JRA武豊節「つかまりたくない……」はフェイク!? チャンピオンズC(G1)インティ「逃走」匂わせに「仰天プラン」の可能性

 6日、中京競馬場で行われるチャンピオンズC(G1)に、インティ(牡6歳、栗東・野中賢二厩舎)が出走を予定している。

 前走の南部杯(G1)は、主戦の武豊騎手が騎乗を予定していた凱旋門賞(仏G1)で渡仏後の自宅待機期間に該当したため、戸崎圭太騎手に乗り替わり。今回は再び武豊騎手に手綱が戻ることとなった。

 武豊騎手がインティへ騎乗するのは今年のフェブラリーS以来。約11カ月半ぶりとなる。

 インティは3歳4月の未勝利戦で9着と遅いデビュー。既走馬相手にスタートで後れをとったが、その走りから素質は高く評価されていた。続く2戦目ではスタートを決め、直線では物見をする余裕がありながら2着に7馬身差の圧勝。そこから7連勝でフェブラリーS(G1)を制している。

 しかし、一時は「ダートの新星」と騒がれたインティにも陰りが見え始めている……。その後は気性の悪さなどもあって約1年10ヶ月の間、勝利から遠ざかっている。

 とはいえ、勝利に届かないながらも昨年のチャンピオンズCでは3着と好走。武豊騎手が「折り合いもついて我慢できていた。直線で突き放そうと思ったけど後ろから来たし、かなりレベルの高いレースだった」と語ったように、まだまだ底力は健在だ。

 昨年のチャンピオンズCを制したのはクリソベリル。サウジカップ(G1)では7着と惨敗したが、国内では8戦全勝で今年も中心となりそうだ。2着となったゴールドドリームも2017年のチャンピオンズC覇者。昨年がいかにレベルの高かったレースかというのは、上位2頭の実績からも想像ができる。

 しかし、インティは近2走でフェブラリーS14着、南部杯9着と惨敗。フェブラリーSで騎乗した武豊騎手は、レース後「全然らしくなかったです。返し馬では唸るくらいだったのですが……。今まで乗ってきた中で初めてです。走りのバランスがもうひとつでしたし、何もなければいいのですが」と語っている。

 武豊騎手は最終追い切りを終えた2日、「久々に乗りましたが、さすがの動きですね」と『スポーツ報知』の取材に対し回答。野中賢二調教師も「動きは良かったよ。あとは気持ちの問題」と、やはり気性面がカギを握りそうだ。

「昨年のメンバーも強かったですが、今年はクリソベリルを筆頭に、中央では負けなしの3歳馬カフェファラオなど、メンバーが揃った感もあります。ただ、追い切りの感触から武豊騎手も色気を持っているみたいですからね。

能力的にはこのメンバーに入ってもヒケをとらないのは昨年のチャンピオンズCで証明済みですし、問題は気性ですよね。とはいえ、そこは武豊騎手。キセキでの脚質転換などを考えれば、アッと驚くプランも存在するかもしれませんよ」(競馬記者)

 確かに、キセキも気性に問題があるタイプ。今年の天皇賞・春(G1)では逃げて6着と敗れたが、宝塚記念(G1)では後方からレースを運び、向こう正面からの捲りで2着と好走させている。

 1日、滋賀県警の歳末特別警戒本部長に就任した武豊騎手だが「スピードを出すのは馬だけにしたい。競馬では逃げたらつかまりたくないけど」と語ったことが、日刊スポーツ『極ウマ』にて報じられている。

 いかにも「豊節」という発言で笑いを誘ったようだが、インティも逃げの手で結果を残してきた馬。一見インティ「逃走」を示唆しているようにも思えるが、やはりチャンピオンズCでも逃げる腹は決まっているのだろうか……。

 歳末特別警戒本部長という捕まえる側の立場となった武豊騎手。もしかすると、レースでも後方から「つかまえる」という仰天プランが存在するのかもしれない。

外国人材雇用の「SUCCESS」をつくる

SDGsが掲げる「持続可能な社会の実現」のためには、教育やビジネスにおいて多様な人材交流が欠かせません。

今回は、外国人留学生の教育・就職支援や、企業の外国人材雇用の啓発に尽力されている、関西大国際部の池田佳子先生にインタビュー。コロナ禍における外国人留学生の就職支援、今後企業に求められることなど、ビジネスで多様な人材を受け入れていくためのヒントを聞きました。

池田佳子
関西大国際部の池田佳子教授

外国人留学生の就職を支援する「SUCCESS-Osaka」の取り組み

──現在池田先生が取り組まれている、留学生支援促進プログラム「SUCCESS-Osaka」について教えてください。

池田:2017年、文部科学省が取り組む「留学生就職促進プログラム」の実施大学として、関西大を含む全国12校が選定されました。その中で関西大が、大阪大、大阪府立大、大阪市立大と連携し、事業として打ち出したのが「SUCCESS-Osaka」です。大阪府をはじめ、さまざまな自治体、経済団体、民間企業でコンソーシアム(共同事業体)を組み、外国人留学生の支援を行っています。

もともと、文部科学省の委託事業で「CARES-Osaka」という外国人留学生の住環境と定着支援をするプロジェクトが2016年からスタートしていました。定着支援は、優秀な外国人留学生たちに継続して日本で働いてもらうために欠かせない一方で、成果が数値化されにくく、目に見える形で表れにくいのが実情です。そこで、外国人材の育成に特化した、成果重視の「SUCCESS-Osaka」も始動させ、留学生の活動の履歴や就職内定数のトラッキングなども行うことになりました。

SUCCESS-Osakaの活動には、二つの大きな柱があります。一つは、大学を基盤としたキャリア教育・研修のカリキュラムを構築し、実施することです。1~2年次で日本語基礎能力やビジネス日本語能力を養うための科目が用意されています。その後、2~4年次にかけて本格的なインターンシッププログラムが実施され、日本の企業文化や就職活動の流れなどを学んでいきます。

もう一つは、外国人留学生の受け入れ経験が少ない企業への支援です。留学生と接する機会を増やしたり、外国人材の育成・定着に向けた勉強会やセミナーも実施したりしています。

留学生×企業で、SDGsをテーマにビジネスプランを生み出す

──今年はコロナの影響も大きく受けたと思います。どのように取り組みを進められたのでしょうか?

