5日オープンのツタヤ図書館、官製談合疑惑浮上…不正だらけの実態を暴く内部告発資料

 南海電鉄和歌山市駅前にできた「関西初進出のツタヤ図書館」は、昨年秋の開館予定が何度も延期になっていたが6月5日、ついにグランドオープンした。5月18日に一部オープンしていたものの、1階のカフェエリアや4階のキッズエリアなどは閉められたままだったため、ようやく全館フルアクセスが可能になった。

 図書館の運営を担っているのは、TSUTAYAを全国展開しているカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)。日本で6番目のツタヤ図書館としてデビューを飾ったわけだが、その裏で、これまで隠蔽されていた新事実が次々と暴かれ始めた。

 一昨年7月、筆者が同市に請求して開示された新図書館建設までのプロセスがわかる1400枚の会議録は、97%が黒塗りで中身の解読はほぼ不可能だったが先日、ついにその原本数十枚のコピーを入手。そこから、官製談合などの不正を疑わせる記述が何カ所も見つかったのだ。

 5月18日付当サイト記事『和歌山・ツタヤ図書館、市が公募前にCCCを内定か…事前に市長と面談、内部資料を独自入手』でも報じたように、和歌山市が図書館の運営者を公募する1年以上前に、CCCが市長にプレゼンをしていたことが記録されていた。

 この件について担当部署に問い合わせてみると、「当時の記録が何も残っていないので、詳細はわからない」とのことだった。だが、これから事業者を公募しようという時期に、特定候補だけがフライングして市長にプレゼンしていた事実は、明らかに市がCCCを優遇していたことを示す、動かぬ「証拠」ともいえる。

 行政問題に詳しい関係者は、こう指摘する。

「公募前に入札情報を漏洩すると、独占禁止法違反や刑事罰に問える可能性があります」

 実は、これは筆者が入手した会議資料原本コピーのほんの一部にすぎない。数十枚にわたる“爆弾資料”には、不正を疑わせる記述がほかにも何カ所も見つかったのだ。

 黒塗りなしの会議録原本コピーを見て筆者が真っ先に違和感を覚えたのは、関係者会議の初回となった2014年6月3日の会議録にある、以下の記述だ。

<アール・アイ・エーとは再開発のコーディネーター・景観を意識したトータルデザイン、竹中工務店とはオフィス棟の設計施工を中心に契約する>

 この発言者は、南海電鉄。アール・アイ・エー(RIA)が正式に設計業務を落札したのは、2年後の16年8月15日。竹中工務店が再開発エリアの施工者(南海辰村建設と浅川組のJV)に正式に選定されたのは、3年後の17年3月だった。

南海電鉄とRIAが主導してツタヤ図書館を誘致か

 南海電鉄は「自社のプライベートな部分について契約した」としているが、私設部分を担った事業者が、そのまま巨額の補助金が投入される公的部分の設計・施工を担う事業者として選定されていことに、あらためて驚く。

 和歌山市駅前の再開発に関して、県と市に南海電鉄を加えて発足した調整会議は、尾花正啓市長が初当選する2カ月前の14年6月からスタートした。賑わいの象徴だった高島屋の撤退が決まり、寂れつつある駅ビルをどうするかが大きな課題で、耐震改修も含めてさまざまなプランが検討された。そこに、にわかに浮上してきたのが、市民図書館を駅前に移転するプランだった。

 スタートしたばかりの時期の会議録からは、南海電鉄が積極的に図書館を誘致することで集客したいという意欲が、ひしひしと伝わってくる。同社の発言の一部を以下に引用する。

「市民図書館を誘致したい。タイミングを逸したくない思いがある。新市長に直接話しをさせていただいて、トップダウンで決断をお願いしたいと思っている」(平成26年6月27日)

「本社の意向として、市民会館と市民図書館の両方あったほうがコミュニティをつくりやすいが、優先順位が高いのは市民図書館」(平成26年6月27日)

 一方、和歌山市のほうは、駅前に市民図書館を持ってくると、専用駐車場の収容台数が現状よりも大きく減って不便になることなどから、当初、南海電鉄の提案に難色を示していたが、そのほかの条件が整っていったためか、次第に軟化していくさまが会議録から見てとれる。

 財政再建を優先したため、保守系議員から、その在任期間を「失われた12年」とまで揶揄された大橋建一前市長の退任に伴って市長選が行われたのは、この翌々月のこと。県の土整備部長から転身した尾花正啓氏が当選し、ここから大規模な開発プロジェクトが次々と立ち上がっていくのだった。

