オスカー崩壊危機…契約解除のぺこぱがブレイク、全日本国民的美少女コンテストは風前の灯

 近年、大手芸能事務所のオスカープロモーションを辞めていった、もしくは活動を休止中のタレントが相次いでいる。2018年の原幹恵を皮切りに、草刈民代、ぺこぱ、忽那汐里、米倉涼子、ヨンア、長谷川潤、岸明日香、岡田結実……。

 女優・歌手・タレント・モデル・アーティスト、約6800名が所属しているという“美の総合商社”に今、いったい何が起きているのだろうか?

岡田結実が退社理由にきわどい言及

 所属タレントの相次ぐ退社については、創業者の古賀誠一氏が3月に代表取締役社長を退き会長に就任したことや、古賀氏の娘である常務と、その夫である専務の素行が原因ではないかと、一部で言われている。これに関して、3月末に退社した岡田結実が6月12日放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)で気になる発言をしていたという。

「米倉涼子など所属タレントが相次いで辞めたことについて聞かれると、岡田は『私はそことは関係ない位置の辞め方なんです』と主張したのです。米倉は新社長の石川薫氏の権力志向に辟易していたという話もありますが、岡田は単純に自分のやりたいことと事務所の考える方向性がズレていたので辞めた、と打ち明けています。つまり、米倉と自分では退社に至る動機が違ったということです。

 そう考えると、米倉が事務所の人事に納得がいかず飛び出したという話にも信憑性が出てきます。ほかのタレントも、そうした人事についていけなくなったことが離脱につながったとも考えられるでしょう」(テレビ業界関係者)

 前述した通り、オスカーから去っていった人材は女優ばかりではない。グラマラスなボディでグラビアアイドルとして一世を風靡した原幹恵は『志村けんのバカ殿様』(フジテレビ系)に腰元役でレギュラー出演、女優としても活躍していたが、18年に海外留学希望を理由に芸能活動を休業することを発表した。それ以降、いまだに復帰の声は聞こえてこない。また、同じくグラドルでは岸明日香も5月からフリーとして活動している。

オスカーを“戦力外”になってブレイクした芸人

 07年、オスカーは大手芸能プロダクションとしては後発ながら「バラエティー部門」を設立し、お笑い事業に参入した。「オスカープロお笑いライブ」を主催し、芸人も所属するようになったが、成果が芳しくなかったのか、19年5月に数人を残してお笑いから撤退してしまう。

「そのときに契約解除になったのが、今や大人気芸人となった、ぺこぱです。この後、カンニング竹山の誘いもあり、サンミュージックプロダクションに所属。同年12月の『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で3位の成績を残し、今やバラエティに引っ張りだこの存在になったことは言うまでもありません」(同)

 ちなみに、今もオスカーに残る数人の芸人のなかには、元B&Bの島田洋七、福山雅治のモノマネで知られる、みっちーなどがいる。今、オスカーはぺこぱのブレイクをどのような思いで見ているのだろうか。

「国民的美少女コンテスト」が風前の灯

 オスカーが芸能界で一大勢力を築いた最大の要因といわれるのが、主催する「全日本国民的美少女コンテスト」だ。1987年からほぼ年1回のペースで(数年空いたこともある)行われ、米倉、佐藤藍子、上戸彩、武井咲、剛力彩芽、忽那らを輩出してきた。「オスカーといえば国民的美少女コンテスト」というくらい、特に注力してきたイベントだ。しかし、最近は “異変”が起きているという。

「かつての出身者の顔ぶれと比べると、格落ち感が否めません。2012年の第13回でグランプリに選ばれたのは吉本実憂。一時期はかなり推されていたましたが、すっかり影が薄くなってしまいました。14年の第14回のグランプリは高橋ひかる。彼女も『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)で見かける程度です。17年の15回では井本彩花がグランプリを受賞していますが、多くの人は顔も思い浮かばないのではないでしょうか」(同)

 同コンテストは、その17年を最後に行われていない。次回はいつになるのだろうか?

藤田ニコル、剛力彩芽にも不穏な空気?

 また、藤田ニコルのギャラをめぐって彼女の母親とオスカーが対立関係にあると、3月に「週刊新潮」(新潮社)が報じた件も記憶に新しい。藤田の仕事が増えたことで人件費がかさんだため、事務所の取り分を増やしたところ、母親が猛反発し、一時は訴訟を辞さない状況になっていたという。記事のなかでオスカーは否定しているが、金銭トラブルとなれば事務所とタレントの双方にとってイメージダウンは免れない。

 さらに、剛力彩芽はZOZO創業者の前澤友作氏と熱愛、破局、復縁とプライベートの話題が先行している感が強く、女優としてのイメージ失墜も懸念されている。6月9日放送のバラエティ番組『華丸大吉&千鳥のテッパンいただきます!』(フジテレビ系)では自宅のキッチンをテレビ初公開し、自撮り動画で手料理を披露していたが、一時ほどの勢いはないと見るのが自然だろう。

