「少数の法則」の罠…がん“出現率”が高いor低いのは、両方とも人口密度の低い田舎?

1.「少数の法則」

「日本にある1724の市町村で大腸がんの出現率を調べたところ、出現率が低い市町村の大半は人口密度の低い田舎でした」

 これは事実ですが、あなたはこの統計結果から何を思いますか? 「田舎は水や空気がキレイで新鮮な食材が手に入り、ストレスも少ないから、がんになりにくいのだろう」と結論づけたりしませんか?

 次の統計結果も真実です。

「日本にある1724の市町村で胃がんの出現率を調べたところ、出現率が高い市町村の大半は人口密度の低い田舎でした」

 すると今度は「田舎は飲酒率や喫煙率が高くて、質の高い医療を受けにくいから、がんにかかりやすいのだろう」と思ったりしませんか?

 私たちは、出現率の高低を田舎のもっともらしい要因で説明してしまいがちですが、実は本当の理由は、田舎の人口が少ないからなのです。田舎はサンプル数(=人口)が少ないため、実際の出現率が他の市町村と同じであっても、その統計値は極端に高かったり低かったりすることが起きやすいのです。まだ納得がいきませんよね。説明を続けましょう。

 1724の市町村の中には189の村が含まれており、人口がもっとも少ない村はたかだか20人です。もし実際のがんの出現率が10%だった場合、この村で、その統計値が0%(つまり、がん患者が20人中0人)になる確率は12.2%もあります。しかし0%になる確率は、100人の村では0.0027%、1000人の村では限りなくゼロに近くなります。

 同様に、実際のがんの出現率が10%だった場合、人口20人の村で、その統計値が20%(つまり、がん患者は20人中4人)以上になる確率は13.3%もありますが、人口が100人の村では0.2%、1000人の村ではほぼゼロになります。

 このように、サンプル数が少ないと、単なる偶然によって極端な結果が出やすくなるのです。そのようなデータに基づいて、主観的に法則性を見出してしまうことは「少数の法則」と呼ばれ、トゥバースキーとカーネマンによって1971年に提唱されました。

 よくテレビ番組で3人にある食品を食べ続けてもらったら、全員、減量に成功したとか、CMで10人がサプリメントを飲んだらその内7割の人の血圧が下がったなどは、いずれも統計的に効果があるとはいえません。気を付けましょう。

2.見聞きしたことを都合よく解釈する確証バイアス

 下の図a~cをどう読みますか?

 横読みではアルファベット、縦読みでは数字と思い込んでいると、あれ不思議、真ん中はどっち? ということになります。たった一つの解釈しか頭に浮かばず、他の可能性の存在には気付かずに判断してしまった人もいるのではないでしょうか?

 先の「少数の法則」でもみられたように、固定観念がアンカーとなって、サンプルサイズを考慮せず、見たいものだけを見て、聞きたいものだけを聞くことは確証バイアスと呼ばれます。つまり、選択的知覚による偏った情報で判断して「わかったつもり」になってしまうのです。

 人は本能的に自身を(否定より)肯定したがる特性があって、それに大きく反する事例でも見かけない限り、特に疑念を持ちません。観念を肯定する証拠は積極的に受け入れたり意図的に探したりしますが、反証の追加探索には気後れし、提示された反証は安易に受け入れない傾向があります。

 たとえば「赤ワインを飲むとコレステロール値が下がる」という説を信じていると、そのようなことをいう友人や有名人を思い浮かべて自身を納得させても、あえて赤ワインを飲んでいるにもかかわらずコレステロール値の高い人を思い出したり、赤ワインを飲まない人たちのコレステロール値を調べてみようと考えたりは、なかなかしないでしょう。

 私の学生が行った「確証バイアス」に関する実験を紹介しましましょう。

 あるヘアサロンのウェブサイトで、ユーザーが投稿した4つの属性(店舗環境・設備、作業の満足度、スタッフの魅力、リピート意向)に関するレビューを10本読んでもらい、ヘアサロンを友人に勧める際、これら4つの属性をどの程度、重要視するかを聞きました。