池田:関西大では東アジアからの留学生が非常に多いのですが、今年はコロナの影響で自国から出られなくなる学生が多くいました。そこで、就職に関連するキャリア系のセミナーや、インターンシップは3月ごろからすべてオンラインに切り替えました。

今年は「インターンシップは実施しない」という企業も多かったのですが、SUCCESS-Osakaで関係を築いてきた企業の中には、「やってみようかな」と手を挙げてくださるところもありました。そことタッグを組み、「バーチャルインターンシップでどんな成果が得られるのか」を一から一緒に考え、チャレンジしました。

3年前から行っている発展型のインターンシップの一つに、「SUCCESS-Osaka Future Design」というものがあります。このインターンシップでは、SDGsをテーマに、留学生と企業が共同でビジネスプランをつくります。留学生たちは、SDGsについて理解を深めた後、SDGsに関連する自国の社会問題について考えます。その中から、自分の専門分野を踏まえつつ、特に関心のある問題を研究し、課題解決のためのビジネスプランを、企業と共に考えます。

昨年のインターンシップでは、実際に事業化に向けて取り組もうと動いたプランもありました。その一つが、中国の余剰介護人材に日本で活躍してもらうためのビジネスプランです。中国には介護人材が多くいるものの、同国では家族の面倒は家族で見るのが一般的で、人材が余剰傾向にあります。また、地方では、介護の高いスキルを身に付けて病院に就職しても待遇が良くないため、離職率が高いという問題もあります。一方、日本では介護人材不足が喫緊の課題です。そこで、介護スキルを持つ中国の人材が日本でキャリアを築いていく仕組みを企業と共に起案。日本での介護職体験ツアーを実施する案などが盛り込まれています。

今年の留学生たちは、残業問題、外国人児童の教育、介護などを切り口に取り組みました。このインターンシップの目的は、課題解決のためのビジネスプランを考えて、実際の事業として動かすこと。留学生たちにとっては非常にハードルの高いものです。そして企業にとっては新しいビジネスを創出するチャンスでもあります。今年はオンラインで行いましたが、例年と変わらず、留学生と企業の双方が多くの時間を費やして議論を重ね、社会課題の解決策を模索しました。今後も実現に向かうビジネスプランがどんどん出てくることを期待しています。

SUCCESS-Osakaのネットワークと知見を生かし、活動の幅を広げたい

──SUCCESS-Osakaの他に、現在池田先生が取り組まれていることはありますか?

池田:SUCCESS-Osakaは5年間の期限付きの事業で、来年が最終年度になります。しかし事業が終わったからといって、留学生の支援をやめるわけにはいきません。そこで、SUCCESS-Osaka で築き上げたネットワークを生かして、今年の4月に「Transcend-Learning(トランセンド・ラーニング)」という一般社団法人を設立しました。事業内容は、SUCCESS-Osakaと同じように、外国人留学生の就職支援や、外国人材の雇用促進のための企業支援が中心です。

大きく異なるのは、活動の規模です。「Transcend」には、「飛び越える、乗り越える」という意味があります。SUCCESS-Osakaは、活動拠点が「大阪」のため、参加できない学生や企業もありましたが、Transcend-Learningではそういった制限が取り払われました。大阪だけでなく、国内全体、さらには国境を超えて外国人材の育成をする、そして変化の激しいこれからの世界で活躍できる人材を国籍関係なく育成していくという理念が、このプロジェクトの根本になっています。

中でも、企業と外国人留学生が一緒になって進めていくような課題解決型のプロジェクトやビジネスコンテストの実施に特に力を入れていきたいと考えています。SUCCESS-Osaka Future Designのように、留学生たちにとっては実践的な学びの機会に、企業にとっては留学生への理解が深まるきっかけにできればと考えています。

池田佳子

「日本の企業で働きたい」と思ってもらうためには、企業の国際化が不可欠

──そもそも外国人留学生は日本の企業のどのようなところに魅力を感じているのでしょうか?

池田:実は、日本の企業にそれほど魅力を感じていないという留学生は多くいます。賃金は決して高いとはいえず、GAFAやアリババほどの世界的な先進企業があるわけでもない。それでも留学生が日本に来てくれるのは、日本のカルチャーが好き、食べ物が好き、だから日本に住みたい、といった外部要因での評価が非常に高いからです。これは調査からも明らかになっていて、今後も日本のポップカルチャーを大切にしながら、さらに発信していくべきだと思っています。

ただ一方で、留学生と企業をつなぐ私たちとしては、「この日本企業が好きだから、ここで働きたい」という気持ちを、留学生たちにまず持ってもらいたいのです。そのため、日本企業自体の魅力を留学生たちに感じてもらえるよう、企業側へ働きかけることも、私たちの大事なミッションだと考えています。

先ほども述べた通り、SUCCESS-Osakaでは企業啓発も一つの柱になっていて、コンソーシアム全体でサポートしています。そもそも外国人材を雇用することに対して、いまだに“食わず嫌い”をしている企業が多いのが実情です。「コミュニケーションが問題なく取れるのか」「文化や価値観の違いでトラブルにならないか」といったネガティブなイメージを勝手に持ってしまい、雇用する前から構えてしまう企業も少なくありません。

SUCCESS-Osakaに初めて参加した企業と話していると、「留学生ってこんなに日本語ができるんだね」と言われることもあります。「外国人留学生」と一言で言っても、どのような背景・理由で日本に来たのか、どのくらいの期間日本にいるのか、どのくらい日本語が話せるのか、などはさまざま。この前提を、まずは企業の方々に知っていただきたいです。

外国人留学生たちとの接触がないから敬遠してしまうし、ステレオタイプに埋め込んでしまう。この問題を解決していかなければ、前には進みません。ただ逆に言えば、解決策は「とにかく接触をしてみる」という、とても単純なことです。

そして一人雇えば、外国人留学生たちの優秀さを実感できると思いますし、採用や育成の仕方も分かってくるので、企業側にも自信がついてきます。一つの「SUCCESS」をつくることが、多様な人材雇用への突破口になるはずです。