 どうやら“オスカー帝国”に何かが起こりつつあるのは確かなようだ。ちなみに今、ほかにも退社が噂されるベテラン女優がいるというが、果たしてどうなるのだろうか。

(文=編集部)

中井貴一主演NHK時代劇『雲霧仁左衛門』史実と違う?徳川吉宗“ご落胤”事件とのズレ

『雲霧仁左衛門4』に登場の安部式部は実在の人物

 最近、時代劇が数少なくなったなかで、コンスタントに名作を提供してくれているのが、NHK総合の土曜時代劇だ。現在放映されている『雲霧仁左衛門4』は、時代設定を享保年間(1716~1736年)として話を進めている。

 中井貴一演じる主人公・雲霧仁左衛門の好敵手で、國村隼が演じる安部式部(あべ・しきぶ)は実在の人物である。

 安部式部信旨(のぶむね/1668~1724)は、家禄1000石の旗本の子として生まれた。安部家は一説に諏訪(すわ)一族の流れをくみ、梶の葉を家紋とする。旧今川家臣で、今川家没落後に家康に仕え、安部信盛(のぶもり)が1万9200余石の大名に取り立てられた。信盛の弟・安部正成が旗本になって、その孫が安部式部である。

 式部は24歳(満年齢)で父が死去して家督を継ぎ、御書院番(ごしょいんばん)、御使番(おつかいばん)という幕府の役職を経て、31歳で目付(めつけ)に登用された。旗本・御家人の監視、役人の勤怠などを監察する役職で、ここから長崎奉行などの遠国奉行、町奉行などに昇進する、旗本のエリートコースである。

 40歳の時に火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)に任命されたが、翌年離任。享保2年、49歳の時に再び火付盗賊改方に任命された。『雲霧仁左衛門』は安部式部が再任した頃を時代設定としているのだろう。

上司や捜査の相手も実在の人物なのだが

 火付盗賊改方の上司は若年寄なので、前シリーズ『雲霧仁左衛門3』では、安部式部が清水紘治演じる若年寄・大久保長門守(ながとのかみ)に呼びつけられる。この大久保長門守教寛(のりひろ)も実在の人物で、1万6000石のお大名である。若年寄は老中の一歩手前の要職で、大名クラスが任じられる(ちなみに、『雲霧仁左衛門4』に出てくる片岡重盛(しげもり)なる人物は実在しない)。

『雲霧仁左衛門3』では、田口浩正演じる外様大名の藤堂和泉守(とうどう・いずみのかみ)が登場した。伊勢津藩の藤堂家は当主が代々和泉守を名乗っているので、実在の人物にいそうだ。

 享保年間では、5代藩主・藤堂高敏(たかとし/1693~1728年)と、その養子で6代藩主・藤堂高治(たかはる/1710~1735年)がいる。高敏は享保以前に家督を継ぎ、享保13年に36歳(数え年なので、実際は35歳)で死去しているので、『雲霧仁左衛門』の時代設定がそれより前ならば高敏、それより後なら高治ということになる。

 実は安部式部が享保9年に在職のまま死んでいるので、おそらく高敏が30代前半の頃の話だったのではないかと思われる。ただ――田口浩正は30代前半にはどうにも見えなかったし、30代前半の外様大名が老中になろうだなんて、どんなにカネを積んでも無理だろう。

“天一坊事件の黒幕”(?)も、実在の人物……なのか?

 現在放映されている『雲霧仁左衛門4』では、小野武彦演じる老中・安藤帯刀(たてわき)なる御仁が登場してくる。確かに、享保の頃の老中に安藤という人物がいる。安藤対馬守信友(つしまのかみ・のぶとも)だ。

 ただし、安藤信友は吉宗の長男・徳川家重附きの老中なのだ。『雲霧仁左衛門4』では、吉宗のご落胤と称したあの「天一坊事件」の天一坊でひと悶着のドラマを起こそうとしていたのだが、この御仁は家重が将軍になったほうが出世できる。うーん。そんな人物が天一坊事件の黒幕というのはちょっと難しい気がする(この原稿は第3話までしか視聴していない時点で書いているので、話が急展開したら……どうしよう)。

 ちなみに、この安藤家は代々「重×」という名をつけるのが慣習で、信友もかつて重興(しげおき)、重行(しげゆき)と名乗っていたのだが、家重に遠慮して「重」の字をやめ、信友と改名した。

 そう、江戸時代は改名・改称が可能だし、実に多かった。じゃあ、信友が過去に「帯刀」と名乗っていた可能性はないのか。
ところがこの信友に限っていえば、それは絶対にあり得ない。なぜなら、安藤家には本家と分家があって、この信友さんは分家筋の出身。本家筋は紀伊徳川家の附家老で、その本家が代々「帯刀」を名乗っているのだ。

 では、本家の帯刀さんが老中になったことはないのかといえば、紀伊藩附家老は将軍家から見ると陪臣(家来の家来)にあたるので、原則として老中にはなれないのだ。

天一坊は実在の人物だが、そのとき安部式部はすでに亡き人

 ここで困ったことは、現在放映されている『雲霧仁左衛門4』では、将軍・吉宗のご落胤と称する天一坊(永山絢斗)が登場してくるのだが、天一坊が世に出てくるのが享保13年ごろで、安部式部がとっくにお亡くなりになった後のことなのだ。