 ある図書館関係者は、この間の経緯をこうみる。

「14年6月3日と27日、7月3日の調整会議では、市民図書館を(再開発エリアに)組み込むかどうかは“新市長の判断”と、市は述べています。一方で、南海電鉄のほうは新市長に直接話してトップダウンで決断してもらおうと、図書館移転を強く求めています。それからすれば、ツタヤ図書館誘致は南海電鉄とRIAによってもたらされたといえるのではないでしょうか」

未完成の宮城県多賀城市のツタヤ図書館を“成功事例”として紹介

 駅前の再開発について話し合う調整会議が発足して3カ月後の14年9月6日、民間コンサルタントによる新図書館の事例紹介が行われていた。

 説明に立ったのは、RIA。同社は、CCCのフラッグシップである代官山蔦屋書店の開発を手掛けるなど、とりわけCCCと関係が深い。そのRIAが語ったのは、多賀城市立図書館の事業計画についてだったのだから、筆者はひどく驚いた。

 というのも、この時点では、多賀城市の新図書館は、まだこの世に存在すらしていないからだ。同図書館の完成は2年後の16年1月、開館は同年3月。13年7月に多賀城市がCCCと連携協定を発表した際に決まっていたのは、「東北随一の文化交流拠点づくり企画提案」にすぎず、かろうじてこの3カ月前にCCCが指定管理者に決まったばかりだった。

 その事業計画立案と建築設計の実務を担当したRIAが、まだ存在していない図書館を成功事例として紹介していることには、違和感しかない。

 またこのとき、13年に新装開館した元祖ツタヤ図書館である佐賀県武雄市の事例も少し紹介しているが、そちらはあくまで既存の建物の改修であって新築ではない。駅前に集客した事例でもないため、和歌山市のケースとは直接関係してこない。

 適切とは思えない事例を、同社が南海電鉄サイドのコンサルタントとして和歌山市と和歌山県の関係者に披露していたのだから、すでにこの時点で何か着地点が用意されていたのではないかと考えざるを得ない。

 南海電鉄側のコンサルタントとして14年9月以降、調整会議に毎回出席するようになったRIAは同時に、和歌山市からも仕事を依頼されていたことがわかっている。

 同社は12年度から15年度まで、市が依頼していた国交省系列の公益社団法人・全国市街地再開発協会の下請けとして、市のまちづくりに関する計画策定に携わっていた。驚いたことに、市がその報告書を基に14年9月に発表した都市計画(『まちなかエリア 公共施設の課題整理と再整備の方向性について』)でも、このときの会議と同じく、まだ存在していない多賀城市の事例が詳しく紹介されていた。

 つまりRIAは、利害が一致しないはずの南海電鉄と和歌山市(協会を通して)双方からカネをもらって仕事をしていたわけで、どちらの利益を優先しているのかわからない。

 建物完成後に買い取る約束で、和歌山市は新しい市民図書館の建設を随意契約で南海電鉄に委託した。その点で、下の図に示すように和歌山市は発注者、南海電鉄は受注者の立場なのだが、同じ時期に双方に助言行為をしたRIAの行為は、いわゆる「利益相反」にあたるのではないのかとの疑念も湧いてくる。

 南海電鉄は、巨額の補助金がもらえて集客ができそうな図書館の駅前移転を望んでいたが、和歌山市民とすれば、移転せずに耐震補強して、図書館の中身を充実させたほうが、利便性もよく、はるかに負担が少なかったかもしれない。それにもかかわらず、税金を使って南海電鉄だけが得をする計画が立てられたわけだ。

公募を装い、実態はデキレースにする筋道を画策

 この日の会議録の最後には、同社のアドバイスとして、こんな仰天発言も記録されていた。

「CCCと連携するには、市長と社長をグリップさせて始まるイメージで、積み上げていく話ではない」(平成26年9月8日)

「市長と社長をグリップ」とは、いったいどういう意味なのだろうか。また、一般的な行政の手続きとして行われている、市民の声を聞いたり、図書館を管掌する教育委員会に諮ったりといった「積み上げていく話」を全否定しているようにも解釈できる。

 ある図書館関係者は、これらの発言について、こう分析する。

「RIAの担当者は、CCCと連携するには、こんな会議で検討する次元の話ではない。市長が直接CCCに申し入れて、手を携えて協同で進めるようにしろと言っているのでしょう」