──外国人材の雇用を促進させるには、まだまだ企業側に課題がありそうですね。

池田:留学生たちはもう十分頑張っています。大学で専門性を身に付け、日本語も堪能で、中には英語ができる子もいる。唯一無二の素晴らしい人材がたくさんいます。それなのにまだ、世間では「人材育成」ばかりに注目が集まっている。これから注力すべきことは、「企業の国際化」ではないでしょうか?国際化が進めば、採用される人材はすでに揃っていると私は思います。

しかし正直なところ、「企業の国際化」について私のような大学人が語っても、企業になかなか響きません。そこにもどかしさを感じる場面が多々あります。中小企業では現在、技能実習生の層が求められていて、その先の高度外国人材を採用するところまでなかなか意識が向いていません。しかし、日本で働き手が減少し、人材不足が深刻化するのは時間の問題です。来年、再来年の短期的な視点だけでマネジメントを続けていくことはできません。最近ではESG投資などが注目され、企業でも「サステナビリティー」の考え方は常識になりつつありますよね。外国人材をはじめ、多様な人材を雇用すること、そして、一人一人のバックグラウンドや価値観をリスペクトして受け入れていくことが、イノベーションを生むきっかけになるはずです。

TeamSDGs

TeamSDGsは、SDGsに関わるさまざまなステークホルダーと連携し、SDGsに対する情報発信、ソリューションの企画・開発などを行っています。

TeamSDGsのウェブサイトでは、ウェブ電通報とは違う切り口で池田先生のインタビューを紹介。併せてご覧ください。

山口達也、来春にも「TOKIO合流」が実現か……世間が「猛批判」から一転の応援ムードになったワケ

 酒を飲んでバイクを運転したとして道交法違反(酒気帯び運転)の罪で略式起訴されたTOKIOの元メンバー・山口達也に、東京簡裁が11月24日付で罰金35万円の略式命令を出したことが今月1日にわかった。これで同事件における「処分」はすべて済んだことになり、ファンの後押しもあって「TOKIO合流」が来春にも実現しそうな気配になっている。

 すでに山口は酒気帯び運転による違反点数25点で免許取消の行政処分を受けており、今回の罰金35万円の略式命令で刑事処分も済んだことになる。先月19日には、署名入りの謝罪文を各マスコミへファクスで送付しており、あらゆる面で事件は一区切りになったといえそうだ。

 山口は謝罪文のなかで「アルコール依存症」であることを初めて認めており、その克服が今後の大きな課題となる。

 そんな中、メディア上では来春にTOKIOの城島茂、国分太一、松岡昌宏の3人が立ち上げる新会社「株式会社TOKIO」への山口の合流がウワサされている。以前から山口が参加する可能性がささやかれていたが、酒気帯び運転騒動で白紙になったとみられていた。だが、メンバーたちは山口を見捨てず、スタッフとしての雇用などを検討しているという。

 以前、山口の「TOKIO復帰」がウワサされた際には世間から猛反発が起きた。しかし、今回の「株式会社TOKIO」への合流については反応が違っているようだ。

 ネット上で「手を差し伸べてくれるメンバーのためにも頑張ってほしい」「誰かが寄り添ってあげないと更生は難しいからね」「今の彼に必要なのは生きがい。株式会社TOKIOはぴったり」「メンバーたちは見捨てずに見守ってあげてほしい」といった、理解を示す声が多数上がっているのだ。

「風向きが変わった最大の要因は、山口が自身を『アルコール依存症』であると認めたこと。2018年に強制わいせつ事件を起こした際には、早期の復帰をにらんで記者会見で頑なにアルコール依存症を否定していましたが、本人もしっかり認めて依存を克服しなければダメだと腹をくくったのでしょう。

すべてを酒のせいにすることはできませんが、アルコール依存症であるとなれば周囲の支援は必須。孤立させれば、依存症が深刻化する危険性がある。世間の人々もそれをわかっているため、山口の『TOKIO合流』を応援するムードが高まっているのでしょう」(芸能ライター)

 メンバーたちからも世間からも更生を応援され、来春にも「株式会社TOKIO」に入社する可能性が浮上してきた山口。その期待を裏切ることなく、アルコール依存からの脱却と社会復帰を目指してほしい。

パチンコ「約92%ループ」歴代最高の爆裂に期待!? 最大ラウンド比率「約82%」の“超進化マシン”も始動!

 12月7日、『北斗無双』『海物語』というパチンコ分野を代表する2大コンテンツが新機種として登場する。

 現行ナンバー1とも称される初代の後継機である『P真・北斗無双 第3章』。そして圧倒的なシェア&支持率を誇る絶対王者の新台『P大海物語4スペシャル』のデビューを目前に控え、ユーザーのボルテージも最高潮に上がっているだろうが…。

 一部のコアなファンは他の機種に注目している様子。強烈な一撃性を秘めた爆裂シリーズ最新作『Pパイレーツオブダイナマイトキング』に大きな期待が寄せられている状況だ。

『ダイナマイト』といえば、大一商会が手掛ける人気シリーズ。前作の『CRダイナマイトキングin沖縄』は、「約2000発」近く獲得できる大当りと「80%オーバー」の連チャン力を有したマシンとして人気を博していた。

 そんな偉大な前作に続く最新作は、歴代最高の約92%の継続率を誇る「真・天国モード」が最大の武器であり、シリーズ伝統の爆裂が更に進化した仕上がりとなっている。

「真・天国モード」では「ソニックVチャージ」というシステムが採用されており、初めに「最低4回」の大当りが保証。その振り分けは約1/3が「約1400発」の「7当り」で、残りの約2/3が「約180発」の「3当り」となる。

 この4回の保証の中で「7当り」を射止める事ができれば、再び「4回保証」が再セット。つまり、4回の保証の中で約1/3を引き当てれば連チャンするST方式だ。怒涛の大当りループにより、シリーズ屈指の爆裂に期待できるだろう。

 そんな『Pパイレーツオブダイナマイトキング』の販売元である大一商会といえば、先月リリースが発表されたパチンコ新台『Pひぐらしのなく頃に~瞬~』にも熱い視線が注がれている。

「53連して一撃5万発」「6万発の大台突破」などの出玉報告も上がり、絶大な支持を得た前作『Pひぐらしのなく頃に~廻~』を強く意識した仕上がり。公開されているPVでは「全てが前作越え」と力強く紹介されている。

