パチンコ絶好調『とある』誕生に大きな影響!? 抜群の知名度を誇る「〇〇コンテンツ」の金字塔!!

「おばけ」や「妖怪」を扱ったコンテンツ、特に後者を標榜するものには少し幼稚な印象もあるが、カテゴリーやジャンル、年齢を問わず一定の人気と需要があるモチーフでもある。

 もちろん、妖怪をテーマにした高品質の作品も多く存在。京極夏彦の百鬼夜行シリーズやギレルモ・デル・トロの「パンズ・ラビリンス」などは多くの人がその作品性を認めるところである。

 ただ、本邦においては、近年のヒット作である「妖怪ウォッチ」からもわかるように、マンガやアニメとの結びつきが強く、妖怪関連コンテンツの多くはこの分野から生み出されている。世界のヒットメーカー・スタジオジブリにも多く採用される要素であることからも、見て取れる。

 そんな妖怪コンテンツの源流にして最高峰に位置するのが「ゲゲゲの鬼太郎」であろう。ある年代以上の人は妖怪の知識のすべてをこの鬼太郎から得たのであるが、こんなメジャー作品を我が業界が放っておくはずもなく、20年前にパチンコ・パチスロ化された。

 当時、話題となったのはパチスロのほうで、パチスロ『ゲゲゲの鬼太郎SP』は史上初となる液晶画面を搭載した画期的なマシンとして注目をあびたのである。このパチスロ『ゲゲゲの鬼太郎』から遅れること数ヵ月、藤商事から『CRゲゲゲの鬼太郎』がリリースされることとなった。

 同社としては初のタイアップ機で、鬼太郎はもちろん、目玉のオヤジ、ねずみ男、猫娘、砂かけばばあ、子泣きじじい、ぬりかべなど主要キャラクターのすべてにリーチ演出が用意されている、なかなか見応えのある演出が特徴であった。目玉のオヤジが奮起を促す後半発展になれば大チャンスの展開もアツい。

 また、基本は左右テンパイから発展するリーチだが、左右テンパイでぬりかべリーチ、中右テンパイなら目玉のオヤジリーチと、その形でもリーチに発展する可能性があるので、常に期待が持てるように工夫されていたのである。

 スペックは大当り確率1/315.5の1/2ループ確変タイプ、250回リミット。ちなみに、兄弟機に『CRゲゲゲの鬼太郎2』とナンバリングがふられている(もうひとつは「F」)珍しいケースの機種で、このために続編に「2」を使用できず『CRおいっ鬼太郎』というタイトルとなり第3弾で『CRゲゲゲの鬼太郎3』になっている。

 ついでながら、『CRゲゲゲの鬼太郎F』と『CRゲゲゲの鬼太郎2』にスペック的な差異は見当たらない。では、何が違うのかといえば通常変動の時短機能で、「F」が保4で時短が働くのに対し、「2」は保3から変動が短縮されるのである。

『Pとある魔術の禁書目録』が絶好稼働中で高い人気を誇っているが、この『CRゲゲゲの鬼太郎』がアニメタイアップの礎を築かなかったら、『とある』は存在していないかもしれない。そんな歴史と伝統を感じさせる一台でもある。

(文=大森町男)

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JRAジャパンC(G1)アーモンドアイも警戒する「神枠」ゲットで“あの馬”が急浮上!? 驚異の「6年連続3着以内」主戦騎手からも「今までで一番いい」

 29日に東京競馬場で行われるジャパンC(G1)は、8冠女王アーモンドアイと2頭の無敗三冠馬コントレイル、デアリングタクトが激突するレースとして、すでに競馬の枠を超えた注目を集めている。

 その一方で「3強」の一角崩しに急浮上しているのが、カレンブーケドール(牝4歳、美浦・国枝栄厩舎)だ。

 今回がラストランとなる同厩のアーモンドアイが大きな注目を浴びているが、昨年の2着馬を忘れてはならない。昨春のスイートピーS(L)以来、1年以上勝利から遠ざかっているが、美浦の坂路で行った最終追い切りでは4ハロン51.5秒、ラスト12.4秒と躍動。主戦の津村明秀騎手は「今までで一番いい」と自信を漲らせている。

 この動きには『デイリースポーツ』の取材に応えた国枝栄調教師も「そりゃあ断然、今年の方がいいよ」と2着だった昨年以上の状態であることを強調。メンバーは昨年よりも強くなるが、その分、カレンブーケドールのコンディションも急上昇している。

 そんな中26日、ジャパンCの枠順が発表され、カレンブーケドールが昨年に続く1枠1番を引き当てたのだから、いよいよ“色気”が出てくる。

 というのも、近年のジャパンCには1枠~3枠までの「内枠」が圧倒的に強いという明確な傾向があるからだ。特に「1枠1番」に至っては6年連続で馬券圏内(3着以内)をキープしているというから驚きだ。

「毎年前週から使用されるCコースへの移行が大きな理由の一つとなっていますが、特に先行力のある馬が1枠1番に入った場合は要注意ですね。

2018年のアーモンドアイ(1番人気1着)や2016年のキタサンブラック(1番人気1着)ら強い馬が1枠1番に入ったこともありますが、昨年のカレンブーケドール(5番人気2着)や2017年のシュヴァルグラン(5番人気1着)、2014年のジャスタウェイ(3番人気2着)といった一枚人気が落ちる馬でも、しっかり3着以内を確保しているだけに、今年のカレンブーケドールも大きなチャンスと言えそうです」(競馬記者)

 過去には、2011年にジャガーメイル14番人気の低評価を覆して3着に激走。ちなみに過去10年で1枠1番ながら馬券圏外(4着以下)だったのは、いずれも8番人気以下の人気薄だった。今年のカレンブーケドールは3強に次ぐ強豪と見られており、仮に1枠1番でなかったとしても一角崩しの有力候補に挙げられていた存在だ。

 一方で、3強にフォーカスすると2枠2番を引き当てたアーモンドアイが、コントレイル(4枠6番)、デアリングタクト(3枠5番)より、まずは一歩リードといったところか。「2番」も昨年のワグネリアン(2番人気3着)、2017年のレイデオロ(2番人気2着)、2011年のブエナビスタ(2番人気1着)など相性のいい枠。国枝厩舎は笑いが止まらないといったところだろう。