 13年の武雄市がそうだったように、市長とCCCの増田宗昭社長による“トップ会談”だけでツタヤ図書館の誘致を決めてしまえというわけだ。さらに、この図書館関係者は、会議録の末尾にある記述を、こう解釈する。

「『海老名市みたいにコンペ方式も探っていければ。コンペで通ったから、指定管理者については随意契約をしますの方がよいのでは』との発言もあります。これは、表面上は公正を装い、裏では筋書き通りに進めるというやり方をアドバイスしたものだと思われます」

 15年にCCCと図書館流通センター(TRC)のJVを、中央図書館の指定管理者にして新装開館した神奈川県海老名市の場合、14年にプロポーザル方式で公募は行ったものの、結果的にこの二者しか応募がなかった。それを念頭に置いた発言であることは明白だ。

 現実に、先述の通り、図書館の指定管理者が公募される1年度以上前の16年7月8日、CCCのみが市長プレゼンに訪れていたことが会議録にしっかり記録されていたのだから、これこそ言い逃れのきかない不正な事業者選定の証拠だろう。

巨額の税金を投入する再開発事業を、市民の意見も聞かずに断行

 この会議が行われた翌々月の11月には、調整会議のメンバー総勢15名が大挙して13年4月にオープンした元祖ツタヤ図書館のある佐賀県武雄市に視察に出掛けていたことが判明している。

 前出の図書館関係者は、このときに和歌山市がツタヤ図書館誘致を内定したのではないかと指摘する。

 調整会議が始まった翌年の15年5月、和歌山市と南海電鉄は記者会見を開いて「南海和歌山市駅活性化構想」を発表した。

 駅ビルを建て替えてホテルや商業施設の入る建物に市民図書館も入居させる、総事業費123億円の一大プロジェクトだった。そのうち64億円が補助金で、図書館の建築費用30億円も含めると、公金は合計94億円にも上るが、事業計画の詳細については、このときにはまだ明らかにされていなかった。

 当初、南海電鉄とは「随意契約するほうが安くついて効率的と、和歌山市は主張していた。だが、市の負担だけでも補助金18億円、図書館建設自己負担15億円(国が半額負担)の計33億円は、本当に有利な条件だったのだろうか。しかも、それとは別のランニングコストとして、図書館運営そのものを民間委託したため年間3億円を超える指定管理料がかかってくる。

 それだけの費用をかけて和歌山市が水面下で推進しようとしていたのが、武雄市で年間入館者のべ90万人の“賑わい創出”に成功したといわれているツタヤ図書館だった。

 だがCCCの図書館運営は、大量の古本購入が問題になったり、巨額の費用がかかるわりに利便性に貢献していない独自分類や、貸出カードに「Tカードを導入するなど、専門家たちの評価は、お世辞にも高いとはいえない。

 それどころか、指定管理者としての適性を問われるような不祥事が続出している。昨年2月、CCCは、100%子会社で基幹事業のTSUTAYAが、景品表示法違反を消費者庁から認定されて1億円を超える課徴金を課せられている。

 動画配信サービス「TSUTAYA TV」で、2016年4月から2年以上にわたって、全作品を見放題であるかのように宣伝ていたことが違法認定された。このとき、同社が運営する図書館についても「年間何十万人」とした来館者数は、施設全体の来場者数にすぎないのに、あたかも図書館だけの来館者数にようにアピールしているのは、誇大広告ではないのかとの声も出てきたが、進出自治体は、どこもCCCのこうした表示を問題視しなかった。

 この市民図書館を移転・新築する計画の発表までに和歌山市は、市民の意見を聞いた形跡は、どこにも見られない。いったい誰のための再開発事業なのか。市民は、「開館してしまった今となっては、プロセスはどうであれ、きれいな図書館ができてよかったと、割り切れるのだろうか。

(文=日向咲嗣/ジャーナリスト)

JRA M.デムーロの“おこぼれ”!? 帝王賞(G1)昨年の“強奪”から一変、D.レーンはルヴァンスレーヴと新コンビ結成!

