JRA「珍名新馬」が今年も登場! シゲル軍団は『カイチョウ』『マドギワ』『シンジン』など肩書シリーズ!! 『ニャンニャン』『クマサンニデアッタ』も!?

 毎年、競馬界にはファンを沸かせる珍名を持つ新馬が登場する。昨年は、皐月賞馬キャプテントゥーレの半弟『ナムアミダブツ』、新馬戦で2着に6馬身差をつけて勝利した『オヌシナニモノ』などが話題を集めた。

 今年も珍しい名前の新馬はいないかと探してみた。まずは『シゲル』の冠名に「魚」や「動物」をテーマにした馬名をつけることでお馴染みの関西馬主界の重鎮・森中蕃オーナーから。

 今年のラインナップを見ると、『シゲルカイチョウ』『シゲルシャチョウ』『シゲルジチョウ』などがいる。どうやら、今年はサラリーマンの世界などでよく使われる“肩書”がテーマになっているようだ。だが、その中には『シゲルヒラシャイン』『シゲルシンジン』『シゲルマドギワゾク』とちょっとひねったものまでいる。

「実は“肩書”シリーズは2010年のデビュー馬にも使われているんです。中でも『シゲルジュウヤク』はキャリア後半から障害に転向すると、阪神スプリングジャンプ(G2)を勝ち、中山グランドジャンプ(G1)でも3着に入るなど活躍。森中オーナーが所有した馬の中でトップの獲得賞金額を誇っています。

 また今年は肩書シリーズを付けられた馬以外にも、昨年の桜花賞(G1)2着シゲルピンクダイヤの半妹であるシゲルピンクルビー(父モーリス)、重賞勝ち馬グァンチャーレの半妹シゲルピンクサクラ(父リーチザクラウン)もいるみたいです。

 一昨年はシゲルピンクダイヤが躍進を果たし、『森中オーナー初のG1勝利もあるか』と騒がれました。これまではデビュー戦を勝ち上がったものの、以降も活躍できる馬は極少数でしたが、今年は大金星を狙っているのかもしれません」(競馬誌ライター)

 そして同じく珍馬名をつけることで知られる馬主・内田玄祥氏もJRAで『イロエンピツ』『キミョウキテレツ』、さらに地方でも『クマサンニデアッタ』『チュンチュンマル』などをデビューさせる予定だ。また新興の馬主である大田恭充氏も、『ニャンニャン』『チャチャヒメ』などがスタンバイしている。

 だが一方、高松宮記念(G1)の勝ち馬オレハマッテルゼ、阪神牝馬特別(G2)を制したエガオヲミセテなどを所有していたことで知られる小田切有一氏は、2018年産の所有馬が確認できないため、今年は所有馬をターフに送り込まない可能性も高い。昨年は数こそ減ったものの『ヤンヤノカッサイ』『キットヨイヒニ』らがデビューしていたのだが……。一抹の寂しさを感じる人もいるだろう。

 珍馬名を持つ馬はどんな走りを見せてくれるのだろうか。個人的には崖っぷちからのスタートとなる『シゲルマドギワゾク』に、その名を裏切る活躍をしてもらいたいところだ。

JRAノーザンファームも熱い視線!? 新人調教師×新種牡馬も「勝利請負人」C.ルメールで稀代の快速馬候補デビュー!

 先週から2歳戦がスタートし、来年のダービーに向けた戦いが幕を開けた。

 今年の新種牡馬では、やはりドゥラメンテとモーリスの2頭が大きな注目を集めている。ドゥラメンテ産駒はすでに1頭が勝ち上がり順調な滑り出しを切った。2頭に注目が集まる一方で、忘れてはならない新種牡馬の期待の産駒が今週末にデビューする。

 13日(土)、東京5Rの新馬戦(芝1400m)でトレジャーアイル(牡2歳、美浦・宮田敬介厩舎)が初陣を迎える。

 母スーヴェニアギフトは京都牝馬S(G3)の勝ち馬デアレガーロを輩出。他の産駒では、ロワアブソリューがオーロC(OP)を制し、シュプリームギフトが短距離重賞で3度馬券に絡む活躍をしている。各馬に共通している点は、1400m以下の距離を得意としたスピード馬ということだ。

 そんなスーヴェニアギフトに新種牡馬ミッキーアイルが交配されたのが、今年デビューするトレジャーアイルである。上記の産駒はそれぞれマンハッタンカフェ、ゼンノロブロイ、ディープインパクトを父に持っており、決してスピード型の父系ではない。そのため、快速馬ミッキーアイルとの化学反応に大きな期待がかかるのだ。

「ミッキーアイルの仔はスピード能力が高く、仕上がりも早いという声が聞こえてきます。
先週デビューした産駒は1頭のみで、まだ実際の傾向はわかりませんが、今週デビューするトレジャーアイルがいい物差しになりそうですね」(競馬記者)

 期待のトレジャーアイルを管理するのは3月に厩舎開業したばかりの宮田調教師。すでに5勝を挙げているが、勝ち馬はすべて転厩馬。一から育て上げた馬でレースに挑むのは、トレジャーアイルが初めてということになる。

 そんな「新人調教師と新種牡馬」のタッグで初めての2歳戦に挑むわけだが、今回の鞍上はC.ルメール騎手。リーディングトップに君臨する名手の確保は、これ以上ない援護射撃だろう。