 その結果、属性に関するレビューの数が多いほど、そしてその属性に対する評価点が高いほど、その属性を重視することがわかりました。ただし、属性に関するコメントがレビューによって相反しているか(ポジティブとネガティブのレビューが5本ずつ)、それとも整合しているか(10本すべてのレビューがポジティブ、またはネガティブ)の影響は、被験者がその属性をもともと重要だと思っていたかどうかで、逆になりました。

 ある属性を重要だと思っていた被験者は、それに関する背反したレビューを読むと、その属性の重要度を下げました。これは属性が重要であるという自身の信念と整合性がとれないレビューを軽視する、確証バイアスの影響だと考えられます。

 一方、ある属性を重要だと思っていなかった被験者は、それに関する背反したレビューを読むと、その属性の重要度を上げたのです。これはすべてがポジティブ/ネガティブのレビューより、ポジティブとネガティブが混在しているレビューを読むと、今まで自分があまり意識していなかった属性に関して、相反する部分を自発的に調べて、自身で真実を判断したいという動機が働いたからです。

 一般的に有能な人ほど「確証バイアス」の影響を受けやすいといわれます。たとえば、科学者の例を考えてみましょう。ある細胞を発見すべく何十年も研究を続けていると、実験結果を完全に中立的な立場で判断することが難しくなってきます。その細胞の存在を支持する実験結果は疑いもなく受け入れて、実験の不手際などは深く検討されない傾向があります。

 一方、細胞の存在を否定する実験結果が得られたときは、自分は何か実験でミスをおかしたのではないかと、徹底的に追及するでしょう。実は、まだ色に染まっていない初心者のほうが、公正な判断ができたりするのです。

(文=阿部誠/東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授)

おぎやはぎ、渡部建の女癖明かす「佐々木希一人だけが知らない」「知ってたら結婚しない」

 不倫騒動の渦中にいるタレントの渡部建(アンジャッシュ)だが、その渡部と深い親交があり、同じ人力舎に所属する「おぎやはぎ」が11日深夜1時~放送のラジオ番組『JUNK おぎやはぎのメガネびいき』(TBSラジオ)に出演し、複雑な胸中を語った。

 渡部が女優の佐々木希との結婚を発表した2017年放送の同番組内では、小木博明が「長くて1カ月」「結局浮気する」「渡部さんて、一番かわいい子から結構“下のほう”まで、全部落とすもんね」「ものすごい肉食」などと話すなど、しばしば渡部の“モテ男ぶり”に言及してきた、おぎやはぎの2人。 

 この日の放送では、まず矢作兼が「“人力舎の王子様”が、すごいことになっちゃってんだけどさ」と切り出し、「裏の顔が暴かれちゃった今、もう何も言うことがない」と発言。小木も「(渡部が)クリーンなイメージがあるとき、誰も信じてくれなかったしな」「クリーンなイメージがあるときに俺たちが言うと、“またまた”みたいな感じで言いたい放題言えんのよ」と、困惑した様子を見せた。

 続けて小木は「言いたいこと言ってるとねー、背後から(渡部に)首絞められること、あんのよ。俺、“王子様”に『あんま言うんじゃねえ』っつって、怒られんだよ』と、陰で渡部本人から釘を刺されていたことを明かした。

 そして矢作が「渡部さん、すごい隠すんだから」「佐々木希ちゃんが、どこまで渡部さんのことを知ってたかによるんだよ」と言うと、小木は次のように渡部のエピソードを語った。

「(佐々木は)知らなかったでしょー、そりゃー。(渡部の本性を)知ってたら、結婚しないよ。渡部さんのいろいろ元彼女とかに聞くと、『こんな誠実なカレはいなかった』『こんな素晴らしいやさしい、私だけを見てくれる』って言う方が、2人しかいなかったね、渡部さんの彼女でいえば。だから今回もそうでしょ、完全にそれは、相手方は浮気をするとか、まったく思っていないわけでしょ。想定外すぎる。だから、希ちゃんもかわいそうです」