 競馬には「同厩舎の2頭出しは人気薄を買え」という格言のようなものがあるが、「神枠」を手にしたカレンブーケドールが3強崩しの筆頭に立ったと言えそうだ。

JRAジャパンC(G1)アーモンドアイ陣営の有馬記念「ディスり」発言に反論多数!? 過去のチャンピオン否定にもなりかねない問題発言に発展も……

 29日、東京競馬場で行われるジャパンC(G1)は、8冠馬アーモンドアイと牡牝の無敗三冠馬コントレイル、デアリングタクトが激突するというドリームレースが実現する。今年NO.1の名勝負間違いなしともいわれる世紀の一戦には競馬ファンのみならず、世間の関心も集まりつつある。

 その一方で、劣勢に立たされているのが暮れのグランプリである有馬記念(G1)だ。1年の総決算ともいわれ、馬券の売上げ的にも競馬の祭典・ダービーを大きく上回る人気のレースである。

 しかし、アーモンドアイはジャパンCで引退を表明。コントレイル陣営も以降は年内休養としており、有馬記念への参戦はない。3強といわれる馬の中で唯一、出走の可能性があるのはデアリングタクトのみだ。

 ジャパンCを勝利すれば、史上最多をさらに更新する9冠の期待も懸かっているアーモンドアイ。前走の天皇賞・秋(G1)を勝利して以降の次走については、12月13日の香港C(G1)、またはジャパンCが候補として挙げられていた。現在のコロナ禍で制約も多い状況などを考慮した結果、最終的に東京・芝2400mの舞台が選択された訳だが、有馬記念については一切触れられていなかった。

 アーモンドアイは昨年の有馬記念に出走してリスグラシューの9着に完敗。それまで馬券圏内を外したことのなかった馬が初の大敗を喫した。ここまで総合成績【10.2.1.1】と完璧に近い中でひときわ目立つ”1敗”は屈辱的ともいえるだろう。

 陣営が最強馬を自認しているからには、昨年不覚を取ったレースでリベンジしたいという想いも少なからずあるはず。だが、厩舎の看板馬としてトップをひた走ってきた功労馬だけに、”安全牌”を取ったという見方をされてもやむを得ない部分もある。

 これだけであればまだよかったのだが、物議を醸すこととなったのは『netkeiba.com』にて公開された「三冠トレーナー緊急zoom対談」内での発言内容だ。

 アーモンドアイを管理する国枝栄調教師、コントレイルの矢作芳人調教師、デアリングタクトの杉山晴紀調教師がzoomで対談するという画期的な企画は素晴らしい試みといえる。

 対談内で国枝師は「暮れの有馬記念はファンの方々が選んでいただいて、いろんなカテゴリーの馬が競います。去年、アーモンドアイも(矢作厩舎の)リスグラシューに負けたんですけど、中山の2500mであの時期にやることは、チャンピオンを決めるにはもう一つかなって思います。だから、東京の2400mっていうのがね、一番実力を発揮しやすくていいんじゃないかなってところもあります」と、有馬記念の開催条件について否定的な考えを述べた。

 矢作師は「やはり最適ではないかな」、杉山師も「おっしゃる通りです」と肯定的な発言で続けたが、既に参戦を表明していた両陣営と異なり、国枝師の場合はどちらかというと他の選択肢がなくなったために妥協したという疑いの目も向けられていることは確かだ。

 これに対し、ネットの掲示板やSNSでは「まだこんなことを」「リスグラシュー全否定?」など、有馬記念から逃亡したと考えているファンから否定的な意見が多数出た。なかには「凱旋門賞もチャンピオンを決めるのに相応しいけど」といった世界最高峰のレースに挑戦しなかったことを皮肉ったコメントもあった。

「有馬記念といえば有力馬がぶつかるドリームレースの意味合いが強いです。昨年のリスグラシューをはじめ、キタサンブラック、オルフェーヴルなど過去のチャンピオンホースの多くが勝利を収めています。暮れの大一番を勝利してこそ、真のチャンピオンとして評価されます。

国枝師の言うように、小回りの中山競馬場は紛れがあるコースという側面もありますが、本当に強い馬というのはどのような条件でも強いことが条件でしょう。東京以外を徹底的に避けたウオッカも当時、このことがチャンピオンとして懐疑的な見方をされる原因にもなりました」(競馬記者)

 アーモンドアイにしても今年のジャパンCを含めれば、古馬となってのキャリア8戦中6戦が東京競馬場で行われるレースであり、ウオッカと大差がないとも言われても不思議ではない。

 また、国枝師といえば中山のみで重賞6勝を挙げ、2007年の有馬記念も制した中山専用機・マツリダゴッホを管理していた調教師でもある。自身が育てた過去の名馬の功績すら否定することになりかねない発言だったかもしれない。

データとメッセージの掛け算で、心を動かす広告クリエイティブをつくる

DX(デジタルトランスフォーメーション)は今や、あらゆる企業、あらゆるビジネスにとって避けて通れないテーマです。「クリエイティブ」と「データ」の関係も例外ではありません。

前回記事では、クリエイティブにおける「データ」の重要性がテーマになりました。では逆に、デジタルマーケティングにおける「クリエイティブ」の重要性とは?

電通でデジタルクリエーティブを専門とする並河進氏、トレジャーデータでマーケティングシニアディレクターを務める堀内健后氏による対談です。
 

<目次>
マーケティングDXを進めたのは「動画」の普及
ミドルファネルにこそ「データ×クリエイティブ」の力が求められる
自分で手を動かすことで、お客様の心を動かせる

マーケティングDXを進めたのは「動画」の普及

──マーケティングのDXについて、最近のトレンドはどうですか?