「宮田調教師は以前にノーザンファームに携わっていた経験があります。そのため、ノーザンファームのバックアップもあり、良質な2歳馬も受託しているようです。トレジャーアイルも注目馬の1頭ということで、今回ルメール騎手が手綱を取ります。2歳戦が本当の意味での厩舎のスタート。ルメール騎手を配したことで、より負けられない戦いになりますね」(別の記者)

 10日に美浦・坂路コースで最終追い切りを行い、4ハロン55秒5、ラスト12秒5の時計をマーク。併せた僚馬(新馬)に先着し、本番に向けて順調なようだ。

 ノーザンファームも注目する「宮田調教師×ミッキーアイル」の新馬戦はどのような結果になるだろうか。ルメール騎手にかかる期待は大きいだろう。

パチンコ「遊びやすくも高継続」…ヒットメーカー話題の最新作が登場!!


『花の慶次』シリーズの最新作として『009』シリーズなど、これまで数々の名機を生み出し、パチンコユーザーの心を鷲掴みにしてきたニューギン。

  15R割合70%の転落スペックとして登場した『P花の慶次〜蓮〜』や、超高速かつ高継続スペック『CR 009 RE:CYBORG』という神台を生み出したヒットメーカーが、この2機種にも匹敵する「怪物」を発表!?

『Pダンガンロンパ』

■大当り確率:1/229→1/73(転落確率約1/200)
■確変割合:67.66%(時短引き戻し込み)
■RUSH継続率:約79%
■全大当り後電サポ:100回+α or 100回
〇〇〇

 実績のある転落スペックの「ニュースタイル」と紹介されている本機。全大当り後に電サポ100回が付与され、確変であれば大当りか転落を引くまで電サポが継続する仕様だ。RUSH継続率は約79%と、遊びやすい確率ながら高継続を実現している。

 更には絶望的超ボリューム演出、新BGMも搭載。公式HP上での、あらゆる文言から仕上がりに自信を掴んでいる様子が感じられる。早くも期待するファンは多いようだ。気になる詳細は、公開され次第お伝えしたい。

  ちなみに題材となっている『ダンガンロンパ』は、多くのファンを持つゲームでアニメ化もされた人気作品。過去には、ニューギンによって既にパチスロ化されているが、パチンコ化を望む声は多かった。

  待望のパチンコ化という事で、大きな反響が寄せられるのは間違いなさそうだ。続報を楽しみに待ちたい。

JRA宝塚記念(G1)はなぜ嫌われる!? アーモンドアイまたも不出走……ファン投票1位の2年連続回避はウオッカ以来!

 先日、阪神競馬場で行われる第61回宝塚記念(G1)のファン投票最終結果がJRAより発表された。大方の予想通り、第1回、第2回の中間発表と同じくアーモンドアイ(牝5、美浦・国枝栄厩舎)が1位をキープした。

 しかし、昨年に続き2年連続のファン投票1位に選ばれたアーモンドアイは天皇賞・秋(G1)での復帰が濃厚で、宝塚記念は回避すると見られている。ファン投票1位に選ばれた馬の2年連続出走回避は2008年、09年のウオッカ以来、11年ぶりとなった。

 10年と11年のブエナビスタ、12年と13年のオルフェーヴル、14年と15年のゴールドシップ、16年と17年のキタサンブラックと2年連続で1位の馬が出走していただけに、昨年に続いてアーモンドアイが回避したことは非常に残念な結果である。

 また、これまでの歴史的にも1年の総決算の位置づけとされる「冬のグランプリ」有馬記念(G1)が大きな盛り上がりを見せるのに対し、「春のグランプリ」宝塚記念は強豪メンバーが揃いにくいこともあって、もうひとつ華やかさに欠ける。有馬が「陽」なら宝塚は「陰」のイメージである。

 宝塚記念は関東で行われる暮れの大一番・有馬記念と同様、関西でも上半期を締めくくるに相応しい競走で盛り上げるべく、1960年に創設されたレースである。だが、必ずしも投票結果で上位に推された有力馬が出走してくるとは限らなかった。

 今年のアーモンドアイにしても、早くから昨年同様にドバイターフ(G1)から安田記念(G1)のローテーションが想定されており、宝塚記念出走の可能性についてはほぼないと考えられていたことも事実だ。

「やはり最も大きな理由として考えられるのは開催時期でしょうか。宝塚記念が行われるのは6月下旬ですから、調整が難しいこともあります。秋の復帰から逆算すると調整できる期間が短くローテーションを立てにくくなるリスクが出てきます。

さらに時期的に雨も多く、例年だと阪神の最終週となるため、馬場状態が悪化して力のいる馬場になることも多いです。速い時計の出やすい東京のG1連続開催を使ったような馬には求められる適性が異なることも、避けられる理由として考えられるかもしれませんね」(競馬記者)

 過去10年の勝ち馬を振り返っても、ディープインパクト産駒の優勝馬は16年のマリアライト1頭で、ほかの勝ち馬はステイゴールドやキングカメハメハなどの、力のいる馬場を問題にしないタイプの種牡馬の産駒が多数だ。

 このような背景からもアーモンドアイに限らず、スピードを武器としている有力馬が宝塚記念を選択肢に入れなかったことも、ある程度は合点の行くことなのかもしれない。

 そして距離が200mしか違わない大阪杯をG1に昇格させたことで、より宝塚記念の存在意義が問われることになっただろう。開催時期も近く、差別化が出来ていない印象が強い。

 一部のファンからは距離や開催競馬場の変更や、宝塚記念をいっそ廃止して札幌記念(G2)をG1にしてはどうかという声もあるようだ。

 ファンの声はJRAにも届くだろうか。

パチンコ「怪しい連チャン」を生み出す!?「多様性や懐の深さ」を示す価値あるシリーズ機!!