 とはいえ、数少ない本格的時代劇なので、そうしたことには目をつむり、思う存分楽しみたいと思う。

安部本家の子孫は来年度の大河ドラマにも関係

 ちなみに、安部の本家は加増・転封を繰り返し、武蔵岡部藩2万230石を領した。

 岡部藩は今でいうと埼玉県深谷市に位置する。来年度のNHK大河ドラマの主人公は深谷市出身の渋沢栄一で、庄屋の子である栄一が岡部藩の代官の理不尽な振る舞いに激怒する場面が描かれることだろう。

「あぁ、この安部サンって、安部式部の本家の安部サンね」って思っていただければ幸いである。

(文=菊地浩之)

●菊地浩之(きくち・ひろゆき)
1963年、北海道札幌市に生まれる。小学6年生の時に「系図マニア」となり、勉強そっちのけで系図に没頭。1982年に國學院大學経済学部に進学、歴史系サークルに入り浸る。1986年に同大同学部を卒業、ソフトウェア会社に入社。2005年、『企業集団の形成と解体』で國學院大學から経済学博士号を授与される。著者に、『日本の15大財閥 現代企業のルーツをひもとく』(平凡社新書、2009年)、『三井・三菱・住友・芙蓉・三和・一勧 日本の六大企業集団』(角川選書、2017年)、『織田家臣団の系図』(角川新書、2019年)など多数。

JRA宝塚記念「得意な騎手」と「危険な騎手」でサートゥルナーリアのC.ルメール騎手に激震!? データが示した「あの名手」が急浮上!

 2020年上半期の総決算、宝塚記念(G1)が今週28 日に阪神競馬場で行われる。今年は18頭出走で、アドマイヤムーンが勝った2007年以来13年ぶりのフルゲートとなった。かなりゴチャつく多頭数で直線がやや短い内回り芝2200mは、波乱の香りが漂っている。

「過去10年、1番人気が馬券に絡んだのは7回で安定的に見えますが、1番人気が勝ったのはわずか2回しかありません。しかも、ここ5年の間では2着が2回のみという成績で、宝塚記念の1番人気はアタマで狙うのは危険だと言えるでしょう」(競馬記者)

 となれば、このグランプリレースで頼りになるのは“ジョッキーの腕”なのかもしれない。関係者やファンの間でも「宝塚記念が得意」と言われているジョッキーが2人いるのだが、過去20年の宝塚記念の騎手成績を見ると、確かに頷ける内容だ。

 1人は武豊騎手で、15回騎乗して1勝・2着1回・3着3回と、3レースに1回は馬券になっており、安定しているジョッキーだ。

 もう1人は池添謙一騎手で、こちらは13回騎乗し3勝・2着1回・3着1回と好成績を収めている。およそ勝率は.230、2.6レースに1回馬券になっている計算だ。武騎手に比べて勝ち切れており、すでに「グランプリ男」と呼ばれているのも納得である。

 この2名は宝塚記念で頼りになるジョッキーと言えるが、逆に狙うには、ちょっと「頼りないジョッキー」というのも存在する。

 まずは福永祐一騎手だ。過去20年で17回の騎乗機会がありながら【0.1.1.15】という成績で、ワグネリアンの復活に黄色信号が灯る。

 川田将雅騎手も、過去13回騎乗し【1.2.0.10】とまずまずだが、昨年1番人気に支持されながら2着と敗れ、安定株とは言いづらい。

 そして、C.ルメール騎手も宝塚記念との相性は悪い。過去5回騎乗して、1番人気が1回、2番人気が3回もあるのだが【0.0.0.5】と馬券になったことすらない。今回騎乗するサートゥルナーリアは人気になりそうだが、過信は禁物だろう。

 3人とも上位人気が予想されるだけに、迷ったら騎手で判断するのも良さそうだ。逆に混戦のレースとなれば、一発の期待ができそうなジョッキーもいる。2名紹介しておきたい。

 1人はM.デムーロ騎手。7回騎乗し【1.1.1.4】だが、馬券になり始めたのがここ4年以内なので、この宝塚記念においては勢いがある騎手と言えるだろう。

 もう1人、面白そうなのが浜中俊騎手。8回騎乗で【0.1.2.6】と数字的に弱く見えるが、11番人気以下の馬に騎乗していたことが5回もあり、馬券になったのは6番人気、10番人気、4番人気と10番人気以内の時だ。

「浜中騎手は、2015年のデニムアンドルビーの2着など、後方一気のレースで3着以内に持ってきています。今回のトーセンカンビーナは同じ脚質なので、ハマれば面白そうですよ」(同)

 浜中騎手が騎乗するトーセンカンビーナは人気薄だけに一発を期待したい。ジョッキーのレース相性を加味しつつ、どの馬が上位にやってくるのか、日曜日の発走までじっくりと考えることにしよう。

