、マツコの去就だ。10年間レギュラー出演していた『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)を9月16日に卒業したマツコは、9月27日に放送された『おしゃれイズム』(日本テレビ系)の中で、引退について上田晋也から聞かれ「今思っている。もう本当、誰も来ないようなところに引っ込んで、(森)泉ちゃんじゃないけど、畑を耕して……」と明かしている。

 前述のようにマネージャーが退職していたという報道もあり、マツコの今後を心配する声も相次いでいるが、果たしてどうなるのだろうか。

(文=編集部)

元JRA安藤勝己氏サリオス「距離延長問題ない」VS堀師「2000mもやや長い」見解に隔たりも……コントレイルと対決の舞台はあのレース!?

 11日、東京競馬場で行われた毎日王冠(G2)はサリオス(牡3、美浦・堀宣行厩舎)が、2着ダイワキャグニーに3馬身差の大楽勝。

 菊花賞(G1)で無敗の3冠を狙うコントレイルに次ぐ「3歳世代NO.2」に対し、ファンは単勝1.3倍の圧倒的1番人気に支持。初対決となった古馬相手の重賞で圧倒的な強さを見せた。

 この勝利に対し、サリオスが所属するシルクホースクラブの米本昌史代表は「クラブの3歳世代のエース。最高の結果です」と喜んだ一方で、「天皇賞の2000メートルも堀先生はやや長いということなので、マイルCS(G1)か香港国際競走になると思います」と触れ、距離延長には否定的な見解を明かした。

 天皇賞・秋(G1)でアーモンドアイとの対決を期待する声も出ていたサリオス。毎日王冠の距離1800mは天皇賞の2000mとわずか200mの違いでしかない。距離不安を微塵も感じさせない圧勝劇の後だっただけに、陣営のマイル路線選択を惜しむファンも多かっただろう。

 そういったファンの声を代弁する形となったのが元JRA騎手の安藤勝己氏だ。

 自身の公式Twitterで「サリオス。役者が違ったね。ゴーサイン待ちで追ってから伸びとるし、改めて言うけど距離延長しても問題ない」距離延長に太鼓判を押すとともに「完成度でコントレイルの後塵を拝してきたけど、引退する頃には勝るとも劣らない実績を築いとるはず」とサリオスの能力を高く評価した。

 距離延長を問題ないとした安藤氏と2000mでもやや長いと評したサリオス陣営。競馬界を代表する存在ともいえる両者の見解は、奇しくも対極的な結果となった。

 そこで注目を集めることとなったのは、サリオスがクラシック2冠で後塵を拝したコントレイルとの再戦の可能性についてである。菊花賞後にジャパンC(G1)参戦を表明しているコントレイルはおそらく王道を進むことが濃厚だ。

 対するサリオス陣営が2000mでもやや長いと判断してマイル路線を中心に使われた場合、再び2頭が激突することはあるのだろうか。

「もしかしたら来年の大阪杯(G1)あたりで実現するかもしれませんね。ただ、それだとルメール騎手のアーモンドアイの8冠が懸かっているからという裏事情は少なからずあるかもしれませんが、天皇賞を回避したことと矛盾します。

盲点となりそうなのは、ドバイ遠征を見据えた場合の中山記念(G2)かもしれません。G1の舞台でなければ、直接対決で敗れたとしても大きなダメージはないでしょう。3度目の対決で2頭の力関係が開いたのか、それとも逆転の見込みがあるのかも確認が可能です」(競馬記者)

 確かに接戦した皐月賞から距離の伸びた日本ダービーで完敗したことが、サリオス陣営の判断に多大な影響を与えたであろうことは想像に難くない。だが、ファンとしてはせめて菊花賞に挑戦して以降か、もしくは天皇賞後に路線変更をして欲しかったというのが本音だろう。