 24日に大井競馬場で開催される帝王賞(G1)に出走を予定しているルヴァンスレーヴ(牡5歳、美浦・萩原清厩舎)が、D.レーン騎手との新コンビで挑むことが明らかになった。

 5月5日のかしわ記念(G1)で1年半ぶりに待望の復帰を果たしたルヴァンスレーヴ。だが、結果は久々の実戦が響いて7頭立ての5着に敗れた。それでも、2018年には3歳でチャンピオンズC(G1)を制し、最優秀ダート馬に輝いた逸材を見限るにはまだ早いだろう。

 過去には、カネヒキリも約2年半ぶりの復帰レースでは9着に敗れたが、その後はG1・3連勝を飾ったということもある。ルヴァンスレーヴも叩き2戦目の帝王賞では期待が持てるはずだ。

 今回、新コンビを組むレーン騎手の存在もルヴァンスレーヴにとって心強いだろう。

 昨年、初来日したレーン騎手は2か月間でG1・3勝を含む重賞7勝の大暴れ。その来日最終騎乗となった帝王賞も制しており、今年は2連覇がかかっている。初めての大井競馬場にもアジャストしたことを考えれば、2回目の今年はさらなる上積みを期待してもいいはずだ。

 だが、このコンビに不安要素がないわけではない。

 今年もレーン騎手は来日して2か月足らずで、28勝を挙げる大活躍。勝率も.280と申し分ない数字だが、重賞での成績はパッとしていない。実際に、昨年の同時期にはすでに重賞4勝を挙げていたが、今年はわずか1勝。大舞台での勝負強さが鳴りを潜めているのが不安に挙げられるのだ。

「今回のルヴァンスレーヴとレーン騎手のコンビ結成の裏には、M.デムーロ騎手の存在があります。ルヴァンスレーヴの主戦はデムーロ騎手ですが、帝王賞ではオメガパフュームに騎乗する予定です。2頭の主戦を務めるデムーロ騎手がオメガパフュームを選択したという見方ができるため、ルヴァンスレーヴにはあまり期待できないかもしれません。

昨年はデムーロ騎手から“奪う”形でオメガパフュームに騎乗して帝王賞を勝ったレーン騎手ですが、今年はデムーロ騎手の“おこぼれ”をもらう形になったとも捉えられてしまいますね」(競馬記者)

 短期免許期間を7月21日まで延長したことで、今年のレーン騎手の日本で騎乗期間はすでに確定している。残るG1挑戦機会は、安田記念(G1)、帝王賞、宝塚記念(G1)の3回。昨年と同じG1勝利数を確保することはかなり難しい状況になっている。

 帝王賞ではルヴァンスレーヴを復活勝利に導いて、再度レーン騎手の存在感を示して欲しいところだ。

映画レビュー「お名前はアドルフ?」

「子供の名はアドルフだ」。突然の告白に、一同は震撼。「正気か!」。楽しかるべきディナーが、激しいバトルの場へと化した。

投稿 映画レビュー「お名前はアドルフ?」映画遊民 映画をもっと見たくなる! 映画ライター沢宮亘理の映画レビュー、インタビューetc に最初に表示されました。

キッズライン、男性ベビーシッター中止が物議…元登録者が男児へのわいせつ容疑で逮捕

 ベビーシッターマッチングアプリの「キッズライン」(東京都港区)が男性シッターの新規予約の受付を停止し、インターネット上で物議を醸している。キッズラインは4日、公式サイト上に「弊社の取り組みに関して」と題し、次のように社としての方針を説明した。

「本日2020年6月4日14時から、男性シッターによる新規予約受付を一時停止いたしますので、お知らせいたします。

 5月3日に弊社よりお知らせをさせていただきましたが、過去に登録していた男性サポーターが逮捕されたことを重く受け止め、様々な安全管理の対策のみならず、性犯罪撲滅のためにも、社内に安全対策委員会を設置し、専門家とも度重なる協議を重ねてまいりました。

 弊社としましては、国や自治体との性犯罪データベースの共有が実現することや、安全性に関する充分な仕組みが構築されるまで、また、専門家から性犯罪が男性により発生する傾向が高いことを指摘されたことなどを鑑み、男性サポーターのサポート(家事代行を除く)を一時停止することといたしました。

 現在、男性サポーターをシッター利用されている方で、同じ方に引き続き利用を希望されるご家庭は、サポートセンターにご相談ください。

 弊社のベビーシッターはほとんど全ての方が高い評価を受け、創業依頼100万件を超える依頼を受け運営してまいりましたが、一部風評が広がってしまっていることも誠に遺憾で、サポーターの皆様にも安心して活動していただけるよう、またお客様にも安全安心でご利用いただけるよう断腸の思いで一時停止させていただきます。

 弊社としては、お客様へのアンケートやヒアリングなど調査を重ねるとともに、性犯罪防止や安全管理に関する十分な仕組みを構築し、男性サポーターの活動も再開できるよう、今後も安全対策委員会、また専門家とともに引き続き検討を重ねてまいる所存です。