並河:僕は、マーケティング領域でDXの流れを加速させたのは、とにかく動画だと思っています。かつてはインフラが整っておらず、デジタル動画が広まる以前は、「認知段階のターゲットにはテレビCMで、検討段階のターゲットにはリスティングで」みたいに別世界でした。クライアント側も、デジタルマーケティング部と宣伝部みたいに担当が分かれていました。

でも、インフラが整った現在は、スマホでも動画を見るのが当たり前になり、認知、興味関心、検討の段階を問わず、動画というクリエイティブひとつでカバーできるようになりました。そうすると、全ファネルをデータで横断的に見ていかなくては、という流れになって、この3、4年でデータ活用のされ方はすごく進みました。そういう意味で、動画の存在はとても大きかった。

堀内:デジタルでは「誰がどの動画を何分まで見ているか」というところまで全部生ログで取れるので、クリエイティブがちゃんとターゲットに届いているか検証できますからね。もちろん、データの取得と分析に当たっては、視聴者のパーミッションと、視聴データの匿名化・統計化といった処理は必須ですが。

並河:クライアントも、最初に興味を持たれるのはそこですね。

商品に興味・関心を持っているターゲット層が、この動画をこれくらいの時間見て、どこで離脱しているか

この動画を見た人がどれくらいサイトに流入しているか

といったデータがとれる。電通のSTADIA(スタジア)というツールではさらに、テレビCMの視聴者データとデジタルでの視聴者データを掛け合わせられます。

──つまり、マスメディアとデジタルメディアのデータがつながるようになるわけですね。そうなると、クリエイティブを受け取る生活者の体験はどう変化していくのでしょうか?

並河:例えば、かつてのようにテレビとネットでクリエイティブが完全に分かれていると、データが分断していても成り立っていました。しかし、両者のクリエイティブがつながっていくと、データ分析も統合的に考えていかざるをえません。その流れで、CRMの領域も含めて「体験のリッチ化」が進んでいくような気がしています。

マス、デジタルとバラバラにやるのではなく、共通のクリエイティブアセットをつくり、ファネルの上から下までデータに基づいて、全部クリエイティブを出し分けるような世界に、最終的にはなっていくのではないでしょうか。

つまり、これまでは「購入」に近いクリエイティブへのデータ活用が主なテーマでした。これからは、デジタルで「認知」の段階を含めてつながる時代になり、全ファネルにおけるクリエイティブでデータ活用が重要になったのが大きな変化ですよね。

ミドルファネルにこそ「データ×クリエイティブ」の力が求められる

堀内:動画プラットフォームやスマホカメラの性能など、テクノロジーがまず進化して、年月を経てそれに慣れたクリエイティブの提供側も、それを使いこなす意識になってきていますよね。全ファネルでデータを活用できることを前提に、クリエイティブを考える時代になってきているということですね。

ただその一方で、データは「人の行動をベースにその結果が分析できる」だけだと思っています。メディアの視聴データなどを分析することで、例えば「この人はこのブランドの車が好きなんだな」とか「RVが好きなんだな」といったことは分かります。でも、「RVを買うぞ」とその人の心を動かすためには、クリエイティブの力が必要になりますよね。データを集めて分析して、その結果をクリエイティブに生かしていくということが肝だと思っています。

並河:クリエイティブの面では、僕はやはり「動画によるコミュニケーション」が購買プロセスのあらゆる段階に作用するようになったことがポイントだと思っています。購買プロセスの最初期である「トップファネル」は、テレビCMが昔から担っていて、電通の得意としているところでもあります。そこに加えて、最終的な購買決断の段階である「ボトムファネル」や、それより手前の「ミドルファネル」に対して、どうやって文脈をつくってコミュニケーションを仕掛けていくのかは、本当にこれから重要になってくる分野ですね。

堀内:ところで、私自身は映像によるクリエイティブが一番シンプルに分かりやすいですが、文字で読むのが好きな人もいますし、通勤中に音で聴いている人もいます。つまり、人によってクリエイティブを受容する方法も違えば、刺さるテイストも違います。

そこで思うのですが、かつてのテレビやマスメディアだと、「一般受けしそうなクリエイティブを一つつくる」ということだったのが、今は伝える手段やタイミングがすごくバリエーション豊富になっていますよね。クリエイターからすると、クリエイティブの量を増やさない限り刺さらないのか、というジレンマがあると思っているのですが、いかがですか?

並河:そうですね、単純につくる数が増えると捉えれば、大変ですよね(笑)。商品やサービスへの興味関心にまで至っていない、「ミドルファネル以前」にいる人たちは、ブランド認知自体はあっても、自分とはあまり関係ないと思っているから、買わないわけです。そこに「自分と関係あること」としてつながりをつくっていくためには、ターゲットに合わせた表現を考えなきゃいけない。

かと言って細かくデータ分析してターゲットセグメンテーションをすごくたくさん増やしても、混乱してしまって、戦略として回せないんです。僕は、ミドルファネルに向けては、データに基づきつつ、3~5ぐらいのセグメントに分けるのが適切だろうと考えています。ボトムファネルについては、数十のセグメントに細分化することもありますが。

ただ、そのブランド自体が世の中からどういう存在でありたいかとか、どういう存在として見られているかといった根幹の部分は、大きくは一つだったりします。だから、生活者のパーセプション(認識)をどう変化させていくのかというのは、ターゲット別に細かく設定するものというより、大きな戦略として考えなきゃいけないところだと思います。

一方で、ブランドの根幹は一つだったとしても、ターゲットがファネルのどこにいるかによって、クリエイティブに求められることは違います。まさに「このブランドのRVを買おう」という最後の最後の背中を押すためには、いろいろなパターンをPDCAでつくっていかなきゃいけなかったりします。

つまり、まずブランドの根幹から大きな戦略を考え、各セグメントへのアプローチは必ずその戦略に則る必要がある、ということです。

特にミドルファネルの領域は、データを生かしつつ、そこへの掛け算で「このデータから見えるお客さまには、どういうメッセージでものを伝えたら心を動かしてもらえるんだろう」というところを考えなくてはいけないので、今はクリエイティブのみんなで面白がって取り組んでいますね(笑)。

自分で手を動かすことで、お客様の心を動かせる

──今、盛んにDXが叫ばれていますが、「データとクリエイティブを関連付けてマーケティングコミュニケーションに生かしていく」という考え方は、まだ一般的ではないですよね。

堀内:そもそもデータ×クリエイティブ以前に、データ単体や、クリエイティブ単体が、いかにビジネスに寄与するのかという理解がまだまだ広まっていないと思っているので、まずはそこを広めていきたいですね。