 今後、ライバル2頭の3度目の対決を見ることが出来るのだろうか。また、実現するならどの舞台となるのか。

 2頭のこれからに目が離せない。

パチスロ新台『吉宗3』はモードが重要!? 立ち回る際は「〇〇」も要チェック

 ビッグ期待枚数「711枚」。大都技研のグループ企業、サボハニの『吉宗3』が10月吉日、ホールデビューを果たした。

 多くのホールは朝イチから高稼働。その高稼働の要因は、やはり6号機最高峰ともいえる出玉性能にあるだろう。

 首尾よくビッグを揃えられれば、特化ゾーンを3つ獲得。その特化ゾーンは「一撃」「連撃」「十五代の夜」の3種類で、いずれも1回の上乗せで「+711枚」に当選する可能性がある。最も期待度が高いのは十五代の夜で、平均して約1000枚が加算される。

 もちろん、ビッグ中は「1G連抽選」も行われ、シングル揃いはビッグ1G連=消化後に特化ゾーンの権利3つが確定。ダブル揃いはビッグ1G連に加えて大量上乗せ必至の「BIGBANG」振舞に突入するので、完走は約束されたも同然だ。

 ボーナス当選契機は「千両ポイント1000pt到達時の抽選クリア」「規定ゲーム数消化」の2パターンで、前者は千両回胴(スロット)への突入で大量ポイント獲得のチャンス。千両回胴へはチャンス役や有利区間開始時に突入し、引き戻しモード時は終了後の再突入に期待できるようだ。

 一方の後者は「通常A」「通常B」「通常C」「天国」と4種類のモードで管理され、天国移行時は初代と同じく193G以内のボーナス確定。実戦上、各種通常モードにはそれぞれ当りやすいゾーンがあり、通常Aは300or500G台、通常Bは200or400G台、通常Cは200or300G台が狙い目となる。

 滞在モードは演出から判断が可能で、ステチェン時に浮世絵風の絵画が映し出されれば通常B以上が確定。「フェイク前兆」も大きなポイントで、例えば200G台で発生すれば通常BorC、300G台で発生すれば通常AorC…と推測できる。

 実戦上、設定6はこのモード移行率が優遇されていると考えられ、とにかくハマりに難いのが特徴。通常Bや通常C滞在と思しきゲーム数での当選が頻発するようであれば、粘る価値ありといえそうだ。

 逆に、幾度となく通常Aの最深部(700G台)まで連れていかれる台は危険。ダラダラと粘らずに席を立つべきか。

 また、設定6はREG終了後に必ず突入する「高確率」からビッグに繋がりやすい模様。こういった要素もしっかりと頭に入れておきたい。

 多くのデータ機器は初当りで「RB」、特化ゾーン及びREGスタートで「BB」がカウントされる。

 よって、基本的にRB→1GBB→1GBB→1GBBと続く履歴はビッグ、RB→1GBBで終了する履歴はREG、RB→1GBB→1or2GRBと続く履歴はREG後のビッグ引き戻しと判別が可能。昼過ぎから立ち回る際は履歴を要チェックだ。

 なお、ボーナス終了画面は設定示唆の役割を担い、「初代吉宗姫パネル」は設定2以上確定。他のパネルは高設定示唆と思われる。

マツキヨ、残念すぎるPB商品5選…粘着力が強すぎる絆創膏、すぐに破れるトイレクリーナー

 言わずと知れたドラッグストアチェーン大手のマツモトキヨシ、通称“マツキヨ”。グループ全体では国内47都道府県すべてに出店しており、今年6月末時点で1726もの店舗を構えている。

 だが、2020年度は新型コロナウイルス感染症の世界的流行や、梅雨が長引いた影響などもあって苦戦しており、7月の既存店売上高は前年同月比で-10.5%となっている。来年10月のココカラファインとの経営統合で業界首位に返り咲くといわれているが、それまでにどれだけ巻き返すことができるのか、今後も目が離せないところだ。