 大変ご迷惑をおかけし恐縮ではございますが、ご理解いただきますようお願い申し上げます」(原文ママ)

 同社は今回の判断に関し、弁護士や労働基準局などの相談も踏まえたものであることも合わせて説明した。

 一方で、Twitter上では以下のような疑問が噴出している。

「キッズラインは男性ベビーシッターを無くすのね。子育てに関することは女性がするしかない世の中みたいですね」

「キッズラインで男性シッターとして働いています。私は男性も当たり前のように子育てをする社会を作りたいという思いで、ベビーシッター以外にも活動をしていますが、今回の対応は本当残酷ですね。男性保育士を世の中から消したいんですかね?」

「男性も育児に参加せよと言う割にコレですからね。男性にやらせないならやはり女性がやるしかないですね」

事の発端は男性シッターの不適切行為

 同社のベビーシッターサービスに登録していた元ベビーシッターの男性が、保育していた男児の下半身を触ったとして強制わいせつの疑いで逮捕されたことが原因だった。同社は5月3日、「一部報道に関しての報告および弊社の対策につきまして」と題するプレスリリースを公表。登録時のサポーターの経歴チェックや資格保有の状況チェックを、登録終了後も定期的に行うことなど、いわゆる「シッター候補者の審査厳格化」を図る方針を示していた。

 そもそもベビーシッターの派遣事業は子ども・子育て支援制度の一環として、内閣府の肝いりで推進されてきた。夫婦共働き世代の急増で、保育園の待機児童数は増加の一途をたどっていて、新しい形の企業主導型保育のあり方としてベビーシッターが着目されていたからだ。

そもそも男女共同参画推進の一環だったはずが…

 与党関係者は次のように頭を抱える。

「キッズラインさんはネットマッチング型ベビーシッター派遣事業のひな型として、政界でも注目されていたこともあり、非常に痛手です。そもそも社会、経済への男女共同参画推進が一連の事業の根底にあったわけで、どんな理由があったにせよ、性差でシッターを使用しないというのは政策そのものへの疑念が湧いてもおかしくない事態です。いずれにせよ、一連の施策は自民党や公明党、一部野党などの要望を受けて首相官邸が主導したので、政府関係者は気をもんでいるようです。

 当然、お子さんたちの安全が守られることは最も大事です。一方で、こうしたマッチング事業では、どれほど審査を厳格にしても悪意のある人を完全に排除することも、被害をゼロを食い止めることも難しいのが実情だと思います。果たしてこうしたトラブルが発生することを見越して、政府として各種施策を設計できていたのかどうか疑問は残ります」

 保育のあり方の多様化は、男女を問わず子どもを持つ多くの会社員にとって切望されている。国を挙げて、対策を考える機会になればいいのだが。

(文=編集部)

 

人見知りに優柔不断……本当に自分を変えたい人のための「科学的な方法」とは

 

 マイナス思考、優柔不断、怠け癖、時間にルーズ、人見知り……直したい性格は誰にでもあるだろう。

「変わりたい」と思ってはいても、その意志だけではなかなか変われないもの。本当に自分を変えたいなら、もっと踏み込んだ方法を取る必要がある。

■優柔分断に人見知り 自分を変えるためにまず知っておくべきこと

『科学的に自分を変える39の方法』(堀田秀吾著、クロスメディア・パブリッシング刊)では、世界中の研究者たちによる心理学・脳科学・言語学などの実験や観察で実証された科学的な方法で自分を変える39のアクションを紹介する。

 たとえば、なかなか決められない優柔不断な性格を直すにはどうしたらいいのか。優柔不断な人がいる一方、なんでもサッサと決めてしまう人もいる。決断力のある人というのは自分の決断に自信を持っている人のことだ。逆に言えば、決断力のない人は「自分に自信がない人」といえる。

 それならば、自信のある人のマネをしてみたらどうだろう。では、誰のマネをするか。
 南デンマーク大学のアナリティスらの研究では、1,4000人のデータから「好みの似た人の選択するものをマネする場合」と「多くの人が選択するものをマネる場合」では、好みの人の選択をマネするほうがパフォーマンスがよいということを明らかにしている。なので、職場の上司や同僚、親しい友人など、信頼できる人、好みの似た人を設定してマネをしてみるといい。もちろん、自信を持って物事に取り組んでいるように見える人の方がいい。