 これを受け矢作が「(佐々木は)膝から崩れ落ちてると?」と言うと、小木はこう佐々木の胸中を思いやった。

「崩れ落ちてるでしょ、こんなことなんて考えられないことだから。考えてたの俺らぐらい、人力舎芸人、ほかの仲が良い芸人だけが知ってたことだから。びっくりだよ、かわいそうだよ、ただ(佐々木)一人だけが知らないんだから。膝から崩れ落ちなかったのは、人力舎だけだもんな。 

“ハイハイハイ”だから。結婚式呼ばれてないメンバーだけが“ハイハイ、あ、来ました”っていう。早かれ遅かれ“あ、やっと来ましたか”っていう。かわいそうなんだよ、本当に。被害者として、家族もかわいそだし」

グルメや甲子園の趣味も……

 このほかにも、今では“芸能界一のグルメ王”として知られる渡部について、矢作は「メシ食い出してからだよ、渡部さんが、あんなおかしくなっちゃったのは」と振り返り、年間1000食の会食をこなすという渡部の行動について、「大義名分。浮気チャンスが多すぎる。そのためにメシやってんだろうな」と推察。

 小木も「あの人、頭いいから、そういうことちゃんと考えるし。そうできるような趣味も多かったよね。甲子園もそうじゃない? 帰ってこれない。泊まりだし」と同調。矢作も「今までグルメとか甲子園とか、全部浮気ができるための趣味ってことね」と持論を展開した。

 最後に矢作は「俺はさ、昔からの付き合いもあってさ、渡部さんは結構長いからさ。面白がっちゃてるけど、今はまあキツイね」と渡部の心境を想像。小木も「きついよー、(渡部の)イメージを勝手にまわりが良くしちゃったからな。俺ら麻痺しちゃってて、昔を知ってる分ね」と語った。

 今回の渡部のスキャンダルは、芸人仲間たちにも衝撃を与えているようだ。

(文=編集部)

 

横田滋さんの死で蓮池透さんが語った危機感!「家族会、救う会の“日本会議”化に抗する最後の砦だったのに」

 横田滋氏が亡くなったことで、マスコミは久しぶりに拉致問題を取り上げている。しかし、その論調はエモーショナルで表面的なものばかりだ。  本サイトでは、安倍首相が近年、拉致問題をないがしろにし、横田夫妻についても冷淡な姿勢を見せていたこと、そして拉致問題を極右運動に利用しよ...

映画レビュー「アンナ・カリーナ 君はおぼえているかい」

ゴダールのミューズにして、ヌーヴェルヴァーグのアイコン、アンナ・カリーナ。その生涯を彼女自身が振り返るドキュメンタリー。

投稿 映画レビュー「アンナ・カリーナ 君はおぼえているかい」映画遊民 映画をもっと見たくなる! 映画ライター沢宮亘理の映画レビュー、インタビューetc に最初に表示されました。

パチスロ「4号機レベルの爆裂」を期待!?「純増約10枚」ストレートAT搭載の「最速マシン」が降臨!!

 感染拡大防止を徹底したうえで多くのホールが営業を再開。平時の稼働を大きく下回っている店舗もあるようだが、久々の遊技に歓喜しているユーザーの反響も目立つ。

 そのような状況で関心が高まっているのは、スタンバイしている新台たちだ。パチンコ、パチスロ両分野において魅力的な機種が発表されている。

 パチンコでは新機能「遊タイム」マシンへの注目が高い。その中でも、『P仮面ライダー轟音』への期待は非常に大きい印象だ。

 本機は低確率「950回転」消化で「遊タイム」が発動する仕様。到達後は「時短1200回」が約束され、その間の大当り確率は「約98%」を誇る。右打ち時の1500発比率は80%、ST継続率は約83%と出玉性能も強力。導入後は、大きな反響が寄せられそうだ。