ドラマ『M』放送再開後に田中みな実の見せ場が急増でスピンオフ番組も…実質Wヒロインに

 4月スタートする予定だった春ドラマの放送がジワジワと始まっている。そのなかには、『ハケンの品格』(日本テレビ系)、『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)、『MIU404』(TBS系)などの各局を挙げた大作も多いなか、「話題性の意味では独走している」と言っても過言ではないのが、『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)。

 昭和の劇画を思わせるストーリー、ぶっ飛んだキャラクター、次々に流れる90年代のヒット曲など、すべてがネット上の話題となり、しかも「結局、一番おもしろい」「くだらないのに見てしまう」などと好意的な声が目立つ。

 ただ同作は4月18日の第1話から、25日の第2話、5月2日の第3話まで放送されてからコロナ禍による撮影休止によって中断していた。盛り上がり始めていた時期だけに1カ月超のブランクは痛かったはずだが、ここまでネガティブな影響は一切見られない。

 それどころか6月13日の第4話、20日の第5話は、ますます話題性が増すような内容だった。あらためて『M』は、なぜこれほど話題を集める作品となっているのか、そのポイントを掘り下げていきたい。

確信犯的な悪ノリを楽しめるか

『M』は浜崎あゆみの自伝的小説をドラマ化したものだが、あまりにも脚色の割合が大きく、もはや別の物語と言ってもいいだろう。浜崎とアユも、恋仲となる松浦勝人とマサも、まったくの別人格であり、「A VICTORY」と「エイベックス」も、まったくの別会社。似ていないどころか、名誉毀損で訴えられそうなレベルのイジリ方をしているが、ここまで、けれんみだらけにしてしまえば、苦笑いはしても、目くじらを立てにくいのではないか。

 第5話を振り返ってみても、恋愛シーンでは、FAXで熱烈な愛の告白をし、わざわざ渋谷のスクランブル交差点で抱き合い、波打ち際でバチャバチャ水をかけ合う。音楽シーンでは、プロデューサー同士がグーパンチで殴り合い、CDをお金で買い占めてランキングを上げ、ライバルが目の前で相手のCDを真っ二つに折り、CDがヒットしたらクラブでパーティーを開き、アルバムが1位を獲ったら会社のロビーでお姫様抱っこをしながら「これが神様の答えだー!」と叫ぶ。

 さらに、テレビ番組に出演したアユが「アユは…」「アユは…」「アユは…」と自分の名前を連呼して、世間の人々から「絶対バカだよね」「頭悪い」とののしられるなか、ラジオで「アユと一緒にバカになろう! アユと一緒に夢を見よう! みんなアユを信じろー!」と呼びかける一連のシーンは爆笑を誘った。

 これらはすべて「ネット上の反響狙いでつくられたシーン」に見えるかもしれないが、その感覚は正しい。脚本を手がける鈴木おさむは、コロナ禍での中断中に「ツイッターなどでみなさんのリアクションを拝見させていただきました。そうしたら、ちょっと欲が出た」「さらにいろいろと激しく、かなりエキサイティングに修正しました」と公言している。

 もともと鈴木おさむはツッコミどころ満載の1980年代大映ドラマをイメージして書いていることを公言していたが、「もっとエスカレートできる=もっとバズらせられる」と思ったのだろう。つまり確信犯的な悪ノリであり、今後はますます笑いながら、ツッコミを入れながら、SNSに書き込みながら、見られるということではないか。

ディープキスとスピンオフの意味

 そして、主人公のアユ以上に注目を集め、「もう一人のヒロイン」となっているのが、マサの秘書を務める姫野礼香。第1話からオレンジ眼帯と狂気じみた言動でインパクトを放っていたが、放送再開後は礼香の出演シーンが明らかに長くなっている。

 第5話で、礼香を演じる田中みな実は、三浦翔平、白濱亜嵐とのキスシーンがあり、なかでも白濱とは10秒を超えるディープキス。白濱が「僕、食べられてると思った」と笑ってしまうほどの濃厚なキスで視聴者の度肝を抜いた。このあたりの撮影はコロナ禍が深刻化する前のようだが、今ではめったに見られない濃厚接触シーンだけに、制作サイドは「してやったり」の心境だろう。

 それ以外でも礼香はアユやマサの出没する場所に現れ、恐怖というより笑いに近い怪しげな姿を見せている。もともとスポット的に登場させる脇役のはずが、主役以上に見せ場の多いキャラクターになったのは、田中みな実の勢いであるとともに、スタッフたちが話題性重視の方針に振り切ったことの証だろう。当然ながら、礼香が目立つドラマになるほど、原作や浜崎あゆみのサクセスストーリーからはかけ離れていく。

 さらに、6月27日24時5分からスピンオフ『L~礼香の真実~』がABEMAプレミアム会員限定配信されることが発表された。こちらは礼香の秘められた過去に迫る物語で、「なぜ異常なまでの執着心を持ち、愛のためなら手段を選ばない女性になったのか」が描かれるという。