 スペック面に関しては、最大ラウンド比率が51.2%から「約82%」、「真・身隠しモード」の時短回数は5回から「60回」に大幅パワーアップ。出玉の鍵を握っている「絆結びRUSH」は転落式を撤廃し「時短150回」となり「継続率85%」と、完全なる進化を遂げている。

 更には「加速装置発動」や、「圧倒的RUSH体感」といった興味深い文言を紹介。出玉性能だけでなく、スピード面にも期待できる仕上がりといえるだろう。

「爆裂報告が続出した前作を上回る衝撃を期待でき、早くもユーザーが盛り上がっているのも当然でしょう。更に『遊タイムが搭載!?』と前作にはなかった魅力を示唆する関係者もおります。『前作より甘い』と絶賛する声も多いですね。注目度の高いマシンです」(パチンコ記者)

 ホールに熱狂を呼びそうな大一商会の新台2機種。『Pパイレーツオブダイナマイトキング』は12月7日、『Pひぐらしのなく頃に~瞬~』は2021年2月8日デビュー予定だ。

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JRAレイパパレに「幻の秋華賞馬」黄色信号!? 高野師「ここをクリアできるか」…… デアリングタクトと立場逆転で試される側に

 5日、阪神競馬場ではチャレンジC(G3)が行われる。将来的なG1出走を見据える馬にとって重要な中距離重賞だ。

 このレースで最も注目を集めるのがレイパパレ(牝3、栗東・高野友和厩舎)だろう。1月の京都でデビュー勝ちを決めると、3連勝で秋華賞(G1)にも登録したほどの素質馬である。C.ルメール騎手とのコンビで出走を予定していたが、あえなく除外。代わりに出走した大原S(3勝クラス・芝1800m)を快勝して無敗の4連勝を飾っている。

 特筆すべきはその圧巻のパフォーマンスだ。すんなりハナに立つと、直線に入っても楽な手応えのまま、ノーステッキで後続に2馬身差の大楽勝。1分46秒3の勝ち時計は200mの違いがあるとはいえ、ラスト1Fに14秒3を要しても同日のメイン・秋華賞(G1・芝2000m)の2分0秒6を凌ぐ内容だった。

 そのため、秋華賞でレイパパレを見たかったという声も相次ぎ、一部では「幻の秋華賞馬」と評価も出ていたほど。実際はデアリングタクトが無事に三冠を達成したが、いずれ実現すると見られる2頭の対決は楽しみだ。

 その一方、”現実”の秋華賞馬デアリングタクトはジャパンC(G1)に出走し、敗れたものの、アーモンドアイやコントレイルとった超一流馬と真っ向勝負しての3着に入った。同世代の3歳がエリザベス女王杯(G1)で振るわなかったこともあり、3歳牝馬を侮る評価もあった中で見事な走りを披露したといえる。

 超ハイレベルといわれたジャパンCでデアリングタクトが三冠馬の看板に相応しい走りを見せたことにより、逆に立場が苦しくなりそうなのがレイパパレだ。G1級の素質を感じさせられる走りを披露しているとはいえ、実績で天と地ほどの差があることも事実である。

 最終追い切りを見届けた高野友和調教師は『スポーツ報知』の取材に対し、「ここをクリアできるかで、来年が分かってくる、非常に重要なレースですね」とコメント。師の言うう通り、相手関係が一気に強化されるとはいえG3で連勝がストップするようだと、G1制覇は夢のまた夢となってしまう。

「レイパパレにとってチャレンジCは是が非でも勝ちたいレースです。無敗だからこそ、デアリングタクトに対してライバル視も許されますが、負けてしまえばよくいる期待馬の1頭となってしまいます。

今回、新潟記念(G3)を優勝したブラヴァスが出走を予定しているのはいい物差しになりそうですよ。この馬相手に楽勝するようなら来年も楽しみがあります」(競馬記者)

 レイパパレが前走を楽勝したことにより、デアリングタクトの秋華賞に思わぬ”ケチ”がつくことになった。だが、今度は2頭の立場が逆転する格好となり、レイパパレが力を問われる番といえるだろう。

 無敗のまま三冠牝馬に挑戦状を叩きつけるためにも、直接対決まで負けられない戦いが続く。

コカイン陽性O.マーフィー「潔白証明」も、騎乗停止処分の真実。JRA短期免許取得が遠のく可能性大。トップジョッキーが踏んだ「地雷」とは

 フランスギャロから12月11日から来年3月11日までの3カ月間の騎乗停止処分を受けたO.マーフィー騎手。これでコカイン疑惑はひと段落となった。

 事の発端は、7月19日にフランスで騎乗した際の尿検査でコカインの陽性反応が検出されたこと。これに対し、マーフィー騎手は身の潔白を主張。自身のホームページにも「今まで一度としてコカインを摂取した事はありません。その事実を証明するために出来る事のすべてを行います」とコメントを掲載した。

 無実を証明するため、独自に薬物検査を手配してコカイン反応陰性を確認。この検査結果はフランスギャロにも共有された。そして、意図的ではないという証拠を裁定委員会が受け入れたことにより、3か月間の騎乗停止処分に至った。

 本当に潔白であれば、3か月の騎乗停止を受け入れるのはおかしいのではないかと思う方もいるのではないだろうか。実は、この裏にはある事情があるようだ。

「マーフィー騎手に近い関係者からの情報だと、確かにコカインは使用していません。なぜ、尿検査で陽性が出たかと言うと、関係を持った女性がコカインを服用していた為に検査で引っ掛かってしまったようです。

その言い分が認められた格好ですが、不注意とはいえ陽性反応が出たのは事実なので3ヶ月の騎乗停止となりました。もし、本当に使用していたとなれば、より重い処分になっていたというわけです」(競馬記者)

 どうやら、この事実は短期免許で来日中のマーフィー騎手の私生活を知る人間からすれば、驚くべきことでもないようだ。

「関係者の間では彼の女遊びは有名ですからね。競馬終わりには六本木などに繰り出し、国籍を問わずお楽しみだったようです。これを考えれば、そういった事に巻き込まれても不思議ではないですね」(別の記者)