 パチスロも豪華ラインナップとなっている。『パチスロ真・北斗無双』や『BLACK LAGOON4』といった人気コンテンツ最新作が登場予定。『Sシャア専用パチスロ 逆襲の赤い彗星』や『S吉宗3』の動向にも熱い視線が注がれている。

 注目度という意味では「あの高純増マシン」も負けてはいない。

 ついに6号機は「2桁の大台」に到達。名作の遺伝子を色濃く受け継いでいる「純増約10枚のストレートAT」搭載機が間もなく降臨だ。

 コナミアミューズメントはパチスロ新機種『戦国コレクション4』を発表。現在HP上では一部情報が公開されており、大きな反響が寄せられている。

 ヒット作『戦国コレクション2』のゲーム性をベースとしているが、スペックやATなどはパワーアップ。新たな要素が加わるなど進化が感じられる仕上がりだ。

「ATは1セット20ゲーム+αで、ゲーム数上乗せや継続ストックなどで連チャン性を目指す仕様です。やはり注目は、6号機史上最速となる純増約10枚を実現した点。さらに減算区間のないストレートATですからね。4号機の爆裂AT機のような純増スピードを体感できそうです。

コナミさんは『スカイガールズ~ゼロノツバサ~』の1G純増約1.0~約6.0枚、『戦コレ![泰平女君]徳川家康』の1G純増約3.5枚など、あまり攻めたスペックを出していない印象でした。それだけに衝撃は大きいですよね。どのような反響を得られるかに注目です](パチスロ記者)

「ストレートAT純増約10枚×天国モード」が旋風を巻き起こすのだろうか。熱視線を浴びる『戦国コレクション4』の導入は8月を予定している。

映画レビュー「その手に触れるまで」

過激なイスラム思想に染まった13歳の少年アメッド。学校の女性教師を背徳者と決めつけ、隠し持ったナイフで襲いかかるが――。

投稿 映画レビュー「その手に触れるまで」映画遊民 映画をもっと見たくなる! 映画ライター沢宮亘理の映画レビュー、インタビューetc に最初に表示されました。

富山県に見る、コロナ対抗策 団体やメディアがプロジェクト、キャンペーンを展開

昨今のコロナ禍による生活の変化で、自粛疲れなどが浮き彫りになる中、多くの企業・団体やメディアが、それに対抗するさまざまなプロジェクト、キャンペーンを立ち上げている。ここでは、富山県の事例を紹介する。


「Think at home いまだからこそじっくり未来を考えよう」

富山の市街地活性化を推進するTOYAMATOは5月、県の未来に向けたプロジェクト「Think at home いまだからこそじっくり未来を考えよう」を始動した。家で過ごす時間が増えた今だからこそ、STAY HOMEの次のフェーズを見据え、「未来」をどう捉えどう過ごすかを、各界の第一人者とともに考えるもの。

※「TOYAMATO」は、アトム、北日本新聞社、石川歩氏(プロ野球千葉ロッテマリーンズ)の3者が、2019年12月に設立した新会社。
関連記事:https://dentsu-ho.com/articles/7091


本プロジェクトは、富山の新しい未来づくりのための知を集積し、共有し、発信していくことが目的。家にいながら参加できるリモート会議に、未来を担う子どもたちを招き、さまざまなジャンルで活躍するスポーツ選手や著名人から、今の環境下での思いを聞き、共に未来を考える。
スタートに当たり、県を代表するプロスポーツチーム・富山グラウジーズ(バスケットボール)とカターレ富山(サッカー)の所属選手らが参加し、それぞれのジュニアチームの子どもたちと語り合った。その様子は、公式YouTubeチャンネルで公開。北日本新聞では告知を掲載した。今後もアスリートや著名人に協力を募り継続する予定だ。

TOYAMATO公式チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCpF9N6cCKvSl8cg6gxfiOcQ