 地上波の第6話放送直後に、『スピンオフ「L~礼香の真実~」徹底紹介!』というPR番組が放送されることも含め、スタッフたちは「オリジナルキャラクターの礼香と人気絶頂の田中みな実を飛び道具として活用するだけでなく、ダブルヒロインのように遊び尽くそう」と思っているのではないか。

 鈴木おさむは礼香について、「ぶっ飛んでいけばいくほど、切なさが際立つ」と語っていた。ただの狂気じみた女で終わるのか、それとも涙を誘うシーンがあるのか。最後までアユやマサと同等以上にネット上をにぎわせてくれるはずだ。

主演・安斉かれんは「ヘタ」「大根」なのか

 最後に触れておきたいのは、主演を務める安斉かれんの演技。ネット上には「ヘタ」「大根」などの声が飛び交っているが、当作は「ドラマ初挑戦の安斉がどう成長していくのか」を楽しむドキュメンタリーでもある。

 また、鈴木おさむが「イメージして書いた」という大映ドラマ『スチュワーデス物語』の主演女優・堀ちえみも当時は同レベルだったため、安斉もそれに合わせてスタートしたのかもしれない。

 さらに深読みすれば、「三浦翔平、田中みな実、高嶋政伸らが演じるキャラクターが過剰なほど濃いため、ヒロインは淡泊な演技の安斉のほうがバランスは取れる」という見方もできる。視聴者にとって、「安斉は本当に大根なのか?」「最後まで成長するのかしないのか?」を見届けるという連ドラならではの楽しさもあるのだ。

 新型コロナウイルスの脅威がいまだ収まっていないだけに、『M』くらいバカバカしく、何も考えずに笑えるドラマがあってもいいのではないか。少なくとも、深刻さを感じさせる刑事ドラマや医療ドラマより時流に合っている。

(文=木村隆志/テレビ・ドラマ解説者、コラムニスト)

●木村隆志(きむら・たかし)
コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者、タレントインタビュアー。雑誌やウェブに月20~25本のコラムを提供するほか、『新・週刊フジテレビ批評』(フジテレビ系)、『TBSレビュー』(TBS系)などに出演。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもある。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超え、ドラマも毎クール全作品を視聴。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』(TAC出版)など。

「だしソムリエ1級」はんにゃ・川島が選ぶ、おススメの市販「だしパック」とは?

 

 2010年、「ズクダンズンブングンゲーム」で話題になったお笑いコンビ・はんにゃ。ツッコミの川島章良さんは、2015年、プロポーズをする直前に腎臓がんを告知される。その後、手術を経て回復。現在はお笑い芸人のほか講演活動も行い、2児の父でもある。

そんな川島さんがこの1年間でなんと18kgのダイエットに成功! その秘訣となった「だしパック」を使ったダイエットレシピ集『だしパックを入れるだけ! がまんなしでやせる はんにゃ川島の魔法のだしパックダイエット』(扶桑社刊)が刊行された。

今回はおススメの市販だしパックや、これからの季節にピッタリの意外性のある料理などを川島さんご本人にご紹介してもらった。インタビュー前編はこちら(※外部サイト「新刊JP」)。

(聞き手:金井元貴/新刊JP編集部)

 

■だしソムリエ1級の川島さんが選ぶ、おススメ「だしパック」

――本書にはおススメのだしパックが紹介されています。今回、本で使ったのは「かね七 料亭仕込み 天然だしの素パック」ですね。だしパック選びでポイントはありますか?

川島:そうですね。あとは、「マエカワテイスト 天然だしパック テイスト」「津乃鶴 津乃鶴だし」を取り上げています。

 ポイントはだしパックに何が入っているか、ですね。カツオ節、昆布、シイタケが入っていることが重要なことです。もう一つは、だしの粉末の粒子がなるべく細かいものがいいでしょう。粒子が荒いと、パックを破いて使ったときに、料理の邪魔になってしまうときがあるんです。

 ここで取り上げているおススメだしパックは、どれも使いやすいですし、深いだしの味わいを楽しむことができます。

――川島さんが「だし」にハマったきっかけを詳しく教えてください。

川島:前編でもお話したように、もともとだしに馴染みはありました。ここまでハマったのは自分でだしを取ったり、だしパックを使って料理をし始めてからですね。味噌汁がめちゃくちゃ美味かったんですよ。

 そこから鍋を試してみて、他にも合う料理はないかと探して、カレーですね。カレーも美味しいです。カレーを作るときの水をだし汁に変えてみたら、めちゃくちゃ美味くて。その中で、だしってカツオ節、昆布、シイタケから抽出されているんだから、栄養にもいいんじゃないかというところで、ダイエットにも使えそう、と。そういう流れです。

――また、レシピ集の中にある「だし酢」や「だしオイル」は意外性がある調味料で、作ってみたくなりました。

川島:これもおススメです。「だしオイル」はオリーブオイル+だしパック、「だし酢」は酢+だしパックで簡単につくれます。

 実は僕はもともと酢があまり好きではないんです。でも、健康に良いですし、食生活に取り入れていくべきだと思って作ってみたんですね。そうしたら、すごくまろやかな味になって。また、「だし酢」に他の調味料を加えてもOKです。例えば、梅や柚子胡椒を入れたりすると味わいがまた変わります。おススメです!