 今回の件は3か月間の騎乗停止処分で決着したが、気になるのはマーフィー騎手の今後についてだ。

 2012年にL.デットーリ騎手からコカイン陽性反応が出た際は、6か月間の騎乗停止処分。また、当時は1991年から2011年までの間に11度も短期免許で来日していたが、この一件があってから約7年もの間、日本競馬に参戦することはなかった。

「新型コロナウイルスの感染拡大が収束したとしても、数年は日本で乗れないと思います。日本はそういった問題を起こした人物を毛嫌いするので。デットーリ騎手の再来日にかなり時間を要したことが象徴していますね。

その中で力を発揮するのが日本競馬の最大勢力・社台グループです。腕のあるマーフィー騎手はかなり気に入られています。あくまでも、マーフィー騎手が欧州でトップジョッキーとして活躍していればの話ですが、バックアップ体制は取ると思われます。昨年、デットーリ騎手が久しぶりに来日したのは、社台ファームの吉田照哉代表の力が大きかったですし」(同)

 マーフィー騎手は自身のホームページに、「OM IN JAPAN」というページを設けて日本のファンに向けて日本語でメッセージを送るほどの親日家である。

 そんなマーフィー騎手だが、思わぬ“地雷”を踏んでしまい再来日が遠のいてしまった。果たして、次に日本のファンの前に姿を見せる日はいつになるだろうか。

JRAチャンピオンズカップ、大穴から勝負できる可能性…「レース展開と穴馬激走」情報!

 12月6日、中京競馬場でチャンピオンズカップが開催される。先週のジャパンカップが“芝の最強馬決定戦”ならば、こちらは“ダートの最強馬決定戦”。目が離せないレースとなりそうだ。

 断然人気を集めるのは間違いなくクリソベリル。この国内無敗馬がレースの主役となり、3歳馬のカフェファラオ、古豪チュウワウィザード、サンライズノヴァ、ゴールドドリームらが脇を固める。

 やはり圧倒的な1番人気がいると、レースは堅く収まるのではないかと思うかもしれないが、そう簡単にいかないのが競馬だ。

 注目したいのは、日本中央競馬会(JRA)で行われるダートG1は年に2回しかないということ。芝のG1が年に22レースあることを考えれば、ダートG1の数がいかに少ないかは一目瞭然。しかも帝王賞やJBCクラシックといった交流重賞は地方競馬場での開催のため、ダートコースで行われているといっても砂の質が中央とは異なるのである。

 実際、チャンピオンズカップで上位人気が予想されるカフェファラオも、大井競馬場で行われたジャパンダートダービーは凡走しながら、古馬初対戦となったJRA重賞のシリウスステークスではしっかりと結果を残している。

 逆に、1強とされるクリソベリルが1年間中央のダート競走に出走していないのは、“不安要素”とも取れるのではないだろうか。

 このように、中央と地方では違いがあるため、本当の意味でチャンピオンズカップの参考となるレースは限られてくる。そこで振り返っておきたいのが、今年唯一JRAで行われたダートG1のフェブラリーステークスだ。

 1番人気モズアスコットが2.8倍、2番人気インティが3.0倍という単勝オッズからもわかる通り、戦前は2強ムードが漂っていた。だが、結果は前者が優勝した一方で、後者は14着と惨敗。このとき2着に名を連ねたのは、最低人気のケイティブレイブだった。

 そしてこの結果に至った理由には、「想定外」の事態が勝敗を大きく左右したことが挙げられる。

 レース前は逃げ馬インティの単騎逃げが濃厚に思われていた。だが、蓋を開けてみればワイドファラオとアルクトスがハナを主張して激しく競り合う展開になり、予想だにしないハイペースの煽りを受けた先行馬は総崩れ。これが2番人気インティの敗因のひとつだった。

 また、ファンにとって想定外だったことは、伏兵・ケイティブレイブの激走だろう。

 重賞10勝(うちG1・3勝)を誇る同馬だが、2走前の東京大賞典は3番人気ながら8着、前走の川崎記念は2番人気ながら6着と人気を裏切っていた。さすがに多くのファンが“終わった馬”という印象を抱いていたに違いないし、鞍上の長岡禎仁騎手もデビュー9年目にしてG1初騎乗。明らかに経験不足だったことも、人気を下げた要因に挙げられる。

 しかし、16番人気のケイティブレイブは2着と好走した。これこそ、地方と中央の砂質の違い。単純に地方で走らなかったからといって、中央で走らないと見限るのは早計ということなのだ。

 ただ、それ以上に「勝負気配」が漂っていたのも事実。また、長岡騎手も当時こそ重賞未勝利だったものの、その後には小倉記念で重賞初制覇。現在では、穴をあける若手騎手として知られる存在になっている。

 つまり、このレースが荒れた大きな要因は、想定外の「レース展開」「人気薄の激走」に尽きるのである。そして逆に言えば、これをあらかじめ予測することができれば、3連単・46万4920円の万馬券を容易に的中できたということになる。

 ワイドファラオとアルクトスが競りかける展開が予測できれば、インティの取捨に悩まなくて済んだはず。また、ケイティブレイブが好状態であること、長岡騎手が乗れるジョッキーであることがわかっていれば、特大穴馬を買い目に入れられただろう。

 では、どうすればこの想定外の事態を予測できるのか。それには表向きには出てこない「陣営の作戦」「馬の勝負気配」といった情報を入手することが重要になる。つまり「情報戦」を制する者が馬券を制すということだ。

 そんな極上な情報を武器に、万馬券を次々と的中させているプロ集団こそが「暴露王」である。

 東西のトレーニングセンターで活躍する凄腕の現役トラックマン(競馬記者)たちと提携することで競馬関係者から聞き出した表には出ない「思惑」や「本音」が暴露王の情報源となり、競馬新聞などの紙面上には決して書かれることのない「特別な情報」が、万馬券的中に直結しているという。

 実際に、昨年の秋G1でもっとも人気薄の馬が馬券に絡んだ朝日杯フューチュリティステークスを例に挙げたい。

 同レースは1番人気・サリオス、2番人気・タイセイビジョンの順で決着。順当な結果に思われたが、3着に単勝229.3倍の14番人気グランレイが突っ込んだことで、3連複で3万8080円という高額配当が飛び出した。