Think at home_1
北日本新聞 5月23、24日付紙面
Think at home_2

「クタベ画を描こう」キャンペーン

北日本新聞社と電通西日本は5月30日、富山由来の妖怪「クタベ」の絵を描くことで、コロナ疲れを軽減し元気になってもらおうと、「クタベ画を描こう」キャンペーンを開始した。
クタベとは、江戸時代に富山に現れた妖怪で、「これから原因不明の病が流行するが、自分の姿を絵にして飾れば難を逃れるであろう」と告げた、とされる。
本キャンペーンでは、北日本新聞紙面で、広く一般からクタベ画を募集(6月30日締め切り)し、応募作の中から選ばれたクタベ画を同紙上で随時紹介する予定だ。
募集紙面を飾った、妖怪漫画家の故水木しげるさんによるクタベの原画は、県内で大きな話題を呼んだ。全国的には、同様の妖怪として、「アマビエ」が有名になったが、キャンペーンにより、クタベも広めていきたい考えだ。

【概要】
応募方法:メールまたは郵送(詳細は下記まで)
問い合わせ先: 北日本新聞社営業局「クタベ画を描こう」係
電話番号: 076-445-3373
メールアドレス:kutabe@ma.kitanippon.co.jp    
詳細:https://webun.jp/pub/ad/2020/kutabe/boshu_kutabe.pdf

クタベ画を描こう
北日本新聞 5月30日付紙面

山口敬之に月80万円支払い「OKWAVE」社外取締役に安倍首相と親密な女性実業家! 経営企業で安倍政権が推進する“性暴力電話相談”を受注

 ジャーナリスト・伊藤詩織さんが漫画家のはすみとしこ氏らを提訴したことで、あらためて浮き彫りになったのが、この国の性暴力被害者が置かれた状況だ。本来、被害者は救済を受けるべき存在であり、その主張は広く社会で共有されるべきなのに、日本では逆に被害者のほうに落ち度があったとか、...

離れていても仲間をリードできる。「最強」のチームマネジメント術とは?

コロナ禍によって、図らずも日本社会に浸透したリモートワークの常態化が、私たちの働き方に新たな課題を突きつけています。前編では、オンラインミーティングで創造的なコラボレーションを生み出すためのポイントを紹介しました。

後編では、部下やチームメンバーと物理的に離れている中でも、円滑なコミュニケーションを実現するためのチームマネジメントのポイントを紹介します。

リモートワークでは、チームリーダーからは、物理的に離れた場所にいるメンバーをコントロールできていないのではないかという不安が、メンバーからは、自分の働きが見えていないのではないかという不安が生まれがちです。また経験の浅いメンバーには、先輩や上司にちょっとした相談をこまめにすることが難しい、という悩みも存在します。物理的な距離のギャップを埋めながら、チームワークの質を高めていくスキルが今、求められています。

四つの象限からチームメンバーの特性を俯瞰する

リモート環境において、チームリーダーにまず求められるのが、メンバー全体を俯瞰する視点です。オフィスにいれば誰が何をしていて、どんな課題を抱えているのかが自然に目に飛び込んできますが、離れているとそれらが分かりづらく、チーム全体のコラボレーションでパフォーマンスを最大化していく視点が欠落しがちになります。また、各メンバーとのコミュニケーションの量と質に個人差が生じやすくなるので、注意が必要です。

<図1:メンバーの特性に合わせたアプローチ>
図1:メンバーの特性に合わせたアプローチ

上記の図1は、メンバーを四つの類型に分類し、それぞれの特性に合わせたアプローチを検討するための図です。

縦軸は、「パフォーマンス軸」。現状の業務において十分な成果がでているかどうかで分類します。横軸は、「インテグリティー軸」。インテグリティー(Integrity)とは日本語に訳しづらい概念ですが、本稿においては、「業務の進め方や周囲とのコミュニケーションにおける誠実さ」という意味でお考えください。この四つの軸でチームメンバーの特性を分類し、それぞれに即したコミュニケーションを取ることで、メンバー全体のパフォーマンスを最大化させていきます。