 そうして選んだ対象が、どんな時にどんな行動をとり、どんな選択をするかを見ていくと、彼らの自信がどこから来ているかが次第に掴めてくるはず。そうなれば、マネをすることができる。マネすることを通して決断でのプロセスを身につけ、いつか自身でなんでも決断できるようにすればいいのだ。

 もうひとつ、人見知りを直すにはどうしたらいいか。人見知りの人は、往々にして相手の目を見ることが苦手だ。

 テキサス州にあるコミュニケーション分析を専門とする企業のクォンティファイ・インプレッションズによると、人は会話をしているとき、相手の目を見ている時間帯は30~60%程度だが、アイコンタクトの時間が60~70%になると、より深い心理的つながりを感じ始めるという調査結果が出ている。

 なので、まずはアイコンタクトを増やすことから始めるといい。また、脳は体の動きに騙される特徴があるので、アイコンタクトをしたら会話する、ということを自分の中でルールづけしてみること。すると、目を見たら会話に参加することが臆することなくできるようになるかもしれない。

 短所も含めてありのままの自分。もしかしたら変える必要などないのかもしれないが、もし自分の性格や性質のせいで苦しい思いをしたり、嫌な経験をしているのなら、思い切って本書の方法を試してみるのはアリだ。チャレンジしてもしダメでも、その勇気はきっと後の糧になるはずだ。
(T・N/新刊JP編集部)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

JRA藤沢和雄調教師「最後のクラシック」へ超大物がデビュー間近! 盟友C.ルメール騎手との「黄金コンビ」で盛大なフィナーレへ

 通算1496勝は史上歴代2位、重賞制覇は数知れず……武豊騎手が騎手界のレジェンドなら、藤沢和雄調教師は、間違いなく調教師界のレジェンドだ。

 そんな歴史的名伯楽も、いよいよ再来年の2月に勇退。つまり、今年デビューを迎える2歳馬たちが藤沢和調教師にとっては最後のクラシック挑戦となる。

「これは、いい馬ですよ――」

 毎年のように良血クラシック候補が押し寄せる名門厩舎で、藤沢和調教師がそう絶賛するのが、アークライト(牡2歳、父ディープインパクト)だ。

 祖母に二冠牝馬のベガ、全姉には2014年に桜花賞(G1)を勝ち、凱旋門賞(仏G1)にも挑んだハープスターがいる超良血馬。すでに入厩しており、6月中にもデビューの可能性があるようだ。

「母ヒストリックスターとしては、ハープスター以来となるディープインパクトとの配合。さらに500kgを超える雄大な馬体の牡馬ということもあって、ノーザンファームの期待もかなり高い存在です。

その期待に応えるように、すでに古馬と併せ馬を行って互角の動き。育成牧場時代から抜けて評価の高い馬でしたが、藤沢先生のところに来てまた一段と評価が上がっています。新馬戦からC.ルメール騎手を配して、必勝を期したデビューになりそうです」(競馬記者)

 ここ数年、新馬戦で圧倒的な勝率を誇っているルメール騎手。無論、騎手の腕もあるが、それ以上にデビューを待つ2歳馬にとって「デビュー戦にルメール騎手が乗ってもらう」ことが、1つのステータスになりつつある。

 そんな中、早々に3年連続リーディング騎手のハートを射止めたのが、このアークライトだったようだ。

「デビューは、どうやら6月21日の東京・芝1600mが有力ですね。藤沢調教師は来年が最後のクラシックとあって、周囲もノーザンファームを中心に『最後にいい思い出を』という動きがあるようです。

そんな動きもあって、今年の藤沢厩舎の2歳馬は例年以上の粒ぞろい。その中でもアークライトはトップクラスの評価を得ている1頭で、藤沢調教師も相当期待しているそうです」(別の記者)

 藤沢和調教師とルメール騎手といえば、スペイン語で「黄金の王」と名付けられ、2017年の日本ダービー(G1)を制したレイデオロが思い出される。師にとって初の日本ダービー制覇となった記念すべき勝利だったが、そんな偉大な先輩を超えるような活躍を期待したい。

安倍政権がこの期に及んで「Go To」批判封じに奔走!『ひるおび』八代弁護士がコロナ渦中に「レク受けた」とポロリ

 安倍政権が新型コロナ感染拡大の真っ只中に、「コロナ収束後」におこなう観光や外食などへの経済対策として1兆6794億円もの予算を計上し非難を浴びた「Go Toキャンペーン」に、再び疑念が高まっている。“再委託で電通に丸投げ”の事実が発覚し問題となっている中小・個人事業者向け...