 このとき、グランレイの単勝支持率はわずか0.4%、複勝支持率も0.6%と低い数字だった。馬券圏内に来ると予想した人は、100人に1人もいなかったということである。

 しかし、暴露王はそんな伏兵を軸に指名し、馬券を的中させているのだ。

 なぜ、普通であればとても手を出せない馬を買うことができたのか。それは、暴露王が入手した「特別な情報」が、自信を持って軸馬に指名できる強力なものだったということに尽きる。ここで詳細について明かすことはできないが、このような情報は暴露王にとって珍しいものではないということが伝わっただろうか。

 たまたま的中したのではないかと疑う方もいるかもしれないが、暴露王は昨年350本もの万馬券の的中実績がある。この驚異の的中数こそが、扱っている膨大な情報量、その信憑性の裏付けともいえるだろう。

 単勝100倍以上のド人気薄でも平気で買い目に入れられるほど、強力な情報ネットワークを持つ暴露王は、すでにチャンピオンズカップに関する極秘情報を入手済みだという。それは有力馬の「不安情報」なのか、それとも人気薄馬の「勝負気配情報」なのか、気になるところだが……。

 なんと、今回は暴露王をまだ体験したことのない読者の皆様に限り、特別にその情報を無料公開してくれるという。通常であれば有料の情報をタダで手に入れられるのは、まさに“ノーリスクハイリターン”が望める絶好の機会であり、このビッグチャンスに乗るか乗らないかで今年の馬券成績を大きく左右することになるのも必至。今週は是非、暴露王の最強情報を基に、チャンピオンズカップで万馬券を狙ってみてはいかがだろうか。

(文=編集部)

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中国勢が最先端「半導体」開発、世界中に格安品“バラ撒き”で下剋上&大競争時代か

176層の3次元NANDを発表したマイクロン

 米マイクロン・テクノロジー(以下、マイクロン)が2020年11月10日、世界初となる176層の3次元NANDの出荷を開始することを発表した(「EE Times Japan 」)。記事によれば、マイクロンは、モバイル端末、車載システム、データセンター向けSSDなどの用途を想定しており、2021年に市場に投入する予定であるという。

 NANDシェア1位のサムスン電子が128層の歩留り向上に苦戦しており、シェア2位と3位のキオクシアとウェスタンデジタル(WD)のグループが96層を延命し、112層の量産立ち上げが遅れている現状で、シェア5位のマイクロンが断トツ1位の176層の量産をすでに開始していることに、業界関係者は驚いたようだ(図1)。

 実は、マイクロンは、シェア3位のDRAMでも、微細化の技術ではシェア1位のサムスン電子や2位のSKハイニックスを引き離して最先端を突っ走っている。つまり、マイクロンは、DRAMもNANDも最先端技術では1位に立っているということである。

 また、サムスン電子に次ぐメモリシェア2位のSKハイニックスが10月20日、インテルのNAND事業を買収することで合意したことを発表した。もし、この買収が完了すれば、SKハイニックス(11.7%)とインテル(11.5%)のNAND合計シェアは23.2%となり、キオクシア(17.2%)とWD(15.5%)を抜いて、サムスン電子(31.4%)に次ぐ2位にランクされることになる。

 さらに、上場延期となったキオクシアは10月29日、WDと共同で四日市工場に1兆円を投資し新棟(Y7)を建設することを発表した(「キオクシアのニュース」)。

 このように、メモリ業界がにわかに騒がしくなってきた。そこで本稿では、まず、この背景事情について説明する。次に、DRAMでもNANDでもシェア下位のマイクロンが、なぜ技術でトップに立つ戦略を実行しているかを説明する。そして、半導体メモリ大競争時代の幕が開いたことを論じる。

中国企業に対する警戒感

 図2に、メモリを生産しているか、または生産しようとしている企業の一覧を示す。マイクロンがDRAMとNANDでトップを走り始め、SKハイニックスがインテルのNAND事業を買収すると発表し、キオクシアとWDが1兆円を投資する背景には、中国メモリメーカーへの警戒感がある。

 中国の紫光集団傘下の長江ストレージ(YMTC)は、2016年から3次元NANDの開発をはじめ、今年4月12日に128層の開発に成功したと発表した(http://www.ymtc.com/index.php?s=/cms/179.html)。現在のYMTCのNANDシェアは不明であるが、月産のウエハインプットが5万枚を超えた模様である。サムスン電子およびキオクシアとWDが共同経営している四日市工場が、どちらも約50万枚であることを考えると、YMTCのキャパシティはその10分の一しかないが、3次元NANDの積層数では最先端に追いついてきたといえる。今後、生産キャパシティが増大してくる可能性が高い。

 また、紫光集団傘下の西安紫光国芯半導体とChang Xin Memory Technologies(CXMT)が1Xnm世代の先端DRAMを開発している。先端DRAMの開発は容易ではないため、この2社がすぐに量産できるとは思えない。しかし、もし先端DRAMの開発と量産に成功し、中国製の格安DRAMが市場にばら撒かれると、価格暴落が起き、市場が破壊される危険性がある。

 DRAMやNANDなどの半導体メモリの価格は、需要と供給のバランスによって決まるため、供給が需要を上回れば価格が暴落する。そして、過去の歴史を振り返ってみると、価格暴落が起きた時には、シェアの低い企業から退場していったことがわかる。

 現在、YMTCが3次元NANDに進出してきており、西安紫光国芯半導体とCXMTが先端DRAMを開発している。これら中国メモリメーカーの市場シェアが大きくなることは、既存のメモリメーカーにとっては脅威であるといえる。そのため、既存メーカーは生き残るためになんらかの対策を迫られていることになる。

マイクロンのサバイバル戦略

 図2に示した通り、マイクロンのDRAMシェアは3位、NANDシェアは5位である。例え中国企業が進出してきても、DRAMとNANDの両方でシェア1位のサムスン電子は動じることはないだろう。また、SKハイニックスの背後には、巨大財閥が控えており、赤字に陥ったとしても、倒れることはないと思われる。

 しかし、2つのメモリでサムスン電子やSKハイニックスよりシェアが低いマイクロンには、背後を守ってくれるものが誰もいない。したがって、中国で万が一、先端DRAMが立ち上がってきたら、次に死ぬのは自分たちかもしれないという強い危機感があると思われる。