 10年ひと昔なんてことを申しまして、10年前は何があったかなんていうと、サッカーのワールドカップで日本が大盛りあがりして。大会前は調子が上がらず今回はダメと期待されていなかった分、予想を覆す快進撃でグループリーグ突破を達成した岡田JPAN。「本田△」なんていう流行語も生まれたのである。

 流行語といえば、即興なぞかけを得意とするお笑い芸人の決め台詞「整いました」も流行ったのだが、今ここにきてまた「整う」という言葉が浸透しているのも不思議な縁である。どちらも「なぞかけ」と「サウナ」という地味で渋めなカテゴリーが注目されるのが興味深いところ。

 この「地味」で「渋め」が人気を集めることがまれに発生するのだが、パチンコにおけるこの分野の第一人者が『J-RUSH』である。

 アレパチを思わせる盤面構成。極小の表示領域。釘多数。よくわからないデザインのセル。見るからに現代パチンコの文脈から外れた異質な機種が、高年者層の圧倒的支持を受け2010年から2018年までの間にシリーズが第4弾までリリースされたのである。

 シリーズを通して基本的なスタイルに一切の変化はなく、時々の規則によって多少のスペック的上下動が起こらざるを得なかったものの、通底するフィロソフィーはまったくぶれずに時代を進んでいった硬派なマシンといえよう。

 同じように年配者に愛される『海物語』のようにシンプルで明快、それこそ輝く海のような陽気なイメージではなく、昭和のパチンコ然とした、いい意味でのいかがわしさや背徳感が漂う玄人好みの一台である。

 本機は次回まで継続するループ確変でありながら、電サポ回数に制限があり、電サポが終了すると潜伏する仕様で、これが外面上の「怪しい連チャン」を生み出し、パチンコをディープに愛しているファンの嗜好に刺さるのである。

 初代『J-RUSH』は大当り確率が1/284.9、確変突入率70%、電サポ88回のミドルタイプと大当り確率1/199.8、確変突入率70%、電サポ33回のライトミドルタイプが用意されているが、特にライトミドルタイプは電サポ抜けも多く、平場(内部的には確変だが)での早い段階での引き戻しが頻発するので、かつての連チャン機のような体験をトレースできるのである。

 また、「リーチ管理システム」と呼ばれるリーチが頻発すると大当りが近いというまさにアレンジボールを想起させる演出もパチンコ中・上級者の琴線に触れる要素のひとつであろう。

 さらに、意外に重要なのが盤面の下部に並べられたランプによって行われるラウンド抽選で、この垢抜けない野暮ったさが一周回って在りし日の新鮮さを感じさせたり、落ち着きや安らぎを与えたりしてくれるのである。

 アタッカーが電チュー型というのも高ポイント。このようなさまざまな要因が時代と流行を飛び越えて古参パチンカーのハートに直撃するのである。この台はパチンコに浮遊する普遍性と衝動を閉じ込めた名機であり、トラディショナルスタンダードなのである。

(文=大森町男)

JRAマーメイドステークスまたも波乱必至!? 安田記念でアーモンドアイの敗退を予告した大物記者が超高額万馬券を狙う!

 断然の人気を集めたアーモンドアイが敗退した安田記念。JRA初となる芝のG1レース8勝の壁が高かったのか、それとも同馬にとって初となる中2週の影響なのか…。オークスのデアリングタクト、そして日本ダービーのコントレイルに続き、アーモンドアイが安田記念を勝てば最高の結末だっただけに、残念な競馬ファンも多かっただろう。

 今週から夏のJRA北海道競馬が開幕し、その初陣となる函館開催が始まる。コロナウイルスの影響で一時は開催が危ぶまれたが、セレクトセールを控え多くの競馬関係者も安堵しているという。さらに6月28日には宝塚記念(G1)も行われるが、まずは今週のマーメイドステークス(G3)とエプソムカップ(G3)に注目したい。

 どちらも混戦模様だが、エプソムカップは昨年の優勝馬レイエンダが注目を集めるだろう。管理する藤沢和雄厩舎は、先週の安田記念をグランアレグリアで勝利と勢いに乗っている。鞍上がその安田記念で2着だったアーモンドアイのルメールというのも興味深い。

 しかし大混戦なのはマーメイドステークスだ。登録馬20頭中、重賞勝利実績があるのはサトノワルキューレ、サラス、フィリアプーラの3頭のみ。しかも、この3頭の前走着順は13着、15着、7着と完全に成績は下降線。そして前走で条件戦を走っていたのは11頭と半数以上、ハンデ戦で最軽量はオスカールビーの49㎏、最重量はセンテリュオの55㎏と6㎏差もある。他のレースにも登録している馬も多く、直前まで出走馬が固まらない状態だ。