並河:データもクリエイティブも、仕組みの部分を理解していることがとても大事です。自分の肌感覚として「ちゃんと分かっている」ということですが、そのためには自分で手を動かすことが必要なんじゃないでしょうか。経営層も含めて、世の中の人はみんなもっと「デジタル自給自足」をしてみたらいいと思います。

例えば、自分でメディアサイトを立ち上げ、ユーザーの反応をデータ管理ツールを入れて計測したり、広告出稿してどんなクリエイティブが刺さるのかPDCAを回したりなど。

堀内:いいですね、デジタル自給自足。例えばDIYで本棚をつくったことがあると建築物の構造もイメージしやすいそうですが、ITの場合はそういうことが少ないですよね。

並河:優秀なマーケターって、デジタルやデータの話をしていても、八百屋さんが「今日、晴れているからこの野菜が売れた」と言うのと同じように、理由と結果をきちんと話せるじゃないですか。あの感覚はすごく大事だなと思いますね。

堀内:例えば農業で自給自足しようと思ったら、1年に1回しか失敗できないし、1回失敗すると来年まで食べるものに困ることがある。でもデジタルは、今日の失敗をその日の夜にでも直せるみたいな部分があるじゃないですか。そうした感覚も、デジタル自給自足を通して感じてほしいですね。自給自足して仕組みを理解した上で、顧客データ基盤が大事だということや、すぐ試せることの重要さがうまく伝わるといいなと思っています。

並河:とりあえずやってみることで経験値もたまって、肌感としてある程度分かるようになれば、直接クリエイティブやデータ分析をする職種以外でも役立ちますよね。だからみんな、一度デジタル自給自足してみてほしい。実は、僕は一時期アドネットワークを自分でつくろうとしていたくらい、自分で手を動かすことが好きなんです。

堀内:すごいですね!

並河:トレジャーデータの「Treasure Data CDP(カスタマーデータプラットフォーム)」(※)を使ってレポートを毎週見ていると、だんだん生活者のことが感覚として分かってきますよね。それって、「ビジネスは店頭に立ってお客さま声を聞くんだ」という、昔から言われていることと実はすごく近いですよね。

※Treasure Data CDP=トレジャーデータが提供する、組織内に散在しているあらゆるデータを収集・統合・分析できる「顧客データ基盤」。

 

堀内:一緒ですよね。

並河:実は、「店頭でお客さまの声を聞く」が「お客さまのデータを分析する」になっただけなんですよね。

堀内:そうやって自分でもデータやクリエイティブに触れてはじめて、お客さまの心を動かせるところにまでつながるものなんですね。そして「データ×クリエイティブがお客さまの心を動かす」と理解する人が企業の中に増えていったら、今後の日本企業のマーケティングも、良い方向に変わっていくんじゃないでしょうか。


トレジャーデータと電通・電通デジタルが協業し提供するソリューションについて、興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。
 
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周年プロジェクト、「はじめの一歩」

企業の周年プロジェクト。それは、普遍的でありながら、いつの時代も担当者を悩ませるテーマです。周年は多くの場合10年ごとに巡ってきます。ということは、前回実施したのは10年前。その時の担当者は今やさまざまな部署に散ってしまい、ノウハウが継承されていないことが多々あるのです。

そんな企業の担当者から、「周年プロジェクトとは、そもそもどのように進めればいいのか」という相談をよく頂きます。自社のプロジェクトは何を目標とし、何から始めればいいのか。この記事で「はじめの一歩」を考えるきっかけを提供できれば幸いです。

何のためにやるのか?~周年プロジェクト、三つのチャンス~

「おかげさまで〇〇周年」。さまざまなところでよく聞くフレーズです。創業以来の歩みを振り返り、内外に向けて感謝の気持ちを表現する。もちろん、それも役割のひとつですが、周年プロジェクトの意義はそれだけにとどまりません。

周年は、企業や団体の存在、歴史と沿革、経営姿勢・事業内容などに注目の集まる、絶好の機会です。内外のステークホルダーから、好意のまなざしで企業を見る環境が醸成されます。周年プロジェクトを、日ごろなかなか取り組めない中長期的な課題に取り組み、社内外に向けて今後の骨太なビジョンを発信する契機と捉えるべきでしょう。

周年を自社の「過去と未来の結節点」と考え、単なるセレモニーで終わらせることなく、自分たちの「原点」や「強み」「将来のビジョン」などを見つめ直す機会として活用する姿勢が重要です。

周年には、三つのチャンスが存在します。

1.イノベーション・チャンス
周年は、企業の「来し方・行く末」を全社員が考える絶好の機会です。市場、社会など、外部環境の変化を見据えながら「次の50年・100年」を展望し、新規事業の立ち上げや企業文化の刷新など、新しい成長と成功の方向づけを行うチャンスです。

2.コミュニケーション・チャンス
企業として顧客・取引先・地域社会・従業員およびその家族などのステークホルダーに対して、新たなイメージ、期待感を獲得するチャンスです。企業レピュテーションの向上、エンゲージメントの強化に向けた絶好のアピールチャンスといえるでしょう。

3.マーケティング・チャンス
現在は商品・サービスの品質だけでなく、その背景にある企業文化や社会課題解決への姿勢、あるいはトップのリーダーシップなどによって、総合的に判断される時代です。周年は、こうした企業のバックグラウンドと能力を市場に再提示する良い機会となります。

あなたの会社は「何型」?周年プロジェクト施策マップ

周年プロジェクトにおいて考えられる施策をマッピングしたものが下記の図1です。

図1:周年プロジェクト 施策マップ

周年プロジェクト 施策マップ

周年プロジェクト施策は、下記の四つに大別されます。

1.経営ビジョン/戦略発信型施策
新たな経営理念や長期ビジョンの策定、それに伴う企業ロゴなどのビジュアル・アイデンティティーやブランドスローガンの改訂などが代表的な施策です。新社屋への移転や組織体制の改革なども周年のタイミングと合わせて推進されることもしばしばあります。

現在の自社事業に構造的な行き詰まりを感じ、抜本的な改革を検討しなければいけない企業、あるいはさまざまな事業を抱えた結果、強みが見えなくなっている企業にとっては、まずはこの領域から踏み込んで考えるべきでしょう。そのためには、数年前からプロジェクトチームを結成し、準備を進めていく必要があります。