■塩分も控えめ「だしパックダイエット」レシピ

――どんな人に『だしパックダイエット』のレシピを実践してほしいですか?

川島:まずはダイエットをしたい方にぜひ読んでほしいです。ダイエットを始めたけれど続かないという人には特に。僕自身も続けられない人だったんですけど、だしパックダイエットは1年間続けることができています。

 あとはやはりご年配の方や血圧が気になっている方にも読んでほしいですね。どうしても普通の食事って塩分が多くなってしまうじゃないですか。美味しいものを食べたい。でも塩分を控えないといけないという時に、天然のうま味をだしパックを通して味わってほしいな。

――私は一人暮らしですが料理をすると塩分が多くなりますから、そういう人にも役立ちますね。

川島:健康的に料理を美味しく楽しめるので、ぜひ。ダイエットって、痩せるのが目的ではなく健康的な体になることが大切です。だから、「だしパックダイエット」とは言っていますが、ダイエットという概念を捨てていただいて、長生きするためにだしを活用してほしいなと思いますね。

―― 一つおススメレシピを教えてください。

川島:そうですね。人気レシピ第6位の「和風よだれ鶏」ですかね。意外とヘルシーで辛みもあるので代謝もよくなります。だから、ダイエットにもおすすめです。これはぜひお酒と一緒に食べたいですね。もちろん、飲みすぎはNGですけど(笑)。

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

JRA武豊「函館王者」に黄色信号!? 横山武騎手「強い勝ち方だった」ルーチェドーロが7馬身差レコードで圧勝デビュー!

 27日、函館競馬場で行われた新馬戦は、1番人気のルーチェドーロ(牡2歳、美浦・高橋裕厩舎)が優勝。2着に7馬身差をつける、圧倒的なスピードを見せつけた。

 8頭立てで行われたダート1000mのレース。スタートを決めたルーチェドーロは、鞍上の横山武史騎手が軽く促すと、スピードの違いでハナへ。1000mのレースということもあって後続も必死に食い下がったものの3、4コーナーで逆に突き放されると、あとはワンサイドだった。

 最後の直線に入った時には、すでに5馬身以上の差をつけていたルーチェドーロ。結局、横山武騎手が1度もムチを入れることなく、残り100mほどは流したままゴール。それで従来のコースレコードを更新してしまうのだから、スピードは非凡なものがありそうだ。

「レース前に陣営が『標準以上の動き』と自信を持っている様子でしたが、その通りの走りでしたね。いかにも短距離馬といった走りで、距離には限界がありそうですが、この条件なら相当なところまで行けそうなスピードを感じました。

レース後、横山武騎手も『ラスト100mは流す余裕もあった。強い勝ち方だった』と大きな手応えを受けていた様子でした」(競馬記者)

 ルーチェドーロの父は、今夏に初年度産駒がデビューしている新種牡馬のマクフィ。現役時代には英2000ギニー(G1)や、ジャックルマロワ賞(仏G1)を快勝した一流マイラーだった。

 2016年に日本軽種馬協会が購入したことで、日本でこそ新種牡馬という扱いだが、すでに英国とニュージーランドで供用されており、仏2000ギニー(G1)やフォレ賞(仏G1)を勝ったメイクビリーヴを筆頭に、オーストラリアでもG1馬を輩出した実績を持っている。

「持ち込み馬のアールブリュットという馬がJRAで4勝を上げていますし、すでに海外で実績を残しているスピード型の種牡馬ですから。日本の供用初年度から142頭に種付けされ、ここ3年も100頭以上の繁殖牝馬を集めるなど人気は上々。今回のルーチェドーロのレコード勝ちで、ますます注目度が高まるでしょうね。

この時期のダートの短距離はなかなか適鞍がない条件ですが、これだけスピードがあれば、芝でもやれるんじゃないでしょうか。もし函館2歳S(G3)に進むなら、面白い存在になりそうです」(同)

 今年の函館2歳Sといえば、20日の新馬戦を武豊騎手と共にレコード勝ちしたモンファボリが、早くも大本命に推されている。そんな大器にとっても、ルーチェドーロのスピードは驚異になりそうだ。

 今年の新種牡馬はドゥラメンテ産駒こそまずまずだが、期待されたモーリス産駒が出遅れるなど、全体的に苦戦が続いている。“中途採用”された異例の新人マクフィが、今年の新種牡馬争いに風穴を開けるかもしれない。

「専門家会議廃止」の裏に緊急事態宣言解除めぐる安倍官邸との対立! 今井─西村ラインが経済優先を批判する専門家会議に逆ギレ

 昨日27日は感染者が全国で100人を超えるなど、再び感染拡大の様相を呈し始めた新型コロナ。そんななか、24日の会見で西村康稔コロナ担当相が突然、新型コロナにかんする政府の専門家会議を廃止すると発表したことに波紋が広がっている。  同時刻に日本記者クラブで会見をおこなって...