 以前のマーメイドステークスはエアグルーヴやアドマイヤグルーヴといった実績馬が勝利し、秋競馬に向けてステップを踏む古馬牝馬にとって重要なレースであったが、2006年にハンデ戦へと条件が変わるとレースの性格が激変、以降すべてで万馬券が発生している。中には193万馬券という超高配当もあり、過去10年では10万馬券が7回も飛び出しているのだ。

 過去の傾向、そして先の難解な出走馬を見れば、今年もマーメイドステークスが固く収まるということはないだろう。しかもここ2年は39万馬券と26万馬券という10万馬券が発生、2度あることは3度あると期待する競馬ファンも多いはず。しかしそんな馬券を的中させることがどれほど困難か、その現実を知っているのも競馬ファンだ。

 そこでこの難解なマーメイドステークスで万馬券を狙う最適な方法を探してみた。その結果浮上したのが、万馬券的中の最終兵器である「暴露王」だ。この暴露王が何よりも万馬券実績に秀でているのは、

万馬券が狙えるレースを狙い、そして高確率で万馬券を的中させている」

 という実績があるからだ。その的中数はなんと年間300本以上というから恐れ入る。実際に2017年は年間341本、2018年も301本、2019年は350本の万馬券を的中させ、今年もすでに155本と年間目標の半分をクリア。このペースでいけば、過去最高の350本超えも視野に入ってくるだろう。

 今回マーメイドステークスで暴露王に注目したのは、この暴露王が『万馬券の的中に破格の自信』を見せているからだ。前述したように、マーメイドステークスの難易度はかなりのもの。そのレースで万馬券の的中に自信を見せているのだから、これは注目せざるを得ないだろう。

 暴露王は先週の安田記念でも、アーモンドアイではなく勝ったグランアレグリアを本命に万馬券を的中させている。これは断然人気のアーモンドアイに関する不安情報だけでなく、しっかりと勝ち馬の勝利情報を入手していたからだ。さらに先週は日曜の阪神で3連単13万6930円という特大万馬券に加え、合計7本の万馬券を的中させているのだ。これほどの実績を持つ万馬券的中のプロが、マーメイドステークスでも「万馬券が狙える」と語るその根拠は何か、彼らの話を聞くと期待は確信へと変わっていった。

「暴露王は元競馬専門紙の競馬記者が設立し、東西の超凄腕競馬記者達と提携、競馬関係者の本音や裏情報を独占入手しております。

 先週の安田記念もアーモンドアイ陣営の本音、そしてグランアレグリア陣営の勝負駆け情報を入手し、◎〇▲の3頭で決着して万馬券、馬単も2840円の好配当になりました。

 暴露王が提携する記者は、馬券で生活しているような本物の馬券師ばかりで、テレビや競馬情報サイトで名前や顔出ししているようなバイト記者とは一線を画しています。実際に彼らが入手した情報をテレビ等で広めると、関係者に迷惑がかかる場合もありますからね。だから、要請があってもテレビなどには出ないようにしているのです。

 仮に先週の安田記念で入手したアーモンドアイの不安情報がテレビなどで広まれば、最終的に万馬券にならなかったかもしれません。そういった意味でも、非常に価値があったものだと思います。

 今週のマーメイドステークスは、万馬券を的中させた安田記念同様に、過剰な人気になる危険馬と激走態勢にある人気薄馬が揃っており、安田記念を超える期待値で提供できるでしょう。非常に難解なレースですが、過去にも万馬券を的中させているように、ここもかなり核心に迫った裏事情を把握済み。狙っている馬の人気的に、配当も非常に楽しみな一戦ですよ。

 そんなマーメイドステークスですが、夏競馬に入って競馬をさらに盛り上げるため、暴露王をまだ利用したことのない方に限り、我々が実際に勝負する買い目情報を無料で公開することになりました。一般公開しても万馬券が見込めるほどの情報ですし、我々が特に力を入れている夏競馬、そして宝塚記念に向けてぜひ参考にしてください」

 彼らが万馬券的中に自信を見せるマーメイドステークスはまさに必見。完全無料なのだから、安田記念の万馬券的中を逃した人だけでなく、このレースで一獲千金を狙うなら、ぜひ参考にすべきだろう。しかも暴露王では、このマーメイドステークス情報だけでなく、様々な情報や買い目が無料で利用できる。夏競馬をさらに楽しむためにも、ぜひこの機会を逃さず活用したいところだ。

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※本稿はPR記事です。

持続化給付金、知恵が働かない人はもらえない設計…データ消えても再申請不可の懸念

「正直者がバカを見るシステムですね」

 持続化給付金を受け取るために、申請を行った社長は言った。中小企業に最大200万円を支給する持続化給付金の事業は、経済産業省がサービスデザイン推進協議会なる団体を通じて、749億円で電通に委託され、そこからさらに405億円でパソナに外注されたことが明らかになっている。

 取材に応じてくれたのは、大手旅行代理店や大手旅行サイトの仕事などを請け負う編集プロダクションの経営者だ。新型コロナウイルスの感染拡大によって観光業は大打撃を受け、仕事は激減した。そこで持続化給付金を申請することとした。

「持続化給付金の給付対象となるのは、前年同月比で50%以上減少している場合。3月を見ると昨年の収入が約650万円で、今年は約300万円でした。54%減少しているので、これは大丈夫だと思いました」