 そんなマツキヨでは、医薬品だけでなく化粧品や日用品、食品などが店頭に並んでおり、PB(プライベートブランド)の「matsukiyo」からもトイレットペーパーやエナジードリンク、プロテインなど多彩な商品が発売されている。その多くはユーザーに支持されている商品だが、なかには不評を買っているアイテムがあるのもまた事実。

 そこで今回、「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」は数あるmatsukiyo商品のなかから、「この秋に買ってはいけない商品」をリサーチし、5つセレクトした。あくまで調査班の独断でピックアップしたものではあるが、買い物の際に参考にしていただければ幸いである。

キズテープ 100枚/198円(税抜、以下同)

 秋は“食欲の秋”と呼ばれているように、さつまいもや梨、きのこなど多くの食材が旬を迎える季節。普段はあまり台所に立たないという方でも、秋の味覚を自ら調理して堪能する機会があるかもしれない。そんなときに起こりがちなのが、包丁などで誤って指先を切ってしまい、怪我をしてしまうことだ。

 不意の怪我で役立つ絆創膏はmatsukiyoの商品のなかにもラインナップされていて、「キズテープ 100枚」もそのひとつ。この商品は水仕事や入浴の最中につけていても取れないほどの優れた粘着力を持つが、それゆえに剥がしづらく、剥がしたあとも粘着剤のベタベタとした感触が残ってしまうのだ。

 さらに、剥離紙が短いため患部に正確に貼りづらいという問題点もある。安いのは間違いないが、別のメーカーやブランドの商品の購入をオススメしたいところだ。

99%除菌 流せるトイレクリーナー 20枚×2P/184円

 大掃除の時期は一般的には年末とされているが、最近では寒さが厳しい冬よりも、過ごしやすい気候の秋に済ませるという考え方も広まっている。本格的に掃除するとまでいかなくても、身近なところの掃除を早め早めに取り組み、冬の大掃除を楽にするというのも賢明だろう。

「99%除菌 流せるトイレクリーナー 20枚×2P」は、その名のとおりトイレ掃除用のアイテム。便座や便器の汚れを綺麗に拭き取れるだけでなく、使用後にトイレに流すことができるため、後始末が簡単で衛生的な商品でもある。

 一見すると非常に便利なアイテムだが、取り出すときに破けてしまうことがあるほど、耐久性に大きな問題を抱えているのである。184円で合計40枚入りというコスパの高さは魅力的だが、使う前から破けてしまうようでは意味がない。丈夫さを求めるのであれば、別のメーカーの商品を購入することを検討するべきだ。

カーペットクリーナー すじ入り替 90シート×3巻入/258円

 部屋の隅に溜まった埃や、床に落ちている髪の毛やペットの毛などの小さなゴミは、掃除機を引っ張り出して吸い取るには気が重いが、一度気になると見て見ぬふりができないから厄介である。そんな小さなゴミを掃除する場面で便利なのが“コロコロ”という愛称で呼ばれることが多い、粘着テープを使ったクリーナーだ。

カーペットクリーナー すじ入り替 90シート×3巻入」は、そういったクリーナーのスペアテープ。埃や髪の毛などをしっかりと吸着してくれるため、清掃能力自体は優れているのだが、テープが切り取りづらいため利便性に難がある。

 テープにはカットがしやすいようにスリットが入っているのだが、あまり目立たないためゴミを吸着したあとでは見つけづらい。さらに、スリットからめくってもテープ自体にミシン目が入っていないため、切り取るのにも一苦労だ。使用する頻度が高ければ高いほどストレスになるはずので、普段からクリーナーをガッツリ使いたい方は買い控えるべきだろう。

ナイロンボディタオル ふつう 1枚入り/198円

 暑い夏が過ぎ、徐々に肌寒くなる秋は、入浴の時間が長くなるという方も多いことだろう。本格的な寒さが到来する冬に備えるという意味でも、秋のうちにバス用品を揃えて充実したバスタイムを過ごしたいものである。