2.インターナル求心力強化型施策
社史の編纂に始まり、記念式典の実施や記念冊子の制作、社内報特別号の発行、あるいは従業員からのアイデア募集などの社内コミュニケーション施策は代表的な例です。

そしてそれに加え、新たな社内制度の策定や教育プログラムの開発など、企業文化の刷新を目指した施策も有力な選択肢です。長い歴史の中で、創業時のDNAが薄れてきている企業、新たなビジョンは策定しているものの、従業員に十分に浸透しておらず、意識改革が進んでいない企業にとっては、インターナルの求心力強化は周年プロジェクトにおける重要なテーマとなります。

3.広報/マーケティング支援型施策
周年広告・キャンペーンの実施、記念商品の開発、記者会見やシンポジウム等各種イベントの開催、ショールームをはじめとするPR施設の開設など、顧客とのエンゲージメント強化や企業としての認知、存在感の向上に向けた対外的なコミュニケーション施策が代表例です。

その際に忘れてはならないのは、周年ロゴや広告表現の目新しさだけでなく、「企業としてのストーリー」が一貫して流れていること。過去への回顧だけでなく「私たちは何者であり、これから何を目指すのか」をシンプルかつ骨太な言葉で語れることが、統合的なコミュニケーション施策の立案には不可欠です。

4.次代社会コミットメント型施策
企業として、これからの時代に何を残していくのかを明確にし、顧客だけなく広く社会に向けて、さまざまなステークホルダーに対しての貢献を果たしていくための施策です。

振興事業・財団活動、各種研究基金の創設や助成、大学との共同研究、講座の寄贈などが挙げられます。通常のCSR活動の延長線としてだけでなく、周年プロジェクトとしての意義を持つためには、その企業が「どんな社会をつくっていきたいのか」という次代社会へのビジョンを明確にする必要があります。

周年プロジェクトとは広報・宣伝などいわゆるコミュニケーションの担当部門だけで完結するものではありません。経営層のコミットメントはもちろんですが、経営企画、人事、総務、CSR、マーケティング、営業など、全社が一丸となって推進する「全社変革プロジェクト」であるべきなのです。

社内を一つにする周年コンセプトのつくり方

周年プロジェクトの企画・実施は、各部門がプロジェクトの目的・意義に対して腹落ちした上で、一丸となって取り組む必要があります。そのために不可欠なのは「周年コンセプトの開発」です。明確なコンセプトが存在することによって、統一した基本方針の下に各施策が実行され、自社の未来に向けてのありたい姿に向かっていくことができます。

逆に、周年コンセプトが不在だと、それぞれの施策を各担当部門の視点から立案することになり、企業全体としての意志が非常に見えにくくなります。

それでは、周年コンセプトはどのように策定すればよいのでしょうか。今回は、電通オリジナルのブランド構築フレームである「IVマトリクス」をご紹介します。

図2:IVマトリクス①

IVマトリクス①

縦軸をIdentity軸(概念⇔行動)、横軸をValue軸(社内⇔社外)とし、この2軸から構成される4象限をコンセプト策定の要素として設定します。そして、「業容/コアコンピタンス(競合に負けない強み)」「組織文化目標/行動の基軸」「顧客ベネフィット」「次代社会/市場へのビジョン」の4領域において、自社が既に掲げているビジョンや戦略、あるいは各種の調査によって得られた情報を、このモデルにプロットして整理していきます。

その収束のプロセスで、周年プロジェクトにおいて自社が発信すべき「ストーリー」が、以下のように浮かび上がってきます。

図3:IVマトリクス②

IVマトリクス②

「私たちは何者なのか→私たちは何を大切にしているのか→私たちは何が提供できるのか→私たちはどんな社会を実現するのか」。周年コンセプトとして、この4要素が一貫したストーリーで組み立てられていることが、施策の全体像を組み立てる上で重要です。

これらの要素が明確に規定されていることで、図1で示した経営ビジョン/戦略との整合性、インターナル施策の方向性、対外コミュニケーションのメッセージ開発、次代社会へのコミットメント施策の領域設定の基本方針となり、かつ、これからの自社が目指す姿の全体像を、一貫性をもって社内外のステークホルダーに対して提示することができます。

最後に、周年とはあくまで「変革のきっかけ」です。企業にとってその時点で最も重要な課題を解決し、目標の実現に向かう道筋づくりのために、戦略的に、かつ強い意志を持って推進していくことが重要です。電通グループは、周年プロジェクトを単なる「盛り上げ」に終わらせず、次の数十年に向けた持続的な成長のエンジンとして活用していくためのパートナーでありたいと考えています。

菅首相、安倍前首相への特捜部捜査を“事前了承”か…膿出しきり衆院早期解散・総選挙へ

「国会会期中の議員への捜査、しかも対象が前首相である安倍氏という極めて異例の捜査。事前に林(眞琴)検事総長が菅(義偉)首相にお伺いを立て、GOサインを受けていなければ、さすがに無理な案件でしょう」(政治ジャーナリストの朝霞唯夫氏)

 安倍晋三前首相の後援会が主催する「桜を見る会」前夜祭への支出について、東京地検特捜部が政治資金規正法違反の疑いがあるとみて、安倍氏の公設第1秘書ら関係者へ任意で事情聴取を行っていることが明らかになった。

「安倍氏への捜査が始まっていると23日にスクープしたのは、首相官邸と強いパイプがある読売新聞とNHKですが、菅首相の了承のもとで官邸サイドからリークされたとみられています。今、菅政権は新型コロナウイルス感染拡大の第3波を受けて、Go Toキャンペーンなど一連の対応をめぐり野党やメディアから批判を受けているわけですが、世論の関心をかわす意図なのかどうかは、わかりません。

 ただ、菅首相は安倍政権では官房長官だったわけで、当然ながら菅首相にも野党の追及が向く。菅首相としては“あくまで安倍氏後援会の問題”だとして“何も知らない”で押し通せると考えているのかもしれませんが、自身の責任問題に発展するリスクを冒してまで捜査にGOを出した裏には、何か政局めいたものを感じます」(同)