 前年の総売上(事業収入)-(前年同月比が-50%となった月の売り上げ×12カ月)という計算で、減少した月の売り上げから今年の総売上を推定し、減少額を出す。減少額のうち200万円を上限として給付されることになる。

「前年の総売上は3259万円だったんです。3月の売り上げの300万円×12カ月だと、3600万円で、341万円も上回ることになって、給付金はもらえないということになります。ああ、ダメかと放り出したんですけど、しばらくして冷静になって考え直しました。うちは書籍やムックも請け負ってるんで、月ごとの売り上げにかなり増減があるんですね。

 前年3月の約650万円はかなり収入の多い月だった。それと今年の3月の収入約300万円は、まだそれほど減少していない時期だったんです。4月の売り上げ予測表を見ると約100万円。昨年4月は約267万円なので60%以上の減少です。算定式に当てはめると、3259万円-(100万円×12カ月)=2059万円。満額の200万円がもらえることになります。2020年のどの月を選んでもいいことになっているので、売り上げの少ない月を選ぶほうがもらえる額は多くなります。

 うちのように月ごとの収入の増減が多い場合は、選んだ月の前年の売り上げがたまたま少ない月だったりすると50%減にならないので、その点でも注意が必要です。こういう細かなことは持続化給付金のサイトに行っても書いてないし、相談窓口でも教えてくれないでしょう。ある程度、知恵の働く人じゃないと当然もらえるはずの額をもらえないということになります」

 持続化給付金申請の必要書類は、通常の場合は以下の3つ。

1.2019年(法人は前事業年度)の確定申告書類

2.売上減少月の売り上げ台帳

3.給付金を振り込む通帳のコピー

「これを見て、え? 法人にも確定申告書類ってあるの? 決算書じゃないの? と戸惑いました。税理士に聞いたら、決算書の束の中にある確定申告書別表、法人事業概況説明書のことだったんです。これは税理士に聞かないとわかりませんでした。銀行から融資を受ける時に決算書を出すことはけっこうあるんですけど、その中に確定申告書類があるっていうのは、けっこうわからない人はいると思います。

 そこまでクリアすれば、持続化給付金の公式ホームページで<申請する>ボタンを押して、仮登録して送られてきた確認メールに従って本登録して、必要事項を入力。金額を入力していくと、自動計算で給付額は200万円と出て来ました。必要書類を添付して、<申請>ボタンを押すと、『ご申請ありがとうございました』と書かれた完了ページが出ます。ここまで30分ほどです」

申請が殺到してサーバーダウン?

 申請したのが5月6日。13日にメールが来た。そこには「申請内容・添付に不備がありましたので修正してください」と書かれていた。

「振り込みの連絡だろうと喜んだので、え? と思いましたね。見てみたら1つは自分の凡ミスで、4月の売り上げだったのに『5月』と入れていたんですね。ちょっと慌ててたのかもしれません。5月上旬の申請なんで5月の売り上げが確定しているはずもなく、まったくの対象外の月です。自分のミスなんで文句は言いづらいですけど、こういうのは申請時にシステム的にエラー表示が出てくれないのかなとは思いますね。凡ミスなんでその場で修正できることですから。

 ネット通販なんかでクレジット決済する時に、間違って期限切れの年月とかを入れたら、その場ではねられるじゃないですか。このAIの時代にどうなってるんだろう? 何百億ももらってる電通やパソナは何やってるんだと思っちゃいますね。

 もう1つは『売上台帳として認められない画像が添付されていました』というもの。どこが不備なのか具体的な指摘はないので、自分で考えるしかありません。2019年4月の売上は合計額だけ記していたんですが、入金のあった取引先を記して、別表にしました。念のために損益計算書も添付しました」

 しばらくすると、申請フォームが変わった。赤枠で囲まれているため、「赤紙」と呼ばれているという。そこには「確認が終了した際には、給付通知を発送させていただきますので、通知が到着するまでお待ちください」と書かれていた。

「そこから、ひたすら待つだけです。この手の申請って、受付完了から審査中、審査完了、確定もしくは不備とかって、3~4段階で進捗状況が出ますよね。そういうのはまるでなくて、赤紙のままなんです。LINEやコールセンターへの問い合わせは、個別状況については教えてくれないので、待つだけです。

 申し込みから20日後の5月26日に、振り込みがありました。その後に、振り込みの通知が来ました。弊社の場合は給付金が受け取れたわけですけど、心配なのは、初日の5月1日に申請が殺到してサーバーダウンしてしまったと言われていることです。データの一部が残っている人には連絡が行っているようですけど、まるごとデータが消えちゃった人はどうなるんでしょう。2週間ほどで連絡が来るはずなのに、1カ月以上経った6月になってもまだ連絡が来ない人がいるようですから。再申請はしちゃいけないことになっているので、途方に暮れていると思います。経産省が恥を忍んで、『データが飛んでしまったので、再申請してください』って言えばいいだけの話なんですけどね。

 一方で持続化給付金の申請ってザルです。うちは念のために、損益計算書も添付しましたけど、それは本来必要がありません。売り上げ台帳はエクセルで作っても手書きでもいいんですけど、入金に関する裏付け書類は要らないので、いくらでも偽造できます。確定申告書も原本の紙コピーとかならまだしも、ウェブ申請なので画像で撮影して出してもいいしスキャンでもいい。不正受給に関しては、法人名の発表や刑事告発まで含めた罰則がありますけど、果たしてきちんとチェックできるんでしょうか。