「ナイロンボディタオル ふつう 1枚入り」は、極細繊維の66ナイロンでつくられたボディタオルで、泡立ちが良く水切れに優れた商品だ。しかし、感触が柔らかすぎるという点が指摘されており、個人の好みによって評価が分かれるかもしれない。

 実際に使用してみたところ、どんなに力を入れて体を擦っても柔らかい感触のままだったため、“体を洗っている”という実感が得られず、少々残念な気がした。泡立ちや水切れについてはまったく問題なかったので、肌が痛まないように優しく洗いたい方にとっては素晴らしい商品だろうが、逆にガシガシと洗いたい派の方には物足りなく感じられるだろう。

薬用地肌ケアシャンプー リンスインタイプ詰替 380ml詰替/230円

“髪は女の命”と昔からいわれるが、男性にとってもヘアケアは身だしなみや髪の悩みを解決するために重要なことだ。そのため、自分の髪質や頭皮と相性が良く、求めている効果が得られるようなシャンプーを選ぶべきだろう。

 matsukiyoからも、「薬用地肌ケアシャンプー リンスインタイプ詰替 380ml詰替」というシャンプーが発売されている。このシャンプーは地肌や髪と同じ弱酸性のため体に優しいことが特徴だが、髪の毛の洗い上がりに難点があるのだ。

 この商品はリンスインタイプとなっているため、髪の毛を補修・保湿する成分が入っているはずだが、実際に使ってみたところそのような効果は感じられず、髪の毛がパサついているような感覚を覚えた。シャンプーと割り切って使用するならともかく、リンス効果も期待したいのであれば、やはり別途でリンスは購入したほうがいいかもしれない。

 基本的には優れた品質やコスパを実現させたアイテムが取り揃えられているmatsukiyoだが、今回紹介した5品のように、何も知らずに購入すると“安物買いの銭失い”となってしまうような商品もある。どのような場面でも、買うものは慎重に選びたいところだ。
(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)

※2020年9月中旬時点の情報です。

テレビの運用型広告が拡大。「PORTO tv」ができることは?

スタートアップなど、これまでテレビへの広告出稿を躊躇していた企業をターゲットに、“テレビの運用型広告”のサービスが広がっています。そんな中、CARTA HOLDINGS(以下、CARTA ※1)と電通は共同で、テレビ広告出稿用プラットフォーム「PORTO tv」を今年5月にリリースしました。

「PORTO tv」の強みは何か?テレビの運用型広告の今後は?

「PORTO tv」の事業主体である、CARTAのグループ会社VOYAGE GROUPでスタートアップと向き合ってきた土井健氏と、電通でテレビ局と向き合ってきた川瀬智博氏が、広告主に本当に提供すべきことは何なのか、語りました。

※1CARTA HOLDINGS:インターネット広告のプラットフォームやメディア運営などを幅広く手掛けるVOYAGE GROUPと、電通グループのサイバー・コミュニケーションズ(CCI)が経営統合し、2019年に誕生した持ち株会社。

 

VOYAGE  GROUP
(左)VOYAGE GROUP取締役の土井健氏。インターネット広告事業に長年携わり、現在は、「PORTO tv」の事業責任者として、本プロジェクトを統括。(右)PORTO tv事業本部 プロダクトグロース部 部長の川瀬智博氏。以前は電通のラジオテレビ局に所属し、全国の放送局と交渉してテレビ広告枠の購入を行っていた。

デジタル広告と同じ感覚でテレビ広告の出稿や効果測定ができる

─「PORTO tv」は、広告主に提供される専用のダッシュボードから、テレビ広告を出稿できるサービスです。出稿前のシミュレーションや出稿後の「効果検証」が素早くできるのも大きな特徴ですよね。