 そこで、マイクロンは、中国企業が出てきても死なないための戦略を立案し、実行に移していると考えられる。その戦略の一つが、最先端技術で断トツの1位になるということである。

 まず、冒頭で述べたように、3次元NANDでは業界関係者があっと驚く176層の量産を開始した。次に、DRAMでは2019年まではサムスン電子と同じように「1世代2年」で先端の開発と量産を行ってきたが、今年から「1世代1年」に主旨替えし、開発を加速し始めたのである(図3)。

 その結果、2019年から量産立ち上げを開始した1Z世代でサムスン電子を上回る量産規模となっており、サムスン電子がほとんど着手できていない1a(マイクロンは1αと呼ぶ)世代を急速立上中で、最先端技術では本当に断トツの1位に躍り出た。また、今年後半から3世代先の1δ(サムスン電子などは1dと呼んでいる)のR&Dを開始した模様である。

 さらに、冒頭で述べた通り、3次元NANDでもシェア上位のサムスン電子やキオクシアとWD連合が92/96層を量産している最中で、圧倒的な積層数の176層の量産を開始した。これによって、マイクロンはDRAMも3次元NANDも技術では最先端に立ったといえよう。

 加えて、2019年以降、DRAMでシェア2位のSKハイニックスに追いつくために、ウエハのインプットを急速に増大させている(図4)。2020年第1四半期には、すでにインプットウエハ枚数で、SKハイニックスを上回っている。その効果があって、2020年第3四半期のDRAMシェアでは、マイクロン(25.0%)がSKハイニックス(28.2%)に急接近している(図5)。

 以上をまとめると、マイクロンは、サバイバル戦略として、DRAMと3次元NANDの技術で断トツの1位に立ち、さらにDRAMシェアでSKハイニックスを超えて2位になろうとしている。このようにして、例え中国企業が出てきても倒産しないように、死に物狂いの経営戦略を遂行しているのである。

メモリ大競争時代の幕開け

 中国企業がメモリ事業に参入しようとしている。それに危機感を持ったマイクロンが2種類のメモリで最先端を突っ走り始めた。これに対して他社も黙っているわけにはいかない。

 メモリ王者のサムスン電子は今年、DRAM、3次元NAND、ファンドリー、すべての半導体に、約35兆2000億ウォン(約3.3兆円)の巨額設備投資を行う見込みである。また、NANDシェア2位のキオクシアはシェア3位のWDと共同で1兆円を投資して、四日市に3次元NANDの新棟(Y7)を建設する(図6)。

 さらに、インテルのNAND事業を買収することで合意したSKハイニックスは、キオクシアの15%の株式を保有している。筆頭株主の米ベインキャピタル、および、それに次ぐ規模の東芝本体は、キオクシアの株式を売却するかもしれない。すると、場合によってはSKハイニックスが筆頭株主となり、NANDではSKハイニックス+インテル+キオクシアの3社大連合が成立する可能性がある。その3社連合の合計シェアは40.4%となり、1位のサムスン電子(31.4%)を大きく凌駕することになる(図7)。

 したがって、メモリのチャンピオンのサムスン電子は、DRAMと3次元NANDでマイクロンに先行され、NANDのシェア1位も安泰ではない。それゆえ、今年1年間で約3.3兆円もの巨額投資を行うことになったわけである。

 このように、メモリ業界は、中国企業の足音がヒタヒタと迫ってくる危機感が引き金となって、大競争時代に突入したといえよう。今後、本当に中国印のメモリが市場にばら撒かれることになるのか、マイクロンのサバイバル戦略が奏功するのか、SKハイニックスが3社連合を形成してNANDでトップシェアに躍り出るのか、王者サムスン電子がそれを阻止するのか、その動向に注目していきたい。

(文=湯之上隆/微細加工研究所所長)

【お知らせ】

11月11日にサイエンス&テクノロジー主催のセミナーで『コロナで変化が加速した世界半導体産業の≪最新動向≫ 生きるか死ぬかを左右する知恵と情報の羅針盤』の講演を行いました。幸い大変好評だったため、12月1日~25日の間、オンデマンド配信を行うことになりました。受講申し込み日から14日間視聴が可能になります。セミナーでは、米中戦争(TSMC、Huawei、SMIC)、各種半導体動向(ロジック、DRAM、NAND)、微細加工(EUVやエッチング)等の最新動向を解説しています。半導体に関係する企業の方々のお役に立つことができれば幸いです。

申し込みサイト → https://www.science-t.com/seminar/O201231.html

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 自分が旗を振る政策の間違いを、この男は絶対に認めないらしい。全国の死者が41人と過去最多を更新した昨日1日、菅義偉首相は「GoToトラベル」の東京都の扱いについて、「小池都知事から『GoToトラベル』について65歳を超える高齢者、基礎疾患をお持ちの方々の利用の自粛を呼びか...

ニューノーマル時代に求められる「データ連携」を活用したマーケティングとは?

電通による“人”基点のマーケティング「People Driven Marketing(※)」(ピープル・ドリブン・マーケティング)も、4年目を迎え、「PDM4.0」として大きく進化しました。 

本連載では、電通人と企業のゲストたちが、マーケティングとデータの未来を語った「People Driven Marketing® 実践ウェビナー2020」3日間の模様を、ダイジェストでレポートします。

今回は、「デュアルファネルのさらなる進化~データ連携の拡張」がテーマのセッションから、CCCマーケティングの小林浩輔氏と電通 データマーケティングセンター矢島亮氏のセッションを中心に振り返ります。

※People Driven Marketing
https://www.dentsu.co.jp/business/pdm/
電通が提唱する、データ&デジタル時代に対応した“人”基点の統合マーケティング・フレームワーク。課題を人(People)基点で捉え直し、電通グループが持つ最先端のマーケティング手法を統合して、顧客の持続的な成長を支援していく。

 

Dosolutionsサイトへのリンク
※課題解決マーケティング情報サイト「Do!Solutions」でも、本ウェビナーの特集ページを開設しています。より詳細なレポートはこちらへ。