 不正受給でなくとも、受給してから計画倒産するという会社もけっこう出てくると思います。スピードが必要なんで、ある程度ザルなのは仕方がない面もあると思います。だけど一方で、5月1日のサーバーダウンでデータが飛んじゃったと思われる人たちは、手続きは延々と進まず、一方で再申請はダメだと言われて困っているわけです。正直者がバカを見るシステムですね」

パソナは回答せず

 委託を受けた電通や、発注を受けたパソナはどんな業務を行っているのか。問い合わせてみたところ、電通からは以下の回答があった。

<一部報道にありますように、当社は、中小企業庁が一般社団法人サービスデザイン推進協議会に委託した持続化給付金事業の一部業務について、同協議会から再委託を受け業務執行に当たっております。執行に当たっては、経済産業省が定めるガイドライン「委託事業事務処理マニュアル」を順守しております。

なお、本事業における当社受託業務は次のとおりとなります。事業運営においては多くの企業・団体の協力を得、9000名以上の体制で業務を推進しております。

・本事業に関する各種広報業務

・給付金申請の審査業務

・全国465カ所(6月から541カ所)における申請サポート会場の設置及びその運営業務

・約350名体制のコールセンターの設置及びその運用業務

・電子申請システムの構築とその運用業務

・スマホ申請も可能なホームページの構築とその運用業務

上記ガイドラインでは、委託業務の精算に係る事項について定められており、事業予算額が当社に支払われるとは限りません。ガイドラインに基づき、業務完了後、業務実績に応じて精算を行います。そのため、当社への支払額は、未定です。

当社は、本事業の重要性に鑑み、引き続き迅速に対応できるよう、全力で取り組んでまいります。

何卒、ご理解とご支援のほど、よろしくお願い申し上げます>

 この業務が、電通が受け取った額と見合うものなのかどうかは、今後の調査が必要となるだろう。パソナからは期限までに回答はなかった。

(文=深笛義也/ライター)

LIXIL、創業家・潮田前CEO路線を全否定…負の遺産を一掃、「攻め」の経営体制整う

 LIXILグループの最高経営責任者(CEO)に瀬戸欣哉氏が復帰して1年。創業家の潮田洋一郎前CEOとの対立の火種となっていたイタリア外壁材子会社、ペルマスティリーザを米投資会社アトラスにようやく売却した。売却額は非公開。ペルマは11年、潮田氏が主導して約600億円で買収した。家庭用が中心のLIXILグループは、ペルマが手掛けるカーテンウォールなどビル関連事業を思ったように伸ばせなかった。瀬戸氏は17年に中国企業への売却を決めたが、対米外国投資委員会(CFIUS)から承認が得られず見送られた。

 経営方針をめぐって潮田・瀬戸の両氏は鋭く対立し、瀬戸氏は18年10月にCEOを解任された。その後、19年6月の株主総会を経て瀬戸氏が復帰した。売却計画を進めていた瀬戸氏が社長兼CEOに返り咲いたことで、ペルマの売却がようやく実現した。

 LIXILグループの2020年3月期連結決算(国際会計基準)は最終損益(非継続事業のペルマを含む)が125億円の黒字(19年3月期は521億円の赤字)だった。黒字になった主因はペルマの関連損失が182億円(同777億円)に縮小したことだ。買収時ののれん代やペルマが持つ資産の減損損失が減った。

 米企業に売却予定のペルマを除いた継続事業ベースの業績も公表した。売上高にあたる売上収益は微増の1兆6944億円、事業利益は7.5%増の585億円、当期利益は12.0%増の319億円だった。ハウジング事業の採算が価格改定や生産の効率化により向上した。21年3月期予想は「未定」とした。新型コロナによる部品供給の滞りは解消したが、世界各地のロックダウン(都市封鎖)などの影響が見通せないためだ。

 メガバンク3行と総額1300億円の融資枠を設けた。3月末の現預金は958億円と前年同月比で32%減少。月商の0.7カ月分に当たる。一般的に安全とされる月商1カ月分を下回ったこともあり、融資枠(コミットメントライン)を設定した。

LIXILビバも売却

 LIXILはホームセンターを運営する上場子会社、LIXILビバ(東証1部)を売却する。ホームセンター中堅のアークランドサカモト(同)が6月10日~7月21日にTOB(株式公開買い付け)を実施。LIXILグループ以外の株主から1株2600円で買い付ける。ビバの上場廃止後、LIXILグループはビバ株(53%、2336万株を保有)を1株2423円で売却し、566億円を得る。アークランドによる全体の買収総額は1085億円となる。LIXILグループはホームセンター事業から撤退し、本業の住宅設備事業に経営資源を集中する。

 LIXILビバは1977年、旧トステム系のホームセンターとして設立された会社が前身。業界再編を経てLIXILグループの子会社になった。「スーパービバホーム」を東日本を中心に約100店展開。プロ用建材で強みを発揮してきた。