今年に入って0本…吉岡里帆、突然テレビドラマから“消えた”理由

 5月29日、女優の吉岡里帆がインスタグラムで仕事が本格的に再開したことを明かした。新型コロナウイルス感染拡大の影響でラジオとナレーション以外の仕事はストップしていたようだが、緊急事態宣言解除に伴い活動も正常化しつつあるようだ。

 吉岡は昨年10月期の『時効警察はじめました』(テレビ朝日系)以降、今クールも含め3クール連続で連続テレビドラマへの出演はなし。一昨年の2018年は主演作も含め2本の連ドラに出演し、昨年も『時効警察』以外に単発モノのドラマに出演していただけに、突然テレビドラマから姿を消したことが一部で話題にもなっている。

「今年はCMと映画、舞台の仕事ばかりで、ドラマへのオファーは一旦断っています。ここ数年、本人はドラマで主演を任せられるようになってから視聴率が取れないことでずっと悩んでおり、周囲には『ドラマに出演することが、すべてじゃないですね』『努力が数字になるわけじゃないんだなぁって……』などとこぼすこともあったようです。

 そんな時に『時効警察』へ出演が決まり、共演する麻生久美子との出会いが吉岡を変えた。吉岡は、ドラマで主要キャストを演じれば視聴率も取らなくちゃいけないし、それが責任なんだと痛感したようです。『時効警察』は深夜枠でも長い間愛されているドラマなので、ドラマの仕事への価値観が変わったと話しているといいます。麻生は映画に多く出ているので、撮影中よく相談にも乗ってもらっていたようで、麻生も若い頃にグラビアなどで青年誌によく出ていたので、吉岡の苦悩がわかるのかもしれません」(芸能界関係者)

 もっとも吉岡は現在、10社近くの企業CM数に出演しており、“CM女王”と呼べるほど仕事は好調だ。

「本人は役者としての貪欲さを捨てず、将来的には映画女優を目指し、今は“とにかく映画か舞台がやりたい”とやる気は十分の様子。ただ、事務所的にはもっとドラマに出演して男性ファンも増やしたいらしく、本人と目指す方向が少し違って、お互いに歯がゆい部分があるでしょうね」(別の芸能界関係者)

 吉岡は自身の人気に火をつけたグラビアをいつからか敬遠するようになったが、昨年末には1年4カ月ぶりに『プレイボーイ』(集英社)でグラビアを披露し話題を呼んだ。今後も活躍の場を広げて、“理想の女優”に近づいていってものだ。

(文=編集部)

 

パチンコ「新時短システム」戦国時代へ突入!「超・激アマ」機が間もなく降臨!?

 パチンコ界に革命を起こそうとしている「遊タイム」。この新機能は、規定回転数を消化すると発動する時短システムだ。

 パチスロの「天井」を例えに出されることも多いが、あくまでも時短であり大当りが約束されるわけではない。しかし「救済的なシステム」として、新たな可能性を示してくれそうな気配だ。気になるのはユーザーの反響だが…。

 遊技産業未来研究所が開催したウェブ視聴によるセミナー「第48回未来研究会オンライン」が、すでにデビューを果たしている2機種の稼働を紹介した旨が報じられ話題だ。「順調な滑り出し」と評価しているように、現状では上々の反響を得ていると言えるだろう。

 そんな遊タイムを搭載した新機種は、今後も続々と登場予定。「超・激アマ!?」と話題のアノ機種や「ライトミドルの覇権」を狙う人気コンテンツなど、スタンバイしている新台を特集したい。

『P仮面ライダー轟音』(京楽産業.)

 遊タイム搭載機の中でも特に注目度の高い本機。ミドルスペックとなっており、気になる遊タイムは低確率「950回転」消化で発動する。到達後は「時短1200回」が約束される仕様。その間に大当りを引き当てる確率は驚愕の「約98%」を誇る。

 ST継続率は約83%。右打ち時の1500発比率は80%と、そのポテンシャルは相当高い。早い段階より「激アマでは!?」と話題になっていたことも納得の仕上がりだ。「その旧(ふる)い時短で、戦うつもりか!?」と宣言する本機が、ホールの救世主となる可能性は十分にあるだろう。

『P交響詩篇エウレカセブン HI-EVOLUTION ZERO』(サミー)

 サミー製として登場する人気コンテンツ『エウレカ』が、「ライトミドルの覇権」を狙っている。本機は大当り確率約1/199.8のライトミドルスペックで、初当り時は基本的に3R(約450個)消化後に時短「100回転」に突入する仕様。ここで再度大当りを引ければST150回がスタートする。

 ST継続率は「約80%」を誇り、電チュー大当り時は「75%で約1500or約1050発」を得ることが可能。STにさえ突入できれば、瞬く間に大量出玉を獲得できそうだ。

 注目の「遊タイム」は低確率599回転を消化した後に発動。その後は「最大100回転」の時短に突入する。パチンコ専用演出を多数搭載している点も見どころの一つ。ファンならずとも興味を惹かれる要素は満載だ。

『P戦国乙女6 暁の関ヶ原』(平和)

 平和が誇るキラーコンテンツ最新作は、一種二種混合タイプの攻撃型ライトスペックとして登場。時短を含む「666回転」消化で、電サポ「171回転」の「突RUSH」がスタートする仕様だ。

 ライトミドルとは思えぬ出玉性能も本機の特徴。RUSHの継続率は「約80%」、その間の「1500発比率が75%」と強烈な一撃に期待できそうである。多彩な演出を可能とした新筐体で登場するなど、ヒットの可能性を十分に感じさせる仕上がりだ。

パチンコ店の許せぬ「極悪行為」… あわや「稼働停止」になる嫌がらせ!?