1.「パフォーマンス高&インテグリティー高」のメンバーは、管理し過ぎないこと。

仕事の成果が十分に出ていて、上司や周囲のメンバーにも誠実なコミュニケーションを取ることができる「模範生」ともいえるメンバーです。このような人材に対しては管理をするというよりも、チームのロールモデルとして、そのナレッジやノウハウを他のメンバーに共有したり、経験の浅いメンバーを指導する役割を担ってもらうのがよいでしょう。また、本人のロイヤルティーをより高めていくために、意向をくみ取りながら「次のステージ」を見せてさらなる成長を促していく配慮が必要です。

2.「パフォーマンス高&インテグリティー低」のメンバーは、相談に乗ること。

仕事の成果は出しているものの、上司への「報・連・相」が十分でない、あるいは周囲への配慮やナレッジの共有の意識が不十分なメンバーがこちらに相当します。いわゆる「仕事ができていればそれでいいんでしょう」と言いたげに思えるタイプです。このような人材は、実は仕事に対し、不満や不安を抱えている可能性があります。また、何らかの理由で仕事の成果が出せない状況に陥ったとき、後述の3の象限に移行してしまうリスクもはらんでいます。リーダーは十分にコミュニケーションを取り、現在の業務への不満や、今後のキャリアへの不安を引き出しながら、適切なアドバイスを与えていくことが必要です。

3.「パフォーマンス低&インテグリティー低」のメンバーは、モニタリングすること。

仕事の成果が十分でなく、かつ他のメンバーとのコミュニケーションにも問題を抱えている層で、周囲から問題児扱いされることも多いメンバーがこちらに相当します。このタイプの人材は放置すると、本人のストレスが高まるだけでなく、周囲のメンバーに悪影響を及ぼすリスクが高いと考えられます。リーダーはこのようなメンバーに対しては、積極的に個別指導を増やす、あるいは外部へのミーティング時には必ず同伴するなど、意識してモニタリングをする頻度を高め、きめ細かい指導を通じて成長を促していく労力が不可欠となります。

4.「パフォーマンス低&インテグリティー高」のメンバーは、孤立させないこと。

現在は成果が出ていないものの、仕事に取り組む姿勢や、日々の周囲とのコミュニケーションについては誠実に遂行しているメンバーです。このタイプの人材は、適切な環境と指導を与えることで、次第に成果が伴ってくる可能性が高いと考えます。リーダーは、現状のパフォーマンスをもって周囲から軽んじられてしまい、孤立することがないように配慮することが必要です。また、このタイプの人材に必要なことは、欠けているスキルに対する具体的な改善指導です。そのために、上記1のタイプをメンターとして、学習機会を与えることも有効です。

行動計画はSMARTに

各メンバーとの個別コミュニケーションにおける留意点を下記に整理したのが図2です。

<図2:行動計画はSMARTに>
図2:行動計画はSMARTに

リモート環境においては、リアルでのコミュニケーション以上に、チームメンバー間の明確な役割分担と、きめ細かい意思疎通を必要とします。

チームの成果と個人の成果やモチベーションを同じベクトルに向けるためには、抽象的な課題意識や感情論ではなく、個別の具体的な事象をもとに話し合うこと、また、目標設定に当たっては測定可能な指標について合意しておくことが必要です。

そして、メンバーの現状の力量を踏まえて、難しいけれども達成可能なビジョンや目標を共有すること、かつそれらが、そのメンバーの資質やキャリア志向とかみ合ったものであるときにこそ、エンゲージメントが高まるのです。

最後に、「いつまでに何を達成するのか」という具体的な期間設定も、中長期目標と短期目標に区分した上で入念なコミュニケーションを行い、合意することを忘れないようにしましょう。

ミーティング以外での、チーム力の高め方

チーム力を高める場は、業務に関するミーティングや個別の面談だけとは限りません。必要に応じて以下のような手法で、メンバー間の相互理解を促進し、チームワークを高める工夫をするとよいでしょう。