      Cookieレス時代に欠かせないマーケティング基盤「データクリーンルーム」

テーマ「データ連携の拡張」では、三つのセッションが行われました。一つ目のセッションでは「Data Clean Room(データクリーンルーム)」の実態と実践事例が紹介されました。

個人情報保護の意識の高まりにより、CookieやIDFA(iOS端末の広告識別子)といった、データマーケティングの基礎を支えてきたIDの活用が難しくなった現代。一方で、さまざまなメディアを掛け合わせた分析をマーケティングに生かしたい、というブランド側のニーズは変わっていません。

個人情報保護の遵守と、マーケティング課題の解決を両立するにはどうしたらいいか。そこで生まれたのが「データクリーンルーム」です。

そもそも「クリーンルーム」とは無菌室、防塵室のこと。「データクリーンルーム」とは、データの統合・分析といった特定の目的のため、個人が特定できない形に匿名化された情報に、限られたデータサイエンティストだけがアクセスできるクラウド環境のことです。この基盤を活用することで、事業会社が今まで蓄積してきた「ファーストパーティーデータ」と呼ばれる自社の購買データやキャンペーン参加の情報と、プラットフォーマーが持っているさまざまな情報をセキュアに統合することができます。

データクリーンルームの活用で、より一人一人の顧客を中心に考えたビジネス展開が実現できる可能性が語られました。

Tポイントの大規模購買データを基点とした日用消費財のデュアルファネルマーケティング

小林氏と矢島氏

この日最後のセッションでは、電通とCCCマーケティングが共同で開発したソリューションモデルについて語られました。

電通 データマーケティングセンターで主にマーケティングメソッドの開発や実施を担当する矢島亮氏と共に登壇したのは、CCCマーケティングの小林浩輔氏です。7000万人を超えるT会員のユニークデータ(※)を活用し、さまざまなビジネスソリューションを提供しているCCCマーケティング。小林氏は、メーカーや流通企業向けに、データ活用のコンサルティングなどを行っています。

※=ユニークデータ
7000万以上のシングルID、年間50億件以上の購買トランザクション、20万店舗のネットワークで扱われる60億種類の商品データ、300項目からなる顧客DNAのペルソナデータ、オフライン・オンライン上の移動・行動データやメディア接触データ、またCCCMKグループオリジナルのエンハンスデータなどを指します。
 

小林氏は冒頭、「テクノロジーや仕組みが整ってくる中で、以前はやりたくてもできなかったことが実現できるようになってきた」と述べ、今まで難しかった日用消費財におけるデュアルファネルマーケティングについて、分析結果や事例を交えて紹介しました。

「デュアルファネル」とは、認知から購買までの新規顧客獲得のファネルと、既存顧客を管理するファネルの二つを合わせたもの。新規顧客獲得のためのファネルには「認知」「興味・関心」「検討」、既存顧客獲得のファネルには「リピート」「アップセル・クロスセル」「ロイヤルカスタマー化」が分類されます。

「多くの日用消費財は、消費者が『すでに使っている』『商品を知っている』ことが多いため、企業にとってはリピーターの獲得が重要になる」と矢島氏は語ります。

多くの日用消費財ブランドにとってはファネルの後半が重要

日用消費財で注目すべき既存顧客獲得のファネル。これはつまるところ、「誰がどのくらい買っているのか」という顧客の購買状況を把握することでもあります。

しかし、日用消費財の購買を、オンラインで正確に把握するのは難しいのが実情。そこで、「解像度を高く購買状況を把握するために欠かせないのが、Tポイントのような大規模な購買データです」と矢島氏。

特に、Tポイントはユーザーを一つのIDで識別できるため、例えば、今までコーヒーAのロイヤルユーザーだったけれど、3カ月後には別のブランド B に移ったというように、「今、どのユーザーが、どのファネルにいるのか」を追うことができます。

さらに、ブランドやカテゴリーを横断した“顧客当人の視点”から顧客を管理できるメリットもあります。

1ID管理のメリット
縦のブランドの視点から見ると、お茶については A さんが2本、Bさんが3本購入しており、一見Bさんの方が優良顧客に見える。しかし、1IDで実現する右側の緑色の目線から見ると、 A さんの方がメーカー全体で見ると優良顧客であることが分かる。このように、自社単位で見たときのロイヤルユーザーが発見できる。

矢島氏は、「『モノの売れ方の把握から、ヒトの状況の把握へ』と視点を変換することで、購買データは実践的なマーケティングに使えるものに変わってきています」と言います。

こうした考え方に基づいてデュアルファネルマーケティングの課題を解決するため、電通×CCCマーケティング共同で開発したソリューションモデルが「Shoppers Driven Platform(ショッパーズドリブンプラットフォーム)」です。

Shoppes Driven Platform

デジタル上の連携により、“分かる”データから“できる”データへ

「Shoppes Driven Platform」は、顧客の状態を随時可視化してフィードバックしていくための仕組みです。

セッションの後半では、Tポイントの大規模購買データを活用することで、Shoppes Driven Platformがどのような点で進化しているのか、最前線事例を通して説明されました。

<進化のポイント>

「ターゲットセグメントプロファイリング」
ターゲティングや分析のときに、デモグラ・趣味嗜好だけでなく、顧客のリアルな購買状況でターゲットを考えることができる。

「具体的な統合コミュニケーションプラン」
従来のようなテストマーケティングだけではなく、実際のデジタル上で十分な規模の打ち手が実行可能となった。

「効果測定PDCA」
単発キャンペーンの検証だけではなく、中長期的な検証を行うことで、長期間の顧客育成ができる。

「顧客ID視点のクロスブランド・クロスカテゴリー」
ブランド単体ではなく、メーカー全体でのLTV(顧客生涯価値)という考え方が加わった。

かつては難しかった日用消費財におけるデュアルファネルマーケティング。デジタル上の連携が実現することで、同領域でも、顧客起点のPDCAがビジネスレベルで展開できるようになってきました。

小林氏は最後に、「CCCマーケティングと電通のアセットを組み合わせることによって、デュアルファネルマーケティングが、より精度の高いものになると考えています。『 “分かる”データから“できる”データへ』をテーマに今後も進化を続け、皆さまのマーケティングをサポートしてまいります」と述べ、セッションを締めくくりました。

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