 そんな菅首相の頭には、やはり次期衆院選があると朝霞氏はいう。

「来年10月には衆議院議員の任期満了を迎えるため、1年以内には必ず衆院選が行われますが、コロナ第3波が広がるなかで、菅政権は時間がたてばたつほど支持率が低下し、選挙で不利になってくる。さらに“桜”の問題では市民から安倍氏の政治資金規正法違反を訴える告発が検察に対しなされ、森友問題でも国を相手にする損害賠償訴訟が継続するなど、いまだに安倍政権の負の遺産が燻り続けている。

 そこで菅首相は、たとえ年明け早々の通常国会が再び“スキャンダル追及国会”になったとしても、ここで一気に膿を出しきり、来年度予算成立後の3月か4月には早々に衆院解散に打って出ることまで想定しているのかもしれません。

 いずれにしても、二転三転するコロナ対応などで政権支持率が下がれば、自民党内でも“菅降ろし”の動きが出てくる可能性もゼロではなく、菅政権が受けるダメージを極力減らし、その上で早期に解散に打って出る考えなのではないでしょうか」(同)

秘書の起訴どまりか

 もっとも、今回の捜査で“桜”問題は幕引きが図られるという見方も強い。

 前述のとおり、今年5月には弁護士らが、安倍氏と秘書が政治資金規正法などに違反しているとして、東京地検に告発状を提出。地検は受理するかしないかの判断を保留しているが、全国紙記者はいう。

「“秘書の独断で前夜祭の費用を補填”“安倍氏は関与なし”というかたちで、秘書だけが政治資金収支報告書への未記載で起訴されて終わりという展開は、目に見えてます。有罪になっても数十万円程度の罰金刑ですから、安倍氏サイドとしては秘書一人切り捨てるだけでほぼ無傷といっていいでしょう」

 果たして捜査はどこまでおよぶのだろうか。

【経緯】

「桜を見る会」前夜祭は安倍氏が首相に就任した翌年の2013年から毎年開催され、安倍氏の支援者らが招かれていた。参加者は一人5000円の会費を支払い、多い年には700人以上もの人が参加していたが、会場となったホテルへの支払い額と会費徴収額の差額を安倍氏側が補填していた疑いが浮上していた。

 安倍氏は昨年以降、国会で野党から追及を受けていたが、「後援会としての収入、支出は一切なく、政治資金収支報告書への記載の必要はない」「事務所側が補塡したという事実もまったくない」と答弁していた。

(文=編集部)

 

パチスロ最高継続率「99%」の超大物が出陣! 新システムが「予測不能」の出玉を演出!!

 男性の心をくすぐる『Pぱちんこ乗物娘 WITH CYBERJAPAN(R)DANCERS』が好調なニューギンはこのほど、最新パチスロ『パチスロ花の慶次 武威』(エキサイト製造)の特設サイトを更新。基本情報やゲームフローなどを公開した。

 花の慶次といえば、同社におけるキラーコンテンツのひとつで、パチンコ・パチスロ共にシリーズ化。11月28日には17時より「花慶の日2020-冬の陣-」がオンラインで生配信予定と、多くの熱狂ファンを持つ。

 初のパチスロは2012年10月登場の『戦国パチスロ花の慶次~天に愛されし漢~』で、ボーナスとART機能「修羅の刻」を搭載。ARTは1G純増約1.7枚、1セット40Gの継続率管理型で、消化中はゲーム数上乗せ抽選が行われるほか、「天武の極」に突入した場合は100G以上の上乗せが75%でループする。その破壊力の高さは、5号機の中でもトップクラスだ。

 そんな『慶次』が6号機時代に出陣。「すべてを壊し、すべてを変えた、最強にして最高の慶次」と銘打つ本機は、1G純増約8.7枚のAT機能「傾奇victory」が出玉増加の主軸。通常時は「加賀の章」「七霧の章」「小田原の章」「京都の章」と4つの基本ステージがあり、「天下無双チャレンジ」を経てAT当選…というのが基本的な流れと思われる。

 また、本機はあらゆる状態で発動する「無法システム」なるシステムも採用。チェリーでポイントを獲得でき、5pt到達で何かが起こるとのことだ。

 首尾よくATに当選すると、まずは上乗せ特化ゾーン「天武の極」がスタート。この天武の極は75%~90%継続で、継続抽選に漏れるまで「赤武威」or「EX虎(エクストラ)武威」がストックされると思われる。

 赤武威は10G~30G継続で、EX武威は継続率90%~99%となる規定ゲーム数不定の上位ATとのこと。如何にしてEX武威をストックさせるかが、大量出玉への大きなポイントとなりそうだ。

 AT中は武威ストック抽選が行われるようで、ストック時はモード移行抽選。「極桜モード」移行時はボーナス&チェリー高確率状態となり、「傾奇御免の極当り」突入はEX武威ストックに大きな期待が持てる。

 通常時の打ち方は、まず左リールにBAR絵柄を目安位にチェリーを狙い、スイカを上段まで引き込んだら右リールにスイカをフォローすればOK。チェリーはリプレイフラグで、単チェリーよりも2連チェリー、2連チェリーよりも3連チェリーの方がチャンスと思われる。

 気になる導入は2021年1月12日を予定。「すべてを壊し、すべてを変えた、最強にして最高の慶次」の仕上がりに期待は高まる。

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「桜」前夜祭、安倍前首相は「起訴されない」公算…特捜部の捜査は“世論のガス抜き”

 23日、安倍晋三前首相の後援会が主催する「桜を見る会」前夜祭への支出について、東京地検特捜部が、政治資金規正法違反の疑いがあるとみて安倍氏の公設第1秘書ら関係者へ任意で事情聴取を行っていることが明らかになった。

「桜を見る会」前夜祭は安倍氏が首相に就任した翌年の2013年から毎年開催され、安倍氏の支援者らが招かれていた。参加者は一人5000円の会費を支払い、多い年には700人以上もの人が参加していたが、会場となったホテルへの支払い額と会費徴収額の差額を安倍氏側が補填していた疑いが浮上していた。

 安倍氏は昨年以降、国会で野党から追及を受けていたが、「後援会としての収入、支出は一切なく、政治資金収支報告書への記載の必要はない」「事務所側が補塡したという事実もまったくない」と答弁していた。

 24日付毎日新聞オンライン版記事によれば、昨年、補填の有無について安倍氏から質問を受けた秘書が、補塡分の支出について政治資金収支報告書に記載していなかったため、会費以外の支出はないと答えていたという。また、25日付読売新聞オンライン版記事によれば、ホテル側から発行された補填分の領収書を安倍氏側が廃棄していた疑いがあるという。

安倍氏への事情聴取は?