土井:広告主が、ダッシュボードの画面に予算、エリア、ターゲット(年齢・性別)を入力すると、どれくらい広告がオンエアされて、どの程度視聴されそうかなどの指標を、視聴率などのデータに基づき、自動でシミュレーションします。

川瀬:「PORTO tv」のダッシュボード上では、さまざまな指標が確認できます。ただ、テレビ広告の効果測定でよく用いられるGRP(※2)などの指標は、テレビ出稿の経験がない企業にはなじみが薄いかもしれません。

そこで、「デジタル広告の知見は豊富だけどテレビ広告は分からない」という企業のために、CPA、CPI、IMP、CPMなど(※3)、デジタル広告でおなじみの指標をダッシュボードに示すようにしました。これらの指標を確認することで、予算に対してどのくらい広告効果が見込めるか把握しやすく、出稿に向けた次のフェーズへ早く移行できます。

土井:広告主はシミュレーション結果を検討し、「PORTO tv」上からテレビ広告を発注します。注文は電通のラジオテレビ局(以下、ラテ局)が受け、広告主の希望内容をもとにテレビ局と交渉して、広告枠を確保します。また、広告クリエイティブの発注も「PORTO tv」上からできます。そして、オンエア後は、各指標の実測値をシミュレーションと比較しながら効果測定ができます。

川瀬:「出稿によってどのくらいアプリがインストールされたのか」「どの広告枠が効果的だったか」「出稿コストに対してどれくらい効果があったのか」など、これまでのテレビ広告の効果測定では掴みにくかったデータが得られます。しかも、AIなどを使い計測作業を自動化して、最短でオンエア翌日に把握できるスピード感も魅力で、PDCAを高速で回していけます。

効果測定に基づくPDCAについては、CARTAがサポートします。CARTAは、アドテクノロジー領域で優れた実績を持つVOYAGE GROUPと、電通グループのサイバー・コミュニケーションズ(CCI)が統合してできた組織。例えば、CPIがちょっと合わなかったなら広告枠の買い付けコストを下げるようにしたり、逆にCPIベースで今回のエリアより少しでも安く出稿できるエリアを探したり、広告効果がより高まるように支援します。

※2 GRP(Gross Rating Point):広告出稿回数ごとの視聴率を足した数値。例えば視聴率10%の時間帯に4回CMを流した場合は、40GRPとなる。
※3  CPA(Cost per Action):コンバージョン1回当たりのコスト。CPI(Cost per Install):1インストール当たりの広告コスト。IMP(Impression):広告を流した回数。CPM(Cost per mille):広告表示(インプレッション)1000回当たりのコスト。


川瀬智博氏




テレビ広告とデジタル広告の豊富なノウハウを掛け合わせる

─「PORTO tv」のように、簡単に出稿できる“テレビの運用型広告”のサービスが今、増えています。その中において、「PORTO tv」の強みは何でしょうか?

川瀬:ひとつは、テレビ広告に長年携わってきた電通独自のノウハウです。これは他社にないものだと自負しています。テレビへの広告出稿に慣れていない企業は、シミュレーションやオンエア後のレポーティングの内容をどう捉えて、次の出稿につなげればよいか悩むケースも多いでしょう。

電通には過去のテレビ広告の実績データや、認知度調査など、さまざまなデータが大量に蓄積されています。そうしたデータを分析する多様なツールやスタッフの知見もあります。これらをうまく組み合わせて、番組ごとの視聴者のペルソナを描くこともできます。レポーティング+αのアドアイスができることが強みですね。

さらに、電通には、何十年にもわたるテレビ広告のバイイングのノウハウもあります。ネットと違い、テレビの広告枠は数に限りがあります。どのエリアで放送したらいいか、どの年代に見てほしいかなど、広告主の希望を踏まえて、より効果が高そうな枠を押さえる必要があります。この買い付けはネットの自動取引とは違い、テレビ局との交渉が必要なため、機械任せではできません。