麻生大臣「民度」発言を批判する蓮舫議員に批判殺到…「日本の国会議員にふさわしくない」

 麻生太郎財務相が4日の参院財政金融委員会で、日本での新型コロナウイルスによる死者が欧米に比べて少ない理由について、「民度が違う」と発言したことについて、賛否両論が巻き起こっている。

 麻生氏は「こういうのは死亡率が一番問題。人口比で100万人当たり日本は7人」と説明し、それに関連して他国から「お前らだけ薬を持ってるのかって、よく電話がかかってきた」と語った。そのうえで、「そういった人たちの質問には『おたくとうちの国とは国民の民度のレベルが違うんだ』と言って、みんな絶句して黙るんです」と胸を張った。

 これに対し、立憲民主党の蓮舫参議院議員は、自身のツイッターで「貴方はどれだけ偉いのでしょう、麻生大臣」とかみついた。さらに「国籍を問わずコロナ感染症で亡くなった方、そのご家族のお気持ちに寄り添わず、『民度』の違いとの認識を国会で披露。日本の財務大臣発言として海外に発信されてほしくない」と麻生大臣の発言を厳しく批判。日本共産党の小池晃参議院議員もツイッターで「世界中が絶句する暴言」と非難している。

 麻生氏の「民度が違う」との発言に対しては、「欧米の人々を相対的に“民度が低い”と揶揄している」「米国民は民度が低いから死者が多いと言っているようなもの」と、他国を侮蔑しているようにも取れるとして疑問を投げる声も多い。

 一方で、麻生氏の発言の真意をくみ取り、同調する意見も多い。

「島国で連帯的なものも強かったし、いろんな意味で国民が政府の要請に対して、極めて協調してもらった。暴動が起きたわけでもなし。いろんな意味で国民性。いずれにしても、海外から見ればゆるいお願いレベルの話であっても、これだけ効果が上がったというのは、我々としても誇りに思わにゃいかん大事なところだと思っております」(麻生氏)

 つまり麻生氏は、都市封鎖など強制的な外出規制を敷かなくても、国民が自発的に自粛要請に応えたことで、ウイルスの感染が沈静化の方向に向かっていることを「国民性」として称賛したといえる。

 実際にネット上では、批判の声よりも「日本人の民度は確かに高い」「麻生氏の発言は紛れもない事実」と支持する声のほうが多いように見える。さらに、麻生氏を批判する蓮舫氏に対して、

「強制ではなく、ゆるい“お願い”を受け入れて自粛した自国民を称賛したことを非難する蓮舫の考え方は歪んでいるとしか思えない」

「日本人を誇りに思うという主旨の発言をした麻生さんに『貴方はどれだけ偉いのでしょう』って筋違いな発言する蓮舫のほうこそ、日本の国会議員としてふさわしくないと思う」

などと批判する声が続出している。

 自身の発言が物議を醸していることに対して麻生氏は5日、「おとしめるという話とは違う」として、真意を説明。ほかの国は強制力を持ってしても(死亡率を抑制)できていないが、「日本がお願いだけで(抑制)できたのは誇りを持っていいという話をしただけだ」と釈明した。

 くしくも“人種の壁”が米国で大きな暴動を招いている今、「日本人は特別」とみるような発言は批判されてしまうのも仕方ないところなのかもしれない。だが、新型コロナウイルスが欧米に広がる前に、麻生大臣はG7などの場で「(新型コロナは)黄色人種の病気だ」などと言われていたと明かしており、皮肉を込めて言い返したかったのかもしれない。

(文=編集部)

JRA武豊×池江泰寿調教師「昨日の敵は今日の友」タッグ結成!? 菊花賞2着サトノルークスを負かした“ワールドでプレミアな手腕”に期待

 今週6日に阪神競馬場で鳴尾記念(G3)が行なわれるが、そのレースに菊花賞2着馬サトノルークス(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎)が始動する。

 かつて全国リーディング争いの常連だった池江厩舎だが、このところは力を発揮できておらず、今年は16位に甘んじている。苦しい戦いが続いているが、今週出走させるサトノルークスで、浮上のきっかけを掴みたいところだ。