 ここにきて突如本格化し始めた特捜部による捜査。背景には何があるのだろうか。

「今年5月に弁護士らが、安倍氏と秘書が政治資金規正法などに違反しているとして、東京地検に告発状を提出。地検は受理するかしないかの判断を保留しており、宙ぶらりんの状態が続いているわけです。告発からすでに半年が経過し、検察としても受理するかどうかについて、今後の起訴・不起訴の展開まで見据えながら捜査しておく必要があるということでしょう。

『桜』の問題をめぐっては、捜査に踏み切らない検察の姿勢や、5月に賭け麻雀騒動で辞任した黒川弘務・東京高検検事長の定年延長問題にみられる“官邸と検察の癒着”批判などもあり、検察も少なからず痛手を被ってきた。“タイミングよく”という言い方はあれですが、8月に安倍首相が辞任し、『桜』への世論の関心も低下した今、検察としては“世論のガス抜き”のためにも、きちんと捜査しましたよというポーズを示す必要があったという側面もあるでしょう」(全国紙記者)

 注目されるのが、安倍氏の起訴にまで発展する可能性はあるのかという点だが――。

「先行報道の影響もあり、政治家のカネをめぐる不祥事ではお決まりの“秘書が勝手にやった”という構図が、早くも国民の頭に刷り込まれ始めていますが、当然ながら秘書も安倍氏本人も安倍氏の補填への関与・事実の認識は否定するでしょうから、安倍氏が起訴されることはないという見立てが強いです。収支報告書への不記載分も5年間で計800~900万円レベルということなので、秘書だけが起訴されて数十万円くらいの罰金刑で終わりというのが、現実的な着地点でしょう。

 ただ、秘書のみの事情聴取だけで捜査が終わるとは考えにくく、検察も世論の反応を考えて、かたちだけでも安倍氏本人への事情聴取は行うとみられています」(別の全国紙記者)

政治資金規正法が規定する「会計帳簿不記載罪」とは?

 今回の捜査について、山岸純法律事務所の山岸純弁護士は、次のように語る。

「もし、『桜を見る会』の前夜祭が『政治資金パーティー』、すなわち元首相の後援会などの政治団体が主催する、出席者から対価をもらって飲食などを提供しその対価と経費の差額を政治資金とするパーティー(政治資金規正法8条の2)と評価できるのであれば、このパーティーの収支などを政治団体の会計帳簿に記載しなければなりません。

 政治団体が『これは政治資金パーティーではありません』として会計帳簿に記載していなかった場合に、あとから『いやいや、この前夜祭はどう考えても政治資金パーティーでしょう』と判断される場合は、確かに、政治資金規正法が規定する『会計帳簿不記載罪』が成立するかもしれません(3年以下の禁固刑や50万円以下の罰金)。

 しかし、それよりも、前夜祭のために集めた会費よりホテルに支払った飲食代等が多い場合は、政治団体が補填したことになるでしょうが、この場合、その差額については『政治団体が寄附をした』と考えることもできます。

 この場合、公職選挙法199条の5の要件(選挙区の人への寄付であること、など)を満たすなら、50万円以下の罰金が科せられます。

 去年から話題になっていたこの件が、なぜ、今になって盛り上がってきたのかは、まったくわかりません。隣の国の大統領のように、退任後、ものすごい罪に問われ有罪となるような例は日本の首長ではなかなかありません。

 しかし、前首相であっても厳しく追及する姿勢をみせることで現政権の公正さをアピールするという意味では良いのかもしれません。政治的意図があるかどうか真意はわかりませんが、この件が“政局”から刑事事件とされた以上、捜査機関はしっかりと結論づけてほしいところです。

 そして、結論がついたのであれば、その結論は我々よりも、ほとんどの政治家よりも、そしてマスコミよりもその問題の専門家集団が結論をつけたわけですから、『いや、おかしいはずだ』『こうあるべきだ』といった“はず、べき論”をいつまでも続けるのではなく、目の前に現存する国難に一丸となって対処することが肝要です」

(文=編集部、協力=山岸純/山岸純法律事務所・弁護士)

山岸純/山岸純法律事務所・弁護士

時事ネタや芸能ニュースを、法律という観点からわかりやすく解説することを目指し、日々研鑽を重ね、各種メディアで活躍している。芸能などのニュースに関して、テレビやラジオなど各種メディアに多数出演。また、企業向け労務問題、民泊ビジネス、PTA関連問題など、注目度の高いセミナーにて講師を務める。労務関連の書籍では、寄せられる質問に対する回答・解説を定期的に行っている。現在、神谷町にオフィスを構え、企業法務、交通事故問題、離婚、相続、刑事弁護など幅広い分野を扱い、特に訴訟等の紛争業務にて培った経験をさまざまな方面で活かしている。

 

小林麻耶、洗脳状態がより鮮明に…「スピリチュアルの何が悪い」誹謗や報道に怒りあらわ

 フリーアナウンサーの小林麻耶が25日、夫の國光吟氏と運営するYouTubeチャンネル「コバヤシテレビ局」の生配信を行い、「芸能界は引退しません」と宣言した。

 小林は今月12日に、レギュラーコメンテーターを務めていた情報番組『グッとラック!』(TBS系)を降板し、同日付で所属事務所からも契約解除されているが、さらに28、29日の放送で司会する予定だったボートレース番組『BOAT RACEプレミア』(TOKYO MX)を降板したことが明らかになった。

『BOAT RACEプレミア』降板によって小林は地上波の出演予定番組がすべて消滅し、一部で「引退危機」と報じられると、25日の「コバヤシテレビ局」で生配信中、視聴者から今後について問われると、「芸能界は引退しませんよ」と答えた。だが、テレビ局関係者からは、本人が引退しなくても、テレビに出るのは難しいとの声があがる。