 アークランドサカモトは1970年の創業。新潟県を中心に日本海側に巨大店舗「ホームセンタームサシ」が38店舗ある。アークランドの20年2月期の連結売上高は1126億円。一方、LIXILビバの20年3月期の単独売上高は1885億円だから、小が大を呑み込むTOB劇となる。アークランドは悲願の首都圏進出を果たし、売上高3000億円規模の大手ホームセンターの一角を占めることになる。

 関係者によると、LIXILビバの売却計画は今年2月に浮上。売却候補として最大手のDCMホールディングス(東証1部)など大手ホームセンターの名前が挙がっていたが、アークランドサカモトは下馬評にものぼっていなかった。買い付け価格で高値を提示したことで金的を射止めたようだ。アークランドサカモトは、かつ丼専門店「かつや」を運営する子会社、アークランドサービスホールディングスも東証1部に上場。経営の多角化に注力している。

 ホームセンター事業には創業家の潮田氏が愛着を持っていたという。しかし、LIXILビバの取り扱い商材の中でLIXIL製品のシェアは必ずしも高くない上に、LIXILビバと競合するホームセンターでLIXIL製品を扱ってもらえないという問題もあった。親子上場に対して株式市場から批判が強いことも売却方針を固めた理由の一つとみられている。

 LIXILビバの売却は潮田路線の全否定の一環にほかならない。6月9日、オンライン会見した瀬戸社長は「メーカーに専念する。水回りや建材事業を中心にやっていく」と述べた。

旧経営陣が推薦した取締役6人のうち4人が退任

 瀬戸氏が経営改革の柱に据えているのが、コーポレートガバナンス(企業統治)の改革だ。取締役を14人から9人に減らす、新しい経営体制を6月の株主総会に提案する。瀬戸氏と対立した旧経営陣(潮田派)が推薦した6人のうち4人が退任する。

 取締役候補は瀬戸氏を含め、社内から3人。社外は6人。社内からは、松本佐千夫経理・財務・M&A担当兼最高財務責任者(CFO)と、ファ・ジン・ソン・モンテサーノ人事・総務・広報・IR・渉外・コーポレートレスポンシビリティ担当兼CPOの2人が新任だ。社外取締役は現在の9人から6人に3人減る。瀬戸氏側が推薦した鬼丸かおる氏(元最高裁判事)、鈴木輝夫氏(あずさ監査法人元副理事長)、西浦裕二氏(三井住友トラストクラブ元会長)、濱口大輔氏(企業年金連合会元運用執行理事)の4人と、旧経営陣が推薦した取締役会議長の松崎正年氏(コニカミノルタ取締役会議長)と内堀民雄氏(ミネベアミツミ元取締役)の2人が続投する。

 退任は7人。河原春郎氏(JVCケンウッド元会長)、カート・キャンベル氏(元米国務次官補)、三浦善司氏(リコー元社長)、大坪一彦氏(LIXILグループ執行役副社長)の4人が旧経営陣の推薦だった。一方、瀬戸氏側は反潮田の急先鋒だった旧INAX創業家出身の伊奈啓一郎氏(LIXILグループ取締役)、川本隆一氏(同)、吉田聡氏(LIXIL取締役)の3人が辞める。吉田氏は執行役専務に就く。

 傘下の事業会社LIXILを12月1日付で合併し、持ち株会社との二重構造を解消する。伊の外壁材子会社、LIXILビバの相次ぐ売却、経営陣のスリム化と瀬戸氏が主導する経営体制が、ようやく整った。With・コロナに向け、瀬戸改革の第2幕の幕が上がる。

(文=編集部)

「オンライン飲み会でいい」が定着した今、居酒屋は“客を取り戻す”発想から転換が急務

「with コロナ」(コロナと一緒に生きていく)という言葉が聞かれるようになり、新型コロナウイルス感染拡大が落ち着いても、かつての日常はもう戻ってこないとの見方がある。それはビジネスでも同じこと。では今後、企業は何が求められるのか。

 それを知るには消費者の消費活動の変化を知る必要があるだろう。そこで今回は、立教大学経営学部教授でマーケティングが専門の有馬賢治氏に “アフターコロナ”の消費行動を分析してもらい、あるべき経済活動について考えてみよう。

ただ安いものではなく品質重視へ

「今回の新型コロナによって、国民は“働くために暮らす”から“暮らすために働く”という非常に当たり前の価値観に気づいたのではないでしょうか。というのも、これまでは働き方が最初に決められていて、その派生で暮らし方が決まっていました。ですが、緊急事態宣言下における巣ごもり消費やテレワークによって、働くよりもどのように暮らすのかという課題が浮き彫りとなったからです」(有馬氏)

 それによって、これまで付随的であった生活様式がむしろ主導的に考えられ、働き方を選択する意識を持った人が多くなるだろうと有馬氏は指摘する。

 人間生活にとってこれは大きな変化だが、多くの国でロックダウンが行われるといった世界的な動向のなかで、生活の変化を受け入れることへの人々の抵抗感は比較的少ない。そんな状況で戸惑いは多いものの、コロナ騒動が落ち着いても消費活動や生活において新たなスタイルでのスタンダード、つまり“マーケティング的ニューノーマル”が確立される可能性が高いそうだ。