 そのサトノルークスの鞍上に武豊騎手が決まったのだが、じつは武騎手が池江厩舎の馬に跨がるのは、去年の12月以来で今年初の騎乗になる。

「昨年の菊花賞は、サトノルークスに福永祐一騎手を乗せましたが2着で、勝ったのは勝負強い武騎手が騎乗したワールドプレミアでした。

あと一歩だったサトノルークスで再びG1に出走するためにも、池江厩舎は鳴尾記念で賞金を加算したいでしょうね。こういう時に、菊花賞で見せた強烈な勝負強さを発揮する武騎手に頼るのは、旧知の間柄であれば、当然の流れなのかもしれませんね」(同)

 2人は同じ1969年の生まれで、お互い早生まれのため学年も同じ。父親が中央競馬の騎手、そして調教師の仕事をしてきたことから、2人も栗東に住み同じ学校に通った幼馴染みだ。

 かつて『日刊スポーツ』の取材を受けた2人は、武豊騎手が「学校で2人が会えば競馬の話ばかりしていた、気持ち悪い小学生やった(笑い)」と振り返れば、池江泰調教師も「当時から、技術で動かすというか、最小の扶助で馬を動かすという意識がついて、今のユタカがあるんやないかな」と思い出話に花を咲かせている。

 他の騎手と調教師の関係とは少し異なる特別な絆が、この2人にはあるのだろう。

 武騎手としてはサトノルークスに乗るのは、絶好の重賞制覇のチャンスだ。勝って陣営に、この馬の初重賞をプレゼントするつもりだろう。鳴尾記念の池江調教師と武騎手のコンビに、改めて注目してみたい。

スロガイ名物企画「91時間バトル」…「アニかつ」や「ガル憎」が「名勝負」を振り返る

 91時間バトル。ガイドワークス発行「パチスロ必勝ガイド」における看板企画のひとつである。

 この91時間バトルは1機種、或いはジャグラー系やハナハナ系などの特定マシンを7日間、7人のリレー形式で実戦する内容。13時間×7日間で91時間というわけであり、「都外の9時開店だったら1日14時間ではないか」「そもそも終日打ち続けるライターが少ないではないか」といった意見はヤボである。開店時間はともかく、パチスロのゲーム性は時代と共に変化している。

 ご存じの通り、新型コロナウイルスの感染拡大で発令された緊急事態宣言が解けるまでは、大半のパチンコホールが営業を自粛していた。

 それ故、パチンコ・パチスロ攻略各誌はパチンコホールでの実戦や収録ができず、それぞれが対応策を練りながら企画を展開。91時間バトルも例外ではなく、特別編として「5号機ボーナスタイプ 激闘の歴史」などを掲載したことは当サイトでも紹介した通りだ。

 厳密に言えば東京都など一部地域は今なお休業要請中だが、現在、大半のエリアでパチンコホールは営業を再開している。

 とはいえ、雑誌はインターネット記事などと違って製作から店頭に並ぶまでの間にタイムラグが生じる。5月29日発売「パチスロ必勝ガイド7月号」でも引き続き91時間バトルは特別編であり、「ライターベストバトル」と称して過去の名勝負を振り返っている。

 参加ライターは当サイトでコラムを連載中のレジェンドライター・アニマルかつみをはじめ、ガル憎、山本コーラ(カッパ君)、ドラゴン広石、ゴトロニ、ズラプロ森藤、バイソン松本、迫村京、赤坂テンパイ、河原みのりの計10名。

 ベテラン勢は昨今、91時間バトルに出場することが少ないだけに書き下ろし文はファンにとって嬉しい限りであろうが、それと共に注目したいのが各ライターがピックアップしたベストバトルの「機種」である。

 1.5号機からBモノ3号機、4号機に5号機と、そのラインナップは多種多彩。改めて実戦データを見ることで、「出玉性能を思い出す」といった楽しみ方もできるであろう。

 当企画は「第1弾」とのことで、6月14日発売「パチスロ必勝ガイドMAX7月号」では「第2弾」を掲載する模様。「次はどのライターが思い出を語るのか」という点も、ファンの間では話題となった。

 ちなみに、本誌では巻頭企画で「どうなるパチスロ!?」と題して営業再開後のシナリオを推測。店長取材やライター座談会では設定状況・5号機撤去・新台導入問題などについて討論している。

 また、「パチスロマル秘エピソード」とのタイトルでライター18名が「渾身の秘話」を披露。DVDが主役となりつつある流れの中、久しぶりに「読み物」としてのスロガイを感じることができる。

 先日、小池都知事が「東京アラート」を発令し、再び夜の街への外出自粛を呼び掛けている。晩酌のお供にいかがであろうか。