1.「オープンチャットルーム」の設置

曜日・時間を決めて定期的に、チームメンバーが誰でも気軽に雑談ができる場を設置します。話す内容は、必ずしも仕事に関するものだけでなくても構いません。リモート環境において多くのチームメンバーは、他の人は何をしているのか、自分は取り残されていないかといった不安を多かれ少なかれ、抱えています。カジュアルな雰囲気で近況の情報交換をし合うことは、チーム内の心理的安全性を高めていくために効果的です。

2.「オフィスアワー」の設置

定期的に実施することはオープンチャットルームと同様ですが、こちらは「若手や経験の浅いメンバーが、上司や先輩に相談する」目的に特化した時間です。リモート環境では、業務上のちょっとした不明点を身近な先輩に教えてもらうことが難しく、また教える側も、部下や後輩がどんなことにつまずいているのかを把握しづらい状況です。定期的に相談に乗る時間を設けることで成長を促進するだけでなく、精神面のコンディションを把握する良い機会にもなります。

3.リーダー自身が、組織のビジョンや自分の考えを積極的に発信

リモート環境において、組織内の連帯感、各メンバーの帰属意識をどのように維持、強化するかは大きな課題です。そのために、チームをリードする立場の人材は目先の業務の効率的な推進だけでなく、組織全体の方向性やその中での自部署、チームの役割などをリアル以上に意識して、自分の言葉で発信していく必要があります。そのような場は従来、年頭あいさつや全社ミーティングなど、オフラインの社内イベントで主に設けられてきましたが、今後はリーダーのオンライン環境での発信力が、組織文化を強化するために非常に重要になってきます。筆者はインターナルコミュニケーションを専門領域のひとつにしていますが、コロナ禍の影響を大きく受けている今だからこそ、企業ビジョンの具現化に向けて従業員の連帯感を高め、主体的な行動を促進したいという相談が増えています。

リモートワークはもともと、多様な人材が自分らしく働ける場の実現に向けて推進されてきました。しかしそれは同時に、企業トップをはじめとする組織のリーダーに対して、組織文化の強化に向けたプレゼンテーション、ストーリーテリングのスキルとマインドセットにおいて、リモート環境に適応した形でアップデートすることが喫緊の課題であることも意味しているのです。


制作協力:バルーン・コンサルティング

江崎グリコ 新テレビCM 吉高さんが、モヤっとした気分を「アイスの実」でリフレッシュ(動画あり)

江崎グリコは6月10日、「アイスの実」の新テレビCM「ひやとろリフレッシュ!」編の放送を開始した。イメージキャラクターは、引き続き女優の吉高由里子さんが務める。またCMとは別に、ウェブ動画「アイスの実を食べてない人になんで食べないかリアルに聞いてみた。」編も公開した。

 CMでの吉高さんは会社員役。会社のセキュリティーゲートでいつものようにタッチしたはずの社員証が、なぜか自宅から持ってきてしまったテレビリモコンだったり、食堂で会った男性上司と服のデザインがかぶってしまうなど、クスッと笑えるシーンながら、吉高さんはモヤっとした気分に。
そんな吉高さんは、素材の濃厚な味わいが詰まった“ひやとろ”フルーツ感満点の「アイスの実」をパクリと食べ、気分をリセット。いつもの笑顔を取り戻す。

 

ウェブ動画の舞台は、「アイスの実」をしばらく食べていないという一般の人たちの座談会。語られる商品イメージは“氷を食べるのに近い”“水っぽい”“シャリシャリしている”といったもの。
それをモニタリングしていた吉高さんは、商品を手に会場をサプライズ訪問。吉高さんの出現に驚きながら、手渡された「アイスの実」を食べた参加者は、かつての記憶と異なる食感、味わいに驚きの表情を見せ「デザートのよう」などと高評価に変わる。
吉高さんは、すかさず「溶けそうなぐらいにするのが好き」と、ややソフトな食感になるまで待つお勧めの食べ方を紹介し、「アイスの実」のファンになってほしいと呼び掛ける。

 

テレビCM:https://youtu.be/VyJBIz33bv0

ウェブ動画:https://youtu.be/e---fZj2iZo