土井:川瀬さんが述べたテレビ広告のノウハウに加え、デジタル広告に精通していることも強みです。日本のインターネット広告費は今年、テレビメディア広告費を抜き、日本の広告費全体に占める割合が最も大きくなりました。しかし、デジタル広告に長年携わってきた私がテレビの領域に携わり感じたことは、テレビ広告の価値が企業にきちんと理解されていないのではということです。

テレビ広告は、実はCPMなどのデジタル指標に換算すると意外と安いこともありますし、番組間にCMが流れる広告フォーマットは、生活者に受容性の高いものです。効果をきちんと可視化・分析できれば、メディアプランニングにおいて、もっと存在感を発揮できるはず。われわれはデジタル広告に精通しているからこそ、デジタル広告とは違う、テレビ広告の価値がよく分かるんです。

川瀬:その通りで、「PORTO tv」には、電通が培ってきたテレビ広告の知見とVOYAGE GROUPのデジタル広告の知見の両方があります。それゆえに、デジタル広告にお金をかけているけどテレビには出稿したことがない企業や、デジタル広告の効果が薄れてきて次のステップを考えている企業に対し、テレビ広告の提案がシームレスにできると考えています。

土井健氏

テレビの運用型広告の市場はまだまだ拡大する

─「PORTO tv」、そしてテレビの運用型広告について今後の展望を聞かせてください。

土井:テレビの運用型広告市場は、これからもっと拡大していくでしょう。まずは競合他社も含めて、みんなでテレビの運用型広告の市場を大きくしていき、テレビ広告の価値を再認識してもらうことが大事です。今は市場形成のフェーズだと捉えています。

私は、これまで10年以上にわたりインターネット広告事業に携わってきました。スタートアップの経営者と話をする機会が多いのですが、スタートアップは、テレビ、ネット、音声、DOOH(Digital Out Of Home/デジタル屋外広告)など、さまざまな広告メディアの中で「絶対これしかない」という先入観は持っていません。事業や会社の成長のために、その時点で、どのメディアに広告を出すのが一番効果的かを考えてマーケティング活動をしています。

そうした企業にテレビ広告を利用してもらうためには、テレビ広告を試していただくためのハードルを下げることが大きなポイントです。「PORTO tv」を含め、テレビの運用型広告市場が広がる中で、「これまでより低料金で出稿できるようだ」ということは認知されてきたようです。そして今年からは、テレビ広告の効果を可視化して、ネットの運用型広告のようにPDCAを回していくためのサービス市場が本格的にでき始めたと感じています。

川瀬:私も同感です。この流れを加速させるためにも、「PORTO tv」をさらに使いやすく進化させたい。それと同時にテレビ局とも課題を共有して、どうすれば企業にとってテレビ広告が利用しやすくなるかを考えていくことも必要です。

土井:そうですね。「PORTO tv」はリリースして終わりではなく、サービスを充実させる余地はまだまだありそうです。例えば、「PORTO」には、radikoやDOOHなどのデジタルメディアの統合プラットフォームもありますが、将来的には、ここに「PORTO tv」を加えることで、各メディアの広告効果をシームレスに検証したり、さまざまなメディアを横断したプランニングができたり、キャンペーン効果を高められると考えています。もちろん、他の方向性も考えながら、「PORTO tv」を企業の成長に寄与できるものにしていきたいですね。

川瀬:最後に一つ。「PORTO tv」のようなデジタルプラットフォームをつくっても、すべてAIに任せて自動出稿ができるわけではありません。プラットフォームはクライアントの利便性を高めてはくれますが、本当に広告主に満足してもらうためには、結局は人の力が大きい。ですから、「PORTO tv」のチームでも、私たち営業サイドのスタッフは、相談のしやすさやクイックレスポンスを大事にしています。それぞれの企業にとって、テレビ広告がどのような価値を持つのかを真摯に伝えていくことも、われわれの大きな使命だと考えています。