「夫の吟氏が小林の仕事に同行して、『そこは運気が悪い』『神のお告げで、それはやらないほうがいい』などと口出しすることが問題視され、テレビ局側が小林を避けているといわれています。また、前所属事務所が契約解除にあたって『正常なマネジメント業務を行うことが困難になった』と説明していることなどから、身近にいる人たちが、小林の精神状態が正常ではないと判断し、しかも匙を投げている様子がうかがえます。吟氏がたびたびスピリチュアルな発言を行うこと、そして小林の不安定な精神状態から、洗脳を疑う声がありますが、それも無理もないところです。また、古巣のTBSとトラブルを起こした小林を、ほかの局が起用するのは簡単ではありません」

 そうなると、ネット配信しか道は残されていない。小林は「コバヤシテレビ局」において、チャットの質問に答える形式で視聴者とコミュニケーションをとっているが、16日には洗脳について心配するファンを茶化すようなドッキリを仕掛け、ファンからも批判された経緯がある。それでも、まだ小林を慕うファンは多く、チャンネル登録者も間もなく3万人に届こうとしている。

「コバヤシテレビ局」は普段、早朝に生配信を行っているが、24日は夜にも生配信を行った。5時間超に及ぶ配信のなかで、夫妻がスピリチュアルに傾倒しているなどと報じられていることに対して「そもそもスピリチュアルって何?」「スピリチュアルの何が悪いのか」などと怒りをあらわにした。

「朝の配信では瞑想を行うなど、終始おだやかな時間が流れている空気感ですが、夜の配信では少し話す速度が上がり、報道や誹謗中傷コメントなどに対する怒りや愚痴をこぼすなど、2人の素が垣間見えました。ファンは誹謗中傷しているわけではなく、小林を心配するがゆえに『以前の麻耶ちゃんに戻って』などとコメントしているのですが、そういった発言は小林に届いていません。無条件に応援するコメントのみを受け入れるようにしているようです。おそらく、吟氏がそのように導いているのでしょう」(芸能記者)

 25日朝の生配信では、前夜と変わって普段通りのゆっくりとした話し方に戻り、瞑想を行うなど“スピリチュアル”な内容になっていた。その配信のなかで、視聴者から芸能界を引退するのかを聞かれ、前述したように小林が否定したわけだが、そこで夫婦の関係が読み取れる象徴的な出来事が起きた。

「小林さんが『芸能界は引退しませんよ』とコメントした際、吟氏が『朝はそういうコメントに反応しないで』と制し、小林さんが謝罪しました。『コバヤシテレビ局』を見ていると、小林さんは常に吟氏の顔色をうかがい、隷属的になっていることがわかります。宗教の教祖や指導者の教えに従う信者と同様の状態です。本人に自覚はないかもしれませんが、完全に主従関係が構築されており、“洗脳状態”といっていいでしょう」(精神科医)

 もちろん、小林が傾倒する「数秘占術」も、吟氏が提唱する「宇宙整体」も、宗教もスピリチュアルも、個人の内心において信奉するうえでは自由であり、何物にも批判されるべきではないだろう。だが、それによって仕事も仲間も親族も離れていっている小林が、この先も幸せに生きていけるのか心配するファンの声は、いつか小林の耳に届くだろうか。

(文=編集部)

JRAジャパンC(G1)「話題沸騰」アノ馬の鞍上がついに決定! 代打職人・池添謙一と「夢のタッグ」叶わず……。東京最終レース仕様で好走態勢に

 29日、東京競馬場でジャパンC(G1)が開催される。アーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクトの3冠馬対決が大きな注目を集めている。

 他にもG1馬のグローリーヴェイズ、キセキ、昨年の2着馬カレンブーケドールなど、豪華メンバーが出走するため、競馬ファンにとってはまさにドリームマッチと呼べるだろう。

 そんな歴史的なレースにまさかの参戦となるのがヨシオ(牡7歳、栗東・森秀行厩舎)だ。

 これまでにキャリア68戦を誇るヨシオ。オープンクラスの勝ち鞍はダート1200m条件のジャニュアリーSだけにもかかわらず、ジャパンCに登録を行ったことがファンの間で話題となった。一時は『netkeiba.com』の予想オッズで1番人気に支持されたことからも、多くのファンがいかに衝撃を受けたか分かるだろう。

 当初、先週の霜月S(OP)にも登録を行っていたため、得意のダートレースに向かうのではないかと見られていた。だが、こちらには出走せずジャパンCに照準を合わせてきている。

 そんなヨシオだが、週明け時点でも「鞍上・未定」となっており、本当に出走するのかと疑いの目を向けるファンもいたはずだ。さらに、翌週に行われるチャンピオンズC(G1)にも登録しているため、「本命はこちらか」といった声も上がった。

 また、サートゥルナーリアが回避を表明したことにより池添謙一騎手が空いたことで、「ヨシオ×池添騎手」が見たいという意見も聞こえてきた。池添騎手といえば、グランアレグリアの安田記念(G1)やインディチャンプのマイルCS(G1)など代打騎乗で勝負強さをみせていただけに、これはこれで見物かもしれない。

 25日、ついにジャパンCでヨシオの手綱を取るパートナーが決定した。

 これまでの68戦で31人のジョッキーがヨシオの手綱を取っている。その中から引退済み、地方所属、短期免許で来日した騎手を除くと22人が残る。さらにジャパンCで既に騎乗予定のある騎手を除くと、残りは11名。

 その中から抜擢されたのは勝浦正樹騎手だ。

 ヨシオとは5回コンビを組んでおり、これは最多タイの数字である。その成績は[0-2-1-2]と、複勝率60%の好相性を誇っていることも心強い。

 また、勝浦騎手といえば「最終の勝浦」の異名を持つ。今年のジャパンCが行われるのは東京12R。勝浦騎手が強い最終レースなのだ。まさに最高のパートナーを手に入れたと言えるだろう。

 デビュー24年目のベテランである勝浦騎手だが、意外にもジャパンCの騎乗はこれが初めて。G1レースの騎乗も、昨年の日本ダービー(G1)でニシノデイジーに騎乗して以来、1年半ぶりとなる。かなり気合が入っているはずだ。

 最終の勝浦を背に、ヨシオはいったいどのような走りを見せるのだろうか。