「“かつての生活”と“変化した生活”の2つの生活を比較することは新たなスタンダードを作る原動力となります。消費行動でいえば、今回のさまざまな報道で生産者やBtoBへの供給者などの苦労が一般消費者にも広く知られるようになりましたし、街中での飲食店のテイクアウト販売などいろいろな努力の形を見かける機会が頻出しました。これらに直面したことで、多くの消費者に単なる安売りを求める志向ではなく、品質重視で見合う価格を受け入れる値ごろ感が形成されるのでは、と私は考えています」(同)

 商品の選択だけではなく、消費行動そのものにおいてもこれまで当たり前になっていた慣習に変化が訪れることは予想がつく。とすれば、大きな変化が求められる業界も少なからずあるはずだ。それはどの業界で、どんな変化が必要なのか。

コロナ以前の顧客を呼び戻すのではなく、新たな市場の開拓へ

「飲食や交通、宿泊施設はこれまで以上に衛生対策をしっかりやらなくてはいけませんが、特に居酒屋などは業務形態に大きな変化が求められるでしょう。より安価ですむオンライン飲み会のメリットが知られてしまい、一方で料理をシェアするという基本の食事形態ですら、感染リスクを考えて敬遠されるものになってしまいました。ですから、コロナ以前と同じ客層を呼び戻そうという発想よりは、新たな客層を呼び込んで市場を開拓する意識を持つべきではないでしょうか。

 例えば、団体客でも大皿メニューを最初から小皿に分けて提供するのもその方法のひとつだと思います。団体客が難しければ、一人客が入りやすい店づくりにしたり、店員や他のお客さんと一定の距離があっても楽しく時間を過ごせたりするコンセプトを考えるといった方法も効果的かもしれません」(同)

 また、テレワークの普及により、社員全員がオフィスに出勤するという常識が崩れ、オフィス需要が激減するとも言われている。

「オフィス物件は企業向けだけでなく、コワーキングスペース(シェアオフィス)や時間貸しに対応するなど、大企業から中小企業、個人事業者に向けての細分化したサービス提供へと変化を検討する必要が今まで以上に顕在化してくると思います。また、コロナのせいで学校や予備校へ行けない学生向けの受験勉強スペースや、保育園等に預けられない幼児の託児所など新たなニーズも聞こえてきています。こういったものの受け皿になるサービスを企画できれば、新規市場も見出せるはずです」(同)

 さらに、自宅での外出自粛を強いられたことで、新たな消費の価値観が生まれると有馬氏は話す。それが“ノスタルジック消費”なのだとか。このノスタルジック消費については次回の記事で解説しよう。

(解説=有馬賢治/立教大学経営学部教授、構成=武松佑季)

クライアント企業の「社員」の気持ちで グロースにこだわる

あらゆる業界が大きく変化している時代。何が起こるか、先が見えない時代。
広告業界でも、新しい職種がいろいろ生まれています。

今回はその中から、電通のグループ内でも注目の職種「ビジネスプロデューサー」をご紹介。
顧客企業のビジネスをいかに豊かなものにしていくか。それぞれのやり方で、あの手この手で取り組んでいます。
どんな仕事をしているのか、この先どんな世界を目指していくのか、聞いてみました。

連載第9回は、岡崎円香さんを紹介します。


クライアントとより深く近い関係性で1%、2%アップを目指す

入社して11年目、今はマルチチャネルでビジネスを展開する化粧品メーカーを担当しています。

私がこだわっていることは、クライアント企業の事業成長のために何が必要かを徹底して考えること。自分がクライアント企業の社員であるかのような気持ちで、事業のグロースを考える。当たり前かもしれませんが、それを意識しています。

09-okazaki

実は数年前まで、ECや通販など、店舗を介さないダイレクトビジネスの広告戦略を考える、プランニングの部署にいました。ダイレクトビジネスは広告が直接購入と結び付くため、投資対効果や結果の数字が如実に分かります。言い訳もできません。その環境で働くうちに、私の意識も「クライアントの事業をグロースさせる」ことに強く向くようになりました。

担当している化粧品メーカーは、担当商品がローンチされる前の立ち上げ期から、プランナーという専門的な立場で関わってきました。今は、さらに広い領域で、統合的にプロデュースする立場となりましたが、それまでに培ってきた専門性も尊重いただき、クライアントとはより深く、近い関係性で向き合えていると感じています。

単発のキャンペーンではなく、持続的に成長させることが目的なので、1%、2%のアップを日々目指す仕事。クライアントからは可能な範囲で業績や進捗を共有いただきながら、刻々と変化していく状況に、先手先手で仕掛けていき、毎週毎月、一緒に数字を見て一喜一憂しています。

社外の人間だからこそ生まれる違った視点も大切に

クライアント企業の社員のような気持ちを持ちつつ、社外の人間だからできることも大切にしたいです。長くお付き合いすると、どうしても現実的な路線が見えてきます。ですが、挑戦することも忘れずに提案する。マンネリにならないよう、刺激を生むことにも努めています。

私たちは、生活者の考えを捉えるプロフェッショナルでもあります。だからこそ、クライアントに寄り添う気持ちと併せて、違った視点での提案も心掛けています。

その他、経験を広げるために、横浜の街づくり、土地開発のプロジェクトにも参加しています。元から街づくりに興味があり、部署を超えてこの案件に取り組んでいます。

既存のものを改善することも大切ですが、ゼロから何かをつくり出して軌道に乗せることが好き。誰かが新しい挑戦をするときに、そばにいられる、役に立てるパートナーでありたいと思います。