 パチンコ店というのは、お客様が大切なお金を使って遊技されているが故、営業が成り立っております。だからこそ、ホール側は親切丁寧な接客でおもてなししなくてはならないと考えているのです。

 しかし、どれだけ気持ちの良い接客を心がけても、それによってお客様が勝者となれる訳ではありませんし、中にはホール店員の接客を鬱陶しいとさえ思っている方もいるかもしれません。

 それこそ、私がパチンコ店員だった頃、お客様に高圧的な態度をされたり、邪険にされる事も多々ありました。お客様の立場になれば、そういう態度をとってしまうお気持ちも分かります。

 ただ、ホール店員とて人間です。あまりにもひどい態度をされたりすれば、さすがに傷つきますし、時には「そんなにイライラするならパチンコを打たなければいいのに」と思ってしまう事も正直ありました。

 無論、そういった感情を表に出してしまうのはホール店員として失格ですから、湧き出る思いを胸に留めて接客をしていたのですが…実は、そんな私でも絶対に許せないお客様の行動があるのです。

 それは、パチンコ店に対する「嫌がらせ行為」でございます。

 負けた腹いせと言わんばかりに、某機種の当りを知らせる告知ランプが熱によって意図的に溶かされていたり、遊技台にガムが付けられている。そんな光景はみなさんもご覧になったことがあるかもしれません。

 上記のような行為も十分「営業妨害」にあたると思いますが、私がホール店員だった頃、これらがかわいいとさえ思ってしまうような「とんでもない嫌がらせ」をされる事もありました。

 今回は、私が目の当たりにしたホールへの「嫌がらせ」で特に印象的だったものをご紹介します。

 まず一つ目は「トイレでの嫌がらせ」です。いつものようにホールを巡回していたある日、慌てた様子のお客様が私のもとへ駆け寄ってきて「男性トイレ水浸しで入れないよ!」との報告がありました。

「水道管が破裂してたらどうしよう」私は最悪の事態を想定しつつ、急いでトイレへ向かったのですが…そこには「悪意に満ちた光景」が広がっていたのです。

 予備として置いてあった新品のトイレットペーパーが全ての個室の便器に詰め込まれて水が流れないようにされ、更には清掃用具入れにあるシンクの排水溝が塞がれ、水が流しっぱなしになっておりました。

 あまりの衝撃的光景に愕然としました…溢れかえった水をふき取り、便器の水が流れるようにするのにスタッフ4人掛かりで一時間は要したでしょう。その間、男性トイレは完全に封鎖せざるを得ませんでした。

 勤めていたホールにはトイレに監視カメラは設置していなかったため、犯人を特定することはできませんでしたが、それ以降トイレでの悪戯を固く禁止するポップを掲示して警戒を促したのは言うまでもありません。

 そしてもう一つ「遊技台への嫌がらせ」で、あわや“稼働停止”になるほどの行為を受けたことがございました。

 私がホールを回りながら遊技台の清掃をしていた時の話です。空き台を1台1台清掃していた際、パチンコ台の上皿がジュースでベタベタになっているのに気づきました。

 最初は「飲んだ時にちょっとこぼしちゃったのかな」程度に思いながら清掃していたのですが…。「玉の発射台まで浸透しているかも」と念のため台を開けてみたところ、なんと台の中までジュースまみれになっていたのです。

 案の定、遊技台は玉を発射する機能を失い、更にはあらゆる配線にジュースが付着して非常に危険な状況となっておりました。

「ちょっとこぼした程度の話じゃない」と嫌な予感がした私は、カメラチェックを行ったのですが、そこには衝撃の光景が映っていたのです。

 大当りが引けずにイライラしているのか、激しい貧乏ゆすりをしていた人が突然立ち上がり、手持ちのジュースを上皿にドバドバと流し込んで出口へと向かい、自動ドアに蹴りを入れて去っていっていく姿が映し出されておりました。

 幸い、遊技台は問題なく稼働を再開する事ができ、当事者を要注意人物として警戒しておりました。次来店された際には厳重に注意しようと心に決めていたのですが、この人が再び訪れることはありませんでした。

 このように、ホールに対する「嫌がらせ」は後を絶たない状況です。思い通りに遊技ができていない際に、腹を立てる気持ちも分かりますが、健全な遊技をしていただけると幸いです。

(文=ミリオン銀次)